JPH09304091A - ナビゲーション装置 - Google Patents

ナビゲーション装置

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JPH09304091A
JPH09304091A JP8124200A JP12420096A JPH09304091A JP H09304091 A JPH09304091 A JP H09304091A JP 8124200 A JP8124200 A JP 8124200A JP 12420096 A JP12420096 A JP 12420096A JP H09304091 A JPH09304091 A JP H09304091A
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健一 中野
Kazuhiko Ikeda
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動距離の検出用に加速度センサを用いたナ
ビゲーション装置において、移動距離の精度向上を図
る。 【解決手段】 所定の時間における加速度センサ22の
出力データを出力記憶手段24に記憶し、平均加速度演
算手段25により平均値(以下「平均加速度」と称す
る)を求める。移動距離演算手段26は、加速度センサ
22により計測した加速度と平均加速度演算手段25に
より求めた平均加速度との差を求め、この差を2重積分
して移動距離を求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加速度計測手段の
出力データを用いて車両の移動距離を演算するナビゲー
ション装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下に、従来のナビゲーション装置につ
いて、図面を参照しながら説明する。
【0003】図7は従来のナビゲーション装置の構成ブ
ロック図である。図7において、101は車両の進行方
向における加速度を検出する加速度センサ、102は車
両のヨー動作方向における角速度を検出するジャイロセ
ンサ、107は加速度センサ101の出力データから車
両の移動距離を算出する移動距離算出手段、108はジ
ャイロセンサ102の出力データから車両の移動方位を
算出する移動方位算出手段、109は移動距離算出手段
107及び移動方位算出手段108の算出結果から車両
の位置を演算する演算手段である。
【0004】また、104は地図データを記憶した地図
記憶手段、105は表示画面を備えた表示手段、106
は演算手段109から車両の位置情報を得ると、地図記
憶手段104から所定の領域の地図データを読み出し、
車両100(図8記載)の位置と共に表示手段105に
表示させる制御手段である。
【0005】図8は車両の座標系を示す図である。図8
に示すように、水平面内で車両100の進行方向にX
軸、これと垂直な方向にY軸、さらに車両100の重力
方向にZ軸をとっている。以下の説明ではX軸回りの車
両100の動作をロール動作と称し、ロール動作により
車両100が回転した角度をロール角θxと称する。同
様にY軸回りの車両100の動作をピッチ動作と称し、
ピッチ動作により車両100が回転した角度をピッチ角
θy、さらにZ軸回りの車両100の動作をヨー動作と
称し、ヨー動作により車両100が回転した角度をヨー
角θzと称する。なお、ヨー角θzは車両100の進行方
向の変化を表すものであり、移動方位θzとも称する。
【0006】以上のように構成されたナビゲーション装
置について、加速度センサ101及びジャイロセンサ1
02の出力データから、演算手段109により車両10
0の位置を求める動作について説明する。
【0007】図1に示すように、所定の時間周期Δt毎
に加速度センサ101及びジャイロセンサ102からデ
ータが演算手段109に対して出力される。演算手段1
09は加速度センサ101の出力データを加速度A
xnに、ジャイロセンサ102の出力データを角速度ωzn
にそれぞれ換算する。
【0008】まず、移動距離算出手段107は加速度A
xnを得ると、(数1)によって車両100の速度vxn
演算する。ただし、時刻nでの速度をvxn、加速度をA
xn、加速度センサ101から出力データを得る時間周期
をΔtとし、vx0は初期速度である。
【0009】
【数1】
【0010】この(数1)によって時間周期Δtにおけ
る車両100の速度vxnが得られると、移動距離算出手
段107は、(数2)によって時間周期Δtにおける車
両100の移動距離ΔDnを求める。
【0011】
【数2】
【0012】また、移動方位算出手段108は角速度ω
zn得ると、(数3)から時間周期Δtにおける車両10
0の移動方位θznを得る。
【0013】
【数3】
【0014】演算手段109は、時刻nにおける移動距
離ΔDn及び移動方位θznを、移動距離算出手段107
及び移動方位算出手段108からそれぞれ得ると、図9
に示すような初期位置(x0,y0)からの累積演算を
(数4)及び(数5)を用いて実行することにより、時
刻nにおける車両100の位置(xn,yn)を求める。
【0015】
【数4】
【0016】
【数5】
【0017】車両100の位置(xn,yn)が決まる
と、制御手段106は、演算手段109で求められた車
両100の位置を、必要があれば地図記憶手段104の
地図データ上の座標系に変換し、地図データ上に車両1
00の位置をマークして表示手段105に出力する。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のナビ
ゲーション装置では、加速度センサ101を用いて車両
100の移動距離を算出するのであるが、例えば図10
に示すような坂路走行の場合など、加速度センサ101
により検出される加速度Axnには、車両100の進行に
伴う加速度axn以外に重力加速度Gの進行方向成分を含
んでいるので、正確な車両100の加速度を得ることが
できない。このため、従来では別途設けられた加速度セ
ンサまたはジャイロセンサなどによって車両のピッチ角
θynを検出して重力加速度の進行方向成分を求め、加速
度センサ101の検出した加速度A xnから重力加速度G
の進行方向成分を除去することが考えられていた。しか
しながらこの方法では、加速度センサやジャイロセンサ
の個数が増えるために装置が高価になるといった問題点
を有していた。
【0019】本発明は、加速度計測手段を用いて車両の
位置演算を行うナビゲーション装置であって、簡素な構
成により精度良く位置演算を行うことのできるナビゲー
ション装置を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、車両の加速度を計測する加速度計測手段
と、加速度計測手段の複数の出力データを記憶する出力
記憶手段と、出力記憶手段に記憶された出力データの平
均値(以下「平均加速度」と称する)を演算する平均加
速度演算手段と、加速度計測手段により計測した加速度
と平均加速度演算手段により求めた平均加速度とに基づ
いて車両の移動距離を演算する移動距離演算手段とを備
える。
【0021】これにより、精度良く移動距離を求めるこ
とができるナビゲーション装置が得られる。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、車両の加速度を計測する加速度計測手段と、加速度
計測手段の複数の出力データを記憶する出力記憶手段
と、出力記憶手段に記憶された出力データの平均値(以
下「平均加速度」と称する)を演算する平均加速度演算
手段と、加速度計測手段により計測した加速度と平均加
速度演算手段により求めた平均加速度とに基づいて車両
の移動距離を演算する移動距離演算手段とを備えるる構
成としたことにより、加速度センサやジャイロセンサな
どを別途設けることなく、車両の進行方向における加速
度を検出する加速度センサの出力データに含まれる重力
加速度の進行方向成分の影響を取り除くことができ、精
度の良い移動距離を求めることができる。
【0023】本発明の請求項2に記載の発明は、車両の
加速度を計測する加速度計測手段と、加速度計測手段の
複数の出力データを記憶する出力記憶手段と、出力記憶
手段に記憶された出力データの平均値(以下「平均加速
度」と称する)を演算する平均加速度演算手段と、加速
度計測手段により計測された加速度と平均加速度演算手
段により求められた平均加速度とに基づいて車両の移動
距離を演算する移動距離演算手段と、車両の角速度を計
測する角速度計測手段と、角速度計測手段により計測さ
れた角速度から車両の移動方位を演算する移動方位演算
手段と、移動距離演算手段及び移動方位演算手段による
演算結果に基づいて車両の位置を演算する位置演算手段
とを備える構成としたことにより、加速度センサやジャ
イロセンサなどを別途設けることなく、車両の進行方向
における加速度を検出する加速度センサの出力データに
含まれる重力加速度の進行方向成分の影響を取り除くこ
とができ、精度の良い移動距離を求めることができ、さ
らには精度の良い車両の位置を求めることができる。
【0024】本発明の請求項4に記載の発明は、請求項
1または請求項2に記載の発明において、平均加速度演
算手段は、前回の平均加速度演算結果に所定の値を乗算
した結果に、加速度計測手段の出力に所定の値を乗算し
た結果を加え、近似値として平均加速度を演算する構成
としたことにより、加速度計測手段の出力データを出力
記憶手段に毎回記憶させる必要が無くなる。
【0025】本発明の請求項5に記載の発明は、請求項
1または請求項2に記載の発明において、車両の停止状
態を判定する停止判定手段を備え、停止判定手段で車両
が停止状態であることを判定したときには、出力記憶手
段に加速度計測手段からの出力データの記憶を中止させ
る構成としたことにより、平均加速度の精度向上を図る
ことができる。
【0026】本発明の請求項8に記載の発明は、請求項
1または請求項2に記載の発明において、車両の加減速
の状態を判定する加減速判定手段を備え、平均加速度演
算手段は、加減速判定手段において加減速の割合が小さ
いと判断したときは、短い時間で加速度計測手段から得
た出力データより平均加速度を演算し、加減速判定手段
において加減速の割合が大きいと判断したときは、長い
時間で加速度計測手段から得た出力データより平均加速
度を演算する構成としたことにより、平均加速度の精度
向上を図ることができる。
【0027】
【実施例】以下、本発明の実施の形態について、図面を
参照しながら説明する。
【0028】(実施例1)図1は本発明の第1の実施例
におけるナビゲーション装置の構成ブロック図であり、
図2は本発明の第1の実施例におけるナビゲーション装
置の車載概念図である。
【0029】図1及び図2において、21は移動体であ
る車両、22は車両21の進行方向における加速度を非
接触にて測定する加速度センサ、23は車両21のヨー
角動作、すなわち車両21の垂直軸回りの回転角速度を
非接触にて測定するジャイロセンサ、24は所定の時間
における加速度センサ22の出力データを記憶する出力
記憶手段、25は出力記憶手段24に記憶された加速度
センサ22の出力データの平均値を演算する平均加速度
演算手段、26は加速度センサ22の出力及び平均加速
度演算手段25の出力より車両21の移動距離を求める
移動距離演算手段、27はジャイロセンサ23の出力デ
ータから車両の移動方位を演算する移動方位演算手段、
28は移動距離演算手段26及び移動方位演算手段27
の出力から車両21の位置を演算する位置演算手段、2
9はディジタル地図データを記憶した地図記憶手段、3
0は車両の位置や地図データなどを表示する表示手段で
ある。
【0030】図2に示すように、加速度センサ22は車
両21の進行方向における加速度を、ジャイロセンサ2
3は車両21のヨー動作方向における角速度をそれぞれ
検出可能に車両21に固定して設置されている。なお、
車両21の移動方位を求めるためにジャイロセンサ23
を用いているが、これに限定されるものではなく、例え
ば地磁気センサなどであっても良い。
【0031】以上のように構成されたナビゲーション装
置について、以下にその動作を説明する。
【0032】図1及び図2に示すように、車両21の移
動距離を求めるため、車両21の進行方向における加速
度を求め、これを移動距離演算手段26で2重積分する
ことで移動距離を求めるのであるが、車両21に設けら
れた加速度センサ22の出力データには、車両21の進
行に伴って生じる加速度(以下「実際の加速度」と称す
る)以外に、車両21のピッチ動作やロール動作などの
要因により生じる地球の重力加速度の進行方向成分が加
算されている。よって、車両21の進行方向における実
際の加速度を求めるためには、重力加速度の進行方向成
分を加速度センサ22の出力から差し引かなければなら
ない。
【0033】所定の時間周期Δt毎に、加速度センサ2
2からデータが出力される。この出力データは出力記憶
手段24に記憶される。ここで、時刻nにおける車両2
1の実際の加速度a(n)を求める動作について、以下に
説明する。
【0034】図3は本発明の第1の実施例における平均
加速度についての概念図である。図3に示すように、平
均加速度演算手段25は、時刻nでの加速度センサ22
からの出力データA(n)を含む出力記憶手段24に所定
の時間Δt×Nにおいて記憶された加速度センサ22の
出力データの平均値(以下「平均加速度と称する」)A
ave(n)を演算する。この平均加速度Aave(n)は、車両2
1が所定の時間Δt×Nにおいて加速と減速をほぼ同じ
割合で繰り返した場合、車両21が移動した場所におけ
る加速度センサ22の出力に含まれる平均の重力加速度
の進行方向成分に相当する。
【0035】よって、所定の時間Δt×Nにおける加速
度センサ22の出力をA(n)、平均加速度演算手段25
の出力をAave(n)とすると、移動距離演算手段26は、
以下に示す(数6)により車両21の進行方向における
実際の加速度をa(n)を求めることができる。
【0036】
【数6】
【0037】移動距離演算手段26は進行方向における
実際の加速度をa(n)得ると、従来例の(数1)及び
(数2)に示した考え方と同様に、以下の(数7)及び
(数8)により車両21の移動距離ΔDnを求める。た
だし、vx(0)は初期速度である。
【0038】
【数7】
【0039】
【数8】
【0040】また、移動方位演算手段27は、時刻nに
おいてジャイロセンサ23から出力されるデータを時間
軸で積分演算を行なうことにより、車両21の移動方位
θ(n )を以下に示す(数9)により求めることができ
る。時刻nでの移動方位θ(n)、角速度をωnとする。た
だし、初期方位角をθ(0)、データの得られる時間周期
をΔtとする。
【0041】
【数9】
【0042】位置演算手段28は、移動距離演算手段2
6から移動距離ΔD(n)が、移動方位演算手段27から
移動方位θ(n)がそれぞれ出力されると、以下に示す
(数10)及び(数11)を用いて車両21の現在位置
(x(n),y(n))を求めることができる。
【0043】
【数10】
【0044】
【数11】
【0045】なお、上記説明では、加速度センサ22が
1個により構成された場合について説明してきたが、複
数個により進行方向における車両21の加速度を検出す
る場合でも同様の演算が可能である。
【0046】また、本実施例では、出力記憶手段24は
所定の時間において加速度センサ22から出力されるデ
ータを記憶するようにしているが、これは時間を基準と
する区切りに限定されるものではなく、車両の移動距離
などを基準としてデータを記憶するようにしても良い。
【0047】以上のように本実施例によれば、時刻nに
おける車両21の移動距離ΔD(n)を求める際、所定の
時間Δt×Nにおける加速度センサ22の出力データの
平均値Aave(n)を求め、これを加速度センサ22の出力
データに含まれる重力加速度の進行方向成分として、そ
のときの加速度センサ22の出力値A(n)から差し引く
ことで、加速度センサ22の出力に含まれる重力誤差分
を取り除くことができ、車両21に係る実際の加速度a
(n)を求めることができる。これにより、重力加速度を
求めるために別途センサを設ける必要がなく、安価で精
度の良い車両21の位置検出が可能となる。
【0048】(実施例2)図4は本発明の第2の実施例
におけるナビゲーション装置の構成ブロック図である。
図4において、41は前回の平均加速度を記憶しておく
平均加速度記憶手段、42は平均加速度記憶手段41に
記憶された前回の平均加速度を基に、今回の平均加速度
を求める平均加速度演算手段である。なお、図1と同様
の符号を付しているものは第1の実施例において説明し
ており、本実施例での説明を省略する。
【0049】図4に示すように、平均加速度記憶手段4
1は前回の平均加速度Aave(n-1)を記憶している。時刻
nにおいて車両21に係る実際の加速度a(n)を求める
際、平均加速度演算手段42は、前回の平均加速度A
ave(n-1)に所定の比率値(1−k)を乗算した結果に、
今回の加速度計測手段の出力値A(n)に所定の比率値k
を乗算した結果を加えることによって、近似値として今
回の平均加速度Aave(n)を演算する。これを数式にて示
すと、以下の(数12)のようになる。ただし、時刻n
における加速度センサ22の出力値をA(n)、前回の平
均加速度をAave(n -1)、比率値をkとする。
【0050】
【数12】
【0051】平均加速度Aave(n)を求めたならば、第1
の実施例と同様に、移動距離演算手段26において、
(数6)を用いて車両21に係る実際の加速度a(n)
求める。
【0052】以上のように本実施例では、前回の平均加
速度Aave(n-1)を基にして今回の平均加速度Aave(n)
近似値として演算するので、平均加速度Aave(n)を求め
る際に、加速度センサ22の出力値を所定の時間に渡っ
て複数個記憶しておく必要が無く、メモリ容量の節約や
演算の処理速度の向上を達成することができる。
【0053】(実施例3)図5は本発明の第3の実施例
におけるナビゲーション装置の構成ブロック図である。
図5において、51は車両21(図2参照)の停止状態
を判定する停止判定手段である。本実施例では、加速度
センサ22またはジャイロセンサ23の出力の変化から
車両21の停止状態を判定するように構成しているが、
停止状態の判定方法は他の方法であっても構わない。な
お、図1と同様の符号を付しているものは第1の実施例
に説明されており、本実施例での説明を省略する。
【0054】図5に示すように、車両21の停止状態に
ついて考えると、出力記憶手段24に記憶される加速度
センサ22の出力データのうち、停止状態のときのデー
タが多くなるほど、停止している場所での重力加速度分
の比率が上昇し、所定の時間走行した場所における平均
の重力加速度分が計算されなくなってしまう。そこで、
図4に示すように、加速度センサ22及びジャイロセン
サ23の出力より車両21の停止状態を判定する停止判
定手段51を設け、停止判定手段51で車両21が停止
状態であると判定した場合には、加速度センサ22の出
力データの出力記憶手段へのメモリを中止する。
【0055】(実施例4)図6は本発明の第4の実施例
におけるナビゲーション装置の構成ブロック図である。
図6において、61は車両21(図2参照)の加減速状
態について判定する加減速判定手段である。加減速判定
手段61は、加速度センサ22の出力の所定の時間にお
ける加速度の変化度合を判定する手段であり、所定の時
間における加速度センサ22の出力値の最大値と最小値
との差、または所定の時間における加速度センサ22の
出力値の標準偏差値から判断する。なお、図1と同様の
符号を付しているものは第1の実施例に説明されてお
り、本実施例での説明を省略する。
【0056】図6に示すように、車両21の加減速の度
合が小さいほど、車両21は一定速度に近い状態で走行
しており、加速度センサ22の出力は重力加速度分に近
い値を示す。このような考え方に基づき、加減速判定手
段61が加速度の変化度合が小さいと判断した場合は、
平均加速度演算手段25で平均加速度を演算するために
サンプリングする時間を短く、逆に、加減速判定手段6
1が加速度の変化度合が大きいと判断した場合は、平均
加速度演算手段25で平均加速度を演算するためにサン
プリングする時間を長く取ることにより、実際の地形合
わせた重力加速度分を正確に出力できるため、走行距離
演算の高精度化を図ることができる。
【0057】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、車両の加
速度を計測する加速度計測手段と、所定の時間において
加速度計測手段からの出力データを記憶しておく出力記
憶手段と、出力記憶手段に記憶された出力データを演算
して平均加速度を求める平均加速度演算手段と、加速度
計測手段により計測された加速度と平均加速度演算手段
により求められた平均加速度とに基づき、車両の移動距
離を演算する移動距離演算手段とを備える構成としたこ
とにより、高価な加速度センサやジャイロセンサなどを
別途設けることなく、加速度計測手段の出力データに含
まれる重力加速度の進行方向成分の影響を取り除くこと
ができるので、安価にて精度の良い移動距離を求めるこ
とができる。
【0058】また、平均加速度演算手段は、前回の平均
加速度演算結果に所定の比率値を乗算した結果に、加速
度計測手段の出力に所定の比率値を乗算した結果を加
え、近似値として平均加速度を演算する構成としたこと
により、加速度計測手段の出力データを出力記憶手段に
毎回記憶させる必要が無くなり、メモリ容量を節約する
ことができると共に、演算速度を向上できる。
【0059】また、車両の停止状態を判定する停止判定
手段を備え、停止判定手段で車両が停止状態であること
を判定したときには、出力記憶手段に加速度計測手段か
らの出力データの記憶を中止させる構成としたことによ
り、平均加速度の精度向上を図ることができ、ひいては
精度の良い移動距離を求めることができる。
【0060】また、車両の加減速の状態を判定する加減
速判定手段を備え、平均加速度演算手段は、加減速判定
手段において加減速の割合が小さいと判断したときは、
平均加速度を演算するための時間を短く取り、加減速判
定手段において加減速の割合が大きいと判断したとき
は、平均加速度を演算するための時間を長く取る構成と
したことにより、平均加速度の精度向上を図ることがで
き、ひいては精度の良い移動距離を求めることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるナビゲーション
装置の構成ブロック図
【図2】本発明の第1の実施例におけるナビゲーション
装置の車載概念図
【図3】図3は本発明の第1の実施例における平均加速
度についての概念図
【図4】本発明の第2の実施例におけるナビゲーション
装置の構成ブロック図
【図5】本発明の第3の実施例におけるナビゲーション
装置の構成ブロック図
【図6】本発明の第4の実施例におけるナビゲーション
装置の構成ブロック図
【図7】従来のナビゲーション装置の構成ブロック図
【図8】車両の座標系を示す図
【図9】ナビゲーション装置の位置演算の概念図
【図10】車両の坂路走行状態を示す図
【符号の説明】
21 車両 22 加速度センサ 23 ジャイロセンサ 24 出力記憶手段 25 平均加速度演算手段 26 移動距離演算手段 27 移動方位演算手段 28 位置演算手段 29 地図記憶手段 30 表示手段 41 平均加速度記憶手段 42 平均加速度演算手段 51 停止判定手段 61 加減速判定手段

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両の加速度を計測する加速度計測手段
    と、前記加速度計測手段から出力される複数の出力デー
    タを記憶する出力記憶手段と、前記出力記憶手段に記憶
    された出力データの平均値(以下「平均加速度」と称す
    る)を演算する平均加速度演算手段と、前記加速度計測
    手段により計測した加速度と前記平均加速度演算手段に
    より求めた平均加速度とに基づいて車両の移動距離を演
    算する移動距離演算手段とを備えたことを特徴とするナ
    ビゲーション装置。
  2. 【請求項2】車両の加速度を計測する加速度計測手段
    と、前記加速度計測手段から出力される複数の出力デー
    タを記憶する出力記憶手段と、前記出力記憶手段に記憶
    された出力データの平均値(以下「平均加速度」と称す
    る)を演算する平均加速度演算手段と、前記加速度計測
    手段により計測された加速度と前記平均加速度演算手段
    により求められた平均加速度とに基づいて車両の移動距
    離を演算する移動距離演算手段と、車両の角速度を計測
    する角速度計測手段と、前記角速度計測手段により計測
    された角速度から車両の移動方位を演算する移動方位演
    算手段と、前記移動距離演算手段及び前記移動方位演算
    手段による演算結果に基づいて車両の位置を演算する位
    置演算手段とを備えたことを特徴とするナビゲーション
    装置。
  3. 【請求項3】前記移動距離演算手段は、前記加速度計測
    手段により計測した加速度と前記平均加速度演算手段に
    より求めた平均加速度との差を車両に係る実際の加速度
    として用いることを特徴とする請求項1または請求項2
    記載のナビゲーション装置。
  4. 【請求項4】前記出力記憶手段は、所定の時間における
    前記加速度計測手段からの出力データを記憶することを
    特徴とする請求項1または請求項2記載のナビゲーショ
    ン装置。
  5. 【請求項5】前記平均加速度演算手段は、前回の平均加
    速度演算結果に所定の値を乗算した結果に、前記加速度
    計測手段の出力に所定の値を乗算した結果を加え、近似
    値として平均加速度を演算することを特徴とする請求項
    1または請求項2記載のナビゲーション装置。
  6. 【請求項6】車両の停止状態を判定する停止判定手段を
    備え、前記停止判定手段で車両が停止状態であることを
    判定したときには、前記出力記憶手段に加速度計測手段
    からの出力データの記憶を中止させることを特徴とする
    請求項1または請求項2記載のナビゲーション装置。
  7. 【請求項7】前記停止判定手段は、前記加速度計測手段
    または前記角速度計測手段のうち、少なくとも一方の出
    力変化から車両の停止状態を判定することを特徴とする
    請求項6記載のナビゲーション装置。
  8. 【請求項8】車両の加減速の状態を判定する加減速判定
    手段を備え、前記平均加速度演算手段は、前記加減速判
    定手段において加減速の割合が所定の値より小さいと判
    断したときは、短い時間で前記加速度計測手段から得た
    出力データより平均加速度を演算し、前記加減速判定手
    段において加減速の割合が所定の値より大きいと判断し
    たときは、長い時間で前記加速度計測手段から得た出力
    データより平均加速度を演算することを特徴とする請求
    項1または請求項2記載のナビゲーション装置。
  9. 【請求項9】前記加減速判定手段は、前記加速度計測手
    段の出力データの最大値と最小値との差に基づいて、車
    両の加減速状態を判断することを特徴とする請求項8記
    載のナビゲーション装置。
  10. 【請求項10】前記加減速判定手段は、前記加速度計測
    手段の出力データの標準偏差値に基づいて、車両の加減
    速状態を判断することを特徴とする請求項8記載のナビ
    ゲーション装置。
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