JPH09300511A - 保温材 - Google Patents

保温材

Info

Publication number
JPH09300511A
JPH09300511A JP13957496A JP13957496A JPH09300511A JP H09300511 A JPH09300511 A JP H09300511A JP 13957496 A JP13957496 A JP 13957496A JP 13957496 A JP13957496 A JP 13957496A JP H09300511 A JPH09300511 A JP H09300511A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat insulating
insulating material
film
waterdrops
strawberry
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP13957496A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshikatsu Mizukami
義勝 水上
Mitsuo Nagao
光男 長尾
Katsumi Agari
勝美 上利
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aglis Co Ltd
Kanebo Ltd
Original Assignee
Aglis Co Ltd
Kanebo Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aglis Co Ltd, Kanebo Ltd filed Critical Aglis Co Ltd
Priority to JP13957496A priority Critical patent/JPH09300511A/ja
Publication of JPH09300511A publication Critical patent/JPH09300511A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)
  • Protection Of Plants (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】農業用保温材、特に苺栽培用の吸水性保温材を
廉価に供給する。 【解決手段】多孔性フィルムと不織布が積層され、フィ
ルム面に滴下した水滴の吸収速度が60秒以内である保
温材。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明の保温材は農業用保温
材、特に苺栽培用の保温材に関する。
【0002】
【従来の技術】農業用保温材としては既にフィルム、不
織布等が多く使用されている。例えば特開昭59ー16
6021号公報に苺、トマト等の栽培促進用積層フィル
ムが提案されている。しかし、このフィルムは除草効果
と保温効果があるが、透水性はない。このように一般に
使用されている保温材フィルムは透水性が全くないのが
通例である。フィルムに微細な孔を開け、透湿性を付与
したものもあるが、廉価なフィルムはそれ自体が親水性
に欠けるものが多く、透水性は殆どない。素材自体が親
水性のフィルムは高価なものが多く、大量に消費する農
業資材としては経済的には不適である。
【0003】不織布に親水性を付与することはフィルム
よりは容易であるが、保温性に関してはフィルムに劣る
欠点がある。また、一度吸収した水分がそのまま残り、
湿潤状態のままになる欠点がある。
【0004】苺の温室栽培の際に夜露が結露し、苺に付
着すると苺を損傷することが知られている。従って、結
露して滴下した夜露が速やかに苺に触れなくなると苺の
歩留りが向上し、経済的に有利である。
【0005】また、苺の色付きは環境の温度に微妙に左
右され、1℃温度が高いと苺の色付きは大きく異なるこ
とが知られている。苺の色付きは苺の品質を決定する上
で非常に重大な要素であり、価格に直接影響する。従っ
て、保温効果が良いと苺栽培農家にとって経済的に有利
である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は農業用
保温材、特に苺栽培用の吸水性保温材を廉価に供給する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは各種フィル
ムと不織布との組み合わせを試み、保温材の保温効果と
吸水性を研究した結果、本発明の完成に至った。本発明
は多孔性フィルムと不織布が積層され、フィルム面に滴
下した水滴の吸収速度が60秒以内であることを特徴と
する保温材である。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明に使用する多孔性のフィル
ムは厚さの薄い方が経済的に有利であり、積層が可能で
ある5μ以上であれば良い。フィルムの材料はポリオレ
フィンが経済的には有利であり、例えばポリエチレン、
ポリプロピレンが好ましい。ポリエチレンテレフタレー
ト、ナイロン、セロファン等のフィルムもあるが、ポリ
オレフィンに比べると高価である。
【0009】フィルムの孔は、10〜1500μ程度の
平均直径であるものが好ましい。より好ましくは100
〜500μである。平均直径が小さいと結露した露の吸
収速度が小さくなる。平均直径が大きくなり過ぎるとフ
ィルムの保温効果が低下する。
【0010】孔の数は平均直径によっても異なるが、1
個/cm2 以上が好ましい。より好ましくは10個/c
2 以上である。孔の密度が小さすぎると水滴が残る恐
れがある。
【0011】フィルムの色は黒色が好ましい。日中の太
陽光を良く吸収するためには黒色が最も好ましい。ま
た、不織布よりフィルムが表面材である方が太陽光を良
く吸収するため好ましい。食品にフィルムが直接触れる
ことがあるため、安全上、フィルムは原着が好ましい。
同じ意味で、フィルムの下の不織布も黒色が好ましい。
フィルムが薄いとフィルムを通過して下の不織布の色が
見えるためである。
【0012】フィルムと不織布の接着は熱接着であるこ
とが安全上好ましい。接着剤を使用すると接着剤の溶剤
等が食品に触れる恐れがある。同じ意味で不織布の製造
方法もサーマルボンディングが好ましい。サーマルボン
ディングはスパンボンドやバインダー繊維を使用する不
織布の製造方法で使用されている。スパンボンドは大量
生産に適しているため原着を生産することは経済的には
不利であることが多い。従って、バインダー繊維を使用
することが経済的には有利である。バインダー繊維も原
着であることが好ましい。
【0013】疎水性のフィルム、例えばポリエチレンフ
ィルム等は接着や親水性が良くなるように放電加工のよ
うな表面加工を行っても良い。
【0014】バインダー繊維としては一般的な低融点成
分と高融点成分を複合した芯鞘、またはサイドバイサイ
ドの複合繊維のバインダー繊維を使用すると良い。例え
ば低融点成分がポリオレフィンで高融点成分がポリエチ
レンテレフタレートである鐘紡(株)製のベルコンビ6
080タイプや低融点成分がポリエチレンで高融点成分
がポリプロピレンであるチッソ(株)のESタイプ等が
ある。バインダー繊維は通常10重量%以上混合して使
用されるが、強度的には15重量%以上混合して使用す
ると好ましい。
【0015】不織布の他の繊維は一般的な繊維で良い。
例えば天然繊維、コットン、麻、羊毛等があるが、食品
に使用するため再生繊維、例えばレーヨン、アセテート
等が好ましく、価格的には合成繊維、例えばポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート等が
好ましい。
【0016】不織布の吸水性を向上させる方法として
は、親水性の油剤を大量に付与する方法がある。また、
親水性の大きい繊維、例えば鐘紡(株)製のポリアクリ
ル酸ナトリウム塩の架橋物からなる繊維、ベルオアシス
(商標名)を1〜10%混合すると飛躍的に親水性が向
上するため好ましい。ベルオアシスの混合量が1重量%
に満たない場合には、繊維の混合が不十分となりやす
く、吸水速度のムラが大きくなる。また、10重量%以
上混合しても吸水速度は余り大きな向上を認められず、
上記の繊維が高価なことを配慮すると経済的には好まし
くない。効果と経済性の兼ね合いでより好ましい混合量
は3〜5重量%である。
【0017】不織布とフィルムの積層した厚さは余り大
きすぎると断熱効果が大きくなり、地熱の伝熱が悪くな
るため好ましくない。また、巻き上げる長さが短くなり
敷設する際の作業が増加し、好ましくない。適当な厚さ
が好ましく、素材等により異なるが概ね0.3〜3mm
程度が好ましい。より好ましくは0.5〜1.5mmで
ある。
【0018】同じ意味で不織布の目付は20〜250g
/m2 程度が好ましい。より好ましくは50〜150g
/m2 である。不織布には食品衛生上、問題のない範囲
で遠赤外線放射綿、抗菌綿、防黴綿等を使用しても良
い。
【0019】本発明の保温材の水滴の吸収速度は平均値
が60秒以内である。60秒を越えると部分的なムラの
ため吸収速度が著しく遅くなったり、部分的には完全に
吸収しなくなったりする可能性がある。好ましくは20
秒以内、より好ましくは10秒以内である。吸収速度は
大きい程好ましい。
【0020】本発明で言う水滴の吸収速度は市販の50
mlのビュレットを10cmの高さに設置し、イオン交
換水を1滴滴下して肉眼で判断し、水滴が吸収される時
間を測定した。10cm角毎に測定し、幅方向と機械方
向で各10点測定した。
【0021】
【発明の効果】本発明の保温材は結露した水滴の吸収速
度が大きいため、苺に滴下した水滴を速やかに除去する
効果に優れている。従って、苺の損傷率が低下し、歩留
りが向上する。また、地熱の輻射熱の吸収が良く、断熱
効果と伝熱が良く調和しているため、トータル保温効果
に優れている。従って、保温材表面の温度を高く維持す
ることができ、苺の色付が良くなり、苺の付加価値が向
上する。
【0022】また、苺の花弁が散った後、吸水性のない
フィルムの場合は花弁が、水が付着しているフィルムに
付着して強固に接着し、この付着した花弁を除去するた
めにエアで吹き飛ばすことができなかった。しかし、本
発明の保温材を使用すると夜露等の水分がフィルム表面
に残存しないため、花弁の付着がなく、容易に花弁をエ
アで除去することができる。この花弁の付着は水分の付
着に繋がり、灰色カビの発生の原因となり、また、苺に
付着すると苺の品質を大きく阻害する原因となる。
【0023】
【実施例】
実施例1 鐘紡(株)製の黒原着バインダー繊維2d、51mmを
100%使用した目付100g/m2 、厚さ1.2mm
のサーマルボンド不織布に親水性を向上させるため、植
物油成分から製造した親水性の油剤を0.5重量%スプ
レーして乾燥した。
【0024】この不織布と厚さが15μの黒色の放電加
工により親水性を向上した低密度ポエチレンフィルムに
10個/cm2 の密度で、孔径約400μの入り口径、
約200μの出口径の孔を熱針によりフィルムに開ける
と同時に熱融着により、不織布と積層しつつ貼り合わ
せ、本発明の保温材を製造した。
【0025】この保温材の水滴の平均吸収速度は32秒
であった。また、最大吸収速度は43秒であった。また
十分に吸水させた後、指で抑えても、フィルム面に水が
逆流してくることはなかった。
【0026】苺の畝は一般的に使用される黒色低密度ポ
リエチレンフィルムが被覆してある。テストとしてこの
保温材を温室栽培の苺の畝の苺の間に重ねて敷き、その
上に苺が結実するように設置した。夜間に結露して水滴
が落下し、苺が傷んだが、翌日収穫したテスト品の苺の
歩留りは通常品と比較すると38%向上した。また、上
記の不織布のみを重ねて敷いた場合の歩留り向上率は8
%であり、本発明の保温材の効果は顕著であった。
【0027】また、保温材の夜間の表面温度は深さ2c
mの地温より低下した時、通常品に比べて平均して1.
8℃高く、また不織布のみと比較しても1.4℃高かっ
た。このため苺の色付が通常品や不織布のみの比較品に
比べて良く、苺の品質が大幅に向上した。
【0028】実施例2 実施例1と同様にして不織布の綿の調合のみを変更し、
製造した保温材の吸水速度を測定し、その結果を表1に
示した。ベルオアシスは鐘紡(株)製のゲル強度強化タ
イプの9d、51mmを使用した。
【0029】
【表1】
【0030】実施例3 実施例2のNo.3と同様にしてバインダーの混率を1
0、15重量%に変更し、バインダーに替わる部分をレ
ギュラーポリエステル黒原着綿SD1.5d、51mm
を使用した。
【0031】バインダーの混率が10重量%の不織布は
引っ張り強力が小さく、フィルムとの張り合わせ時の取
扱いに注意を必要としたが、バインダーの混率が15重
量%の不織布は引っ張り強力が十分にあり、フィルムと
の張り合わせ時の取扱いは容易であった。これら本発明
の保温材の平均吸水速度は、それぞれ18秒、17秒と
バインダー繊維の混率には影響されなかった。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多孔性フィルムと不織布が積層され、フ
    ィルム面に滴下した水滴の吸収速度が60秒以内である
    保温材。
  2. 【請求項2】 多孔性フィルムが黒色に着色している請
    求項1に記載の保温材。
  3. 【請求項3】 請求項1および2に記載の保温材を苺の
    内成り栽培の際の苺の下敷きに使用する温室栽培方法。
JP13957496A 1996-05-08 1996-05-08 保温材 Pending JPH09300511A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13957496A JPH09300511A (ja) 1996-05-08 1996-05-08 保温材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13957496A JPH09300511A (ja) 1996-05-08 1996-05-08 保温材

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09300511A true JPH09300511A (ja) 1997-11-25

Family

ID=15248440

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13957496A Pending JPH09300511A (ja) 1996-05-08 1996-05-08 保温材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09300511A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014014305A (ja) * 2012-07-09 2014-01-30 Unitika Ltd 農業用マルチシートおよびその使用方法
WO2025057491A1 (ja) 2023-09-11 2025-03-20 古河電気工業株式会社 結露水の滴下防止または滴下抑制用保温カバー部材、その他熱交配管被覆部材とダクト被覆部材、これらを用いた配管構造とダクト被覆構造、電気機器ボックス被覆構造、前記保温カバー部材に用いる不織布及びその不織布の保温カバー部材への使用方法、並びに前記保温カバー部材の熱交配管被覆部材を含む各種被覆部材への使用方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014014305A (ja) * 2012-07-09 2014-01-30 Unitika Ltd 農業用マルチシートおよびその使用方法
WO2025057491A1 (ja) 2023-09-11 2025-03-20 古河電気工業株式会社 結露水の滴下防止または滴下抑制用保温カバー部材、その他熱交配管被覆部材とダクト被覆部材、これらを用いた配管構造とダクト被覆構造、電気機器ボックス被覆構造、前記保温カバー部材に用いる不織布及びその不織布の保温カバー部材への使用方法、並びに前記保温カバー部材の熱交配管被覆部材を含む各種被覆部材への使用方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5048228A (en) Composite agrotextile and its applications
RU2543602C2 (ru) Войлок из сверхабсорбирующего полимера и способ его изготовления
US3839139A (en) Light-occluding and water-permeable sheet
CN103732054B (zh) 农业用被覆材
CN209332502U (zh) 一种设置有细旦纤维中间层的高蓬松无纺布与复合芯体
AU2004208679A1 (en) Absorbent article
CA2526817A1 (en) Absorbent pads
JPH09300511A (ja) 保温材
JPWO2018025676A1 (ja) 不織布シート
JPWO2018016646A1 (ja) 不織布シート
JPH09309184A (ja) 吸収材
KR101133258B1 (ko) 나무 동해방지용 피복 부직포
JP4596676B2 (ja) マルチ資材
JPS6344820A (ja) 植物を直接被覆する保護シ−ト
KR101352535B1 (ko) 친환경 방초 시트 및 그의 제조 방법
JP2006334997A (ja) マルチシート
JP3795956B2 (ja) 農園芸用給水性不織布マット
JP2619313B2 (ja) 遮熱用被覆材及びその製造方法
KR101383936B1 (ko) 과수 수목의 가지 및 주간 보호용 보온시트
JPS6023154Y2 (ja) 複合構造体
JP3676836B2 (ja) 給水シート
JP4717673B2 (ja) 吸水・保水シート
AU2012203383A1 (en) A horticultural mat
JPH0578303B2 (ja)
JP4060284B2 (ja) 壁面緑化用人工土壌シート

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041126

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041207

A02 Decision of refusal

Effective date: 20050405

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02