JPH09303190A - 気体燃料内燃機関の燃料制御装置 - Google Patents
気体燃料内燃機関の燃料制御装置Info
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- JPH09303190A JPH09303190A JP8123616A JP12361696A JPH09303190A JP H09303190 A JPH09303190 A JP H09303190A JP 8123616 A JP8123616 A JP 8123616A JP 12361696 A JP12361696 A JP 12361696A JP H09303190 A JPH09303190 A JP H09303190A
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- fuel
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- overrun
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/40—Engine management systems
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- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明はエンジン回転数の過回転を防止する手
段を設けた気体燃料内燃機関の燃料制御装置に関し、オ
ーバーランの発生を確実に防止することを目的とする。 【解決手段】エンジン回転数センサ41と、レギュレータ
4 とベンチュリ19とを連通する燃料通路28の通路面積を
制御する流量制御弁23とを具備し、エンジン回転数が所
定値を越えた時に流量制御弁23を閉弁動作させオーバー
ランの発生を防止する燃料制御装置において、車速SPD
(エンジン負荷) を検出する車速センサ42と、車速SPD
を基準値SPDBと比較する機関負荷比較手段(ステップ1
0) と、第1及び第2のオーバーラン判定回転数ORNE1,O
RNE2(ORNE1>ORNE2)が設定され、SPD がSPDB以上と判断
された時にはORNE1 を、またSPDB以下と判断された時に
はORNE2を判定値として用い、エンジン回転数と判定値
(ORNE1又はORNE2)とを比較することによりオーバーラン
の判定処理を行う(ステップ12,14)構成とする。
段を設けた気体燃料内燃機関の燃料制御装置に関し、オ
ーバーランの発生を確実に防止することを目的とする。 【解決手段】エンジン回転数センサ41と、レギュレータ
4 とベンチュリ19とを連通する燃料通路28の通路面積を
制御する流量制御弁23とを具備し、エンジン回転数が所
定値を越えた時に流量制御弁23を閉弁動作させオーバー
ランの発生を防止する燃料制御装置において、車速SPD
(エンジン負荷) を検出する車速センサ42と、車速SPD
を基準値SPDBと比較する機関負荷比較手段(ステップ1
0) と、第1及び第2のオーバーラン判定回転数ORNE1,O
RNE2(ORNE1>ORNE2)が設定され、SPD がSPDB以上と判断
された時にはORNE1 を、またSPDB以下と判断された時に
はORNE2を判定値として用い、エンジン回転数と判定値
(ORNE1又はORNE2)とを比較することによりオーバーラン
の判定処理を行う(ステップ12,14)構成とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は気体燃料内燃機関の
燃料制御装置に係り、特にエンジン回転数の過回転を防
止する手段を設けた気体燃料内燃機関の燃料制御装置に
関する。
燃料制御装置に係り、特にエンジン回転数の過回転を防
止する手段を設けた気体燃料内燃機関の燃料制御装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば発明協会公開技報86
−14046号に示されるようなLPGを燃料として用
いる気体燃料内燃機関(以下、LPGエンジンという)
が知られている。このLPGエンジンでは、液体燃料を
気化状態で吸気通路のベンチュリに供給する目的から、
燃料タンクとベンチュリとの間に、加熱により液体燃料
の気化を促進すると共に所定圧力に減圧するレギュレー
タが設けられている。また、このレギュレータとベンチ
ュリとを連通する燃料通路には流量制御弁が設けられて
いる。
−14046号に示されるようなLPGを燃料として用
いる気体燃料内燃機関(以下、LPGエンジンという)
が知られている。このLPGエンジンでは、液体燃料を
気化状態で吸気通路のベンチュリに供給する目的から、
燃料タンクとベンチュリとの間に、加熱により液体燃料
の気化を促進すると共に所定圧力に減圧するレギュレー
タが設けられている。また、このレギュレータとベンチ
ュリとを連通する燃料通路には流量制御弁が設けられて
いる。
【0003】この流量制御弁は、LPGエンジンが通常
のエンジン回転状態にある時には、運転状態に対応した
弁開度とされることにより、吸気通路に対する供給燃料
量が最適値となるよう燃料制御を行う。一方、LPGエ
ンジンのエンジン回転数が許容限度を越えた高回転とな
った時には、この流量制御弁は閉弁され、吸気通路に対
する燃料供給を遮断する燃料カットが行われ、LPGエ
ンジンの過回転運転,即ちオーバーランを防止するよう
構成されている。
のエンジン回転状態にある時には、運転状態に対応した
弁開度とされることにより、吸気通路に対する供給燃料
量が最適値となるよう燃料制御を行う。一方、LPGエ
ンジンのエンジン回転数が許容限度を越えた高回転とな
った時には、この流量制御弁は閉弁され、吸気通路に対
する燃料供給を遮断する燃料カットが行われ、LPGエ
ンジンの過回転運転,即ちオーバーランを防止するよう
構成されている。
【0004】この場合、燃料カット後のLPGエンジン
は、燃料通路が流量制御弁により遮断されているため、
吸気通路に残存する燃料によって運転が続けられる。ま
た、この残存燃料が消費されてほぼ無くなると、LPG
エンジンの回転数は低下してオーバーランが防止され
る。そして、この状態で更にLPGエンジンの回転数が
低下し、エンジン回転数が復帰回転数となると、流量制
御弁は再び開かれて燃料通路からベンチュリへの燃料供
給が復帰され、通常運転に復帰する構成とされている。
は、燃料通路が流量制御弁により遮断されているため、
吸気通路に残存する燃料によって運転が続けられる。ま
た、この残存燃料が消費されてほぼ無くなると、LPG
エンジンの回転数は低下してオーバーランが防止され
る。そして、この状態で更にLPGエンジンの回転数が
低下し、エンジン回転数が復帰回転数となると、流量制
御弁は再び開かれて燃料通路からベンチュリへの燃料供
給が復帰され、通常運転に復帰する構成とされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、オーバ
ーランの判定にはエンジン回転数を用いており、エンジ
ン回転数が許容限度を越えた高回転数(以下、この回転
数をOR設定回転数という)となった場合、燃料カット
を実施しオーバーランを防止するよう構成されている。
ーランの判定にはエンジン回転数を用いており、エンジ
ン回転数が許容限度を越えた高回転数(以下、この回転
数をOR設定回転数という)となった場合、燃料カット
を実施しオーバーランを防止するよう構成されている。
【0006】ところで、エンジン回転数の変化率はその
時のエンジン負荷(機関負荷)により異なる。例えば、
シフトがニュートラルレンジ或いはパーキングレンジと
され車両が停止した状態では、エンジン負荷は小さくな
っている。そして、このエンジン負荷が小さい状態で例
えばエンジンをフルスロットル(空吹かし)状態とする
と、エンジン回転数は急激に上昇しエンジン回転数の変
化率は大きくなる。
時のエンジン負荷(機関負荷)により異なる。例えば、
シフトがニュートラルレンジ或いはパーキングレンジと
され車両が停止した状態では、エンジン負荷は小さくな
っている。そして、このエンジン負荷が小さい状態で例
えばエンジンをフルスロットル(空吹かし)状態とする
と、エンジン回転数は急激に上昇しエンジン回転数の変
化率は大きくなる。
【0007】これに対し、シフトがドライブレンジとさ
れた車両走行状態においてはエンジン負荷は大きくなっ
ており、エンジンをフルスロットル状態としても、エン
ジン回転数の上昇は上記したエンジン負荷が小さい時に
比べて緩やかで、よってエンジン回転数の変化率は小さ
くなる。
れた車両走行状態においてはエンジン負荷は大きくなっ
ており、エンジンをフルスロットル状態としても、エン
ジン回転数の上昇は上記したエンジン負荷が小さい時に
比べて緩やかで、よってエンジン回転数の変化率は小さ
くなる。
【0008】ここで、エンジン負荷が小さい状態下にお
いて、エンジンを空吹かしすることによりエンジン回転
数を急激に上昇させた場合を想定する。上記のようにオ
ーバーランの判定にはエンジン回転数を用いているた
め、エンジン回転数がOR判定回転数ORNEを越える
と燃料カットが開始される。しかるに、燃料カットが開
始された後もエンジン回転数の急激な上昇が続くと、エ
ンジン回転数の変化率が大きいために短時間でエンジン
回転数は過回転領域(オーバーラン領域)に達してしま
う。即ち、エンジン回転数の変化率が大きいと、エンジ
ン回転数がOR判定回転数ORNEを越えた時より、エ
ンジン回転数が過回転領域に至るまでの時間は短くな
る。
いて、エンジンを空吹かしすることによりエンジン回転
数を急激に上昇させた場合を想定する。上記のようにオ
ーバーランの判定にはエンジン回転数を用いているた
め、エンジン回転数がOR判定回転数ORNEを越える
と燃料カットが開始される。しかるに、燃料カットが開
始された後もエンジン回転数の急激な上昇が続くと、エ
ンジン回転数の変化率が大きいために短時間でエンジン
回転数は過回転領域(オーバーラン領域)に達してしま
う。即ち、エンジン回転数の変化率が大きいと、エンジ
ン回転数がOR判定回転数ORNEを越えた時より、エ
ンジン回転数が過回転領域に至るまでの時間は短くな
る。
【0009】よって、燃料カット実施後に実際にエンジ
ン回転数の低下が始まるまでに作動遅れがあると、エン
ジン回転数は過回転領域に到達してしまい、燃料カット
を実施してもオーバーランが発生してしまうおそれがあ
るという問題点があった。本発明は上記の点に鑑みてな
されたものであり、エンジン負荷に対応してオーバーラ
ン判定回転数を切り換えることにより、エンジン負荷に
拘わらず確実にオーバーランの発生を防止しうる気体燃
料内燃機関の燃料制御装置を提供することを目的とす
る。
ン回転数の低下が始まるまでに作動遅れがあると、エン
ジン回転数は過回転領域に到達してしまい、燃料カット
を実施してもオーバーランが発生してしまうおそれがあ
るという問題点があった。本発明は上記の点に鑑みてな
されたものであり、エンジン負荷に対応してオーバーラ
ン判定回転数を切り換えることにより、エンジン負荷に
拘わらず確実にオーバーランの発生を防止しうる気体燃
料内燃機関の燃料制御装置を提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明では、燃料タンク内の液体燃料を減圧する
レギュレータと吸気通路に形成されたベンチュリとを連
通する燃料通路と、気体燃料内燃機関の機関回転数を含
む運転状態を検出する運転状態検出手段と、前記燃料通
路に設けられており、前記運転状態検出手段で検出され
る運転状態に応じて通路面積を制御する流量制御弁と、
前記運転状態検出手段で検出される機関回転数が所定値
を越えた時に前記流量制御弁を閉弁動作させオーバーラ
ンの発生を防止する弁制御手段とを具備する気体燃料内
燃機関の燃料制御装置において、機関負荷を検出する機
関負荷検出手段と、前記機関負荷検出手段により検出さ
れた機関負荷を基準値と比較する機関負荷比較手段と、
第1のオーバーラン判定回転数と、該第1のオーバーラ
ン判定回転数より低く設定された第2のオーバーラン判
定回転数とが設定されており、前記機関負荷比較手段に
より、前記機関負荷が基準値以上と判断された時には第
1のオーバーラン判定回転数を判定値として用い、前記
機関負荷が基準値以下と判断された時には第2のオーバ
ーラン判定回転数を判定値として用い、前記運転状態検
出手段が検出する機関回転数と前記判定値とを比較する
ことによりオーバーランの判定処理を行うオーバーラン
判定手段とを設けたことを特徴とするものである。
めに、本発明では、燃料タンク内の液体燃料を減圧する
レギュレータと吸気通路に形成されたベンチュリとを連
通する燃料通路と、気体燃料内燃機関の機関回転数を含
む運転状態を検出する運転状態検出手段と、前記燃料通
路に設けられており、前記運転状態検出手段で検出され
る運転状態に応じて通路面積を制御する流量制御弁と、
前記運転状態検出手段で検出される機関回転数が所定値
を越えた時に前記流量制御弁を閉弁動作させオーバーラ
ンの発生を防止する弁制御手段とを具備する気体燃料内
燃機関の燃料制御装置において、機関負荷を検出する機
関負荷検出手段と、前記機関負荷検出手段により検出さ
れた機関負荷を基準値と比較する機関負荷比較手段と、
第1のオーバーラン判定回転数と、該第1のオーバーラ
ン判定回転数より低く設定された第2のオーバーラン判
定回転数とが設定されており、前記機関負荷比較手段に
より、前記機関負荷が基準値以上と判断された時には第
1のオーバーラン判定回転数を判定値として用い、前記
機関負荷が基準値以下と判断された時には第2のオーバ
ーラン判定回転数を判定値として用い、前記運転状態検
出手段が検出する機関回転数と前記判定値とを比較する
ことによりオーバーランの判定処理を行うオーバーラン
判定手段とを設けたことを特徴とするものである。
【0011】上記した各手段は、次のように作用する。
燃料タンク内の液体燃料は、レギュレータに導入されて
減圧・気化された上で燃料通路を通りベンチュリから吸
気通路に供給される。また、燃料通路には流量制御弁が
設けられており、この流量制御弁の弁開度により燃料通
路の流路面積、即ち燃料通路を流れる燃料量は制御可能
な構成となっている。
燃料タンク内の液体燃料は、レギュレータに導入されて
減圧・気化された上で燃料通路を通りベンチュリから吸
気通路に供給される。また、燃料通路には流量制御弁が
設けられており、この流量制御弁の弁開度により燃料通
路の流路面積、即ち燃料通路を流れる燃料量は制御可能
な構成となっている。
【0012】また、運転状態検出手段は、気体燃料内燃
機関の機関回転数を含む運転状態を検出し、機関回転数
が所定値以下の場合には、流量制御弁はこの運転状態検
出手段で検出される運転状態に応じて通路面積を可変制
御する。よって、吸気通路に運転状態に対応した最適量
の燃料を供給することが可能となる。
機関の機関回転数を含む運転状態を検出し、機関回転数
が所定値以下の場合には、流量制御弁はこの運転状態検
出手段で検出される運転状態に応じて通路面積を可変制
御する。よって、吸気通路に運転状態に対応した最適量
の燃料を供給することが可能となる。
【0013】また、運転状態検出手段で検出される機関
回転数が所定値を越えた時、弁制御手段は流量制御弁を
閉弁動作させる。これにより、吸気通路への燃料供給は
制限され機関回転数は低減し、よって気体燃料内燃機関
のオーバーランの発生を防止することができる。
回転数が所定値を越えた時、弁制御手段は流量制御弁を
閉弁動作させる。これにより、吸気通路への燃料供給は
制限され機関回転数は低減し、よって気体燃料内燃機関
のオーバーランの発生を防止することができる。
【0014】この際、機関負荷比較手段は機関負荷検出
手段により検出された機関負荷と基準値とを比較し、オ
ーバーラン判定手段は機関負荷比較手段の比較結果に基
づき、予め設定されている第1または第2のオーバーラ
ン判定回転数を選択的にオーバーランの判定値として用
いる。
手段により検出された機関負荷と基準値とを比較し、オ
ーバーラン判定手段は機関負荷比較手段の比較結果に基
づき、予め設定されている第1または第2のオーバーラ
ン判定回転数を選択的にオーバーランの判定値として用
いる。
【0015】即ち、機関負荷が小さく機関回転数の変化
率が大きい機関状態では、第1のオーバーラン判定回転
数より低い値である第2のオーバーラン判定回転数が判
定値として用いられてオーバーランの判定処理が行われ
る。よって、空吹かし等により機関回転数が大きい変化
率で上昇しても、第2のオーバーラン判定回転数は低く
設定されているため、弁制御手段は流量制御弁を閉弁動
作し燃料カットが開始されてから機関回転数がオーバー
ランの発生領域に到達するまでの時間を長くすることが
できる。
率が大きい機関状態では、第1のオーバーラン判定回転
数より低い値である第2のオーバーラン判定回転数が判
定値として用いられてオーバーランの判定処理が行われ
る。よって、空吹かし等により機関回転数が大きい変化
率で上昇しても、第2のオーバーラン判定回転数は低く
設定されているため、弁制御手段は流量制御弁を閉弁動
作し燃料カットが開始されてから機関回転数がオーバー
ランの発生領域に到達するまでの時間を長くすることが
できる。
【0016】これにより、燃料カットが開始された後、
実際に機関回転数が低下するまでに作動遅れがあって
も、上記のように燃料カットが開始されてから機関回転
数がオーバーランの発生領域に至るまでの時間が長いた
め、機関回転数がオーバーランの発生領域に至る前に機
関回転数の低下が始まる。よって、気体燃料内燃機関が
オーバーラン状態に突入することを確実に回避すること
ができ、信頼性を向上させることができる。
実際に機関回転数が低下するまでに作動遅れがあって
も、上記のように燃料カットが開始されてから機関回転
数がオーバーランの発生領域に至るまでの時間が長いた
め、機関回転数がオーバーランの発生領域に至る前に機
関回転数の低下が始まる。よって、気体燃料内燃機関が
オーバーラン状態に突入することを確実に回避すること
ができ、信頼性を向上させることができる。
【0017】一方、機関負荷が大きく機関回転数の変化
率が小さい機関状態では、第2のオーバーラン判定回転
数より高い第1のオーバーラン判定回転数が判定値とし
て用いられてオーバーランの判定処理が行われる。この
ように、機関回転数の変化率が小さい場合に高いオーバ
ーラン判定回転数を判定値として用いることにより、比
較的高い機関回転数となるまで燃料カットは開始されな
いこととなり、気体燃料内燃機関の高回転化を図ること
ができる。尚、機関回転数の変化率が小さいと、燃料カ
ットが開始されてから機関回転数がオーバーランの発生
領域に到達するまでの時間は長いため、上記のように判
定値を高く設定しても気体燃料内燃機関がオーバーラン
状態に突入することはない。
率が小さい機関状態では、第2のオーバーラン判定回転
数より高い第1のオーバーラン判定回転数が判定値とし
て用いられてオーバーランの判定処理が行われる。この
ように、機関回転数の変化率が小さい場合に高いオーバ
ーラン判定回転数を判定値として用いることにより、比
較的高い機関回転数となるまで燃料カットは開始されな
いこととなり、気体燃料内燃機関の高回転化を図ること
ができる。尚、機関回転数の変化率が小さいと、燃料カ
ットが開始されてから機関回転数がオーバーランの発生
領域に到達するまでの時間は長いため、上記のように判
定値を高く設定しても気体燃料内燃機関がオーバーラン
状態に突入することはない。
【0018】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態について
図面と共に説明する。図1は、本発明の一実施例である
燃料制御装置を適用した気体燃料内燃機関(以下単にL
PGエンジンと呼ぶ。)のシステム構成図である。LP
Gエンジン1は液化石油ガス(LPG)を燃料としてお
り、大略するとエンジン本体2,キャブレター3,LP
Gレギュレータ4,電子制御装置5(以下、ECUとい
う)等により構成されている。
図面と共に説明する。図1は、本発明の一実施例である
燃料制御装置を適用した気体燃料内燃機関(以下単にL
PGエンジンと呼ぶ。)のシステム構成図である。LP
Gエンジン1は液化石油ガス(LPG)を燃料としてお
り、大略するとエンジン本体2,キャブレター3,LP
Gレギュレータ4,電子制御装置5(以下、ECUとい
う)等により構成されている。
【0019】エンジン本体2はシリンダブロック6内に
ピストン7を有し、ピストン7の上部に形成された燃焼
室8に吸入弁9が開弁することにより吸入ポートから混
合気が取り込まれる構成とされている。また、シリンダ
ブロック6には冷却水が循環されるウォータジャケット
12が形成されると共に、冷却水温を検出する水温セン
サ13が配設されている。
ピストン7を有し、ピストン7の上部に形成された燃焼
室8に吸入弁9が開弁することにより吸入ポートから混
合気が取り込まれる構成とされている。また、シリンダ
ブロック6には冷却水が循環されるウォータジャケット
12が形成されると共に、冷却水温を検出する水温セン
サ13が配設されている。
【0020】燃焼室8内の混合気は点火プラグ10が発
火することにより燃焼し、ピストン7を駆動すると共
に、発生した燃焼ガスは排気弁11が開弁されることに
より排気ポートに排出される。排気ポートには排気通路
16及び三元触媒17,18が接続されており、燃焼ガ
スは排気通路16を通り三元触媒17,18で清浄化さ
れた上で排出される。
火することにより燃焼し、ピストン7を駆動すると共
に、発生した燃焼ガスは排気弁11が開弁されることに
より排気ポートに排出される。排気ポートには排気通路
16及び三元触媒17,18が接続されており、燃焼ガ
スは排気通路16を通り三元触媒17,18で清浄化さ
れた上で排出される。
【0021】一方、吸入ポートは吸気通路14と接続さ
れており、この吸気通路14から外気が取り込まれる構
成とされている。また、吸気通路14の外気吸入端部に
はエアクリーナ15が設けられており、外気に含まれる
塵埃が燃焼室8内に侵入しないよう構成されている。こ
の吸気通路2の途中位置にはキャブレター3が一体的に
接続されている。
れており、この吸気通路14から外気が取り込まれる構
成とされている。また、吸気通路14の外気吸入端部に
はエアクリーナ15が設けられており、外気に含まれる
塵埃が燃焼室8内に侵入しないよう構成されている。こ
の吸気通路2の途中位置にはキャブレター3が一体的に
接続されている。
【0022】キャブレター3の構造について、図1に加
え図2を用いて説明する。図2は、キャブレター3を拡
大して示す図である。キャブレター3は、大略するとベ
ンチュリ19,スロットルバルブ20,アイドルスピー
ドコントロール用バイパス通路21(以下、ISC用バ
イパス通路という),アイドルスピードコントロールバ
ルブ22(以下、ISCVという),及び流量制御弁2
3等をキャブレターボデー24に一体的に組み込んだ構
成とされている。
え図2を用いて説明する。図2は、キャブレター3を拡
大して示す図である。キャブレター3は、大略するとベ
ンチュリ19,スロットルバルブ20,アイドルスピー
ドコントロール用バイパス通路21(以下、ISC用バ
イパス通路という),アイドルスピードコントロールバ
ルブ22(以下、ISCVという),及び流量制御弁2
3等をキャブレターボデー24に一体的に組み込んだ構
成とされている。
【0023】キャブレターボデー24内の吸気通路14
にはベンチュリ19が形成されており、このベンチュリ
19により吸気通路14は絞られた構成とされている。
また、吸気通路14のベンチュリ19が形成された位置
より、空気の流れに対し下流位置には、図示しないアク
セルペダルの操作に連動して開閉されるスロットルバル
ブ20が設けられている。そして、このスロットルバル
ブ20が開閉されることにより、吸気通路14への吸入
空気量が調節される構成となっている。また、スロット
ルバルブ20の近傍には、スロットルバルブ20が全閉
位置にある時にこれを検知してスロットル全閉信号ID
Lの出力をオン(ON)するスロットルセンサ25が設
けられている。
にはベンチュリ19が形成されており、このベンチュリ
19により吸気通路14は絞られた構成とされている。
また、吸気通路14のベンチュリ19が形成された位置
より、空気の流れに対し下流位置には、図示しないアク
セルペダルの操作に連動して開閉されるスロットルバル
ブ20が設けられている。そして、このスロットルバル
ブ20が開閉されることにより、吸気通路14への吸入
空気量が調節される構成となっている。また、スロット
ルバルブ20の近傍には、スロットルバルブ20が全閉
位置にある時にこれを検知してスロットル全閉信号ID
Lの出力をオン(ON)するスロットルセンサ25が設
けられている。
【0024】ISC用バイパス通路21は、スロットル
バルブ20をパイパスするよう、スロットルバルブ20
の上流側と下流側とを連通する通路であり、その途中位
置にはISCV22が配設されている。このISCV2
2は、スロットルバルブ20が全閉位置にあるアイドル
状態においてISC用バイパス通路21を流れる吸気量
を制御し、例えば電気負荷及びエアコン等によるアイド
ル回転数の低下を防止する機能を奏する。
バルブ20をパイパスするよう、スロットルバルブ20
の上流側と下流側とを連通する通路であり、その途中位
置にはISCV22が配設されている。このISCV2
2は、スロットルバルブ20が全閉位置にあるアイドル
状態においてISC用バイパス通路21を流れる吸気量
を制御し、例えば電気負荷及びエアコン等によるアイド
ル回転数の低下を防止する機能を奏する。
【0025】流量制御弁23は、ステッピングモータ2
6とニードル弁27とにより構成されている。この流量
制御弁23は、後述するLPGレギュレータ4とベンチ
ュリ19とを接続する燃料通路28の途中位置、特にベ
ンチュリ19に近い位置に配設されている。
6とニードル弁27とにより構成されている。この流量
制御弁23は、後述するLPGレギュレータ4とベンチ
ュリ19とを接続する燃料通路28の途中位置、特にベ
ンチュリ19に近い位置に配設されている。
【0026】ステッピングモータ26は、図3に示すよ
うに、積層鉄心からなるロータRTを内部に有し、この
ロータRTの外周に、2層4極の磁極GK1,GK2,
GK3,GK4を有する構成とされており、磁極GK1
〜GK4への励磁電圧を切り替えることによりロータR
Tを回転する。また、ステッピングモータ26の内部に
は図示しないギヤ機構が設けられており、ロータRTの
回転をニードル弁27の直進運動に変換する構成とされ
ている。
うに、積層鉄心からなるロータRTを内部に有し、この
ロータRTの外周に、2層4極の磁極GK1,GK2,
GK3,GK4を有する構成とされており、磁極GK1
〜GK4への励磁電圧を切り替えることによりロータR
Tを回転する。また、ステッピングモータ26の内部に
は図示しないギヤ機構が設けられており、ロータRTの
回転をニードル弁27の直進運動に変換する構成とされ
ている。
【0027】また、ニードル弁27は先端がテーパ状と
されており、このニードル弁27はキャブレターボデー
24内においてL字形状に折曲形成された燃料通路28
の折曲部と対向するよう構成されている。具体的には、
キャブレターボデー24内に形成された燃料通路28の
折曲部には弁座部29が形成されており、ニードル弁2
7は弁座部29と対向するよう配設されている。
されており、このニードル弁27はキャブレターボデー
24内においてL字形状に折曲形成された燃料通路28
の折曲部と対向するよう構成されている。具体的には、
キャブレターボデー24内に形成された燃料通路28の
折曲部には弁座部29が形成されており、ニードル弁2
7は弁座部29と対向するよう配設されている。
【0028】従って、ステッピングモータ26によりニ
ードル弁27を図中左右方向に移動させることにより、
燃料通路28の通路面積を可変することができる。よっ
て、流量制御弁23によりLPGレギュレータ4から供
給される燃料流量を制御することが可能となり、O2 セ
ンサ43(後述する)が出力する排気ガスに含まれる酸
素濃度に基づき空燃比制御を実施することが可能とな
る。
ードル弁27を図中左右方向に移動させることにより、
燃料通路28の通路面積を可変することができる。よっ
て、流量制御弁23によりLPGレギュレータ4から供
給される燃料流量を制御することが可能となり、O2 セ
ンサ43(後述する)が出力する排気ガスに含まれる酸
素濃度に基づき空燃比制御を実施することが可能とな
る。
【0029】上記構成とされた流量制御弁23が開弁す
ると、LPGレギュレータ4から供給される燃料は流量
制御弁23の弁開度に対応した流量でベンチュリ19に
供給され、このベンチュリ19に設けられたスリット3
0から吸気通路14内に燃料供給が行われる。
ると、LPGレギュレータ4から供給される燃料は流量
制御弁23の弁開度に対応した流量でベンチュリ19に
供給され、このベンチュリ19に設けられたスリット3
0から吸気通路14内に燃料供給が行われる。
【0030】更に、ニードル弁27とステッピングモー
タ26のケーシングとの間にはスプリング28が配設さ
れている。このスプリング28はニードル弁27を上記
ケーシングから離間させる方向に弾性力を付勢する構成
とされており、この弾性力によりギヤ機構内におけるバ
ックラッシュの影響及び動作時におけるニードル弁27
のガタツキを防止する構成とされている。
タ26のケーシングとの間にはスプリング28が配設さ
れている。このスプリング28はニードル弁27を上記
ケーシングから離間させる方向に弾性力を付勢する構成
とされており、この弾性力によりギヤ機構内におけるバ
ックラッシュの影響及び動作時におけるニードル弁27
のガタツキを防止する構成とされている。
【0031】また、キャブレターボデー24の前記した
ISC用バイパス通路21と対向する位置には、エアア
ジャステング通路31がスロットルバルブ20をバイパ
スするように形成されている。このエアアジャステング
通路31には、通路面積を調整するエアアジャステング
スクリュー32が設けられている。このエアアジャステ
ング通路31及びエアアジャステングスクリュー32
は、アイドル時におけるISC用バイパス通路21を流
れる流量を補正するために設けられている。
ISC用バイパス通路21と対向する位置には、エアア
ジャステング通路31がスロットルバルブ20をバイパ
スするように形成されている。このエアアジャステング
通路31には、通路面積を調整するエアアジャステング
スクリュー32が設けられている。このエアアジャステ
ング通路31及びエアアジャステングスクリュー32
は、アイドル時におけるISC用バイパス通路21を流
れる流量を補正するために設けられている。
【0032】更に、キャブレターボデー24のエアアジ
ャステング通路31が形成された位置より下部(スロッ
トルバルブ20よりも下流側)には、LPGインジェク
タ33が取り付けられるインジェクタ取付部34が形成
されている。このインジェクタ33は補助燃料通路35
を介してLPGレギュレータ4に接続されており、特に
軽負荷運転時において、空燃比補正用の燃料を吸気通路
14に向け噴射する構成とされている。これにより、機
関運転時における空燃比の安定化を図っている。
ャステング通路31が形成された位置より下部(スロッ
トルバルブ20よりも下流側)には、LPGインジェク
タ33が取り付けられるインジェクタ取付部34が形成
されている。このインジェクタ33は補助燃料通路35
を介してLPGレギュレータ4に接続されており、特に
軽負荷運転時において、空燃比補正用の燃料を吸気通路
14に向け噴射する構成とされている。これにより、機
関運転時における空燃比の安定化を図っている。
【0033】LPGレギュレータ4は、燃料タンク37
に貯留された液体燃料を気化すると共に所定の圧力でベ
ンチュリ19に供給する機能を有している。このLPG
レギュレータ4は、内部に図示しない第1の減圧室と第
2の減圧室とを有しており、第1の減圧室はタンク側燃
料通路36を介して燃料タンク37に接続されると共
に、第2の減圧室は前記した燃料通路28を介してベン
チュリ19に接続されている。また、タンク側燃料通路
36の途中には、燃料タンク37からLPGレギュレー
タ4への燃料の供給を遮断するメインソレノイドバルブ
38が設けられている。
に貯留された液体燃料を気化すると共に所定の圧力でベ
ンチュリ19に供給する機能を有している。このLPG
レギュレータ4は、内部に図示しない第1の減圧室と第
2の減圧室とを有しており、第1の減圧室はタンク側燃
料通路36を介して燃料タンク37に接続されると共
に、第2の減圧室は前記した燃料通路28を介してベン
チュリ19に接続されている。また、タンク側燃料通路
36の途中には、燃料タンク37からLPGレギュレー
タ4への燃料の供給を遮断するメインソレノイドバルブ
38が設けられている。
【0034】LPGレギュレータ4の第1の減圧室に
は、燃料タンク37から液体状態の燃料が供給され、こ
の液体状態の燃料は第1の減圧室において減圧気化され
る。また、第2の減圧室はベンチュリ19に接続されて
いるため、LPGエンジン1が始動しベンチュリ負圧は
第2の減圧室に作用すると、第1の減圧室と第2の減圧
室との間に設けられているイラスティックバルブは開弁
し、第1の減圧室内の燃料が第2の減圧室に導入される
よう構成されている。
は、燃料タンク37から液体状態の燃料が供給され、こ
の液体状態の燃料は第1の減圧室において減圧気化され
る。また、第2の減圧室はベンチュリ19に接続されて
いるため、LPGエンジン1が始動しベンチュリ負圧は
第2の減圧室に作用すると、第1の減圧室と第2の減圧
室との間に設けられているイラスティックバルブは開弁
し、第1の減圧室内の燃料が第2の減圧室に導入される
よう構成されている。
【0035】これにより、第2の減圧室に導入した気化
された燃料は、燃料通路28を介してベンチュリ19に
供給される。また、ベンチュリ負圧が小さくなり大気圧
に近くなると、上記したイラスティックバルブは閉弁
し、第1の減圧室から第2の減圧室への燃料供給は停止
される。これにより、第2の減圧室内の燃料は略大気圧
状態を維持する。
された燃料は、燃料通路28を介してベンチュリ19に
供給される。また、ベンチュリ負圧が小さくなり大気圧
に近くなると、上記したイラスティックバルブは閉弁
し、第1の減圧室から第2の減圧室への燃料供給は停止
される。これにより、第2の減圧室内の燃料は略大気圧
状態を維持する。
【0036】また、前記したインジェクタ33に接続し
た補助燃料通路35は、LPGレギュレータ4の第1の
減圧室に接続されており、かつその接続位置にはスロー
燃料通路45を流れる燃料流量を制御するスローロック
電磁弁39が配設されている。このスローロック電磁弁
39は通常走行減速時以外は開弁される構成とされてお
り、よって前記したように開弁時はインジェクタ33か
ら吸気通路14に向け燃料が噴射される。
た補助燃料通路35は、LPGレギュレータ4の第1の
減圧室に接続されており、かつその接続位置にはスロー
燃料通路45を流れる燃料流量を制御するスローロック
電磁弁39が配設されている。このスローロック電磁弁
39は通常走行減速時以外は開弁される構成とされてお
り、よって前記したように開弁時はインジェクタ33か
ら吸気通路14に向け燃料が噴射される。
【0037】一方、上記したISCV22,ステッピン
グモータ26,インジェクタ33,メインソレノイドバ
ルブ38,及びスローロック電磁弁39は、ECU5に
夫々接続されており、その駆動が制御される構成とされ
ている。また、ECU23には、前記した水温センサ1
3,スロットルセンサ25が接続されると共に、圧力セ
ンサ40,回転数センサ41,車速センサ42,O2 セ
ンサ43等が接続されている。
グモータ26,インジェクタ33,メインソレノイドバ
ルブ38,及びスローロック電磁弁39は、ECU5に
夫々接続されており、その駆動が制御される構成とされ
ている。また、ECU23には、前記した水温センサ1
3,スロットルセンサ25が接続されると共に、圧力セ
ンサ40,回転数センサ41,車速センサ42,O2 セ
ンサ43等が接続されている。
【0038】圧力センサ40は吸気通路14内の圧力を
検出するものであり、吸気通路14のスロットルバルブ
20より下流側に配設されている。また、回転数センサ
41は機関回転数(エンジン回転数)を検出するもので
あり、デイストリビュータ44に取り付けられている。
また、車速センサ42はLPGエンジン1が搭載された
車両の車速を検出するものであり、例えばスピードメー
タケーブルの回転を検知することにより車速を検出する
構成とされている(この車速センサ42は、請求項1に
記載した機関負荷検出手段に相当する)。更に、O2 セ
ンサ43は排気ガス中の酸素濃度を検出するものであ
り、排気通路16に取り付けられている。尚、上記した
各センサ13,25,40〜43は、LPGエンジン1
の運転状態を検出する運転状態検出手段として機能す
る。
検出するものであり、吸気通路14のスロットルバルブ
20より下流側に配設されている。また、回転数センサ
41は機関回転数(エンジン回転数)を検出するもので
あり、デイストリビュータ44に取り付けられている。
また、車速センサ42はLPGエンジン1が搭載された
車両の車速を検出するものであり、例えばスピードメー
タケーブルの回転を検知することにより車速を検出する
構成とされている(この車速センサ42は、請求項1に
記載した機関負荷検出手段に相当する)。更に、O2 セ
ンサ43は排気ガス中の酸素濃度を検出するものであ
り、排気通路16に取り付けられている。尚、上記した
各センサ13,25,40〜43は、LPGエンジン1
の運転状態を検出する運転状態検出手段として機能す
る。
【0039】ECU5は、上記した各センサ13,2
5,40〜43から出力される出力信号に応じてISC
V22,ステッピングモータ26,インジェクタ33,
メインソレノイドバルブ38,スローロック電磁弁39
等を運転状態に対応するよう好適に制御する。
5,40〜43から出力される出力信号に応じてISC
V22,ステッピングモータ26,インジェクタ33,
メインソレノイドバルブ38,スローロック電磁弁39
等を運転状態に対応するよう好適に制御する。
【0040】次に、ECU5のハード構成について説明
する。図4はECU5 のハード構成を示すブロック図で
ある。ECU5は周知の中央処理ユニット(CPU)5
1、読み出し専用メモリ(ROM)52、ランダムアク
セスメモリ(RAM)53、記憶されたデータを保存す
るバックアップRAM54等を中心に、これらと外部入
力回路55、外部出力回路56等とをバス57によって
接続した論理演算回路として構成されている。
する。図4はECU5 のハード構成を示すブロック図で
ある。ECU5は周知の中央処理ユニット(CPU)5
1、読み出し専用メモリ(ROM)52、ランダムアク
セスメモリ(RAM)53、記憶されたデータを保存す
るバックアップRAM54等を中心に、これらと外部入
力回路55、外部出力回路56等とをバス57によって
接続した論理演算回路として構成されている。
【0041】外部入力回路55には、前述した水温セン
サ13,スロットルセンサ25,圧力センサ40,回転
数センサ41,車速センサ42,O2 センサ43等が接
続されていて、この外部入力回路55を介してCPU5
1は各センサ等から出力される信号を入力値として読み
取る。CPU51はこれらの入力値に基づいて、外部出
力回路57に接続された前述のISCV22,ステッピ
ングモータ26,インジェクタ33,メインソレノイド
バルブ38,スローロック電磁弁39等を制御する。
サ13,スロットルセンサ25,圧力センサ40,回転
数センサ41,車速センサ42,O2 センサ43等が接
続されていて、この外部入力回路55を介してCPU5
1は各センサ等から出力される信号を入力値として読み
取る。CPU51はこれらの入力値に基づいて、外部出
力回路57に接続された前述のISCV22,ステッピ
ングモータ26,インジェクタ33,メインソレノイド
バルブ38,スローロック電磁弁39等を制御する。
【0042】尚、ECU5のROM52には、以下説明
するオーバラン防止制御処理ルーチンのプログラムや、
オーバラン防止処理に用いる所定値等が予め記憶されて
いる。また、ECU5は計時を行うタイマ58を有し、
外部出力回路56内には、予め設定された時刻と前記タ
イマ58の計時とが一致したときにCPU51に割込信
号を出力するコンベアレジスタも配設されている。
するオーバラン防止制御処理ルーチンのプログラムや、
オーバラン防止処理に用いる所定値等が予め記憶されて
いる。また、ECU5は計時を行うタイマ58を有し、
外部出力回路56内には、予め設定された時刻と前記タ
イマ58の計時とが一致したときにCPU51に割込信
号を出力するコンベアレジスタも配設されている。
【0043】続いて、ECU5が実行するオーバラン防
止制御処理について以下説明する。図7はECU5が実
行するオーバラン防止制御ルーチンを説明するフローチ
ャートである。同図に示すオーバラン防止制御処理は、
所定時間毎の定時割り込みで実行される。
止制御処理について以下説明する。図7はECU5が実
行するオーバラン防止制御ルーチンを説明するフローチ
ャートである。同図に示すオーバラン防止制御処理は、
所定時間毎の定時割り込みで実行される。
【0044】処理がこのルーチンに移行すると、先ずス
テップ10において、車速センサ42から出力される車
速SPDを読み込み、現在の車速SPDが所定の判定車
速SPDBより大きいか否かを判断する。このステップ
10の処理は、現在LPGエンジン1に印加されている
エンジン負荷が大きい状態か、或いは小さい状態かを検
出する処理であり、本実施例ではエンジン負荷の判定を
車速SPDに基づき判定している。
テップ10において、車速センサ42から出力される車
速SPDを読み込み、現在の車速SPDが所定の判定車
速SPDBより大きいか否かを判断する。このステップ
10の処理は、現在LPGエンジン1に印加されている
エンジン負荷が大きい状態か、或いは小さい状態かを検
出する処理であり、本実施例ではエンジン負荷の判定を
車速SPDに基づき判定している。
【0045】即ち、現在の車速SPDが判定車速SPD
Bより大きい場合は、LPGエンジン1はトランスミッ
ション(図示せず)と接続された状態であり、エンジン
負荷が大きい状態であると判断する。また、現在の車速
SPDが判定車速SPDBより小さい場合は、LPGエ
ンジン1はトランスミッション(図示せず)と接続され
ないニュートラル状態であり、よってエンジン負荷は小
さい状態であると判断する。
Bより大きい場合は、LPGエンジン1はトランスミッ
ション(図示せず)と接続された状態であり、エンジン
負荷が大きい状態であると判断する。また、現在の車速
SPDが判定車速SPDBより小さい場合は、LPGエ
ンジン1はトランスミッション(図示せず)と接続され
ないニュートラル状態であり、よってエンジン負荷は小
さい状態であると判断する。
【0046】このステップ10で肯定判断がされると、
即ち現在の車速SPDが判定車速SPDBより大きくエ
ンジン負荷が大きい状態であると判断されると、処理は
ステップ12に進む。ステップ12では、回転数センサ
41から出力されるエンジン回転数NEを読み込み、現
在のエンジン回転数NEが第1のOR判定回転数ORN
E1より大きいか否かを判断する。
即ち現在の車速SPDが判定車速SPDBより大きくエ
ンジン負荷が大きい状態であると判断されると、処理は
ステップ12に進む。ステップ12では、回転数センサ
41から出力されるエンジン回転数NEを読み込み、現
在のエンジン回転数NEが第1のOR判定回転数ORN
E1より大きいか否かを判断する。
【0047】一方、ステップ10で否定判断がされる
と、即ち現在の車速SPDが判定車速SPDBより小さ
くエンジン負荷が小さい状態であると判断されると、処
理はステップ14に進む。ステップ14では、回転数セ
ンサ41から出力されるエンジン回転数NEを読み込
み、現在のエンジン回転数NEが第2のOR判定回転数
ORNE2より大きいか否かを判断する。
と、即ち現在の車速SPDが判定車速SPDBより小さ
くエンジン負荷が小さい状態であると判断されると、処
理はステップ14に進む。ステップ14では、回転数セ
ンサ41から出力されるエンジン回転数NEを読み込
み、現在のエンジン回転数NEが第2のOR判定回転数
ORNE2より大きいか否かを判断する。
【0048】上記の第1のOR判定回転数ORNE1及
び第2のOR判定回転数ORNE2は、共にLPGエン
ジン1のオーバーラン発生を防止するため、燃料カット
を開始する基準となる回転数である。そして、本実施例
においては、ステップ10の処理により、第1のOR判
定回転数ORNE1と第2のOR判定回転数ORNE2
とを現在の車速SPDにより切り換える構成としてい
る。また、第2のOR判定回転数ORNE2は第1のO
R判定回転数ORNE1に対して低く設定されている
(ORNE1>ORNE2)。
び第2のOR判定回転数ORNE2は、共にLPGエン
ジン1のオーバーラン発生を防止するため、燃料カット
を開始する基準となる回転数である。そして、本実施例
においては、ステップ10の処理により、第1のOR判
定回転数ORNE1と第2のOR判定回転数ORNE2
とを現在の車速SPDにより切り換える構成としてい
る。また、第2のOR判定回転数ORNE2は第1のO
R判定回転数ORNE1に対して低く設定されている
(ORNE1>ORNE2)。
【0049】ここで、上記のように車速SPDにより、
即ちエンジン負荷の状態により、燃料カットを開始する
基準となるOR判定回転数の値を切り換える理由につい
て、図5及び図6を用いて説明する。オーバラン防止制
御処理は、エンジンが許容回転数を越えたオーバーラン
状態となることによりエンジンに損傷が発生することを
防止するため、エンジン回転数(NE)を検知し、この
エンジン回転数NEが所定の設定回転数(OR判定回転
数ORNEという)を越えた場合にエンジンに対する燃
料供給を停止する燃料カットを実行し、エンジン回転数
を低減させることを基本動作とする。従って、オーバラ
ン防止制御処理においては、OR判定回転数ORNEの
設定の仕方が重要となる。
即ちエンジン負荷の状態により、燃料カットを開始する
基準となるOR判定回転数の値を切り換える理由につい
て、図5及び図6を用いて説明する。オーバラン防止制
御処理は、エンジンが許容回転数を越えたオーバーラン
状態となることによりエンジンに損傷が発生することを
防止するため、エンジン回転数(NE)を検知し、この
エンジン回転数NEが所定の設定回転数(OR判定回転
数ORNEという)を越えた場合にエンジンに対する燃
料供給を停止する燃料カットを実行し、エンジン回転数
を低減させることを基本動作とする。従って、オーバラ
ン防止制御処理においては、OR判定回転数ORNEの
設定の仕方が重要となる。
【0050】ここで、図5に注目する。図5は、LPG
エンジンをフルスロットル状態とした際、エンジン負荷
が無い場合のエンジン回転数変化(同図にで示す)
と、エンジン負荷が有る場合のエンジン回転数変化(同
図にで示す)とを比較して示す図である。
エンジンをフルスロットル状態とした際、エンジン負荷
が無い場合のエンジン回転数変化(同図にで示す)
と、エンジン負荷が有る場合のエンジン回転数変化(同
図にで示す)とを比較して示す図である。
【0051】具体的には、図中で示す特性は車両停止
状態でフルスロットルとした時(即ち、空吹かし時)の
エンジン回転数変化を示しており、図中で示す特性は
車両走行中にフルスロットルとした時のエンジン回転数
変化を示している。尚、同図において横軸は時間を示
し、縦軸はエンジン回転数を示している。
状態でフルスロットルとした時(即ち、空吹かし時)の
エンジン回転数変化を示しており、図中で示す特性は
車両走行中にフルスロットルとした時のエンジン回転数
変化を示している。尚、同図において横軸は時間を示
し、縦軸はエンジン回転数を示している。
【0052】先ず、で示されるエンジン回転特性に注
目すると、車速が所定値以下の状態(例えば、車両の停
止状態)では、シフトはニュートラルレンジ或いはパー
キングレンジとされており、エンジン負荷は小さい状態
となっている。このため、LPGエンジンをフルスロッ
トルとすることによりエンジン回転数は急激に上昇し、
よってエンジン回転数の変化率が大きいエンジン回転数
特性を示す。
目すると、車速が所定値以下の状態(例えば、車両の停
止状態)では、シフトはニュートラルレンジ或いはパー
キングレンジとされており、エンジン負荷は小さい状態
となっている。このため、LPGエンジンをフルスロッ
トルとすることによりエンジン回転数は急激に上昇し、
よってエンジン回転数の変化率が大きいエンジン回転数
特性を示す。
【0053】これに対し、車速が所定値以上の車両走行
状態におていは、シフトはドライブレンジとされてお
り、エンジン負荷は車速が所定値以下の状態よりも大き
い状態となっている。このため、LPGエンジンをフル
スロットルとしてもエンジン回転数の上昇は緩やかで、
よってエンジン回転数の変化率が小さいエンジン回転数
特性を示す。
状態におていは、シフトはドライブレンジとされてお
り、エンジン負荷は車速が所定値以下の状態よりも大き
い状態となっている。このため、LPGエンジンをフル
スロットルとしてもエンジン回転数の上昇は緩やかで、
よってエンジン回転数の変化率が小さいエンジン回転数
特性を示す。
【0054】ここで、仮にエンジン負荷の状態(即ち、
車速の状態)に拘わらず、燃料カットを開始するOR判
定回転数を図5にORNEで示される回転数に一義的に
設定した場合を想定する。また、エンジンの許容限界回
転数(即ち、エンジンに損傷が発生するおそれがあるエ
ンジン回転数)が図5にNEORで示される回転数であっ
たとする。
車速の状態)に拘わらず、燃料カットを開始するOR判
定回転数を図5にORNEで示される回転数に一義的に
設定した場合を想定する。また、エンジンの許容限界回
転数(即ち、エンジンに損傷が発生するおそれがあるエ
ンジン回転数)が図5にNEORで示される回転数であっ
たとする。
【0055】すると、で示されるエンジン負荷が小さ
い(車速が遅い)状態では、エンジン回転数の変化率が
大きいため、エンジン回転数がOR判定回転数ORNE
となり燃料カットが実施されても、エンジン回転数が許
容限界回転数NEORとなるまでの時間T1(以下、許容
時間T1という)は短いため、燃料カット実施後に実際
にエンジン回転数の低下が開始されるまでの作動遅れに
より、エンジン回転数が許容限界回転数NEORを越えて
しまうおそれがある。
い(車速が遅い)状態では、エンジン回転数の変化率が
大きいため、エンジン回転数がOR判定回転数ORNE
となり燃料カットが実施されても、エンジン回転数が許
容限界回転数NEORとなるまでの時間T1(以下、許容
時間T1という)は短いため、燃料カット実施後に実際
にエンジン回転数の低下が開始されるまでの作動遅れに
より、エンジン回転数が許容限界回転数NEORを越えて
しまうおそれがある。
【0056】また、で示すエンジン回転特性が現れる
のは空吹かし状態であるため、LPGエンジン1の運転
上このような空吹かし状態を長く続かせる必要もない。
よって、エンジン負荷が小さい状態では、OR判定回転
数を低く設定することが、オーバーランの発生を確実に
防止する面からは望ましい。
のは空吹かし状態であるため、LPGエンジン1の運転
上このような空吹かし状態を長く続かせる必要もない。
よって、エンジン負荷が小さい状態では、OR判定回転
数を低く設定することが、オーバーランの発生を確実に
防止する面からは望ましい。
【0057】一方、で示されるエンジン負荷が大きい
(車速が速い)状態では、エンジン回転数の変化率が小
さいため、エンジン回転数がOR判定回転数ORNEと
なり燃料カットが実施された場合、エンジン回転数が許
容限界回転数NEORとなるまでの時間T2(許容時間T
2という)は長くなる。このため、上記のエンジン負荷
が小さい場合と異なり、図5に破線で示されるよう
に、エンジン回転数が許容限界回転数NEORを越える前
に確実にエンジン回転数を低下させることができる。
(車速が速い)状態では、エンジン回転数の変化率が小
さいため、エンジン回転数がOR判定回転数ORNEと
なり燃料カットが実施された場合、エンジン回転数が許
容限界回転数NEORとなるまでの時間T2(許容時間T
2という)は長くなる。このため、上記のエンジン負荷
が小さい場合と異なり、図5に破線で示されるよう
に、エンジン回転数が許容限界回転数NEORを越える前
に確実にエンジン回転数を低下させることができる。
【0058】しかるに、OR判定回転数ORNEをあま
りに低く設定すると、運転者が加速を望みアクセルペダ
ルを踏み込んでも、所望の加速を得られる前に燃料カッ
トが開始されエンジン回転数が低下してしまい、よって
ドライバビィリティが悪化するおそれがある。よって、
エンジン負荷が大きい場合には、オーバーランの発生を
防止しうる範囲において、OR判定回転数を高く設定す
ることが望ましい。
りに低く設定すると、運転者が加速を望みアクセルペダ
ルを踏み込んでも、所望の加速を得られる前に燃料カッ
トが開始されエンジン回転数が低下してしまい、よって
ドライバビィリティが悪化するおそれがある。よって、
エンジン負荷が大きい場合には、オーバーランの発生を
防止しうる範囲において、OR判定回転数を高く設定す
ることが望ましい。
【0059】そこで本実施例では、ステップ10でエン
ジン負荷の有無を車速SPDにより検出し、エンジン負
荷に応じてOR判定回転数を第1のOR判定回転数OR
NE1と第2のOR判定回転数ORNE2とで切り換え
る構成としている。そして、車速センサ42で検出され
た車速SPDが判定車速SPDBより大きいと判定され
た場合には、ステップ12において第2のOR判定回転
数ORNE2より高い第1のOR判定回転数ORNE1
を基準値として燃料カットの開始時期の判定を行う。一
方、車速センサ42で検出された車速SPDが判定車速
SPDBより小さいと判定された場合には、ステップ1
4において第1のOR判定回転数ORNE1より低い第
2のOR判定回転数ORNE2を基準値として燃料カッ
トの開始時期の判定を行う。
ジン負荷の有無を車速SPDにより検出し、エンジン負
荷に応じてOR判定回転数を第1のOR判定回転数OR
NE1と第2のOR判定回転数ORNE2とで切り換え
る構成としている。そして、車速センサ42で検出され
た車速SPDが判定車速SPDBより大きいと判定され
た場合には、ステップ12において第2のOR判定回転
数ORNE2より高い第1のOR判定回転数ORNE1
を基準値として燃料カットの開始時期の判定を行う。一
方、車速センサ42で検出された車速SPDが判定車速
SPDBより小さいと判定された場合には、ステップ1
4において第1のOR判定回転数ORNE1より低い第
2のOR判定回転数ORNE2を基準値として燃料カッ
トの開始時期の判定を行う。
【0060】上記構成とすることにより、エンジン負荷
が小さい状態では、OR判定回転数をORNEとした場
合の許容時間T1に対して、OR判定回転数をORNE
2とした場合の許容時間T3は長くなり(T3>T
1)、よってこの許容時間T3内に確実にエンジン回転
数は低下し、エンジン回転数の変化率が大きくても、確
実にオーバーランの発生を防止することができる。
が小さい状態では、OR判定回転数をORNEとした場
合の許容時間T1に対して、OR判定回転数をORNE
2とした場合の許容時間T3は長くなり(T3>T
1)、よってこの許容時間T3内に確実にエンジン回転
数は低下し、エンジン回転数の変化率が大きくても、確
実にオーバーランの発生を防止することができる。
【0061】また、エンジン負荷が大きい状態では、O
R判定回転数をORNEとした場合の許容時間T2に対
して、OR判定回転数をORNE1とした場合の許容時
間T4は短くなる(T4<T2)。よって、運転者がア
クセルペダルを踏んでいる場合、この時間差ΔTの間は
加速が続行されるため、運転者の意向に沿った運転状態
を長く維持することができ、ドライバビィリティの向上
を図ることができる。以上説明したように、本実施例の
構成とすることにより、オーバーランの発生防止とドラ
イバビィリティの悪化防止を共に実現することが可能と
なる。
R判定回転数をORNEとした場合の許容時間T2に対
して、OR判定回転数をORNE1とした場合の許容時
間T4は短くなる(T4<T2)。よって、運転者がア
クセルペダルを踏んでいる場合、この時間差ΔTの間は
加速が続行されるため、運転者の意向に沿った運転状態
を長く維持することができ、ドライバビィリティの向上
を図ることができる。以上説明したように、本実施例の
構成とすることにより、オーバーランの発生防止とドラ
イバビィリティの悪化防止を共に実現することが可能と
なる。
【0062】尚、第1のOR判定回転数ORNE1及び
第2のOR判定回転数ORNE2は、前記した燃料カッ
ト実施後に実際にエンジン回転数の低下が開始されるま
での作動遅れ時間等に基づき決定すればよい。ここで図
7に戻り、オーバラン防止制御処理の説明を続ける。
第2のOR判定回転数ORNE2は、前記した燃料カッ
ト実施後に実際にエンジン回転数の低下が開始されるま
での作動遅れ時間等に基づき決定すればよい。ここで図
7に戻り、オーバラン防止制御処理の説明を続ける。
【0063】前記したように、ステップ12では回転数
センサ41から出力されるエンジン回転数NEを読み込
み、現在のエンジン回転数NEが第1のOR判定回転数
ORNE1より大きいか否かを判断する。このステップ
12で否定判断がされた状態、即ち現在のエンジン回転
数NEが第1のOR判定回転数ORNE1より小さいと
判断された状態は、LPGエンジン1にオーバランが発
生するおそれがない状態である。よって、ステップ12
で否定判断がされると、処理はステップ20に進みEC
U5は通常制御を行う。
センサ41から出力されるエンジン回転数NEを読み込
み、現在のエンジン回転数NEが第1のOR判定回転数
ORNE1より大きいか否かを判断する。このステップ
12で否定判断がされた状態、即ち現在のエンジン回転
数NEが第1のOR判定回転数ORNE1より小さいと
判断された状態は、LPGエンジン1にオーバランが発
生するおそれがない状態である。よって、ステップ12
で否定判断がされると、処理はステップ20に進みEC
U5は通常制御を行う。
【0064】ここで通常制御とは、O2 センサ43が出
力する排気ガスに含まれる酸素濃度に基づき流量制御弁
23の弁開度制御を行い、吸気通路14に供給する燃料
量を最適化することにより、空燃比が理論空燃比となる
よう行う制御をいう。また、前記したステップ14では
現在のエンジン回転数NEが第2のOR判定回転数OR
NE2より大きいか否かを判断するが、このステップ1
4で否定判断がされた場合もステップ12で否定判断が
された場合と同様にLPGエンジン1にオーバランが発
生するおそれがない状態である。よって、ステップ14
で否定判断がされた場合も処理はステップ20に進み、
ECU5は上記した通常制御を行う。
力する排気ガスに含まれる酸素濃度に基づき流量制御弁
23の弁開度制御を行い、吸気通路14に供給する燃料
量を最適化することにより、空燃比が理論空燃比となる
よう行う制御をいう。また、前記したステップ14では
現在のエンジン回転数NEが第2のOR判定回転数OR
NE2より大きいか否かを判断するが、このステップ1
4で否定判断がされた場合もステップ12で否定判断が
された場合と同様にLPGエンジン1にオーバランが発
生するおそれがない状態である。よって、ステップ14
で否定判断がされた場合も処理はステップ20に進み、
ECU5は上記した通常制御を行う。
【0065】一方、ステップ12で肯定判断がされた場
合、及びステップ14で肯定判断がされた場合は、LP
Gエンジン1にオーバランが発生するおそれがある状態
である。よって、ステップ12またはステップ14で肯
定判断がされた場合、処理はステップ16に進み、EC
U5は流量制御弁23を所定の最小弁開度とする。具体
的には、ステッピングモータ26のステップ値STを最
小弁開度に対応したOR制御時ステップ値ORSTに設
定する。これにより、ステッピングモータ26は、ステ
ップ値STがOR制御時ステップ値ORSTとなるよう
駆動する。
合、及びステップ14で肯定判断がされた場合は、LP
Gエンジン1にオーバランが発生するおそれがある状態
である。よって、ステップ12またはステップ14で肯
定判断がされた場合、処理はステップ16に進み、EC
U5は流量制御弁23を所定の最小弁開度とする。具体
的には、ステッピングモータ26のステップ値STを最
小弁開度に対応したOR制御時ステップ値ORSTに設
定する。これにより、ステッピングモータ26は、ステ
ップ値STがOR制御時ステップ値ORSTとなるよう
駆動する。
【0066】このように、ステッピングモータ26のス
テップ値STがOR制御時ステップ値ORSTとなった
状態において、ニードル弁27と弁座部29との間には
微小の間隙が形成されるよう構成されている。よって、
本実施例ではエンジン回転数NEがOR判定回転数OR
NE1,2より大きい値となった状態、即ち燃料カット
を実施している状態下においても、ニードル弁27と弁
座部29との間の間隙を通り、微量の燃料が燃料通路2
8からベンチュリ19を介して吸気通路14に供給され
続けることとなる。
テップ値STがOR制御時ステップ値ORSTとなった
状態において、ニードル弁27と弁座部29との間には
微小の間隙が形成されるよう構成されている。よって、
本実施例ではエンジン回転数NEがOR判定回転数OR
NE1,2より大きい値となった状態、即ち燃料カット
を実施している状態下においても、ニードル弁27と弁
座部29との間の間隙を通り、微量の燃料が燃料通路2
8からベンチュリ19を介して吸気通路14に供給され
続けることとなる。
【0067】このように、燃料通路28から吸気通路1
4に微量燃料が供給され続ける状態は、ステップ18の
処理により、回転数センサ41から出力されるエンジン
回転数NEが復帰回転数(CUTNE−HYS)となる
まで継続される。即ち、燃料カット実行中、微量燃料は
常に吸気通路14に供給されることとなる。
4に微量燃料が供給され続ける状態は、ステップ18の
処理により、回転数センサ41から出力されるエンジン
回転数NEが復帰回転数(CUTNE−HYS)となる
まで継続される。即ち、燃料カット実行中、微量燃料は
常に吸気通路14に供給されることとなる。
【0068】尚、ステップ18において、CUTNEは
基準復帰回転数であり、ステップ10〜ステップ14の
処理において、OR判定回転数として第1のOR判定回
転数ORNE1が用いられた場合には、基準復帰回転数
CUTNEとして第1のOR判定回転数ORNE1が設
定される(CUTNE=ORNE1)。また、ステップ
10〜ステップ14の処理において、OR判定回転数と
して第2のOR判定回転数ORNE2が用いられた場合
には、基準復帰回転数CUTNEとして第2のOR判定
回転数ORNE2が設定される(CUTNE=ORNE
2)。
基準復帰回転数であり、ステップ10〜ステップ14の
処理において、OR判定回転数として第1のOR判定回
転数ORNE1が用いられた場合には、基準復帰回転数
CUTNEとして第1のOR判定回転数ORNE1が設
定される(CUTNE=ORNE1)。また、ステップ
10〜ステップ14の処理において、OR判定回転数と
して第2のOR判定回転数ORNE2が用いられた場合
には、基準復帰回転数CUTNEとして第2のOR判定
回転数ORNE2が設定される(CUTNE=ORNE
2)。
【0069】更に、燃料カットから通常制御に復帰する
復帰回転数をOR判定回転数と等しく設定すると、復帰
直後に再びエンジン回転数がOR判定回転数を越えて再
び燃料カットが実施されるおそれがあり制御の安定性が
低下する。このため、OR判定回転数と復帰回転数との
間には所定のヒステリシスが設けられている。HYSは
上記理由により設けられたヒステリシス補正量(図6
(A)参照)であり、本実施例では基準復帰回転数CU
TNEをヒステリシス補正量HYSにより減量補正し、
これを復帰回転数(CUTNE−HYS)として用いて
いる。
復帰回転数をOR判定回転数と等しく設定すると、復帰
直後に再びエンジン回転数がOR判定回転数を越えて再
び燃料カットが実施されるおそれがあり制御の安定性が
低下する。このため、OR判定回転数と復帰回転数との
間には所定のヒステリシスが設けられている。HYSは
上記理由により設けられたヒステリシス補正量(図6
(A)参照)であり、本実施例では基準復帰回転数CU
TNEをヒステリシス補正量HYSにより減量補正し、
これを復帰回転数(CUTNE−HYS)として用いて
いる。
【0070】ここで、本実施例においてエンジン回転数
NEはオーバランが発生するおそれがあるOR判定回転
数以上となった領域においても、燃料通路28から吸気
通路14に微量燃料の供給を継続する理由について図1
及び図6を用いて説明する。図6は、(A)回転数セン
サ41から得られるエンジン回転数,(B)空燃比,
(C)流量制御弁24の弁開度,及び(D)スロットル
バルブ20のスロットル開度を同一時間軸で示したタイ
ミングチャートである。また、同図は時刻t1において
燃料カットが開始され、時刻t2において燃料カットが
停止されて通常制御に復帰した例を示している。
NEはオーバランが発生するおそれがあるOR判定回転
数以上となった領域においても、燃料通路28から吸気
通路14に微量燃料の供給を継続する理由について図1
及び図6を用いて説明する。図6は、(A)回転数セン
サ41から得られるエンジン回転数,(B)空燃比,
(C)流量制御弁24の弁開度,及び(D)スロットル
バルブ20のスロットル開度を同一時間軸で示したタイ
ミングチャートである。また、同図は時刻t1において
燃料カットが開始され、時刻t2において燃料カットが
停止されて通常制御に復帰した例を示している。
【0071】更に、図6では、燃料カット状態において
流量制御弁を完全に閉弁し燃料の供給を停止する従来構
成の燃料制御処理の動作と、燃料カット状態において微
量燃料を供給する本実施例に係る燃料制御処理の動作と
を比較するため、本実施例の各特性を実線で示し、従来
の燃料制御処理の各特性を破線で示している。
流量制御弁を完全に閉弁し燃料の供給を停止する従来構
成の燃料制御処理の動作と、燃料カット状態において微
量燃料を供給する本実施例に係る燃料制御処理の動作と
を比較するため、本実施例の各特性を実線で示し、従来
の燃料制御処理の各特性を破線で示している。
【0072】いま、図6(D)に示されるようにスロッ
トルバルブ20の弁開度が所定開度を維持したとき、エ
ンジン回転数NEが図6(A)に示されるように増大し
たと仮定する。そして、エンジン回転数NEが所定のO
R判定回転数(同図に示す例では、OR判定回転数とし
て第2のOR判定回転数ORNE2を用いた場合を示し
ている)を越えると、ECU5は上記したように流量制
御弁23を最小弁開度となるよう閉弁動作させる。
トルバルブ20の弁開度が所定開度を維持したとき、エ
ンジン回転数NEが図6(A)に示されるように増大し
たと仮定する。そして、エンジン回転数NEが所定のO
R判定回転数(同図に示す例では、OR判定回転数とし
て第2のOR判定回転数ORNE2を用いた場合を示し
ている)を越えると、ECU5は上記したように流量制
御弁23を最小弁開度となるよう閉弁動作させる。
【0073】この時、従来の燃料制御処理は流量制御弁
を全閉状態とするのに対し、本実施例に係る燃料制御処
理では、流量制御弁23は最少量(図6(C)にΔWで
示す)だけ開弁した状態となっている。よって、上記し
たようにエンジン回転数NEがOR判定回転数ORNE
2を越えた燃料カット実行領域であっても、微量の燃料
が燃料通路28から吸気通路14に供給され続けること
となる。
を全閉状態とするのに対し、本実施例に係る燃料制御処
理では、流量制御弁23は最少量(図6(C)にΔWで
示す)だけ開弁した状態となっている。よって、上記し
たようにエンジン回転数NEがOR判定回転数ORNE
2を越えた燃料カット実行領域であっても、微量の燃料
が燃料通路28から吸気通路14に供給され続けること
となる。
【0074】しかるに、このように燃料カット実行領域
において吸気通路14に燃料供給を実施しても、流量制
御弁23の弁開度は最小弁開度とされているため、供給
される燃料は微量である。このため、本実施例のように
燃料カット実行中に微量燃料を吸気通路14に供給して
もエンジン回転数は低下し、よってLPGエンジン1の
オーバーランを確実に防止することができる。
において吸気通路14に燃料供給を実施しても、流量制
御弁23の弁開度は最小弁開度とされているため、供給
される燃料は微量である。このため、本実施例のように
燃料カット実行中に微量燃料を吸気通路14に供給して
もエンジン回転数は低下し、よってLPGエンジン1の
オーバーランを確実に防止することができる。
【0075】また、図1及び図2に示されるように、本
実施例では流量制御弁23はベンチュリ19に近い位置
に配設されているため、流量制御弁23を上記のように
閉弁動作させた際、応答性良くエンジン回転数NEの低
下を図ることができる。以下、この理由について説明す
る。
実施例では流量制御弁23はベンチュリ19に近い位置
に配設されているため、流量制御弁23を上記のように
閉弁動作させた際、応答性良くエンジン回転数NEの低
下を図ることができる。以下、この理由について説明す
る。
【0076】いま、仮に流量制御弁23をLPGレギュ
レータ4に近い位置に配設した場合を想定すると、流量
制御弁23からベンチュリ19までの燃料通路28の距
離が長くなり、流量制御弁23を閉弁動作させても燃料
通路28に多量の燃料が残存することとなる。この残存
燃料は流量制御弁23を閉弁動作させた後も何ら制限さ
れることなく吸気通路14に流入し、よってこの残存燃
料が使用されるまでLPGエンジン1は高回転の状態を
維持する。従って、流量制御弁23が閉弁動作を開始し
てから実際にエンジン回転数が低下するまで長い時間を
要することとなり応答性が悪化してしまう。
レータ4に近い位置に配設した場合を想定すると、流量
制御弁23からベンチュリ19までの燃料通路28の距
離が長くなり、流量制御弁23を閉弁動作させても燃料
通路28に多量の燃料が残存することとなる。この残存
燃料は流量制御弁23を閉弁動作させた後も何ら制限さ
れることなく吸気通路14に流入し、よってこの残存燃
料が使用されるまでLPGエンジン1は高回転の状態を
維持する。従って、流量制御弁23が閉弁動作を開始し
てから実際にエンジン回転数が低下するまで長い時間を
要することとなり応答性が悪化してしまう。
【0077】これに対し、本実施例では流量制御弁23
はベンチュリ19に近い位置に配設されているため、流
量制御弁23を閉弁動作させた際に燃料通路28に残存
する燃料量は少なく、よってエンジン回転数は速やかに
低下するため良好な応答性を得ることができる。以上説
明した動作は燃料カットを開始する時の動作であった
が、続いて本実施例における燃料カットから復帰する時
の動作について説明する。
はベンチュリ19に近い位置に配設されているため、流
量制御弁23を閉弁動作させた際に燃料通路28に残存
する燃料量は少なく、よってエンジン回転数は速やかに
低下するため良好な応答性を得ることができる。以上説
明した動作は燃料カットを開始する時の動作であった
が、続いて本実施例における燃料カットから復帰する時
の動作について説明する。
【0078】前記したように、回転数センサ41の出力
から得られる現在のエンジン回転数NEが復帰回転数
(CUTNE−HYS)となると、ECU5は図7のス
テップ18及びステップ20の処理を実施し、流量制御
弁23を最小弁開度に固定する処理を終了して通常制御
に復帰させる。即ち、ECU5はO2 センサ43が出力
する排気ガスに含まれる酸素濃度に基づき、空燃比が理
論空燃比となるよう流量制御弁23の弁開度制御する処
理を開始する。
から得られる現在のエンジン回転数NEが復帰回転数
(CUTNE−HYS)となると、ECU5は図7のス
テップ18及びステップ20の処理を実施し、流量制御
弁23を最小弁開度に固定する処理を終了して通常制御
に復帰させる。即ち、ECU5はO2 センサ43が出力
する排気ガスに含まれる酸素濃度に基づき、空燃比が理
論空燃比となるよう流量制御弁23の弁開度制御する処
理を開始する。
【0079】ここで図6(B)に注目すると、従来の燃
料制御処理では流量制御弁を完全に閉弁していたため、
燃料カット実施期間中(時刻t1〜t2の間)における
空燃比はリーンとなっており、ベンチュリから燃焼室間
の吸気通路内には殆ど燃料は存在しない状態である。よ
って、通常制御が開始され、流量制御弁が開弁し燃料の
供給が開始されても、この燃料がベンチュリから燃焼室
に到達し空燃比が理論空燃比(ストイキ)となるまでに
長い時間(図6(B)に矢印TPRI で示す)を要する。
この燃料供給遅れにより、従来の燃料制御処理では回転
数の落ち込みが生じ、もたつきやエンジンストールが発
生する場合があった。
料制御処理では流量制御弁を完全に閉弁していたため、
燃料カット実施期間中(時刻t1〜t2の間)における
空燃比はリーンとなっており、ベンチュリから燃焼室間
の吸気通路内には殆ど燃料は存在しない状態である。よ
って、通常制御が開始され、流量制御弁が開弁し燃料の
供給が開始されても、この燃料がベンチュリから燃焼室
に到達し空燃比が理論空燃比(ストイキ)となるまでに
長い時間(図6(B)に矢印TPRI で示す)を要する。
この燃料供給遅れにより、従来の燃料制御処理では回転
数の落ち込みが生じ、もたつきやエンジンストールが発
生する場合があった。
【0080】これに対し、本実施例に係る燃料制御処理
では、燃料カット実施期間中(時刻t1〜t2の間)も
流量制御弁23が最小弁開度とされ燃料通路28から吸
気通路14に微量の燃料供給が継続されているため、ベ
ンチュリ19から燃焼室8に至る吸気通路14内には燃
料が存在した状態となっている。従って図6(B)に示
されるように、本実施例による空燃比は従来に比べてリ
ッチな、換言すれば従来に比べてストイキに近い空燃比
となっている。
では、燃料カット実施期間中(時刻t1〜t2の間)も
流量制御弁23が最小弁開度とされ燃料通路28から吸
気通路14に微量の燃料供給が継続されているため、ベ
ンチュリ19から燃焼室8に至る吸気通路14内には燃
料が存在した状態となっている。従って図6(B)に示
されるように、本実施例による空燃比は従来に比べてリ
ッチな、換言すれば従来に比べてストイキに近い空燃比
となっている。
【0081】これにより、通常制御に復帰した際も、予
めベンチュリ19から燃焼室8に至る吸気通路14内に
存在する燃料により短時間(図6(B)に矢印Teff で
示す)で空燃比をストイキとすることができる。このよ
うに、復帰時における応答性が向上するため、回転数の
落ち込みによるもたつきやエンジンストールの発生を確
実に防止することができる。
めベンチュリ19から燃焼室8に至る吸気通路14内に
存在する燃料により短時間(図6(B)に矢印Teff で
示す)で空燃比をストイキとすることができる。このよ
うに、復帰時における応答性が向上するため、回転数の
落ち込みによるもたつきやエンジンストールの発生を確
実に防止することができる。
【0082】また、本実施例に係る燃料制御処理を実施
することにより、エンジン回転数NEがOR判定回転数
を越え燃料カット処理が実行されいる時においても、流
量制御弁23は完全に閉弁した状態とはなっておらず、
ニードル弁27は弁座部29から離間した状態を維持し
ている。よって、ニードル弁27と弁座部29との金属
接合や食い込み等による損傷を防止することができ、流
量制御弁23の信頼性を向上することもできる。
することにより、エンジン回転数NEがOR判定回転数
を越え燃料カット処理が実行されいる時においても、流
量制御弁23は完全に閉弁した状態とはなっておらず、
ニードル弁27は弁座部29から離間した状態を維持し
ている。よって、ニードル弁27と弁座部29との金属
接合や食い込み等による損傷を防止することができ、流
量制御弁23の信頼性を向上することもできる。
【0083】ところで、上記した実施例ではエンジン負
荷を検出する手段として車速センサ42を用い、車速セ
ンサ42から得られる車速SPDに基づきエンジン負荷
の状態を検知する構成とした。しかるに、エンジン負荷
を検出する手段は車速センサ42に限定されるものでは
なく、シフト状態を検出するシフトセンサ,各車輪の回
転速度を検出する車輪側センサ,車両の加速度を検出す
る加速度センサ等、車両制御用に配設されている種々の
センサを利用してエンジン負荷を検出することが可能で
ある。
荷を検出する手段として車速センサ42を用い、車速セ
ンサ42から得られる車速SPDに基づきエンジン負荷
の状態を検知する構成とした。しかるに、エンジン負荷
を検出する手段は車速センサ42に限定されるものでは
なく、シフト状態を検出するシフトセンサ,各車輪の回
転速度を検出する車輪側センサ,車両の加速度を検出す
る加速度センサ等、車両制御用に配設されている種々の
センサを利用してエンジン負荷を検出することが可能で
ある。
【0084】尚、上記した実施例において、請求項1に
記載した弁制御手段は、ECU5が実行する燃料制御処
理の内、図7に示すステップ10〜ステップ18に相当
し、また請求項1に記載した機関負荷比較手段はステッ
プ10に相当し、また請求項1に記載したオーバーラン
判定手段はステップ12,14に相当する。
記載した弁制御手段は、ECU5が実行する燃料制御処
理の内、図7に示すステップ10〜ステップ18に相当
し、また請求項1に記載した機関負荷比較手段はステッ
プ10に相当し、また請求項1に記載したオーバーラン
判定手段はステップ12,14に相当する。
【0085】
【発明の効果】上述の如く本発明によれば、機関負荷が
小さく機関回転数の変化率が大きい機関状態では、燃料
カットが開始された後実際に機関回転数が低下するまで
に作動遅れがあっても、燃料カットが開始されてから機
関回転数がオーバーランの発生領域に至るまでの時間が
長いため、機関回転数がオーバーランの発生領域に至る
前に機関回転数の低下が始まり、よって気体燃料内燃機
関がオーバーラン状態に突入することを確実に回避する
ことができ、信頼性を向上させることができる。
小さく機関回転数の変化率が大きい機関状態では、燃料
カットが開始された後実際に機関回転数が低下するまで
に作動遅れがあっても、燃料カットが開始されてから機
関回転数がオーバーランの発生領域に至るまでの時間が
長いため、機関回転数がオーバーランの発生領域に至る
前に機関回転数の低下が始まり、よって気体燃料内燃機
関がオーバーラン状態に突入することを確実に回避する
ことができ、信頼性を向上させることができる。
【0086】また、機関負荷が大きく機関回転数の変化
率が小さい機関状態では、比較的高い機関回転数となる
まで燃料カットは開始されないこととなり、気体燃料内
燃機関の高回転化を図ることができる。また、機関回転
数の変化率が小さいと、燃料カットが開始されてから機
関回転数がオーバーランの発生領域に到達するまでの時
間が長いため、判定値を高く設定しても気体燃料内燃機
関のオーバーランを確実に回避することができる。
率が小さい機関状態では、比較的高い機関回転数となる
まで燃料カットは開始されないこととなり、気体燃料内
燃機関の高回転化を図ることができる。また、機関回転
数の変化率が小さいと、燃料カットが開始されてから機
関回転数がオーバーランの発生領域に到達するまでの時
間が長いため、判定値を高く設定しても気体燃料内燃機
関のオーバーランを確実に回避することができる。
【図1】本発明の一実施例である燃料制御装置を適用し
たLPGエンジンのシステム構成図である。
たLPGエンジンのシステム構成図である。
【図2】キャブレターを拡大して示す断面図である。
【図3】ステッピングモータの概略構成図である。
【図4】ECUの構成を示すブロック図である。
【図5】エンジン負荷の有無によるエンジン回転数の変
化の違いを説明するための図である。
化の違いを説明するための図である。
【図6】本発明の一実施例である燃料制御装置の動作を
説明するためのタイミングチャートである。
説明するためのタイミングチャートである。
【図7】本発明の一実施例である燃料制御装置が実施す
る制御処理を示すフローチャートである。
る制御処理を示すフローチャートである。
1 LPGエンジン 2 エンジン本体 3 キャブレター 4 LPGレギュレータ 5 ECU 13 水温センサ 14 吸気通路 16 排気通路 19 ベンチュリ 20 スロットルバルブ 21 ISC用バイパス通路 22 ISCV 23 流量制御弁 25 スロットルセンサ 26 ステッピングモータ 27 ニードル弁 28 燃料通路 29 弁座部 30 スリット 33 インジェクタ 35 補助燃料通路 36 タンク側燃料通路 37 燃料タンク 38 メインソレノイドバルブ 39 スローロック電磁弁 40 圧力センサ 41 回転数センサ 42 車速センサ 51 CPU 52 ROM 53 RAM
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前原 誉 兵庫県神戸市兵庫区御所通1丁目2番28号 富士通テン株式会社内 (72)発明者 島▲崎▼ 則和 愛知県大府市共和町一丁目1番地の1 愛 三工業株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 燃料タンク内の液体燃料を減圧するレギ
ュレータと吸気通路に形成されたベンチュリとを連通す
る燃料通路と、 気体燃料内燃機関の機関回転数を含む運転状態を検出す
る運転状態検出手段と、 前記燃料通路に設けられており、前記運転状態検出手段
で検出される運転状態に応じて通路面積を制御する流量
制御弁と、 前記運転状態検出手段で検出される機関回転数が所定値
を越えた時に前記流量制御弁を閉弁動作させオーバーラ
ンの発生を防止する弁制御手段とを具備する気体燃料内
燃機関の燃料制御装置において、 機関負荷を検出する機関負荷検出手段と、 前記機関負荷検出手段により検出された機関負荷を基準
値と比較する機関負荷比較手段と、 第1のオーバーラン判定回転数と、該第1のオーバーラ
ン判定回転数より低く設定された第2のオーバーラン判
定回転数とが設定されており、前記機関負荷比較手段に
より、前記機関負荷が基準値以上と判断された時には第
1のオーバーラン判定回転数を判定値として用い、前記
機関負荷が基準値以下と判断された時には第2のオーバ
ーラン判定回転数を判定値として用い、前記運転状態検
出手段が検出する機関回転数と前記判定値とを比較する
ことによりオーバーランの判定処理を行うオーバーラン
判定手段とを具備することを特徴とする気体燃料内燃機
関の燃料制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8123616A JPH09303190A (ja) | 1996-05-17 | 1996-05-17 | 気体燃料内燃機関の燃料制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8123616A JPH09303190A (ja) | 1996-05-17 | 1996-05-17 | 気体燃料内燃機関の燃料制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09303190A true JPH09303190A (ja) | 1997-11-25 |
Family
ID=14865008
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8123616A Pending JPH09303190A (ja) | 1996-05-17 | 1996-05-17 | 気体燃料内燃機関の燃料制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09303190A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2024102605A (ja) * | 2023-01-19 | 2024-07-31 | トヨタ自動車株式会社 | 水素エンジンシステム |
-
1996
- 1996-05-17 JP JP8123616A patent/JPH09303190A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2024102605A (ja) * | 2023-01-19 | 2024-07-31 | トヨタ自動車株式会社 | 水素エンジンシステム |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20000718 |