JPH09299745A - 湿式排煙脱硫装置 - Google Patents

湿式排煙脱硫装置

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JPH09299745A
JPH09299745A JP8120420A JP12042096A JPH09299745A JP H09299745 A JPH09299745 A JP H09299745A JP 8120420 A JP8120420 A JP 8120420A JP 12042096 A JP12042096 A JP 12042096A JP H09299745 A JPH09299745 A JP H09299745A
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JP
Japan
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spray
exhaust gas
spray nozzle
flue gas
wet flue
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Pending
Application number
JP8120420A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Ishizaka
浩 石坂
Hiroyuki Kako
宏行 加来
Naruhito Takamoto
成仁 高本
Hirobumi Yoshikawa
博文 吉川
Kensho Taniguchi
憲昭 谷口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Power Ltd
Original Assignee
Babcock Hitachi KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガスの吹き抜けを防止し、しかも脱硫性能を
向上させることができる吸収液噴霧式の湿式排煙脱硫装
置を得ること。 【解決手段】 排ガス流路の壁面近傍にスプレノズル4
を配置し、そのスプレ運動量の異なる(圧力、噴射角、
流量など)の異なるスプレノズル23で構成する。こう
して、ガス流れに直交する方向でのスプレ運動量をスプ
レ段毎に変えることでガスが流れやすい部分を変化さ
せ、局部的なガスの吹き抜けを防止する。また、壁設置
型スプレノズルの他にガス流れに直交する面に塔内設置
型スプレノズルを点在させたスプレ段を少なくとも一段
設置することで、ガス流れに直交する面内でのスプレ運
動量の変化が少なくなり、局部的なガスの吹き抜けが防
止され。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボイラ排ガス中の
硫黄酸化物(SOx)を除去する吸収塔を備えた湿式排
煙脱硫装置に係わり、特に吸収塔の排ガス流路を形成す
る壁面の近傍にスプレノズルを配置し、塔壁近傍から吸
収液をスプレする吸収塔において、スプレ方法を適正化
することにより局部的なガスの吹き抜けを防止し、脱硫
性能を向上させた湿式排煙脱硫装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】火力発電所等において、化石撚料の燃焼
に伴って発生する排煙中の硫黄酸化物、中でも特にSO
2は大気汚染・酸性雨等の環境問題の主原因の一つであ
り、近年地球的規模で排煙脱硫装置の普及が望まれてい
る。
【0003】現在の脱硫システムは石灰石一石膏法によ
る湿式法が主流を占めており、中でも最も実績が多く信
頼性の高いスプレ方式が世界的にも多く採用されてい
る。このスプレ式脱硫装置は脱硫性能が高く、基本技術
はほぼ確立されている。
【0004】従来技術のサイドスプレ型湿式排煙脱硫装
置の一例を図20及び図21に示す。図20はガス流れ
方向での垂直断面図、図21は図20におけるC一C’
断面矢視図である。この湿式排煙脱硫装置は、主に吸収
塔本体1、入口ダクト2、出口ダクト3、スプレノズル
4、吸収液循環ポンプ5、循環タンク6、攪拌機7、空
気吹込み管8、ミストエリミネータ9、吸収液抜き出し
管10、スプレヘッダー11、排ガス流路12等から構
成される。スプレノズル4は排ガス流路12のガス流れ
に対して直交方向に複数個、更にガス流れ方向に複数段
設置されている。また、攪拌機7および空気吹込み管8
は吸収塔下部の吸収液が滞留する循環タンク6に設置さ
れ、ミストエリミネータ9は出口ダクト3内に設置され
る。
【0005】図示していないボイラから排出される排ガ
スは、図示していない脱硫ファンにより入口ダクト2か
ら吸収塔本体1に導入され、排ガス流路12を経て出口
ダクト3から排出される。この間、吸収塔本体1の排ガ
ス流路12では、循環タンク6内の炭酸カルシウムを含
んだ吸収液が吸収液循環ポンプ5により複数のスプレノ
ズル4からスプレされ、吸収液と排ガスの気液接触が行
われる。このとき吸収液は排ガス中のSO2を選択的に
吸収し、亜硫酸カルシウムを生成する。亜硫酸カルシウ
ムを生成した吸収液は一旦吸収液循環タンク6に滞ま
り、酸化用攪拌機7によって攪拌されながら、空気吹き
込み管8から供給される空気中の酸素により吸収液中の
亜硫酸カルシウムが酸化され硫酸カルシウム(石膏)を
生成する。
【0006】炭酸カルシウムおよび石膏が共存する吸収
液循環タンク6内の吸収液の一部は、吸収液循環ポンプ
5によって酸化されて硫酸カルシウム(石膏)を生成す
る。炭酸カルシウムおよび石膏が共存する吸収液循環タ
ンク6内の吸収液の一部は、吸収液循環ポンプ5によっ
て再びスプレノズル4に送られ、一部は吸収液抜き出し
管10から図示していない廃液処理・石膏回収系へと送
られる。また、スプレノズル4からスプレされ、微粒化
された吸収液の中で液滴径の小さいものは排ガスに同伴
されるが、出口ダクト3に設けられたミストエリミネー
タ9によって捕集される。
【0007】上記した構成からなる湿式排煙脱硫装置は
高価であるため、未だ開発途上国等での普及率は低い。
したがって、世界的に脱硫装置の普及率を高めるために
は、脱硫装置の設備費および運転費の大幅な削減が重要
である。
【0008】脱硫装置の設備コスト低減の具体的手段と
して、吸収塔のコンパクト化が挙げられるが、コンパク
ト化を図るために吸収塔内のガス流速を高めると、塔断
面積が小さくなり、スプレノズル4およびスプレヘッダ
ー11を吸収塔内に設置することが難しくなる。その対
策として、スプレヘッダー11を塔外に設置するととも
に、スプレノズル4を塔壁近傍に取付けることで塔内の
内挿物をなくすことができる。
【0009】しかし、吸収塔本体1の片面のみにスプレ
ノズル4を配置するとスプレノズル4が設置されていな
い側にガスが大きく偏流するため、脱硫性能が低下す
る。そこで、図20に示すように向い合う相対向する側
壁面の入口ダクト壁面にスプレノズル4を設置し、両側
壁面から塔中心に向けて吸収液をスプレすることによ
り、ある程度ガス偏流を防止することはできる。しか
し、スプレノズル4近傍に比較して、排ガス流路12の
ほぼ中央、すなわち図20および図21に示すスプレさ
れた吸収液が交錯する位置Xでは、ガスに対する吸収液
の抵抗が小さいため、この吸収液が交錯する位置Xをガ
スが吹き抜け、高い脱硫性能が得られなくなる。
【0010】以上のことから、吸収塔をコンパクトにし
て低コスト化を図るためには、ガスの吹き抜けを防止
し、脱硫性能を低下させないような工夫を施した上で、
スプレノズル4を吸収塔の塔壁近傍に設置し、塔壁から
吸収液をスプレさせることが重要となる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では塔壁
近傍にスプレノズルを配置したサイドスプレ型湿式排煙
脱硫装置において、局部的なガスの吹き抜けを防止し、
脱硫性能の低下を防ぐことに関して考慮されておらず、
高い脱硫性能を得るために設備費ならびに運転費が高価
になる問題があった。
【0012】本発明の課題は、ガスの吹き抜けを防止
し、しかも脱硫性能を向上させることができる吸収液噴
霧式の湿式排煙脱硫装置を得ることにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の上記課題は、次
の構成によって達成される。すなわち、排ガス流路の壁
面近傍にスプレノズルを配置するとともに、排ガス流路
のガス流れ方向に少なくとも一段のスプレ段を設置し、
スプレノズルから噴射される吸収液と排ガスを接触させ
て排ガス中の硫黄酸化物を除去する湿式排煙脱硫装置に
おいて、前記排ガス流路の壁近傍に配置したスプレノズ
ルはスプレ運動量の異なる複数の種類のスプレノズルに
よって構成した湿式排煙脱硫装置である。
【0014】前記スプレ運動量の異なるスプレノズルと
しては次のような構成を採用することができる。 互いにスプレ圧力の異なるスプレノズルで構成する。 互いにスプレ噴射角の異なるスプレノズルで構成す
る。 互いにスプレ流量の異なるスプレノズルで構成する。 同一スプレ流量のスプレノズルのスプレ段数が相対向
する壁面で互いに異るように構成する。
【0015】スプレノズルを排ガス流路の相対向する
両側の壁近傍にそれぞれ配置し、同一側壁面での少なく
とも一スプレ段毎に隣接するスプレ段のスプレノズルの
スプレ運動量が互いに異なるように配置する。 スプレノズルを排ガス流路の相対向する両側の壁近傍
に配置し、各々のスプレ段毎に相対向するスプレノズル
のスプレ運動量が互いに異なるように配置する。 スプレ運動量の異なるスプレノズルは同一スプレ流量
のスプレノズルを有するスプレ段数が相対向する両側の
壁面で互いに異るように構成する。 排ガス流路の相対向する両側の壁近傍に配置したスプ
レノズルのうち、一方の側壁面の各スプレ段のスプレノ
ズルのスプレ運動量が他方の側壁面に配置した各スプレ
段のスプレノズルのスプレ運動量とは異なるスプレノズ
ルによって構成する。
【0016】上記本発明の湿式排煙脱硫装置において、
排ガス流路の相対向する側壁面近傍に配置されたスプレ
ノズルから噴射される吸収液同士が交錯する位置をスプ
レ段ごとに変えるような構成にしても良い。
【0017】上記本発明によれば、均一なガス流れの排
ガス流路に、ガス流れ方向に対して任意の角度に吸収液
をスプレすると、そのスプレの度合に応じてガス流れが
変化する。これは吸収液のスプレ運動量がガスに伝わる
ためであり、そのスプレ運動量が大きいほどガス流れに
対する影響も強くなる。また、ガス流れに直交する方向
での吸収液のスプレ運動量が大きいほど、ガスに対する
吸収液の抵抗が大きくなり、ガスの流れ方向を変化させ
る要因となる。
【0018】サイドスプレ型湿式排煙脱硫装置における
吸収塔の場合、壁近傍のスプレノズルから噴出された直
後の吸収液は、スプレ運動量が大きくガスに対する抵抗
も大きいため、ノズル近傍はガスが流れにくい。したが
って、相対する両壁面から吸収液をスプレすると、ガス
流れに直交する方向での吸収液のスプレ運動量が最も小
さい排ガス流路のほぼ中心を集中的にガスが流れること
になる。従来技術のようにスプレノズルから噴出される
吸収液のガス流れに直交する方向でのスプレ運動量がほ
ぼ均一の場合には、ガスが流れやすい部分がすべて排ガ
ス流路のほぼ中心となり、この部分をガスが吹き抜け、
高い脱硫性能が得られなくなる。
【0019】これに対し、本発明によれば、スプレノズ
ルから噴出される吸収液のガス流れに直交する方向での
スプレ運動量をスプレノズル毎またはスプレ段毎に変え
ることで、ガスが流れやすい部分を変化させることがで
きる。これにより、局部的なガスの吹き抜けが防止さ
れ、高い脱硫性能を得ることができる。
【0020】また、本発明の上記目的は次の構成によっ
て達成される。すなわち、排ガス流路の壁面近傍にスプ
レノズルを配置するとともに、排ガス流路のガス流れ方
向に少なくとも一段のスプレ段を設置し、スプレノズル
から噴射される吸収液と排ガスを接触させて排ガス中の
硫黄酸化物を除去する湿式排煙脱硫装置において、前記
壁面近傍に配置した壁設置型スプレノズルの他にガス流
れに直交する面に塔内設置型スプレノズルを点在させた
スプレ段を少なくとも一段設置する湿式排煙脱硫装置で
ある。
【0021】このとき、塔内設置型スプレノズルはつぎ
のように排ガス流路内に配置することができる。 塔内設置型スプレノズルを排ガス流路の最下流スプレ
段に設ける。 塔内設置型スプレノズルを排ガス流路の最上流スプレ
段と最下流スプレ段に設ける。 塔内設置型スプレノズルが配置されるスプレ段を排ガ
ス流路の壁面近傍に配置されるスプレノズルが配置され
るスプレ段と排ガス流路のガス流れ方向に交互に配置す
る。 塔内設置型スプレノズルの吸収液のスプレ方向を排ガ
スの流れ方向に対して向流または並流方向または向流と
並流の組み合わせ方向に向けて配置する。
【0022】上記本発明によれば、ガス流れに直交する
面に塔内設置型スプレノズルを点在させた場合にもガス
流れに直交する面内でのスプレ運動量の変化が少ないた
め、上述の局部的なガスの吹き抜けが防止され、高い脱
硫性能を得ることができる。本発明の上記湿式排煙脱硫
装置は鉛直方向にガスが流れる排ガス流路を備えた縦型
のものまたは水平方向を含む鉛直でない方向にガスが流
れる排ガス流路を備えたサイドスプレ型のものを含む。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を用いて説明する。図1は本発明の実施例に係るサイド
スプレ型湿式排煙脱硫装置のガス流れ方向の縦断面図、
図2は図1におけるA一A’線断面矢視図、図3は排ガ
ス流路のスプレ部でのガス流速およびスプレ運動量の分
布図、図4は従来技術と本実施例における脱硫性能を比
較した比較図、図5は本発明の他の実施例を示すもの
で、高圧スプレノズルの配置を変えたサイドスプレ型湿
式排煙脱硫装置の縦断面図、図6も本発明の他の実施例
を示すもので、吸収液の噴射角の大きいスプレノズルと
組合わせたサイドスプレ型湿式排煙脱硫装置の縦断面
図、図7も本発明の他の実施例を示すもので、大容量ス
プレノズルと組合わせたサイドスプレ型湿式排煙脱硫装
置の縦断面図、図8および図9も本発明の他の実施例を
示すものであり、図8はスプレノズルの個数を変えたサ
イドスプレ型湿式排煙脱硫装置の縦断面図、図9は第8
図におけるB一B’線断面矢視図、図10は排ガス流路
の断面が丸型である本発明の他の実施例を示すものであ
る。
【0024】図1から図10において各部材・装置の番
号1から12は図20、図21の従来技術に示したもの
と略同一機能を有するものは同一番号で示し、その説明
は省略する。しかし、本発明の実施例には循環タンク6
内の吸収液を入口ダクト2にスプレノズル4の圧力より
も高い圧力で噴霧するための高圧循環ポンプ21と高圧
スプレヘッダー22、高圧スプレノズル23などを設
け、また入口ダクト2にスプレノズル4のガス流れ方向
に対する噴射角度よりも大きい噴射角度で吸収液を噴射
するための大噴射角スプレノズル24とスプレノズル4
よりも吸収液を多く噴射する大容量スプレノズル25な
どを設けている。
【0025】このような構造において、実施例の説明を
する以前に、まず従来技術の脱硫装置との比較でスプレ
ノズルの配置の違いについて説明する。つまり、従来技
術の脱硫装置においては、排ガス流路12にスプレ圧
力、噴射角度、スプレ流量ともにほぼ同一のスプレノズ
ル4が対向する壁面位置に配置されていたのに対し、本
発明の実施例に係るスプレノズルにおいては、スプレノ
ズル4と高圧スプレノズル23またはスプレノズル4と
噴射角度、スプレ流量の異なる、すなわちスプレ運動量
の異なるスプレノズル24、25を排ガス流路12の対
向位置に配置している。
【0026】図1に示す実施例においては、スプレノズ
ル4と高圧スプレノズル23、吸収液循環ポンプ5と高
圧循環ポンプ21、スプレヘッダー11と高圧スプレヘ
ッダー22がそれぞれ設けられており、高圧循環ポンプ
21は高圧スプレヘッダー22に接続され、高圧スプレ
ヘッダー22には高圧スプレノズル23が取り付けられ
ている。
【0027】ガス流れに直交するほぼ同一面内の天井部
と底部にそれぞれスプレヘッダー11と高圧スプレヘッ
ダー22が設けられ、さらにガス流れ方向でスプレヘッ
ダー11と高圧スプレヘッダー22が交互に入れ代わる
ように配置されている。つまり、最上流側の第1段目の
天井壁面側にはスプレノズル4、底側壁面には高圧スプ
レノズル23が配置され、第2段目では天井側壁面に高
圧スプレノズル23が、底側壁面にスプレノズル4が配
置されている。
【0028】図3は、排ガス流路12のスプレ部におけ
る吸収液のスプレ運動量の分布とガス流れの流速分布を
示したもので、図3(a)は従来のスプレノズル4を単
独で使用した場合、図3(b)は高圧スプレノズル23
を単独で使用した場合、図3(c)はスプレノズル4と
高圧スプレノズル23を組み合わせた場合、図3(d)
は吸収液が交錯する位置Xがスプレ段毎に上下方向に変
わるようにした場合である。
【0029】まず、図3(a)のようにスプレノズル4
を単独で使用した場合、吸収液のガス流れに直交する方
向でのスプレ運動量はスプレノズル4の近傍が最も高
く、スプレノズル4から遠ざかるにつれてスプレ運動量
は低下する。スプレ運動量が小さい領域はガスに対する
吸収液の抵抗が小さいため、この部分を排ガスは流れや
すくなる。
【0030】一方、図3(b)のように高圧スプレノズ
ル23を単独で使用した場合は図3(a)の場合に比べ
吸収液スプレ初期のスプレ運動量は大きいが、高圧スプ
レノズル23から遠ざかるにつれてスプレ運動量が低下
することには変わりなく、図3(a)と同様にスプレ運
動量が小さい部分を排ガスは流れやすくなる。実際には
図3(c)のようにスプレノズル4と高圧スプレノズル
23を組み合わせて使用されるが、この場合のスプレ運
動量は図3(a)と図3(b)の重ね合わせとなり、吸
収液が交錯する位置Xでのスプレ運動量が最も小さくな
り、この部分を排ガスは集中的に流れることになる。
【0031】しかし、本実施例では、図3(d)に示す
ようにスプレノズル4と高圧スプレノズル23を交互に
配置することによって、吸収液が交錯する位置Xすなわ
ちガスが吹き抜けやすくなる位置がスプレ段毎に上下方
向に変わる。したがって、従来技術のような排ガス流路
12の中心部でのガスの吹き抜けは防止され、排ガスの
流速分布はほぼ均一になり、脱硫性能の低下を防ぐこと
ができる。これにより、スプレノズル4の個数を増やし
たり、吸収液循環量を増加することなく高い脱硫性能を
得ることができる。
【0032】また、本実施例の場合、ボイラ負荷が変わ
って吸収塔本体1に導入される排ガス量が変化しても、
圧力のバランスを制御することでガスの吹き抜け度合の
変化にも対応できる。
【0033】また、本実施例では高圧スプレノズル23
を用いているが、高圧スプレノズル23の代わりに従来
のスプレノズル4を用いて、そのスプレ圧力を高めても
良い。
【0034】図4は、脱硫性能に関して、従来技術と本
実施例を比較したものである。本実施例の場合、従来の
スプレノズル4に加え高圧スプレノズル23を新たに設
け、吸収液が交錯する位置、すなわちガスが吹き抜けや
すくなる位置がスプレ段毎に上下方向に変わるようにそ
れらのスプレノズル4、23を配置している。このた
め、従来技術のような排ガス流路12の中心部でのガス
の吹き抜けが抑制され、脱硫性能は従来技術に比べ高く
なる。従来技術の脱硫性能を1とした場合、本実施例で
は約1.3倍である。
【0035】図5は図1に示す本発明の実施例の他の実
施例を示すもので、図1の実施例はスプレノズル4と高
圧スプレノズル23を交互に配置したものであるのに対
し、図5に示す実施例ではスプレ段の1段目、2段目の
天井側にスプレノズル4を、3段目、4段目の天井側に
高圧スプレノズル23を配置し、底側には天井側とは逆
に1段目、2段目に高圧スプレノズル23、3段目、4
段目にスプレノズル4を配置したものである。
【0036】このように図1の実施例においてはスプレ
ノズル4と高圧スプレノズル23を一つおきに交互に配
置したものであるのに対し、図5の実施例においてはス
プレノズル4と高圧スプレノズル23を二つおきに配置
したものであり、他の点に関しては図1の実施例と同一
であるため説明は省略する。
【0037】図5に示す実施例ではスプレノズル4と高
圧スプレノズル23を二つおきに配置しているため、吸
収液が交錯する位置Xすなわちガスが吹き抜けやすくな
る位置が2段連続することになる。このため、図1の実
施例に比較して若干ガスの吹き抜けは生じやすくなる
が、吸収液のガスに対する抵抗は小さいため、排ガス流
路内の圧力損失が低くなる。したがって、脱硫ファンの
動力を低減することができる。図5に示す実施例ではス
プレノズル4と高圧スプレノズル23を二つおきに配置
したが、三つおきに配置しても良い。
【0038】図6は本発明の他の実施例を示すもので、
図1の実施例における高圧循環ポンプ21および高圧ス
プレヘッダー22が設置されておらず、図1の実施例に
おける高圧スプレノズル23の代わりに、大噴射角スプ
レノズル24を配置した点で異なる。他の点に関しては
第1図の実施例と同一であるため説明は省略する。
【0039】図6の実施例ではガス流れ方向に対する吸
収液の噴射角度を変えることで、ガス流れに直交する方
向でのスプレ運動量を変えている。大噴射角スプレノズ
ル24から噴出される吸収液はガス流れに直交する方向
の速度成分が大きいため、スプレノズル4から噴出され
る吸収液に比べてスプレ運動量が大きくなる。したがっ
て、吸収液が交錯する位置Xすなわちガスが吹き抜けや
すくなる位置がスプレ段毎に上下方向に変わることにな
る。
【0040】また、本実施例では大噴射角スプレノズル
24を用いているが、大噴射角スプレノズル24の代わ
りに従来のスプレノズル4を用い、スプレヘッダー11
へのスプレノズル4の取付け角度を大きくすることで、
ガス流れ方向に対する吸収液の噴射角度を大きくしても
良い。
【0041】図7に示す実施例は図6の実施例における
大噴射角スプレノズル24の代わりに、大容量スプレノ
ズル25を配置したものである。他の点に関しては図6
の実施例と同一であるため説明は省略する。図7の実施
例ではスプレ流量を変えることで、ガス流れに直交する
方向でのスプレ運動量を変えている。大容量スプレノズ
ル25から噴出される吸収液は質量が大きいため、スプ
レノズル4から噴出される吸収液に比べ、ガス流れに直
交する方向でのスプレ運動量が大きくなる。したがっ
て、吸収液が交錯する位置Xすなわちガスが吹き抜けや
すくなる位置がスプレ段毎に上下方向に変わることにな
る。
【0042】また、図7に示す実施例では大容量スプレ
ノズル25を用いているが、大容量スプレノズル25の
代わりに従来のスプレノズル4を用い、スプレ流量を多
くしても良い。
【0043】図8および図9に示す実施例は(図8はガ
ス流れ方向の縦断面図、図9は図8におけるB一B’線
断面矢視図)は図7に示す実施例における大容量スプレ
ノズル25の代わりに、入口ダクト2の片側壁面のスプ
レノズル4の個数を増やした点に特徴であり、その他の
点に関しては図7に示す実施例と同一であるため説明は
省略する。
【0044】図8および図9に示す実施例ではスプレノ
ズル4の個数を増やしてスプレ流量を変えることで、ガ
ス流れに直交する方向でのスプレ運動量を変えている。
スプレノズル4の個数が多い壁面側から噴出される吸収
液は質量が大きいため、スプレノズル4の個数が少ない
壁面側から噴出される吸収液に比べ、ガス流れに直交す
る方向でのスプレ運動量が大きくなる。したがって、吸
収液の交錯点Xすなわちガスが吹き抜けやすくなる位置
がスプレ段毎に上下方向に変わることになる。
【0045】図10は他の実施例を示すもので、図5な
どに示した実施例とは、排ガス流路のガス流れに直交す
る断面の形が丸型である点で異なる。他の点に関しては
前記実施例と同一であるため説明は省略する。
【0046】排ガス流路が丸型の場合、スプレノズル4
を取付ける相対向する両壁面を明確には定義できない。
したがって、スプレノズル4を取付ける相対向する両壁
面は完全に平行である必要はない。本実施例では図1ま
たは図5の実施例と同様にスプレノズル4と高圧スプレ
ノズル23を組合わせているが、図6の実施例のように
スプレノズル4と大噴射角スプレノズル24、あるいは
図7の実施例のようにスプレノズル4と大容量スプレノ
ズル25との組合わせ、さらには図8のようにスプレノ
ズル4の個数を変えた組合わせでも良い。
【0047】なお、図1〜図10に示した実施例ではガ
スは水平方向に流れているが、排ガス流路におけるガス
流れ方向は、鉛直方向あるいは斜め方向であっても本発
明を適用することは可能である。また、前記実施例で
は、スプレノズル4からの液の噴出方向を並流すなわち
ガス流れとほぼ同じ向きにしているが、向流すなわちガ
ス流れに逆らう向きに液を噴出してもほぼ同等の効果が
得られるものである。また、前記実施例では、スプレ段
数を4段にしているが、2段、3段あるいは5段以上に
しても良い。
【0048】次に、塔内設置型スプレノズルの他に塔内
設置型スプレヘッダーを設置した実施例について説明す
る。図11〜図19に示す入口ダクト2のガス流路12
内に塔内設置型スプレノズル26と塔内設置型スプレヘ
ッダー27を配置した実施例を説明する前に、まずスプ
レノズルの配置の特徴点について説明する。
【0049】従来技術の脱硫装置においては、排ガス流
路12の相対する両壁面、例えば天井部と底部に壁設置
型スプレノズル4が配置され、排ガス流路12の中心部
にはスプレノズル4は全く配置されていなかった。これ
に対し、本発明の図11〜図19に示す実施例ではガス
流れに直交する面に塔内設置型スプレノズル26を点在
させたスプレ段を設け、従来の壁設置型スプレノズル4
の上流あるいは下流側に配置させたものである。
【0050】図11(ガス流れ方向の縦断面図)と図1
2(図11のA一A’線断面矢視図)に示す実施例にお
いては、壁設置型スプレノズル4と塔内設置型スプレノ
ズル26、スプレヘッダー11と塔内設置型スプレヘッ
ダー27がそれぞれ設けられており、スプレヘッダー1
1には壁設置型スプレノズル4が取り付けられ、さらに
スプレヘッダー11から分技した塔内設置型スプレヘッ
ダー27には、塔内設置型スプレノズル26が取付けら
れている。
【0051】排ガス流路12内の詳細は図12に示して
いるが、壁設置型スプレノズル4が上流側から5段つづ
いた後、最下流段に塔内設置型スプレノズル26が取り
付けられた塔内設置型スプレヘッダー27が配置されて
いる。
【0052】図13には図12におけるA−A’線断面
矢視図を示しているが、排ガス流路12に対して塔内設
置型スプレノズル26がまんべんなく点在するように配
置されている。
【0053】図14は、排ガス流路12内のスプレ部に
おける吸収液のスプレ運動量の分布とガス流れの流速分
布を示したもので、図14(a)は従来の壁設置型スプ
レノズル4を上下に配置した場合、図14(b)は塔内
設置型スプレノズル26を単独で使用した場合、図14
(c)は壁設置型スプレノズル4と塔内設置型スプレノ
ズル26を組合わせた場合である。
【0054】まず、図14(a)のように壁設置型スプ
レノズル4を上下に配置した場合、吸収液のガス流れに
直交する方向でのスプレ運動量は、壁設置型スプレノズ
ル4の近傍が最も高く、壁設置型スプレノズル4から遠
ざかるにつれてスプレ運動量は低下する。したがって、
図14(a)の場合に上下から噴射されたそれぞれの吸
収液の交錯点Xでのスプレ運動量が最も小さくなる。ス
プレ運動量が小さい領域はガスに対する吸収液の抵抗が
小さいため、この部分を排ガスは集中的に流れることに
なる。
【0055】一方、図14(b)のように塔内設置型ス
プレノズル26を使用した場合は、塔内設置型スプレノ
ズル26同士が接近しているためスプレ運動量の変化が
少なく、均一なガス流れが得られる。
【0056】また、図14(c)のように壁設置型スプ
レノズル4の後流側に塔内設置型スプレノズル26を配
置すれば、図14(b)ほどの均一な流れは得られない
ものの、図14(a)のような局部的なガスの吹き抜け
は防止することができ、脱硫性能の低下を防ぐことがで
きる。そのため、壁設置型スプレノズル4の個数を増や
したり、吸収液循環量を増加することなく高い脱硫性能
を得ることができ、設備費ならびに循環ポンプ動力を低
減できる。
【0057】図15は、脱硫性能に関して従来技術と図
11〜図14に示す実施例を比較したものである。上記
本発明の実施例の場合、従来技術の壁設置型スプレノズ
ル4に加え、ガス流れに直交する面内でのスプレ運動量
の変化が少ない塔内設置型スプレノズル26を新たに設
け、排ガス流路12内にまんべんなく点在させている。
このため、従来技術のような排ガス流路12の中心部で
のガスの吹き抜けが抑制され、脱硫性能は従来技術に比
べ高くなる。従来技術の脱硫性能を1とした場合本実施
例では約1.3倍である。
【0058】図16は図12に示す実硫例の変形例であ
り、図12の実施例はスプレ部の最下流段に塔内設置型
スプレノズル26と塔内設置型スプレヘッダー27を設
置したものであるのに対し、図16の実施例では最下流
段に加え、さらに最上流段にも塔内設置型スプレノズル
26と塔内設置型スプレヘッダー27を配置したもので
ある。
【0059】このように図12の実施例においては全6
段のスプレ段のうち最下流段のみを塔内設置型スプレノ
ズル26にしたものであるのに対し、図16の実施例に
おいては全6段のスプレ段のうち最下流段および最上流
段に塔内設置型スプレノズル26を配置したものであ
り、他の点に関しては図11および図12に示した前記
実施例と同一であるため説明は省略する。ここでスプレ
段は全6段のものを図示したが、本発明はこのスプレ段
数に限定されるものではない。
【0060】前述の図12に示す実施例の場合、排ガス
が吸収塔本体1に導入される時点ですでにガス流れに偏
流があると、壁設置型スプレノズル4の部分でのガスの
吹き抜けを助長することになる。しかし、図16の実施
例では、最下流段に加え、さらに最上流段にも塔内設置
型スプレノズル26を配置しているため、吸収塔本体1
入口部でのガスの偏流を小さくすることができ.壁設置
型スプレノズル4の部分での性能低下を最小限に抑える
ことができる。
【0061】図17に示す実施例は図12の実施例にお
ける上流側から2段目と4段目の壁設置型スプレノズル
4の代わりに塔内設置型スプレノズル26を配置したも
のである。その他の点に関しては図11および図12に
示した前記実施例と同一であるため説明は省略する。
【0062】図17の実施例では壁設置型スプレノズル
4と塔内設置型スプレノズル26を交互に配置してい
る。この場合、壁設置型スプレノズル4の部分で吹き抜
けようとするガスを一段ごとに配置された塔内設置型ス
プレノズル26によって確実に整流できるため、ガスの
吹き抜けによる脱硫性能の低下を抑制する効果としては
最も大きい。
【0063】図18に示す実施例は図12の実施例にお
ける最下流段の塔内設置型スプレノズル26の向きを、
ガスの流れとほぼ同じ並流に配置したものである。その
他の点に関しては図11および図12に示した前記実施
例と同一であるため説明は省略する。
【0064】図18に示す実施例のように塔内設置型ス
プレノズル26を並流方向に配置すると、スプレ運動量
が低下してガスに対する抵抗が減少するため、ガスの吹
き抜けを防止する効果は若千低下するが、逆にガスの圧
力損失は低くなるため、ファン動力を下げることができ
る。
【0065】なお、図18に示す実施例と同様に図16
ならびに図17に示す実施例における塔内設置型スプレ
ノズル26の向きをすべて並流にしても良い。
【0066】図19に示す実施例は図16に示す実施例
における最下流段の塔内設置型スプレノズル26はその
ままにして最上流段の塔内設置型ズプレノズル26の向
きを並流にしたものである。その他の点に関しては図1
6に示した前記実施例と同一であるため説明は省略す
る。
【0067】図19に示す実施例では向流の塔内設置型
スプレノズル26と並流の塔内設置型スプレノズル26
とを組合わせている。この場合、図16の実施例に比べ
ると並流の塔内設置型スプレノズル26の部分でのガス
の整流効果は若干低下するものの、ガスの圧力損失を低
くすることができ、ファン動力を下げることができる。
【0068】なお、図19に示す実施例と同様に図16
ならびに図17に示す実施例における塔内設置型スプレ
ノズル26の向きを並流と向流で組合わせても良い。
【0069】また、図11〜図19に示した実施例では
ガスは水平方向に流れているが、排ガス流路におけるガ
ス流れ方向は、鉛直方向あるいは斜め方向であっても本
発明を適用することは可能である。また、上記実施例で
はスプレ段数を4段または6段にしているが、本発明の
スプレ段数は6段以下あるいは6段以上にしても良い。
【0070】
【発明の効果】以上述べたごとく、本発明によれば、排
ガス流路のガス流れに直交する方向での吸収液のスプレ
運動量が異なるスプレノズルを組合わせ、ガスが吹き抜
けやすい位置をスプレ段ごとに変化させることで、局部
的なガスの吹き抜けを防止でき、高い脱硫性能を得るこ
とができる。
【0071】また、本発明によれば、従来の壁設置型ス
プレノズルに塔内設置型スプレノズルを組合わせること
で、局部的なガスの吹き抜けを防止でき、高い脱硫性能
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例に係るサイドスプレ型湿式排
煙脱硫装置のガス流れ方向の縦断面図である。
【図2】 図1におけるA−A’線断面矢視図である。
【図3】 排ガス流路のスプレ部でのガス流速およびス
プレ運動量の分布図である。
【図4】 従来技術と本実施例における脱硫性能を比較
した比較図である。
【図5】 本発明の一実施例を示すもので、高圧スプレ
ノズルの配置を変えたサイドスプレ型湿式排煙脱硫装置
の縦断面図である。
【図6】 本発明の一実施例を示すもので、吸収液の噴
射角の大きいスプレノズルと組合わせたサイドスプレ型
湿式排煙脱硫装置の縦断面図である。
【図7】 本発明の一実施例を示すもので、大容量スプ
レノズルと組合わせたサイドスプレ型湿式排煙脱硫装置
の縦断面図である。
【図8】 本発明の一実施例を示すものでスプレノズル
の個数を変えたサイドスプレ型湿式排煙脱硫装置の縦断
面図である。
【図9】 本発明の一実施例を示すもので、図9は図8
におけるB一B’線断面矢視図である。
【図10】 本発明の一実施例を示すもので、丸型の排
ガス流路の断面図である。
【図11】 本発明の一実施例を示すもので、サイドス
プレ型湿式排煙脱硫装置のガス流れ方向の縦断面図であ
る。
【図12】 図11における排ガス流路のスプレ部の詳
細図である。
【図13】 図12におけるA−A’線断面矢視図であ
る。
【図14】 図11における排ガス流路のスプレ部での
ガス流速およびスプレ運動量の分布図である。
【図15】 従来技術と本実施例における脱硫性能を比
較した比較図である。
【図16】 本発明の一実施例を示すもので、塔内設置
型スプレノズルをスプレ部の最上流側と最下流側に配置
したサイドスプレ型湿式排煙脱硫装置におけるスプレ部
の詳細図である。
【図17】 本発明の一実施例を示すもので、すべての
壁設置型スプレノズルの後流側に塔内設置型スプレノズ
ルを配置したサイドスプレ型湿式排煙脱硫装置における
スプレ部の詳細図である。
【図18】 本発明の一実施例を示すもので、スプレ部
の最下流側に配置された塔内設置型スプレノズルを並流
にしたサイドスプレ型湿式排煙脱硫装置におけるスプレ
部の詳細図である。
【図19】 本発明の一実施例を示すもので、最上流側
の塔内設置型スプレノズルを並流にしたサイドスプレ型
湿式排煙脱硫装置におけるスプレ部の詳細図である。
【図20】 従来技術を示すもので従来技術の湿式排煙
脱硫装置の縦断面図
【図21】 従来技術を示すもので、図20におけるC
一C’断面矢視図である。
【符号の説明】
1 吸収塔本体 2 入口ダクト 3 出口ダクト 4 スプレノズル 5 吸収液循環ポンプ 6 循環タンク 7 攪拌機 8 空気吹込み管 9 ミストエリミネータ 10 吸収液抜き
出し管 11 スプレヘッダー 12 排ガス流路 21 高圧循環ポンプ 22 高圧スプレ
ヘッダー 23 高圧スプレノズル 24 大噴射角ス
プレノズル 25 大容量スプレノズル 26 塔内設置型
スプレノズル 27 塔内設置型スプレヘッダー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉川 博文 広島県呉市宝町3番36号 バブコック日立 株式会社呉研究所内 (72)発明者 谷口 憲昭 広島県呉市宝町6番9号 バブコック日立 株式会社呉工場内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排ガス流路の壁面近傍にスプレノズルを
    配置するとともに、排ガス流路のガス流れ方向に少なく
    とも一段のスプレ段を設置し、スプレノズルから噴射さ
    れる吸収液と排ガスを接触させて排ガス中の硫黄酸化物
    を除去する湿式排煙脱硫装置において、 前記排ガス流路の壁近傍に配置したスプレノズルはスプ
    レ運動量の異なる複数の種類のスプレノズルによって構
    成したことを特徴とする湿式排煙脱硫装置。
  2. 【請求項2】 前記スプレ運動量の異なるスプレノズル
    は互いにスプレ圧力の異なるスプレノズルで構成される
    ことを特徴とする講求項1記載の湿式排煙脱硫装置。
  3. 【請求項3】 前記スプレ運動量の異なるスプレノズル
    は互いにスプレ噴射角の異なるスプレノズルで構成され
    ることを特徴とする請求項1または2記載の湿式排煙脱
    硫装置。
  4. 【請求項4】 前記スプレ運動量の異なるスプレノズル
    は互いにスプレ流量の異なるスプレノズルで構成される
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の
    湿式排煙脱硫装置。
  5. 【請求項5】 スプレノズルを排ガス流路の相対向する
    両側の壁近傍にそれぞれ配置し、各々のスプレ段毎に相
    対向するスプレノズルのスプレ運動量が互いに異なるよ
    うに配置したことを特徴とする請求項1ないし4のいず
    れかに記載の湿式排煙脱硫装置。
  6. 【請求項6】 スプレノズルを排ガス流路の相対向する
    両側の壁近傍に配置し、同一側壁面での少なくとも一ス
    プレ段毎に隣接するスプレ段のスプレノズルのスプレ運
    動量が互いに異なるように配置したことを特徴とする請
    求項1ないし5のいずれかに記載の湿式排煙脱硫装置。
  7. 【請求項7】 前記スプレ運動量の異なるスプレノズル
    は同一スプレ流量のスプレノズルを有するスプレ段数が
    相対向する両側の壁面で互いに異るように構成されるこ
    とを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の湿
    式排煙脱硫装置。
  8. 【請求項8】 排ガス流路の相対向する両側の壁近傍に
    配置したスプレノズルのうち、一方の側壁面に配置した
    各スプレ段のスプレノズルのスプレ運動量が、他方の側
    壁面に配置した各スプレ段のスプレノズルのスプレ運動
    量とは異なるスプレノズルによって構成したことを特徴
    とする請求項1ないし7のいずれかに記載の湿式排煙脱
    硫装置。
  9. 【請求項9】 排ガス流路の相対向する側壁面近傍に配
    置されたスプレノズルから噴射される吸収液同士が交錯
    する位置をスプレ段ごとに変えることを特徴とする請求
    項1ないし8のいずれかに記載の湿式排煙脱硫装置。
  10. 【請求項10】 排ガス流路の壁面近傍にスプレノズル
    を配置するとともに、排ガス流路のガス流れ方向に少な
    くとも一段のスプレ段を設置し、スプレノズルから噴射
    される吸収液と排ガスを接触させて排ガス中の硫黄酸化
    物を除去する湿式排煙脱硫装置において、 前記壁面近傍に配置した壁設置型スプレノズルの他にガ
    ス流れに直交する面に塔内設置型スプレノズルを点在さ
    せたスプレ段を少なくとも一段設置することを特徴とす
    る湿式排煙脱硫装置。
  11. 【請求項11】 塔内設置型スプレノズルを排ガス流路
    の最下流スプレ段に設けたことを特徴とする請求項10
    記載の湿式排煙脱硫装置。
  12. 【請求項12】 塔内設置型スプレノズルを排ガス流路
    の最上流スプレ段と最下流スプレ段に設けたことを特徴
    とする請求項10記載の湿式排煙脱硫装置。
  13. 【請求項13】 塔内設置型スプレノズルが配置される
    スプレ段を排ガス流路の壁面近傍に配置されるスプレノ
    ズルが配置されるスプレ段と排ガス流路のカス流れ方向
    に交互に配置したことを特徴とする請求項10記載の湿
    式排煙脱硫装置。
  14. 【請求項14】 塔内設置型スプレノズルの吸収液のス
    プレ方向を排ガスの流れ方向に対して向流、並流または
    向流と並流の組み合わせた方向に向けたことを特徴とす
    る請求項10ないし13のいずれかに記載の湿式排煙脱
    硫装置。
  15. 【請求項15】 鉛直方向にガスが流れる排ガス流路ま
    たは水平方向を含み、鉛直でない方向にガスが流れる排
    ガス流路を備えたことを特徴とする請求項1ないし14
    のいずれかに記載の湿式排煙脱硫装置。
JP8120420A 1996-05-15 1996-05-15 湿式排煙脱硫装置 Pending JPH09299745A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020044845A (ko) * 2000-12-07 2002-06-19 백대현 오염물질 제거장치
CN105263603A (zh) * 2013-06-06 2016-01-20 株式会社Ihi 脱硫装置
CN107376628A (zh) * 2017-09-20 2017-11-24 大唐环境产业集团股份有限公司 一种适用于多工况的调整型脱硫吸收塔

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US9446345B2 (en) 2013-06-06 2016-09-20 Ihi Corporation Desulfurization device
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