JPH09295804A - シリカ薄膜の製造方法 - Google Patents

シリカ薄膜の製造方法

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JPH09295804A
JPH09295804A JP11360796A JP11360796A JPH09295804A JP H09295804 A JPH09295804 A JP H09295804A JP 11360796 A JP11360796 A JP 11360796A JP 11360796 A JP11360796 A JP 11360796A JP H09295804 A JPH09295804 A JP H09295804A
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JP
Japan
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thin film
substrate
silica thin
alkoxysilane
silica
Prior art date
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Application number
JP11360796A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Imai
宏明 今井
Koji Tsukuma
孝次 津久間
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Tosoh Corp
Original Assignee
Tosoh Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の目的は、これらの課題を解決し、非晶
質シリカ薄膜を低温で、かつ任意形状の表面に形成でき
る新規なシリカ薄膜の製造方法を提供することにある。 【解決手段】アルコキシシラン、アルコ−ル、アンモニ
ア及び水からなる溶液に、基材を浸漬し、室温以上10
0℃以下の温度で保持することにより、アルコキシシラ
ンの加水分解により生成したシリカを基材表面に析出さ
せるシリカ薄膜の製造方法、及び、その製造方法におい
て、アルコキシシランとしてSi(OC2 H5 4 、溶媒
であるアルコ−ルとしてC2 5 OH、或いはCH3
H、触媒としてアンモニア水を用い、各々、以下の濃度
範囲内に収まるように混合した溶液に基材を浸漬し、保
持することにより、その表面にシリカ薄膜を形成するこ
とを特徴とするシリカ薄膜の製造方法。 Si(OC2 5 4 : 0.01〜0.5モル/リットル NH3 : 1〜7モル/リットル H2 O/Si(OC2 5 4 のモル比 : 5〜100

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はシリカ薄膜の製造方
法に関し、そのシリカ薄膜は、電気的絶縁膜、高純度保
護膜、光導波路形成膜などとして利用できる。
【0002】
【従来の技術】従来、低温で基材表面にシリカ薄膜を形
成する化学的方法として、ゾル−ゲル法がよく知られて
いる。ゾル−ゲル法は、アルコキシシラン溶液をディッ
ピング、スピニングなどで基材表面に塗布し、表面上で
加水分解重合反応を行わせて膜形成する方法である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】シリカ薄膜のゾル−ゲ
ル法は、低温で比較的短時間に膜形成できる方法である
が、課題として、(1)曲面など形状が複雑な面には膜
形成が難しい。(2)通常、膜厚を0.5μm以上に厚
く形成することが困難である。(3)膜を形成するシリ
カ中に有機物、水などが残存しやすく、高温加熱を必要
とする場合があるなどが挙げられる。
【0004】本発明の目的は、これらの課題を解決し、
非晶質シリカ薄膜を低温で、かつ任意形状の表面に形成
できる新規なシリカ薄膜の製造方法を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を解決するために鋭意検討を行った結果、アルコキシ
シラン、アルコ−ル、アンモニア及び水からなる溶液に
基材を浸漬しておくだけで、加水分解したシリカが基材
表面に堆積し膜が形成されることを見出だし、本発明を
完成させるに至った。
【0006】すなわち、本発明はアルコキシシラン、ア
ルコ−ル、アンモニア及び水からなる溶液に、基材を浸
漬し、室温以上100℃以下の温度で保持することによ
り、アルコキシシランの加水分解により生成したシリカ
を基材表面に析出させるシリカ薄膜の製造方法である。
【0007】薄膜形成に適するアルコキシシラン、アル
コ−ル、アンモニア及び水からなる溶液とは、アルコキ
シシランとしてSi(OC2 5 4 、溶媒であるアル
コ−ルとしてC2 5 OH、或いはCH3 OH、触媒と
してアンモニア水を用い、それぞれが以下の濃度範囲内
で混合された溶液である。
【0008】 Si(OC2 5 4 : 0.01〜0.5モル/リットル NH3 : 1〜7モル/リットル H2 O/Si(OC2 5 4 のモル比 : 5〜100 以下、本発明をさらに詳細に説明する。
【0009】本発明のシリカ膜形成は、通常、テトラエ
トキシシラン、エチルアルコ−ル、アンモニア水を用
い、これらを所定量混合攪拌した後、そこに基材を浸漬
し、室温或いは加温(100℃以下)した状態で数時間
から数十時間保持することにより行える。
【0010】基材表面に膜が形成されるかどうかは、ア
ルコキシシランが加水分解して生成するケイ酸コロイド
の重合状態と濃度に支配されており、調製する溶液組成
は重要である。
【0011】アルコキシシランとしてはSi(OC2
5 4 が最も好ましい。その濃度は0.01〜0.5モ
ル/リットルの範囲とする必要がある。0.01モル/
リットル以下では、濃度が薄すぎるため、観測可能な膜
が得られない。また、0.5モル/リットル以上では、
加水分解したケイ酸の重合速度が高まり、すべてが球状
シリカ粒子となり、膜形成は起こりにくくなる。膜形成
に最も好ましい濃度は、0.05〜0.2モル/リット
ルである。
【0012】アンモニアは加水分解を促進するために添
加する。その量は、1〜7モル/リットルの範囲であ
る。溶液のpHとしては、11.5〜12.5の範囲に
なるようにすることが好ましい。
【0013】H2 Oは加水分解を起こしケイ酸コロイド
を生成させるのに必要である。その量は、アルコキシシ
ランに対してモル比で5〜100の範囲である。さらに
好ましい範囲は20〜50である。
【0014】溶媒として用いるアルコ−ルは、エチルア
ルコ−ルまたはメチルアルコ−ルでよいが、エチルアル
コ−ルが最も好ましい。
【0015】膜の形成は調製液に基材を浸漬し、一定温
度に所定時間保持することで実施できる。基材として
は、ソ−ダライムガラス、シリカガラスなどのガラス、
ポリエチレン、塩化ビニ−ルなどのプラスティックス、
シリコンなどいずれのものでもよい。
【0016】保持温度は室温でもよいが、膜の形成速度
を大とするには、50〜70℃に加温することが好まし
い。この場合、溶媒であるエチルアルコ−ルの蒸発を防
ぐ目的で、密閉容器で行ってもよい。
【0017】膜の形成速度は例えば、Si(OC
2 5 4 0.1モル/リットル,NH32.4モル/
リットル、H2 O/Si(OC2 5 4 (モル比)=
30の溶液に基材を浸漬し、60℃に保持した場合、3
0nm/時間であり、保持時間によって膜厚を制御する
ことができる。
【0018】本発明で得られるシリカ膜は、析出状態で
もSiO2 以外の含有成分、例えばOH,H2 O及びエ
チル基などの有機物が非常に少ない。300℃以上に加
熱すれば、これら含有成分は除去され、純度の高いシリ
カ膜とすることができる。
【0019】以下、実施例によって、本発明をさらに説
明するが、本発明は実施例に限定されるものではない。
【0020】
【実施例】
実施例1 テトラエトキシシランSi(OC2 5 4 16ミリリ
ットルとエチルアルコ−ル68ミリリットルを混合した
溶液、並びに28wt%NH3 水50ミリリットルとエ
チルアルコ−ル204ミリリットルを混合した溶液を調
製し、これらを混合攪拌した後、そこに基材であるシリ
コン基板、ソ−ダライムガラス板、シリカガラス板をそ
れぞれ浸漬した。容器をフィルムで密閉し、60℃の恒
温槽に24時間保持した。
【0021】基材を取り出し、形成された膜を赤外線吸
収スペクトル(IR)、電子プロ−ブマイクロアナライ
ザ−(EPMA)、走査電子顕微鏡(SEM)で調べ
た。
【0022】IRでは1080cm-1にSi−O−Si
に帰属される大きな吸収ピ−クが観察され、EPMAで
は、Si=32atm%、O=65atm%が検出され
た。SEMでは、厚さ0.5μmの膜がすべての基板表
面に認められた。以上の結果から、非結晶質シリカ膜が
形成されることが判った。
【0023】実施例2 実施例1と同様の溶液に、基材としてシリコン基板を浸
漬し、室温で24時間保持した。取り出した基材表面に
は厚さ0.3μmのシリカ膜が形成されていた。
【0024】実施例3 実施例1と同様の試薬を用い、NH3 濃度を2モル/リ
ットル、H2 O/Si(OC2 5 4 (モル比)を4
0に固定し、Si(OC2 5 4 濃度だけが0.05
モル/リットル、0.1モル/リットル、0.2モル/
リットルと異なる3種類の溶液を調製した。
【0025】そこにシリカガラス板を浸漬し、60℃の
恒温槽に24時間保持した。取り出した基材表面にはそ
れぞれ厚さ0.3μm、0.5μm、0.7μmのシリ
カ膜が形成されていた。
【0026】
【発明の効果】本発明のシリカ薄膜の製造方法によれ
ば、非晶質シリカ薄膜を低温で、かつ任意形状の表面に
形成できる。このシリカ薄膜は液晶表示基板の絶縁保護
膜、光導波路形成のためのシリカ膜、ソ−ダガラスなど
の高純度保護膜、半導体回路の絶縁保護膜、プラスティ
ックスのコ−ティング膜など工業的用途に利用できる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アルコキシシラン、アルコ−ル、アンモニ
    ア及び水からなる溶液に、基材を浸漬し、室温以上10
    0℃以下の温度で保持することにより、アルコキシシラ
    ンの加水分解により生成したシリカを基材表面に析出さ
    せるシリカ薄膜の製造方法。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の製造方法において、アル
    コキシシランとしてSi(OC2 5 4 、溶媒である
    アルコ−ルとしてC2 5 OH、或いはCH3 OH、触媒
    としてアンモニア水を用い、各々、以下の濃度範囲内に
    収まるように混合した溶液に基材を浸漬し、保持するこ
    とにより、その表面にシリカ薄膜を形成することを特徴
    とするシリカ薄膜の製造方法。 Si(OC2 5 4 : 0.01〜0.5モル/リットル NH3 : 1〜7モル/リットル H2 O/Si(OC2 5 4 のモル比 : 5〜100
JP11360796A 1996-05-08 1996-05-08 シリカ薄膜の製造方法 Pending JPH09295804A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003078320A1 (en) * 2002-03-19 2003-09-25 National Institute Of Advanced Industrial Science And Technology Thin silica film and silica-titania composite film, and method for preparing them

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