JPH09307409A - データ保持回路およびバッファ回路 - Google Patents

データ保持回路およびバッファ回路

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JPH09307409A
JPH09307409A JP8119005A JP11900596A JPH09307409A JP H09307409 A JPH09307409 A JP H09307409A JP 8119005 A JP8119005 A JP 8119005A JP 11900596 A JP11900596 A JP 11900596A JP H09307409 A JPH09307409 A JP H09307409A
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公大 上田
Hiroyuki Morinaka
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回路面積および消費電力が少なく、かつ信頼
性の高いデータ保持回路を提供する。 【解決手段】 出力端子DO,DOBは、トランジスタ
MN2,1、インバータINV1,2をそれぞれ介し
て、H,Lレベル(電位VDD,GND)の信号が互い
に排他的に入力される入力端子DI,DIBに接続され
ている。また、インバータINV1,2の入力端子に
は、インバータINV2,1の出力端子にゲート電極が
それぞれ接続されたトランジスタMP2,1をそれぞれ
介して電源VDDが接続されている。トランジスタMN
2,1によって、インバータINV1,2に入力される
信号の電位はしきい値電圧Vthnだけ降下している。
トランジスタMP1,2のうちLレベルの信号が制御端
子に入力される一方は、インバータINV1,2のうち
Lレベルを出力すべき一方の入力端子に電位VDDを与
えるので、しきい値電圧Vthn分の電圧降下が補償さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体集積回路に関
し、MOSトランジスタを用いたデータ保持回路であ
る、ラッチ回路およびフリップフロップ回路に関する。
さらに本発明は、データ保持回路へ信号を入力するため
に用いられるバッファ回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図24は、従来のラッチ回路を示す回路
図である。同図においては、トランスミッションゲート
TG1〜TG4、インバータゲートINV1,INV
2、第1および第2のデータ入力端子DI,DIB、第
1および第2のクロック入力端子CK,CKB、ならび
に第1および第2のデータ出力端子DO,DOBからな
るラッチ回路が示されている。
【0003】ラッチ回路を構成する素子について説明を
行う。トランスミッションゲートTG1〜TG4はそれ
ぞれ、互いに並列に接続されたPMOSトランジスタと
NMOSトランジスタとからなり、それぞれのトランジ
スタのソース電極とドレイン電極とがそれぞれ共通に接
続されることによって自身の二つの電流電極が構成され
ている。トランスミッションゲートTG1,TG2のそ
れぞれのPMOSトランジスタのゲート電極およびトラ
ンスミッションゲートTG3,TG4のそれぞれのNM
OSトランジスタのゲート電極は、第1のクロック入力
端子CKに共通に接続されている。また、トランスミッ
ションゲートTG1,TG2のそれぞれのNMOSトラ
ンジスタのゲート電極およびトランスミッションゲート
TG3,TG4のそれぞれのPMOSトランジスタのゲ
ート電極は、第2のクロック入力端子CKBに共通に接
続されている。
【0004】第1のデータ入力端子DIは、トランスミ
ッションゲートTG1の一方の電流電極に接続されてい
る。トランスミッションゲートTG1の他方の電流電極
は、インバータゲートINV2の入力端子と、トランス
ミッションゲートTG3を介してインバータゲートIN
V1の出力端子とに接続されている。
【0005】同様に、第2のデータ入力端子DIBは、
トランスミッションゲートTG2の一方の電流電極に接
続されている。トランスミッションゲートTG2の他方
の電流電極は、インバータゲートINV1の入力端子
と、トランスミッションゲートTG4を介してインバー
タゲートINV2の出力端子とに接続されている。さら
に、インバータゲートINV1,INV2の出力端子は
それぞれ、第1のデータ出力端子DOおよび第2のデー
タ出力端子DOBに接続されている。
【0006】次に、ラッチ回路に入力される信号につい
て説明を行う。第1のデータ入力端子DIおよび第2の
データ入力端子DIBには、Hレベル(ハイレベルであ
り、第1の電源VDDの電圧レベルである)およびLレ
ベル(ロウレベルであり、第2の電源GNDの電圧レベ
ルである)の信号が、互いに排他的に入力される。互い
に異なるHレベルおよびLレベルの信号は、二値論理に
おいて互いに逆の論理を表す電圧レベルの信号である。
【0007】ここで、第1および第2のデータ入力端子
DI,DIBに入力されるデータ信号が、それぞれHレ
ベルおよびLレベルであるデータの組み合わせを、第1
のデータDATA1として参照する。同様に、第1およ
び第2のデータ入力端子DI,DIBに入力されるデー
タ信号が、それぞれLレベルおよびHレベルであるデー
タの組み合わせを、第2のデータDATA2として参照
する。
【0008】同様に、第1のクロック入力端子CKおよ
び第2のクロック入力端子CKBにも、Hレベルおよび
Lレベルの信号が、互いに排他的に入力される。
【0009】ここで、第1および第2のクロック入力端
子CK,CKBに入力されるクロック信号が、それぞれ
HレベルおよびLレベルであるデータの組み合わせを、
第1のクロック入力状態CLK1として参照する。同様
に、第1および第2のクロック入力端子CK,CKBに
入力されるクロック信号が、それぞれLレベルおよびH
レベルであるデータの組み合わせを、第2のクロック入
力状態CLK2として参照する。
【0010】ラッチ回路は上述のように接続されて構成
されているので、トランスミッションゲートTG1,T
G2が揃いの一組となり、またトランスミッションゲー
トTG3,TG4が揃いの一組となって、互いの組同士
で排他的に導通および非導通の状態を採る。
【0011】ラッチ回路の一連の回路動作について、以
下に説明を行う。ラッチ回路の回路動作(1)〜(4)
を決定する信号の設定の状態は以下に示されるものであ
る。信号設定の番号と回路動作の番号とがそれぞれ対応
している。
【0012】信号設定(1) 第1のクロック入力状態CLK1であって、第1のデー
タDATA1が入力される。
【0013】信号設定(2) 第2のクロック入力状態CLK2であって、第1のデー
タDATA1が入力される。
【0014】信号設定(3) 第1のクロック入力状態CLK1であって、第2のデー
タDATA2が入力される。
【0015】信号設定(4) 第2のクロック入力状態CLK2であって、第2のデー
タDATA2が入力される。
【0016】図25(a)〜(c)は、一連の信号設定
(1)〜(4)に応ずるラッチ回路の回路動作(1)〜
(4)のタイミングチャートを示す波形図である。図2
5(a)は第1および第2のデータ出力端子DI,DI
Bの、図25(b)は第1および第2のクロック入力端
子CK,CKBの、図25(c)は第1および第2のデ
ータ出力端子DO,DOBの、それぞれの信号のレベル
を示している。これらの図を用いて以下に示されるよう
に、ラッチ回路は、第1および第2のデータ入力端子D
I,DIBに与えられたデータ信号をクロック信号に同
期して取り込み、クロック信号の半周期分だけ位相をず
らして出力する機能を持つ。
【0017】1.ラッチ回路の回路動作(1) トランスミッションゲートTG1,TG2はオフし、ト
ランスミッションゲートTG3,TG4がオンしてい
る。従って、第1および第2のデータ入力端子DI,D
IBにそれぞれ入力されるH,Lレベルのそれぞれの信
号は、ラッチ回路の内部には取り込まれない。
【0018】2.ラッチ回路の回路動作(2) トランスミッションゲートTG1,TG2はオンし、ト
ランスミッションゲートTG3,TG4はオフしてい
る。
【0019】第1のデータ入力端子DIに与えられたH
レベルの信号は、トランスミッションゲートTG1を介
してインバータゲートINV2に与えられる。これに応
じて、インバータゲートINV2は第2のデータ出力端
子DOBを介してLレベルの信号を出力する。同様に、
インバータゲートINV1は、第2のデータ入力端子D
IBに与えられたLレベルの信号をトランスミッション
ゲートTG2を介して受け、第1のデータ出力端子DO
を介してHレベルの信号を出力する。よって第1および
第2のデータ出力端子DO,DOBは第1のデータDA
TA1を出力する。
【0020】3.ラッチ回路の回路動作(3) トランスミッションゲートTG1,TG2はオフし、ト
ランスミッションゲートTG3,TG4はオンしてい
る。従って、第1および第2のデータ入力端子DI,D
IBとインバータゲートINV1,INV2のそれぞれ
の入力端子とは、オフしているトランスミッションゲー
トTG1,TG2によってそれぞれ隔離される。すなわ
ち、第1および第2のデータ入力端子DI,DIBにお
いては第2のデータDATA2が入力されている状態に
あるが、インバータゲートINV1,INV2およびそ
れぞれオンしているトランスミッションゲートTG3,
TG4によって構成されるループにおいて、インバータ
ゲートINV1,INV2のそれぞれの入力端子にLレ
ベルおよびHレベルの信号がそれぞれ入力され続けるの
で、第1のデータDATA1が出力され続ける。
【0021】4.ラッチ回路の回路動作(4) トランスミッションゲートTG1,TG2がオンし、イ
ンバータゲートINV1,INV2はそれぞれ、第2お
よび第1のデータ入力端子DIB,DIと導通してい
る。インバータゲートINV1,INV2はそれぞれ、
HレベルおよびLレベルの信号を入力され、第1および
第2のデータ出力端子DO,DOBを介してLレベルの
信号およびHレベルの信号を出力する。よって第1およ
び第2のデータ出力端子DO,DOBは、第2のデータ
DATA2を出力する。
【0022】以後、同様にして第1および第2のクロッ
ク状態CLK1,CLK2が交互に繰り返されて、第3
のデータDATA3もクロック半周期分ずれてラッチ回
路を伝達する。
【0023】次に、図24に示されるラッチ回路を2段
接続することによって得られる、従来のフリップフロッ
プ回路について説明を行う。図26は、IEICE TRANSACT
IONSon Electronics,vol.E78-C,No.12,December 1995,p
p.1746-1753に記載されているフリップフロップ回路を
示す回路図である。
【0024】同図に示されるフリップフロップ回路は、
トランスミッションゲートTG1〜TG8、インバータ
ゲートINV1〜INV4、第1および第2のデータ入
力端子DI,DIB、第1および第2のクロック入力端
子CK,CKB、ならびに第1および第2のデータ出力
端子DO,DOBからなる。
【0025】2つのラッチ回路を互いに接続する方法に
ついて以下に説明を行う。図26に示されるように、前
段のラッチ回路はトランスミッションゲートTG1〜T
G4、インバータゲートINV1,INV2を含む回路
であり、それぞれの素子の接続は図24に示されるラッ
チ回路と同一である。また、後段のラッチ回路は、トラ
ンスミッションゲートTG5〜TG8、インバータゲー
トINV3,INV4を含む回路であり、それぞれがト
ランスミッションゲートTG1〜TG4、インバータゲ
ートINV1,INV2に順に対応するように接続され
ている。
【0026】前段のラッチ回路の第1のデータ出力端子
および第2のデータ出力端子は、後段のラッチ回路の第
1のデータ入力端子および第2のデータ入力端子にそれ
ぞれ接続されている。前段のラッチ回路の第1のデータ
入力端子DIおよび第2のデータ入力端子DIBがそれ
ぞれ、フリップフロップ回路の第1のデータ入力端子D
Iおよび第2のデータ入力端子DIBとなっている。
【0027】同様に、後段のラッチ回路の第1のデータ
出力端子DOおよび第2のデータ出力端子DOBはそれ
ぞれ、フリップフロップ回路の第1のデータ出力端子D
Oおよび第2のデータ出力端子DOBとなっている。
【0028】また、前段のラッチ回路の第1のクロック
入力端子と後段のラッチ回路の第2のクロック入力端子
とは共通に接続され、フリップフロップ回路の第1のク
ロック入力端子CKとなっている。また、前段のラッチ
回路の第2のクロック入力端子と後段のラッチ回路の第
1のクロック入力端子とは共通に接続され、フリップフ
ロップ回路の第2のクロック入力端子CKBとなってい
る。
【0029】フリップフロップ回路は以上のように構成
されているので、トランスミッションゲートTG1,T
G2,TG7,TG8が同時にオン、オフし、これらと
は排他的にトランスミッションゲートTG3〜TG6が
同時にオフ、オンする。
【0030】次にフリップフロップ回路の動作につい
て、前述の信号設定(1)〜(4)を踏まえながら説明
を行う。図27(a)〜(c)は、フリップフロップ回
路のタイミングチャートを示す波形図である。図27
(a)〜(c)はそれぞれ、図25(a)〜(c)が示
す信号と同一の信号を示す。
【0031】それぞれのクロック入力状態およびこれに
対応するデータの入力状態は、それぞれの信号設定毎に
ラッチ回路においてもフリップフロップ回路においても
同一である。よって、当然前段のラッチ回路の回路動作
は前述のラッチ回路の回路動作と同一となる。従って、
前段のラッチ回路については必要な部分以外の説明を省
略し、後段のラッチ回路、および前段と後段とのラッチ
回路からなるフリップフロップ回路に対して重点的に説
明を行う。
【0032】1.フリップフロップ回路の回路動作
(1):信号設定(1) トランスミッションゲートTG1,TG2,TG7,T
G8がオフし、トランスミッションゲートTG3〜TG
6がオンしている。トランスミッションゲートTG1,
TG2がオフしているので、後段のラッチ回路には第1
および第2のデータ入力端子DI,DIBのそれぞれの
信号は伝わらない。
【0033】2.フリップフロップ回路の回路動作
(2):信号設定(2) トランスミッションゲートTG1,TG2,TG7,T
G8がオンし、トランスミッションゲートTG3〜TG
6がオフしている。
【0034】第1のデータ入力端子DIに与えられたH
レベルの信号は、トランスミッションゲートTG1を介
してインバータゲートINV2に与えられる。これに応
じて、インバータゲートINV2は後段のラッチ回路へ
とLレベルの信号を出力する。しかし、トランスミッシ
ョンゲートTG6がオフしているので、インバータゲー
トINV3の入力端子にはインバータゲートINV2の
出力信号は入力されない。
【0035】同様に、インバータゲートINV1は、第
2のデータ入力端子DIBに与えられたLレベルの信号
をトランスミッションゲートTG2を介して受け、Hレ
ベルの信号を出力するが、トランスミッションゲートT
G5がオフしているので、インバータゲートINV4に
はインバータゲートINV1の出力信号は入力されな
い。
【0036】3.フリップフロップ回路の回路動作
(3):信号設定(3) トランスミッションゲートTG1,TG2,TG7,T
G8はオフし、トランスミッションゲートTG3〜TG
6はオンする。すなわち、後段のラッチ回路は、ラッチ
回路の回路動作(2)の状態となっている。トランスミ
ッションゲートTG5,TG6がオンしているので、イ
ンバータゲートINV1,INV2から出力されるHレ
ベル、Lレベルのそれぞれの信号は、インバータゲート
INV4,INV3へとそれぞれ入力される。従って、
第1および第2のデータ出力端子DO,DOBは、第1
のデータDATA1を出力する。
【0037】ラッチ回路においては、ラッチ回路の第1
および第2のデータ出力端子DO,DOBの出力はラッ
チ回路の回路動作(2)において第1のデータDATA
1を出力したので、フリップフロップ回路の出力はラッ
チ回路の出力に比べ、さらにクロック半周期分遅れてい
ることが理解できる。
【0038】4.フリップフロップ回路の回路動作
(4):信号設定(4) トランスミッションゲートTG1,TG2,TG7,T
G8がオンし、トランスミッションゲートTG3〜TG
6がオフしている。後段のラッチ回路は、ラッチ回路の
回路動作(3)の状態となっている。
【0039】後段のラッチ回路においては、トランスミ
ッションゲートTG5,TG6はオフし、トランスミッ
ションゲートTG7,TG8はオンしている。従って、
インバータゲートINV2,INV1のそれぞれの出力
端子と、インバータゲートINV3,INV4のそれぞ
れの入力端子とは、トランスミッションゲートTG6,
TG5によってそれぞれ隔離されている。
【0040】インバータゲートINV3,INV4およ
びオンしているトランスミッションゲートTG7,TG
8によってループが構成される。このループにおいて、
インバータゲートINV3,INV4のそれぞれの入力
端子にLレベルおよびHレベルの信号がそれぞれ入力さ
れ続けるので、第1および第2のデータ出力端子DO,
DOBは、第1のデータDATA1を出力し続ける。
【0041】以後、同様にして第1および第2のクロッ
ク状態CLK1,CLK2が交互に繰り返されて、第3
のデータDATA3もクロック1周期分ずれてフリップ
フロップ回路を伝達する。つまり、図27(c)と図2
5(c)とを比較して判るように、フリップフロップ回
路はデータ入力端子に与えられたデータ信号をクロック
信号に同期して取り込み、一時的に保持し、ラッチの回
路の動作の2個分の位相をずらして出力する機能を持
つ。
【0042】換言すると、フリップフロップ回路とラッ
チ回路とは共にデータ信号をクロック信号に同期して取
り込み、位相をずらして出力するという同様の機能を持
つ。しかし、フリップフロップ回路とラッチ回路とで
は、データ信号を出力する位相がラッチ回路の動作1個
分だけずれる。
【0043】図28は、フリップフロップ回路またはラ
ッチ回路にクロック信号またはデータ信号を与えるバッ
ファ回路を示す。同図においては、信号入力端子CIN
と、これに自身の入力端子が接続されたインバータゲー
トINV5と、インバータゲートINV5の出力端子に
インバータゲートINV6を介して接続された第1の信
号出力端子CKOと、インバータゲートINV5の出力
端子に接続された第2の信号出力端子CKOBとからな
るバッファ回路が示されている。
【0044】バッファ回路の回路動作について説明を行
う。信号入力端子CINにHレベルの信号が与えられた
ときには、第1の信号出力端子CKOは2つのインバー
タゲートINV5,INV6を介してHレベルの信号
を、また第2の信号出力端子CKOBは1つのインバー
タゲートINV5を介してLレベルの信号をそれぞれ出
力する。同様に、信号入力端子CINにLレベルの信号
が与えられたときには、第1の信号出力端子CKOはL
レベルの信号を、また第2の信号出力端子CKOBはH
レベルの信号をそれぞれ出力する。上記バッファ回路は
このように、入力信号に応じつつ互いに反転論理の関係
にある二つの信号を生成する。
【0045】上述のフリップフロップ回路またはラッチ
回路において、第1および第2のデータ入力端子DI,
DIB、または第1および第2のクロック入力端子C
K,CKBにはそれぞれ、バッファ回路を介して信号が
与えられる。バッファ回路をクロック信号用であるクロ
ックバッファ回路として用いる場合には、フリップフロ
ップ回路に用いるときには4個のPMOSトランジスタ
と4個のNMOSトランジスタとが、またラッチ回路に
用いるときには2個のPMOSトランジスタと2個のN
MOSトランジスタとが、クロックバッファ回路のそれ
ぞれの出力端子に接続されることになる。
【0046】図29(a)〜(c)は、バッファ回路の
タイミングチャートを示す波形図である。図29(a)
〜(c)はそれぞれ、信号入力端子CINならびに第2
および第1の信号出力端子CKOB,CKOの信号のレ
ベルが示されている。図29(b)および図29(c)
には、インバータゲートINV5のスイッチング遅延d
5と、インバータゲートINV6のスイッチング遅延d
6とが示されている。
【0047】これらの図を用いて示されるように、信号
入力端子CINに信号が入力されてから、第2の信号出
力端子CKOBはスイッチング遅延d5の後に、また第
1の信号出力端子CKOはスイッチング遅延d5+d6
の後に、それぞれ信号を出力する。
【0048】
【発明が解決しようとする課題】従来のラッチ回路は上
述したように、それぞれ対となってトランスミッション
ゲートを構成する4個のPMOSトランジスタと4個の
NMOSトランジスタとを含んでいた。同様に、従来の
フリップフロップ回路は、それぞれ対となってトランス
ミッションゲートを構成する8個のPMOSトランジス
タと8個のNMOSトランジスタとを含んでいた。
【0049】このような構成によって、従来のラッチ回
路およびフリップフロップ回路においては、回路の面積
が大きくなるという問題点があった。
【0050】また、クロックバッファ回路の第1および
第2の信号出力端子CKO,CKOBには、フリップフ
ロップ回路にクロックバッファ回路がつながれる場合に
は、それぞれ4個のPMOSトランジスタと4個のNM
OSトランジスタとが接続された。また、ラッチ回路に
つながれる場合には、クロックバッファ回路の第1およ
び第2の信号出力端子CKO,CKOBには、それぞれ
2個のPMOSトランジスタと2個のNMOSトランジ
スタとが接続されていた。
【0051】このため、クロックバッファ回路の出力端
子の負荷容量が大きくなり、負荷容量の充放電の際にク
ロックバッファ回路が多量の電力を消費するという問題
点があった。
【0052】さらに、従来のバッファ回路では、第1の
信号出力端子CKOと第2の信号出力端子CKOBとで
は、信号入力端子CINとの間に含まれるインバータゲ
ートの数に違いがあり、それぞれから出力される信号の
間で互いに遅延が生ずるという問題点があった。また、
第1の信号出力端子CKOと信号入力端子CINとの間
には2段のインバータゲートが含まれるのでそれだけ遅
延が生じ、これによる信号出力の遅れによってフリップ
フロップ回路やラッチ回路の動作速度が遅くなるという
問題点があった。
【0053】本発明は以上の点に鑑み、回路面積が少な
く、かつ信頼性も十分高いデータ保持回路を提供するこ
とを目的とする。さらに本発明は、出力される信号同士
の間の同期がとれていて、出力される信号の遅延が少な
いバッファ回路を提供することを目的とする。
【0054】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のデータ
保持回路は、第1および第2の信号入力端子と、第1お
よび第2のクロック端子と、第1の導電型であり、自身
の制御端子がそれぞれ前記第2のクロック端子に接続さ
れ、自身の第1の電流電極がそれぞれ前記第1および第
2の信号入力端子に接続された第1および第2のトラン
ジスタと、前記第1の導電型であり、自身の制御端子が
それぞれ前記第1のクロック端子に接続され、自身の第
1の電流電極がそれぞれ前記第1および第2のトランジ
スタの第2の電流電極に接続された第3および第4のト
ランジスタと、前記第2のトランジスタの前記第2の電
流電極および前記第3のトランジスタの第2の電流電極
に自身の入力端子および出力端子がそれぞれ接続された
第1の信号反転回路と、前記第1のトランジスタの前記
第2の電流電極および前記第4のトランジスタの第2の
電流電極に自身の入力端子および出力端子がそれぞれ接
続された第2の信号反転回路と、前記第2の信号反転回
路の前記入力端子に自身の制御端子が接続され、前記第
1の信号反転回路の前記入力端子に自身の第1の電流電
極が接続され、第1の定電位端子に自身の第2の電流電
極が接続された、第2の導電型の第5のトランジスタ
と、前記第1および第2の信号反転回路の出力端子にそ
れぞれ接続された第1および第2の信号出力端子とを備
え、第1および第2の電位は、2値論理の互いに異なる
論理をそれぞれ含みつつ互いに隔離された第1および第
2の電位帯にそれぞれ存在し、前記第1および第2の信
号入力端子には前記第1および第2の電位が互いに排他
的に与えられ、前記第1および第2のクロック端子には
前記第1および第2の電位帯に存在する電位がそれぞれ
互いに排他的に与えられ、前記第1の導電型であるトラ
ンジスタは、自身の前記制御端子に前記第1および第2
の電位帯に存在する電位が与えられることによってそれ
ぞれオン,オフし、前記第2の導電型であるトランジス
タは、自身の前記制御端子に前記第1および第2の電位
帯に存在する電位が与えられることによってそれぞれオ
フ,オンし、前記第1の定電位端子は、前記第2の電位
から前記第1の電位よりも隔たっているかまたは等しい
電位を与える。
【0055】請求項2に記載のデータ保持回路は、請求
項1に記載のデータ保持回路であり、上記第1の信号反
転回路の上記入力端子に自身の制御端子が接続され、上
記第2の信号反転回路の上記入力端子に自身の第1の電
流電極が接続され、第2の定電位端子に自身の第2の電
流電極が接続された上記第2の導電型の第6のトランジ
スタをさらに備え、前記第2の定電位端子は、上記第2
の電位から上記第1の電位よりも隔たっているかまたは
等しい電圧を与える。
【0056】請求項3に記載のデータ保持回路は、請求
項2に記載のデータ保持回路を第1および第2のデータ
保持回路として備え、前記第2のデータ保持回路の上記
第1および第2の信号入力端子は、前記第1のデータ保
持回路の上記第1および第2の信号出力端子にそれぞれ
接続され、前記第1のデータ保持回路の上記第1のクロ
ック端子と前記第2のデータ保持回路の上記第2のクロ
ック端子とが接続され、該第1のデータ保持回路の上記
第2のクロック端子と該第2のデータ保持回路の上記第
1のクロック端子とが接続されている。
【0057】請求項4に記載のバッファ回路は、互いに
異なることによって2値論理を与える第1および第2の
電位のうちのいずれか一方が選択的に与えられる信号入
力端子と、自身の制御端子が前記信号入力端子にそれぞ
れ接続され、自身のそれぞれの第1の電流電極が互いに
接続され、自身の第2の電流電極がそれぞれ前記第1お
よび第2の電位をそれぞれ与える第1および第2の電位
端子に接続された、第1の導電型である第1のトランジ
スタおよび第2の導電型である第2のトランジスタを含
んでなる第1のインバータと、自身の制御端子が前記信
号入力端子に接続され、自身の第1の電流電極が抵抗体
を介して前記第2の電位を与える第3の電位端子に接続
され、自身の第2の電流電極が前記第1の電位を与える
第4の電位端子に接続された、前記第2の導電型である
第3のトランジスタを含んでなるソースフォロワ回路
と、前記第3のトランジスタの前記第1の電流電極およ
び前記第1のトランジスタの前記第1の電流電極にそれ
ぞれ接続された、第1および第2の信号出力端子とを備
え、前記第1の導電型であるトランジスタは、自身の前
記制御端子に前記第1および第2の電位が与えられるこ
とによってそれぞれオフ,オンし、前記第1の導電型で
あるトランジスタは、自身の前記制御端子に前記第1お
よび第2の電位が与えられることによってそれぞれオ
ン,オフする。
【0058】請求項5に記載のバッファ回路は、請求項
4に記載のバッファ回路であり、上記抵抗体は、自身の
制御端子に上記第1の電位が与えられており、自身の第
1の電流電極が上記第3のトランジスタの上記第1の電
流電極に接続され、自身の第2の電流電極が上記第3の
電位端子に接続された、上記第2の導電型の第4のトラ
ンジスタである。
【0059】請求項6に記載のバッファ回路は、請求項
4に記載のバッファ回路であり、上記抵抗体は、自身の
制御端子が上記信号入力端子に接続され、自身の第1の
電流電極が上記第3のトランジスタの上記第1の電流電
極に接続され、自身の第2の電流電極が上記第3の電位
端子に接続された、上記第1の導電型の第4のトランジ
スタである。
【0060】請求項7に記載のバッファ回路は、請求項
5または6に記載のバッファ回路であり、上記第2の信
号出力端子に自身の入力端子が接続され、上記第1の信
号出力端子に自身の出力端子が接続された第2のインバ
ータをさらに含む。
【0061】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1は、本実施の形態のラッチ回路の構
造を例示する回路図である。同図においては、NMOS
トランジスタMN1〜MN4、インバータゲートINV
1,INV2、第1および第2のデータ入力端子DI,
DIB、第1および第2のクロック入力端子CK,CK
B、ならびに第1および第2のデータ出力端子DO,D
OBからなるラッチ回路が例示されている。
【0062】ラッチ回路を構成する素子について説明を
行う。NMOSトランジスタMN3,MN4のそれぞれ
のゲート電極は、第1のクロック入力端子CKに共通に
接続されている。また、NMOSトランジスタMN1,
MN2のそれぞれのゲート電極は、第2のクロック入力
端子CKBに共通に接続されている。
【0063】第1のデータ入力端子DIは、NMOSト
ランジスタMN1のドレイン電極に接続されている。N
MOSトランジスタMN1のソース電極は、インバータ
ゲートINV2の入力端子と、NMOSトランジスタM
N3のドレイン電極およびソース電極を介してインバー
タゲートINV1の出力端子とに接続されている。
【0064】同様に、第2のデータ入力端子DIBは、
NMOSトランジスタMN2のドレイン電極に接続され
ている。NMOSトランジスタMN2のソース電極は、
インバータゲートINV1の入力端子と、NMOSトラ
ンジスタMN4のドレイン電極およびソース電極を介し
てインバータゲートINV2の出力端子とに接続されて
いる。さらに、インバータゲートINV1,INV2の
出力端子はそれぞれ、第1および第2のデータ出力端子
DO,DOBに接続されている。
【0065】すなわち、図1に示されるラッチ回路は、
図24に示される従来のラッチ回路からトランスミッシ
ョンゲートTG1〜TG4を構成するPMOSトランジ
スタおよびこれに関する接続線が取り除かれたものであ
る。
【0066】図2は、図1のラッチ回路で使用されてい
るインバータゲートINV1,INV2の構造を示す回
路図である。同図に示されるように、インバータゲート
は、第1の電源VDDと第2の電源GNDとの間で、互
いのドレイン電極が接続されることによって順に直列に
つながれたPMOSトランジスタおよびNMOSトラン
ジスタと、PMOSトランジスタおよびNMOSトラン
ジスタのそれぞれのゲート電極に共通に接続された入力
端子INと、PMOSトランジスタおよびNMOSトラ
ンジスタのそれぞれのドレイン電極に共通に接続された
出力端子OUTとからなる。
【0067】NMOSトランジスタMN1,MN2のし
きい値電圧の絶対値は、電圧Vthnである。従って、
NMOSトランジスタMN1,MN2を通過した信号の
電位は、電圧Vthnだけ降下する。
【0068】第1の電源VDDは電位VDDを与え、第
2の電源GNDは電位GNDを与える。インバータゲー
トINV1,INV2は、入力が自身の論理しきい値電
位より低ければHレベルの信号(電位VDD)を、入力
が論理しきい値電位より高ければLレベルの信号(電位
GND)を出力する。インバータゲートINV1,IN
V2の論理しきい値電位は一般に、電位VDDと電位G
NDとの中間である(VDD+GND)/2という電位
に設定される。電圧降下が生じた後の電位VDD−Vt
hnがインバータゲートの論理しきい値電位よりも十分
高くなるように、あらかじめ種々の条件を設定してお
く。
【0069】次に、ラッチ回路に入力される信号につい
て説明を行う。第1のデータ入力端子DIおよび第2の
データ入力端子DIBには、HレベルおよびLレベルの
信号が、互いに排他的に入力される。互いに異なるHレ
ベルおよびLレベルの信号は、二値論理において互いに
逆の論理を表す電圧レベルの信号である。
【0070】ここで、第1および第2のデータ入力端子
DI,DIBに入力されるデータ信号がそれぞれHレベ
ルおよびLレベルであるデータの組み合わせを、第1の
データDATA1として参照する。同様に、第1および
第2のデータ入力端子DI,DIBに入力されるデータ
信号がそれぞれLレベルおよびHレベルであるデータの
組み合わせを、第2のデータDATA2として参照す
る。
【0071】同様に、第1のクロック入力端子CKおよ
び第2のクロック入力端子CKBにも、Hレベルおよび
Lレベルの信号が、互いに排他的に入力される。
【0072】ここで、第1および第2のクロック入力端
子CK,CKBに入力されるクロック信号が、それぞれ
HレベルおよびLレベルであるデータの組み合わせを、
第1のクロック入力状態CLK1として参照する。同様
に、第1および第2のクロック入力端子CK,CKBに
入力されるクロック信号が、それぞれLレベルおよびH
レベルであるデータの組み合わせを、第2のクロック入
力状態CLK2として参照する。
【0073】ラッチ回路は上述のように接続されて構成
されているので、NMOSトランジスタMN1,MN2
が揃いの一組となり、またNMOSトランジスタMN
3,MN4が揃いの一組となって、互いの組同士で排他
的に導通および非導通の状態を採る。
【0074】ラッチ回路の一連の回路動作について、以
下に説明を行う。ラッチ回路の回路動作(1)〜(4)
を決定する信号の設定の状態は以下に示されるものであ
る。信号設定の番号と回路動作の番号とがそれぞれ対応
している。
【0075】信号設定(1) 第1のクロック入力状態CLK1であって、第1のデー
タDATA1が入力される。
【0076】信号設定(2) 第2のクロック入力状態CLK2であって、第1のデー
タDATA1が入力される。
【0077】信号設定(3) 第1のクロック入力状態CLK1であって、第2のデー
タDATA2が入力される。
【0078】信号設定(4) 第2のクロック入力状態CLK2であって、第2のデー
タDATA2が入力される。
【0079】図3(a)〜(c)は、一連の信号設定
(1)〜(4)に応ずるラッチ回路の回路動作(1)〜
(4)のタイミングチャートを示す波形図である。図3
(a)は第1および第2のデータ出力端子DI,DIB
の、図3(b)は第1および第2のクロック入力端子C
K,CKBの、図3(c)は第1および第2のデータ出
力端子DO,DOBの、それぞれの信号の電位のレベル
を示している。第1のデータ入力端子DI、第1のクロ
ック入力端子CKおよび第1のデータ出力端子DOはそ
れぞれ実線で、第2のデータ入力端子DIB、第2のク
ロック入力端子CKBおよび第2のデータ出力端子DO
Bはそれぞれ破線で示されている。
【0080】これらの図を用いて以下に示されるよう
に、本実施の形態のラッチ回路は、第1および第2のデ
ータ入力端子DI,DIBに与えられたデータ信号をク
ロック信号に同期して取り込み、クロック信号の半周期
分だけ位相をずらして出力するという従来技術と同一の
機能を持つ。
【0081】1.ラッチ回路の回路動作(1) NMOSトランジスタMN1,MN2はオフし、NMO
SトランジスタMN3,MN4がオンしている。従っ
て、第1および第2のデータ入力端子DI,DIBにそ
れぞれ入力されるH,Lレベルのそれぞれの信号は、ラ
ッチ回路の内部には取り込まれない。
【0082】2.ラッチ回路の回路動作(2) NMOSトランジスタMN1,MN2はオンし、NMO
SトランジスタMN3,MN4はオフしている。
【0083】第1のデータ入力端子DIに与えられたH
レベルの信号は、NMOSトランジスタMN1を介して
インバータゲートINV2に与えられる。このとき、N
MOSトランジスタMN1において電圧Vthn分の電
圧降下が起こり、インバータゲートINV2には電位V
DD−Vthnが与えられる。電位VDD−Vthnが
インバータゲートの論理しきい値電位よりも十分高くな
るようにあらかじめ設定しておくことによって、インバ
ータゲートINV2は第2のデータ出力端子DOBを介
してLレベルの信号を出力する。
【0084】一方、インバータゲートINV1は、第2
のデータ入力端子DIBに与えられたLレベルの信号を
NMOSトランジスタMN2を介して受け、第1のデー
タ出力端子DOを介してHレベルの信号を出力する。よ
って、第1および第2のデータ出力端子DO,DOBは
第1のデータDATA1を出力する。
【0085】3.ラッチ回路の回路動作(3) NMOSトランジスタMN1,MN2はオフし、NMO
SトランジスタMN3,MN4はオンしている。従っ
て、第1および第2のデータ入力端子DI,DIBとイ
ンバータゲートINV1,INV2のそれぞれの入力端
子とは、オフしているNMOSトランジスタMN1,M
N2によってそれぞれ隔離される。すなわち、第1およ
び第2のデータ入力端子DI,DIBにおいては第2の
データDATA2が入力されている状態にあるが、イン
バータゲートINV1,INV2およびそれぞれオンし
ているNMOSトランジスタMN3,MN4によってル
ープが構成されており、インバータゲートINV1,I
NV2のそれぞれの入力端子にLレベルおよびHレベル
の信号がそれぞれ入力され続けるので、第1のデータD
ATA1が出力され続ける。
【0086】4.ラッチ回路の回路動作(4) NMOSトランジスタMN1,MN2がオンし、インバ
ータゲートINV1,INV2はそれぞれ、第2および
第1のデータ入力端子DIB,DIと導通している。イ
ンバータゲートINV1,INV2にはそれぞれ、Hレ
ベルおよびLレベルの信号がNMOSトランジスタMN
2,MN1を介して入力される。従って、インバータゲ
ートINV1の入力端子には、電位VDD−Vthnが
与えられる。これらの入力状態に応じて、インバータゲ
ートINV1,INV2はそれぞれ、第1および第2の
データ出力端子DO,DOBを介してLレベルの信号お
よびHレベルの信号を出力する。よって、第1および第
2のデータ出力端子DO,DOBは、第2のデータDA
TA2を出力する。
【0087】以後、同様にして第1および第2のクロッ
ク入力状態CLK1,CLK2が交互に繰り返されて、
第3のデータDATA3もクロック半周期分ずれてラッ
チ回路を伝達する。
【0088】また、以上の一連のラッチ回路の回路動作
(1)〜(4)の説明においては、第1のデータ入力端
子DIに与えられる信号がHレベルからLレベルに変化
し、第2のデータ入力端子DIBに与えられる信号がL
レベルからHレベルに変化するという、第1のデータD
ATA1から第2のデータDATA2に変化する場合に
ついて説明が行われたが、ラッチ回路の回路動作はこの
ような変化の場合に限られるものではない。
【0089】本実施の形態のラッチ回路は、従来のラッ
チ回路よりも4個のPMOSトランジスタを削減するこ
と、およびある電流駆動能力を得るのにPMOSトラン
ジスタよりも小さなトランジスタサイズで足りるNMO
Sトランジスタを用いたことによって、回路面積が少な
いという特徴をもつ。
【0090】次に、図1に示されるラッチ回路を2段接
続することによって得られる、本実施の形態のフリップ
フロップ回路について説明を行う。図4は、本実施の形
態のフリップフロップ回路の構造を例示する回路図であ
る。
【0091】同図に示されるフリップフロップ回路は、
NMOSトランジスタMN1〜MN8、インバータゲー
トINV1〜INV4、第1および第2のデータ入力端
子DI,DIB、第1および第2のクロック入力端子C
K,CKB、ならびに第1および第2のデータ出力端子
DO,DOBからなる。
【0092】2つのラッチ回路を互いに接続する方法に
ついて以下に説明を行う。図4に示されるように、前段
のラッチ回路はNMOSトランジスタMN1〜MN4、
インバータゲートINV1,INV2を含む回路であ
り、それぞれの素子の接続は図1に示されるラッチ回路
と同一である。また、後段のラッチ回路は、NMOSト
ランジスタMN5〜MN8、インバータゲートINV
3,INV4を含む回路であり、それぞれがNMOSト
ランジスタMN1〜MN4、インバータゲートINV
1,INV2に順に対応するように接続されている。
【0093】前段のラッチ回路の第1のデータ出力端子
および第2のデータ出力端子は、後段のラッチ回路の第
1のデータ入力端子および第2のデータ入力端子にそれ
ぞれ接続されている。
【0094】前段のラッチ回路の第1のデータ入力端子
DIおよび第2のデータ入力端子DIBがそれぞれ、フ
リップフロップ回路の第1のデータ入力端子DIおよび
第2のデータ入力端子DIBとなっている。同様に、後
段のラッチ回路の第1のデータ出力端子DOおよび第2
のデータ出力端子DOBはそれぞれ、フリップフロップ
回路の第1のデータ出力端子DOおよび第2のデータ出
力端子DOBとなっている。
【0095】また、前段のラッチ回路の第1のクロック
入力端子CKと後段のラッチ回路の第2のクロック入力
端子CKBとは共通に接続され、フリップフロップ回路
の第1のクロック入力端子CKとなっている。また、前
段のラッチ回路の第2のクロック入力端子CKBと後段
のラッチ回路の第1のクロック入力端子CKとは共通に
接続され、フリップフロップ回路の第2のクロック入力
端子CKBとなっている。
【0096】すなわち、図4に示されるフリップフロッ
プ回路は、図26に示されるフリップフロップ回路から
トランスミッションゲートTG1〜TG8を構成するP
MOSトランジスタおよびこれに関する接続線が取り除
かれたものである。
【0097】フリップフロップ回路は以上のように構成
されているので、NMOSトランジスタMN1,MN
2,MN7,MN8が同時にオン、オフし、これらとは
排他的にNMOSトランジスタMN3〜MN6が同時に
オフ、オンする。
【0098】次にフリップフロップ回路の動作につい
て、前述の信号設定(1)〜(4)を踏まえながら説明
を行う。図5(a)〜(c)は、フリップフロップ回路
のタイミングチャートを示す波形図である。図5(a)
〜(c)はそれぞれ、図3(a)〜(c)が示す信号と
同一の信号を示す。
【0099】それぞれのクロック入力状態およびこれに
応ずるデータの入力状態はそれぞれの信号設定毎にラッ
チ回路においてもフリップフロップ回路においても同一
である。従って、当然前段のラッチ回路の回路動作は前
述のラッチ回路の回路動作と同一となる。そこで、前段
のラッチ回路については必要な部分以外の説明を省略
し、後段のラッチ回路、および前段と後段とのラッチ回
路からなるフリップフロップ回路全体に対して重点的に
説明を行う。
【0100】1.フリップフロップ回路の回路動作
(1):信号設定(1) NMOSトランジスタMN1,MN2,MN7,MN8
がオフし、NMOSトランジスタMN3〜MN6がオン
している。NMOSトランジスタMN1,MN2がオフ
しているので、後段のラッチ回路には第1および第2の
データ入力端子DI,DIBのそれぞれの信号は伝わら
ない。
【0101】2.フリップフロップ回路の回路動作
(2):信号設定(2) NMOSトランジスタMN1,MN2,MN7,MN8
がオンし、NMOSトランジスタMN3〜MN6がオフ
している。
【0102】第1のデータ入力端子DIに与えられたH
レベルの信号は、NMOSトランジスタMN1を介して
インバータゲートINV2に与えられる。これに応じ
て、インバータゲートINV2は後段のラッチ回路へと
Lレベルの信号を出力する。しかし、NMOSトランジ
スタMN6がオフしているので、インバータゲートIN
V3の入力端子にはインバータゲートINV2の出力信
号は入力されない。
【0103】同様に、インバータゲートINV1は、第
2のデータ入力端子DIBに与えられたLレベルの信号
をNMOSトランジスタMN2を介して受け、Hレベル
の信号を出力するが、NMOSトランジスタMN5がオ
フしているので、インバータゲートINV4にはインバ
ータゲートINV1の出力信号は入力されない。
【0104】3.フリップフロップ回路の回路動作
(3):信号設定(3) NMOSトランジスタMN1,MN2,MN7,MN8
はオフし、NMOSトランジスタMN3〜MN6はオン
している。すなわち、後段のラッチ回路は、ラッチ回路
の回路動作(2)の状態となっている。NMOSトラン
ジスタMN5,MN6がオンしているので、インバータ
ゲートINV1,INV2から出力されるHレベル、L
レベルのそれぞれの信号は、インバータゲートINV
4,INV3へとそれぞれ入力される。このとき、NM
OSトランジスタMN5によって、インバータゲートI
NV4には電位VDD−Vthnの信号が入力される。
従って、第1および第2のデータ出力端子DO,DOB
は、第1のデータDATA1を出力する。
【0105】ラッチ回路においては、ラッチ回路の第1
および第2のデータ出力端子DO,DOBの出力はラッ
チ回路の回路動作(2)において第1のデータDATA
1を出力したので、フリップフロップ回路の出力はラッ
チ回路の出力に比べ、さらにクロック半周期分遅れてい
ることが理解できる。
【0106】4.フリップフロップ回路の回路動作
(4):信号設定(4) NMOSトランジスタMN1,MN2,MN7,MN8
がオンし、NMOSトランジスタMN3〜MN6がオフ
している。後段のラッチ回路は、ラッチ回路の回路動作
(3)の状態となっている。
【0107】後段のラッチ回路においては、NMOSト
ランジスタMN5,MN6はオフし、NMOSトランジ
スタMN7,MN8はオンしている。従って、インバー
タゲートINV2,INV1のそれぞれの出力端子と、
インバータゲートINV3,INV4のそれぞれの入力
端子とは、NMOSトランジスタMN6,MN5によっ
てそれぞれ隔離されている。
【0108】インバータゲートINV3,INV4およ
びオンしているNMOSトランジスタMN7,MN8に
よってループが構成される。このループにおいて、イン
バータゲートINV3,INV4のそれぞれの入力端子
にLレベルおよびHレベルの信号がそれぞれNMOSト
ランジスタMN6,MN5を介して入力され続け、イン
バータゲートINV3,INV4はそれぞれ、第1およ
び第2のデータ出力端子DO,DOBを介して、第1の
データDATA1を出力し続ける。
【0109】以後、同様にして第1および第2のクロッ
ク状態CLK1,CLK2が交互に繰り返されて、第3
のデータDATA3もクロック1周期分ずれてフリップ
フロップ回路を伝達する。つまり、図5(c)と図3
(c)とを比較して判るように、フリップフロップ回路
はデータ入力端子に与えられたデータ信号をクロック信
号に同期して取り込み、一時的に保持し、ラッチ回路の
動作の2個分の位相をずらして出力する機能を持つ。
【0110】図5(a)〜(c)に示されるそれぞれの
信号の挙動は図27(a)〜(c)に示されるものと同
一であることから、本実施の形態のフリップフロップ回
路は従来のフリップフロップ回路と同一の回路動作を行
うことが理解できる。
【0111】換言すると、フリップフロップ回路とラッ
チ回路とは共にデータ信号をクロック信号に同期して取
り込み、位相をずらして出力するという同じ機能を持
つ。しかし、フリップフロップ回路とラッチ回路では、
データ信号を出力する位相がラッチ回路の動作1個分だ
けずれる。
【0112】本実施の形態のフリップフロップ回路にお
いても、従来のフリップフロップ回路を構成するトラン
スミッションゲートからPMOSトランジスタが取り除
かれるので、従来と同一の回路動作を実現しつつも、回
路面積が少なくなる。
【0113】このため、本実施の形態のラッチ回路また
はフリップフロップ回路に接続されるバッファ回路の出
力端子の負荷容量は従来よりも少なくなり、負荷容量の
充放電の際にクロックバッファ回路が消費する電力も抑
えられる。
【0114】実施の形態2.本実施の形態においては、
NMOSトランジスタによって生ずる電圧降下によって
引き起こされる回路の誤動作を回避することが可能であ
る、信頼性の高いラッチ回路およびフリップフロップ回
路を開示する。
【0115】図6は、本実施の形態に従うラッチ回路の
構造を例示する回路図である。本実施の形態のラッチ回
路は、実施の形態1のラッチ回路にPMOSトランジス
タMP1,MP2がさらに付け加えられた構造を有す
る。それぞれの相違をふまえつつ説明を以下に行う。
【0116】PMOSトランジスタMP1,MP2のそ
れぞれのゲート電極は、インバータゲートINV1,I
NV2のそれぞれの入力端子にそれぞれ接続されてい
る。PMOSトランジスタMP1,MP2は、それぞれ
のドレイン電極がインバータゲートINV2,INV1
のそれぞれの入力端子にそれぞれ接続され、それぞれの
ソース電極が第1の電源VDDにそれぞれ接続されてい
る。
【0117】以上の記述から明らかなように、PMOS
トランジスタMP1,MP2は、それらのゲート電極お
よびドレイン電極に関して互いに対称な接続、すなわち
クロスカップルされた接続を施されている。
【0118】以上の構造によって実現される本実施の形
態のラッチ回路の回路動作と、実施の形態1のラッチ回
路の回路動作との違いについて、以下に説明を行う。
【0119】第1および第2のデータ入力端子DI,D
IBには互いに排他的にHレベルおよびLレベルの信号
が与えられるので、PMOSトランジスタMP1,MP
2にも互いに排他的にHレベルおよびLレベルの信号が
与えられる。以下の説明においては、インバータゲート
INV1,INV2のそれぞれの入力端子にNMOSト
ランジスタMN2,NM1をそれぞれ介してHレベルお
よびLレベルの信号がそれぞれ与えられた場合を想定す
る。
【0120】NMOSトランジスタMN2を介するの
で、インバータゲートINV1に第2のデータ入力端子
DIBから与えられる信号は、電位VDD−Vthnで
ある。
【0121】しかし、インバータゲートINV2の入力
端子に共通に接続されたPMOSトランジスタMP2の
制御端子にはNMOSトランジスタMN1を介して第1
のデータ入力端子DIからLレベルの信号が与えられる
ので、PMOSトランジスタMP2はオンする。これに
よって、第1の電源の電位VDDがPMOSトランジス
タMP2を介してインバータゲートINV1に入力され
る。すなわち、インバータゲートINV1に入力される
電位は、電位VDD−Vthnから電位VDDにまで引
き上げられたことになる。
【0122】このとき、PMOSトランジスタMP1
は、自身のゲート電極がインバータゲートINV1の入
力端子に共通に接続されているので、オフしている。従
って、インバータゲートINV2に入力される電圧はL
レベルのままである。
【0123】逆に、インバータゲートINV1,INV
2のそれぞれの入力端子にNMOSトランジスタMN
2,NM1をそれぞれ介してLレベルおよびHレベルの
信号がそれぞれ与えられた場合にも、同様の効果が得ら
れる。すなわち、インバータゲートINV2に入力され
る電位は、PMOSトランジスタMP1がオンすること
で電位VDD−Vthnから電位VDDにまで引き上げ
られ、インバータゲートINV1に入力される電圧はL
レベルのままである。
【0124】図7(a)〜(c)はそれぞれ、本実施の
形態のラッチ回路のタイミングチャートを示す波形図で
ある。図7(a)〜(c)によって明らかなように、図
3(a)〜(c)によって示される実施の形態1のラッ
チ回路と同一の回路動作が得られることが理解される。
【0125】本実施の形態においては、クロスカップル
に配置されたPMOSトランジスタMP1,MP2によ
って、NMOSトランジスタMN1,MN2によって生
じるしきい値電圧分の電圧降下を補償することが可能と
なる。これによって、NMOSトランジスタMN2,M
N1の次段にそれぞれ接続されたインバータゲートIN
V1,INV2のHレベルの入力電圧マージン(入力信
号のレベルと論理しきい値電位との差分)が大きくな
る。従って、例えばHレベルの電位とLレベルの電位と
を充分大きく採れない場合にも、安定な回路動作を得る
ことが可能となる。従って、実施の形態1によって得ら
れる効果に加え、信頼性の高いラッチ回路が実現され
る。
【0126】もちろん、クロスカップルにPMOSトラ
ンジスタMP1,MP2を配置しなくても、本実施の形
態の効果を得ることは可能である。図8は、図6に示さ
れるラッチ回路からPMOSトランジスタMP1が取り
除かれた回路の構造を示す回路図である。
【0127】このラッチ回路においては、インバータゲ
ートINV2に入力される電位を引き上げることは不可
能であるが、インバータゲートINV1に入力される電
位を引き上げることは可能である。従って、実施の形態
1のラッチ回路と比較すればラッチ回路の信頼性は高く
なる。
【0128】次に、図6に示されるラッチ回路を2段直
列に接続することによって得られるフリップフロップ回
路について説明を行う。図9は、本実施の形態に従うフ
リップフロップ回路の構造を例示する回路図である。図
4に示される実施の形態1のフリップフロップ回路との
違いとは、PMOSトランジスタMP1〜MP4が付け
加えられている点にある。
【0129】PMOSトランジスタMP3,MP4のイ
ンバータゲートINV3,INV4および第1の電源V
DDに対する接続の状態は、PMOSトランジスタMP
1,MP2のインバータゲートINV1,INV2およ
び第1の電源VDDに対する接続の状態と同様である。
PMOSトランジスタMP3,MP4によってインバー
タゲートINV3,INV4に入力される電圧をそれぞ
れ電位VDDまで引き上げることが可能となり、フリッ
プフロップ回路の信頼性が高まる。
【0130】図10(a)〜(c)はそれぞれ、本実施
の形態のフリップフロップ回路のタイミングチャートを
示す波形図である。図10(a)〜(c)によって明ら
かなように、図5(a)〜(c)によって示される実施
の形態1のフリップフロップ回路と同一の回路動作が得
られることが理解される。
【0131】以上から明らかなように、本実施の形態の
フリップフロップ回路においても、本実施の形態のラッ
チ回路と同様の効果を得ることが可能となる。
【0132】もちろん、図11に示されるように、トラ
ンスミッションゲートを含んでなる従来のラッチ回路
と、本実施の形態のラッチ回路とを組み合わせることに
よって、フリップフロップ回路を構成することも可能で
ある。
【0133】実施の形態3.本実施の形態においては、
自身に備わる二つの出力端子から互いに排他的な論理を
表す信号を、ほぼ同期を採りつつ出力するバッファ回路
を開示する。
【0134】図12は、フリップフロップ回路あるいは
ラッチ回路にクロック信号またはデータ信号を与える、
本実施の形態に従うバッファ回路の構造を例示する回路
図である。同図においては、信号入力端子CINと、こ
れに自身のそれぞれの入力端子が接続されたインバータ
ゲートINV5およびソースフォロワ回路と、インバー
タゲートINV5およびソースフォロワ回路の出力端子
にそれぞれ接続された第2および第1の信号出力端子C
KOB,CKOとからなるバッファ回路が示されてい
る。
【0135】図12に示されるソースフォロワ回路は、
NMOSトランジスタMN9と抵抗R1とからなってい
る。NMOSトランジスタMN9は、自身のゲート電極
が信号入力端子CINに接続され、自身のドレイン電極
が第1の電源VDDに接続され、自身のソース電極は第
1の信号出力端子CKOと、抵抗R1を介して第2の電
源GNDとに接続されている。また、インバータゲート
INV5は図2に示された構造を有している。
【0136】バッファ回路の回路動作について説明を行
う。信号入力端子CINにHレベルの信号が与えられた
ときには、第2の信号出力端子CKOBはインバータゲ
ートINV5の機能によってLレベルの信号を出力す
る。また、NMOSトランジスタMN9がオンすること
によって抵抗R1において電流が流れて電圧降下が生じ
る。NMOSトランジスタMN9においては、しきい値
電圧Vthn分の電圧降下が生じる。従って、電位VD
D−Vthnである信号が第1の信号出力端子CKOに
与える。
【0137】信号入力端子CINにLレベルの信号が与
えられたときには、第1の信号出力端子CKOはNMO
Sトランジスタがオフするので抵抗R1を介して接地さ
れてLレベルの信号を、また第2の信号出力端子CKO
BはHレベルの信号を、それぞれ出力する。
【0138】また、図13に示されるように、自身のド
レイン電極が第2の電源GNDに接続され、自身のソー
ス電極が抵抗R2を介して第1の電源VDDに接続され
つつ第1の信号出力端子CKOにも接続され、自身のゲ
ート電極が信号入力端子CINに接続されたPMOSト
ランジスタMP5によってソースフォロワ回路を構成し
ても良い。この場合、信号入力端子にLレベルの信号が
与えられたときに、PMOSトランジスタMP5のしき
い値電圧の絶対値である電圧Vthpだけ電位GNDよ
り高い信号を、ソースフォロワ回路は出力する。
【0139】以上のバッファ回路においては、インバー
タゲートINV5とソースフォロワ回路とのそれぞれの
特性によって、第1および第2の信号出力端子CKO,
CKOBからそれぞれ出力される信号の遅延の差が決定
される。直列に接続された2つのMOSトランジスタか
らなるインバータゲートと、直列に接続された抵抗とM
OSトランジスタとからなるソースフォロワ回路とで
は、信号出力の時間的な特性は非常に似通ったものとな
る。従って、相補的な2つの出力信号の間に遅延の少な
いバッファ回路を本実施の形態において得ることが可能
である。
【0140】また、従来のバッファ回路では、信号入力
端子CINに信号が入力されてからインバータゲート2
つ分の遅延の後に第1の信号出力端子CKOから信号が
出力された。しかし、本実施の形態においてはインバー
タゲートINV5の1個分程度の遅延が生ずるのみであ
る。従って、バッファ回路に接続されたラッチ回路およ
びフリップフロップ回路は高速で動作することが可能と
なる。
【0141】さらに、2つのMOSトランジスタによっ
て構成されたソースフォロワ回路を図14、図16に示
す。図14のソースフォロワ回路は、図12に示される
ソースフォロワ回路を構成する抵抗R1が、第1の電源
VDDに自身のゲート電極が接続されたNMOSトラン
ジスタMN10に置き換えられた構造を有している。同
様に、図16のソースフォロワ回路は、図13に示され
るソースフォロワ回路を構成する抵抗R2が、第2の電
源GNDに自身のゲート電極が接続されたPMOSトラ
ンジスタMP6に置き換えられた構造を有している。
【0142】抵抗R1,R2の値またはNMOSトラン
ジスタMN10もしくはPMOSトランジスタMP6の
オン抵抗を小さくし過ぎることは望ましくない。さもな
いと、NMOSトランジスタMN9やPMOSトランジ
スタMP5がオンすることによって抵抗R1,R2、N
MOSトランジスタMN10、PMOSトランジスタM
P6に流れる電流が充分な電圧降下を発生せず、第1の
信号出力端子CKOに与えられる電位がそれだけなまる
という不都合が生ずるためである。
【0143】図15(a)〜(c)、図17(a)〜
(c)は、図14、図16にそれぞれ示されるバッファ
回路のタイミングチャートをそれぞれ示す波形図であ
る。第2の信号出力端子CKOBからはインバータゲー
トINV5のスイッチング遅延d5の分だけ信号入力端
子CINに入力される信号から遅れて信号が出力され
る。図15(c)および図17(c)を用いて示すよう
に、第1の信号出力端子CKOからは、ソースフォロワ
回路のスイッチング遅延s1,s2の分だけそれぞれ遅
れて信号が出力されている。
【0144】二つのMOSトランジスタによってそれぞ
れ構成されているので、インバータゲートとソースフォ
ロワ回路とは互いに時間的な特性が似ている。従って、
スイッチング遅延s1,s2,d5は互いにほぼ等し
く、第1および第2の信号出力端子CKO,CKOBか
らそれぞれ出力される信号は、互いにほぼ同期が採れて
いる。
【0145】定電位源に接続されることによってオンし
ているMOSトランジスタは抵抗と同様の機能を有する
ので、図14、図16に示されるバッファ回路は、時間
的な特性を除き、図12、図13に示されるバッファ回
路と同様である。但し、抵抗R1またはR2を含むバッ
ファ回路を形成するためには特に抵抗を形成する工程を
設けなければならないのに対し、ソースフォロワ回路が
MOSトランジスタのみによって構成されるバッファ回
路においては、抵抗を形成するための工程を省くことが
可能となる。従って、バッファ回路の製造が簡易とな
る。
【0146】本実施の形態のバッファ回路は以上のよう
に、入力信号に応じつつ、互いに反転論理の関係にある
二つの信号を、好適に同期を採りつつ生成する。
【0147】実施の形態4.本実施の形態においては、
互いに排他的にオン、オフする二つのMOSトランジス
タからなるソースフォロワ回路によって構成されるバッ
ファ回路を開示する。
【0148】図18は、本実施の形態のバッファ回路の
構造を例示する回路図である。本実施の形態のバッファ
回路は、実施の形態3のバッファ回路のソースフォロワ
回路が一部置き換えられた構造を有している。
【0149】ソースフォロワ回路は、ドレイン電極がそ
れぞれ第1および第2の電源VDD,GNDに接続さ
れ、それぞれのソース電極が共通に接続されつつ第1の
信号出力端子CKOに接続され、それぞれのゲート電極
が共通に接続されつつ信号入力端子CINに接続された
NMOSトランジスタMN9およびPMOSトランジス
タMP5からなる。すなわち、このソースフォロワ回路
は、図12に示されたソースフォロワ回路の抵抗R1を
PMOSトランジスタMP5で置換したものとみなすこ
とが可能であるし、図13に示されたソースフォロワ回
路の抵抗R2をNMOSトランジスタMN9で置換した
ものとみなすことが可能である。
【0150】ゲート電極が共通に接続されたNMOSト
ランジスタMN9およびPMOSトランジスタMP5は
互いに排他的にオン、オフする。従って、図14,図1
6に示される実施の形態3のそれぞれのソースフォロワ
回路のNMOSトランジスタMN10、PMOSトラン
ジスタMP6が終始オンしていることによって与えられ
る影響を、本実施の形態のソースフォロワ回路を備える
バッファ回路では排除することが可能となる。
【0151】実施の形態3のバッファ回路においては、
トランジスタを形成する際にNMOSトランジスタMN
10およびPMOSトランジスタMP6のオン抵抗が小
さくなりすぎないように設計を行う必要がある。これに
対して、本実施の形態のバッファ回路においては、NM
OSトランジスタMN9とPMOSトランジスタMP5
とが互いに排他的にオン、オフするので、そのような設
計上の制約がなくなる。
【0152】信号入力端子CINにHレベルの信号が入
力されたときにはPMOSトランジスタMP5はオフす
るので、第1の信号出力端子CKOはNMOSトランジ
スタMN9を介して電位VDD−Vthnを与えられ
る。同様に、信号入力端子CINにLレベルの信号が入
力されたときには、NMOSトランジスタMN9はオフ
するので、第1の信号出力端子CKOはPMOSトラン
ジスタMP5を介して電位GND+Vthpを与えられ
る。
【0153】図19(a)〜(c)は、本実施の形態の
バッファ回路のタイミングチャートをそれぞれ示す波形
図である。図19(c)において示されるように、第1
の信号出力端子CKOからは、ソースフォロワ回路のス
イッチング遅延s3の分だけ遅れて信号が出力される。
遅延s3はインバータゲートINV5による遅延d5と
ほぼ同じであり、二つの出力信号の同期はほぼ採れてい
る。
【0154】なお、図19(c)に示されるタイミング
チャートは、入力信号の信号周期が短い場合のものであ
る。上述したように、ソースフォロワ回路を構成してい
るPMOSトランジスタMP5とNMOSトランジスタ
MN9のいずれか一方のトランジスタは必ずオフしてい
る。従って、入力信号の信号周期が非常に長い場合に
は、オンしているいずれか一方のトランジスタを介して
第1の信号出力端子CKOの信号は電位VDDあるいは
電位GNDになる。
【0155】すなわち、充分長い時間が経過すれば、第
1の信号出力端子CKOの信号の電位は電位VDD−V
thnから電位VDDに、あるいは電位GND+Vth
pから電位GNDになる。
【0156】実施の形態5.本実施の形態においては、
出力信号の電位を完全に引き上げまたは引き下げること
が可能なバッファ回路を開示する。
【0157】図20は、本実施の形態に従うバッファ回
路の構造を例示する回路図である。このバッファ回路と
図18に示されるバッファ回路との構造の違いとは、第
1の信号出力端子CKOに出力端子が接続され、第2の
信号出力端子CKOBに入力端子が接続された、インバ
ータゲートINV7が付加されている点である。
【0158】バッファ回路の回路動作について説明を行
う。信号入力端子CINにHレベルの信号が入力された
ときには、ソースフォロワ回路は第1の信号出力端子C
KOを介して電位VDD−Vthnをまず与える。その
後、インバータゲートINV7の出力がゲート1段分の
遅延の後に電位VDDを第1の信号出力端子CKOに与
える。同様に、信号入力端子CINにLレベルの信号が
入力されたときには、第1の信号出力端子CKOにはま
ずソースフォロワ回路によって電位GND+Vthpが
与えられ、その後インバータゲートINV7によって電
位GNDが与えられる。
【0159】図21(a)〜(c)は、本実施の形態の
バッファ回路のタイミングチャートをそれぞれ示す波形
図である。第1の信号出力端子CKOから出力される信
号は、遅延s3の分だけ遅れているので、第2の信号出
力端子CKOBから遅延d5の分だけ遅れて出力される
信号とほぼ同期が採れている。第1の信号出力端子CK
Oから出力される信号は、インバータゲートINV7に
よってHレベルまたはLレベルとなることが示されてい
る。
【0160】もちろん、図14、図16にそれぞれ示さ
れるバッファ回路にインバータゲートINV7を付加し
ても、同様の効果が得られる。図14に示されるバッフ
ァ回路においては電位VDD−Vthnの信号がHレベ
ル(電位VDD)にまで引き上げられ、図16に示され
るバッファ回路においては電位GND+Vthpの信号
がLレベル(電位GND)にまで引き下げられる。
【0161】本実施の形態のバッファ回路は、出力され
る信号の論理を素早く決定しつつもフルスイングでHレ
ベルおよびLレベルの信号を与えることが可能であるの
で、バッファ回路に接続されたラッチ回路またはフリッ
プフロップ回路を確実に動作させることが可能となる。
【0162】
【発明の効果】請求項1に記載の構成によると、信号反
転回路を除き回路動作に必要なトランジスタが6個であ
るので、データ保持回路は従来よりも小面積となる。
【0163】さらに、第1の信号反転回路の入力端に第
2の信号入力端子および第2のトランジスタを介して第
1の電位が与えられ、第2の信号反転回路の入力端に第
1の信号入力端子および第1のトランジスタを介して第
2の電位が与えられたときに、第5のトランジスタがオ
ンすることによって定電位が第1の信号反転回路の入力
端子に与えられる。これによって、第2のトランジスタ
においてトランジスタのしきい値分の電圧降下が生じて
も、信号反転回路の論理しきい値よりも十分離れた電位
を第1の信号反転回路の入力端子に与えることが可能と
なる。従って、回路動作に必要なトランジスタ数を従来
よりも減らしても、回路動作が安定していて、信頼性の
高いデータ保持回路が得られる。
【0164】請求項2に記載の構成によると、請求項1
に記載の効果に加え、第2の信号反転回路の入力端子に
も第6のトランジスタを介して信号反転回路の論理しき
い値よりも十分離れた電位を与えることが可能となる。
これによって、回路動作がさらに安定する。
【0165】請求項3に記載の構成によると、請求項2
に記載のデータ保持回路を用いることによって、小面積
であり回路動作の安定した、信頼性の高いフリップフロ
ップ回路が得られる。
【0166】請求項4に記載の構成によると、信号入力
端子と第1および第2の信号出力端子とのそれぞれの間
には、ソースフォロワ回路および第1のインバータがそ
れぞれ含まれる。これによって、第1および第2の信号
出力端子からそれぞれ出力される信号同士の間の遅延
は、ソースフォロワ回路と第1のインバータとの時間的
な出力特性の差によって決定される。ソースフォロワ回
路は並列に接続された第3のトランジスタおよび抵抗体
からなり、第1のインバータは並列に接続された第1お
よび第2のトランジスタからなるので、ソースフォロワ
回路とインバータとのそれぞれの時間的な出力特性は非
常に似通っている。従って、第1および第2の信号出力
端子から出力されるそれぞれの信号は互いにほぼ同期を
採っている。
【0167】特に、請求項4に記載の構成の第1および
第2の信号出力端子を請求項1〜3に記載の構成の第1
および第2のクロック端子にそれぞれ接続することによ
って、請求項1〜3に記載の構成にクロック信号を与え
ることが可能となる。
【0168】請求項5および6に記載の構成によると、
ソースフォロワ回路は第3および第4のトランジスタと
いう二つのトランジスタを含んでなるので、トランジス
タを形成する工程の際にこれらのトランジスタを同時に
形成することが可能となる。従って、バッファ回路の製
造工程が簡易となる。
【0169】特に請求項6に記載の構成によると、ソー
スフォロワ回路において第3のトランジスタと第4のト
ランジスタとは互いに排他的にオンおよびオフしている
ので、これらのトランジスタが同時にオンしない。従っ
て、第1の信号出力端子に与えられる電位がなまること
がない。これによって、バッファ回路の信頼性が高ま
る。
【0170】請求項7に記載の構成によると、信号入力
端子に第1の電位が与えられたときに、早期にソースフ
ォロワ回路によって第1の信号出力端子は第1の電位に
近い電位を与え、その後第2のインバータによって第1
の信号出力端子の与える電位は第1の電位となる。
【0171】さらに、請求項7に記載の構成であり特に
請求項6にも記載の構成によると、信号入力端子に第2
の電位が与えられたときに、同様の原理によって、第1
の信号出力端子はまず第2の電位に近い電位を与え、そ
の後第1の信号出力端子の与える電位は第2の電位とな
る。これらによって、バッファ回路の信頼性がさらに高
まる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1の構造の一例を示す回路図であ
る。
【図2】 インバータゲートの構造を示す回路図であ
る。
【図3】 図1の構造のタイミングチャートを示す波形
図である。
【図4】 実施の形態1の構造の他例をしめす回路図で
ある。
【図5】 図4の構造のタイミングチャートを示す波形
図である。
【図6】 実施の形態2の構造の第1の例を示す回路図
である。
【図7】 図6の構造のタイミングチャートを示す波形
図である。
【図8】 実施の形態2の構造の第2の例を示す回路図
である。
【図9】 実施の形態2の構造の第3の例を示す回路図
である。
【図10】 図9の構造のタイミングチャートを示す波
形図である。
【図11】 実施の形態2の構造の第4の例を示す回路
図である。
【図12】 実施の形態3の構造の第1の例を示す回路
図である。
【図13】 実施の形態3の構造の第2の例を示す回路
図である。
【図14】 実施の形態3の構造の第3の例を示す回路
図である。
【図15】 図14の構造のタイミングチャートを示す
波形図である。
【図16】 実施の形態3の構造の第4の例を示す回路
図である。
【図17】 図16の構造のタイミングチャートを示す
波形図である。
【図18】 実施の形態4の構造を例示する回路図であ
る。
【図19】 図18の構造のタイミングチャートを示す
波形図である。
【図20】 実施の形態5の構造の第1の例を示す回路
図である。
【図21】 図20の構造のタイミングチャートを示す
波形図である。
【図22】 実施の形態3の構造の第2の例を示す回路
図である。
【図23】 実施の形態3の構造の第3の例を示す回路
図である。
【図24】 従来のラッチ回路を示す回路図である。
【図25】 従来のラッチ回路のタイミングチャートを
示す波形図である。
【図26】 従来のフリップフロップ回路を示す回路図
である。
【図27】 従来のフリップフロップ回路のタイミング
チャートを示す波形図である。
【図28】 従来のバッファ回路を示す回路図である。
【図29】 従来のバッファ回路のタイミングチャート
を示す波形図である。
【符号の説明】
CIN 信号入力端子、CK 第1のクロック入力端
子、CKB 第2のクロック入力端子、CKO 第1の
信号出力端子、CKOB 第2の信号出力端子、CLK
1 第1のクロック入力状態、CLK2 第2のクロッ
ク入力状態、DATA1,2 第1,2のデータ、DI
第1のデータ入力端子、DIB 第2のデータ入力端
子、DO 第1のデータ出力端子、DOB 第2のデー
タ出力端子、d5 インバータゲートのスイッチング遅
延、GND 第2の電源,電位、IN インバータゲー
トの入力端子、INV1〜7 インバータゲート、MN
1〜10 NMOSトランジスタ、MP1〜6 PMO
Sトランジスタ、OUTインバータゲートの出力端子、
R1,2 抵抗、s1〜3 ソースフォロワ回路のスイ
ッチング遅延、TG1〜4 トランスミッションゲー
ト、VDD 第1の電源,電位、Vthn NMOSト
ランジスタのしきい値電圧の絶対値、Vthp PMO
Sトランジスタのしきい値電圧の絶対値。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1および第2の信号入力端子と、 第1および第2のクロック端子と、 第1の導電型であり、自身の制御端子がそれぞれ前記第
    2のクロック端子に接続され、自身の第1の電流電極が
    それぞれ前記第1および第2の信号入力端子に接続され
    た第1および第2のトランジスタと、 前記第1の導電型であり、自身の制御端子がそれぞれ前
    記第1のクロック端子に接続され、自身の第1の電流電
    極がそれぞれ前記第1および第2のトランジスタの第2
    の電流電極に接続された第3および第4のトランジスタ
    と、 前記第2のトランジスタの前記第2の電流電極および前
    記第3のトランジスタの第2の電流電極に自身の入力端
    子および出力端子がそれぞれ接続された第1の信号反転
    回路と、 前記第1のトランジスタの前記第2の電流電極および前
    記第4のトランジスタの第2の電流電極に自身の入力端
    子および出力端子がそれぞれ接続された第2の信号反転
    回路と、 前記第2の信号反転回路の前記入力端子に自身の制御端
    子が接続され、前記第1の信号反転回路の前記入力端子
    に自身の第1の電流電極が接続され、第1の定電位端子
    に自身の第2の電流電極が接続された、第2の導電型の
    第5のトランジスタと、 前記第1および第2の信号反転回路の出力端子にそれぞ
    れ接続された第1および第2の信号出力端子とを備え、 第1および第2の電位は、2値論理の互いに異なる論理
    をそれぞれ含みつつ互いに隔離された第1および第2の
    電位帯にそれぞれ存在し、 前記第1および第2の信号入力端子には前記第1および
    第2の電位が互いに排他的に与えられ、 前記第1および第2のクロック端子には前記第1および
    第2の電位帯に存在する電位がそれぞれ互いに排他的に
    与えられ、 前記第1の導電型であるトランジスタは、自身の前記制
    御端子に前記第1および第2の電位帯に存在する電位が
    与えられることによってそれぞれオン,オフし、 前記第2の導電型であるトランジスタは、自身の前記制
    御端子に前記第1および第2の電位帯に存在する電位が
    与えられることによってそれぞれオフ,オンし、 前記第1の定電位端子は、前記第2の電位から前記第1
    の電位よりも隔たっているかまたは等しい電位を与える
    データ保持回路。
  2. 【請求項2】 上記第1の信号反転回路の上記入力端子
    に自身の制御端子が接続され、上記第2の信号反転回路
    の上記入力端子に自身の第1の電流電極が接続され、第
    2の定電位端子に自身の第2の電流電極が接続された上
    記第2の導電型の第6のトランジスタをさらに備え、 前記第2の定電位端子は、上記第2の電位から上記第1
    の電位よりも隔たっているかまたは等しい電圧を与え
    る、請求項1に記載のデータ保持回路。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のデータ保持回路を第1
    および第2のデータ保持回路として備え、 前記第2のデータ保持回路の上記第1および第2の信号
    入力端子は、前記第1のデータ保持回路の上記第1およ
    び第2の信号出力端子にそれぞれ接続され、 前記第1のデータ保持回路の上記第1のクロック端子と
    前記第2のデータ保持回路の上記第2のクロック端子と
    が接続され、該第1のデータ保持回路の上記第2のクロ
    ック端子と該第2のデータ保持回路の上記第1のクロッ
    ク端子とが接続されたデータ保持回路。
  4. 【請求項4】 互いに異なることによって2値論理を与
    える第1および第2の電位のうちのいずれか一方が選択
    的に与えられる信号入力端子と、 自身の制御端子が前記信号入力端子にそれぞれ接続さ
    れ、自身のそれぞれの第1の電流電極が互いに接続さ
    れ、自身の第2の電流電極がそれぞれ前記第1および第
    2の電位をそれぞれ与える第1および第2の電位端子に
    接続された、第1の導電型である第1のトランジスタお
    よび第2の導電型である第2のトランジスタを含んでな
    る第1のインバータと、 自身の制御端子が前記信号入力端子に接続され、自身の
    第1の電流電極が抵抗体を介して前記第2の電位を与え
    る第3の電位端子に接続され、自身の第2の電流電極が
    前記第1の電位を与える第4の電位端子に接続された、
    前記第2の導電型である第3のトランジスタを含んでな
    るソースフォロワ回路と、 前記第3のトランジスタの前記第1の電流電極および前
    記第1のトランジスタの前記第1の電流電極にそれぞれ
    接続された、第1および第2の信号出力端子とを備え、 前記第1の導電型であるトランジスタは、自身の前記制
    御端子に前記第1および第2の電位が与えられることに
    よってそれぞれオフ,オンし、 前記第1の導電型であるトランジスタは、自身の前記制
    御端子に前記第1および第2の電位が与えられることに
    よってそれぞれオン,オフするバッファ回路。
  5. 【請求項5】 上記抵抗体は、 自身の制御端子に上記第1の電位が与えられており、自
    身の第1の電流電極が上記第3のトランジスタの上記第
    1の電流電極に接続され、自身の第2の電流電極が上記
    第3の電位端子に接続された、上記第2の導電型の第4
    のトランジスタである請求項4に記載のバッファ回路。
  6. 【請求項6】 上記抵抗体は、 自身の制御端子が上記信号入力端子に接続され、自身の
    第1の電流電極が上記第3のトランジスタの上記第1の
    電流電極に接続され、自身の第2の電流電極が上記第3
    の電位端子に接続された、上記第1の導電型の第4のト
    ランジスタである請求項4に記載のバッファ回路。
  7. 【請求項7】 上記第2の信号出力端子に自身の入力端
    子が接続され、上記第1の信号出力端子に自身の出力端
    子が接続された第2のインバータをさらに含むことを特
    徴とする請求項5または6に記載のバッファ回路。
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