JPH09307342A - アンテナ装置 - Google Patents

アンテナ装置

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JPH09307342A
JPH09307342A JP8119395A JP11939596A JPH09307342A JP H09307342 A JPH09307342 A JP H09307342A JP 8119395 A JP8119395 A JP 8119395A JP 11939596 A JP11939596 A JP 11939596A JP H09307342 A JPH09307342 A JP H09307342A
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JP
Japan
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antenna device
radiation conductor
feeding
dielectric layer
dielectric
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JP8119395A
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Masataka Otsuka
昌孝 大塚
Yoshihiko Konishi
善彦 小西
Makoto Matsunaga
誠 松永
Shintaro Nakahara
新太郎 中原
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q9/00Electrically-short antennas having dimensions not more than twice the operating wavelength and consisting of conductive active radiating elements
    • H01Q9/04Resonant antennas
    • H01Q9/0407Substantially flat resonant element parallel to ground plane, e.g. patch antenna
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q3/00Arrangements for changing or varying the orientation or the shape of the directional pattern of the waves radiated from an antenna or antenna system
    • H01Q3/02Arrangements for changing or varying the orientation or the shape of the directional pattern of the waves radiated from an antenna or antenna system using mechanical movement of antenna or antenna system as a whole
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q9/00Electrically-short antennas having dimensions not more than twice the operating wavelength and consisting of conductive active radiating elements
    • H01Q9/04Resonant antennas
    • H01Q9/0407Substantially flat resonant element parallel to ground plane, e.g. patch antenna
    • H01Q9/0414Substantially flat resonant element parallel to ground plane, e.g. patch antenna in a stacked or folded configuration

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  • Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 アンテナ装置の比誘電率を大きく放射素子を
小さくして低仰角方向への放射レベルを上げても、アン
テナ装置を厚くして動作帯域を確保しなければならず、
必要以上にアンテナ装置の厚さが厚くなってしまう課題
があった。 【解決手段】 地板10と主放射導体9との間に比誘電
率εr1〜εrnのn層の誘電体層が積層されたアンテナ装
置の各誘電体層の厚さt1 〜tn を、所望のビーム幅か
ら定まるアンテナの比誘電率εreff,およびεreffにお
いて所望の動作帯域と低反射損失を確保できる誘電体層
の厚さの最低値tmin に対して、(t1 +t2 +…+t
n )/(t1 /εr1+t2 /εr2+…+tn /εrn)=
εreffおよびt1 +t2 +…+tn =tmin を概ね満た
すように定めた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は人工衛星を利用し
た自動車電話等において用いられるアンテナ装置など、
低仰角方向の放射レベルが要求されるアンテナ装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図8は例えば特開平2−219306号
公報に示された従来のアンテナ装置の構成図であり、
(a)はアンテナ装置の断面図、(b)は(a)におい
てA側から見た誘電体基板4の正面図、(c)は(a)
においてB側から見た誘電体基板3の正面図である。図
において、1は給電放射素子、2は無給電放射素子、
3,4は誘電体基板であり、5は地板、6は空気層、7
は給電線、8は給電コネクタである。空気層6はスペー
サ等、誘電体基板3と4の間隔を概ね一定に保つ機構に
より維持される。
【0003】次に動作について説明する。給電コネクタ
8、給電線7を通して給電された電波により、給電放射
素子1が励振される。励振された給電放射素子1から放
射された電波は無給電放射素子2に電磁気的に結合し、
無給電放射素子2を励振する。励振された無給電放射素
子2は電波を空間に放射する。
【0004】このような従来のアンテナ装置において、
図8に示した厚み寸法tc1、tc2はアンテナ装置に要求
する動作帯域と反射損失から決められていた。一般に
は、所望の反射損失の上限が決まれば、地板5と給電放
射素子1の間隔tc1や地板5と無給電放射素子2の間隔
c1+tc2を大きくすることにより動作帯域を広くする
ことができる。このため従来のアンテナ装置では、所望
の動作帯域と低反射損失を実現できる中で最も薄い寸法
でアンテナを作ることが多かった。
【0005】また、アンテナ内部の比誘電率が小さいほ
どアンテナQが小さくなるので、より薄い厚さで所望の
動作帯域が得られ、また放射素子の設計も大きくなるた
めアンテナの正面方向の放射が強くなる。このため、誘
電体基板3などアンテナの内部にある誘電体を発泡材等
の比誘電率が低い材料で構成したり、誘電体基板3の厚
さtc1に対して空気層6の厚さtc2の割合を大きくして
構成することもよく行われている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のアンテナ装置は
以上のように構成されているので、通常の設計において
は動作帯域や正面方向の放射レベルのみを考慮してお
り、低仰角方向への所望の放射レベルを達成できない課
題があった。また、移動体衛星通信の自動車搭載用アン
テナ装置のように正面ではなく低仰角方向に強い放射を
要求されるアンテナ装置においては、アンテナ装置内部
の比誘電率を大きく放射素子を小さくして低仰角方向へ
の所望の放射レベルを達成しても、アンテナQが大きく
なり動作帯域が狭くなるため、アンテナ装置の厚さを厚
くして動作帯域を確保しなければならず、この際に必要
以上にアンテナ装置の厚さが厚くなってしまうなどの課
題があった。
【0007】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、低仰角方向への所望の放射レベル
と、所望の動作帯域、低反射損失を確保することができ
る最も薄いアンテナ装置を得ることを目的とする。ま
た、より軽量なアンテナ装置、構造の厚さ精度の高いア
ンテナ装置、より低コストなアンテナ装置を得ることを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
るアンテナ装置は、主放射導体と地板の間に、前記地板
側から順にそれぞれの厚さがt1 〜tn 、それぞれの比
誘電率がεr1〜εrnのn層の誘電体層が積層されたアン
テナ装置において、所望のビーム幅から定まるアンテナ
の比誘電率εreffに対して、(t1 +t2 +…+tn
/(t1 /εr1+t2 /εr2+…+tn /εrn)=ε
reffを概ね満たすように、かつ、前記比誘電率εreff
おいて所望の動作帯域と低反射損失を確保できる放射導
体−地板間の厚さの最低値tmin に対して、t1 +t2
+…+tn =tmin を概ね満たすように、前記n層の誘
電体層の各厚さt1 〜tn を定めたものである。
【0009】請求項2記載の発明に係るアンテナ装置
は、主放射導体が給電放射導体であるアンテナ装置にお
いて、n層の誘電体層の各厚さt1 〜tn を請求項1記
載のように定めたものである。
【0010】請求項3記載の発明に係るアンテナ装置
は、第n層以外の誘電体層上に、給電されない主放射導
体を励振するための給電放射導体およびこの給電放射導
体に給電する給電回路を設けたものである。
【0011】請求項4記載の発明に係るアンテナ装置
は、給電放射導体および給電回路をフィルム基板により
構成して剛性の誘電体層上に配置し、前記フィルム基板
上に緩衝材を配置し、この緩衝材上に剛性の誘電体層を
配置したものである。
【0012】請求項5記載の発明に係るアンテナ装置
は、請求項4記載の構成において、剛性の誘電体層の緩
衝材と接触する部分を残し、前記部分より主放射導体側
の誘電体層を、主放射導体および給電放射導体の周囲を
除いて取り除いたものである。
【0013】請求項6記載の発明に係るアンテナ装置
は、請求項3記載の構成において、主放射導体および給
電放射導体の周囲を除いて、給電放射導体および給電回
路より前記主放射導体側の誘電体層の全てもしくは一部
を取り除いたものである。
【0014】請求項7記載の発明に係るアンテナ装置
は、請求項2記載の構成において、主放射導体の周囲を
除いて、誘電体層の全てもしくは一部を取り除いたもの
である。
【0015】請求項8記載の発明に係るアンテナ装置
は、第n層以外の誘電体層のうちのいずれかに配置した
硬度の低い誘電体層の厚さを概ね一定に保つ厚さ保持機
構を設けたものである。
【0016】請求項9記載の発明に係るアンテナ装置
は、給電放射導体への給電回路にロータリジョイントを
接続し、前記給電回路と前記ロータリジョイントの接続
点に重ならないように複数の給電放射導体を設けたもの
である。
【0017】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1によるア
ンテナ装置の構造を示す断面図であり、図において、9
は放射素子(給電された主放射導体)である。アンテナ
装置の主放射導体としては、給電された放射導体を用い
る場合と、給電されない放射導体を用いる場合がある
が、この実施の形態1においては説明の便宜上一例とし
て、主放射導体としての放射素子9が給電回路等の給電
手段を有する給電された放射導体である場合について説
明する。10はアルミ板等による導体地板(地板)、1
1は第1の誘電体層(誘電体層)、12は第2の誘電体
層(誘電体層)、13は第nの誘電体層(誘電体層)で
ある。誘電体層は全部でn層であり、放射素子9と導体
地板10の間に積層されている。各誘電体層の厚さはt
1 ,t2 ,〜tn 、比誘電率はεr1,εr2,〜εrnであ
る。なお、各層は積層の後、ネジ止め、パッキング等の
方法により密着固定されている。
【0018】次に動作について説明する。給電回路等の
給電手段を通して給電された電波により放射素子9が励
振され、励振された放射素子9は電波を空間に放射す
る。この際に、以下に示すように、最小の厚さで構成さ
れたアンテナ装置において、低仰角方向への所望の放射
レベルと、所望の反射特性、動作帯域を確保した放射が
行われる。
【0019】このアンテナ装置の各誘電体層の厚さt
1 ,t2 ,〜tn は以下のようにして定める。まずアン
テナの比誘電率εreffについて説明する。一般にアンテ
ナの比誘電率とは放射素子9と導体地板10の間に1層
だけの誘電体層があると見なした場合の、その誘電体層
の誘電率である。図1のように複数層の誘電体層がある
場合、放射素子9と導体地板10の間隔、放射素子9の
大きさ、及び放射素子9の動作周波数を変えないように
この複数層の誘電体層を単一の誘電体層に置き換える
と、この単一の誘電体層の比誘電率εreffは式(1)で
近似される。
【0020】 εreff=(t1 +t2 +…+tn )/(t1 /εr1+t2 /εr2+…+tn / εrn) ・・・(1)
【0021】一方、放射素子9の放射パターンはアンテ
ナの比誘電率εreffと放射素子9の形状で決まる。従っ
て、放射素子9の形状を予め決めれば、低仰角方向への
所望の放射レベルが確保できる所望のビーム幅(ビーム
の広がり)を得るために必要なアンテナの比誘電率ε
reffが定まる。
【0022】次に、放射素子9の動作帯域と反射損失に
ついて考える。反射損失の指数であるVSWRがs以下
になる放射素子9の動作帯域BWは式(2)で表され
る。
【0023】 BW=(s−1)/(QT ・√s) ・・・(2)
【0024】なおここで、QT は放射素子9のクオリテ
ィーファクターである。QT は主としてアンテナの比誘
電率εreffと放射素子9の形状及び放射素子9と導体地
板10の間隔で決まる。従って、放射素子9の形状を予
め決めれば、アンテナの比誘電率εreffにより、所望の
動作帯域と反射特性を得るために必要な、放射素子9と
導体地板10の最小の間隔tmin が定まる。
【0025】以上のようにして、所望のビーム幅を得る
ために必要なアンテナの比誘電率εreffと、所望の動作
帯域と反射特性を得るために必要な放射素子9と導体地
板10の最小の間隔tmin が一意に定まる。従って、以
下の式(2)と式(3)を満たすように各誘電体層の厚
さt1 〜tn を定めれば、所望の特性を確保できる最も
薄いアンテナを得ることができる。
【0026】 (t1 +t2 +…+tn )/(t1 /εr1+t2 /εr2+…+tn /εrn)= εreff ・・・(3) t1 +t2 +…+tn =tmin ・・・(4)
【0027】なおここで、εreffは所望のビーム幅から
定まるアンテナの比誘電率であり、tmin はこの比誘電
率εreffにおいて所望の動作帯域と反射特性を確保でき
る放射素子9と導体地板10の間の最小の間隔である。
【0028】なお、仮に所望の比誘電率εreff、所望の
厚さtmin の誘電体がある場合には、上記誘電体層を1
層で実現することが可能であるが、都合の良い材料が入
手できない場合、この実施の形態1のように、比誘電率
の異なる複数の入手可能な誘電体を組み合わせて使用す
ることにより目的のアンテナを構成することができる。
【0029】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、低仰角方向への所望の放射レベルと、所望の反射特
性、動作帯域を確保することができる最も薄いアンテナ
装置を得ることができる。
【0030】なお、従来例等のように、アンテナ装置の
主放射導体がこの実施の形態1のように給電放射素子で
なく、給電放射素子により励振される無給電放射素子で
ある場合には、無給電放射素子と導体地板10との間に
上記手法を適用すればよく、同様に、所望の特性を確保
した最も薄いアンテナ装置を得ることができる。
【0031】また、複数の誘電体層のうちのいくつかが
従来例のように空気層である構成ももちろん可能であ
り、空気の誘電率と空気層の厚さを用いて計算に導入す
ればよい。
【0032】実施の形態2.図2はこの発明の実施の形
態2によるアンテナ装置の構造を示す断面図であり、図
において、1は後述のフィルム基板17上に形成された
銅、アルミ等による給電放射素子(給電放射導体)、2
は無給電放射素子(給電されない主放射導体)である。
14は第1の誘電体平板(剛性の誘電体層)、15は第
2の誘電体平板(剛性の誘電体層)であり、例えばテフ
ロンや低損失のPPO(ポリ・フェニレン・オキサイ
ド)等の材質により形成されている。16は例えば発泡
ポリエチレン等の発泡材による発泡材平板(誘電体層、
緩衝材)、17は給電放射素子1や給電回路をエッチン
グで構成したフィルム基板である。各層は積層の後、ネ
ジ止め、パッキング等の方法により密着固定されてい
る。なお、図1および図8に示した部分と同一または相
当の部分については同一符号を付して重複説明を省略す
る。
【0033】このアンテナ装置において、誘電体は第1
の誘電体平板14、第2の誘電体平板15および発泡材
平板16により構成されており、給電放射素子1および
給電回路はフィルム基板17により構成されている。こ
のフィルム基板17は柔軟であるため、第2の誘電体平
板15により緩衝材としての発泡材平板16を介してフ
ィルム基板17を第1の誘電体平板14側に押圧して密
着させ、これにより、フィルム基板17の平面形状およ
び配置精度を保つ構成としている。また、無給電放射素
子2は、第2の誘電体平板15に例えば銅箔テープ等の
導体箔を接着して構成している。
【0034】次に動作について説明する。この実施の形
態2のアンテナ装置の動作は従来例と同様であり、給電
回路を通して給電された電波により給電放射素子1が励
振され、励振された給電放射素子1から放射された電波
が無給電放射素子2に電磁気的に結合し、無給電放射素
子2を励振する。励振された無給電放射素子2は電波を
空間に放射する。
【0035】第1の誘電体平板14、第2の誘電体平板
15、発泡材平板16の厚さは、前記実施の形態1で示
したと同様にして、所望のビーム幅、所望の動作帯域と
反射特性から決定する。この場合、フィルム基板17は
薄いため無視するが、フィルム基板17の比誘電率を用
いて計算に導入することもできる。このような誘電体層
の厚さの設定により、低仰角方向への所望の放射レベル
と、所望の動作帯域、低反射損失を確保した最も薄いア
ンテナ装置を得ることができる。
【0036】また、一般に従来例や実施の形態1等のア
ンテナ装置において、放射素子や給電回路は導体膜張誘
電体基板をエッチングして構成することが多いが、導体
膜張誘電体基板は高価で製造コストが高くなる。これに
対して、この実施の形態2のアンテナ装置では、フィル
ム基板17を用いているため、製造コストを低く抑える
ことができる。
【0037】さらに、フィルム基板17は柔軟であるた
め配置精度を保ちにくいが、この実施の形態2のアンテ
ナ装置においては、剛性の第1の誘電体平板14上にフ
ィルム基板17を配置し、フィルム基板17上に緩衝材
としての発泡材平板16を配置し、その上に剛性の第2
の誘電体平板15を配置してフィルム基板17を押圧し
ているため、フィルム基板17中の給電放射素子1の平
面形状および配置精度を高い精度で保つことができ、所
望のモードの励振を高い精度で行えるようにアンテナ装
置の性能を確保している。また、誘電体層としての軽量
な発泡材平板16の使用により、アンテナ装置の軽量化
を図っている。
【0038】実施の形態3.図3はこの発明の実施の形
態3によるアンテナ装置の構造を示す断面図であり、図
において、1は給電放射素子、2は無給電放射素子、1
8は第1の誘電体層11の上に形成され、給電放射素子
1に給電を行う給電回路である。なお、図1または図2
に示した部分と同一または相当の部分については同一符
号を付して重複説明を省略する。
【0039】前記実施の形態1で述べたように、各誘電
体層の厚さt1 〜tn は放射素子に要求される特性のみ
で定まる。給電回路18を形成する上で第2から第nま
での誘電体層は不要であり、また、各誘電体層の厚さが
問題になるのは給電放射素子1および無給電放射素子2
の周囲のみであり、その他の部分では電気的には各誘電
体層は必要ない。そのため、この実施の形態3では、給
電放射素子1および無給電放射素子2の周囲を除いて第
2から第nまでの誘電体層を除去している。
【0040】以上のように、この実施の形態3によれ
ば、給電放射素子1および無給電放射素子2の周囲を除
いて第2から第nまでの誘電体層を除去したため、前記
実施の形態1と比較して軽量化を図ることができる。
【0041】なお、上記においては、主放射導体が給電
されない無給電放射素子2である場合を示したが、前記
実施の形態1のように主放射導体が給電された放射導体
である場合にも、同様に、主放射導体の周囲を除いて誘
電体層の全てもしくは一部を取り除いた構成とすること
が可能であり、同様に軽量化を図ることができる。
【0042】実施の形態4.図4はこの発明の実施の形
態4によるアンテナ装置の構造を示す断面図である。な
お、図2に示した部分と同一または相当の部分について
は同一符号を付して重複説明を省略する。この実施の形
態4は、前記実施の形態2の構造における第2の誘電体
平板15の厚さを無給電放射素子2の周囲を除いて薄く
形成したものである。
【0043】前記実施の形態3で述べたように、各誘電
体層の厚さが問題になるのは給電放射素子1および無給
電放射素子2の周囲のみであり、その他の部分では、電
気的には第2の誘電体平板15、発泡材平板16等の誘
電体層は必要ない。この実施の形態4では、第2の誘電
体平板15および発泡材平板16はフィルム基板17を
上から押圧して第1の誘電体平板14に密着させる役割
を果たしているため、全てを削除せず、第2の誘電体平
板15を薄くするのに止めている。
【0044】以上のように、この実施の形態4によれ
ば、無給電放射素子2の周囲を除いて第2の誘電体平板
15の厚さを薄く形成したので、前記実施の形態2と同
様の効果が得られるのに加え、前記実施の形態2と比較
してより軽量なアンテナ装置とすることができる。
【0045】実施の形態5.図5はこの発明の実施の形
態5によるアンテナ装置の構造を示す断面図であり、図
において、19は第3の誘電体層(誘電体層)、20は
第1の誘電体層11と第3の誘電体層19の間に設置さ
れたスペーサ(厚さ保持機構)である。なお、図1に示
した部分と同一または相当の部分については同一符号を
付して重複説明を省略する。なおここで、第1の誘電体
層11と第3の誘電体層19は硬度の高い材質により構
成されており、第2の誘電体層12は発泡材平板等の硬
度の低い材質により構成されているものとする。スペー
サ20の設置方法には、例えば、第2の誘電体層12の
積層の際に、第2の誘電体層12に形成した孔にスペー
サ20を挿入する等の方法を用いることができる。
【0046】例えば図5に示した第2の誘電体層12の
ように、誘電体損を少なくする目的やフィルム基板等の
柔軟部材を押圧する目的で発泡材平板等の硬度の低い材
質を用いる場合があるが、このような場合、硬度の低い
誘電体層が変形を起こして厚さ精度が維持されないと、
所望の特性を確保できなくなる。このため、この実施の
形態5においては、第1の誘電体層11と第3の誘電体
層19の間にスペーサ20を設置している。これによ
り、硬度の低い第2の誘電体層12の厚さ精度が維持さ
れる。
【0047】なお、スペーサ20に金属を用いた場合に
放射素子9の電界分布の形および共振周波数が変わる程
度にスペーサ20の設置個所が放射素子9に近い場合
は、スペーサ20の材質として金属を用いず誘電体を用
いるのがよい。
【0048】以上のように、この実施の形態5によれ
ば、発泡材平板等の硬度の低い材料により構成された第
2の誘電体層12の厚さ精度を維持することができ、こ
れにより、発泡材平板等の硬度の低い材質の誘電体層を
用いた場合にもアンテナ装置の性能を維持することが可
能となる。
【0049】実施の形態6.図6はこの発明の実施の形
態6によるアンテナ装置の構造を示す断面図であり、図
において、21は導体地板10に設けられたカシメナッ
ト(厚さ保持機構)、22はこのカシメナット21に螺
合するねじ(厚さ保持機構)である。なお、図2に示し
た部分と同一または相当の部分については同一符号を付
して重複説明を省略する。
【0050】この実施の形態6は、前記実施の形態2の
構造において、導体地板10にカシメナット21を設置
し、カシメナット21の頭部を第2の誘電体平板15に
接触させ、かつ第2の誘電体平板15に設けた穴を通し
たねじ22で第2の誘電体平板15とカシメナット21
を固定したものである。なお、カシメナット21および
ねじ22に金属を用いた場合に給電放射素子1および無
給電放射素子2による電界分布の形および共振周波数が
変わる程度にスペーサ20の設置個所が給電放射素子1
および無給電放射素子2に近い場合は、カシメナット2
1およびねじ22の材質として金属ではなく誘電体を用
いるのがよい。
【0051】以上のように、この実施の形態6によれ
ば、カシメナット21を介することにより、導体地板1
0と第2の誘電体平板15の間隔の精度を保つことがで
き、かつ第1の誘電体平板14の厚さ精度に応じて、給
電放射素子1および給電回路が形成されたフィルム基板
17の配置精度、および誘電体層としての発泡材平板1
6の厚み精度を保つことができ、アンテナ装置の性能を
維持することができる。
【0052】実施の形態7.図7はこの発明の実施の形
態7によるアンテナ装置の構成図であり、図7(a)は
縦断面図、図7(b)は図7(a)のA−A´断面図で
ある。図において、23はロータリジョイント、24は
フィルム基板17上に設けられた給電回路、25はロー
タリジョイント23と給電回路24の接続点である。ロ
ータリジョイント23は接点を保ったままその図中上部
が図中下部に対して回動自在となっている継手であり、
この実施の形態7においては、ロータリジョイント23
の図中上部がアンテナ装置の他の部分に対して固定さ
れ、共に回動するように構成されている。なお、図2に
示した部分と同一または相当の部分については同一符号
を付して重複説明を省略する。
【0053】この実施の形態7は、前記実施の形態2の
アンテナ装置をアレーアンテナ化し、かつ、ロータリジ
ョイント23により給電するようにしたものである。ロ
ータリジョイント23には、図中上部を回動させるため
のモータ等の回動手段が適宜設けられる。なお、図7
(b)に示したように、ロータリジョイント23と給電
回路24の接続点25上には、他の給電放射素子1への
有効な給電が行われるようにするため給電放射素子1を
設けない構造としている。この場合、各給電放射素子1
の中心に給電放射素子1を設ける構成の方が、所望の放
射パターンを得ることが容易であるが、接続点25の上
方に給電放射素子1を設けるような素子配列にすると、
給電回路24と給電放射素子1を別層に構成しなければ
ならず、部品点数が増加してアンテナ装置の製造コスト
が上昇するため、そのような素子配列はとっていない。
【0054】以上のように、この実施の形態7によれ
ば、ロータリジョイント23を備える構成としてアンテ
ナ装置を機械的に回動自在としたため、放射方向を自由
に回動させることができ、移動体衛星通信の自動車搭載
用等に利用が可能なアンテナ装置とすることができる。
また、ロータリジョイント23との接続の際に、接続点
25上に給電放射素子1を設けない構成としたため、給
電回路24と給電放射素子1を別層に設けたり給電回路
24との接続点が回転中心以外にある特殊なロータリジ
ョイントを使用したりする必要がなく低コストにより製
造でき、各給電放射素子1に有効に給電を行える回動自
在なアレーアンテナを構成することができる。
【0055】なお上記においては、給電放射素子1と無
給電放射素子2とを備え、無給電放射素子2を主放射導
体としたアンテナ装置に、ロータリジョイント23を適
用した例を示したが、主放射導体が給電放射導体である
アンテナ装置に適用することも可能であり、この場合
は、主放射導体に給電する給電回路にロータリジョイン
ト23を上記と同様に接続すれば、同様な効果が得られ
る。
【0056】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、主放射導体と地板の間に、前記地板側から順にそ
れぞれの厚さがt1 〜tn 、それぞれの比誘電率がεr1
〜εrnのn層の誘電体層が積層されたアンテナ装置にお
いて、所望のビーム幅から定まるアンテナの比誘電率ε
reffに対して、(t1 +t2 +…+tn )/(t1 /ε
r1+t2 /εr2+…+tn /εrn)=εreffを概ね満た
すように、かつ、前記比誘電率εreffにおいて所望の動
作帯域と低反射損失を確保できる放射導体−地板間の厚
さの最低値tmin に対して、t1 +t2 +…+tn =t
min を概ね満たすように、前記n層の誘電体層の各厚さ
1 〜tn を定めるように構成したので、低仰角方向へ
所望の放射レベルと、所望の動作帯域、低反射損失を確
保した最も薄いアンテナ装置を得ることができる効果が
ある。
【0057】請求項2記載の発明によれば、主放射導体
が給電放射導体であるアンテナ装置において、n層の誘
電体層の各厚さt1 〜tn を請求項1記載のように定め
るように構成したので、主放射導体が給電放射導体であ
るアンテナ装置において、低仰角方向へ所望の放射レベ
ルと、所望の動作帯域、低反射損失を確保した最も薄い
アンテナ装置を得ることができる効果がある。
【0058】請求項3記載の発明によれば、第n層以外
の誘電体層上に、給電されない主放射導体を励振するた
めの給電放射導体およびこの給電放射導体に給電する給
電回路を設けるように構成したので、主放射導体が無給
電放射導体であるアンテナ装置において、低仰角方向へ
所望の放射レベルと、所望の動作帯域、低反射損失を確
保できる最も薄いアンテナ装置を得ることができる効果
がある。
【0059】請求項4記載の発明によれば、給電放射導
体および給電回路をフィルム基板により構成して剛性の
誘電体層上に配置し、前記フィルム基板上に緩衝材を配
置し、この緩衝材上に剛性の誘電体層を配置するように
構成したので、給電放射導体および給電回路を導体膜張
誘電体基板のエッチング等により構成する場合と比較し
て製造コストを低く抑えることができるとともに、緩衝
材を介した剛性の誘電体層への押圧により、柔軟なフィ
ルム基板中の給電放射導体の平面形状および配置精度を
高い精度で保つことができ、所望のモードの励振を高い
精度で行えるようにアンテナ装置の性能を確保すること
ができる効果がある。
【0060】請求項5記載の発明によれば、請求項4記
載の構成において、剛性の誘電体層の緩衝材と接触する
部分を残し、前記部分より主放射導体側の誘電体層を、
主放射導体および給電放射導体の周囲を除いて取り除く
ように構成したので、緩衝材を介した剛性の誘電体層へ
の押圧による給電放射導体の平面形状および配置精度を
確保してアンテナ装置の性能を確保しながら、誘電体厚
さが必要な部分以外の誘電体の除去により、アンテナ装
置の軽量化を図ることができる効果がある。
【0061】請求項6記載の発明によれば、請求項3記
載の構成において、主放射導体および給電放射導体の周
囲を除いて、給電放射導体および給電回路より前記主放
射導体側の誘電体層の全てもしくは一部を取り除くよう
に構成したので、誘電体厚さが必要な部分以外の誘電体
の除去により、より軽量なアンテナ装置とすることがで
きる効果がある。
【0062】請求項7記載の発明によれば、請求項2記
載の構成において、主放射導体の周囲を除いて、誘電体
層の全てもしくは一部を取り除くように構成したので、
誘電体厚さが必要な部分以外の誘電体の除去により、よ
り軽量なアンテナ装置とすることができる効果がある。
【0063】請求項8記載の発明によれば、第n層以外
の誘電体層のうちのいずれかに配置した硬度の低い誘電
体層の厚さを概ね一定に保つ厚さ保持機構を設けるよう
に構成したので、誘電体損を少なくする目的やフィルム
基板等の柔軟部材を押圧する目的で発泡材平板等の硬度
の低い材質の誘電体層を用いた場合にも、硬度の低い誘
電体層の厚さ精度を維持してアンテナ装置の性能を維持
することができる効果がある。
【0064】請求項9記載の発明によれば、給電放射導
体への給電回路にロータリジョイントを接続し、前記給
電回路と前記ロータリジョイントの接続点に重ならない
ように複数の給電放射導体を設けるように構成したの
で、アンテナ装置を機械的に回動自在として放射方向を
自由に回動させることができるため、移動体衛星通信の
自動車搭載用等に利用が可能なアンテナ装置とすること
ができる効果がある。また、複数の給電放射導体を接続
点に重ならないように配置したため、単純な構成により
複数の給電放射導体への有効な給電を可能として、回動
自在なアレーアンテナを低コストにより構成することが
可能となる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるアンテナ装置
の構造を示す断面図である。
【図2】 この発明の実施の形態2によるアンテナ装置
の構造を示す断面図である。
【図3】 この発明の実施の形態3によるアンテナ装置
の構造を示す断面図である。
【図4】 この発明の実施の形態4によるアンテナ装置
の構造を示す断面図である。
【図5】 この発明の実施の形態5によるアンテナ装置
の構造を示す断面図である。
【図6】 この発明の実施の形態6によるアンテナ装置
の構造を示す断面図である。
【図7】 この発明の実施の形態7によるアンテナ装置
のの構成図であり、(a)は縦断面図、(b)は(a)
のA−A´断面図である。
【図8】 従来のアンテナ装置の構成図であり、(a)
は断面図、(b)は(a)においてA側から見た誘電体
基板4の正面図、(c)は(a)においてB側から見た
誘電体基板3の正面図である。
【符号の説明】
1 給電放射素子(給電放射導体)、2 無給電放射素
子(給電されない主放射導体)、9 放射素子(給電さ
れた主放射導体)、10 導体地板(地板)、11 第
1の誘電体層(誘電体層)、12 第2の誘電体層(誘
電体層)、13第nの誘電体層(誘電体層)、14 第
1の誘電体平板(剛性の誘電体層)、15 第2の誘電
体平板(剛性の誘電体層)、16 発泡材平板(誘電体
層、緩衝材)、17 フィルム基板、18,24 給電
回路、19 第3の誘電体層(誘電体層)、20 スペ
ーサ(厚さ保持機構)、21 カシメナット(厚さ保持
機構)、22 ねじ(厚さ保持機構)、23 ロータリ
ジョイント、25 接続点。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中原 新太郎 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主放射導体と地板の間に、前記地板側か
    ら順にそれぞれの厚さがt1 〜tn 、それぞれの比誘電
    率がεr1〜εrnのn層の誘電体層が積層されたアンテナ
    装置において、 所望のビーム幅から定まるアンテナの比誘電率εreff
    対して、 (t1 +t2 +…+tn )/(t1 /εr1+t2 /εr2
    +…+tn /εrn)=εreff を概ね満たすように、かつ、前記比誘電率εreffにおい
    て所望の動作帯域と低反射損失を確保できる放射導体−
    地板間の厚さの最低値tmin に対して、 t1 +t2 +…+tn =tmin を概ね満たすように、前記n層の誘電体層の各厚さt1
    〜tnを定めたことを特徴とするアンテナ装置。
  2. 【請求項2】 主放射導体は給電された給電放射導体で
    あることを特徴とする請求項1記載のアンテナ装置。
  3. 【請求項3】 第n層以外の誘電体層上に、給電されな
    い主放射導体を励振するための給電放射導体およびこの
    給電放射導体に給電する給電回路を設けたことを特徴と
    する請求項1記載のアンテナ装置。
  4. 【請求項4】 給電放射導体および給電回路をフィルム
    基板により構成して剛性の誘電体層上に配置し、前記フ
    ィルム基板上に緩衝材を配置し、この緩衝材上に剛性の
    誘電体層を配置したことを特徴とする請求項3記載のア
    ンテナ装置。
  5. 【請求項5】 剛性の誘電体層の緩衝材と接触する部分
    を残し、前記部分より主放射導体側の誘電体層を、主放
    射導体および給電放射導体の周囲を除いて取り除いたこ
    とを特徴とする請求項4記載のアンテナ装置。
  6. 【請求項6】 主放射導体および給電放射導体の周囲を
    除いて、給電放射導体および給電回路より前記主放射導
    体側の誘電体層の全てもしくは一部を取り除いたことを
    特徴とする請求項3記載のアンテナ装置。
  7. 【請求項7】 主放射導体の周囲を除いて、誘電体層の
    全てもしくは一部を取り除いたことを特徴とする請求項
    2記載のアンテナ装置。
  8. 【請求項8】 第n層以外の誘電体層のうちのいずれか
    に配置した硬度の低い誘電体層の厚さを概ね一定に保つ
    厚さ保持機構を設けたこと特徴とする請求項1記載のア
    ンテナ装置。
  9. 【請求項9】 給電放射導体への給電回路にロータリジ
    ョイントを接続し、前記給電回路と前記ロータリジョイ
    ントの接続点に重ならないように複数の給電放射導体を
    設けたことを特徴とする請求項2または請求項3記載の
    アンテナ装置。
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