JPH09296471A - 鋼管杭への高耐蝕性金属被覆板の被覆方法 - Google Patents
鋼管杭への高耐蝕性金属被覆板の被覆方法Info
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- JPH09296471A JPH09296471A JP11401596A JP11401596A JPH09296471A JP H09296471 A JPH09296471 A JP H09296471A JP 11401596 A JP11401596 A JP 11401596A JP 11401596 A JP11401596 A JP 11401596A JP H09296471 A JPH09296471 A JP H09296471A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、海洋構造物の基礎等に用いられ高
耐蝕性が要求される鋼管杭に、チタン板またはチタン合
金板、ステンレス板等の高耐蝕性金属板を円筒体に形成
して、鋼管杭に嵌入(外挿)して被覆・固定する場合に
おいて、鋼管杭打ち込み後の鋼管杭の海水スプラッシュ
帯領域に応じて、最適長の円筒体を最適位置に被覆・固
定できる鋼管杭への高耐蝕性金属板の被覆方法を提供す
る。 【解決手段】 被覆筒体の端部内周に発泡性樹脂による
樹脂リングを接着させ、該被覆筒体を海中に打ち込まれ
た鋼管杭に嵌入して該鋼管杭の海水スプラッシュ帯領域
の所定位置に調整した後、発泡性樹脂の発泡膨脹による
被覆筒体を鋼管杭に固定し、被覆筒体と該鋼管杭間に形
成された間隙に充填材を圧入することを特徴とする。
耐蝕性が要求される鋼管杭に、チタン板またはチタン合
金板、ステンレス板等の高耐蝕性金属板を円筒体に形成
して、鋼管杭に嵌入(外挿)して被覆・固定する場合に
おいて、鋼管杭打ち込み後の鋼管杭の海水スプラッシュ
帯領域に応じて、最適長の円筒体を最適位置に被覆・固
定できる鋼管杭への高耐蝕性金属板の被覆方法を提供す
る。 【解決手段】 被覆筒体の端部内周に発泡性樹脂による
樹脂リングを接着させ、該被覆筒体を海中に打ち込まれ
た鋼管杭に嵌入して該鋼管杭の海水スプラッシュ帯領域
の所定位置に調整した後、発泡性樹脂の発泡膨脹による
被覆筒体を鋼管杭に固定し、被覆筒体と該鋼管杭間に形
成された間隙に充填材を圧入することを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば海洋構造物
において用いられ、高耐蝕性が求められる鋼管杭に、チ
タン板またはチタン合金板あるいはステンレス板等の高
耐蝕性金属被覆板を被覆する方法に関するものである。
において用いられ、高耐蝕性が求められる鋼管杭に、チ
タン板またはチタン合金板あるいはステンレス板等の高
耐蝕性金属被覆板を被覆する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】海洋構造物として使用される鋼管杭は海
水面でのスプラッシュに晒され、この部分での腐食の進
行が他の部分に比べると大きいために、スプラッシュゾ
ーンにおける耐用性が求められる。そのために、鋼管杭
の海水スプラッシュ帯領域をステンレス板やチタン板等
の高耐蝕性金属板で被覆し、耐蝕性をさらに強化するこ
とが行われるようになってきている。
水面でのスプラッシュに晒され、この部分での腐食の進
行が他の部分に比べると大きいために、スプラッシュゾ
ーンにおける耐用性が求められる。そのために、鋼管杭
の海水スプラッシュ帯領域をステンレス板やチタン板等
の高耐蝕性金属板で被覆し、耐蝕性をさらに強化するこ
とが行われるようになってきている。
【0003】例えば、図3に示すように、鋼管1aの表
面に耐海水性被覆材1bをコーティングした鋼管杭1
に、チタン板またはチタン合金板2を巻き付けて両端部
を折り曲げ、この折り曲げ部2a,2bに、C形状に加
工され内面側に海水絶縁材caをコーティングしたチタ
ンまたはチタン合金板からなる嵌合部材cを図4に示す
ように嵌入・係合するようにした鋼管杭防食構造体が提
案されている。
面に耐海水性被覆材1bをコーティングした鋼管杭1
に、チタン板またはチタン合金板2を巻き付けて両端部
を折り曲げ、この折り曲げ部2a,2bに、C形状に加
工され内面側に海水絶縁材caをコーティングしたチタ
ンまたはチタン合金板からなる嵌合部材cを図4に示す
ように嵌入・係合するようにした鋼管杭防食構造体が提
案されている。
【0004】この鋼管杭防食構造体は、鋼管杭打ち込み
後に構成することも可能であるが、その場合、海水中で
施工する必要があり、施工技術上種々の困難を伴うた
め、陸上で予め施工してから鋼管杭の打ち込みが行われ
る。この際鋼管杭防食構造体の形成領域は、打ち込み場
所、地盤、海水の干満の差、波浪の大きさ等を予測して
設定されるが、実際に鋼管杭を打ち込みが予測通りとな
らないことが少なくない。そのため、鋼管杭防食構造体
の形成効果を確保するために、この鋼管杭防食構造体の
形成領域を長めにするのが通例であり、従ってそれだけ
コストの増大を招くという問題点がある。
後に構成することも可能であるが、その場合、海水中で
施工する必要があり、施工技術上種々の困難を伴うた
め、陸上で予め施工してから鋼管杭の打ち込みが行われ
る。この際鋼管杭防食構造体の形成領域は、打ち込み場
所、地盤、海水の干満の差、波浪の大きさ等を予測して
設定されるが、実際に鋼管杭を打ち込みが予測通りとな
らないことが少なくない。そのため、鋼管杭防食構造体
の形成効果を確保するために、この鋼管杭防食構造体の
形成領域を長めにするのが通例であり、従ってそれだけ
コストの増大を招くという問題点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、例えば海洋
構造物等の基礎として用いられ高耐蝕性が要求される鋼
管杭に、高耐蝕性金属被覆板としてチタン板またはチタ
ン合金板、ステンレス板等で形成した円筒体を嵌入(外
挿)して被覆・固定する場合において、鋼管杭打ち込み
後の鋼管杭の海水スプラッシュ帯領域(海水の飛沫・干
満帯)に応じた最適位置に、最適長の円筒体を被覆・固
定できる鋼管杭への高耐蝕性金属被覆板の被覆方法を提
供するものである。
構造物等の基礎として用いられ高耐蝕性が要求される鋼
管杭に、高耐蝕性金属被覆板としてチタン板またはチタ
ン合金板、ステンレス板等で形成した円筒体を嵌入(外
挿)して被覆・固定する場合において、鋼管杭打ち込み
後の鋼管杭の海水スプラッシュ帯領域(海水の飛沫・干
満帯)に応じた最適位置に、最適長の円筒体を被覆・固
定できる鋼管杭への高耐蝕性金属被覆板の被覆方法を提
供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は次の通り
である。 (1)鋼管杭の外周に、高耐蝕性金属板よりなる被覆筒
体を外挿・固定する鋼管杭への高耐蝕性金属被覆板の被
覆方法において、該被覆筒体の端部内周に発泡性樹脂リ
ングを接着させて、該被覆筒体を海中に打ち込まれた鋼
管杭に嵌入して該鋼管杭の海水スプラッシュ帯領域の所
定位置に調整配置して、前記発泡性樹脂を発泡膨脹させ
鋼管杭と被覆筒体とを固定し、その後被覆筒体と該鋼管
杭間に形成された間隙に充填材を圧入することを特徴と
する鋼管杭への被覆板の被覆方法。 (2)鋼管杭の外周に、高耐蝕性金属板よりなる被覆筒
体を嵌入・固定する鋼管杭への高耐蝕性金属被覆板の被
覆方法において、該被覆筒体を鋼管杭に外挿し上部に仮
止めしてから鋼管杭を打ち込んだ後、該被覆筒体の端部
内に発泡性樹脂リングを接着させてから被覆筒体を鋼管
杭の海水スプラッシュ帯領域の所定位置に配置して、前
記発泡性樹脂を発泡膨脹させ鋼管杭と被覆筒体を固定
し、被覆筒体と鋼管杭間に形成された間隙に充填材を圧
入することを特徴とする鋼管杭への被覆板の被覆方法。
である。 (1)鋼管杭の外周に、高耐蝕性金属板よりなる被覆筒
体を外挿・固定する鋼管杭への高耐蝕性金属被覆板の被
覆方法において、該被覆筒体の端部内周に発泡性樹脂リ
ングを接着させて、該被覆筒体を海中に打ち込まれた鋼
管杭に嵌入して該鋼管杭の海水スプラッシュ帯領域の所
定位置に調整配置して、前記発泡性樹脂を発泡膨脹させ
鋼管杭と被覆筒体とを固定し、その後被覆筒体と該鋼管
杭間に形成された間隙に充填材を圧入することを特徴と
する鋼管杭への被覆板の被覆方法。 (2)鋼管杭の外周に、高耐蝕性金属板よりなる被覆筒
体を嵌入・固定する鋼管杭への高耐蝕性金属被覆板の被
覆方法において、該被覆筒体を鋼管杭に外挿し上部に仮
止めしてから鋼管杭を打ち込んだ後、該被覆筒体の端部
内に発泡性樹脂リングを接着させてから被覆筒体を鋼管
杭の海水スプラッシュ帯領域の所定位置に配置して、前
記発泡性樹脂を発泡膨脹させ鋼管杭と被覆筒体を固定
し、被覆筒体と鋼管杭間に形成された間隙に充填材を圧
入することを特徴とする鋼管杭への被覆板の被覆方法。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に、本発明を図示の例に基づ
いて詳細に説明する。図1は、本発明の鋼管杭1に外挿
され、被覆・固定される高耐蝕性金属被覆板よりなる被
覆円筒体2の構造例を示したものである。本発明に用い
る高耐蝕性金属被覆板には、チタン、チタン合金あるい
はステンレス鋼等があるが、ここではチタンを用いてい
る。
いて詳細に説明する。図1は、本発明の鋼管杭1に外挿
され、被覆・固定される高耐蝕性金属被覆板よりなる被
覆円筒体2の構造例を示したものである。本発明に用い
る高耐蝕性金属被覆板には、チタン、チタン合金あるい
はステンレス鋼等があるが、ここではチタンを用いてい
る。
【0008】このチタンで形成された円筒体2には、そ
の少なくとも一端(図示の例では両端部)内面に、発泡
性樹脂リング3a,3bをリング状に嵌入・接着する
か、塗布する。この発泡性樹脂リング3a,3bは内周
が鋼管杭1に挿入する際、該管の外表面に対して摺動で
きる程度の径を有し、海水と接触したときに膨脹し、円
筒体2を鋼管杭1に固定する。
の少なくとも一端(図示の例では両端部)内面に、発泡
性樹脂リング3a,3bをリング状に嵌入・接着する
か、塗布する。この発泡性樹脂リング3a,3bは内周
が鋼管杭1に挿入する際、該管の外表面に対して摺動で
きる程度の径を有し、海水と接触したときに膨脹し、円
筒体2を鋼管杭1に固定する。
【0009】チタン被覆円筒体2と鋼管杭1の間には間
隙5があり、ここに海水が入らないよう防食する必要が
ある。そのためこの発泡性樹脂リング3a,3b間のチ
タン円筒体2の壁部には、防食充填材(図示省略)を圧
入するための圧入口4が設けられている。図の例では円
筒体2に圧入口4を設けているが、鋼管杭1の内面に設
けてもよい。
隙5があり、ここに海水が入らないよう防食する必要が
ある。そのためこの発泡性樹脂リング3a,3b間のチ
タン円筒体2の壁部には、防食充填材(図示省略)を圧
入するための圧入口4が設けられている。図の例では円
筒体2に圧入口4を設けているが、鋼管杭1の内面に設
けてもよい。
【0010】図2は、鋼管杭1を海中に打ち込んでか
ら、この鋼管杭1にチタン円筒体2を外挿し、所定のス
プラッシュ帯領域位置に係止した状態を示している。こ
のチタン円筒体2は、海水のスプラッシュ帯領域をカバ
ーできる程度の長さに寸法設定されている。チタン円筒
体2の上下端部内面には、海水(水)や充填材のバイン
ダー等の液体に接触して発泡するウレタン樹脂による発
泡性樹脂リング3a,3bが内挿・接着されており、こ
の発泡性樹脂リングは鋼管杭1の外表面に対して海水の
侵入を防止でき、摺動できる程度の圧縮状態で外挿され
ており、鋼管杭1の外表面とチタン円筒体2の内面間に
間隙5が形成される。
ら、この鋼管杭1にチタン円筒体2を外挿し、所定のス
プラッシュ帯領域位置に係止した状態を示している。こ
のチタン円筒体2は、海水のスプラッシュ帯領域をカバ
ーできる程度の長さに寸法設定されている。チタン円筒
体2の上下端部内面には、海水(水)や充填材のバイン
ダー等の液体に接触して発泡するウレタン樹脂による発
泡性樹脂リング3a,3bが内挿・接着されており、こ
の発泡性樹脂リングは鋼管杭1の外表面に対して海水の
侵入を防止でき、摺動できる程度の圧縮状態で外挿され
ており、鋼管杭1の外表面とチタン円筒体2の内面間に
間隙5が形成される。
【0011】すなわち、チタン円筒体2を鋼管杭1の所
定位置に被覆・固定する場合には、海水中に打ち込んだ
鋼管杭1に発泡性樹脂リング3a,3bを内挿したチタ
ン円筒体2を挿入し、発泡性樹脂リング3a,3bを摺
動させながら所定位置まで下げて位置合わせをし、海水
と接触した前記樹脂リング3a,3bを膨脹させてチタ
ン円筒体2を鋼管杭1に固定する。
定位置に被覆・固定する場合には、海水中に打ち込んだ
鋼管杭1に発泡性樹脂リング3a,3bを内挿したチタ
ン円筒体2を挿入し、発泡性樹脂リング3a,3bを摺
動させながら所定位置まで下げて位置合わせをし、海水
と接触した前記樹脂リング3a,3bを膨脹させてチタ
ン円筒体2を鋼管杭1に固定する。
【0012】チタン円筒体2には圧入口4を設け、これ
には装着治具6を介して圧入管7を装着し、この圧入管
には充填材8の圧送装置(図示省略)を介して充填材供
給源(図示省略)に接続されている。そして、充填材8
を圧入供給源9から圧送装置10を介して、鋼管杭1と
チタン円筒体3a,3b間に形成された間隙5内に圧入
口4より充填材8を圧入する。この充填材8は耐海水性
絶縁材としてエポキシ樹脂、ポリマー樹脂、フッ素樹脂
等の外、モルタル、粘着性ゴム等が用いられる。
には装着治具6を介して圧入管7を装着し、この圧入管
には充填材8の圧送装置(図示省略)を介して充填材供
給源(図示省略)に接続されている。そして、充填材8
を圧入供給源9から圧送装置10を介して、鋼管杭1と
チタン円筒体3a,3b間に形成された間隙5内に圧入
口4より充填材8を圧入する。この充填材8は耐海水性
絶縁材としてエポキシ樹脂、ポリマー樹脂、フッ素樹脂
等の外、モルタル、粘着性ゴム等が用いられる。
【0013】充填材8の圧入を終了した後は、装着口6
から圧入管7を引き抜き、圧入口4を耐海水性の閉塞材
(図示省略)で閉塞する。かくして圧入充填材5は固化
し、鋼管杭1の海水スプラッシュ帯領域にチタン円筒体
2を発泡性樹脂リングで支持し、充填材とともに水密性
を維持して強固に被覆・固定することができる。なお、
鋼管杭1の表面には予め耐海水絶縁塗料16を塗布して
おいてもよい。チタン円筒体2との間隙5が形成される
場合は、更に前記のように充填材8を圧入すればよい。
また、チタン円筒体2の鋼管杭1への外挿支持には、図
4に示す方法を用いてもよい。
から圧入管7を引き抜き、圧入口4を耐海水性の閉塞材
(図示省略)で閉塞する。かくして圧入充填材5は固化
し、鋼管杭1の海水スプラッシュ帯領域にチタン円筒体
2を発泡性樹脂リングで支持し、充填材とともに水密性
を維持して強固に被覆・固定することができる。なお、
鋼管杭1の表面には予め耐海水絶縁塗料16を塗布して
おいてもよい。チタン円筒体2との間隙5が形成される
場合は、更に前記のように充填材8を圧入すればよい。
また、チタン円筒体2の鋼管杭1への外挿支持には、図
4に示す方法を用いてもよい。
【0014】なお、この実施例では、海中に打ち込んだ
後の鋼管杭に、発泡性樹脂リングを内挿したチタン円筒
体2を外挿して、充填材8を圧入し、発泡性樹脂リング
3a,3bを膨脹させ、固化させることによりチタン円
筒体を被覆・固定するようにしているが、打ち込み前の
鋼管杭1に、予めチタン円筒体を外挿して仮止めしてお
き、鋼管杭打ち込み後にチタン円筒体を上記と同様にし
て固定するようにしてもよい。
後の鋼管杭に、発泡性樹脂リングを内挿したチタン円筒
体2を外挿して、充填材8を圧入し、発泡性樹脂リング
3a,3bを膨脹させ、固化させることによりチタン円
筒体を被覆・固定するようにしているが、打ち込み前の
鋼管杭1に、予めチタン円筒体を外挿して仮止めしてお
き、鋼管杭打ち込み後にチタン円筒体を上記と同様にし
て固定するようにしてもよい。
【0015】この場合には、チタン円筒体内に発泡性樹
脂リングを内挿しておくと、打ち込み衝撃により、発泡
性樹脂リングが破損、落下してしまう懸念があるので、
例えばチタン円筒体2のみを鋼管杭1に外挿しておき、
チタン円筒体2と鋼管杭1間に例えばスプリング(バ
ネ)を介在させたり、落下防止体(図示省略)で支持さ
せて、鋼管杭1打設後、発泡性樹脂リング3a及び/又
は3bを配設する方法も採用できる。チタン円筒体2の
両端部に内挿する発泡性樹脂リング3a,3bは、複数
分割して鋼管杭1の打ち込み後にチタン円筒体2に嵌入
・接着するようにしてもよい。
脂リングを内挿しておくと、打ち込み衝撃により、発泡
性樹脂リングが破損、落下してしまう懸念があるので、
例えばチタン円筒体2のみを鋼管杭1に外挿しておき、
チタン円筒体2と鋼管杭1間に例えばスプリング(バ
ネ)を介在させたり、落下防止体(図示省略)で支持さ
せて、鋼管杭1打設後、発泡性樹脂リング3a及び/又
は3bを配設する方法も採用できる。チタン円筒体2の
両端部に内挿する発泡性樹脂リング3a,3bは、複数
分割して鋼管杭1の打ち込み後にチタン円筒体2に嵌入
・接着するようにしてもよい。
【0016】以上本発明では、円筒体2にチタンを適用
した場合について説明したが、チタン板のほかチタン合
金板、ステンレス板を被覆材として用いる場合の被覆方
法としても適用されるものであり、またこの被覆材は円
筒体に限らず例えば角筒等の筒体であってもよい。
した場合について説明したが、チタン板のほかチタン合
金板、ステンレス板を被覆材として用いる場合の被覆方
法としても適用されるものであり、またこの被覆材は円
筒体に限らず例えば角筒等の筒体であってもよい。
【0017】
【実施例】図1に示したような被覆鋼管杭への金属被覆
板の被覆方法を用いて、海中に打ち込まれた被覆鋼管杭
1に、両端部に発泡性樹脂リング3a,3bを内挿した
チタン円筒体2をスプラッシュ帯領域をカバーする位置
に外挿しセットし、さらにチタン円筒体2と該鋼管杭1
間の間隙5に充填材8を圧入した。発泡性樹脂リング3
a,3bは海水と接触して膨脹し、チタン円筒体2を鋼
管杭1に被覆・固定した。
板の被覆方法を用いて、海中に打ち込まれた被覆鋼管杭
1に、両端部に発泡性樹脂リング3a,3bを内挿した
チタン円筒体2をスプラッシュ帯領域をカバーする位置
に外挿しセットし、さらにチタン円筒体2と該鋼管杭1
間の間隙5に充填材8を圧入した。発泡性樹脂リング3
a,3bは海水と接触して膨脹し、チタン円筒体2を鋼
管杭1に被覆・固定した。
【0018】使用した鋼管杭は外径800mmよりなり、
これを被覆する被覆材は厚さ0.4mmの純チタン板(J
IS H4600の1種TP270C)を外径810m
m、長さ5000mmの円筒形に成形し、その両端部に発
泡ウレタン樹脂リング(厚み5mm)を装着した。この円
筒体を海中に植立する杭に外挿・固定した。その後ウレ
タン樹脂よりなる充填材を円筒体と杭の間隙に圧入し
た。
これを被覆する被覆材は厚さ0.4mmの純チタン板(J
IS H4600の1種TP270C)を外径810m
m、長さ5000mmの円筒形に成形し、その両端部に発
泡ウレタン樹脂リング(厚み5mm)を装着した。この円
筒体を海中に植立する杭に外挿・固定した。その後ウレ
タン樹脂よりなる充填材を円筒体と杭の間隙に圧入し
た。
【0019】このチタン円筒体を外挿して被覆・固定し
た鋼管杭について、半年間放置した後に、チタン円筒体
の被覆・固定位置の適確性、強度、水密性、鋼管被膜へ
の影響状況等について検査・評価を行った。すなわち、
チタン円筒体には、紫貝、フジつぼ等の貝類が多数付着
していたが、鋼管被覆には水漏れもなく、また樹脂も当
初の引張り強度56kg/cm2 を有しており、鋼管被覆へ
の影響は全く無かった。なおチタン円筒体の内面は充填
材が付着しており、これを剥離すると接地時の金属光沢
をしており、外面側の貝付着面も貝を外すと完全な金属
光沢をしていた。固定位置も当初予定の水面下(ウオー
ターレベル)−3m,水面上+2mの接地位置が完全に
キープされていた。
た鋼管杭について、半年間放置した後に、チタン円筒体
の被覆・固定位置の適確性、強度、水密性、鋼管被膜へ
の影響状況等について検査・評価を行った。すなわち、
チタン円筒体には、紫貝、フジつぼ等の貝類が多数付着
していたが、鋼管被覆には水漏れもなく、また樹脂も当
初の引張り強度56kg/cm2 を有しており、鋼管被覆へ
の影響は全く無かった。なおチタン円筒体の内面は充填
材が付着しており、これを剥離すると接地時の金属光沢
をしており、外面側の貝付着面も貝を外すと完全な金属
光沢をしていた。固定位置も当初予定の水面下(ウオー
ターレベル)−3m,水面上+2mの接地位置が完全に
キープされていた。
【0020】
【発明の効果】本発明においては、鋼管杭の海水スプラ
ッシュ帯領域に、チタン、チタン合金ステンレス等、海
水に対して高耐蝕性のある金属被覆板を筒体にして鋼管
杭に外挿して被覆する場合に、この被覆筒体の端部内面
に発泡性樹脂リングを嵌入・接着しているので、この筒
体を海中に打ち込んだ鋼管杭の海水スプラッシュ帯領域
の所定位置に簡易に調整することができ、発泡性樹脂リ
ングの発泡膨脹作用と圧入充填材の固化作用により水密
性を維持し強固に固定することができる。
ッシュ帯領域に、チタン、チタン合金ステンレス等、海
水に対して高耐蝕性のある金属被覆板を筒体にして鋼管
杭に外挿して被覆する場合に、この被覆筒体の端部内面
に発泡性樹脂リングを嵌入・接着しているので、この筒
体を海中に打ち込んだ鋼管杭の海水スプラッシュ帯領域
の所定位置に簡易に調整することができ、発泡性樹脂リ
ングの発泡膨脹作用と圧入充填材の固化作用により水密
性を維持し強固に固定することができる。
【0021】したがって、打ち込み位置が予測位置とず
れた場合にも、このずれに応じて被覆筒体を鋼管杭の海
水スプラッシュ帯領域の所定位置に確実に被覆すること
ができ、従来のように被覆長を必要以上に長くする必要
がなく、被覆コストを低減することができる。
れた場合にも、このずれに応じて被覆筒体を鋼管杭の海
水スプラッシュ帯領域の所定位置に確実に被覆すること
ができ、従来のように被覆長を必要以上に長くする必要
がなく、被覆コストを低減することができる。
【図1】本発明を実施するために用いるチタン円筒体の
構造例を示す一部断面側面概要説明図。
構造例を示す一部断面側面概要説明図。
【図2】本発明を実施するための鋼管杭へのチタン円筒
体の被覆構造例を示す一部断面側面概要説明図。
体の被覆構造例を示す一部断面側面概要説明図。
【図3】従来例における鋼管杭に対するチタン板被覆例
を示す立体概要説明図。
を示す立体概要説明図。
【図4】図3におけるチタン板の折り曲げ部とC形状嵌
合部材との嵌合状態を示す部分平面説明図
合部材との嵌合状態を示す部分平面説明図
1 鋼管杭 1a 鋼管 1b 海水絶縁被膜 2 チタン円筒体 3a,3b 発泡性樹脂リング 4 圧入口 5 間隙 6 装着治具 7 圧入管 8 充填材 9 圧送装置 10 充填材供給源 S 海中 SL 海面
フロントページの続き (72)発明者 金内 勲 東京都中央区築地三丁目5番4号 日鐵溶 接工業株式会社内 (72)発明者 足立 忠美 東京都中央区築地三丁目5番4号 日鐵溶 接工業株式会社内 (72)発明者 深野 真司 山口県光市浅江4丁目2番1号 日鐵溶接 工業株式会社光工場内 (72)発明者 後藤 信弘 千葉県富津市新富20−1 新日本製鐵株式 会社技術開発本部内 (72)発明者 松岡 和巳 千葉県富津市新富20−1 新日本製鐵株式 会社技術開発本部内 (72)発明者 木下 和宏 東京都千代田区大手町2−6−3 新日本 製鐵株式会社内 (72)発明者 高橋 康雄 東京都千代田区大手町2−6−3 新日本 製鐵株式会社内 (72)発明者 金井 久 東京都千代田区大手町2−6−3 新日本 製鐵株式会社内 (72)発明者 赤坂 正芳 東京都千代田区大手町2−6−3 新日本 製鐵株式会社内 (72)発明者 和田 守弘 東京都千代田区岩本町2丁目11番9号 日 鉄防蝕株式会社内 (72)発明者 熊代 寿夫 東京都千代田区岩本町2丁目11番9号 日 鉄防蝕株式会社内 (72)発明者 安藤 豊男 東京都千代田区岩本町2丁目11番9号 日 鉄防蝕株式会社内 (72)発明者 遠藤 正広 東京都千代田区岩本町2丁目11番9号 日 鉄防蝕株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 鋼管杭の外周に、高耐蝕性金属板よりな
る被覆筒体を外挿・固定する鋼管杭への高耐蝕性金属被
覆板の被覆方法において、該被覆筒体の端部内周に発泡
性樹脂リングを接着させて、該被覆筒体を海中に打ち込
まれた鋼管杭に嵌入して該鋼管杭の海水スプラッシュ帯
領域の所定位置に調整配置して、前記発泡性樹脂を発泡
膨脹させ鋼管杭と被覆筒体とを固定し、その後被覆筒体
と該鋼管杭間に形成された間隙に充填材を圧入すること
を特徴とする鋼管杭への被覆板の被覆方法。 - 【請求項2】 鋼管杭の外周に、高耐蝕性金属板よりな
る被覆筒体を嵌入・固定する鋼管杭への高耐蝕性金属被
覆板の被覆方法において、該被覆筒体を鋼管杭に外挿し
上部に仮止めしてから鋼管杭を打ち込んだ後、該被覆筒
体の端部内に発泡性樹脂リングを接着させてから被覆筒
体を鋼管杭の海水スプラッシュ帯領域の所定位置に調整
配置して、前記発泡性樹脂を発泡膨脹させ鋼管杭と被覆
筒体を固定し、被覆筒体と鋼管杭間に形成された間隙に
充填材を圧入することを特徴とする鋼管杭への被覆板の
被覆方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11401596A JPH09296471A (ja) | 1996-05-08 | 1996-05-08 | 鋼管杭への高耐蝕性金属被覆板の被覆方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11401596A JPH09296471A (ja) | 1996-05-08 | 1996-05-08 | 鋼管杭への高耐蝕性金属被覆板の被覆方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09296471A true JPH09296471A (ja) | 1997-11-18 |
Family
ID=14626924
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11401596A Withdrawn JPH09296471A (ja) | 1996-05-08 | 1996-05-08 | 鋼管杭への高耐蝕性金属被覆板の被覆方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09296471A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11256840A (ja) * | 1998-03-09 | 1999-09-21 | Ohbayashi Corp | 鋼構造物の補強方法 |
| JP2013119704A (ja) * | 2011-12-06 | 2013-06-17 | Nippon Steel & Sumikin Anti-Corrosion Co Ltd | 鋼管杭の防食施工方法 |
| JP2015535772A (ja) * | 2012-10-05 | 2015-12-17 | ケイエムイー・ジャーマニー・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング・ウント・コンパニー・コマンデイトゲゼルシャフト | ボート接岸装置 |
| CN106677204A (zh) * | 2017-01-09 | 2017-05-17 | 河海大学 | 一种减少海洋工程钢管桩基础振动的装置 |
| JP2018003253A (ja) * | 2016-06-27 | 2018-01-11 | 鹿島建設株式会社 | 海洋生物付着抑制装置、及び、海洋生物の付着抑制方法 |
| KR20200070608A (ko) * | 2018-12-10 | 2020-06-18 | 주식회사 포스코 | 복합 보호관, 해상지지구조물 및, 복합 보호관의 제조방법 |
| JP2020133277A (ja) * | 2019-02-21 | 2020-08-31 | ダイプラ株式会社 | 鋼管杭保護構造 |
| CN112554221A (zh) * | 2020-11-19 | 2021-03-26 | 中铁二局集团有限公司 | 一种水下钢管桩间连接系及其安装方法 |
-
1996
- 1996-05-08 JP JP11401596A patent/JPH09296471A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
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|---|---|---|---|
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