JPH09304301A - 炉壁管の放射線検査用フィルム貼付装置 - Google Patents

炉壁管の放射線検査用フィルム貼付装置

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JPH09304301A
JPH09304301A JP8116136A JP11613696A JPH09304301A JP H09304301 A JPH09304301 A JP H09304301A JP 8116136 A JP8116136 A JP 8116136A JP 11613696 A JP11613696 A JP 11613696A JP H09304301 A JPH09304301 A JP H09304301A
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博正 亀井
Kazuhiko Kamo
鴨  和彦
Shinji Morioka
真二 森岡
Hisamitsu Uchiya
久光 内屋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 損傷した炉壁管の炉外から可能な補修工法の
確立に伴い、炉外からの放射線検査を可能とする装置を
実現する。 【解決手段】 フィルムケース1が係止される長方形の
枠により形成され炉壁管20と補修管21の間隙を通過
可能な収納ボックス2、同収納ボックス2が回転可能に
接続された2本の支持アーム5,6、同支持アーム5,
6の端部がそれぞれの端部に接続されたコの字形状の連
結具9、同連結具9のそれぞれの端部に設けられたガイ
ド10,11を貫通するロッド14,15の先端にそれ
ぞれ設けられた固定具12,13、および上記収納ボッ
クス2の側部に接続されたガイドロープ18により形成
されたことによって、補修管21の補修溶接部22の炉
内側への放射線検査用フィルムの貼付けを炉外側から行
うことが可能となり、炉外側からの放射線検査の施工が
可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、火力発電所等のボ
イラの炉壁管の補修溶接部に適用される炉壁管の放射線
検査用フィルム貼付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】放射線検査用フィルムは、ボイラの炉壁
管に損傷を生じた場合に、炉内と炉外とから補修溶接を
行なった補修溶接部に炉外側から放射線を照射し、これ
を撮影して放射線検査を行うために、炉内側に貼付ける
ものである。
【0003】上記炉壁管の補修溶接の施工においては、
ボイラの停止後、炉内温度が炉内に人が入ることができ
る程度の温度に下がる2〜3日の間待機し、その後、約
400mm2 の狭いマンホールから足場器材を搬入して足
場の設置を行った後、損傷した炉壁管の補修溶接を行う
のが一般的な手順である。
【0004】従来の放射線検査用フィルムの貼付におい
ては、上記損傷した炉壁管の補修溶接が完了した後、作
業者が炉内に入り、設置されている足場を利用して作業
が行われていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の放射線検査用フ
ィルムの貼付けにおいては、前記のように、補修溶接が
完了した後に、作業者が炉内に入って貼付作業を行って
いた。
【0006】しかしながら、近年、損傷した炉壁管の補
修を一日も早く補修するために炉外から補修する工法が
確立され、これに伴い、放射線検査のためのフィルムも
炉外側から炉内側に取付けられるようにすることが必要
となり、その実現が望まれていた。本発明は、上記の課
題を解決しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
係る炉壁管の放射線検査用フィルム貼付装置は、炉壁管
の間隙を通過可能な厚みの長方形形状の枠により形成さ
れ同枠内にフィルムケースが係止手段を介して係止され
る収納ボックス、同収納ボックスの上端と下端にそれぞ
れの一端が接続されそれぞれの一端を結ぶ線を回転中心
として上記収納ボックスを回転可能とする2本の支持ア
ーム、同支持アームと直角に配設され同支持アームのそ
れぞれの他端がその端部にそれぞれ接続されたコの字形
状の連結具、同連結具の端部にそれぞれ設けられたガイ
ドを上記支持アームと同一方向に貫通する2本のロッド
の炉壁管側の先端にそれぞれ設けられた固定具、および
上記収納ボックスの側部に接続されたガイドロープによ
り形成されたことを特徴としている。
【0008】本発明に係る放射線検査用フィルム貼付装
置は、炉壁管に損傷を生じて補修溶接を行った場合に、
この補修管の補修溶接部の放射線検査に適用されるもの
であり、その操作は次のように行われる。
【0009】まず、フィルムの入ったフィルムケースを
係止手段により収納ボックスに係止し、収納ボックスと
支持アームの方向を同一として、補修管とこれに隣接す
る炉壁管との間隙から収納ボックスと支持アームの一部
を炉内側に挿入する。
【0010】次に、フィルムケース面が補修管側へ向く
ように、管の隙間から細い棒などを挿入して収納ボック
スを回転させた後、支持アームを炉外側へ引き、フィル
ムケースを補修管へ密着させる。この状態でロッドを炉
壁管に向けて押し、先端の固定具を補修管と炉壁管に強
く接触させて収納ボックスを固定し、放射線検査を施工
する。
【0011】放射線検査終了後は、支持アームにより収
納ボックスを炉内側に少し挿入した後、ガイドロープを
引いて収納ボックスと支持アームを同一方向とした後、
支持アームを引いて収納ボックスを炉外へ引き出し作業
を完了する。
【0012】上記により、補修管の補修溶接部の炉内側
への放射線検査用フィルムの貼付けを炉外側から行うこ
とが可能となり、炉外側からの放射線検査の施工が可能
となる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態に係る放射
線検査用フィルム貼付装置について、図1乃至図7によ
り説明する。なお、本実施形態に係るフィルム貼付け装
置は、隣接管との間隙が約5〜6mmの炉壁管の補修溶接
部に適用されるものである。
【0014】図1乃至図7において、1はフィルムケー
スで、放射線検査用フィルムが収納され、片面に着脱自
在の布状のテープであるマジックテープ3が貼付けられ
た袋である。2は収納ボックスで、その厚みが炉壁管2
0の間隙より薄い長方形形状の枠とその片面に設けられ
た薄板により形成されている。
【0015】この薄板の内側にはマジックテープ4が貼
付けられており、このマジックテープ3は上記のマジッ
クテープ4とともに収納ボックス2の薄板に上記フィル
ムケース1を接着させる係止手段を形成している。
【0016】5,6はそれぞれの一端が収納ボックス2
の長手方向の長さがほゞ1対2の割合で区分される位置
の上端と下端にそれぞれ接続された支持アームで、それ
ぞれの他端側には放射線の照射を容易とするために30
度〜45度の広がり角度を持たせており、上記収納ボッ
クス2との接続部分はボルト7,8により回転自由に接
続されている。
【0017】9は放射線照射に妨げとならないようにコ
の字形状に形成された連結具で、上記支持アーム5,6
に対して直角に配設され、それぞれの支持アーム5,6
の他端がこの連結具9のそれぞれの端部の内側に固定さ
れている。
【0018】10,11は上記連結具9のそれぞれの端
部の外側にそれぞれ固定されたガイドで、支持アーム
5,6の方向にロッド14,15を挿入する穴が設けら
れている。また、ロッド14,15の先端には、硬質の
ゴムで加工した固定具12,13が取付けられている。
【0019】この固定具12,13は、炉壁管20の中
の補修が行われた補修管21とこれに隣接する炉壁管2
0に同時に接することができるものであり、隣接する炉
壁管20と補修管21の表面に接する部分は面取りがな
されている。
【0020】16,17はロッド14,15を固定する
ための蝶ボルト、18は炉内に入れた収納ボックス2を
確実に炉外へ搬出するために収納ボックス2の端部に取
付けられたガイドロープで、補修溶接部22の撮影終了
後、収納ボックス2の支持アーム5,6を炉内側へ押込
んだ状態でこのロープ18を引張ることにより、収納ボ
ックス2を回転させて支持アーム5,6と同じ方向に向
かせるものである。
【0021】次に、本実施形態に係る放射線検査用フィ
ルム貼付装置の操作について、図2乃至図7により説明
する。まず、放射線フィルムが入った図2(b)に示す
フィルムケース1をマジックテープ3,4により図2
(a)に示す収納ボックス2に貼付け、その枠内に収納
する。
【0022】次に、図3に示すように補修管21と隣接
する炉壁管20の間隙を介して収納ボックス2と支持ア
ーム5,6の一部を炉内側へ挿入し、図4及び図5に示
す状態とする。収納ボックス2が炉内側へ入った後は、
フィルムケース1の面が補修管21に向くように細い棒
などを利用して炉外側から収納ボックス2を図6に示す
ように回転させる。
【0023】収納ボックス2が少し回転した後は、支持
アーム5,6を炉外側へ引き、収納ボックス2が支持ア
ーム5,6に対してほゞ直角の状態となるまで更に収納
ボックス2を回転させ、フィルムケース1を補修管21
へ密着させる。
【0024】次に、この状態でロッド14,15を押
し、固定具12,13が炉壁管20及び補修管21に強
く接するようにし、収納ボックス2が補修管21から脱
落しないようにした後、ボルト16,17によりロッド
14,15を固定し、図7(a),(b)に示す状態と
する。
【0025】以上の操作により放射線検査の準備を終了
し、炉外側から放射線を照射して、フィルムケース1に
収納された放射線検査用フィルムにより補修管21の補
修溶接部22の撮影を行う。
【0026】補修溶接部22の撮影終了後は、ガイドボ
ルト16,17をゆるめ、支持アーム5,6を炉内側に
少し送り込んだ後、ガイドロープ18を引いて図4及び
図5に示すように支持アーム5,6と収納ボックス2を
同一方向とし、この状態で支持アーム5,6を引くこと
により収納ボックス2を炉外側に引き出して作業を完了
する。
【0027】
【発明の効果】本発明の炉壁管の放射線検査用フィルム
貼付装置は、フィルムケースが係止される長方形の枠に
より形成され炉壁管と補修管の間隙を通過可能な収納ボ
ックス、同収納ボックスが回転可能に接続された2本の
支持アーム、同支持アームの端部がそれぞれの端部に接
続されたコの字形状の連結具、同連結具のそれぞれの端
部に設けられたガイドを貫通するロッドの先端にそれぞ
れ設けられた固定具、および上記収納ボックスの側部に
接続されたガイドロープにより形成されたことによっ
て、補修管の補修溶接部の炉内側への放射線検査用フィ
ルムの貼付けを炉外側から行うことが可能となり、炉外
側からの放射線検査の施工が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係るフィルム貼付装置
の斜視図である。
【図2】上記一実施形態に係る収納ボックスとフィルム
ケースの説明図で、(a)は収納ボックス、(b)はフ
ィルムケースの斜視図である。
【図3】上記一実施形態に係る収納ボックスの炉壁管の
間隙への挿入途中の側面図である。
【図4】上記一実施形態に係る収納ボックスの炉壁管の
間隙への挿入完了時の側面図である。
【図5】図4の平面図である。
【図6】上記一実施形態に係る収納ボックスを少し回転
させた状態の平面図である。
【図7】上記一実施形態に係る収納ボックスの補修溶接
部への固定完了時の説明図で、(a)は側面図、(b)
は平面図である。
【符号の説明】
1 フィルムケース 2 収納ボックス 3,4 マジックテープ 5,6 支持アーム 7,8 ボルト 9 連結具 10,11 ガイド 12,13 固定具 14,15 ロッド 16,17 ボルト 18 ガイドロープ 20 炉壁管 21 補修管 22 補修溶接部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内屋 久光 神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番1号 三 菱重工業株式会社神戸造船所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炉壁管の間隙を通過可能な厚みの長方形
    形状の枠により形成され同枠内にフィルムケースが係止
    手段を介して係止される収納ボックス、同収納ボックス
    の上端と下端にそれぞれの一端が接続されそれぞれの一
    端を結ぶ線を回転中心として上記収納ボックスを回転可
    能とする2本の支持アーム、同支持アームと直角に配設
    され同支持アームのそれぞれの他端がその端部にそれぞ
    れ接続されたコの字形状の連結具、同連結具の端部にそ
    れぞれ設けられたガイドを上記支持アームと同一方向に
    貫通する2本のロッドの炉壁管側の先端にそれぞれ設け
    られた固定具、および上記収納ボックスの側部に接続さ
    れたガイドロープにより形成されたことを特徴とする炉
    壁管の放射線検査用フィルム貼付装置。
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