JPH09304693A - 硬性鏡対物光学系 - Google Patents

硬性鏡対物光学系

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JPH09304693A
JPH09304693A JP8121747A JP12174796A JPH09304693A JP H09304693 A JPH09304693 A JP H09304693A JP 8121747 A JP8121747 A JP 8121747A JP 12174796 A JP12174796 A JP 12174796A JP H09304693 A JPH09304693 A JP H09304693A
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JP
Japan
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lens
optical system
objective
cemented
image
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JP8121747A
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English (en)
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Tsutomu Takebayashi
勉 竹林
Naoki Hasegawa
直樹 長谷川
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B1/00Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor
    • A61B1/002Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor having rod-lens arrangements
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B23/00Telescopes, e.g. binoculars; Periscopes; Instruments for viewing the inside of hollow bodies; Viewfinders; Optical aiming or sighting devices
    • G02B23/24Instruments or systems for viewing the inside of hollow bodies, e.g. fibrescopes
    • G02B23/2407Optical details
    • G02B23/2423Optical details of the distal end

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  • Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 挿入部の外径が比較的細い、特に3mm程度
以下の硬性鏡において、組立条件による画質の劣化を防
止すると共に、組立性を向上させる。 【解決手段】対物レンズ2は、カバーガラス31、平凹
レンズ32、30°プリズム33、平凸の正レンズ34
及び接合レンズ35よりなり、カバーガラス31は、像
側に凹面をもち、アウターチューブ21に一体に形成さ
れた先端枠30に接着等により固定されている。そし
て、接合レンズ35の外径:φ=2.000; 接合レ
ンズ35の厚み:d=6.499; d/φ=3.25
0; 接合レンズ35の正レンズ38の硝路長:d1 =
1.633; 接合レンズ35の正レンズ38より後ろ
の硝路長:d2 =4.866である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は硬性鏡対物光学系、
更に詳しくは接合レンズの形状部分に特徴のある硬性鏡
対物光学系に関する。
【0002】
【従来の技術】体腔内に挿入し観察及び治療を行う医療
用硬性鏡が広く用いられており、例えば硬性鏡対物光学
系が種々開示されている。
【0003】すなわち、例えば特公平4−14324号
公報の硬性鏡対物光学系は、図19に示すように、物体
より順に負のレンズ群101、正のレンズ群102及び
凹面を物体側に向けたメニスカスレンズ103とから構
成されている。
【0004】この構成では、対物光学系で作られた空中
像104が、図示はしないが、後段のリレーレンズによ
り伝送され、接眼レンズ前に結像され、その像を接眼レ
ンズで拡大観察するようになっている。
【0005】この硬性鏡では、リレーレンズで発生した
負の方向の像面湾曲を前記メニスカスレンズ103の凹
作用により対物レンズで正方向に出し、硬性鏡観察光学
系全体の像面湾曲を補正している。
【0006】また、特開平5−288986号公報の硬
性鏡対物光学系は、図20に示すように、非球面を含む
負メニスカスレンズからなる前群発散系接合レンズ11
0を含む少なくとも2つのレンズ成分からなる後群収斂
系111で構成され、後段の接合レンズ112は3枚の
レンズを接合することより構成されている。
【0007】さらに、特開昭60−140312号公報
の硬性鏡対物光学系は、図21に示すように、レトロフ
ォーカスタイプの対物レンズ121と、この対物レンズ
121による像をリレーする屈折率分布型レンズ122
とから構成されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】現在、医療用硬性鏡の
適用分野である整形外科、産婦人科、泌尿器科では、挿
入部の外径が4mmの硬性鏡が主流となっており、この
ときレンズとしては、外径が3mm弱ものが使用されて
いる。また、硬性鏡は、接眼部に小型のCCDカメラを
取り付けてTVモニター上で診断することが主流となっ
ている。
【0009】このような硬性鏡は、患者の体内に挿入し
て使用するものであるため、患者の負担低減のため低侵
襲となるよう、より細径の硬性鏡、例えば挿入部の外径
が3mm程度、レンズ外径が2mm弱の硬性鏡等の開発
が望まれている。
【0010】硬性鏡の挿入部が細くなることによってレ
ンズ外径が細くなるが、レンズ外径の細径化は、一般に
種々の光学性能の劣化につながる。
【0011】すなわち、レンズ外径の細径化により、第
1に像の明るさの低下がある。像の明るさを保つため
に、外径の太い硬性鏡の光学系のレンズデータを係数倍
すれば、細い硬性鏡の光学系を実現できるが、全長が短
くなる。逆に、全長を確保するためはリレー回数を増や
すことになるが、レンズ枚数が増えるのでコストの面よ
り制限され、明るさは太い径の硬性鏡に比べ、暗いもの
となる。
【0012】第2に像の画質が劣化がある。硬性鏡のレ
ンズを支持する筒状メカ枠の内径公差とレンズの外径公
差は加工能力で決まりほぼ一定である。対物光学系の外
径が細くなればなるほどレンズと筒状メカ枠の隙間は相
対的に大きくなり、レンズの傾きが大きく発生すること
になる。レンズの傾きは、像の片ボケにつながり画質を
劣化させる。設計性能が十分であっても組立上、レンズ
の傾きにより像の片ボケを発生しやすく最終的な画質が
悪くなるという問題がある。
【0013】近年のCCDの性能向上に伴い、その感度
が向上し、上記の明るさの問題に関しては、挿入部の細
径化の余地が出てきている。しかし、従来の硬性鏡対物
光学系においては、上記の像の画質の劣化という問題が
解決できない。
【0014】すなわち、特公平4−14324号公報の
対物光学系をレンズ外径が2mm以下の場合に適用した
場合、正レンズ群やメニスカスレンズの肉厚が小さく傾
き易くなっており、画質の劣化の問題がある。また、レ
ンズが小さくなり、組み立て時の取扱いが難しく、組立
性が悪いという問題がある。
【0015】また、特開平5−288986号公報にお
いては、接合レンズの長さも短く、傾きやすくなってい
るので、特公平4−14324号公報と同様に画像の劣
化という問題がある。
【0016】さらに、特開昭60−140312号公報
では、ちょうど対物レンズの最終面に像があり、最終面
に付着した接着面のゴミが見やすいという組立上の問題
がある。また、接合レンズの長さも十分長いとは言え
ず、やはり、レンズの傾きによる画質劣化の問題があ
る。
【0017】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、挿入部の外径が比較的細い、特に3mm程度以
下の硬性鏡において、組立条件による画質の劣化を防止
すると共に、組立性を向上させることのできる硬性鏡対
物光学系を提供することを目的としている。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明の硬性鏡対物光学
系は、物体側から順に対物光学系、物体像を伝送するリ
レーレンズとよりなる硬性鏡観察光学系において、前記
対物光学系が物体側から順に、少なくとも1枚の負レン
ズからなる全体として負パワーの発散レンズ系と、像側
に凸面を持つ正レンズと、負の屈折力を持った物体側に
凹面を向けた接合面を持つ全体として正の屈折率を持つ
の接合レンズとで構成され、以下の条件式(1)、
(2)を満たすように構成される。
【0019】条件式:(1)2.5<d/φ<7 (2)2d1<d2 ただし、d及び、φは前記接合レンズ厚みと外径、d1
は前記接合レンズの前記接合面より前の硝路長、d2は
前記接合レンズの前記接合面より後ろの硝路長である。
【0020】本発明の硬性鏡対物光学系では、上記条件
式(1)、(2)を満たすことで、組立時のレンズの傾
きによる画質劣化を防ぎ、組立性を良くするため、接合
レンズを従来の接合レンズに比べ長くし、上記の問題を
解決し、挿入部の外径が比較的細い、特に3mm程度以
下の硬性鏡において、組立条件による画質の劣化を防止
すると共に、組立性を向上させることを可能とする。つ
まり、接合レンズを長く構成することにより、対物光学
系のレンズの配置される筒状メカ枠内での傾き角度が小
さくなり、レンズの傾きによる画質の劣化を防ぐと共
に、接合レンズが長くなることにより、組立時の取扱い
がしやすくなり、組立性を向上させることを可能とす
る。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態について述べる。
【0022】図1ないし図12は本発明の第1の実施の
形態に係わり、図1は硬性鏡の構成を示す断面図、図2
は図1の硬性鏡の先端の構成を示す断面図、図3は図2
の対物レンズの構成を示す構成図、図4は図1の硬性鏡
の収差状態を示す収差図、図5は図3の対物レンズの第
1の変形例の構成を示す構成図、図6は図5の対物レン
ズを備えた硬性鏡の収差状態を示す収差図、図7は図3
の対物レンズの第2の変形例の構成を示す構成図、図8
は図7の対物レンズを備えた硬性鏡の収差状態を示す収
差図、図9は図3の対物レンズの第3の変形例の構成を
示す構成図、図10は図9の対物レンズを備えた硬性鏡
の収差状態を示す収差図、図11は図3の対物レンズの
第4の変形例の構成を示す構成図、図12は図11の対
物レンズを備えた硬性鏡の収差状態を示す収差図であ
る。
【0023】本実施の形態の硬性鏡1は、図1に示すよ
うに、物体側(先端側)から順に大きく分けて、対物レ
ンズ2、例えば7つのリレーレンズ3(1)〜3(7)
が配設され、これらに併設してライトガイドファイバ4
が入った、実際に人体に挿入する部位である金属ででき
たアウタチューブと呼ばれる棒状部11と、棒状部11
の基端側部から延出し、前記ライトガイドファイバ4に
図示しない光源装置から発せられる照明光を入射させる
ために前記ライトガイドファイバ4を接続させるための
LGジョイント部12と、前記リレーレンズ3(7)の
基端面に光学的に接続され、接眼レンズ5、カバーガラ
ス6が入ったアイピース部7を持つ基部13とから構成
される。
【0024】前記硬性鏡1の棒状部11においては、図
2に示すように、外側より順に、構造部材がアウターチ
ューブ21、ファイバーチューブ22、システムチュー
ブ23で構成され、3重の構造となっている。
【0025】ファイバーチューブ22は、アウターチュ
ーブ21の中に挿入固定され、アウターチューブ21と
はさむ形で、前記ライトガイドファイバ4を固定してい
る筒状構造部材であって、このファイバーチューブ22
の中に前記システムチューブ23を挿入するようになっ
ている。
【0026】システムチューブ23は、対物レンズ2、
リレーレンズ3(1)〜3(7)からなる光学レンズを
入れる筒状構造部材であって、システムチューブ23に
対物レンズ2、リレーレンズ3(1)〜3(7)が挿入
されている。なお、対物レンズ2は、カバーガラスを除
く対物光学系を入れた対物枠と呼ばれる筒状枠に入れ固
定してからシステムチューブ23に入れることもある
が、本実施の形態では、対物枠を使わず対物レンズ2、
リレーレンズ3(1)〜3(7)をシステムチューブ2
3に直接挿入している。
【0027】硬性鏡対物光学系である対物レンズ2は、
カバーガラス31、平凹レンズ32、30°プリズム3
3、平凸の正レンズ34及び接合レンズ35よりなり、
カバーガラス31は、像側に凹面をもち、アウターチュ
ーブ21に一体に形成された先端枠30に接着等により
固定されている。なお、カバーガラス31は、例えばA
23を主成分としている。
【0028】図3に示すように、平凹レンズ32は、3
0°プリズム33上に接着されており、前記カバーガラ
ス31と合わせて発散レンズ系を形成している。
【0029】ここで、発散レンズ系のカバーガラス31
の次にある発散レンズ32の物体側の面に光軸から周辺
に向って徐々に曲率半径が小さくなるような非球面を使
用することにより、歪曲収差が減少し、周辺部で画像の
ゆがみの少ないまたはゆがみの無い光学系を実現するこ
とができる。
【0030】30°プリズム33は、カバーガラス31
及び平凹レンズ32からなる発散レンズ系からの光線が
入射する位置にある第1のプリズム36と、第1、第2
の反射面をもつ第2のプリズム37の2つのプリズムで
構成されている。30°プリズム33の反射面は、Al
反射コートで形成されている。なお、Al反射コートの
代わりに、多層膜の反射増加膜などで反射率を増やすと
いっそうとよい。そして、30°プリズム33は、平凸
の正レンズ34と接着されている。
【0031】接合レンズ35は、両凸の正レンズ38
と、凹平の棒状レンズ39と、平凸レンズ40からなっ
ている。なお、凹平の棒状レンズ39と平凸レンズ40
が一体に形成されていると組み立て性が良くなり、いっ
そうよい。
【0032】本実施の形態では、30°プリズム33と
一体化された正レンズ34と、接合レンズ35との間に
は、その間隔を出すための対物枠に接着される管状メカ
部材のスペーサ(間隔管)を持たず、システムチューブ
23に接着する。
【0033】すなわち、図2に戻り、システムチューブ
23には、小さな穴41が設けられ、この穴41に接着
剤を充填することで、システムチューブ23に直接、正
レンズ34と接合レンズ35とを接着している。
【0034】また、接合レンズ35の後には、リレーレ
ンズ3(1)との間隔を規定するスペーサ42が挿入さ
れ、以下、リレーレンズ3(2)〜3(7)がスペーサ
42と交互に挿入されている。
【0035】ここで、表1に本実施の形態の硬性鏡1の
レンズデータを、図4に収差図を示す。なお、対物レン
ズ2における各光学パラメータは、焦点距離:f=1.
000; 開口数:NA=0.087; 像高:Imh=
0.716; 物体距離=7.383; 視野角:2ω
=88°; 接合レンズ35の外径:φ=2.000;
接合レンズ35の厚み:d=6.499; d/φ=
3.250; 接合レンズ35の正レンズ38の硝路
長:d1 =1.633; 接合レンズ35の正レンズ3
8より後ろの硝路長:d2 =4.866; |f凹/f
|=0.524(発散レンズ35の焦点距離:f凹);
R1 /R2 =3.443(カバーガラス31の凹面の
曲率半径:R1、発散レンズ35の最も像側の曲率半
径:R2);Di/φ=1.132(接合レンズ35の
最も像側の面と対物光学系直後にできる像の間の距離:
Di)である。
【0036】
【表1】 S R D n ν 1 ∞ 0.2237 1.76820 71.79 2 1.8178 0.1678 1. 3 ∞ 0.2237 1.69680 55.53 4 0.5280 0.1678 1. 5 ∞ 1.4423 1.78590 44.19 6(瞳) ∞ 3.2224 1.78590 44.19 7 -2.1030 1.3535 1. 8 3.1926 1.6332 1.56873 63.16 9 -1.5538 4.3067 1.84666 23.78 10 ∞ 0.5593 1.84666 23.78 11 -8.0251 6.1171 1. 12 13.9840 1.1186 1.88300 40.78 13 ∞ 15.2022 1.51633 64.15 14 -3.3984 0.4475 1.59551 39.21 15 -7.0161 7.6402 1. 16 7.0161 0.4475 1.59551 39.21 17 3.3984 15.2022 1.51633 64.15 18 ∞ 1.1186 1.88300 40.78 19 -13.9840 1. なお、Sはレンズ面番号、Rはレンズ面の曲率半径、D
はレンズ面間の間隔、nは屈折率、νはアッベ数をそれ
ぞれ示す。また、S=12〜19がリレーレンズ3
(1)のレンズデータを示しており、S=19の後のレ
ンズ面番号に、リレーレンズ3(1)と同じレンズデー
タが、リレーレンズ3(2)〜3(7)のレンズデータ
として6回繰り返される。
【0037】以上のように、本実施の形態の硬性鏡1の
硬性鏡対物光学系である対物レンズ2においては、d/
φ=3.250、d1 =1.633、d2 =4.866
であって、 条件式:(1)2.5<d/φ<7 (2)2d1<d2 を満たしている。
【0038】レンズ外径に対して前記接合レンズが十分
長くして傾きにくくするときの条件を示す条件式(1)
において、d/φが条件式(1)の下限より小さくなる
と筒状枠内でのレンズの傾きが大きくレンズ偏芯による
画質の劣化の発生を防ぐことが難しい。
【0039】また、d/φが条件式(1)の上限を越え
ると、周辺光量の低下と収差補正上の問題がある。対物
光学系の直後の像位置を基準に発散レンズ系、正レンズ
の位置を変えずに接合レンズのみ短くした場合、接合レ
ンズの最も像側の面はフィールドレンズ面として作用
し、大きなパワーを持たないで像の方向から物体方向に
むかって光線追跡を行うと、光束は広がる方向であり、
途中に負のパワーを持つ接合面があるので、さらに広が
りプリズム内または前記正レンズの最も像側に近い面、
または接合レンズの最も物体像に近い面で光束のけられ
が発生し周辺光量の低下を起こす。
【0040】対物光学系の長さを短くしながら、つまり
接合レンズの最も像側の面と対物直後の像の距離を小さ
くしながら接合レンズを短くした場合は、負のパワーを
持つ接合面が像に近づくことになり、光束が十分広がら
ない位置で接合面に入射することになる。そのため球面
収差、コマ収差が十分補正できなくなる。
【0041】本実施の形態では、上記条件式(1)を満
たすことで、組立時のレンズの傾きによる画質劣化を防
ぎ、組立性を良くするため、接合レンズを従来の接合レ
ンズに比べ長くし、上記の問題を解決し、挿入部の外径
が比較的細い、特に3mm程度以下の硬性鏡において、
組立条件による画質の劣化を防止すると共に、組立性を
向上させることができる。
【0042】つまり、接合レンズを長く構成することに
より、対物光学系のレンズの配置される筒状メカ枠内で
の傾き角度が小さくなり、レンズの傾きによる画質の劣
化を防ぐと共に、接合レンズが長くなることにより、組
立時の取扱いがしやすくなり、組立性を向上させること
ができる。
【0043】また、条件式(2)の下限を超えると接合
面が像に近い位置に来ることになり、周辺像の光束が細
い位置で接合面に入射するため、コマ収差の補正が十分
できなくなる。
【0044】本実施の形態では、接合面の位置が接合レ
ンズの物体側に近い位置に有り十分収差を補正できる範
囲を示す条件式(2)を満たすことで、前記発散レンズ
系は強い負のパワーを持ち、曲率半径が小さくなるの
で、軸外上側光線が大きく曲げられ、コマ収差が発生す
るが、この収差を瞳に近いところにある負のパワーを持
つ接合面に近い位置に軸外光束の下側光線を面の周辺部
に入射させコマ収差の補正するので、画質の劣化を防止
することができる。
【0045】また、本実施の形態では、|f凹/f|=
0.524であり、 条件式: (3)0.4<|f凹/f|<0.7 を満たしている。
【0046】条件式(3)は対物光学系の発散レンズ系
と対物光学系全系の焦点距離の比を規定している。
【0047】この条件式(3)の上限を超えると、発散
レンズ系の焦点距離が長くなり、広角化しようとしたと
き、軸外の主光線を光軸に対しておきた角度で入射させ
ることが必要になり正レンズの最も像側の面などで光束
のけられが大きくなる。また、下限を超えると発散レン
ズ系の焦点距離が短くなりすぎて収差補正が難しく、組
立上偏心に影響されやすい光学系になる。
【0048】本実施の形態では、条件式(3)を満たす
ことで、上記問題を解決している。
【0049】また、本実施の形態では、R1 /R2 =
3.443であり、 条件式: (4)3<R1/R2<30 を満たしている。
【0050】条件式(4)はカバーガラスの最も物体側
の面で光線がけられないようにする為のR1とR2の比
を規定している。条件式(4)の下限を超えるとカバー
ガラスの凹面の曲率半径が小さくなり、偏心による片ボ
ケ調整が困難になり、組立上の問題を発生する恐れがあ
るが、本実施の形態では、条件式(4)を満たすことで
問題を解決している。
【0051】また、本実施の形態では、Di/φ=1.
132であり、 条件式: (5)0.4<Di/φ<1.5 を満たしている。
【0052】条件式(5)の下限を超えると、像とレン
ズ面が近付き、組立作業レンズ面にのったゴミが目立つ
という問題があり、ゴミなどが目立たないように、像位
置より離す必要がある。
【0053】逆に上限を超えると、一般に硬性鏡対物光
学系はテレセントリックであるため、すべての像高の主
光線は光軸にほぼ平行であり、従属光線はリレーで決ま
るNAで対物光学系後ろの像位置から物体側に向かって
広がっていくので周辺像の光束は接合レンズの最も像側
の面のレンズの縁でけられることになる。これにより周
辺の光量の低下が発生する。
【0054】本実施の形態では、条件式(5)を満たす
ことで、上記問題を解決している。
【0055】また、本実施の形態の硬性鏡1の硬性鏡対
物光学系である対物レンズ2においては、上述したよう
に、発散レンズ系が平凹のカバーガラス31と平凹レン
ズ32からなっているので、カバーガラス31の第1面
の光線高を下げることができ、組立上の誤差による像周
辺のけられを防ぐ効果がある。
【0056】さらに、正レンズ34と接合レンズ35の
間にスペーサを持たず、システムチューブ23に接着し
ているので、軸外光の光束のけられを減らすことがで
き、周辺光量の低下を防ぐ効果がある。
【0057】また、、硬性鏡1は、アウターチューブ2
1、ファイバーチューブ22、システムチューブ23の
3重構造で構成されているので、システムチューブ23
を外に出した状態で光学系の組立ができ、片ボケなどの
調整がしやすくでき、また修理も簡単に行えるという効
果がある。
【0058】なお、リレーレンズ3(n)(n=1〜
7)は、上記のレンズデータのリレーレンズに限らず、
例えば以下の表3に示すレンズデータを有するリレーレ
ンズでもよく、このリレーレンズを用いた第1の変形例
である硬性鏡の対物レンズ2の構成を図5に示し、図6
に第1の変形例の硬性鏡の収差図、表2に対物レンズ2
のレンズデータを示す。
【0059】なお、第1の変形例の対物レンズ2におけ
る各光学パラメータは、f=1.000; NA=0.
087; Imh=0.707; 物体距離=7.30
1;2ω=88°; φ=2.000; d=5.92
5; d/φ=2.962;d1 =1.652; d2
=4.273; |f凹/f|=0.554; R1 /
R2 =27.540; Di/φ=1.493である。
【0060】
【表2】 S R D n ν 1 ∞ 0.2212 1.76820 71.79 2 11.2724 0.1659 1. 3 ∞ 0.2212 1.69680 55.53 4 0.4093 0.1659 1. 5 ∞ 1.4279 1.78590 44.19 6(瞳) ∞ 3.1815 1.78590 44.19 7 -2.2376 0.4730 1. 8 2.9948 1.6522 1.56873 63.16 9 -1.6021 4.2729 1.84666 23.78 10 -6.8705 また、硬性鏡の第2の変形例として、表3に示すレンズ
データを有する硬性鏡でもよく、第2の変形例である硬
性鏡の対物レンズ2の構成を図7に示し、図8に第2の
変形例の硬性鏡の収差図を示す。
【0061】なお、対物レンズ2における各光学パラメ
ータは、f=1.000; NA=0.087; Imh
=0.561; 物体距離=8.852; 2ω=6
0.2°; φ=1.7; d=4.9783; d/
φ=2.928; d1 =0.9729; d2 =4.
005; |f凹/f|=0.536; Di/φ=
1.146である。
【0062】
【表3】 S R D n ν 1 ∞ 0.2629 1.76820 71.79 2 ∞ 0.1315 1. 3 ∞ 0.1735 1.77250 49.60 4 0.4137 0.2279 1. 5 ∞ 1.2533 1.78590 44.19 6(瞳) ∞ 2.3314 1.78590 44.19 7 -1.7161 1.2095 1. 8 2.4366 0.9729 1.56873 63.16 9 -1.3129 4.0054 1.84666 23.78 10 -8.0897 4.7093 1. 11 7.9855 0.8765 1.88300 40.78 12 ∞ 11.9111 1.51633 64.15 13 -2.6627 0.3506 1.59551 39.21 14 -5.4972 5.9862 1. 15 5.4972 0.3506 1.59551 39.21 16 2.6627 11.9111 1.51633 64.15 17 ∞ 0.8765 1.88300 40.78 18 -10.9567 1. なお、S=11〜18が第2の変形例のリレーレンズの
レンズデータを示しており、S=18の後のレンズ面番
号に、表1のS=12〜19に示したリレーレンズ3
(1)のレンズデータを対物レンズとリレーレンズの合
成焦点距離が1になるように係数倍したレンズデータ
が、リレーレンズ3(2)〜3(7)のレンズデータと
して6回繰り返される。
【0063】このような第2の変形例では、リレーレン
ズの最も物体側の面の曲率半径を小さくして他のリレー
レンズと非共通にしている。これにより軸外光の主光線
が物体側に向かって収束する形になり、軸外光線の従属
光線も光軸側へ角度を変えるので、接合玉の最も像側の
面でのけられを減らすことができ、像周辺の光量の低下
を防ぐ効果がある。
【0064】第2の変形例と同様に、リレーレンズの最
も物体側の面の曲率半径を小さくして他のリレーレンズ
と非共通にした第3の変形例または非共通にしていない
第4の変形例でもよく、第3及び第4の変形例としての
硬性鏡のレンズデータを表4及び表5に、このときの第
3及び第4の変形例である硬性鏡の対物レンズ2の構成
を図9及び図11に示し、図10及び図12に第3及び
第4の変形例の硬性鏡の収差図を示す。
【0065】なお、第3の変形例の対物レンズ2におけ
る各光学パラメータは、f=1.000; NA=0.
075; Imh=0.696; 物体距離=7.17
8;2ω=78°; φ=1.795; d=7.15
5; d/φ=4.046;d1 =1.024; d2
=6.238; |f凹/f|=0.48; Di/φ
=1.437である。
【0066】
【表4】 S R D n ν 1 ∞ 0.2175 1.76820 71.79 2 ∞ 0.1631 1. 3 ∞ 0.2175 1.88300 40.78 4 0.4241 0.1631 1. 5 ∞ 1.1598 1.78590 44.19 6(瞳) ∞ 3.2628 1.78590 44.19 7 -2.0393 0.2575 1. 8 2.9292 1.0239 1.56873 63.16 9 -1.8015 6.2379 1.84666 23.78 10 -13.2527 6.1309 1. 11 6.2315 16.1728 1.58913 61.18 12 ∞ 1.6670 1. 13 5.8339 0.9462 1.61272 58.75 14 -3.6576 2.3928 1.78800 47.39 15 3.6576 0.9462 1.61272 58.75 16 -5.8339 1.6770 1. 17 ∞ 16.1728 1.58913 61.18 18 -7.8330 7.5436 1. 19 7.8330 16.1728 1.58913 61.18 20 ∞ 1.6770 1. 21 5.8339 0.9462 1.61272 58.75 22 -3.6576 2.3928 1.78800 47.38 23 3.6576 0.9462 1.61272 58.75 24 -5.8339 1.6770 1. 25 ∞ 16.1728 1.58913 61.18 26 -7.8330 3.7718 1. なお、第3の変形例において、S=11〜18が第1の
リレーレンズのレンズデータを示しており、S=19〜
26が第2のリレーレンズのレンズデータを示してい
る。そして、S=26の後のレンズ面番号に、S=19
〜26の第2のリレーレンズと同じレンズデータが、リ
レーレンズ3(3)〜3(7)のレンズデータとして5
回繰り返される。
【0067】また、第4の変形例の対物レンズ2におけ
る各光学パラメータは、f=1.000; NA=0.
075; Imh=0.515; 物体距離=8.12
1;2ω=60°; φ=1.5; d=4.977;
d/φ=3.318; d1=0.836; d2 =
4.1411; |f凹/f|=0.646; Di/
φ=1.028である。
【0068】
【表5】 S R D n ν 1 ∞ 0.2412 1.76820 71.79 2 ∞ 0.1206 1. 3 ∞ 0.1608 1.69680 55.53 4 0.4503 0.1287 1. 5 ∞ 1.1177 1.78800 47.38 6(瞳) ∞ 2.5007 1.78800 47.38 7 -1.6074 0.4825 1. 8 2.4686 0.8363 1.56873 63.16 9 -1.2930 4.1411 1.84666 23.78 10 -6.4078 4.3317 1. 11 5.7911 11.9569 1.58913 61.18 12 ∞ 1.2399 1. 13 4.3132 0.6996 1.61272 58.75 14 -2.7042 1.769 1.78800 47.38 15 2.7042 0.6996 1.61272 58.75 16 -4.3132 1.2399 1. 17 ∞ 11.9569 1.58913 61.18 18 -5.7911 1. なお、S=11〜18が第4の変形例のリレーレンズの
レンズデータを示しており、S=18の後のレンズ面番
号に、表1のS=11〜19に示したリレーレンズ3
(1)と同じレンズデータが、リレーレンズ3(2)〜
3(7)のレンズデータとして6回繰り返される。
【0069】図13ないし図18は本発明の第2の実施
の形態に係わり、図13は硬性鏡の先端の構成を示す断
面図、図14は図13の対物枠の外観を示す斜視図、図
15は70°プリズムを備えた図13の対物レンズの変
形例の構成を示す構成図、図16は12°プリズムを備
えた図13の対物レンズの第1の変形例の構成を示す構
成図、図17は12°プリズムを備えた図13の対物レ
ンズの第2の変形例の構成を示す構成図、図18は12
°プリズムを備えた図13の対物レンズの第3の変形例
の構成を示す構成図である。
【0070】第2の実施の形態は、第1の実施の形態と
ほとんど同じであるので、異なる点のみ説明し、同一の
構成には同じ符号をつけ説明は省略する。
【0071】光学系レンズデータは実施例1と同じであ
る。
【0072】本実施の形態の硬性鏡の棒状部11は、先
端部では、図13に示すように、外側から順にアウター
チューブ21、ファイバーチューブ22、対物枠51で
構成されている。本実施の形態では、システムチューブ
は省略され、棒状部11はリレーレンズ部では2重の構
造となっている。
【0073】対物レンズ2のカバーガラス31は、フレ
ームと呼ばれる環状のメカ部材に固定された後、第1の
実施形態と同様に、アウターチューブ21に一体に形成
される先端枠30に接着等により固定されている。
【0074】対物光学系を構成するプリズム33、正レ
ンズ34及び接合レンズ35は、上記対物枠51に入れ
られ、対物枠51に設けられた穴52に接着剤を充填す
ることにより接着固定されている。
【0075】対物枠51の像側先端部は、リレーレンズ
3(1)に突き当てられ、リレーレンズ3(1)の位置
を規定するスペーサの役割を果たしている。
【0076】対物枠51の物体側先端部は、図14に示
すように、斜めのカット部53が設けられている。そし
て、対物枠51にあるプリズム33の光学系がその視野
方向を斜めカットの方向に対して所定の方向に向けられ
て設置されている。
【0077】具体的には、上側にある第1のプリズム3
6の上面または下側の第2のプリズム37との接合面と
方向が一致した断面をもつカット部53をつくり、その
斜めカット部53に一致するようプリズム33を回転さ
せ接着する。一方、先端枠30側にも同様の斜めのカッ
ト部を持つ対物枠受け部54があり、対物枠51を挿入
することによって先端枠30に取り付けられたカバーガ
ラス31の持つ光軸方向とプリズム33によって規定さ
れる光軸方向が一致するようになっている。
【0078】ここで、プリズム33では、接着固定され
ている平凹レンズ32以外の入射面が、例えば黒塗りさ
れており、平凹レンズ32以外からのプリズム33への
光の入射を防止している。なお、黒塗りに限らず、光遮
蔽板等を接着してもよく、平凹レンズ32以外からのプ
リズム33への光の入射を防止することが可能な構成と
すればよい。
【0079】その他の構成及び作用は第1の実施の形態
と同じであり、硬性鏡1のレンズデータ及び収差図は、
第1の実施の形態で示した表1及び図4と同じである。
【0080】このように本実施の形態では、第1の実施
の形態の効果に加え、対物レンズ1を挿入するだけで、
視野方向を所定の方向に向けることができ、組立性向上
の効果がある。
【0081】なお、図15に示すような70°プリズム
61を用いた対物レンズ2や、図16ないし図18に示
すような12°プリズム62を用いた対物レンズ2の場
合でも、同様な作用効果を得ることができる。
【0082】[付記] 1.物体側から順に対物光学系、物体像を伝送するリレ
ーレンズとよりなる硬性鏡観察光学系において、前記対
物光学系が物体側から順に、少なくとも1枚の負レンズ
からなる全体として負パワーの発散レンズ系と、像側に
凸面を持つ正レンズと、負の屈折力を持った物体側に凹
面を向けた接合面を持つ全体として正の屈折率を持つの
接合レンズとで構成され、以下の条件式(1)、(2)
を満たすことを特徴とする硬性鏡対物光学系。
【0083】条件式:(1)2.5<d/φ<7 (2)2d1<d2 ただし、d及び、φは前記接合レンズ厚みと外径、d1
は前記接合レンズの前記接合面より前の硝路長、d2は
前記接合レンズの前記接合面より後ろの硝路長である。
【0084】2.対物光学系のレンズ外径が2mm以下
であることを特徴とする付記項1に記載の硬性鏡対物光
学系。
【0085】3.前記発散レンズ系と正レンズの間に視
野方向を変更するためのプリズム光学系を設けたことを
特徴とする付記項1または2に記載の硬性鏡対物光学
系。
【0086】4.前記発散レンズ系が少なくとも物体側
の面が平面のカバーガラスを含むことを特徴とする付記
項1、2または3のいずれか1つに記載の硬性鏡対物光
学系。
【0087】付記項4の構成では、硬性鏡先端部に高温
高圧の水蒸気減菌に耐える材質でできたカバーガラスを
設けることで、硬性鏡を高温高圧の水蒸気減菌すること
を可能とする。
【0088】5.以下の条件(3)を満足することを特
徴とする付記項4に記載の硬性鏡対物光学系。
【0089】 条件式:(3)0.4<|f凹/f|<0.7 ただし、f凹は前記発散レンズ系の焦点距離、fは対物
光学系の焦点距離である。
【0090】6.前記発散レンズ系は、像側に凹面を向
けた負レンズのカバーガラスを含み、以下の条件式
(4)を満足することを特徴とする付記項5に記載の硬
性鏡対物光学系。
【0091】条件式:(4)3<R1/R2<30 ただし、R1はカバーガラスの凹面の曲率半径、R2は
発散レンズ系の最も像側の面の曲率半径である。
【0092】7.前記発散レンズ系にあるカバーガラス
はAl23を主成分とすることを特徴とする付記項4ま
たは6に記載の硬性鏡対物光学系。
【0093】8.前記接合レンズと対物光学系の直後に
できる像の距離が、以下の条件式(5)を満たすことを
特徴とする付記項4に記載の硬性鏡対物光学系。
【0094】条件式:(5)0.4<Di/φ<1.5 ただし、Diは接合レンズの最も像側の面と対物光学系
直後にできる像の間の距離、φは接合レンズの外径であ
る。
【0095】9.前記対物光学系は筒状の枠の中に配置
され、前記正レンズと前記接合レンズは前記筒状の枠に
接着されていること特徴とする付記項4または5に記載
の硬性鏡対物光学系。
【0096】10.対物枠の物体側先端部に斜めのカッ
ト部が設けられていることを特徴とする請求項2、4、
5または9のいずれか1つに記載の硬性鏡対物光学系。
【0097】
【発明の効果】以上説明したように本発明の硬性鏡対物
光学系によれば、条件式(1)、(2)を満たすので、
挿入部の外径が比較的細い、特に3mm程度以下の硬性
鏡において、組立条件による画質の劣化を防止すると共
に、組立性を向上させることができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る硬性鏡の構成
を示す断面図
【図2】図1の硬性鏡の先端の構成を示す断面図
【図3】図2の対物レンズの構成を示す構成図
【図4】図1の硬性鏡の収差状態を示す収差図
【図5】図3の対物レンズの第1の変形例の構成を示す
構成図
【図6】図5の対物レンズを備えた硬性鏡の収差状態を
示す収差図
【図7】図3の対物レンズの第2の変形例の構成を示す
構成図
【図8】図7の対物レンズを備えた硬性鏡の収差状態を
示す収差図
【図9】図3の対物レンズの第3の変形例の構成を示す
構成図
【図10】図9の対物レンズを備えた硬性鏡の収差状態
を示す収差図
【図11】図3の対物レンズの第4の変形例の構成を示
す構成図
【図12】図11の対物レンズを備えた硬性鏡の収差状
態を示す収差図
【図13】本発明の第2の実施の形態に係る硬性鏡の先
端の構成を示す断面図
【図14】図13の対物枠の外観を示す斜視図
【図15】70°プリズムを備えた図13の対物レンズ
の変形例の構成を示す構成図
【図16】12°プリズムを備えた図13の対物レンズ
の第1の変形例の構成を示す構成図
【図17】12°プリズムを備えた図13の対物レンズ
の第2の変形例の構成を示す構成図
【図18】12°プリズムを備えた図13の対物レンズ
の第3の変形例の構成を示す構成図
【図19】第1の従来例の硬性鏡対物光学系の構成を示
す構成図
【図20】第2の従来例の硬性鏡対物光学系の構成を示
す構成図
【図21】第3の従来例の硬性鏡対物光学系の構成を示
す構成図
【符号の説明】
1…硬性鏡 2…対物レンズ 3(1)〜3(7)…リレーレンズ 4…ライトガイドファイバ 5…接眼レンズ 6、31…カバーガラス 7…アイピース部 11…棒状部 12…LGジョイント部 13…基部 21…アウターチューブ 22…ファイバーチューブ 23…システムチューブ 30…先端枠 32…平凹レンズ 33…30°プリズム 34、38…正レンズ 35…接合レンズ 36…第1のプリズム 37…第2のプリズム 39…棒状レンズ 40…平凸レンズ 41…穴
【手続補正書】
【提出日】平成9年1月23日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】また、特開平5−288986号公報の硬
性鏡対物光学系は、図20に示すように、非球面を含む
負メニスカスレンズからなる前群発散系110と、接合
レンズを含む少なくとも2つのレンズ成分からなる後群
収斂系111で構成され、後段の接合レンズ112は3
枚のレンズを接合することより構成されている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図20
【補正方法】変更
【補正内容】
【図20】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物体側から順に対物光学系、物体像を伝
    送するリレーレンズとよりなる硬性鏡観察光学系におい
    て、 前記対物光学系が物体側から順に、少なくとも1枚の負
    レンズからなる全体として負パワーの発散レンズ系と、
    像側に凸面を持つ正レンズと、負の屈折力を持った物体
    側に凹面を向けた接合面を持つ全体として正の接合レン
    ズとで構成され、以下の条件式(1)、(2)を満たす
    ことを特徴とする硬性鏡対物光学系。 条件式:(1)2.5<d/φ<7 (2)2d1<d2 ただし、d及びφは前記接合レンズの厚みと外径、d1
    は前記接合レンズの前記接合面より前の硝路長、d2は
    前記接合レンズの前記接合面より後ろの硝路長である。
JP8121747A 1996-05-16 1996-05-16 硬性鏡対物光学系 Withdrawn JPH09304693A (ja)

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