JPH09303103A - 閉ループ冷却形タービン動翼 - Google Patents
閉ループ冷却形タービン動翼Info
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- JPH09303103A JPH09303103A JP12188696A JP12188696A JPH09303103A JP H09303103 A JPH09303103 A JP H09303103A JP 12188696 A JP12188696 A JP 12188696A JP 12188696 A JP12188696 A JP 12188696A JP H09303103 A JPH09303103 A JP H09303103A
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Abstract
を均一化するとともに冷却効率を増大せしめ、熱効率の
向上が図れる閉ループ冷却形タービン動翼を提供する。 【解決手段】タービン動翼20は、タービン翼の翼内部
を中空にして翼冷却流路25を形成し、翼植込部22の
底部から供給通路26を経て翼冷却流路25に冷却媒体
Mを供給し、翼内部を冷却する。翼植込部22には供給
通路26から独立させた回収通路27を設け、この回収
通路27で翼冷却流路25で翼有効部21を冷却した冷
却媒体Mを案内して翼外に回収可能となる。タービン翼
冷却後の冷却媒体Mは回収通路27で全量回収され、閉
ループ形冷却構造を採用する。
Description
却翼において翼内部を中空構造とし、翼根元部より翼内
部に冷却媒体を導入する閉ループ冷却形タービン動翼に
関する。
は、図13に示すように、一般に構成されており、ター
ビン1と同軸に設けられた圧縮機2の駆動によって圧縮
された圧縮空気を燃焼器3に供給し、燃焼器3のライナ
部分3aで燃料を燃焼させ、その燃焼による高温の燃焼
ガスをトランジションピース4及びタービン1の静翼5
を経て動翼6に案内し、この動翼6を回転駆動させてタ
ービンlの仕事をさせるように構成されている。
は、タービン入口温度を高温にするとよいことが知られ
ており、そのために、タービン入口温度の上昇が図られ
ている。タービン入口温度の上昇に伴い、タービン1の
燃焼器3や静翼5,動翼6にも高温に耐え得る材料を使
用する必要性が高まり、耐熱性超合金材料がタービン部
品として開発され、用いられるようになっている。
ている耐熱性超合金材料の限界温度は、800〜900
℃である一方、タービン入口温度は約1300℃程度に
達し、耐熱性超合金材料の限界温度をはるかに超えてい
る。したがって、ガスタービンのタービン翼を限界温度
内に保持し、ガスタービンの信頼性を維持するために、
内部冷却構造の開発が要求され、さらには遮熱コーティ
ングを採用した冷却翼の使用が必須となっている。
段や吐出空気の一部を抽出し、冷却媒体として燃焼器3
をバイパスして温度が低い状態でガスタービン1の静翼
5や動翼6に送ることが多い。燃焼器3からの燃焼ガ
ス、ひいてはガス通路部の温度が高くなればなるほど多
くの冷却媒体Mが必要になるが、冷却媒体Mは燃焼器3
とガス通路部をパイパスするため、タービン翼冷却後に
ガス通路部に混合するまでは出力の発生に寄与しない。
ど燃焼器への供給量が減少し、ガスタービンの熱効率は
低下し、ガス通路部の入口温度の上昇で得られた、より
高い熱効率を冷却媒体Mの増加で相殺してしまう場合も
あり得る。したがって、ガスタービンの熱効率の上昇の
ためには、できるだけ少ない冷却媒体Mで、効率よくタ
ービン翼の冷却を実施することが重要である。
なガスタービンの冷却動翼6の縦断面を図14に示す。
動翼6は翼有効部7、翼植込み部8、翼シャンク部9お
よび翼有効部7が取り付く翼プラットホーム10から構
成されている。冷却媒体Mは3個の供給通路11a,1
1b,11cに分割されて供給される。各供給通路11
a,11b,11cは翼有効部7において、対流冷却効
果を高めるために絞りを形成し、それぞれ絞り冷却流路
12a,12b,12cとして冷却媒体Mの流速を高め
ると共に乱流促進リブ13を設けて流れの乱れを促進さ
せ、温度の均一化を図っている。
冷却媒体Mは翼有効部内径側から外径側の方向に流れな
がら、内部対流冷却を行いつつフィルム冷却孔15から
外部に吹き出し、動翼6の前縁部側にフィルム膜をつく
って高温の主流ガス(燃焼ガス)から翼を保護する。ま
た、動翼6のタービン軸方向中央部供給通路11bに流
人した冷却媒体Mは翼有効部内径側から外径側に流れた
後、反転して再び内径側に案内されるというように、い
わゆるサーペンタインと呼ばれる曲がりくねった流路
(ジグザグ流路)を形成しながら対流冷却し、同様にフ
ィルム冷却孔15からタービン翼背側の外部に吹き出
し、高温の主流ガスから翼を保護する。動翼6の後縁部
供給通路11cも同様に冷却媒体Mは外径側に流れなが
ら対流冷却し、後縁吹き出し孔16から外部に流れる。
においては、ガスタービンの熱効率向上のために、ター
ビン入口温度を高くすることが効果的である。しかし、
ガスタービン入口温度が1300℃を超えると必要な冷
却媒体量(現在では圧縮機の吐出空気が主流)が著しく
増大する。
吹き出す開ループ形のガスタービン冷却構造の場合、冷
却媒体Mの増大はガス温度の希釈、主流ガス(燃焼ガ
ス)との混合損失、ポンピング動力の増大によりガスタ
ービンの性能低下を招くおそれがある。また冷却媒体量
の増大はガスタービンを用いた発電プラントの熱効率の
低下をも招く。さらに不純物が混在するような粗悪燃料
に対しては、翼表面に形成した小孔が目詰まりを生じ、
フィルム冷却機能を損うので適用できない。
題が挙げられる。
ス側との熱伝達率が大きく、更に翼構造上、翼面の伝熱
面積に対して冷却側の伝熱面積を余り大きくすることが
できなく、冷却が困難な部位でありメタル温度が他のタ
ービン翼部位に比べて相対的に高くなる傾向がある。特
にタービン翼の後縁部は冷却通路面積を大きくできない
ため、冷却媒体Mの流量の割には流入する熱量が大きく
なり、図15のように他のタービン翼部位に対して、相
対的に流れ方向の冷却媒体Mの圧力低下および温度上昇
が大きくなり、冷却能力が低下する。
き出しによって、冷却媒体Mが温度上昇するため、効果
的な冷却が難しくなりメタル温度が相対的に高くなる傾
向がある。
図16のようにタービン翼の背側と腹側で大きな差があ
り、従来は翼背側のフィルム冷却併用により翼面メタル
温度を均一に冷却している。しかしながら、フィルム冷
却孔から吹き出される冷却媒体Mと主流ガスとの混合に
よるガスタービンの性能低下を防ぐために、冷却媒体M
の吹き出しによるフィルム冷却を無くしタービン翼内部
からの対流冷却とした場合、タービン翼の背側のメタル
温度を許容値内に冷却しようとすると腹側は過冷却にな
り背側と腹側との温度差が大きくなる。これは、タービ
ン翼の冷却に無駄な冷却媒体量の増加や熱応力の増加を
招く恐れがある。
たもので、タービン翼の冷却を効果的に行ないメタル温
度を均一化するとともに、冷却効率を増大して熱効率の
向上を図るようにした閉ループ冷却形タービン動翼を提
供することを目的とする。
の場合にも良好な冷却を行い、かつ粗悪燃料に対しても
適用可能で翼冷却機能が損われることがない閉ループ冷
却形タービン動翼を提供するにある。
却形タービン動翼は、上述した課題を解決するために、
請求項1に記載したように、タービン翼の翼内部を中空
にして翼冷却流路を形成し、翼植込部の底部から供給通
路を経て翼冷却流路に冷却媒体を供給し、翼内部を冷却
するタービン動翼において、前記翼植込部に翼冷却流路
から冷却媒体をタービン翼外に回収可能な回収通路を供
給通路から独立して設け、上記回収通路でタービン翼冷
却後の冷却媒体全量を回収するように構成したものであ
る。
発明に係る閉ループ冷却形タービン動翼は、請求項2に
記載したように、タービン翼の翼植込部に形成される冷
却媒体の供給通路をタービン翼の前縁側および後縁側の
いずれか一方に、その他方に冷却媒体の回収通路をそれ
ぞれ独立させて設けたものである。
本発明に係る閉ループ冷却形タービン動翼は、請求項3
に記載したように、タービン翼の翼内部に形成される翼
冷却流路は、供給通路からの冷却媒体が最初に翼有効部
の前縁部および後縁部に供給可能な流路構造に形成され
たものである。
に、本発明に係る閉ループ冷却形タービン動翼は、請求
項4に記載したように、タービン翼の翼植込部に形成さ
れる供給通路は、翼シャンク部で前側供給通路と後側供
給通路に分岐され、分岐された供給通路の一方は、翼シ
ャンク部で回収通路と交差させたものである。
発明に係る閉ループ冷却形タービン動翼は、請求項5に
記載したように、タービン翼の翼有効部に形成される翼
冷却流路は、前側冷却流路と後側冷却流路とを備え、前
側冷却流路は、翼シャンク部の前側供給通路に連通して
タービン翼前縁側の翼有効部を外径方向に流れ、翼チッ
プ部で流れの向きを反転させて内径方向に向う流路構造
とする一方、後側冷却流路は、翼シャンク部の後側供給
通路に連通してタービン翼後縁側の翼有効部を外径方向
に流れ、翼チップ部で流れの向きを反転させて内径方向
に向う流路構造に構成し、タービン翼の前縁と後縁間の
翼中央付近に形成される戻り流路に前側冷却流路と後側
冷却流路とが合流せしめられて回収通路に連通されたも
のである。
本発明に係る閉ループ冷却形タービン動翼は、請求項6
に記載したように、タービン翼の前縁と後縁間の翼中央
部付近に形成される戻り流路は翼チップ部に形成される
入口側に合流部を形成し、この合流部に冷却媒体の流れ
を内径方向に案内する案内壁を備えたものである。
に、本発明に係る閉ループ冷却形タービン動翼は、請求
項7に記載したように、タービン翼は翼プラットホーム
内に翼前縁側キャビティ,中央キャビティ,および翼後
縁側キャビティを形成し、翼チップ部内に先端キャビテ
ィを形成する一方、冷却媒体の供給通路は、分岐されて
翼前縁側キャビティおよび翼後縁側キャビティに連通
し、中央キャビティは冷却媒体の回収通路に連通してお
り、前記翼前縁側、中央および翼後縁側キャビティから
翼有効部の翼面に沿って複数の冷却流路が延びて翼チッ
プ部の先端キャビティに連通されたものである。
発明に係る閉ループ冷却形タービン動翼は、請求項8に
記載したように、タービン翼の翼冷却流路は翼シャンク
部で外側冷却流路と内側冷却流路に分岐される一方、外
側冷却流路は、翼有効部の前縁部を翼チップ部に向って
延び、翼チップ部で向きを変えて翼前縁側から翼後縁側
に延びた後、翼チップ部の後縁側で向きを変えて翼有効
部の後縁部を翼シャンク部に向って延びるように形成さ
れ、また内側冷却流路は、外側冷却流路の内側をジグザ
グ状に流れる流路構造に構成され、翼シャンク部で外側
冷却流路と内側冷却流路とが合流して回収通路に連通さ
れたものである。
発明に係る閉ループ冷却形タービン動翼は、請求項9に
記載したように、タービン翼の翼プラットホーム内に翼
背側キャビティと翼腹側キャビティを有し、翼背側およ
び翼腹側キャビティの一方に冷却媒体の供給通路を連通
させ、他方のキャビティに冷却媒体の回収通路を連通さ
せる一方、翼背側および翼腹側キャビティから翼有効部
の翼面に沿って翼背側冷却流路と翼腹側冷却流路がそれ
ぞれ延びて翼チップ部に形成される先端キャビティに連
通させたものである。
本発明に係る閉ループ冷却形タービン動翼は、請求項1
0に記載したように、タービン翼の翼有効部の翼面に沿
って配置された複数の冷却流路は、翼有効部の翼面側の
内壁に冷却媒体の乱流促進用リブを設けたものである。
に、本発明に係る閉ループ冷却形タービン動翼は、請求
項11に記載したように、タービン翼の翼プラットホー
ム内に形成されるキャビティと翼チップ部に形成される
先端キャビティに連通する翼有効部の複数の冷却流路
は、流路入口部および流路出口部の少なくとも一方に流
路絞り部を設けたものである。
て添付図面を参照して説明する。
ープ冷却形タービン動翼の第1実施形態を示す縦断面図
であり、図2は図1のII−II線に沿う横断面図、図3は
図1の III−III 線に沿う断面図である。
3に示される従来のガスタービンと同様にガスタービン
のタービン軸に周方向に沿って多数植設される。タービ
ン動翼20は、高温の主流ガス(燃焼ガス)を通過さ
せ、膨張させるタービン翼(羽根)を形成する翼有効部
21と、タービン軸のロータディスク(図示せず)に植
設される翼根元部としての翼植込部22と、翼有効部2
1および翼植込部22を接続する翼シャンク部23と、
翼有効部21が取り付けられる翼プラットホーム24と
から構成される。
通路を形成するために中空形状になっており、翼内部に
タービン翼を冷却する翼冷却流路25が形成される。ま
た、翼植込部22にはタービン翼の軸方向(長手方向)
に延びる2つの通路26,27が形成される。通路の一
方は冷却媒体Mの供給通路26でタービン動翼20の前
縁側に、通路の他方は冷却媒体Mの回収通路27でター
ビン動翼20の後縁側にそれぞれ独立して形成される。
冷却媒体Mには空気や蒸気・水が考えられる。
の底部からタービン翼長手方向(外径方向)に延び、翼
シャンク部23において、2股に分岐され、冷却媒体M
を翼有効部21の前縁部および後縁部に供給できるよう
に前側供給通路26aと後側供給通路26bに分かれて
いる。後側供給通路26bは翼シャンク部23で冷却媒
体Mの回収通路72と立体に交差し、供給通路26と回
収通路27とを独立させている。
ビン翼前縁部を外径方向(タービン翼長手方向外側)に
延びる翼冷却流路25の前縁流路28に通じている。こ
の前縁流路28は翼有効部21の翼先端部である翼チッ
プ部29で向きを180度反転して内径方向(タービン
翼長手方向内側)に向って延び、さらに翼プラットホー
ム24である翼ルート部で再び向きを180度反転して
外径方向に延設されてジグザグ状に延び、翼チップ部2
9で戻り流路30に連通される。この戻り流路30はタ
ービン翼の前縁と後縁間の翼中央部付近で翼有効部21
の長手方向に亘って延びており、翼ルート部24で回収
通路27に連通される。
効部21のタービン翼後縁部を外径方向(長手方向外
側)に延びる翼冷却流路25の後縁流路31に通じてい
る。この後縁流路31は翼有効部21の翼チップ部29
で向きを180度反転して内径方向(長手方向内側)に
向って延び、さらに翼プラットホーム24であるルート
部で再び180度向きを反転させて外径方向に延設され
てジグザグ状に延び、翼チップ部29で戻り流路30に
合流して内径方向に向い、冷却媒体Mの回収通路27に
案内される。戻り流路30の入口側である翼チップ部2
9の合流部には、案内壁32を設けて冷却媒体Mの合流
がスムーズに行われるように案内している。案内壁32
は冷却媒体Mの流れをスムーズに案内するように、戻り
流路30の入口部内に先細形状に突出し、滑かな湾曲案
内面を形成している。
ン翼の翼有効部21の前側と後側にジクザグ状冷却流路
33,34を2系統独立させて形成し、閉ループ形の翼
冷却流路25を構成している。このタービン動翼20
は、タービン翼の翼有効部21内に形成される翼冷却流
路25の2系統の冷却流路33,34は、タービン翼を
冷却する冷却媒体Mが初めに前縁流路28と後縁流路3
1に案内され、タービン翼の前縁側および後縁側を積極
的に冷却している。
3,34には、冷却流路を横断するように複数の乱流促
進リブ13を流路長手方向に間隔をおいて設けている。
乱流促進リブ13は、翼有効部7の対流冷却効果を高め
るための絞りを兼ねており、この乱流促進リブ13によ
り冷却流路33,34内を流れる冷却媒体Mの流速を高
めるとともに流れの乱れを促進させ、冷却媒体Mの温度
の均一化を図っている。
常時の動作を説明する。
ガスタービンのタービン軸に形成されるロータディスク
(図示せず)に周方向に多数植込される。タービン動翼
20は図示しないタービン動翼とタービン軸方向に対向
してタービン段落が構成される。
時に冷却媒体Mにより冷却される。ガスタービンの冷却
時には、翼植込部22の供給通路26に供給される冷却
媒体Mは、翼シャンク部23で前側供給通路26aと後
側供給通路26bに分流して翼冷却流路25の前側冷却
流路33と後側冷却流路34にそれぞれ案内される。
は最初に翼有効部21の前縁流路28に導かれ、翼有効
部21の前縁部を冷却しながら外径方向(タービン翼長
手方向外側)に流れ、翼チップ部29で流れを180度
反転させる。翼チップ部29で反転した冷却媒体Mは続
いて内径方向に向って流れた後、翼ルート部24で再度
反転しながら前側冷却流路33をジグザグ状に流れ、タ
ービン翼の翼前縁側から翼中間部にかけてタービン動翼
20を対流冷却していた。
媒体Mも同様に最初に翼有効部21の後縁流路31に導
かれ、翼冷却部21の後縁部を冷却しながら外径方向
(タービン翼長手方向外側)に流れ、翼チップ部29で
流れを180度反転させる。翼チップ部29で流れが反
転した冷却媒体Mは続いて内径方向に向って流れた後、
さらに翼ルート部24で再度反転して外径方向に流れ、
後側冷却流路34をジングザグ状に流れ、タービン翼の
翼後縁側から翼中間部にかけてタービン動翼20を対流
冷却している。
側および後側冷却流路33,34を通ってタービン動翼
20を対流冷却した冷却媒体Mは、最終的に翼チップ部
29で合流しながら合流流路である戻り流路30に案内
され、流れを内径方向(タービン翼の長手方向内側)に
変えて、さらに翼中央部付近の翼有効部21を冷却しつ
つ冷却媒体Mの回収通路27に導かれる。この回収通路
27から冷却媒体Mはタービン翼の翼外に全量が取り出
される。
に冷却媒体Mの閉じた翼冷却流路25を構成し、冷却媒
体Mを翼有効部21から翼外に吹き出すことがないの
で、主流ガス(燃焼ガス)のガス通路に案内されること
はない。冷却媒体Mは、主流ガスのガス通路に吹き出さ
れることなく、タービン翼の翼全体を閉ループで有効に
冷却している。
ていない冷却媒体Mをタービン翼の前縁部と後縁部に最
初に供給し、熱伝達率の大きなタービン翼の翼外表面、
特に、翼前縁部と後縁部の翼外表面を初めに効率よく対
流冷却することができ、局所的なホットスポットの発生
を有効的に防止する一方、タービン翼の翼全体のメタル
温度を少ない冷却媒体で均一に冷却している。
タービン翼の翼有効部21にジグザグ状の翼冷却流路2
5が形成され、冷却媒体Mは翼有効部21の前側および
後側冷却流路33,34をジグザグ状に流れて対向冷却
した後、合流部に設けられた案内壁32により、流れを
内径方向(タービン翼の長手方向内側)に揃えてからス
ムーズに合流せしめられる。合流部から戻り流路30に
案内される冷却媒体Mは、各冷却流路33,34を流れ
る冷却媒体Mの動圧を打ち消しあう流れ(合流)を避け
ることができ、冷却媒体Mの圧力損失の増加を抑えるこ
とができる。
の第1実施形態における変形例を示すものである。
は、タービン翼の翼植込部22のタービン軸方向後縁側
を冷却媒体Mの供給通路26Aとし、前縁側を回収通路
27Aとしたものであり、タービン軸のタービンロータ
(図示せず)内に形成される冷却媒体Mの流路形態に応
じて供給通路26Aと回収通路27Aを選択することが
できる。
0と異ならないので同一符号を付して説明を省略する。
ループ冷却形タービン動翼の第2実施形態を示す縦断面
図であり、図6はおよび図7は図5のVI−VI線およびVI
I −VII 線に沿う断面図である。
ービン動翼20Aは図1に示すタービン動翼20と外形
形状や構造を同じくするとともに、翼植込部22や翼シ
ャンク部23の通路構成を同じくするので、共通部分に
は、同一符号を付して説明を省略する。
ービン翼の翼プラットホーム(翼ルート部)24の内部
に3つの独立したキャビティ37a,37b,37cを
翼前縁から翼後縁に向って順次形成する一方、翼チップ
部29に共通の先端キャビティ38を形成する。翼プラ
ットホーム24内に形成される翼前縁側キャビティ37
aと翼後縁側キャビティ37cには、冷却媒体Mの共通
通路26から分岐された前側供給通路26aと後側供給
通路26bとがそれぞれ連通している。また、中間キャ
ビティ37bには冷却媒体Mの回収通路27が連通して
いる。
内に形成された各キャビティ37a,37b,37cか
ら翼有効部21を長手方向に延びる冷却孔39a,39
b,39cが複数個づつ列状に、タービン翼面に沿って
形成され、翼冷却流路39が構成される。翼冷却流路3
9を構成する各冷却孔39a,39b,39cはタービ
ン翼の前縁側と中間と後縁側とに大別され、前縁側冷却
孔列39A、中間冷却孔列39Bおよび後縁側冷却孔列
39Cからなる冷却流路を構成する。これらの冷却孔列
39A,39B,39Cからなる冷却流路は翼チップ部
29に設けた共通の先端キャビティ38に連通してい
る。
に示すように、前縁側冷却孔列39Aは3個の冷却孔3
9aを、中間冷却孔列39Bは7個の冷却孔39bを、
後縁側冷却孔列39Cは4個の冷却孔39cをそれぞれ
列状に備えた冷却流路の構成例が開示されているが、各
冷却流路を構成する冷却孔の個数は図6の例示内容に限
定されない。また、先端キャビティ38は共通化され、
図5には1個形成した例を示したが、必ずしも一個に限
定されず、前縁側キャビティと後縁側キャビティとにほ
ぼ翼中央部で分けて形成してもよい。
される各冷却孔39a,39b,39cにタービン翼の
翼外面側に対向する内壁にのみ冷却媒体Mの乱流促進リ
ブ35が設けられる一方、前縁側および後縁側冷却孔列
39A,39Cの各冷却孔39a,39cと先端キャビ
ティ38との連通部に流路絞り部40,40がそれぞれ
形成される。また、中間冷却孔列39Bの各冷却孔39
bと翼ルート部24の中間キャビティ37bとの接続部
にも流路絞り部41が形成されており、各流路絞り部4
0,41で各冷却孔39a,39b,39cの流路断面
積を絞り、流速を速めている。流路絞り部40,41は
各冷却孔39a,39b,39cの仕切壁43の端部に
膨出部を形成することにより構成される。
を構成する各冷却孔39a,39b,39cの流路入口
部および流路出口部の少なくとも一方に設けるようにし
てもよい。
20Aの冷却は次のようにして行なわれる。
蒸気等の冷却媒体Mがタービン動翼20Aに供給され
る。タービン動翼20Aの翼植込部22の供給通路26
に案内された冷却媒体Mは、翼シャンク部23で前側お
よび後側供給通路26a,26bに分岐され、翼前縁側
および翼後縁側キャビティ37a,37cに流入せしめ
られる。
却媒体Mは、このキャビティ37aから翼有効部21の
前縁側冷却流路である前縁側冷却孔列39Aに導かれ、
この冷却孔列39Aの各冷却孔39aを外径方向(ター
ビン翼の長手方向外側)に流れて翼チップ部29の先端
キャビティ38に導かれる。
た冷却媒体Mも同様に、翼有効部21の後縁側冷却流路
である後縁側冷却孔列39Cに導かれ、この冷却孔列3
9Cの各冷却孔39cを外径方向に流れて翼チップ部2
9の先端キャビティ38に至る。
列39Aと後縁側冷却孔列39Cを半径方向に流れなが
ら、タービン翼の前縁部と後縁部を最初に内部から積極
的に対流冷却する。
却孔39a,39bには乱流促進リブ35が設けられて
おり、このリブ効果により流れの乱れが促進され、温度
の均一化を図って対流冷却効果を増大させている。
向に流れながら冷却した冷却媒体Mは翼チップ部29の
先端キャビティ38に案内され、この先端キャビティ3
8で合流した後、中間冷却孔列39Bの各冷却孔39b
を内径方向に流れながら、乱流促進リブ35で冷却効果
を増加させつつ対流冷却し、翼ルート部24の中間キャ
ビティ37bを経て回収通路27に導かれ、この回収通
路27からタービン翼の翼外に取り出される。
ば、まだ温度上昇していない冷却媒体Mが翼根元部であ
る翼植込部22および翼シャンク部23を経て翼有効部
21の前縁側冷却孔列39Aおよび後縁側冷却孔列39
Cに最初に案内され、各冷却孔列39A,39Cの冷却
孔39a,39c内を外径方向に流れながら乱流促進リ
ブ35のリブ効果により、タービン翼の前縁部および後
縁部を積極的に内部から冷却する。このため、第1実施
形態のタービン動翼20と同様に、図5に示されたター
ビン動翼20Aは、冷却困難なタービン翼の前縁部およ
び後縁部を効果的に冷却し、翼有効部全体を均一に冷却
することが可能となる。しかも、分岐された冷却媒体M
を一箇所から回収することが可能となる。
に示すように、少なくともタービン翼の翼面を対向する
各冷却孔39a,39b,39cに乱流促進リブ35を
設け、熱交換可能な冷却面積を増大させる一方、各冷却
孔39a,39b,39cを通る冷却媒体Mの流れを乱
し、乱流を促進させて均一冷却するようにしたので、タ
ービン翼の翼面に対向する冷却側面の熱伝達率を増大さ
せることができ、冷却媒体Mの流量減少を図ることがで
きる。
却孔列39A,39B,39Cの各冷却孔39a,39
b,39cの内部側面には乱流促進リブ35を設けない
ため、各冷却孔39a,39b,39cを通る冷却媒体
Mの圧力損失の増加を最小限に抑えることができる。ま
た、翼有効部21に形成される冷却孔列39A,39
B,39Cの各冷却孔39a,39b,39cは冷却流
路39を構成しているが、各冷却孔39a,39b,3
9cに形成される流路絞り部40,41の絞り量を予め
調節することにより、各冷却孔39a,39b,39c
内を流れる冷却媒体Mの流量をタービン翼の翼面熱伝達
率に応じて調整することができ、タービン動翼のメタル
温度のより均一化を図ることができる。
22の翼前側に冷却媒体Mの供給通路26を、翼後側に
回収通路27を形成した例を示したが、冷却媒体Mの供
給通路26と回収通路27は、図4に示すように構成し
てもよい。
ループ冷却形タービン動翼の第3実施形態を示す縦断面
図である。
Bは、図1に示したタービン動翼20と全体的な構成は
実質的に異ならないので、対応部分には同一符号を付し
て説明を省略する。
ービン翼内部に冷却媒体Mの翼冷却流路25を形成する
ために中空形状となっており、翼植込部22に2個の通
路26,27がタービン軸方向に沿って形成されてい
る。2個の通路26,27はタービン翼の軸方向(長手
方向)に沿って延びるように並設される一方、通路の一
方は冷却媒体Mの供給通路26でタービン動翼20Bの
前縁側に、他方の通路は冷却媒体Mの回収通路27でタ
ービン動翼20Bの後縁側にそれぞれ形成される。
冷却部流路25は、翼シャンク部23、すなわちタービ
ン翼の翼有効部21の入口側で翼プラットホーム24か
ら2つの冷却流路45,46に分岐されている。第1の
冷却流路45は翼有効部21のタービン翼前縁・後縁側
を流れる外側冷却流路として、第2の冷却流路46はタ
ービン翼中間部を流れる内側冷却流路として、それぞれ
形成される。
ク部23あるいは翼プラットホーム24で供給通路26
から分岐され、翼有効部21のタービン翼前縁部を外径
方向に延びて翼先端部(翼チップ部)29に至り、翼先
端部29で翼前縁側から翼後縁側に延び、翼先端部29
の後縁側で向きを変え、翼有効部21のタービン翼後縁
部を内径方向に延びて翼ルート部24に導かれる流路構
造に構成される。冷却媒体Mは、翼前縁部では翼有効部
21を翼ルート部24から翼先端部29に向って流れ、
翼後縁部では翼有効部21を翼チップ部29から翼ルー
ト部(翼プラットホーム)24に流れるように案内され
る。内側冷却流路46は外側冷却流路45の内側領域
に、ジグザグ状の冷却流路を構成しており、タービン翼
の前縁と後縁間の翼中間部分を冷却している。
部21を長手方向外方(外径方向)に向って延び、翼チ
ップ部29側で外側冷却流路45の内側で180度反転
して流路の向きを変え、以下、翼有効部21の翼ルート
部24と翼チップ部29側とで方向を180度反転させ
ながらジグザグ状に翼前縁側から翼後縁側に向かう冷却
流路構造に構成される。最終的に内側冷却流路46はタ
ービン翼の後縁側翼ルート部(翼プラットホーム)24
で外側冷却流路45に合流して回収通路27に通じてい
る。
冷却は、次のようにして行なわれる。
である翼植込部22の底部から導入通路である供給通路
26に冷却媒体Mが流入せしめられる。この冷却媒体M
はタービン翼の翼有効部入口側で分岐され、外側冷却流
路45と内側冷却流路46に案内される。
外側冷却流路45に案内された冷却媒体Mは、タービン
翼の翼有効部21前縁側から翼チップ部29、翼有効部
21後縁側を通りながら、タービン翼の翼前縁部、翼先
端部、翼後縁部を内側から有効的に冷却する。
側冷却流路46に案内された冷却媒体Mは、内側冷却流
路46をジグザグ状に流れて翼中間部を対向冷却した
後、外側冷却流路45からの冷却媒体Mと合流して回収
通路27に案内され、この回収通路27から全量の冷却
媒体Mをタービン翼の翼外に回収させている。
ビン翼の翼有効部21から主流ガス(燃焼ガス)の通路
内に冷却媒体Mを吹き出すことがなく、冷却媒体Mを閉
ループ構造に案内してタービン動翼20Bの翼全体を冷
却することができる。その後、タービン動翼20Bに案
内される冷却媒体Mは一部をタービン翼前縁部の外側冷
却流路45に案内して、タービン翼前縁部を翼ルート部
24から翼チップ部29にかけて最初に効果的に冷却す
ることができる。まだ温度上昇していない冷却媒体Mを
用いて、翼有効部21の前縁部側を効率よく冷却でき
る。タービン翼の後縁部に関しても、翼前縁部および翼
先端部を通る外側冷却流路45はジグザグ状流路を形成
しておらず、流路長が短く、熱交換面積が小さいので、
冷却媒体Mの温度上昇が大きくなく、充分な冷却効果が
期待できる。
は、タービン翼の翼植込部22の前縁側に供給通路26
を、後縁側に回収通路27を形成した例を示したが、逆
であってもよい。すなわち、翼植込部22の後縁側を供
給通路とし、この供給通路に案内される冷却媒体Mを図
8に示すタービン動翼20Bとは流れを逆にして、ター
ビン翼の前縁側の回収通路に回収させるようにしてもよ
い。
焼ガス)の通路内に吹き出すことなく、閉ループ構造を
採用してタービン翼の翼全体を冷却でき、更に翼後縁
部、翼先端部のみならず、翼前縁部を効果的に、翼全面
にわたり均一に冷却することができる。
閉ループ冷却形タービン動翼の第4実施形態を示す縦断
面図、図10は図9のX−X線に沿う縦断面図、図11
は図9のXI−XI線に沿う横断面図(平断面図)、図12
は図9のXII −XII 線に沿う横断面図である。
Cの全体的構成は、図1に示したタービン動翼20と実
質的に異ならないので、対応部分には同一符号を付して
説明を省略する。
ービン翼の内部に冷却媒体Mの翼冷却流路25を形成す
るために、タービン翼の翼植込部22に2つの通路2
6,27が長手方向に延びるように並設されている。通
路の一方は冷却媒体Mの供給通路26で、他方の通路は
冷却媒体Mの回収通路27である。冷却媒体Mの供給通
路26と回収通路27はタービン翼の翼プラットホーム
(翼ルート部)24あるいは翼シャンク部23内に形成
される2つのキャビティ48,49にそれぞれ連通され
る。
示すようにタービン翼の前縁部を含む翼背側キャビティ
48であり、他のキャビティはタービン翼後縁部を含む
翼腹側キャビティ49である。2つのキャビティ48,
49は図11に示すように、タービン翼の翼腹側と翼背
側とに区分けされる。
有効部21を長手方向(外径方向)に延びる複数個、例
えば7つの冷却孔50が列状に配列されて冷却孔列から
なる翼背側冷却流路51を構成し、この翼背側冷却通路
51に冷却媒体Mを流すことにより、タービン動翼20
Cは翼有効部21の前縁部から後縁側に向う翼背側を冷
却している。翼背側冷却流路51はタービン翼長手方向
に延び、翼チップ部29で1つの先端キャビティ38に
連通される。
プ部29内に形成され、この先端キャビティ38で翼背
側冷却流路51を流れてきた冷却媒体Mは流れの向きを
180度変え、反転して翼腹側冷却流路52に案内され
る。翼腹側冷却流路52はタービン翼の翼表面腹側を、
翼有効部21の長手方向に延びる例えば7つの冷却孔5
3が列状に形成され、翼ルート部24で翼腹側キャビテ
ィ49に連通される。翼腹側キャビティ49は、冷却媒
体Mの回収通路27に通じている。
形成される翼背側冷却流路51と翼腹側冷却流路52は
図12に示すように複数個づつの冷却孔50,53によ
り、翼表面に沿う冷却孔列を構成している。各冷却孔列
には少なくとも翼外面側に対向する内壁に乱流促進リブ
35が形成され、この乱流促進リブ35で冷却媒体Mの
流れを乱して冷却効果を高めている。
路52は各冷却孔50,53の出口側に流路絞り部5
4,55が形成され、この流路絞り部54,55で冷却
孔列の流路面積を絞って小さくし、流速を速める一方、
各冷却孔50,53毎に冷却媒体Mの流量調整が行ない
得るようになっている。翼背側冷却流路51の翼前縁部
側冷却孔50には、冷却媒体Mの流量を充分に確保する
ため、乱流促進リブを必ずしも設けなくてもよい。乱流
促進リブを設けないときには翼前縁部は冷却媒体Mの流
量を大きくすることにより、冷却効率の向上を図ってい
る。
翼20Cの冷却は、次のように行なわれる。
22の底部から供給通路26に冷却媒体Mが流入せしめ
られる。この冷却媒体Mは供給通路26から翼ルート部
24に形成された翼背側キャビティ48に案内され、翼
背側キャビティ48から翼背側冷却流路51を構成する
各冷却孔50に案内される。
背側冷却流路51は、翼前縁部および翼背側に、まだ温
度上昇していない冷却媒体Mを最初に案内して流すこと
により、翼前縁部と翼背側を内部から対流冷却してい
る。このとき、乱流促進リブ35のリブ効果により冷却
媒体Mの流れを乱して温度の均一化を図り、冷却効果を
増加させて対流冷却効果を増大させている。
8に流入し、合流せしめられた冷却媒体Mは向きを18
0度変えて翼腹側冷却流路52に案内され、この翼腹側
冷却流路52の冷却孔列を内径方向に流れながら、乱流
促進リブ35で冷却効果を増大させて対流冷却し、翼ル
ート部24に形成される翼腹側キャビティ49に案内さ
れる。冷却媒体Mは翼腹側キャビティ49から回収通路
27に導かれ、最終的にこの回収通路27を通って全量
がタービン翼の翼外に取り出される。
ビン翼の翼有効部21を冷却する冷却媒体Mが、翼有効
部21や翼チップ部29から主流ガス(燃焼ガス)の通
路内に吹き出すことはなく、閉ループ構造の翼冷却流路
25でタービン翼の翼全体を冷却できる。
ービン翼の翼背側と翼腹側を独立した冷却流路51,5
2で冷却でき、翼面の熱伝達率が高いタービン翼の翼背
側および翼前縁側に、温度上昇していない冷却媒体Mを
最初に供給でき、翼背側を翼腹側に対して冷却を相対的
に強化できる。さらに、翼背側および翼腹側冷却流路5
1,52の各冷却孔50,53に乱流促進リブ35を複
数個づつ設けることで、タービン翼の翼外表面に対向す
る翼面の熱伝達率を大きくすることが可能となる。逆に
言えば冷却媒体Mの流量を減少させることが可能とな
る。しかも各冷却流路51,52の内側面には乱流促進
リブ35を設けない場合には、冷却媒体Mの圧力損失の
増加を最小限に抑えることができる。また、各冷却流路
51,52ごとに流路絞り部54,55を設けて対向す
る翼面熱伝達率に応じて冷却媒体Mの流量を調整するこ
とができ、よりメタル温度の均一化を図ることができ
る。
ティ48にタービン翼の前縁部を含み、また、翼腹側キ
ャビティ49にタービン翼の後縁部を含んでいるが、逆
に翼背側キャビティにタービン翼の後縁部を含み、翼腹
側キャビティにタービン翼の前縁部を含む構成とする事
もでき、この場合には、翼背側と後縁側の冷却が相対的
に強化される。
6を接続し、翼背側キャビティ48に回収通路27を接
続する構成とすることもできる。
ープ冷却形タービン動翼においては、構造的に冷却の難
しいタービン翼の前縁部と後縁部に対して冷却媒体を効
果的に供給可能となり冷却効果が向上し、タービン翼の
メタル温度をより均一化でき信頼性が向上できる一方、
冷却媒体の消費量の低減が可能となる。また、この閉ル
ープ冷却形タービン動翼は閉ループ冷却構造で有効的に
冷却できるので、このタービン動翼を適用したガスター
ビンの熱効率は大幅に向上し、今後のガスタービンの高
温化にも対応可能となる。
は、請求項1に記載の構成とすることにより、タービン
翼冷却後の冷却媒体の全量を翼植込部の回収通路から翼
外に回収することができ、冷却媒体を主流ガス(燃焼ガ
ス)中に吹き出すことがないので、燃焼ガスの温度低下
を避けることができる一方、閉ループ冷却流路構造でタ
ービン翼の冷却を行なうことができるので、コンバイン
ドサイクルプラントの場合、冷却媒体として排熱回収ボ
イラで発生した蒸気等の一部を利用することができ、タ
ービン動翼冷却後の蒸気を蒸気タービンで熱回収し、プ
ラント熱効率の向上を図ることができる。
は、請求項2に記載の構成とすることにより、ガスター
ビンの設計条件に対応させて冷却媒体の供給通路と回収
通路を選択でき、タービン動翼に形成される通路構成の
自由度を選択可能とする。
ビン動翼は、請求項3に記載の構成とすることにより、
タービン翼の翼内部に供給される冷却媒体を、翼有効部
の前縁部および後縁部に供給されるので、翼有効部の前
縁部および後縁部を温度上昇していない冷却媒体で積極
的にかつ有効的に冷却することができる。
ン動翼は、請求項4に記載の構成とすることにより、タ
ービン翼の前縁部および後縁部に温度上昇していない冷
却媒体を並列に供給でき、主流ガス側の熱伝達率が大き
なタービン翼の前縁側と後縁側を有効的に効率よく冷却
できる。
ビン動翼は、請求項5に記載の構成とすることにより、
冷却が困難なタービン翼の前縁部および後縁部を効果的
に冷却することができ翼有効部全体を均一に冷却するこ
とが可能となり、かつ分岐した冷却媒体を一カ所から回
収することが可能となる。
ービン動翼は、請求項6に記載の構成とすることによ
り、タービン翼の前側冷却流路と後側冷却流路とが合流
する合流部に設けられた案内壁により、冷却媒体の流れ
が対向する合流を避けることができ、合流損失を低減で
きる。
ン動翼は、請求項7に記載の構成とすることにより、冷
却の困難なタービン翼の前縁部および後縁部を効果的に
冷却することができ翼有効部全体を均一に冷却すること
が可能となり、かつ分岐した冷却媒体を一カ所から回収
することが可能となる。
ン動翼は、請求項8に記載の構成とすることにより、外
側冷却流路でタービン翼の前縁側および後縁側を、ジグ
ザグ状の内側冷却流路でタービン翼前縁と後縁間の翼中
央部領域を効率よく冷却することができ、かつ冷却媒体
は翼植込部の底部から供給し、冷却後の冷却媒体全量を
回収することが可能となり、また、タービン翼の前縁部
あるいは後縁部には温度上昇していない冷却媒体を供給
して翼前縁部、翼先端部および翼後縁部を効果的に冷却
できる。
ン動翼は、請求項9に記載の構成とすることにより、タ
ービン翼の翼背側と翼腹側を独立した冷却流路で冷却で
き、翼背側および翼腹側のうち冷却を強化したい方に温
度上昇していない冷却媒体を供給できる。
ビン動翼は、請求項10に記載の構成とすることによ
り、タービン翼の翼有効部の翼面に対向する冷却側面の
熱伝達率を増大させることが可能となり、冷却媒体の流
量を減少させることが可能となる。しかも他の面には乱
流促進リブを設けない場合、冷却媒体の圧力損失の増加
を最小限に抑えることができる。
タービン動翼は、請求項11に記載の構成とすることに
より、翼有効部に形成される複数の冷却流路は、各冷却
流路ごとに対向する翼面熱伝達率に応じて冷却媒体の流
量を調整することができ、よりメタル温度の均一化を図
ることができる。
1実施形態を示す縦断面図。
1実施形態における変形例を示す縦断面図。
2実施形態を示す縦断面図。
3実施形態を示す縦断面図。
4実施形態を示す縦断面図。
翼の縦断面図。
体の圧力低下を、(B)はタービン翼の後縁部における
冷却媒体の温度上昇を、それぞれ示す図。
達率分布を示す図。
Claims (11)
- 【請求項1】 タービン翼の翼内部を中空にして翼冷却
流路を形成し、翼植込部の底部から供給通路を経て翼冷
却流路に冷却媒体を供給し、翼内部を冷却するタービン
動翼において、前記翼植込部に翼冷却流路から冷却媒体
をタービン翼外に回収可能な回収通路を供給通路から独
立して設け、上記回収通路でタービン翼冷却後の冷却媒
体全量を回収するように構成したことを特徴とする閉ル
ープ冷却形タービン動翼。 - 【請求項2】 タービン翼の翼植込部に形成される冷却
媒体の供給通路をタービン翼の前縁側および後縁側のい
ずれか一方に、その他方に冷却媒体の回収通路をそれぞ
れ独立させて設けた請求項1に記載の閉ループ冷却形タ
ービン動翼。 - 【請求項3】 タービン翼の翼内部に形成される翼冷却
流路は、供給通路からの冷却媒体が最初に翼有効部の前
縁部および後縁部に供給可能な流路構造に形成された請
求項1に記載の閉ループ冷却形タービン動翼。 - 【請求項4】 タービン翼の翼植込部に形成される供給
通路は、翼シャンク部で前側供給通路と後側供給通路に
分岐され、分岐された供給通路の一方は、翼シャンク部
で回収通路と交差させた請求項1ないし3のいずれかに
記載の閉ループ冷却形タービン動翼。 - 【請求項5】 タービン翼の翼有効部に形成される翼冷
却流路は、前側冷却流路と後側冷却流路とを備え、前側
冷却流路は、翼シャンク部の前側供給通路に連通してタ
ービン翼前縁側の翼有効部を外径方向に流れ、翼チップ
部で流れの向きを反転させて内径方向に向う流路構造と
する一方、後側冷却流路は、翼シャンク部の後側供給通
路に連通してタービン翼後縁側の翼有効部を外径方向に
流れ、翼チップ部で流れの向きを反転させて内径方向に
向う流路構造に構成し、タービン翼の前縁と後縁間の翼
中央付近に形成される戻り流路に前側冷却流路と後側冷
却流路とが合流せしめられて回収通路に連通された請求
項4に記載の閉ループ冷却形タービン動翼。 - 【請求項6】 タービン翼の前縁と後縁間の翼中央部付
近に形成される戻り流路は翼チップ部に形成される入口
側に合流部を形成し、この合流部に冷却媒体の流れを内
径方向に案内する案内壁を備えた請求項5に記載の閉ル
ープ冷却形タービン動翼。 - 【請求項7】 タービン翼は翼プラットホーム内に翼前
縁側キャビティ,中央キャビティ,および翼後縁側キャ
ビティを形成し、翼チップ部内に先端キャビティを形成
する一方、冷却媒体の供給通路は、分岐されて翼前縁側
キャビティおよび翼後縁側キャビティに連通し、中央キ
ャビティは冷却媒体の回収通路に連通しており、前記翼
前縁側、中央および翼後縁側キャビティから翼有効部の
翼面に沿って複数の冷却流路が延びて翼チップ部の先端
キャビティに連通された請求項4に記載の閉ループ冷却
形タービン動翼。 - 【請求項8】 タービン翼の翼冷却流路は翼シャンク部
で外側冷却流路と内側冷却流路に分岐される一方、外側
冷却流路は、翼有効部の前縁部を翼チップ部に向って延
び、翼チップ部で向きを変えて翼前縁側から翼後縁側に
延びた後、翼チップ部の後縁側で向きを変えて翼有効部
の後縁部を翼シャンク部に向って延びるように形成さ
れ、また内側冷却流路は、外側冷却流路の内側をジグザ
グ状に流れる流路構造に構成され、翼シャンク部で外側
冷却流路と内側冷却流路とが合流して回収通路に連通さ
れた請求項1または2に記載の閉ループ冷却形タービン
動翼。 - 【請求項9】 タービン翼の翼プラットホーム内に翼背
側キャビティと翼腹側キャビティを有し、翼背側および
翼腹側キャビティの一方に冷却媒体の供給通路を連通さ
せ、他方のキャビティに冷却媒体の回収通路を連通させ
る一方、翼背側および翼腹側キャビティから翼有効部の
翼面に沿って翼背側冷却流路と翼腹側冷却流路がそれぞ
れ延びて翼チップ部に形成される先端キャビティに連通
させた請求項1に記載の閉ループ冷却形タービン動翼。 - 【請求項10】 タービン翼の翼有効部の翼面に沿って
配置された複数の冷却流路は、翼有効部の翼面側の内壁
に冷却媒体の乱流促進用リブを設けた請求項7または9
に記載の閉ループ冷却形タービン動翼。 - 【請求項11】 タービン翼の翼プラットホーム内に形
成されるキャビティと翼チップ部に形成される先端キャ
ビティとを連通する翼有効部の複数の冷却流路は、流路
入口部および流路出口部の少なくとも一方に流路絞り部
を設けた請求項7または9に記載の閉ループ冷却形ター
ビン動翼。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12188696A JPH09303103A (ja) | 1996-05-16 | 1996-05-16 | 閉ループ冷却形タービン動翼 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12188696A JPH09303103A (ja) | 1996-05-16 | 1996-05-16 | 閉ループ冷却形タービン動翼 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09303103A true JPH09303103A (ja) | 1997-11-25 |
Family
ID=14822353
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12188696A Withdrawn JPH09303103A (ja) | 1996-05-16 | 1996-05-16 | 閉ループ冷却形タービン動翼 |
Country Status (1)
| Country | Link |
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