JPH09299480A - 打栓方法と装置、既充填シリンジおよびその製造方法と装置 - Google Patents

打栓方法と装置、既充填シリンジおよびその製造方法と装置

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JPH09299480A
JPH09299480A JP8147948A JP14794896A JPH09299480A JP H09299480 A JPH09299480 A JP H09299480A JP 8147948 A JP8147948 A JP 8147948A JP 14794896 A JP14794896 A JP 14794896A JP H09299480 A JPH09299480 A JP H09299480A
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gasket
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一幸 柳瀬
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガスケットの曲がりやスカート部の周囲に水
滴が残る心配のない既充填シリンジを製造できる方法を
提供する。 【解決手段】 先端のノズル3をキャップ4で封止して
なる外筒2を、ノズル3を下にした姿勢にして外筒2の
後端に形成された開口部5から外筒2内部に液体6を充
填し、外筒2内部を減圧した状態で開口部5をガスケッ
ト7で閉塞してガスケット7の後面側に大気圧を導入し
た後、外筒2内部にガスケット7を保持しながら押し込
んで挿入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、容器の開口部を打
栓する方法と装置に関し、特に、外筒の内部に薬剤のよ
うな液体が予め充填されている既充填シリンジ(Pre
filled Syringe)およびその製造方法と
製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】アンプルやバイアル瓶に充填されている
薬液を注射剤として使用する場合、使用時にアンプルや
バイアル瓶を開封し、薬液をシリンジ(注射器)に充填
して、人体などに投与している。しかし、アンプルやバ
イアル瓶を開封し、シリンジに薬液を充填する操作は煩
雑である。特に緊急時にかような煩雑な操作をすること
は好ましくない。また、アンプルやバイアル瓶の開封時
に、薬液中へガラスの微粉などの異物が混入する恐れも
ある。このため、例えば特開昭49−28194号公報
においては、外筒の内部に薬剤が予め充填されている既
充填シリンジが開示されている。
【0003】図1に示される既充填シリンジ1は、概ね
次に示す(1)〜(3)工程によって製造されるのが一
般的である。 (1)外筒2の先端(図示の例では下端)に形成された
ノズル3をキャップ4で封止する。 (2)キャップ4で封止されたノズル3を下にして、外
筒2の後端(図示の例では上端)に形成された開口部5
から外筒2内部に液体6を充填する。 (3)開口部5から外筒2内部にガスケット7を挿入
し、ガスケット7周面を外筒2内面に密着させて外筒2
内部を密封する。
【0004】また、こうして製造した既充填シリンジ1
を、更にオートクレーブなどに投入し、加熱滅菌してい
る。
【0005】かような既充填シリンジ1の製造において
上記(3)工程のように開口部5からガスケット7を挿
入する場合、外筒2内部に空気が十分に入った大気圧下
の状態ではガスケット7を挿入するのに相当な力が必要
となる。また、強い力でガスケット7を挿入しても、常
に保持具などで押さえていなければ、ガスケット7は外
筒2内部の空気の圧力で押し戻され、外筒2の開口部5
から簡単に抜け落ちてしまう。
【0006】そこで、上記(3)工程のように開口部5
からガスケット7を挿入する際には、外筒2内部の空気
をポンプなどで吸引して減圧し、その減圧された雰囲気
下で外筒2後端の開口部5をガスケット7で閉塞し、そ
の後、ガスケット7の後面側に大気圧を導入して差圧に
より外筒2内部にガスケット7を挿入する方法(真空打
栓方法)が採用されている。
【0007】一方、外筒2内部に挿入されるガスケット
7の周面は、先端側の約半分程度が外筒2の内面に密着
する密着部10となっており、後端側(図示の例では上
端側)の残りの約半分程度が外筒2の内面に密着しない
スカート部11になっているのが一般的である。ガスケ
ット7の摺動性を高めるためには、密着部10の面積が
小さい方が好ましく、逆に、外部から外筒2内への細菌
等の進入を防ぐには、密着部10の面積は広い方が好ま
しい。一方、ガスケット7を外筒2内に真っ直ぐに挿入
するためには、ガスケット7はある程度の厚みを有して
いることが必要である。そこで、密着部10とスカート
部11を設けて、ガスケット7の摺動性および細菌透過
防止性の両方をバランスよく保持している。
【0008】また、こうして製造した既充填シリンジ1
を使用する場合は、図2に示すように、外筒2先端のノ
ズル3にキャップ4の代わりにチューブ13を装着する
と共に、外筒2後端の開口部5からプランジャ14を挿
入してプランジャ14の先端をガスケット7の後面に連
結する。この連結を確実にするために、プランジャ14
の先端には雄ねじ部15が形成されており、また、ガス
ケット7の後面には雌ねじ部16が形成されているのが
一般的である。そして、この雄ねじ部15を雌ねじ部1
6に螺入してプランジャ14の先端をガスケット7の後
面に連結し、プランジャ14を押してガスケット7を前
進させることにより、外筒2内に充填されている液体6
をチューブ13を経て適宜供給している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで既充填シリン
ジ1の製造において、上記(3)工程のように、いわゆ
る真空打栓方法によって外筒2内部にガスケット7を挿
入した場合、ガスケット7が曲がった姿勢になってしま
うことが多い。また、ガスケット7のスカート部11と
外筒2内面との隙間に靄のような状態で水滴が残ってし
まう現象が見受けられる。これらは、何れもガスケット
7の後面側に大気圧を導入したと同時にガスケット7が
外筒2内部に一気に入り込んでしまうので、ガスケット
7の挿入速度が早過ぎることに起因するものと考えられ
る。そして、このようなガスケット7の曲がりやスカー
ト部11の周りに残る水滴は製品の見栄えを劣化させ、
そればかりか、特にガスケット7の曲がりは、液漏れを
引き起こしかねない。
【0010】本発明は、かかる従来の事情に鑑みてなさ
れたものであり、その目的は、特にガスケットの曲がり
やスカート部の周囲に水滴が残る心配のない既充填シリ
ンジを製造できる手段を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、容器
の内部を減圧した状態で開口部を栓体で閉塞し、栓体の
後面側に大気圧を導入した後、容器内部に栓体を保持し
ながら押し込んで挿入する打栓方法である。
【0012】そして請求項2の発明は、先端のノズルを
キャップで封止してなる外筒を、ノズルを下にした姿勢
にして外筒の後端に形成された開口部から外筒内部に液
体を充填し、外筒内部を減圧した状態で開口部をガスケ
ットで閉塞してガスケットの後面側に大気圧を導入した
後、外筒内部にガスケットを保持しながら押し込んで挿
入する既充填シリンジの製造方法である。また、請求項
3の発明は、先端のノズルをキャップで封止してなる外
筒を、ノズルを下にした姿勢にして外筒の後端に形成さ
れた開口部から外筒内部に液体を充填し、外筒内部を減
圧した状態で開口部をガスケットで閉塞してガスケット
の後面側に大気圧を導入した後、外筒内部にガスケット
を保持しながら押し込んで挿入することにより既充填シ
リンジを組み立て、該既充填シリンジを加熱滅菌する既
充填シリンジの製造方法である。これら請求項2、3の
製造方法のように外筒内部にガスケットを保持しながら
押し込んで挿入することにより、ガスケットが外筒内部
に差圧によって一気に入り込んでしまうことを防ぐこと
が可能となる。
【0013】そして、請求項4の発明は、容器を把持す
る把持手段と、容器内部を減圧する減圧手段と、把持手
段によって把持された容器の開口部から容器内部に栓体
を押し込んで挿入するプッシャとを備えた打栓装置にお
いて、前記プッシャの先端に栓体を保持する保持機構を
設けたことを特徴とする。また、請求項5の発明は、先
端のノズルがキャップで封止され、かつ、その内部に液
体が充填されている外筒を、ノズルを下にした姿勢にし
て把持する把持手段と、外筒内部を減圧する減圧手段
と、把持手段によって把持された外筒後端の開口部から
外筒内部にガスケットを押し込んで挿入するプッシャと
を備えた製造装置において、前記プッシャの先端にガス
ケットを保持する保持機構を設けたことを特徴とする既
充填シリンジの製造装置である。
【0014】この請求項5の製造装置においては、請求
項6に記載したように、前記ガスケットの後面にプラン
ジャ連結用の雌ねじ部が形成されており、前記保持機構
が通常の状態ではこの雌ねじ部に嵌入できる大きさを有
し、膨張した状態ではこの雌ねじ部の内面に圧着してガ
スケットを保持する膨張部材を備えている構成とするこ
とが好ましい。また、前記ガスケットの挿入は、請求項
7に記載したように、例えばカム機構を用いてプッシャ
を外筒内部に挿入させることにより行われる。
【0015】そして、請求項8の発明は、先端のノズル
をキャップで封止してなる外筒を、ノズルを下にした姿
勢にして外筒の後端に形成された開口部から外筒内部に
液体を充填し、外筒内部を減圧した状態で開口部をガス
ケットで閉塞してガスケットの後面側に大気圧を導入し
た後、外筒内部にガスケットを保持しながら押し込んで
挿入することにより製造された、ガスケットが曲がりの
ない姿勢になっている既充填シリンジである。また、請
求項9の発明は、先端のノズルをキャップで封止してな
る外筒を、ノズルを下にした姿勢にして外筒の後端に形
成された開口部から外筒内部に液体を充填し、外筒内部
を減圧した状態で開口部をガスケットで閉塞してガスケ
ットの後面側に大気圧を導入した後、外筒内部にガスケ
ットを保持しながら押し込んで挿入して既充填シリンジ
を組み立て、該既充填シリンジを加熱滅菌することによ
り製造された、ガスケットが曲がりのない姿勢になって
いる既充填シリンジである。
【0016】これら請求項8、9の既充填シリンジは、
先に述べた請求項2、3の製造方法および請求項5、
6、7の製造装置によって好適に製造することができ
る。また、これら既充填シリンジに充填される前記液体
は、例えば請求項10に記載したように造影剤である。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の好
ましい実施の形態を説明する。図3は、先に図1、2で
説明した既充填シリンジ1の製造ライン20を示す平面
図である。
【0018】この製造ライン20では、右側から順に、
搬入装置21、キャップ装着装置22、充填装置23、
脱気装置24、およびガスケット装着装置25が配置さ
れている。これら搬入装置21、キャップ装着装置2
2、充填装置23、脱気装置24、およびガスケット装
着装置25の間には、コンベア26、コンベア27、コ
ンベア28、コンベア29が設置されている。また、ガ
スケット装着装置25には、コンベア30も設置されて
いる。
【0019】搬入装置21には、図示しないAGV(A
utomatic GuidedVehicle)など
を用いて、まだキャップ4やガスケット7が取り付けら
れていない外筒2が搬入されている。そして、搬入装置
21は、外筒2の方向を一定に揃えて一本ずつコンベア
26に受け渡すように構成されている。
【0020】キャップ装着装置22には、キャップ供給
フィーダ35からキャップ4が搬送路36を経て供給さ
れている。そして、キャップ装着装置22は、キャップ
4を外筒2のノズル3に装着し、外筒2の先端を封止す
るように構成されている。
【0021】充填装置23は、キャップ4で封止された
ノズル3を下にした状態で、外筒2の後端の開口部5か
ら外筒2内部に液体6を充填するように構成されてい
る。この充填装置23によって外筒2内部に充填される
液体6は、例えば造影剤である。
【0022】脱気装置24は、バイブレータによって外
筒2に縦振動を加えて、外筒2内部の液体6中に存在す
る気泡を強制的に浮上させるように構成されている。こ
の脱気装置24により、特にノズル3内部に残っていた
気泡が除去されるようになっている。
【0023】ガスケット装着装置25には、ガスケット
供給フィーダ40からガスケット7が搬送路41を経て
供給されている。そして、ガスケット装着装置25は、
こうしてガスケット供給フィーダ40から供給されたガ
スケット7を外筒2の開口部5から外筒2内部に挿入す
るように構成されている。このガスケット装着装置25
において組み立てられた既充填シリンジ1はコンベア3
0を経て適宜搬出されるようになっている。
【0024】図4に示すように、ガスケット装着装置2
5は、概ね三つのターンテーブル部45、46、47に
よって構成されている。これらの位置関係は、ターンテ
ーブル部46に対してターンテーブル部45とターンテ
ーブル部47が接しているが、ターンテーブル部45と
ターンテーブル部47は接触しないように配置されてい
る。ターンテーブル部45は、上方にガスケット供給テ
ーブル48を有し、下方に外筒供給テーブル49を有し
ている。これらガスケット供給テーブル48と外筒供給
テーブル49は同じ回転数で図中時計回転方向に一体的
に回転する。ターンテーブル部46は、上方に打栓テー
ブル50を有し、下方に外筒把持テーブル51を有して
いる。これら打栓テーブル50と外筒把持テーブル51
は同じ回転数で図中反時計回転方向に一体的に回転す
る。また、打栓テーブル50の上方には円筒カム52が
配置されている。この円筒カム52は回転しない。ター
ンテーブル部47は、外筒搬出テーブル53のみを有し
ている。このガスケット搬出テーブル53は図中時計回
転方向に一体的に回転する。そしてこれらのうち、外筒
供給テーブル49と外筒把持テーブル51と外筒搬出テ
ーブル53はガスケット装着装置25内において主とし
て外筒2を搬送する役割を果たす搬送機構を構成し、ガ
スケット供給テーブル48と打栓テーブル50はガスケ
ット装着装置25内において主として外筒2の開口部5
にガスケット7を打栓する役割を果たす打栓機構を構成
している。
【0025】そこで先ずこの搬送機構について図5をも
とにして説明する。図示のように、外筒供給テーブル4
9はガスケット装着装置25に外筒2を搬入するコンベ
ア29の終端部に接して配置されている。外筒供給テー
ブル49の円周部には外筒2を丁度嵌入させる大きさを
もった切欠き55が合計で八箇所に等間隔で、即ち隣接
する切欠き55同士の中心角が何れも45゜になるよう
に配置されている。また、コンベア29の両側にはコン
ベア29によって搬送される外筒2の横転を防ぐための
ガイド56、57が設けられている。搬送方向(図5で
は左方向)に対して外筒2の右側面を支持しているガイ
ド56はコンベア29の終端部近傍までしか設けられて
いないが、搬送方向に対して外筒2の左側面を支持して
いるガイド57はコンベア29の終端部から更に延長さ
れており、外筒供給テーブル49の周りを約半周程度囲
むようにして外筒把持テーブル51に接する位置まで設
けられている。これにより、ガイド56、57の間で挟
まれながらコンベア29によって搬送されてきた外筒2
は、コンベア29の終端部においてガイド57によって
案内され、外筒供給テーブル49の切欠き55内に順次
嵌入していく構成になっている。また、こうして外筒供
給テーブル49の切欠き55内に嵌入した外筒2は、ガ
イド57に案内されながら外筒供給テーブル49の時計
方向回転に従って外筒供給テーブル49と外筒把持テー
ブル51が接している位置まで搬送されるようになって
いる。
【0026】外筒把持テーブル51の円周部には外筒2
を把持するためのチャック60が装着されている。この
チャック60も隣接するチャック60同士の中心角が何
れも45゜になるようにして合計で八箇所に配置されて
いる。これらチャック60は外筒把持テーブル51の回
転に伴って開閉し、その回転移動中の位置によって外筒
2を把持した状態と、外筒2を把持しない状態とに切り
替わるように構成されている。即ち、図5に示された各
チャック60の位置をa〜hと定義して説明すると、位
置a〜bではチャック60は開いた状態になっている。
そして、位置bから位置cに移動する間にチャック60
は閉じた状態になる。その後、位置c〜gではチャック
60は閉じた状態になっている。そして、位置gから位
置hに移動する間にチャック60は開いた状態になる。
その後、位置h〜aではチャック60は開いた状態にな
っている。前述のように外筒供給テーブル49の切欠き
55内に嵌入した状態でガイド57に支持されながら外
筒供給テーブル49と外筒把持テーブル51が接してい
る位置まで搬送されてきた外筒2は、位置bにおいて開
いた状態のチャック60の間に受け渡される。そして、
こうしてチャック60の間に受け渡された外筒2は、そ
の後外筒把持テーブル51の回転に従ってチャック60
が位置bから位置cに移動する間にチャック60の間で
把持された状態となる。その後、外筒2はチャック60
の間で把持された状態のまま外筒把持テーブル51の反
時計方向回転に従って外筒把持テーブル51と外筒搬出
テーブル53が接している位置hまで搬送され、位置h
ではチャック60が開くことにより、外筒2は開放され
るようになっている。
【0027】外筒搬出テーブル53はガスケット装着装
置25から外筒2を搬出するコンベア30の始端部に接
して配置されている。先に説明した外筒供給テーブル4
9の切欠き55と同様に、外筒搬出テーブル53の円周
部には外筒2を丁度嵌入させる大きさをもった切欠き6
5が、隣接する切欠き65同士の中心角が何れも45゜
になるようにして合計で八箇所に配置されている。ま
た、コンベア30の両側にはコンベア30によって搬送
される外筒2の横転を防ぐためのガイド66、67が設
けられている。搬送方向(図5では左方向)に対して外
筒2の右側面を支持しているガイド66はコンベア30
の始端部近傍までしか設けられていないが、搬送方向に
対して外筒2の左側面を支持してるガイド67はコンベ
ア30の始端部よりも更に延長されており、外筒搬出テ
ーブル53の周りを約半周程度囲むようにして外筒把持
テーブル51と外筒搬出テーブル53が接している位置
まで設けられている。これにより、前述のようにチャッ
ク60で把持されながら外筒把持テーブル51によって
搬送され、位置hでチャック60が開くことにより開放
された外筒2は、その後、ガイド67で案内されること
によって外筒搬出テーブル53の切欠き65内に順次嵌
入していく構成になっている。また、こうして外筒搬出
テーブル53の切欠き65内に嵌入した外筒2は、ガイ
ド67に案内されながら外筒搬出テーブル53の時計方
向回転に従って搬送され、更に、コンベア30に受け渡
されて順次搬出されるようになっている。
【0028】次に打栓機構について図6をもとにして説
明する。図示のように、ガスケット供給テーブル48の
上面周縁部にはガスケット7を所定位置に位置決めして
保持するための凹部70が設けられている。この凹部7
0も、隣接する凹部70同士の中心角が何れも45゜に
なるようにして合計で八箇所に配置されている。そし
て、前述のガスケット供給フィーダ40から搬送路41
を経て搬入されたガスケット7が、このガスケット供給
テーブル48の凹部70に順次一つずつ位置決めされな
がら供給されるようになっている。ガスケット供給フィ
ーダ40はガスケット7の姿勢を、ガスケット7の後面
(先に図2で説明した雌ねじ部16が形成されている
面)を上に向けた状態にするようになっており、従っ
て、ガスケット供給テーブル48の凹部70には常に後
面を上に向けた状態のガスケット7が供給されている。
このようにして凹部70に供給されたガスケット7はガ
スケット供給テーブル48の時計方向回転に従ってガス
ケット供給テーブル48と打栓テーブル50が接してい
る位置まで搬送されるようになっている。
【0029】打栓テーブル50の円周部にはガイド75
によって昇降自在に支持されたチャンバ76と、このチ
ャンバ76内部を貫通して昇降するように構成されたプ
ッシャ77が設けられている。これらガイド75とチャ
ンバ76とプッシャ77も合計で八箇所に配置されてお
り、かつ、それぞれのチャンバ76とプッシャ77が、
打栓テーブル50下方の外筒把持テーブル51のチャッ
ク60によって把持された外筒2の丁度真上の位置に来
るように配置されている。
【0030】図7に示すように、チャンバ76にはアー
ム80を介してカムフォロア81が取り付けてあり、こ
のカムフォロア81は、打栓テーブル50の上方におい
て固定されている円筒カム52の周面に形成された第一
のカム溝82に係合している。この第一のカム溝82は
高面83と低面84を有しており、打栓テーブル50の
反時計方向回転に従ってカムフォロア81がこの第一の
カム溝82に沿って移動することにより、チャンバ76
は高い位置と低い位置に昇降移動するように構成されて
いる。先に図5において定義した位置a〜hをもとにし
て具体的に説明すると、位置a〜cでは第一のカム溝8
2は高面83でありチャンバ76は高い位置になってい
る。そして、位置cから位置dに移る間に第一のカム溝
82は高面83から低面84に変わり、これに伴ってチ
ャンバ76は低い位置に下降する。その後、位置d〜f
では第一のカム溝82は低面84でありチャンバ76は
低い位置になっている。そして、位置fから位置gに移
る間に第一のカム溝82は低面84から高面83に変わ
り、これに伴ってチャンバ76は高い位置に上昇する。
その後、位置g〜vでは第一のカム溝82は高面83で
ありチャンバ76は高い位置になっている。
【0031】図8に示すように、チャンバ76は上面が
閉塞され下面が開口した円筒形状をなしており、その内
面にはシール部材85が添着されている。図8におい
て、実線で示したチャンバ76は、カムフォロア81が
第一のカム溝82の高面83に係合していることにより
チャンバ76が高い位置に上昇した状態を示している。
このようにチャンバ76が上昇しているときは、打栓テ
ーブル50の下方において外筒把持テーブル51のチャ
ック60によって把持されている外筒2の後端(図示の
例では上端)の開口部5は開放されており、外筒2の内
部には空気が自由に入れる状態になっている。一方図8
において、一点鎖線で示したチャンバ76は、カムフォ
ロア81が第一のカム溝82の低面84に係合している
ことによりチャンバ76が低い位置に下降した状態を示
している。このようにチャンバ76が下降しているとき
は、チャック60で把持されている外筒2の後端にチャ
ンバ76内面のシール部材85が圧着し外筒2後端の開
口部5が密閉された状態となる。図示はしないが、チャ
ンバ76内部を減圧するように構成された減圧機構が設
けられており、このように外筒2後端の開口部5をチャ
ンバ76によって密閉した状態でチャンバ76内部を減
圧機構で減圧することによって、外筒2内部を減圧でき
るように構成されている。
【0032】図7に示すように、プッシャ77にはアー
ム90を介してカムフォロア91が取り付けてあり、こ
のカムフォロア91は円筒カム52の周面において第一
のカム溝82の上方に形成された第二のカム溝92に係
合している。この第二のカム溝92は高面93と中面9
4と低面95と最低面96を有しており、打栓テーブル
50の反時計方向回転に従ってカムフォロア91がこの
第二のカム溝92に沿って移動することにより、プッシ
ャ77は高い位置と中間の位置と低い位置と最も低い位
置に移動するように構成されている。先に図5において
定義した位置a〜hをもとにして具体的に説明すると、
位置aでは第二のカム溝92は高面93でありプッシャ
77は高い位置になっている。そして、位置aから位置
bに移る間に第二のカム溝92は高面93から中面94
に変わり、これに伴ってプッシャ77は中間の位置まで
下降する。その後、位置b〜dでは第二のカム溝92は
中面94でありプッシャ77は中間の位置になってい
る。そして、位置dから位置eに移る間に第二のカム溝
92は中面94から低面95に変わり、これに伴ってプ
ッシャ77は低い位置に下降する。更に、位置eから位
置fに移る間に第二のカム溝92は低面95から最低面
96に変わり、これに伴ってプッシャ77は最も低い位
置に下降する。また、位置fから位置gに移る間に第二
のカム溝92は最低面96から高面93に変わり、これ
に伴ってプッシャ77は高い位置に上昇する。その後、
位置g〜aでは第二のカム溝92は高面93でありプッ
シャ77は高い位置になっている。
【0033】図9に示すように、プッシャ77の下端に
はガスケット7を保持するための保持機構100が設け
られている。図9において、実線で示したプッシャ77
と保持機構100は、カムフォロア91が第二のカム溝
92の高面93に係合していることによりプッシャ77
と保持機構100が高い位置に上昇した状態を示してい
る。この状態では保持機構100はチャンバ76内部に
上昇している。一方図9において、先ず一点鎖線で示し
た保持機構100xは、カムフォロア91が第二のカム
溝92の中面94に係合していることにより保持機構1
00が中間の位置まで下降した状態を示している。この
ように保持機構100が中間の位置まで下降したときに
は、ガスケット供給テーブル48の凹部70によって供
給されたガスケット7の雌ねじ部16に保持機構100
が丁度嵌入する高さに位置するようになっている。また
図9において一点鎖線で示した保持機構100yは、カ
ムフォロア91が第二のカム溝92の低面95に係合し
ていることにより保持機構100が低い位置まで下降し
た状態を示している。このように保持機構100が低い
位置まで下降したときには、打栓テーブル50の下方に
おいて外筒把持テーブル51のチャック60で把持され
ている外筒2後端の開口部5にガスケット7を丁度挿入
し始めて、開口部5をガスケット7で閉塞した高さに保
持機構100が位置するようになっている。また図9に
おいて一点鎖線で示した保持機構100zは、カムフォ
ロア91が第二のカム溝92の最低96に係合している
ことにより保持機構100が最も低い位置まで下降した
状態を示している。このように保持機構100が最も低
い位置まで下降したときには、チャック60で把持され
ている外筒2内にガスケット7を挿入し終えた高さに保
持機構100が位置するようになっている。
【0034】図10はプッシャ77の下端に設けられて
いる保持機構100を拡大して示した断面図である。こ
の図に示されるように、プッシャ77の内部には圧縮空
気の導入回路101が形成されており、この導入回路1
01が開口しているプッシャ77の下端周縁を囲むよう
にして弾性材料からなる円筒形状の膨張部材102が取
り付けられている。この膨張部材102は例えばシリコ
ンラバーなどによって構成することができる。導入回路
101から圧縮空気を導入していない通常の状態では、
膨張部材102は、先に図2で説明したガスケット7後
面の雌ねじ部16に丁度嵌入できる大きさを有してい
る。一方、導入回路101から圧縮空気を導入した場合
は、膨張部材102は膨張し、図10において一点鎖線
102’で示された状態となる。従って、圧縮空気を導
入していない状態でプッシャ77下端に設けられた膨張
部材102をガスケット7後面の雌ねじ部16に嵌入さ
せ、その後、導入回路101から圧縮空気を導入して膨
張部材102を膨張させると、雌ねじ部16の内面に膨
張部材102圧着し、これによりガスケット7がプッシ
ャ77下端に保持されるようになっている。
【0035】さて、この製造ライン20によって行われ
る既充填シリンジ1の製造工程を図11を中心にして説
明する。先ず、図3に示した搬入装置21には、図示し
ないAGV(Automatic Guided Ve
hicle)などを用いて外筒2が搬入される。このと
き外筒2には、図11Aに示すように、キャップ4やガ
スケット7がまだ取り付けられていない。搬入装置21
は、こうして搬入された外筒2の方向を一定に揃え、一
本ずつコンベア26に受け渡す。コンベア26はその受
け渡された外筒2を順次キャップ装着装置22に搬送し
ていく。
【0036】次に、キャップ装着装置22は、コンベア
26によって搬送されてきた外筒2のノズル3に、キャ
ップ供給フィーダ35から供給されたキャップ4を逐次
装着し、図11Bに示すように外筒2の先端を封止す
る。こうしてキャップ4が装着された外筒2は、コンベ
ア27に受け渡されて、次の充填装置23に搬送されて
いく。
【0037】充填装置23では、図11Cに示すよう
に、キャップ4で封止されたノズル3を下にした状態の
外筒2の後端の開口部5から外筒2内部に液体6を充填
する。そして、充填装置23にて液体6を充填された外
筒2は、キャップ4で封止されたノズル3を下にした姿
勢を保ったままコンベア28に受け渡され、次の脱気装
置24に搬送されていく。
【0038】こうして脱気装置24に搬入された外筒2
は、キャップ4で封止されたノズル3を下にした倒立姿
勢を保持しつつ搬送されていく。この搬送中に図11D
に示すようにバイブレータ24の振動が外筒2に加えら
れ、外筒2内部の液体6中に存在していた気泡aは浮上
して液体6中から除去される。こうして気泡が除去され
た外筒2は、コンベア29に受け渡され、次のガスケッ
ト装着装置25に搬送されていく。
【0039】そして、コンベア29を経てガスケット装
着装置25に搬入された外筒2は、先ず外筒供給テーブ
ル49の切欠き55内に嵌入した状態で外筒供給テーブ
ル49の時計方向回転に従って外筒供給テーブル49と
外筒把持テーブル51が接している位置まで搬送され
て、順次外筒把持テーブル51のチャック60に受け渡
されていく。そして、この外筒把持テーブル51がほぼ
一回転する間に、外筒2の開口部5からガスケット7を
外筒2内部に挿入して打栓する作業が行われる。
【0040】ここで、先に図5において定義した各チャ
ック60の位置a〜hをもとにして外筒把持テーブル5
1の一回転中に行われる工程を、図12に従って詳細に
説明すると、先ず図12Eaに示すように、位置aでは
チャック60は開いており、また、チャンバ76は高い
位置であり、プッシャ77も高い位置になっている。
【0041】次に、外筒把持テーブル51の回転に従っ
て位置aから位置bに移る間にプッシャ77が中間の位
置まで下降し、こうして位置bにおいては、図12Eb
に示すように、ガスケット供給テーブル48の凹部70
によって供給されたガスケット7後面の雌ねじ部16に
保持機構100が嵌入した状態となる。この嵌入後、図
10で説明したプッシャ77内部の導入回路101を経
て圧縮空気が導入されて膨張部材102が膨張する。こ
うして膨張部材102が雌ねじ部16の内面に圧着する
ことにより、プッシャ77下端に設けられた保持機構1
00によってガスケット7が保持される。
【0042】次に、外筒把持テーブル51の回転に従っ
て位置bから位置cに移る間には、チャック60が閉じ
られ、こうして位置cにおいては、図12Ecに示すよ
うに、外筒2がチャック60の間で完全に把持された状
態となる。その後、外筒2はチャック60の間で把持さ
れた状態のまま、後述する位置hまで外筒把持テーブル
51の回転に従って搬送されていく。
【0043】次に、外筒把持テーブル51の回転に従っ
て位置cから位置dに移る間には、チャンバ76が低い
位置に下降する。こうして位置dにおいては、図12E
dに示すように、チャック60で把持された外筒2後端
の開口部5がチャンバ76によって密閉された状態とな
る。そして、この密閉後、図示しない減圧機構による減
圧が始まり、外筒2内部が減圧状態にされる。
【0044】次に、外筒把持テーブル51の回転に従っ
て位置dから位置eに移る間に、プッシャ77が先ず低
い位置まで下降する。こうして位置eにおいては、図1
2Eeに示すように、チャック60で把持されている外
筒2後端の開口部5に、ガスケット7が丁度挿入され始
め、開口部5がガスケット7で閉塞された状態となる。
そして、このように外筒2後端の開口部5をガスケット
7で閉塞した後、チャンバ76内には大気圧が導入され
る。こうして位置eにおいては、外筒2内部は減圧状態
でガスケット7の後面側は大気圧といった差圧が生じた
状態となるが、ガスケット7はプッシャ77下端の保持
機構100によってしっかりと保持されているので、こ
の差圧によってガスケット7が外筒2内部に一気に入り
込んでしまう心配はない。
【0045】次に、外筒把持テーブル51の回転に従っ
て位置eから位置fに移る間には、プッシャ77は最も
低い位置にまで下降し、こうして位置fにおいては、チ
ャック60で把持された外筒2内にガスケット7が完全
に挿入し終えた状態となる。このように、ガスケット7
をプッシャ77先端に保持しながら押し込んで挿入する
ことにより、従来のように差圧によりガスケット7を外
筒2内部に一気に挿入していた場合に比べて、ガスケッ
ト7を比較的ゆっくりと押し込むことができ、これによ
りガスケット7を外筒2内に真っ直ぐに挿入することが
できるようになる。また、ガスケット7のスカート部1
1と外筒2内面との隙間に水滴が残る心配もない。そし
て、このガスケット7の挿入が終了すると、図10で説
明した導入回路101からの圧縮空気の導入が終了し、
プッシャ77下端の保持機構100によるガスケット7
の保持が解除される。
【0046】次に、外筒把持テーブル51の回転に従っ
て位置fから位置gに移る間にチャンバ76は高い位置
に上昇し、また、プッシャ77も高い位置に上昇する。
こうして位置gにおいては、ガスケット7の挿入が終了
した既充填シリンジ1がチャック60で把持された状態
となる。
【0047】次に、外筒把持テーブル51の回転に従っ
て位置gから位置hに移る間にチャック60は開いた状
態になる。こうして位置hでは既充填シリンジ1はチャ
ック60から開放され、その後、既充填シリンジ1はガ
イド67で案内されて外筒搬出テーブル53の切欠き6
5に保持されながら搬送され、更に、コンベア30に受
け渡されて搬出されていく。
【0048】こうして搬出された既充填シリンジ1は、
次に、例えば図11Fに示すように、オートクレーブ1
20に投入されて加熱滅菌される。かくして、外筒2内
にガスケット7が真っ直ぐに挿入された、スカート部1
1の周りに水滴が残っていない見栄えの優れた既充填シ
リンジ1を製造することが可能となる。
【0049】
【発明の効果】本発明によれば、ガスケットをプッシャ
の先端に保持しながらプッシャで押し込んで外筒の内部
に挿入しているので、ガスケットが差圧によって外筒内
部に一気に入り込むことがなく、ガスケットは比較的ゆ
っくりとした速さで外筒内部に挿入されるようになる。
従って、本発明によって得られる既充填シリンジはガス
ケットが真っ直ぐに挿入された状態になっており、しか
も、スカート部の周りに水滴が残っていない見栄えの優
れたものとなる。本発明によって得られる既充填シリン
ジは、ガスケットが真っ直ぐに正しい姿勢で挿入されて
いるので、液漏れの心配がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】既充填シリンジの断面図である。
【図2】既充填シリンジの使用状態の説明図である。
【図3】本発明の実施の形態にかかる既充填シリンジの
製造ラインを示す平面図である。
【図4】ガスケット装着装置の斜視図である。
【図5】ガスケット装着装置の搬送機構の平面図であ
る。
【図6】ガスケット装着装置の打栓機構の平面図であ
る。
【図7】円筒カムの正面図である。
【図8】チャンバの動作説明図である。
【図9】プッシャの動作説明図である。
【図10】保持機構の説明図である。
【図11】既充填シリンジの製造工程を示す説明図であ
る。
【図12】ガスケットの打栓工程を示す説明図である。
【符号の説明】
1 既充填シリンジ 2 外筒 3 ノズル 4 キャップ 5 開口部 6 液体 7 ガスケット a 気泡

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器の内部を減圧した状態で開口部を栓
    体で閉塞し、栓体の後面側に大気圧を導入した後、容器
    内部に栓体を保持しながら押し込んで挿入する打栓方
    法。
  2. 【請求項2】 先端のノズルをキャップで封止してなる
    外筒を、ノズルを下にした姿勢にして外筒の後端に形成
    された開口部から外筒内部に液体を充填し、外筒内部を
    減圧した状態で開口部をガスケットで閉塞してガスケッ
    トの後面側に大気圧を導入した後、外筒内部にガスケッ
    トを保持しながら押し込んで挿入する既充填シリンジの
    製造方法。
  3. 【請求項3】 先端のノズルをキャップで封止してなる
    外筒を、ノズルを下にした姿勢にして外筒の後端に形成
    された開口部から外筒内部に液体を充填し、外筒内部を
    減圧した状態で開口部をガスケットで閉塞してガスケッ
    トの後面側に大気圧を導入した後、外筒内部にガスケッ
    トを保持しながら押し込んで挿入することにより既充填
    シリンジを組み立て、該既充填シリンジを加熱滅菌する
    既充填シリンジの製造方法。
  4. 【請求項4】 容器を把持する把持手段と、容器内部を
    減圧する減圧手段と、把持手段によって把持された容器
    の開口部から容器内部に栓体を押し込んで挿入するプッ
    シャとを備えた打栓装置において、前記プッシャの先端
    に栓体を保持する保持機構を設けたことを特徴とする打
    栓装置。
  5. 【請求項5】 先端のノズルがキャップで封止され、か
    つ、その内部に液体が充填されている外筒を、ノズルを
    下にした姿勢にして把持する把持手段と、外筒内部を減
    圧する減圧手段と、把持手段によって把持された外筒後
    端の開口部から外筒内部にガスケットを押し込んで挿入
    するプッシャとを備えた製造装置において、前記プッシ
    ャの先端にガスケットを保持する保持機構を設けたこと
    を特徴とする既充填シリンジの製造装置。
  6. 【請求項6】 前記ガスケットの後面にプランジャ連結
    用の雌ねじ部が形成されており、前記保持機構が通常の
    状態ではこの雌ねじ部に嵌入できる大きさを有し、膨張
    した状態ではこの雌ねじ部の内面に圧着してガスケット
    を保持する膨張部材を備えている請求項5に記載の既充
    填シリンジの製造装置。
  7. 【請求項7】 前記ガスケットの挿入は、カム機構を用
    いてプッシャを外筒内部に挿入させることにより行われ
    る請求項5または6に記載の既充填シリンジの製造装
    置。
  8. 【請求項8】 先端のノズルをキャップで封止してなる
    外筒を、ノズルを下にした姿勢にして外筒の後端に形成
    された開口部から外筒内部に液体を充填し、外筒内部を
    減圧した状態で開口部をガスケットで閉塞してガスケッ
    トの後面側に大気圧を導入した後、外筒内部にガスケッ
    トを保持しながら押し込んで挿入することにより製造さ
    れた、ガスケットが曲がりのない姿勢になっている既充
    填シリンジ。
  9. 【請求項9】 先端のノズルをキャップで封止してなる
    外筒を、ノズルを下にした姿勢にして外筒の後端に形成
    された開口部から外筒内部に液体を充填し、外筒内部を
    減圧した状態で開口部をガスケットで閉塞してガスケッ
    トの後面側に大気圧を導入した後、外筒内部にガスケッ
    トを保持しながら押し込んで挿入して既充填シリンジを
    組み立て、該既充填シリンジを加熱滅菌することにより
    製造された、ガスケットが曲がりのない姿勢になってい
    る既充填シリンジ。
  10. 【請求項10】 前記液体は、造影剤である請求項8ま
    たは9に記載の既充填シリンジ。
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