JPH09305423A - 演算処理装置 - Google Patents

演算処理装置

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JPH09305423A
JPH09305423A JP8148597A JP14859796A JPH09305423A JP H09305423 A JPH09305423 A JP H09305423A JP 8148597 A JP8148597 A JP 8148597A JP 14859796 A JP14859796 A JP 14859796A JP H09305423 A JPH09305423 A JP H09305423A
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JP
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arithmetic
arithmetic unit
operand
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control signal
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JP8148597A
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Satoshi Nakazato
聡 中里
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Original Assignee
NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高スループットの演算処理性能を確保したま
ま、従来のRISCプロセッサ用の演算処理装置よりも
優れた故障検出を可能にする。 【解決手段】 制御信号生成回路30は、演算器10の
命令有効信号301と演算器20の命令有効信号302
とを入力し、Xオペランド選択回路11,Yオペランド
選択回路12および演算制御信号選択回路13を切り替
える選択回路制御信号311と、Xオペランド選択回路
21,Yオペランド選択回路22および演算制御信号選
択回路23を切り替える選択回路制御信号312と、演
算器10の命令有効信号301および演算器20の命令
有効信号302のいずれか一方が有効のときに演算結果
比較有効信号330を生成し、演算結果比較回路40は
演算結果比較有効信号330に応じて演算器10の出力
データ111と演算器20の出力データ211とを比較
し演算結果比較エラー出力信号401を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は演算処理装置に関
し、特に高スループットな演算処理と容易な故障検出と
の両立が要求される演算処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、特に高度な耐故障性能を要求され
るメインフレームなどの大型コンピュータも、その中央
処理装置は1チップへの集積化がなされるようになって
きた。ところが、これらの中央処理装置における演算処
理装置においては、高度な障害検出/診断機能のために
各部に複雑なチェック回路が必要になり、そのハードウ
ェア量は全演算処理装置内の30%以上を占めることも
珍しくなくなってきている。また、これらのチェック回
路を簡略化するための手段として、同一の演算器を2重
化して持ち、その出力結果どうしを比較することで演算
器の故障を検出する方法が使用されることも多い。この
ような従来技術として、例えば、特開昭63−2203
33号公報に記載された「情報処理装置」などがある。
【0003】一方、ワークステーションやパーソナルコ
ンピュータに使用される1チップRISC(Reduc
ed Instruction Set Comput
er)プロセッサでは、スーパースカラやVLIW(V
ery Long Instruction Wor
d)等の命令並列実行機能を持つようになった。このた
め、複数の演算器を内蔵し、非常に高スループットの演
算性能を獲得するに至っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の技術に
おける第1の問題点は、故障検出/障害処理のために複
雑なチェック回路を有したり演算器の2重化を行ったメ
インフレーム用の1チッププロセッサでは、演算処理性
能が同一世代のRISCチップと比較して見劣りするこ
とである。その理由は、本来演算処理に必要のない障害
処理用ハードウェア量が非常に多くなることで演算処理
回路全体を集積化した際のLSI(Large Sca
led Integrated circuit)上の
物理的な専有面積が増大するため、スーパースカラやV
LIWのようなRISCプロセッサのように多数の演算
処理装置を1チップに集積化するアーキテクチャと比較
してより少ない数の演算処理装置しか1チップに集積化
することができず、そのため1クロックサイクルに実行
できる演算処理数がより減ってしまうからである。この
ため、同一の半導体プロセスを使用していながら、メイ
ンフレームのような大型コンピュータのプロセッサ性能
が名目上はより見劣りする結果となってしまう。
【0005】第2の問題点は、RISCプロセッサのよ
うな演算処理装置では、演算性能は高いものの、固定的
な故障が発生して誤った演算結果を出力してもすぐには
判明しないことである。その理由は、RISCプロセッ
サの演算処理装置が演算性能を限界まで引き上げること
を目的に設計されているために、できる限り最小のハー
ドウェア量で構成され、故障検出を目的としたチェック
回路等は省かれているためである。このため、いくら演
算性能が優れていても、高信頼性が要求されるメインフ
レーム用のプロセッサとして使用することはできない。
【0006】本発明の目的は、前記のような問題点を解
決し、高スループットの演算処理性能を確保したまま、
従来のRISCプロセッサ用の演算処理装置よりも優れ
た故障検出を可能にする演算処理装置を提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の演算処理装置
は、複数のオペランドデータ入力,演算動作の制御情報
入力および演算動作の実行開始信号入力を備える第1の
演算器と、前記第1の演算器と同一構成の第2の演算器
と、前記第1の演算器の入力において前記第1の演算器
への入力となる複数のオペランドデータおよび演算動作
の制御情報と前記第2の演算器への入力となる複数のオ
ペランドデータおよび演算動作の制御情報とのいずれか
を選択する第1の選択回路と、前記第2の演算器の入力
において前記第2の演算器への入力となる複数のオペラ
ンドデータおよび演算動作の制御情報と前記第1の演算
器への入力となる複数のオペランドデータおよび演算動
作の制御情報とのいずれかを選択する第2の選択回路
と、前記第1の演算器に対する有効な命令が発行された
ことを示す第1の有効信号と前記第2の演算器に対する
有効な命令が発行されたことを示す第2の有効信号とに
応じて、前記第1の選択回路を切り替える第1の制御信
号と、前記第2の選択回路を切り替える第2の制御信号
と、前記第1の演算器の演算実行開始を指示する第1の
実行信号と、前記第2の演算器の演算実行開始を指示す
る第2の実行信号とを生成する制御信号生成回路と、前
記第1の有効信号と前記第2の有効信号との特定の組み
合わせの場合に前記第1の演算器の出力結果と前記第2
の演算器の出力結果とを比較し、比較結果が不一致であ
った場合にそれを報告するエラー信号を出力する演算結
果比較回路とを有することを特徴とする。
【0008】また、本発明の演算処理装置は、Xオペラ
ンド入力データ,Yオペランド入力データおよび演算制
御信号を入力する第1の演算器と、Xオペランド入力デ
ータ,Yオペランド入力データおよび演算制御信号を入
力する第2の演算器と、前記第1の演算器へのXオペラ
ンド入力データまたは前記第2の演算器へのXオペラン
ド入力データを選択する第1のXオペランド選択回路
と、前記第2の演算器へのXオペランド入力データまた
は前記第1の演算器へのXオペランド入力データを選択
する第2のXオペランド選択回路と、前記第1の演算器
へのYオペランド入力データまたは前記第2の演算器へ
のYオペランド入力データを選択する第1のYオペラン
ド選択回路と、前記第2の演算器へのYオペランド入力
データまたは前記第1の演算器へのYオペランド入力デ
ータを選択する第2のYオペランド選択回路と、前記第
1の演算器への演算制御信号または前記第2の演算器へ
の演算制御信号を選択する第1の演算制御信号選択回路
と、前記第2の演算器への演算制御信号または前記第1
の演算器への演算制御信号を選択する第2の演算制御信
号選択回路と、前記第1の演算器の命令有効信号と前記
第2の演算器の命令有効信号とを入力し、前記第1のX
オペランド選択回路,前記第1のYオペランド選択回路
および前記第1の演算制御信号選択回路を切り替える第
1の選択回路制御信号と、前記第2のXオペランド選択
回路,前記第2のYオペランド選択回路および前記第2
の演算制御信号選択回路を切り替える選択回路制御信号
と、前記第1の演算器の命令有効信号および前記第2の
演算器の命令有効信号のいずれか一方が有効のときに演
算結果比較有効信号を生成する制御信号生成回路と、前
記演算結果比較有効信号に応じて前記第1の演算器の出
力データと前記第2の演算器の出力データとを比較し、
演算結果比較エラー出力信号を出力する演算結果比較回
路とを有することを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して詳細に説明する。
【0010】図1は、本発明の一実施の形態に係る演算
処理装置の構成を示す回路ブロック図である。本実施の
形態に係る演算処理装置は、演算器#0(10)と、X
オペランド選択回路#0(11)と、Yオペランド選択
回路#0(12)と、演算制御信号選択回路#0(1
3)と、演算器#1(20)と、Xオペランド選択回路
#1(21)と、Yオペランド選択回路#1(22)
と、演算制御信号選択回路#1(23)と、制御信号生
成回路(30)と、演算結果比較回路(40)とから、
その主要部が構成されている。なお、図1中、符号10
1は演算器#0(10)へのXオペランド入力データ、
102は演算器#0(10)へのYオペランド入力デー
タ、103は演算器#0(10)への演算制御信号、1
11は演算器#0(10)からの出力データ、201は
演算器#1(20)へのオペランド入力データ、202
は演算器#1(20)へのYオペランド入力データ、2
03は演算器#1(20)への演算制御信号、211は
演算器#1(20)からの出力データ、301は演算器
#0側命令有効信号、302は演算器#1側命令有効信
号、311は演算器#0側選択回路制御信号、312は
演算器#1側選択回路制御信号、321は演算器#0側
演算実行信号、322は演算器#1側演算実行信号、3
30は演算結果比較有効信号、401は演算結果比較エ
ラー出力信号をそれぞれ示す。
【0011】演算器#0(10)と演算器#1(20)
とは、全く同一の機能および構成を持つ演算器である。
【0012】演算器#0(10)の入力には、図示して
いない外部のブロックより供給されるXオペランド入力
データ(101)およびYオペランド入力データ(10
2)の2つの被演算データと、演算器#0(10)の機
能を制御する演算制御信号(103)とが存在する。
【0013】また同様に、演算器#1(20)の入力に
も、図示していない外部のブロックより供給されるXオ
ペランド入力データ(201)およびYオペランド入力
データ(202)の2つの被演算データと、演算器#1
(20)の機能を制御する演算制御信号(203)とが
存在する。
【0014】通常の構成では、これらの入力信号は演算
器#0(10)と演算器#1(20)とにそれぞれ独立
に供給され、演算器#0(10)と演算器#1(20)
とは2つの独立した演算器としてそれぞれ動作すること
になる。
【0015】しかし、本実施の形態に係る演算処理装置
では、演算器#0(10)の入力において、演算器#0
(10)への入力データ(101,102,103)の
組み合わせと演算器#1(20)への入力データ(20
1,202,203)の組み合わせとのいずれかを選択
するXオペランド選択回路#0(11),Yオペランド
選択回路#0(12)および制御信号選択回路#0(1
3)の組を有する。
【0016】また同様に、演算器#1(20)の入力に
おいても、演算器#1(20)への入力データ(20
1,202,203)の組み合わせと演算器#0(1
0)への入力データ(101,102,103)の組み
合わせとのいずれかを選択するXオペランド選択回路#
1(21),Yオペランド選択回路#1(22)および
制御信号選択回路#1(23)の組を有する。
【0017】さらに加えて、演算器#0(10)に発行
されたオペランド入力データ(101,102)および
演算制御信号(103)が有効であり演算開始を通知す
る演算器#0命令有効信号(301)と、演算器#1
(20)に発行されたオペランド入力データ(201,
202)および演算制御信号(203)が有効であり演
算開始を通知する演算器#1命令有効信号(302)と
が存在する。
【0018】命令有効信号(301,302)は、演算
器#0(10)および演算器#1(20)に直接入力さ
れずに、これらの命令有効信号(301,302)を入
力とする制御信号生成回路(30)を有する。
【0019】制御信号生成回路(30)は、演算器#0
(10)の入力に存在する選択回路の組(11,12,
13)の演算器#0側選択回路制御信号(311)と、
演算器#1(20)の入力に存在する選択回路の組(2
1,22,23)の演算器#1側選択回路制御信号(3
12)とを生成する。また、制御信号生成回路(30)
は、実際に演算器#0(10)に演算命令の実行開始を
通知する演算器#0側演算実行信号(321)と、演算
器#1(20)に演算命令の実行開始を通知する演算器
#1側演算実行信号(322)とを生成する。
【0020】図2は、制御信号生成回路(30)の動作
を表す真理値表である。演算器#0側命令有効信号(3
01)と演算器#1側命令有効信号(302)とを入力
として、それぞれの各組み合わせにおける出力信号の論
理値を表している。
【0021】各命令有効信号(301,302)は、そ
の値が1である場合がアクティブであり、それぞれ対応
する演算器(10,20)に対して有効な命令が発行さ
れたことを示す。出力信号として演算器#0側演算実行
信号(321)と演算器#1側演算実行信号(322)
とは、その値が1である場合に対応する各演算器(1
0,20)に実際の演算実行を開始するように指示す
る。
【0022】また、演算器#0側選択回路制御信号(3
11)および演算器#1側選択回路制御信号(312)
は、その値が0の場合には通常の自身に対して発行され
たオペランド入力データおよび演算制御信号を選択して
演算器に入力するように選択回路(11,12,13)
および選択回路(21,22,23)を制御し、その値
が1である場合には他方の演算器に対して発行されたオ
ペランド入力データおよび演算制御信号を入力するよう
に選択回路(11,12,13)および選択回路(2
1,22,23)を制御する。
【0023】次に、このように構成された本実施の形態
に係る演算処理装置の動作について説明する。
【0024】演算器#0側命令有効信号(301)と演
算器#1側命令有効信号(302)とがともに値0であ
る場合は、どちらの演算器にも有効な命令が発行されて
いない状態であり、各演算実行信号(321,322)
はともにノンアクティブ状態を出力し、いずれの演算器
(10,20)とも演算を実行しないように制御する。
また、各選択回路制御信号(311,312)も特別な
動作は必要ないことから通常の入力を選択するような値
0を出力する。
【0025】演算器#0側命令有効信号(301)と演
算器#1側命令有効信号(302)とがともに値1であ
る場合は、両方の演算器(10,20)に対して別々の
有効な命令が発行されている状態となる。この場合に
は、各演算実行信号(321,322)はともにアクテ
ィブ状態を出力して両方の演算器(10,20)がそれ
ぞれ演算を実行するように制御し、かつ各選択回路制御
信号(311,312)も通常入力を選択して演算器#
0(10)と演算器#1(20)とが2つの独立した演
算器として同時に別々の命令を実行するように動作す
る。
【0026】これに対して、演算器#0側命令有効信号
(301)のみが値1でアクティブとなり演算器#1側
命令有効信号(302)が値0の場合は、演算器#0
(10)にのみ有効な命令が発行され、演算器#1(2
0)は実行命令がない状態を示している。この際には、
演算器#0側演算実行信号(321)および演算器#1
側演算実行信号(322)がともにアクティブ状態を出
力していずれも演算を実行するようにしておく。同時
に、演算器#0側選択回路制御信号(311)は通常入
力を選択するように、演算器#1側選択回路制御信号
(312)は他方の演算器、この場合は演算器#0(1
0)に発行されたオペランド入力データ(101,10
2)および演算制御信号(103)を選択するように制
御される。これにより、本来有効命令が存在しなかった
演算器#1(20)に、演算器#0(10)に発行され
た有効命令と全く同一のオペランド入力データ(10
1,102)および演算制御信号(103)を与えて演
算器#0(10)での演算と同一の演算を演算器#1
(20)で実行させることになる。
【0027】同様に、演算器#1側命令有効信号(30
2)のみが値1でアクティブとなり演算器#0側命令有
効信号(301)が値0の場合は、演算器#1(20)
にのみ有効な命令が発行され、演算器#0(10)は実
行命令がない状態を示している。したがって、この場合
にも、演算器#1側命令実行信号(322)および演算
器#0側命令実行信号(321)がともにアクティブ状
態を出力していずれも演算を実行するようにしておき、
同時に演算器#1側選択回路制御信号(312)は通常
入力を選択するように、演算器#0側選択回路制御信号
(311)は他方の演算器、この場合は演算器#1(2
0)に発行されたオペランド入力データ(201,20
2)および演算制御信号(203)を選択するように制
御される。これにより、本来有効命令が存在しなかった
演算器#0(10)に、演算器#1(20)に発行され
た有効命令と全く同一のオペランド入力データ(20
1,202)および演算制御信号(203)を与えて演
算器#1(20)での演算と同一の演算を演算器#0
(10)で実行させることになる。
【0028】このようにして、どちらか一方の演算器に
しか有効な命令が発行されなかった場合には、2つの演
算器(10,20)で同一の演算を実行し、それぞれ出
力データ(111,211)を得ることになる。ここ
で、両者の出力データ(111,211)を比較するこ
とでもし不一致となれば、いずれかの演算器が故障して
おり正しい結果を出力できていないことになる。これに
より、演算器の故障検出が可能になる。そのために、図
1中に示したように演算器#0からの出力データ(11
1)と演算器#1からの出力データ(211)とを入力
とする演算結果比較回路(40)が存在する。
【0029】しかし、演算結果比較回路(40)では、
常に各演算器(10,11)の出力データ(111,2
11)を比較してよいわけではなく、いずれか一方の演
算器にしか有効な命令が発行されていない場合に限られ
る。このため、制御信号生成回路(30)からは、前記
4種の制御信号以外にも演算結果比較回路(40)に演
算結果比較有効信号(330)を生成し、演算結果比較
回路(30)に通知する機能が含まれる。図2の真理値
表に記述されているとおり、演算結果比較有効信号(3
30)は、演算器#0側命令有効信号(301)と演算
器#1側命令有効信号(302)とのどちらか一方がア
クティブであった場合のみにアクティブ状態である値1
を出力する。
【0030】演算結果比較回路(40)は、演算結果比
較有効信号(330)がアクティブな場合のみ、各演算
器(10,20)からの出力データ(111,211)
の比較を実行し、もし比較結果が不一致であった場合に
は演算結果比較エラー出力信号(401)をアクティブ
にして、演算器(10,20)に故障があることを図示
していない外部のブロックに対して通知する。
【0031】このように、本実施の形態に係る演算処理
装置では、同一構成の2つの演算器に対してそれぞれ命
令有効信号が発行される。通常は、同時に両方の演算器
に命令有効信号が発行され、別々のオペランド入力デー
タおよび演算制御信号による演算を実行する。この場合
には同時に2つの演算が行われることになり、演算スル
ープットを上げることができる。ところが、実際にプロ
グラムを実行する場合には、瞬間的には同時に2命令が
発行されることはあっても、常に同時に2命令が発行さ
れ続けることはない。そこで、どちらか一方にしか命令
有効信号が発行されなかった場合には、命令を実行して
いないもう一方の演算器の入力部にある選択回路を切り
替えて同一のオペランド入力データおよび演算制御信号
を分配し、命令発行がなされた演算器と同一の演算を実
行させる。そして、両者の演算結果を比較して比較結果
が不一致になった場合には、故障状態にあることを検出
する。これにより、スーパースカラプロセッサと同等の
演算スループットを実現しながら、命令レベルでの並列
性が低下した場合には間欠的に2重化チェックを行うこ
とでより優れた故障検出を可能にする。
【0032】図3は、制御信号生成回路(30)の実際
の回路構成例を示す回路ブロックである。この制御信号
生成回路(30)は、演算器#0側命令有効信号(30
1)および演算器#1側命令有効信号(302)を入力
し演算器#0側選択回路制御信号(311)を出力する
反転入力付き論理積回路(31)と、演算器#0側命令
有効信号(301)および演算器#1側命令有効信号
(302)を入力し演算器#0側演算実行信号(32
1)および演算器#1側演算実行信号(322)を出力
する論理和回路(32)と、演算器#0側命令有効信号
(301)および演算器#1側命令有効信号(302)
を入力し演算結果比較有効信号(330)を出力する排
他的論理和回路(33)と、演算器#0側命令有効信号
(301)および演算器#1側命令有効信号(302)
を入力し演算器#1側選択回路制御信号(312)を出
力する反転入力付き論理積回路(34)とから構成され
ている。
【0033】図3に示した制御信号生成回路(30)
は、図2に示した真理値表に従って生成される回路であ
るが、非常に小規模の組み合わせ論理回路で構成でき、
ハードウェア量増大等の影響はほとんどないことが判
る。
【0034】以上、説明してきたように、本発明は、ス
ーパースカラプロセッサ等の複数の命令発行を同時に行
う高性能プロセッサにおいては一般的になってきた同一
の演算器を複数搭載するアーキテクチャに非常によく適
合し、その一方でわずかな回路の投入で間欠的であるに
せよ2重化チェックによる故障検出を可能にする。一般
に、命令レベルでの並列性はそれほど高くなく、同時に
2つの異なる演算命令が実行される頻度は少ないと考え
られるので、固定的な故障の発生等には充分対応可能で
ある。また、この際には、各演算器には、一切のチェッ
ク回路は不要となる。したがって、従来のメインフレー
ム用の演算器よりは大幅に面積を縮小することが可能に
なる。
【0035】なお、上記実施の形態においては、各演算
器に入力されるオペランド入力データをXオペランド入
力データおよびYオペランド入力データの2つとした
が、オペランド入力データが3つ以上であっても、本発
明が同様に成立することはいうまでもない。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の第1の効
果は、演算処理のスループットの向上ができるというこ
とである。その理由は、演算処理装置内に2つの同一演
算器を持ち、同時に異なるオペランド入力データに対す
る演算処理が可能であるからである。
【0037】第2の効果は、従来のRISC用プロセッ
サなどの高スループットを実現した演算処理装置と比較
して、より優れた故障検出が可能になることである。そ
の理由は、演算処理装置内の2つの同一の演算器のうち
どちらか一方にしか演算命令が発行されなかった場合に
演算実行を行っていないもう一方の演算器に同一のオペ
ランド入力データを渡して演算処理を行い、その結果を
本来の演算処理を行っている演算器の出力結果と比較す
ることで演算器の2重化チェックによる故障検出が可能
だからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る演算処理装置の構
成を示す回路ブロック図である。
【図2】図1中の制御信号生成回路の動作を表す真理値
表である。
【図3】図1中の制御信号生成回路の具体的な回路構成
例を示す回路ブロック図である。
【符号の説明】
10 演算器#0 11 Xオペランド選択回路#0 12 Yオペランド選択回路#0 13 演算制御信号選択回路#0 20 演算器#1 21 Xオペランド選択回路#1 22 Yオペランド選択回路#1 23 演算制御信号選択回路#1 30 制御信号生成回路 31 反転入力付き論理積回路 32 論理和回路 33 排他的論理和回路 34 反転入力付き論理積回路 40 演算結果比較回路 101 演算器#0へのXオペランド入力データ 102 演算器#0へのYオペランド入力データ 103 演算器#0への演算制御信号 111 演算器#0からの出力データ 201 演算器#1へのXオペランド入力データ 202 演算器#1へのYオペランド入力データ 203 演算器#1への演算制御信号 211 演算器#1からの出力データ 301 演算器#0側命令有効信号 302 演算器#1側命令有効信号 311 演算器#0側選択回路制御信号 312 演算器#1側選択回路制御信号 321 演算器#0側演算実行信号 322 演算器#1側演算実行信号 330 演算結果比較有効信号 401 演算結果比較エラー出力信号

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のオペランドデータ入力,演算動作
    の制御情報入力および演算動作の実行開始信号入力を備
    える第1の演算器と、 前記第1の演算器と同一構成の第2の演算器と、 前記第1の演算器の入力において前記第1の演算器への
    入力となる複数のオペランドデータおよび演算動作の制
    御情報と前記第2の演算器への入力となる複数のオペラ
    ンドデータおよび演算動作の制御情報とのいずれかを選
    択する第1の選択回路と、 前記第2の演算器の入力において前記第2の演算器への
    入力となる複数のオペランドデータおよび演算動作の制
    御情報と前記第1の演算器への入力となる複数のオペラ
    ンドデータおよび演算動作の制御情報とのいずれかを選
    択する第2の選択回路と、 前記第1の演算器に対する有効な命令が発行されたこと
    を示す第1の有効信号と前記第2の演算器に対する有効
    な命令が発行されたことを示す第2の有効信号とに応じ
    て、前記第1の選択回路を切り替える第1の制御信号
    と、前記第2の選択回路を切り替える第2の制御信号
    と、前記第1の演算器の演算実行開始を指示する第1の
    実行信号と、前記第2の演算器の演算実行開始を指示す
    る第2の実行信号とを生成する制御信号生成回路と、 前記第1の有効信号と前記第2の有効信号との特定の組
    み合わせの場合に前記第1の演算器の出力結果と前記第
    2の演算器の出力結果とを比較し、比較結果が不一致で
    あった場合にそれを報告するエラー信号を出力する演算
    結果比較回路とを有することを特徴とする演算処理装
    置。
  2. 【請求項2】 Xオペランド入力データ,Yオペランド
    入力データおよび演算制御信号を入力する第1の演算器
    と、 Xオペランド入力データ,Yオペランド入力データおよ
    び演算制御信号を入力する第2の演算器と、 前記第1の演算器へのXオペランド入力データまたは前
    記第2の演算器へのXオペランド入力データを選択する
    第1のXオペランド選択回路と、 前記第2の演算器へのXオペランド入力データまたは前
    記第1の演算器へのXオペランド入力データを選択する
    第2のXオペランド選択回路と、 前記第1の演算器へのYオペランド入力データまたは前
    記第2の演算器へのYオペランド入力データを選択する
    第1のYオペランド選択回路と、 前記第2の演算器へのYオペランド入力データまたは前
    記第1の演算器へのYオペランド入力データを選択する
    第2のYオペランド選択回路と、 前記第1の演算器への演算制御信号または前記第2の演
    算器への演算制御信号を選択する第1の演算制御信号選
    択回路と、 前記第2の演算器への演算制御信号または前記第1の演
    算器への演算制御信号を選択する第2の演算制御信号選
    択回路と、 前記第1の演算器の命令有効信号と前記第2の演算器の
    命令有効信号とを入力し、前記第1のXオペランド選択
    回路,前記第1のYオペランド選択回路および前記第1
    の演算制御信号選択回路を切り替える第1の選択回路制
    御信号と、前記第2のXオペランド選択回路,前記第2
    のYオペランド選択回路および前記第2の演算制御信号
    選択回路を切り替える選択回路制御信号と、前記第1の
    演算器の命令有効信号および前記第2の演算器の命令有
    効信号のいずれか一方が有効のときに演算結果比較有効
    信号を生成する制御信号生成回路と、 前記演算結果比較有効信号に応じて前記第1の演算器の
    出力データと前記第2の演算器の出力データとを比較
    し、演算結果比較エラー出力信号を出力する演算結果比
    較回路とを有することを特徴とする演算処理装置。
  3. 【請求項3】 前記制御信号生成回路が、前記第1の演
    算器の選択回路制御信号を出力する反転入力付き論理積
    回路と、演算実行信号を出力する論理和回路と、演算結
    果比較有効信号を出力する排他的論理和回路と、前記第
    2の演算器の選択回路制御信号を出力する反転入力付き
    論理積回路とから構成される請求項2記載の演算処理装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010079922A (ja) * 1998-03-18 2010-04-08 Koninkl Philips Electronics Nv マトリックスのコサイン変換を計算するためのデータ処理装置およびその方法
JP2012194599A (ja) * 2011-03-14 2012-10-11 Nec Corp 演算装置及びエラー検出方法

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