JPH09306664A - 高周波加熱装置 - Google Patents
高周波加熱装置Info
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- JPH09306664A JPH09306664A JP8113434A JP11343496A JPH09306664A JP H09306664 A JPH09306664 A JP H09306664A JP 8113434 A JP8113434 A JP 8113434A JP 11343496 A JP11343496 A JP 11343496A JP H09306664 A JPH09306664 A JP H09306664A
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Abstract
加熱物を均一に加熱したり、局所的に加熱したり、複数
の被加熱物の中で選択して加熱したり、簡単な構成で精
度よくねらった加熱分布を得ることを目的とする。 【解決手段】 加熱室1内に電磁波3を放射して被加熱
物2を加熱する電磁波放射手段4を有し、位置確認手段
5で電磁波放射手段4の位置を確認し、制御手段6で電
磁波放射手段4の位置を制御するもので、電磁波放射手
段4を所望の位置に正確に制御できるので、被加熱物2
を所望の仕上がり状態にすることができる。
Description
熱物の誘電加熱分布を変更する電磁波放射手段を備えた
高周波加熱装置に関するものである。
ジは、従来は図34〜図42に示すような構成であっ
た。
を用いた一般的な構成である。ここでは電磁波発生手段
としてのマグネトロン7から出た電磁波は、導波管12
を介して伝送され、加熱室1形状と電磁波が放射される
開口部71の位置で決まる定在波となって加熱室1内に
分布する。そして食品2の各部位に与えられる電磁波の
電界成分と、各部位の誘電損失に応じて発熱する。食品
の単位体積当たり吸収される電力P[W/m3]は、加
えられる電界の強さE[V/m]、周波数f[Hz]、
および食品2の比誘電率εr、誘電正接tanδにより
(1)式として表される。この従来例では、食品2の加
熱分布は概ね電磁波の定在波分布によって決まるため、
加熱分布のむらを抑えるためにターンテーブル16を回
転駆動して同心円上の加熱分布の均一化を図っている。
開口部を切り替えて加熱分布を変えるものがある。図3
5、図36は加熱室の底面外部に20個の導波管12を
マトリクス状に配置し、それぞれの導波管12への給電
を選択的に制御するものである。どの導波管へ給電する
かは、加熱室1内の局所的な温度を検出する温度検出手
段72により制御するもので、各々の開口部71の鉛直
上方向に20個のミラー73を有し、5組の凹面ミラー
74を介して5組の温度検出手段72に赤外線を導いて
いる。また、図37、図38は、開口部75を回転軸7
6を中心に回転可動にして加熱点を移動する構成で、タ
ーンテーブル16と組み合わせて局所的に加熱するもの
である。開口部75の位置を制御してターンテーブル1
6の半径方向の加熱点を任意に変化させ、ターンテーブ
ル16の回転を制御して周方向の加熱点を任意に変化さ
せている。
ように、回転位置を検出しながら開口部を回転させるも
のがある。本従来例では図39〜図42のように、環状
矩形導波管77、回転により位置の変化する開口部7
8、モータ79、80、回転軸81、82および回転角
検出器(アブソリュート・ロータリー・エンコーダ)8
3を有し、回転角すなわち開口部78の回転位置が検出
できる構成である。
の構成では、導波管と加熱室を接続して電磁波を加熱室
内に入れる場合、食品の材質や形状ごとに加熱分布を均
一にする適切な開口部の位置が異なり、一つの開口部で
すべての食品を均一に加熱することはできないという問
題があった。
熱すると、縁のほうから加熱が進み中心は冷たいままと
いう顕著な加熱むらが起こることが一般に知られてい
る。一例として、図43のように平らで5×5ますに区
切ったアクリル製の容器84に水を入れ、従来の電子レ
ンジ(開口部の位置は後ろ)で加熱したときのそれぞれ
のますの温度上昇を示すと、図44(a)となる。容器
84の形状は加熱室に丁度入る程度の大きさで回転でき
ないため、ターンテーブルよりもわずかに高い位置に容
器を固定して加熱した。開口部の位置が後ろなので、後
ろ側のますでの温度上昇が高くなることがわかる。また
図44(b)は、図44(a)のデータを加工したもの
で、中央のますを中心として対象位置(中心から等距
離)にあるますの温度上昇を平均化しており、ターンテ
ーブルの回転による平均化を想定したものである。この
結果から、前述の通り、縁のほうから加熱が進み中心は
冷たい加熱むらが生じることがわかる。
室底面の中央付近に開口部を設ける場合、食品の底面が
加熱され、対流のある液体状の食品ならば均一に加熱で
きるが、対流のない固体状の食品は底面ばかり温度が上
がるという問題があった。この時ターンテーブルを用い
ると、同心円上の加熱分布の均一化は図れるが、いくら
ターンテーブルを回転させたとしても、回転中心から見
た半径方向の分布や上下方向の分布は改善されない。
りも放射に重点を置き、食品に近い下方からの電磁波の
放射位置を制御するものは、放射位置により食品の任意
の位置を局所的に加熱することができる。しかしながら
多くの導波管12が必要で、それぞれの導波管12への
給電を切り替える構成が複雑になるという問題があっ
た。
開口部71の間を加熱することができないという問題が
あった。
形導波管77や環状の導波管85により開口部75、7
8の位置を変える場合は、連続的に励振位置を変えるこ
とができる。しかしながら環状矩形導波管77や環状の
導波管85が大きなスペースを有し、構成が複雑になる
という問題があった。図38によると加熱室内のうちタ
ーンテーブル16の占める割合が少ないので、食品を置
けるスペースが限定されるという問題があった。さらに
環状の導波管85が邪魔になるので底面ヒータなどの他
部品を構成できないという問題があった。
どを加熱室内でこぼした場合、導波管12や環状矩形導
波管77や環状の導波管85内に入り込んで電界の集中
を引き起こしたり、駆動部分を詰まらせて駆動停止しか
ねないという問題があった。
器83により開口部78の回転位置が検出でき、精度よ
く開口部78位置を制御できる。しかし側方の開口部7
8から励振するので、電磁波が食品2に到達するまでに
は距離があり、電磁波が拡散してしまうのである。この
拡散の度合いは、食品2の置き方による開口部78から
食品2までの距離の変化によっても大きく変化し、加熱
される部分が特定できないので、狙ったところだけを加
熱するという事はできない。よって回転角検出器83で
精度よく開口部78位置を制御しても効果が少ないとい
う問題があった。その上、電磁波が拡散すると、食品以
外のいろいろな部分(加熱室壁面など加熱すべきでない
部分)と衝突して損失が生じるため、加熱効率を悪くす
るという問題もあった。その他にも、異種の複数の食品
を入れると、いずれかのみを選択して加熱することはで
きず全てのものに電磁波が衝突し、軽いものや密度の小
さいものや誘電損(比誘電率と誘電正接の積)の大きな
ものが先に温度上昇してしまうという問題があった。
ト・ロータリー・エンコーダを使用するので、位置(角
度)検出の精度を上げるにはビット数を増やさなければ
ならず、ビット数に応じた数だけ配線の数を増やさなけ
ればならず、制御に関する構成が複雑になったり、コス
トが高くなるという問題があった。
するために、加熱室内に電磁波を放射して被加熱物を加
熱する電磁波放射手段を有し、位置確認手段で電磁波放
射手段の位置を確認し、制御手段で電磁波放射手段の位
置を制御するものである。
の位置に正確に制御できるので、被加熱物を所望の仕上
がり状態にすることができる。
態を所望の状態にするために、加熱室内に電磁波を放射
する移動自在の電磁波放射手段の位置を確認し、所望の
仕上がり状態が得られる位置にくるように制御するもの
である。
物を加熱する電磁波放射手段と、前記電磁波放射手段の
位置を確認する位置確認手段と、前記電磁波放射手段の
位置を制御する制御手段を備えたものである。
確に制御できるので、被加熱物を所望の仕上がり状態に
することができる。
波放射手段の位置を確認する構成としたものである。
場合も、電磁波放射手段が不確定な位置にならずに、所
望の位置に正確に制御できる。
波放射手段の位置を確認する構成としたものである。
も、電磁波放射手段が不確定な位置にならずに、所望の
位置に正確に制御できる。
開閉手段の開から閉または閉から開への変化を検出する
開閉検出手段を有し、位置確認手段は、前記開閉検出手
段により開または閉を検出した検出の後に電磁波放射手
段の位置を確認する構成としたものである。
閉した場合も、電磁波放射手段が不確定な位置にならず
に、所望の位置に正確に制御できる。
基準となる位置に到達したことを検出する基準位置検出
手段を有し、制御手段は、前記基準位置検出手段からの
信号に基づいて前記電磁波放射手段の位置を制御する構
成としたものである。
基準となる位置で停止させる停止手段を有する構成とし
たものである。
段の位置を確認して制御するので、位置ずれを修正でき
る。
置で電磁波放射手段の位置を確認する構成としたもので
ある。
できる。また、制御手段は、加熱開始時の電磁波放射手
段の位置が常に一定で、途中から電磁波放射手段の位置
を変更するよう制御する構成としたものである。
途中までの加熱分布を一定とすることができる。
の略底面中央が加熱される加熱分布となるように電磁波
放射手段の位置を制御する構成としたものである。
なるのを防ぐことができる。また、電磁波放射手段から
の電磁波出力を制御する出力制御手段を有し、前記出力
制御手段は、位置確認手段が前記電磁波放射手段の位置
を確認するときは、前記電磁波出力を0とするかまたは
低下させるよう制御する構成としたものである。
生を抑えるので、位置確認中の加熱むらの発生や、無駄
な電力消費を防ぐことができる。
る電磁波発生手段と、前記電磁波発生手段からの電磁波
を加熱室内に導く導波手段と、前記導波手段により導か
れた電磁波を放射する放射手段と、前記放射手段を駆動
する駆動手段とを有し、前記放射手段の位置により被加
熱物の加熱分布が変化し、位置確認手段は、前記放射手
段の位置または前記駆動手段の位置を確認し、制御手段
は、前記駆動手段を制御することで前記放射手段の位置
を制御する構成としたものである。
に正確に制御できるので、被加熱物を所望の仕上がり状
態にすることができる。
検出手段を有し、制御手段は、前記物理量検出手段によ
り電磁波放射手段の位置を制御する構成としたものであ
る。
波放射手段を所望の位置に正確に制御できるので、被加
熱物を適切な仕上がり状態にすることができる。
分布を検出する温度分布検出手段により構成したもので
ある。
磁波放射手段を所望の位置に正確に制御できるので、被
加熱物を適切な仕上がり状態にすることができる。
を検出する重量検出手段により構成したものである。
放射手段を所望の位置に正確に制御できるので、被加熱
物を適切な仕上がり状態にすることができる。
よび加熱前の状態に関する情報または加熱方法または加
熱仕上がり状態の少なくとも1つを設定できる設定手段
を有し、制御手段は、前記設定手段により電磁波放射手
段の位置を制御する構成としたものである。
射手段を所望の位置に正確に制御できるので、被加熱物
を所望の仕上がり状態にすることができる。
て説明する。 (実施例1)図1は、本発明の実施例1の高周波加熱装
置のブロック図である。
所望の仕上がり状態に加熱するために、加熱室1内に電
磁波3を放射する電磁波放射手段4と、電磁波放射手段
4の位置が正しいかどうかを確認する加熱室内の位置確
認手段5と、電磁波放射手段4の位置を所望の加熱分布
にとって適切な位置に制御する制御手段6を有してい
る。
置により加熱室内の電磁波の分布が変わるものであれば
何でも良い。たとえば、マグネトロンや半導体発振に代
表されるような電磁波を発生する手段を動かすもの、放
射アンテナを動かすもの、加熱室内の誘電体や金属など
を動かすもの(スタラーに類するもの)、導波管自体を
動かすもの、導波管内の誘電体や金属などを動かすも
の、電磁波を放射する導波管の開口の少なくとも一部を
開閉(あるいは変形)する開閉(変形)手段を動かすも
のなどがあるが、これらのみに限定するものではない。
位置により加熱室内の電磁波の分布が変わるものであれ
ば、位置を確認して、適切な位置に制御することで、加
熱分布(仕上がり状態)を変えることができる。
高周波加熱装置のブロック図である。
波3aを発生する電磁波発生手段7と、電磁波発生手段
7からの電磁波3aを受けて加熱室1内に導く導波手段
8と、導波手段8により加熱室1内に導かれた電磁波3
bを受けて実際に電磁波3cとして放射する放射手段9
と、制御手段6により放射手段9を駆動して被加熱物2
の加熱分布を変化させる駆動手段10を有している。ま
た位置確認手段5は、加熱室1内で放射手段9の位置を
確認している。
ことで電磁波を放射するもの(放射アンテナ)とし、閉
空間内に閉じこめた電磁波を開口(または励振口、給電
口)より放出するもの(導波管)とは異なるものと定義
する。
高周波加熱装置の要部ブロック図である。
放射手段4を基準となる位置で停止させる停止手段11
を有し、制御手段6が電磁波放射手段4をそれ以上に動
かそうとしても強制的に停止させるものである。よって
位置確認手段5は、停止手段11により能動的に電磁波
放射手段4の位置を確認するものといえる。
例4の代表的な高周波加熱装置である電子レンジの断面
構成図である。
的な電磁波発生手段であるマグネトロン7から出た電磁
波が、代表的な導波手段8を構成する導波管12および
導波管12と同軸結合する結合部13を介して、代表的
な放射手段である放射アンテナ9により加熱室1内に放
射され、代表的な被加熱物である食品2を加熱するもの
である。また結合部13を導波管12との間で保持する
保持部14や、結合部13と勘合して結合部13および
放射アンテナ9を回転駆動させる代表的な駆動手段であ
るステッピングモータ10を構成している。
に回転させるために、電磁波が透過するガラスやセラミ
ック製の皿15と、ターンテーブル16を有し、また放
射アンテナ9を使用しないときに格納するために壁面の
一部を加熱室1の外側に突出させて構成した突出部17
を構成している。
回転させるターンテーブルモータ18、食品2の重量を
判定するための重量検出手段19、オーブン調理やグリ
ル調理の際に食品2を輻射加熱するヒータ20、食品2
の温度分布を検出する温度分布検出手段21、使用者が
設定入力する設定手段22および制御手段6を構成して
いる。ここで設定手段22は、使用者が、食品2の名称
に関する情報(たとえば”牛乳”、”酒”など)、食品
2の種類に関する情報(たとえば”根菜”、”葉菜”な
ど)、加熱前の状態に関する情報(たとえば初期温度や
保存状態など)、加熱方法(たとえば”強”、”弱”な
ど)または加熱仕上がり状態(たとえば”解凍”、”あ
たため”など)を入力するか選択するかにより設定する
ものである。また制御手段6は、マグネトロン7からの
電磁波出力を制御する出力制御手段23、ステッピング
モータ10を制御して放射アンテナ9の回転や停止を制
御するアンテナ制御手段24、ターンテーブルモータ1
8を制御してターンテーブル16の回転や停止を制御す
るテーブル制御手段25などを有し、重量検出手段1
9、温度分布検出手段21および設定手段22などによ
り、制御している。
において、マグネトロン7の放射部26から放射された
電磁波は導波管12内を管内波長λgで伝送し、放射部
26での電界が強く、λg/4ごとに電界が強弱(腹
節)を繰り返す定在波となる。また結合部13により、
導波管12内の電磁波を効率よく突出部17へ導くため
に、放射部26から結合部13までの距離L1をm・λg
/2(ただしmは0以上の整数)としている。さらに導
波管12の端面27で電界を弱くするために、結合部1
3から端面27までの距離L2を(2n+1)・λg/4
(ただしnは0以上の整数)としている。
図6において、放射アンテナ9は結合部13から伝送さ
れた電磁波を加熱室1内に放射するものであるが、電磁
波の放射方向は放射アンテナ9の長手方向に強い指向性
を有している。また放射アンテナ9の位置は、実矢線2
8a、28bの範囲で変更可能で、ステッピングモータ
10により位置決め駆動している。図6の放射アンテナ
9の位置はターンテーブル16の回転軸29を向く位置
であり、放射アンテナ9の駆動範囲の中で最も加熱室1
底面の中央方向に強い指向性を有する状態である。この
とき放射アンテナ9はターンテーブル16上の食品2と
近接した位置にあり、食品2の底面中央を集中的に加熱
することができる。
熱室1のコーナーを向く位置であり、放射アンテナ9の
駆動範囲の中で最も加熱室1の周囲方向に強い指向性を
有する状態である。このとき放射アンテナ9はターンテ
ーブル16上の食品2と離れた位置にあり、電磁波を拡
散させて周囲から食品2を加熱することができる。
ングモータ10により図6〜図8からみて時計回り(図
6の実矢線28a方向)に駆動されているが、代表的な
停止手段であるストッパー30に当たることでこれ以上
駆動できないため、この位置(基準位置)に保持されて
いる。このときアンテナ制御手段24が、ステッピング
モータ10により、放射アンテナ9を図6〜図8からみ
て時計回り(図6の実矢線28a方向)に駆動し、かつ
放射アンテナ9の駆動範囲より十分大きな範囲を駆動す
るよう制御することで、いつでも放射アンテナ9を基準
位置に停止させることができる。よってストッパー30
は、停止手段であるとともに、放射アンテナ9が基準位
置にあることを確認する位置確認手段といえる。
加熱分布が大きく変化するため、放射アンテナ9の位置
を正確に制御しなければならない。そこで本実施例で
は、放射アンテナ9をいったん基準位置まで駆動し、そ
の後方向を反転(反時計回り)してねらった位置まで駆
動して停止させることとしている。
ることで、放射アンテナ9全体を突出部17内に格納し
ている。本実施例では、放射アンテナ9が加熱室1内に
位置すると邪魔になる場合(たとえば、ヒータ20のみ
で加熱したい場合や、使用者が加熱室1内を掃除する場
合)に、放射アンテナ9を突出部17内に格納し、邪魔
にならないようにしている。
9において、放射アンテナ9は、湾曲させて電界を集中
させる集中部31を有するとともに、湾曲させることで
集中部31から先端32にかけての部分は上方に位置す
る構成としている。よって集中部31から先端32に生
じる電界は、上向きに伝わりやすくなり、指向性が増す
効果がある。たとえば図6のような位置に放射アンテナ
9が位置する場合は、集中部31から先端32の部分で
被加熱物との鉛直距離が近くなるので、より被加熱物を
集中的に加熱しやすい。
に、保持部14で保持するだけでは先端32の高さ方向
の位置がふらついて変動しやすい。そこで、加熱室1の
底面上で放射アンテナ9を保持するスペーサ33を構成
し、放射アンテナ9が駆動するときにはスペーサ33上
を滑らせながら高さ方向の位置を規制して、ふらつきを
抑えている。
本実施例では、テーブル制御手段25はターンテーブル
16を一定回転させて、回転軸29を中心とした同心円
上の加熱分布の均一化をはかっている。ターンテーブル
16が一定回転する場合、放射アンテナ9の位置により
電磁波の集中する部位がターンテーブル16の半径方向
に変化するので、底面集中型の加熱から周囲分散型の加
熱へと連続的に切り替えることができる。
の食品を同時に載置してその中で選択加熱したりする場
合はこの限りではない。例えば幕の内弁当を加熱するよ
うな場合、ご飯のように加熱すべき食品と、生野菜や刺
身や漬物のように低温で食べるべき食品が一つの容器に
入っている。この場合、ご飯と生野菜や刺身や漬物を分
けることなく一つの容器のまま加熱室に入れ、ご飯だけ
を加熱することが望ましい。そこでターンテーブル16
の回転中に、局所的に加熱したい部分(たとえばご飯)
が放射アンテナ9の真上にきた場合、ターンテーブル1
6を停止させるか、あるいは回転速度を減速させるなど
の方法により、その部分だけを集中的に加熱することが
できる。この方法は、局所加熱や選択加熱ができるとい
うことと、無駄な加熱をしないのでエネルギーのロスを
防ぐという効果がある。
制御手段25でターンテーブル16を変速させるのと同
様の効果を得る方法がある。ターンテーブル16は一定
回転させたまま、局所的に加熱したい部分が放射アンテ
ナ9から離れた位置にある時間帯にマグネトロン7の発
振を停止させ電磁波を加熱室1内部に入れないようにし
ても良い。ただし、この場合は加熱終了までに長時間を
要する。
壁面の開口34から食品2の温度を検出し、加熱分布を
検出しているが、温度分布検出手段21自身の構成につ
いて説明を加える。非接触で温度を検出する一般的な温
度分布検出手段21としては、食品2から放射される赤
外線量を電気信号に変換する赤外線センサがある。赤外
線センサとしては、内部に熱接点と冷接点を有するサー
モパイル型や、チョッパを有する焦電型などがあり、本
発明ではどちらを採用しても良い。
発明の実施例5の電子レンジの温度分布検出手段21
と、温度分布検出手段21による制御手段6の動作につ
いて説明する。
示している。加熱室1の壁面に開口34を設け、2種の
板金35aと35bで電磁波を妨げるチョーク構造を構
成している。35aは光路を形成するもので壁面に広が
りを持った筒状の金属部品で壁面に密接している。35
bは小孔36を持った箱状の金属部品で壁面に密接して
いる。このチョーク構造35a、35bにより加熱室1
内から赤外線は小孔36より外部に出るが、加熱室1内
の電磁波は遮断され外部にはほとんど漏れない。図10
において寸法Lを電磁波の波長をλとしてλ/4に設計
する、即ち周波数が2.45GHzであれば約30mm
にすることで、小孔36でのインピーダンスが無限大と
なり電磁波の遮断効果は最も大きい。
出素子で、入光する赤外線量、即ち視野となる加熱室1
内の位置の温度に相関を持った出力をするものである。
赤外線検出素子37は固定部材38内部に固定し、固定
部材38に取り付けたレンズ39を通して視野を絞って
狭い範囲の温度を検出している。レンズ39はフレネル
レンズで赤外線の透過する材料で構成している。40は
ステッピングモータであり、41を第1の回転軸として
小歯車42とチョッパ43を回転する。
外線検出素子37に至る光路を開閉しながら回転する。
小歯車42は大歯車44と接し大歯車44には第2の回
転軸45を取り付け、第2の回転軸45は受け部46に
より回転自在に取り付けている。また、第2の回転軸4
5にはプリント基板47を取り付け、プリント基板47
には赤外線検出素子37の他、増幅回路等の電子回路
(図示せず)を取り付けている。これらは赤外線の光路
となる位置に小孔48を持った金属ケース49に収納さ
れ金属蓋50で覆い金属蓋50でチョーク構造35bに
固定している。
線検出素子37を図10の手前から奥に首振りし、同時
にチョッパ43による光路の開閉の両方を行っている。
この赤外線検出素子37の首振りの周期はモータ40の
回転周期の整数分の1に設定、即ちモータ40の回転周
期を赤外線検出素子37の回転周期の整数倍としてい
て、モータ40の回転ごとに同じ位置の温度を検出でき
る構成としている。
示す。赤外線検出素子37の検出視野を小円で示し、検
出中心の軌跡を破線で示している。この例では赤外線検
出素子37の首振り片道で温度検出位置を5箇所変更し
ている。この首振りとモータ40の回転の組み合わせ
で、検出位置は皿15の全体を覆い2次元的に温度分布
を検出できるものである。また、赤外線検出素子37の
首振りの整数倍の周期でモータ40は回転するので、タ
ーンテーブルの1周前の温度との温度差や初期からの温
度変化を各検出位置ごとに検出できるものである。
により説明する。制御手段6は温度分布検出手段21で
検出した温度分布により電磁波放射手段4を制御(図4
ではステッピングモータ10で放射アンテナ9を制御)
するのであるが、まず検出した温度が食品2の温度なの
か、または皿15や加熱室1の壁面の温度であるのかを
各検出位置ごとに区別するのが被加熱物抽出手段51で
ある。加熱初期には食品2がどのような大きさのもので
あるか、どの位置に置かれているかなどわからないの
で、まず均一加熱制御手段52で電磁波放射手段4を制
御する。均一加熱制御手段52はモータ40の回転周期
に比べて十分早い周期でステッピングモータ10により
放射アンテナ9を往復させる、あるいはランダムに駆動
するなど連続的に制御して、加熱室1内に下方からの電
磁波を撹拌しおおよそ均一に分布させる。また、この均
一加熱制御手段52でステッピングモータ10により放
射アンテナ9を制御している間に各検出位置ごとの温度
上昇により食品2であるかそうでないかを区別する。
ングモータ10により放射アンテナ9を制御していると
きの食品2の表面温度変化と皿15など食品2ではない
部分の温度変化を示す。横軸は加熱開始からの経過時
間、縦軸は加熱開始からの温度変化であり、斜線で示し
たDの領域が皿15など食品2でない部分の温度変化を
示し、Eの領域が食品2の温度変化を示している。この
ように皿15は食品5に比べて誘電損失が小さいので電
磁波が吸収されにくくほとんど温度上昇しないので明確
に区別ができる。温度変化演算手段53は例えばモータ
40の加熱開始から1周目の各検出位置に対応した温度
を記憶しておき、それからt1時間経過後の各検出位置
に対応した温度から1周目の温度との温度差ΔTを演算
する。温度変化比較手段54は温度変化演算手段53の
演算結果である温度差ΔTが予め定めた判定曲線Fの所
定値ΔT1より大きければ食品2、小さければ皿15と
して区別するのである。
2であるか、皿15であるかの区別ができれば加熱モー
ド切替手段55により放射アンテナ9の制御を均一加熱
制御手段52から局所加熱制御手段56に切り替える。
局所加熱制御手段56は放射アンテナ9を適当な位置で
止めながら電磁波の集中する箇所を制御するものであ
る。57は低温部分抽出手段であり、被加熱物抽出手段
51で食品2と判定した検出位置の中から温度の低い箇
所を抽出する。局所加熱制御手段56は低温部分抽出手
段57で抽出された温度の低い箇所に電磁波が放射され
るように放射アンテナ9の位置を制御するのである。ま
た、局所加熱制御手段56で食品2の低温部分に電磁波
を放射することで食品2から低温部分がなくなり全体が
均一温度になれば再度均一加熱制御手段52で放射アン
テナ9を制御しても良い。
7の首振り1往復の間で被加熱物抽出手段51が食品2
と判定した検出位置の中で最も検出温度の低い検出位置
を加熱位置として記憶しておく。モータ40の1回転の
間に赤外線検出素子37の首振りの往復は繰り返される
が、それぞれの首振り1往復における加熱位置を記憶す
る。モータ40の回転で放射アンテナ9の上部にある半
径方向での記憶している加熱位置に向けて局所加熱制御
手段56が放射アンテナ9の角度を調節し、加熱位置、
即ち食品2の中での低温部分を加熱するのである。この
制御を繰り返すことで食品2から低温部分がなくなり全
体に均一に加熱されることになるのである。
ングモータ10の駆動回数を減らす簡易的な方法として
は、赤外線検出素子37の検出位置は同心円上に並ぶも
のであり、各同心円の円周単位で食品2か皿15かを区
別し、食品と判定できる円周についてはその円周の中で
の最高温度を抽出し、その最高温度が最も低い円周を低
温部分抽出手段57が抽出して、その円周に電磁波が集
中するように放射アンテナ9の角度を調節しても良い。
この場合には放射アンテナ9の耐久性能を向上させる効
果がある。
味は、局所加熱に対して広域加熱を表現しているもので
あり、完全に万遍にムラなく加熱することを条件とする
ものではない。
手段21を物理量検出手段として用いていたが、本発明
はこれに限定するものではない。例えば食品の形状や色
を認識できるCCDイメージセンサと呼ばれる固体撮像
素子を使っても可能である。この場合には加熱の進行に
従って変化する色とその分布を基に制御手段が電磁波放
射手段を制御すればよく、例えば肉であれば赤から薄茶
を経て白っぽく変化する色に合わせ全体が薄茶の色に仕
上がるように電磁波放射手段を制御する。また形状の変
化を基に制御手段が電磁波放射加熱手段を制御してもよ
く、例えば餅であれば柔らかくなり膨らむ変化があるの
で全体が同じように膨らみかけるように電磁波放射手段
を制御する。複数の発光素子と受光素子を使って光路の
遮断パターンから形状認識しても同様の効果が得られ
る。また形状に合わせて最適な電磁波放射手段の制御パ
ターンを予め記憶しておけば、固体撮像素子や複数の発
光素子と受光素子で認識できる初期の形状認識で制御手
段が電磁波放射手段を制御することも可能である。また
メニューと重量に合わせて最適な電磁波放射手段の制御
パターンを予め記憶しておけば重量検出手段により制御
することも可能である。
により、制御手段6が電磁波放射手段4の位置制御を行
う構成について説明する。
22の入力に応じてアンテナ制御手段24がステッピン
グモータ10を駆動し放射アンテナ9を適切な位置に制
御する。また、出力制御手段23がマグネトロン7を制
御して電磁波の放射を開始する。その後加熱が進むと、
設定手段22の入力内容を元に、必要であれば何度かス
テッピングモータ10を駆動して加熱むらをなくすよう
に制御したり、マグネトロン7の出力を変化させる制御
を行い、加熱終了まで加熱する。
関する情報を入力する代表的な手段として”牛乳”とい
うキーがあったとする。牛乳のような液体は加熱により
対流が生じて上下方向に加熱むらが起こりやすい(上部
が高温かつ下部が低温になりやすい)ため、加熱むらを
無くすには底面を集中的に加熱するのがよい。よって設
定手段22で”牛乳”を選択したときは、アンテナ制御
手段24がステッピングモータ10を駆動し、加熱の開
始から終了まで放射アンテナ9を底面集中加熱に適した
位置(たとえば図6の位置)に固定する。
入力する代表的な手段として”解凍”というキーがあっ
たとする。冷凍状態にある食品は対流が生じない固体で
あり、加熱むらを無くすには各部を均等に加熱しなけれ
ばならない。よって設定手段22で”解凍”を選択した
ときは、アンテナ制御手段24がステッピングモータ1
0を駆動し、物理量検出手段(たとえば実施例5で述べ
た温度分布検出手段や重量検出手段、あるいはその他の
検出手段)により検出した食品2の物理量に応じて放射
アンテナ9の位置を変更する。
の高周波加熱装置の制御動作を示す特性図である。
ON/OFFの動作を示し、図14(b)は横軸に時
間、縦軸に位置確認手段による電磁波放射手段の位置確
認のON/OFFの動作を示している。本実施例では、
高周波加熱装置の電源がOFFからONになったとき
(電源投入時)、すぐに、位置確認をOFFからONに
する(位置確認手段が電磁波放射手段の位置確認を行
う)。これは、停電など加熱途中で電源がOFFしてし
まったときに電磁波放射手段の位置が制御できなくなる
とか、電源がOFFの時に電磁波放射手段の位置が変わ
る(たとえば高周波加熱装置を運搬するときに自然に動
いてしまう)ことが考えられるが、その後電源をONに
すれば位置確認手段が電磁波放射手段の位置を速やかに
確認し、正確に位置制御できるようにする効果がある。
の高周波加熱装置の制御動作を示す特性図である。
理のON/OFFの動作を示し、図15(b)は横軸に
時間、縦軸に位置確認手段による電磁波放射手段の位置
確認のON/OFFの動作を示している。本実施例で
は、加熱調理がONからOFFになったとき(調理終了
時)、すぐに、位置確認をOFFからONにする(位置
確認手段が電磁波放射手段の位置確認を行う)。これ
は、繰り返して調理を行うときに、電磁波放射手段を何
度も動かすことで徐々に目標の位置からずれてくること
が考えられるが、一回の加熱調理ごとに位置確認手段が
電磁波放射手段の位置を速やかに確認し、正確に位置制
御できるようにする効果がある。
の高周波加熱装置の制御動作を示す特性図である。
する代表的な開閉手段であるドアと、ドアの開閉を検出
する開閉検出手段であるドアラッチスイッチを有してい
る。図16(a)は横軸に時間、縦軸にドアの開/閉の
動作を示し、図16(b)は横軸に時間、縦軸に位置確
認手段による電磁波放射手段の位置確認のON/OFF
の動作を示している。本実施例では、ドアが閉から開に
なったとき(ドアが開いた時)、すぐに、位置確認をO
FFからONにする(位置確認手段が電磁波放射手段の
位置確認を行う)。これは、加熱途中で使用者がドアを
あけてしまったときに電磁波放射手段が中途半端な位置
で停止してしまい制御できなくなることが考えられる
が、ドアが開くごとに位置確認手段が電磁波放射手段の
位置を速やかに確認し、正確に位置制御できるようにす
る効果がある。
10の高周波加熱装置の制御動作を示す特性図である。
開/閉の動作を示し、図17(b)は横軸に時間、縦軸
に位置確認手段による電磁波放射手段の位置確認のON
/OFFの動作を示している。本実施例では、ドアが開
から閉になったとき(ドアが閉まった時)、すぐに、位
置確認をOFFからONにする(位置確認手段が電磁波
放射手段の位置確認を行う)。これは、ドアが開いてい
るときに使用者が電磁波放射手段に触れて位置を変えて
しまい、制御できなくなることが考えられるが、ドアが
閉まるごとに位置確認手段が電磁波放射手段の位置を速
やかに確認し、正確に位置制御できるようにする効果が
ある。
の実施例11の高周波加熱装置の構成図と特性図であ
る。
で、加熱室1の底面下にある導波管12(波線内の領
域)から放射アンテナ9に電磁波を伝送している。放射
アンテナ9の位置は、放射アンテナ9がストッパー30
に当たって停止している位置を0度として角度θ(実矢
線)で表現する。図18には、角度0度の場合と、角度
90度の場合の2つの状態を図示している。本実施例で
は、駆動範囲以上の駆動信号を与えて放射アンテナ9を
反時計回りに回転駆動し、ストッパー30に当てて停止
させ、これを0度の位置として確認する。そしてその位
置を基準として目標の角度に対応する駆動信号を与えて
時計回りに回転駆動する事により放射アンテナ9の位置
を制御している。
構成図である。放射アンテナ9を加熱室底面上で一定の
高さに保持するスペーサ58は、テフロンなど高周波損
失の少ない材料からなり、放射アンテナ9と接続されて
一緒に駆動するもので、駆動するときには加熱室底面に
接触しながら滑らせることで高さ方向の位置を規制して
いる。またスペーサ58は、摩擦を抑えるために下に凸
の曲部59を構成している。
た構成図である。ターンテーブル16は、回転軸29
と、皿を介して食品を保持する保持部60からなり、保
持部60は、図4と同様、放射アンテナ9の上部に位置
している。保持部60は、回転軸29上から反対向きの
2方向に延びた直線状導体61、2つの直線状導体61
をつなぐ環状導体62、環状導体62から3方向に延び
た直線状導体63、3つの直線状導体63をつなぐ環状
導体64からなる。直線状導体61の両側には、直線状
導体61と環状導体62により電磁波が透過可能な2つ
の透過部65を形成し、同様に、環状導体62、直線状
導体63、環状導体64により3つの透過部66を形成
している。ここで透過部の面積が大きいほど電磁波が透
過しやすいが、導体の幅が小さくなると保持部60全体
の強度が弱くなるので適当な寸法を選んでいる。特に透
過部65は食品の底面を集中的に加熱するために不可欠
であり、電磁波の波長をλとすると、直線状導体61の
幅Hをλ/4以下、かつ長さIをλ/4以上で選ぶべき
である。ちなみに電子レンジでよく用いられる電磁波の
波長λは122mmであり、このとき、λ/4は30.
5mmとなる。また本実施例の場合、より食品の底面を
集中的に加熱できるように、H=15mm、I=50m
mとしている。
り、図18〜図20の構成で放射アンテナ9の角度θを
変え、図43と同じ容器の水を加熱した時の温度上昇を
示したものである。
(a)は実測データで右後方の温度上昇が大きい。また
図21(b)は、図21(a)のデータを加工したもの
で、ターンテーブルの回転を想定したものである。この
結果から、図44の従来の電子レンジの加熱分布とほぼ
同等であり、縁のほうから加熱が進み中心は冷たくなる
ことがわかる。
(a)は実測データで右後方のピークが下がっている。
また図22(b)は、図22(a)のデータを加工した
もので、ターンテーブルの回転を想定したものである。
この結果から、図21(b)と比べるとかなり中央が温
度上昇することがわかる。
(a)は実測データで中央に向かって温度上昇が大き
い。また図23(b)は、図23(a)のデータを加工
したもので、ターンテーブルの回転を想定したものであ
る。この結果から、中央が集中的に温度上昇することが
わかる。
ら、放射アンテナ9の角度θを横軸に、全体の温度上昇
の総和に対する個々のますの温度上昇の割合を縦軸にし
て示したものである。Jは中央のますの特性、Kは4す
みのますの平均値の特性である。角度θが大きくなるに
つれて、Jは増加し、Kは減少している。すなわち、0
≦θ≦90の範囲では、角度θが大きくなると電磁波が
中央に集中する割合が増えることがわかる。また角度θ
により加熱分布が大きく変化するので、ストッパー30
で電磁波放射手段の位置を確認しながら制御すること
で、精度よく任意の加熱分布をつくることができる。
の牛のスライス肉を解凍する場合、放射アンテナ9の角
度θを一カ所に停止させた状態で加熱分布の評価を行っ
ていくと、図25のように放射アンテナ9の角度θが8
6.25度の位置で最もよい出来映え(温度むらの少な
い状態)となった。
凍加熱終了時の温度むらを示す特性図である。縦軸に実
測温度をとり、最高温度と最低温度を実線で結んでい
る。電子レンジの現行品の特性はL(最高温度50.2
℃、最低温度−1.3℃、温度差51.5)、本実施例
の放射アンテナ9の角度θが86.25度での特性はM
(最高温度36.1℃、最低温度−1.1℃、温度差3
7.2)であり、本実施例の方が温度むらが縮小してい
る。ただし、双方とも、加熱条件は、出力制御手段によ
りマグネトロンからの約300wの高周波出力をON/
OFFさせて見かけ上170wの出力で8分間加熱し
た。
ながら、加熱の遅い部分を集中的に加熱できるように途
中で角度θを変えると、より出来映えが良くなる。
12の高周波加熱装置のブロック図である。
を所望の仕上がり状態に加熱するために、加熱室1内に
電磁波3を放射する電磁波放射手段4と、電磁波放射手
段4の位置が正しいかどうかを確認する加熱室外の位置
確認手段5と、電磁波放射手段4の位置を所望の加熱分
布にとって適切な位置に制御する制御手段6を有してい
る。位置確認手段5は加熱室外に位置するので、電磁波
にさらされないため、構成材料面での制限が少ない。
13の高周波加熱装置のブロック図である。
磁波3aを発生する電磁波発生手段7と、電磁波発生手
段7からの電磁波3aを受けて加熱室1内に導く導波手
段8と、導波手段8により加熱室1内に導かれた電磁波
3bを受けて実際に電磁波3cとして放射する放射手段
9と、制御手段6により放射手段9を駆動して被加熱物
2の加熱分布を変化させる駆動手段10を有している。
また位置確認手段5は、加熱室1外で駆動手段10を介
して放射手段9の位置を確認している。
14の高周波加熱装置の要部ブロック図である。
波放射手段4が基準となる位置に到達したことを検出す
る基準位置検出手段67を有し、電磁波放射手段4の位
置が基準位置にあることを検出している。また制御手段
6は、基準位置検出手段67からの信号に基づいて電磁
波放射手段4の位置を制御するものである。よって位置
確認手段5は、基準位置検出手段67により受動的に電
磁波放射手段4の位置を確認するものといえる。
15の代表的な高周波加熱装置である電子レンジの要部
断面構成図である。
導波管12内の電磁波を結合部13、放射アンテナ9に
より加熱室1内に放射し、制御手段6は、ステッピング
モータ10により結合部13を回転駆動することで放射
アンテナ9の角度を制御している。ここでステッピング
モータ10の回転軸68は導波管12よりも下部の加熱
室1外でカム69と接続され、放射アンテナ9が基準位
置に到達したときにスイッチ70を押す構成である。制
御手段6は、代表的な基準位置検出手段であるカム69
とスイッチ70により放射アンテナ9が基準位置にある
ことを確認し、その後、所望の位置に放射アンテナ9を
制御する。ステッピングモータを使う場合、スイッチ7
0を押してからの駆動パルス数により正確に位置決め制
御をすることができる。
位置(図18参照)とし、常に基準位置で加熱を開始
し、加熱途中で放射アンテナ9の位置を変更することで
それまでに発生した加熱むらを補う構成とする。
手段の位置を確認する基準位置なので、位置を確認した
後すぐに加熱を開始できる効果がある。
が常に一定なので、同じ食品の場合、加熱初期に生じる
加熱分布もおおよそ一定である。よって加熱むらを補う
ために加熱途中で変更すべき放射アンテナ9の位置もお
およそ決まり、食品ごとにパターン化できる。よって制
御シーケンスが簡単になったり、制御手段6を構成する
部品を減らすことができる。
置が角度90度の位置なので、食品を底面中央から集中
加熱できる。よって電磁波が加熱室1内に拡散する前に
食品に入りやすいので、最も効率よく加熱を開始でき
る。特に牛乳などの液体を加熱する場合は、最初から最
後まで底面中央からの集中加熱をする方が加熱分布が良
く、一度も放射アンテナ9の位置を動かさずに済むので
より一層効率的である。
とスイッチ70の組み合わせ以外にも、様々な物理量を
検出することで基準位置を確認することが考えられる。
16の高周波加熱装置の制御動作を示す特性図である。
認手段による電磁波放射手段の位置確認のON/OFF
の動作を示し、図31(b)は横軸に時間、縦軸に出力
制御手段による電磁波放射手段からの高周波出力のON
/OFFの動作を示している。本実施例では、位置確認
をOFFからONにする(位置確認手段が電磁波放射手
段の位置確認を行う)時には、前もって高周波出力をO
NからOFFにする(加熱を中断する)。また、位置確
認をONからOFFにした(位置確認手段が電磁波放射
手段の位置確認を終えた)後に、高周波出力をOFFか
らONにする(加熱を再開する)。これは、位置確認を
行うときの電磁波放射手段の位置が加熱にふさわしい位
置とは限らず、位置確認中に電磁波を放射することによ
ってねらっていない部位を加熱してしまうのを防ぐため
である。よって不要な加熱むらを生じさせない効果があ
る。
波出力を0にまでしなくても、低下させるだけでも効果
がある。この場合、位置確認中にも加熱が進むので、高
周波出力を0にする時より、加熱時間を短くできる効果
がある。
17の高周波加熱装置のブロック図である。
を所望の仕上がり状態に加熱するために、電磁波3を放
射する加熱室1内の電磁波放射手段4と、電磁波放射手
段4の位置が正しいかどうかを確認する加熱室外の位置
確認手段5と、電磁波放射手段4の位置を所望の加熱分
布にとって適切な位置に制御する制御手段6を有してい
る。本実施例では、加熱室1内に電磁波放射手段4があ
るので、電磁波放射手段4から加熱室1内に電磁波を伝
送する時の損失を抑える効果がある。
18の高周波加熱装置のブロック図である。
を所望の仕上がり状態に加熱するために、電磁波3を放
射する加熱室1内の電磁波放射手段4と、電磁波放射手
段4の位置が正しいかどうかを確認する加熱室外の位置
確認手段5と、電磁波放射手段4の位置を所望の加熱分
布にとって適切な位置に制御する制御手段6を有してい
る。本実施例では、加熱室1内に電磁波放射手段4があ
るので、電磁波放射手段4から加熱室1内に電磁波を伝
送する時の損失を抑える効果がある。また、位置確認手
段5は加熱室外に位置するので、電磁波にさらされない
ため、構成材料面での制限が少ない。
テーブルのある構成が主であったが、本発明はこれに限
定されるものではない。たとえば、ターンテーブルがな
い代わりに、電磁波放射手段を1軸の回転だけでなく2
次元的に駆動する方法も考えられる。この場合、食品を
移動させないので重い食品を加熱することが可能にな
る。また、丸いターンテーブル上にしか食品を置けない
構成とは異なり、加熱室内のスペースを有効に活用でき
る効果がある。
ても、食品を平面上で回転することに限定されるもので
はない。食品を上下動させたり、上下動と平面上の移動
とを組み合わせ、なおかつ電磁波放射手段の位置と関連
づけて制御するなど、さまざまな方法が考えられる。こ
の場合、加熱分布をより一層こまやかに制御できる効果
がある。
装置によれば以下の効果がある。
し、制御手段で電磁波放射手段の位置を制御するので、
電磁波放射手段を所望の位置に正確に制御できるので、
被加熱物を所望の仕上がり状態にすることができる。
を確認するので、電源を抜き差しした後に使用する場合
も、電磁波放射手段が不確定な位置にならずに、所望の
位置に正確に制御できる。
を確認するので、調理終了後に別の調理をする場合も、
電磁波放射手段が不確定な位置にならずに、所望の位置
に正確に制御できる。
放射手段の位置を確認するので、使用者が調理途中に開
閉した場合も、電磁波放射手段が不確定な位置にならず
に、所望の位置に正確に制御できる。
到達したことを検出するか、または、電磁波放射手段を
基準となる位置で停止させることで位置を確認し、所望
の位置に制御するので、位置ずれを修正できる。
段の位置を確認するので、位置確認の後速やかに加熱を
開始できる。
が常に一定で、途中から電磁波放射手段の位置を変更す
るよう制御するので、同じ被加熱物ならば、加熱開始時
から途中までの加熱分布を一定とすることができる。
が加熱される加熱分布となるように電磁波放射手段の位
置を制御するので、被加熱物の底面中央が加熱不足とな
るのを防ぐことができる。
きは、電磁波出力を0とするかまたは低下させるよう制
御するので、位置を確認するときの電磁波の発生を抑え
るため、位置確認中の加熱むらの発生や、無駄な電力消
費を防ぐことができる。
正確に制御できるので、被加熱物を所望の仕上がり状態
にすることができる。
段の位置を制御するので、被加熱物の物理量に応じて、
電磁波放射手段を所望の位置に正確に制御できるので、
被加熱物を適切な仕上がり状態にすることができる。
波放射手段を所望の位置に正確に制御できるので、被加
熱物を適切な仕上がり状態にすることができる。
射手段を所望の位置に正確に制御できるので、被加熱物
を適切な仕上がり状態にすることができる。
射手段を所望の位置に正確に制御できるので、被加熱物
を所望の仕上がり状態にすることができる。
図
図
図
図
布検出手段の断面構成図
特性図 (b)同特性図
特性図 (b)同特性図
特性図 (b)同特性図
の特性図 (b)同特性図
構成図
特性図
ック図
ック図
ック図
断面構成図
の特性図 (b)同特性図
ック図
ック図
Claims (16)
- 【請求項1】被加熱物の仕上がり状態を所望の状態にす
るために、加熱室内に電磁波を放射する移動自在の電磁
波放射手段の位置を確認し、所望の仕上がり状態が得ら
れる位置にくるように制御することを特徴とする高周波
加熱装置。 - 【請求項2】加熱室内に電磁波を放射して被加熱物を加
熱する電磁波放射手段と、前記電磁波放射手段の位置を
確認する位置確認手段と、前記電磁波放射手段の位置を
制御する制御手段とを備えた高周波加熱装置。 - 【請求項3】位置確認手段は、電源投入時に電磁波放射
手段の位置を確認する構成とした請求項2記載の高周波
加熱装置。 - 【請求項4】位置確認手段は、調理終了後に電磁波放射
手段の位置を確認する構成とした請求項2記載の高周波
加熱装置。 - 【請求項5】加熱室を開閉する開閉手段と、前記開閉手
段の開から閉または閉から開への変化を検出する開閉検
出手段を有し、位置確認手段は、前記開閉検出手段によ
り開または閉を検出した後に電磁波放射手段の位置を確
認する構成とした請求項2記載の高周波加熱装置。 - 【請求項6】位置確認手段は、電磁波放射手段が基準と
なる位置に到達したことを検出する基準位置検出手段を
有し、制御手段は、前記基準位置検出手段からの信号に
基づいて前記電磁波放射手段の位置を制御する構成とし
た請求項2ないし5のいずれか1項に記載の高周波加熱
装置。 - 【請求項7】位置確認手段は、電磁波放射手段を基準と
なる位置で停止させる停止手段を有する構成とした請求
項2ないし5のいずれか1項に記載の高周波加熱装置。 - 【請求項8】位置確認手段は、加熱を開始する位置で電
磁波放射手段の位置を確認する構成とした請求項2ない
し7のいずれか1項に記載の高周波加熱装置。 - 【請求項9】制御手段は、加熱開始時の電磁波放射手段
の位置が常に一定で、途中から電磁波放射手段の位置を
変更するよう制御する構成とした請求項8記載の高周波
加熱装置。 - 【請求項10】制御手段は、加熱開始時は被加熱物の略
底面中央が加熱される加熱分布となるように電磁波放射
手段の位置を制御する構成とした請求項8記載の高周波
加熱装置。 - 【請求項11】電磁波放射手段からの電磁波出力を制御
する出力制御手段を有し、前記出力制御手段は、位置確
認手段が前記電磁波放射手段の位置を確認するときは、
前記電磁波出力を0とするかまたは低下させるよう制御
する構成とした請求項2ないし10のいずれか1項に記
載の高周波加熱装置。 - 【請求項12】電磁波放射手段は、電磁波を発生する電
磁波発生手段と、前記電磁波発生手段からの電磁波を加
熱室内に導く導波手段と、前記導波手段により導かれた
電磁波を放射する放射手段と、前記放射手段を駆動する
駆動手段とを有し、前記放射手段の位置により被加熱物
の加熱分布が変化し、位置確認手段は、前記放射手段の
位置または前記駆動手段の位置を確認し、制御手段は、
前記駆動手段を制御することで前記放射手段の位置を制
御する構成とした請求項2ないし11のいずれか1項に
記載の高周波加熱装置。 - 【請求項13】被加熱物の物理量を検出する物理量検出
手段を有し、制御手段は、前記物理量検出手段により電
磁波放射手段の位置を制御する構成とした請求項2ない
し12のいずれか1項に記載の高周波加熱装置。 - 【請求項14】物理量検出手段は、被加熱物の温度分布
を検出する温度分布検出手段により構成した請求項13
記載の高周波加熱装置。 - 【請求項15】物理量検出手段は、被加熱物の重量を検
出する重量検出手段により構成した請求項13記載の高
周波加熱装置。 - 【請求項16】使用者が被加熱物の名称、種類および加
熱前の状態に関する情報または加熱方法または加熱仕上
がり状態の少なくとも1つを設定できる設定手段を有
し、制御手段は、前記設定手段により電磁波放射手段の
位置を制御する構成とした請求項2ないし15のいずれ
か1項に記載の高周波加熱装置。
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|---|---|---|---|
| JP11343496A JP3617181B2 (ja) | 1996-05-08 | 1996-05-08 | 高周波加熱装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11343496A JP3617181B2 (ja) | 1996-05-08 | 1996-05-08 | 高周波加熱装置 |
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ID=14612130
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|---|---|---|---|
| JP11343496A Expired - Lifetime JP3617181B2 (ja) | 1996-05-08 | 1996-05-08 | 高周波加熱装置 |
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