JPH09304596A - 放射性廃棄物の処分方法 - Google Patents
放射性廃棄物の処分方法Info
- Publication number
- JPH09304596A JPH09304596A JP8143515A JP14351596A JPH09304596A JP H09304596 A JPH09304596 A JP H09304596A JP 8143515 A JP8143515 A JP 8143515A JP 14351596 A JP14351596 A JP 14351596A JP H09304596 A JPH09304596 A JP H09304596A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- block
- bentonite
- blocks
- radioactive waste
- concrete
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
- 239000002901 radioactive waste Substances 0.000 title claims abstract description 36
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims abstract description 22
- 229910000278 bentonite Inorganic materials 0.000 claims abstract description 37
- 239000000440 bentonite Substances 0.000 claims abstract description 37
- SVPXDRXYRYOSEX-UHFFFAOYSA-N bentoquatam Chemical compound O.O=[Si]=O.O=[Al]O[Al]=O SVPXDRXYRYOSEX-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 37
- 239000004567 concrete Substances 0.000 claims abstract description 29
- 230000004888 barrier function Effects 0.000 claims abstract description 23
- 239000004570 mortar (masonry) Substances 0.000 claims abstract description 9
- 239000000463 material Substances 0.000 claims abstract description 8
- 238000007789 sealing Methods 0.000 abstract description 5
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 9
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 7
- 238000009412 basement excavation Methods 0.000 description 5
- 239000011435 rock Substances 0.000 description 5
- 238000010521 absorption reaction Methods 0.000 description 4
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 4
- 238000009415 formwork Methods 0.000 description 4
- 230000002787 reinforcement Effects 0.000 description 3
- 239000002699 waste material Substances 0.000 description 3
- 229910001294 Reinforcing steel Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000004568 cement Substances 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 239000000945 filler Substances 0.000 description 2
- 230000036571 hydration Effects 0.000 description 2
- 238000006703 hydration reaction Methods 0.000 description 2
- 239000002925 low-level radioactive waste Substances 0.000 description 2
- 238000002156 mixing Methods 0.000 description 2
- 239000011150 reinforced concrete Substances 0.000 description 2
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 2
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 2
- 230000008961 swelling Effects 0.000 description 2
- 239000011358 absorbing material Substances 0.000 description 1
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 1
- 230000000903 blocking effect Effects 0.000 description 1
- 238000005056 compaction Methods 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000003344 environmental pollutant Substances 0.000 description 1
- 238000009375 geological disposal Methods 0.000 description 1
- 239000003673 groundwater Substances 0.000 description 1
- 239000002927 high level radioactive waste Substances 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 238000002386 leaching Methods 0.000 description 1
- 239000008267 milk Substances 0.000 description 1
- 210000004080 milk Anatomy 0.000 description 1
- 235000013336 milk Nutrition 0.000 description 1
- 231100000719 pollutant Toxicity 0.000 description 1
- 239000011178 precast concrete Substances 0.000 description 1
- 230000005855 radiation Effects 0.000 description 1
- 238000012958 reprocessing Methods 0.000 description 1
- 239000004576 sand Substances 0.000 description 1
- 239000011378 shotcrete Substances 0.000 description 1
- 239000002893 slag Substances 0.000 description 1
- 239000002689 soil Substances 0.000 description 1
- 239000002915 spent fuel radioactive waste Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Underground Structures, Protecting, Testing And Restoring Foundations (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】放射性廃棄物の密封性の向上を図るとともにそ
の処分コストを低減する。 【解決手段】本発明に係る放射性廃棄物の処分方法は、
地盤内をほぼ円筒状に掘削し(ステップ101)、掘削
された壁面の内側に所定リフト分のベントナイトブロッ
クを配置し(103)、該ベントナイトブロックの内側
に地下サイロの構造体を構成するコンクリートブロック
を配置し(104)、該コンクリートブロックの内側に
バリアブロックを配置し(105)、該バリアブロック
の内側に放射性廃棄物を収容した容器を配置し(10
6)、前記ベントナイトブロック配置工程から前記容器
配置工程までの各工程を繰り返して前記ベントナイトブ
ロック、前記コンクリートブロック、前記バリアブロッ
クおよび前記容器を所定高さまで積層した後、前記容器
の周囲にモルタル等の充填材を充填する(107)。
の処分コストを低減する。 【解決手段】本発明に係る放射性廃棄物の処分方法は、
地盤内をほぼ円筒状に掘削し(ステップ101)、掘削
された壁面の内側に所定リフト分のベントナイトブロッ
クを配置し(103)、該ベントナイトブロックの内側
に地下サイロの構造体を構成するコンクリートブロック
を配置し(104)、該コンクリートブロックの内側に
バリアブロックを配置し(105)、該バリアブロック
の内側に放射性廃棄物を収容した容器を配置し(10
6)、前記ベントナイトブロック配置工程から前記容器
配置工程までの各工程を繰り返して前記ベントナイトブ
ロック、前記コンクリートブロック、前記バリアブロッ
クおよび前記容器を所定高さまで積層した後、前記容器
の周囲にモルタル等の充填材を充填する(107)。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、放射性廃棄物、特
に中レベル廃棄物の処分方法に関する。
に中レベル廃棄物の処分方法に関する。
【0002】
【従来の技術】再処理工場において使用済燃料から分離
されたいわゆる高レベル放射性廃棄物は、ガラス固化体
等の安全な形態に変換した後、30〜50年間冷却のた
めの貯蔵を行い、その後、地下数百mより深い地層中に
地層処分することが計画されている。
されたいわゆる高レベル放射性廃棄物は、ガラス固化体
等の安全な形態に変換した後、30〜50年間冷却のた
めの貯蔵を行い、その後、地下数百mより深い地層中に
地層処分することが計画されている。
【0003】一方、低レベル放射性廃棄物は、わが国で
は陸地にて処分する計画が進んでおり、具体的にはま
ず、地表近傍に鉄筋コンクリート製のピットを構築し、
その中にドラム缶詰めした廃棄体を8〜9段積みで収容
する。そして、蓋コンクリートを形成した後、数mの覆
土を行う。
は陸地にて処分する計画が進んでおり、具体的にはま
ず、地表近傍に鉄筋コンクリート製のピットを構築し、
その中にドラム缶詰めした廃棄体を8〜9段積みで収容
する。そして、蓋コンクリートを形成した後、数mの覆
土を行う。
【0004】ここで、低レベル廃棄物を陸地処分するた
めの濃度上限を越えるもの(中レベル廃棄物)について
は、深さ数十m程度の地盤内に地下サイロを建設し、そ
の中に廃棄体を収容することが検討されており、海外で
はすでに処分が開始されている。
めの濃度上限を越えるもの(中レベル廃棄物)について
は、深さ数十m程度の地盤内に地下サイロを建設し、そ
の中に廃棄体を収容することが検討されており、海外で
はすでに処分が開始されている。
【0005】かかる地下サイロに放射性廃棄物を処分す
るにあたっては、まず、地盤内を掘削して空洞を形成
し、次いで、該空洞内に地下サイロを構築し、次いで、
該サイロ内に放射性廃棄体を収容した容器を搬入し、最
後にサイロの内外にモルタル等を充填して一体化させ
る。
るにあたっては、まず、地盤内を掘削して空洞を形成
し、次いで、該空洞内に地下サイロを構築し、次いで、
該サイロ内に放射性廃棄体を収容した容器を搬入し、最
後にサイロの内外にモルタル等を充填して一体化させ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
地下サイロは、最終的にはモルタル等の充填によって周
囲の空洞と一体化されるものの、それまでは底部でのみ
空洞に支持されているにすぎず、地震時には、転倒や揺
動によって放射性廃棄物の容器が破損するおそれがあ
る。また、サイロ内にモルタルを充填した場合、マスコ
ンクリートとなって大量の水和熱が発生し温度ひび割れ
を発生させるおそれもあり、いずれにしても放射性廃棄
物の密封性が低下する懸念があった。
地下サイロは、最終的にはモルタル等の充填によって周
囲の空洞と一体化されるものの、それまでは底部でのみ
空洞に支持されているにすぎず、地震時には、転倒や揺
動によって放射性廃棄物の容器が破損するおそれがあ
る。また、サイロ内にモルタルを充填した場合、マスコ
ンクリートとなって大量の水和熱が発生し温度ひび割れ
を発生させるおそれもあり、いずれにしても放射性廃棄
物の密封性が低下する懸念があった。
【0007】また、地震による曲げ応力が地下サイロの
側壁に作用することを考えれば、その構造を鉄筋コンク
リートにせざるを得ないが、狭い地下空洞内で型枠建込
み、配筋、コンクリート打設、型枠撤去といった一連の
作業工程を進行させるのは煩雑で効率が悪く、その結
果、放射性廃棄物の処分コストが高くなるという問題も
生じていた。
側壁に作用することを考えれば、その構造を鉄筋コンク
リートにせざるを得ないが、狭い地下空洞内で型枠建込
み、配筋、コンクリート打設、型枠撤去といった一連の
作業工程を進行させるのは煩雑で効率が悪く、その結
果、放射性廃棄物の処分コストが高くなるという問題も
生じていた。
【0008】本発明は、上述した事情を考慮してなされ
たもので、放射性廃棄物の密封性の向上を図るとともに
その処分コストを低減可能な放射性廃棄物の処分方法を
提供することを目的とする。
たもので、放射性廃棄物の密封性の向上を図るとともに
その処分コストを低減可能な放射性廃棄物の処分方法を
提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る放射性廃棄物の処分方法は請求項1に
記載したように、地盤内をほぼ円筒状に掘削し、掘削さ
れた壁面の内側に所定リフト分のベントナイトブロック
を配置し、該ベントナイトブロックの内側に地下サイロ
の構造体を構成するコンクリートブロックを配置し、該
コンクリートブロックの内側にバリアブロックを配置
し、該バリアブロックの内側に放射性廃棄物を収容した
容器を配置し、前記ベントナイトブロック配置工程から
前記容器配置工程までの各工程を繰り返して前記ベント
ナイトブロック、前記コンクリートブロック、前記バリ
アブロックおよび前記容器を所定高さまで積層した後、
前記容器の周囲にモルタル等の充填材を充填するもので
ある。
め、本発明に係る放射性廃棄物の処分方法は請求項1に
記載したように、地盤内をほぼ円筒状に掘削し、掘削さ
れた壁面の内側に所定リフト分のベントナイトブロック
を配置し、該ベントナイトブロックの内側に地下サイロ
の構造体を構成するコンクリートブロックを配置し、該
コンクリートブロックの内側にバリアブロックを配置
し、該バリアブロックの内側に放射性廃棄物を収容した
容器を配置し、前記ベントナイトブロック配置工程から
前記容器配置工程までの各工程を繰り返して前記ベント
ナイトブロック、前記コンクリートブロック、前記バリ
アブロックおよび前記容器を所定高さまで積層した後、
前記容器の周囲にモルタル等の充填材を充填するもので
ある。
【0010】本発明に係る放射性廃棄物の処分方法にお
いては、掘削壁面の内側に配置されるベントナイト、そ
の内側に配置される地下サイロのコンクリート構造体お
よびその内側に配置されるバリア体を高さ方向に分割し
て複数のブロックとし、これらのブロックを放射性廃棄
物の収納容器とともに最下層から順次積み上げ、所定高
さまで積み上げた後、容器の周囲に充填材を充填する。
いては、掘削壁面の内側に配置されるベントナイト、そ
の内側に配置される地下サイロのコンクリート構造体お
よびその内側に配置されるバリア体を高さ方向に分割し
て複数のブロックとし、これらのブロックを放射性廃棄
物の収納容器とともに最下層から順次積み上げ、所定高
さまで積み上げた後、容器の周囲に充填材を充填する。
【0011】このようにすると、地下サイロの側壁は、
構築初期の段階からベントナイトブロックを介して掘削
壁面に側方支持されることとなり、水平方向に関して安
定な状態で構築が行なわれる。そのため、地震時におい
ても地下サイロが転倒若しくは揺動するおそれがなくな
る。
構築初期の段階からベントナイトブロックを介して掘削
壁面に側方支持されることとなり、水平方向に関して安
定な状態で構築が行なわれる。そのため、地震時におい
ても地下サイロが転倒若しくは揺動するおそれがなくな
る。
【0012】また、完成後においては、吸水によるベン
トナイトブロックの膨潤、掘削壁面の支保構造の緩み、
岩盤のクリープ等によって周囲から圧力が作用するが、
かかる圧力は、構造体内に円周方向の軸力を発生させる
にすぎない。
トナイトブロックの膨潤、掘削壁面の支保構造の緩み、
岩盤のクリープ等によって周囲から圧力が作用するが、
かかる圧力は、構造体内に円周方向の軸力を発生させる
にすぎない。
【0013】したがって、地下サイロの構造体には、構
築中であれ完成後であれ、ほとんど曲げ応力が発生しな
くなり、鉄筋による補強が必要なくなる。
築中であれ完成後であれ、ほとんど曲げ応力が発生しな
くなり、鉄筋による補強が必要なくなる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る放射性廃棄物
の処分方法の実施の形態について、添付図面を参照して
説明する。
の処分方法の実施の形態について、添付図面を参照して
説明する。
【0015】図1は、本実施形態に係る放射性廃棄物の
処分方法の手順を示したフローチャート、図2乃至図5
は、各工程の説明図である。これらの図でわかるよう
に、本実施形態に係る放射性廃棄物の処分方法において
は、まず、図2(a) に示すように地盤内を掘削してほぼ
円筒状の空洞1を形成する(図1、ステップ101)。
なお、本実施形態の処分方法が適用されるのは主として
岩盤であるが、ここでいう地盤には、岩盤以外に一般の
地盤をも含むものとする。
処分方法の手順を示したフローチャート、図2乃至図5
は、各工程の説明図である。これらの図でわかるよう
に、本実施形態に係る放射性廃棄物の処分方法において
は、まず、図2(a) に示すように地盤内を掘削してほぼ
円筒状の空洞1を形成する(図1、ステップ101)。
なお、本実施形態の処分方法が適用されるのは主として
岩盤であるが、ここでいう地盤には、岩盤以外に一般の
地盤をも含むものとする。
【0016】次に、掘削された壁面2にアンカー、吹付
けコンクリート等の支保工(図示せず)を必要に応じて
施し(ステップ102)、しかる後に図2(b) に示すよ
うに掘削壁面2の内側に最下層のベントナイトブロック
3を環状に配置する(ステップ103)。
けコンクリート等の支保工(図示せず)を必要に応じて
施し(ステップ102)、しかる後に図2(b) に示すよ
うに掘削壁面2の内側に最下層のベントナイトブロック
3を環状に配置する(ステップ103)。
【0017】ベントナイトブロック3は、ベントナイ
ト、砂および水を混合して加圧することによって形成が
可能であるが、吸水性を考慮してベントナイトの含有率
を10%以上とするとともに、運搬上の作業性を考慮し
て大きさを5m×3m、重量を10ton程度にするの
がよい。
ト、砂および水を混合して加圧することによって形成が
可能であるが、吸水性を考慮してベントナイトの含有率
を10%以上とするとともに、運搬上の作業性を考慮し
て大きさを5m×3m、重量を10ton程度にするの
がよい。
【0018】かかるベントナイトブロック3は、地下サ
イロ内に地下水が流入したり地下サイロ内の汚染物質が
周辺地盤に浸出したりするのを防止する止水材あるいは
吸水材として機能するものであり、ブロック状に形成す
ることによって取扱いや運搬が容易になるとともに、狭
隘な箇所での締め固め不足が原因で止水性や吸水性が不
均質となるのを未然に防止することができる。
イロ内に地下水が流入したり地下サイロ内の汚染物質が
周辺地盤に浸出したりするのを防止する止水材あるいは
吸水材として機能するものであり、ブロック状に形成す
ることによって取扱いや運搬が容易になるとともに、狭
隘な箇所での締め固め不足が原因で止水性や吸水性が不
均質となるのを未然に防止することができる。
【0019】次に、図3(a) に示すようにベントナイト
ブロック3の内側に地下サイロの構造体を構成するコン
クリートブロック4を配置する(ステップ104)。
ブロック3の内側に地下サイロの構造体を構成するコン
クリートブロック4を配置する(ステップ104)。
【0020】コンクリートブロック4は、ベントナイト
ブロック3の吸水による膨潤、掘削壁面2の支保構造の
緩み、地盤(岩盤)のクリープ等によって周囲から作用
する圧力を十分支持できるようにその厚みを適宜設定す
ればよい。なお、コンクリートブロック4には実質的に
曲げ応力が作用しないので、鉄筋補強は原則として必要
なくなり、無筋プレキャストコンクリートとして工場製
作することができる。
ブロック3の吸水による膨潤、掘削壁面2の支保構造の
緩み、地盤(岩盤)のクリープ等によって周囲から作用
する圧力を十分支持できるようにその厚みを適宜設定す
ればよい。なお、コンクリートブロック4には実質的に
曲げ応力が作用しないので、鉄筋補強は原則として必要
なくなり、無筋プレキャストコンクリートとして工場製
作することができる。
【0021】次に、図3(b) に示すようにコンクリート
ブロック4の内側にバリアブロック5を配置する(ステ
ップ105)。バリアブロック5は、放射性廃棄物から
放出される放射線を遮蔽する化学的バリアであり、放出
された核種を吸着可能な物質、例えば高炉スラグ材をセ
メントに大量に配合して形成するのがよい。
ブロック4の内側にバリアブロック5を配置する(ステ
ップ105)。バリアブロック5は、放射性廃棄物から
放出される放射線を遮蔽する化学的バリアであり、放出
された核種を吸着可能な物質、例えば高炉スラグ材をセ
メントに大量に配合して形成するのがよい。
【0022】次に、図4(a) に示すようにバリアブロッ
ク5の内側に放射性廃棄物、特に中レベルの放射性廃棄
物を収容した容器6を配置する(ステップ106)。
ク5の内側に放射性廃棄物、特に中レベルの放射性廃棄
物を収容した容器6を配置する(ステップ106)。
【0023】このように最下層の構築が終了したなら
ば、続いて次リフト分を同様に構築し、以下、ステップ
103〜106の各工程を繰り返してベントナイトブロ
ック3、コンクリートブロック4、バリアブロック5お
よび容器6を図4(b) に示すように所定高さまで順次積
み上げる。
ば、続いて次リフト分を同様に構築し、以下、ステップ
103〜106の各工程を繰り返してベントナイトブロ
ック3、コンクリートブロック4、バリアブロック5お
よび容器6を図4(b) に示すように所定高さまで順次積
み上げる。
【0024】次に、図4(c) に示すように容器6の周囲
にモルタル、セメントミルク等からなる充填材7を充填
し、地下サイロ内を一体化させる(ステップ107)。
にモルタル、セメントミルク等からなる充填材7を充填
し、地下サイロ内を一体化させる(ステップ107)。
【0025】以上説明したように、本実施形態に係る放
射性廃棄物の処分方法によれば、複数のコンクリートブ
ロック4からなる地下サイロは、構築初期の段階からベ
ントナイトブロック3を介して掘削壁面2に側方支持さ
れることとなり、水平方向に安定な状態で構築工事を行
うことができる。
射性廃棄物の処分方法によれば、複数のコンクリートブ
ロック4からなる地下サイロは、構築初期の段階からベ
ントナイトブロック3を介して掘削壁面2に側方支持さ
れることとなり、水平方向に安定な状態で構築工事を行
うことができる。
【0026】そのため、地震時に地下サイロが転倒若し
くは揺動し、さらにそれが原因で放射性廃棄物の容器が
破損するといった事態を未然に回避することができる。
くは揺動し、さらにそれが原因で放射性廃棄物の容器が
破損するといった事態を未然に回避することができる。
【0027】また、地下サイロの構造体および内部のバ
リア体をプレキャストブロックで構築するようにしたの
で、現場で打設されるコンクリートやモルタルは、放射
性廃棄物の容器の周囲にグラウトされるわずかな量で済
む。したがって、水和熱による温度ひび割れの発生を防
止することが可能となり、上述した地震時安定性の向上
と相まって放射性廃棄物の密封性の向上を図ることがで
きる。
リア体をプレキャストブロックで構築するようにしたの
で、現場で打設されるコンクリートやモルタルは、放射
性廃棄物の容器の周囲にグラウトされるわずかな量で済
む。したがって、水和熱による温度ひび割れの発生を防
止することが可能となり、上述した地震時安定性の向上
と相まって放射性廃棄物の密封性の向上を図ることがで
きる。
【0028】また、図5でわかるように、地下サイロ8
は、完成後においてはベントナイトブロック3の吸水に
よる膨潤、掘削壁面2の支保構造の緩み、地盤(岩盤)
のクリープ等によって周囲から圧力が作用するが、かか
る圧力は、構造体内に円周方向の軸力を発生させるにす
ぎない。また、構築途中において地震が発生したときで
あっても、上述したようにベントナイトブロックを介し
て空洞壁面に側方支持されるので、結局、地下サイロ8
の構造体には、構築中であれ完成後であれ、ほとんど曲
げ応力が発生しなくなり、鉄筋量を大幅に低減する、若
しくは無筋コンクリートとすることが可能となる。
は、完成後においてはベントナイトブロック3の吸水に
よる膨潤、掘削壁面2の支保構造の緩み、地盤(岩盤)
のクリープ等によって周囲から圧力が作用するが、かか
る圧力は、構造体内に円周方向の軸力を発生させるにす
ぎない。また、構築途中において地震が発生したときで
あっても、上述したようにベントナイトブロックを介し
て空洞壁面に側方支持されるので、結局、地下サイロ8
の構造体には、構築中であれ完成後であれ、ほとんど曲
げ応力が発生しなくなり、鉄筋量を大幅に低減する、若
しくは無筋コンクリートとすることが可能となる。
【0029】また、地下サイロの構造体をはじめ、ベン
トナイトや内部のバリア体をブロックで形成するように
したので、工場で製作された各ブロックを地下に搬入し
て組み立てるだけでよくなり、地下の狭い空洞内で型枠
設置、配筋、コンクリート打設、型枠撤去といった煩雑
な作業を行っていた従来に比べれば、作業性や品質が大
幅に改善される。そして、鉄筋量の低減効果と相まっ
て、最終的には、放射性廃棄物の処分コストを下げるこ
とが可能となる。
トナイトや内部のバリア体をブロックで形成するように
したので、工場で製作された各ブロックを地下に搬入し
て組み立てるだけでよくなり、地下の狭い空洞内で型枠
設置、配筋、コンクリート打設、型枠撤去といった煩雑
な作業を行っていた従来に比べれば、作業性や品質が大
幅に改善される。そして、鉄筋量の低減効果と相まっ
て、最終的には、放射性廃棄物の処分コストを下げるこ
とが可能となる。
【0030】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の放射性廃棄
物の処分方法は、地盤内をほぼ円筒状に掘削し、掘削さ
れた壁面の内側に所定リフト分のベントナイトブロック
を配置し、該ベントナイトブロックの内側に地下サイロ
の構造体を構成するコンクリートブロックを配置し、該
コンクリートブロックの内側にバリアブロックを配置
し、該バリアブロックの内側に放射性廃棄物を収容した
容器を配置し、前記ベントナイトブロック配置工程から
前記容器配置工程までの各工程を繰り返して前記ベント
ナイトブロック、前記コンクリートブロック、前記バリ
アブロックおよび前記容器を所定高さまで積層した後、
前記容器の周囲にモルタル等の充填材を充填するので、
放射性廃棄物の密封性の向上を図るとともにその処分コ
ストを低減することができる。
物の処分方法は、地盤内をほぼ円筒状に掘削し、掘削さ
れた壁面の内側に所定リフト分のベントナイトブロック
を配置し、該ベントナイトブロックの内側に地下サイロ
の構造体を構成するコンクリートブロックを配置し、該
コンクリートブロックの内側にバリアブロックを配置
し、該バリアブロックの内側に放射性廃棄物を収容した
容器を配置し、前記ベントナイトブロック配置工程から
前記容器配置工程までの各工程を繰り返して前記ベント
ナイトブロック、前記コンクリートブロック、前記バリ
アブロックおよび前記容器を所定高さまで積層した後、
前記容器の周囲にモルタル等の充填材を充填するので、
放射性廃棄物の密封性の向上を図るとともにその処分コ
ストを低減することができる。
【0031】
【図1】本実施形態に係る放射性廃棄物の処分方法の手
順を示したフローチャート。
順を示したフローチャート。
【図2】本実施形態に係る放射性廃棄物の処分方法を工
程順に説明した図であり、(a)は空洞形成直後の様子を
示した鉛直断面図およびA―A線に沿う水平断面図、
(b)は掘削壁面の内側にベントナイトブロックを配置し
た様子を示した鉛直断面図およびB―B線に沿う水平断
面図。
程順に説明した図であり、(a)は空洞形成直後の様子を
示した鉛直断面図およびA―A線に沿う水平断面図、
(b)は掘削壁面の内側にベントナイトブロックを配置し
た様子を示した鉛直断面図およびB―B線に沿う水平断
面図。
【図3】同じく本実施形態に係る処分方法の説明図であ
り、(a) はベントナイトブロックの内側にコンクリート
ブロックを配置した様子を示した鉛直断面図およびC―
C線に沿う水平断面図、(b) はコンクリートブロックの
内側にバリアブロックを配置した様子を示した鉛直断面
図およびD―D線に沿う水平断面図。
り、(a) はベントナイトブロックの内側にコンクリート
ブロックを配置した様子を示した鉛直断面図およびC―
C線に沿う水平断面図、(b) はコンクリートブロックの
内側にバリアブロックを配置した様子を示した鉛直断面
図およびD―D線に沿う水平断面図。
【図4】同じく本実施形態に係る処分方法の説明図であ
り、(a) はバリアブロックの内側に放射性廃棄物の容器
を配置した様子を示した鉛直断面図およびE―E線に沿
う水平断面図、(b) は以上の手順を繰り返して各ブロッ
クを積み重ねた様子を示した鉛直断面図、(c) は容器の
周囲に充填材を充填した様子を示した水平断面図。
り、(a) はバリアブロックの内側に放射性廃棄物の容器
を配置した様子を示した鉛直断面図およびE―E線に沿
う水平断面図、(b) は以上の手順を繰り返して各ブロッ
クを積み重ねた様子を示した鉛直断面図、(c) は容器の
周囲に充填材を充填した様子を示した水平断面図。
【図5】完成した地下サイロの作用を説明した図であ
り、(a)は鉛直断面図、(b)はF―F線に沿う水平断面
図。
り、(a)は鉛直断面図、(b)はF―F線に沿う水平断面
図。
1 空洞 2 掘削壁面 3 ベントナイトブロック 4 地下サイロの構造体を構成するコ
ンクリートブロック 5 バリアブロック 6 放射性廃棄物の容器 7 充填材 8 地下サイロ
ンクリートブロック 5 バリアブロック 6 放射性廃棄物の容器 7 充填材 8 地下サイロ
Claims (1)
- 【請求項1】 地盤内をほぼ円筒状に掘削し、掘削され
た壁面の内側に所定リフト分のベントナイトブロックを
配置し、該ベントナイトブロックの内側に地下サイロの
構造体を構成するコンクリートブロックを配置し、該コ
ンクリートブロックの内側にバリアブロックを配置し、
該バリアブロックの内側に放射性廃棄物を収容した容器
を配置し、前記ベントナイトブロック配置工程から前記
容器配置工程までの各工程を繰り返して前記ベントナイ
トブロック、前記コンクリートブロック、前記バリアブ
ロックおよび前記容器を所定高さまで積層した後、前記
容器の周囲にモルタル等の充填材を充填することを特徴
とする放射性廃棄物の処分方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8143515A JPH09304596A (ja) | 1996-05-14 | 1996-05-14 | 放射性廃棄物の処分方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8143515A JPH09304596A (ja) | 1996-05-14 | 1996-05-14 | 放射性廃棄物の処分方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09304596A true JPH09304596A (ja) | 1997-11-28 |
Family
ID=15340543
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8143515A Withdrawn JPH09304596A (ja) | 1996-05-14 | 1996-05-14 | 放射性廃棄物の処分方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09304596A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009013783A (ja) * | 2008-08-05 | 2009-01-22 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 坑道の施工方法および放射性廃棄物の処分方法 |
| JP2010091284A (ja) * | 2008-10-03 | 2010-04-22 | Kajima Corp | 放射性廃棄物処分場の廃棄体処分施設及び廃棄体処分方法 |
| JP2015129721A (ja) * | 2014-01-09 | 2015-07-16 | 国立大学法人 岡山大学 | 放射性廃棄物の埋設処理施設 |
| CN110274867A (zh) * | 2018-03-16 | 2019-09-24 | 中国辐射防护研究院 | 一种高放废物地质处置全尺寸工程屏障试验系统及方法 |
-
1996
- 1996-05-14 JP JP8143515A patent/JPH09304596A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009013783A (ja) * | 2008-08-05 | 2009-01-22 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 坑道の施工方法および放射性廃棄物の処分方法 |
| JP2010091284A (ja) * | 2008-10-03 | 2010-04-22 | Kajima Corp | 放射性廃棄物処分場の廃棄体処分施設及び廃棄体処分方法 |
| JP2015129721A (ja) * | 2014-01-09 | 2015-07-16 | 国立大学法人 岡山大学 | 放射性廃棄物の埋設処理施設 |
| CN110274867A (zh) * | 2018-03-16 | 2019-09-24 | 中国辐射防护研究院 | 一种高放废物地质处置全尺寸工程屏障试验系统及方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4861194A (en) | Waste disposal system | |
| JPH09304596A (ja) | 放射性廃棄物の処分方法 | |
| CN110400649A (zh) | 一种低中水平放射性废物岩洞处置的方法及结构 | |
| JP4356252B2 (ja) | 地層処分施設と処分坑道セグメント | |
| US5171483A (en) | Method for retrievable/permanent storage of hazardous waste materials | |
| RU2212720C1 (ru) | Способ длительного хранения оят в скважинах большого диаметра с трехслойной сталебетонной обсадкой | |
| JP4225245B2 (ja) | 地下坑道の止水構造 | |
| JPH10153696A (ja) | 高レベル放射性廃棄物の処分容器 | |
| JP4253783B2 (ja) | 地層処分施設とその施工法 | |
| Kuzmin et al. | Method for Radioactive Waste Disposal in Underground Mines | |
| JPS6221100A (ja) | 放射性廃棄物の地中処分方法 | |
| JP2003248086A (ja) | 埋設廃棄物の貯蔵方法 | |
| JP2002048900A (ja) | 高レベル放射性廃棄物地層処分の定置構造 | |
| KR101399295B1 (ko) | 방사성 폐기물 저장용 반지하 구조물 시공방법 | |
| JP7229086B2 (ja) | 放射性廃棄物の処分坑道構造、処分坑道構造の製造方法、及び処分坑道構造の維持方法 | |
| KR102414774B1 (ko) | 조립식 프리캐스트 와플 슬래브를 이용한 방사성폐기물 표층처분시설의 처분용기 적층 내력 확보 공법 | |
| JP3765124B2 (ja) | 放射性廃棄物の処分方法 | |
| EP1517337A1 (en) | Method for disposing of power station facility directly below the original location | |
| JP2002214394A (ja) | 地層処分施設とその施工法 | |
| JP2000131496A (ja) | 放射化コンクリートの保管方法および保管施設 | |
| JP3067642B2 (ja) | 地下構造物の構築方法 | |
| KR102510544B1 (ko) | 건설용 리프트를 이용한 방사성폐기물 표층처분시설 대형용기 장입 및 임시 개구부 폐쇄시공 공법 | |
| US20230178261A1 (en) | Constructing method for delaying corrosion of radioactive waste disposal container in concrete disposal vault | |
| Sorokin et al. | Technologies of radioactive waste disposal: European experience and trends | |
| KR102706456B1 (ko) | 방사성폐기물 표층처분시설 처분 드럼의 부유방지와 위치 고정을 위한 구속 장치 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030805 |