JPH09300541A - 表面保護フィルム - Google Patents
表面保護フィルムInfo
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- JPH09300541A JPH09300541A JP8114995A JP11499596A JPH09300541A JP H09300541 A JPH09300541 A JP H09300541A JP 8114995 A JP8114995 A JP 8114995A JP 11499596 A JP11499596 A JP 11499596A JP H09300541 A JPH09300541 A JP H09300541A
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Abstract
上に、紫外線吸収型アクリル系樹脂と熱接着性樹脂を主
成分とする被覆層を設けてなることを特徴とする表面保
護フィルム。 【効果】紫外線遮断性、熱ラミネート性等に優れる表面
保護フィルムを提供できる。
Description
に関するものである。詳しくは、耐久性、熱ラミネート
性等に優れた表面保護フィルムに関する。
かし各種基材の表面保護フィルムとして多様に用いられ
ている。中でも、フィルム表面上に熱接着性樹脂層を設
けた表面保護フィルムは、接着が非常に短い時間で達成
できることから生産性に優れ、しかも、経済的にも有効
な表面保護材料として広く知られている。しかし、かか
る表面保護フィルムによっては屋外等に適用された場
合、熱接着層及び被保護材を紫外線による劣化や退色等
から未然に防ぐために、熱接着層に紫外線遮断性が必要
とされる。更には、表面保護フィルムには各種基材と容
易に、しかも強固に接着し、その耐久性に優れることも
要求される。
保護フィルムとしては、基材フィルム表面上に各種の紫
外線吸収剤を含む熱接着性樹脂層、例えばエチレン−エ
チルアクリレート樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合樹
脂、ポリエステル共重合樹脂等を押出しラミネート法や
塗布法等で形成した表面保護フィルムが知られている。
表面保護フィルムにおいては、熱接着性樹脂と紫外線吸
収剤との組合わせが難しく、誤ると相溶性の悪さから被
覆層の白濁化を生じたり、経時と共に紫外線吸収剤が表
層に析出し飛散することから充分な耐久性が得られない
等の欠点がある。また、熱接着性樹脂中の紫外線吸収剤
の高濃度化は均一分散性の悪化と透明性や熱接着性の低
下を誘発し易いことから、充分な紫外線遮断性を得るに
は被覆層自体を厚くする必要がある。
表面保護フィルムの紫外線遮断性に優れ、しかも優れた
熱ラミネート性を有する表面保護フィルムを提供するこ
とを目的とする。
表面保護フィルムは、プラスチックフィルムの少なくと
も一表面上に、紫外線吸収型アクリル系樹脂と熱接着性
樹脂を主成分とする被覆層を設けたものからなる。
チックフィルムとしては、プラスチックフィルムであれ
ばどのようなものであってもよいが、代表的なものとし
てポリオレフィンフィルム、ポリスチレンフィルム、ポ
リエステルフィルム、ポリカーボネートフィルム、トリ
アセチルセルロースフィルム、セロハンフィルム、フッ
素フィルム、ポリアミドフィルム、ポリイミドフィル
ム、ポリフェニレンスルフィドフィルム、ポリエーテル
イミドフィルム、ポリエーテルスルホンフィルム、ポリ
スルホンフィルム、ポリアクリロニトリルフィルム、ポ
リ酢酸ビニルフィルム、ポリエーテルエーテルケトンフ
ィルム等の単体或いは複合体を用いることができる。
ポリエステルフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリ
フェニレンスルフィドフィルム、フッ素フィルムの単体
或いは複合体を用いるのが好ましく、中でも耐候性、防
汚性等に優れるフッ素フィルムが特に好ましい。
ず、各種のものを用いることができる。代表的なものと
して4フッ化エチレン重合体、エチレン−4フッ化エチ
レン共重合体、4フッ化エチレン−6フッ化プロプレン
共重合体、4フッ化エチレン−パーフルオロアルキルビ
ニルエーテル共重合体、2フッ化ビニリデン重合体、3
フッ化エチレン重合体、1フッ化エチレン重合体、塩化
3フッ化エチレン重合体等やこれらの共重合体や混合体
等を用いることができる。しかし機械的特性、製膜性、
加工適性等の面から4フッ化エチレン−6フッ化プロピ
レン共重合体、エチレン−4フッ化エチレン共重合体を
用いるのが好ましく、中でもエチレン−4フッ化エチレ
ン共重合体を主成分としたものが特に好ましい。尚、主
成分とは、そのものが樹脂成分中50%以上であるもの
をいい、より好ましくはそのものが70%以上であるも
のであり、適宜、他の物質を含有してもよい。添加する
樹脂は特に限定されないが、例えばポリオレフィン系樹
脂、アクリル系樹脂等を用いることができる。
じて、本発明の効果を損わない量で適宜な添加剤、例え
ば、耐熱安定剤、耐酸化安定剤、耐候安定剤、紫外線吸
収剤、顔料、染料、無機又は有機の微粒子、分散剤、カ
ップリング剤、充填剤等を配合してもよい。さらに、プ
ラスチックフィルムは未配向、一軸配向、二軸配向のい
ずれでも用い得るが、機械的強度が要求される場合には
配向フィルムが望ましい。
されず、1〜500μm程度の範囲から所望特性に応じ
て適当な厚みを設定することができる。また、プラスチ
ックフィルムの表面粗さや光学的特性等についても、特
に限定されず、要求特性を勘案して、適切に所望の値に
設定すればよい。
表面に表面処理や下塗り処理を施すことによって、被覆
層との密着性、耐水性、耐溶剤性等が改良されるのでよ
り好ましく使用できる。表面処理としては、例えばコロ
ナ放電処理(空気中、窒素中、炭素ガス中等)、プラズ
マ処理(高圧、低圧)、アルカリ金属溶液処理、高周波
スパッタエッチング処理等をすることができる。
限定されず、所望の値とすることができるが、処理強度
の目安として、JIS−K−6768に基づいて測定し
たフィルムの表面漏れ指数は35dyn/cm以上が好
ましく、更に好ましくは40dyn/cm以上とするの
が望ましい。
ル樹脂と熱接着性樹脂を主成分とする層である。主成分
とする層とは、そのものが被覆層中50重量%以上であ
るものを指し、適宜他の物質を添加してもよい。本発明
においては、かかる被覆層が、前記フィルム支持体の少
なくとも一表面に設けられる。
樹脂とは、紫外線吸収能を有する反応性ベンゾフェノン
系化合物或いは反応性ベンゾトリアゾール系化合物と重
合性不飽和基を有するアクリル系モノマーとの共重合体
樹脂である。
いはベンゾトリアゾール系化合物とは、いずれも分子内
に共重合が可能な不飽和基を有するモノマーであり、反
応性ベンゾフェノン系化合物としては、例えば、2−ヒ
ドロキシ−4−メタクリルオキシベンゾフェノン、2−
ヒドロキシ−4−(2−ヒドロキシ−3−メタクリルオ
キシ)プロポキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4
−(2−メタクリルオキシ)エトキシベンゾフェノン、
2−ヒドロキシ−4−ビニルオキシカルボニルメトキシ
ベンゾフェノン等が挙げられ、反応性ベンゾトリアゾー
ル系化合物としては、例えば2−(2′−ヒドロキシ−
3′−第三ブチル−5′−メチルフェニル)−5−
(2″−メタクリロイルオキシエチル)ベンゾトリアゾ
ール、2(2′−ヒドロキシ−5′−メチルフェニル)
−5−(2″−メタクリロイルオキシエチル)ベンゾト
リアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−5′−メタクリ
ルオキシエチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾー
ル、2−(2′−ヒドロキシ−5′−メタクリルオキシ
エチルフェニル)−5−クロロ−2H−ベンゾトリアゾ
ール等が挙げられる。
キル基)で示されるアルキルアクリレート、およびアル
キルメタクリレート、アクリル酸、メタクリル酸、β−
ヒドロキシアクリレート、β−ヒドロキシメタクリレー
ト、β−ヒドロキシプロピルアクリレート、β−ヒドロ
キシプロピルメタクリレート、ポリオキシエチレングリ
コールモノメタクリレート、ポリエチレンポリテトラメ
チレンエーテルグリコールモノメタクリレート、ジメチ
ルアミノエチルメタクリレート、ジエチルアミノエチル
メタクリレート、アクリルアミド、メタクリルアミド、
N−メチルメタクリルアミド、N−n−ブトキシメチル
アクリルアミド、アシッドホスホオキシエチルメタクリ
レート、3−クロロ−2−アシッドホスホオキシプロピ
ルメタクリレート、3−クロロ−2−ヒドロキシプロピ
ルメタクリレート、グリシジルアクリレート、グリシジ
ルメタクリレート、テトラヒドロフルフリルアクリレー
ト、テトラヒドロフルフリルメタクリレート、メトキシ
ポリエチレングリコールモノメタクリレート、3−アク
リルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸、N−メチ
ロールアクリルアミド、N−メチロールメタクリルアミ
ド、ポリオキシエチレングリコールジメタクリレート、
1,3−ブチレングリコールジメタクリレート、1,6
−ヘキサンジオールジメタクリレート、トリメチロール
プロパントリアクリレート、トリメチロールプロパント
リメタクリレート、ジブロムネオペンチルグリコールジ
メタクリレート、テトラメチロールメタントリアクリレ
ートなどから選ばれた少なくとも1種以上が挙げられ
る。中でも、その重合性や塗膜特性等の点でアルキルメ
タクリレート、アルキルアクリレートが好ましく、例え
ばメチルメタクリレート、エチルアクリレートを例示す
ることができる。更には基材との密着性の点でカルボキ
シル基、メチロール基含有アクリルモノマーの適用が好
ましい。
面では、反応性ベンゾフェノン系化合物として、2−ヒ
ドロキシ−4−メタクリルオキシベンゾフェノン或いは
2−ヒドロキシ−4−(2−メタクリルオキシ)エトキ
シベンゾフェノン、反応性ベンゾトリアゾール化合物と
して、2−(2′−ヒドロキシ−5′−メタクリルオキ
シエチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール或いは
2−(2′−ヒドロキシ−5′−メタクリルオキシエチ
ルフェニル)−5−クロロ−2H−ベンゾトリアゾール
とアクリル系モノマーとしてメタクリル酸メチルとの組
み合わせを主体としたものが特性面で好ましい。また、
アクリル系モノマーは20重量%以上80重量以下含有
させた場合、透明性、塗膜特性が優れるのでより好まし
い。
樹脂はガラス転移温度(Tg1)が30〜90℃が好ま
しく、40〜80℃の範囲にあるものが取扱い性、熱接
着性樹脂との相溶性、熱接着性等の点でより好ましい。
或いは有機溶媒体としても用い得るが、有機溶媒体の場
合は、有機溶媒として、例えば周知のアルコール系、カ
ルボン酸エステル系、ケトン系、脂肪族炭化水素、脂環
式又は芳香族炭化水素系及びこれらの混合系が挙げら
れ、塗布性等に悪影響を及ぼさないものの選択が好まし
い。
性樹脂、或いはそれらの混合体、さらには、低分子量の
パラフィン等を添加した樹脂で、加熱すると溶融し、冷
却すると固化する熱接着性樹脂からなる層であり、具体
的には、例えばエチレン及びその共重合体としてのエチ
レン−酢酸ビニル共重合樹脂、エチレン−アクリレート
共重合樹脂やアイオノマー樹脂、酢酸ビニル及びその共
重合体系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹
脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリウレタン系樹脂、塩化
ビニル系樹脂、ポリメタクリル系樹脂、ポリエステルウ
レタン系樹脂等が例示されるが、中でも、本発明におい
てはポリエステル系樹脂、ポリエステルウレタン系樹
脂、塩化ビニル系樹脂、ポリメタクリル系樹脂の適用が
より好ましい。 ここでポリエステル系樹脂としては、
テレフタル酸系ポリエステルをベースとして、これに種
々の成分を共縮合したものが好ましく挙げられる。
独樹脂の他に塩化ビニルと共重合可能な単量体、例えば
酢酸ビニル、エチレン、プロピレン、アクリル酸エステ
ル、メタアクリル酸エステル等を40重量%以下の量で
共重合させた樹脂、更には前述樹脂に100重量部に対
して相溶性を有する樹脂、例えばエチレン−酢酸ビニル
共重合樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂等を3
0重量部以下の量で混合した樹脂等が挙げられる。
リメタクリル酸メチルを主体とする樹脂で、(1)ポリ
メタクリル酸メチルホモポリマー、或いは(2)メタク
リル酸或いはメタクリル酸と炭素数2〜8の脂肪族アル
コールとのエステル、又はアクリル酸或いはアクリル酸
と炭素数1〜8の脂肪族アルコールとのエステルから選
ばれた1種以上のモノマーとメタクリル酸メチルとの共
重合体でメタクリル酸メチルが60モル%以上、好まし
くは85モル%以上のもの、或いは、(3)(1)に
(2)の共重合体を50重量%、好ましくは25重量%
以下の範囲で混合したもの等が挙げられる。具体例とし
て、例えばメタクリル酸メチルエステルのホモポリマー
或いはそれとアクリル酸、メタクリル酸、或いはアクリ
ル酸、メタクリル酸のエチルエステル、ブチルエステ
ル、イソプロピルエステルなどとの共重合を挙げること
ができる。
移温度(Tg2)が0〜50℃が好ましく、5〜40℃
の範囲にあるものが特に紫外線吸収型アクリル系樹脂と
の相溶性、熱接着性等の点でより好ましい。
0μmが好ましく、5〜100μmの範囲にあるものが
被覆層の均一形成性やラミネート加工後の密着性等の点
で望ましい。また、被覆層には必要に応じて、本発明の
効果を損わない量で各種の添加剤、例えば消泡剤、塗布
性改良剤、増粘剤、可塑剤、安定剤、難燃剤、染料等を
含有せしめてもよい。
る紫外線吸収型アクリル系樹脂のガラス転移温度(Tg
1)と熱接着性樹脂のガラス転移温度(Tg2)とがT
g1>Tg2の関係にあることが被覆層の透明性、耐ブ
ロッキング性等の点で望ましい。
紫外線吸収型アクリル系樹脂(A)と熱接着性樹脂
(B)との重量混合比率(A/B)が5/95〜80/
20が好ましく、30/70〜70/30の範囲にある
ものがより好ましく、この範囲外では取扱い性や熱接着
性等が悪化し易い。
耐熱性をより良化せしめるため、被覆層が架橋されてい
るのが好ましい。架橋させるためには架橋結合剤が好ま
しく用いられる。
型アクリル系樹脂や熱接着性樹脂等に存在する官能基、
例えばヒドロキシル基、カルボキシル基、グリシジル
基、アミド基などと架橋反応し、最終的には三次元網状
構造を有する被覆層とするための架橋剤で、代表例とし
てはメチロール化或いはアルキロール化した尿素系、メ
ラミン系、アクリルアミド系、ポリアミド系樹脂、およ
びエポキシ化合物、イソシアネート化合物、アジリジン
化合物などを挙げることができる。本発明では、これら
の中でもフィルム支持体との密着性、架橋性などからイ
ソシアネート化合物の適用が好ましい。
は2種以上を併用してもよい。添加する架橋結合剤の量
は架橋剤の種類によって適宜選択されるが、通常は樹脂
固形分100重量部に対し、0.01〜50重量部が好
ましく、0.2〜30重量部がより好ましい。また架橋
結合剤には、架橋触媒を併用するとより架橋が進むため
に更に好ましい。架橋触媒としては塩類、無機物質、有
機物質、酸物質、アルカリ物質などを用いることができ
る。添加する架橋触媒の量は樹脂固形物100重量部に
対し0.001〜10重量部が好ましく、0.1〜5重
量部がより好ましい。添加剤を加えた塗剤は支持体に塗
布後、加熱、紫外線、電子線等によって架橋されるが、
通常は加熱による方法が一般的である。
ルムと他種基材とのラミネート加工時等に、粘着や滑性
不足による作業性悪化を生じた場合、被覆層に無機或い
は有機の微粒子を含有せしめることが望ましい。
鉛、酸化亜鉛、硫化亜鉛、タルク、カリオン、重量・軽
量或いは合成の炭酸カルシウム、酸化チタン、シリカ、
コロイダルシリカ、フッ化リチウム、フッ化カルシウ
ム、硫酸バリウム、アルミナ、アルミナゾル、ジルコニ
ア、リン酸カルシウム、天然或いは合成の膨潤性或いは
非膨潤性のマイカ等を用いることができ、有機粒子とし
ては、例えばポリスチレン、ポリメチルスチレン、ポリ
メトキシスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポ
リプロピレン、ポリ塩化ビニリデン、ポリメタクリレー
ト、ポリメチルメタクリレート、ポリクロルアクリレー
ト、スチレン−ジビニルベンゼン共重合体、メラミン樹
脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、フッ素樹脂等を用
いることができ、これらの中から選ばれた少なくとも1
種以上を用いることができるが、特に限定されるもので
はない。また微粒子は中空多孔質或いは非中空多孔質状
態であってもよい。さらに前記微粒子は、樹脂に対する
分散性を良化せしめるため表面にグリシジル基、メチロ
ール基等の官能基を付加させるなどの処理が施されてい
てもよい。
が好ましく、0.1〜50μmの範囲にあるものが取扱
い性、塗工性等の点でより好ましい。また、微粒子の層
内での含有量は0.1〜50重量%が好ましく、1〜2
5重量%がより好ましい。含有量がこの範囲外では、作
業性の低下を招いたり、ラミネート加工品の密着性が低
下し易い。
説明するが、かかる例に限定されるものではない。
は、製膜工程内で基体となるフィルムにあらかじめ所定
量に調整した溶液を塗布し、しかる後に乾燥する方法、
基体フィルム単膜として巻き取った後、塗布−乾燥の工
程を設ける方法等が好ましく適用できる。
ング法等を用いてもよいが、高速で薄膜コートすること
が可能であるという理由からグラビアコート法、リバー
スコート法、キッスコート法、ダイコート法、メタリン
グバーコート法が好ましい。尚、塗材濃度、塗膜乾燥条
件は特に限定されるものではないが、塗膜乾燥条件は被
覆層や基体フィルムの諸特性に悪影響を及ぼさない範囲
で行うのが望ましい。次に押出しラミネート法で被覆層
を設ける方法としては、樹脂ペレットを押出機に供給
し、溶融する温度以上、樹脂が分解する温度以下で溶融
せしめ、所定の積層厚みに基体フィルム表面上に形成す
る方法等が好ましく適用できる。
次の測定方法、評価基準による。
厚さ0.5mmの清浄な亜鉛メッキ鋼板(東洋鋼板
(株)製)を重ね合せ、ラミネータ機により温度180
℃で熱圧着した後、ショッパー試験機で剥離速度200
mm/分、剥離角度180°にて幅25mm当りの密着
力を求めた。
て、被覆層面を300時間照射処理した後、日立340
型広帯域自記分光光度計((株)日立製作所製)を用い
て、波長300〜400nm域の分光スペクトルを測定
し、以下の如く判定した。
%未満) △:やや劣る(波長300〜350nm域の光線透過率
20%以上50%未満) ×:劣る(波長300〜350nm域の光線透過率50
%以上)
℃、65RH%中で荷重500g/12cm2 をかけて
24時間後のブロッキング性を、以下に基づいて判定し
た。
て、被覆層面に300時間照射した後、該被覆層上にセ
ロハンテープ(ニチバン(株)製)を圧着させ、セロハ
ンテープを180°方向に強制剥離し層間の剥離度合を
観察し、以下の如く判定した。
−2型)を用いて測定した。
するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
FE(東レ(株)製)(実施例1)及び厚さ50μmの
ポリエステル樹脂フィルム“ルミラー”T60(東レ
(株)製)(実施例2)の片面を空気中でコロナ放電処
理し、該面にメチルエチルケトン/メチルイソブチルケ
トン(混合比1:1)を希釈溶媒とし、これにガラス転
移温度72℃の紫外線吸収型アクリル系樹脂ULS−9
35LH(一方社油脂工業(株)製)とガラス転移温度
4℃のポリエステル系熱接着性樹脂“バイロン”500
(東洋紡績(株)製)を固形分重量比50:50に混合
した濃度15重量%の均一塗材を塗布後、塗布層を12
0℃で2分間乾燥させ厚さ8μmの被覆層を有する表面
保護フィルムを得た。表面保護フィルムは表1に示した
通り、各特性に優れたものであった。
架橋結合剤としてイソシアネート化合物“コロネート”
HX(日本ポリウレタン工業(株)製)を10重量部加
えた他は、実施例1と同一手法で表面保護フィルムを得
た。表1に示したように表面保護フィルムは各特性に優
れていた。
紫外線吸収型アクリル系樹脂ULS−935LHとガラ
ス転移温度23℃のポリエステルウレタン系熱接着性樹
脂“バイロン”UR8200(東洋紡績(株)製)とを
固形分重量比10:90(実施例4)及び70:30
(実施例5)に混合し、更に前述樹脂固形分に対してイ
ソシアネート系架橋結合剤“スミジュール”N−75
(住友バイエル(株)製)を5重量部加えて濃度15重
量%としたものを適用した他は、実施例1と同一手法で
表面保護フィルムを得た。表1に示した如く、表面保護
フィルムは各特性に優れていた。
リル系樹脂とガラス転移温度46℃のポリエステル系熱
接着性樹脂“バイロン”600とを固形分重量比60:
40に混合し、更に実施例4で用いた架橋結合剤を同様
に加えて濃度20重量%とした塗材を適用した他は、実
施例1と同一手法で表面保護フィルムを得た。表面保護
フィルムの特性は表1に示した通り、各特性に優れてい
た。
ンゾフェノン系紫外線吸収剤“SEESORB”101
(シプロ化成(株)製)(比較例1)、ベンゾトリアゾ
ール系紫外線吸収剤“SEESORB”701(シプロ
化成(株)製)(比較例2)の各々を固形分重量比8
0:20に混合した濃度15重量%の塗材を、実施例1
と同様にして塗設した表面保護フィルムを得た。得られ
た表面保護フィルムの特性を表1に示した。特にブロッ
キング性に劣ることが判る。
67℃のポリエステル系熱接着性樹脂“バイロン”20
0とベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤“Tinuvi
n−P”(チバ・ガイギー社製)とを固形分比率90:
10に混合し、更に実施例3で用いた架橋結合剤を同様
に加えた濃度15重量%の塗材を適用した他は、実施例
1と同一手法で表面保護フィルムを得た。特に紫外線遮
断性に不安のあることが判る。
プラスチックフィルム表面上に特定の被覆層を形成せし
めたので、次の様な優れた効果を得ることができた。
ードアウト等を生じることなく、優れた紫外線遮断性を
有しており、しかもその耐久性に優れている。
ッキング性に優れてい、しかも優れた熱ラミネート性を
有しているので、相手基材を損傷することなく加工時の
取り扱い性に優れている。
な優れた特性を有するので、各種基材(プラスチック、
ガラス、金属、布、紙、木材、無機材料等)のオーバレ
イ用やポスター、看板等の印刷物のオーバレイ用などに
適用できる。
Claims (9)
- 【請求項1】 プラスチックフィルムの少なくとも一表
面上に、紫外線吸収型アクリル系樹脂と熱接着性樹脂を
主成分とする被覆層を設けてなることを特徴とする表面
保護フィルム。 - 【請求項2】 紫外線吸収型アクリル系樹脂のガラス転
移温度が30〜90℃の範囲であることを特徴とする請
求項1に記載の表面保護フィルム。 - 【請求項3】 熱接着性樹脂のガラス転移温度が0〜5
0℃の範囲であることを特徴とする請求項1または請求
項2に記載の表面保護フィルム。 - 【請求項4】 紫外線吸収型アクリル系樹脂のガラス転
移温度(Tg1)と熱接着性樹脂のガラス転移温度(T
g2)とがTg1>Tg2なる関係にあることを特徴と
する請求項1〜請求項3のいずれかに記載の表面保護フ
ィルム。 - 【請求項5】 被覆層内の紫外線吸収型アクリル系樹脂
(A)と熱接着性樹脂(B)との重量混合比率(A/
B)が5/95〜80/20の範囲であることを特徴と
する請求項1〜請求項4のいずれかに記載の表面保護フ
ィルム。 - 【請求項6】 被覆層の積層厚みが1〜200μmの範
囲であることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれ
かに記載の表面保護フィルム。 - 【請求項7】 被覆層が架橋されてなることを特徴とす
る請求項1〜請求項6のいずれかに記載の表面保護フィ
ルム。 - 【請求項8】 プラスチックフィルムがフッ素樹脂フィ
ルムからなることを特徴とする請求項1〜請求項7のい
ずれかに記載の表面保護フィルム。 - 【請求項9】 フッ素樹脂フィルムがエチレン−4フッ
化エチレン共重合体を主成分とする組成物からなること
を特徴とする請求項8に記載の表面保護フィルム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11499596A JP3718901B2 (ja) | 1996-05-09 | 1996-05-09 | 表面保護フィルム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11499596A JP3718901B2 (ja) | 1996-05-09 | 1996-05-09 | 表面保護フィルム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09300541A true JPH09300541A (ja) | 1997-11-25 |
| JP3718901B2 JP3718901B2 (ja) | 2005-11-24 |
Family
ID=14651707
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11499596A Expired - Lifetime JP3718901B2 (ja) | 1996-05-09 | 1996-05-09 | 表面保護フィルム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3718901B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001293821A (ja) * | 2000-04-11 | 2001-10-23 | Kimoto & Co Ltd | 印刷用フィルム |
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