JPH09303575A - 中心形バタフライ弁 - Google Patents
中心形バタフライ弁Info
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- JPH09303575A JPH09303575A JP14802696A JP14802696A JPH09303575A JP H09303575 A JPH09303575 A JP H09303575A JP 14802696 A JP14802696 A JP 14802696A JP 14802696 A JP14802696 A JP 14802696A JP H09303575 A JPH09303575 A JP H09303575A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 被覆樹脂層のクラック剥離を防止し、弁体を
薄肉に形成して圧力損失を減少させ、加工作業を容易に
してコストの低下を図ることが出来、弁体の自重を軽減
でき、グランド方向の流体の漏洩を防止し得るようにし
た中心形バタフライ弁を提供せんとするものである。 【解決手段】 芯金の全外表面を樹脂層で被覆した弁体
を弁棒で弁本体に軸支してなる中心形バタフライ弁にお
いて、弁本体の弁軸筒内に軸受筒を固定状態で嵌挿し、
該軸受筒に弁棒を回動自在に軸支すると共に、軸受筒と
弁体との回動部に軸封パッキンを介挿し、軸受筒とシー
トリング並びに弁軸筒とを非回動状態で接触させ、該非
回動接触部に固定パッキンを配置したことを特徴とす
る。
薄肉に形成して圧力損失を減少させ、加工作業を容易に
してコストの低下を図ることが出来、弁体の自重を軽減
でき、グランド方向の流体の漏洩を防止し得るようにし
た中心形バタフライ弁を提供せんとするものである。 【解決手段】 芯金の全外表面を樹脂層で被覆した弁体
を弁棒で弁本体に軸支してなる中心形バタフライ弁にお
いて、弁本体の弁軸筒内に軸受筒を固定状態で嵌挿し、
該軸受筒に弁棒を回動自在に軸支すると共に、軸受筒と
弁体との回動部に軸封パッキンを介挿し、軸受筒とシー
トリング並びに弁軸筒とを非回動状態で接触させ、該非
回動接触部に固定パッキンを配置したことを特徴とす
る。
Description
【0001】
【発明の属する分野】この発明は、全外周面を樹脂で被
覆した弁体を備える中心形バタフライ弁、特に樹脂で被
覆した弁体を備えるバタフライ弁の弁軸部の軸封性能を
向上し得ると共に、弁開閉トルクを軽減し得るようにし
た中心形バタフライ弁に関する。
覆した弁体を備える中心形バタフライ弁、特に樹脂で被
覆した弁体を備えるバタフライ弁の弁軸部の軸封性能を
向上し得ると共に、弁開閉トルクを軽減し得るようにし
た中心形バタフライ弁に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、耐食、耐薬品性に優れた樹脂で弁
体を被覆した中心形バタフライ弁は公知であり、例えば
実開昭51−98836号公報に開示されている。現在
弁体を被覆するために用いられている耐食、耐薬品性を
有する樹脂としては、フッ素樹脂等が用いられている
が、かかる樹脂は被覆成形するときの樹脂の収縮が大き
いため、成形後芯金の外周縁においてクラック破壊が生
ずるおそれがあった。又、長期間の使用により、被覆樹
脂が芯金から剥離しクラック破壊を惹起するおそれもあ
った。更に、通常芯金は鋳造品であるため弁体の自重が
大きくなり、組み立て後、弁体上部から軸方向(グラン
ド方向)への流体漏洩の危険性があった。
体を被覆した中心形バタフライ弁は公知であり、例えば
実開昭51−98836号公報に開示されている。現在
弁体を被覆するために用いられている耐食、耐薬品性を
有する樹脂としては、フッ素樹脂等が用いられている
が、かかる樹脂は被覆成形するときの樹脂の収縮が大き
いため、成形後芯金の外周縁においてクラック破壊が生
ずるおそれがあった。又、長期間の使用により、被覆樹
脂が芯金から剥離しクラック破壊を惹起するおそれもあ
った。更に、通常芯金は鋳造品であるため弁体の自重が
大きくなり、組み立て後、弁体上部から軸方向(グラン
ド方向)への流体漏洩の危険性があった。
【0003】バタフライ弁の弁体をスプリット形弁体と
することは実公平2−29325号公報に開示されてい
る。しかしながら、この公報に開示の弁体は、金属鋳造
品若しくはFRP製品であり、強度上或いは成形上から
弁体の厚みを薄くすることが出来ないため、弁体の総厚
みが大となり弁全開時の圧力損失が大きくなる欠点があ
った。
することは実公平2−29325号公報に開示されてい
る。しかしながら、この公報に開示の弁体は、金属鋳造
品若しくはFRP製品であり、強度上或いは成形上から
弁体の厚みを薄くすることが出来ないため、弁体の総厚
みが大となり弁全開時の圧力損失が大きくなる欠点があ
った。
【0004】実開昭60−101267号公報には、板
金成形した2枚の部材を接合する弁体の芯金が開示され
ているが、芯金を構成する2枚の部材はリベットにより
接合され、耐食、耐薬品製の樹脂の表裏の融合を図るた
めに弁体に開口部を設けているため、作業工数が多く、
コストアップとなっている。
金成形した2枚の部材を接合する弁体の芯金が開示され
ているが、芯金を構成する2枚の部材はリベットにより
接合され、耐食、耐薬品製の樹脂の表裏の融合を図るた
めに弁体に開口部を設けているため、作業工数が多く、
コストアップとなっている。
【0005】弁体の全面を耐食、耐薬品製の樹脂で被覆
した場合、被覆樹脂への応力集中による破壊を避ける観
点から、弁体と弁棒をテーパーボルト等を貫通して結合
する方法を採用することはできない。そこで、弁棒を上
下二分割若しくは貫通構造とし、弁棒と弁体に非円径部
を設けて回動を一体化している。しかしながら、弁棒を
二分割若しくは貫通構造とした場合、芯金に弁棒を挿通
するための孔を形成しなければならず、鋳造品の芯金で
は芯金自体の肉厚が大となり樹脂被覆後の弁体の総厚み
も大きくなるため、圧力損失の原因となる。
した場合、被覆樹脂への応力集中による破壊を避ける観
点から、弁体と弁棒をテーパーボルト等を貫通して結合
する方法を採用することはできない。そこで、弁棒を上
下二分割若しくは貫通構造とし、弁棒と弁体に非円径部
を設けて回動を一体化している。しかしながら、弁棒を
二分割若しくは貫通構造とした場合、芯金に弁棒を挿通
するための孔を形成しなければならず、鋳造品の芯金で
は芯金自体の肉厚が大となり樹脂被覆後の弁体の総厚み
も大きくなるため、圧力損失の原因となる。
【0006】バタフライ弁のシールは、弁体とシートリ
ングとの接触によるシール(一次シール)と、シートリ
ングと弁棒との接触によるシール(二次シール)並びに
弁軸部におけるシール(グランドシール)により構成さ
れている。通常は、一次シールにより圧力、温度、流体
等の仕様条件を満足しているが、長期使用、高頻度使用
若しくは固形物等の噛み込み等により、一次シールが不
完全になると流体は二次シール部に到達することにな
る。シートリングと弁棒との接触による二次シールは、
シートリングで弁棒を締め付けることによりシール性の
向上を図っている。締付力の増大に伴いシール性は向上
するが、弁開閉トルクが増大しバルブとしての性能、機
能が阻害される。一般的には、シートリングの弁軸孔形
を変形したり、弁棒径より弁軸孔径を小径にすることに
より、シール性を保持しようとしているが、弁棒の接触
面が大となり、摩耗の原因となっている。又、弁棒の回
動に伴い流体も同様にグランド方向に漏洩しようとする
運動が働いている。
ングとの接触によるシール(一次シール)と、シートリ
ングと弁棒との接触によるシール(二次シール)並びに
弁軸部におけるシール(グランドシール)により構成さ
れている。通常は、一次シールにより圧力、温度、流体
等の仕様条件を満足しているが、長期使用、高頻度使用
若しくは固形物等の噛み込み等により、一次シールが不
完全になると流体は二次シール部に到達することにな
る。シートリングと弁棒との接触による二次シールは、
シートリングで弁棒を締め付けることによりシール性の
向上を図っている。締付力の増大に伴いシール性は向上
するが、弁開閉トルクが増大しバルブとしての性能、機
能が阻害される。一般的には、シートリングの弁軸孔形
を変形したり、弁棒径より弁軸孔径を小径にすることに
より、シール性を保持しようとしているが、弁棒の接触
面が大となり、摩耗の原因となっている。又、弁棒の回
動に伴い流体も同様にグランド方向に漏洩しようとする
運動が働いている。
【0007】閉弁時においては、弁体に付加される総圧
力(面圧)により弁体は二次側に若干移動される。通
常、弁本体の弁棒挿通孔は、弁棒径より若干大きく形成
され弁棒との間に隙間を設けて弁本体、弁体、シートリ
ング等の加工誤差(偏心)を吸収すると共に、弁棒の焼
き付を防止している。このため、弁体に付加される前記
面圧により、この隙間分だけ弁棒は二次側に移動し、シ
ートリングの弁軸孔も楕円状に変形し、その隙間からグ
ランド方向に流体が漏洩することになる。
力(面圧)により弁体は二次側に若干移動される。通
常、弁本体の弁棒挿通孔は、弁棒径より若干大きく形成
され弁棒との間に隙間を設けて弁本体、弁体、シートリ
ング等の加工誤差(偏心)を吸収すると共に、弁棒の焼
き付を防止している。このため、弁体に付加される前記
面圧により、この隙間分だけ弁棒は二次側に移動し、シ
ートリングの弁軸孔も楕円状に変形し、その隙間からグ
ランド方向に流体が漏洩することになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、被覆樹脂
層のクラック剥離を防止し、弁体を薄肉に形成して圧力
損失を減少させ、加工作業を容易にしてコストの低下を
図ることが出来、弁体の自重を軽減でき、グランド方向
の流体の漏洩を防止し得るようにした中心形バタフライ
弁を提供せんとするものである。
層のクラック剥離を防止し、弁体を薄肉に形成して圧力
損失を減少させ、加工作業を容易にしてコストの低下を
図ることが出来、弁体の自重を軽減でき、グランド方向
の流体の漏洩を防止し得るようにした中心形バタフライ
弁を提供せんとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
にこの発明が採った手段は、芯金の全外表面を樹脂層で
被覆した弁体を弁棒で弁本体に軸支してなる中心形バタ
フライ弁において、弁本体の弁軸筒内に軸受筒を固定状
態で嵌挿し、該軸受筒に弁棒を回動自在に軸支すると共
に、軸受筒と弁体との回動部に軸封パッキンを介挿し、
軸受筒とシートリング並びに弁軸筒とを非回動状態で接
触させ、該非回動接触部に固定パッキンを配置したこと
を特徴とする。
にこの発明が採った手段は、芯金の全外表面を樹脂層で
被覆した弁体を弁棒で弁本体に軸支してなる中心形バタ
フライ弁において、弁本体の弁軸筒内に軸受筒を固定状
態で嵌挿し、該軸受筒に弁棒を回動自在に軸支すると共
に、軸受筒と弁体との回動部に軸封パッキンを介挿し、
軸受筒とシートリング並びに弁軸筒とを非回動状態で接
触させ、該非回動接触部に固定パッキンを配置したこと
を特徴とする。
【0010】又、芯金は、板金成形し一体に接合した複
数の部材からなり、弁棒と直交する方向の直径寸法を弁
体の直径より小さな寸法に形成し、非円形の形状とした
ことを特徴とする。
数の部材からなり、弁棒と直交する方向の直径寸法を弁
体の直径より小さな寸法に形成し、非円形の形状とした
ことを特徴とする。
【0011】更に、弁棒の一部を凹設して、軸受筒との
間に空隙を形成し、潤滑剤を充填する潤滑剤溝としたこ
とを特徴とする。
間に空隙を形成し、潤滑剤を充填する潤滑剤溝としたこ
とを特徴とする。
【0012】更に、軸受筒の内端を弁体の芯金に面接触
させて、弁体の軸方向の移動を軸受筒を介して行いうる
ようにしたことを特徴とする。
させて、弁体の軸方向の移動を軸受筒を介して行いうる
ようにしたことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】この発明の好ましい実施の形態
を、以下に詳細に説明する。この発明にかかるバタフラ
イ弁は、従来公知のように円筒状の流路(2)を有する剛
性材料からなる中空円筒状の弁本体(1)と該弁本体(1)
の流路(2)の全内周面に嵌め込まれた弾性材料からなる
シートリング(3)並びに流路(2)を開閉する円盤状の弁
体(4)を備える。弁体(4)は、弁本体(1)の弁軸筒(5)
(6)に回動自在に軸支された弁棒(7)(8)を備え、外部
から駆動回動される。上部の弁棒(7)は、駆動側の弁棒
であって、弁体(4)に回り止め手段で連結されると共
に、弁軸筒(5)から外方に延び出し、外端に適宜のアク
チュエータが取り付けられる。下部の弁棒(8)は、遊動
側の弁棒であって、弁体(4)に遊動自在に連結され、該
遊動側弁棒(8)を軸支する下部弁軸筒(6)の弁軸孔はプ
ラグ(9)で閉塞される。
を、以下に詳細に説明する。この発明にかかるバタフラ
イ弁は、従来公知のように円筒状の流路(2)を有する剛
性材料からなる中空円筒状の弁本体(1)と該弁本体(1)
の流路(2)の全内周面に嵌め込まれた弾性材料からなる
シートリング(3)並びに流路(2)を開閉する円盤状の弁
体(4)を備える。弁体(4)は、弁本体(1)の弁軸筒(5)
(6)に回動自在に軸支された弁棒(7)(8)を備え、外部
から駆動回動される。上部の弁棒(7)は、駆動側の弁棒
であって、弁体(4)に回り止め手段で連結されると共
に、弁軸筒(5)から外方に延び出し、外端に適宜のアク
チュエータが取り付けられる。下部の弁棒(8)は、遊動
側の弁棒であって、弁体(4)に遊動自在に連結され、該
遊動側弁棒(8)を軸支する下部弁軸筒(6)の弁軸孔はプ
ラグ(9)で閉塞される。
【0014】図2〜5を参照して、弁体(4)は、芯金(1
0)と該芯金(10)の全外表面を被覆する被覆樹脂層(11)と
からなり、被覆樹脂層(11)は芯金(10)に一体化されてい
る。芯金(10)は、剛性材料例えば板状の鋼板をプレス成
形した2枚の成型品をスポット溶接して一体に接合した
部材であり、直径方向対向位置には弁棒(7)(8)を装着
するための弁棒挿着穴(12)(13)が形成される。一方の弁
棒挿着穴(12)は、方形等の非円形断面に形成され、駆動
側弁棒と一体回動するようにされており、他方の弁棒挿
着穴(13)は円形断面に形成され、遊動側弁棒と相対的回
動を自在にされている。弁棒挿着穴(12)(13)は、芯金(1
0)を直径方向に貫通しておらず、途中で終端させて弁体
(4)の中央部に流体抵抗となる突出部が形成されないよ
うにしてある。
0)と該芯金(10)の全外表面を被覆する被覆樹脂層(11)と
からなり、被覆樹脂層(11)は芯金(10)に一体化されてい
る。芯金(10)は、剛性材料例えば板状の鋼板をプレス成
形した2枚の成型品をスポット溶接して一体に接合した
部材であり、直径方向対向位置には弁棒(7)(8)を装着
するための弁棒挿着穴(12)(13)が形成される。一方の弁
棒挿着穴(12)は、方形等の非円形断面に形成され、駆動
側弁棒と一体回動するようにされており、他方の弁棒挿
着穴(13)は円形断面に形成され、遊動側弁棒と相対的回
動を自在にされている。弁棒挿着穴(12)(13)は、芯金(1
0)を直径方向に貫通しておらず、途中で終端させて弁体
(4)の中央部に流体抵抗となる突出部が形成されないよ
うにしてある。
【0015】被覆樹脂層(11)は、弁体に耐食性、耐薬品
性を付与しており、例えばポリフェニレンサルファイド
(PPS)、ナイロン(PA)、ポリテトラフルオロエ
チレン(PTFE)等の樹脂が用いられる。被覆樹脂層
(11)の外周縁は、弁体(4)の外周縁に相当し、その外径
寸法は極めて重要であるため、通常加硫金型等を用いて
芯金(10)の外面にライニング加工により形成される。被
覆樹脂層と芯金との接合強度を高め、且被覆樹脂層の収
縮や老化によるクラックの発生を防止するために、図4
に示すように芯金(10)の外径を被覆樹脂層の外周縁に比
較して変形の小さな径に形成する。即ち、芯金(10)の弁
棒挿着穴方向は、被覆樹脂層(11)より若干小さな直径寸
法に形成され、これと直交する方向は被覆樹脂層(11)の
外径寸法の約半分の径に形成されている。これにより、
被覆樹脂層(11)の部分が多くなり、被覆樹脂層の融合一
体化が図られ、収縮や老化によるクラックの発生が抑制
される。
性を付与しており、例えばポリフェニレンサルファイド
(PPS)、ナイロン(PA)、ポリテトラフルオロエ
チレン(PTFE)等の樹脂が用いられる。被覆樹脂層
(11)の外周縁は、弁体(4)の外周縁に相当し、その外径
寸法は極めて重要であるため、通常加硫金型等を用いて
芯金(10)の外面にライニング加工により形成される。被
覆樹脂層と芯金との接合強度を高め、且被覆樹脂層の収
縮や老化によるクラックの発生を防止するために、図4
に示すように芯金(10)の外径を被覆樹脂層の外周縁に比
較して変形の小さな径に形成する。即ち、芯金(10)の弁
棒挿着穴方向は、被覆樹脂層(11)より若干小さな直径寸
法に形成され、これと直交する方向は被覆樹脂層(11)の
外径寸法の約半分の径に形成されている。これにより、
被覆樹脂層(11)の部分が多くなり、被覆樹脂層の融合一
体化が図られ、収縮や老化によるクラックの発生が抑制
される。
【0016】ウェハー形のバタフライ弁は、従来周知の
ように配管パイプの端部フランジ間に挟んで締付け、弁
本体から若干突出したシートリング(3)をフランジに密
着させてこの部分からの流体の漏洩を防止している。
又、閉弁時において一次側圧力が二次側に漏洩しないよ
うに、シートリング(3)の内径寸法より弁体(4)の外径
寸法を若干大きく形成し、両者の寸法差にほぼ比例する
シール圧力で弁体をシートリングに密着させて、二次側
への流体の漏洩を防止している。
ように配管パイプの端部フランジ間に挟んで締付け、弁
本体から若干突出したシートリング(3)をフランジに密
着させてこの部分からの流体の漏洩を防止している。
又、閉弁時において一次側圧力が二次側に漏洩しないよ
うに、シートリング(3)の内径寸法より弁体(4)の外径
寸法を若干大きく形成し、両者の寸法差にほぼ比例する
シール圧力で弁体をシートリングに密着させて、二次側
への流体の漏洩を防止している。
【0017】次に駆動側弁棒(7)のグランド方向(弁棒
方向)のシール機構について説明する。図1、6を参照
して、駆動側弁棒(7)の非円形断面に形成された内端は
前記したように芯金(10)の非円形断面の弁棒挿着穴(12)
に装着されて回動を一体化されているが、芯金(10)から
外方に延び出す弁棒の外周には、軸受筒(14)が嵌挿され
る。該軸受筒(14)は、内端を芯金(10)の外周面に面接触
し、弁本体(1)の弁軸筒(5)に嵌挿されつつ弁軸筒(5)
の外端面において終端する筒状体であり、内部に嵌挿さ
れた弁棒(7)を回動自在に軸支する固定の部材であり、
弁軸筒(5)内に固定状態で嵌挿されている。軸受筒の外
端にはフランジ(15)が形成され軸受筒(14)を弁軸筒(5)
に位置決めすると共に、弁軸筒(14)の内端を芯金(10)に
面接触させることにより、弁体(4)の上下動が防止され
る。軸受筒(14)は、所要の強度、剛性並びに潤滑性を有
する樹脂材料、例えばポリフェニレンサルファイド(P
PS)、ナイロン(PA)、ポリテトラフルオロエチレ
ン(PTFE)等の前記樹脂被覆層と同一の樹脂で形成
するのが好ましい。
方向)のシール機構について説明する。図1、6を参照
して、駆動側弁棒(7)の非円形断面に形成された内端は
前記したように芯金(10)の非円形断面の弁棒挿着穴(12)
に装着されて回動を一体化されているが、芯金(10)から
外方に延び出す弁棒の外周には、軸受筒(14)が嵌挿され
る。該軸受筒(14)は、内端を芯金(10)の外周面に面接触
し、弁本体(1)の弁軸筒(5)に嵌挿されつつ弁軸筒(5)
の外端面において終端する筒状体であり、内部に嵌挿さ
れた弁棒(7)を回動自在に軸支する固定の部材であり、
弁軸筒(5)内に固定状態で嵌挿されている。軸受筒の外
端にはフランジ(15)が形成され軸受筒(14)を弁軸筒(5)
に位置決めすると共に、弁軸筒(14)の内端を芯金(10)に
面接触させることにより、弁体(4)の上下動が防止され
る。軸受筒(14)は、所要の強度、剛性並びに潤滑性を有
する樹脂材料、例えばポリフェニレンサルファイド(P
PS)、ナイロン(PA)、ポリテトラフルオロエチレ
ン(PTFE)等の前記樹脂被覆層と同一の樹脂で形成
するのが好ましい。
【0018】軸受筒(14)の内奥部には、被覆樹脂層(11)
の内面に密着してシールする軸封パッキン(16)が巻着さ
れる。該軸封パッキン(16)は、被覆樹脂層(11)とシート
リング(3)との密着によってもたらされる一次シールに
対して、補充的なシール機能を有する二次シール部であ
る。軸封パッキン(16)を装着する溝部には、弁組み立て
時にグリース等の潤滑剤を塗布して、弁体回動時におけ
る、被覆樹脂層(11)の内面との摺擦による軸封パッキン
(16)の摩耗を防止している。弁体(4)の回動による摺擦
範囲は、弁体の被覆樹脂層(11)と軸受筒(14)とが接触す
る範囲(a)のみであり、シートリングと軸受筒とは摺
擦することのない非回動部分であるから、軸封パッキン
(16)により、グランド方向の漏洩の関門が封じられた状
態となる。
の内面に密着してシールする軸封パッキン(16)が巻着さ
れる。該軸封パッキン(16)は、被覆樹脂層(11)とシート
リング(3)との密着によってもたらされる一次シールに
対して、補充的なシール機能を有する二次シール部であ
る。軸封パッキン(16)を装着する溝部には、弁組み立て
時にグリース等の潤滑剤を塗布して、弁体回動時におけ
る、被覆樹脂層(11)の内面との摺擦による軸封パッキン
(16)の摩耗を防止している。弁体(4)の回動による摺擦
範囲は、弁体の被覆樹脂層(11)と軸受筒(14)とが接触す
る範囲(a)のみであり、シートリングと軸受筒とは摺
擦することのない非回動部分であるから、軸封パッキン
(16)により、グランド方向の漏洩の関門が封じられた状
態となる。
【0019】軸受筒(14)は、弁軸筒(5)に嵌挿、支持さ
れる共に、シートリング(3)の軸孔(17)に嵌挿、軸支さ
れ、閉弁時に一次側の面圧で弁体(4)が二次側に移動す
るのを阻止している。シートリングと軸受筒との接触に
より、グランド方向の漏洩が防止される。軸受筒(14)の
上下に装着されたパッキン(18)(19)は、弁軸筒(5)とシ
ートリング(3)の内面に接触して固定パッキンの作用を
果たしている。又、軸受筒の外端に近接して弁棒の外周
面に軸封パッキン(20)が装着され、弁棒の回動に伴って
軸受筒の内周面と摺擦しつつ弁棒と軸受筒との間を密封
し、外部からの雨水の浸入を防止すると共に、内部から
の流体の漏洩を防止する三次シールの作用を果たす。
れる共に、シートリング(3)の軸孔(17)に嵌挿、軸支さ
れ、閉弁時に一次側の面圧で弁体(4)が二次側に移動す
るのを阻止している。シートリングと軸受筒との接触に
より、グランド方向の漏洩が防止される。軸受筒(14)の
上下に装着されたパッキン(18)(19)は、弁軸筒(5)とシ
ートリング(3)の内面に接触して固定パッキンの作用を
果たしている。又、軸受筒の外端に近接して弁棒の外周
面に軸封パッキン(20)が装着され、弁棒の回動に伴って
軸受筒の内周面と摺擦しつつ弁棒と軸受筒との間を密封
し、外部からの雨水の浸入を防止すると共に、内部から
の流体の漏洩を防止する三次シールの作用を果たす。
【0020】弁棒(7)と軸受筒(14)との回動の潤滑を図
るために、弁棒の一部をアンダーカットして潤滑油溝(2
1)を形成し、該潤滑油溝(21)にグリース等の潤滑剤を充
填しておく。弁軸筒(5)と軸受筒(14)との間に形成され
た空隙(22)は、加工逃げである。
るために、弁棒の一部をアンダーカットして潤滑油溝(2
1)を形成し、該潤滑油溝(21)にグリース等の潤滑剤を充
填しておく。弁軸筒(5)と軸受筒(14)との間に形成され
た空隙(22)は、加工逃げである。
【0021】下方の遊動側弁棒(8)は、下方より下部軸
受筒(23)と共に下部弁軸筒(6)に嵌挿され、プラグ(9)
により軸封されるとともに、軸封パッキン(24)(25)で外
部への流体の漏洩が防止される。軸受筒(23)の上端面
は、芯金(10)の下面に面接触しており、プラグ(9)の上
下動により、弁体(4)の上下動を行うことが出来るよう
になっている。
受筒(23)と共に下部弁軸筒(6)に嵌挿され、プラグ(9)
により軸封されるとともに、軸封パッキン(24)(25)で外
部への流体の漏洩が防止される。軸受筒(23)の上端面
は、芯金(10)の下面に面接触しており、プラグ(9)の上
下動により、弁体(4)の上下動を行うことが出来るよう
になっている。
【0022】
【発明の効果】この発明によれば、弁棒は、弁本体に嵌
挿された軸受筒に回動自在に軸支され、軸受筒は弁軸筒
並びにシートリングに嵌挿支持されているため、閉弁時
に弁体に付加される面圧で弁体が二次側に移動させられ
るようなことがなくなり、グランド方向の流体漏洩が防
止される。又、弁の開閉時おける弁棒の回動は、軸受筒
内でなされ、僅かに弁体に被覆樹脂層と軸受筒との部分
において接触しているだけであるため、弁棒回動に伴う
摩耗部分が少なく、且回動トルクが軽減される。
挿された軸受筒に回動自在に軸支され、軸受筒は弁軸筒
並びにシートリングに嵌挿支持されているため、閉弁時
に弁体に付加される面圧で弁体が二次側に移動させられ
るようなことがなくなり、グランド方向の流体漏洩が防
止される。又、弁の開閉時おける弁棒の回動は、軸受筒
内でなされ、僅かに弁体に被覆樹脂層と軸受筒との部分
において接触しているだけであるため、弁棒回動に伴う
摩耗部分が少なく、且回動トルクが軽減される。
【0023】更に、弁体の重量は軸受筒で支持されてい
るため、弁棒の方向が垂直、水平に係わらず、弁体の自
重を軽減することが出来、グランド方向の流体漏洩を防
止することが出来る。
るため、弁棒の方向が垂直、水平に係わらず、弁体の自
重を軽減することが出来、グランド方向の流体漏洩を防
止することが出来る。
【0024】芯金は、板金製であり弁体と接合するため
の形状を任意の形状に形成することが可能であるため、
大幅な重量削減を達成することが出来ると共に、弁棒挿
通部、接合部、外周縁部、被覆樹脂層の表裏融合のため
の開口部等の機械加工が不要となり、加工工数の大幅な
削減が出来コスト低下を図ることが可能である。又、芯
金は、その厚みを小さくして樹脂被覆後の弁体の総厚み
を削減でき、弁全開時における流過面積が大となり、キ
ャビテイション等の防止をもたらし、被覆樹脂層を保護
することが出来る。
の形状を任意の形状に形成することが可能であるため、
大幅な重量削減を達成することが出来ると共に、弁棒挿
通部、接合部、外周縁部、被覆樹脂層の表裏融合のため
の開口部等の機械加工が不要となり、加工工数の大幅な
削減が出来コスト低下を図ることが可能である。又、芯
金は、その厚みを小さくして樹脂被覆後の弁体の総厚み
を削減でき、弁全開時における流過面積が大となり、キ
ャビテイション等の防止をもたらし、被覆樹脂層を保護
することが出来る。
【図1】全体の縦断面図
【図2】弁体の一部を切り欠いだ斜視図
【図3】芯金の斜視図
【図4】芯金の正面図
【図5】芯金の縦断面図
【図6】図1A部分の拡大断面図
(1)弁本体 (2)流路 (3)シートリング (4)弁体 (5)弁軸筒 (6)弁軸筒 (7)駆動側弁棒 (8)遊動側弁棒 (9)プラグ (10)芯金 (11)被覆樹脂層 (12)弁棒挿着穴 (13)弁棒挿着穴 (14)軸受筒 (15)フランジ (16)軸封パッキン (17)軸孔 (18)固定パッキン (19)固定パッキン (20)軸封パッキン (21)潤滑油溝 (22)空隙 (23)下部軸受筒 (24)軸封パッキン (25)軸封パッキン
Claims (4)
- 【請求項1】芯金の全外表面を樹脂層で被覆した弁体を
弁棒で弁本体に軸支してなる中心形バタフライ弁におい
て、弁本体の弁軸筒内に軸受筒を固定状態で嵌挿し、該
軸受筒に弁棒を回動自在に軸支すると共に、軸受筒と弁
体との回動部に軸封パッキンを介挿し、軸受筒とシート
リング並びに弁軸筒とを非回動状態で接触させ、該非回
動接触部に固定パッキンを配置したことを特徴とする中
心形バタフライ弁。 - 【請求項2】芯金は、板金成形し一体に接合した複数の
部材からなり、弁棒と直交する方向の直径寸法を弁体の
直径より小さな寸法に形成し、非円形の形状としたこと
を特徴とする請求項1記載のバタフライ弁。 - 【請求項3】弁棒の一部を凹設して、軸受筒との間に空
隙を形成し、潤滑剤を充填する潤滑剤溝としたことを特
徴とする請求項1記載のバタフライ弁。 - 【請求項4】軸受筒の内端を弁体の芯金に面接触させ
て、弁体の軸方向の移動を軸受筒を介して行いうるよう
にしたことを特徴とする請求項1記載のバタフライ弁。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08148026A JP3089211B2 (ja) | 1996-05-17 | 1996-05-17 | 中心形バタフライ弁 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08148026A JP3089211B2 (ja) | 1996-05-17 | 1996-05-17 | 中心形バタフライ弁 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09303575A true JPH09303575A (ja) | 1997-11-25 |
| JP3089211B2 JP3089211B2 (ja) | 2000-09-18 |
Family
ID=15443458
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP08148026A Expired - Fee Related JP3089211B2 (ja) | 1996-05-17 | 1996-05-17 | 中心形バタフライ弁 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3089211B2 (ja) |
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007120595A (ja) * | 2005-10-27 | 2007-05-17 | Asahi Organic Chem Ind Co Ltd | バタフライバルブ |
| WO2016051875A1 (ja) * | 2014-09-30 | 2016-04-07 | 株式会社テージーケー | バタフライバルブ |
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| JP2016525664A (ja) * | 2013-08-20 | 2016-08-25 | シャンドン レード マシーナリー カンパニー リミテッドShandong Lede Machinery Co.,Ltd | セルフシールバタフライ弁 |
| JP2016211612A (ja) * | 2015-04-30 | 2016-12-15 | 株式会社キッツ | ライニング型バタフライバルブ |
| CN111255902A (zh) * | 2020-03-26 | 2020-06-09 | 大连康维科技有限公司 | 轴封机构 |
| CN113418023A (zh) * | 2021-01-29 | 2021-09-21 | 涌镇液压机械(上海)有限公司 | 可高频切换的换向阀 |
| WO2022025170A1 (ja) | 2020-07-31 | 2022-02-03 | 旭有機材株式会社 | バタフライバルブ |
| WO2022025171A1 (ja) | 2020-07-31 | 2022-02-03 | 旭有機材株式会社 | バタフライバルブ |
| KR102663515B1 (ko) * | 2023-05-25 | 2024-05-03 | (주) 디케이금속 | 고무실링부재가 몰딩된 디스크가 장착되는 버터플라이밸브 |
-
1996
- 1996-05-17 JP JP08148026A patent/JP3089211B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (18)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| US9995399B2 (en) | 2013-08-20 | 2018-06-12 | Shandong Lede Machinery Co., Ltd. | Self-sealing butterfly valve |
| WO2016051875A1 (ja) * | 2014-09-30 | 2016-04-07 | 株式会社テージーケー | バタフライバルブ |
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| JP2016070396A (ja) * | 2014-09-30 | 2016-05-09 | 株式会社テージーケー | バタフライバルブ |
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| CN111255902A (zh) * | 2020-03-26 | 2020-06-09 | 大连康维科技有限公司 | 轴封机构 |
| CN111255902B (zh) * | 2020-03-26 | 2025-07-04 | 大连康维科技有限公司 | 轴封机构 |
| KR20230042297A (ko) | 2020-07-31 | 2023-03-28 | 아사히 유키자이 가부시키가이샤 | 버터플라이 밸브 |
| WO2022025171A1 (ja) | 2020-07-31 | 2022-02-03 | 旭有機材株式会社 | バタフライバルブ |
| KR20230042475A (ko) | 2020-07-31 | 2023-03-28 | 아사히 유키자이 가부시키가이샤 | 버터플라이 밸브 |
| WO2022025170A1 (ja) | 2020-07-31 | 2022-02-03 | 旭有機材株式会社 | バタフライバルブ |
| US12044318B2 (en) | 2020-07-31 | 2024-07-23 | Asahi Yukizai Corporation | Butterfly valve |
| US12259044B2 (en) | 2020-07-31 | 2025-03-25 | Asahi Yukizai Corporation | Butterfly valve |
| CN113418023B (zh) * | 2021-01-29 | 2024-05-17 | 涌镇液压机械(上海)有限公司 | 可高频切换的换向阀 |
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Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3089211B2 (ja) | 2000-09-18 |
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|---|---|---|---|
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