JPH09303872A - 燃焼機器 - Google Patents

燃焼機器

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JPH09303872A
JPH09303872A JP8139530A JP13953096A JPH09303872A JP H09303872 A JPH09303872 A JP H09303872A JP 8139530 A JP8139530 A JP 8139530A JP 13953096 A JP13953096 A JP 13953096A JP H09303872 A JPH09303872 A JP H09303872A
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寿久 斉藤
Naoyuki Takeshita
直行 竹下
Kazuhiro Akiba
和浩 秋庭
Kikuo Okamoto
喜久雄 岡本
Susumu Izumisawa
享 和泉沢
Tatsuo Yamaguchi
健生 山口
Hisayasu Watanabe
久恭 渡辺
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  • Instantaneous Water Boilers, Portable Hot-Water Supply Apparatuses, And Control Of Portable Hot-Water Supply Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 再出湯時の高温出湯を確実に防止できる燃焼
機器を提供する。 【解決手段】 制御装置20に高温出湯防止手段を設け
る。この制御手段は給湯バーナ燃焼停止時に給湯熱交換
器1の出側湯温センサ14の実測湯温SA を取り込む。ま
た、出湯待機中に給湯設定温度を時々刻々取り込み、バ
イパス弁10の閉弁状態で出湯温度が給湯設定温度となる
ための給湯熱交換器1の演算出側湯温SB を算出し、こ
の演算出側湯温SB と前記取り込み湯温SA を比較し、
A がSB より予め定めた設定範囲を外れていると判断
したときにはSB を基準値とし、それ以外のときにはS
A を基準値と決定し、その決定した基準値に基づき開弁
温度と閉弁温度を算出する。出湯開始後、出側湯温セン
サ14の実測湯温が開弁温度以上になったときにバイパス
弁10を開弁させ、その後、実測湯温が閉弁温度以下にな
ったときにバイパス弁10を閉弁させ、高温出湯を防止す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は給水通路より導かれ
る水を給湯バーナ燃焼により加熱して給湯通路へ流出す
る給湯熱交換器を備えた燃焼機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】燃焼機器として代表的な給湯器には、周
知のように、給湯熱交換器と給湯バーナが設けられ、給
湯熱交換器の入側には給水通路が、出側には給湯通路が
それぞれ接続され、給湯通路は台所等の給湯栓へ導かれ
ている。給湯熱交換器は、給湯栓が開けられると、水供
給源から給水通路を介して導かれた水を給湯バーナの給
湯燃焼の熱を利用して加熱し、この加熱した湯を給湯通
路を通し給湯栓を介して出湯する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、周知のよう
に、給湯栓の閉栓後つまり給湯停止後(止湯後)、給湯
熱交換器内に滞留した湯は、図3の実線カーブAに示す
ように、給湯停止後すぐに後沸き(給湯熱交換器の保有
熱量が給湯熱交換器の滞留湯に伝わって滞留湯温が上昇
する現象)によって止湯前の給湯熱交換器湯温より高い
湯温(オーバーシュート)の湯となる。このオーバーシ
ュートの湯が給湯栓が開けられて給湯熱交換器から流れ
出ると、湯の利用者が定めた給湯設定温度より高めの湯
が出湯し湯の利用者に不快感を与えてしまうという問題
が生じる。
【0004】上記問題を解決するために、様々な手段が
提案されているが、簡単な構成でもって出湯時の高温出
湯を防止することができる満足すべき燃焼機器は今だ得
られていない。
【0005】本発明は上記課題を解決するためになされ
たものであり、その目的は、簡単な構成で、出湯開始時
の高温出湯を確実に防止することができる燃焼機器を提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は次のような構成をもって前記課題を解決す
る手段としている。すなわち、第1の発明は、給水通路
より導かれる水を給湯バーナ燃焼の熱を利用して加熱し
給湯通路へ流出する給湯熱交換器と、この給湯熱交換器
の入側の給水通路と出側の給湯通路を短絡するバイパス
通路と、該バイパス通路の開閉を行うバイパス通路開閉
弁と、給水通路の水の温度を検出する入水温度検出手段
と、給湯熱交換器の出側の湯水温度を検出する給湯熱交
換器出側湯温センサとを有する燃焼機器において、給湯
熱交換器出側湯温センサが検出した給湯熱交換器の実測
出側湯温を暫定取り込み基準値として取り込む暫定取り
込み基準値設定部と;予め定められた給湯設定温度の情
報に基づき又はこの給湯設定温度と入水温度検出手段が
検出した検出入水温との情報に基づき、バイパス通路開
閉弁が閉弁していると仮定したときの出湯湯温が給湯設
定温度になるための給湯熱交換器の出側の湯温を求め、
この求めた湯温を暫定演算基準値として設定する暫定演
算基準値設定部と;この暫定演算基準値設定部が設定し
た暫定演算基準値と前記暫定取り込み基準値設定部が設
定した暫定取り込み基準値を比較し、暫定取り込み基準
値が暫定演算基準値より予め定めた許容範囲を外れてい
ると判断したときには暫定演算基準値を確定基準値とし
て決定し、それ以外のときには暫定取り込み基準値を確
定基準値として決定する確定基準値決定部と;この確定
基準値決定部が決定した確定基準値に基づき予め定めた
条件の下でバイパス通路開閉弁の開閉制御を行うバイパ
ス通路開閉弁開閉制御部と;を有する構成をもって前記
課題を解決する手段としている。
【0007】第2の発明は、給水通路より導かれる水を
給湯バーナ燃焼の熱を利用して加熱し給湯通路へ流出す
る給湯熱交換器と、この給湯熱交換器の入側の給水通路
と出側の給湯通路を短絡するバイパス通路と、該バイパ
ス通路の開閉を行うバイパス通路開閉弁と、給水通路の
水の温度を検出する入水温度検出手段と、給湯熱交換器
の出側の湯水温度を検出する給湯熱交換器出側湯温セン
サと、給湯温度を設定するための給湯温度設定手段とを
有する燃焼機器において、給湯バーナの給湯燃焼の停止
時に給湯熱交換器出側湯温センサが検出した給湯熱交換
器の実測出側湯温を暫定取り込み基準値として取り込む
暫定取り込み基準値設定部と;予め定めた時間間隔で給
湯温度設定手段に設定されている給湯設定温度を取り込
み、この給湯設定温度の情報に基づき又はこの給湯設定
温度と入水温度検出手段が検出した検出入水温との情報
に基づき、バイパス通路開閉弁が閉弁していると仮定し
たときの出湯湯温が給湯設定温度になるための給湯熱交
換器の出側の湯温を求め、この求めた湯温を暫定演算基
準値として設定する暫定演算基準値設定部と;この暫定
演算基準値設定部が設定した暫定演算基準値と前記暫定
取り込み基準値設定部が設定した暫定取り込み基準値を
比較し、暫定取り込み基準値が暫定演算基準値より予め
定めた許容範囲を外れていると判断したときには暫定演
算基準値を確定基準値として決定し、それ以外のときに
は暫定取り込み基準値を確定基準値として決定する確定
基準値決定部と;この確定基準値決定部が決定した確定
基準値より予め定めた第1の嵩上げ温度だけ高い開弁温
度と、前記第1の嵩上げ温度より小さい予め定めた第2
の嵩上げ温度だけ前記確定基準値より高い閉弁温度とを
求める開弁・閉弁温度算出部と;この開弁・閉弁温度算
出部が求めた開弁温度と閉弁温度が格納されるデータ格
納部と;出湯が開始された後に給湯熱交換器出側湯温セ
ンサの実測出側湯温と前記データ格納部に格納されてい
る温度データを比較し、実測出側湯温が開弁温度以上で
あると判断したときにバイパス通路開閉弁への開弁信号
を出力してバイパス通路開閉弁を開弁させ、実測出側湯
温が閉弁温度以下であると判断したときにバイパス通路
開閉弁への閉弁信号を出力するバイパス通路開閉弁開閉
制御部と;を有する構成をもって前記課題を解決する手
段としている。
【0008】第3の発明は、上記第2の発明の構成に加
えて、確定基準値決定部の確定基準値決定動作により決
定された確定基準値のデータがあるか否かを判断する確
定基準値有無判断部と;この確定基準値有無判断部が確
定基準値がないと判断したときには暫定演算基準値設定
部が求めた暫定演算基準値を確定基準値として設定する
初回確定基準値設定部と;を設ける構成をもって前記課
題を解決する手段としている。
【0009】第4の発明は、上記第2又は第3の発明の
構成に加えて、出湯開始後にバイパス通路開閉弁の開・
閉状態を監視する開閉状態監視部と;この開閉状態監視
部の情報に基づき、バイパス通路開閉弁が開弁状態にあ
ると検知している間に給湯設定温度が変更されたか否か
を監視する給湯設定温度監視部と;が設けられ、バイパ
ス通路開閉弁が開弁しているときに給湯設定温度が変更
になった場合には暫定演算基準値設定部の暫定演算基準
値設定動作と確定基準値決定部の確定基準値決定動作と
開弁・閉弁温度算出部の開弁・閉弁温度算出動作が再度
行われる構成をもって前記課題を解決する手段としてい
る。
【0010】第5の発明は、上記第2又は第3又は第4
の発明を構成する給湯熱交換器の給水通路と、給湯熱交
換器の給湯通路を短絡する開閉弁を持たない常時バイパ
ス通路が設けられ、暫定演算基準値設定部は入水温度検
出手段が検出した検出入水温と、給湯温度設定手段に設
定されている給湯設定温度と、予め定まる給湯熱交換器
の流量と常時バイパス通路の流量の流量比に基づき、バ
イパス通路開閉弁が閉弁していると仮定したときの出湯
湯温が給湯設定温度になるための給湯熱交換器の出側の
湯温を求め、この求めた湯温を暫定演算基準値として設
定する構成をもって前記課題を解決する手段としてい
る。
【0011】上記構成の本発明において、例えば、暫定
取り込み基準値設定部は給湯バーナの給湯燃焼停止時に
給湯熱交換器出側湯温センサが検出した給湯熱交換器の
実測出側湯温を暫定取り込み基準値として取り込む。暫
定演算基準値設定部は、予め定めた時間間隔で給湯設定
温度を取り込み、この給湯設定温度の情報を用いて出湯
湯温が給湯設定温度になるための給湯熱交換器の出側の
湯温をバイパス通路開閉弁が閉弁していると仮定した条
件のもとで求め、この求めた湯温を暫定演算基準値とし
て決定する。確定基準値決定部は、その暫定演算基準値
と前記暫定取り込み基準値を比較し、暫定取り込み基準
値が暫定演算基準値より予め定めた許容範囲を外れてい
ると判断したときには暫定演算基準値を確定基準値とし
て決定し、それ以外のときには暫定取り込み基準値を確
定基準値として決定する。
【0012】開弁・閉弁温度算出部は、上記確定基準値
決定部が決定した確定基準値に予め定めた第1の嵩上げ
温度を加算して開弁温度を求め、また、上記確定基準値
に予め定めた第2の嵩上げ温度を加算して閉弁温度を求
め、それら開弁温度と閉弁温度はデータ格納部に格納さ
れる。
【0013】バイパス通路開閉弁開閉制御部は、出湯開
始後に、給湯熱交換器の実測出側湯温と上記データ格納
部の温度データを比較し、実測出側湯温が開弁温度以上
であると判断したときにバイパス通路開閉弁への開弁信
号を出力し、高温出湯を防止するためにバイパス通路開
閉弁を開弁させ、そのバイパス通路開閉弁の開弁期間中
に、実測出側湯温が閉弁温度以下であると判断したとき
にバイパス通路開閉弁を閉弁しても高温出湯の虞れはな
くなったとしてバイパス通路開閉弁への閉弁信号を出力
する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る実施の形態例
を図面に基づき説明する。以下に説明する実施の形態例
の燃焼機器は、本発明者らが試作検討している図4の単
機能給湯器や、図5の複合給湯器や、図6の多機能給湯
器や、図7の一缶二水構成の給湯器を対象にしている。
【0015】図4の給湯器には給湯熱交換器1と図示さ
れていない給湯バーナが設けられ、この給湯熱交換器1
の入側には給水通路3が接続され、出側には給湯通路4
が接続されており、給湯通路4は台所等の給湯栓19へ導
かれている。前記給湯熱交換器1には入側の給水通路3
と出側の給湯通路4を短絡する開閉弁を持たない常時バ
イパス通路5が並設され、この常時バイパス通路5は給
湯熱交換器1側に流れる流量と常時バイパス通路5側に
流れる流量の流量比が管路抵抗により予め定めた流量比
(例えば7対3〜8対2)となるように形成されてい
る。
【0016】また、前記常時バイパス通路出側接続部X
より下流側の給湯通路4と、常時バイパス通路入側接続
部Yより上流側の給水通路3とを短絡するバイパス通路
8が形成されている。このバイパス通路8には該通路の
開閉を行うバイパス通路開閉弁であるバイパス弁10が介
設されている。上記常時バイパス通路出側接続部Zより
下流側の給湯通路4には流量を開弁量により制御する流
量制御弁7が設けられている。
【0017】また、この給湯器には該給湯器の運転動作
を制御する制御装置20が設けられ、この制御装置20には
リモコン18が接続されている。リモコン18には給湯器の
利用者が給湯温度を設定するための給湯温度設定手段21
が形成されている。
【0018】なお、図中、12は水供給源から給水通路3
を介して導かれた入水流量を検出するための流量検出セ
ンサを示し、13は給水通路3の入水の温度を検出するた
めのサーミスタ等の入水温度検出手段である入水温度セ
ンサを示し、14は給湯熱交換器1の出側の湯水の温度を
検出するためのサーミスタ等の給湯熱交換器出側湯温セ
ンサである出側湯温センサを示すものである。
【0019】図5の複合給湯器は、図4に示す給湯器の
構成に、湯張り機能や、高温差し湯機能や、追い焚き機
能等の風呂機能を加えた構成を有するものである。図5
に示すように、この複合給湯器は、図4に示す給湯シス
テム構成に加えて、図示されていない風呂バーナと、浴
槽水を循環ポンプ28の駆動により導入して風呂バーナの
燃焼の熱を利用し追い焚き熱交換器26で加熱し浴槽24へ
戻す追い焚き循環路27と、この追い焚き循環路27と給湯
通路4を接続する湯張り通路30と、該通路の開閉を行う
注湯制御弁22とを有しており、例えば、注湯制御弁22を
開け、給湯熱交換器1で温められた湯を湯張り通路30と
追い焚き循環路27を介して浴槽24へ落とし込み風呂の湯
張りを行ったり、同様にして高温差し湯を行ったり、循
環ポンプ28を駆動し、浴槽水を追い焚き循環路27で循環
させると共に風呂バーナ燃焼の熱を利用して追い焚き熱
交換器26で加熱することで風呂の追い焚きを行うことが
できるものである。
【0020】図6の多機能給湯器は図4に示す給湯器の
構成に風呂の湯張り機能や高温差し湯機能を加えた構成
を有するものである。同図に示すように、この給湯器の
給湯通路4には通路23の一端側が接続され、この通路23
の他端側は電磁弁等の注湯制御弁22を介して浴槽24へ導
かれており、例えば、注湯制御弁22を開け、給湯バーナ
燃焼により温められた湯を通路23を通して浴槽24へ導く
ことにより湯張りや高温差し湯が行われる。
【0021】図7の一缶二水構成の給湯器は、図4に示
す給湯器の構成に、湯張り機能や、高温差し湯機能や、
追い焚き機能等の風呂機能の構成を加えたものであり、
給湯バーナが風呂バーナを兼用し、給湯熱交換器1には
給湯用の湯水が流れる給湯用管路47と浴槽循環水が流れ
る追い焚き用管路48が形成されている。給湯用管路47の
入側には給水通路3が、出側には給湯通路4がそれぞれ
接続され、前記追い焚き用管路48は浴槽24の湯水を循環
するための追い焚き循環路27に介設されている。
【0022】上記一缶二水構成の給湯器は、例えば、給
湯栓19が開けられると、給湯バーナの給湯燃焼を行っ
て、給水通路3より導かれた水を給湯熱交換器1で加熱
し、その湯を給湯通路4を通し給湯栓19を介して出湯す
る給湯運転を行う。また、この給湯器は、例えば、循環
ポンプ28を駆動させ、浴槽24の水を追い焚き循環路27で
循環させると共に、給湯バーナの追い焚き燃焼を行って
加熱し追い焚き単独運転を行う。
【0023】上記図4〜図7の各給湯器の制御装置20に
は本発明において特有な高温出湯防止手段が設けられて
いる。
【0024】図1には高温出湯防止手段25を備えた制御
装置20の主要構成の一例が示されており、この制御装置
20は燃焼制御部36と高温出湯防止手段25を有して構成さ
れている。上記燃焼制御部36は給湯や湯張りや高温差し
湯や追い焚き等の運転動作を制御するもので、その制御
構成は前述したのでその説明は省略する。
【0025】高温出湯防止手段25は、サンプリング部35
と、暫定取り込み基準値設定部であるSA 設定部37と、
暫定演算基準値設定部であるSB 設定部38と、データ格
納部40と、確定基準値決定部であるSS 決定部41と、確
定基準値有無判断部であるSS 有無判断部42と、給湯設
定温度監視部であるTS 監視部43と、開閉状態監視部44
と、バイパス通路開閉弁開閉制御部である開閉制御部45
と、開弁・閉弁温度算出部であるTOP・TCL算出部46
と、初回確定基準値設定部である初回SS 設定部50とを
有して構成されており、この高温出湯防止手段25は出湯
開始時の高温出湯を確実に防止するためにバイパス弁10
の開閉制御を精度良く行うものである。
【0026】サンプリング部35は予め定めたサンプリン
グ時間間隔(例えば、1秒間隔)を設定するタイマ(図
示せず)を内蔵しており、このタイマによって設定され
たサンプリング時間間隔毎に、入水温度センサ13や出側
湯温センサ14等の様々なセンサ出力や、リモコン18の情
報(例えば、給湯温度設定手段21に設定されている給湯
設定温度)をサンプリングする。
【0027】SA 設定部37は、燃焼制御部36の制御動作
の情報から給湯バーナの給湯燃焼が停止したと検知した
ときに、サンプリング部35がサンプリングした出側湯温
センサ14の実測出側湯温を取り込み、この実測出側湯温
を暫定取り込み基準値SA として設定し、その暫定取り
込み基準値SA をデータ格納部40に格納する。
【0028】データ格納部40は記憶装置により形成され
ており、上記SA 設定部37が取り込んだ暫定取り込み基
準値SA を記憶する。なお、データ格納部40へ暫定取り
込み基準値SA を記憶させる手法には様々な手法が考え
られるが、この実施の形態例では、新たな暫定取り込み
基準値SA が記憶されるときに前回の給湯停止時の暫定
取り込み基準値SA ′が自動消去され、そのメモリ位置
に新たな暫定取り込み基準値SA が書き込まれるように
なっており、データ格納部40が記憶容量不足になり新た
なデータを記憶できなくなるという問題を回避する構成
となっている。
【0029】SB 設定部38は読み出し専用あるいは読み
出しと書き込みが自在の不揮発性記憶装置で構成された
メモリ(図示せず)を内蔵しており、このメモリには次
に示すSB 算出演算式データが予め格納されている。こ
のSB 算出演算式データはバイパス通路8のバイパス弁
10が閉弁している状態で出湯湯温が給湯設定温度となる
ための給湯熱交換器1の出側湯温SB を演算検出するた
めのデータであり、本実施の形態例では、下記の(1)
式がSB 算出演算式データとして内蔵メモリに格納され
ている。
【0030】 SB =(Ts −(1−m)T1 )/m・・・・・(1)
【0031】上記(1)式に示すTs は給湯設定温度を
表し、T1 は入水温度を表し、mは総入水流量に対する
予め定めた給湯熱交換器1の流量比(0<m<1)を表
すもので、上記(1)式は次のようにして導き出され
た。
【0032】すなわち、出湯湯温が給湯設定温度となる
ためには、給水通路3より導かれた総入水流量Q0 の水
を入水温T1 から給湯設定温度Ts まで上昇させるのに
必要な熱量J0 (J0 =(Ts −T1 )・Q0 ・C(た
だしCは水の比熱))と、上記総入水流量Q0 のうちの
給湯熱交換器1を流れる流量QHE(QHE=m・Q0 )の
水を入水温T1 から前記給湯熱交換器1の出側湯温SB
まで上昇させるのに必要な熱量JHE(JHE=(SB −T
1 )・QHE・C=(SB −T1 )・m・Q0 ・C)とが
等しくなければならないという関係((Ts −T1 )・
0 ・C=(SB −T1 )・m・Q0 ・C)から前記
(1)式は導き出された。
【0033】前記(1)式のTs にリモコン18の給湯設
定手段21の給湯設定温度を、T1 に入水温度センサ13の
検出入水温を、mに予め定められている総入水流量に対
する給湯熱交換器1の流量比(例えば、バイパス弁10が
閉弁している状態では入水は給湯熱交換器1側と常時バ
イパス通路5側に分岐して流れ、その給湯熱交換器1の
流量と常時バイパス通路5の流量の流量比は管路抵抗に
より予め定まるので、その流量比が、例えば、0.73対0.
27である場合にはm=0.73と予め定められる)をそれぞ
れ代入し(1)式に従って演算を行うことによって、出
湯湯温が給湯設定温度TS になるための給湯熱交換器1
の出側湯温SB を算出することができる。
【0034】SB 設定部38は、給湯バーナの給湯燃焼が
停止した以降に、上記内蔵メモリからSB 算出演算式デ
ータを読み出し、また、サンプリング35が給湯温度設定
手段21に設定されている給湯設定温度TS および入水温
度センサ13の検出入水温T1をサンプリングする度に、
それら給湯設定温度TS と検出入水温T1 を取り込み、
給湯設定温度TS と検出入水温T1 と前記SB 算出演算
式データに基づいて、出湯湯温が給湯設定温度TS にな
るための給湯熱交換器1の出側湯温SB を算出し、この
算出した出側湯温を暫定演算基準値SB と設定し、この
暫定演算基準値SB を時々刻々SS 決定部41へ出力す
る。
【0035】SS 決定部41は、給湯バーナの給湯燃焼が
停止した後に、データ格納部40から前記暫定取り込み基
準値SA を読み出す。そして、SB 設定部38で求められ
た暫定演算基準値SB を受け取る度に、その暫定演算基
準値SB と上記暫定取り込み基準値SA を比較し、暫定
取り込み基準値SA が暫定演算基準値SB より予め定め
た許容範囲(例えば±5℃)を外れていると判断したと
きには暫定演算基準値SB を確定基準値SS と決定す
る。
【0036】それ以外のときには、暫定取り込み基準値
A を確定基準値SS と決定する。そして、このように
決定した確定基準値SS をデータ格納部40へ出力してデ
ータ格納部40に格納させる。なお、データ格納部40に確
定基準値SS が書き込まれるときには、その確定基準値
S より前にデータ格納部40に記憶されていた確定基準
値SS ′が自動消去され新たな確定基準値SS に更新さ
れる。
【0037】TOP・TCL算出部46は読み出し専用あるい
は読み出しと書き込み自在の不揮発性記憶装置で構成さ
れるメモリ(図示せず)を内蔵しており、このメモリに
は予めTOP算出演算式データ(TOP=SS +α)および
CL算出演算式データ(TCL=SS +β)が格納されて
いる。TOP・TCL算出部46は、燃焼制御部36の制御動作
の情報により出湯が開始されたと検知したときに、前記
データ格納部40から確定基準値SS を読み出し、この確
定基準値SS と、上記TOP算出演算式データおよびTCL
算出演算式データとに基づき、開弁温度TOPと閉弁温度
CLを演算算出し、求めた開弁温度TOPと閉弁温度TCL
をデータ格納部40に格納する。
【0038】なお、上記TOP算出演算式データに示すα
は第1の嵩上げ温度を表し、予め定められる定数(例え
ば、3℃)であり、また、TCL算出演算式データに示す
βは第2の嵩上げ温度を表し、上記αより小さい予め定
められる定数(例えば、2℃)である。また、算出した
開弁温度TOPと閉弁温度TCLをデータ格納部40に書き込
むときには、その開弁温度TOPと閉弁温度TCLより前に
記憶されていた開弁温度TOP′と閉弁温度TCL′は自動
消去され新たな開弁温度TOPと閉弁温度TCLに更新され
る。
【0039】開閉制御部45は、前記燃焼制御部36の制御
動作の情報から出湯が開始されたと検知した以降に、サ
ンプリング部35を介して出側湯温センサ14の実測出側湯
温TOUT を取り込み、この実測出側湯温TOUT と前記デ
ータ格納部40の開弁温度TOPを比較する。図2の(a)
に示すように、出湯開始後、まず、給湯熱交換器1の出
側の給湯通路4に滞留していた温めの湯の湯温が出側湯
温センサ14により検出されるが、湯張りや高温差し湯が
行われた直後だったり、後沸きが生じている場合には、
その後、高温の湯が給湯熱交換器1から流出し始め、出
側湯温センサ14で検出される湯の湯温が上昇する。
【0040】そして、開閉制御部45は、実測出側湯温T
OUT が開弁温度TOP以上である(TOUT ≧TOP)と判断
したときにはバイパス弁10を閉弁したままでは給湯設定
温度TS よりかなり高めの湯が出湯し、この高温出湯に
より湯の利用者に不快感を与えてしまうという問題や、
湯張りや高温差し湯のために作り出された高温の湯がそ
のまま出湯して湯の利用者に火傷を負わせる危険が生じ
ると判断し、バイパス弁駆動手段33へ開弁信号(バイパ
ス通路開閉弁への開弁信号)を出力し、バイパス弁駆動
手段33が図2の(c)に示すバイパス弁開・閉信号の開
弁信号(開弁駆動電圧)をバイパス弁10に加えてバイパ
ス弁10を開弁させる。
【0041】そのように、バイパス弁10を開弁すること
によって、給湯熱交換器1から流れ出た高温の湯に常時
バイパス通路5およびバイパス通路8から流出した水が
ミキシングされ、図2の(b)に示すように、出湯湯温
が下げられ、高温出湯を回避することができる。
【0042】開閉制御部45は、バイパス弁駆動手段33の
動作情報からバイパス弁10が開弁していると検知してい
る間(バイパス弁10の開弁期間中)、出側湯温センサ14
の実測出側湯温TOUT と前記データ格納部40の閉弁温度
CLを比較し、図2の(a)に示すように、給湯熱交換
器1から流れ出る湯温が下がり始め、実測出側湯温T
OUT が閉弁温度TCL以下である(TOUT ≦TCL)と判断
したときに、高温出湯の虞れがなくなったと判断し、バ
イパス弁駆動手段33へ閉弁信号(バイパス通路開閉弁へ
の閉弁信号)を出力し、バイパス弁10を閉弁させる。
【0043】上記の如く、バイパス通路8とそのバイパ
ス弁10を設け、出湯開始後、出側湯温センサ14の実測湯
温TOUT が開弁温度TOP以上であるとき、つまり、高温
出湯の虞れがあるときにバイパス弁10を開弁する構成と
したので、湯張りや高温差し湯の直後だったり、後沸き
が生じているために給湯熱交換器1から流出する湯の湯
温が給湯設定温度の湯を出湯させる給湯熱交換器1の出
側湯温よりもかなり高めであるときには、その高温の湯
に常時バイパス通路5およびバイパス通路8から流出す
る水がミキシングされ、給湯熱交換器1から流出した湯
の湯温が下げられ、高温出湯を防止することができる。
【0044】その上、この実施の形態例では、SA 設定
部37とSB 設定部38とSS 決定部41とTOP・TCL算出部
46を設けたので、給湯停止直前や出湯待機中に給湯設定
温度が大きく変更されたときにも変更後の給湯設定温度
よりかなり高めの湯が出湯してしまうのを確実に防止す
ることができる。それというのは、給湯停止直前や出湯
待機中に給湯設定温度が大きく変更されたときに次に示
す問題が生じると、高温出湯を防止できないことがある
が、この実施の形態例ではその問題が回避される構成と
なっているからである。
【0045】上記問題とは、例えば、給湯設定温度の変
更にかかわらず、給湯停止時の給湯熱交換器1の出側湯
温(つまり、暫定取り込み基準値SA )を用いて開弁温
度TOPと閉弁温度TCLを求め、これら開弁温度TOPと閉
弁温度CLに基づいてバイパス弁10の開閉制御を行うと、
給湯停止直前や出湯待機中に給湯設定温度が変更された
場合に高温出湯を防止できないことがある。
【0046】すなわち、出湯待機中に、前回の給湯時の
給湯設定温度より給湯設定温度が大幅に低く変更された
場合に、暫定取り込み基準値SA に基づいた開弁温度T
OPと閉弁温度TCLを用いてバイパス弁10の開閉制御が行
われると、出湯開始時に、今回の給湯設定温度よりかな
り高めの湯が出湯しているのにバイパス弁10が開けられ
ず、その高めの湯が出湯したり、バイパス弁10が開けら
れたとしても早く閉弁してしまい今回の給湯設定温度よ
り高めの湯が出湯し、湯の利用者に不快感を与えてしま
うという問題が生じる。
【0047】また、出湯待機中に、給湯設定温度が前回
の給湯時の給湯設定温度よりかなり高めに変更されたと
きに、暫定取り込み基準値SA に基づいた開弁温度TOP
と閉弁温度TCLを用いてバイパス弁10の開閉制御が行わ
れると、変更後の給湯設定温度の高温湯を供給しなけれ
ばならないのにバイパス弁10が開けられ水がミキシング
され、変更後の給湯設定温度よりかなり低めの湯が出湯
してしまうし、出湯湯温を上昇させる方向に給湯バーナ
の燃焼能力制御が行われるので、給湯熱交換器1の出側
湯温は閉弁温度以下に下がらず、バイパス弁10は開弁し
たままになってしまう。このように、バイパス弁10が開
弁したままになると、次のような問題が生じる。
【0048】上記バイパス弁10が開弁した状態のまま給
湯運転が続行された場合には、給湯熱交換器1で作り出
された湯に常時バイパス通路5およびバイバス通路8か
ら流出する水をミキシングした後の湯の湯温が給湯設定
温度になるように給湯バーナ2の燃焼能力制御が行わ
れ、給湯熱交換器1の湯にミキシングする水が常時バイ
パス通路5の水だけである場合より給湯熱交換器1の湯
温が高くなって給湯が停止された後の給湯熱交換器1の
滞留湯の湯温が非常に高くなる。このように、給湯熱交
換器1の滞留湯の湯温が非常に高い状態から出湯が開始
されると、常時バイパス通路5の水に加えてバイパス通
路8の水を給湯熱交換器1の湯にミキシングしても出湯
湯温は給湯設定温度よりかなり高めとなってしまい、高
温出湯を防止することができないという問題が生じる虞
れがある。
【0049】さらに、給湯停止直前に、給湯設定温度が
大きく変更されたときには、出湯湯温が変更後の給湯設
定温度に移行する途中で給湯が停止されてしまう場合が
生じ、その場合に給湯停止時の給湯熱交換器の出側湯温
(暫定取り込み基準値SA )に基づいて開弁温度および
閉弁温度が求められ、その開弁温度および閉弁温度に基
づいてバイパス弁10の開閉制御が行われると、前記同様
に出湯開始時にバイパス弁10の開閉制御を行っているに
もかかわらず、給湯設定温度から大きくずれた湯温の湯
が出湯してしまうという問題がある。
【0050】さらに、給湯熱交換器の滞留湯が冷め切っ
た状態からコールドスタートした出湯開始直後に、つま
り、出湯湯温が給湯設定温度に立ち上がる前に給湯が停
止された場合に、その給湯設定温度よりかなり低めの湯
温(暫定取り込み基準値SA)に基づいた開弁温度およ
び閉弁温度を用いてバイパス弁10の開閉制御が行われる
と、出湯時にバイパス弁10を開けなくてもよいのにバイ
パス弁10が開けられ、給湯設定温度よりかなり低めの湯
温の湯が出湯してしまうという問題がある。
【0051】この実施の形態例では、前記の如く、暫定
取り込み基準値SA が暫定演算基準値SB より予め定め
た許容範囲を外れているときには、暫定演算基準値SB
を確定基準値SS と決定するので、上記問題を回避する
ことができ、確実に出湯時の高温出湯を防止することが
できるし、給湯設定温度よりかなり低い湯温の湯が出湯
するという事態を回避することができる。
【0052】ところで、データ格納部40がコスト低減を
図るために揮発性記憶装置で形成される場合には、給湯
器の電源が切られるとデータ格納部40はクリアされてし
まうので、次の給湯器の電源投入後に最初に給湯を使う
ときには、データ格納部40に確定基準値SS が格納され
ていない状態(確定基準値SS に「0」が与えられてい
る状態)となる。そのような場合には開弁温度TOPおよ
び閉弁温度TCLが非常に低く設定され(例えば、TOP
3℃,TCL=2℃)、給湯熱交換器1から流れ出る湯水
の温度はその開弁温度TOP以上の湯温となるので、給湯
開始後、高温出湯の虞れがないのにバイパス弁10が開弁
され、その後、給湯熱交換器1の出側湯温は上記閉弁温
度TCL以下に下がることはないので、バイパス弁10は開
弁したままになって、前述したように、給湯停止前から
給湯熱交換器1で高温の湯を作っているために、次回の
出湯時の高温出湯を防止できない虞れがあるという問題
が生じる。
【0053】そこで、この実施の形態例では上記問題を
回避するために、前記構成に加えてSS 有無判断部42と
初回SS 設定部50が設けられている。
【0054】SS 有無判断部42は、データ格納部40にS
S 決定部41が決定した確定基準値SS が格納されている
か否かを判断する。具体的には、データ格納部40の確定
基準値SS が「0」であるか否かを判断する。確定基準
値SS が格納されていない(確定基準値SS が「0」で
ある)と判断したときには、確定基準値SS の未格納に
起因した前記問題が生じるので確定基準値SS を決定す
る必要があると判断し、初回SS 設定部50へ動作開始信
号を出力する。
【0055】初回SS 設定部50は、その動作開始信号を
受けると、前記SB 設定部38に暫定演算基準値SB の算
出動作を行わせ、算出された暫定演算基準値SB を取り
込み、この暫定演算基準値SB を確定基準値SS として
データ格納部40へ出力し、初回確定基準値SS がデータ
格納部40に格納される。
【0056】上記の如く、SS 有無判断部42によってデ
ータ格納部40に確定基準値SS が格納されていないと判
断されたときに、初回SS 設定部50がSB 設定部38の算
出暫定演算基準値SB を初回確定基準値SS として設定
することにより、給湯設定温度TS に対応した開弁温度
OP・閉弁温度TCLが設定され、前記確定基準値SS
未格納に起因した問題を回避することができる。
【0057】この実施の形態例では、前述したように、
制御装置20の高温出湯防止手段25に、さらに、TS 監視
部43と開閉状態監視部44が設けられており、次の問題を
回避する構成となっている。
【0058】その問題とは、出湯開始後、開閉制御部45
の制御動作によりバイパス弁10が開弁された後、給湯設
定温度が高くなる方向に変更されると、給湯熱交換器1
の出側湯温TOUT を上昇させる方向に給湯運転が行われ
るので、変更前の給湯設定温度に対応した閉弁温度TCL
を用いて閉弁タイミングを決定しようとすると、給湯熱
交換器1の出側湯温TOUT がその閉弁温度TCL以下に下
がらず、バイパス弁10が開弁したままになってしまい、
前述したように、給湯停止前から給湯熱交換器1で高温
の湯を作っているために、次回の出湯時の高温出湯を防
止できないという問題が生じる虞れがあるというもので
ある。また、バイパス弁10が開弁された後、給湯設定温
度が低くなる方向に大きく変更された場合に変更前の給
湯設定温度に対応した閉弁温度TCLを用いて閉弁タイミ
ングを決定しようとすると、バイパス弁10が早く閉弁し
てしまい、変更後の給湯設定温度よりかなり高めの湯が
出湯するという問題が生じる虞れがある。
【0059】そこで、上記問題を回避するために、上記
の如く、高温出湯防止手段25にTS監視部43と開閉状態
監視部44を設けた。開閉状態監視部44は、燃焼制御部36
の制御動作の情報から出湯が開始されたと検知した後、
バイパス弁駆動手段33の開閉動作情報を取り込んで(図
2の(c)に示すバイパス弁開・閉信号を取り込んで)
バイパス弁10の開閉状態を監視する。
【0060】TS 監視部43は、出湯開始後、上記開閉状
態監視部44の情報に基づき、バイパス弁10が開弁してい
ると検知している間(バイパス弁開・閉信号の開弁信号
(駆動電圧)がバイパス弁駆動手段33からバイパス弁10
に供給されている間)、サンプリング部35を介して給湯
温度設定手段21に設定されている給湯設定温度TS をサ
ンプリングし、内蔵のメモリに記憶させると共に、前回
のサンプリング時にサンプリングした給湯設定温度
S ′を内蔵メモリから読み出し、この前回の給湯設定
温度TS ′と今回の給湯設定温度TS を比較する。
【0061】比較の結果、今回の給湯設定温度TS が前
回の給湯設定温度TS ′より予め定めた設定範囲γ(例
えば、±2℃)を外れていると判断したときには、バイ
パス弁10の開弁期間中に給湯設定温度が大きく変更され
たので、バイパス弁10の開弁期間中における給湯設定温
度の変更に起因した前記問題が生じる虞れがあり、その
問題を回避しなければならないと判断し、前記SB 設定
部38の暫定演算基準値SB の算出動作とSS 決定部41の
確定基準値SS の決定動作とTOP・TCL算出部46の開弁
温度TOP・閉弁温度TCLの算出動作を再び行わせ、変更
後の給湯設定温度TS に対応した最適な開弁温度TOP
よび閉弁温度TCLを求めさせる。
【0062】なお、上記設定範囲γに0℃を与えてもよ
い。また、内蔵メモリに給湯設定温度TS を書き込むと
きに、メモリに記憶されていた前々回のサンプリング時
の給湯設定温度は自動消去され新たな給湯設定温度TS
に更新されるようになっている。
【0063】上記の如く、TS 監視部43と開閉状態監視
部44を設けたので、これらTS 監視部43と開閉状態監視
部44の動作により、バイパス弁10が開弁しているときに
給湯設定温度が変更された場合には、変更後の給湯設定
温度に対応した開弁温度TOPおよび閉弁温度TCLが求め
られ、バイパス弁10の開弁期間中に給湯設定温度が変更
されたことに起因した前記問題を確実に回避することが
できる。
【0064】この実施の形態例によれば、バイパス通路
8およびそのバイパス弁10を設け、出湯開始後、高温出
湯の虞れがあるときに(給湯熱交換器1の出側湯温T
OUT が開弁温度TOP以上となったときに)バイパス弁10
を開弁させる構成にしたので、高温出湯の虞れがあると
きには、給湯熱交換器1から流出する高温の湯に水がミ
キシングされその高温の湯の湯温が下げられ、湯張りや
高温差し湯のために作り出された高温の湯や後沸きに起
因した高温出湯を防止することができる。
【0065】また、バイパス通路8とバイパス弁10を設
け、バイパス弁10の開閉制御を行うだけで、上記の如
く、出湯時の高温出湯を防止できるので、管路構成およ
び制御構成の簡易化を図ることが容易であるという画期
的な効果を奏することができる。
【0066】さらに、出湯待機中等に給湯設定温度が変
更されても、変更後の給湯設定温度に基づいた開弁温度
OPと閉弁温度TCLを求める構成にしたので、確実に出
湯時の高温出湯を防止することができる開弁温度TOP
閉弁温度TCLを求めることが可能となる。そして、出湯
開始時に、これら開弁温度TOPと閉弁温度TCLに基づい
てバイパス弁10の開閉制御が行われるので、出湯待機中
等に給湯設定温度が変更されても、出湯時の高温出湯を
確実に防止できるし、高温出湯の虞れがないのにバイパ
ス弁10が開弁してしまうという誤動作が回避できるし、
バイパス弁10が開弁したままになって次回の出湯時の高
温出湯が防止できない虞れが生じるという問題も防止で
き、ほぼ給湯設定温度の湯を安定的に出湯させることが
可能である。
【0067】さらに、SS 有無判断部42と初回SS 設定
部50を設けたので、電源投入時等、データ格納部40に確
定基準値SS が格納されていないときにはSB 設定部38
が求めた暫定演算基準値SB が初回確定基準値SS とし
てデータ格納部40に格納されることになり、給湯設定温
度に対応した開弁温度TOP・閉弁温度TCLを設定するこ
とができ、開弁温度TOP・閉弁温度TCLが非常に低く設
定されたときに生じる問題を回避することができ、上記
同様にほぼ給湯設定温度の湯を安定的に出湯させること
ができる。
【0068】さらに、TS 監視部43と開閉状態監視部44
を設けたので、バイパス弁10が開弁している間に給湯設
定温度が大きく変更されたときには、変更後の給湯設定
温度に基づいて開弁温度TOPおよび閉弁温度TCLを再度
求めることが可能となり、この求めた閉弁温度TCLを用
いてバイパス弁10の閉弁タイミングが決定されるので、
バイパス弁10が開弁しているときに給湯設定温度が高く
なる方向に大きく変更されたためにバイパス弁10が開弁
したままになってしまい次回の出湯時の高温出湯を防止
できない虞れがあるという問題や、給湯設定温度が低く
なる方向に大きく変更された場合にバイパス弁10が早く
閉弁してしまい給湯設定温度よりかなり高めの湯が出湯
するという問題を回避することができる。
【0069】なお、本発明は、上記実施の形態例に限定
されるものではなく、様々な実施の形態を採り得る。例
えば、上記実施の形態例の構成に加えて、運転モードの
判別を行うモード判別手段を設け、単機能給湯器以外の
図5〜図7に示すような給湯器の運転に際しては、この
モード判別手段により給湯モードの運転開始を検知した
ときのみ、バイパス弁10の開閉制御を行うようにしても
よい。もちろん、高温差し湯や湯張りが行われるときに
もバイパス弁10の開閉制御を行うようにしてもよい。
【0070】また、上記実施の形態例では、燃焼制御部
36の制御動作の情報に基づいて出湯開始を検知していた
が、流量検出センサ12のセンサ出力を用いて出湯開始を
検知するようにしてもよいし、図4〜図7の各給湯器の
給湯通路4の給湯栓19側に流水を検出するための流水ス
イッチ(給湯確認スイッチ)等のセンサを設け、このセ
ンサのセンサ出力を用いて出湯開始を検知するようにし
てもよい。
【0071】さらに、図4〜図7に示した給湯器には常
時バイパス通路5が設けられていたが、前記実施の形態
例に示した高温出湯防止手段は常時バイパス通路5を省
略した各種の燃焼機器にも適用できるものであり、上記
実施の形態例の高温出湯防止手段25を設けて高温出湯防
止動作を行うことによって、出湯時に給湯設定温度より
許容範囲を越えた高温の湯が出湯し湯の利用者に不快感
を与えるという問題および高温出湯による危険を回避で
きる。上記のように常時バイパス通路5を省略した場合
にはその分管路構成を簡単にできる。
【0072】なお、上記のように、常時バイパス通路5
を省略した場合には、図4に示す流量QV1が全て給湯熱
交換器1に流れ込むことになるので、流量QHE=流量Q
V1となり、上記実施の形態例に示したSB 算出演算式デ
ータ(SB =(Ts −(1−m)T1 )/m)の定数m
(m=QHE/QV1)には「1」が予め与えられることに
なる。
【0073】さらに、上記実施の形態例では、SB 設定
部38はSB 算出演算式データ(SB=(Ts −(1−
m)T1 )/m)に基づいて暫定演算基準値SB を検出
していたが、例えば、給湯設定温度Ts と入水温T1
関係から暫定演算基準値SB を検出するための表データ
やグラフデータ等を予め求めてSB 検出データとしてS
B 設定部38の内蔵メモリに格納しておき、このSB 検出
データに基づいて暫定演算基準値SB を検出するという
如く、演算を用いない他の手法により暫定演算基準値S
B を検出するようにしてもよい。
【0074】さらに、上記実施の形態例では、バイパス
通路8およびそのバイパス弁10は1組しか設けられてい
なかったが、複数組設けてもよい。この場合には、それ
らバイパス弁を個々に制御するようにする。例えば、第
1のバイパス弁には第1の開弁温度と第1の閉弁温度が
対応し、第2のバイパス弁には上記第1の開弁温度より
高い第2の開弁温度と第1の閉弁温度より高い第2の閉
弁温度が対応するという如く、給湯熱交換器1の出側湯
温が高くなるにしたがって、開弁しているバイパス弁の
数が多くなるように各バイパス弁に対応する開弁温度と
閉弁温度を設定し、それら開弁温度と閉弁温度に基づい
て各バイパス弁を個々に制御するようにしてもよい。こ
の場合には後沸き等の度合に応じて給湯熱交換器1から
流出する高温の湯量に対するミキシング水量の割合を可
変することが可能となる。
【0075】さらに、上記実施の形態例では、入水温度
1 を入水温度センサ13から直接的に検出していたが、
制御装置20に入水温度T1 を演算算出するための入水温
度検出手段を設け、この入水温度検出手段の入水温度検
出動作により次のように入水温度T1 を演算算出するよ
うにしてもよい。
【0076】例えば、上記入水温度検出手段は、燃焼制
御部36から給湯バーナの燃焼能力(燃焼熱量)Jを、給
湯温度設定手段21から給湯設定温度TS を、流量検出セ
ンサ12から入水流量Q0 をそれぞれ取り込み、これら燃
焼能力Jと給湯設定温度TSと入水流量Q0 と、予め与
えられている入水温度算出演算式データ(T1 =TS
(J/(m・Q0 ・C);ただし、mはバイパス弁10が
閉弁状態であるときの入水流量Q0 に対する給湯熱交換
器1を流れる流量の割合(例えば、予め定まる給湯熱交
換器1と常時バイパス通路5の流量比が7:3であると
きにはmに“0.7 ”が予め与えられる))に基づき、入
水温度T1 を演算算出する。
【0077】さらに、上記実施の形態例の燃焼機器は、
リモコン18に給湯温度設定手段21が設けられ、湯の利用
者が給湯温度設定手段21を用いて給湯設定温度TS を可
変設定することが可能なものであったが、本発明は、給
湯温度設定手段21が省略され、予め定めた給湯設定温度
S が制御装置20に与えられている恒温出湯タイプの燃
焼機器にも適用することができる。
【0078】さらに、上記実施の形態例ではTOP・TCL
算出部46は開弁温度TOPと閉弁温度TCLを演算算出して
いたが、確定基準値SS に基づいて開弁温度TOP、閉弁
温度CLを検出するための表データやグラフデータ等を予
め求めてTOP検出データ、TCL検出データとして内蔵メ
モリに格納しておき、これらTOP検出データおよびTCL
検出データと、確定基準値SS とに基づき開弁温度TOP
と閉弁温度TCLを検出するという如く、演算を用いない
他の手法により開弁温度TOPと閉弁温度TCLを検出する
ようにしてもよい。
【0079】さらに、上記実施の形態例ではTOP・TCL
算出部46は出湯開始時に開弁温度TOPおよび閉弁温度T
CLを算出していたが、出湯待機中に、SS 決定部41が確
定基準値SS を決定する度にその確定基準値SS を取り
込み、開弁温度TOPおよび閉弁温度TCLを算出するよう
にしてもよいし、出湯待機中に、予め定めた時間間隔
(例えば、10秒間隔)毎にデータ格納部40から確定基準
値SS を読み出して開弁温度TOPおよび閉弁温度TCL
算出するようにしてもよい。
【0080】さらに、上記実施の形態例では、SB 設定
部38とTS 監視部43とTOP・TCL算出部46はそれぞれ別
個にメモリを内蔵していたが、SB 設定部38とTS 監視
部43とTOP・TCL算出部46の共通のメモリを設けてもよ
いし、データ格納部40を、例えば、不揮発性記憶装置で
構成する場合には、このデータ格納部40が上記SB 設定
部38とTS 監視部43とTOP・TCL算出部46のメモリを兼
用する構成してもよい。この場合には、当然に、前記S
B 算出演算式データやTOP算出演算式データやTCL算出
演算式データやTS 監視部43が取り込んだ給湯設定温度
データはデータ格納部40に格納されることになる。
【0081】また、上記の如く、データ格納部40を不揮
発性装置で構成する場合には、給湯器の電源を切っても
データ格納部40のデータは消去されないので、例えば、
給湯器の製造工程内や設置施工時にデータ格納部40に予
め定めた確定基準値SS (例えば、給湯設定温度として
最も多く設定されると考えられる湯温を出湯させる給湯
熱交換器1の出側湯温)を与えるようにすれば、施工後
の最初の電源投入時やその後の電源投入時にデータ格納
部40に確定基準値S が格納されていないということがな
く、この場合にはSS 有無判断部42と初回SS 設定部50
を省略してもよい。SS 有無判断部42と初回SS 設定部
50を省略した場合には、その分、制御装置20の制御構成
を簡易化することができる。
【0082】さらに、上記実施の形態例では、開弁温度
OPを求めるのに用いる第1の嵩上げ温度αと、閉弁温
度TCLを求めるのに用いる第2の嵩上げ温度βとは予め
定められていたが、上記第1の嵩上げ温度αと第2の嵩
上げ温度βを可変設定するための可変設定手段を制御装
置20が設けられている制御基板等に設けて、サービスマ
ン等が上記第1の嵩上げ温度αと第2の嵩上げ温度βを
可変設定できるようにしてもよい。
【0083】さらに、上記実施の形態例ではTS 監視部
43と開閉状態監視部44が設けられていたが、これらTS
監視部43と開閉状態監視部44は省略してもよい。バイパ
ス弁10が開弁している間に給湯設定温度が変更になるこ
とは稀なので、上記の如く、TS 監視部43と開閉状態監
視部44を省略しても、通常の使用において殆ど支障がな
いからである。
【0084】さらに、上記実施の形態では常時バイパス
通路5が1本だけ設けられていたが、常時バイパス通路
5を複数本設けてもよい。この場合にも、前記の如く、
給湯熱交換器1の流量とそれら常時バイパス通路の総流
量の流量比が管路抵抗により予め定めた流量比となるよ
うに複数の常時バイパス通路5を形成する。
【0085】
【発明の効果】この発明によれば、出湯開始後、高温出
湯の虞れがあるときにバイパス通路開閉弁を開弁して給
湯熱交換器から流出した高温の湯にバイパス通路の水を
ミキシングする構成としたので、給湯熱交換器の後沸き
に起因した高温の湯が出湯時に出湯するのを確実に防止
できるし、風呂への湯張りや高温差し湯機能を有した燃
焼機器の場合には、湯張りや高温差し湯の終了直後の出
湯時に湯張りや高温差し湯に用いた高めの湯が出湯する
のを防止することができるし、一缶二水構成を有した燃
焼機器の場合には、追い焚き単独運転による給湯バーナ
の追い焚き燃焼によって給湯熱交換器の給湯側の滞留水
が加熱し、高温の湯が出湯開始により出湯するのを防止
することができ、湯の利用者に出湯時の高温出湯により
不快感を与えてしまうという問題や高温出湯による危険
を回避することができる。
【0086】また、暫定取り込み基準値が暫定演算基準
値より予め定めた許容範囲を外れていると判断したとき
には暫定演算基準値を確定基準値と決定するように構成
されているので、暫定取り込み基準値が給湯設定温度の
湯を出湯させるための給湯熱交換器の出側湯温(暫定演
算基準値)から大きく離れているときにはその暫定取り
込み基準値が確定基準値に設定されることはなく、暫定
演算基準値が確定基準値に設定され、この確定基準値に
基づいて高温出湯を確実に防止するための開弁温度と閉
弁温度を求めることが可能となる。
【0087】このことから、前回の給湯停止直前や出湯
待機中に出湯設定温度が高くなる方向に大きく変更され
たり、出湯湯温が立ち上がる前に前回の給湯が停止され
たことに起因して変更後の給湯設定温度よりかなり低い
温度が開弁温度、閉弁温度として設定されてしまうこと
がなく、開弁温度が低く設定されたために、出湯開始
後、高温出湯の虞れがないのにバイパス通路開閉弁が開
弁してしまうという誤動作の問題や、閉弁温度が低く設
定されたために、バイパス通路開閉弁が開弁した後に閉
弁されず、次回の出湯時の高温出湯を防止できない虞れ
があるという問題を回避することができる。
【0088】さらに、前回の給湯停止直前や出湯待機中
に給湯設定温度が低くなる方向に大きく変更されたこと
に起因して変更後の給湯設定温度よりかなり高い温度が
開弁温度、閉弁温度として設定されてしまうことがな
く、出湯開始後、給湯設定温度よりかなり高い温度の湯
が出湯しているのに、バイパス通路開閉弁が開弁せずに
高温の湯が出湯して湯の利用者に不快感を与えてしまう
という問題や高温出湯による危険を防止することができ
る。
【0089】さらに、上記の如く、必要最低限のバイパ
ス通路およびその開閉弁を設けるだけで、出湯時の高温
出湯を防止できるので、管路構成を簡易化することが可
能であり、給湯器のコスト低減を図ることができるとい
う画期的な効果を奏することができる。
【0090】確定基準値有無判断部と初回確定基準値設
定部を設ける構成にあっては、確定基準値のデータがな
い場合に暫定演算基準値が確定基準値として設定される
ので、確定基準値のデータがないために開弁温度と閉弁
温度が給湯設定温度より非常に低く設定されるというこ
とをなくすことができ、開弁温度と閉弁温度が給湯設定
温度より非常に低く設定されたことに起因した問題を回
避することができる。
【0091】開閉状態監視部と給湯設定温度監視部を設
ける構成にあっては、バイパス通路開閉弁が開弁してい
るときに給湯設定温度が大きく変更された場合に、その
変更後の給湯設定温度に対応した閉弁温度が求められる
ので、バイパス通路開閉弁を開弁させておかなければな
らないのにバイパス通路開閉弁が早く閉じてしまい給湯
設定温度よりかなり高めの湯が出湯してしまうという問
題や、閉弁温度が低過ぎて給湯熱交換器の出側湯温が閉
弁温度以下にならず、バイパス通路開閉弁が開弁したま
まになって次回の出湯時の高温出湯を防止できない虞れ
があるという問題を確実に回避することができる。
【0092】給湯熱交換器の給水通路と給湯通路を短絡
する開閉弁を持たない常時バイパス通路が設けられてい
る構成にあっては、給湯通路の常時バイパス通路出側接
続部で、給湯熱交換器で加熱された湯と常時バイパス通
路側を通った水がミキシングされることになり、例え
ば、バイパス通路開閉弁を開弁してバイパス通路を通る
水によって給湯熱交換器から流出した湯の温度を下げな
ければならないのにも拘わらず、バイパス通路開閉弁が
故障して開弁しないという事態が発生しても、上記の如
く、給湯熱交換器の湯は常時バイパス通路の水がミキシ
ングされることによって湯温が下げられることから、高
温の湯が出湯し湯の利用者に火傷を負わせてしまうとい
うような重大な問題は回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明において特有な高温出湯防止手段の実施
の形態例を示すブロック構成図である。
【図2】バイパス弁の開閉制御の動作例を示すタイムチ
ャートである。
【図3】給湯熱交換器の滞留湯の温度における時間的変
化の一例を示すグラフである。
【図4】本発明の燃焼機器である給湯器の一システム構
成例を示すモデル図である。
【図5】本発明の燃焼機器である複合給湯器の一システ
ム構成例を示すモデル図である。
【図6】本発明の燃焼機器である湯張り機能(高温差し
湯機能)付給湯器の一システム構成例を示すモデル図で
ある。
【図7】本発明の燃焼機器である一缶二水構成の給湯器
の一システム構成例を示すモデル図である。
【符号の説明】
1 給湯熱交換器 3 給水通路 4 給湯通路 5 常時バイパス 8 バイパス通路 10 バイパス弁 13 入水温度センサ 14 出側湯温センサ 21 給湯温度設定手段 37 SA 設定部 38 SB 設定部 40 データ格納部 41 SS 決定部 42 SS 有無判断部 43 TS 監視部 44 開閉状態監視部 45 開閉制御部 46 TOP・TCL算出部 50 初回SS 設定部
フロントページの続き (72)発明者 岡本 喜久雄 神奈川県大和市深見台3丁目4番地 株式 会社ガスター内 (72)発明者 和泉沢 享 神奈川県大和市深見台3丁目4番地 株式 会社ガスター内 (72)発明者 山口 健生 神奈川県大和市深見台3丁目4番地 株式 会社ガスター内 (72)発明者 渡辺 久恭 神奈川県大和市深見台3丁目4番地 株式 会社ガスター内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給水通路より導かれる水を給湯バーナ燃
    焼の熱を利用して加熱し給湯通路へ流出する給湯熱交換
    器と、この給湯熱交換器の入側の給水通路と出側の給湯
    通路を短絡するバイパス通路と、該バイパス通路の開閉
    を行うバイパス通路開閉弁と、給水通路の水の温度を検
    出する入水温度検出手段と、給湯熱交換器の出側の湯水
    温度を検出する給湯熱交換器出側湯温センサとを有する
    燃焼機器において、給湯熱交換器出側湯温センサが検出
    した給湯熱交換器の実測出側湯温を暫定取り込み基準値
    として取り込む暫定取り込み基準値設定部と;予め定め
    られた給湯設定温度の情報に基づき又はこの給湯設定温
    度と入水温度検出手段が検出した検出入水温との情報に
    基づき、バイパス通路開閉弁が閉弁していると仮定した
    ときの出湯湯温が給湯設定温度になるための給湯熱交換
    器の出側の湯温を求め、この求めた湯温を暫定演算基準
    値として設定する暫定演算基準値設定部と;この暫定演
    算基準値設定部が設定した暫定演算基準値と前記暫定取
    り込み基準値設定部が設定した暫定取り込み基準値を比
    較し、暫定取り込み基準値が暫定演算基準値より予め定
    めた許容範囲を外れていると判断したときには暫定演算
    基準値を確定基準値として決定し、それ以外のときには
    暫定取り込み基準値を確定基準値として決定する確定基
    準値決定部と;この確定基準値決定部が決定した確定基
    準値に基づき予め定めた条件の下でバイパス通路開閉弁
    の開閉制御を行うバイパス通路開閉弁開閉制御部と;を
    有する燃焼機器。
  2. 【請求項2】 給水通路より導かれる水を給湯バーナ燃
    焼の熱を利用して加熱し給湯通路へ流出する給湯熱交換
    器と、この給湯熱交換器の入側の給水通路と出側の給湯
    通路を短絡するバイパス通路と、該バイパス通路の開閉
    を行うバイパス通路開閉弁と、給水通路の水の温度を検
    出する入水温度検出手段と、給湯熱交換器の出側の湯水
    温度を検出する給湯熱交換器出側湯温センサと、給湯温
    度を設定するための給湯温度設定手段とを有する燃焼機
    器において、給湯バーナの給湯燃焼の停止時に給湯熱交
    換器出側湯温センサが検出した給湯熱交換器の実測出側
    湯温を暫定取り込み基準値として取り込む暫定取り込み
    基準値設定部と;予め定めた時間間隔で給湯温度設定手
    段に設定されている給湯設定温度を取り込み、この給湯
    設定温度の情報に基づき又はこの給湯設定温度と入水温
    度検出手段が検出した検出入水温との情報に基づき、バ
    イパス通路開閉弁が閉弁していると仮定したときの出湯
    湯温が給湯設定温度になるための給湯熱交換器の出側の
    湯温を求め、この求めた湯温を暫定演算基準値として設
    定する暫定演算基準値設定部と;この暫定演算基準値設
    定部が設定した暫定演算基準値と前記暫定取り込み基準
    値設定部が設定した暫定取り込み基準値を比較し、暫定
    取り込み基準値が暫定演算基準値より予め定めた許容範
    囲を外れていると判断したときには暫定演算基準値を確
    定基準値として決定し、それ以外のときには暫定取り込
    み基準値を確定基準値として決定する確定基準値決定部
    と;この確定基準値決定部が決定した確定基準値より予
    め定めた第1の嵩上げ温度だけ高い開弁温度と、前記第
    1の嵩上げ温度より小さい予め定めた第2の嵩上げ温度
    だけ前記確定基準値より高い閉弁温度とを求める開弁・
    閉弁温度算出部と;この開弁・閉弁温度算出部が求めた
    開弁温度と閉弁温度が格納されるデータ格納部と;出湯
    が開始された後に給湯熱交換器出側湯温センサの実測出
    側湯温と前記データ格納部に格納されている温度データ
    を比較し、実測出側湯温が開弁温度以上であると判断し
    たときにバイパス通路開閉弁への開弁信号を出力してバ
    イパス通路開閉弁を開弁させ、実測出側湯温が閉弁温度
    以下であると判断したときにバイパス通路開閉弁への閉
    弁信号を出力するバイパス通路開閉弁開閉制御部と;を
    有する燃焼機器。
  3. 【請求項3】 確定基準値決定部の確定基準値決定動作
    により決定された確定基準値のデータがあるか否かを判
    断する確定基準値有無判断部と;この確定基準値有無判
    断部が確定基準値がないと判断したときには暫定演算基
    準値設定部が求めた暫定演算基準値を確定基準値として
    設定する初回確定基準値設定部と;を設ける構成にした
    ことを特徴とする請求項2記載の燃焼機器。
  4. 【請求項4】 出湯開始後にバイパス通路開閉弁の開・
    閉状態を監視する開閉状態監視部と;この開閉状態監視
    部の情報に基づき、バイパス通路開閉弁が開弁状態にあ
    ると検知している間に給湯設定温度が変更されたか否か
    を監視する給湯設定温度監視部と;が設けられ、バイパ
    ス通路開閉弁が開弁しているときに給湯設定温度が変更
    になった場合には暫定演算基準値設定部の暫定演算基準
    値設定動作と確定基準値決定部の確定基準値決定動作と
    開弁・閉弁温度算出部の開弁・閉弁温度算出動作が再度
    行われる構成としたことを特徴とする請求項2又は請求
    項3記載の燃焼機器。
  5. 【請求項5】 給湯熱交換器の給水通路と、給湯熱交換
    器の給湯通路を短絡する開閉弁を持たない常時バイパス
    通路が設けられ、暫定演算基準値設定部は入水温度検出
    手段が検出した検出入水温と、給湯温度設定手段に設定
    されている給湯設定温度と、予め定まる給湯熱交換器の
    流量と常時バイパス通路の流量の流量比に基づき、バイ
    パス通路開閉弁が閉弁していると仮定したときの出湯湯
    温が給湯設定温度になるための給湯熱交換器の出側の湯
    温を求め、この求めた湯温を暫定演算基準値として設定
    する構成としたことを特徴とする請求項2又は請求項3
    又は請求項4記載の燃焼機器。
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