JPH0929838A - 熱収縮性フイルムおよびその製造方法 - Google Patents

熱収縮性フイルムおよびその製造方法

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JPH0929838A
JPH0929838A JP7182755A JP18275595A JPH0929838A JP H0929838 A JPH0929838 A JP H0929838A JP 7182755 A JP7182755 A JP 7182755A JP 18275595 A JP18275595 A JP 18275595A JP H0929838 A JPH0929838 A JP H0929838A
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heat
styrene
shrinkage
resin
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JP7182755A
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Shuji Kobayashi
修二 小林
Jun Takagi
潤 高木
Katsunori Ishii
克典 石井
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Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Plastics Industries Ltd
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    • B29C48/00Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
    • B29C48/25Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C48/92Measuring, controlling or regulating
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
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    • B29C2948/92Measuring, controlling or regulating
    • B29C2948/92504Controlled parameter
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光沢、透明性が優れ、良好な収縮仕上がり外
観が得られる熱収縮性フイルムを得る。 【解決手段】 スチレン系モノマーとアクリル(メタク
リル)酸エステルよりなるスチレン系共重合体の連続相
中に、分散粒子としてゴム状弾性体を1〜20重量%含
有し、損失弾性率E″のピーク温度が50〜85℃の範
囲にある樹脂を主体としてなり、一方向の150℃×1
0秒の熱収縮率が25%以下であり、その収縮方向と直
交する方向の70℃×5分の熱収縮率が7〜45%の範
囲にあり、かつ同方向の120℃×5分の熱収縮率が4
0〜70%の範囲にある熱収縮性フイルム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、収縮包装や収縮ラ
ベル用に使用されるスチレン系熱収縮性フイルムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、プラスチツク容器やガラス瓶のラ
ベル、あるいは破壊飛散防止用被覆材料として、ポリ塩
化ビニル系の熱収縮性フイルムが多用されてきた。これ
は、機械的強度、収縮特性、透明性等の要求特性を多く
満足するからであった。しかし、焼却時に発生する塩素
ガスに伴う廃棄物処理の問題があることなどから、ポリ
塩化ビニル以外の材料からなる熱収縮性フイルムが要望
されていた。
【0003】その一つとして、スチレンーブタジエンブ
ロツク共重合体を含むスチレン系の延伸フイルムも提案
され使用されているが、印刷、製袋などの加工工程中に
フイルムが破断しやすいことや比較的自然収縮が大きい
等の問題が残されており、またその重合方法に起因して
比較的高価な原料となることは避け難い。
【0004】これらの問題を解消すべく、本発明者等
は、スチレン系モノマーとアクリル(メタクリル)酸エ
ステルよりなるスチレン系共重合体の連続相中に、分散
粒子としてゴム状弾性体を含有した透明性耐衝撃性樹脂
に着目し検討した結果、耐破断性等の特性においては良
好な結果を得ることができたが、熱収縮性フイルムとす
るための押出、延伸条件により透明性や収縮仕上がり状
態が大きな影響を受け、製品のデイスプレイ効果を低下
させてしまうことがあったり、熱収縮性フイルムとして
好ましい低自然収縮性などの面で不十分な点があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の諸欠点
を解消するため鋭意検討を重ねた結果、スチレン系モノ
マーとアクリル(メタクリル)酸エステルよりなるスチ
レン系共重合体の連続相中に、分散粒子としてゴム状弾
性体を1〜20重量%含有した樹脂のうち特定のものを
選択し、押出条件と延伸条件とを制御することにより特
定の収縮特性を与えることで、透明性が良好で収縮仕上
がり状態もよく、低自然収縮性をも備えたフイルムを得
ることに成功し本発明を完成するに至った。
【0006】すなわち本発明は、スチレン系モノマーと
アクリル(メタクリル)酸エステルよりなるスチレン系
共重合体の連続相中に、分散粒子としてゴム状弾性体を
1〜20重量%含有し、損失弾性率E″のピーク温度が
50〜85℃の範囲にある樹脂を主体としてなり、一方
向の150℃×10秒の熱収縮率が25%以下であり、
その収縮方向と直交する方向の70℃×5分の熱収縮率
が7〜45%の範囲にあり、かつ同方向の120℃×5
分の熱収縮率が40〜70%の範囲にあることを特徴と
するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下本発明を詳しく説明する。本
発明フイルムの主体となる樹脂は、スチレン系モノマー
とアクリル(メタクリル)酸エステルよりなるスチレン
系共重合体連続相中に、分散粒子としてゴム状弾性体を
1〜20重量%含有したものであって、連続相を共重合
体とすることにより分散粒子と屈折率を合わせて透明性
を維持するとともに、ゴム状弾性体により耐衝撃性を付
与したものである。(以下、この樹脂を「ゴム変性スチ
レン共重合体」ということがある。) ここで連続相におけるスチレン系モノマーは、下記一般
式(A)で示される構成単位からなり、アクリル(メタ
クリル)酸エステルは、下記一般式(B)で示される構
成単位からなる。
【0008】
【化1】
【化2】
【0009】具体的には、スチレン系モノマーとして
は、スチレン、αーメチルスチレン、pーメチルスチレ
ンなどを挙げることができる。またアクリル(メタクリ
ル)酸エステルとしては、ブチルアクリレート、エチル
アクリレート、メチルメタクリレート、エチルメタクリ
レート、ブチルメタクリレートなどを用い得る。スチレ
ン系モノマーとアクリル酸エステルとの比率は、この連
続相の屈折率が後述のゴム状弾性体の屈折率に近くなる
ように設定されるが、この比率は樹脂の特性の温度依存
性にも影響するのでその点からの考慮も必要となる。一
般にスチレン系モノマー/アクリル(メタクリル)酸エ
ステルの重量比は30〜90/70〜10の範囲内から
選択される。
【0010】このスチレン系共重合体からなる連続相中
には、分散粒子としてゴム状弾性体を含有している。こ
こでいうゴム状弾性体としては、常温でゴム的性質を示
すものであればよいが、連続相への分散性や屈折率を考
慮して、一成分としてスチレンを含むものが望ましく、
例えば、スチレンーブタジエン共重合体、スチレンーブ
タジエンブロック共重合体、スチレンーイソプレン共重
合体、あるいはこれらの水素添加物を用いることができ
る。特に、スチレン含量が10〜50重量%のものが好
適である。
【0011】ゴム状弾性体の含有量は、樹脂全体(連続
相+分散粒子)の1〜20重量%、より好ましくは3〜
18重量%の範囲とする。1重量%未満では、得られる
熱収縮性フイルムの耐衝撃性が低く好ましくない。また
20重量%を越えると、熱収縮性フイルムの剛性が低下
し、例えば、収縮ラベルとして瓶などに被覆する工程で
所定の位置に被覆ができない等の不具合が生じる。
【0012】ゴム状弾性体が形成する分散粒子の粒子径
は、0.1〜1.2μmの範囲、より好ましくは0.2
〜0.9μmの範囲が本用途に適している。分散粒子径
が0.1μm未満の時は、耐衝撃強度の向上効果が発現
しにくい。一方、分散粒子径が1.2μmを越える場合
は、強度向上効果は発現するが、熱収縮性フイルムとし
ては所望の透明性が得にくくなる。なお粒子径は、透過
型電子顕微鏡を用いた超薄切片法により撮影した写真か
ら求めた数平均粒子径である。
【0013】本発明の熱収縮性フイルムにおいては、主
原料となるゴム変性スチレン共重合体として、損失弾性
率E″のピーク温度が50〜85℃、より好ましくは、
60〜82℃の範囲にあるものを選定することが重要で
ある。
【0014】損失弾性率E″のピーク温度が50℃未満
であると、得られた熱収縮性フイルムの自然収縮(常温
よりもやや高い温度下、例えば夏場においてフイルムが
収縮すること)が非常に大きくなり寸法安定性に欠ける
フイルムとなり実用上好ましくない。また、85℃を越
えると、所定の熱収縮特性を得るための延伸温度域で
は、延伸性に乏しく好ましくない。
【0015】ゴム変性スチレン共重合体の損失弾性率
E″のピーク温度は、主に連続相の組成に依存し、好適
に用いられるスチレンーメチルメタクリレートーブチル
アクリレートの系の例でいうと、剛直なメチルメタクリ
レート成分はピーク温度を高め、柔軟なブチルアクリレ
ート成分はピーク温度を下げるので、これらの成分比で
ピーク温度を調整することができる。また、可塑剤等の
添加によりピーク温度を調整することも可能である。
【0016】上記ゴム変性スチレン共重合体の製造は、
ゴム状弾性体を連続相形成原料溶液中に溶解し、攪拌し
ながら重合する方法によることができる。ゴム状弾性体
の分散粒子径は、攪拌数の変化で制御し得る。本発明フ
イルムの原料としては、上記ゴム変性スチレン共重合体
に特性(特に透明性)を損なわない範囲で他の樹脂を混
合することができる。また、着色剤、滑剤、熱安定剤な
ど通常使用される各種の添加剤を適量使用することもで
きる。
【0017】次に、熱収縮性フイルムの製造方法につい
て説明する。上記ゴム変性スチレン共重合体は、透明性
のよい樹脂であるが、これを一般的に好ましいとされて
いる高度の熱収縮率を付与すべく延伸すると、非常に透
明性の低下したフイルムとなる。その理由は、延伸時に
ゴム変性スチレン共重合体中の連続相が軟化して、分散
しているゴム状弾性体がフイルム表面に突出してくるた
めと推定される。
【0018】ここで熱収縮性フイルムは、被覆対象物へ
の熱の影響などの点からできるだけ低い温度で十分熱収
縮することが必要であり、またフイルムが保管中に自然
収縮しない特性が併せて必要となるが、そのためにはゴ
ム変性スチレン共重合体の損失弾性率E″のピーク温度
を50〜85℃とすることが重要となる。一方、延伸に
よるフイルムの透明性の悪化は、ゴム変性スチレン共重
合体の連続相の軟化と関連していると考えられることか
ら、良好な透明性を維持するには、ゴム変性スチレン共
重合体の損失弾性率E″のピーク温度との関連で、フイ
ルムの延伸程度、すなわちフイルムに付与する熱収縮性
を特定範囲に調整する必要がある。
【0019】また、押出直後の無延伸シートの状態も重
要であって、無延伸シートの透明性を良好にすること
で、フイルムに付与する熱収縮性の特定範囲を広げるこ
とができる。無延伸シートの透明性を良好にするために
は押出工程で多くの要因はあるが、口金からでた直後の
樹脂の温度を200℃以上、好ましくは220℃以上に
することが最重要であり、要因の寄与率もこれがほとん
どである。これによりできたフイルムの特性としては、
高温における流れ方向の収縮率に影響を与え、樹脂の温
度を上げるとその収縮率は下がり、樹脂の温度を下げる
と上がる。従って無延伸シートの良否は、高温収縮率に
より評価することができ、今回は150℃×10秒の流
れ方向の収縮率を指標とした。なお口金からでた直後の
樹脂の温度が280℃を越えると、樹脂の熱分解を生じ
やすくなるので、好適温度範囲は200〜280℃であ
る。
【0020】本発明フイルムは、一方向(主収縮方向の
直交方向)における熱収縮率が、150℃×10秒で2
5%以下で、その収縮方向と直交する方向(主収縮方
向)の熱収縮率が、70℃×5分で7〜45%、120
℃×5分で40〜70%の範囲に設定する。150℃×
10秒の熱収縮率が25%を越えると、透明性が低下し
たり、ラベルなどとして使用したとき、主収縮方向の垂
直方向にひけをおこし外観不良をおこしたりする。
【0021】また、70℃×5分の熱収縮率が7%未満
であると、ラベルとして使用した時、収縮不足でシワが
発生したり、透明性が低下する場合もある。また、45
%を越えると、ガラス瓶やプラスチック容器のラベルと
して使用した時、胴部に横シワが発生する。これは収縮
が急におこって、不均一になるためと推定される。ま
た、120℃×5分の熱収縮率が40%未満の時、やは
り収縮不足となり、70%を越えると、フイルムの透明
性が急激に低下し、また収縮仕上がりにおいて横シワが
発生することもある。
【0022】このようなフイルムを得るには、原料樹脂
を通常の単軸押出機などを用いて、口金出口の樹脂の温
度を200℃以上、好ましくは220℃以上、280℃
以下としてシート状に押し出し、常法により急冷して未
延伸シートを得る。そしてこの未延伸シートを、一方向
(通常幅方向)にテンターなどにより延伸し、所望によ
り低温で熱処理して得られる。延伸温度は、樹脂の組成
により異なるが、一般に前記樹脂の損失弾性率E″のピ
ーク温度より5〜50℃高い温度、さらに好ましくは1
0〜40℃高い温度が好適である。
【0023】また延伸倍率は、上記の分散ゴム状弾性体
のフイルム表面への突出を抑えるには低倍率が好まし
く、熱収縮性フイルムとして必要な収縮率との兼ね合い
で、一般に1.8〜3.5倍の範囲が好ましい。また、
ゴム状弾性体の突出を抑制するために、ゴム状弾性体を
軟化させる石油樹脂、インデン樹脂、クマロン樹脂、テ
ルペン樹脂あるいはこれらの水素添加物を混合するとさ
らに好ましい。
【0024】本発明フイルムは、主収縮方向が周方向に
なるように円筒状にして瓶などに被覆する収縮ラベルと
して好適な、実質上一軸収縮性のフイルムであって、未
延伸フイルムを幅方向へ一軸延伸して一方向にのみ収縮
するフイルムとすることができる。また、長さ方向にわ
ずかに延伸して、長さ方向にもわずかに収縮するフイル
ムとすることもできる。その場合には、長さ方向の収縮
率は、70℃×5分で5%以下に設定するのが好まし
い。
【0025】
【実施例】以下、実施例でさらに詳しく説明するが、本
発明はこれらの実施例によって何ら限定されるものでは
ない。なお、本明細書中に表示されるフイルムについて
の種々の測定値または評価は、次のようにして行った。
ここで、フイルムの方向は流れ方向を縦方向、その直交
方向を横方向とよぶ。
【0026】1)熱収縮率 フイルムを、縦100mm、横100mmの大きさに切
り取り、70℃の温水バスと120℃および150℃の
グリセリンバスに、70℃と120℃は5分間、150
℃は10秒間浸漬し、それぞれの温度での収縮量を測定
した。熱収縮率は、収縮前の原寸に対する収縮量の比率
を%値で表示する。 2)光沢度 JIS K 7105に準拠した。 3)ヘーズ JIS K 7105に準拠した。
【0027】4)収縮仕上がり フイルムを、縦40mm、横230mmの大きさに切り
取り、横方向の両端を10mm重ねてヒートシールし、
円筒状にした。この円筒状フイルムを、容量200cc
のガラス瓶にかぶせ、雰囲気温度160℃ないし170
℃となっている大栄化学(株)製の熱処理オーブン内に
1分間入れ、30rpmの速度で回転させた。この一連
の操作によりフイルムの収縮仕上がりを調査した。調査
項目は、入ったシワの本数および大きさにより総合評価
し仕上がりの良好なものから◎、○、△、×で表す。
【0028】5)自然収縮 フイルムを、縦20mm、横200mmの大きさに切り
取り、30℃の雰囲気の恒温槽に30日間放置し、横方
向について、収縮前の原寸に対する収縮量の比率を%値
で表示した。 6)引張破断伸度 JIS K 7127に準拠して、引張速度100mm
/分で、雰囲気温度0℃におけるフイルムの縦方向の引
張破断伸度を測定した。
【0029】7)剛性 雰囲気温度23℃で、チヤツク間長さ300mmとした
幅5mmのフイルム試験片を、荷重2kg、引張速度5
mm/分で引っ張り、応力が1kgfとなるときの伸量
ΔL(mm)を求め、次式で剛性E(kgf/mm2
を算出した。
【0030】E=60/(a・ΔL) a;フイルム試験片の厚さ(mm) Eの数値が、縦、横両方向とも100以上であるものを
○で、未満を×で示す。 8)損失弾性率のピーク温度 粘弾性スペクトロメーターVES−F3(岩本製作所
(株)製)を用い、振動周波数10Hzで測定した。
【0031】(実施例1)ブタジエン7重量%とスチレ
ン5重量%とからなるスチレン−ブタジエン共重合体1
2重量%を分散粒子とし、スチレン46重量%、メチル
メタクリレート30重量%、ブチルアクリレート12重
量%からなる共重合体が連続相となった、損失弾性率の
ピーク温度が75℃である樹脂を原料として、同方向二
軸の混練押出機を用いて、口金出口での樹脂温度を26
0℃として、0.18mm厚みのシートを作成した。
【0032】このシートを105℃の温度の雰囲気のテ
ンター延伸設備内で横方向に3.0倍延伸して、約60
μmのフイルムとした。このフイルムの光沢度は11
8.5%で、全ヘーズは2.0%であった。また収縮仕
上がりの状態は、ほとんどシワは確認されなかった。そ
の他の測定および評価結果も含めて、得られたフイルム
の諸性質を表1に示す。以下の実施例2〜7についても
同じ。
【0033】(実施例2)実施例1において、0.12
mm厚みのシートを作成し、このシートを横方向に2.
0倍延伸した以外は全く同様にしてフイルムを得た。こ
のフイルムの光沢度は148.3%で、全ヘーズは1.
0%であった。また収縮仕上がりの状態は、ほとんどシ
ワは確認されなかった。
【0034】(実施例3)実施例1において、0.21
mm厚みのシートを作成し、このシートを横方向に3.
5倍延伸した以外は全く同様にしてフイルムを得た。こ
のフイルムの光沢度は109.2%で、全ヘーズは2.
1%であった。また収縮仕上がりの状態は、ほとんどシ
ワは確認されなかった。
【0035】(実施例4)実施例1において、100℃
の雰囲気のテンター延伸設備内で延伸する以外は全く同
様にしてフイルムを得た。このフイルムの光沢度は13
7.3%で、全ヘーズは1.7%であった。また収縮仕
上がりの状態は、少し横シワが確認された。
【0036】(実施例5)実施例1において、120℃
の雰囲気のテンター延伸設備内で延伸する以外は全く同
様にしてフイルムを得た。このフイルムの光沢度は9
8.3%で、全ヘーズは4.8%であった。また収縮仕
上がりの状態は、シワが確認されず非常に良好であっ
た。
【0037】(実施例6)実施例1において、130℃
の雰囲気のテンター延伸設備内で延伸する以外は全く同
様にしてフイルムを得た。このフイルムの光沢度は9
2.2%で、全ヘーズは6.3%であった。また収縮仕
上がりの状態は、シワが確認されず非常に良好であっ
た。
【0038】(実施例7)実施例1において、0.21
mm厚みのシートを作成し、このシートを130℃の雰
囲気のテンター延伸設備内で横方向に3.5倍延伸した
以外は全く同様にしてフイルムを得た。このフイルムの
光沢度は90.0%で、全ヘーズは6.8%であった。
また収縮仕上がりの状態は、シワが確認されず非常に良
好であった。
【0039】(比較例1)実施例1において、0.09
mm厚みのシートを作成し、横方向に1.5倍延伸した
以外は全く同様にしてフイルムを得た。このフイルムの
光沢度は154.1%で、全ヘーズは0.7%であっ
た。また収縮仕上がりの状態は、収縮不足を原因とする
シワが確認された。その他の測定および評価結果も含め
て、得られたフイルムの諸性質を表2に示す。以下の比
較例2〜4についても同じ。
【0040】(比較例2)実施例1において、0.25
mm厚みのシートを作成し、横方向に4.2倍延伸した
以外は、全く同様にしてフイルムを得た。このフイルム
の光沢度は105.3%で、全ヘーズは2.5%であっ
た。また収縮仕上がりの状態は、多数の横ジワが確認さ
れた。
【0041】(比較例3)実施例1において、93℃の
雰囲気のテンター延伸設備内で延伸する以外は全く同様
にしてフイルムを得た。このフイルムの光沢度は14
5.4%で、全ヘーズは1.1%であった。また収縮仕
上がりの状態は、多数の横ジワが確認された。
【0042】(比較例4)実施例7において、口金出口
での樹脂温度を190℃とする以外は全く同様にしてフ
イルムを得た。このフイルムの光沢度は80.3%、全
ヘーズは8.1%と劣っていた。収縮仕上がりの状態
は、横ジワは確認されず非常に良好であった。
【0043】(実施例8)ブタジエン7重量%とスチレ
ン5重量%とからなるスチレン−ブタジエン共重合体1
2重量%を分散粒子とし、スチレン48重量%、メチル
メタクリレート30重量%、ブチルアクリレート10重
量%からなる共重合体が連続相となった、損失弾性率の
ピーク温度が79℃である樹脂を原料とする以外は実施
例1と同様にしてフイルムを得た。このフイルムの光沢
度は141.3%で全ヘーズは1.5%であった。また
収縮仕上がりの状態は、ほとんどシワは確認されなかっ
た。その他の測定および評価結果も含めて、得られたフ
イルムの諸性質を表3に示す。以下の実施例9〜14に
ついても同じ。
【0044】(実施例9)実施例8において、0.12
mm厚みのシートを作成し、横方向に2.0倍延伸した
以外は、全く同様にしてフイルムを得た。このフイルム
の光沢度は140.6%で、全ヘーズは1.5%であっ
た。また収縮仕上がりの状態は、ほとんどシワは確認さ
れなかった。
【0045】(実施例10)実施例8において、0.2
1mm厚みのシートを作成し、横方向に3.5倍延伸し
た以外は、全く同様にしてフイルムを得た。このフイル
ムの光沢度は141.2%で、全ヘーズは1.3%であ
った。また収縮仕上がりの状態は、少し横ジワが確認さ
れた。
【0046】(実施例11)実施例8において、100
℃の雰囲気のテンター延伸設備内で延伸する以外は全く
同様にしてフイルムを得た。このフイルムの光沢度は1
45.6%、全ヘーズは1.3%であった。収縮仕上が
りの状態は、少し横ジワが確認された。
【0047】(実施例12)実施例8において、115
℃の雰囲気のテンター延伸設備内で延伸する以外は全く
同様にしてフイルムを得た。このフイルムの光沢度は1
03.2%で、全ヘーズは4.0%であった。また収縮
仕上がりの状態は、横ジワは確認されず非常に良好であ
った。
【0048】(実施例13)実施例6において、130
℃の雰囲気のテンター延伸設備内で延伸する以外は全く
同様にしてフイルムを得た。このフイルムの光沢度は9
2.0%で、全ヘーズは6.5%であった。また収縮仕
上がりの状態は、シワは確認されず非常に良好であっ
た。
【0049】(実施例14)実施例8において、0.2
1mm厚みのシートを作成し、130℃の雰囲気のテン
ター延伸設備内で横方向に3.5倍延伸する以外は全く
同様にしてフイルムを得た。このフイルムの光沢度は9
1.2%で、全ヘーズは6.7%であった。また収縮仕
上がりの状態は、シワは確認されず非常に良好であっ
た。
【0050】(比較例5)実施例8において、0.09
mm厚みのシートを作成し、横方向に1.5倍延伸した
以外は全く同様にしてフイルムを得た。このフイルムの
光沢度は154.1%で、全ヘーズは0.7%であっ
た。また収縮仕上がりの状態は、収縮不足を原因とする
シワが確認された。その他の測定および評価結果も含
め、得られたフイルムの諸性質を表4に示す。以下の比
較例6〜7についても同じ。
【0051】(比較例6)実施例8において、0.25
mm厚みのシートを作成し、横方向に4.2倍延伸した
以外は全く同様にしてフイルムを得た。このフイルムの
光沢度は139.3%で、全ヘーズは2.5%であっ
た。また収縮仕上がりの状態は、多数の横ジワが確認さ
れた。
【0052】(比較例7)実施例8と同じ樹脂を原料と
して、口金出口での樹脂温度を190℃として、0.2
1mm厚みのシートを作成した。このシートを130℃
の雰囲気のテンター延伸設備内で横方向に3.5倍延伸
して、約60μmのフイルムとした。このフイルムの光
沢度は82.3%で、全ヘーズは8.0%と劣ってい
た。また収縮仕上がりの状態は、シワは確認されず非常
に良好であった。
【0053】(比較例8)ブタジエン4重量%とスチレ
ン2.7重量%とからなるスチレン−ブタジエン共重合
体6.7重量%を分散粒子とし、スチレン45.3重量
%、メチルメタクリレート48重量%からなる共重合体
が連続相となった、損失弾性率のピーク温度が103℃
である樹脂を原料として、実施例1と同様にしてフイル
ムを得た。このシートの延伸は、130℃の雰囲気でよ
うやく可能になったが、50℃〜100℃での熱収縮率
は全く発現しなかった。
【0054】(比較例9)ブタジエン4重量%とスチレ
ン2.7重量%とからなるスチレン−ブタジエン共重合
体6.7重量%を分散粒子とし、スチレン51.3重量
%、メチルメタクリレート15重量%、ブチルアクリレ
ート27重量%からなる共重合体が連続相となった、損
失弾性率のピーク温度が48℃である樹脂を原料とし
て、実施例1と同様にしてフイルムを得た。しかしなが
らこのシートからできた、70℃の熱収縮率が約40%
のフイルムでも自然収縮は10%を越え、寸法安定性の
ない実用上問題のあるフイルムができた。
【0055】(比較例10)スチレンが86重量%でブ
チルアクリレートが14重量%からなる共重合体で、損
失弾性率のピーク温度が73℃である樹脂を原料とし
て、実施例1と同様にしてフイルムを得た。このフイル
ムの引張破断伸度は5〜7%と非常に低く脆いフイルム
であった。
【0056】
【表1】
【表2】
【表3】
【表4】
【0057】表1〜4の結果を集約すると、実施例の本
発明フイルムは、光沢、透明性を維持しながら良好な収
縮仕上がりを示し、バランスのとれた特性を有してい
る。また、剛性も十分あり、引張破断伸度も十分で耐破
断性に優れている。なお、実施例1〜14、比較例1〜
7のフイルムは、いずれも自然収縮率が1%以下で、本
発明によれば低自然収縮性のフイルムが得られることが
わかった。
【0058】
【発明の効果】本発明によれば、光沢、透明性が優れ、
良好な収縮仕上がり外観が得られ、自然収縮も小さい熱
収縮性フイルムが得られる。また本発明フイルムは、剛
性、耐破断性の点でも優れている。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 51/04 LLB C08L 51/04 LLB // B29K 25:00 105:02 B29L 7:00

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スチレン系モノマーとアクリル(メタク
    リル)酸エステルよりなるスチレン系共重合体の連続相
    中に、分散粒子としてゴム状弾性体を1〜20重量%含
    有し、損失弾性率E″のピーク温度が50〜85℃の範
    囲にある樹脂を主体としてなり、一方向の150℃×1
    0秒の熱収縮率が25%以下であり、その収縮方向と直
    交する方向の70℃×5分の熱収縮率が7〜45%の範
    囲にあり、かつ同方向の120℃×5分の熱収縮率が4
    0〜70%の範囲にあることを特徴とする熱収縮性フイ
    ルム。
  2. 【請求項2】 樹脂を口金付押出機から溶融押出するに
    あたり、口金出口における樹脂の温度を200℃〜28
    0℃に制御して押出することを特徴とする請求項1記載
    の熱収縮性フイルムの製造方法。
JP7182755A 1995-07-19 1995-07-19 熱収縮性フイルムおよびその製造方法 Pending JPH0929838A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008065998A1 (en) * 2006-11-27 2008-06-05 Ps Japan Corporation Heat shrinkable multilayer film
JP2017517422A (ja) * 2014-05-30 2017-06-29 エクソンモービル ケミカル パテンツ インコーポレイテッド 熱可塑性エラストマーフィルム、およびその製造方法

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