JPH09301128A - 盗難防止装置用表示システム - Google Patents

盗難防止装置用表示システム

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JPH09301128A
JPH09301128A JP12566696A JP12566696A JPH09301128A JP H09301128 A JPH09301128 A JP H09301128A JP 12566696 A JP12566696 A JP 12566696A JP 12566696 A JP12566696 A JP 12566696A JP H09301128 A JPH09301128 A JP H09301128A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は車両に搭載される盗難防止装置用表
示システムに関し、2種類の盗難防止装置に対して表示
装置を共通化し得る盗難防止装置用表示システムを提供
することを目的とする。 【解決手段】 セキュリティECU20は、待機状態に
ある場合に発光装置50に対して連続点灯信号を出力す
ると共に、警戒状態で信号出力を停止し、イモビライザ
ECU22は警戒状態にある場合にのみ、発光装置50
に対して点滅信号を出力する。従って、発光装置50
は、セキュリティ装置及びイモビライザ装置が何れも休
止状態にある場合には、消灯状態、セキュリティ装置が
待機状態にある場合には連続点灯状態、セキュリティ装
置が待機状態になく、かつ、イモビライザ装置が警戒状
態にある場合には、点滅状態となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両に搭載される
盗難防止装置用表示システムに係わり、特に、2種類の
盗難防止装置に対して表示装置を共通化し得る盗難防止
装置用表示システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両には、車両あるいは車両
内の備品の盗難を防止する盗難防止装置が搭載されてい
る。盗難防止装置は、第三者が車両に侵入したことを検
出した場合に、ホーン等の警報の発生や、車両の始動の
禁止等を行うことにより、盗難を防止することを目的と
するものである。
【0003】かかる盗難防止装置として、例えば、特開
平4−197853号に開示される盗難防止装置が知ら
れている。上記公報に開示される盗難防止装置は、車両
のドアがロックされたことを検出すると、待機状態に入
ると共に、表示装置の点滅を開始させる。待機状態にお
いては、キー以外の方法でドアがアンロックされても、
警報が発せられることはない。これにより、ドアがロッ
クされた後に車両に取り残された乗員が、車両から降り
るためにドアを車内からアンロックした場合に、警報が
発せられることが防止される。待機状態は所定時間持続
され、この所定時間が経過すると、盗難防止装置は待機
状態から警戒状態に移る。警戒状態においては、何れか
のドアがキー以外の手段で開けられたこと、あるいは、
車両の姿勢の変化があったこと等を検出すると、ホーン
あるいはランプに駆動信号を付与することにより、警報
信号を発生させる。また、警戒状態において引続き表示
装置を点滅させることにより、盗難を試みる者に対して
警戒感を与え、盗難を未然に防止する効果を奏してい
る。上記従来の盗難装置においては、待機状態と警戒状
態とで表示装置の点滅周期を変化させることにより、待
機状態と警戒状態との区別を行うことが可能とされてい
る。
【0004】ところで、上記従来の盗難防止装置とは別
種の車両盗難防止装置として、例えば、正規のキー以外
でのエンジンの起動を禁止するイモビライザ装置が知ら
れている。イモビライザ装置は、キー及び車両にそれぞ
れキーコード及び登録コードを予め付与し、キーコード
と登録コードとが一致した場合のみ、エンジンの起動を
許可する。従って、イモビライザ装置によれば、正規の
キーを用いずに車両を始動させることは困難であり、車
両の盗難を未然に防止することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記したイモビライザ
装置は、キーがイグニッションシリンダから抜かれると
同時に、エンジンの起動を禁止する警戒状態となる。そ
して、イモビライザ装置が警戒状態にある場合には、車
両の所有者に対して装置が正常に動作していることを知
らせると共に、窃盗者に対して警戒を与えるための表
示、例えば、表示装置の点滅表示が行われる。上述の如
く、イモビライザ装置は、車両の盗難防止という点で、
上記従来の盗難防止装置と同様の目的を有している。こ
のため、上記従来の盗難防止装置とイモビライザ装置と
が共に搭載された場合、これらの装置が警戒状態にある
期間はほぼ一致する。従って、これら盗難防止装置の動
作状態を示す表示を共通化しても差し支えない。しかし
ながら、上記従来の盗難防止装置は、イモビライザ装置
との共用を考慮したものではないため、イモビライザ装
置と共に設けられた場合にも、イモビライザ装置とは別
の表示装置を独自に備えなければならない。このよう
に、上記従来の盗難防止装置は、他の盗難防止装置と共
に搭載された場合、同様の表示を行う表示装置を各盗難
防止装置について設ける必要があり、部品点数が増大す
るという問題を有していた。
【0006】本発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
であり、複数の盗難防止装置が搭載された場合に、各装
置の作動及び動作状態の確認が確実に行えるように表示
装置を共通化することにより、部品点数が増大すること
を防止し得る盗難防止装置用表示システムを提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、請求項1
に記載する如く、盗難に対する警戒を行わない休止状態
と、盗難に対する警戒の開始を待機する待機状態と、盗
難に対する警戒を行なう警戒状態とのうち何れか一つの
状態をとる第1の盗難防止装置と、盗難に対する警戒を
行わない休止状態と、盗難に対する警戒を行う警戒状態
とのうち何れか一つの状態をとる第2の盗難防止装置と
の動作状態を表示する表示装置を備える盗難防止装置用
表示システムであって、前記第1の盗難防止装置は、前
記待機状態において第1の所定信号を前記表示装置に対
して出力すると共に、前記警戒状態において前記表示装
置に対する信号の出力を停止し、前記第2の盗難防止装
置は、前記警戒状態においてのみ第2の所定信号を前記
表示装置に対して出力し、前記表示装置は、前記第1の
所定信号が出力されている場合には、前記第1の所定信
号に応じた表示を行い、前記第1の所定信号が出力され
ておらず、かつ、前記第2の所定信号が出力されている
場合には、前記第2の信号に応じた表示を行う盗難防止
装置用表示システムにより達成される。
【0008】本発明において、第1の盗難防止装置は、
待機状態において表示装置に対して第1の所定信号を出
力し、警戒状態において、表示装置に対する信号の出力
を停止する。一方、第2の盗難防止装置は、警戒状態に
ある場合にのみ表示装置に対して第2の所定信号を出力
する。表示装置は、第1の所定信号が出力されている場
合には、第1の所定信号に応じた表示を行い、第1の所
定信号が出力されておらず、かつ、前記第2の所定信号
が出力されている場合には、前記第2の信号に応じた表
示を行う。これにより、第1の盗難防止装置が待機状態
にある場合には、表示装置は第1の所定信号に応じた表
示を行い、第1の盗難防止装置が待機状態でなく、か
つ、第2の盗難防止装置が警戒状態にある場合には、表
示装置は第2の所定信号に応じた表示を行う。従って、
表示装置の表示により、第1の盗難防止装置が待機状態
にある状態、及び、第1の盗難防止装置が待機状態にな
く、かつ、第1及び第2の盗難防止装置の少なくとも一
方が警戒状態にある状態が識別される。
【0009】また、上記の目的は、請求項2に記載する
如く、盗難に対する警戒を行わない休止状態と、盗難に
対する警戒の開始を待機する待機状態と、盗難に対する
警戒を行なう警戒状態とのうち何れか一つの状態をとる
第1の盗難防止装置を含む1つ又は2つの盗難防止装置
の動作状態を表示する表示装置を備える盗難防止装置用
表示システムであって、盗難に対する警戒を行わない休
止状態と、盗難に対する警戒を行う警戒状態とのうち何
れか一つの状態をとる第2の盗難防止装置の信号出力の
有無を検出する有無判定手段と、前記有無判定手段によ
り前記第2の盗難防止装置の信号出力が無いことが検出
された場合には、前記第1の盗難防止装置の状態に基づ
く表示信号を前記表示装置に対して出力し、前記有無判
定手段により前記第2の盗難防止装置の信号出力が有る
ことが検出された場合には、前記第1の盗難防止装置及
び前記第2の盗難防止装置の双方の状態に基づく表示信
号を前記表示装置に対して出力する表示選択手段とを更
に備える盗難防止装置用表示システムによっても達成さ
れる。
【0010】本発明において、有無検出手段により、盗
難に対する警戒を行わない休止状態と、盗難に対する警
戒を行う警戒状態とのうち何れか一つの状態をとる第2
の盗難防止装置の信号出力の有無が検出される。第2の
盗難防止装置の信号出力が無いことが検出された場合に
は、表示選択手段は、前記第1の盗難防止装置の状態に
基づく表示信号を前記表示装置に対して出力する。従っ
て、表示装置は、第1の盗難防止装置の状態に応じた点
灯状態となる。一方、第2の盗難防止装置の信号出力が
有ることが検出された場合には、出力信号選択手段は、
前記第1の盗難防止装置及び前記第2の盗難防止装置の
双方の状態に基づく表示信号を表示装置に対して出力す
る。従って、表示装置は、第1の盗難防止装置及び第2
の盗難防止装置の状態に応じた点灯状態となる。このよ
うに、第2の盗難防止装置の信号出力の有無にかかわら
ず、各盗難防止装置の状態が表示装置に表示される。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1実施例のシス
テム構成図を示す。本実施例においては、本発明にかか
る盗難防止装置表示システムを、盗難防止装置の一種で
あるセキュリティ装置、及び、イモビライザ装置に適用
した例を示す。
【0012】セキュリティ装置は、車両のドアが正規の
キーを用いないで開けられたこと等の異常を検出する
と、車両のホーンやランプを駆動することにより、異常
を知らせる警報信号を発する装置である。セキュリテイ
装置は、車両の全てのドアがロックされると、所定時間
の待機状態を経て、警戒状態に入る。警戒状態において
は、上述の如き異常が検出されると警報信号が発せられ
る。待機状態においては、上述の如き異常が検出されて
も、警報信号は発せられない。この待機状態は、助手席
や後部座席等に乗員が取り残された状態でドアがロック
された場合に、取り残された乗員が車内からドアをアン
ロックすることにより、警報信号が発せられるのを防止
するために設けられている。
【0013】イモビライザ装置は、イグニッションシリ
ンダに挿入されたキーから送信されたコードを受信し、
このコードが予め記憶された登録コードと一致した場合
にのみ車両の始動を許可する装置である。セキュリティ
装置及びイモビライザ装置は、それぞれ、図1に示す、
セキュリティ電子制御装置(以下、セキュリティECU
と称す)20、及び、イモビライザ電子制御装置(以
下、イモビライザECUと称す)22によって制御され
る。
【0014】セキュリティECU20はCPU24を備
えている。CPU24には、ドアのロック・アンロック
状態を検出するキースイッチ、各ドアの開閉状態を検出
するカーテシスイッチ、ホーンを駆動するホーン駆動リ
レー、及び、ヘッドランプを駆動するランプ駆動リレー
(いずれも図示せず)が接続されており、キースイッチ
及びカーテシスイッチの出力に基づいて、上記各リレー
への駆動信号を制御する。 更に、CPU24の出力端
子24aには、駆動トランジスタ26、28及び駆動ダ
イオード30からなる発光装置駆動回路32が接続され
ている。発光装置駆動回路32において、CPU24が
出力端子24aにハイ出力を出力すると、出力トランジ
スタ26及び28がオン状態となり、電圧源34から供
給される電圧が駆動ダイオード30を介してセキュリテ
ィECU20の表示出力端子36に出力される。一方、
CPU24が出力端子24aにロー出力を出力した状態
では、出力トランジスタ26及び28がオフ状態とな
り、表示出力端子36に電圧は出力されない。
【0015】セキュリティECU20のCPU24は、
キースイッチの出力に基づいてドアがロックされたこと
を検出すると、待機状態に入る。待機状態においては、
CPU24は待機状態を示す待機信号を出力端子24a
に出力する。後述する如く、待機信号は、オン状態が持
続される連続信号である。更に、待機状態に入った後、
所定時間Tが経過すると警戒状態に入ると共に、待機信
号の出力を停止する。警戒状態においては、CPU24
は、キースイッチ及びカーテシスイッチの出力に基づい
て何れかのドアがキー以外の方法で開けられたことを検
出すると、ホーン駆動リレー及びランプ駆動リレーに対
して駆動信号を出力し、警報を発生させる。
【0016】一方、イモビライザECU22はCPU3
8を備えている。CPU38には、イグニッションシリ
ンダにキーが挿入されているか否かを検出するイグニッ
ションスイッチ、キーから送信されたコードを受信する
受信装置、及び、エンジンを制御するエンジン制御装置
(何れも図示せず)が接続されている。CPU38は、
受信装置が出力するコードが予め記憶された所定の登録
コードに一致した場合に、エンジン制御装置に対して、
エンジン始動許可信号を出力する。また、CPU38の
出力端子38aには、駆動トランジスタ40、42及び
駆動ダイオード44からなる発光装置駆動回路46が接
続されている。発光装置駆動回路46は、発光装置駆動
回路32と同様に、CPU38の出力端子38aの出力
に応じて出力端子48への電圧の出力のオン・オフを制
御する。
【0017】イモビライザ装置は、CPU38が、イグ
ニッションスイッチの出力に基づいてキーがイグニッシ
ョンシリンダから抜かれたことを検出すると、警戒状態
に入る。イモビライザECU22は、警戒状態では、エ
ンジン制御装置に対してエンジン始動禁止信号を出力す
ると共に、警戒状態であることを示す警戒信号を出力端
子48に出力する。後述の如く、警戒信号は電圧のオン
とオフとが周期的に繰り返されるパルス状の信号であ
る。
【0018】セキュリティECU20及びイモビライザ
ECU22の表示出力端子36及び48は共に発光装置
50の入力端子に接続されている。発光装置50は、例
えば発光ダイオード等、所定の電圧が付与されることに
より点灯する発光素子である。
【0019】かかる構成によれば、セキュリティECU
20及びイモビライザECU22のうち少なくとも一方
が所定の電圧を表示出力端子36または48に出力する
と、発光装置50には、この所定の電圧が付与され、発
光装置50が点灯することになる。
【0020】なお、上記した構成において、セキュリテ
ィECU20及びイモビライザECU22が共に電圧を
出力すると、出力端子36及び48のそれぞれには、他
方の出力端子の出力する電圧が付与される。この場合、
セキュリティECU20及びイモビライザECU22
は、それぞれ保護ダイオード30及び44を備えている
ため、出力端子36及び48に付与された電圧が駆動ト
ランジスタ28及び40に作用することが防止される。
これにより、かかる場合に、表示回路32及び46に損
傷が生ずることが防止されている。
【0021】次に、図2を参照して、イモビライザEC
U22及びセキュリティECU20がそれぞれ表示出力
端子36及び48に出力する表示信号について説明す
る。図2は、イモビライザECU22及びセキュリティ
ECU20がそれぞれ表示出力端子36及び48に出力
する表示信号、及び、発光装置50の点灯状態のタイム
チャートである。図2において、時刻t1以前は正規の
キーがイグニッションシリンダに挿入されている状態で
あり、イモビライザ装置及びセキュリティ装置は何れも
休止状態にある。時刻t1において、CPU38が、キ
ーがイグニッションシリンダから抜かれたことを検出す
ると、図2(a)に示す如く、イモビライザECU22
は周期的な点滅信号の出力を開始する。これにより、図
2(c)に示す如く、発光装置50は点滅を開始し、運
転者はイモビライザ装置が正常に警戒状態となったこと
を認知することができる。以降、再び、正規のキーがイ
グニッションシリンダに挿入されるまで、イモビライザ
ECU22は点滅信号の出力を続ける。次に、時刻t2
において、CPU24が、ドアがロックされたことを検
出すると、図1(b)に示す如く、セキュリティECU
20は表示出力端子36への出力を連続点灯信号に切り
換える。
【0022】上述の如く、発光装置50は、セキュリテ
ィECU20、及び、イモビライザECU22の少なく
とも一方が表示出力端子36又は48に所定の電圧を出
力した場合に点灯する。従って、イモビライザECU2
2が点滅信号を出力した状態で、上述の如くセキュリテ
ィECU20が連続点灯信号を出力すると、発光装置5
0は連続的に点灯した状態となる。これにより、運転者
は、セキュリティ装置が正常に待機状態となったことを
認知できると共に、車内に取り残された乗員がいる場
合、車内の乗員は、発光装置50が連続的に点灯してい
る限り、車内からドアをアンロックしても警報が発せら
れない待機状態であることを認知することができる。
【0023】時刻t2から所定時間Tが経過した時刻t
3において、セキュリティ装置は待機状態から警戒状態
に遷移する。この時刻t3では、セキュリティECU2
0が連続点灯信号の出力を停止する一方、イモビライザ
ECU22は時刻t3以降も点滅信号の出力を続ける。
このため、時刻t3以降、発光装置50は再び点滅状態
となる。これにより、セキュリティ装置が待機状態から
警戒状態に遷移したことを認知される。さらに、発光装
置50が点滅することで、第三者に対して盗難防止装置
が動作中であることを知らせることにより警戒感を与
え、盗難を未然に防止するという効果も期待できる。
【0024】上述の如く、本実施例のシステムによれ
ば、イモビライザ装置及びセキュリティ装置の動作状態
に応じて、発光装置50が、消灯、連続点灯、及び、点
滅の3つの状態を取ることにより、単一の発光装置50
により、2つの盗難防止装置の動作状態を正しく表示す
ることが可能とされている。
【0025】ところで、上記した、イモビライザ装置、
及び、セキュリティ装置はそれぞれ単独に車両に搭載す
ることが可能である。このため、車両の装備仕様によっ
ては、いずれかの盗難防止装置のみが搭載される場合が
ある。本実施例のシステムにおいては、イモビライザ装
置のみが搭載され、セキュリティ装置が搭載されていな
い場合にも、上述の如く、キーがイグニッションシリン
ダから抜かれた時点で、イモビライザECU22が点滅
信号を出力することにより、発光装置50にはイモビラ
イザ装置の動作状態が表示される。従って、本実施例の
システムによれば、セキュリティ装置の搭載の有無にか
かわらず、イモビライザECU22及び発光装置50の
構成、及び、イモビライザECU22のCPU38が実
行する表示用ルーチンを変更することなく、イモビライ
ザ装置の動作状態を正しく表示することができる。この
ように、本実施例のシステムは、盗難防止装置の種々の
装備仕様に対応し得る柔軟性を有している。
【0026】なお上記第1実施例においては、セキュリ
ティ装置が請求項1記載の第1の盗難防止装置に、イモ
ビライザ装置が請求項1記載の第2の盗難防止装置に、
発光装置50が請求項1記載の表示装置に。それぞれ相
当している次に、図3に本発明の第2実施例のシステム
構成図を示す。本実施例においても、上記第1実施例と
同様に、本発明に係る盗難防止装置表示システムを、セ
キュリティ装置及びイモビライザ装置に適用した例を示
す。なお、図3において図1と同様の構成部分について
は同一の符号を付してその説明を省略する。
【0027】図3に示す如く、セキュリティECU20
の表示出力端子36とCPU24の入力端子24bとの
間には、イモビライザ装置有無判定回路62が接続され
ている。イモビライザ装置有無判定回路62はトランジ
スタ64、ダイオード66、及び抵抗体68から構成さ
れている。トランジスタ64のコレクタはCPU24の
入力端子24b及び電圧源34に接続され、エミッタは
接地されている。抵抗体及びダイオード66は、セキュ
リティECU20の出力端子36と、トランジスタ64
のベースとの間に直列に接続されている。ダイオード6
6は、出力端子36からトランジスタ64に向かう方向
が順方向となるように設けられている。なお、本実施例
のシステムにおいては、CPU24には、イグニッショ
ンシリンダにキーが挿入されているか否かを検出するイ
グニッションスイッチも接続されている。
【0028】かかる構成によれば、イモビライザECU
22が表示出力端子48に電圧を出力すると、この電圧
は、表示出力端子36、抵抗体68、及びダイオード6
6を介してトランジスタ64のベースに付与される。こ
の状態では、トランジスタ64がオン状態となるため、
CPU24の入力端子24bにはロー入力が入力され
る。一方、セキュリティECU20が出力端子36に電
圧を出力せず、かつ、イモビライザECU22が出力端
子48に電圧を出力した状態では、トランジスタ64の
ベースに電圧は付与されない。この状態では、トランジ
スタ64がオフ状態となるため、CPU24の入力端子
24bにはハイ入力が入力される。本実施例のシステム
においては、上記第1実施例のシステムと同様に、イモ
ビライザECU22は、キーシリンダからキーが抜かれ
たことを検出すると、図4(b)に示す如く、点滅信号
の出力を開始する。従って、セキュリティECU20の
CPU24は、イグニッションスイッチの出力に基づい
てキーがキーシリンダから抜かれたことを検出した後、
入力端子24bの状態を調べることにより、イモビライ
ザ装置が搭載されているか否かを検出することができ
る。
【0029】ところで、上述の如く、セキュリティEC
U20は、イモビライザECU22の出力する表示信号
を、イモビライザ装置有無判定回路62を介して、CP
U24の入力端子24bに入力することにより、イモビ
ライザ装置が搭載されているか否かの判断を行ってい
る。この場合、入力端子24bへノイズが混入すると、
イモビライザ装置が搭載されていないにもかかわらず、
搭載されているものと誤認識してしまうことがある。か
かる誤認識を防止するため、CPU24は、入力ピン2
4bへの入力信号に対してローパスフィルタによるフィ
ルタリングを行い、このフィルタリングされた信号に基
づいて、イモビライザ装置が搭載されているか否かの判
断を行うこととしている。このため、イモビライザEC
U22が表示信号の出力を開始してから、この表示信号
をセキュリティECU20が検出するまでに、若干の遅
れ時間が生ずる。また、キーがイグニッションシリンダ
から抜かれてからイモビライザECU22が表示信号の
出力を開始するまでに、CPU38の処理時間に起因し
て、若干の遅れ時間が生ずる。このように、上記実施例
のシステムにおいては、キーがイグニッションシリンダ
から抜かれた後、セキュリティECU20がイモビライ
ザ装置の存否を正しく検出できるまでには、若干の遅れ
時間が生ずることになる。
【0030】このため、ドアがロックされた後直ちにセ
キュリティECU20がイモビライザ装置の有無を判断
することとすると、運転者がキーを抜いた後、前記した
遅れ時間が経過しないうちにドアをロックした場合、前
記した時間遅れに起因して、イモビライザ装置が搭載さ
れているにもかかわらず、イモビライザ装置が搭載され
ていることが正しく検出されないという事態が生ずる。
【0031】かかる不都合を回避するため、上記実施例
のシステムにおいては、セキュリティECU20のCP
U24は、キーがイグニッションシリンダから抜かれた
ことを検出した後、所定の待ち時間が経過した時点で、
イモビライザ装置が搭載されているか否かを検出するこ
ととしている。これにより、CPU24がイモビライザ
装置の有無を誤って検出することが防止されている。
【0032】セキュリティECU22は、上述の如く検
出されたイモビライザ装置の搭載の有無に応じて2種類
の表示信号を出力する。図4は、イモビライザ装置が搭
載されている場合に、セキュリティECU20が出力す
る表示信号のタイムチャートを、イモビライザECU2
2が出力する表示信号、及び、発光装置50の点灯状態
のタイムチャートと共に示す。図4(a)に示す如く、
イモビライザECU22は、時刻t4においてキーがイ
グニッションシリンダから抜かれたことを検出すると、
表示出力端子48への点滅信号の出力を開始する。セキ
ュリティECU20は、この点滅信号の最初のパルス波
を検出することにより、イモビライザ装置が搭載されて
いることを検知する。
【0033】時刻t5において、ドアがロックされたこ
とが検出されると、セキュリティECU20は、待機状
態を示す連続点灯信号の出力を開始し、時刻t5から所
定時間T経過後の時刻t6において、この連続点灯信号
の出力を停止する。上記第1実施例の場合と同様に、イ
モビライザECU22の表示出力端子48及びセキュリ
ティECU20の表示出力端子36の少なくとも一方に
電圧が出力されると、発光装置50が点灯する。従っ
て、上記第1実施例の場合と同様に、発光装置50は時
刻t4において点滅を開始し、時刻t5において連続点
灯状態となった後、時刻t6において、再び点滅状態と
なる。このように、発光装置50が、セキュリティ装置
及びイモビライザ装置の状態に応じて、消灯、点滅、及
び連続点滅の3つの状態を取ることで、セキュリティ装
置及びイモビライザ装置が搭載されている場合に、これ
らの装置の動作状態を発光装置50により正しく表示す
ることが可能とされている。
【0034】次に、図5に、イモビライザ装置が搭載さ
れていないことが検出された場合に、セキュリティEC
U20が出力する表示信号のタイムチャートを示す。セ
キュリティECU20のCPU24は、時刻t7におい
て、イグニッションスイッチの出力に基づいてキーがイ
グニッションシリンダから抜かれたことを検出した後、
入力端子24bにハイ入力が入力されないことで、イモ
ビライザ装置が搭載されていないことを検出する。この
場合、時刻t8において、ドアがロックされたことが検
出されると、セキュリティECU20は待機状態になる
と共に、連続点灯信号の出力を開始する。そして、時刻
t8から所定の待機時間Tが経過した時刻t9におい
て、発光装置50に対する出力を連続点灯信号から、警
戒状態を示す点滅信号に切り換える。以降、ドアがキー
を用いた正常な方法でアンロックされるまで、点滅信号
の出力を続ける。
【0035】このように、本実施例のシステムにおいて
は、イモビライザ装置が搭載されていない場合、セキュ
リティECU20が図5に示す如き表示信号を出力する
ことにより、発光装置50により、セキュリティ装置の
非動作状態、待機状態、及び、警戒状態を表示すること
が可能とされている。
【0036】なお、イモビライザ装置が搭載されていて
も、このイモビライザ装置が故障している場合には、イ
モビライザECU22の信号出力は有無判定回路62に
よっては検出されない。このため、かかる場合には、セ
キュリティECU20は、イモビライザ装置が搭載され
ていない場合と同様に、図5に示す表示信号を出力す
る。即ち、搭載されたイモビライザ装置が故障している
場合にも、発光装置50により、セキュリティ装置の非
動作状態、待機状態、及び、警戒状態を表示することが
できる。
【0037】上述の如く、本実施例のシステムにおいて
は、セキュリティECU20がイモビライザ装置有無判
定回路60を備え、CPU24がイモビライザ装置有無
判定回路60からの信号に応じて図4(a)に示す表示
信号と、図5に示す表示信号との何れかを選択的に出力
する表示ルーチンを実行する。これにより、セキュリテ
ィECU20の構成及びECU24が実行する表示ルー
チンの内容を変更することなく、イモビライザ装置が搭
載されている場合には、セキュリティ装置及びイモビラ
イザ装置の動作状態を、また、イモビライザ装置が搭載
されていない場合には、セキュリティ装置の動作状態
を、それぞれ発光装置50に適切に表示することが可能
とされている。
【0038】また、上記実施例において、セキュリティ
装置が搭載されず、イモビライザ装置のみが搭載されて
いる場合には、発光装置50は、イモビライザECU2
2の出力する表示信号に応じて点滅する。従って、キー
が抜かれたことが検出された時点で、イモビライザEC
U22が点滅信号の出力を開始することにより、イモビ
ライザ装置の動作状態が発光装置50に正しく表示され
る。従って、本実施例のシステムによれば、イモビライ
ザECU22の構成及びCPU38が実行する表示ルー
チンの内容を変更することなく、セキュリティ装置が搭
載されている場合には、セキュリティ装置及びイモビラ
イザ装置の動作状態を、また、イモビライザ装置のみが
搭載されている場合には、イモビライザ装置の動作状態
を、それぞれ発光装置50に適切に表示することができ
る。
【0039】従って、本実施例のシステムによれば、セ
キュリティ装置及びイモビライザの両方が搭載されてい
る場合、及び、何れか一方が搭載されている場合の何れ
の場合においても、セキュリティ装置及びイモビライザ
装置の各ECUの構成及び各CPUが実行するルーチン
の内容を変更することなく、搭載された各盗難防止装置
の動作状態を発光装置50に表示することが可能とされ
ている。このように、本実施例によれば、2種類の盗難
防止装置が設けられた場合に発光装置の数が増加するの
を防止し得る共に、セキュリティ装置及びイモビライザ
装置の任意の装着仕様に対して柔軟に対応し得る盗難防
止装置用表示システムが実現されている。
【0040】また、本実施例のシステムによれば、セキ
ュリテイ装置及びイモビライザ装置の双方が搭載されて
いる場合に、何れか一方の装置が故障により表示信号を
出力できなくなっても、他方の装置が発光装置50に対
して表示信号を付与することができる。従って、かかる
場合にも、何れかの盗難防止装置の警戒動作中には、発
光装置50を点滅させることができ、これにより、盗難
を企てる者に対する警告効果を維持することができる。
【0041】なお上記第2実施例においては、セキュリ
ティ装置が請求項2記載の第1の盗難防止装置に、イモ
ビライザ装置が請求項2記載の第2の盗難防止装置に、
発光装置50が請求項2記載の表示装置に、イモビライ
ザ装置有無判定回路62が請求項2記載の有無判定手段
に、それぞれ相当している。また、セキュリティECU
がイモビライザ装置の有無に応じて図4(a)に示す如
き信号と、図5に示す如き信号とを選択的に出力するこ
とにより、請求項2記載の表示選択手段が実現されてい
る。
【0042】
【発明の効果】上述の如く、請求項1記載の発明によれ
ば、第1の盗難防止装置及び第2の盗難防止装置のそれ
ぞれの作動、及び動作状態を、これらの確認が確実に行
えるように共通の表示装置で表示することができる。こ
れにより、第1の盗難防止装置及び第2の盗難防止装置
が設けられた場合に、表示装置の数が増加するのを防止
することができる。
【0043】また、請求項2記載の発明によれば、第1
の盗難防止装置及び第2の盗難防止装置のそれぞれの作
動、及び動作状態を、これらの確認が確実に行えるよう
に共通の表示装置で表示することができ、これにより、
第1の盗難防止装置及び第2の盗難防止装置が設けられ
た場合に、表示装置の数が増加するのを防止することが
できる。更に、第2の盗難防止装置の有無に係わらず、
第1の盗難防止装置の構成を変更することは不要であ
る。これにより、盗難防止装置の種々の装着仕様に対す
る第1の盗難防止装置の柔軟性が向上されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のシステムの構成図であ
る。
【図2】本実施例のシステムにおいて、イモビライザE
CU及びセキュリティECUが発光装置に対して出力す
る信号、及び、発光装置の点灯状態のタイムチャートで
ある。
【図3】本発明の第2実施例のシステムの構成図であ
る。
【図4】本実施例のシステムにおいて、イモビライザ装
置が搭載されている場合に、イモビライザECU及びセ
キュリティECUが発光装置に対して出力する信号、及
び、発光装置の点灯状態のタイムチャートである。
【図5】本実施例のシステムにおいて、イモビライザ装
置が搭載されていない場合に、セキュリティECUが発
光装置に対して出力する信号のタイムチャートである。
【符号の説明】
20 セキュリティECU 22 イモビライザECU 50 発光装置 62 イモビライザ装置有無判定回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 赤塚 隆夫 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 盗難に対する警戒を行わない休止状態
    と、盗難に対する警戒の開始を待機する待機状態と、盗
    難に対する警戒を行なう警戒状態とのうち何れか1つの
    状態をとる第1の盗難防止装置と、盗難に対する警戒を
    行わない休止状態と、盗難に対する警戒を行う警戒状態
    とのうち何れか1つの状態をとる第2の盗難防止装置と
    の動作状態を表示する表示装置を備える盗難防止装置用
    表示システムであって、 前記第1の盗難防止装置は、前記待機状態において第1
    の所定信号を前記表示装置に対して出力すると共に、前
    記警戒状態において前記表示装置に対する信号の出力を
    停止し、 前記第2の盗難防止装置は、前記警戒状態においてのみ
    第2の所定信号を前記表示装置に対して出力し、 前記表示装置は、前記第1の所定信号が出力されている
    場合には、前記第1の所定信号に応じた表示を行い、前
    記第1の所定信号が出力されておらず、かつ、前記第2
    の所定信号が出力されている場合には、前記第2の信号
    に応じた表示を行うことを特徴とする盗難防止装置用表
    示システム。
  2. 【請求項2】 盗難に対する警戒を行わない休止状態
    と、盗難に対する警戒の開始を待機する待機状態と、盗
    難に対する警戒を行なう警戒状態とのうち何れか一つの
    状態をとる第1の盗難防止装置を含む1つ又は2つの盗
    難防止装置の動作状態を表示する表示装置を備える盗難
    防止装置用表示システムであって、 盗難に対する警戒を行わない休止状態と、盗難に対する
    警戒を行う警戒状態とのうち何れか一つの状態をとる第
    2の盗難防止装置の信号出力の有無を検出する有無判定
    手段と、 前記有無判定手段により前記第2の盗難防止装置の信号
    出力が無いことが検出された場合には、前記第1の盗難
    防止装置の状態に基づく表示信号を前記表示装置に対し
    て出力し、前記有無判定手段により前記第2の盗難防止
    装置の信号出力が有ることが検出された場合には、前記
    第1の盗難防止装置及び前記第2の盗難防止装置の双方
    の状態に基づく表示信号を前記表示装置に対して出力す
    る表示選択手段とを更に備えることを特徴とする盗難防
    止装置用表示システム。
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