JPH09299725A - 濾過及びイオン交換機能を有する複合材料 - Google Patents
濾過及びイオン交換機能を有する複合材料Info
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- JPH09299725A JPH09299725A JP8143576A JP14357696A JPH09299725A JP H09299725 A JPH09299725 A JP H09299725A JP 8143576 A JP8143576 A JP 8143576A JP 14357696 A JP14357696 A JP 14357696A JP H09299725 A JPH09299725 A JP H09299725A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 大型の施設や設備によらなくても、またどの
ような場所においても、液体や気体中に存在する各種の
イオン性物質や、各種の有害物質、動植物などの悪臭物
質、あるいはゴミ、ホコリ、杉や桧の花粉、細菌、黴な
どの微粉体などを濾過、イオン交換、あるいは更に吸着
により除去するために簡易に使用することのできる複合
材料を提供する。 【解決手段】 通気性及び/又は通水性のベース材料
に、イオン交換樹脂と場合により活性炭を保持させた吸
着及びイオン交換機能、更に濾過機能を有する複合材料
である。
ような場所においても、液体や気体中に存在する各種の
イオン性物質や、各種の有害物質、動植物などの悪臭物
質、あるいはゴミ、ホコリ、杉や桧の花粉、細菌、黴な
どの微粉体などを濾過、イオン交換、あるいは更に吸着
により除去するために簡易に使用することのできる複合
材料を提供する。 【解決手段】 通気性及び/又は通水性のベース材料
に、イオン交換樹脂と場合により活性炭を保持させた吸
着及びイオン交換機能、更に濾過機能を有する複合材料
である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体や気体から各
種の不純物や有害物を除去することのできる、濾過及び
イオン交換機能を有する複合材料に関する。
種の不純物や有害物を除去することのできる、濾過及び
イオン交換機能を有する複合材料に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にイオン交換樹脂は、陽イオン交換
樹脂あるいは陰イオン交換樹脂として、原水中の各種の
イオン性不純物を除去して、原水の硬度を改善したり純
水を製造するために用いられるほか、気体の吸着などに
も応用されている。イオン交換樹脂は通常、樹脂筒ある
いはガラス筒等に粒状又は粉状で詰め込んだカラムとし
て、あるいはイオン交換樹脂の多孔質微粉体を結合剤で
所定の形状に成形した多孔質イオン交換樹脂フィルター
などとして、所定の装置に組み込んで工業的な用途に使
用されている。
樹脂あるいは陰イオン交換樹脂として、原水中の各種の
イオン性不純物を除去して、原水の硬度を改善したり純
水を製造するために用いられるほか、気体の吸着などに
も応用されている。イオン交換樹脂は通常、樹脂筒ある
いはガラス筒等に粒状又は粉状で詰め込んだカラムとし
て、あるいはイオン交換樹脂の多孔質微粉体を結合剤で
所定の形状に成形した多孔質イオン交換樹脂フィルター
などとして、所定の装置に組み込んで工業的な用途に使
用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな工業的装置に組み込まれたイオン交換樹脂は純水や
軟水などを大量に製造する場合には効率的であるが、家
庭や病室などの限られたスペースで、あるいはハイキン
グなどの外出先で、またあるいは災害時などの緊急の際
に、限られた量の汚水や原水などを処理して、純水や軟
水などを提供する必要があるような場合にも充分に対応
しうるとは言い難い。空気中の有害、悪臭ガスや、ゴ
ミ、ホコリ、花粉、細菌、黴などの微粉体を除去する場
合についても同様に、大型の施設やプラントでイオン交
換樹脂のカラムやフィルターを使用してこれらを工業的
に処理することは充分可能であり効率的であるが、限ら
れたスペースや外出先では、あるいは緊急時には、実際
上非常に困難である。
うな工業的装置に組み込まれたイオン交換樹脂は純水や
軟水などを大量に製造する場合には効率的であるが、家
庭や病室などの限られたスペースで、あるいはハイキン
グなどの外出先で、またあるいは災害時などの緊急の際
に、限られた量の汚水や原水などを処理して、純水や軟
水などを提供する必要があるような場合にも充分に対応
しうるとは言い難い。空気中の有害、悪臭ガスや、ゴ
ミ、ホコリ、花粉、細菌、黴などの微粉体を除去する場
合についても同様に、大型の施設やプラントでイオン交
換樹脂のカラムやフィルターを使用してこれらを工業的
に処理することは充分可能であり効率的であるが、限ら
れたスペースや外出先では、あるいは緊急時には、実際
上非常に困難である。
【0004】本発明は、大型の施設や設備によらなくて
も、またどのような場所においても、液体や気体中に存
在する各種のイオン性物質や、各種の有害物質、動植物
などの悪臭物質、あるいはゴミ、ホコリ、杉や桧の花
粉、細菌、黴などの微粉体などを濾過、イオン交換、あ
るいは更に吸着により除去するために簡易に使用するこ
とのできる複合材料を提供することを目的とする。
も、またどのような場所においても、液体や気体中に存
在する各種のイオン性物質や、各種の有害物質、動植物
などの悪臭物質、あるいはゴミ、ホコリ、杉や桧の花
粉、細菌、黴などの微粉体などを濾過、イオン交換、あ
るいは更に吸着により除去するために簡易に使用するこ
とのできる複合材料を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の濾過及びイオン交換機能を有する複合材料
は、通気性及び/又は通水性のベース材料に、イオン交
換樹脂を保持させてなることを特徴とする。
に、本発明の濾過及びイオン交換機能を有する複合材料
は、通気性及び/又は通水性のベース材料に、イオン交
換樹脂を保持させてなることを特徴とする。
【0006】また、本発明の吸着、濾過及びイオン交換
機能を有する複合材料は、通気性及び/又は通水性のベ
ース材料に、イオン交換樹脂と活性炭を保持させてなる
ことを特徴とする。
機能を有する複合材料は、通気性及び/又は通水性のベ
ース材料に、イオン交換樹脂と活性炭を保持させてなる
ことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明におけるベース材料は、通
気性あるいは通水性であるか、又は通気性と通水性を兼
備したものであり、具体的には、紙、織布、不織布、不
織マットなどを挙げることができるが、このうち紙、不
織布又は不織マットが好ましい。
気性あるいは通水性であるか、又は通気性と通水性を兼
備したものであり、具体的には、紙、織布、不織布、不
織マットなどを挙げることができるが、このうち紙、不
織布又は不織マットが好ましい。
【0008】このような紙としては、パルプなどを叩解
し抄紙して製造される通常の紙の他に、再生紙より回収
したセルロース短繊維状素材、木材などの植物繊維素材
等を長時間煮沸するかマルセル化して、非セルロース質
を除去した短繊維、長繊維あるいはこれらの混合繊維、
又あるいは同様にして汚染物を除去した動物繊維、鉱物
繊維などを抄紙して製造される紙などを挙げることがで
きる。このうち、コウゾ、ミツマタなどを原料とする長
繊維状の和紙は、抄紙しやすく、通気性や通水性も良好
であり、特に好ましい。紙の強度を増大させるため、こ
れらの紙の製造には炭酸カルシウム等を配合することも
好ましいが、濾過機能に悪影響を及ぼさないように、そ
の配合量を適切に調節する必要がある。
し抄紙して製造される通常の紙の他に、再生紙より回収
したセルロース短繊維状素材、木材などの植物繊維素材
等を長時間煮沸するかマルセル化して、非セルロース質
を除去した短繊維、長繊維あるいはこれらの混合繊維、
又あるいは同様にして汚染物を除去した動物繊維、鉱物
繊維などを抄紙して製造される紙などを挙げることがで
きる。このうち、コウゾ、ミツマタなどを原料とする長
繊維状の和紙は、抄紙しやすく、通気性や通水性も良好
であり、特に好ましい。紙の強度を増大させるため、こ
れらの紙の製造には炭酸カルシウム等を配合することも
好ましいが、濾過機能に悪影響を及ぼさないように、そ
の配合量を適切に調節する必要がある。
【0009】前記の不織布又は不織マットとしては、例
えば、絹、綿、ビスコース繊維、セルロース繊維、ポリ
オレフィン繊維、ポリ塩化ビニル繊維、ポリアクリロニ
トリル繊維、ポリアミド繊維、ガラス繊維などの天然又
は合成の単繊維や、ルービングしたチョップドストラン
ド繊維などを平行にもしくは交差させて積み上げるか、
又は、ニードルパンチング処理するか、又は、ランダム
に散布した繊維に連続フィルムを形成しないよう結合剤
で処理したものなどを挙げることができる。
えば、絹、綿、ビスコース繊維、セルロース繊維、ポリ
オレフィン繊維、ポリ塩化ビニル繊維、ポリアクリロニ
トリル繊維、ポリアミド繊維、ガラス繊維などの天然又
は合成の単繊維や、ルービングしたチョップドストラン
ド繊維などを平行にもしくは交差させて積み上げるか、
又は、ニードルパンチング処理するか、又は、ランダム
に散布した繊維に連続フィルムを形成しないよう結合剤
で処理したものなどを挙げることができる。
【0010】本発明において、イオン交換樹脂として、
公知のイオン交換可能な酸性基(−COOH、−SO3
Hなど)又は塩基性基(−NH2 、−N+ R3 など、但
しRはアルキル基)を持つ樹脂(新規製造品又はその賦
活品を含む。)のほか、既に使用され回収再生された陽
イオン又は陰イオン交換樹脂も使用することができる。
これらの樹脂は、通常、粒子状あるいは粉体状である。
既に使用されて汚染されたイオン交換樹脂でも、そのイ
オン交換容量がもとの新鮮なイオン交換樹脂のイオン交
換容量の15%以上、特に45%以上であれば、本発明
において好適に使用することができる。特に、このよう
に再生されたイオン交換樹脂を10〜300メッシュ好
ましくは30〜200メッシュに粉砕したものはイオン
交換効率が高く、イオン交換樹脂自体のリサイクル利用
が可能であり好ましい。陽イオン交換樹脂の再生処理
は、例えば、使用済みの回収したイオン交換樹脂を希塩
酸水溶液と食塩水など(場合によってはMEKなどで洗
浄後、希塩酸水溶液と食塩水)に順次くり返し通液す
る。使用済みの回収した陰イオン交換樹脂は、例えば、
希カセイソーダ水溶液と硫酸アンモニウム希薄水溶液と
希塩酸水溶液に順次くり返し通液することにより、再生
させることができる。これらの処理液への通液はそれぞ
れ、水洗工程をはさんで行うのが好ましい。再生処理
後、イオン交換樹脂をNa+ 形とする場合には、例え
ば、希食塩水又は希カセイソーダ水溶液に順次通液し、
H+ 形とする場合には、酸水溶液に通液し、OH- 形と
する場合には、アルカリ水溶液に通液する。イオン交換
樹脂の再生処理は、複合材料を製造した後に行ってもよ
い。
公知のイオン交換可能な酸性基(−COOH、−SO3
Hなど)又は塩基性基(−NH2 、−N+ R3 など、但
しRはアルキル基)を持つ樹脂(新規製造品又はその賦
活品を含む。)のほか、既に使用され回収再生された陽
イオン又は陰イオン交換樹脂も使用することができる。
これらの樹脂は、通常、粒子状あるいは粉体状である。
既に使用されて汚染されたイオン交換樹脂でも、そのイ
オン交換容量がもとの新鮮なイオン交換樹脂のイオン交
換容量の15%以上、特に45%以上であれば、本発明
において好適に使用することができる。特に、このよう
に再生されたイオン交換樹脂を10〜300メッシュ好
ましくは30〜200メッシュに粉砕したものはイオン
交換効率が高く、イオン交換樹脂自体のリサイクル利用
が可能であり好ましい。陽イオン交換樹脂の再生処理
は、例えば、使用済みの回収したイオン交換樹脂を希塩
酸水溶液と食塩水など(場合によってはMEKなどで洗
浄後、希塩酸水溶液と食塩水)に順次くり返し通液す
る。使用済みの回収した陰イオン交換樹脂は、例えば、
希カセイソーダ水溶液と硫酸アンモニウム希薄水溶液と
希塩酸水溶液に順次くり返し通液することにより、再生
させることができる。これらの処理液への通液はそれぞ
れ、水洗工程をはさんで行うのが好ましい。再生処理
後、イオン交換樹脂をNa+ 形とする場合には、例え
ば、希食塩水又は希カセイソーダ水溶液に順次通液し、
H+ 形とする場合には、酸水溶液に通液し、OH- 形と
する場合には、アルカリ水溶液に通液する。イオン交換
樹脂の再生処理は、複合材料を製造した後に行ってもよ
い。
【0011】本発明において活性炭を併用すると、活性
炭が不純物や有害物の吸着能力に優れているため、吸着
機能をより向上させると共に、濾過機能とイオン交換機
能の延命と助長にも有益であり好ましい。本発明におい
て活性炭は公知のものはいずれも使用することができる
が、多孔質の粒子状あるいは粉体状のものが好ましく、
比表面積が500〜1500m2 /gのものが更に好ま
しい。
炭が不純物や有害物の吸着能力に優れているため、吸着
機能をより向上させると共に、濾過機能とイオン交換機
能の延命と助長にも有益であり好ましい。本発明におい
て活性炭は公知のものはいずれも使用することができる
が、多孔質の粒子状あるいは粉体状のものが好ましく、
比表面積が500〜1500m2 /gのものが更に好ま
しい。
【0012】本発明の複合材料において、不純物や有害
物などを濾過したりイオン交換して有効に除去するた
め、イオン交換樹脂は通気性及び/又は通水性のベース
材料に対して1/99〜99/1、特に5/95〜95
/5の重量割合で使用するのが好ましいが、ベース材料
の形態や見掛密度、イオン交換樹脂の粒形やイオン交換
容量などによって、これらの使用割合は著しく異なる。
また活性炭は、吸着機能を兼備すると共にイオン交換樹
脂の機能を助長し寿命を延ばすためには、イオン交換樹
脂に対して50重量%以下、特に10重量%以下使用す
ることが好ましい。
物などを濾過したりイオン交換して有効に除去するた
め、イオン交換樹脂は通気性及び/又は通水性のベース
材料に対して1/99〜99/1、特に5/95〜95
/5の重量割合で使用するのが好ましいが、ベース材料
の形態や見掛密度、イオン交換樹脂の粒形やイオン交換
容量などによって、これらの使用割合は著しく異なる。
また活性炭は、吸着機能を兼備すると共にイオン交換樹
脂の機能を助長し寿命を延ばすためには、イオン交換樹
脂に対して50重量%以下、特に10重量%以下使用す
ることが好ましい。
【0013】本発明の複合材料は、通気性及び/又は通
水性のベース材料に、イオン交換樹脂を例えば封入する
か、(固着等を含む)充填することによって、イオン交
換樹脂の粒子や粉体が容易に脱落しないよう保持させた
ものである。具体的には例えば、ベース材料を製造する
際に、その原料繊維をイオン交換樹脂の粒子や粉体と共
に抄紙して繊維中に充填したり、あるいは、原料繊維に
連続フィルムを形成しない結合剤を使用してイオン交換
樹脂の粒子や粉体を固着させ、次いでこれを何回かに分
けて使用し順次積層してマットに形成する。あるいは、
イオン交換樹脂をベース材料に多量に充填するには、予
めスクリーン上に紙の原料繊維を薄層抄きして、この上
にイオン交換樹脂の粒子や粉体を散布し、更にこの上に
薄層抄きした抄紙を被せてサンドイッチ状にする。また
あるいは、ベース材料上一面にイオン交換樹脂の粒子や
粉体を多数スポット的に均一に配置し、この上から不織
布を被せスポット部の周囲をヒートシールなどによりシ
ールしてイオン交換樹脂を封入してもよい。原料繊維を
予め定着剤(カップリング剤)で処理したり、溶剤で洗
浄しておくと、繊維へのイオン交換樹脂の結合力を増大
させることができるので好ましい。
水性のベース材料に、イオン交換樹脂を例えば封入する
か、(固着等を含む)充填することによって、イオン交
換樹脂の粒子や粉体が容易に脱落しないよう保持させた
ものである。具体的には例えば、ベース材料を製造する
際に、その原料繊維をイオン交換樹脂の粒子や粉体と共
に抄紙して繊維中に充填したり、あるいは、原料繊維に
連続フィルムを形成しない結合剤を使用してイオン交換
樹脂の粒子や粉体を固着させ、次いでこれを何回かに分
けて使用し順次積層してマットに形成する。あるいは、
イオン交換樹脂をベース材料に多量に充填するには、予
めスクリーン上に紙の原料繊維を薄層抄きして、この上
にイオン交換樹脂の粒子や粉体を散布し、更にこの上に
薄層抄きした抄紙を被せてサンドイッチ状にする。また
あるいは、ベース材料上一面にイオン交換樹脂の粒子や
粉体を多数スポット的に均一に配置し、この上から不織
布を被せスポット部の周囲をヒートシールなどによりシ
ールしてイオン交換樹脂を封入してもよい。原料繊維を
予め定着剤(カップリング剤)で処理したり、溶剤で洗
浄しておくと、繊維へのイオン交換樹脂の結合力を増大
させることができるので好ましい。
【0014】イオン交換樹脂と共に活性炭をベース材料
に保持させる場合も同様にして行うことができるが、活
性炭はイオン交換樹脂と混合等して一緒にあるいはそれ
ぞれ別々にベース材料に封入、充填等してもよい。
に保持させる場合も同様にして行うことができるが、活
性炭はイオン交換樹脂と混合等して一緒にあるいはそれ
ぞれ別々にベース材料に封入、充填等してもよい。
【0015】不織布や不織マットを製造するため原料繊
維同士を結合させたり、それにイオン交換樹脂などを固
着させるために本発明において使用される結合剤として
は、例えば、ポリビニルアルコール、スターチ、ポリ酢
酸ビニル、尿素樹脂、メラミン樹脂、フェノール樹脂、
ポリウレタン樹脂の溶液や懸濁液やラテックスなどの、
不織布や不織マットの製造に通常使用されるものを挙げ
ることができる。これらの結合剤は、ベース材料に対し
て0.5〜15重量%の範囲で使用するのが好ましい。
結合剤を大過剰に用いると、イオン交換樹脂の表面を被
ぐことになり、後の再生処理に手間取り、場合によって
はイオン交換樹脂のイオン交換容量を著しく低減させる
ので、できるだけ少なく結合剤を使用することが肝要で
ある。本発明の複合材料を口に入れることがあるような
場合には、人体に無害な接着剤を使用する。
維同士を結合させたり、それにイオン交換樹脂などを固
着させるために本発明において使用される結合剤として
は、例えば、ポリビニルアルコール、スターチ、ポリ酢
酸ビニル、尿素樹脂、メラミン樹脂、フェノール樹脂、
ポリウレタン樹脂の溶液や懸濁液やラテックスなどの、
不織布や不織マットの製造に通常使用されるものを挙げ
ることができる。これらの結合剤は、ベース材料に対し
て0.5〜15重量%の範囲で使用するのが好ましい。
結合剤を大過剰に用いると、イオン交換樹脂の表面を被
ぐことになり、後の再生処理に手間取り、場合によって
はイオン交換樹脂のイオン交換容量を著しく低減させる
ので、できるだけ少なく結合剤を使用することが肝要で
ある。本発明の複合材料を口に入れることがあるような
場合には、人体に無害な接着剤を使用する。
【0016】
(1)パルプ懸濁液の調製 内径約25cmのポリエチレン容器中に、東洋濾紙
No.2の小片(10〜20cm2 )44.0gを入
れ、更にイオン交換水を加えて10リットルとし、室温
にて2昼夜、羽根付き撹拌棒で連続的に撹拌して、パル
プ懸濁液(A液)を調製した。攪拌は紙抄作業が終了す
るまで継続した。 前記A液の調製と全く同じ条件で、東洋濾紙No.
2の小片(10〜20cm2 )のかわりにスコッチティ
ッシュペーパーの小片(5〜10cm2 )を使用して、
パルプ懸濁液(B液)を調製した。 (2)イオン交換樹脂混和パルプ懸濁液の調製 前記のパルプ懸濁液A液、B液を夫々200mlづつ別
々の500mlビーカーに量りとり、この中に更に、ダ
ウ社製イオン交換樹脂ダウエックスHCRW2−H(イ
オン交換容量4.7meq/g)、ダウエックスHCR
W2−Ag(ダウエックスHCRW2自体のイオン交換
容量4.7meq/g)、及びダウエックスSBR−P
C−OH(イオン交換容量4.5meq/g)、並びに
これらの使用済みで回収され100〜200メッシュの
粒径に粉砕され再生されたイオン交換樹脂のそれぞれを
夫々別々に約0.5〜5gづつ量り込み、プラスチック
製スパーテルで混和して、夫々のイオン交換樹脂混和パ
ルプ懸濁液を調製した。 (3)イオン交換樹脂充填紙の製造 平型ポリカーボネート容器に紙抄用木枠の高さにイオン
交換水を張り、金網、チュール、上段木枠(ハガキサイ
ズ市販品)をセットして、ダウエックスHCRW2−H
混和パルプ懸濁A液を抄きあげ、次いで抄きあげた紙を
水切りしたのち1時間室温で乾燥し、更に80℃で風乾
して、イオン交換樹脂ダウエックスHCRW2−Hを充
填した紙を製造した。上記と同様にして、ダウエックス
HCRW2−Ag混和パルプ懸濁A液、ダウエックスS
BR−PC−OH混和パルプ懸濁A液、ダウエックスH
CRW2−H混和パルプ懸濁B液、ダウエックスHCR
W2−Ag混和パルプ懸濁B液、ダウエックスSBR−
PC−OH混和パルプ懸濁B液、再生ダウエックスHC
RW2−H混和パルプ懸濁A液、再生ダウエックスHC
RW2−Ag混和パルプ懸濁A液、再生ダウエックスS
BR−PC−OH混和パルプ懸濁A液、再生ダウエック
スHCRW2−H混和パルプ懸濁B液、再生ダウエック
スHCRW2−Ag混和パルプ懸濁B液、再生ダウエッ
クスSBR−PC−OH混和パルプ懸濁B液を使用し
て、それぞれイオン交換樹脂を充填した紙を製造した。
また、イオン交換樹脂に活性炭を併用し充填した紙は、
ダウエックスHCRW2−H混和パルプ懸濁B液に、イ
オン交換樹脂約80重量%に対し活性炭(関東化学
(株)製)を約20重量%の割合で混和し、上記と同様
にして製造した。 (4)イオン交換容量の測定 陽イオン交換容量の測定 クロマトグラフ管に秤量した試料(1〜2g)を入れ、
イオン交換水を加え、ガラス棒にて試料に含まれる空気
を完全に追い出した後、AgNO3 水溶液を用いてCl
- (塩酸再生の場合)が認められなくなるまでイオン交
換水を流し、次いで300mlの4%NaCl水溶液を
90分間流した。イオン交換水で全量を500mlと
し、メチルレッド・メチレンブルー混合指示薬を用いて
N/10NaOH水溶液により滴定した。重量換算によ
りイオン交換容量(中性塩分解容量)を計算した。 陰イオン交換容量の測定 クロマトグラフ管に秤量した試料(1〜2g)を入れ、
イオン交換水を加え、ガラス棒にて試料に含まれる空気
を完全に追い出した後、フェノールフタレインによりア
ルカリ性が認められなくなるまでイオン交換水を流し
た。次に、300mlの4%NaCl水溶液を90分間
流し、イオン交換水で全量を500mlとし、メチルレ
ッド・メチレンブルー混合指示薬を用いてN/10HC
l水溶液により滴定した。重量換算によりイオン交換容
量(中性塩分解容量)を計算した。これらの夫々のイオ
ン交換容量(原イオン交換樹脂に対するイオン交換樹脂
充填紙のイオン交換容量比%)を表1にまとめて示す。
No.2の小片(10〜20cm2 )44.0gを入
れ、更にイオン交換水を加えて10リットルとし、室温
にて2昼夜、羽根付き撹拌棒で連続的に撹拌して、パル
プ懸濁液(A液)を調製した。攪拌は紙抄作業が終了す
るまで継続した。 前記A液の調製と全く同じ条件で、東洋濾紙No.
2の小片(10〜20cm2 )のかわりにスコッチティ
ッシュペーパーの小片(5〜10cm2 )を使用して、
パルプ懸濁液(B液)を調製した。 (2)イオン交換樹脂混和パルプ懸濁液の調製 前記のパルプ懸濁液A液、B液を夫々200mlづつ別
々の500mlビーカーに量りとり、この中に更に、ダ
ウ社製イオン交換樹脂ダウエックスHCRW2−H(イ
オン交換容量4.7meq/g)、ダウエックスHCR
W2−Ag(ダウエックスHCRW2自体のイオン交換
容量4.7meq/g)、及びダウエックスSBR−P
C−OH(イオン交換容量4.5meq/g)、並びに
これらの使用済みで回収され100〜200メッシュの
粒径に粉砕され再生されたイオン交換樹脂のそれぞれを
夫々別々に約0.5〜5gづつ量り込み、プラスチック
製スパーテルで混和して、夫々のイオン交換樹脂混和パ
ルプ懸濁液を調製した。 (3)イオン交換樹脂充填紙の製造 平型ポリカーボネート容器に紙抄用木枠の高さにイオン
交換水を張り、金網、チュール、上段木枠(ハガキサイ
ズ市販品)をセットして、ダウエックスHCRW2−H
混和パルプ懸濁A液を抄きあげ、次いで抄きあげた紙を
水切りしたのち1時間室温で乾燥し、更に80℃で風乾
して、イオン交換樹脂ダウエックスHCRW2−Hを充
填した紙を製造した。上記と同様にして、ダウエックス
HCRW2−Ag混和パルプ懸濁A液、ダウエックスS
BR−PC−OH混和パルプ懸濁A液、ダウエックスH
CRW2−H混和パルプ懸濁B液、ダウエックスHCR
W2−Ag混和パルプ懸濁B液、ダウエックスSBR−
PC−OH混和パルプ懸濁B液、再生ダウエックスHC
RW2−H混和パルプ懸濁A液、再生ダウエックスHC
RW2−Ag混和パルプ懸濁A液、再生ダウエックスS
BR−PC−OH混和パルプ懸濁A液、再生ダウエック
スHCRW2−H混和パルプ懸濁B液、再生ダウエック
スHCRW2−Ag混和パルプ懸濁B液、再生ダウエッ
クスSBR−PC−OH混和パルプ懸濁B液を使用し
て、それぞれイオン交換樹脂を充填した紙を製造した。
また、イオン交換樹脂に活性炭を併用し充填した紙は、
ダウエックスHCRW2−H混和パルプ懸濁B液に、イ
オン交換樹脂約80重量%に対し活性炭(関東化学
(株)製)を約20重量%の割合で混和し、上記と同様
にして製造した。 (4)イオン交換容量の測定 陽イオン交換容量の測定 クロマトグラフ管に秤量した試料(1〜2g)を入れ、
イオン交換水を加え、ガラス棒にて試料に含まれる空気
を完全に追い出した後、AgNO3 水溶液を用いてCl
- (塩酸再生の場合)が認められなくなるまでイオン交
換水を流し、次いで300mlの4%NaCl水溶液を
90分間流した。イオン交換水で全量を500mlと
し、メチルレッド・メチレンブルー混合指示薬を用いて
N/10NaOH水溶液により滴定した。重量換算によ
りイオン交換容量(中性塩分解容量)を計算した。 陰イオン交換容量の測定 クロマトグラフ管に秤量した試料(1〜2g)を入れ、
イオン交換水を加え、ガラス棒にて試料に含まれる空気
を完全に追い出した後、フェノールフタレインによりア
ルカリ性が認められなくなるまでイオン交換水を流し
た。次に、300mlの4%NaCl水溶液を90分間
流し、イオン交換水で全量を500mlとし、メチルレ
ッド・メチレンブルー混合指示薬を用いてN/10HC
l水溶液により滴定した。重量換算によりイオン交換容
量(中性塩分解容量)を計算した。これらの夫々のイオ
ン交換容量(原イオン交換樹脂に対するイオン交換樹脂
充填紙のイオン交換容量比%)を表1にまとめて示す。
【0017】
【表1】
【0018】実施例2〔イオン交換樹脂充填不織マット
の製造〕 表面をカップリング剤で処理した長さ約12mmのポリ
エステル繊維ロービングフィラメント120本を使用し
て、このうち6g/m2 を不織布試作試験機の(離型
性)ベルトに均一に散布し、これに尿素樹脂接着剤0.
5%エマルジョン水溶液を1.2g/m2 (100%樹
脂換算)吹付けて、均一の厚さの層を形成した。次い
で、この層上に、イオン交換樹脂ダウエックスHCRW
2−Hを12g/m2 速やかに散布した。そして再度、
この層上に、ロービングフィラメントを6g/m2 均一
に散布し、これに尿素樹脂接着剤0.5%エマルジョン
水溶液を第一回目と同様に吹付け、均一な厚さの層を積
み重ねた。これを繰返して、ポリエステル繊維とイオン
交換樹脂を夫々交互にポリエステル繊維5層、イオン交
換樹脂4層に積み重ねて、両表面にポリエステル繊維が
来るようにした。そして、その上にポリエチレン離型紙
を置き、積み重ね厚さの1/5.5まで圧縮し、60℃
で4時間放置した後に解圧し、次いで40℃で2時間風
乾して、イオン交換樹脂ダウエックスHCRW2−Hを
重量割合で57.1%充填(固着)したポリエステル不
織マットを製造した。上記と同様にして、イオン交換樹
脂として、ダウエックスHCRW2−Ag、ダウエック
スSBR−PC−OH、再生ダウエックスHCRW2−
H、再生ダウエックスHCRW2−Ag、又は再生ダウ
エックスSBR−PC−OHを使用して、それぞれイオ
ン交換樹脂を重量割合で56.9%充填(固着)したポ
リエステル不織マットを製造した。なお、ここで使用し
た再生イオン交換樹脂は、使用済みで回収され100〜
150メッシュに粉砕され再生されたイオン交換樹脂で
ある。そして、これらのイオン交換容量を測定した。こ
れらの夫々のイオン交換容量(原イオン交換樹脂に対す
るイオン交換樹脂充填不織マットのイオン交換容量比
%)を表2にまとめて示す。
の製造〕 表面をカップリング剤で処理した長さ約12mmのポリ
エステル繊維ロービングフィラメント120本を使用し
て、このうち6g/m2 を不織布試作試験機の(離型
性)ベルトに均一に散布し、これに尿素樹脂接着剤0.
5%エマルジョン水溶液を1.2g/m2 (100%樹
脂換算)吹付けて、均一の厚さの層を形成した。次い
で、この層上に、イオン交換樹脂ダウエックスHCRW
2−Hを12g/m2 速やかに散布した。そして再度、
この層上に、ロービングフィラメントを6g/m2 均一
に散布し、これに尿素樹脂接着剤0.5%エマルジョン
水溶液を第一回目と同様に吹付け、均一な厚さの層を積
み重ねた。これを繰返して、ポリエステル繊維とイオン
交換樹脂を夫々交互にポリエステル繊維5層、イオン交
換樹脂4層に積み重ねて、両表面にポリエステル繊維が
来るようにした。そして、その上にポリエチレン離型紙
を置き、積み重ね厚さの1/5.5まで圧縮し、60℃
で4時間放置した後に解圧し、次いで40℃で2時間風
乾して、イオン交換樹脂ダウエックスHCRW2−Hを
重量割合で57.1%充填(固着)したポリエステル不
織マットを製造した。上記と同様にして、イオン交換樹
脂として、ダウエックスHCRW2−Ag、ダウエック
スSBR−PC−OH、再生ダウエックスHCRW2−
H、再生ダウエックスHCRW2−Ag、又は再生ダウ
エックスSBR−PC−OHを使用して、それぞれイオ
ン交換樹脂を重量割合で56.9%充填(固着)したポ
リエステル不織マットを製造した。なお、ここで使用し
た再生イオン交換樹脂は、使用済みで回収され100〜
150メッシュに粉砕され再生されたイオン交換樹脂で
ある。そして、これらのイオン交換容量を測定した。こ
れらの夫々のイオン交換容量(原イオン交換樹脂に対す
るイオン交換樹脂充填不織マットのイオン交換容量比
%)を表2にまとめて示す。
【0019】実施例3〔イオン交換樹脂充填不織マット
の製造〕 表面をカップリング剤で処理した長さ約15〜30mm
のセルロースアセテートファイバーフィラメント150
本を使用して、このうち8g/m2 を不織マット試作試
験機の(離型性)ベルトに均一に散布し、これにメラミ
ン樹脂接着剤0.5%エマルジョン水溶液を1.5g/
m2 (100%樹脂換算)吹付けて、均一な厚さの層を
形成した。次いで、この層上に、イオン交換樹脂ダウエ
ックスHCRW2−Hを15g/m2 均一に散布した。
そして再度、この層上に、ロービングフィラメントを8
g/m2 均一に散布し、これにメラミン樹脂接着剤0.
5%エマルジョン水溶液を第一回目と同様に吹付け、均
一な厚さに積み重ねた。これを繰返して、セルロースア
セテートファイバーとイオン交換樹脂の夫々交互にセル
ロースアセテートファイバー5層とイオン交換樹脂4層
に積み重ねて、両表面にセルロースアセテートファイバ
ーが来るようにした。そして、その上に、ポリエチレン
離型紙を置き、積み重ね厚さの1/7まで圧縮し、60
℃で5時間放置した後に解圧し、次いで40℃で2時間
風乾して、イオン交換樹脂ダウエックスHCRW2−H
を重量割合で55.2%充填(固着)したセルロースア
セテート不織マットを製造した。上記と同様にして、イ
オン交換樹脂として、ダウエックスHCRW2−Ag、
ダウエックスSBR−PC−OH、再生ダウエックスH
CRW2−H、再生ダウエックスHCRW2−Ag、又
は再生ダウエックスSBR−PC−OHを使用して、そ
れぞれイオン交換樹脂を重量割合で56.6%充填(固
着)したセルロースアセテート不織マットを製造した。
なお、ここで使用した再生イオン交換樹脂は、使用済み
で回収され100〜150メッシュに粉砕され再生され
たイオン交換樹脂である。また、イオン交換樹脂に活性
炭を併用し充填(固着)した不織マットは、イオン交換
樹脂ダウエックスHCRW2−H約80重量%と活性炭
約20重量%を混和し、上記と同様にして製造した。そ
して、これらのイオン交換容量を測定した。これらの夫
々のイオン交換容量(原イオン交換樹脂に対するイオン
交換樹脂充填不織マットのイオン交換容量比)を表2に
まとめて示す。
の製造〕 表面をカップリング剤で処理した長さ約15〜30mm
のセルロースアセテートファイバーフィラメント150
本を使用して、このうち8g/m2 を不織マット試作試
験機の(離型性)ベルトに均一に散布し、これにメラミ
ン樹脂接着剤0.5%エマルジョン水溶液を1.5g/
m2 (100%樹脂換算)吹付けて、均一な厚さの層を
形成した。次いで、この層上に、イオン交換樹脂ダウエ
ックスHCRW2−Hを15g/m2 均一に散布した。
そして再度、この層上に、ロービングフィラメントを8
g/m2 均一に散布し、これにメラミン樹脂接着剤0.
5%エマルジョン水溶液を第一回目と同様に吹付け、均
一な厚さに積み重ねた。これを繰返して、セルロースア
セテートファイバーとイオン交換樹脂の夫々交互にセル
ロースアセテートファイバー5層とイオン交換樹脂4層
に積み重ねて、両表面にセルロースアセテートファイバ
ーが来るようにした。そして、その上に、ポリエチレン
離型紙を置き、積み重ね厚さの1/7まで圧縮し、60
℃で5時間放置した後に解圧し、次いで40℃で2時間
風乾して、イオン交換樹脂ダウエックスHCRW2−H
を重量割合で55.2%充填(固着)したセルロースア
セテート不織マットを製造した。上記と同様にして、イ
オン交換樹脂として、ダウエックスHCRW2−Ag、
ダウエックスSBR−PC−OH、再生ダウエックスH
CRW2−H、再生ダウエックスHCRW2−Ag、又
は再生ダウエックスSBR−PC−OHを使用して、そ
れぞれイオン交換樹脂を重量割合で56.6%充填(固
着)したセルロースアセテート不織マットを製造した。
なお、ここで使用した再生イオン交換樹脂は、使用済み
で回収され100〜150メッシュに粉砕され再生され
たイオン交換樹脂である。また、イオン交換樹脂に活性
炭を併用し充填(固着)した不織マットは、イオン交換
樹脂ダウエックスHCRW2−H約80重量%と活性炭
約20重量%を混和し、上記と同様にして製造した。そ
して、これらのイオン交換容量を測定した。これらの夫
々のイオン交換容量(原イオン交換樹脂に対するイオン
交換樹脂充填不織マットのイオン交換容量比)を表2に
まとめて示す。
【0020】
【表2】
【0021】実施例4〔河川の水の浄化〕 表3に示すイオン交換樹脂充填紙(大きさ18cm×1
4.8cm、厚さ1.4mm)又はイオン交換樹脂充填
不織マット(大きさ18cm×5.4cm、厚さ4.6
mm)を長さ20cm、直径3.6cmのガラス管に圧
縮することなく詰め込み、上部より、透明度0.84m
の原水(千代田区内のJR市ケ谷駅側の堀で採取)を7
5ml/分の速度で流し込み、下部より濾過水を得た。
また、比較のため、パルプ懸濁A液又はパルプ懸濁B液
のみを使用して製造した紙を用いて、上記と同様にして
濾過水を得た。原水及び得られた濾過水について、透明
性及び臭気を測定したので、これらの結果をまとめて表
3に示す。
4.8cm、厚さ1.4mm)又はイオン交換樹脂充填
不織マット(大きさ18cm×5.4cm、厚さ4.6
mm)を長さ20cm、直径3.6cmのガラス管に圧
縮することなく詰め込み、上部より、透明度0.84m
の原水(千代田区内のJR市ケ谷駅側の堀で採取)を7
5ml/分の速度で流し込み、下部より濾過水を得た。
また、比較のため、パルプ懸濁A液又はパルプ懸濁B液
のみを使用して製造した紙を用いて、上記と同様にして
濾過水を得た。原水及び得られた濾過水について、透明
性及び臭気を測定したので、これらの結果をまとめて表
3に示す。
【0022】
【表3】 表3の結果から、本発明のイオン交換樹脂充填紙又は不
織マットの優れた濾過機能及びイオン交換機能によっ
て、原水が顕著に浄化されている。
織マットの優れた濾過機能及びイオン交換機能によっ
て、原水が顕著に浄化されている。
【0023】実施例5〔紙オムツにおける脱臭〕 表4に示すイオン交換樹脂充填紙又はイオン交換樹脂充
填不織マット(大きさ35mm×60mm)を花王株式
会社製成人用又は乳児用紙オムツの臀部接触側にセット
した。このセットした紙オムツを78才男性、74才女
性、及び4ケ月女児に装着させ、放尿させた。使用後の
紙オムツからイオン交換樹脂充填紙又はイオン交換樹脂
充填不織マットを取り出し、これを10mm×15mm
の大きさに切り取り、30℃で2日間放置した後、22
才男性(官能試験者a)、26才女性(官能試験者
b)、18才男性(官能試験者c)、及び30才女性
(官能試験者d)の4人に依頼して夫々臭気についての
官能試験を実施した。また、同様にして、イオン交換樹
脂充填紙又はイオン交換樹脂充填不織マットをセットし
ていない紙オムツの臭気についての官能試験を実施し
た。これらの結果をまとめて表4に示す。なお、表4に
おいて、臭気の程度は、(少ない) 0<1<2<3<
4<5 (多い) で表わす。
填不織マット(大きさ35mm×60mm)を花王株式
会社製成人用又は乳児用紙オムツの臀部接触側にセット
した。このセットした紙オムツを78才男性、74才女
性、及び4ケ月女児に装着させ、放尿させた。使用後の
紙オムツからイオン交換樹脂充填紙又はイオン交換樹脂
充填不織マットを取り出し、これを10mm×15mm
の大きさに切り取り、30℃で2日間放置した後、22
才男性(官能試験者a)、26才女性(官能試験者
b)、18才男性(官能試験者c)、及び30才女性
(官能試験者d)の4人に依頼して夫々臭気についての
官能試験を実施した。また、同様にして、イオン交換樹
脂充填紙又はイオン交換樹脂充填不織マットをセットし
ていない紙オムツの臭気についての官能試験を実施し
た。これらの結果をまとめて表4に示す。なお、表4に
おいて、臭気の程度は、(少ない) 0<1<2<3<
4<5 (多い) で表わす。
【0024】
【表4】 表4の結果から、本発明のイオン交換樹脂充填紙又は不
織マットにより、排尿による臭気が低減され、取り扱い
やすい。
織マットにより、排尿による臭気が低減され、取り扱い
やすい。
【0025】実施例6〔抗菌、抗黴〕 (1)表皮ブドウ球菌、黄色ブドウ球菌、大腸菌、緑膿
菌、又は枯草菌の各細菌を含む感性デスク用培地−N
(日水)のプレート(菌数106 個)上へ、表5に示す
イオン交換樹脂充填紙(大きさ10mm×10mm)又
は0.5%寒天で湿らせたイオン交換樹脂充填不織マッ
ト(大きさ10mm×10mm)を乗せ、保温庫で5℃
にインキュベートし、37℃、18時間培養後ハローの
大きさを測定した。 (2)水虫菌、黒黴菌、及びカンジダ菌の各真菌を含む
サブロー寒天培地(栄研)のプレート上へ、表5に示す
イオン交換樹脂充填紙(大きさ10mm×10mm)又
は0.5%寒天で湿らせたイオン交換樹脂充填不織マッ
ト(大きさ10mm×10mm)を乗せ、保温庫で5℃
にインキュベートし、25℃、72時間培養後ハローの
大きさを測定した。これらの結果をまとめて表5に示
す。なお、表5において、++はハローが直径20mm
以上であり、+はハローが直径11mm以上20mm未
満であり、−はハローが認められないことを表わす。ま
た、イオン交換樹脂の充填されていない紙又は不織マッ
トを使用した場合には、いずれの細菌、真菌にも−であ
った。
菌、又は枯草菌の各細菌を含む感性デスク用培地−N
(日水)のプレート(菌数106 個)上へ、表5に示す
イオン交換樹脂充填紙(大きさ10mm×10mm)又
は0.5%寒天で湿らせたイオン交換樹脂充填不織マッ
ト(大きさ10mm×10mm)を乗せ、保温庫で5℃
にインキュベートし、37℃、18時間培養後ハローの
大きさを測定した。 (2)水虫菌、黒黴菌、及びカンジダ菌の各真菌を含む
サブロー寒天培地(栄研)のプレート上へ、表5に示す
イオン交換樹脂充填紙(大きさ10mm×10mm)又
は0.5%寒天で湿らせたイオン交換樹脂充填不織マッ
ト(大きさ10mm×10mm)を乗せ、保温庫で5℃
にインキュベートし、25℃、72時間培養後ハローの
大きさを測定した。これらの結果をまとめて表5に示
す。なお、表5において、++はハローが直径20mm
以上であり、+はハローが直径11mm以上20mm未
満であり、−はハローが認められないことを表わす。ま
た、イオン交換樹脂の充填されていない紙又は不織マッ
トを使用した場合には、いずれの細菌、真菌にも−であ
った。
【0026】
【表5】 表5の結果から、本発明のイオン交換樹脂充填紙又は不
織マットには抗菌・抗黴活性が明瞭に認められる。
織マットには抗菌・抗黴活性が明瞭に認められる。
【0027】実施例7〔ガス物質の吸着〕 (1)表6及び表7に示すイオン交換樹脂充填紙(大き
さ45mm×15mm)又はイオン交換樹脂充填不織マ
ット(大きさ45mm×15mm)を内径約20cm、
内容積2.7リットルのデシケーター内の中心に吊る
し、デシケーター内底面に設けた内径100mmのガラ
スシャーレにトリエチルアミン1.0mg(50μl)
又はイソ吉草酸0.18mg(20μl)を注入して、
直ちに密閉した。デシケーターを40℃で30分間、次
に室温(25℃)で30分間静置した後、上部のコック
を開いてデシケーター内のガスをガステック社製ガス検
知管No.180(トリエチルアミン測定用)又はN
o.81L(イソ吉草酸測定用)で吸引採取して、ガス
濃度を測定した。また、同様にして、イオン交換樹脂充
填紙又は不織マットを入れない場合のコントロールガス
濃度を測定した。トリエチルアミンの場合の結果をまと
めて表6に示し、イソ吉草酸の場合の結果をまとめて表
7に示す。なお、ガス濃度及びガス吸着率は、次式より
算出した。 ガス濃度(ppm)=測定値×検出物質換算係数×温度
係数 (トリエチルアミンの換算係数は0.9であり、温度係
数は0.95であり、イソ吉草酸の換算係数は1.5で
あり、温度係数は0.9である。) ガス吸着率(%)=(コントロールガス濃度−吸着時ガ
ス濃度)×100÷コントロールガス濃度
さ45mm×15mm)又はイオン交換樹脂充填不織マ
ット(大きさ45mm×15mm)を内径約20cm、
内容積2.7リットルのデシケーター内の中心に吊る
し、デシケーター内底面に設けた内径100mmのガラ
スシャーレにトリエチルアミン1.0mg(50μl)
又はイソ吉草酸0.18mg(20μl)を注入して、
直ちに密閉した。デシケーターを40℃で30分間、次
に室温(25℃)で30分間静置した後、上部のコック
を開いてデシケーター内のガスをガステック社製ガス検
知管No.180(トリエチルアミン測定用)又はN
o.81L(イソ吉草酸測定用)で吸引採取して、ガス
濃度を測定した。また、同様にして、イオン交換樹脂充
填紙又は不織マットを入れない場合のコントロールガス
濃度を測定した。トリエチルアミンの場合の結果をまと
めて表6に示し、イソ吉草酸の場合の結果をまとめて表
7に示す。なお、ガス濃度及びガス吸着率は、次式より
算出した。 ガス濃度(ppm)=測定値×検出物質換算係数×温度
係数 (トリエチルアミンの換算係数は0.9であり、温度係
数は0.95であり、イソ吉草酸の換算係数は1.5で
あり、温度係数は0.9である。) ガス吸着率(%)=(コントロールガス濃度−吸着時ガ
ス濃度)×100÷コントロールガス濃度
【0028】
【表6】
【0029】
【表7】 表6及び表7の結果から、アミン類等を始めアルカリ中
性塩の吸着には陽イオン交換樹脂を保持させたものが有
効であり、酸及び酸性中性塩の吸着には陰イオン交換樹
脂を保持させたものが優れていた。
性塩の吸着には陽イオン交換樹脂を保持させたものが有
効であり、酸及び酸性中性塩の吸着には陰イオン交換樹
脂を保持させたものが優れていた。
【0030】実施例8〔体臭の吸着〕 表8に示すイオン交換樹脂充填紙又は不織マットの小片
(大きさ約18mm×36mm)を31才男性、27才
女性の右腋及び大腿上部股側の左と右に夫々貼付け、そ
の表面を医用粘着テープで覆って固定し、36時間後に
脱着して、25才男性(官能試験者a)と22才女性
(官能試験者b)による官能試験により前記小片の残存
体臭を調べた。また、表9に示すイオン交換樹脂充填紙
又は不織マット(大きさ約18mm×36mm)を靴中
敷に貼付け、その表面を医用粘着テープで覆って固定
し、31才男性、27才女性の着用に供した36時間後
に脱着して、25才男性(官能試験者a)と22才女性
(官能試験者b)による官能試験により前記小片の残存
体臭を調べた。比較のため、東洋濾紙2号及びアセテー
トファイバー46g/m2 を使用して製造した不織マッ
ト(イオン交換樹脂無充填)を使用して、上記と同様に
して残存体臭を調べたところ、残存体臭の程度はすべて
3(強い)であった。右腋及び大腿上部股側の残存体臭
の測定結果を表8にまとめて示し、靴中敷の残存体臭の
測定結果を表9にまとめて示す。なお、表8及び表9に
おいて、残存体臭の程度は0(なし)<1(弱い)<2
(相当強い)<3(強い)で表わす。
(大きさ約18mm×36mm)を31才男性、27才
女性の右腋及び大腿上部股側の左と右に夫々貼付け、そ
の表面を医用粘着テープで覆って固定し、36時間後に
脱着して、25才男性(官能試験者a)と22才女性
(官能試験者b)による官能試験により前記小片の残存
体臭を調べた。また、表9に示すイオン交換樹脂充填紙
又は不織マット(大きさ約18mm×36mm)を靴中
敷に貼付け、その表面を医用粘着テープで覆って固定
し、31才男性、27才女性の着用に供した36時間後
に脱着して、25才男性(官能試験者a)と22才女性
(官能試験者b)による官能試験により前記小片の残存
体臭を調べた。比較のため、東洋濾紙2号及びアセテー
トファイバー46g/m2 を使用して製造した不織マッ
ト(イオン交換樹脂無充填)を使用して、上記と同様に
して残存体臭を調べたところ、残存体臭の程度はすべて
3(強い)であった。右腋及び大腿上部股側の残存体臭
の測定結果を表8にまとめて示し、靴中敷の残存体臭の
測定結果を表9にまとめて示す。なお、表8及び表9に
おいて、残存体臭の程度は0(なし)<1(弱い)<2
(相当強い)<3(強い)で表わす。
【0031】
【表8】
【0032】
【表9】 表8及び表9の結果から、本発明のイオン交換樹脂填紙
又は不織マットにより、体臭の発散の低減が認められ
た。
又は不織マットにより、体臭の発散の低減が認められ
た。
【0033】実施例9〔マスクとして抗花粉症〕 表10に示すイオン交換樹脂充填紙又は不織マット(大
きさ45mm×60mm)を市販の衛材マスクの外側の
ガーゼ層間にセットし、何れも杉花粉症で外出により鼻
汁を訴え声が変わる45才男性、18才男性、15才男
性、33才女性、17才女性の5名につき前記マスクを
着用させて(但し、食事中の脱着を除く。)、平成8年
2月25日より3月20日までの間、新宿御苑に約40
〜50分間在苑、2回通苑させ、52時間後に症状につ
いて聞き取り調査をした。比較のため、(イオン交換樹
脂充填紙又は不織マットをセットしていない)市販の衛
材マスクを着用させて、上記と同様にして症状について
聞き取り調査をした。これらの結果をまとめて表10に
示す。なお、表10において、0(花粉症の症状全くな
し)<1(殆どなし)<2(声変わり)<3(声変わり
鼻汁あり)で表わす。
きさ45mm×60mm)を市販の衛材マスクの外側の
ガーゼ層間にセットし、何れも杉花粉症で外出により鼻
汁を訴え声が変わる45才男性、18才男性、15才男
性、33才女性、17才女性の5名につき前記マスクを
着用させて(但し、食事中の脱着を除く。)、平成8年
2月25日より3月20日までの間、新宿御苑に約40
〜50分間在苑、2回通苑させ、52時間後に症状につ
いて聞き取り調査をした。比較のため、(イオン交換樹
脂充填紙又は不織マットをセットしていない)市販の衛
材マスクを着用させて、上記と同様にして症状について
聞き取り調査をした。これらの結果をまとめて表10に
示す。なお、表10において、0(花粉症の症状全くな
し)<1(殆どなし)<2(声変わり)<3(声変わり
鼻汁あり)で表わす。
【0034】
【表10】 表10の結果から、本発明のイオン交換樹脂充填紙又は
不織マットを組み込んだマスクにより、花粉症の軽減が
認められた。
不織マットを組み込んだマスクにより、花粉症の軽減が
認められた。
【0035】実施例10〔染料等の吸着〕 メチレンブルー(MB)(3水塩、MW.373.9)
63mgにイオン交換水を加えて200mlとし、更に
25倍希釈して染料溶液(34μM、吸光度2.12
6)を調製した。50mlビュレットに、このMB溶液
を25mlの目盛りまで充たした。ガラスロート中ガラ
スウール(250〜300mg)上にイオン交換樹脂充
填紙又は不織マット試料No.1−A、又はNo.1−
D、そして比較のため、東洋濾紙No.2、又はセルロ
ースアセテート40g/m2 とメラミン樹脂接着剤0.
5%エマルジョン水溶液6g/m2 (100%樹脂換
算)とから製造した不織マット(大きさ約35mm×3
5mm)を水平にセットし、その中央部にMB溶液25
mlを表11に示す滴下条件で正確に滴下した(滴液で
生じる青色斑の直径約15mm)。通過した溶液を25
mlガラス試験管に集め、668nmで吸光度(OD)
を測定して、MBの吸着率を下記式より算出した。 MBの吸着率=(MB溶液のOD−試料通過のOD)×
100÷MB溶液のOD これらの結果をまとめて表11に示す。
63mgにイオン交換水を加えて200mlとし、更に
25倍希釈して染料溶液(34μM、吸光度2.12
6)を調製した。50mlビュレットに、このMB溶液
を25mlの目盛りまで充たした。ガラスロート中ガラ
スウール(250〜300mg)上にイオン交換樹脂充
填紙又は不織マット試料No.1−A、又はNo.1−
D、そして比較のため、東洋濾紙No.2、又はセルロ
ースアセテート40g/m2 とメラミン樹脂接着剤0.
5%エマルジョン水溶液6g/m2 (100%樹脂換
算)とから製造した不織マット(大きさ約35mm×3
5mm)を水平にセットし、その中央部にMB溶液25
mlを表11に示す滴下条件で正確に滴下した(滴液で
生じる青色斑の直径約15mm)。通過した溶液を25
mlガラス試験管に集め、668nmで吸光度(OD)
を測定して、MBの吸着率を下記式より算出した。 MBの吸着率=(MB溶液のOD−試料通過のOD)×
100÷MB溶液のOD これらの結果をまとめて表11に示す。
【0036】
【表11】
【0037】実施例11〔マスクとして煙や香りの吸
着〕 表12に示すイオン交換樹脂充填マットを市販の衛材マ
スクに組み込み、これを装着した24才男性(官能試験
者a)、25才女性(官能試験者b)により、東京都日
本橋ビルの中の営業中のオフィスにおいて、タバコの煙
やオーディコロンの香り(臭)についての官能試験を行
った。また、比較のため、(イオン交換樹脂充填マット
を組み込んでいない)市販の衛材マスクを着用させて、
上記と同様にして官能試験を行った。これらの結果をま
とめて表12に示す。なお表12において、タバコの煙
やオーディコロンの香り(臭)が、0:なくなった、
1:明らかに弱くなった、2:少し弱くなった、3:変
わらない、を意味する。
着〕 表12に示すイオン交換樹脂充填マットを市販の衛材マ
スクに組み込み、これを装着した24才男性(官能試験
者a)、25才女性(官能試験者b)により、東京都日
本橋ビルの中の営業中のオフィスにおいて、タバコの煙
やオーディコロンの香り(臭)についての官能試験を行
った。また、比較のため、(イオン交換樹脂充填マット
を組み込んでいない)市販の衛材マスクを着用させて、
上記と同様にして官能試験を行った。これらの結果をま
とめて表12に示す。なお表12において、タバコの煙
やオーディコロンの香り(臭)が、0:なくなった、
1:明らかに弱くなった、2:少し弱くなった、3:変
わらない、を意味する。
【0038】
【表12】
【0039】
【発明の効果】以上説明したとうり、本発明により、大
型の施設や設備によらなくても、またどのような場所に
おいても、液体や気体中に存在する各種のイオン性物質
や、有害、悪臭物質、あるいは微粉体などを濾過、イオ
ン交換、あるいは更に吸着により除去するために簡易に
使用することのできる複合材料を提供することが可能と
なった。すなわち、具体的には、 (1)本発明の複合材料において、公知の水吸収性不織
布などをベース材料とすれば、通気性とイオン交換機能
を保持しつつ透水性を抑制することができるので、屎尿
や汚物の臭気の洩れを防いで、紙オムツやナプキン等と
して使用することができる。 (2)本発明の複合材料を持ち運び自由な容器に入れ
て、これに汚濁水や硬水などを通過させることにより、
これらを上水化、無菌黴化、軟化、あるいは純水化する
ことができるので、飲料水等を平時あるいは緊急時でも
確保するための簡易な小型水処理装置として利用するこ
とができる。 (3)本発明の複合材料は、アンモニア、トリエチルア
ミン、イソ吉草酸等の有機化合物の脱臭効果が高いの
で、人体の肌着類の乳房、脇下、股間、あるいは靴下、
靴床等のパット材として利用することができる。 (4)本発明の複合材料は、バクテリア、アァンギー群
に対する抗菌抗黴活性が大きく、抗菌材料、抗黴材料と
して壁材、床材や、計器類あるいは内装物などの被覆材
や、食品の紙容器(ペーパーパック)、野菜植物の人工
育床や、魚類、食肉、果実、野菜などの包装材などに利
用することができる。 (5)本発明の複合材料は、杉や桧の花粉を濾過し花粉
症を抑制できるので、マスク材として利用することがで
きる。 (6)入浴済のふろ水を本発明の複合材料に通すと、ふ
ろ水を再生、再利用することが可能となる。 (7)染色により着色した廃水を本発明の複合材料に通
すと、脱色水を得ることができるので、水の再利用が可
能となる。 更に、活性炭を併用した本発明の複合材料は、活性炭に
より吸着機能が加わると共に、濾過機能とイオン交換機
能を助長しその寿命も延長できる。
型の施設や設備によらなくても、またどのような場所に
おいても、液体や気体中に存在する各種のイオン性物質
や、有害、悪臭物質、あるいは微粉体などを濾過、イオ
ン交換、あるいは更に吸着により除去するために簡易に
使用することのできる複合材料を提供することが可能と
なった。すなわち、具体的には、 (1)本発明の複合材料において、公知の水吸収性不織
布などをベース材料とすれば、通気性とイオン交換機能
を保持しつつ透水性を抑制することができるので、屎尿
や汚物の臭気の洩れを防いで、紙オムツやナプキン等と
して使用することができる。 (2)本発明の複合材料を持ち運び自由な容器に入れ
て、これに汚濁水や硬水などを通過させることにより、
これらを上水化、無菌黴化、軟化、あるいは純水化する
ことができるので、飲料水等を平時あるいは緊急時でも
確保するための簡易な小型水処理装置として利用するこ
とができる。 (3)本発明の複合材料は、アンモニア、トリエチルア
ミン、イソ吉草酸等の有機化合物の脱臭効果が高いの
で、人体の肌着類の乳房、脇下、股間、あるいは靴下、
靴床等のパット材として利用することができる。 (4)本発明の複合材料は、バクテリア、アァンギー群
に対する抗菌抗黴活性が大きく、抗菌材料、抗黴材料と
して壁材、床材や、計器類あるいは内装物などの被覆材
や、食品の紙容器(ペーパーパック)、野菜植物の人工
育床や、魚類、食肉、果実、野菜などの包装材などに利
用することができる。 (5)本発明の複合材料は、杉や桧の花粉を濾過し花粉
症を抑制できるので、マスク材として利用することがで
きる。 (6)入浴済のふろ水を本発明の複合材料に通すと、ふ
ろ水を再生、再利用することが可能となる。 (7)染色により着色した廃水を本発明の複合材料に通
すと、脱色水を得ることができるので、水の再利用が可
能となる。 更に、活性炭を併用した本発明の複合材料は、活性炭に
より吸着機能が加わると共に、濾過機能とイオン交換機
能を助長しその寿命も延長できる。
Claims (3)
- 【請求項1】 通気性及び/又は通水性のベース材料
に、イオン交換樹脂を保持させてなることを特徴とす
る、濾過及びイオン交換機能を有する複合材料。 - 【請求項2】 通気性及び/又は通水性のベース材料
に、イオン交換樹脂と活性炭を保持させてなることを特
徴とする、吸着、濾過及びイオン交換機能を有する複合
材料。 - 【請求項3】 前記の通気性及び/又は通水性のベース
材料が、通気性及び/又は通水性の紙、不織布又は不織
マットである、請求項1又は2に記載の複合材料。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8143576A JPH09299725A (ja) | 1996-05-14 | 1996-05-14 | 濾過及びイオン交換機能を有する複合材料 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8143576A JPH09299725A (ja) | 1996-05-14 | 1996-05-14 | 濾過及びイオン交換機能を有する複合材料 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09299725A true JPH09299725A (ja) | 1997-11-25 |
Family
ID=15341960
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8143576A Pending JPH09299725A (ja) | 1996-05-14 | 1996-05-14 | 濾過及びイオン交換機能を有する複合材料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09299725A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPWO2003022425A1 (ja) * | 2001-09-10 | 2004-12-24 | クラレケミカル株式会社 | 複合粒状体及びその製造方法 |
| EP3175985B1 (de) | 2011-06-24 | 2017-11-29 | Smurfit Kappa Hoya Papier und Karton GmbH | Fasererzeugnis für verpackungen |
| CN107930251A (zh) * | 2017-12-26 | 2018-04-20 | 广西金邦泰科技有限公司 | 一种空调用过滤布及其制造方法 |
-
1996
- 1996-05-14 JP JP8143576A patent/JPH09299725A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPWO2003022425A1 (ja) * | 2001-09-10 | 2004-12-24 | クラレケミカル株式会社 | 複合粒状体及びその製造方法 |
| EP3175985B1 (de) | 2011-06-24 | 2017-11-29 | Smurfit Kappa Hoya Papier und Karton GmbH | Fasererzeugnis für verpackungen |
| CN107930251A (zh) * | 2017-12-26 | 2018-04-20 | 广西金邦泰科技有限公司 | 一种空调用过滤布及其制造方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040728 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20061010 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070511 |