JPH09302094A - 含チオエステル樹脂 - Google Patents
含チオエステル樹脂Info
- Publication number
- JPH09302094A JPH09302094A JP11474296A JP11474296A JPH09302094A JP H09302094 A JPH09302094 A JP H09302094A JP 11474296 A JP11474296 A JP 11474296A JP 11474296 A JP11474296 A JP 11474296A JP H09302094 A JPH09302094 A JP H09302094A
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- active hydrogen
- thioester
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- Polymers With Sulfur, Phosphorus Or Metals In The Main Chain (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 優れた引っ張り強度を有する新規な含チオエ
ステル樹脂を提供すること。 【解決手段】 一般式(I) (式中、R1 、R2 及びR3 は、同一または異なって、
水素または低級アルキルを表すか、R1 とR2 がそれぞ
れの隣接する2つの炭素原子と一緒になって飽和炭化水
素環を表し、R4 は、活性水素化合物残基を表し、B
は、多官能性カルボン酸の2つのカルボキシル基を除い
た残基を表す)で表される構造単位を有する含チオエス
テル樹脂を提供する。
ステル樹脂を提供すること。 【解決手段】 一般式(I) (式中、R1 、R2 及びR3 は、同一または異なって、
水素または低級アルキルを表すか、R1 とR2 がそれぞ
れの隣接する2つの炭素原子と一緒になって飽和炭化水
素環を表し、R4 は、活性水素化合物残基を表し、B
は、多官能性カルボン酸の2つのカルボキシル基を除い
た残基を表す)で表される構造単位を有する含チオエス
テル樹脂を提供する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高屈折率を有する
光学材料、あるいはホース、衝撃吸収材、ベルト、パッ
キン等用に用いられる多硫化ゴムの代替材料等として有
用な含チオエステル樹脂に関する。
光学材料、あるいはホース、衝撃吸収材、ベルト、パッ
キン等用に用いられる多硫化ゴムの代替材料等として有
用な含チオエステル樹脂に関する。
【0002】
【従来の技術】5員環ジチオカーボナート誘導体は、そ
の反応性の高さから感光性樹脂あるいは高分子架橋剤と
して用いられ、また、芳香環を有する場合は、イオウ及
び芳香環が導入されていることにより屈折率を高くする
ことができ光学材料としても利用されている。一方、ポ
リスルフィドに関しては、多硫化系合成ゴムとして、液
状−軟質ゴム状−硬質ゴム状と広範囲の性質のものが知
られている。多硫化ゴムとしては、耐油性、耐老化性、
耐オゾン性、耐コロナ性が優れていることを利用して、
燃料タンク用、燃料ホース用等、あるいは接着剤用、シ
ーリング材用等として用いられている。このようなポリ
スルフィドは、モノマーの種類あるいは重合度を変える
ことによりその性質を調整しているが、1種類の樹脂で
全ての性能を満足し得ることはできず、例えば加工性が
不足であればエポキシ樹脂あるいは重合度の異なるポリ
スルフィドをブレンドすることによって不足分が補われ
ていた。また、結合がジスルフィド結合であることよ
り、柔軟性には富むものの硬度の発現が乏しく、強靭性
を示すフィルムを得ることが困難であった。
の反応性の高さから感光性樹脂あるいは高分子架橋剤と
して用いられ、また、芳香環を有する場合は、イオウ及
び芳香環が導入されていることにより屈折率を高くする
ことができ光学材料としても利用されている。一方、ポ
リスルフィドに関しては、多硫化系合成ゴムとして、液
状−軟質ゴム状−硬質ゴム状と広範囲の性質のものが知
られている。多硫化ゴムとしては、耐油性、耐老化性、
耐オゾン性、耐コロナ性が優れていることを利用して、
燃料タンク用、燃料ホース用等、あるいは接着剤用、シ
ーリング材用等として用いられている。このようなポリ
スルフィドは、モノマーの種類あるいは重合度を変える
ことによりその性質を調整しているが、1種類の樹脂で
全ての性能を満足し得ることはできず、例えば加工性が
不足であればエポキシ樹脂あるいは重合度の異なるポリ
スルフィドをブレンドすることによって不足分が補われ
ていた。また、結合がジスルフィド結合であることよ
り、柔軟性には富むものの硬度の発現が乏しく、強靭性
を示すフィルムを得ることが困難であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、強靭
性を示す新規な含チオエステル樹脂を提供することにあ
る。
性を示す新規な含チオエステル樹脂を提供することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、一般式(I)
【0005】
【化4】
【0006】(式中、R1 、R2 及びR3 は、同一また
は異なって、水素または低級アルキルを表すか、R1 と
R2 がそれぞれの隣接する2つの炭素原子と一緒になっ
て飽和炭化水素環を表し、R4 は、活性水素化合物残基
を表し、Bは、多官能性カルボン酸の2つのカルボキシ
ル基を除いた残基を表す)で表される構造単位を有する
含チオエステル樹脂に関する。
は異なって、水素または低級アルキルを表すか、R1 と
R2 がそれぞれの隣接する2つの炭素原子と一緒になっ
て飽和炭化水素環を表し、R4 は、活性水素化合物残基
を表し、Bは、多官能性カルボン酸の2つのカルボキシ
ル基を除いた残基を表す)で表される構造単位を有する
含チオエステル樹脂に関する。
【0007】また、本発明は、一般式(II)
【0008】
【化5】
【0009】(式中、R1 、R2 及びR3 は、前記と同
意義を表す)で表される5員環ジチオカーボナート基を
1個以上有する多官能化合物と活性水素化合物との開環
重付加反応で生成するチオールを、三級アミン存在下に
多官能性酸ハライド化合物と反応させることにより得ら
れる上記一般式(I)で表される含チオエステル樹脂及
びその製造法に関する。
意義を表す)で表される5員環ジチオカーボナート基を
1個以上有する多官能化合物と活性水素化合物との開環
重付加反応で生成するチオールを、三級アミン存在下に
多官能性酸ハライド化合物と反応させることにより得ら
れる上記一般式(I)で表される含チオエステル樹脂及
びその製造法に関する。
【0010】
【化6】
【0011】(式中、R1 、R2 、R3 、R4 及びB
は、前記と同意義を表す) 一般式(I)及び一般式(II)の各基の定義において、
低級アルキルとしては、直鎖または分枝状の炭素数1〜
12の、例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピ
ル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−
ブチル、ペンチル、イソアミル、ヘキシル、ヘプチル、
オクチル、ノニル、デシル、ウンデシル、ドデシル等が
挙げられる。飽和炭化水素環としては、炭素数5〜12
の、例えばシクロペンタン、シクロヘキサン、シクロヘ
プタン、シクロデカン、シクロウンデカン等の単環式炭
化水素環、あるいはノルボルナン、ボルナン、メンタ
ン、ノルピナン、ピナン等の多環式炭化水素環が挙げら
れる。
は、前記と同意義を表す) 一般式(I)及び一般式(II)の各基の定義において、
低級アルキルとしては、直鎖または分枝状の炭素数1〜
12の、例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピ
ル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−
ブチル、ペンチル、イソアミル、ヘキシル、ヘプチル、
オクチル、ノニル、デシル、ウンデシル、ドデシル等が
挙げられる。飽和炭化水素環としては、炭素数5〜12
の、例えばシクロペンタン、シクロヘキサン、シクロヘ
プタン、シクロデカン、シクロウンデカン等の単環式炭
化水素環、あるいはノルボルナン、ボルナン、メンタ
ン、ノルピナン、ピナン等の多環式炭化水素環が挙げら
れる。
【0012】多官能性カルボン酸としては、例えばマロ
ン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、マレイン
酸、フマル酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸
等の二官能性カルボン酸、トリメリット酸、トリカルバ
リル酸等の三官能性カルボン酸等が挙げられる。5員環
ジチオカーボナート基を1個以上有する多官能化合物と
しては、例えば1,2−エポキシブタン、2,3−エポ
キシブタン、1,2−エポキシヘキサン、1,2−エポ
キシオクタン、1,2−エポキシデカン、1,2−エポ
キシドデカン、1,2−エポキシヘキサデカン、1,2
−エポキシ−5−ヘキセン、4−(2,3−エポキシヘ
キシロキシ)フェニル−4−(デシロキシ)ベンゾエー
ト、7,8−エポキシ−2−メチルオクタデカン、2,
3−エポキシノルボルネン、2,3−エポキシプロピル
ベンゼン、N−(2,3−エポキシプロピル)フタルイ
ミド等の単官能エポキシ化合物を二硫化炭素でジチオカ
ーボナート化した単官能ジチオカーボナート化合物、ビ
スフェノールA、ビスフェノールS、ヘキサヒドロビス
フェノールA、テトラメチルビスフェノールA、カテコ
ール、レゾルシン、クレゾールノボラック、テトラブロ
モビスフェノールA、トリヒドロキシビフェニル、ビス
レゾルシノール、ハイドロキノン等の多価フェノールと
エピクロロヒドリンとを反応させて得られる多価グリシ
ジルエーテルを二硫化炭素でジチオカーボナート化した
多官能ジチオカーボナート化合物、グリセリン、ネオペ
ンチルグリコール、ジエチルプロパンジオール、ブチル
エチルプロパンジオールなどの多価アルコールとエピク
ロロヒドリンとを反応させて得られる多価グリシジルエ
ーテルを二硫化炭素でジチオカーボナート化した多官能
ジチオカーボナート化合物、グリシジル(メタ)アクリ
レート等のグリシジル基含有アクリルモノマーを二硫化
炭素でジチオカーボナート化したジチオカーボナート基
含有アクリルモノマーと他の共重合可能なモノマーとの
共重合体等の高分子化合物等が挙げられ、中でも多官能
ジチオカーボナート化合物あるいは高分子化合物が好ま
しい。
ン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、マレイン
酸、フマル酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸
等の二官能性カルボン酸、トリメリット酸、トリカルバ
リル酸等の三官能性カルボン酸等が挙げられる。5員環
ジチオカーボナート基を1個以上有する多官能化合物と
しては、例えば1,2−エポキシブタン、2,3−エポ
キシブタン、1,2−エポキシヘキサン、1,2−エポ
キシオクタン、1,2−エポキシデカン、1,2−エポ
キシドデカン、1,2−エポキシヘキサデカン、1,2
−エポキシ−5−ヘキセン、4−(2,3−エポキシヘ
キシロキシ)フェニル−4−(デシロキシ)ベンゾエー
ト、7,8−エポキシ−2−メチルオクタデカン、2,
3−エポキシノルボルネン、2,3−エポキシプロピル
ベンゼン、N−(2,3−エポキシプロピル)フタルイ
ミド等の単官能エポキシ化合物を二硫化炭素でジチオカ
ーボナート化した単官能ジチオカーボナート化合物、ビ
スフェノールA、ビスフェノールS、ヘキサヒドロビス
フェノールA、テトラメチルビスフェノールA、カテコ
ール、レゾルシン、クレゾールノボラック、テトラブロ
モビスフェノールA、トリヒドロキシビフェニル、ビス
レゾルシノール、ハイドロキノン等の多価フェノールと
エピクロロヒドリンとを反応させて得られる多価グリシ
ジルエーテルを二硫化炭素でジチオカーボナート化した
多官能ジチオカーボナート化合物、グリセリン、ネオペ
ンチルグリコール、ジエチルプロパンジオール、ブチル
エチルプロパンジオールなどの多価アルコールとエピク
ロロヒドリンとを反応させて得られる多価グリシジルエ
ーテルを二硫化炭素でジチオカーボナート化した多官能
ジチオカーボナート化合物、グリシジル(メタ)アクリ
レート等のグリシジル基含有アクリルモノマーを二硫化
炭素でジチオカーボナート化したジチオカーボナート基
含有アクリルモノマーと他の共重合可能なモノマーとの
共重合体等の高分子化合物等が挙げられ、中でも多官能
ジチオカーボナート化合物あるいは高分子化合物が好ま
しい。
【0013】活性水素化合物としては、5員環ジチオカ
ーボナート基のチオカルボニル基へ求核付加反応するも
のであればいずれでもよいが、好ましくはアミノ化合物
が挙げられる。該アミノ化合物は、一級または二級アミ
ノ基を有する化合物であり、例えばアンモニア、メチル
アミン、エチルアミン、プロピルアミン、ブチルアミ
ン、イソブチルアミン、sec−ブチルアミン、ヘキシ
ルアミン、オクチルアミン、1,2−ジメチルプロピル
アミン、2−エチルヘキシルアミン、アリルアミン、3
−メトキシプロピルアミン、3−イソプロポキシプロピ
ルアミン、3−ブトキシプロピルアミン、ジプロピルア
ミン、ジブチルアミン、ジイソブチルアミン、ジオクチ
ルアミン、ビス(2−エチルヘキシル)アミン等の脂肪
族一級あるいは二級アミン、ピロリジン、ピペラジン、
ピペリジン、モルフォリン、チオモルフォリン等の脂環
式二級アミン、ベンジルアミン、ジベンジルアミン、β
−フェネチルアミン等の芳香族アミン、ピロール、イミ
ダゾール等の塩基性含窒素複素環化合物、2−ヒドロキ
シメチルアミノエタノール、3−アミノプロパノール、
2−アミノプロパノール、モノエタノールアミン、ジエ
タノールアミン等のヒドロキシアミン、エチルアミノエ
チルアミン、1,2−ジアミノプロパン、1,3−ジア
ミノプロパン、メチルアミノプロピルアミン、2−(2
−ヒドロキシエチルアミノ)プロピルアミン、ビス(3
−アミノプロピル)エーテル、1,3−ビス(3−アミ
ノプロポキシ)−2,2−ジメチルプロパン、1,4−
ジアミノブタン、1,6−ヘキサメチレンジアミン等の
二官能性アミン、ジシアンジアミド等の三官能性アミン
等が好ましくあげられる。なお、該アミノ化合物は、5
員環ジチオカーボナート基を1個以上有する多官能化合
物と反応させる際、ジチオカーボナート基に対して0.
5〜3当量、好ましくは1〜2.5当量配合することが
好ましい。
ーボナート基のチオカルボニル基へ求核付加反応するも
のであればいずれでもよいが、好ましくはアミノ化合物
が挙げられる。該アミノ化合物は、一級または二級アミ
ノ基を有する化合物であり、例えばアンモニア、メチル
アミン、エチルアミン、プロピルアミン、ブチルアミ
ン、イソブチルアミン、sec−ブチルアミン、ヘキシ
ルアミン、オクチルアミン、1,2−ジメチルプロピル
アミン、2−エチルヘキシルアミン、アリルアミン、3
−メトキシプロピルアミン、3−イソプロポキシプロピ
ルアミン、3−ブトキシプロピルアミン、ジプロピルア
ミン、ジブチルアミン、ジイソブチルアミン、ジオクチ
ルアミン、ビス(2−エチルヘキシル)アミン等の脂肪
族一級あるいは二級アミン、ピロリジン、ピペラジン、
ピペリジン、モルフォリン、チオモルフォリン等の脂環
式二級アミン、ベンジルアミン、ジベンジルアミン、β
−フェネチルアミン等の芳香族アミン、ピロール、イミ
ダゾール等の塩基性含窒素複素環化合物、2−ヒドロキ
シメチルアミノエタノール、3−アミノプロパノール、
2−アミノプロパノール、モノエタノールアミン、ジエ
タノールアミン等のヒドロキシアミン、エチルアミノエ
チルアミン、1,2−ジアミノプロパン、1,3−ジア
ミノプロパン、メチルアミノプロピルアミン、2−(2
−ヒドロキシエチルアミノ)プロピルアミン、ビス(3
−アミノプロピル)エーテル、1,3−ビス(3−アミ
ノプロポキシ)−2,2−ジメチルプロパン、1,4−
ジアミノブタン、1,6−ヘキサメチレンジアミン等の
二官能性アミン、ジシアンジアミド等の三官能性アミン
等が好ましくあげられる。なお、該アミノ化合物は、5
員環ジチオカーボナート基を1個以上有する多官能化合
物と反応させる際、ジチオカーボナート基に対して0.
5〜3当量、好ましくは1〜2.5当量配合することが
好ましい。
【0014】三級アミンとしては、例えばトリメチルア
ミン、トリエチルアミン、トリブチルアミン、トリオク
チルアミン等があげられるが、その中でも特にトリエチ
ルアミンが好ましい。反応系中における配合量は、生成
するチオール基に対して0.5〜5当量、好ましくは1
〜4当量である。多官能性酸ハライド化合物としては、
マロン酸ジクロライド、コハク酸ジクロライド、グルタ
ル酸ジクロライド、アジピン酸ジクロライド、マレイン
酸ジクロライド、フマル酸ジクロライド、フタル酸ジク
ロライド、イソフタル酸ジクロライド、テレフタル酸ジ
クロライド、マロン酸ジブロマイド、コハク酸ジブロマ
イド、グルタル酸ジブロマイド、アジピン酸ジブロマイ
ド、マレイン酸ジブロマイド、フマル酸ジブロマイド、
フタル酸ジブロマイド、イソフタル酸ジブロマイド、テ
レフタル酸ジブロマイド等の二官能性酸ハライド化合
物、トリメリット酸トリクロライド、トリカルバリル酸
トリクロライド、トリメリット酸トリブロマイド、トリ
カルバリル酸トリブロマイド等の三官能性酸ハライド化
合物等が挙げられる。チオールと反応させる際の配合量
は、生成したチオールに対して0.1〜3当量、好まし
くは0.5〜1.5当量である。
ミン、トリエチルアミン、トリブチルアミン、トリオク
チルアミン等があげられるが、その中でも特にトリエチ
ルアミンが好ましい。反応系中における配合量は、生成
するチオール基に対して0.5〜5当量、好ましくは1
〜4当量である。多官能性酸ハライド化合物としては、
マロン酸ジクロライド、コハク酸ジクロライド、グルタ
ル酸ジクロライド、アジピン酸ジクロライド、マレイン
酸ジクロライド、フマル酸ジクロライド、フタル酸ジク
ロライド、イソフタル酸ジクロライド、テレフタル酸ジ
クロライド、マロン酸ジブロマイド、コハク酸ジブロマ
イド、グルタル酸ジブロマイド、アジピン酸ジブロマイ
ド、マレイン酸ジブロマイド、フマル酸ジブロマイド、
フタル酸ジブロマイド、イソフタル酸ジブロマイド、テ
レフタル酸ジブロマイド等の二官能性酸ハライド化合
物、トリメリット酸トリクロライド、トリカルバリル酸
トリクロライド、トリメリット酸トリブロマイド、トリ
カルバリル酸トリブロマイド等の三官能性酸ハライド化
合物等が挙げられる。チオールと反応させる際の配合量
は、生成したチオールに対して0.1〜3当量、好まし
くは0.5〜1.5当量である。
【0015】本発明において、溶媒は使用してもしなく
てもよいが、用いる場合には非プロトン性溶剤が好まし
く、例えばテトラヒドロフラン(THF)、ジオキサ
ン、ジオキソラン、トリオキサン、ジエチルセロソル
ブ、ジブチルセロソルブ、ジエチルカルビトール、ジブ
チルカルビトール等のエーテル系溶剤、アセトン、メチ
ルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、ジエチルケ
トン等のケトン系溶剤、アセトニトリル、ジメチルホル
ムアミド、N−メチルピロリドン、ジメチルスルホキシ
ド等があげられ、好ましくはTHF、アセトン、酢酸エ
チル等が用いられる。非プロトン性溶剤の使用量は、特
に限定されるものではないが、全固形分に対して0.1
〜100重量部が好ましい。
てもよいが、用いる場合には非プロトン性溶剤が好まし
く、例えばテトラヒドロフラン(THF)、ジオキサ
ン、ジオキソラン、トリオキサン、ジエチルセロソル
ブ、ジブチルセロソルブ、ジエチルカルビトール、ジブ
チルカルビトール等のエーテル系溶剤、アセトン、メチ
ルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、ジエチルケ
トン等のケトン系溶剤、アセトニトリル、ジメチルホル
ムアミド、N−メチルピロリドン、ジメチルスルホキシ
ド等があげられ、好ましくはTHF、アセトン、酢酸エ
チル等が用いられる。非プロトン性溶剤の使用量は、特
に限定されるものではないが、全固形分に対して0.1
〜100重量部が好ましい。
【0016】反応温度、反応時間及び反応圧力のいずれ
も特に限定されるものではないが、反応温度は0〜10
0℃、反応時間は2〜60時間、圧力は常圧あるいはわ
ずかな加圧条件が好ましい。反応終了後、溶媒を用いた
場合には、加熱除去、減圧除去等により溶媒を取り除く
こともできる。また、洗浄、乾燥等に付して精製するこ
ともできる。
も特に限定されるものではないが、反応温度は0〜10
0℃、反応時間は2〜60時間、圧力は常圧あるいはわ
ずかな加圧条件が好ましい。反応終了後、溶媒を用いた
場合には、加熱除去、減圧除去等により溶媒を取り除く
こともできる。また、洗浄、乾燥等に付して精製するこ
ともできる。
【0017】次に、本発明の含チオエステル樹脂の物性
について試験例で説明する。
について試験例で説明する。
【0018】試験例1 引っ張り試験 後述する実施例1で得られるポリスルフィド樹脂をフィ
ルム厚300μmでダンベル状に打ち抜き、引っ張り速
度10mm/分、チャック間距離60mm、25℃で引
っ張り試験を行った。その結果を第1表に示す。
ルム厚300μmでダンベル状に打ち抜き、引っ張り速
度10mm/分、チャック間距離60mm、25℃で引
っ張り試験を行った。その結果を第1表に示す。
【0019】
【表1】
【0020】第1表から明らかなように、本発明の含チ
オエステル樹脂は、優れた引っ張り強度を有している。
以下に、実施例により本発明をさらに詳細に説明する。
オエステル樹脂は、優れた引っ張り強度を有している。
以下に、実施例により本発明をさらに詳細に説明する。
【0021】
実施例1 ビスフェノールA型二官能グリシジルエーテル(ビスフ
ェノールAとエピクロロヒドリンとを反応させて得られ
る;市販品)100.0g(0.11mol)及び臭化
リチウム5.0g(0.06mol)をTHF,1Lに
室温で溶解させ、これに二硫化炭素126.6g(1.
66mol)を添加し、窒素雰囲気下、45℃で12時
間反応させた。反応終了後、反応液を減圧濃縮し、残渣
にクロロホルム600ml、アセトン400ml及び水
1Lを加え、分液した。抽出した有機層を飽和食塩水8
00mlで洗浄し、無水硫酸マグネシウム60gで乾燥
した。溶媒を減圧留去後、残渣をシリカゲルクロマトグ
ラフィーで精製することにより、ビスフェノールA型二
官能ジチオカーボナート43.0g(0.04mol)
を得た。攪拌機、窒素導入管を付した50mlの反応容
器中、上記で得られたビスフェノールA型二官能ジチオ
カーボナート化合物1mmolをTHF,5mlに室温
で溶解させ、これにベンジルアミン2当量(対ジチオカ
ーボナート基)を添加し、窒素雰囲気下、室温で24時
間反応させた。次いで、単離することなくトリエチルア
ミン3当量(対チオール)を添加後、テレフタル酸ジク
ロライド1mmolを加え、窒素雰囲気下、室温で24
時間反応を行った。反応終了後、メタノール100ml
に投入することにより、目的とする含チオエステル樹脂
(A)を得た。
ェノールAとエピクロロヒドリンとを反応させて得られ
る;市販品)100.0g(0.11mol)及び臭化
リチウム5.0g(0.06mol)をTHF,1Lに
室温で溶解させ、これに二硫化炭素126.6g(1.
66mol)を添加し、窒素雰囲気下、45℃で12時
間反応させた。反応終了後、反応液を減圧濃縮し、残渣
にクロロホルム600ml、アセトン400ml及び水
1Lを加え、分液した。抽出した有機層を飽和食塩水8
00mlで洗浄し、無水硫酸マグネシウム60gで乾燥
した。溶媒を減圧留去後、残渣をシリカゲルクロマトグ
ラフィーで精製することにより、ビスフェノールA型二
官能ジチオカーボナート43.0g(0.04mol)
を得た。攪拌機、窒素導入管を付した50mlの反応容
器中、上記で得られたビスフェノールA型二官能ジチオ
カーボナート化合物1mmolをTHF,5mlに室温
で溶解させ、これにベンジルアミン2当量(対ジチオカ
ーボナート基)を添加し、窒素雰囲気下、室温で24時
間反応させた。次いで、単離することなくトリエチルア
ミン3当量(対チオール)を添加後、テレフタル酸ジク
ロライド1mmolを加え、窒素雰囲気下、室温で24
時間反応を行った。反応終了後、メタノール100ml
に投入することにより、目的とする含チオエステル樹脂
(A)を得た。
【0022】1H-NMR (CDCl3) δ(ppm): 1.47-1.70(br,
5H), 3.43-3.70(m, 3H), 4.08-4.75(m, 6H), 5.88-6.10
(m, 1H), 6.60-8.00(m, 20H)13 C-NMR (CDCl3) δ(ppm): 31.0, 42.1, 49.7, 67.8, 7
7.5, 112.4, 128.0, 136.8, 143.5, 156.0, 189.9 IR ν(cm -1): 3370, 2920, 1640, 1500, 1160, 880 得られた樹脂収率、数平均分子量(Mn)、分子量分布
(Mw/Mn)を第2表に示す。
5H), 3.43-3.70(m, 3H), 4.08-4.75(m, 6H), 5.88-6.10
(m, 1H), 6.60-8.00(m, 20H)13 C-NMR (CDCl3) δ(ppm): 31.0, 42.1, 49.7, 67.8, 7
7.5, 112.4, 128.0, 136.8, 143.5, 156.0, 189.9 IR ν(cm -1): 3370, 2920, 1640, 1500, 1160, 880 得られた樹脂収率、数平均分子量(Mn)、分子量分布
(Mw/Mn)を第2表に示す。
【0023】
【表2】
【0024】
【発明の効果】本発明により、優れた引っ張り強度を有
する含チオエステル樹脂が提供される。
する含チオエステル樹脂が提供される。
Claims (6)
- 【請求項1】 一般式(I) 【化1】 (式中、R1 、R2 及びR3 は、同一または異なって、
水素または低級アルキルを表すか、R1 とR2 がそれぞ
れの隣接する2つの炭素原子と一緒になって飽和炭化水
素環を表し、R4 は、活性水素化合物残基を表し、B
は、多官能性カルボン酸の2つのカルボキシル基を除い
た残基を表す)で表される構造単位を有する含チオエス
テル樹脂。 - 【請求項2】 活性水素化合物が一級または二級アミノ
基を有する化合物である請求項1記載の含チオエステル
樹脂。 - 【請求項3】 一般式(II) 【化2】 (式中、R1 、R2 及びR3 は、前記と同意義を表す)
で表される5員環ジチオカーボナート基を1個以上有す
る多官能化合物と活性水素化合物との開環重付加反応で
生成するチオールを、三級アミン存在下に多官能性酸ハ
ライド化合物と反応させることにより得られる請求項1
記載の含チオエステル樹脂。 - 【請求項4】 活性水素化合物が一級または二級アミノ
基を有する化合物である請求項3記載の含チオエステル
樹脂。 - 【請求項5】 一般式(II) 【化3】 (式中、R1 、R2 及びR3 は、前記と同意義を表す)
で表される5員環ジチオカーボナート基を1個以上有す
る多官能化合物と活性水素化合物との開環重付加反応で
生成するチオールを、三級アミン存在下に多官能性酸ハ
ライド化合物と反応させることを特徴とする請求項1記
載の含チオエステル樹脂の製造法。 - 【請求項6】 活性水素化合物が一級または二級アミノ
基を有する化合物である請求項5記載の含チオエステル
樹脂の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11474296A JPH09302094A (ja) | 1996-05-09 | 1996-05-09 | 含チオエステル樹脂 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11474296A JPH09302094A (ja) | 1996-05-09 | 1996-05-09 | 含チオエステル樹脂 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09302094A true JPH09302094A (ja) | 1997-11-25 |
Family
ID=14645529
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11474296A Withdrawn JPH09302094A (ja) | 1996-05-09 | 1996-05-09 | 含チオエステル樹脂 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09302094A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002072670A1 (en) * | 2001-03-09 | 2002-09-19 | Mitsui Chemicals, Inc. | Optical parts and sulfur-containing poly(thio)ester (co)polymer |
| JP2006117913A (ja) * | 2004-09-21 | 2006-05-11 | Showa Denko Kk | ラジカル重合性含硫黄化合物およびラジカル重合性含硫黄ポリマー |
| JP2022533595A (ja) * | 2019-05-13 | 2022-07-25 | ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア | 環式モノチオカーボネートからポリカーボネートを合成する方法 |
-
1996
- 1996-05-09 JP JP11474296A patent/JPH09302094A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002072670A1 (en) * | 2001-03-09 | 2002-09-19 | Mitsui Chemicals, Inc. | Optical parts and sulfur-containing poly(thio)ester (co)polymer |
| US7008571B2 (en) | 2001-03-09 | 2006-03-07 | Mitsui Chemicals, Inc. | Optical component and sulfur-containing poly(thio)ester (co)polymer |
| JP2006117913A (ja) * | 2004-09-21 | 2006-05-11 | Showa Denko Kk | ラジカル重合性含硫黄化合物およびラジカル重合性含硫黄ポリマー |
| JP2022533595A (ja) * | 2019-05-13 | 2022-07-25 | ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア | 環式モノチオカーボネートからポリカーボネートを合成する方法 |
| US12365760B2 (en) | 2019-05-13 | 2025-07-22 | Basf Se | Process for the synthesis of polycarbonates from cyclic monothiocarbonates |
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