JPH09304342A - 二成分系現像剤におけるトナー濃度及び帯電量測定装置 - Google Patents
二成分系現像剤におけるトナー濃度及び帯電量測定装置Info
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- JPH09304342A JPH09304342A JP12469696A JP12469696A JPH09304342A JP H09304342 A JPH09304342 A JP H09304342A JP 12469696 A JP12469696 A JP 12469696A JP 12469696 A JP12469696 A JP 12469696A JP H09304342 A JPH09304342 A JP H09304342A
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- Other Investigation Or Analysis Of Materials By Electrical Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 トナー濃度と帯電量との同時測定が可能であ
り、しかも簡単な構造で、簡便に且つ高精度の測定が可
能となるトナー濃度及び帯電量の測定装置を提供する。 【解決手段】 下部にメッシュ及び上部乃至側壁に通気
口を有するユニットセルに二成分系現像剤を充填し、前
記メッシュを通して吸引することによりユニットセル内
に気流を発生させ、分離したトナーをメッシュを通して
ユニットセル外に排出し、排出前後の重量差よりトナー
濃度を、及び排出後の残電荷よりトナー帯電量を算出す
るトナー濃度及び帯電量の測定装置において、前記通気
口は、メッシュを通しての吸引により、ユニットセル内
に周方向の旋回流を形成し得るように設けられており、
該旋回流によって現像剤を攪拌しつつトナーを吸引分離
することを特徴とする。
り、しかも簡単な構造で、簡便に且つ高精度の測定が可
能となるトナー濃度及び帯電量の測定装置を提供する。 【解決手段】 下部にメッシュ及び上部乃至側壁に通気
口を有するユニットセルに二成分系現像剤を充填し、前
記メッシュを通して吸引することによりユニットセル内
に気流を発生させ、分離したトナーをメッシュを通して
ユニットセル外に排出し、排出前後の重量差よりトナー
濃度を、及び排出後の残電荷よりトナー帯電量を算出す
るトナー濃度及び帯電量の測定装置において、前記通気
口は、メッシュを通しての吸引により、ユニットセル内
に周方向の旋回流を形成し得るように設けられており、
該旋回流によって現像剤を攪拌しつつトナーを吸引分離
することを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、二成分系現像剤に
おけるトナー濃度及び帯電量の測定装置に関するもの
で、より詳細には、構造が簡単であり、上記トナー濃度
及び帯電量の測定を同時に、しかも高精度で、更に簡単
な操作で行うことが可能な装置に関する。
おけるトナー濃度及び帯電量の測定装置に関するもの
で、より詳細には、構造が簡単であり、上記トナー濃度
及び帯電量の測定を同時に、しかも高精度で、更に簡単
な操作で行うことが可能な装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真複写やファクシミリの分野にお
いては、静電潜像を可視像化するために、二成分系現像
剤、即ち磁性キャリアと顕電性トナーとの混合物が広く
使用されている。
いては、静電潜像を可視像化するために、二成分系現像
剤、即ち磁性キャリアと顕電性トナーとの混合物が広く
使用されている。
【0003】二成分系現像剤を用いる磁気ブラシ現像法
では、磁性キャリアと顕電性トナーとが摩擦することに
より帯電が行われ、帯電された現像剤は磁気ブラシの形
で静電潜像を有する感光体等と摺擦し、トナーは静電潜
像に引き付けられ、一方キャリアは磁石を備えた現像ロ
ーラに残留して、現像操作が行われる。二成分系現像剤
におけるトナー濃度及び帯電量は、形成される画像の濃
度、画質及びカブリ等に重大な影響を与えるため、その
測定を精度よく、しかも簡単な操作で行うことは、電子
写真の分野では非常に重要な課題となっている。
では、磁性キャリアと顕電性トナーとが摩擦することに
より帯電が行われ、帯電された現像剤は磁気ブラシの形
で静電潜像を有する感光体等と摺擦し、トナーは静電潜
像に引き付けられ、一方キャリアは磁石を備えた現像ロ
ーラに残留して、現像操作が行われる。二成分系現像剤
におけるトナー濃度及び帯電量は、形成される画像の濃
度、画質及びカブリ等に重大な影響を与えるため、その
測定を精度よく、しかも簡単な操作で行うことは、電子
写真の分野では非常に重要な課題となっている。
【0004】従来、トナー帯電量の測定としては、 (1−1,ブローオフ法):現像剤からガス圧によりト
ナーを分離し、残電荷を測定する方法、 (1−2,現像電流法):現像による電荷の移動を電流
として測定し、トナー粒子の帯電量を算出する方法、 (1−3,電界移動法):電界中のトナー移動速度を測
定し、トナー粒子の帯電量を算出する方法、 (1−4,表面電位法):現像したトナーの表面電位を
測定し、トナー粒子の帯電量を算出する方法、 などが知られている。
ナーを分離し、残電荷を測定する方法、 (1−2,現像電流法):現像による電荷の移動を電流
として測定し、トナー粒子の帯電量を算出する方法、 (1−3,電界移動法):電界中のトナー移動速度を測
定し、トナー粒子の帯電量を算出する方法、 (1−4,表面電位法):現像したトナーの表面電位を
測定し、トナー粒子の帯電量を算出する方法、 などが知られている。
【0005】また、トナー濃度の測定法としては、 (2−1,カーボンアナライザー法):高温中で現像剤
から発生する二酸化炭素量を測定し、炭素量からトナー
量を算出する方法、 (2−2,洗浄法):現像剤中のトナーのみを洗浄除去
し、重量差よりトナー濃度を算出する方法、 などが採用されている。
から発生する二酸化炭素量を測定し、炭素量からトナー
量を算出する方法、 (2−2,洗浄法):現像剤中のトナーのみを洗浄除去
し、重量差よりトナー濃度を算出する方法、 などが採用されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、トナー帯
電量測定法の内、1−1のブローオフ法では、ガス圧に
よりキャリアが破壊され、このとき発生する電荷も測定
してしまうという問題があり、またトナー濃度が既知で
ある必要があるという不便もある。また、1−2の現像
電流法では、電流が微弱なため、ノイズ等が影響し、測
定が不安定であるという不都合がある。更に、上記1−
3の電界移動法では、トナー粒子を1個ずつ分離独立さ
せるのが難しく、また装置が非常に複雑で大型化すると
いう問題がある。更にまた、1−4の表面電位法では、
現像したトナーの層厚・距離の測定にあたって精度を出
すのが難しいという不具合がある。
電量測定法の内、1−1のブローオフ法では、ガス圧に
よりキャリアが破壊され、このとき発生する電荷も測定
してしまうという問題があり、またトナー濃度が既知で
ある必要があるという不便もある。また、1−2の現像
電流法では、電流が微弱なため、ノイズ等が影響し、測
定が不安定であるという不都合がある。更に、上記1−
3の電界移動法では、トナー粒子を1個ずつ分離独立さ
せるのが難しく、また装置が非常に複雑で大型化すると
いう問題がある。更にまた、1−4の表面電位法では、
現像したトナーの層厚・距離の測定にあたって精度を出
すのが難しいという不具合がある。
【0007】また、トナー濃度の測定方法においても、
前記2−1のカーボンアナライザー法では、換算式を作
成するために濃度既知の現像剤について予備試験が必要
である、キャリア表面に付着したスペントトナーも測っ
てしまう、装置が非常に大型化し、消耗品コスト及び測
定費用も高価になるという欠点がある。更に、2−2の
洗浄法では、測定に非常に手間と時間とがかかり、しか
も測定精度も出ないという問題がある。
前記2−1のカーボンアナライザー法では、換算式を作
成するために濃度既知の現像剤について予備試験が必要
である、キャリア表面に付着したスペントトナーも測っ
てしまう、装置が非常に大型化し、消耗品コスト及び測
定費用も高価になるという欠点がある。更に、2−2の
洗浄法では、測定に非常に手間と時間とがかかり、しか
も測定精度も出ないという問題がある。
【0008】従って、本発明の目的は、従来法の上記欠
点が解消され、トナー濃度と帯電量との同時測定が可能
であり、しかも簡単な構造で、簡便に且つ高精度の測定
が可能となるトナー濃度及び帯電量の測定装置を提供す
るにある。
点が解消され、トナー濃度と帯電量との同時測定が可能
であり、しかも簡単な構造で、簡便に且つ高精度の測定
が可能となるトナー濃度及び帯電量の測定装置を提供す
るにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、下部に
メッシュ及び上部乃至側壁に通気口を有するユニットセ
ルに二成分系現像剤を充填し、前記メッシュを通して吸
引することによりユニットセル内に気流を発生させ、分
離したトナーをメッシュを通してユニットセル外に排出
し、排出前後の重量差よりトナー濃度を、及び排出後の
残電荷よりトナー帯電量を算出するトナー濃度及び帯電
量の測定装置において、前記通気口は、メッシュを通し
ての吸引により、ユニットセル内に周方向の旋回流を形
成し得るように設けられており、該旋回流によって現像
剤を攪拌しつつトナーを吸引分離することを特徴とする
トナー濃度及び帯電量の測定装置が提供される。
メッシュ及び上部乃至側壁に通気口を有するユニットセ
ルに二成分系現像剤を充填し、前記メッシュを通して吸
引することによりユニットセル内に気流を発生させ、分
離したトナーをメッシュを通してユニットセル外に排出
し、排出前後の重量差よりトナー濃度を、及び排出後の
残電荷よりトナー帯電量を算出するトナー濃度及び帯電
量の測定装置において、前記通気口は、メッシュを通し
ての吸引により、ユニットセル内に周方向の旋回流を形
成し得るように設けられており、該旋回流によって現像
剤を攪拌しつつトナーを吸引分離することを特徴とする
トナー濃度及び帯電量の測定装置が提供される。
【0010】本発明によればまた、内部に二成分系現像
剤収容部を備え且つ下部にメッシュを備えた測定用ユニ
ットセルと、該ユニットセルを収容保持するハウジング
とから成るトナー濃度及び帯電量測定用ユニットであっ
て、前記ハウジングは、前記ユニットセル収容室と、該
収容室の下方に位置し且つこれと連通している吸引室と
を備え、ユニットセル収容室の下部には、電極を兼ねる
リング状のユニットセル支持台がハウジング壁とは電気
的に絶縁して設けられており、前記ユニットセルは、前
記ユニットセル支持台上に保持された状態において、前
記吸引室からのメッシュを通しての吸引により、ユニッ
トセル内に周方向の旋回流を形成し得るような通気口が
設けられており、該旋回流によって、ユニットセル内の
現像剤中のトナーがメッシュを通ってユニットセル外に
排出されることを特徴とするトナー濃度及び帯電量測定
用ユニットが提供される。
剤収容部を備え且つ下部にメッシュを備えた測定用ユニ
ットセルと、該ユニットセルを収容保持するハウジング
とから成るトナー濃度及び帯電量測定用ユニットであっ
て、前記ハウジングは、前記ユニットセル収容室と、該
収容室の下方に位置し且つこれと連通している吸引室と
を備え、ユニットセル収容室の下部には、電極を兼ねる
リング状のユニットセル支持台がハウジング壁とは電気
的に絶縁して設けられており、前記ユニットセルは、前
記ユニットセル支持台上に保持された状態において、前
記吸引室からのメッシュを通しての吸引により、ユニッ
トセル内に周方向の旋回流を形成し得るような通気口が
設けられており、該旋回流によって、ユニットセル内の
現像剤中のトナーがメッシュを通ってユニットセル外に
排出されることを特徴とするトナー濃度及び帯電量測定
用ユニットが提供される。
【0011】本発明の測定装置乃至測定用ユニットにお
いて、ユニットセル及び支持台は仕事関数の差が0.6
0eV以下の金属素材、最も好適には同じ金属素材で形
成されていることが望ましい。
いて、ユニットセル及び支持台は仕事関数の差が0.6
0eV以下の金属素材、最も好適には同じ金属素材で形
成されていることが望ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の測定原理を説明するため
の図1において、ユニットセル1は、おおまかに言っ
て、円筒状側壁2と、上蓋3と、メッシュ4とから構成
されている。図1から明らかな通り、円筒状側壁2の下
端には、外方に突出したフランジ9が形成されており、
このフランジ9を利用して、ネジ6により、メッシュ4
が固定されている。円筒状側壁2内には、実質上ストレ
ートな現像剤収容空間5が形成されており、この現像剤
収容空間5の下端は、上記のメッシュ4で閉じられてい
る。また上蓋3は、円筒状側壁2の上端に開閉可能に設
けられており、現像剤収容空間5への現像剤の出し入れ
が可能となっている。現像剤は、キャリア10とトナー
11との混合物であり、メッシュ4が有するメッシュ開
口は、キャリア10は通過できないが、トナー11は通
過し得るような大きさを有するものである。また、円筒
状側壁2の上部外周には、ユニットセル1の持ち運びを
容易にするために、把持部(リング)7が設けられてい
る。上蓋3には、後述するメッシュ4の下方からの吸引
によってユニットセル1内に気流が形成されるように、
通気口15が設けられており、この通気口15には粉末
飛散防止用のメッシュ16が設けられている。ユニット
セル1は電荷量の測定が可能であるように、導電性材
料、特に金属で形成されており、メッシュ4、16も同
じ材料で形成されている。
の図1において、ユニットセル1は、おおまかに言っ
て、円筒状側壁2と、上蓋3と、メッシュ4とから構成
されている。図1から明らかな通り、円筒状側壁2の下
端には、外方に突出したフランジ9が形成されており、
このフランジ9を利用して、ネジ6により、メッシュ4
が固定されている。円筒状側壁2内には、実質上ストレ
ートな現像剤収容空間5が形成されており、この現像剤
収容空間5の下端は、上記のメッシュ4で閉じられてい
る。また上蓋3は、円筒状側壁2の上端に開閉可能に設
けられており、現像剤収容空間5への現像剤の出し入れ
が可能となっている。現像剤は、キャリア10とトナー
11との混合物であり、メッシュ4が有するメッシュ開
口は、キャリア10は通過できないが、トナー11は通
過し得るような大きさを有するものである。また、円筒
状側壁2の上部外周には、ユニットセル1の持ち運びを
容易にするために、把持部(リング)7が設けられてい
る。上蓋3には、後述するメッシュ4の下方からの吸引
によってユニットセル1内に気流が形成されるように、
通気口15が設けられており、この通気口15には粉末
飛散防止用のメッシュ16が設けられている。ユニット
セル1は電荷量の測定が可能であるように、導電性材
料、特に金属で形成されており、メッシュ4、16も同
じ材料で形成されている。
【0013】ユニットセル1の現像剤収容空間5に現像
剤を充填し、上蓋3を閉めた後、メッシュ4の下方から
吸引を行う。本発明においては、上蓋3の通気口15
は、メッシュ4の下方からの吸引によって、現像剤収容
空間5内に周方向の旋回流が形成されるように設ける。
即ち、現像剤収容空間5に流入する気流17は、下向き
の渦流となって、円筒状側壁2の器壁に沿って周方向に
旋回しながら、下方のメッシュ4を通過する。従って、
現像剤収容空間5内に充填された現像剤は、このような
渦流17によって十分に攪拌され、現像剤中のキャリア
10とトナー11との分離が行われ、分離されたトナー
11は気流17にのせられて、メッシュ4を通ってユニ
ットセル1の外部に排出される。この操作を一定時間続
行することにより、キャリヤ10とトナー11の分離が
有効に行われる。即ち、このような旋回流(渦流)の形
成により、側壁2の器壁近傍に存在している或いは器壁
に付着している現像剤乃至トナーについても攪拌、分離
が有効に行われるため、極めて精度の高い測定が可能と
なるものである。
剤を充填し、上蓋3を閉めた後、メッシュ4の下方から
吸引を行う。本発明においては、上蓋3の通気口15
は、メッシュ4の下方からの吸引によって、現像剤収容
空間5内に周方向の旋回流が形成されるように設ける。
即ち、現像剤収容空間5に流入する気流17は、下向き
の渦流となって、円筒状側壁2の器壁に沿って周方向に
旋回しながら、下方のメッシュ4を通過する。従って、
現像剤収容空間5内に充填された現像剤は、このような
渦流17によって十分に攪拌され、現像剤中のキャリア
10とトナー11との分離が行われ、分離されたトナー
11は気流17にのせられて、メッシュ4を通ってユニ
ットセル1の外部に排出される。この操作を一定時間続
行することにより、キャリヤ10とトナー11の分離が
有効に行われる。即ち、このような旋回流(渦流)の形
成により、側壁2の器壁近傍に存在している或いは器壁
に付着している現像剤乃至トナーについても攪拌、分離
が有効に行われるため、極めて精度の高い測定が可能と
なるものである。
【0014】トナーの分離・排出に応じて、ユニットセ
ル1にはキャリア10の電荷が発生(残留)し、この残
留電荷はトナーの電荷と絶対値が等しいから、下記式
(1): によりトナー帯電量(μc/g)が測定される。
ル1にはキャリア10の電荷が発生(残留)し、この残
留電荷はトナーの電荷と絶対値が等しいから、下記式
(1): によりトナー帯電量(μc/g)が測定される。
【0015】また、この時の重量差を測定すると、下記
式(2): からトナー濃度[%]が測定される。
式(2): からトナー濃度[%]が測定される。
【0016】尚、吸い取ったトナー重量[g]は、下記
式(3): 吸い取ったトナー重量[g] =投入現像剤重量[g]−残留現像剤重量[g] …(3) で表わされる。
式(3): 吸い取ったトナー重量[g] =投入現像剤重量[g]−残留現像剤重量[g] …(3) で表わされる。
【0017】本発明においては、ユニットセルの吸気に
よる旋回流(渦流)を利用して現像剤のキャリアとトナ
ーとの分離を行うものであるが、このような旋回流を有
効に形成するためには、図2及び図3に示すように通気
口15を形成するのが好ましい。図2は、上蓋3の平断
面図であり、図3は、図2の通気口15を拡大して示す
側断面図である。
よる旋回流(渦流)を利用して現像剤のキャリアとトナ
ーとの分離を行うものであるが、このような旋回流を有
効に形成するためには、図2及び図3に示すように通気
口15を形成するのが好ましい。図2は、上蓋3の平断
面図であり、図3は、図2の通気口15を拡大して示す
側断面図である。
【0018】即ち、図2に示す様に、複数個の通気口1
5を、軸対称に且つ螺旋状に形成するのがよい。複数の
通気口15を軸対称に、特に同一円周線上に配置するこ
とによって、現像剤収容空間5内にデッドスペースを形
成することなく、気流を導入することができ、また螺旋
状とすることにより、よどみのない旋回流を形成するこ
とができるからである。また図2において、通気口15
の数は2個で示されているが、現像剤の攪拌及びトナー
11の分離を行うに十分な量の旋回流が形成される限
り、その数は任意である。一般的には、通気口15の開
口面積の総和S1が、現像剤収容空間5の底面積S2
(メッシュ4の有効面積)に対して6.3乃至14.1%と
なるように、通気口15の数及び大きさを設定するのが
よい。通気口15の開口面積が必要以上に大きくなる
と、通気口15を通過する気流に旋回流を形成するに十
分な線速を付与することができず、結局、周方向旋回流
が有効に形成されず、現像剤の攪拌及びトナーの分離を
均一且つ十分に行うことが困難となる傾向があり、また
あまり小さいと、ユニットセル内に流入する気体流量が
小さすぎて、やはり現像剤の攪拌及びトナー分離が不十
分となる傾向がある。また図2において、円筒状側壁2
の内径(D,メッシュ4の有効内径に相当)と、通気口
15と円筒状側壁2との間隔(d)とは、d/Dが0.2
5以下の範囲にあるのが好ましい。通気口15が円筒状
側壁2からあまり離れた位置に形成されていると、通気
口15からの気流が軸方向への層流となりやすいからで
ある。
5を、軸対称に且つ螺旋状に形成するのがよい。複数の
通気口15を軸対称に、特に同一円周線上に配置するこ
とによって、現像剤収容空間5内にデッドスペースを形
成することなく、気流を導入することができ、また螺旋
状とすることにより、よどみのない旋回流を形成するこ
とができるからである。また図2において、通気口15
の数は2個で示されているが、現像剤の攪拌及びトナー
11の分離を行うに十分な量の旋回流が形成される限
り、その数は任意である。一般的には、通気口15の開
口面積の総和S1が、現像剤収容空間5の底面積S2
(メッシュ4の有効面積)に対して6.3乃至14.1%と
なるように、通気口15の数及び大きさを設定するのが
よい。通気口15の開口面積が必要以上に大きくなる
と、通気口15を通過する気流に旋回流を形成するに十
分な線速を付与することができず、結局、周方向旋回流
が有効に形成されず、現像剤の攪拌及びトナーの分離を
均一且つ十分に行うことが困難となる傾向があり、また
あまり小さいと、ユニットセル内に流入する気体流量が
小さすぎて、やはり現像剤の攪拌及びトナー分離が不十
分となる傾向がある。また図2において、円筒状側壁2
の内径(D,メッシュ4の有効内径に相当)と、通気口
15と円筒状側壁2との間隔(d)とは、d/Dが0.2
5以下の範囲にあるのが好ましい。通気口15が円筒状
側壁2からあまり離れた位置に形成されていると、通気
口15からの気流が軸方向への層流となりやすいからで
ある。
【0019】また、図3に示す如く、通気口15の内側
(現像剤収容空間5側)には、先端が上蓋3の内面とほ
ぼ平行に延びている羽根18を形成しておくことが好適
である。この羽根18が案内となって、周方向の旋回流
が形成されるからである。勿論、この羽根18は、各通
気口15から流入する気流が、同一方向の旋回流を形成
するように、同一方向を指向しているものである。この
ような羽根18は、上蓋3の通気口15を形成する部分
を、羽根18の根元となる部分を残して切断し、プレス
することにより容易に形成することができる。
(現像剤収容空間5側)には、先端が上蓋3の内面とほ
ぼ平行に延びている羽根18を形成しておくことが好適
である。この羽根18が案内となって、周方向の旋回流
が形成されるからである。勿論、この羽根18は、各通
気口15から流入する気流が、同一方向の旋回流を形成
するように、同一方向を指向しているものである。この
ような羽根18は、上蓋3の通気口15を形成する部分
を、羽根18の根元となる部分を残して切断し、プレス
することにより容易に形成することができる。
【0020】また本発明において、上述した旋回流を有
効に形成するためには、通気口15とメッシュ4との間
隔(高さH)と、現像剤収容空間5の底部内径(メッシ
ュ4の有効内径)Dとの比(H/D)が0.5乃至1.25
の範囲にあるのが好適である。この値が、上記範囲より
も大きいと、気流が垂直方向の層流となり易く、十分な
旋回流が形成されないばかりか、現像剤がメッシュ4に
引き付けられてしまい、攪拌効果も低下してしまう傾向
がある。また上記範囲よりも小さいと、やはり気流に十
分な線速が与えられず、旋回流の形成が不十分となり易
い。さらに、図1では、円筒状側壁2が実質上ストレー
ト形状で示されているが、これを下方にいくにしたがっ
て先細状となるようなテーパー形状(即ちロート形状)
とすることによって旋回流(渦流)による攪拌、分離効
果を高めることもできる。
効に形成するためには、通気口15とメッシュ4との間
隔(高さH)と、現像剤収容空間5の底部内径(メッシ
ュ4の有効内径)Dとの比(H/D)が0.5乃至1.25
の範囲にあるのが好適である。この値が、上記範囲より
も大きいと、気流が垂直方向の層流となり易く、十分な
旋回流が形成されないばかりか、現像剤がメッシュ4に
引き付けられてしまい、攪拌効果も低下してしまう傾向
がある。また上記範囲よりも小さいと、やはり気流に十
分な線速が与えられず、旋回流の形成が不十分となり易
い。さらに、図1では、円筒状側壁2が実質上ストレー
ト形状で示されているが、これを下方にいくにしたがっ
て先細状となるようなテーパー形状(即ちロート形状)
とすることによって旋回流(渦流)による攪拌、分離効
果を高めることもできる。
【0021】以上の例では、旋回流を形成するための通
気口15を上蓋3に形成した態様を示したが、かかる通
気口15は、円筒状側壁2に設けることもできる。この
場合には、デッドスペースが形成されないように、可及
的に上方に通気口15を設けることが好ましく、例えば
図1において、円筒状側壁2の把持部7の上側となる部
分に通気口15を設けることが好ましい。また円筒状側
壁2に通気口15を設ける場合においても、通気口15
の複数個を、軸対称で配置することが、周方向の旋回流
を形成する上で好ましく、さらには、図3で示したよう
な羽根18を通気口15に設けておくことが好ましい。
このような羽根18を設けた例を図4に示す。図4は、
円筒状側壁2に設けられた通気口15を拡大して示す側
断面図であり、この図に示されている様に、通気口15
の現像剤収容空間5側に羽根18が設けられている。即
ち、この羽根18は、図3の例と同様、気流の案内とし
て作用するものであり、周方向の旋回流が形成されるよ
うに、内方を指向している。
気口15を上蓋3に形成した態様を示したが、かかる通
気口15は、円筒状側壁2に設けることもできる。この
場合には、デッドスペースが形成されないように、可及
的に上方に通気口15を設けることが好ましく、例えば
図1において、円筒状側壁2の把持部7の上側となる部
分に通気口15を設けることが好ましい。また円筒状側
壁2に通気口15を設ける場合においても、通気口15
の複数個を、軸対称で配置することが、周方向の旋回流
を形成する上で好ましく、さらには、図3で示したよう
な羽根18を通気口15に設けておくことが好ましい。
このような羽根18を設けた例を図4に示す。図4は、
円筒状側壁2に設けられた通気口15を拡大して示す側
断面図であり、この図に示されている様に、通気口15
の現像剤収容空間5側に羽根18が設けられている。即
ち、この羽根18は、図3の例と同様、気流の案内とし
て作用するものであり、周方向の旋回流が形成されるよ
うに、内方を指向している。
【0022】本発明の測定装置では、以上説明したとお
り、周方向の旋回流を形成し得る通気口を備えたユニッ
トセルを用いることにより、単一の操作で、トナー濃度
T/Dと帯電量Q/Mとの同時測定が可能であり、トナ
ー濃度や組成が未知の現像剤から濃度及び帯電量の両方
を精度よく、測定できるという利点がある。
り、周方向の旋回流を形成し得る通気口を備えたユニッ
トセルを用いることにより、単一の操作で、トナー濃度
T/Dと帯電量Q/Mとの同時測定が可能であり、トナ
ー濃度や組成が未知の現像剤から濃度及び帯電量の両方
を精度よく、測定できるという利点がある。
【0023】図5は、トナー濃度(T/D)既知の二成
分系現像剤について、公知のカーボンアナライザー法
(▲)及び本発明の測定装置を用いての吸引法(□)で
トナー濃度を測定した結果(詳細は後述する例参照)を
示している。図5によると、サンプル濃度通りのトナー
濃度値が得られており、高精度であることがわかる。装
置及び操作の簡単さの点では、実用的に本発明が優れて
いることがわかる。
分系現像剤について、公知のカーボンアナライザー法
(▲)及び本発明の測定装置を用いての吸引法(□)で
トナー濃度を測定した結果(詳細は後述する例参照)を
示している。図5によると、サンプル濃度通りのトナー
濃度値が得られており、高精度であることがわかる。装
置及び操作の簡単さの点では、実用的に本発明が優れて
いることがわかる。
【0024】図6は、トナー濃度(T/D)既知の二成
分系現像剤について、公知のブローオフ法(▲)及び本
発明の測定装置を用いての吸引法(□)で帯電量を測定
した結果(詳細は後述する例参照)を示している。図6
では、トナー濃度変化に対する帯電量変化が、ブローオ
フ法と本発明の測定装置を用いた方法とでは全く逆の傾
向を示しているが、トナー濃度の低下がトナー帯電量の
増加を示していることからみて本発明の方が正しい傾向
を示していると考えられる。
分系現像剤について、公知のブローオフ法(▲)及び本
発明の測定装置を用いての吸引法(□)で帯電量を測定
した結果(詳細は後述する例参照)を示している。図6
では、トナー濃度変化に対する帯電量変化が、ブローオ
フ法と本発明の測定装置を用いた方法とでは全く逆の傾
向を示しているが、トナー濃度の低下がトナー帯電量の
増加を示していることからみて本発明の方が正しい傾向
を示していると考えられる。
【0025】ブローオフ法と本発明の測定装置を用いた
方法とは、トナーの分離に気流を利用するという点では
軌を一にしているが、ブローオフ法では用いるガス圧が
かなり高く、キャリア破壊が生じていることが確認され
ている。このキャリア破壊のために、剤によってはプラ
スまたはマイナスに余分な帯電が生じていると考えられ
る。これに対して、本発明では吸引を利用し、ブローオ
フ法の様にキャリヤ破壊を生じせしめるようなガス圧を
適用することなく、周方向旋回流(渦流)の発生によ
り、トナー分離が完全に行うものである。事実、電子顕
微鏡観察によっても、キャリア破壊が生じていないこと
が確認されている。
方法とは、トナーの分離に気流を利用するという点では
軌を一にしているが、ブローオフ法では用いるガス圧が
かなり高く、キャリア破壊が生じていることが確認され
ている。このキャリア破壊のために、剤によってはプラ
スまたはマイナスに余分な帯電が生じていると考えられ
る。これに対して、本発明では吸引を利用し、ブローオ
フ法の様にキャリヤ破壊を生じせしめるようなガス圧を
適用することなく、周方向旋回流(渦流)の発生によ
り、トナー分離が完全に行うものである。事実、電子顕
微鏡観察によっても、キャリア破壊が生じていないこと
が確認されている。
【0026】本発明の測定装置においては、吸引室の上
部に中空のユニットセル支持台を気密にしかも電気絶縁
状態で設け、この支持台上にユニットセルを着脱自在に
支持させる。この構成により、ユニットセル内への現像
剤の充填及び取り出し操作が容易に行われるばかりでは
なく、ユニットセルごと重量の測定も可能となり、ユニ
ットセルを支持台に載せるだけで吸引操作や電荷の測定
も可能となる。
部に中空のユニットセル支持台を気密にしかも電気絶縁
状態で設け、この支持台上にユニットセルを着脱自在に
支持させる。この構成により、ユニットセル内への現像
剤の充填及び取り出し操作が容易に行われるばかりでは
なく、ユニットセルごと重量の測定も可能となり、ユニ
ットセルを支持台に載せるだけで吸引操作や電荷の測定
も可能となる。
【0027】ユニットセル及び支持台を、仕事関数の差
が0.60eV以下の金属素材、特に同一の金属素材で
形成することにより電荷量を精度よく測定することが可
能となる。
が0.60eV以下の金属素材、特に同一の金属素材で
形成することにより電荷量を精度よく測定することが可
能となる。
【0028】
【実施例】本発明の測定装置の全体の配置の一例を示す
図7において、この装置は、測定用ユニット(装置本
体)20、本体コントロール部21、吸引ポンプ22、
電荷量計23及び天秤24から成っている。
図7において、この装置は、測定用ユニット(装置本
体)20、本体コントロール部21、吸引ポンプ22、
電荷量計23及び天秤24から成っている。
【0029】測定用ユニット20の詳細な構造を示す図
8において、このユニット20の下部には例えばステン
レススチール(SUS)から形成された台30が設けら
れ、台30上に同じくステンレススチールから形成され
たハウジング(シールドケース)31が設けられてい
る。このハウジング31内に、上部に開口した吸引室3
2が設けられ、この吸引室32はホース33を介して前
述した吸引ポンプ22に接続されている。また、この吸
引室32には気圧センサー34が配置されており、その
検出信号はケーブル35により前述した本体コントロー
ル部21に供給されるようになっている。吸引室32の
上部には、ユニットセル収容室36が設けられ、この収
容室36と吸引室32との境界部には、電極も兼ねるユ
ニットセル支持台37が設けられている。支持台37は
やはりステンレススチールで形成されていて、電気絶縁
性材料(樹脂)で形成された埋込みボルト38によりハ
ウジング31に固定されている。また、支持台37とハ
ウジング31の内壁面との間には、リング状の電気絶縁
材(シリコーンゴム)39が嵌込まれていて、支持台3
7は気密状態で且つ電気絶縁状態でユニット20に設け
られている。支持台37は、内部配線40、コネクター
41及びケーブル42を介して、前述した電荷量計23
に接続されている。ユニットセル収容室36の上部に
は、ヒンジ43を介して蓋44が開閉可能に設けられ、
この蓋44には埃よけ(400mesh)45を備えた通気
口46が設けられている。
8において、このユニット20の下部には例えばステン
レススチール(SUS)から形成された台30が設けら
れ、台30上に同じくステンレススチールから形成され
たハウジング(シールドケース)31が設けられてい
る。このハウジング31内に、上部に開口した吸引室3
2が設けられ、この吸引室32はホース33を介して前
述した吸引ポンプ22に接続されている。また、この吸
引室32には気圧センサー34が配置されており、その
検出信号はケーブル35により前述した本体コントロー
ル部21に供給されるようになっている。吸引室32の
上部には、ユニットセル収容室36が設けられ、この収
容室36と吸引室32との境界部には、電極も兼ねるユ
ニットセル支持台37が設けられている。支持台37は
やはりステンレススチールで形成されていて、電気絶縁
性材料(樹脂)で形成された埋込みボルト38によりハ
ウジング31に固定されている。また、支持台37とハ
ウジング31の内壁面との間には、リング状の電気絶縁
材(シリコーンゴム)39が嵌込まれていて、支持台3
7は気密状態で且つ電気絶縁状態でユニット20に設け
られている。支持台37は、内部配線40、コネクター
41及びケーブル42を介して、前述した電荷量計23
に接続されている。ユニットセル収容室36の上部に
は、ヒンジ43を介して蓋44が開閉可能に設けられ、
この蓋44には埃よけ(400mesh)45を備えた通気
口46が設けられている。
【0030】図7に戻って、本体コントロール部21の
操作パネル部には、電源スイッチ50、スタートボタン
51、ストップボタン52、吸引力調節つまみ53、デ
ジタル気圧計54及びタイマー55が設けられている。
操作パネル部には、電源スイッチ50、スタートボタン
51、ストップボタン52、吸引力調節つまみ53、デ
ジタル気圧計54及びタイマー55が設けられている。
【0031】スタートボタン51及びストップボタン5
2は、吸引ポンプ22を駆動して測定を開始し、且つ吸
引ポンプ22を停止して測定を終了させるものである。
タイマー55は、測定時間を設定し設定された測定時間
でポンプ22を停止させるものである。
2は、吸引ポンプ22を駆動して測定を開始し、且つ吸
引ポンプ22を停止して測定を終了させるものである。
タイマー55は、測定時間を設定し設定された測定時間
でポンプ22を停止させるものである。
【0032】吸引力調節つまみ53は、吸引ポンプ22
に供給する電力をトライアックによりコントロールする
ためのものである。一方、デジタル気圧計54は気圧セ
ンサー34(図8)により検出される気圧を表示するも
のであり、吸引力調節つまみ53を回動させることによ
り、吸引室32(図8)内の圧力を任意の値に設定する
ことができる。
に供給する電力をトライアックによりコントロールする
ためのものである。一方、デジタル気圧計54は気圧セ
ンサー34(図8)により検出される気圧を表示するも
のであり、吸引力調節つまみ53を回動させることによ
り、吸引室32(図8)内の圧力を任意の値に設定する
ことができる。
【0033】吸引ポンプ22は、吸引室32(図8)の
気圧を所定の圧力に減圧すると共に排出されるトナー粒
子を捕集するためのもので、真空度が300乃至120
0mm水柱で風量が0.01乃至1.00m3 /毎分で
且つトナー捕集用紙パックを備えたものが好適に使用さ
れる。本実施例で用いたポンプは、トナー用掃除機、よ
り具体的には(株)日立製作所製CV−TN95であ
る。
気圧を所定の圧力に減圧すると共に排出されるトナー粒
子を捕集するためのもので、真空度が300乃至120
0mm水柱で風量が0.01乃至1.00m3 /毎分で
且つトナー捕集用紙パックを備えたものが好適に使用さ
れる。本実施例で用いたポンプは、トナー用掃除機、よ
り具体的には(株)日立製作所製CV−TN95であ
る。
【0034】電荷量計23は、支持台電極37を介して
残留キャリアの電荷、従ってトナーの電荷を測定するた
めのものであり、測定レンジが最大20μCである電荷
量計が使用される。本実施例で用いた電荷量計は(株)
アドバンテスト製デジタルエレクトロメータTR865
2及びクーロンレンジエクステンダーR12601(測
定レンジの拡張時のみ必要)である。
残留キャリアの電荷、従ってトナーの電荷を測定するた
めのものであり、測定レンジが最大20μCである電荷
量計が使用される。本実施例で用いた電荷量計は(株)
アドバンテスト製デジタルエレクトロメータTR865
2及びクーロンレンジエクステンダーR12601(測
定レンジの拡張時のみ必要)である。
【0035】天秤24は、ユニットセル1ごと現像剤或
いは残留キャリアの重量を測定するものであって、吸引
されるトナー量が約0.01乃至0.05g程度の微量であ
るので、少数点以下4桁以上の精度を有するものであ
る。本実施例では読取限定0.1mgの(株)島津製作所
製上ざら電子天秤AEG−320を使用した。
いは残留キャリアの重量を測定するものであって、吸引
されるトナー量が約0.01乃至0.05g程度の微量であ
るので、少数点以下4桁以上の精度を有するものであ
る。本実施例では読取限定0.1mgの(株)島津製作所
製上ざら電子天秤AEG−320を使用した。
【0036】トナー濃度及び帯電量の測定に当って、測
定条件は、キャリアの種類、トナーの種類及び両者の組
合せによってもかなり相違するので一概に規定できない
が、標準的な条件として、吸引圧力は−6kPa乃至−
13kPa、吸引時間は20乃至60秒、現像剤サンプ
ル量は0.4乃至1.0gの範囲が適当である。また、メッ
シュ部の面積は3乃至20cm2 及び現像剤収容部の容
積は6乃至70cm3が適当である。更に、メッシュ4
の開口度は400メッシュ(タイラー標準)が適してい
る。即ち、減圧の程度が小さすぎたり或いは時間が短か
いと、トナーとキャリアの分離が不完全でトナー濃度T
/Dが低くでたり或いは帯電量Q/Mがバラついたりす
る傾向があり、逆に減圧の程度が高すぎたり或いは時間
が長すぎたりすと、キャリアの一部が剥れてT/Dが高
く出たり、セル内で余分な帯電を生じてQ/Mが変動す
る傾向がある。勿論、壊れやすいキャリアや分離しにく
いトナーを含有する現像剤については、減圧の程度や時
間を変化させて最適範囲を設定すべきことは言うまでも
ない。現像剤のサンプル量は、上記範囲よりも多いと装
置内でのトナー飛散が多くなり、一方、上記範囲よりも
少ないとトナー量が微小となって精度が低下するので好
ましくない。
定条件は、キャリアの種類、トナーの種類及び両者の組
合せによってもかなり相違するので一概に規定できない
が、標準的な条件として、吸引圧力は−6kPa乃至−
13kPa、吸引時間は20乃至60秒、現像剤サンプ
ル量は0.4乃至1.0gの範囲が適当である。また、メッ
シュ部の面積は3乃至20cm2 及び現像剤収容部の容
積は6乃至70cm3が適当である。更に、メッシュ4
の開口度は400メッシュ(タイラー標準)が適してい
る。即ち、減圧の程度が小さすぎたり或いは時間が短か
いと、トナーとキャリアの分離が不完全でトナー濃度T
/Dが低くでたり或いは帯電量Q/Mがバラついたりす
る傾向があり、逆に減圧の程度が高すぎたり或いは時間
が長すぎたりすと、キャリアの一部が剥れてT/Dが高
く出たり、セル内で余分な帯電を生じてQ/Mが変動す
る傾向がある。勿論、壊れやすいキャリアや分離しにく
いトナーを含有する現像剤については、減圧の程度や時
間を変化させて最適範囲を設定すべきことは言うまでも
ない。現像剤のサンプル量は、上記範囲よりも多いと装
置内でのトナー飛散が多くなり、一方、上記範囲よりも
少ないとトナー量が微小となって精度が低下するので好
ましくない。
【0037】本実施例では、測定を次の手順で行った。 1.ユニットセル重量を計量する。 …A[g] 2.ユニットセルにサンプルを入れる。 3.サンプルを入れたユニットセル重量を計量する。 …B[g] 4.ユニットセルを装置にセットする。 5.電荷量計のホールドを解除し、ゼロリセットする。 6.スタートボタンを押して吸引を開始する。 7.停止したら、電荷量計をホールドし、値を読みとる。 …C[μC] 8.ユニットセル重量を計量する。 …D[g] 9.ユニットセルを掃除する。
【0038】計算
【0039】また、ユニットセルとしては、内径D(メ
ッシュ有効内径に相当)及び高さHが30mmの円筒状
側壁(ステンレススチール製)に400メッシュステン
レススチール製のメッシュを図1に示す様に装着し、こ
れに、位置や大きさの異なる2個の通気口を備えた種々
のステンレン製上蓋(通気口の基本的な位置及び構造を
図2及び図3に示す通りであり、該通気口はステンレス
製メッシュでカバーされている)が取り付けられたもの
を使用した。用いたユニットセルのS1/S2(%)及
びd/Dの値は表1に示した。これらのユニットセルに
ついて、キャリアとトナーの吸引分離を試みた実験結果
を表1に示す。尚、測定条件としては、吸引圧力−9k
Pa、吸引時間30秒、サンプル現像剤量0.4〜1gと
した。表1中、○はトナーとキャリアが完全に分離した
もの、×は未分離のトナーがキャリアに残留したものを
示す。
ッシュ有効内径に相当)及び高さHが30mmの円筒状
側壁(ステンレススチール製)に400メッシュステン
レススチール製のメッシュを図1に示す様に装着し、こ
れに、位置や大きさの異なる2個の通気口を備えた種々
のステンレン製上蓋(通気口の基本的な位置及び構造を
図2及び図3に示す通りであり、該通気口はステンレス
製メッシュでカバーされている)が取り付けられたもの
を使用した。用いたユニットセルのS1/S2(%)及
びd/Dの値は表1に示した。これらのユニットセルに
ついて、キャリアとトナーの吸引分離を試みた実験結果
を表1に示す。尚、測定条件としては、吸引圧力−9k
Pa、吸引時間30秒、サンプル現像剤量0.4〜1gと
した。表1中、○はトナーとキャリアが完全に分離した
もの、×は未分離のトナーがキャリアに残留したものを
示す。
【0040】
【表1】
【0041】また、上記で用いたステンレス製の円筒状
側壁の代わりに、同じ大きさの透明アクリル樹脂製円筒
状側壁を使用し、これに、上記で用いた各上蓋を装着
し、現像剤を充填しないで、−9kPaの圧力で吸引を
行い、線香の煙を流して気流の観察を行った。表1の実
験で、トナーとキャリアの完全分離が確認された上蓋を
用いたものでは、渦流が観察されたが、そうでないもの
は、渦流はほとんど観察されなかった。
側壁の代わりに、同じ大きさの透明アクリル樹脂製円筒
状側壁を使用し、これに、上記で用いた各上蓋を装着
し、現像剤を充填しないで、−9kPaの圧力で吸引を
行い、線香の煙を流して気流の観察を行った。表1の実
験で、トナーとキャリアの完全分離が確認された上蓋を
用いたものでは、渦流が観察されたが、そうでないもの
は、渦流はほとんど観察されなかった。
【0042】また、三田工業株式会社製電子写真複写機
DC−2556用現像剤を使用し、トナー及び磁性キャ
リアを正確に計量して、ボールミル処理を行い、トナー
濃度が2乃至5%の二成分系現像剤を調製し、S1 /S
2 =5.8%、d/D=0.125の上蓋が装着されたユニッ
トセルを用い、表1の実験と同じ測定条件でトナー濃度
及び帯電量を測定した。比較のため、公知のカーボンア
ナライザー法によるトナー濃度の測定及びブローオフ法
によるトナー帯電量の測定も行った。得られた結果を図
5及び図6に示す。
DC−2556用現像剤を使用し、トナー及び磁性キャ
リアを正確に計量して、ボールミル処理を行い、トナー
濃度が2乃至5%の二成分系現像剤を調製し、S1 /S
2 =5.8%、d/D=0.125の上蓋が装着されたユニッ
トセルを用い、表1の実験と同じ測定条件でトナー濃度
及び帯電量を測定した。比較のため、公知のカーボンア
ナライザー法によるトナー濃度の測定及びブローオフ法
によるトナー帯電量の測定も行った。得られた結果を図
5及び図6に示す。
【0043】
【発明の効果】本発明の測定装置によれば、単一の吸引
操作で、短時間の内に、トナー濃度と帯電量の同時測定
が可能であるという利点が得られる。また、トナー濃度
及び帯電量を、簡単な手段で、しかも精度よく測定で
き、装置コスト及びランニングコストも安価であるとい
う利点も得られる。更に、換算式を必要としないので濃
度や組成等が全く未知の現像剤のトナー濃度を測定すべ
き、しかも濃度値はスペントトナーによって影響されな
いという効果がある。また更に、吸引による旋回流(渦
流)を利用するためキャリア破壊することなくトナー分
離が有効に行われるため、正確なトナー帯電量の測定が
可能となる。
操作で、短時間の内に、トナー濃度と帯電量の同時測定
が可能であるという利点が得られる。また、トナー濃度
及び帯電量を、簡単な手段で、しかも精度よく測定で
き、装置コスト及びランニングコストも安価であるとい
う利点も得られる。更に、換算式を必要としないので濃
度や組成等が全く未知の現像剤のトナー濃度を測定すべ
き、しかも濃度値はスペントトナーによって影響されな
いという効果がある。また更に、吸引による旋回流(渦
流)を利用するためキャリア破壊することなくトナー分
離が有効に行われるため、正確なトナー帯電量の測定が
可能となる。
【図1】本発明の測定原理を説明するための説明図であ
り、ユニットセルの構造を示す断面図である。
り、ユニットセルの構造を示す断面図である。
【図2】図1に示された上蓋の平断面図である。
【図3】図2に示されている通気口を拡大して示す側断
面図である。
面図である。
【図4】ユニットセルの円筒状側壁に通気口を設けた態
様において、その通気口を拡大して示す側断面図であ
る。
様において、その通気口を拡大して示す側断面図であ
る。
【図5】トナー濃度(T/D)既知の二成分系現像剤に
ついて、公知のカーボンアナライザー法(▲)及び本発
明の測定装置を用いての吸引法(□)でトナー濃度を測
定した結果を示すグラフである。
ついて、公知のカーボンアナライザー法(▲)及び本発
明の測定装置を用いての吸引法(□)でトナー濃度を測
定した結果を示すグラフである。
【図6】トナー濃度(T/D)が既知の二成分系現像剤
について、公知のブローオフ法及び本発明の測定装置を
用いて吸引法で帯電量を測定した結果を示すグラフであ
る。
について、公知のブローオフ法及び本発明の測定装置を
用いて吸引法で帯電量を測定した結果を示すグラフであ
る。
【図7】本発明の測定装置の全体を示す配置図である。
【図8】本発明の測定装置に用いる測定用ユニットの詳
細を示す断面図である。
細を示す断面図である。
1:ユニットセル 2:円筒状側壁 3:上蓋 4:メッシュ 15:通気口 17:気流 18:羽根 20:測定用ユ
ニット 21:本体コントロール部 22:吸引ポン
プ 23:電荷量計 24:天秤 30:台(ステンレススチール製) 31:ハウジン
グ 32:吸引室 34:気圧セン
サー 36:ユニットセル収容室 37:ユニット
セル支持台
ニット 21:本体コントロール部 22:吸引ポン
プ 23:電荷量計 24:天秤 30:台(ステンレススチール製) 31:ハウジン
グ 32:吸引室 34:気圧セン
サー 36:ユニットセル収容室 37:ユニット
セル支持台
Claims (4)
- 【請求項1】 下部にメッシュ及び上部乃至側壁に通気
口を有するユニットセルに二成分系現像剤を充填し、前
記メッシュを通して吸引することによりユニットセル内
に気流を発生させ、分離したトナーをメッシュを通して
ユニットセル外に排出し、排出前後の重量差よりトナー
濃度を、及び排出後の残電荷よりトナー帯電量を算出す
るトナー濃度及び帯電量の測定装置において、 前記通気口は、メッシュを通しての吸引により、ユニッ
トセル内に周方向の旋回流を形成し得るように設けられ
ており、該旋回流によって現像剤を攪拌しつつトナーを
吸引分離することを特徴とするトナー濃度及び帯電量の
測定装置。 - 【請求項2】 前記通気口が、ユニットセルの蓋部に軸
対称に複数個設けられている請求項1記載の測定装置。 - 【請求項3】 前記通気口が、ユニットセルの側壁部に
軸対称に複数個設けられている請求項1記載の測定装
置。 - 【請求項4】 内部に二成分系現像剤収容部を備え且つ
下部にメッシュを備えた測定用ユニットセルと、該ユニ
ットセルを収容保持するハウジングとから成るトナー濃
度及び帯電量測定用ユニットであって、 前記ハウジングは、前記ユニットセル収容室と、該収容
室の下方に位置し且つこれと連通している吸引室とを備
え、ユニットセル収容室の下部には、電極を兼ねるリン
グ状のユニットセル支持台がハウジング壁とは電気的に
絶縁して設けられており、 前記ユニットセルは、前記ユニットセル支持台上に保持
された状態において、前記吸引室からのメッシュを通し
ての吸引により、ユニットセル内に周方向の旋回流を形
成し得るような通気口が設けられており、該旋回流によ
って、ユニットセル内の現像剤中のトナーがメッシュを
通ってユニットセル外に排出されることを特徴とするト
ナー濃度及び帯電量測定用ユニット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12469696A JPH09304342A (ja) | 1996-05-20 | 1996-05-20 | 二成分系現像剤におけるトナー濃度及び帯電量測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12469696A JPH09304342A (ja) | 1996-05-20 | 1996-05-20 | 二成分系現像剤におけるトナー濃度及び帯電量測定装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09304342A true JPH09304342A (ja) | 1997-11-28 |
Family
ID=14891841
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12469696A Pending JPH09304342A (ja) | 1996-05-20 | 1996-05-20 | 二成分系現像剤におけるトナー濃度及び帯電量測定装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09304342A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103091567A (zh) * | 2013-02-05 | 2013-05-08 | 南京信息工程大学 | 一种空间电荷密度测量的仪器及方法 |
| CN103336184A (zh) * | 2013-05-31 | 2013-10-02 | 广东电网公司电力科学研究院 | 空间电荷密度测量装置 |
-
1996
- 1996-05-20 JP JP12469696A patent/JPH09304342A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103091567A (zh) * | 2013-02-05 | 2013-05-08 | 南京信息工程大学 | 一种空间电荷密度测量的仪器及方法 |
| CN103091567B (zh) * | 2013-02-05 | 2014-12-17 | 南京信息工程大学 | 一种空间电荷密度测量的仪器及方法 |
| CN103336184A (zh) * | 2013-05-31 | 2013-10-02 | 广东电网公司电力科学研究院 | 空间电荷密度测量装置 |
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