JPH092976A - 被覆組成物 - Google Patents

被覆組成物

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JPH092976A
JPH092976A JP7176707A JP17670795A JPH092976A JP H092976 A JPH092976 A JP H092976A JP 7176707 A JP7176707 A JP 7176707A JP 17670795 A JP17670795 A JP 17670795A JP H092976 A JPH092976 A JP H092976A
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JP
Japan
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coating
coating composition
tablets
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polyvinylpyrrolidone
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JP7176707A
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English (en)
Inventor
Masayuki Toda
雅之 戸田
Masahiro Nishikawa
昌弘 西川
Norio Kizu
典生 木津
Shigeo Ogasawara
榮男 小笠原
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Lion Corp
Original Assignee
Lion Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 酸化チタン、タルク、酸化マグネシウム、炭
酸カルシウム、炭酸マグネシウム、二酸化ケイ素、無水
ケイ酸、ケイ酸アルミニウム、合成ヒドロタルサイト及
び乾燥水酸化アルミニウムゲルから選ばれる1種又は2
種以上の無機物質と、セルロース系被覆剤、アクリル系
被覆剤、多糖類系被覆剤及びセラックから選ばれる1種
又は2種以上の被覆剤と、ポリビニルピロリドン及び/
又はポリビニルアルコールとを含有してなることを特徴
とする被覆組成物。 【効果】 無機物質を含有する被覆組成物により錠剤又
は粒状物を被覆する際に、被覆後の錠剤又は粒状物の汚
れを防止し、高品質の被覆物を効率的に製造できる。無
機物質の配合量は、汚れによる制約を受けることなく、
任意に設定することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無機物質を含有する被
覆組成物に関し、特に錠剤又は粒状物を被覆する際に、
錠剤又は粒状物が汚れることを防止した被覆組成物に関
する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】錠剤又
は粒状物については、その苦み等のマスキング、服用性
の向上、外観の美麗化などを図る方法としてこれらに被
覆を施す方法が採用されている。また、錠剤又は粒状物
自体が色を有する場合、それらの色の隠蔽やその他の理
由により、顔料として無機物質を添加した被覆組成物を
利用することがある。例えば、酸化チタン等の高屈折率
を有する無機物質を添加した被覆組成物は、被覆膜中の
上記無機物質が透過光を遮断することを利用し、光に不
安定な薬物を安定化したり、薬物特有の色の隠蔽や固形
製剤の表面を美麗化するために使用されている。さら
に、被覆組成物に無機物質を添加することにより、被覆
操作中の被覆組成物の被覆性を高める展延効果、及びコ
ーティング機と固形製剤、又は固形製剤と固形製剤との
摩擦を低減する滑沢効果が得られ、無機物質は被覆組成
物のコーティング適性を向上させるという役割も果たし
ている。
【0003】しかしながら、顔料として使用される無機
物質には、比較的硬度の高いものがあり、そのため被覆
操作中や被覆操作後に、これらの無機物質が被覆・輸送
装置等に接触し、その接触面の摩耗等により汚れが生
じ、この汚れが被覆処理後の錠剤や粒状物の表面に付着
し、それらの商品価値を著しく損なうという事態が生じ
ている。このような事態を防ぐために、被覆組成物に添
加する無機物質(顔料)の配合量を減量すると共に、そ
の被覆量を増加する方法、又はポリエチレングリコール
(槙野ら,薬剤学,Vol.54,No.1,199
4)やその他の滑沢効果を有する添加剤を被覆組成物に
加える方法等が提案されているが、無機物質の配合量を
減量する方法の場合、被覆量の増加によって崩壊時間の
遅延化や工程時間の延長を招き、一方、ポリエチレング
リコール等を添加する方法の場合、一般的な被覆組成物
の組成であってもポリエチレングリコール等を添加でき
ない組成があり、実質的に上記問題を解決するには至っ
ていない。
【0004】本発明は上記事情に鑑みなされたもので、
無機物質を含有する被覆組成物により錠剤又は粒状物を
被覆するにあたり、被覆後の錠剤又は粒状物に汚れが付
着することを防止する被覆組成物を提供することを目的
とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明者らは、
上記目的を達成するため鋭意研究を重ねた結果、無機物
質を含有する被覆組成物に特定の高分子化合物、即ちポ
リビニルピロリドンやポリビニルアルコールを配合する
ことにより、被覆後の錠剤又は粒状物の汚れを防止でき
ることを見い出し、本発明をなすに至った。
【0006】即ち、本発明は、無機物質と被覆剤とポリ
ビニルピロリドン及び/又はポリビニルアルコールとを
含有してなることを特徴とする被覆組成物を提供する。
【0007】以下、本発明を更に詳述すると、本発明の
被覆組成物は、無機物質と被覆剤とポリビニルピロリド
ン及び/又はポリビニルアルコールとを必須成分とする
ものである。ここで、本発明の無機物質としては、公知
の被覆組成物に一般的に添加されているものを使用する
ことができるが、そのような無機物質として、例えば酸
化チタン、タルク、酸化マグネシウム、炭酸カルシウ
ム、炭酸マグネシウム、二酸化ケイ素、無水ケイ酸、ケ
イ酸アルミニウム、合成ヒドロタルサイト、乾燥水酸化
アルミニウムゲル、ケイ酸マグネシウム、メタケイ酸ア
ルミン酸マグネシウムなどを挙げることができ、これら
はその1種を単独で、又は2種以上を併用して使用する
ことができる。これらの中でも特に酸化チタン、タル
ク、酸化マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシ
ウム、二酸化ケイ素、無水ケイ酸、ケイ酸アルミニウ
ム、合成ヒドロタルサイト及び乾燥水酸化アルミニウム
ゲルから選ばれる1種又は2種以上の組合せが好適であ
る。
【0008】本発明の被覆組成物における上記無機物質
の配合量は、被覆目的により任意に調整することができ
るが、被覆組成物全体(被覆操作後形成された溶媒を含
まないもの、以下同様)の0.1〜50%(重量%、以
下同様)、特に1〜25%とすると好適である。0.1
%未満では実質的にその配合意義が消失される場合があ
り、50%を超えると被覆物の強度が低下し脆弱とな
り、商品価値を損う場合がある。
【0009】本発明の被覆剤としては、公知の被覆組成
物に一般的に添加されているものを使用することができ
るが、そのような被覆剤として、例えばセルロース系、
アクリル系、多糖類系被覆剤やセラック等が好適に使用
され、より具体的には、メチルセルロース、エチルセル
ロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプ
ロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセ
ルロースフタレート、ヒドロキシプロピルメチルセルロ
ースアセテートサクシネート、ポリビニルアセタールジ
エチルアミノアセテート、カルボキシメチルエチルセル
ロース、酢酸フタル酸セルロース、デキストリン、プル
ラン、アミノアルキルメタアクリレートコポリマー、メ
タアクリル酸コポリマー、アルギン酸ナトリウム、セラ
ック、アラビアゴム末、白糖、マンニトール、ゼラチン
等が好適に使用され、これらはその1種を単独で、又は
2種以上を併用して使用することができるが、これらの
中でも、特にヒドロキシプロピルメチルセルロース、エ
チルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒド
ロキシプロピルメチルセルロースアセテートサクシネー
ト、アミノアルキルメタアクリレートコポリマー、メタ
アクリル酸コポリマー等がより好適に使用される。
【0010】本発明の被覆組成物における上記被覆剤の
配合量は、被覆目的により任意に調整することができる
が、組成物全体の10〜98%、特に50〜95%とす
ると好適である。10%未満では錠剤又は粒状物に対し
十分に被覆されないことがあり、98%を超えると被覆
剤を通しての薬物の溶出が著しく遅延し、薬物の生物学
的利用率が低下して、商品価値を損う場合がある。
【0011】本発明の被覆組成物は、上記被覆剤を配合
することにより、被覆膜の吸湿防止(防湿性)、薬剤の
不快な味,臭いの隠蔽,食道への通過(すべり)の改良
等による薬物の服用性の改善、空気酸化防止等による薬
剤の安定化、薬剤の徐放性(効果の持続性付与),放出
部位(胃、腸等)のコントロール等による薬物の放出制
御などを可能とするものである。
【0012】本発明の被覆組成物は、上記無機物質と被
覆剤とに加え、更にポリビニルピロリドン及び/又はポ
リビニルアルコールを配合するものであるが、ポリビニ
ルピロリドンやポリビニルアルコールは、被覆剤として
用いられることもある。しかし、ポリビニルピロリドン
は粘着性と曳糸性が強く、ポリビニルアルコールは造膜
性(特に薄膜化)が低いので、いずれも被覆剤としての
適性には乏しい。そのため、本発明の被覆組成物はポリ
ビニルピロリドンやポリビニルアルコールを被覆剤とし
てではなく、組成物中の無機物質と被覆・輸送装置等と
の摩擦等を防止するものとして配合するものである。
【0013】本発明のポリビニルピロリドンは、種々の
分子量のものを選択することができるが、重量平均分子
量が10,000〜1,200,000、特に25,0
00〜40,000のものが好適である。10,000
未満では被覆組成物の粘着性が増強され、組成物のハン
ドリングに問題を生じることがあり、1,200,00
0を超えると他の成分との相溶性が悪化し、安定な被覆
物を調製することが難しくなる場合がある。
【0014】本発明の被覆組成物におけるポリビニルピ
ロリドンの配合量は、特に制限されるものではないが、
上記無機物質に対し5〜5000%、特に10〜250
0%とすると好適である。5%未満では被覆組成物表面
の汚れに対し、十分な抑制効果が期待できないことがあ
り、5000%を超えると粘着性が過大となり、実質的
に造膜性を低下させ、製造上困難を来たす場合がある。
また、同様の理由により、被覆組成物全体の0.5〜5
0%、特に1〜20%とすると好適である。
【0015】本発明のポリビニルアルコールは、種々の
けん化度のものを選択することができるが、被覆組成物
の分散に使用可能な溶媒に対する溶解度を考慮すれば、
そのけん化度は60〜100モル%、特に78〜96モ
ル%であることが好ましい。60モル%未満では接着性
が過大となり、実質的に造膜性を低下させ、製造上困難
を来たす場合がある。また、その重合度も特に制限され
るものではないが、被覆操作に適当な分散性を有する重
合度を選択することが好ましく、その重合度は300〜
3,000とすると好適である。300未満ではベタツ
キが生じる場合があり、3,000を超えると粘性に悪
影響を及ぼす場合がある。
【0016】本発明の被覆組成物におけるポリビニルア
ルコールの配合量は、特に制限されるものではないが、
上記無機物質に対し5〜5000%、特に10〜250
0%とすると好適である。5%未満では被覆組成物表面
の汚れに対し、十分な抑制効果が期待できないことがあ
り、5000%を超えると接着性が過大となり、実質的
に造膜性を低下させ、製造上困難を来たす場合がある。
また、同様の理由により、被覆組成物全体の0.5〜5
0%、特に1〜20%とすると好適である。
【0017】本発明の被覆組成物の調製方法は、特に制
限されるものではなく、例えばその被覆操作に際し、被
覆組成物の各成分を適当な溶媒に分散又は溶解させて使
用すればよく、このような溶媒としては、ポリビニルピ
ロリドン及び/又はポリビニルアルコールを溶解し、且
つ上記被覆剤を溶解又は分散するものが好適であり、例
えば水やメタノール,エタノール,エーテル,アセト
ン,イソプロパノール等の有機溶媒などを挙げることが
でき、これらを1種単独で、又は2種以上を組み合わせ
た混合溶媒として使用しても差し支えない。ここで、被
覆操作時に使用される被覆組成物の分散溶液の調製方法
も特に限定されるものではなく、常法により例えばホモ
ミキサー等の分散機器を用いて調製することができるほ
か、一般のプロペラ型撹拌機器のみを用いて調製しても
本発明の効果を発現させることができる。
【0018】本発明の被覆組成物は、本発明の効果を妨
げない範囲で必要に応じて、適宜他の添加剤を加えるこ
とができ、このような添加剤として、例えばポリエチレ
ングリコール、プロピレングリコール、グリセリン、シ
クロデキストリン、ステアリン酸及びその塩、ゼラチ
ン、アラビアゴム末、カルナウバロウ、白糖、クエン酸
トリアルキル、ショ糖脂肪酸エステル、グリセリン脂肪
酸エステル、シリコーン樹脂、ポリソルベート、着香
料、着色剤、矯味剤等を挙げることができる。
【0019】本発明の被覆組成物により被覆される錠剤
又は粒状物は、特にその種類が制限されるものではない
が、無機物質を配合する理由を鑑みれば、種々の生理活
性を有する物質や賦形剤等を適宜含有する医薬品や化粧
品が好適である。これらの錠剤や粒状物は、その形状及
び破壊強度等も任意であり、特に制限されるものではな
いが、常法による被覆操作の完遂に耐えうる形状および
破壊強度を有していることが好ましい。
【0020】本発明の被覆組成物のこれらの錠剤や粒状
物に対する被覆量(割合)は、錠剤や粒状物の形状や被
覆目的によって異なるため一概にはいえないが、一般に
0.5%以上、特に1%以上が好適である。このような
被覆量は、特にその上限が限定されるものではないが、
作業効率、コスト等を考慮すれば、被覆目的を満足でき
る量以上であり、且つできるだけ少ない量であることが
好ましい。
【0021】本発明の被覆組成物の被覆方法は特に限定
されるものではなく、例えば常法により錠剤や粒状物の
表面に上記分散溶液をスプレーして被覆する方法等が採
用できる。このようにして被覆された粒状物は、例えば
賦形剤等を加えて顆粒剤とすることができ、更に常法に
より賦形剤等を加えて錠剤とすることもできる。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、無機物質を含有する被
覆組成物により錠剤又は粒状物を被覆する際に、被覆後
の錠剤又は粒状物の汚れを防止し、高品質の被覆物を効
率的に製造でき、特に医薬品用被覆組成物、化粧品用被
覆組成物として有用である。また、被覆組成物における
無機物質の配合量は、汚れによる制約を受けることがな
いので、任意に設定することができる。
【0023】
【実施例】以下、実施例を示し、本発明を具体的に説明
するが、本発明は下記の実施例に制限されるものではな
い。
【0024】[実施例1]ヒドロキシプロピルメチルセ
ルロース160g、ポリビニルピロリドン(分子量:約
40,000)16g及び酸化チタン16gを水に添加
し、常法により全量が1600gの被覆組成物の水分散
液を調製した。次いで、アセトアミノフェン、乳糖、結
晶セルロース及びステアリン酸マグネシウムからなり、
常法により製造された内径9mm、重量300mg/個
の円形素錠1000gをパンコーティング装置(フロイ
ント産業(株)製)に投入し、装置内を加温しながら上
記素錠を流動させると共に、上記被覆組成物の水分散液
を装置内にスプレーし、該水分散液中の水分を蒸発さ
せ、上記被覆組成物により被覆された錠剤を得た。ここ
で、上記被覆組成物の被覆量は素錠に対し5%とした。
【0025】[実施例2]実施例1において、被覆組成
物の水分散液におけるポリビニルピロリドンの配合量を
0.8gに代えた以外は実施例1と同様にして上記被覆
組成物により被覆された錠剤を得た。なお、被覆量も実
施例1と同様とした。
【0026】[実施例3]実施例1において、被覆組成
物の水分散液におけるポリビニルピロリドンの配合量を
32gに代えた以外は実施例1と同様にして上記被覆組
成物により被覆された錠剤を得た。なお、被覆量も実施
例1と同様とした。
【0027】[実施例4]ヒドロキシプロピルメチルセ
ルロース105g、ポリビニルピロリドン(分子量:約
40,000)14g、酸化チタン14g及び軽質無水
ケイ酸21gを水に添加し、常法により全量が1500
gの被覆組成物の水分散液を調製した。次いで、アセト
アミノフェン、乳糖、結晶セルロース及びステアリン酸
マグネシウムからなり、常法により製造された長径17
mm、短径7mm、重量550mg/個のカプレット形
素錠800gをパンコーティング装置(フロイント産業
(株)製)に投入し、装置内を加温しながら上記素錠を
流動させると共に、上記被覆組成物の水分散液を装置内
にスプレーし、該水分散液中の水分を蒸発させ、上記被
覆組成物により被覆された錠剤を得た。ここで、上記被
覆組成物の被覆量は素錠に対し9.6%とした。
【0028】[実施例5]ヒドロキシプロピルメチルセ
ルロース160g、ポリビニルアルコール(重合度:約
1,000、けん化度:約88モル%)10g、酸化チ
タン16g及びタルク16gを水に添加し、常法により
全量が1600gの被覆組成物の水分散液を調製した。
次いで、アセトアミノフェン、乳糖、結晶セルロース及
びステアリン酸マグネシウムからなり、常法により製造
された内径9mm、重量300mg/個の円形素錠10
00gをパンコーティング装置(フロイント産業(株)
製)に投入し、装置内を加温しながら上記素錠を流動さ
せると共に、上記被覆組成物の水分散液を装置内にスプ
レーし、該水分散液中の水分を蒸発させ、上記被覆組成
物により被覆された錠剤を得た。ここで、上記被覆組成
物の被覆量は素錠に対し5%とした。
【0029】[実施例6]ヒドロキシプロピルメチルセ
ルロース160g、ポリビニルピロリドン(分子量:約
40,000)12g、ポリビニルアルコール(重合
度:約1,500、けん化度:約88モル%)4g及び
酸化チタン16gを水に添加し、常法により全量が16
00gの被覆組成物の水分散液を調製した。次いで、ア
セトアミノフェン、乳糖、結晶セルロース及びステアリ
ン酸マグネシウムからなり、常法により製造された内径
9mm、重量300mg/個の円形素錠1000gをパ
ンコーティング装置(フロイント産業(株)製)に投入
し、装置内を加温しながら上記素錠を流動させると共
に、上記被覆組成物の水分散液を装置内にスプレーし、
該水分散液中の水分を蒸発させ、上記被覆組成物により
被覆された錠剤を得た。ここで、上記被覆組成物の被覆
量は素錠に対し5%とした。
【0030】[実施例7]実施例6において、被覆組成
物の水分散液におけるポリビニルピロリドンの配合量を
4gに代え、ポリビニルアルコールの配合量を12gに
代えた以外は実施例6と同様にして上記被覆組成物によ
り被覆された錠剤を得た。なお、被覆量も実施例6と同
様とした。
【0031】[実施例8]アクアコート (商品名:旭
化成工業(株)製、エチルセルロース水性分散液)16
0g、ポリビニルピロリドン(分子量:約40,00
0)16g、酸化チタン60g及びクエン酸トリエチル
20gを水に添加し、常法により全量が500gの被覆
組成物の水分散液を調製した。次いで、粒径が500〜
710μmであるアセトアミノフェンを含有する球形状
の素粒状物500gを遠心流動型造粒コーティング装置
に投入し、装置内を加温しながら上記素粒状物を流動さ
せると共に、上記被覆組成物の水分散液を装置内の上記
素粒状物に対してスプレーし、該水分散液中の水分を蒸
発させ、上記被覆組成物により被覆されたアセトアミノ
フェン含有粒状物を得た。ここで、上記被覆組成物の被
覆量は素粒状物に対し30%とした。
【0032】[実施例9]ヒドロキシプロピルメチルセ
ルロース160g、ポリビニルピロリドン(分子量:約
40,000)16g及び酸化チタン16gを水に添加
し、プロペラ式撹拌により全量が1600gの被覆組成
物の水分散液を調製した。次いで、アセトアミノフェ
ン、乳糖、結晶セルロース及びステアリン酸マグネシウ
ムからなり、常法により製造された内径9mm、重量3
00mg/個の円形素錠1000gをパンコーティング
装置(フロイント産業(株)製)に投入し、装置内を加
温しながら上記素錠を流動させると共に、上記被覆組成
物の水分散液を装置内にスプレーし、該水分散液中の水
分を蒸発させ、上記被覆組成物により被覆された錠剤を
得た。ここで、上記被覆組成物の被覆量は素錠に対し5
%とした。
【0033】[比較例1]実施例3において、ポリビニ
ルピロリドン32gに代えて、ポリエチレングリコール
32gを配合した以外は実施例3と同様にして上記被覆
組成物により被覆された錠剤を得た。なお、被覆量も実
施例3と同様とした。
【0034】[比較例2]実施例8において、ポリビニ
ルピロリドンを無配合とした以外は実施例8と同様にし
て上記被覆組成物により被覆された粒状物を得た。な
お、被覆量も実施例8と同様とした。
【0035】[比較例3]実施例9において、ポリビニ
ルピロリドンを無配合とした以外は実施例9と同様にし
て上記被覆組成物により被覆された錠剤を得た。なお、
被覆量も実施例9と同様とした。
【0036】上記実施例1〜9及び比較例1〜3で得ら
れた錠剤及び粒状物の肉眼観察を行い、下記の評価基準
により錠剤及び粒状物の表面の汚れを評価した。結果を
表1に示す。 <評価基準> (++); かなり汚れている (+) ; 汚れている (±) ; わずかに汚れている (−) ; 汚れていない
【0037】
【表1】
【0038】表1の結果によれば、本発明の被覆組成物
の場合、これらにより被覆を施された錠剤及び粒状物は
その表面に付着する汚れが抑制されているのに対し、ポ
リビニルピロリドン及びポリビニルアルコールのいずれ
も配合されていない被覆組成物の場合(比較例1〜
3)、これらにより被覆を施された錠剤及び粒状物は表
面に付着する汚れが抑制されていないことが認められ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // A61K 9/30 A61K 9/30 9/50 9/50 J (A61K 47/28 47:02) (A61K 47/36 47:02) (A61K 47/38 47:02) (A61K 47/44 47:02) (72)発明者 小笠原 榮男 東京都墨田区本所1丁目3番7号 ライオ ン株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無機物質と被覆剤とポリビニルピロリド
    ン及び/又はポリビニルアルコールとを含有してなるこ
    とを特徴とする被覆組成物。
  2. 【請求項2】 ポリビニルピロリドン及び/又はポリビ
    ニルアルコールの配合量が無機物質に対して0.5〜2
    500重量%である請求項1記載の被覆組成物。
  3. 【請求項3】 無機物質が酸化チタン、タルク、酸化マ
    グネシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、二酸
    化ケイ素、無水ケイ酸、ケイ酸アルミニウム、合成ヒド
    ロタルサイト及び乾燥水酸化アルミニウムゲルから選ば
    れる1種又は2種以上である請求項1又は2記載の被覆
    組成物。
  4. 【請求項4】 被覆剤がセルロース系被覆剤、アクリル
    系被覆剤、多糖類系被覆剤及びセラックから選ばれる1
    種又は2種以上である請求項1、2又は3記載の被覆組
    成物。
JP7176707A 1995-06-20 1995-06-20 被覆組成物 Pending JPH092976A (ja)

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Cited By (10)

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