JPH09304597A - 放射性廃棄物処分用緩衝材 - Google Patents
放射性廃棄物処分用緩衝材Info
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- JPH09304597A JPH09304597A JP14515396A JP14515396A JPH09304597A JP H09304597 A JPH09304597 A JP H09304597A JP 14515396 A JP14515396 A JP 14515396A JP 14515396 A JP14515396 A JP 14515396A JP H09304597 A JPH09304597 A JP H09304597A
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Landscapes
- Processing Of Solid Wastes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 止水性能とガス抜き性能を兼備し得るように
する。 【解決手段】 地中岩盤2に形成された容器収容孔6と
処分用オーバーパック14とを隔てるために挿入される
緩衝材中に、膨潤性を有するベントナイトが40〜20
重量%、熱伝導率の高いケイ砂が40〜60重量%、鉄
粉が10〜20重量%含まれるようにする。
する。 【解決手段】 地中岩盤2に形成された容器収容孔6と
処分用オーバーパック14とを隔てるために挿入される
緩衝材中に、膨潤性を有するベントナイトが40〜20
重量%、熱伝導率の高いケイ砂が40〜60重量%、鉄
粉が10〜20重量%含まれるようにする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原子力発電プラン
トなどの原子炉において使用後の放射性廃棄物を、安定
した状態で地層処分することができるようにした放射性
廃棄物処分用緩衝材に関するものである。
トなどの原子炉において使用後の放射性廃棄物を、安定
した状態で地層処分することができるようにした放射性
廃棄物処分用緩衝材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】高・中・低放射性レベルの放射性廃棄物
(放射性廃液、放射性物質、使用済燃料等)は、放射能
レベル(高・中・低)毎に分類して、それらを該当する
専用の密封容器に収納して、保管、貯蔵するようにして
いる。
(放射性廃液、放射性物質、使用済燃料等)は、放射能
レベル(高・中・低)毎に分類して、それらを該当する
専用の密封容器に収納して、保管、貯蔵するようにして
いる。
【0003】放射性廃棄物を深地層内に収納処分して生
活圏から隔離するために、放射性廃棄物をガラス固化処
理した収納容器を、金属とセラミックス等のオーバーパ
ック材で囲むオーバーパック処理を施して地層処分場所
に搬入し、これらを処分孔の中に装填してその回りにベ
ントナイト等の緩衝材を充填した状態とする地層処分を
行なうようにしている。
活圏から隔離するために、放射性廃棄物をガラス固化処
理した収納容器を、金属とセラミックス等のオーバーパ
ック材で囲むオーバーパック処理を施して地層処分場所
に搬入し、これらを処分孔の中に装填してその回りにベ
ントナイト等の緩衝材を充填した状態とする地層処分を
行なうようにしている。
【0004】そして、上記緩衝材としては、膨潤性を有
するベントナイトを80〜90重量%、熱伝導率の高い
ケイ砂を10〜20重量%、混合してブロック状に固め
たものを使用することが検討されている。
するベントナイトを80〜90重量%、熱伝導率の高い
ケイ砂を10〜20重量%、混合してブロック状に固め
たものを使用することが検討されている。
【0005】上記緩衝材のブロックは、主成分であるベ
ントナイトが地下水を吸収して膨張することにより、オ
ーバーパックと緩衝材との隙間や、緩衝材と容器収容孔
との隙間をなくすと共に、ブロックの組織が緻密化して
地下水の侵入を阻止し、又、熱伝導率の高いケイ砂がオ
ーバーパックの熱を地中岩盤へ逃がすことにより、緩衝
材内に収容されたオーバーパックが高温化することを防
止するよう機能することが期待されている。
ントナイトが地下水を吸収して膨張することにより、オ
ーバーパックと緩衝材との隙間や、緩衝材と容器収容孔
との隙間をなくすと共に、ブロックの組織が緻密化して
地下水の侵入を阻止し、又、熱伝導率の高いケイ砂がオ
ーバーパックの熱を地中岩盤へ逃がすことにより、緩衝
材内に収容されたオーバーパックが高温化することを防
止するよう機能することが期待されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記成
分を有する緩衝材では、ベントナイトが膨潤されてブロ
ックが緻密化されると、オーバーパックが腐食した時に
発生するガス(還元性腐食による水素ガスなど)が地中
岩盤側へ抜ける経路がなくなってしまうことになり、オ
ーバーパックの周囲にガスが溜まって、ガスの圧力が高
くなった時に、ガスが抜けようとしてブロックに亀裂を
生じさせ、ブロックの止水性能を破壊してしまう可能性
がある。
分を有する緩衝材では、ベントナイトが膨潤されてブロ
ックが緻密化されると、オーバーパックが腐食した時に
発生するガス(還元性腐食による水素ガスなど)が地中
岩盤側へ抜ける経路がなくなってしまうことになり、オ
ーバーパックの周囲にガスが溜まって、ガスの圧力が高
くなった時に、ガスが抜けようとしてブロックに亀裂を
生じさせ、ブロックの止水性能を破壊してしまう可能性
がある。
【0007】本発明は、上述の実情に鑑み、止水性能と
ガス抜き性能を兼備し得るようにした放射性廃棄物処分
用緩衝材を提供することを目的とするものである。
ガス抜き性能を兼備し得るようにした放射性廃棄物処分
用緩衝材を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、地中岩盤に形
成された容器収容孔と処分用オーバーパックとを隔てる
ために挿入される緩衝材の成分を、膨潤性を有するベン
トナイトを40〜20重量%、熱伝導率の高いケイ砂を
40〜60重量%、鉄粉を10〜20重量%としたこと
を特徴とする放射性廃棄物処分用緩衝材にかかるもので
ある。
成された容器収容孔と処分用オーバーパックとを隔てる
ために挿入される緩衝材の成分を、膨潤性を有するベン
トナイトを40〜20重量%、熱伝導率の高いケイ砂を
40〜60重量%、鉄粉を10〜20重量%としたこと
を特徴とする放射性廃棄物処分用緩衝材にかかるもので
ある。
【0009】この場合において、ベントナイトと鉄粉の
粒径を数μm〜数十μmとし、ケイ砂の粒径を数十μm
〜百数十μmとしても良い。
粒径を数μm〜数十μmとし、ケイ砂の粒径を数十μm
〜百数十μmとしても良い。
【0010】上記手段によれば、以下のような作用が得
られる。
られる。
【0011】容器収容孔に処分用オーバーパックが収容
されると、容器収容孔と処分用オーバーパックとの間を
隔てる緩衝材製のブロックへの、地下水の浸透が進んで
行く。
されると、容器収容孔と処分用オーバーパックとの間を
隔てる緩衝材製のブロックへの、地下水の浸透が進んで
行く。
【0012】すると、緩衝材製のブロックは、膨潤性を
有するベントナイトを40〜20重量%含んでいるの
で、ベントナイトが地下水を吸収して膨潤し、容器収容
孔と緩衝材との隙間、及び、緩衝材と処分用オーバーパ
ックとの隙間がなくなり、且つ、ブロックの組織が緻密
化されて地下水の侵入を阻止する。
有するベントナイトを40〜20重量%含んでいるの
で、ベントナイトが地下水を吸収して膨潤し、容器収容
孔と緩衝材との隙間、及び、緩衝材と処分用オーバーパ
ックとの隙間がなくなり、且つ、ブロックの組織が緻密
化されて地下水の侵入を阻止する。
【0013】そして、緩衝材製のブロックは、鉄粉を1
0〜20重量%含んでいるので、地下水中に含まれる酸
素分(地下水はもともと還元性であり、酸素分をほとん
ど含まないものとされているが、地層内処分場の開削の
時に酸素が混入されたりする)によって鉄粉が酸化され
ることにより、地下水中に含まれる酸素分を使い尽くし
て、処分用オーバーパックが酸化腐食されるのを防止す
ると共に、酸化によって体積が膨張することにより、ブ
ロックの組織が更に緻密化されて地下水の侵入をより完
全に阻止する。
0〜20重量%含んでいるので、地下水中に含まれる酸
素分(地下水はもともと還元性であり、酸素分をほとん
ど含まないものとされているが、地層内処分場の開削の
時に酸素が混入されたりする)によって鉄粉が酸化され
ることにより、地下水中に含まれる酸素分を使い尽くし
て、処分用オーバーパックが酸化腐食されるのを防止す
ると共に、酸化によって体積が膨張することにより、ブ
ロックの組織が更に緻密化されて地下水の侵入をより完
全に阻止する。
【0014】更に、緩衝材製のブロックは、熱伝導率の
高いケイ砂を40〜60重量%含んでいるので、ケイ砂
が処分用オーバーパックの熱を地中岩盤へ逃がすことに
より、緩衝材内に収容された処分用オーバーパックが高
温化することを防止する。
高いケイ砂を40〜60重量%含んでいるので、ケイ砂
が処分用オーバーパックの熱を地中岩盤へ逃がすことに
より、緩衝材内に収容された処分用オーバーパックが高
温化することを防止する。
【0015】そして、数年と時間が経つうちに、緩衝材
製のブロックにしみこんだ地下水などにより処分用オー
バーパックは、非常に進行速度の遅い還元性の腐食を起
こすこととなり、還元性の腐食により水素ガスなどが発
生するが、緩衝材製のブロックは、ベントナイトや鉄粉
よりも1桁程度粒径を大きくしたケイ砂を40〜60重
量%と多量に含んでいるので、ベントナイトの膨潤や鉄
粉の体積膨張によって緻密化されたブロックの中にも、
ケイ砂の粒子によりブロックを構成する各粒子間に或る
程度の空隙を確保することが可能となり、処分用オーバ
ーパックの還元性の腐食によって発生した水素ガスなど
のガスを上記空隙に蓄えることが可能となる。
製のブロックにしみこんだ地下水などにより処分用オー
バーパックは、非常に進行速度の遅い還元性の腐食を起
こすこととなり、還元性の腐食により水素ガスなどが発
生するが、緩衝材製のブロックは、ベントナイトや鉄粉
よりも1桁程度粒径を大きくしたケイ砂を40〜60重
量%と多量に含んでいるので、ベントナイトの膨潤や鉄
粉の体積膨張によって緻密化されたブロックの中にも、
ケイ砂の粒子によりブロックを構成する各粒子間に或る
程度の空隙を確保することが可能となり、処分用オーバ
ーパックの還元性の腐食によって発生した水素ガスなど
のガスを上記空隙に蓄えることが可能となる。
【0016】これにより、処分用オーバーパックの還元
性の腐食によって発生した水素ガスの圧力でブロックに
亀裂が発生し、ブロックの止水性能が破壊することが防
止される。
性の腐食によって発生した水素ガスの圧力でブロックに
亀裂が発生し、ブロックの止水性能が破壊することが防
止される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
示例と共に説明する。
示例と共に説明する。
【0018】図1、図2は、本発明の実施の形態の一例
である。
である。
【0019】先ず、図1を用いて地層内処分場について
説明する。
説明する。
【0020】地上1から地下約1000m程度の位置に
ある地中岩盤2へ向けて縦穴3を掘削し、地中岩盤2
に、縦穴3の下端からほぼ水平方向へ拡がる容器収容空
間4を形成し、容器収容空間4の床面5に円筒状の容器
収容孔6を複数形成して地層内処分場7を構成する。
ある地中岩盤2へ向けて縦穴3を掘削し、地中岩盤2
に、縦穴3の下端からほぼ水平方向へ拡がる容器収容空
間4を形成し、容器収容空間4の床面5に円筒状の容器
収容孔6を複数形成して地層内処分場7を構成する。
【0021】そして、地上1に前記縦穴3を取囲むよう
に建屋8を設置すると共に、建屋8内にウインチなどの
巻取装置9を設け、巻取装置9に巻取られたワイヤロー
プ10の先端を縦穴3に昇降可能に配置された昇降機1
1へ接続して昇降機構12を構成する。
に建屋8を設置すると共に、建屋8内にウインチなどの
巻取装置9を設け、巻取装置9に巻取られたワイヤロー
プ10の先端を縦穴3に昇降可能に配置された昇降機1
1へ接続して昇降機構12を構成する。
【0022】又、前記容器収容空間4の天井部13に、
特に詳細には図示しないが、前後方向や左右方向などへ
移動することにより各容器収容孔6に対して処分用オー
バーパック14を搬送及び挿入可能な、天井クレーンな
どの挿入装置15を設け、昇降機構12と挿入装置15
との間に、処分用オーバーパック14を受け渡し可能な
搬送台車16などの受渡装置を設ける。
特に詳細には図示しないが、前後方向や左右方向などへ
移動することにより各容器収容孔6に対して処分用オー
バーパック14を搬送及び挿入可能な、天井クレーンな
どの挿入装置15を設け、昇降機構12と挿入装置15
との間に、処分用オーバーパック14を受け渡し可能な
搬送台車16などの受渡装置を設ける。
【0023】更に、容器収容孔6に地中岩盤2と処分用
オーバーパック14とを隔てるため緩衝材製のブロック
17を配置する。
オーバーパック14とを隔てるため緩衝材製のブロック
17を配置する。
【0024】そして、本発明では、ブロック17を構成
する緩衝材の成分を、膨潤性を有するベントナイトを4
0〜20重量%、熱伝導率の高いケイ砂を40〜60重
量%、鉄粉を10〜20重量%とする。
する緩衝材の成分を、膨潤性を有するベントナイトを4
0〜20重量%、熱伝導率の高いケイ砂を40〜60重
量%、鉄粉を10〜20重量%とする。
【0025】この際、ベントナイトと鉄粉は、粒径を数
μm〜数十μmとし、ケイ砂は、粒径をこれらより1桁
程度大きい、数十μm〜百数十μm、好ましくは、二十
μm〜三十μmとする。
μm〜数十μmとし、ケイ砂は、粒径をこれらより1桁
程度大きい、数十μm〜百数十μm、好ましくは、二十
μm〜三十μmとする。
【0026】尚、図中、18は容器収容孔6を閉止する
ための緩衝材製の収容孔蓋である。
ための緩衝材製の収容孔蓋である。
【0027】次に、作動について説明する。
【0028】放射性廃棄物をガラスに封入固化して成る
ガラス固化体を、地上にて処分用オーバーパック14に
収容する。
ガラス固化体を、地上にて処分用オーバーパック14に
収容する。
【0029】こうして処分用オーバーパック14ができ
たら、図1に示すように、処分用オーバーパック14を
昇降機構12の昇降機11に乗せ、ウインチなどの巻取
装置9を巻戻すことにより、地上1の建屋8から縦穴3
を介して地下約1000m程度の位置にある地中岩盤2
に形成された水平方向へ拡がる地層内処分場7の容器収
容空間4へ送る。
たら、図1に示すように、処分用オーバーパック14を
昇降機構12の昇降機11に乗せ、ウインチなどの巻取
装置9を巻戻すことにより、地上1の建屋8から縦穴3
を介して地下約1000m程度の位置にある地中岩盤2
に形成された水平方向へ拡がる地層内処分場7の容器収
容空間4へ送る。
【0030】そして、容器収容空間4へ送られた処分用
オーバーパック14を搬送台車16などの受渡装置で受
け取り、搬送台車16から天井クレーンなどの挿入装置
15へ受け渡す。
オーバーパック14を搬送台車16などの受渡装置で受
け取り、搬送台車16から天井クレーンなどの挿入装置
15へ受け渡す。
【0031】そして、処分用オーバーパック14を受け
取った天井クレーンなどの挿入装置15を前後方向や左
右方向などへ移動することにより目的とする容器収容孔
6の位置まで搬送し、容器収容孔6へ処分用オーバーパ
ック14を嵌入させる。
取った天井クレーンなどの挿入装置15を前後方向や左
右方向などへ移動することにより目的とする容器収容孔
6の位置まで搬送し、容器収容孔6へ処分用オーバーパ
ック14を嵌入させる。
【0032】ここで、容器収容孔6には、内部に予め、
ベントナイトを主成分とする緩衝材製のブロック17が
配置されており、容器収容孔6へ挿入された処分用オー
バーパック14が地中岩盤2から隔てられて保管される
ようになっている。
ベントナイトを主成分とする緩衝材製のブロック17が
配置されており、容器収容孔6へ挿入された処分用オー
バーパック14が地中岩盤2から隔てられて保管される
ようになっている。
【0033】そして、容器収容孔6に処分用オーバーパ
ック14を挿入したら、容器収容孔6に収容孔蓋18を
して、収容孔蓋18が容器収容空間4の床面5と面一に
なるようにする。
ック14を挿入したら、容器収容孔6に収容孔蓋18を
して、収容孔蓋18が容器収容空間4の床面5と面一に
なるようにする。
【0034】こうして容器収容孔6に処分用オーバーパ
ック14が収容されると、容器収容孔6と処分用オーバ
ーパック14との間を隔てる緩衝材製のブロック17へ
の、地下水の浸透が進んで行く。
ック14が収容されると、容器収容孔6と処分用オーバ
ーパック14との間を隔てる緩衝材製のブロック17へ
の、地下水の浸透が進んで行く。
【0035】すると、緩衝材製のブロック17は、膨潤
性を有するベントナイトを40〜20重量%含んでいる
ので、ベントナイトが地下水を吸収して膨潤し、容器収
容孔6と緩衝材との隙間、及び、緩衝材と処分用オーバ
ーパック14との隙間がなくなり、且つ、ブロック17
の組織が緻密化されて地下水の侵入を阻止する。
性を有するベントナイトを40〜20重量%含んでいる
ので、ベントナイトが地下水を吸収して膨潤し、容器収
容孔6と緩衝材との隙間、及び、緩衝材と処分用オーバ
ーパック14との隙間がなくなり、且つ、ブロック17
の組織が緻密化されて地下水の侵入を阻止する。
【0036】そして、緩衝材製のブロック17は、鉄粉
を10〜20重量%含んでいるので、地下水中に含まれ
る酸素分(地下水はもともと還元性であり、酸素分をほ
とんど含まないものとされているが、地層内処分場7の
開削の時に酸素が混入されたりする)によって鉄粉が酸
化されることにより、地下水中に含まれる酸素分を使い
尽くして、処分用オーバーパック14が酸化腐食される
のを防止すると共に、酸化によって体積が膨張すること
により、ブロック17の組織が更に緻密化されて地下水
の侵入をより完全に阻止する。
を10〜20重量%含んでいるので、地下水中に含まれ
る酸素分(地下水はもともと還元性であり、酸素分をほ
とんど含まないものとされているが、地層内処分場7の
開削の時に酸素が混入されたりする)によって鉄粉が酸
化されることにより、地下水中に含まれる酸素分を使い
尽くして、処分用オーバーパック14が酸化腐食される
のを防止すると共に、酸化によって体積が膨張すること
により、ブロック17の組織が更に緻密化されて地下水
の侵入をより完全に阻止する。
【0037】更に、緩衝材製のブロック17は、熱伝導
率の高いケイ砂を40〜60重量%含んでいるので、ケ
イ砂が処分用オーバーパック14の熱を地中岩盤2へ逃
がすことにより、緩衝材内に収容された処分用オーバー
パック14が高温化することを防止する。
率の高いケイ砂を40〜60重量%含んでいるので、ケ
イ砂が処分用オーバーパック14の熱を地中岩盤2へ逃
がすことにより、緩衝材内に収容された処分用オーバー
パック14が高温化することを防止する。
【0038】そして、数年と時間が経つうちに、緩衝材
製のブロック17にしみこんだ地下水などにより処分用
オーバーパック14は、非常に進行速度の遅い還元性の
腐食を起こすこととなり、還元性の腐食により水素ガス
などが発生するが、緩衝材製のブロック17は、ベント
ナイトや鉄粉よりも1桁程度粒径を大きくしたケイ砂を
40〜60重量%と多量に含んでいるので、ベントナイ
トの膨潤や鉄粉の体積膨張によって緻密化されたブロッ
ク17の中にも、ケイ砂の粒子によりブロック17を構
成する各粒子間に或る程度の空隙を確保することが可能
となり、処分用オーバーパック14の還元性の腐食によ
って発生した水素ガスなどのガスを上記空隙に蓄えるこ
とが可能となる。
製のブロック17にしみこんだ地下水などにより処分用
オーバーパック14は、非常に進行速度の遅い還元性の
腐食を起こすこととなり、還元性の腐食により水素ガス
などが発生するが、緩衝材製のブロック17は、ベント
ナイトや鉄粉よりも1桁程度粒径を大きくしたケイ砂を
40〜60重量%と多量に含んでいるので、ベントナイ
トの膨潤や鉄粉の体積膨張によって緻密化されたブロッ
ク17の中にも、ケイ砂の粒子によりブロック17を構
成する各粒子間に或る程度の空隙を確保することが可能
となり、処分用オーバーパック14の還元性の腐食によ
って発生した水素ガスなどのガスを上記空隙に蓄えるこ
とが可能となる。
【0039】これにより、処分用オーバーパック14の
還元性の腐食によって発生した水素ガスの圧力でブロッ
ク17に亀裂が発生し、ブロック17の止水性能が破壊
することが防止される。
還元性の腐食によって発生した水素ガスの圧力でブロッ
ク17に亀裂が発生し、ブロック17の止水性能が破壊
することが防止される。
【0040】尚、本発明は、上述の実施の形態にのみ限
定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲
内において種々変更を加え得ることは勿論である。
定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲
内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
止水性能とガス抜き性能を兼備させることができるよう
になるという優れた効果を奏し得る。
止水性能とガス抜き性能を兼備させることができるよう
になるという優れた効果を奏し得る。
【図1】本発明の実施の形態の一例にかかる地層内処分
場の概略側方断面図である。
場の概略側方断面図である。
【図2】図1の部分拡大図である。
2 地中岩盤 6 容器収容孔 14 処分用オーバーパック 17 緩衝材製のブロック
Claims (2)
- 【請求項1】 地中岩盤に形成された容器収容孔と処分
用オーバーパックとを隔てるために挿入される緩衝材の
成分を、膨潤性を有するベントナイトを40〜20重量
%、熱伝導率の高いケイ砂を40〜60重量%、鉄粉を
10〜20重量%としたことを特徴とする放射性廃棄物
処分用緩衝材。 - 【請求項2】 ベントナイトと鉄粉の粒径を数μm〜数
十μmとし、ケイ砂の粒径を数十μm〜百数十μmとし
た請求項1記載の放射性廃棄物処分用緩衝材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14515396A JPH09304597A (ja) | 1996-05-15 | 1996-05-15 | 放射性廃棄物処分用緩衝材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14515396A JPH09304597A (ja) | 1996-05-15 | 1996-05-15 | 放射性廃棄物処分用緩衝材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09304597A true JPH09304597A (ja) | 1997-11-28 |
Family
ID=15378657
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14515396A Pending JPH09304597A (ja) | 1996-05-15 | 1996-05-15 | 放射性廃棄物処分用緩衝材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09304597A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100817616B1 (ko) * | 2006-10-02 | 2008-03-31 | 한국원자력연구원 | 사용후핵연료의 완충 블록 및 이를 이용한 저장 시스템 |
| JP2008100154A (ja) * | 2006-10-18 | 2008-05-01 | Shimizu Corp | 埋設処分施設用の透気経路部材及び埋設処分施設 |
| JP2011075483A (ja) * | 2009-10-01 | 2011-04-14 | Hazama Corp | 放射性廃棄物地層処分用緩衝材及びこれを用いた人工バリアの構築方法 |
| JP2012255632A (ja) * | 2011-06-10 | 2012-12-27 | Asahi Kasei Homes Co | 伝熱充填材、及び地中熱交換装置 |
| KR102912363B1 (ko) * | 2025-07-21 | 2026-01-15 | 한국수력원자력 주식회사 | 소형 모듈형 원자로(smr) 원전 부지내 사용후핵연료 처분시스템 및 그 방법 |
-
1996
- 1996-05-15 JP JP14515396A patent/JPH09304597A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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