JPH09302536A - 紡績機のドラフト装置 - Google Patents
紡績機のドラフト装置Info
- Publication number
- JPH09302536A JPH09302536A JP14679996A JP14679996A JPH09302536A JP H09302536 A JPH09302536 A JP H09302536A JP 14679996 A JP14679996 A JP 14679996A JP 14679996 A JP14679996 A JP 14679996A JP H09302536 A JPH09302536 A JP H09302536A
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- electromagnetic clutch
- roller
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Abstract
(57)【要約】
【解決手段】ドラフトローラー1a、1bの駆動を制御
するためにラインシャフト5に配設された電磁クラッチ
6を有する紡績機のドラフト装置において、少なくと
も、ラインシャフトの材質を非磁性体とした紡績機のド
ラフト装置に関するものである。 【効果】紡績ユニット間のバックローラーの立ち上がり
時間のばらつきを減少することができるので、糸継ぎの
成功率を向上することができるとともに、各紡績ユニッ
トにおいて、安定した糸継ぎを行うことができる。
するためにラインシャフト5に配設された電磁クラッチ
6を有する紡績機のドラフト装置において、少なくと
も、ラインシャフトの材質を非磁性体とした紡績機のド
ラフト装置に関するものである。 【効果】紡績ユニット間のバックローラーの立ち上がり
時間のばらつきを減少することができるので、糸継ぎの
成功率を向上することができるとともに、各紡績ユニッ
トにおいて、安定した糸継ぎを行うことができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バックローラー等
のドラフトローラーの駆動を制御するためにラインシャ
フトに配設された電磁クラッチを有する紡績機のドラフ
トに関するものである。
のドラフトローラーの駆動を制御するためにラインシャ
フトに配設された電磁クラッチを有する紡績機のドラフ
トに関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、フロントローラー、エプロンベ
ルトを有するセカンドローラー、第1バックローラー及
び第2バックローラーからなる4線式の紡績機のドラフ
ト装置において、フロントローラー及びセカンドローラ
ーを、常時回転駆動するとともに、常時回転するライン
シャフトの回転を、第1バックローラー及び第2バック
ローラーに伝達するために電磁クラッチが用いられてい
る。
ルトを有するセカンドローラー、第1バックローラー及
び第2バックローラーからなる4線式の紡績機のドラフ
ト装置において、フロントローラー及びセカンドローラ
ーを、常時回転駆動するとともに、常時回転するライン
シャフトの回転を、第1バックローラー及び第2バック
ローラーに伝達するために電磁クラッチが用いられてい
る。
【0003】糸切れの際には、電磁クラッチのコイルへ
の通電を遮断して、電磁クラッチの作動を停止すること
により、第1及び第2バックローラーの回転を停止させ
て、常時回転しているセカンドローラーと、回転を停止
した第2バックローラーとの間において、供給されるス
ライバーを切断するように構成されている。また、糸切
れの際には、第1及び第2バックローラーの回転を停止
させた後、所定時間後に加撚装置の駆動を停止させる。
例えば、加撚装置が、公知のスピンドル部材と旋回空気
流を発生させるノズル部材等から構成されている場合に
は、ノズル部材による旋回空気流の発生を停止させて加
撚装置の駆動を停止させる。
の通電を遮断して、電磁クラッチの作動を停止すること
により、第1及び第2バックローラーの回転を停止させ
て、常時回転しているセカンドローラーと、回転を停止
した第2バックローラーとの間において、供給されるス
ライバーを切断するように構成されている。また、糸切
れの際には、第1及び第2バックローラーの回転を停止
させた後、所定時間後に加撚装置の駆動を停止させる。
例えば、加撚装置が、公知のスピンドル部材と旋回空気
流を発生させるノズル部材等から構成されている場合に
は、ノズル部材による旋回空気流の発生を停止させて加
撚装置の駆動を停止させる。
【0004】また、ピーシングの際には、先ず最初に、
パッケージから巻き戻された糸や別途用意したパッケー
ジから引き出された糸(以下、これらの糸を、単に、
「種糸」という。)を加撚装置に挿通し、次いで、電磁
クラッチのコイルに電流を流して電磁クラッチを起動さ
せて、停止している第1及び第2バックローラーの回転
を再開してスライバーの加撚装置への供給を再開する。
第1及び第2バックローラーの回転を再開した後に、例
えば、離反されていたニップローラーを常時回転してい
るデリベリローラーに接触させて、種糸の走行を開始す
るとともに、種糸の走行と略同時に加撚装置を駆動させ
る。このようにしてピーシング作業が行われることにな
る。
パッケージから巻き戻された糸や別途用意したパッケー
ジから引き出された糸(以下、これらの糸を、単に、
「種糸」という。)を加撚装置に挿通し、次いで、電磁
クラッチのコイルに電流を流して電磁クラッチを起動さ
せて、停止している第1及び第2バックローラーの回転
を再開してスライバーの加撚装置への供給を再開する。
第1及び第2バックローラーの回転を再開した後に、例
えば、離反されていたニップローラーを常時回転してい
るデリベリローラーに接触させて、種糸の走行を開始す
るとともに、種糸の走行と略同時に加撚装置を駆動させ
る。このようにしてピーシング作業が行われることにな
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ピーシング
の成否には、停止しているバックローラーの再駆動タイ
ミングと、加撚装置に挿通された種糸の走行開始タイミ
ングが大きく左右する。種糸が、正に、走行を開始しよ
うとしている時点で、加撚装置に挿通されている種糸
に、セカンドローラーと第2バックローラーとの間で切
断されたスライバーの先端部を構成する繊維が到達する
ようなタイミングとなるように、種糸の走行開始の所定
時間前に、停止しているバックローラーを回転させてス
ライバーを走行させることが必要である。
の成否には、停止しているバックローラーの再駆動タイ
ミングと、加撚装置に挿通された種糸の走行開始タイミ
ングが大きく左右する。種糸が、正に、走行を開始しよ
うとしている時点で、加撚装置に挿通されている種糸
に、セカンドローラーと第2バックローラーとの間で切
断されたスライバーの先端部を構成する繊維が到達する
ようなタイミングとなるように、種糸の走行開始の所定
時間前に、停止しているバックローラーを回転させてス
ライバーを走行させることが必要である。
【0006】例えば、停止しているバックローラーの駆
動タイミングが遅れると、スライバーの先端部を構成す
る繊維がピーシング位置に到達したときには、既に、種
糸が加撚装置から引き出されてしまっていてピーシング
ができなかったり、或いは、種糸が加撚装置内に残って
いても、種糸の端部のみに、スライバーの先端部を構成
する繊維が絡みついてピーシングが行われるために、継
ぎ目部分の強度が低く、継ぎ目部分で、再度、糸切れが
発生するという問題がある。また、走行を開始した種糸
或いは速い速度で走行している種糸には、スライバーの
先端部を構成する繊維が絡みつき難く、従って、ピーシ
ングが失敗することになる。また、逆に、停止している
バックローラーの駆動タイミングが早いと、停止してい
る種糸に、スライバーの先端部を構成する繊維が衝突し
て、停止している種糸に、繊維が固まって付着して、や
はり、ピーシングの失敗を惹起することになる。
動タイミングが遅れると、スライバーの先端部を構成す
る繊維がピーシング位置に到達したときには、既に、種
糸が加撚装置から引き出されてしまっていてピーシング
ができなかったり、或いは、種糸が加撚装置内に残って
いても、種糸の端部のみに、スライバーの先端部を構成
する繊維が絡みついてピーシングが行われるために、継
ぎ目部分の強度が低く、継ぎ目部分で、再度、糸切れが
発生するという問題がある。また、走行を開始した種糸
或いは速い速度で走行している種糸には、スライバーの
先端部を構成する繊維が絡みつき難く、従って、ピーシ
ングが失敗することになる。また、逆に、停止している
バックローラーの駆動タイミングが早いと、停止してい
る種糸に、スライバーの先端部を構成する繊維が衝突し
て、停止している種糸に、繊維が固まって付着して、や
はり、ピーシングの失敗を惹起することになる。
【0007】従来、紡績機のドラフト装置においては、
電磁クラッチのコイルに電流を流してから、バックロー
ラーが回転を開始するまでの時間(以下、この時間を、
単に、「バックローラーの立ち上がり時間」という。)
が、同じ電磁クラッチを使用し、起動条件を同じにして
も、並設された多数の紡績ユニット間で、大きく相違す
る。従って、紡績機の紡績ユニット全部に対して、種糸
の走行開始タイミングと、電磁クラッチのコイルに電流
を流す、即ち、電磁クラッチをオンするタイミングと
を、上述したように、種糸が、正に、走行を開始しよう
としている時点で、種糸に、スライバーの先端部を構成
する繊維が到達するようなタイミングとなるように調整
しても、バックローラーの立ち上がり時間に大きなばら
つきがあるために、ある紡績ユニットではピーシングが
成功しても、他の紡績ユニットではピーシングが失敗す
ることになり、ピーシング作業の確実度或いは信頼度が
悪いという問題がある。
電磁クラッチのコイルに電流を流してから、バックロー
ラーが回転を開始するまでの時間(以下、この時間を、
単に、「バックローラーの立ち上がり時間」という。)
が、同じ電磁クラッチを使用し、起動条件を同じにして
も、並設された多数の紡績ユニット間で、大きく相違す
る。従って、紡績機の紡績ユニット全部に対して、種糸
の走行開始タイミングと、電磁クラッチのコイルに電流
を流す、即ち、電磁クラッチをオンするタイミングと
を、上述したように、種糸が、正に、走行を開始しよう
としている時点で、種糸に、スライバーの先端部を構成
する繊維が到達するようなタイミングとなるように調整
しても、バックローラーの立ち上がり時間に大きなばら
つきがあるために、ある紡績ユニットではピーシングが
成功しても、他の紡績ユニットではピーシングが失敗す
ることになり、ピーシング作業の確実度或いは信頼度が
悪いという問題がある。
【0008】本発明の目的は、上述した従来の紡績機の
ドラフト装置が有する課題を解決し、ピーシング成功率
の向上を実現することが可能な紡績機のドラフト装置を
提供することにある。
ドラフト装置が有する課題を解決し、ピーシング成功率
の向上を実現することが可能な紡績機のドラフト装置を
提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した目的
を達成するために、第1には、ドラフトローラーの駆動
を制御するためにラインシャフトに配設された電磁クラ
ッチを有する紡績機のドラフト装置において、少なくと
も、ラインシャフトの材質を非磁性体としたものであ
り、第2には、少なくとも、電磁クラッチのハウジング
の材質を磁性体としたものであり、第3には、ペアーを
形成するドラフトローラー駆動装置を構成する電磁クラ
ッチを、互いに、吸引する方向の磁力を発生するように
したものである。
を達成するために、第1には、ドラフトローラーの駆動
を制御するためにラインシャフトに配設された電磁クラ
ッチを有する紡績機のドラフト装置において、少なくと
も、ラインシャフトの材質を非磁性体としたものであ
り、第2には、少なくとも、電磁クラッチのハウジング
の材質を磁性体としたものであり、第3には、ペアーを
形成するドラフトローラー駆動装置を構成する電磁クラ
ッチを、互いに、吸引する方向の磁力を発生するように
したものである。
【0010】以下に、本発明の紡績機のドラフト装置が
適用される一例としての紡績機の紡績ユニットの概略側
面図である図1、本発明の紡績機のドラフト装置のバッ
クローラー駆動部の一部拡大断面図である図2及び本発
明の紡績機のドラフト装置を構成する電磁クラッチの配
列状態を示す正面図である図3を、本発明の実施例につ
いて説明するが、本発明の趣旨を越えない限り、何ら、
本実施例に限定されるものではない。
適用される一例としての紡績機の紡績ユニットの概略側
面図である図1、本発明の紡績機のドラフト装置のバッ
クローラー駆動部の一部拡大断面図である図2及び本発
明の紡績機のドラフト装置を構成する電磁クラッチの配
列状態を示す正面図である図3を、本発明の実施例につ
いて説明するが、本発明の趣旨を越えない限り、何ら、
本実施例に限定されるものではない。
【0011】
【実施例】先ず最初に、図1を用いて、紡績機の紡績ユ
ニットについて概説する。
ニットについて概説する。
【0012】図1において、1は、ドラフト装置であ
り、ドラフト装置1は、第1バックローラー1a、第2
バックローラー1b、エプロンを有するセカンドローラ
ー1c及びフロントローラー1dからなり、ドラフト装
置1においてドラフトされたスライバーsは、ノズル部
材2a及びスピンドル部材2b等からなる加撚装置2に
供給され、加撚装置2において紡績糸yに形成される。
スピンドル部材2bは、紡績中は、ノズル部材2aと接
合されており、糸切れが発生した場合には、ノズル部材
2aから分離されるように構成されている。加撚装置2
により形成された紡績糸yは、ニップローラー3a及び
デリベリローラー3bからなる紡績糸送り出し部材3に
より引き出され、その後、図示されていないスラブキャ
ツチャー等を経て巻取り部4に送られ、フリクションロ
ーラー4aにより回転駆動されるパッケージ4bに巻き
取られる。
り、ドラフト装置1は、第1バックローラー1a、第2
バックローラー1b、エプロンを有するセカンドローラ
ー1c及びフロントローラー1dからなり、ドラフト装
置1においてドラフトされたスライバーsは、ノズル部
材2a及びスピンドル部材2b等からなる加撚装置2に
供給され、加撚装置2において紡績糸yに形成される。
スピンドル部材2bは、紡績中は、ノズル部材2aと接
合されており、糸切れが発生した場合には、ノズル部材
2aから分離されるように構成されている。加撚装置2
により形成された紡績糸yは、ニップローラー3a及び
デリベリローラー3bからなる紡績糸送り出し部材3に
より引き出され、その後、図示されていないスラブキャ
ツチャー等を経て巻取り部4に送られ、フリクションロ
ーラー4aにより回転駆動されるパッケージ4bに巻き
取られる。
【0013】セカンドローラー1c及びフロントローラ
ー1dは、常時、回転されており、また、第1バックロ
ーラー1a及び第2バックローラー1bは、ピーシング
作業の際に、後述する電磁クラッチにより、適宜、回転
或いは停止されるように制御される。
ー1dは、常時、回転されており、また、第1バックロ
ーラー1a及び第2バックローラー1bは、ピーシング
作業の際に、後述する電磁クラッチにより、適宜、回転
或いは停止されるように制御される。
【0014】次に、本発明の紡績機のドラフト装置を構
成する第1バックローラー1a及び第2バックローラー
1bのバックローラー駆動装置Mについて説明する。
成する第1バックローラー1a及び第2バックローラー
1bのバックローラー駆動装置Mについて説明する。
【0015】5は、適当な駆動源により、常時回転駆動
されているラインシャフトであり、ラインシャフト5に
は、電磁クラッチ6が、セットネジ等の適当な固着具に
より取着されている。7は、適当な軸受け7aを介し
て、ラインシャフト5に配設された回転部材であり、回
転部材7の電磁クラッチ6側端部にはフランジ7bが取
着されており、また、回転部材7のもう一方の端部に
は、平歯車7cが取着されている。
されているラインシャフトであり、ラインシャフト5に
は、電磁クラッチ6が、セットネジ等の適当な固着具に
より取着されている。7は、適当な軸受け7aを介し
て、ラインシャフト5に配設された回転部材であり、回
転部材7の電磁クラッチ6側端部にはフランジ7bが取
着されており、また、回転部材7のもう一方の端部に
は、平歯車7cが取着されている。
【0016】電磁クラッチ6のコイル6aに電流を流し
て、電磁クラッチ6を励磁させると、電磁クラッチ6の
クラッチ板6bに回転部材7のフランジ7bが吸着され
て、常時回転駆動されているラインシャフト5に取着さ
れて回転している電磁クラッチ6の回転が、回転部材7
に伝達されて回転部材7が回転することになる。また、
電磁クラッチ6のコイル6aへの通電を停止すると、電
磁クラッチ6のクラッチ板6bから回転部材7のフラン
ジ7bが離れて、回転部材7への電磁クラッチ6の回転
の伝達が遮断される。
て、電磁クラッチ6を励磁させると、電磁クラッチ6の
クラッチ板6bに回転部材7のフランジ7bが吸着され
て、常時回転駆動されているラインシャフト5に取着さ
れて回転している電磁クラッチ6の回転が、回転部材7
に伝達されて回転部材7が回転することになる。また、
電磁クラッチ6のコイル6aへの通電を停止すると、電
磁クラッチ6のクラッチ板6bから回転部材7のフラン
ジ7bが離れて、回転部材7への電磁クラッチ6の回転
の伝達が遮断される。
【0017】6cは、電磁クラッチ6のハウジングであ
り、ハウジング6cの開口部6c’内には、クラッチ板
6bが位置しており、そして、ハウジング6cの小径部
6c”には、軸受け6dを介して、ラインシャフト5が
貫通しており、ハウジング6cは、常時回転しているラ
インシャフト5により回転しないように、図示されてい
ないフレームに取着されている。6eは、ハウジング6
cの小径部6c”に対向して配置されたドーナツ状のカ
ラーであり、図示されていないセットネジ等の適当な固
着具により、ラインシャフト5に取着されている。
り、ハウジング6cの開口部6c’内には、クラッチ板
6bが位置しており、そして、ハウジング6cの小径部
6c”には、軸受け6dを介して、ラインシャフト5が
貫通しており、ハウジング6cは、常時回転しているラ
インシャフト5により回転しないように、図示されてい
ないフレームに取着されている。6eは、ハウジング6
cの小径部6c”に対向して配置されたドーナツ状のカ
ラーであり、図示されていないセットネジ等の適当な固
着具により、ラインシャフト5に取着されている。
【0018】8は、ラインシャフト5に並設された従動
軸であり、従動軸8は、適当な軸受け9を介してフレー
ム10に配設されている。また、従動軸8には、回転部
材7に取着された平歯車7cと噛み合う平歯車11が、
セットネジ等の適当な固着具により取着されている。1
2は、従動軸8に取着されたプーリーであり、13は、
プーリー12に張設されたタイミングベルトである。
軸であり、従動軸8は、適当な軸受け9を介してフレー
ム10に配設されている。また、従動軸8には、回転部
材7に取着された平歯車7cと噛み合う平歯車11が、
セットネジ等の適当な固着具により取着されている。1
2は、従動軸8に取着されたプーリーであり、13は、
プーリー12に張設されたタイミングベルトである。
【0019】14は、フレーム10に取着されたプレー
ト15に取着された制動用電磁ブレーキであり、制動用
電磁ブレーキ14の中心に形成された透孔14aに、従
動軸8が遊嵌されている。16は、キー及びキー溝を介
して従動軸8に、従動軸8の軸線方向には移動すること
ができるが、従動軸8に対して回転することが阻止され
ているブレーキ板である。制動用電磁ブレーキ14のコ
イル14bに電流を流して、制動用電磁ブレーキ14の
コイル14bを励磁させると、制動用電磁ブレーキ14
のブレーキシュー14cに、従動軸8に取着されたブレ
ーキ板16が吸着されて、従動軸8を制動するように構
成されている。
ト15に取着された制動用電磁ブレーキであり、制動用
電磁ブレーキ14の中心に形成された透孔14aに、従
動軸8が遊嵌されている。16は、キー及びキー溝を介
して従動軸8に、従動軸8の軸線方向には移動すること
ができるが、従動軸8に対して回転することが阻止され
ているブレーキ板である。制動用電磁ブレーキ14のコ
イル14bに電流を流して、制動用電磁ブレーキ14の
コイル14bを励磁させると、制動用電磁ブレーキ14
のブレーキシュー14cに、従動軸8に取着されたブレ
ーキ板16が吸着されて、従動軸8を制動するように構
成されている。
【0020】図1において、1a’は、第1バックロー
ラー1aの回転軸に取着されたプーリーであり、また、
1b’は、第2バックローラー1bの回転軸に取着され
たプーリーである。そして、第1バックローラー1aの
回転軸に取着されたプーリー1a’及び第2バックロー
ラー1bの回転軸に取着されたプーリー1b’には、上
述した従動軸8に取着されたプーリー12に張設された
タイミングベルト13が掛けられている。
ラー1aの回転軸に取着されたプーリーであり、また、
1b’は、第2バックローラー1bの回転軸に取着され
たプーリーである。そして、第1バックローラー1aの
回転軸に取着されたプーリー1a’及び第2バックロー
ラー1bの回転軸に取着されたプーリー1b’には、上
述した従動軸8に取着されたプーリー12に張設された
タイミングベルト13が掛けられている。
【0021】紡績糸yが紡出されている紡績ユニットの
作動状態においては、電磁クラッチ6のコイル6aには
電流が流れており、電磁クラッチ6が起動状態にあり、
従って、電磁クラッチ6のクラッチ板6bに、回転部材
7のフランジ7bが吸着されて、常時回転駆動されてい
るラインシャフト5に取着されて回転している電磁クラ
ッチ6の回転が、回転部材7に伝達され、回転部材7が
回転することになる。回転部材7が回転されると、回転
部材7の平歯車7cと噛み合っている平歯車11が回転
されるので、従って、平歯車11が取着されている従動
軸8が回転し、プーリー12に張設されているタイミン
グベルト13が走行することになる。
作動状態においては、電磁クラッチ6のコイル6aには
電流が流れており、電磁クラッチ6が起動状態にあり、
従って、電磁クラッチ6のクラッチ板6bに、回転部材
7のフランジ7bが吸着されて、常時回転駆動されてい
るラインシャフト5に取着されて回転している電磁クラ
ッチ6の回転が、回転部材7に伝達され、回転部材7が
回転することになる。回転部材7が回転されると、回転
部材7の平歯車7cと噛み合っている平歯車11が回転
されるので、従って、平歯車11が取着されている従動
軸8が回転し、プーリー12に張設されているタイミン
グベルト13が走行することになる。
【0022】タイミングベルト13の走行により、第1
バックローラー1aの回転軸に取着されたプーリー1
a’及び第2バックローラー1bの回転軸に取着された
プーリー1b’が回転し、第1バックローラー1a及び
第2バックローラー1bが回転駆動されて、ドラフト装
置1を構成する第1バックローラー1a、第2バックロ
ーラー1b、セカンドローラー1c及びフロントローラ
ー1dの全てが回転駆動されることになり、スライバー
sが加撚装置2に供給されて紡績糸yが紡出される。紡
績糸yが紡出されている紡績ユニットの作動状態におい
ては、制動用電磁ブレーキ14のコイル14bは通電さ
れておらず、従って、制動用電磁ブレーキ14のブレー
キシュー14cと従動軸8に配設されたブレーキ板16
とは離れており、従動軸8には制動力が作用していな
い。
バックローラー1aの回転軸に取着されたプーリー1
a’及び第2バックローラー1bの回転軸に取着された
プーリー1b’が回転し、第1バックローラー1a及び
第2バックローラー1bが回転駆動されて、ドラフト装
置1を構成する第1バックローラー1a、第2バックロ
ーラー1b、セカンドローラー1c及びフロントローラ
ー1dの全てが回転駆動されることになり、スライバー
sが加撚装置2に供給されて紡績糸yが紡出される。紡
績糸yが紡出されている紡績ユニットの作動状態におい
ては、制動用電磁ブレーキ14のコイル14bは通電さ
れておらず、従って、制動用電磁ブレーキ14のブレー
キシュー14cと従動軸8に配設されたブレーキ板16
とは離れており、従動軸8には制動力が作用していな
い。
【0023】紡績糸yに糸切れが発生した場合には、図
示されていない糸切れ検出部材からの糸切れ信号に基づ
いて、電磁クラッチ6のコイル6aへの通電が遮断され
るので、電磁クラッチ6のクラッチ板6bから、回転部
材7のフランジ7bが離れて、回転部材7への電磁クラ
ッチ6の回転の伝達が遮断される。また、上記の糸切れ
検出部材からの糸切れ信号に基づいて、制動用電磁ブレ
ーキ14のコイル14bが通電されて、制動用電磁ブレ
ーキ14が起動し、制動用電磁ブレーキ14のブレーキ
シュー14cに、従動軸8に取着されたブレーキ板16
が吸着されて、従動軸8に制動力が作用し、従動軸8が
惰性回転により回転することなく、即座に停止する。
示されていない糸切れ検出部材からの糸切れ信号に基づ
いて、電磁クラッチ6のコイル6aへの通電が遮断され
るので、電磁クラッチ6のクラッチ板6bから、回転部
材7のフランジ7bが離れて、回転部材7への電磁クラ
ッチ6の回転の伝達が遮断される。また、上記の糸切れ
検出部材からの糸切れ信号に基づいて、制動用電磁ブレ
ーキ14のコイル14bが通電されて、制動用電磁ブレ
ーキ14が起動し、制動用電磁ブレーキ14のブレーキ
シュー14cに、従動軸8に取着されたブレーキ板16
が吸着されて、従動軸8に制動力が作用し、従動軸8が
惰性回転により回転することなく、即座に停止する。
【0024】紡績糸yの糸切れが発生した場合には、上
述したように、従動軸8の回転が停止するので、プーリ
ー12に張設されているタイミングベルト13の走行が
停止され、従って、タイミングベルト13の走行により
回転される第1バックローラー1a及び第2バックロー
ラー1bの回転が停止する。第1バックローラー1a及
び第2バックローラー1bの回転が停止すると、常時回
転しているセカンドローラー1cと第2バックローラー
1bとの間でスライバーsが引きちぎられる。常時回転
しているセカンドローラー1c及びフロントローラー1
dに挟持されている、引きちぎられたスライバーsは、
セカンドローラー1c及びフロントローラー1dにより
搬送されて、図示されていない吸引管等に吸引されて排
除される。一方、停止された第1バックローラー1a及
び第2バックローラー1b側のスライバーsは、第1バ
ックローラー1a及び第2バックローラー1bにより把
持されている。
述したように、従動軸8の回転が停止するので、プーリ
ー12に張設されているタイミングベルト13の走行が
停止され、従って、タイミングベルト13の走行により
回転される第1バックローラー1a及び第2バックロー
ラー1bの回転が停止する。第1バックローラー1a及
び第2バックローラー1bの回転が停止すると、常時回
転しているセカンドローラー1cと第2バックローラー
1bとの間でスライバーsが引きちぎられる。常時回転
しているセカンドローラー1c及びフロントローラー1
dに挟持されている、引きちぎられたスライバーsは、
セカンドローラー1c及びフロントローラー1dにより
搬送されて、図示されていない吸引管等に吸引されて排
除される。一方、停止された第1バックローラー1a及
び第2バックローラー1b側のスライバーsは、第1バ
ックローラー1a及び第2バックローラー1bにより把
持されている。
【0025】ピーシング作業を行う際には、スピンドル
部材2bをノズル部材2aから分離し、その後、種糸
を、スピンドル部材2bに挿通し、スピンドル部材2b
への種糸の挿通後に、スピンドル部材2bをノズル部材
2aに接合する。次いで、電磁クラッチ6のコイル6a
に電流を流して電磁クラッチ6を起動させて、停止して
いる第1バックローラー1a及び第2バックローラー1
bの回転を再開してスライバーsの加撚装置2への供給
を再開する。第1バックローラー1a及び第2バックロ
ーラー1bの回転を再開した後に、種糸の走行を開始す
るとともに、種糸の走行と略同時に加撚装置2を駆動さ
せる。このようにしてピーシング作業が行われることに
なる。
部材2bをノズル部材2aから分離し、その後、種糸
を、スピンドル部材2bに挿通し、スピンドル部材2b
への種糸の挿通後に、スピンドル部材2bをノズル部材
2aに接合する。次いで、電磁クラッチ6のコイル6a
に電流を流して電磁クラッチ6を起動させて、停止して
いる第1バックローラー1a及び第2バックローラー1
bの回転を再開してスライバーsの加撚装置2への供給
を再開する。第1バックローラー1a及び第2バックロ
ーラー1bの回転を再開した後に、種糸の走行を開始す
るとともに、種糸の走行と略同時に加撚装置2を駆動さ
せる。このようにしてピーシング作業が行われることに
なる。
【0026】ところで、ラインシャフト5には、多数、
並設された紡績ユニットに対応して、上述した電磁クラ
ッチ6を含む第1バックローラー1a及び第2バックロ
ーラー1bのバックローラー駆動装置Mが配設されてお
り、ラインシャフト5には、図3に示されているよう
に、ペアーP1,P2を形成する一対のバックローラー
駆動装置Mが、電磁クラッチ6のカラー6eが、互い
に、対向するように配置されており、このように電磁ク
ラッチ6のカラー6eが、互いに、対向するように配置
されたバックローラー駆動装置Mのペアーが、所定の間
隔を置いて、多数配設されている。
並設された紡績ユニットに対応して、上述した電磁クラ
ッチ6を含む第1バックローラー1a及び第2バックロ
ーラー1bのバックローラー駆動装置Mが配設されてお
り、ラインシャフト5には、図3に示されているよう
に、ペアーP1,P2を形成する一対のバックローラー
駆動装置Mが、電磁クラッチ6のカラー6eが、互い
に、対向するように配置されており、このように電磁ク
ラッチ6のカラー6eが、互いに、対向するように配置
されたバックローラー駆動装置Mのペアーが、所定の間
隔を置いて、多数配設されている。
【0027】図3の左側のペアーP1に示されているよ
うに、一対のバックローラー駆動装置M1、M2を隣接
して配設し場合に、一方のバックローラー駆動装置、例
えば、右側に位置するバックローラー駆動装置M2の電
磁クラッチ6を、電磁クラッチ6のコイル6aへの通電
が遮断されている状態、即ち、オフの状態から、電磁ク
ラッチ6のコイル6aに電流を流す、即ち、オンにした
際に、バックローラー駆動装置M2のバックローラーの
立ち上がり時間は、左側に位置しているバックローラー
駆動装置M1の電磁クラッチ6が、オンの状態か、或い
は、オフの状態であるかによって異なる。
うに、一対のバックローラー駆動装置M1、M2を隣接
して配設し場合に、一方のバックローラー駆動装置、例
えば、右側に位置するバックローラー駆動装置M2の電
磁クラッチ6を、電磁クラッチ6のコイル6aへの通電
が遮断されている状態、即ち、オフの状態から、電磁ク
ラッチ6のコイル6aに電流を流す、即ち、オンにした
際に、バックローラー駆動装置M2のバックローラーの
立ち上がり時間は、左側に位置しているバックローラー
駆動装置M1の電磁クラッチ6が、オンの状態か、或い
は、オフの状態であるかによって異なる。
【0028】例えば、ハウジング6cの材質がアルミニ
ウムで、ラインシャフト5及びカラー6eの材質が鉄の
場合であって、左側に位置しているバックローラー駆動
装置M1の電磁クラッチ6と右側に位置するバックロー
ラー駆動装置M2の電磁クラッチ6とが、互いに、反発
する方向の磁力を発生するようにした場合(図3の左側
に位置するペアーP1のように、N極−S極、S極−N
極となるように配置する。)、左側に位置しているバッ
クローラー駆動装置M1の電磁クラッチ6がオンの場合
において、右側に位置するバックローラー駆動装置M2
の電磁クラッチ6をオフからオンにした際のバックロー
ラー駆動装置M2のバックローラーの立ち上がり時間
(t1)と、左側に位置しているバックローラー駆動装
置M1の電磁クラッチ6がオフの場合において、右側に
位置するバックローラー駆動装置M2の電磁クラッチ6
をオフからオンにした際のバックローラー駆動装置M2
のバックローラーの立ち上がり時間(t2)の差(t1
−t2)(以下、この差(t1−t2)を、単に、「ば
らつき差」と称する。)は、略9ミリセカンドであるこ
とが実験的に確かめられている。
ウムで、ラインシャフト5及びカラー6eの材質が鉄の
場合であって、左側に位置しているバックローラー駆動
装置M1の電磁クラッチ6と右側に位置するバックロー
ラー駆動装置M2の電磁クラッチ6とが、互いに、反発
する方向の磁力を発生するようにした場合(図3の左側
に位置するペアーP1のように、N極−S極、S極−N
極となるように配置する。)、左側に位置しているバッ
クローラー駆動装置M1の電磁クラッチ6がオンの場合
において、右側に位置するバックローラー駆動装置M2
の電磁クラッチ6をオフからオンにした際のバックロー
ラー駆動装置M2のバックローラーの立ち上がり時間
(t1)と、左側に位置しているバックローラー駆動装
置M1の電磁クラッチ6がオフの場合において、右側に
位置するバックローラー駆動装置M2の電磁クラッチ6
をオフからオンにした際のバックローラー駆動装置M2
のバックローラーの立ち上がり時間(t2)の差(t1
−t2)(以下、この差(t1−t2)を、単に、「ば
らつき差」と称する。)は、略9ミリセカンドであるこ
とが実験的に確かめられている。
【0029】また同様に、ハウジング6cの材質がアル
ミニウムで、ラインシャフト5及びカラー6eの材質が
鉄の場合であって、左側に位置しているバックローラー
駆動装置M1の電磁クラッチ6と右側に位置するバック
ローラー駆動装置M2の電磁クラッチ6とが、互いに、
吸引する方向の磁力を発生するようにした場合(図3の
右側に位置するペアーP2のように、N極−S極、N極
−S極となるように配置する。)、上述したばらつき差
は、略6ミリセカンドであることが実験的に確かめられ
ている。
ミニウムで、ラインシャフト5及びカラー6eの材質が
鉄の場合であって、左側に位置しているバックローラー
駆動装置M1の電磁クラッチ6と右側に位置するバック
ローラー駆動装置M2の電磁クラッチ6とが、互いに、
吸引する方向の磁力を発生するようにした場合(図3の
右側に位置するペアーP2のように、N極−S極、N極
−S極となるように配置する。)、上述したばらつき差
は、略6ミリセカンドであることが実験的に確かめられ
ている。
【0030】上述したように、ベアーの一方のバックロ
ーラー駆動装置Mの電磁クラッチ6が、オンの状態にあ
るか、或いは、オフの状態にあるかによって、もう一方
のバックローラー駆動装置Mのバックローラーの立ち上
がり時間に大きな影響が出ることになる。そして、この
ようなバックローラーの立ち上がり時間の相違、換言す
れば、バックローラーの立ち上がり時間のばらつきによ
り、ピーシングの成否に大きな影響が出る。例えば、最
近の革新紡績機においては、糸の送り出し速度が、35
0m/分にも達すものがあり、従って、種糸の送り出し
速度も同様に350m/分にもなる。上記のように、バ
ックローラーの立ち上がり時間のばらつき差が、例え
ば、一方のバックローラー駆動装置Mの電磁クラッチ6
が、オンか、オフかによって、10ミリセカンド遅くな
った場合には、種糸は、60mmも引き出されてしま
い、その分、継ぎ目部分を構成する種糸の長さが短くな
って、継ぎ目部分の強度が落ちて、継ぎ目部分で、再
度、糸切れが発生したり、或いは、既に、種糸が走行を
開始しているために、種糸へのスライバーsを構成する
繊維の絡みつきが円滑に行われず、ピーシングが失敗し
たり、継ぎ目部分の強度が落ちるようなことになる。
ーラー駆動装置Mの電磁クラッチ6が、オンの状態にあ
るか、或いは、オフの状態にあるかによって、もう一方
のバックローラー駆動装置Mのバックローラーの立ち上
がり時間に大きな影響が出ることになる。そして、この
ようなバックローラーの立ち上がり時間の相違、換言す
れば、バックローラーの立ち上がり時間のばらつきによ
り、ピーシングの成否に大きな影響が出る。例えば、最
近の革新紡績機においては、糸の送り出し速度が、35
0m/分にも達すものがあり、従って、種糸の送り出し
速度も同様に350m/分にもなる。上記のように、バ
ックローラーの立ち上がり時間のばらつき差が、例え
ば、一方のバックローラー駆動装置Mの電磁クラッチ6
が、オンか、オフかによって、10ミリセカンド遅くな
った場合には、種糸は、60mmも引き出されてしま
い、その分、継ぎ目部分を構成する種糸の長さが短くな
って、継ぎ目部分の強度が落ちて、継ぎ目部分で、再
度、糸切れが発生したり、或いは、既に、種糸が走行を
開始しているために、種糸へのスライバーsを構成する
繊維の絡みつきが円滑に行われず、ピーシングが失敗し
たり、継ぎ目部分の強度が落ちるようなことになる。
【0031】上述したように、一方のバックローラー駆
動装置Mの電磁クラッチ6が、オンか、オフかによっ
て、もう一方のバックローラー駆動装置Mのバックロー
ラーの立ち上がり時間が変化するということは、バック
ローラー駆動装置Mの電磁クラッチ6の磁力線が、互い
に、影響し合っていることを意味している。バックロー
ラー駆動装置M2の電磁クラッチ6に発生する磁力が、
互いに、反発する方向か、或いは、吸引する方向かによ
っても、バックローラー駆動装置Mのバックローラーの
立ち上がり時間が変化することによっても、バックロー
ラー駆動装置Mの電磁クラッチ6の磁力線が、互いに、
影響し合っていることが分かる。
動装置Mの電磁クラッチ6が、オンか、オフかによっ
て、もう一方のバックローラー駆動装置Mのバックロー
ラーの立ち上がり時間が変化するということは、バック
ローラー駆動装置Mの電磁クラッチ6の磁力線が、互い
に、影響し合っていることを意味している。バックロー
ラー駆動装置M2の電磁クラッチ6に発生する磁力が、
互いに、反発する方向か、或いは、吸引する方向かによ
っても、バックローラー駆動装置Mのバックローラーの
立ち上がり時間が変化することによっても、バックロー
ラー駆動装置Mの電磁クラッチ6の磁力線が、互いに、
影響し合っていることが分かる。
【0032】そこで、本発明は、ラインシャフト5或い
はハウジング6c等の材質を限定することにより、バッ
クローラー駆動装置Mの電磁クラッチ6の磁力線が、互
いに、殆ど影響することがないように、或いは、その影
響を、ピーシングの成否に影響がない程度まで抑制する
ようにしたものである。
はハウジング6c等の材質を限定することにより、バッ
クローラー駆動装置Mの電磁クラッチ6の磁力線が、互
いに、殆ど影響することがないように、或いは、その影
響を、ピーシングの成否に影響がない程度まで抑制する
ようにしたものである。
【0033】上述したように、一般的な、電磁クラッチ
6のハウジング6cの材質はアルミニウムで、ラインシ
ャフト5及びカラー6eの材質が鉄であるが、ラインシ
ャフト5の材質を磁性体である鉄から、非磁性体である
ステンレスに変更した場合には、左側に位置するバック
ローラー駆動装置M1の電磁クラッチ6と右側に位置す
るバックローラー駆動装置M2の電磁クラッチ6とが、
互いに、反発する方向の磁力を発生するようにした場合
に(図3の左側に位置するペアーP1)、上述したばら
つき差は、略実験誤差の範囲に過ぎない0.3ミリセカ
ンドであることが実験的に確かめられた。これは、上述
したラインシャフト5の材質が、鉄の場合の略9ミリセ
カンドに比べて、極めて小さな値であり、殆ど、バック
ローラーの立ち上がり時間にばらつきがないといえる。
ラインシャフト5の材質が、非磁性体であるステンレス
の場合には、バックローラー駆動装置M2の電磁クラッ
チ6に発生する磁力が、互いに、吸引する方向であって
も、ばらつき差は、同様に、略実験誤差の範囲に過ぎな
い非常に小さいものであった。
6のハウジング6cの材質はアルミニウムで、ラインシ
ャフト5及びカラー6eの材質が鉄であるが、ラインシ
ャフト5の材質を磁性体である鉄から、非磁性体である
ステンレスに変更した場合には、左側に位置するバック
ローラー駆動装置M1の電磁クラッチ6と右側に位置す
るバックローラー駆動装置M2の電磁クラッチ6とが、
互いに、反発する方向の磁力を発生するようにした場合
に(図3の左側に位置するペアーP1)、上述したばら
つき差は、略実験誤差の範囲に過ぎない0.3ミリセカ
ンドであることが実験的に確かめられた。これは、上述
したラインシャフト5の材質が、鉄の場合の略9ミリセ
カンドに比べて、極めて小さな値であり、殆ど、バック
ローラーの立ち上がり時間にばらつきがないといえる。
ラインシャフト5の材質が、非磁性体であるステンレス
の場合には、バックローラー駆動装置M2の電磁クラッ
チ6に発生する磁力が、互いに、吸引する方向であって
も、ばらつき差は、同様に、略実験誤差の範囲に過ぎな
い非常に小さいものであった。
【0034】また、ラインシャフト5の材質を安価な鉄
のままとし、ハウジング6cの材質を、非磁性体である
アルミニウムから磁性体である鉄とした場合には、左側
に位置するバックローラー駆動装置M1の電磁クラッチ
6と右側に位置するバックローラー駆動装置M2の電磁
クラッチ6とが、互いに、反発する方向の磁力を発生す
るようにした場合における(図3の左側に位置するペア
ーP1)ばらつき差は3.8ミリセカンドであった。ま
た、左側に位置するバックローラー駆動装置M1の電磁
クラッチ6と右側に位置するバックローラー駆動装置M
2の電磁クラッチ6とが、互いに、吸引する方向の磁力
が発生するようにした場合における(図3の右側に位置
するペアーP2)ばらつき差は3.5ミリセカンドであ
った。これは、ハウジング6cの材質を、磁性体とした
ことにより、磁力線が、ハウジング6cの方向に、即
ち、ラインシャフト5から、より遠ざかる方向に曲げら
れるため、互いの磁力線の影響が少なくなるからである
と考えられる。
のままとし、ハウジング6cの材質を、非磁性体である
アルミニウムから磁性体である鉄とした場合には、左側
に位置するバックローラー駆動装置M1の電磁クラッチ
6と右側に位置するバックローラー駆動装置M2の電磁
クラッチ6とが、互いに、反発する方向の磁力を発生す
るようにした場合における(図3の左側に位置するペア
ーP1)ばらつき差は3.8ミリセカンドであった。ま
た、左側に位置するバックローラー駆動装置M1の電磁
クラッチ6と右側に位置するバックローラー駆動装置M
2の電磁クラッチ6とが、互いに、吸引する方向の磁力
が発生するようにした場合における(図3の右側に位置
するペアーP2)ばらつき差は3.5ミリセカンドであ
った。これは、ハウジング6cの材質を、磁性体とした
ことにより、磁力線が、ハウジング6cの方向に、即
ち、ラインシャフト5から、より遠ざかる方向に曲げら
れるため、互いの磁力線の影響が少なくなるからである
と考えられる。
【0035】ハウジング6a及びカラー6eの材質を、
非磁性体であるアルミニウムとし、ラインシャフト5の
材質を、磁性体である鉄のままとした場合で、左側に位
置するバックローラー駆動装置M1の電磁クラッチ6と
右側に位置するバックローラー駆動装置M2の電磁クラ
ッチ6とが、互いに、反発する方向の磁力を発生するよ
うにした場合における(図3の左側に位置するペアーP
1)ばらつき差は6.5ミリセカンドであった。また、
左側に位置するバックローラー駆動装置M1の電磁クラ
ッチ6と右側に位置するバックローラー駆動装置M2の
電磁クラッチ6とが、互いに、吸引する方向の磁力が発
生するようにした場合における(図3の右側に位置する
ペアーP2)ばらつき差は5.4ミリセカンドであっ
た。このように、ハウジング6a及びカラー6eの材質
が、非磁性体であるアルミニウムであっても、ラインシ
ャフト5の材質が、磁性体である鉄のままであると、ラ
インシャフト5に磁力線の多くが集まるために、互いの
磁力線に影響されることが分かる。
非磁性体であるアルミニウムとし、ラインシャフト5の
材質を、磁性体である鉄のままとした場合で、左側に位
置するバックローラー駆動装置M1の電磁クラッチ6と
右側に位置するバックローラー駆動装置M2の電磁クラ
ッチ6とが、互いに、反発する方向の磁力を発生するよ
うにした場合における(図3の左側に位置するペアーP
1)ばらつき差は6.5ミリセカンドであった。また、
左側に位置するバックローラー駆動装置M1の電磁クラ
ッチ6と右側に位置するバックローラー駆動装置M2の
電磁クラッチ6とが、互いに、吸引する方向の磁力が発
生するようにした場合における(図3の右側に位置する
ペアーP2)ばらつき差は5.4ミリセカンドであっ
た。このように、ハウジング6a及びカラー6eの材質
が、非磁性体であるアルミニウムであっても、ラインシ
ャフト5の材質が、磁性体である鉄のままであると、ラ
インシャフト5に磁力線の多くが集まるために、互いの
磁力線に影響されることが分かる。
【0036】また、上述したように、いずれの場合も、
左側に位置するバックローラー駆動装置M1の電磁クラ
ッチ6と右側に位置するバックローラー駆動装置M2の
電磁クラッチ6とが、互いに、反発する方向の磁力を発
生するようにした場合(図3の左側に位置するペアーP
1)よりも、左側に位置するバックローラー駆動装置M
1の電磁クラッチ6と右側に位置するバックローラー駆
動装置M2の電磁クラッチ6とが、互いに、吸引する方
向の磁力を発生するようにした場合(図3の右側に位置
するペアーP2)の方が、ばらつき差が小さいので、ペ
アーのバックローラー駆動装置M1、M2を、電磁クラ
ッチ6が、互いに、吸引する方向の磁力を発生するよう
に配設することが好ましい。
左側に位置するバックローラー駆動装置M1の電磁クラ
ッチ6と右側に位置するバックローラー駆動装置M2の
電磁クラッチ6とが、互いに、反発する方向の磁力を発
生するようにした場合(図3の左側に位置するペアーP
1)よりも、左側に位置するバックローラー駆動装置M
1の電磁クラッチ6と右側に位置するバックローラー駆
動装置M2の電磁クラッチ6とが、互いに、吸引する方
向の磁力を発生するようにした場合(図3の右側に位置
するペアーP2)の方が、ばらつき差が小さいので、ペ
アーのバックローラー駆動装置M1、M2を、電磁クラ
ッチ6が、互いに、吸引する方向の磁力を発生するよう
に配設することが好ましい。
【0037】上述した実施例においては、第1バックロ
ーラー1a及び第2バックローラー1bを駆動するバッ
クローラー駆動装置Mについて説明したが、紡績機のド
ラフト装置を構成する他のドラフトローラーにも、上述
した駆動装置Mを適用することができる。
ーラー1a及び第2バックローラー1bを駆動するバッ
クローラー駆動装置Mについて説明したが、紡績機のド
ラフト装置を構成する他のドラフトローラーにも、上述
した駆動装置Mを適用することができる。
【0038】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載する効果を奏することができ
る。
ているので、以下に記載する効果を奏することができ
る。
【0039】紡績ユニット間のバックローラーの立ち上
がり時間のばらつきを減少することができるので、糸継
ぎの成功率を向上することができるとともに、各紡績ユ
ニットにおいて、安定した糸継ぎを行うことができる。
がり時間のばらつきを減少することができるので、糸継
ぎの成功率を向上することができるとともに、各紡績ユ
ニットにおいて、安定した糸継ぎを行うことができる。
【図1】図1は本発明の紡績機のドラフト装置が適用さ
れる一例としての紡績機の紡績ユニットの概略側面図で
ある。
れる一例としての紡績機の紡績ユニットの概略側面図で
ある。
【図2】図2は本発明の紡績機のドラフト装置のバック
ローラー駆動部の一部拡大断面図である。
ローラー駆動部の一部拡大断面図である。
【図3】図3は本発明の紡績機のドラフト装置を構成す
る電磁クラッチの配列状態を示す正面図である。
る電磁クラッチの配列状態を示す正面図である。
M・・・・・バックローラー駆動装置 1・・・・・ドラフト装置 1a・・・・第1バックローラー 1b・・・・第2バックローラー 1c・・・・セカンドローラー 1d・・・・フロントローラー 2・・・・・加撚装置 5・・・・・ラインシャフト 6・・・・・電磁クラッチ 8・・・・・従動軸 14・・・・制動用電磁ブレーキ
Claims (3)
- 【請求項1】ドラフトローラーの駆動を制御するために
ラインシャフトに配設された電磁クラッチを有する紡績
機のドラフト装置において、少なくとも、ラインシャフ
トの材質を非磁性体としたことを特徴とする紡績機のド
ラフト装置。 - 【請求項2】ドラフトローラーの駆動を制御するための
ラインシャフトに配設された電磁クラッチを有する紡績
機のドラフト装置において、少なくとも、電磁クラッチ
のハウジングの材質を磁性体としたことを特徴とする紡
績機のドラフト装置。 - 【請求項3】ペアーを形成するドラフトローラー駆動装
置を構成する電磁クラッチを、互いに、吸引する方向の
磁力を発生するようにしたことを特徴とする請求項1又
は請求項2に記載の紡績機のドラフト装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14679996A JPH09302536A (ja) | 1996-05-16 | 1996-05-16 | 紡績機のドラフト装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14679996A JPH09302536A (ja) | 1996-05-16 | 1996-05-16 | 紡績機のドラフト装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09302536A true JPH09302536A (ja) | 1997-11-25 |
Family
ID=15415800
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14679996A Pending JPH09302536A (ja) | 1996-05-16 | 1996-05-16 | 紡績機のドラフト装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09302536A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108977945A (zh) * | 2017-05-30 | 2018-12-11 | 村田机械株式会社 | 辊单元、牵伸装置以及纺纱机械 |
-
1996
- 1996-05-16 JP JP14679996A patent/JPH09302536A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108977945A (zh) * | 2017-05-30 | 2018-12-11 | 村田机械株式会社 | 辊单元、牵伸装置以及纺纱机械 |
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