JPH09302086A - 末端変性芳香族ポリカーボネートおよびその製法 - Google Patents
末端変性芳香族ポリカーボネートおよびその製法Info
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- JPH09302086A JPH09302086A JP8121597A JP12159796A JPH09302086A JP H09302086 A JPH09302086 A JP H09302086A JP 8121597 A JP8121597 A JP 8121597A JP 12159796 A JP12159796 A JP 12159796A JP H09302086 A JPH09302086 A JP H09302086A
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Abstract
形品が有する本来の性質を維持し、はっ水性に優れた芳
香族ポリカーボネートを提供することにある。 【解決手段】ビスフェノール類から誘導されるポリカー
ボネートの分子末端を下記式(1)および/または
(2)で封鎖する。 【化1】
Description
香族ポリカーボネートに係り、さらに詳しくは特殊なフ
ルオロアルキル構造を末端基に有する芳香族ポリカーボ
ネートおよびその製造法に関する。本発明の末端変性芳
香族ポリカーボネートは、それ自体ではっ水性に優れた
ポリカーボネートシート、フィルムその他の成形品を得
ることができる。
や機械的強度を示すエンジニアリングプラスチックとし
て知られており、自動車、電気、電子、雑貨等の成形材
料に広く使用されている。その中でもポリカーボネート
フィルムは、優れた透明性や機械的特性を生かした様々
な分野で用いられている。ポリカーボネートフィルムの
製造には押出成形と湿式成形に大別される。そのうち湿
式成形の場合、薄膜を得易いことや無配向フィルムが得
られる利点があり、機能性を持ったフィルムの製造に用
いられている。
ィルムあるいはシートは、透明性を長期間に亙って維持
するために泥水などの一般環境汚染(汚れ)に強いこと
が必要である。通常の押出成形フィルムでは、泥水など
の付着を抑制するために、はっ水性を有するテフロンや
フッ素系の添加剤が用いられる。しかし、テフロンをポ
リカーボネートにブレンドすると屈折率の違いから、フ
ィルムが白濁する上、相溶性が悪く湿式成形で透明で強
固な膜は得られない。また、フッ素系の添加剤を用いた
場合、湿式成形では表面自由エネルギーの違いによりフ
ッ素系添加剤とポリカーボネートが相分離するため、フ
ッ素系添加剤を含んだフィルムは得られない。
リカーボネートフィルムまたはシートが有する性質を維
持するために、ポリカーボネート分子末端にフルオロア
ルキル基を含有したポリカーボネートが開発されている
(特開昭64−74220号)。しかしながら、この材
料を用いた湿式成形フィルムはある程度のはっ水性を有
するのの、市場からはさらなるはっ水性を示すものが要
望されてきている。
発明は従来の芳香族ポリカーボネートフィルム、シート
などの成形品が有する性質を維持し、かつはっ水性を向
上させた芳香族ポリカーボネートを提供することにあ
る。
題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、芳香族ポリカー
ボネート製造時に、末端封止剤として特殊なフルオロア
ルキルキを含有するカルボン酸を用いることにより得ら
れる、分子末端に上記のフルオロアルキルキを含有する
カルボン酸残基を有する芳香族ポリカーボネートからの
湿式成形品が優れたはっ水性を有することを見いだし、
この知見に基づいて本発明を完成するに至った。
誘導されたポリカーボネートの分子末端が下記一般式
(1)および/または(2)で示される末端基を有し、
極限粘度0.03〜2.0dl/g である末端変性芳香族ポリカー
ボネートに関する。
素、塩素、臭素から選ばれるハロゲン原子、置換基を有
してもよい炭素数1〜8のアルキル基を表す。これらの
アルキル基のいずれの炭素にも有してもよい置換基は、
炭素数1〜5のアルキル基、炭素数2〜5のアルケニル
基、炭素数1〜5のフルオロアルキル基、フッ素、塩
素、臭素から選ばれるハロゲン原子である。R1 〜R3
は、置換基を有する炭素数1〜10のアルキル基、炭素
数2〜10のアルケニル基を表す。これらの基の炭素に
有する置換基は、炭素数1〜5のアルキル基、炭素数2
〜5のアルケニル基、炭素数1〜10のフルオロアルキ
ル基、フッ素、塩素、臭素から選ばれるハロゲン原子で
あるが、少なくとも1つ以上フッ素置換あるいはフルオ
ロアルキル基で置換されたものを含む。R4 〜R5 は、
水素またはフッ素、塩素、臭素から選ばれるハロゲン原
子、置換基をそれぞれ有してもよい炭素数1〜5のアル
キル基、炭素数2〜5のアルケニル基、炭素数1〜5の
アルコキシ基を表し、これらの基の炭素に有しても良い
置換基はフッ素、塩素、臭素から選ばれるハロゲン原子
である。)
ボネートは、末端停止剤として、特殊なフルオロアルキ
ル含有カルボン酸類を使用すること以外は基本的には従
来の芳香族ポリカーボネートの製法と同様の製法で得る
ことができる。
は、その末端構造に2級または3級のフッ素置換アルキ
ル基を含有することを特徴とし、特に本発明の末端変性
芳香族ポリカーボネートを用いた湿式成型品は、優れた
はっ水性、油、汚水などに対する耐久性を有する。
の製法としては、ビスフェノール類から芳香族ポリカー
ボネートを製造する際に用いられている公知の方法、例
えばビスフェノール類とホスゲンとの直接反応(ホスゲ
ン法)、あるいはビスフェノール類とビスアリールカー
ボネートとのエステル交換反応(エステル交換法)など
の方法を採用することができる。本発明の末端変性芳香
族ポリカーボネートの製造には、一般式(1)および/
または(2)で示される末端基の生成のし易さからホス
ゲン法が好ましい。
剤および反応に不活性な溶媒の存在下において、ビスフ
ェノール類とホスゲンを反応させる。酸結合剤として
は、例えばピリジンや、水酸化ナトリウム、水酸化カリ
ウムなどのアルカリ金属の水酸化物などが用いられ、ま
た溶媒としては、例えば塩化メチレン、クロロホルム、
クロロベンゼン、キシレンなどが用いられる。さらに、
重縮合反応を促進するために、トリエチルアミンのよう
な第三級アミンまたは第四級アンモニウム塩などの触媒
を、また重合度を調節を目的とする末端封止剤もしくは
分子量調節剤が使用される。
子量調節剤として、一般式(3)または(4)で示され
るカルボン酸類が使用される。また、所望に応じ亜硫酸
ナトリウム、ハイドロサルファイトなどの酸化防止剤
や、フロログルシン、イサチンビスフェノールなどの分
岐化剤、2価カルボン酸およびその誘導体などのエステ
ル化剤を小量添加してもよい。
40℃の範囲とするのが適当である。反応時間は反応温
度によって異なるが、通常0.5分〜10時間、好まし
くは1分〜2時間である。また、反応中は、反応系のpH
を10以上に保持することが望ましい。
記ビスフェノール類とビスアリールカーボネートとを混
合し、末端封止剤として一般式(3)または(4)で示
されるカルボン酸類を使用して減圧下で高温において反
応させる。反応は通常150〜350℃、好ましくは2
00〜300℃の範囲の温度において行われ、また減圧
度は最終段階で好ましくは1mmHg以下にして、エステル
交換反応により生成した該ビスアリールカーボネートに
由来するフェノール類を系外へ留去させる。反応時間は
反応温度や減圧度などに依存するが、通常1〜4時間程
度である。反応は窒素やアルゴンなどの不活性ガス雰囲
気下で行うことが好ましく、また、所望に応じ、前述の
酸化防止剤や分岐化剤、エステル化剤を添加して反応を
行ってもよい。
する原料となるビスフェノール類は、具体的にはビフェ
ノール、ビス(4−ヒドロキシフェニル)メタン、ビス
(4−ヒドロキシフェニル)エーテル、ビス(4−ヒド
ロキシフェニル)スルホン、ビス(4−ヒドロキシフェ
ニル)スルホキシド、ビス(4−ヒドロキシフェニル)
スルファイド、ビス(4−ヒドロキシフェニル)ケト
ン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)エタン、
2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン(ビ
スフェノ−ルA;BPA)、2,2-ビス(4−ヒドロキシフェ
ニル)ブタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)シクロヘキサン(ビスフェノ−ルZ ;BPZ )、2,
2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジブロモフェニ
ル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5
−ジクロロフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒ
ドロキシ−3−ブロモフェニル)プロパン、2,2−ビ
ス(4−ヒドロキシ−3−クロロフェニル)プロパン、
2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)
プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジ
メチルフェニル)プロパン、1,1−ビス(4−ヒドロ
キシフェニル)−1−フェニルエタン、ビス(4−ヒド
ロキシフェニル)ジフェニルメタン、2,2−ビス(4
−ヒドロキシフェニル)ヘキサフルオロプロパン、α,
ω- ビ[2−(p-ヒドロキシフェニル)エチル]ポリジ
メチルシロキサン、9,9−ビス(4−ヒドロキシフェ
ニル)フルオレン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3
−アリルフェニル)プロパン、4,4’−〔1,4−フ
ェニレンビス(1−メチルエチリデン)〕ビスフェノー
ル、4,4' −〔1,3−フェニレンビス(1−メチル
エチリデン)]ビスフェノール、1,1,3−トリメチ
ル−3−〔(4−ヒドロキシ)フェニル〕−5−ヒドロ
キシインダン、3,3,3’,3’−テトラメチル−
2,3,2’,3’−テトラヒドロ−(1,1’−スピ
ロビインデン)−6,6’−ジオールなどが例示され
る。これらは、2種類以上併用することも可能である。
ドロキシフェニル)プロパン、1,1−ビス(4−ヒド
ロキシフェニル)シクロヘキサン、2,2−ビス(4−
ヒドロキシ−3−メチルフェニル)プロパン、1,1−
ビス(4−ヒドロキシフェニル)−1−フェニルエタ
ン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)エーテル、ビス
(4−ヒドロキシフェニル)スルファイド、1,1,3
−トリメチル3−[(4−ヒドロキシ)フェニル]−5
−ヒドロキシインダンから選ばれることが好ましい。
として用いられる一般式(3)または(4)で表される
カルボン酸としては、具体的には4−[パーフルオロ
(2−イソプロピル−1,3−ジメチル−ブテニル)オ
キシ]安息香酸、4−[パーフルオロ(2−イソプロピ
ル−1,3−ジメチル−ブチル)オキシ]安息香酸、4
−[パーフルオロ(2−イソプロピル−1−エチル−3
−メチル−ブテニル)オキシ]安息香酸、4−[パーフ
ルオロ(2−イソプロピル−1−エチル−3−メチル−
ブチル)オキシ]安息香酸、2−フルオロ−4−[パー
フルオロ(2−イソプロピル−1,3−ジメチル−ブテ
ニル)オキシ]−安息香酸、2−フルオロ−4−[パー
フルオロ(2−イソプロピル−1,3−ジメチル−ブチ
ル)オキシ]安息香酸、4−[(1−メチル−2−パ−
フルオロブチル−ウンデカフルオロヘキシル)オキシ]
安息香酸等があげられる。これらは2種類以上組み合わ
せて用いてもよい。これらのうちでも、反応性の観点か
ら4−[パーフルオロ(2−イソプロピル−1,3−ジ
メチル−ブテニル)オキシ]安息香酸がより好ましい。
基を誘導するカルボン酸の誘導体、例えば酸クロライド
やカルボン酸塩なども末端封止剤として使用することが
できる。
封止剤の使用量は、ビスフェノール化合物100モルに
対して200〜0.5モル、好ましくは100〜2モル
の範囲である。
(3)または(4)で示されるカルボン酸類と従来末端
封止剤として使用されてる一官能性化合物を併用するこ
とも可能である。
ール、p−t−ブチルフェノール、クミルフェノール、
トリブロモフェノール、長鎖アルキルフェノール、アル
キルエーテルフェノール、ヒドロキシ安息香酸アルキル
エステル等のフェノール類や脂肪族カルボン酸、芳香族
カルボン酸、脂肪族酸クロライド、芳香族酸クロライド
等が挙げられる。
るはっ水性を保持する範囲で使用され、全末端封止剤に
対し50%未満の使用量であることが好ましく、さらに
は30%未満がより好ましい。
溶媒としては、たとえば、ジクロロメタン、1,2−ジ
クロロエタン、1,1,2,2−テトラクロロエタン、
クロロホルム、1,1,1−トリクロロエタン、四塩化
炭素、モノクロロベンゼン、ジクロロベンゼン等の塩素
化炭化水素類;ベンゼン、トルエン、キシレン、エチル
ベンゼン等の芳香族炭化水素;ジエチルエーテル等のエ
ーテル系化合物を挙げることができ、これらの溶媒は二
種以上を混合して使用することもできる。また、所望に
より前記以外のエーテル類、ケトン類、エステル類、ニ
トリル類などの水と親和性のある溶媒を混合溶媒系が水
と完全に相溶しない限度内で使用してもよい。
ン、トリエチルアミン、トリブチルアミン、トリプロピ
ルアミン、トリヘキシルアミン、トリデシルアミン、N,
N-ジメチルシクロヘキシルアミン、ピリジン、キノリ
ン、ジメチルアニリンなどの第三級アミン類;トリメチ
ルベンジルアンモニウムクロライド、テトラメチルアン
モニウムクロライド、トリエチルベンジルアンモニウム
クロライドなどの第四級アンモニウム塩などが挙げられ
る。
合物に対して、0.01〜50モル%、特に0.1〜2
0モル%の範囲で併用して分岐化ポリカーボネートとす
ることができる。分岐化剤としては、フロログルシン、
2,6−ジメチル−2,4,6−トリ(4−ヒドロキシ
フェニル)ヘプテン−3、4,6−ジメチル−2,4,
6−トリ(4−ヒドロキシフェニル)ヘプテン−2、
1,3,5−トリ(2−ヒドロキシフェニル)ベンゾー
ル、1,1,1−トリ(4−ヒドロキシフェニル)エタ
ン、2,6−ビス(2−ヒドロキシ−5−メチルベンジ
ル)−4−メチルフェノール、α,α′,α″−トリ
(4−ヒドロキシフェニル)−1,3,5−トリイソプ
ロピルベンゼンなどで例示されるポリヒドロキシ化合
物、及び3,3−ビス(4−ヒドロキシフェニル)オキ
シインドール(=イサチンビスフェノール)などが例示
される。
の脂肪族ジカルボン酸、テレフタル酸、5−[パーフル
オロ(2−イソプロピル−1,3−ジメチル−ブテニ
ル)オキシ]イソフタル酸等の芳香族ジカルボン酸やそ
れらの誘導体である酸クロライドやカルボン酸塩などを
0.1〜20モル%の範囲で併用して、ポリエステルカ
ーボネートとすることも可能である。
は、他の熱可塑性樹脂に対してはっ水性や離型性、滑り
性を付与するために、任意に添加することが可能である
が、添加剤として十分機能を発揮するには少なくとも
0.01重量%以上添加することがこのましい。
ン、ポリプロピレン、ABS、ポリスチレン、PMM
A、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリアセター
ル、ポリフェニレンオキシド、ポリアミド、ポリエステ
ルカーボネート、各種液晶ポリマー等が挙げられる。ま
た、ヒンダードフェノール系酸化防止剤、チオエーテル
系酸化防止剤、ホスファイト系酸化防止剤との併用も可
能である。
は、0.03〜2.0 dl/g の極限粘度を有する高分子
量体であることが好ましいが、2.0 dl/g を超える場
合ははっ水効果は小さく、0.03dl/gより低い場合は
成形品としての強度が不足し好ましくない。
明するが、本発明はこれらの例になんら限定されるもの
ではない。
に、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘ
キサン(以下BPZ と記す、0.4mol)107.2 g及びハ
イドロサルファイト0.1 gを加え溶解した。これにメ
チレンクロライド360 ml を加え、15℃に保ちなが
ら撹拌しつつ、ホスゲン50g を50分かけて吹き込ん
だ。
オロ(2−イソプロピル−1,3−ジメチル−ブテニ
ル)オキシ]安息香酸((株)ネオス製FTA 、以下FTA
と記す)を2.84g (0.005mol)を添加し、激しく撹
拌して、反応液を乳化させ、乳化後0.2 ml のトリエ
チルアミンを加え、約1時間撹拌し重合させた。
リン酸で中和し、洗液のpHを中性になるまで水洗を繰り
返した後、イソプロパノール470 ml を加え、重合物
を沈澱させた。沈澱物を濾過後、乾燥して粉末状重合体
を得た。この重合体は、塩化メチレンを溶媒とする濃度
0.5g/dlの溶液の温度20℃における極限粘度[η]は
0.90dl/g であった。
ルより分析した結果、1770cm-1付近の位置にカルボニル
基による吸収、1240cm-1付近の位置にエーテル結合によ
る吸収が認められ、カーボネート結合を有することが確
認された。このポリマーの赤外線吸収スペクトルを図1
に示す。また、このポリカーボネート中のモノマーをG
PC分析で測定した場合、FTA 、BPZ とも20ppm 以下
であった。
例1と同様に行った。得られた重合体の極限粘度[η]
は0.51dl/g で、赤外吸収スペクトル分析等よりこの重
合体はカーボネート結合を有する事が確認された。
ル)プロパン91.2g (BPA 、0.4mol)を用いた以外
は実施例1と同様に行った。得られた重合体の極限粘度
[η]は1.08dl/gで、赤外吸収スペクトル分析等により
この重合体はポリカーボネート結合を有することが確認
された。このポリマーの赤外線吸収スペクトルを図2に
示す。
チルフェニル)プロパン102.4 g(以下DMBPA と記
す、0.4mol)を用いた以外は実施例1と同様に行った。
得られた重合体の極限粘度[η]は0.90dl/gで赤外線吸
収スペクトル等によりこの重合体はポリカーボネート結
合を有することが確認された。このポリマーの赤外線吸
収スペクトルを図3に示す。
(4ーヒドロキシフェニル)エーテル40.4g (以下DH
PEと記す、0.2mol)用いた以外は実施例1と同様に行っ
た。得られた重合体の極限粘度[η]は0.95dl/g で、
赤外吸収スペクトル等よりこの重合体はポリカーボネー
ト結合を有することが確認された。このポリマーの赤外
線吸収スペクトルを図4に示す。
3−トリメチル−3−[(4−ヒドロキシ)フェニル]
−5−ヒドロキシインダン53.6g (以下IDと記す、
0.2mol)を用いた以外は実施例1と同様に行った。得ら
れた重合体の極限粘度[η]は0.94dl/g で、赤外吸収
スペクトル等よりこの重合体はポリカーボネート結合を
有することが確認された。このポリマーの赤外線吸収ス
ペクトルを図5に示す。
しかし、重合時に超高分子量体となり、溶媒不溶のゲル
が発生した。溶媒不溶により、分析不可。
フェノール0.75g(以下PTBP、0.005mol)を用いた
以外は、実施例1と同様に行った。得られた重合体の極
限粘度[η]は0.86dl/g で、赤外吸収スペクトル等よ
りこの重合体はポリカーボネート結合を有することが確
認された。
下PTBPと記す、0.005mol)を用いた以外は、実施例3と
同様に行った。得られた重合体の極限粘度[η]は1.01
dl/g で、赤外吸収スペクトル等よりこの重合体はポリ
カーボネート結合を有することが確認された。
3.28g (以下PFDSと記す、0.005mol)を用いた以外
は、実施例1と同様に行った。得られた重合体の極限粘
度[η]は0.89dl/g で、赤外吸収スペクトル等よりこ
の重合体はポリカーボネート結合を有することが確認さ
れた。
ーボネート樹脂の組成および分析値を表1に示す。ま
た、実施例1〜3及び比較例2〜4のはっ水性の比較を
表2に示す。
-1付近のカルボニルによる吸収、1240cm-1付近のエーテ
ル結合による吸収を確認した。
成分を分離定量を行った。NDは検出限界以下で20pp
m 以下を示す。
ンro樹脂溶液を20℃で、還元粘度を求め、ハギンズ
定数0.45で極限粘度〔η〕(dl/g)を求めた。
ポイトで1滴落とし、水との接触角をCCDカメラを用
い、目視測定を行った。
はっ水性に優れることから、農業用や建材など耐汚れ性
が要求される分野に好適である。また、フッ素を含有す
る高分子型添加剤として、種々のプラスチックの離型性
や滑性改良に用いることも可能である。
吸収スペクトルを示す。
吸収スペクトルを示す。
吸収スペクトルを示す。
吸収スペクトルを示す。
吸収スペクトルを示す。
Claims (5)
- 【請求項1】ビスフェノール類より誘導されたポリカー
ボネートの分子末端が下記一般式(1)および/または
(2)で示される末端基を有し、極限粘度0.03〜2.0dl/
g である末端変性芳香族ポリカーボネート。 【化1】 (式中、X1 およびX2 は水素またはフッ素、塩素、臭
素から選ばれるハロゲン原子、置換基を有してもよい炭
素数1〜8のアルキル基を表す。これらのアルキル基の
いずれの炭素にも有してもよい置換基は、炭素数1〜5
のアルキル基、炭素数2〜5のアルケニル基、炭素数1
〜5のフルオロアルキル基、フッ素、塩素、臭素から選
ばれるハロゲン原子である。R1 〜R3 は、置換基を有
する炭素数1〜10のアルキル基、炭素数2〜10のア
ルケニル基を表す。これらの基の炭素に有する置換基
は、炭素数1〜5のアルキル基、炭素数2〜5のアルケ
ニル基、炭素数1〜10のフルオロアルキル基、フッ
素、塩素、臭素から選ばれるハロゲン原子であるが、少
なくとも1つ以上フッ素置換あるいはフルオロアルキル
基で置換されたものを含む。R4 〜R5 は、水素または
フッ素、塩素、臭素から選ばれるハロゲン原子、置換基
をそれぞれ有してもよい炭素数1〜5のアルキル基、炭
素数2〜5のアルケニル基、炭素数1〜5のアルコキシ
基を表し、これらの基の炭素に有しても良い置換基はフ
ッ素、塩素、臭素から選ばれるハロゲン原子である。) - 【請求項2】一般式(1)、(2)で表される基が4−
[パーフルオロ(2−イソプロピル−1,3−ジメチル
−ブテニル)オキシ]安息香酸より誘導された請求項1
の末端変性芳香族ポリカーボネート。 - 【請求項3】ビスフェノール類が2,2−ビス(4−ヒ
ドロキシフェニル)プロパン、1,1−ビス(4−ヒド
ロキシフェニル)シクロヘキサン、2,2−ビス(4−
ヒドロキシ−3-メチルフェニル)プロパン、1,1−ビ
ス(4−ヒドロキシフェニル)−1−フェニルエタン、
ビス(4−ヒドロキシフェニル)エーテル、ビス(4−
ヒドロキシフェニル)スルファイド、1,1,3−トリ
メチル−3−[(4−ヒドロキシ)フェニル]−5−ヒ
ドロキシインダンである請求項1の末端変性芳香族ポリ
カーボネート。 - 【請求項4】ポリカーボネートの製法において、末端封
止剤として、下記一般式(3)または(4)で表される
カルボン酸を使用することを特徴とする請求項1の末端
変性芳香族ポリカーボネートの製造法。 【化2】 (式中、X1 〜X2 およびR1 〜R5 は前記式(1)、
(2)におけると同様の基を表す。) - 【請求項5】ビスフェノール類とホスゲンを原料とする
ホスゲン法によるポリカーボネートの製法において、一
般式(3)または(4)で示されるカルボン酸からなる
末端封止剤をホスゲン化反応終了後に添加し、末端封止
剤とビスフェノールから誘導されたクロロホルメート体
とを乳化状態下において、触媒下に重合反応を行うこと
を特徴とする請求項1の末端変性芳香族ポリカーボネー
トの製造法
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8121597A JPH09302086A (ja) | 1996-05-16 | 1996-05-16 | 末端変性芳香族ポリカーボネートおよびその製法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8121597A JPH09302086A (ja) | 1996-05-16 | 1996-05-16 | 末端変性芳香族ポリカーボネートおよびその製法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09302086A true JPH09302086A (ja) | 1997-11-25 |
Family
ID=14815200
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8121597A Pending JPH09302086A (ja) | 1996-05-16 | 1996-05-16 | 末端変性芳香族ポリカーボネートおよびその製法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09302086A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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1996
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