JPH09298375A - プリント配線基板の誤挿入防止構造 - Google Patents

プリント配線基板の誤挿入防止構造

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JPH09298375A
JPH09298375A JP11507796A JP11507796A JPH09298375A JP H09298375 A JPH09298375 A JP H09298375A JP 11507796 A JP11507796 A JP 11507796A JP 11507796 A JP11507796 A JP 11507796A JP H09298375 A JPH09298375 A JP H09298375A
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Masayuki Negishi
政幸 根岸
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シェルフへのプリント配線基板の誤挿入防止
構造において、簡素で低コストで提供でき、また、プリ
ント配線基板のパターン配線面積の減少が少なく、バッ
クパネルの使用不可領域も最小となるようにする。 【解決手段】 複数のプリント配線基板5の相互配線を
行うバックパネル4と、プリント配線基板5を案内する
ガイドレール7が形成された上面板13及び下面板14
とを有するシェルフ2と、このシェルフ2に実装される
プリント配線基板5とからなる。上面板13と下面板1
4の少なくとも一方にバックパネル4の電源回路用のコ
ネクタ6に挿入するプリント配線基板5の挿入を妨害す
る誤挿入防止部11が設けられ、電源回路が搭載された
プリント配線基板5aに誤挿入防止部11と当接しない
ように切欠き10が形成され、その他の信号処理回路の
プリント配線基板5bには切欠き10が形成されていな
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のプリント配
線基板をこれらのプリント配線基板の相互配線を行うた
めのバックパネルを有するシェルフに実装して構成する
電子機器において、バックパネルから供給される電源端
子部に一般の信号処理回路を有するプリント配線基板が
誤挿入されないようにするプリント配線基板の誤挿入防
止構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、複数のプリント配線基板をこれ
らのプリント配線基板の相互配線を行うためのバックパ
ネルを有するシェルフに実装して構成する電子装置にお
いては、特開昭62−159497号公報に示されるよ
うに、挿入位置を間違えることによる誤動作や破壊を防
ぐため、誤挿入の防止を目的としてプリント配線基板の
誤挿入防止構造が設けられている。
【0003】従来のプリント配線基板の誤挿入防止構造
の例を図8(a)、(b)及び図9に示す。図8
(a)、(b)はプリント配線基板の誤挿入防止構造に
用いるプリント配線基板の平面図、図9はプリント配線
基板の誤挿入防止構造に用いるバックパネルの斜視図で
ある。図8(a)、(b)において、プリント配線基板
101、102の挿入側の端部の幅方向両側のコーナー
部には、矩形状の切欠き103が形成されている。この
切欠き103は、各プリント配線基板101、102コ
ーナー部及び各プリント配線基板101、102毎に、
基板幅方向の寸法を変えて形成されている。また、プリ
ント配線基板101は幅方向片側にのみ切欠き103が
形成されている。なお、109はコネクタ接続部であ
る。
【0004】図9において、バックパネル104には、
コネクタ105a、105b、105cを間に挟むよう
に誤挿入防止ブロック106、107が設けられてい
る。この誤挿入防止ブロック106、107は、プリン
ト配線基板101、102の切欠き103が嵌まり込む
ように、各コネクタ105a、105b、105c毎に
コネクタ105a、105b、105cとの間隙108
の寸法を変えて構成されている。
【0005】このようなプリント配線基板の誤挿入防止
構造において、コネクタ105aにプリント配線基板1
02を挿入しようとすると、ブロック107側は当たら
ないがブロック106側は当たってしまい、プリント配
線基板102のコネクタ接続部109をコネクタ105
aに挿入できない。また、コネクタ105aに、プリン
ト配線基板101を図中上側をブロック106側として
挿入しようとすると、ブロック107側は問題がない
が、ブロック106側がプリント配線基板101に当た
り挿入できない。一方、図中下側をブロック106側と
して挿入しようとすると、プリント配線基板101はい
ずれのブロック106、107にも当たらず、コネクタ
105aに挿入でき、これにより、プリント配線基板を
正しい位置へ挿入することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のプリント配線基板の誤挿入防止構造には、種々
の問題点があった。第1の問題点は、ブロックが複雑な
階段状の形状をしているため、製造コストが高くなるこ
とである。第2の問題点は、プリント配線基板のパター
ン配線面積が減少することである。すなわち、誤挿入を
防止する障害物としてブロックを用いているので、ブロ
ックの寸法に合わせてプリント配線基板の切欠きの寸法
を決めなければならず、そのため、自ずと大きな切欠き
になるためである。このパターン配線面積の減少は、最
近の高密度化の流れにあってバックパネルとの接続コネ
クタは多ピン化の傾向にあるので、パターン設計上大き
な痛手となるものである。第3の問題点は、ブロックを
バックパネル上に取り付けているので、その面積が大き
く、バックパネル上に使用不可領域が大きくなることで
ある。
【0007】本発明は上記問題点にかんがみてなされた
ものであり、簡素で低コストのプリント配線基板の誤挿
入防止構造の提供を目的とする。また、プリント配線基
板のパターン配線面積の減少が少なく、バックパネルの
使用不可領域も最小となるプリント配線基板の誤挿入防
止構造の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のプリント配線基板の誤挿入防止構造は、複数
のプリント配線基板の相互配線を行うバックパネルと、
プリント配線基板を案内するガイドレールが形成された
上面板及び下面板とを有するシェルフと、このシェルフ
に実装されるプリント配線基板とからなり、前記上面板
と下面板の少なくとも一方にバックパネルの電源回路用
のコネクタに挿入するプリント配線基板の挿入を妨害す
る誤挿入防止部が設けられ、電源回路が搭載されたプリ
ント配線基板に前記誤挿入防止部と当接しないように切
欠きが形成され、その他の信号処理回路のプリント配線
基板には切欠きが形成されていない構成としてある。
【0009】また、好ましくは、前記誤挿入防止部が、
板状部材を上面板又は下面板に固着して形成され、ある
いは上面板又は下面板を切り曲げて形成され、あるいは
上面板又は下面板を絞り加工して形成された構成として
ある。
【0010】上記構成からなる本発明のプリント配線基
板の誤挿入防止構造によれば、誤挿入防止部が切欠きの
形成されていないプリント配線基板の挿入を防止し、電
源回路が搭載されたプリント配線基板以外のプリント配
線基板が電源用のコネクタに接続されるのを防止する。
【0011】電源回路が搭載されたプリント配線基板
は、切欠きが誤挿入防止部を避けてプリント配線基板は
そのまま進入し、コネクタに挿入することができる。切
欠きの位置は、ガイドレールの溝に挟まれる部分となる
ので、部品実装及びパターン配線不可領域であり、パタ
ーン配線面積を減少させることがない。誤挿入防止部
は、シェルフの上面板又は下面板に設けられるので、バ
ックパネルに誤挿入防止構造による使用不可領域が発生
することがない。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明のプリント配線基板の誤挿
入防止構造の一実施例を図1〜図5を参照して説明す
る。図1はプリント配線基板の誤挿入防止構造の一部破
断斜視図、図2は電源回路用のコネクタに電源回路の搭
載されたプリント配線基板を挿入した状態の平面図とそ
の一部拡大図、図3は電源回路用のコネクタに一般信号
処理回路のプリント配線基板を挿入しようとした状態の
平面図とその一部拡大図、図4はシェルフ及び電源回路
の搭載されたプリント配線基板の寸法を示す平面図、図
5(a)(b)(c)はシェルフ及びプリント配線基板
の寸法を示す平面図である。
【0013】図1において、1は電子機器等のユニット
で、このユニット1はシェルフ2の開口部3と、シェル
フ2の底部を構成するバックパネル4からなる中空の直
方体状を成し、複数のプリント配線基板5が実装され
る。バックパネル4は、配線基板を構成しており、基板
上に複数個のコネクタ6が実装され、複数のプリント配
線基板5の相互配線の役割を果たす。
【0014】前記シェルフ2の上面板13及び下面板1
4には、上下一対のガイドレール7がバックパネル4上
のコネクタ6に対応して設けられている。このガイドレ
ール7は、上面板13及び下面板14それ自身を切り開
き内側に折り曲げて形成してもよい。
【0015】プリント配線基板5は種々の電子部品21
を搭載しており、挿入側の端部にコネクタ8が設けられ
ている。このプリント配線基板5は、ガイドレール7に
案内されてシェルフ2の開口部3から挿入され、コネク
タ8とバックパネル4上に実装されたコネクタ6とが嵌
合し、プリント配線基板5の挿入が完了するものであ
る。
【0016】電子機器においては、例えば、電源回路の
搭載されたプリント配線基板5aが挿入されるスロット
9aの位置に相対するコネクタ6には、常に入力電源が
印加されている。したがって、一般の信号処理回路のプ
リント配線基板5bを前記スロット9aに誤って挿入
し、コネクタ6とコネクタ8とが嵌合すると、このプリ
ンの配線基板5bに過電流が流れ込み、プリント配線基
板5bに搭載された電子部品21(例えば、集積回路)
の損傷が懸念される。このため、複数のプリント配線基
板が実装されるユニット1を有する電子機器において
は、電源回路の搭載されたプリント配線基板5aの挿入
されるスロット9aに挿入できるプリント配線基板は、
電源回路の搭載されたプリント配線基板5aだけとし、
このスロット9aに一般の信号処理回路のプリント配線
基板5bが挿入できない条件が要求されている。
【0017】図2に示すように、プリント配線基板5a
の挿入側の端部のコーナー部には、切欠き10が形成さ
れており、この切欠き10に相応する形で、切欠き10
と干渉しない位置及び寸法である誤挿入防止部11が、
シェルフ2の上面板13のスロット9aのバックパネル
4の直前に、バックパネル4に接触することなく固着さ
れている。この誤挿入防止部11は矩形の金属製の板で
形成されている。具体的には、市場で一般的に流通して
いる冷間圧延鋼板、耐食アルミニウム合金板、冷間ステ
ンレス圧延鋼板が挙げられる。より詳細には、製造コス
トが安価であるので、冷間圧延鋼板が好適である。
【0018】誤挿入防止部11の固着方法としては、リ
ベット止め、ねじ止め、溶接、接着が挙げられる。より
詳細には、リベット止めが好適である。位置決めが容
易、かつ、正確であり、組立も容易だからである。な
お、信号処理回路のプリント配線基板5bが挿入される
スロット9bには、誤挿入防止部は設けられていない。
【0019】また、図3に示すように、プリント配線基
板5bの挿入側の端部のコーナー部には切欠きがないの
で、シェルフ2のスロット9aに挿入すると、シェルフ
2の上面板13に固着された誤挿入防止部11にぶつか
り、それ以上挿入できない。
【0020】次に、誤挿入防止部11の板厚方向の寸法
について、図4を参照して説明する。プリント配線基板
5の寸法をA、シェルフ2の上面板13と下面板14と
に設けられたガイドレール7の間隔寸法をB、プリント
配線基板5とシェルフ2の上下ガイドレール7間隔寸法
との間隔をCとすると、これらは、B−A=Cの関係に
あり、これに対して、誤挿入防止部11の板厚寸法D
は、D>Cである。一方、プリント配線基板5aの切欠
き10の基板幅方向の寸法をEとすると、(B−D)>
(A−E)の関係にある。
【0021】さらに、誤挿入防止部11の基板挿入方向
の寸法及び位置について、図4及び図5を参照して説明
する。バックパネル4のコネクタ6実装面から、挿入途
中のプリント配線基板の挿入側の端部までの距離をF、
バックパネル4上に実装されたコネクタ6内のピンのバ
ックパネル4からの突出寸法をG、プリント配線基板上
に実装されたコネクタ8内のピンのプリント配線基板5
の挿入側の端部からの突出寸法をHとすると、F=G+
Hとなったとき、プリント配線基板5の嵌合が始まる。
このときのFをF1とする。そして、完全に嵌合したと
きのFをF2とする。ここで、バックパネル4のコネク
タ6実装面から、誤挿入防止部11の開口部3側の端部
までの寸法をKとすると、K>F1である。これに対
し、切欠き10のプリント配線基板5の挿入側の端部か
ら挿入方向の寸法をLとすると、L+F2>Kである。
【0022】以上を整理すると、誤挿入防止部11は、
D>C、かつK>F1の条件を満たし、シェルフ2の上
面板13にバックパネル4に接触しない位置に固着され
ており、かつ、切欠き10は、E>D−C、かつ、L>
K−F2の条件を満たして形成されている。プリント配
線基板5の挿抜方法として、コネクタ6、8同士の嵌合
に必要な力に打ち勝って挿入、抜去するために、てこの
原理を利用した挿抜レバー12を用いる場合は、誤挿入
防止部11は、図3に示すように、挿抜レバー12が作
用する以前に誤挿入防止部11とプリント配線基板5が
干渉する位置に設けてある。
【0023】次に、動作について説明する。スロット9
aに挿入できるプリント配線基板は、電源回路の搭載さ
れたプリント配線基板5aだけとし、このスロット9a
に一般の信号処理回路のプリント配線基板5bが挿入で
きない場合について説明する。スロット9a以外のスロ
ット(スロット9b)に一般の信号処理回路のプリント
配線基板5bを挿入すると、スロット9bには誤挿入防
止板11はないので、プリント配線基板5bは何にも邪
魔されることなく挿入でき、バックパネル4上に実装さ
れたコネクタ6とプリント配線基板5b上に実装された
コネクタ8とが嵌合できる。
【0024】このプリント配線基板5bをスロット9a
に挿入すると、プリント配線基板5bは、シェルフ2の
開口部3からガイドレール7に案内されてバックパネル
4に向かって進んで行き、バックパネル4のコネクタ6
実装面から、挿入途中のプリント配線基板5bの挿入側
の端部までの距離FがF=Kとなったとき、誤挿入防止
部11にプリント配線基板5bの挿入側の端部がぶつか
り、それ以上進まなくなる。このとき、誤挿入防止部1
1の開口部3側の端部はK>F1の位置にあることか
ら、F>F1が成り立ち、プリント配線基板5bはスロ
ット9aには挿入できない。これにより、常に入力電源
が印加されているコネクタ6に一般の信号処理回路のプ
リント配線基板5bを誤って嵌合させて、プリント配線
基板5bに過電流が流れ込むことがなくなるので、プリ
ント配線基板5bに搭載された電子部品21の損傷を回
避できる。
【0025】これに対して、挿入側の端部のコーナー部
に切欠き10が形成されたプリント配線基板5aをスロ
ット9aに挿入すると、前記同様、ガイドレール7に案
内されて挿入されて行くが、F=Kとなっても切欠き1
0があるので、誤挿入防止板11とは干渉せず、さら
に、バックパネル4に向かって進み続ける。切欠き10
の挿入方向の寸法LはL=K−F2の条件を満たしてい
るので、挿入完了の条件であるF=F2となってもF+
L>Kが成り立ち、プリント配線基板5aは誤挿入防止
板11に干渉することなく挿入を完了する。
【0026】また、プリント配線基板の挿抜方法として
挿抜レバー12を用いる場合、図3に示すように、プリ
ント配線基板5bは、ガイドレール7に案内されてバッ
クパネル4に向かって進んで行くが、挿抜レバー12が
作用する以前に誤挿入防止板11にぶつかり、それ以上
挿入できなくなる。これにより、コネクタ6、8が嵌合
するために必要な力が作用する前に挿入できなくなるの
で、誤挿入が生じたことが判明すると共に、誤挿入が生
じたとしても、挿抜レバー12によって生じるてこの原
理を利用した力がプリント配線基板5bに作用すること
はなく、プリント配線基板の変形、破損等の危険を回避
できる。
【0027】誤挿入防止板11の板厚方向の具体的な寸
法について説明する。例えば、プリント配線基板5の幅
寸法を194+0、−0.3mm、シェルフ2の上面板
13と下面板14とに設けられたガイドレール7の間隔
寸法を194.3+0.2、−0.2mmとすると、プ
リント配線基板5とシェルフ2の上下ガイドレール間隔
寸法との隙間は、0.1〜0.8mmである。したがっ
て、誤挿入防止板11の板厚寸法Dは、D>0.8mm
である。確実なる干渉量を見込むと、冷間圧延鋼板を用
いた場合では、誤挿入防止部11の板厚寸法Dは、D=
1.6mmが好適である。
【0028】次に、誤挿入防止部11の基板挿入方向の
具体的な寸法について説明する。バックパネル4上に実
装されたコネクタ6内のピンの、バックパネル4からの
突出寸法Gを、11.9+0.2、−0.2mm、プリ
ント配線基板5上に実装されたコネクタ8内のピンの、
プリンタ配線基板5の挿入側の端部からの突出寸法Hを
11.7+0.2、−0.2mmとすると、プリント配
線基板5の嵌合が始まる寸法F1は、F1=24mmで
ある。クリアランスとして、例えば1mmを見込むと、
バックパネル4のコネクタ6実装面から、誤挿入防止部
11のシェルフ2の開口部3側の端部までの寸法Kは、
K=25mmがよい。
【0029】電源回路の搭載されたプリント配線基板5
aの挿入側の端部のコーナー部に形成された切欠き10
の具体的な寸法について説明する。上述したように、板
厚寸法D=1.6mmの誤挿入防止部11をシェルフ2
の上面板13のスロット9aにK=25mmで固着する
と、プリント配線基板5aの切欠き10の基板幅方向の
寸法Eは、E>1.5mm(1.6−0.1〜0.8)
となる。クリアランスとして例えば、0.5mmを見込
むと、切欠き10の基板幅方向の寸法Eは、E=2.0
mmがよい。また、切欠き10のプリント配線基板の挿
入側の端部から挿入方法の寸法Lは、嵌合したときの、
バックパネル4のコネクタ6の実装面から、プリント配
線基板の挿入側の端部までの距離F2を15mmとする
と、L>10mmとなる。クリアランスとして例えば1
mmを見込むと、L=11mmがよい。
【0030】さらに、プリント配線基板の挿抜方法とし
て挿抜レバー12を用いる場合は、挿抜レバー12が作
用を開始する、バックパネル4のコネクタ6実装面から
プリント配線基板の挿入側の端部までの距離を28mm
とすると、誤挿入防止板11は、K>28mmとなる位
置に固着する。クリアランスとして例えば1mm見込む
と、K=29mmの位置がよい。このときの切欠き10
のプリント配線基板の挿入側の端部からの挿入方向の寸
法Lは、L>14mmとなる。クリアランスとして例え
ば1mmを見込むと、L=15mmがよい。
【0031】このような具体的な構成において、プリン
ト配線基板5bをスロット9aに挿入すると、プリント
配線基板5bは、シェルフ2の開口部3からガイドレー
ル7に案内されてバックパネル4に向かって進んで行
き、バックパネル4のコネクタ6実装面からプリント配
線基板の挿入側の端部までの距離が25mmになったと
き、誤挿入防止部11にプリント配線基板5bの挿入側
の端部がぶつかり、それ以上進まなくなる。プリント配
線基板5の嵌合が始まる寸法は、バックパネル4のコネ
クタ6実装面からプリント配線基板5の挿入側の端部ま
での距離が24mmであるから、プリント配線基板5b
はスロット9aには挿入不可能となる。これにより、常
に入力電源が印加されているコネクタ6に一般の信号処
理回路のプリント配線基板5bを誤って嵌合させて、プ
リント配線基板5bに過電流が流れ込むことがなくなる
ので、プリント配線基板5bに搭載された電子部品21
の損傷を回避できる。
【0032】これに対して、挿入側の端部のコーナー部
に切欠き10が形成されたプリント配線基板5aをスロ
ット9aに挿入すると、前記同様、ガイドレール7に案
内されて挿入されて行くが、バックパネル4のコネクタ
6実装面からプリント配線基板の挿入側の端部までの距
離が25mmになっても切欠き10があるので、誤挿入
防止板11とは干渉せず、さらに、バックパネル4に向
かって進み続ける。バックパネル4のコネクタ6実装面
からプリント配線基板の挿入側の端部までの距離が挿入
が完了する15mmになっても、15mm+11mm>
25mm(F+L=K)が成り立ち、プリント配線基板
5aは誤挿入防止板11に干渉することなく挿入を完了
する。
【0033】また、プリント配線基板の挿抜方法として
挿抜レバー12を用いる場合、プリント配線基板5b
は、ガイドレール7に案内されてバックパネル4に向か
って進んで行くが、K=29mmの位置に誤挿入防止板
11があれば、挿抜レバー12が作用を開始する、バッ
クパネル4のコネクタ6実装面からプリント配線基板5
の挿入側の端部までの距離、28mmとなる前に誤挿入
防止部11にぶつかり、それ以上挿入できなくなる。こ
れにより、コネクタ6、8が嵌合するために必要な力が
作用する前に挿入できなくなるので、誤挿入が生じたこ
とが判明すると共に誤挿入が生じたとしても、挿抜レバ
ー12によって生じるてこの原理を利用した力がプリン
ト配線基板5bに作用することはなく、プリント配線基
板の変形等の危険を回避できる。
【0034】本発明のプリント配線基板の誤挿入防止構
造の第2の実施例を図6を参照して説明する。図6にお
いて、誤挿入防止部11は、上面板13を切り曲げて形
成されている。この第2の実施例では、上面板13を切
り曲げただけであり、第1実施例における金属板を必要
としないので、さらに、低コストで実現できる。
【0035】本発明のプリント配線基板の誤挿入防止構
造の第3の実施例を図7を参照して説明する。図7にお
いて、誤挿入防止部11は、上面板13を絞り加工して
形成されている。この第3の実施例では、上面板13を
絞り加工しただけであり、第1の実施例における金属板
を必要としないので、さらに、低コストで実現できる。
【0036】また、上述した実施例においては、誤挿入
防止部11を上面板13に形成したが、これに限られる
ものでなく、下面板14に形成してもよいものである。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように本発明のプリント配
線基板の誤挿入防止構造では、簡単な形状の誤挿入防止
部を形成するだけであるので、製造コストを安価にで
き、かつ、簡単な構造にできる。また、プリント配線基
板の幅方向の両端部は、シェルフに挿入する際、シェル
フの上下に設けられたガイドレールの溝に挟まれるた
め、部品実装及びパターン配線不可領域となり、この部
品実装及びパターン配線不可領域を含む位置に誤挿入防
止部との干渉をさける切欠きを設けたので、プリント配
線基板のパターン配線面積の減少を少なくすることがで
きる。さらに、誤挿入防止部を取り付ける位置がシェル
フの上面板又は下面板であるので、バックパネルに誤挿
入防止構造による使用不可領域ができないようにでき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプリント配線基板の誤挿入防止構造の
第1の実施例の一部破断斜視図を示す。
【図2】本発明における電源回路用のコネクタに電源回
路の搭載されたプリント配線基板を挿入した状態の平面
図とその一部拡大図を示す。
【図3】本発明における電源回路用のコネクタに一般信
号処理回路のプリント配線基板を挿入しようとした状態
の平面図とその一部拡大図を示す。
【図4】本発明におけるシェルフ及び電源回路の搭載さ
れたプリント配線基板の寸法を示す平面図を示す。
【図5】(a)、(b)、(c)は本発明におけるシェ
ルフ及び電源回路の搭載されたプリント配線基板の寸法
を示す平面図を示す。
【図6】本発明のプリント配線基板の誤挿入防止構造の
第2の実施例の部分断面図を示す。
【図7】本発明のプリント配線基板の誤挿入防止構造の
第3の実施例の部分断面図を示す。
【図8】(a)、(b)は従来のプリント配線基板の誤
挿入防止構造に用いるプリント配線基板の平面図を示
す。
【図9】従来のプリント配線基板の誤挿入防止構造に用
いるバックパネルの斜視図を示す。
【符号の説明】
1 ユニット 2 シェルフ 3 開口部 4 バックパネル 5a 電源回路の搭載されたプリント配線基板 5b 信号処理回路のプリント配線基板 6 コネクタ 7 ガイドレール 8 コネクタ 9 スロット 10 切欠き 11 誤挿入防止部 12 挿抜レバー 13 上面板 14 下面板

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のプリント配線基板の相互配線を行
    うバックパネルと、プリント配線基板を案内するガイド
    レールが形成された上面板及び下面板とを有するシェル
    フと、このシェルフに実装されるプリント配線基板とか
    らなり、 前記上面板と下面板の少なくとも一方にバックパネルの
    電源回路用のコネクタに挿入するプリント配線基板の挿
    入を妨害する誤挿入防止部が設けられ、電源回路が搭載
    されたプリント配線基板に前記誤挿入防止部と当接しな
    いように切欠きが形成され、その他の信号処理回路のプ
    リント配線基板には切欠きが形成されていないことを特
    徴とするプリント配線基板の誤挿入防止構造。
  2. 【請求項2】 誤挿入防止部が、板状部材を上面板又は
    下面板に固着して形成されたものである請求項1記載の
    プリント配線基板の誤挿入防止構造。
  3. 【請求項3】 誤挿入防止部が、上面板又は下面板を切
    り曲げて形成されたものである請求項1記載のプリント
    配線基板の誤挿入防止構造。
  4. 【請求項4】 誤挿入防止部が、上面板又は下面板を絞
    り加工して形成されたものである請求項1記載のプリン
    ト配線基板の誤挿入防止構造。
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