JPH09297311A - 反強誘電性液晶セル及び反強誘電性液晶装置 - Google Patents
反強誘電性液晶セル及び反強誘電性液晶装置Info
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- JPH09297311A JPH09297311A JP1044597A JP1044597A JPH09297311A JP H09297311 A JPH09297311 A JP H09297311A JP 1044597 A JP1044597 A JP 1044597A JP 1044597 A JP1044597 A JP 1044597A JP H09297311 A JPH09297311 A JP H09297311A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 反強誘電性液晶の初期配向状態を改善する配
向制御膜の形成材料にさらに工夫を凝らし、反強誘電性
液晶の広い面積に亘り均一な分子配列を実現して、その
優れた特性を十分に発揮する反強誘電性液晶セルを提供
する。 【解決手段】 反強誘電性液晶を封入してなる液晶セル
の両電極基板に形成した各配向制御膜が、4,4’−ジ
アミノターフェニル及びピロメリット酸二無水物を有す
るポリイミド膜でもって形成されている。
向制御膜の形成材料にさらに工夫を凝らし、反強誘電性
液晶の広い面積に亘り均一な分子配列を実現して、その
優れた特性を十分に発揮する反強誘電性液晶セルを提供
する。 【解決手段】 反強誘電性液晶を封入してなる液晶セル
の両電極基板に形成した各配向制御膜が、4,4’−ジ
アミノターフェニル及びピロメリット酸二無水物を有す
るポリイミド膜でもって形成されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示装置や液
晶シャッター等の各種の液晶装置に採用される液晶セル
に係り、特に、液晶として反強誘電性液晶を用いる液晶
セル及びこの液晶セルを採用した液晶装置に関する。
晶シャッター等の各種の液晶装置に採用される液晶セル
に係り、特に、液晶として反強誘電性液晶を用いる液晶
セル及びこの液晶セルを採用した液晶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、液晶セルにおいては、3つの光学
的安定状態を有する反強誘電性液晶を用いた液晶セル
(以下、反強誘電性液晶セルという)が提案されている
(特開平2−153322号公報等参照)。反強誘電性
液晶は、無電界時に第1の光学的安定状態(反強誘電状
態)になり、一方向の電界又は逆方向の電界に対し第2
の光学的安定状態(強誘電状態)又は第3の安定状態
(上記強誘電状態とは逆極性の強誘電状態)に配向し、
印加電圧の向きと強さにより上記3つの安定状態を高速
でスイッチング駆動できるものである。また、この反強
誘電性液晶は、印加電圧に対する上記3つの安定状態間
の光学的透過率の変化を電圧軸上でシフトさせるヒステ
リシス特性を示す。
的安定状態を有する反強誘電性液晶を用いた液晶セル
(以下、反強誘電性液晶セルという)が提案されている
(特開平2−153322号公報等参照)。反強誘電性
液晶は、無電界時に第1の光学的安定状態(反強誘電状
態)になり、一方向の電界又は逆方向の電界に対し第2
の光学的安定状態(強誘電状態)又は第3の安定状態
(上記強誘電状態とは逆極性の強誘電状態)に配向し、
印加電圧の向きと強さにより上記3つの安定状態を高速
でスイッチング駆動できるものである。また、この反強
誘電性液晶は、印加電圧に対する上記3つの安定状態間
の光学的透過率の変化を電圧軸上でシフトさせるヒステ
リシス特性を示す。
【0003】このようなことから、反強誘電性液晶は、
広視野角なこと、応答速度が高いこと、大画面高精細表
示を実現するための時分割駆動能力が高いこと等の優れ
た特性を有しているといえる。
広視野角なこと、応答速度が高いこと、大画面高精細表
示を実現するための時分割駆動能力が高いこと等の優れ
た特性を有しているといえる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、反強誘電性
液晶セルが所望の駆動特性を発揮するには、反強誘電性
液晶が、電界の無印加時に均一な分子配列状態にあり、
かつ反強誘電状態と強誘電状態との間の電界誘起スイッ
チングを効果的に生ずるような分子配列状態になること
が必要である。
液晶セルが所望の駆動特性を発揮するには、反強誘電性
液晶が、電界の無印加時に均一な分子配列状態にあり、
かつ反強誘電状態と強誘電状態との間の電界誘起スイッ
チングを効果的に生ずるような分子配列状態になること
が必要である。
【0005】しかし、このような反強誘電性液晶の配向
状態は、配向制御膜のラビング処理によったとしても、
広い面積に亘り適正に得ることは困難であって、反強誘
電性液晶セルの実用化に際し大きな障害となっている。
これに対しては、反強誘電性液晶の初期配向状態を改善
するように配向制御膜の形成材料に工夫を凝らすことに
より、広い面積に亘り均一な分子配列状態を実現して、
その優れた特性を発揮させる技術が、特開平3−121
416号公報に開示されている。
状態は、配向制御膜のラビング処理によったとしても、
広い面積に亘り適正に得ることは困難であって、反強誘
電性液晶セルの実用化に際し大きな障害となっている。
これに対しては、反強誘電性液晶の初期配向状態を改善
するように配向制御膜の形成材料に工夫を凝らすことに
より、広い面積に亘り均一な分子配列状態を実現して、
その優れた特性を発揮させる技術が、特開平3−121
416号公報に開示されている。
【0006】しかし、この公報に開示されている配向制
御膜の形成材料だけでは、未だ不十分である。また、上
記特開平3−121416号公報の技術では、反強誘電
性液晶の優れた特性を十分に発揮しかつ高い信頼性を有
する反強誘電性液晶セルを実現するには不十分である。
御膜の形成材料だけでは、未だ不十分である。また、上
記特開平3−121416号公報の技術では、反強誘電
性液晶の優れた特性を十分に発揮しかつ高い信頼性を有
する反強誘電性液晶セルを実現するには不十分である。
【0007】この理由は次の通りと考えられる。即ち、
反強誘電性液晶が電界を印加されて強誘電状態となった
とき、この状態では、反強誘電性液晶が大きな自発分極
を呈する。このため、配向制御膜の膜厚が厚いと、液晶
層には十分な実効電圧がかからず、適正な配向を得るこ
とができず、時分割駆動時の表示に対する保持特性が悪
くなる。
反強誘電性液晶が電界を印加されて強誘電状態となった
とき、この状態では、反強誘電性液晶が大きな自発分極
を呈する。このため、配向制御膜の膜厚が厚いと、液晶
層には十分な実効電圧がかからず、適正な配向を得るこ
とができず、時分割駆動時の表示に対する保持特性が悪
くなる。
【0008】これに対しては、配向制御膜の膜厚を薄く
することも考えられるが、この場合には、配向制御膜の
配向規制力が弱くなる。このため、反強誘電性液晶の初
期配向状態の均一性が低下したり、或いは液晶層の層回
転現象(Jpn.J.Appl.Phys.,33 p
p.L1620−L1623 Part,No.11B
(1994年)における尾崎正則等の報告参照)が発生
して表示コントラストを劣化させる。
することも考えられるが、この場合には、配向制御膜の
配向規制力が弱くなる。このため、反強誘電性液晶の初
期配向状態の均一性が低下したり、或いは液晶層の層回
転現象(Jpn.J.Appl.Phys.,33 p
p.L1620−L1623 Part,No.11B
(1994年)における尾崎正則等の報告参照)が発生
して表示コントラストを劣化させる。
【0009】そこで、本発明は、以上述べたことに対処
するため、反強誘電性液晶の初期配向状態を改善する配
向制御膜の形成材料にさらに工夫を凝らし、反強誘電性
液晶の広い面積に亘り均一な分子配列を実現して、その
優れた特性を十分に発揮する反強誘電性液晶セルを提供
することを目的とする。また、本発明は、膜厚の薄い配
向制御膜でも良好な液晶分子配向を得ることができ、か
つ、時分割駆動能力に優れた信頼性の高い反強誘電性液
晶セル及びこの液晶セルを用いる反強誘電性液晶装置を
提供することを目的とする。
するため、反強誘電性液晶の初期配向状態を改善する配
向制御膜の形成材料にさらに工夫を凝らし、反強誘電性
液晶の広い面積に亘り均一な分子配列を実現して、その
優れた特性を十分に発揮する反強誘電性液晶セルを提供
することを目的とする。また、本発明は、膜厚の薄い配
向制御膜でも良好な液晶分子配向を得ることができ、か
つ、時分割駆動能力に優れた信頼性の高い反強誘電性液
晶セル及びこの液晶セルを用いる反強誘電性液晶装置を
提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記目的
を達成するため、配向制御膜の構成材料に関する工夫に
つき鋭意研究を行った結果、特定構造の高分子膜を配向
制御膜として使用することが有効であることを見出し
た。即ち、請求項1に記載の発明によれば、両電極基板
間に反強誘電性液晶を封入してなる液晶セルにおいて、
両電極基板の各配向制御膜を、下記の化学構造式26で
表されるポリイミド膜で形成した。
を達成するため、配向制御膜の構成材料に関する工夫に
つき鋭意研究を行った結果、特定構造の高分子膜を配向
制御膜として使用することが有効であることを見出し
た。即ち、請求項1に記載の発明によれば、両電極基板
間に反強誘電性液晶を封入してなる液晶セルにおいて、
両電極基板の各配向制御膜を、下記の化学構造式26で
表されるポリイミド膜で形成した。
【0011】
【化26】
【0012】この化学構造式26中、X1 は、次の化学
構造式27
構造式27
【0013】
【化27】
【0014】により表される4,4’−ジアミノターフ
ェニルであり、Y1 は、次の化学構造式28乃至32
ェニルであり、Y1 は、次の化学構造式28乃至32
【0015】
【化28】
【0016】
【化29】
【0017】
【化30】
【0018】
【化31】
【0019】
【化32】
【0020】のいずれかにより表される4価のカルボン
酸残基である。このように、特定構造の配向制御膜を反
強誘電性液晶に用いることにより、反強誘電性液晶の初
期配向状態を改善することができ、その結果、広範囲に
亘り均一な液晶分子配列を有する液晶セルを実現でき
る。従って、反強誘電性液晶の有する優れた電気光学的
効果を十分に発揮することができるので、例えば、大画
面高精細表示装置、TV画像表示装置や液晶シャッター
等に適用されて、著しい効果を発揮する。
酸残基である。このように、特定構造の配向制御膜を反
強誘電性液晶に用いることにより、反強誘電性液晶の初
期配向状態を改善することができ、その結果、広範囲に
亘り均一な液晶分子配列を有する液晶セルを実現でき
る。従って、反強誘電性液晶の有する優れた電気光学的
効果を十分に発揮することができるので、例えば、大画
面高精細表示装置、TV画像表示装置や液晶シャッター
等に適用されて、著しい効果を発揮する。
【0021】また、請求項2に記載の発明によれば、各
配向制御膜が、次の化学構造式33
配向制御膜が、次の化学構造式33
【0022】
【化33】
【0023】により表されるポリイミド膜でもって形成
されており、前記化学構造式8中、X1 、X2 は次の化
学構造式34
されており、前記化学構造式8中、X1 、X2 は次の化
学構造式34
【0024】
【化34】
【0025】により表される2価のアミノ基残基であ
り、Y1 、Y2 は、次の両化学構造式35、36
り、Y1 、Y2 は、次の両化学構造式35、36
【0026】
【化35】
【0027】
【化36】
【0028】のいずれかにより表される4価のカルボン
酸残基である。このような特定構造の配向制御膜を反強
誘電性液晶に用いても、上記請求項1に記載の発明と同
様の効果を達成できる。また、請求項3に記載の発明に
よれば、各配向制御膜が次の化学構造式37
酸残基である。このような特定構造の配向制御膜を反強
誘電性液晶に用いても、上記請求項1に記載の発明と同
様の効果を達成できる。また、請求項3に記載の発明に
よれば、各配向制御膜が次の化学構造式37
【0029】
【化37】
【0030】により表されるポリイミド膜でもって形成
されており、前記化学構造式37中、X1 は、次の化学
構造式38乃至41
されており、前記化学構造式37中、X1 は、次の化学
構造式38乃至41
【0031】
【化38】
【0032】
【化39】
【0033】
【化40】
【0034】
【化41】
【0035】のいずれかにより表される2価のアミノ残
基であり、Y1 は、次の化学構造式42乃至46
基であり、Y1 は、次の化学構造式42乃至46
【0036】
【化42】
【0037】
【化43】
【0038】
【化44】
【0039】
【化45】
【0040】
【化46】
【0041】のいずれかにより表される4価のカルボン
酸残基であり、前記各配向制御膜の膜厚が100Å乃至
400Å未満の範囲の値である。これにより、請求項1
に記載の発明と同様の効果を達成できるのは勿論のこ
と、各配向制御膜の膜厚が、上記特定構造のもと、10
0Å乃至400Å未満の範囲の値であるから、配向制御
膜は、薄くても、反強誘電性液晶の液晶分子を均一に整
列させる配向規制力を有する。その結果、液晶セルは高
コントラストを維持できる。
酸残基であり、前記各配向制御膜の膜厚が100Å乃至
400Å未満の範囲の値である。これにより、請求項1
に記載の発明と同様の効果を達成できるのは勿論のこ
と、各配向制御膜の膜厚が、上記特定構造のもと、10
0Å乃至400Å未満の範囲の値であるから、配向制御
膜は、薄くても、反強誘電性液晶の液晶分子を均一に整
列させる配向規制力を有する。その結果、液晶セルは高
コントラストを維持できる。
【0042】また、請求項4に記載の発明によれば、各
配向制御膜が、次の化学構造式47
配向制御膜が、次の化学構造式47
【0043】
【化47】
【0044】により表されるポリイミド膜でもって形成
されており、前記化学構造式47中、X1 、X2 は、そ
れぞれ、次の化学構造式48
されており、前記化学構造式47中、X1 、X2 は、そ
れぞれ、次の化学構造式48
【0045】
【化48】
【0046】により表される2価のアミノ基残基であ
り、Y1 、Y2 は、次の両化学構造式49、50
り、Y1 、Y2 は、次の両化学構造式49、50
【0047】
【化49】
【0048】
【化50】
【0049】のいずれかにより表される4価のカルボン
酸残基であり、前記各配向制御膜の膜厚が100Å乃至
400Å未満の範囲の値である。これによっても、請求
項3に記載の発明と同様の効果を達成できる。また、請
求項5に記載の発明によれば、前記各配向制御膜の膜厚
が100Å乃至400Å未満の範囲の値である。
酸残基であり、前記各配向制御膜の膜厚が100Å乃至
400Å未満の範囲の値である。これによっても、請求
項3に記載の発明と同様の効果を達成できる。また、請
求項5に記載の発明によれば、前記各配向制御膜の膜厚
が100Å乃至400Å未満の範囲の値である。
【0050】このように、各配向制御膜の膜厚が、上記
特定構造のもと、100Å乃至400Å未満の範囲の値
であるから、各配向制御膜は、薄くても、反強誘電性液
晶の液晶分子を均一に整列させる配向規制力を有する。
従って、反強誘電性液晶の自発分極の影響が減少し、二
重ヒステリシス特性のメモリー性を十分に生かすことが
できる。その結果、各配向制御膜が薄くても、請求項1
又は2に記載の発明の効果を確実に達成できる。
特定構造のもと、100Å乃至400Å未満の範囲の値
であるから、各配向制御膜は、薄くても、反強誘電性液
晶の液晶分子を均一に整列させる配向規制力を有する。
従って、反強誘電性液晶の自発分極の影響が減少し、二
重ヒステリシス特性のメモリー性を十分に生かすことが
できる。その結果、各配向制御膜が薄くても、請求項1
又は2に記載の発明の効果を確実に達成できる。
【0051】また、請求項6に記載の発明によれば、前
記各配向制御膜にラビング処理によりそれぞれ付与され
る複屈折性を表す各光学的位相差Δndの差が±0.2
5nm以内である。これにより、請求項1乃至5に記載
の発明の効果を達成できるのは勿論のこと、各配向制御
膜を薄くしても、ラビング精度を高めることなく、高コ
ントラストを確保できる。
記各配向制御膜にラビング処理によりそれぞれ付与され
る複屈折性を表す各光学的位相差Δndの差が±0.2
5nm以内である。これにより、請求項1乃至5に記載
の発明の効果を達成できるのは勿論のこと、各配向制御
膜を薄くしても、ラビング精度を高めることなく、高コ
ントラストを確保できる。
【0052】また、請求項7及び8に記載の発明によれ
ば、温度検出手段が反強誘電性液晶の動作温度を検出す
ると、温度制御手段が、時分割駆動の際、検出動作温度
と反強誘電性液晶の相転移点との差が、反強誘電性液晶
の層回転角を±1°の範囲以内に抑え得る所定上限温度
以下に維持されるように、反強誘電性液晶の動作温度を
制御する。
ば、温度検出手段が反強誘電性液晶の動作温度を検出す
ると、温度制御手段が、時分割駆動の際、検出動作温度
と反強誘電性液晶の相転移点との差が、反強誘電性液晶
の層回転角を±1°の範囲以内に抑え得る所定上限温度
以下に維持されるように、反強誘電性液晶の動作温度を
制御する。
【0053】これにより、請求項1乃至6のいずれかに
記載の配向制御膜と反強誘電性液晶の動作温度に対する
上記温度制御との相乗効果でもって、反強誘電性液晶に
おけるより一層の層回転の抑制を実現できる。その結
果、請求項1乃至6に記載の発明の作用効果をより一層
向上させ得る反強誘電性液晶装置の提供が可能となる。
記載の配向制御膜と反強誘電性液晶の動作温度に対する
上記温度制御との相乗効果でもって、反強誘電性液晶に
おけるより一層の層回転の抑制を実現できる。その結
果、請求項1乃至6に記載の発明の作用効果をより一層
向上させ得る反強誘電性液晶装置の提供が可能となる。
【0054】また、請求項9及び10に記載の発明によ
れば、温度検出手段が反強誘電性液晶の動作温度を検出
すると、温度制御手段が、時分割駆動の際、反強誘電性
液晶の粘度が、反強誘電性液晶の層回転角を±1°の範
囲以内に抑え得る所定下限値以上に維持されるように、
反強誘電性液晶の温度を制御する。これにより、請求項
9及び10に記載の発明と同様の作用効果を達成でき
る。
れば、温度検出手段が反強誘電性液晶の動作温度を検出
すると、温度制御手段が、時分割駆動の際、反強誘電性
液晶の粘度が、反強誘電性液晶の層回転角を±1°の範
囲以内に抑え得る所定下限値以上に維持されるように、
反強誘電性液晶の温度を制御する。これにより、請求項
9及び10に記載の発明と同様の作用効果を達成でき
る。
【0055】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施形態につ
いて説明する。実施例1 図1は、本発明を適用した液晶セルの全体構成を示す。
この液晶セルは、両電極基板10、20を備えており、
これら両電極基板10、20は、帯状シール30及び多
数のスペーサ(図示しない)を介し互いに対向して重ね
合わされている。
いて説明する。実施例1 図1は、本発明を適用した液晶セルの全体構成を示す。
この液晶セルは、両電極基板10、20を備えており、
これら両電極基板10、20は、帯状シール30及び多
数のスペーサ(図示しない)を介し互いに対向して重ね
合わされている。
【0056】電極基板10は、透明基板11を備えてお
り、この透明基板11の内表面には、複数条の透明電極
12が形成されている。また、透明基板11の内表面に
は、絶縁膜13及び配向制御膜14が複数条の透明電極
12を介し順次積層形成されている。一方、電極基板2
0は透明基板21を備えており、この透明基板21の内
表面には、複数条の透明電極22が複数条の透明電極1
2と共に多数の格子状画素を構成するように形成されて
いる。また、透明基板21の内表面には、絶縁膜23及
び配向制御膜24が複数条の透明電極22を介し順次積
層形成されている。
り、この透明基板11の内表面には、複数条の透明電極
12が形成されている。また、透明基板11の内表面に
は、絶縁膜13及び配向制御膜14が複数条の透明電極
12を介し順次積層形成されている。一方、電極基板2
0は透明基板21を備えており、この透明基板21の内
表面には、複数条の透明電極22が複数条の透明電極1
2と共に多数の格子状画素を構成するように形成されて
いる。また、透明基板21の内表面には、絶縁膜23及
び配向制御膜24が複数条の透明電極22を介し順次積
層形成されている。
【0057】両電極基板10、20の間には、反強誘電
性液晶40が封入されている。なお、図1にて、両符号
50、60は、それぞれ、偏光板を示す。これら両偏光
板50、60は、その各偏光軸を互いに直交させるよう
に、かつ、電圧の無印加時に消光するように配設されて
いる。次に、上記両配向制御膜14、24の形成方法に
ついて説明する。
性液晶40が封入されている。なお、図1にて、両符号
50、60は、それぞれ、偏光板を示す。これら両偏光
板50、60は、その各偏光軸を互いに直交させるよう
に、かつ、電圧の無印加時に消光するように配設されて
いる。次に、上記両配向制御膜14、24の形成方法に
ついて説明する。
【0058】5mmolの4,4’−ジアミノターフェ
ニル(下記の化学構造式51により表される)を42.
98gの乾燥ジメチルアセトアミド中に添加して、窒素
雰囲気のもと、氷水で冷却しながら溶解した。この溶解
液に、5.5mmolのピロメリット酸二無水物(下記
の化学構造式52により表される)を添加し、その後、
10℃乃至15℃に保持して、窒素雰囲気のもとで、約
1時間半攪拌した後、室温にてさらに1時間半攪拌し
た。然る後、粘調になった溶液を室温で一夜放置し、ポ
リアミドカルボン酸を合成した。
ニル(下記の化学構造式51により表される)を42.
98gの乾燥ジメチルアセトアミド中に添加して、窒素
雰囲気のもと、氷水で冷却しながら溶解した。この溶解
液に、5.5mmolのピロメリット酸二無水物(下記
の化学構造式52により表される)を添加し、その後、
10℃乃至15℃に保持して、窒素雰囲気のもとで、約
1時間半攪拌した後、室温にてさらに1時間半攪拌し
た。然る後、粘調になった溶液を室温で一夜放置し、ポ
リアミドカルボン酸を合成した。
【0059】
【化51】
【0060】
【化52】
【0061】このように合成したポリアミドカルボン酸
の粘度を、ジメチルアセトアミド中で、濃度を0.5g
/dlとしてオスワルド粘度計により測定した。この測
定粘度を図表5に示した。上述のようにして得られたポ
リアミドカルボン酸を、スピンコート法により、透明基
板11の内表面に、複数条の透明電極12を介して、1
00Å乃至400Å未満の範囲の値の膜厚に薄膜化し
て、200℃で1時間焼成しイミド化し、下記の化学構
造式53により表されるポリイミド膜として形成した。
の粘度を、ジメチルアセトアミド中で、濃度を0.5g
/dlとしてオスワルド粘度計により測定した。この測
定粘度を図表5に示した。上述のようにして得られたポ
リアミドカルボン酸を、スピンコート法により、透明基
板11の内表面に、複数条の透明電極12を介して、1
00Å乃至400Å未満の範囲の値の膜厚に薄膜化し
て、200℃で1時間焼成しイミド化し、下記の化学構
造式53により表されるポリイミド膜として形成した。
【0062】
【化53】
【0063】この化学構造式53において、X1 は、上
記化学構造式51により表される4,4’−ジアミノタ
ーフェニルであり、また、Y1 は、上記化学構造式52
により表されるピロメリット酸二無水物である。上記ポ
リイミド膜の表面を、ナイロン又はポリエステル等の不
織布により、一方向にラビング処理して、配向制御膜1
4とした。また、配向制御膜24も配向制御膜14と同
様に形成した。
記化学構造式51により表される4,4’−ジアミノタ
ーフェニルであり、また、Y1 は、上記化学構造式52
により表されるピロメリット酸二無水物である。上記ポ
リイミド膜の表面を、ナイロン又はポリエステル等の不
織布により、一方向にラビング処理して、配向制御膜1
4とした。また、配向制御膜24も配向制御膜14と同
様に形成した。
【0064】ここで、両配向制御膜14、24の各膜厚
の下限値及び上限値を、上述のように、それぞれ、10
0Å及び400Å未満とした理由について説明する。ま
ず、両配向制御膜14、24の各膜厚の下限値を100
Åとしたのは、膜厚がこの値より薄くなると、反強誘電
性液晶40が配向しないためである。また、両配向制御
膜14、24の各膜厚の上限値を400Å未満としたの
は、以下の理由による。
の下限値及び上限値を、上述のように、それぞれ、10
0Å及び400Å未満とした理由について説明する。ま
ず、両配向制御膜14、24の各膜厚の下限値を100
Åとしたのは、膜厚がこの値より薄くなると、反強誘電
性液晶40が配向しないためである。また、両配向制御
膜14、24の各膜厚の上限値を400Å未満としたの
は、以下の理由による。
【0065】特開平2−173724号公報により開示
した時分割駆動方法を用いて本実施例1の液晶セルを駆
動する場合を例にとって説明する。液晶セルの任意の画
素には、図2にて示すような波形の電圧が、複数の透明
電極12のいずれか及び透明電極22を介し印加され
る。ここで、選択期間に印加される電圧Vwは、およそ
20V乃至30Vであり、非選択期間に印加される電圧
Voは、およそ0V乃至10Vである。
した時分割駆動方法を用いて本実施例1の液晶セルを駆
動する場合を例にとって説明する。液晶セルの任意の画
素には、図2にて示すような波形の電圧が、複数の透明
電極12のいずれか及び透明電極22を介し印加され
る。ここで、選択期間に印加される電圧Vwは、およそ
20V乃至30Vであり、非選択期間に印加される電圧
Voは、およそ0V乃至10Vである。
【0066】このような波形の電圧を上述のように液晶
セルに印加したとき、実際の液晶層に加わる電圧は、反
強誘電性液晶40、両配向制御膜14、24及び両絶縁
膜13、23に容量分配された結果としての電圧とな
る。反強誘電性液晶セルで重要となるのは、選択期間に
て反強誘電性の「暗」表示状態から強誘電性の「明」表
示状態を書き込み、非選択期間にて駆動電圧V0 でその
「明」表示状態を保持するときに、実際に液晶層に加わ
っている実効電圧である。この実効電圧は、次の両数式
1、2から両電界強度E2 、E3 を消去することにより
計算できる。
セルに印加したとき、実際の液晶層に加わる電圧は、反
強誘電性液晶40、両配向制御膜14、24及び両絶縁
膜13、23に容量分配された結果としての電圧とな
る。反強誘電性液晶セルで重要となるのは、選択期間に
て反強誘電性の「暗」表示状態から強誘電性の「明」表
示状態を書き込み、非選択期間にて駆動電圧V0 でその
「明」表示状態を保持するときに、実際に液晶層に加わ
っている実効電圧である。この実効電圧は、次の両数式
1、2から両電界強度E2 、E3 を消去することにより
計算できる。
【0067】
【数1】V0 =d1 E1 +2d2 E2 +2d3 E3
【0068】
【数2】 ε0 ε1 E1 +PS =ε0 ε2 E2 =ε0 ε3 E3 これら両数式1、2において、d1 及びε1 は、反強誘
電性液晶の液晶層の厚さ及び誘電率をそれぞれ表す。d
2 及びε2 は、配向制御膜の膜厚及び誘電率をそれぞれ
表す。
電性液晶の液晶層の厚さ及び誘電率をそれぞれ表す。d
2 及びε2 は、配向制御膜の膜厚及び誘電率をそれぞれ
表す。
【0069】また、d3 及びε3 は、絶縁膜の膜厚及び
誘電率をそれぞれ表す。E1 、E2及びE3 は、反強誘
電性液晶40の液晶層、配向制御膜及び絶縁膜に加わる
各電界強度をそれぞれ表す。ε0 は、真空における誘電
率を表し、PS は反強誘電性液晶の自発分極を表す。こ
の場合、上記非選択期間の実効電圧を数V以上にしない
と、「明」表示の輝度が減衰し、高コントラストの表示
が得られない。そして、この電圧を確保するために、印
加電圧V0 を高くすると、「暗」表示状態の輝度が上昇
してしまって高コントラストの表示が得られなくなる。
誘電率をそれぞれ表す。E1 、E2及びE3 は、反強誘
電性液晶40の液晶層、配向制御膜及び絶縁膜に加わる
各電界強度をそれぞれ表す。ε0 は、真空における誘電
率を表し、PS は反強誘電性液晶の自発分極を表す。こ
の場合、上記非選択期間の実効電圧を数V以上にしない
と、「明」表示の輝度が減衰し、高コントラストの表示
が得られない。そして、この電圧を確保するために、印
加電圧V0 を高くすると、「暗」表示状態の輝度が上昇
してしまって高コントラストの表示が得られなくなる。
【0070】また、「暗」表示状態にある画素の液晶層
に加わる電圧は、上記数式2に代えて、次の数式3を用
いて同様に計算できる。
に加わる電圧は、上記数式2に代えて、次の数式3を用
いて同様に計算できる。
【0071】
【数3】ε0 ε1 E1 =ε0 ε2 E2 =ε0 ε3 E3 「暗」表示状態では、反強誘電性液晶の自発分極成分が
ないために、「明」表示状態の画素よりも高い電圧が加
わっている。従って、上述のように、印加電圧V0 を操
作する方法では、「明」の輝度と「暗」の輝度とがトレ
ードオフの関係になってしまう。
ないために、「明」表示状態の画素よりも高い電圧が加
わっている。従って、上述のように、印加電圧V0 を操
作する方法では、「明」の輝度と「暗」の輝度とがトレ
ードオフの関係になってしまう。
【0072】結局、配向制御膜と絶縁膜のε及びdを選
んで、液晶層に有効に電圧を印加することが必要であ
る。以上より、反強誘電性液晶の自発分極をPS =70
nC/cm2 乃至200nC/cm2 の範囲の値とし、
配向制御膜の誘電率をε2 =2乃至6の範囲の値とし、
絶縁膜の誘電率をε3 =10乃至50の範囲の値とする
と、配向制御膜の膜厚の上限値は400Å未満とするの
が好ましいといえる。
んで、液晶層に有効に電圧を印加することが必要であ
る。以上より、反強誘電性液晶の自発分極をPS =70
nC/cm2 乃至200nC/cm2 の範囲の値とし、
配向制御膜の誘電率をε2 =2乃至6の範囲の値とし、
絶縁膜の誘電率をε3 =10乃至50の範囲の値とする
と、配向制御膜の膜厚の上限値は400Å未満とするの
が好ましいといえる。
【0073】次に、上述のように形成した両配向制御膜
14、24の各配向規制力を次のようにして評価した。
1991年第17回液晶討論会予稿集第33頁にて、西
野氏等は、液晶としてネマチック液晶を用いた液晶セル
において、この液晶の配向異常を検査する一般的手段と
して、ラビング後の配向膜内表面の光学的位相差の測定
について報告している。この報告は、上記光学的位相差
の値の異常に基づき配向膜の配向規制力の異常を検査す
るというものである。
14、24の各配向規制力を次のようにして評価した。
1991年第17回液晶討論会予稿集第33頁にて、西
野氏等は、液晶としてネマチック液晶を用いた液晶セル
において、この液晶の配向異常を検査する一般的手段と
して、ラビング後の配向膜内表面の光学的位相差の測定
について報告している。この報告は、上記光学的位相差
の値の異常に基づき配向膜の配向規制力の異常を検査す
るというものである。
【0074】この報告においては、配向膜を構成してい
る高分子はラビングにより一軸方向に延伸され、ラビン
グ方向に光学的な複屈折性を発現する。従って、一般
に、ラビング方向において複屈折性の大きさが均一な領
域では、液晶分子が均一に配向するとされている。但
し、上記複屈折性の方向と大きさを光学的位相差Δnd
でもって表す。
る高分子はラビングにより一軸方向に延伸され、ラビン
グ方向に光学的な複屈折性を発現する。従って、一般
に、ラビング方向において複屈折性の大きさが均一な領
域では、液晶分子が均一に配向するとされている。但
し、上記複屈折性の方向と大きさを光学的位相差Δnd
でもって表す。
【0075】本実施例1においては、上記報告による検
査方法を採用した。具体的には、次のようにして測定し
た。ここで、配向制御膜の光学的位相差の測定にあた
り、オーク製作所製ADR−100XY型高感度自動複
屈折測定装置を用いた。なお、測定スポットは1mmの
直径とした。この測定において、同一の配向制御膜の光
学的位相差をラビングの前と後で測定しておき、ラビン
グ後の光学的位相差からラビング前の光学的位相差を差
し引くことで、下地の影響を除去できる。これにより、
ラビングで誘起された配向制御膜の複屈折を光学的位相
差Δndとして求めることができる。
査方法を採用した。具体的には、次のようにして測定し
た。ここで、配向制御膜の光学的位相差の測定にあた
り、オーク製作所製ADR−100XY型高感度自動複
屈折測定装置を用いた。なお、測定スポットは1mmの
直径とした。この測定において、同一の配向制御膜の光
学的位相差をラビングの前と後で測定しておき、ラビン
グ後の光学的位相差からラビング前の光学的位相差を差
し引くことで、下地の影響を除去できる。これにより、
ラビングで誘起された配向制御膜の複屈折を光学的位相
差Δndとして求めることができる。
【0076】また、本発明者等は、ラビング条件を精密
に制御することで、電極基板上の配向制御膜の複屈折性
の差が所望の範囲内になるようにした。ここでは、上記
測定のΔnd値がおよそ−0.25nm≦Δnd≦+
0.25nm内に入るようにした。上述のように両配向
制御膜14、24を検査した後、これら両配向制御膜1
4、24を対向させるとともにその各ラビング方向を互
いに平行又は反平行にするように、両電極基板10、2
0を対向させて重ね合わせ、その後、反強誘電性液晶4
0を注入した。
に制御することで、電極基板上の配向制御膜の複屈折性
の差が所望の範囲内になるようにした。ここでは、上記
測定のΔnd値がおよそ−0.25nm≦Δnd≦+
0.25nm内に入るようにした。上述のように両配向
制御膜14、24を検査した後、これら両配向制御膜1
4、24を対向させるとともにその各ラビング方向を互
いに平行又は反平行にするように、両電極基板10、2
0を対向させて重ね合わせ、その後、反強誘電性液晶4
0を注入した。
【0077】反強誘電性液晶40としては、4−(1−
トリフルオロメチルヘプトキシカルボニル)フェニル−
4’−オクチルオキシビフェニル−4−カルボキシレー
ト(以下、TFMHPOBCという)、4−(1−トリ
フルオロメチルヘプトキシカルボニル)フェニル−4’
−デシルビフェニル−4−カルボキシレート(以下、T
FMHPDBCという)、4−(メチルヘプトキシカル
ボニル)フェニル−4’−オクチルオキシビフェニル−
4−カルボキシレート(以下、MHPOBCという)及
びこれらの同族体を含む混合液を採用した。
トリフルオロメチルヘプトキシカルボニル)フェニル−
4’−オクチルオキシビフェニル−4−カルボキシレー
ト(以下、TFMHPOBCという)、4−(1−トリ
フルオロメチルヘプトキシカルボニル)フェニル−4’
−デシルビフェニル−4−カルボキシレート(以下、T
FMHPDBCという)、4−(メチルヘプトキシカル
ボニル)フェニル−4’−オクチルオキシビフェニル−
4−カルボキシレート(以下、MHPOBCという)及
びこれらの同族体を含む混合液を採用した。
【0078】この混合液晶は、次の相系列を示す。 (−20℃) (70℃) (72℃) (85℃) 結晶 → SmCA * → SmC* → SmA → 等方性液体 ここで、SmCA * 相は、反強誘電性スメクチック液晶
相を表し、SmC* 相は、強誘電性スメクチック液晶相
を示し、また、SmA相は常誘電性スメクチック液晶相
を表す。
相を表し、SmC* 相は、強誘電性スメクチック液晶相
を示し、また、SmA相は常誘電性スメクチック液晶相
を表す。
【0079】反強誘電性液晶の注入は、これを加熱して
等方性液体(ISO)とし、毛細管現象又は真空置換法
を利用して行い、然る後、カイラルスメクチックCA相
(SmCA * 相)まで、毎分1℃乃至2℃の速度で徐冷
した。また、上述のように作製した液晶セルの配向暗輝
度及び駆動マージンを測定した。さらに、当該液晶セル
で所定の時分割駆動を行い、層回転現象の発生の有無を
調べた。
等方性液体(ISO)とし、毛細管現象又は真空置換法
を利用して行い、然る後、カイラルスメクチックCA相
(SmCA * 相)まで、毎分1℃乃至2℃の速度で徐冷
した。また、上述のように作製した液晶セルの配向暗輝
度及び駆動マージンを測定した。さらに、当該液晶セル
で所定の時分割駆動を行い、層回転現象の発生の有無を
調べた。
【0080】配向暗輝度は、顕微鏡下で透過光強度検出
用光電子増倍管を用いて測定した。この配向暗輝度が低
い程均一な配向であり、高コントラストの表示が可能で
あることを意味する。駆動マージンは、上記液晶セルに
1Hzの三角波電圧を印加して図3にて示すような二重
履歴特性を観測して、下記の数式4に従って求めた。
用光電子増倍管を用いて測定した。この配向暗輝度が低
い程均一な配向であり、高コントラストの表示が可能で
あることを意味する。駆動マージンは、上記液晶セルに
1Hzの三角波電圧を印加して図3にて示すような二重
履歴特性を観測して、下記の数式4に従って求めた。
【0081】
【数4】 この数式4において、Vth(10)は、正又は負の電
圧を印加したときに光の透過率10%となる電圧をい
う。また、Vsat(90)は、正又は負の電圧を増加
したときに光の透過率90%となる電圧をいう。また、
Vth(90)は、正又は負の電圧を減少したときに光
の透過率90%となる電圧をいう。
圧を印加したときに光の透過率10%となる電圧をい
う。また、Vsat(90)は、正又は負の電圧を増加
したときに光の透過率90%となる電圧をいう。また、
Vth(90)は、正又は負の電圧を減少したときに光
の透過率90%となる電圧をいう。
【0082】駆動マージンMは、本発明に係る液晶セル
を時分割駆動するときに目安となるパラメータである。
M=4乃至5以上であれば、高コントラストで、優れた
階調性表示を得ることができる。液晶層の層回転現象発
生の有無は、図4にて示した矩形波電圧を数時間印加し
た後に、電圧無印加時の消光位が初期の位置から何度ず
れたかを顕微鏡で観測して評価した。液晶層の層回転角
θは、初期から1°以上ずれると、表示コントラストの
低下を招くこととなる。以上のようにして評価した結果
を、図表5にて示した。
を時分割駆動するときに目安となるパラメータである。
M=4乃至5以上であれば、高コントラストで、優れた
階調性表示を得ることができる。液晶層の層回転現象発
生の有無は、図4にて示した矩形波電圧を数時間印加し
た後に、電圧無印加時の消光位が初期の位置から何度ず
れたかを顕微鏡で観測して評価した。液晶層の層回転角
θは、初期から1°以上ずれると、表示コントラストの
低下を招くこととなる。以上のようにして評価した結果
を、図表5にて示した。
【0083】図表5は、本実施例1及び以下に述べる実
施例2乃至乃至15による試料としての液晶セルの評価
結果をまとめたものである。また、本発明の有効性を示
すため、適当な比較例を記載した。この比較例として
は、日立化成社製LQ−1800型液晶セル、及び住友
ベークライト社製CRD−8616型液晶セルを用い
た。
施例2乃至乃至15による試料としての液晶セルの評価
結果をまとめたものである。また、本発明の有効性を示
すため、適当な比較例を記載した。この比較例として
は、日立化成社製LQ−1800型液晶セル、及び住友
ベークライト社製CRD−8616型液晶セルを用い
た。
【0084】実施例2 5mmolの4,4’−ジアミノターフェニル(上記化
学構造式51参照)を47.71gの乾燥ジメチルアセ
トアミド中に添加して、窒素雰囲気のもと、氷水で冷却
しながら溶解した。この溶解液に、5.5mmolの
2,3,6,7−ナフタレンテトラカルボン酸二無水物
(下記化学構造式54により表される)を添加し、上記
実施例1の場合と同様の方法でポリアミドカルボン酸を
合成した。
学構造式51参照)を47.71gの乾燥ジメチルアセ
トアミド中に添加して、窒素雰囲気のもと、氷水で冷却
しながら溶解した。この溶解液に、5.5mmolの
2,3,6,7−ナフタレンテトラカルボン酸二無水物
(下記化学構造式54により表される)を添加し、上記
実施例1の場合と同様の方法でポリアミドカルボン酸を
合成した。
【0085】
【化54】
【0086】このように合成したポリアミドカルボン酸
の粘度を、上記実施例1の場合と同様の方法で測定し、
その測定粘度を図表5に示した。得られたポリアミドカ
ルボン酸を上記実施例1の場合と同様の方法で電極基板
の透明基板の内表面に薄膜形成し、ポリイミド膜とし
た。このポリイミド膜において、上記化学構造式53に
おけるX1 は、化学構造式51により表される4,4’
−ジアミノターフェニルであり、Y1 は、化学構造式5
4により表される2,3,6,7−ナフタレンテトラカ
ルボン酸二無水物である。このポリイミド膜を上記実施
例1の場合と同様に各配向制御膜として液晶セルを形成
した。
の粘度を、上記実施例1の場合と同様の方法で測定し、
その測定粘度を図表5に示した。得られたポリアミドカ
ルボン酸を上記実施例1の場合と同様の方法で電極基板
の透明基板の内表面に薄膜形成し、ポリイミド膜とし
た。このポリイミド膜において、上記化学構造式53に
おけるX1 は、化学構造式51により表される4,4’
−ジアミノターフェニルであり、Y1 は、化学構造式5
4により表される2,3,6,7−ナフタレンテトラカ
ルボン酸二無水物である。このポリイミド膜を上記実施
例1の場合と同様に各配向制御膜として液晶セルを形成
した。
【0087】このように形成した液晶セルの配向暗輝度
及び駆動マージンMを、上記実施例1の場合と同様に測
定し、この測定結果を図表5に示した。実施例3 5mmolの4,4’−ジアミノターフェニル(上記化
学構造式51参照)を50.17gの乾燥ジメチルアセ
トアミド中に添加し、窒素雰囲気のもと、氷水で冷却し
ながら溶解した。この溶解液に5.5mmolの4,
4’−ビフタル酸無水物(下記の化学構造式55により
表される)を添加し、上記実施例1の場合と同様の方法
でポリアミドカルボン酸を合成した。
及び駆動マージンMを、上記実施例1の場合と同様に測
定し、この測定結果を図表5に示した。実施例3 5mmolの4,4’−ジアミノターフェニル(上記化
学構造式51参照)を50.17gの乾燥ジメチルアセ
トアミド中に添加し、窒素雰囲気のもと、氷水で冷却し
ながら溶解した。この溶解液に5.5mmolの4,
4’−ビフタル酸無水物(下記の化学構造式55により
表される)を添加し、上記実施例1の場合と同様の方法
でポリアミドカルボン酸を合成した。
【0088】
【化55】
【0089】このように合成したポリアミドカルボン酸
の粘度を、上記実施例1と同様の方法で測定し、その結
果を図表5に示した。得られたポリアミドカルボン酸を
上記実施例1の場合と同様の方法で電極基板の透明基板
の内表面に薄膜形成し、ポリイミド膜とした。このポリ
イミド膜において、上記化学構造式53におけるX
1 は、化学構造式51により表される4,4’−ジアミ
ノターフェニルであり、Y1 は、上記化学構造式55に
より表される4,4’−ビフタル酸無水物である。この
ポリイミド膜を上記実施例1の場合と同様に各配向制御
膜として液晶セルを形成した。
の粘度を、上記実施例1と同様の方法で測定し、その結
果を図表5に示した。得られたポリアミドカルボン酸を
上記実施例1の場合と同様の方法で電極基板の透明基板
の内表面に薄膜形成し、ポリイミド膜とした。このポリ
イミド膜において、上記化学構造式53におけるX
1 は、化学構造式51により表される4,4’−ジアミ
ノターフェニルであり、Y1 は、上記化学構造式55に
より表される4,4’−ビフタル酸無水物である。この
ポリイミド膜を上記実施例1の場合と同様に各配向制御
膜として液晶セルを形成した。
【0090】このように形成した液晶セルの配向暗輝度
及び駆動マージンMを、上記実施例1の場合と同様に測
定し、この測定結果を図表5に示した。実施例4 5mmolの4,4’−ジアミノターフェニル(上記化
学構造式51参照)を52.33gの乾燥ジメチルアセ
トアミド中に添加し、窒素雰囲気のもと、氷水で冷却し
ながら溶解した。この溶解液に2.75mmolの4,
4’−オキシジフタル酸無水物(下記化学構造式56に
より表される)と2.75mmolのピロメリット酸二
無水物(上記化学構造式52参照)を添加し、上記実施
例1の場合と同様の方法でポリアミドカルボン酸を合成
した。
及び駆動マージンMを、上記実施例1の場合と同様に測
定し、この測定結果を図表5に示した。実施例4 5mmolの4,4’−ジアミノターフェニル(上記化
学構造式51参照)を52.33gの乾燥ジメチルアセ
トアミド中に添加し、窒素雰囲気のもと、氷水で冷却し
ながら溶解した。この溶解液に2.75mmolの4,
4’−オキシジフタル酸無水物(下記化学構造式56に
より表される)と2.75mmolのピロメリット酸二
無水物(上記化学構造式52参照)を添加し、上記実施
例1の場合と同様の方法でポリアミドカルボン酸を合成
した。
【0091】
【化56】
【0092】このように合成したポリアミドカルボン酸
の粘度を、上記実施例1と同様の方法で測定し、その結
果を図表5に示した。得られたポリアミドカルボン酸を
上記実施例1の場合と同様の方法で、電極基板の透明基
板の内表面に薄膜形成し、下記の化学構造式57により
表されるポリイミド膜として形成した。
の粘度を、上記実施例1と同様の方法で測定し、その結
果を図表5に示した。得られたポリアミドカルボン酸を
上記実施例1の場合と同様の方法で、電極基板の透明基
板の内表面に薄膜形成し、下記の化学構造式57により
表されるポリイミド膜として形成した。
【0093】
【化57】
【0094】このポリイミド膜において、上記化学構造
式57におけるX1 、X2 は、上記化学構造式51によ
り表される4,4’−ジアミノターフェニルであり、Y
1 、Y2 は、上記化学構造式52、56により表される
4,4’−オキシジフタル酸無水物である。このポリイ
ミド膜を上記実施例1の場合と同様に各配向制御膜とし
て液晶セルを形成した。
式57におけるX1 、X2 は、上記化学構造式51によ
り表される4,4’−ジアミノターフェニルであり、Y
1 、Y2 は、上記化学構造式52、56により表される
4,4’−オキシジフタル酸無水物である。このポリイ
ミド膜を上記実施例1の場合と同様に各配向制御膜とし
て液晶セルを形成した。
【0095】このように形成した液晶セルの配向暗輝度
及び駆動マージンMを、上記実施例1の場合と同様に測
定し、この測定結果を図表5に示した。実施例5 5mmolの4,4’−ジアミノターフェニル(上記化
学構造式51参照)を57.15gの乾燥ジメチルアセ
トアミド中に添加し、窒素雰囲気のもと、氷水で冷却し
ながら溶解した。この溶解液に5.5mmolの4,
4’−オキシジフタル酸無水物(上記化学構造式56参
照)を添加し、上記実施例1の場合と同様の方法でポリ
アミドカルボン酸を合成した。
及び駆動マージンMを、上記実施例1の場合と同様に測
定し、この測定結果を図表5に示した。実施例5 5mmolの4,4’−ジアミノターフェニル(上記化
学構造式51参照)を57.15gの乾燥ジメチルアセ
トアミド中に添加し、窒素雰囲気のもと、氷水で冷却し
ながら溶解した。この溶解液に5.5mmolの4,
4’−オキシジフタル酸無水物(上記化学構造式56参
照)を添加し、上記実施例1の場合と同様の方法でポリ
アミドカルボン酸を合成した。
【0096】このように合成したポリアミドカルボン酸
の粘度を、上記実施例1と同様の方法で測定し、その結
果を図表5に示した。得られたポリアミドカルボン酸を
上記実施例1と同様の方法で電極基板の透明基板の内表
面に薄膜形成し、ポリイミド膜とした。このポリイミド
膜において、上記化学構造式53におけるX1 は、上記
化学構造式51により表される4,4’−ジアミノター
フェニルであり、Y1 は、上記化学構造式56により表
される4,4’−オキシジフタル酸無水物である。この
ポリイミド膜を上記実施例1の場合と同様に各配向制御
膜として液晶セルを形成した。
の粘度を、上記実施例1と同様の方法で測定し、その結
果を図表5に示した。得られたポリアミドカルボン酸を
上記実施例1と同様の方法で電極基板の透明基板の内表
面に薄膜形成し、ポリイミド膜とした。このポリイミド
膜において、上記化学構造式53におけるX1 は、上記
化学構造式51により表される4,4’−ジアミノター
フェニルであり、Y1 は、上記化学構造式56により表
される4,4’−オキシジフタル酸無水物である。この
ポリイミド膜を上記実施例1の場合と同様に各配向制御
膜として液晶セルを形成した。
【0097】このように形成した液晶セルの配向暗輝度
及び駆動マージンMを、上記実施例1の場合と同様に測
定し、この測定結果を図表5に示した。実施例6 5mmolの4,4’−ジアミノターフェニル(上記化
学構造式51参照)を62.17gの乾燥ジメチルアセ
トアミド中に添加して、窒素雰囲気のもと、氷水で冷却
しながら溶解した。この溶解液に5.6mmolの3,
3’,4,4’−ジフェニルスルホンテトラカルボン酸
二無水物(下記化学構造式58により表される)を添加
し、上記実施例1の場合と同様の方法でポリアミドカル
ボン酸を合成した。
及び駆動マージンMを、上記実施例1の場合と同様に測
定し、この測定結果を図表5に示した。実施例6 5mmolの4,4’−ジアミノターフェニル(上記化
学構造式51参照)を62.17gの乾燥ジメチルアセ
トアミド中に添加して、窒素雰囲気のもと、氷水で冷却
しながら溶解した。この溶解液に5.6mmolの3,
3’,4,4’−ジフェニルスルホンテトラカルボン酸
二無水物(下記化学構造式58により表される)を添加
し、上記実施例1の場合と同様の方法でポリアミドカル
ボン酸を合成した。
【0098】
【化58】
【0099】このように合成したポリアミドカルボン酸
の粘度を、上記実施例1の場合と同様な方法で測定し、
その結果を図表5に示した。得られたポリアミドカルボ
ン酸を上記実施例1の場合と同様の方法で電極基板の透
明基板の内表面に薄膜形成し、ポリイミド膜とした。こ
のポリイミド膜において、上記化学構造式53における
X1 は、上記化学構造式51により表される4,4’−
ジアミノターフェニルであり、Y1 は、上記化学構造式
58により表される3,3’,4,4’−ジフェニルス
ルホンテトラカルボン酸二無水物である。このポリイミ
ド膜を上記実施例1の場合と同様に各配向制御膜として
液晶セルを形成した。
の粘度を、上記実施例1の場合と同様な方法で測定し、
その結果を図表5に示した。得られたポリアミドカルボ
ン酸を上記実施例1の場合と同様の方法で電極基板の透
明基板の内表面に薄膜形成し、ポリイミド膜とした。こ
のポリイミド膜において、上記化学構造式53における
X1 は、上記化学構造式51により表される4,4’−
ジアミノターフェニルであり、Y1 は、上記化学構造式
58により表される3,3’,4,4’−ジフェニルス
ルホンテトラカルボン酸二無水物である。このポリイミ
ド膜を上記実施例1の場合と同様に各配向制御膜として
液晶セルを形成した。
【0100】このように形成した液晶セルの配向暗輝度
及び駆動マージンMを、上記実施例1の場合と同様に測
定し、この測定結果を図表5に示した。実施例7 5mmolのp−フェニレンジアミン(下記化学構造式
59により表される)を、29.90gの乾燥ジメチル
アセトアミド中に添加し、窒素雰囲気のもと、氷水で冷
却しながら溶解した。この溶解液中に、5.5mmol
のピロメリット酸二無水物(上記化学構造式52参照)
を添加し、実施例1の場合と同様の方法によりポリアミ
ドカルボン酸を合成した。
及び駆動マージンMを、上記実施例1の場合と同様に測
定し、この測定結果を図表5に示した。実施例7 5mmolのp−フェニレンジアミン(下記化学構造式
59により表される)を、29.90gの乾燥ジメチル
アセトアミド中に添加し、窒素雰囲気のもと、氷水で冷
却しながら溶解した。この溶解液中に、5.5mmol
のピロメリット酸二無水物(上記化学構造式52参照)
を添加し、実施例1の場合と同様の方法によりポリアミ
ドカルボン酸を合成した。
【0101】
【化59】
【0102】このようにして合成したポリアミドカルボ
ン酸の粘度を、実施例1にて述べたと同様の方法により
測定した。この測定結果は、図表5に示す。上述のよう
にした得られたポリアミドカルボン酸を、実施例1の場
合と同様の方法により電極基板上に薄膜化し、ポリイミ
ド膜とした。このポリイミド膜において、上記化学構造
式53におけるX1 は、上記化学構造式59により表さ
れるp−フェニレンジアミンであり、Y1 は、化学構造
式52による表されるピロメリット酸二無水物である。
このポリイミド膜を上記実施例1の場合と同様に各配向
制御膜として液晶セルを形成した。
ン酸の粘度を、実施例1にて述べたと同様の方法により
測定した。この測定結果は、図表5に示す。上述のよう
にした得られたポリアミドカルボン酸を、実施例1の場
合と同様の方法により電極基板上に薄膜化し、ポリイミ
ド膜とした。このポリイミド膜において、上記化学構造
式53におけるX1 は、上記化学構造式59により表さ
れるp−フェニレンジアミンであり、Y1 は、化学構造
式52による表されるピロメリット酸二無水物である。
このポリイミド膜を上記実施例1の場合と同様に各配向
制御膜として液晶セルを形成した。
【0103】このように形成した液晶セルの配向暗輝度
及び駆動マージンMを上記実施例1の場合と同様に測定
した。この測定結果を図表5に示した。実施例8 5mmolのp−フェニレンジアミン(上記化学構造式
59参照)を34.63gの乾燥ジメチルアセトアミド
中に添加して、窒素雰囲気のもと、氷水で冷却しながら
溶解した。この溶解液に5.5mmolの2,3,6,
7−ナフタレンテトラカルボン酸二無水物(上記化学構
造式54参照)を添加し、上記実施例1の場合と同様の
方法でポリアミドカルボン酸を合成した。
及び駆動マージンMを上記実施例1の場合と同様に測定
した。この測定結果を図表5に示した。実施例8 5mmolのp−フェニレンジアミン(上記化学構造式
59参照)を34.63gの乾燥ジメチルアセトアミド
中に添加して、窒素雰囲気のもと、氷水で冷却しながら
溶解した。この溶解液に5.5mmolの2,3,6,
7−ナフタレンテトラカルボン酸二無水物(上記化学構
造式54参照)を添加し、上記実施例1の場合と同様の
方法でポリアミドカルボン酸を合成した。
【0104】このように合成したポリアミドカルボン酸
の粘度を、上記実施例1の場合と同様の方法で測定し、
その結果を図表5に示した。得られたポリアミドカルボ
ン酸を上記実施例1の場合と同様の方法で電極基板の透
明基板の内表面に薄膜形成し、ポリイミド膜とした。こ
のポリイミド膜において、上記化学構造式53における
X1 は、上記化学構造式59により表されるp−フェニ
レンジアミンであり、Y1 は、上記化学構造式54によ
り表される2,3,6,7−ナフタレンテトラカルボン
酸二無水物である。このポリイミド膜を上記実施例1の
場合と同様に各配向制御膜として液晶セルを形成した。
の粘度を、上記実施例1の場合と同様の方法で測定し、
その結果を図表5に示した。得られたポリアミドカルボ
ン酸を上記実施例1の場合と同様の方法で電極基板の透
明基板の内表面に薄膜形成し、ポリイミド膜とした。こ
のポリイミド膜において、上記化学構造式53における
X1 は、上記化学構造式59により表されるp−フェニ
レンジアミンであり、Y1 は、上記化学構造式54によ
り表される2,3,6,7−ナフタレンテトラカルボン
酸二無水物である。このポリイミド膜を上記実施例1の
場合と同様に各配向制御膜として液晶セルを形成した。
【0105】このように形成した液晶セルの配向暗輝度
及び駆動マージンMを、上記実施例1の場合と同様に測
定し、この測定結果を図表5に示した。実施例9 5mmolのp−フェニレンジアミン(上記化学構造式
59参照)を37.09gの乾燥ジメチルアセトアミド
中に添加して、窒素雰囲気のもと、氷水で冷却しながら
溶解した。この溶解液に5.5mmolの4,4’−ビ
フタル酸無水物(上記化学構造式55参照)を添加し、
上記実施例1の場合と同様の方法でポリアミドカルボン
酸を合成した。
及び駆動マージンMを、上記実施例1の場合と同様に測
定し、この測定結果を図表5に示した。実施例9 5mmolのp−フェニレンジアミン(上記化学構造式
59参照)を37.09gの乾燥ジメチルアセトアミド
中に添加して、窒素雰囲気のもと、氷水で冷却しながら
溶解した。この溶解液に5.5mmolの4,4’−ビ
フタル酸無水物(上記化学構造式55参照)を添加し、
上記実施例1の場合と同様の方法でポリアミドカルボン
酸を合成した。
【0106】このように合成したポリアミドカルボン酸
の粘度を、上記実施例1の場合と同様の方法で測定し、
その結果を図表5に示した。得られたポリアミドカルボ
ン酸を上記実施例1の場合と同様の方法で電極基板の透
明基板の内表面に薄膜形成し、ポリイミド膜とした。こ
のポリイミド膜において、上記化学構造式53における
X1 は、上記化学構造式59により表されるp−フェニ
レンジアミンであり、Y1 は、上記化学構造式55によ
り表される4,4’−ビフタル酸無水物である。このポ
リイミド膜を上記実施例1の場合と同様に各配向制御膜
として液晶セルを形成した。
の粘度を、上記実施例1の場合と同様の方法で測定し、
その結果を図表5に示した。得られたポリアミドカルボ
ン酸を上記実施例1の場合と同様の方法で電極基板の透
明基板の内表面に薄膜形成し、ポリイミド膜とした。こ
のポリイミド膜において、上記化学構造式53における
X1 は、上記化学構造式59により表されるp−フェニ
レンジアミンであり、Y1 は、上記化学構造式55によ
り表される4,4’−ビフタル酸無水物である。このポ
リイミド膜を上記実施例1の場合と同様に各配向制御膜
として液晶セルを形成した。
【0107】このように形成した液晶セルの配向暗輝度
及び駆動マージンMを、上記実施例1の場合と同様に測
定し、この測定結果を図表5に示した。実施例10 5mmolの2,7−ジアミノフルオレン(下記化学構
造式60により表される)を37.47gの乾燥ジメチ
ルアセトアミド中に添加して、窒素雰囲気のもと、氷水
で冷却しながら溶解した。この溶解液に5.5mmol
のピロメリット酸二無水物(上記化学構造式52参照)
を添加し、上記実施例1の場合と同様の方法でポリアミ
ドカルボン酸を合成した。
及び駆動マージンMを、上記実施例1の場合と同様に測
定し、この測定結果を図表5に示した。実施例10 5mmolの2,7−ジアミノフルオレン(下記化学構
造式60により表される)を37.47gの乾燥ジメチ
ルアセトアミド中に添加して、窒素雰囲気のもと、氷水
で冷却しながら溶解した。この溶解液に5.5mmol
のピロメリット酸二無水物(上記化学構造式52参照)
を添加し、上記実施例1の場合と同様の方法でポリアミ
ドカルボン酸を合成した。
【0108】
【化60】
【0109】このように合成したポリアミドカルボン酸
の粘度を、上記実施例1の場合と同様の方法で測定し、
その結果を図表5に示した。得られたポリアミドカルボ
ン酸を上記実施例1の場合と同様の方法で電極基板の透
明基板の内表面に薄膜形成し、ポリイミド膜とした。こ
のポリイミド膜において、上記化学構造式53における
X1 は、上記化学構造式60により表される2,7−ジ
アミノフルオレンであり、Y1 は、上記化学構造式52
により表されるピロメリット酸二無水物である。このポ
リイミド膜を上記実施例1の場合と同様に各配向制御膜
として液晶セルを形成した。
の粘度を、上記実施例1の場合と同様の方法で測定し、
その結果を図表5に示した。得られたポリアミドカルボ
ン酸を上記実施例1の場合と同様の方法で電極基板の透
明基板の内表面に薄膜形成し、ポリイミド膜とした。こ
のポリイミド膜において、上記化学構造式53における
X1 は、上記化学構造式60により表される2,7−ジ
アミノフルオレンであり、Y1 は、上記化学構造式52
により表されるピロメリット酸二無水物である。このポ
リイミド膜を上記実施例1の場合と同様に各配向制御膜
として液晶セルを形成した。
【0110】このように形成した液晶セルの配向暗輝度
及び駆動マージンMを、上記実施例1の場合と同様に測
定し、この測定結果を図表5に示した。実施例11 5mmolの2,7−ジアミノフルオレン(上記化学構
造式60参照)を42.21gの乾燥ジメチルアセトア
ミド中に添加して、窒素雰囲気のもと、氷水で冷却しな
がら溶解した。この溶解液に5.5mmolの2,3,
6,7−ナフタレンテトラカルボン酸二無水物(上記化
学構造式54参照)を添加し、上記実施例1の場合と同
様の方法でポリアミドカルボン酸を合成した。
及び駆動マージンMを、上記実施例1の場合と同様に測
定し、この測定結果を図表5に示した。実施例11 5mmolの2,7−ジアミノフルオレン(上記化学構
造式60参照)を42.21gの乾燥ジメチルアセトア
ミド中に添加して、窒素雰囲気のもと、氷水で冷却しな
がら溶解した。この溶解液に5.5mmolの2,3,
6,7−ナフタレンテトラカルボン酸二無水物(上記化
学構造式54参照)を添加し、上記実施例1の場合と同
様の方法でポリアミドカルボン酸を合成した。
【0111】このように合成したポリアミドカルボン酸
の粘度を、上記実施例1の場合と同様の方法で測定し、
その結果を図表5に示した。得られたポリアミドカルボ
ン酸を上記実施例1の場合と同様の方法で電極基板の透
明基板の内表面に薄膜形成し、ポリイミド膜とした。こ
のポリイミド膜において、上記化学構造式53における
X1 は、上記化学構造式60により表される2,7−ジ
アミノフルオレンであり、Y1 は、上記化学構造式54
により表される2,3,6,7−ナフタレンテトラカル
ボン酸二無水物である。このポリイミド膜を上記実施例
1の場合と同様に各配向制御膜として液晶セルを形成し
た。
の粘度を、上記実施例1の場合と同様の方法で測定し、
その結果を図表5に示した。得られたポリアミドカルボ
ン酸を上記実施例1の場合と同様の方法で電極基板の透
明基板の内表面に薄膜形成し、ポリイミド膜とした。こ
のポリイミド膜において、上記化学構造式53における
X1 は、上記化学構造式60により表される2,7−ジ
アミノフルオレンであり、Y1 は、上記化学構造式54
により表される2,3,6,7−ナフタレンテトラカル
ボン酸二無水物である。このポリイミド膜を上記実施例
1の場合と同様に各配向制御膜として液晶セルを形成し
た。
【0112】このように形成した液晶セルの配向暗輝度
及び駆動マージンMを、上記実施例1の場合と同様に測
定し、この測定結果を図表5に示した。実施例12 5mmolの2,7−ジアミノフルオレン(上記化学構
造式60参照)を44.66gの乾燥ジメチルアセトア
ミド中に添加して、窒素雰囲気のもと、氷水で冷却しな
がら溶解した。この溶解液に5.5mmolの4,4’
−ビフタル酸無水物(上記化学構造式55参照)を添加
し、上記実施例1の場合と同様の方法でポリアミドカル
ボン酸を合成した。
及び駆動マージンMを、上記実施例1の場合と同様に測
定し、この測定結果を図表5に示した。実施例12 5mmolの2,7−ジアミノフルオレン(上記化学構
造式60参照)を44.66gの乾燥ジメチルアセトア
ミド中に添加して、窒素雰囲気のもと、氷水で冷却しな
がら溶解した。この溶解液に5.5mmolの4,4’
−ビフタル酸無水物(上記化学構造式55参照)を添加
し、上記実施例1の場合と同様の方法でポリアミドカル
ボン酸を合成した。
【0113】このように合成したポリアミドカルボン酸
の粘度を、上記実施例1の場合と同様の方法で測定し、
その結果を図表5に示した。得られたポリアミドカルボ
ン酸を上記実施例1の場合と同様の方法で電極基板の透
明基板の内表面に薄膜形成し、ポリイミド膜とした。こ
のポリイミド膜において、上記化学構造式53における
X1 は、上記化学構造式60により表される2,7−ジ
アミノフルオレンであり、Y1 は、上記化学構造式55
により表される4,4’−ビフタル酸無水物である。こ
のポリイミド膜を上記実施例1の場合と同様に各配向制
御膜として液晶セルを形成した。
の粘度を、上記実施例1の場合と同様の方法で測定し、
その結果を図表5に示した。得られたポリアミドカルボ
ン酸を上記実施例1の場合と同様の方法で電極基板の透
明基板の内表面に薄膜形成し、ポリイミド膜とした。こ
のポリイミド膜において、上記化学構造式53における
X1 は、上記化学構造式60により表される2,7−ジ
アミノフルオレンであり、Y1 は、上記化学構造式55
により表される4,4’−ビフタル酸無水物である。こ
のポリイミド膜を上記実施例1の場合と同様に各配向制
御膜として液晶セルを形成した。
【0114】このように形成した液晶セルの配向暗輝度
及び駆動マージンMを、上記実施例1の場合と同様に測
定し、この測定結果を図表5に示した。実施例13 5mmolの4,4’−ジアミノジフェニールエーテル
(下記の化学構造式61により表される)を37.82
gの乾燥ジメチルアセトアミド中に添加して、窒素雰囲
気のもと、氷水で冷却しながら溶解した。この溶解液に
5.5mmolのピロメリット酸二無水物(上記化学構
造式52参照)を添加し、上記実施例1の場合と同様の
方法でポリアミドカルボン酸を合成した。
及び駆動マージンMを、上記実施例1の場合と同様に測
定し、この測定結果を図表5に示した。実施例13 5mmolの4,4’−ジアミノジフェニールエーテル
(下記の化学構造式61により表される)を37.82
gの乾燥ジメチルアセトアミド中に添加して、窒素雰囲
気のもと、氷水で冷却しながら溶解した。この溶解液に
5.5mmolのピロメリット酸二無水物(上記化学構
造式52参照)を添加し、上記実施例1の場合と同様の
方法でポリアミドカルボン酸を合成した。
【0115】
【化61】
【0116】このように合成したポリアミドカルボン酸
の粘度を、上記実施例1の場合と同様の方法で測定し、
その結果を図表5に示した。得られたポリアミドカルボ
ン酸を上記実施例1の場合と同様の方法で電極基板の透
明基板の内表面に薄膜形成し、ポリイミド膜とした。こ
のポリイミド膜において、上記化学構造式53における
X1 は、上記化学構造式61により表される4,4’−
ジアミノジフェニールエーテルであり、Y1 は、上記化
学構造式52により表されるピロメリット酸二無水物で
ある。このポリイミド膜を上記実施例1の場合と同様に
各配向制御膜として液晶セルを形成した。
の粘度を、上記実施例1の場合と同様の方法で測定し、
その結果を図表5に示した。得られたポリアミドカルボ
ン酸を上記実施例1の場合と同様の方法で電極基板の透
明基板の内表面に薄膜形成し、ポリイミド膜とした。こ
のポリイミド膜において、上記化学構造式53における
X1 は、上記化学構造式61により表される4,4’−
ジアミノジフェニールエーテルであり、Y1 は、上記化
学構造式52により表されるピロメリット酸二無水物で
ある。このポリイミド膜を上記実施例1の場合と同様に
各配向制御膜として液晶セルを形成した。
【0117】このように形成した液晶セルの配向暗輝度
及び駆動マージンMを、上記実施例1の場合と同様に測
定し、この測定結果を図表5に示した。実施例14 5mmolの4,4’−ジアミノジフェニールエーテル
(上記化学構造式61参照)を42.55gの乾燥ジメ
チルアセトアミド中に添加して、窒素雰囲気のもと、氷
水で冷却しながら溶解した。この溶解液に5.5mmo
lの2,3,6,7−ナフタレンテトラカルボン酸二無
水物(上記化学構造式54参照)を添加し、上記実施例
1の場合と同様の方法でポリアミドカルボン酸を合成し
た。
及び駆動マージンMを、上記実施例1の場合と同様に測
定し、この測定結果を図表5に示した。実施例14 5mmolの4,4’−ジアミノジフェニールエーテル
(上記化学構造式61参照)を42.55gの乾燥ジメ
チルアセトアミド中に添加して、窒素雰囲気のもと、氷
水で冷却しながら溶解した。この溶解液に5.5mmo
lの2,3,6,7−ナフタレンテトラカルボン酸二無
水物(上記化学構造式54参照)を添加し、上記実施例
1の場合と同様の方法でポリアミドカルボン酸を合成し
た。
【0118】このように合成したポリアミドカルボン酸
の粘度を、上記実施例1の場合と同様の方法で測定し、
その結果を図表5に示した。得られたポリアミドカルボ
ン酸を上記実施例1の場合と同様の方法で電極基板の透
明基板の内表面に薄膜形成し、ポリイミド膜とした。こ
のポリイミド膜において、上記化学構造式53における
X1 は、上記化学構造式61により表される4,4’−
ジアミノジフェニールエーテルであり、Y1 は、上記化
学構造式54により表される2,3,6,7−ナフタレ
ンテトラカルボン酸二無水物である。このポリイミド膜
を上記実施例1の場合と同様に各配向制御膜として液晶
セルを形成した。
の粘度を、上記実施例1の場合と同様の方法で測定し、
その結果を図表5に示した。得られたポリアミドカルボ
ン酸を上記実施例1の場合と同様の方法で電極基板の透
明基板の内表面に薄膜形成し、ポリイミド膜とした。こ
のポリイミド膜において、上記化学構造式53における
X1 は、上記化学構造式61により表される4,4’−
ジアミノジフェニールエーテルであり、Y1 は、上記化
学構造式54により表される2,3,6,7−ナフタレ
ンテトラカルボン酸二無水物である。このポリイミド膜
を上記実施例1の場合と同様に各配向制御膜として液晶
セルを形成した。
【0119】このように形成した液晶セルの配向暗輝度
及び駆動マージンMを、上記実施例1の場合と同様に測
定し、この測定結果を図表5に示した。実施例15 5mmolの4,4’−ジアミノジフェニールエーテル
(上記化学構造式61参照)を45.01gの乾燥ジメ
チルアセトアミド中に添加し、窒素雰囲気のもと、氷水
で冷却しながら溶解した。この溶解液に5.5mmol
の4,4’−ビフタル酸無水物(上記化学構造式55参
照)を添加し、上記実施例1の場合と同様の方法でポリ
アミドカルボン酸を合成した。
及び駆動マージンMを、上記実施例1の場合と同様に測
定し、この測定結果を図表5に示した。実施例15 5mmolの4,4’−ジアミノジフェニールエーテル
(上記化学構造式61参照)を45.01gの乾燥ジメ
チルアセトアミド中に添加し、窒素雰囲気のもと、氷水
で冷却しながら溶解した。この溶解液に5.5mmol
の4,4’−ビフタル酸無水物(上記化学構造式55参
照)を添加し、上記実施例1の場合と同様の方法でポリ
アミドカルボン酸を合成した。
【0120】このように合成したポリアミドカルボン酸
の粘度を、上記実施例1の場合と同様の方法で測定し、
その結果を図表5に示した。得られたポリアミドカルボ
ン酸を上記実施例1の場合と同様の方法で電極基板の透
明基板の内表面に薄膜形成し、ポリイミド膜とした。こ
のポリイミド膜において、上記化学構造式53における
X1 は、上記化学構造式61により表される4,4’−
ジアミノジフェニールエーテルであり、Y1 は、上記化
学構造式55により表される4,4’−ビフタル酸無水
物である。このポリイミド膜を上記実施例1の場合と同
様に各配向制御膜として液晶セルを形成した。
の粘度を、上記実施例1の場合と同様の方法で測定し、
その結果を図表5に示した。得られたポリアミドカルボ
ン酸を上記実施例1の場合と同様の方法で電極基板の透
明基板の内表面に薄膜形成し、ポリイミド膜とした。こ
のポリイミド膜において、上記化学構造式53における
X1 は、上記化学構造式61により表される4,4’−
ジアミノジフェニールエーテルであり、Y1 は、上記化
学構造式55により表される4,4’−ビフタル酸無水
物である。このポリイミド膜を上記実施例1の場合と同
様に各配向制御膜として液晶セルを形成した。
【0121】このように形成した液晶セルの配向暗輝度
及び駆動マージンMを、上記実施例1の場合と同様に測
定し、この測定結果を図表5に示した。以上述べた各実
施例1乃至15のうち、実施例1乃至6においては、特
定化学構造の配向制御膜を反強誘電性液晶に用いている
ので、反強誘電性液晶の初期配向状態を改善することが
でき、その結果、広範囲に亘り均一な液晶分子配列を有
する液晶セルを実現できる。
及び駆動マージンMを、上記実施例1の場合と同様に測
定し、この測定結果を図表5に示した。以上述べた各実
施例1乃至15のうち、実施例1乃至6においては、特
定化学構造の配向制御膜を反強誘電性液晶に用いている
ので、反強誘電性液晶の初期配向状態を改善することが
でき、その結果、広範囲に亘り均一な液晶分子配列を有
する液晶セルを実現できる。
【0122】従って、反強誘電性液晶の有する優れた電
気光学的効果を十分に発揮することができるので、例え
ば、大画面高精細表示装置、TV画像表示装置や液晶シ
ャッター等に適用されて、著しい効果を発揮する。ま
た、上記各実施例1乃至15のうち、実施例8、11を
除く各実施例では、図表5によれば、両比較例に比べて
配向暗輝度が低いことが分かる。しかも、配向暗輝度が
低い程、反強誘電性液晶が均一な配向を示す。従って、
液晶セルの高コントラスト表示が両比較例とは異なり可
能となる。
気光学的効果を十分に発揮することができるので、例え
ば、大画面高精細表示装置、TV画像表示装置や液晶シ
ャッター等に適用されて、著しい効果を発揮する。ま
た、上記各実施例1乃至15のうち、実施例8、11を
除く各実施例では、図表5によれば、両比較例に比べて
配向暗輝度が低いことが分かる。しかも、配向暗輝度が
低い程、反強誘電性液晶が均一な配向を示す。従って、
液晶セルの高コントラスト表示が両比較例とは異なり可
能となる。
【0123】また、上記各実施例1乃至15のうち、実
施例8、11を除く各実施例では、図表5によれば、駆
動マージンMが両比較例に比べて高く4乃至5以上であ
る。これにより、比較例1、2に比べて、高コントラス
トを確保できる。また、上記実施例1乃至15のうち、
実施例8、11を除く各実施例では、Δnd差(電極基
板10の配向制御膜にラビング処理により付与されたΔ
ndと電極基板20の配向制御膜にラビング処理により
付与されたΔndとの差)が±0.25以内としたと
き、層回転角θが1°以下である。これにより、配向制
御膜のラビング処理の精度を高める必要もなく、高価な
製造設備を用いなくてもよく、低コストの反強誘電性液
晶セルを提供できる。
施例8、11を除く各実施例では、図表5によれば、駆
動マージンMが両比較例に比べて高く4乃至5以上であ
る。これにより、比較例1、2に比べて、高コントラス
トを確保できる。また、上記実施例1乃至15のうち、
実施例8、11を除く各実施例では、Δnd差(電極基
板10の配向制御膜にラビング処理により付与されたΔ
ndと電極基板20の配向制御膜にラビング処理により
付与されたΔndとの差)が±0.25以内としたと
き、層回転角θが1°以下である。これにより、配向制
御膜のラビング処理の精度を高める必要もなく、高価な
製造設備を用いなくてもよく、低コストの反強誘電性液
晶セルを提供できる。
【0124】また、上記実施例1において配向制御膜を
形成する材料が上記化学構造式53により表される場合
において、X1 がターフェニル系である場合の効果を明
確にするために、層回転角θとΔnd差との関係を調べ
てみたところ、図6にて実線L1にて示すような結果が
得られた。ここで、比較のために、ターフェニル系でな
い実施例13の場合の層回転角θとΔnd差との関係を
も調べてみたところ、破線L2にて示すような結果が得
られた。但し、図6において、+θは層回転が時計回り
の場合に対応し、−θは層回転が反時計回りの場合に対
応する。Δnd差の±は、電極基板10のΔndが電極
基板20のΔndよりも大きい場合に+とし、小さい場
合に−としている。
形成する材料が上記化学構造式53により表される場合
において、X1 がターフェニル系である場合の効果を明
確にするために、層回転角θとΔnd差との関係を調べ
てみたところ、図6にて実線L1にて示すような結果が
得られた。ここで、比較のために、ターフェニル系でな
い実施例13の場合の層回転角θとΔnd差との関係を
も調べてみたところ、破線L2にて示すような結果が得
られた。但し、図6において、+θは層回転が時計回り
の場合に対応し、−θは層回転が反時計回りの場合に対
応する。Δnd差の±は、電極基板10のΔndが電極
基板20のΔndよりも大きい場合に+とし、小さい場
合に−としている。
【0125】これによれば、Δnd差が大きくても層回
転角θが小さくなっているのが分かる。実施例13の場
合では、表示コントラストが低下しない層回転角を±1
°以内とするためには、上下の配向制御膜のΔnd差を
±0.25nm以内にする必要があるのに対し、ターフ
ェニル系を用いた上記実施例1では、Δnd差の許容値
が約2倍に拡大できる。このことは、図表5の実施例1
の層回転角につき、右側に欄にて△の印で記載してある
ようにΔnd差±0.25nm以内から外れても、層回
転角が2°以下に収まる場合があることにより分かる。
転角θが小さくなっているのが分かる。実施例13の場
合では、表示コントラストが低下しない層回転角を±1
°以内とするためには、上下の配向制御膜のΔnd差を
±0.25nm以内にする必要があるのに対し、ターフ
ェニル系を用いた上記実施例1では、Δnd差の許容値
が約2倍に拡大できる。このことは、図表5の実施例1
の層回転角につき、右側に欄にて△の印で記載してある
ようにΔnd差±0.25nm以内から外れても、層回
転角が2°以下に収まる場合があることにより分かる。
【0126】なお、図表5の実施例13の層回転角につ
き、右側に欄にて×の印で記載してあるようにΔnd差
±0.25nm以内から外れると、層回転角が3°以上
となり不良となる。上述のように、X1 がターフェニル
系である場合には、ラビング処理工程の高精度化の緩和
及び低コスト化をさらに促進できる。
き、右側に欄にて×の印で記載してあるようにΔnd差
±0.25nm以内から外れると、層回転角が3°以上
となり不良となる。上述のように、X1 がターフェニル
系である場合には、ラビング処理工程の高精度化の緩和
及び低コスト化をさらに促進できる。
【0127】次に、本発明の第2実施形態について説明
する。本発明者等は、さらに、反強誘電性液晶の層回転
角に関して鋭意検討した結果、層回転角θが所定の時分
割駆動を行う際の反強誘電性液晶の動作温度に依存する
ことを確認した。実施例1 図7において、反強誘電性液晶A或いは反強誘電性液晶
Bの時分割駆動時における層回転角θの動作温度Tに対
する依存性につき測定した結果が示されている。なお、
反強誘電性液晶A或いはBは、上記第1実施形態の実施
例1にて述べた液晶セルの液晶として用いられている。
する。本発明者等は、さらに、反強誘電性液晶の層回転
角に関して鋭意検討した結果、層回転角θが所定の時分
割駆動を行う際の反強誘電性液晶の動作温度に依存する
ことを確認した。実施例1 図7において、反強誘電性液晶A或いは反強誘電性液晶
Bの時分割駆動時における層回転角θの動作温度Tに対
する依存性につき測定した結果が示されている。なお、
反強誘電性液晶A或いはBは、上記第1実施形態の実施
例1にて述べた液晶セルの液晶として用いられている。
【0128】但し、反強誘電性液晶Aとしては、上記第
1実施形態の実施例1にて述べた次の相系列を呈する混
合液晶が用いられている。 (−20℃) (70℃) (72℃) (85℃) 結晶 → SmCA * → SmC* → SmA → 等方性液体 また、反強誘電性液晶Bとしては、上記第1実施形態の
実施例1にて述べた混合液晶における混合比率を変えた
次の相系列を呈する混合液体が用いられている。
1実施形態の実施例1にて述べた次の相系列を呈する混
合液晶が用いられている。 (−20℃) (70℃) (72℃) (85℃) 結晶 → SmCA * → SmC* → SmA → 等方性液体 また、反強誘電性液晶Bとしては、上記第1実施形態の
実施例1にて述べた混合液晶における混合比率を変えた
次の相系列を呈する混合液体が用いられている。
【0129】 (<−20℃) (95℃) (103℃) (113℃) 結晶 → SmCA * → SmC* → SmA → 等方性液体 また、両反強誘電性液晶A、Bを用いた液晶セルにおい
て使用した配向制御膜は、次の化学構造式62により表
されるポリイミド材であり、その膜厚は200Åとし
た。
て使用した配向制御膜は、次の化学構造式62により表
されるポリイミド材であり、その膜厚は200Åとし
た。
【0130】
【化62】
【0131】図7において、符号Laは、反強誘電性液
晶Aについての層回転角θと動作温度Tとの関係を示
し、符号Lbは、反強誘電性液晶Bについての層回転角
θと動作温度Tとの関係を示す。これによれば、両反強
誘電性液晶A、B共に、動作温度Tが低い程、層回転角
θが小さくなる傾向が見られる。次に、この測定結果
を、各反強誘電性液晶A、Bの反強誘電相とこの反強誘
電相よりも高い温度領域の相との間の相転移点Tca
(℃)でもって規格化したところ、図8にて示す特性デ
ータが得られた。ここで、符号Lcは、反強誘電性液晶
Aについての層回転角θと動作温度T及び相転移点Tc
aの差(T−Tca)との関係を示し、符号Ldは、反
強誘電性液晶Bについての層回転角θと動作温度T及び
相転移点Tcaの差(T−Tca)との関係を示す。な
お、規格化は、(T−Tca)に基づき層回転角θにつ
いて行ったものである。
晶Aについての層回転角θと動作温度Tとの関係を示
し、符号Lbは、反強誘電性液晶Bについての層回転角
θと動作温度Tとの関係を示す。これによれば、両反強
誘電性液晶A、B共に、動作温度Tが低い程、層回転角
θが小さくなる傾向が見られる。次に、この測定結果
を、各反強誘電性液晶A、Bの反強誘電相とこの反強誘
電相よりも高い温度領域の相との間の相転移点Tca
(℃)でもって規格化したところ、図8にて示す特性デ
ータが得られた。ここで、符号Lcは、反強誘電性液晶
Aについての層回転角θと動作温度T及び相転移点Tc
aの差(T−Tca)との関係を示し、符号Ldは、反
強誘電性液晶Bについての層回転角θと動作温度T及び
相転移点Tcaの差(T−Tca)との関係を示す。な
お、規格化は、(T−Tca)に基づき層回転角θにつ
いて行ったものである。
【0132】この図8の各規格化データによれば、動作
温度Tが相転移点Tcaよりもより低くなるにつれ、各
反強誘電性液晶A、Bの層回転が発生しにくいことが分
かる。また、本発明者等は、反強誘電性液晶の層回転角
θが−1°乃至+1°の範囲から外れると、反強誘電性
液晶の配向暗輝度が悪化し、液晶セルのコントラストが
その初期値の90%以下に落ちてしまうことにつき、既
に確認済である。
温度Tが相転移点Tcaよりもより低くなるにつれ、各
反強誘電性液晶A、Bの層回転が発生しにくいことが分
かる。また、本発明者等は、反強誘電性液晶の層回転角
θが−1°乃至+1°の範囲から外れると、反強誘電性
液晶の配向暗輝度が悪化し、液晶セルのコントラストが
その初期値の90%以下に落ちてしまうことにつき、既
に確認済である。
【0133】このため、層回転角θの許容角度範囲は、
−1°乃至+1°の範囲以内とするのが好ましい。従っ
て、この許容角度範囲を確保するには、図8の各規格化
データによれば、両反強誘電性液晶A、Bの各動作温度
の範囲は、相転移点Tcaより20℃以下の範囲である
ことが望ましいことが分かる。
−1°乃至+1°の範囲以内とするのが好ましい。従っ
て、この許容角度範囲を確保するには、図8の各規格化
データによれば、両反強誘電性液晶A、Bの各動作温度
の範囲は、相転移点Tcaより20℃以下の範囲である
ことが望ましいことが分かる。
【0134】以上の内容につき、本発明者等は以下のよ
うに考察した。まず、第1は、高温側の強誘電性相が呈
する双安定性の前駆現象の影響である。ここで、この前
駆現象とは、図3のヒステリシス特性において透過率が
電圧0(V)からの増減に応じて緩やかに立ち上がって
いく現象をいう。反強誘電性液晶A、Bでは、反強誘電
相のより高い温度領域の相は、強誘電相である。このた
め、反強誘電相でも、動作温度Tが相転移点Tcaに近
づくにつれて、上記前駆現象として双安定な性質が強く
発現し、2つの強誘電状態(F+とF−)の非対称性を
敏感に拾ってしまうと考えられる。
うに考察した。まず、第1は、高温側の強誘電性相が呈
する双安定性の前駆現象の影響である。ここで、この前
駆現象とは、図3のヒステリシス特性において透過率が
電圧0(V)からの増減に応じて緩やかに立ち上がって
いく現象をいう。反強誘電性液晶A、Bでは、反強誘電
相のより高い温度領域の相は、強誘電相である。このた
め、反強誘電相でも、動作温度Tが相転移点Tcaに近
づくにつれて、上記前駆現象として双安定な性質が強く
発現し、2つの強誘電状態(F+とF−)の非対称性を
敏感に拾ってしまうと考えられる。
【0135】第2は、反強誘電性液晶の粘度の温度依存
性である。一般に、反強誘電性液晶の粘度は、動作温度
Tが相転移点Tcaに近づく程、小さくなる。強誘電性
液晶において層内の粘度(以下、粘度ηという)は応答
時間τに基づき次の数5の式から近似的に算出される。
性である。一般に、反強誘電性液晶の粘度は、動作温度
Tが相転移点Tcaに近づく程、小さくなる。強誘電性
液晶において層内の粘度(以下、粘度ηという)は応答
時間τに基づき次の数5の式から近似的に算出される。
【0136】
【数5】η=Ps・E・τ(Pa・s) ここで、数5の式において、Psは、第1又は第2の強
誘電状態の自発分極であり、Eは電界強度である。ま
た、応答時間τは、第1から第2の強誘電状態への応答
時間、或いは第2から第1の強誘電状態への応答時間で
ある。なお、反強誘電性液晶においても、粘度の測定上
の困難さは強誘電性液晶と同じであるから、上記数5の
式から粘度を求めるのが妥当と考える。
誘電状態の自発分極であり、Eは電界強度である。ま
た、応答時間τは、第1から第2の強誘電状態への応答
時間、或いは第2から第1の強誘電状態への応答時間で
ある。なお、反強誘電性液晶においても、粘度の測定上
の困難さは強誘電性液晶と同じであるから、上記数5の
式から粘度を求めるのが妥当と考える。
【0137】そこで、両反強誘電性液晶A、Bの測定デ
ータを用いて上記数5の式から求めた粘度ηを動作温度
Tとの関係でプロットしたのが図9にて示すデータであ
る。ここで、符号Leが、反強誘電性液晶Aについての
粘度ηと動作温度Tとの関係を示し、また、符号Lfが
反強誘電性液晶Bについての粘度ηと動作温度Tとの関
係を示す。
ータを用いて上記数5の式から求めた粘度ηを動作温度
Tとの関係でプロットしたのが図9にて示すデータであ
る。ここで、符号Leが、反強誘電性液晶Aについての
粘度ηと動作温度Tとの関係を示し、また、符号Lfが
反強誘電性液晶Bについての粘度ηと動作温度Tとの関
係を示す。
【0138】これによれば、各反強誘電性液晶A、Bの
粘度ηは、動作温度Tの上昇に応じて小さくなることが
分かる。また、図10は、層回転角θと粘度ηとの関係
をプロットしたものである。ここで、▲は反強誘電性液
晶Aについての測定値を示し、◆は反強誘電性液晶Bに
ついての測定値を示す。
粘度ηは、動作温度Tの上昇に応じて小さくなることが
分かる。また、図10は、層回転角θと粘度ηとの関係
をプロットしたものである。ここで、▲は反強誘電性液
晶Aについての測定値を示し、◆は反強誘電性液晶Bに
ついての測定値を示す。
【0139】これによれば、各反強誘電性液晶A、B
共、粘度ηが小さくなる程、反強誘電性液晶の分子間相
互作用が弱まり、反強誘電性液晶の層秩序の形成力も弱
まることにより、層回転が生じ易くなると考えられる。
従って、液晶セルとしての表示コントラストを良好に確
保するためには層回転角θの許容角度範囲を−1°乃至
+1°の範囲内とすることが望ましいから、図10のデ
ータによれば、粘度ηは1(Pa・s)以上であること
が必要であることが分かる。
共、粘度ηが小さくなる程、反強誘電性液晶の分子間相
互作用が弱まり、反強誘電性液晶の層秩序の形成力も弱
まることにより、層回転が生じ易くなると考えられる。
従って、液晶セルとしての表示コントラストを良好に確
保するためには層回転角θの許容角度範囲を−1°乃至
+1°の範囲内とすることが望ましいから、図10のデ
ータによれば、粘度ηは1(Pa・s)以上であること
が必要であることが分かる。
【0140】次に、本第2実施形態の実施例1にて述べ
た液晶セルを備えた反強誘電性液晶装置において、その
時分割駆動時の反強誘電性液晶A或いはBの動作温度T
を制御する回路構成について図11に基づき説明する。
図11にて示す液晶セルSは、図1にて示す液晶セルの
液晶として反強誘電性液晶A或いはBを用いた構成とな
っており、この液晶セルSは、図示しない表示駆動装置
により時分割駆動されて表示するようになっている。
た液晶セルを備えた反強誘電性液晶装置において、その
時分割駆動時の反強誘電性液晶A或いはBの動作温度T
を制御する回路構成について図11に基づき説明する。
図11にて示す液晶セルSは、図1にて示す液晶セルの
液晶として反強誘電性液晶A或いはBを用いた構成とな
っており、この液晶セルSは、図示しない表示駆動装置
により時分割駆動されて表示するようになっている。
【0141】温度センサ70はサーミスタからなるもの
で、この温度センサ70は、液晶セルSの温度を反強誘
電性液晶A或いはBの動作温度として検出する。A−D
変換器80は、温度センサ70の検出動作温度をディジ
タル変換してマイクロコンピュータ90に出力する。以
下、A−D変換器80のディジタルデータを反強誘電性
液晶A或いはBの動作温度Tという。
で、この温度センサ70は、液晶セルSの温度を反強誘
電性液晶A或いはBの動作温度として検出する。A−D
変換器80は、温度センサ70の検出動作温度をディジ
タル変換してマイクロコンピュータ90に出力する。以
下、A−D変換器80のディジタルデータを反強誘電性
液晶A或いはBの動作温度Tという。
【0142】マイクロコンピュータ90は、図12にて
示すフローチャートに従いコンピュータプログラムを実
行し、この実行中において、A−D変換器80の出力に
基づきヒータ120及び冷却器130のための両駆動回
路100、110の制御処理をする。なお、上記コンピ
ュータプログラムは、マイクロコンピュータ90のRO
Mに予め記憶されている。
示すフローチャートに従いコンピュータプログラムを実
行し、この実行中において、A−D変換器80の出力に
基づきヒータ120及び冷却器130のための両駆動回
路100、110の制御処理をする。なお、上記コンピ
ュータプログラムは、マイクロコンピュータ90のRO
Mに予め記憶されている。
【0143】駆動回路100は、トランジスタ101を
備えており、このトランジスタ101は、マイクロコン
ピュータ90による制御を受けてオンオフ作動する。ま
た、トランジスタ102は、そのエミッタにて、トラン
ジスタ101のオン作動に応答して抵抗103を介し接
地されてオン作動する。一方、このトランジスタ102
は、トランジスタ101のオフ作動に応答してオフす
る。
備えており、このトランジスタ101は、マイクロコン
ピュータ90による制御を受けてオンオフ作動する。ま
た、トランジスタ102は、そのエミッタにて、トラン
ジスタ101のオン作動に応答して抵抗103を介し接
地されてオン作動する。一方、このトランジスタ102
は、トランジスタ101のオフ作動に応答してオフす
る。
【0144】駆動回路110は駆動回路100と同一の
構成及び機能を有するもので、この駆動回路110は、
両トランジスタ101、102及び抵抗103にそれぞ
れ相当する両トランジスタ111、112及び抵抗11
3を備えている。ヒータ120は、図11にて示すごと
く、液晶セルSの電極基板20に併設されており、この
ヒータ120は、駆動回路100のトランジスタ102
のオン作動に応答して直流電源(図示しない)の直流電
圧VH を受けて液晶セルSを加熱する。また、この加熱
は、トランジスタ102のオフ作動に応答して停止され
る。なお、ヒータ120は、液晶セルSに対するバック
ライトを透過するように、酸化インジウム、酸化錫や酸
化チタン等の透明な金属酸化物の膜により構成されてい
る。
構成及び機能を有するもので、この駆動回路110は、
両トランジスタ101、102及び抵抗103にそれぞ
れ相当する両トランジスタ111、112及び抵抗11
3を備えている。ヒータ120は、図11にて示すごと
く、液晶セルSの電極基板20に併設されており、この
ヒータ120は、駆動回路100のトランジスタ102
のオン作動に応答して直流電源(図示しない)の直流電
圧VH を受けて液晶セルSを加熱する。また、この加熱
は、トランジスタ102のオフ作動に応答して停止され
る。なお、ヒータ120は、液晶セルSに対するバック
ライトを透過するように、酸化インジウム、酸化錫や酸
化チタン等の透明な金属酸化物の膜により構成されてい
る。
【0145】冷却器130は空冷ファンからなるもの
で、この冷却器130は、図11にて示すごとく、ヒー
タ120に併設されている。そして、この冷却器130
は、駆動回路110のトランジスタ112のオン作動に
応答してヒータ120を通し液晶セルSを空冷する。ま
た、この空冷は、トランジスタ112のオフ作動に応答
して停止される。なお、冷却器130は、液晶セルSに
対するバックライトを通過させる形状となっている。
で、この冷却器130は、図11にて示すごとく、ヒー
タ120に併設されている。そして、この冷却器130
は、駆動回路110のトランジスタ112のオン作動に
応答してヒータ120を通し液晶セルSを空冷する。ま
た、この空冷は、トランジスタ112のオフ作動に応答
して停止される。なお、冷却器130は、液晶セルSに
対するバックライトを通過させる形状となっている。
【0146】このような構成において、液晶セルSが上
記表示駆動装置により時分割駆動されるとともに、マイ
クロコンピュータ90が図12のフローチャートに従い
コンピュータプログラムを実行するものとする。する
と、ステップ200において、A−D変換器80から動
作温度Tがデータとしてマイクロコンピュータ90に入
力される。
記表示駆動装置により時分割駆動されるとともに、マイ
クロコンピュータ90が図12のフローチャートに従い
コンピュータプログラムを実行するものとする。する
と、ステップ200において、A−D変換器80から動
作温度Tがデータとしてマイクロコンピュータ90に入
力される。
【0147】現段階にて、動作温度Tが反強誘電性液晶
A又はBの相転移点Tcaと20℃の差(Tca−20
℃)の上限値TU 以下及び下限値TL 以上であれば、両
ステップ210、220における各判定が順次YESと
なる。このことは、反強誘電性液晶A又はBが動作許容
温度範囲ΔT以内で動作していることを意味する。な
お、(Tca−20℃)における20℃という値は、動
作温度Tと相転移点Tcaとの差が、反強誘電性液晶A
又はBの層回転角θを±1°の範囲以内に抑え得る所定
上限温度であればよい。
A又はBの相転移点Tcaと20℃の差(Tca−20
℃)の上限値TU 以下及び下限値TL 以上であれば、両
ステップ210、220における各判定が順次YESと
なる。このことは、反強誘電性液晶A又はBが動作許容
温度範囲ΔT以内で動作していることを意味する。な
お、(Tca−20℃)における20℃という値は、動
作温度Tと相転移点Tcaとの差が、反強誘電性液晶A
又はBの層回転角θを±1°の範囲以内に抑え得る所定
上限温度であればよい。
【0148】また、動作温度Tが上限値TU よりも高け
れば、ステップ210における判定がNOとなる。この
ため、ステップ211において、動作温度Tと上限値T
U との温度差(T−TU )が算出される。ついで、ステ
ップ212にて、ヒータ制御出力の出力が停止される。
これにより、ヒータ120の作動が停止する。その後、
ステップ213において、冷却器130をデューティ制
御するための目標デューティ比Dcが、温度差(T−T
U )をなくするように決定され、冷却器制御出力として
冷却器130に出力される。
れば、ステップ210における判定がNOとなる。この
ため、ステップ211において、動作温度Tと上限値T
U との温度差(T−TU )が算出される。ついで、ステ
ップ212にて、ヒータ制御出力の出力が停止される。
これにより、ヒータ120の作動が停止する。その後、
ステップ213において、冷却器130をデューティ制
御するための目標デューティ比Dcが、温度差(T−T
U )をなくするように決定され、冷却器制御出力として
冷却器130に出力される。
【0149】このため、冷却器130が、駆動回路11
0により目標デューティ比Dcにてデューティ制御され
て、温度差(T−TU )をなくするように液晶セルSを
空冷する。一方、動作温度Tが下限値TL よりも低けれ
ば、ステップ220における判定がNOとなる。このた
め、ステップ221において、下限値TL と動作温度T
との温度差(TL −T)が算出される。ついで、ステッ
プ222にて、冷却器制御出力の出力が停止される。こ
れにより、冷却器130の作動が停止する。
0により目標デューティ比Dcにてデューティ制御され
て、温度差(T−TU )をなくするように液晶セルSを
空冷する。一方、動作温度Tが下限値TL よりも低けれ
ば、ステップ220における判定がNOとなる。このた
め、ステップ221において、下限値TL と動作温度T
との温度差(TL −T)が算出される。ついで、ステッ
プ222にて、冷却器制御出力の出力が停止される。こ
れにより、冷却器130の作動が停止する。
【0150】その後、ステップ223において、ヒータ
120をデューティ制御するための目標デューティ比D
hが、温度差(TL −T)をなくするように決定され、
ヒータ制御出力としてヒータ120に出力される。この
ため、ヒータ120が、駆動回路110により目標デュ
ーティ比Dhにてデューティ制御されて、温度差(TL
−T)をなくするように液晶セルSを加熱する。
120をデューティ制御するための目標デューティ比D
hが、温度差(TL −T)をなくするように決定され、
ヒータ制御出力としてヒータ120に出力される。この
ため、ヒータ120が、駆動回路110により目標デュ
ーティ比Dhにてデューティ制御されて、温度差(TL
−T)をなくするように液晶セルSを加熱する。
【0151】以上により、液晶セルSを時分割駆動の
際、反強誘電性液晶A或いはBの動作温度が相転移点T
caと20℃の差(Tca−20℃)の上限値TU 以下
及び下限値TL 以上の範囲に維持され得る。このため、
反強誘電性液晶A或いはBの動作温度が、相転移点Tc
aよりも20℃以下の温度に維持され得る。その結果、
上記第1実施形態にて述べた各実施例のいずれかに記載
の配向制御膜と、反強誘電性液晶A又はBの動作温度に
対する上記温度制御との相乗効果でもって、反強誘電性
液晶A又はBにおけるより層回転の一層の抑制を実現で
きる。
際、反強誘電性液晶A或いはBの動作温度が相転移点T
caと20℃の差(Tca−20℃)の上限値TU 以下
及び下限値TL 以上の範囲に維持され得る。このため、
反強誘電性液晶A或いはBの動作温度が、相転移点Tc
aよりも20℃以下の温度に維持され得る。その結果、
上記第1実施形態にて述べた各実施例のいずれかに記載
の配向制御膜と、反強誘電性液晶A又はBの動作温度に
対する上記温度制御との相乗効果でもって、反強誘電性
液晶A又はBにおけるより層回転の一層の抑制を実現で
きる。
【0152】よって、上記第1実施形態にて述べた各実
施例にて述べた液晶セルの作用効果をより一層向上させ
得る反強誘電性液晶装置の提供が可能となる。このよう
なことは、時分割駆動の際、反強誘電性液晶A又はBの
粘度が、反強誘電性液晶A又はBの層回転角を±1°の
範囲以内に抑え得る所定下限値以上に維持されるよう
に、反強誘電性液晶A又はBの温度を、上述と同様に制
御しても、同様に達成できる。
施例にて述べた液晶セルの作用効果をより一層向上させ
得る反強誘電性液晶装置の提供が可能となる。このよう
なことは、時分割駆動の際、反強誘電性液晶A又はBの
粘度が、反強誘電性液晶A又はBの層回転角を±1°の
範囲以内に抑え得る所定下限値以上に維持されるよう
に、反強誘電性液晶A又はBの温度を、上述と同様に制
御しても、同様に達成できる。
【0153】なお、本発明の実施にあたり、ヒータ12
0及び冷却器130のいずれか一方のみにより、反強誘
電性液晶A又はBの動作温度Tを、上限値TU 以下及び
下限値TL 以上の範囲に維持するように制御してもよ
い。また、本発明に実施にあたり、冷却器130として
は、空冷ファンに限ることなく各種の冷却手段を採用し
てもよい。
0及び冷却器130のいずれか一方のみにより、反強誘
電性液晶A又はBの動作温度Tを、上限値TU 以下及び
下限値TL 以上の範囲に維持するように制御してもよ
い。また、本発明に実施にあたり、冷却器130として
は、空冷ファンに限ることなく各種の冷却手段を採用し
てもよい。
【図1】本発明の第1実施形態を示す概略断面図であ
る。
る。
【図2】図1の液晶セルの時分割駆動用電圧波形を示す
タイミングチャートである。
タイミングチャートである。
【図3】反強誘電性液晶の光の透過率と電圧との関係を
示す特性図である。
示す特性図である。
【図4】液晶セルに対する層回転現象測定用印加電圧の
波形を示すタイミングチャートである。
波形を示すタイミングチャートである。
【図5】上記実施形態にて作製した実施例1乃至15の
各液晶セル及び両比較例の測定結果を示す図表である。
各液晶セル及び両比較例の測定結果を示す図表である。
【図6】両実施例1及び13の液晶セルの反強誘電性液
晶の液晶層の層回転角θと光学的位相差Δndの差との
関係を示すグラフである。
晶の液晶層の層回転角θと光学的位相差Δndの差との
関係を示すグラフである。
【図7】本発明の第2実施形態における反強誘電性液晶
A及びBの層回転角と動作温度との関係をそれぞれ示す
グラフである。
A及びBの層回転角と動作温度との関係をそれぞれ示す
グラフである。
【図8】図7の各関係を反強誘電性液晶A及びBの動作
温度と相転移点Tcaでそれぞれ規格したグラフであ
る。
温度と相転移点Tcaでそれぞれ規格したグラフであ
る。
【図9】反強誘電性液晶A及びBの各粘度と動作温度と
ん関係をそれぞれ示すグラフである。
ん関係をそれぞれ示すグラフである。
【図10】反強誘電性液晶A及びBの層回転角と粘度と
の関係をそれぞれ示すグラフであある。
の関係をそれぞれ示すグラフであある。
【図11】上記第2実施形態にて述べた液晶セルを有す
る反強誘電性液晶装置の電気回路構成図である。
る反強誘電性液晶装置の電気回路構成図である。
【図12】図11のマイクロコンピュータの作用を示す
フローチャートである。
フローチャートである。
10、20…電極基板、14、24…配向制御膜、40
…反強誘電性液晶。
…反強誘電性液晶。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 典生 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 小出 俊一 東京都港区台場2丁目3番地2号 昭和シ ェル石油株式会社内 (72)発明者 鈴木 義一 東京都港区台場2丁目3番地2号 昭和シ ェル石油株式会社内
Claims (10)
- 【請求項1】 両電極基板と、 これら両電極基板の間に封入した反強誘電性液晶とを備
え、 前記両電極基板が、前記反強誘電性液晶と接する各内表
面にてそれぞれ配向制御膜を有してなる反強誘電性液晶
セルにおいて、 前記各配向制御膜が、次の化学構造式1 【化1】 により表されるポリイミド膜でもって形成されており、 前記化学構造式1中、X1 は、次の化学構造式2 【化2】 により表される4,4’−ジアミノターフェニルであ
り、 Y1 は、次の化学構造式3乃至7 【化3】 【化4】 【化5】 【化6】 【化7】 のいずれかにより表される4価のカルボン酸残基である
ことを特徴とする反強誘電性液晶セル。 - 【請求項2】 両電極基板と、 これら両電極基板の間に封入した反強誘電性液晶とを備
え、 前記両電極基板が、前記反強誘電性液晶と接する各内表
面にてそれぞれ配向制御膜を有してなる反強誘電性液晶
セルにおいて、 前記各配向制御膜が、次の化学構造式8 【化8】 により表されるポリイミド膜でもって形成されており、 前記化学構造式8中、X1 、X2 は次の化学構造式9 【化9】 により表される2価のアミノ基残基であり、 Y1 、Y2 は、次の両化学構造式10、11 【化10】 【化11】 のいずれかにより表される4価のカルボン酸残基である
ことを特徴とする反強誘電性液晶セル。 - 【請求項3】 両電極基板と、 これら両電極基板の間に封入した反強誘電性液晶とを備
え、 前記両電極基板が、前記反強誘電性液晶と接する各内表
面にてそれぞれ配向制御膜を有してなる反強誘電性液晶
セルにおいて、 前記各配向制御膜が、次の化学構造式12 【化12】 により表されるポリイミド膜でもって形成されており、 前記化学構造式12中、X1 は、次の化学構造式13乃
至16 【化13】 【化14】 【化15】 【化16】 のいずれかにより表される2価のアミノ残基であり、 Y1 は、次の化学構造式17乃至21 【化17】 【化18】 【化19】 【化20】 【化21】 のいずれかにより表される4価のカルボン酸残基であ
り、 前記各配向制御膜の膜厚が100Å乃至400Å未満の
範囲の値であることを特徴とする反強誘電性液晶セル。 - 【請求項4】 両電極基板と、 これら両電極基板の間に封入した反強誘電性液晶とを備
え、 前記両電極基板が、前記反強誘電性液晶と接する各内表
面にてそれぞれ配向制御膜を有してなる反強誘電性液晶
セルにおいて、 前記各配向制御膜が、次の化学構造式22 【化22】 により表されるポリイミド膜でもって形成されており、 前記化学構造式22中、X1 、X2 は、それぞれ、次の
化学構造式23 【化23】 により表される2価のアミノ基残基であり、 Y1 、Y2 は、次の両化学構造式24、25 【化24】 【化25】 のいずれかにより表される4価のカルボン酸残基であ
り、 前記各配向制御膜の膜厚が100Å乃至400Å未満の
範囲の値であることを特徴とする反強誘電性液晶セル。 - 【請求項5】 前記各配向制御膜の膜厚が100Å乃至
400Å未満の範囲の値であることを特徴とする請求項
1に記載の反強誘電性液晶セル。 - 【請求項6】 前記各配向制御膜にラビング処理により
それぞれ付与される複屈折性を表す各光学的位相差Δn
dの差が±0.25nm以内であることを特徴とする請
求項1乃至5のいずれか一つに記載の反強誘電性液晶セ
ル。 - 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれかに記載の反強
誘電性液晶セルを備え、この液晶セルを時分割駆動する
ようにした反強誘電性液晶装置において、 前記反強誘電性液晶の動作温度を検出する温度検出手段
(70)と、 前記時分割駆動の際、前記検出動作温度と前記反強誘電
性液晶の相転移点との差が、前記反強誘電性液晶の層回
転角を±1°の範囲以内に抑え得る所定上限温度以下に
維持されるように、前記反強誘電性液晶の動作温度を制
御する温度制御手段(90、100、110、120、
130)を備えてなることを特徴とする反強誘電性液晶
装置。 - 【請求項8】 前記所定上限温度が、−20(℃)であ
ることを特徴とする請求項7に記載の反強誘電性液晶装
置。 - 【請求項9】 請求項1乃至6のいずれかに記載の反強
誘電性液晶セルを備え、この液晶セルを時分割駆動する
ようにした反強誘電性液晶装置において、 前記反強誘電性液晶の動作温度を検出する温度検出手段
(70)と、 前記時分割駆動の際、前記反強誘電性液晶の粘度が、前
記反強誘電性液晶の層回転角を±1°の範囲以内に抑え
得る所定下限値以上に維持されるように、前記反強誘電
性液晶の温度を制御する温度制御手段(90、120、
130)を備えてなることを特徴とする反強誘電性液晶
装置。 - 【請求項10】 前記所定下限値が1(Pa・s)であ
ることを特徴とする請求項9に記載の反強誘電性液晶装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1044597A JPH09297311A (ja) | 1996-03-08 | 1997-01-23 | 反強誘電性液晶セル及び反強誘電性液晶装置 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5186896 | 1996-03-08 | ||
| JP8-51868 | 1996-03-08 | ||
| JP1044597A JPH09297311A (ja) | 1996-03-08 | 1997-01-23 | 反強誘電性液晶セル及び反強誘電性液晶装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09297311A true JPH09297311A (ja) | 1997-11-18 |
Family
ID=26345717
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1044597A Pending JPH09297311A (ja) | 1996-03-08 | 1997-01-23 | 反強誘電性液晶セル及び反強誘電性液晶装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09297311A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6217954B1 (en) | 1998-10-12 | 2001-04-17 | Mitsubishi Gas Chemical Co Inc | Phenyl triester compound and anti-ferroelectric liquid crystal composition containing the same |
| JP2012102155A (ja) * | 2010-11-05 | 2012-05-31 | Kaneka Corp | ポリイミドフィルム、積層体、及びフレキシブルデバイス |
| KR101331809B1 (ko) * | 2007-03-13 | 2013-11-22 | 엘지디스플레이 주식회사 | 액정표시장치 |
-
1997
- 1997-01-23 JP JP1044597A patent/JPH09297311A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6217954B1 (en) | 1998-10-12 | 2001-04-17 | Mitsubishi Gas Chemical Co Inc | Phenyl triester compound and anti-ferroelectric liquid crystal composition containing the same |
| KR101331809B1 (ko) * | 2007-03-13 | 2013-11-22 | 엘지디스플레이 주식회사 | 액정표시장치 |
| JP2012102155A (ja) * | 2010-11-05 | 2012-05-31 | Kaneka Corp | ポリイミドフィルム、積層体、及びフレキシブルデバイス |
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