JPH09304836A - 字幕投影装置 - Google Patents

字幕投影装置

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JPH09304836A
JPH09304836A JP8123835A JP12383596A JPH09304836A JP H09304836 A JPH09304836 A JP H09304836A JP 8123835 A JP8123835 A JP 8123835A JP 12383596 A JP12383596 A JP 12383596A JP H09304836 A JPH09304836 A JP H09304836A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 映画フィルムのプリント自体に何ら加工処理
を施すことなく映像に同期した字幕をスクリーンに投影
することができると共に、短時間で字幕投影のための準
備を行うことができる字幕投影装置を提供すること。 【解決手段】 映写機に装填された映画フィルムのコマ
数に応じて同期信号を発生する同期信号発生手段と、前
記同期信号に基づいてタイムコード信号を生成する信号
生成手段と、前記タイムコード信号を参照して字幕情報
をアウトラインフォント化してビデオ信号として出力す
る字幕情報出力手段と、前記ビデオ信号を入力して字幕
をスクリーンに投影する投影手段とを備え、映画の映像
に重ねて自動的に高品位な字幕をスクリーンに投影す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、映画の字幕を表示
するための字幕投影装置に関し、更に詳しくは映画フィ
ルム上に字幕を直接的に記録することなく、映画の映像
に重ねて字幕をスクリーン上に投影することのできる字
幕投影装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、国内における外国映画の上映に際
しては、鑑賞者のためにスクリーンの右側または下側に
日本語の字幕を映し出している。このためには、外国映
画のフィルムプリントの映像領域内の一部に直接字幕用
活字を記録し、映像と共に字幕をスクリーンに投影する
ものとなっている。この字幕の記録にあたっては、フィ
ルムプリントに化学的処理を施して記録する所謂「打ち
込み方式」が採用されている。この記録方式によれば、
先ず完成フィルムプリントの一部分(長手方向の1/3)
を化学薬品によって軟化させ、この軟化させた部分に活
字(腐食銅板)を打ち付けてフィルム上の膜面(エマル
ジョン)を物理的に破壊して字幕を記録する。
【0003】これに対して、特公平4−68609号公
報に開示されているように、映画フィルムプリント自体
に対して何ら処理を施すことなく、映像に重ねて字幕を
映し出す字幕投影装置がある。この装置は、映画の音声
信号に同期した同期信号を出力する同期信号再生手段
と、この同期信号に基づいて字幕フィルムに記録された
字幕を投影する投影手段とを備えて構成されている。
【0004】以下、この装置の動作について説明する。
先ず、通常の映写システムにより、字幕を除いた映像と
音声とが、映画フィルムから再生されて、字幕とは独立
に上映される。この映画の上映と平行して、字幕投影装
置が以下に説明するように動作して、字幕を映像の一部
に重ねてスクリーンに投影する。即ち、この装置を構成
する同期信号再生手段は、映画の上映に合わせて、カセ
ットテープなどの記録媒体に予め記録された同期信号を
再生して出力する。この記録媒体には、同期信号と共に
映画のサウンドトラックの音声信号がコピーされて記録
されており、この同期信号は記録媒体側に記録された音
声の内容と字幕の内容とが一致するように音声信号と同
期がとられて記録されている。字幕を投影する投影手段
は、記録媒体から再生された同期信号に基づいて、字幕
用ロールスライドフィルムに記録された字幕をスクリー
ンに投影する。
【0005】ここで、上映される映画の音声は、映画フ
ィルムの音声トラックから再生されるのに対し、スクリ
ーン上の字幕は記録媒体側の音声に同期して投影され
る。従って、スクリーンに投影される字幕の内容が映像
の内容と一致したものとするために、字幕投影装置が投
影する字幕と映画フィルムのサウンドトラックから再生
される音声との位相を合わせる必要がある。この位相合
わせは、操作員が先の記録媒体から再生される音声と映
画のサウンドトラックから再生される音声とを聞き比べ
て、これらの音声の位相が合うように同期信号の位相を
手動でコントロールして行う。また、従来の装置に装填
される字幕用ロールスライドフィルムは、作成原稿入
力、撮影原板作成、フィルム撮影、現像、字幕フィルム
編集等の多くの行程を経て作成される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述の「打
ち込み方式」によれば、字幕が打ち込まれたフィルムプ
リントは、字幕を打ち込む際に使用する化学薬品の影響
により、フィルム全体の色調が損なわれるという問題が
ある。また、フィルムの膜面を損傷させることによって
字幕を打ち込んでいるので、一旦フィルムに打ち込まれ
た字幕は訂正或いは削除することができず、このため、
字幕の打ち込み作業には細心の注意を払う必要があり、
作業性が極めて悪いという問題点がある。
【0007】さらに、特公平4−68609号公報に開
示された字幕投影装置によれば、フィルムプリントを直
接損傷させることがないという利点の反面、字幕と音声
との位相を適正に保つために、専門の操作員が上映の始
めから終わりまで拘束されるという問題がある。また、
この装置に使用する字幕用ロールスライドフィルムは前
述のように多くの行程を経て作成されるものであるた
め、その製作に時間を要すると共に製作経費を要すると
いう問題点がある。
【0008】このため、貴重な古典映画のフィルムや、
海外から貸与されそのまま返却しなければならないフィ
ルムに対しては、無字幕での上映を行なうか、或いは、
字幕用ロールスライドフィルムの製作に時間と経費を要
する特公平4−68609号公報に開示された装置によ
って対処せざるを得なかった。
【0009】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであり、映画フィルムのプリント自体に何ら加工
処理を施すことなく映像に同期した字幕をスクリーンに
投影することができると共に、操作者の手動によらずに
映像に同期した(音声の内容に一致した)字幕をスクリ
ーンに投影することができ、しかも多大な製作経費を要
することなく短時間で字幕投影のための準備を行うこと
ができる字幕投影装置を提供することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決達成するため、以下の構成を有する。請求項1記載の
発明にかかる字幕投影装置は、映写機に装填された映画
フィルムのコマ数に応じて同期信号を発生する同期信号
発生手段と、前記同期信号に基づいて前記コマ数をビデ
オフレーム数に変換してタイムコード信号を生成する信
号生成手段と、前記タイムコード信号を参照して前記映
画フィルムに同期した字幕情報をアウトラインフォント
化してビデオ信号として出力する字幕情報出力手段と、
前記ビデオ信号を入力してアウトラインフォント化され
た前記字幕情報をスクリーンに投影する投影手段とを備
えて構成されている。
【0011】請求項2記載の発明にかかる字幕投影装置
は、第1及び第2の映写機に装填された映画フィルムの
コマ数に応じてそれぞれ第1及び第2の同期信号を発生
する同期信号発生手段と、前記第1又は第2の同期信号
の何れかに基づいて前記コマ数をビデオフレーム数に変
換してタイムコード信号を出力する信号生成手段と、前
記タイムコード信号を参照して前記映画フィルムに同期
した字幕情報をアウトラインフォント化してビデオ信号
として出力する字幕情報出力手段と、前記ビデオ信号を
入力してアウトラインフォント化された前記字幕情報を
スクリーンに投影する投影手段とを備え、前記信号生成
手段が、前記映画フィルムの投影を前記第1の映写機か
ら前記第2の映写機に移行する場合において、前記第1
の同期信号に基づいて出力されるタイムコード信号の後
に無信号期間を挟んで前記第2の同期信号に基づいたタ
イムコード信号を出力するように構成されている。
【0012】請求項3記載の発明にかかる字幕投影装置
は、請求項1または2に記載の字幕投影装置において、
字幕投影手段に代えて、字幕情報を観客席側に備えられ
た液晶ディスプレイなどの表示装置に表示する字幕表示
手段を備えて構成されている。
【0013】請求項4記載の発明にかかる字幕投影装置
は、請求項1から請求項3の何れかに記載の字幕投影装
置の同期信号発生手段が、映画フィルムを送給する映写
機のスプロケットの回転角を検出するセンサ又は映画フ
ィルムの送り穴を光学的に検出するセンサを備え、前記
センサの何れかの検出結果に基づいて第1又は第2の同
期信号を発生するように構成されている。
【0014】上記構成を有する本発明に係る字幕投影装
置は、以下のように作用する。即ち、請求項1に記載の
発明に係る字幕投影装置によれば、同期信号発生手段
は、例えば1コマに対して5パルスを発生して、映写機
に装填された映画フィルムのコマの送給数に応じたパル
ス数を有する同期信号を発生する。信号生成手段は、例
えば24コマに対して30のビデオフレームが割り当て
られる場合、前記同期信号発生手段が発生した同期信号
に基づき、30分の24コマの送給に対してビデオ信号
の1フレームを割り当てて、前記コマ数をビデオフレー
ム数に変換し、ビデオフレーム毎にタイムコード信号を
生成する。字幕情報出力手段は、信号生成手段が生成す
るビデオフレーム毎のタイムコード信号を参照して、映
画フィルムの送給に同期した字幕情報をアウトラインフ
ォント化して前記ビデオ信号として出力する。投影手段
は、字幕情報手段が出力するビデオ信号を入力して字幕
をスクリーンに投影する。
【0015】また、請求項2に記載の発明に係る字幕投
影装置によれば、同期信号発生手段、信号生成手段、字
幕情報出力手段及び投影手段のそれぞれは、請求項1に
記載の各手段と同様に作用するが、映画フィルムの投影
を第1の映写機から第2の映写機に移行する場合におい
て、信号生成手段は以下のように作用する。即ち、この
場合、信号生成手段は、第1の映写機に装填された映画
フィルムのコマ数に応じて発生された第1の同期信号に
基づいて出力されるタイムコード信号を出力した後、無
信号期間を設け、この無信号期間の後に第2の映写機に
装填された映画フィルムのコマ数に応じて発生された第
2の同期信号に基づいてタイムコード信号を出力する。
【0016】さらに、請求項3に記載の発明に係る字幕
投影装置によれば、請求項1又は請求項2に記載の字幕
投影装置において、観客席側に備えられた液晶ディスプ
レイなどの表示装置を備えた字幕表示手段が、字幕情報
出力手段が出力するビデオ信号を入力して字幕を表示す
る。
【0017】さらにまた、請求項4に記載の発明に係る
字幕投影装置によれば、請求項1から請求項3に記載の
字幕投影装置の同期信号発生手段が備えるセンサは、映
写機のスプロケットの回転角または映画フィルムの送り
穴を検出する。同期信号発生手段は、このセンサの検出
結果に基づいて第1または第2の同期信号を発生する。
映画フィルムの送り穴の検出は、光学的なセンサを用い
て非接触状態で検出する。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図4を参照して本発
明の実施の形態にかかる字幕投影装置について説明す
る。ここで、図1は本実施形態に係る字幕投影装置の構
成を表すブロック図であり、また、図2は本実施形態の
装置において生成されるタイムコード信号と映画フィル
ムとの関係を説明するための説明図であり、さらに、図
3及び図4は、本実施形態の装置の動作を説明するため
のタイミングチャートである。
【0019】図1に示す本実施形態の字幕投影装置は、
映写機FPa及びFPbに装填された映画フィルムのコ
マ数に応じてそれぞれ同期信号φa及びφbを発生する同
期信号発生部(同期信号発生手段)1a及び1bと、該
同期信号φa及びφbに基づいて映画フィルムのコマ数に
対応したタイムコード信号TCを生成して出力するタイ
ムコード信号生成部(信号生成手段)2と、該タイムコ
ード信号TCを参照して後述する字幕コード信号JCを
生成して出力する字幕コード信号生成部7と、該字幕コ
ード信号JCに基づいて映画フィルムに同期した字幕情
報をアウトラインフォント化してビデオ信号SVIDEO
して出力するビデオ信号生成部11と、該ビデオ信号S
VIDEOを入力してアウトラインフォント化された字幕情
報をスクリーンSCに投影するビデオプロジェクタ17
(投影手段)とから構成されている。
【0020】また、字幕コード信号生成部7及びビデオ
信号生成部11は字幕情報出力部18(字幕情報出力手
段)を構成し、該字幕情報出力部18は、タイムコード
信号生成部2からタイムコード信号TCを入力して、ビ
デオプロジェクタ17に対しビデオ信号SVIDEOを出力
するものとなる。なお、本実施形態の装置が備える同期
信号発生部1a及び1bは、それぞれ映写機1号機FP
a及びFPbのスプロケットの回転角を検出して、この
回転角に応じたパルス信号を発生するエンコーダを備え
て構成されているものとして説明するが、例えば映写機
に装填された映画フィルムの送り穴を光学的なセンサで
検出してパルス信号を発生する手段を用いて構成しても
よい。
【0021】ここで、タイムコード信号生成部2は、同
期信号発生部1a及び1bからそれぞれ同期信号φa
びφbを入力し、この同期信号のパルス数をカウントし
て内部で発生する切替信号S1に基づいて同期信号φa
及びφbのそれぞれを後述するタイミングで出力する同
期信号ゲートシーケンサ3と、該同期信号φa及びφb
らフレーム信号φfa及びφfbをそれぞれ生成するインタ
ーフェース4a及び4bと、該フレーム信号φfa及びφ
fbに基づいてタイムコード信号TCa及びTCbをそれ
ぞれ生成するタイムコード信号生成部5a及び5bと、
該タイムコード信号TCa又はTCbを同期信号ゲート
シーケンサ3から与えられる切替信号S2に基づいて選
択してタイムコード信号TCとして出力する出力切替シ
ーケンサ6とから構成されている。
【0022】また、字幕コード信号生成部7は、後述す
るタイミングデータ等を入力するための入力キーボード
8と、タイムコード信号生成部2が出力するタイムコー
ド信号TCから字幕コード信号JCを生成して出力する
同期信号出力制御部9と、該同期信号出力制御部9に対
して入力されるタイミングデータ等の入力情報或いは処
理内容等を表示するコントロールモニタ10とから構成
され、更に前記同期信号出力制御部9は、タイムコード
信号TCからタイムコードを読み取ると共に、前記タイ
ミングデータを参照して前記読み取られたタイムコード
に対応する字幕コードを特定するタイムコード読取部9
aと、前記特定された字幕コードに基づいて字幕コード
信号JCを出力するリレー出力ボード9bとから構成さ
れる。
【0023】更に、ビデオ信号生成部11は、字幕情報
を入力するための入力キーボード12と、字幕コード信
号生成部7が出力する字幕コード信号JCに基づいて字
幕情報をアウトラインフォント化してビデオ信号S
VIDEOを生成する字幕文字発生部13と、該字幕文字発
生部13に対する入力情報或いは処理内容等を表示する
入力モニタ14と、字幕文字発生部13の処理結果を表
示する送出モニタ15と、前記字幕文字発生部13が生
成したビデオ信号SVIDEOを一旦格納して出力するフレ
ームバッファ16とから構成される。
【0024】以下、このように構成された本実施形態の
字幕投影装置の動作について、図1に示すように、通常
使用される35ミリ或いは16ミリフィルム用の2台の
映写機1号機FPaと映写機2号機FPbとを交互に運
転して1本の映画を映写する場合を例として、最初に映
写機1号機FPaを運転して映写する場合の動作につい
て説明し、その後映写機1号機FPaから映写機2号機
FPbに運転を切り替えて映写を継続する場合の動作に
ついて説明する。
【0025】また、以下の動作の説明は、映画フィルム
の24個のコマに対して30ビデオフレームを対応付け
てビデオ信号SVIDEOを生成する場合を前提として説明
するが、この対応付は本発明の本質を何ら制約するもの
ではなく、どのように対応づけることも可能である。な
お、以下の説明において、映画フィルムのコマに関連づ
けて各信号の説明を行う場合には、コマ或いは信号を表
す符号に括弧書きでコマの番号に対応した沿え字を必要
に応じて付け加えることとする。例えば、フィルムのコ
マを符号Cで表す場合、符号C(24m)は、コマCのうち
第24m番目のコマを表す。
【0026】先ず、図1に示す映写機1号機FPaの運
転が開始されて映画の映写が開始されると、同期信号発
生部1aは、映写機1号機FPaの例えばスプロケット
のようなフィルム送給機構の回転動作、或いはこれに連
動する機構部分の動作を検出することにより、間接的に
映画フィルムの移動量(フィルムのコマ数)を検出し
て、図2に示すように、映写機1号機FPaに装填され
たフィルムFaのコマCの送給数に同期した同期信号φ
aを発生する。
【0027】即ち、通常、映画フィルムFaは1コマに
対して4個の送り穴Hが割り付けられており、例えば同
期信号発生部1aは、この4個の送り穴Hに対して5の
整数倍の個数のパルスpを出力してコマCの送給数に応
じたパルス数の同期信号φaを発生する。この同期信号
φaのパルスpの数は、同期信号発生部1aが備えるエ
ンコーダの特性に応じて定められ、このエンコーダは、
コマCの送給数が1個のスプロケットの回転角に対して
5の整数倍の個数のパルスpを出力する。
【0028】このように、コマCの送給数が1個のスプ
ロケットの回転角に対して5の整数倍の個数のパルスp
を出力する理由は、前述したように、映画フィルムの2
4個のコマに対して30ビデオフレームを対応付けるこ
とを前提としたことに起因する。即ち、24コマを30
フレームで構成する場合、1コマに対して5の整数倍の
パルスを生成することにより、24個分のコマのパルス
数を30で余りを生じることなく除算することができ、
後述するように、このパルス信号を分周することにより
24個のコマの送給数に対して30個のパルスpを有す
るフレーム信号φfaを生成することが可能となる。
【0029】従ってこの場合、1コマに対して5の整数
倍の個数のパルスpを生成すれば、このパルスpの分周
数を調整することにより、24コマあたり30ビデオフ
レームのフレーム信号を得ることができる。なお、1コ
マに対して同期信号発生部1aが発生するパルスpの個
数は、これに限られるものではなく、コマ数とビデオフ
レーム数との関係に従って適宜設定すればよい。
【0030】なお、同期信号φaの位相は、フィルムが
送られる場合と巻き戻される場合とでは異なったものと
して発生され、この位相を識別することにより同期信号
φaを入力する後段側の装置がフィルムの送給方向を識
別して処理することが可能となっている。以下の説明に
おいては、特に断りのない限り、同期信号φa及び後述
する同期信号φbは、フィルムが送られる場合の位相を
有するものとする。
【0031】一方、同期信号発生部1bは、上述した同
期信号発生部1aと同様に動作して、映写機1号機FP
aから映写映写機2号機FPbに映写が移行した場合
に、映写機2号機FPbに装填されたフィルムのコマ数
をビデオフレーム数に変換して同期信号φbを発生す
る。
【0032】次に、タイムコード信号生成部2の初段を
構成する同期信号ゲートシーケンサ3は、同期信号発生
器1a及び1bのそれぞれから同期信号φa,φbを入力
し、これら入力された同期信号φa,φbは、ゲートシー
ケンサ3の内部に設けられたパルスカウンタで管理され
て後段のインタフェース4a,4bに与えられる。即
ち、ゲートシーケンサ3は、映画フィルムの映像部分の
前に設けられているフィルムリーダ部分で発生される同
期信号φa,φbのパルス数をカウントすることによりフ
ィルムリーダ部分の送給期間を識別し、この期間におい
て同期信号φa,φbがインタフェース4a,4bに出力
されないように出力ゲートを閉じる(ゲートシーケンサ
3の第1の機能)。
【0033】フィルムリーダ部分の長さは映写機の種類
に応じて予め定められ、このリーダ部分で発生する同期
信号のパルス数も定められている。従って、このリーダ
部分で発生するパルス数をパルスカウンタに設定してお
くことにより、ゲートシーケンサ3は、入力する同期信
号φa,φbのパルス数が設定値を超えるまで出力ゲート
を閉じて、リーダ部分の送給期間において同期信号の出
力を禁止する。このゲートシーケンサ3の出力ゲートの
制御は、パルスカウンタのカウント値に基づいて内部で
生成される図3及び図4に示す切替信号S1により行わ
れる。
【0034】また、パルスカウンタの設定値は任意にプ
リセット可能となっている。このようにパルスカウンタ
の設定値を変更可能とすることにより、交互運転を行う
2台の映写機のフィルムチェンジのタイミングを適切に
設定することが可能となる。即ち、通常行われているフ
ィルムチェンジは、映写機内部に標準で実装されている
計時タイマーで時間を計測することによりフィルムチェ
ンジのタイミングが設定されている。
【0035】しかし、映写機のモーターの回転立ち上が
り時間のばらつきや、計時タイマーの設定精度などによ
り、現状では時間を計測することによってフィルムチェ
ンジのタイミングを正確に設定することは困難である。
また、映画フィルムは、個々の映写機の前述の性能に合
わせてフィルムの装填(フィルムリーダ部分での待機)
が行われるため、映写機毎にリーダ部分の送給量が異な
る。そこで、本実施形態の装置では、フィルムの移動量
に応じて発生するパルス信号をカウントするパルスカウ
ンタの設定値を任意に設定可能とすることにより、映写
機の性能差に影響されることなく、個々のフィルムの装
填状態に応じて適切にフィルムチェンジのタイミングを
設定することを可能する。
【0036】また、ゲートシーケンサ3は、第2の機能
として、切替信号S1に基づいて、交互運転のフィルム
チェンジの後に映写を開始した一方の映写機の同期信号
を出力すると同時に運転を終える他方の映写機からの同
期信号の出力を禁止する機能を持つ(ゲートシーケンサ
3の第2の機能)。前述したゲートシーケンサ3の第1
の機能とこの第2の機能とにより、後述するフィルムチ
ェンジ時の同期信号の乗り換えをフィルムのコマ単位で
正確に行うことが可能となる。
【0037】さて、同期信号発生部1aが発生したパル
ス信号φaは、映写機1号機FPaに装填されたフィル
ムがリーダ部分から映像部分に移ると、前述のゲートシ
ーケンサ3からインタフェース4aに出力される。この
インタフェース4aは、図2に示すように、ゲートシー
ケンサ3を介して入力する同期信号φaを分周して例え
ば24個分のコマCの送給時間の30分の1を周期Tf
とするフレーム信号φfaを生成することにより、同期信
号φaをフレーム信号φfaに置き換える。
【0038】このように同期信号φaを分周してフレー
ム信号φfaに置き換える理由は、第1に、フィルムを送
給するための映写機機構部に対する同期信号発生装置1
aの取り付け位置の違いにより、同期信号発生装置1a
が検出する回転数などの検出量の異なりに対応させる必
要があること。また、第2に、上述したように、通常の
フィルムの映写の場合のコマ数(1秒=24コマ)と、後
述するビデオ信号SVIDEOのフレーム(1秒=30フレー
ム)との関係をこの分周機能を用いて保つためである。
【0039】この関係を基本としてフレーム信号φfa
生成することは、映画字幕用のタイミングデータ(スポ
ッティングリストともいう)を作成する上で重要であ
る。即ち、台詞の入るタイミングと長さを測ったスポッ
ティングリストを用いて字幕翻訳者は、字幕の入る場所
を間違えずに且つ読みやすい長さに縮めた字幕翻訳を行
うのであり、その際に前述のフィルムとビデオ信号の関
係(フィルム24コマ=ビデオ30フレーム)を保つように
することによって、字幕翻訳時に直接上映フィルムを参
照しなくともビデオテープによって字幕翻訳用スポッテ
ィングリストの作成が可能となる。このスポッティング
リストによって得られたデータは、後述の同期信号出力
制御装置7のリレー出力情報のタイミングデータとして
使われる。
【0040】次に、このようにしてインタフェース4a
で生成されたフレーム信号φfaは、タイムコード信号生
成部5aに入力される。このタイムコード信号生成部5
aは、フレーム信号φfaを参照して、フレーム信号φfa
の各周期毎に図2(最下段)に示すタイムコード信号T
Caを生成する。従って、後述するように、タイムコー
ド信号TCaから生成されるタイムコードは、ビデオ信
号の1フレーム毎に生成される。このタイムコード信号
TCaの後尾部(或いは所定の位置)には、図2(最下
段)に示すように、各タイムコード信号を区別するため
のシンクワードSWaが付加される。
【0041】一方、インタフェース4bは、上述したイ
ンタフェース4aと同様に動作して、映写機1号機FP
aから映写映写機2号機FPbに映写が移行した場合
に、ゲートシーケンサ3を介して与えられる同期信号φ
bからフレーム信号φfbを生成する。また、この場合、
タイムコード信号生成部5bは、上述したタイムコード
信号生成部5aと同様に動作して、フレーム信号φfb
参照してタイムコード信号TCbを生成する。
【0042】このように、入力されたパルスpをもとに
フィルムの移動量に応じたタイムコード信号をジェネレ
ートすることにより、本来時間的絶対番地を情報として
持っていないフィルムが、見かけ上、時間的絶対番地を
表すタイムコードを持っているように取り扱うことがで
き、後述するように、このタイムコードが字幕送出のタ
イミングを定めるものとして用いられる。
【0043】次に、出力切替シーケンサ6は、タイムコ
ード信号生成部5a及び5bからそれぞれタイムコード
信号TCa及びTCbを入力して、これらタイムコード
信号TCa及びTCbを同期信号シーケンサ3から与え
られる切替信号S2に基づいて選択して一方をタイムコ
ード信号TCとして出力する。今の場合、映写機1号機
FPaが運転されているので、出力切替シーケンサ6
は、タイムコード信号生成部5aから与えられるタイム
コード信号TCaを選択してタイムコード信号TCとし
て出力する。
【0044】次に、字幕コード信号生成部7は、タイム
コード信号生成部2からタイムコード信号TCを入力し
て、後述するタイミングデータを参照しながらこのタイ
ムコードTC信号に対応する字幕コード信号JCを出力
する。即ち、字幕コード信号生成部7を構成する同期信
号出力制御部9には、字幕翻訳用に用意されたスポッテ
イングデータが、字幕送出のタイミングデータとして、
予め同期信号出力制御部9に備えられた電子記録媒体に
入力キーボード10などを介して入力されている。この
タイミングデータは、タイムコード信号TCが表すタイ
ムコードと後述する字幕コードとを対応づける。この字
幕コードは、後述するビデオ信号生成部11に入力され
る各字幕タイトル毎の字幕データに対して付与されるも
のである。
【0045】さて、同期信号出力制御部9を構成するタ
イムコード読取部9aは、出力切替シーケンサ6より出
力されるタイムコード信号TCを入力すると、タイミン
グデータを検索してタイムコード信号TCが表すタイム
コードに対応づけられる字幕コードを特定する。この特
定された字幕コードはリレー出力ボード9bを介して字
幕コード信号JCとして出力される。
【0046】この字幕コードは、入力されるタイムコー
ド信号TCが表すフィルム上の時間的絶対番地の範囲を
表すものであり、連続した番号で表される。例えば、タ
イミングデータにおいて、字幕コード「100」が、フ
ィルム上の時間的絶対番地Aを表すタイムコードと時間
的絶対番地Bを表すタイムコードとにより定義されてい
るとすると、タイムコード読取部9aは、フィルム上の
時間的絶対番地AとBとの間の時間的絶対番地を表すタ
イムコードを読み取った場合に字幕コードとして「10
0」を特定し、この特定された字幕コードがリレー出力
ボード9bを介して字幕コード信号JCとして出力され
る。
【0047】次に、ビデオ信号生成部11を構成する字
幕文字発生部13は、字幕コード信号生成部7より出力
される字幕コード信号JCを入力すると、字幕コード信
号JCに対応づけられる字幕テキストデータを特定す
る。この特定された字幕テキストデータはアウトライン
フォント化されてビデオ信号SVIDEOとして出力され
る。ここで、この字幕文字発生部13には、予め入力キ
ーボード13或いは電子記録媒体(図示せず)を介して
字幕情報が読み込まれている。この字幕情報は、前述の
字幕コードと字幕テキストデータとからなり、台詞に対
応した各字幕テキストデータに対して一つづつの字幕コ
ードが割り当てられている。
【0048】字幕文字発生部13は、字幕コード信号生
成部7が出力した字幕コード信号JCを得ると、高速に
字幕テキストデータを高品位なアウトラインフォントと
して展開し、これをビデオ信号SVIDEOとして出力す
る。このビデオ信号はフレームバッファ16に一旦格納
され、このフレームバッファ16をアクセスしてビデオ
信号SVIDEOを出力することにより、速いタイミングで
映写される字幕の入れ替えがあったとしても、これに遅
れることなく適切なタイミングで高速にビデオ信号S
VIDEOを出力することができるものとなっている。
【0049】また、字幕コード信号生成部7が出力する
字幕コード信号JCの字幕コードと、この字幕コード信
号JCを参照してビデオ信号生成部11が特定する字幕
コードとは、本来一致するものであり、これが一致しな
い場合にはスクリーンに投影される字幕の内容と音声の
内容との間にずれが生じる。このため、字幕コード信号
生成部7が特定する字幕コードと、ビデオ信号生成部1
1が特定する字幕コードとを常に照合することにより、
字幕の内容と音声の内容とが常に一致したものする。こ
れにより、例えばフィルムの事故等により、映写機を逆
転させてフィルムを巻き戻した位置から上映を再開する
場合でも、上映再開後の字幕と音声とがずれることな
く、音声と一致した字幕が正しく送出される。
【0050】このようにしてビデオ信号生成部11が出
力したビデオ信号SVIDEOはビデオプロジェクタ17に
入力され、このビデオプロジェクタ17は、字幕を映画
と同一のスクリーン上に、または外部に用意された字幕
投影用スクリーン上に投影する。なお、このビデオプロ
ジェクタ17は、液晶ビデオプロジェクタ或いは三極管
ビデオプロジェクタの何れであってもよく、ビデオ信号
化された字幕情報をスクリーンに投影することができる
ものであれば、どのような装置であってもよい。
【0051】次に、映写機の運転が、映写機1号機FP
aから映写機2号機FPbに切り替わる場合の動作につ
いて、図3及び図4を用いて以下に説明する。前述のよ
うに、出力切替シーケンサ6は、タイムコード信号生成
部5a,5bがそれぞれ発生するタイムコード信号TC
a及びTCbを切り替えて出力するものであるが、この
切り替えのタイミングは、図3に示すように、同期信号
ゲートシーケンサ3の切り替えから、例えば0.05秒以下
の一定時間TDLYの遅れを経て命令される。
【0052】以下に、先ず、図3を用いて、この時間T
DLYを設けた場合の本来の動作について説明した後、図
4を用いて時間TDLY設けない場合の動作を説明し、こ
の時間TDLYを設けることの意義を説明する。ここで、
図3に示す切替信号S1は、前述のように、図1に示す
同期信号ゲートシーケンサ3が同期信号φaの出力を停
止して同期信号φbを出力するタイミングを規定するも
のであり、時刻t1でこの出力の切り替えが行われる。
また、切替信号S2は、出力ゲートシーケンサ6が同期
信号TCとして出力する信号を、タイムコード信号生成
部5aが出力するタイムコード信号TCaからタイムコ
ード信号生成部5bが出力するタイムコード信号TCb
に切り替えるタイミングを規定するものであり、時刻t
2でこの切り替えが行われる。
【0053】先ず、時刻t1において、同期信号ゲート
シーケンサ3が同期信号φaの出力を停止して同期信号
φbの出力を開始すると、この後、同期信号φaをインタ
フェース4aにより分周して得られるフレーム信号φfa
の信号レベルが固定される。この結果、タイムコード信
号生成部5aは、図3(3段目)に示すように、タイム
コード信号TCa(m)を出力した後、タイムコード信号
TCaの生成を停止して無信号状態となる。この結果、
出力切替シーケンサ6が出力するタイムコード信号TC
は、図3(最下段)に示すように、タイムコード信号T
Ca(m)を出力し終わった後、無信号状態となる。
【0054】一方、インタフェース4bは、時刻t1
ら同期信号ゲートシーケンサ3から同期信号φbが与え
られて、何らかのタイムコード信号の出力を開始する
が、出力切替シーケンサ6は、時刻t2まではタイムコ
ード信号TCaを選択しているので、時刻t1〜t2の期
間におけるタイムコード信号TCbは、出力切替シーケ
ンサ6の出力に現れることはない。
【0055】やがて、時刻t2に至って出力切替シーケ
ンサ6の出力が切り替わると、タイムコード信号TCb
がタイムコード信号TCとして出力される。このとき、
時刻t2においてタイムコード信号生成部5bが、タイ
ムコード信号TCb(n+1)の出力の途中であったとする
と、先ず、このタイムコード信号TCb(n+1)の一部が
出力された後、シンクワードSWb(n+1)に続いてタイ
ムコード信号TCb(n+2)以降が出力される。
【0056】このように、同期信号ゲートシーケンサ3
及び出力切替シーケンサ6の切り替えが行われる結果、
図3(最下段)に示すように、出力切替シーケンサ6
は、映写機1号機FPa側から生成されるタイムコード
信号TCaのタイムコード信号TCa(m)を停止し、こ
の後無信号期間TXを挟んでタイムコード信号TCb
(n+1 )の一部からタイムコード信号TCbの出力を開始
する。
【0057】このような信号内容のタイムコード信号T
Cを入力する字幕コード信号生成部7は、このタイムコ
ード信号TCのシンクワードで区切られた領域毎に処理
してタイムコードを生成する。このとき図3(最下段)
に示すタイムコード信号TCb(n+1)の一部について
は、有効な信号量に達していないので、タイムコード生
成処理の対象から除かれ、この後に続くタイムコードT
Cb(n+2)から処理の対象とされる。このように、映写
機が切り替わって、フィルムチェンジが行われる場合、
タイムコード信号は無信号期間を挟んで切り替わる。
【0058】次に、図4を用いて、出力切替シーケンサ
6の切り替えを、仮に同期信号ゲートシーケンサ3の切
り替えと同時に行った場合の動作について説明する。こ
の場合、図4に示すように、切替信号S1とS2とが同
じ時刻t1で遷移すると、タイムコード信号生成部5a
から出力されるタイムコード信号TCaは、上述の場合
と同様に生成され、タイムコード信号TCa(m)を出力
し終えた後、無信号状態となる。一方、タイムコード信
号生成部5bは、時刻t1から何らかのタイムコード信
号の出力を開始する。
【0059】この結果、例えば、時刻t1において、タ
イムコード信号TCの信号状態が、タイムコード信号T
Cb(n)の途中であったとすると、出力切替シーケンサ
6が出力するタイムコード信号TCは、図4(最下段)
に示すように、時刻t1を境界としてタイムコード信号
TCa(m)の一部とタイムコード信号TCb(n)の一部が
結合されて化けたタイムコード信号となる。これを入力
する後段側の字幕コード信号生成部7は、誤ったタイム
コードを生成し、スクリーンに投影される字幕が音声と
一致しないものとなる。
【0060】ところで、タイムコード信号TCを入力す
る字幕コード信号生成部7は、例えばタイムコード信号
TCがノイズにより欠損しても、一定時間内に信号状態
が復活すれば、この欠損期間の信号を補間して、ノイズ
の影響を排除する機能を持つが、この欠損期間が或る期
間を超えると補間処理は行わず、この欠損期間の信号領
域をもともと信号自体が存在していない領域とみなす機
能を持つ。また、この機能に加えて、シンクワードを持
っていても有効な信号量を持たない場合にはタイムコー
ド信号として取り扱わない機能を持つ。
【0061】本実施形態の装置は、このような機能を持
つ字幕コード信号生成部7の特性に着目するものであ
り、前述の化けたタイムコード信号を生成させないため
に、字幕コード信号生成部7が補間処理の対象としない
までに無信号期間を設けて、タイムコード信号の切り替
えを行うものである。前述したように、同期信号ゲート
シーケンサ3の切り替えから一定時間遅らせて出力切替
シーケンサ6を切り替えて無信号期間を設ける意義(理
由)はここにある。
【0062】以下、さらに、フィルムチェンジに伴うタ
イムコード信号の切り替えにあたって、無信号期間を設
ける意義について説明を加える。タイムコードの生成
は、個々の映写機の動作からそれぞれ検出される互いに
シンクロされていない同期信号を用いて単独に行われて
いる。このため、同期信号ゲートシーケンサ3が行う同
期信号の切り替えだけでは、タイムコード信号のシンク
ワードが揃わず瞬間的に1ワード分のタイムコード信号
の一部が重なる場合があり、この場合、不自然なタイム
コードに化ける可能性がある。また、タイムコード信号
生成部5a,5bからのタイムコード信号の出力の切り
替え、即ち出力切替シーケンサ6の切り替えをゲートシ
ーケンサ3の切り替えと同時に行った場合にもタイムコ
ードの不自然な乗り換えとなり、前述のようにタイムコ
ードが化けてしまう。
【0063】このような事態を回避するために、同期信
号ゲートシーケンサ3の切り替えから一定時間遅らせて
出力切替シーケンサ6を切り替え、前述した字幕コード
信号生成部7の機能、即ちワードとして切れていたりし
て完成していないタイムコードを不良データとして無視
する機能を活用することにより、結果的に正確なタイム
コードを送り出すことと同様の効果を生み出している。
【0064】なお、本発明を変形することにより、以下
のような装置を得ることができる。例えば、字幕をビデ
オプロジェクタ等を用いて映画スクリーン等に投影する
ばかりではなく、個々の観客席に液晶ディスプレイなど
の小型の表示装置を備え、この観客席の個々の表示装置
に対して同時に数ヶ国語の字幕情報を供給することによ
り、観客が適切な言語の字幕を自ら選択して利用するこ
とを可能とする装置を得ることができる。
【0065】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、以下の効果を得ることができる。即ち、請求
項1に記載の発明によれば、操作員を拘束することな
く、自動的に映像に同期した字幕を簡便に送出・投影す
ることが可能となる。また、本項に記載の発明によれ
ば、映画フィルムに対して何ら直接的な加工処理を施す
ことなく、極めて短時間に字幕投影のための準備を行う
ことができると共に、字幕の訂正・修正を容易に行うこ
とができ、字幕製作のための経費を大幅に削減すること
が可能となる。
【0066】請求項2に記載の発明によれば、映写機の
運転を切り替えても、化けたタイムコードの発生を防止
することができ、この化けたタイムコードに起因した字
幕と音声とのずれを防止することができる。
【0067】請求項3に記載の発明によれば、個々の観
客が字幕の言語を自ら選択して映画を鑑賞することが可
能となる。
【0068】請求項4に記載の発明によれば、フィルム
自体に加工処理を施すことなく、フィルムの移動量に応
じたタイムコードの生成が可能となる。
【0069】従って、本発明によれば、映写機に装填さ
れた映画フィルムの走行にあわせて交互運転時を含めて
あらゆる映写状況に対応しつつ、適切なタイミングで高
品位な字幕を自動的に表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る字幕投影装置の構成
を表すブロック図である。
【図2】本実施形態の装置において生成されるタイムコ
ード信号と映画フィルムとの関係を説明するための説明
図である。
【図3】本実施形態の装置がタイムコード信号を生成す
るまでの動作を説明するためのタイミングチャートであ
る。
【図4】本実施形態の装置の動作を補足説明するための
タイミングチャートである。
【符号の説明】
1a,1b 同期信号発生部 2 タイムコード信号生成部 3 同期信号ゲートシーケンサ 4a,4b インタフェース 5a,5b タイムコード信号生成部 6 出力切替シーケンサ 7 字幕コード信号生成部 8,12 入力キーボード 9 同期信号出力制御部 9a タイムコード読取部 9b リレー出力ボード 10 コントロールモニタ 11 ビデオ信号生成部 13 字幕文字発生部 14 入力モニタ 15 送出モニタ 16 フレームバッファ 17 ビデオプロジェクタ 18 字幕情報出力部 JC 字幕コード信号 S1,S2 切替信号 TC,TCa,TCb タイムコード信号 SVIDEO ビデオ信号 φa,φb 同期信号 φfa,φfb フレーム信号

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映写機に装填された映画フィルムのコマ
    数に応じて同期信号を発生する同期信号発生手段と、 前記同期信号に基づいて前記コマ数をビデオフレーム数
    に変換してタイムコード信号を生成する信号生成手段
    と、 前記タイムコード信号を参照して前記映画フィルムに同
    期した字幕情報をアウトラインフォント化してビデオ信
    号として出力する字幕情報出力手段と、 前記ビデオ信号を入力してアウトラインフォント化され
    た前記字幕情報をスクリーンに投影する投影手段とを備
    えたことを特徴とする字幕投影装置。
  2. 【請求項2】 第1及び第2の映写機に装填された映画
    フィルムのコマ数に応じてそれぞれ第1及び第2の同期
    信号を発生する同期信号発生手段と、 前記第1又は第2の同期信号の何れかに基づいて前記コ
    マ数をビデオフレーム数に変換してタイムコード信号を
    出力する信号生成手段と、 前記タイムコード信号を参照して前記映画フィルムに同
    期した字幕情報をアウトラインフォント化してビデオ信
    号として出力する字幕情報出力手段と、 前記ビデオ信号を入力してアウトラインフォント化され
    た前記字幕情報をスクリーンに投影する投影手段とを備
    え、 前記信号生成手段は、前記映画フィルムの投影を前記第
    1の映写機から前記第2の映写機に移行する場合におい
    て、前記第1の同期信号に基づいて出力されるタイムコ
    ード信号の後に無信号期間を挟んで前記第2の同期信号
    に基づいたタイムコード信号を出力することを特徴とす
    る字幕投影装置。
  3. 【請求項3】 字幕投影手段に代えて、字幕情報を観客
    席側に備えられた液晶ディスプレイなどの表示装置に表
    示する字幕表示手段を備えたことを特徴とする請求項1
    または2に記載の字幕投影装置。
  4. 【請求項4】 同期信号発生手段は、映画フィルムを送
    給する映写機のスプロケットの回転角を検出するセンサ
    又は映画フィルムの送り穴を光学的に検出するセンサを
    備え、前記センサの何れかの検出結果に基づいて第1又
    は第2の同期信号を発生することを特徴とする請求項1
    から請求項3の何れかに記載の字幕投影装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20010001791A (ko) * 1999-06-08 2001-01-05 이영준 엠피3 캡션데이터 표시방법
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