JPH09307518A - 情報データ伝送システム及び符号化装置 - Google Patents

情報データ伝送システム及び符号化装置

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JPH09307518A
JPH09307518A JP11893796A JP11893796A JPH09307518A JP H09307518 A JPH09307518 A JP H09307518A JP 11893796 A JP11893796 A JP 11893796A JP 11893796 A JP11893796 A JP 11893796A JP H09307518 A JPH09307518 A JP H09307518A
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JP11893796A
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Hiroshi Takizawa
滝沢  浩
Akisuke Shikakura
明祐 鹿倉
Tadashi Kaneko
金子  唯史
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数局が同じ割り当て帯域を使用してデジタ
ル情報データの伝送を行う際、他局に与える周波数制限
を最小限に抑え、帯域の利用効率の上で優れた情報デー
タ伝送システムを提供することである。 【解決手段】 複数の情報データを入力可能な複合デー
タ符号化部(4,5,6)と、複合データ符号化部
(4,5,6)によって入力された複数の情報データを
多重化する多重化部(8)と、多重化部(8)によって
多重化された情報データによって搬送波をデジタル変調
する変調部(10)と、多重化部(8)によって多重化
される情報データ数に応じて前記搬送波の中心周波数を
設定する周波数変換部(11)とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像データ等の情
報データを伝送するための情報データ伝送システム及び
前記情報データを符号化するための符号化装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】デジタル画像を遠隔地に伝送する代表的
な方法としてデジタルSNG(Satellite News Gatherin
g)が知られている。デジタルSNGでは、予め設定され
る必要画質モードに応じて発生情報量を制御し、1本の
トランスポンダに複数の搬送波を立てることによって、
複数局で同時運用を可能にしている。
【0003】以下、従来のデジタルSNGの送信方式に
ついて説明する。
【0004】図7は従来のデジタルSNGの送信部のブ
ロック図である。
【0005】図7において、入力端子71から入力され
たデジタル画像信号は、画像データ符号化部72におい
てMPEG (Moving Picture Experts Group) 2に代表
されるような符号化方式でデータ圧縮され、多重化部7
3において伝送に必要なヘッダ、誤り訂正符号等を付加
されて変調部74に送られる。ここでの出力レートは、
予め設定される3つのモードによって異なる。例えば、
番組素材の品質を要求される高画質モード(HQ)の場
合は情報レートが高く、報道・ニュースなど内容がわか
れば良いような標準画質モード(NQ)の場合は比較的
情報レートは低くなり、二次配信画質モード(SQ)の
ような高画質を要求されないモードの場合は更に低レー
トに圧縮される。
【0006】変調部74は、入力される該データによっ
て搬送波をデジタル変調する。被変調波は定められた周
波数に周波数変換部75において周波数変換され、高周
波増幅部76で電力増幅された後、アンテナ77から出
力される。ここで出力周波数は、トランスポンダを有効
に使うためにモードによって異なる周波数に設定され
る。
【0007】これを図8を用いて説明する。図8は、周
波数配置例を示す図である。
【0008】高画質モード、標準画質モードと二次配信
モードを有するデジタルSNGの送信部において、高画
質モードで送信する場合の中心周波数はF3となり、二
次配信モードではF1が選択される。標準画質モードで
送信する場合の中心周波数はF2、F4、F5の何れか
が多局の帯域使用状況により選択される。
【0009】このように、帯域を有効に使うようにする
ためには、各モードにおける占有帯域幅と搬送波中心周
波数の関係を最適に定める必要がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たデジタルSNGシステムでは、画質の異なる1番組の
画像を有効に伝送可能なように搬送波中心周波数を設定
しているが、映像割当帯域の中心周波数F0に対し、対
象に配置されている訳ではないので、帯域内で1波出力
されると他局の発振周波数の自由度が大きく制限されて
しまう。
【0011】また、従来の画像データの符号化方法は、
画像データを複数のブロックに分割し、前記ブロック毎
に符号化を行う。また、符号化した際の符号量が画像の
絵柄によって著しく変化するので一定の伝送レートを得
るために、符号化した画像データをバッファメモリに記
憶し、前記バッファメモリの充足度を用いて量子化係数
を可変していた。したがって、従来の符号化方法では、
絵柄に高域成分を持つブロックと低域成分を持つブロッ
クが隣接している場合、同等の量子化が行われ、高域成
分を持つブロックでは視覚的にわかりにくい符号化ノイ
ズが低域成分を持つブロックにおいては顕著に現れてし
まい、画像品質を劣化させてしまうという問題があっ
た。
【0012】上述したような背景から本願発明の一つの
目的は、上記のような複数局が同じ割り当て帯域を使用
してデジタル情報データの伝送を行う際、他局に与える
周波数制限を最小限に抑え、帯域の利用効率の上で優れ
た情報データ伝送システムを提供することを目的とす
る。
【0013】また、本願発明の一つの目的は、画像デー
タを視覚特性上、適切な量子化が行われ、良好な画像品
質を得ることができる符号化装置を提供することを目的
とする。
【0014】尚、本発明の他の目的は以下の明細書の記
載から明らかとなるであろう。
【0015】
【課題を解決するための手段】本願は上記の目的を達成
する一手段として、以下の構成を備える。
【0016】本発明にかかる情報データ伝送システム
は、複数の情報データを入力可能な入力手段と、前記入
力手段によって入力された複数の情報データを多重化す
る多重化手段と、前記多重化手段によって多重化された
情報データによって搬送波をデジタル変調する変調手段
と、前記多重化手段によって多重化される情報データ数
に応じて前記搬送波の中心周波数を設定する設定手段と
を有することを特徴とする。
【0017】また、本発明にかかる情報データ伝送シス
テムは、符号化された複数の画像データを所定の伝送帯
域W内にてデジタル伝送する情報データ伝送システムに
おいて、複数の画像データを符号化する複数の符号化手
段と、前記複数の符号化手段によって符号化された複数
の画像データを多重化し、前記所定の伝送帯域に対し、
予め定められた帯域内最大搬送波数Lにて規定されるW
/Lの帯域内で伝送可能な多重化データのビットレート
RのK倍(1≦K≦L:整数)の多重化データを出力す
る多重化手段と、前記多重化データによって搬送波をデ
ジタル変調する変調手段とを有し、前記符号化手段の出
力レートを前記ビットレートRの1/L倍からL倍の範
囲内で設定できることを特徴とする。
【0018】また、本発明にかかる符号化装置は、画像
データを入力する入力手段と、前記画像データをブロッ
ク化するブロック化手段と、前記ブロック化手段によっ
てブロック化されたブロック毎に画像データの特徴を抽
出する抽出手段と、注目ブロックの画像データを、前記
抽出手段の抽出結果と前記注目ブロックに隣接したブロ
ックとに応じて量子化する量子化手段と、前記量子化手
段によって量子化された画像データを符号化する符号化
手段とを有することを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】
〔第1の実施例〕図1は本発明にかかる第1の実施例の
画像データ伝送装置のブロック図である。尚、第1の実
施例では帯域内最大搬送波数L=4とし、最大で4つの
複合データを伝送することを想定している。
【0020】図1において、第1の画像入力端子1から
入力されたデジタル画像データは、第1の画像データ符
号化部41に送られる。第1の音声入力端子2から入力
されたデジタル音声データは第1の音声データ符号化部
42に送られる。第1の付加データ入力端子3から入力
された付加データは第1の付加データ符号化部43に送
られる。
【0021】41、42、43の各データ符号化部によ
って、第1の複合データ符号化部4を構成する。
【0022】第2、第3、第4の複合データ符号化部
5,6,7は第1の複合データ符号化部4と同様の内部
構成を備えている。
【0023】各データ符号化部において、各符号化デー
タは所定の伝送帯域Wから定められるレートR1 に圧縮
され、多重化部8に送られる。多重化部8では、複数の
画像データ符号化部、音声データ符号化部、付加データ
符号化部からの符号化データを多重して出力する。ここ
での出力レートは、あらかじめ設定される複合データ多
重数によって異なるが、各レートは複合データを単位レ
ートR1 として、R1の整数倍の関係にある。
【0024】例えば、複合データ2多重の場合は2R
1 、複合データ3多重の場合は3R1、複合データ4多
重の場合は4R1 と設定される。
【0025】前記多重化されたデータは、伝送に必要な
同期信号、ヘッダ、誤り訂正検査符号等を符号付加部9
において付加され変調部10に送られる。変調部10で
は、いずれの多重化数にも対応して、入力データによっ
て搬送波を変調する。
【0026】変調部10の出力での帯域幅は、複合デー
タ1の場合の割り当て帯域幅W/4以内であるが、W/
4にほぼ等しく、k・R2 となり、同様に複数複合デー
タ多重の場合も以下のように表すことができる。
【0027】 複合データ2多重の場合:(2/4)×W≧k×(2R2 ) 複合データ3多重の場合:(3/4)×W≧k×(3R2 ) 複合データ4多重の場合:W≧k×(4R2 ) ここで、R2 =R1 (1+m) k:変調器のロールオフファクタによって求められる定
数 m:同期信号、ヘッダ、誤り訂正符号等の冗長度(1<
m)である
【0028】変調部10は、1搬送波あたりの最小伝送
レート、つまり、1複合データを伝送する際のデータレ
ートR2 のn(本実施例ではn=1,2,3,4)倍で
動作することになる。
【0029】次に、周波数変換部11では、被変調波を
適当な高周波に変換している。本実施例における搬送波
中心周波数は図2に示すような周波数配置となってお
り、周波数変換部11に入力された搬送波は、1つの複
合データを伝送する場合はf1、f2、f3、f4のい
ずれかに、複合データの多重数が2の場合はf5かf6
に、複合データの多重数が3の場合はf2かf3に周波
数変換され、複合データの多重数が4の場合は中心周波
数はf0になる。
【0030】尚、本実施例では周波数変換部11には複
合データの多重数が認識できるように、多重化部8から
多重数を認識するためのデータが入力されている。
【0031】ここで、搬送波中心周波数は、所定の伝送
帯域Wを最大伝送搬送波数:Lの2倍数の2Lで等分割
した分割点の位置のいずれかに設定される。本実施例で
は最大伝送搬送波数:4であるので8で等分割した分割
点の位置のいずれかに設定される。
【0032】本実施例の場合、f0〜f6とWの間には
以下の関係がある。
【0033】f1=f0−(3/8)×W f2=f0−(1/8)×W f3=f0+(1/8)×W f4=f0+(3/8)×W f5=f0−(1/4)×W f6=f0+(1/4)×W
【0034】周波数変換された搬送波は、高周波増幅部
12で電力増幅された後、アンテナ13から輻射され
る。
【0035】次に、第1の画像データ符号化部41を詳
細に説明する。
【0036】図3は、第1の画像データ符号下部41の
詳細ブロック図である。
【0037】図3において、入力画像データは16×1
6画素のブロック単位で入力されてくる。入力画像デー
タは遅延回路100、特徴抽出回路115に入力され
る。
【0038】特徴抽出回路115では入力画像データの
レベル変動のエネルギーPWRをブロック毎に下記の計
算式(1),(2)により計算する。
【0039】
【外1】 AVR:ブロックの平均レベル PWR:ブロックのエネルギー O(i,j):入力画像データ i,j:ブロックにおける画素位置(1〜16)
【0040】上記計算式によれば、PWRはブロック内
のレベル変動が大きいブロック程大きくなり、レベル変
動の小さいブロック程小さくなる。計算されたPWRは
適応処理回路116に送られる。
【0041】適応処理回路116ではブロック毎に計算
されたレベル変動のエネルギーPWRから2段階の処理
によって量子化補助パラメータを生成する。
【0042】(第1段階目の処理)各ブロックのレベル
変動のエネルギーPWRを(2)式に従い0から3にク
ラス分けを行う。尚、(2)式は画像の量子化値を8ビ
ットとしている。また、式内の数値は本発明において限
定されるものではない。
【0043】本実施例では以下のようにクラス分けを行
う。
【0044】 PWR/32>32の時:クラス3 PWR/32>16の時:クラス2 PWR/32>1 の時:クラス1 それ以外はクラス0
【0045】(第2段階目の処理)入力画像データをブ
ロック化した位置と対応する位置に前記クラス番号を並
べ、各ブロックにおいて、隣り合う4つのブロック、斜
め隣の4つのブロック、計8つのブロックのクラス番号
の中で、今、着目しているブロックのクラス番号より小
さいクラスが存在した場合、そのブロックのクラス番号
から1を引いたものを新たなクラス番号とする。但し、
0未満の数になる場合は0にする。そしてこのクラス番
号を後述するレートコントロール回路118からの量子
化スケールに乗算される係数を導き、量子化補助パラメ
ータQsub として出力する。
【0046】例えば、本実施例では以下のように量子化
補助パラメータQsub を出力する。
【0047】 class =0の時 Qsub =1.0 class =1の時 Qsub =1.2 class =2の時 Qsub =1.5 class =3の時 Qsub =1.8
【0048】図4に適応処理回路116が処理をしてい
く過程に作られるデータの一例を示す。図4はブロック
の並びを表しており、フレームの一部を示したものであ
る。図4におけるBnはブロックの一つである。
【0049】例えば、BnブロックについてはPWRは
“1640”であり、適応処理回路116の1段階目の
処理でクラス“3”が導かれる(図4(b)参照)。そ
して第2段階目の処理では右、下、斜め下にBnのクラ
スより小さいクラスが存在するので“3”から“1”を
ひいて新たなクラスはクラス“2”となる(図4(c)
参照)。
【0050】遅延回路100では入力画像データを一定
時間遅延する。これは特徴抽出回路115及び適応処理
回路116の処理時間と同じだけ入力画像データを遅延
し、前記量子化補助パラメータと同じタイミングで量子
化回路105に画像データが到達するようにする。
【0051】遅延回路100で遅延された入力画像デー
タはスイッチ103のa端、予測誤差算出回路101と
動き検出(ME)回路113に入力される。
【0052】予測誤差算出回路101には更に、動き補
償(MC)回路112から入力画像データの予測信号が
入力されて、入力画像との差分が計算される。
【0053】予測誤差算出回路101の差分出力はスイ
ッチ103のb端に入力され、モード判定回路102の
出力によってスイッチ103が制御され、スイッチ10
3から入力画像データ或は差分データが選択出力され、
DCT(Discrete Cosine Transform)回路104へ入力
される。
【0054】モード判定回路102では、入力画像デー
タと予測誤差算出回路101の予測誤差データをブロッ
ク毎に比較し(例えば、レベル変動のエネルギー成分の
大小による比較を行い)、その比較結果に基づいてスイ
ッチ103及びスイッチ114を制御する。
【0055】DCT回路104では、例えば8×8画素
のブロックに分割し、DCT変換を行って画像データを
周波数係数データF〔v〕〔u〕に変換し、量子化回路
105に入力する。v,uは本実施例では0〜7であ
る。
【0056】量子化回路105は、例えば(3)式の量
子化を行い、量子化係数データQF〔v〕〔u〕を出力
する。
【0057】 QF〔v〕〔u〕=16×F〔v〕〔u〕/(W〔v〕〔u〕×量子化スケ ール) …(3) W〔v〕〔u〕:量子化マトリクステーブル 量子化スケール:量子化を行うためのスケール値
【0058】量子化回路105から出力された量子化係
数はVLC(可変長符号化)回路106に入力される。
【0059】VLC回路106では、ハフマン符号化方
式を用いてデータ量の削減を行い、送信バッファ107
へ入力する。送信バッファ107は所定の符号化ビット
レートでデータを読み出す。
【0060】また、送信バッファ107はバッファの充
足度をレートコントロール回路118へ入力する。
【0061】一方、量子化係数データQF〔v〕〔u〕
は逆量子化回路108にも入力され、量子化回路105
と逆の特性で逆量子化が行われ、復号係数データとして
IDCT(逆DCT)回路109へ入力される。
【0062】IDCT回路109では逆DCT変換が行
われ、加算器110へ入力される。加算器110には更
にスイッチ114の出力が入力され、加算器110から
は復号画像データが出力され、フレームメモリ111へ
入力される。
【0063】スイッチ114のa端には“0”が入力さ
れ、b端にはMC回路112の予測信号が入力される。
スイッチ114はスイッチ103と連動して、モード判
定回路102の出力で制御される。
【0064】フレームメモリ111は加算器110の復
号画像データを格納し、MC回路112及びME回路1
13へ入力する。
【0065】ME回路113ではフレームメモリ111
からの復号画像データと入力画像データとで、例えば差
分の総和を使っての動き検出を行い、差分の総和が小さ
い動きベクトルをMC回路112に出力する。
【0066】MC回路112ではこの動きベクトルを用
いて、動き補償を行って入力画像データの予測信号とし
て、予測誤差算出回路101及びスイッチ114へ入力
する。
【0067】レートコントロール回路118は、送信バ
ッファ107の充足度に応じて、量子化回路105を制
御する量子化スケールをブロック単位、あるいはブロッ
クの複数単位で適宜更新し、量子化回路105に入力す
る。送信バッファ107の充足度が小さい場合、データ
発生量を増やすため、量子化回路105の量子化ステッ
プが小さくなる様に、量子化スケールを小さい値にす
る。送信バッファ114の充足度が大きい場合、データ
発生量を減少させるために、量子化回路105の量子化
ステップが大きくなるように、量子化スケールを大きい
値にする。
【0068】乗算器117にはレートコントロール回路
118からの量子化スケールと適応処理回路116によ
って生成された量子化補助パラメータが入力されてお
り、これらの値を乗算する。この結果を量子化スケール
の最終値として量子化回路105に入力する。
【0069】以上説明したように、本実施例によれば、
搬送波中心周波数を図2に示すような規則性のある周波
数配置にすることによって、他局の発信周波数選択に与
える制限を最小限に抑え、且つ、帯域の有効利用を図る
ことが可能になる。
【0070】受信側においては、受信波を周波数変換
後、もとのデータをデジタル復調するが、複数の伝送レ
ートに対応するためには複数のクロック再生回路が必要
である。一般的には、クロック成分抽出回路とデータ伝
送レートの発振周波数を基準とする電圧制御水晶発振器
(VCXO)を含む所謂PLL(Phase Looked Loop) 回
路を用いた同期回路によって構成されるが、上述したよ
うに変調部入力レートに規則性をもたらすことによって
1/nレートに対しては、最大レートnR2 の基準周波
数をもつVCXOと分周回路を備えることにより、対応
可能となる。
【0071】〔第2の実施例〕第1の実施例では1つの
複合データに割り当てられる帯域幅は固定にされていた
が、第2の実施例では要求された画質モード設定に応じ
て帯域幅を可変にできるようにした画像データ伝送装置
を提供する。
【0072】図5は本発明にかかる第2の実施例の画像
データ伝送装置のブロック図である。尚、図5中で図1
と同一部分には同一符号を付し、その説明を省略する。
【0073】図5において、画像データ符号化部41’
は、画質モード入力端子20を備え、前記複合データの
出力データレートを、画質モード信号に対応して、後述
の標準データレートR1 の1/L〜L倍の範囲すなわ
ち、R1 /4〜4R1 のデータレートになるように、圧
縮率を制御する。データレートがR1 より小の場合は低
画質モード、R1 より大の場合は高画質モードとなる。
【0074】尚、本実施例では外部より画質モードデー
タを入力して圧縮率を制御したが、複合データ符号化部
内に画質モード設定部を設けて制御してもよい。
【0075】圧縮率の制御は第1の実施例で説明した画
像データ符号化部(図3参照)の構成でレートコントロ
ール回路118に画質モード信号を入力できるように
し、レートコントロール回路118では前記画質モード
信号を考慮して量子化スケールを設定するようにすれば
良い。
【0076】5’、6’、7’は第1、第3、第4の複
合データ符号化部を示すもので、内部構成は第1の複合
データ符号化部4’と同様である。
【0077】各データ符号化部において所定のレートに
圧縮された複合データは、多重化部8に送られる。多重
化部8では、複数の画像データ符号化部、音声データ符
号化部、付加データ符号化部からの符号化データを多重
して出力する。ここでの出力レートは、所定の伝送帯域
Wに対し、あらかじめ定められた帯域内最大搬送波数L
=4にて規定される。W/4の帯域にて伝送できる多重
化データの出力レートR1 を標準データレートと定め、
標準データレートのK1 倍(1≦K1 ≦L)のデータレ
ート、すなわちR1 、2R1 、3R1 、4R1 に対応し
て、入力データによって搬送波を変調する。変調部10
出力での占有帯域幅は、 1波のデータレートR1 の場合 :(1/4)×W=k×R2 1波のデータレート2R1 の場合:(2/4)×W=k×2×R2 1波のデータレート3R1 の場合:(3/4)×W=k×3×R2 1波のデータレート4R1 の場合:W=k×4×R2 となる。
【0078】ここで、R2 =R1 ×(1+m) k:変調器のロールオフファクタによって求められる定
数 m:同期信号、ヘッダ、誤り訂正符号等の冗長度(m<
1)である。
【0079】変調部10は、1搬送波あたりの最小の伝
送データレート、つまり変調部入力レートR2 のn(n
=1,2,3,4)倍で動作することとなる。
【0080】周波数変換部11では、変調波を適当な高
周波に変換している。搬送波中心周波数は図6に示すよ
うな周波数配置となっており、周波数変換部11に入力
された搬送波は、データレートR1 の場合はf1,f
2,f3,f4のいずれかに、データレート2R1 の場
合はf5またはf6に、データレート3R1 の場合はf
2かf3に、データレート4R1 の場合の中心周波数
は、f0になる。
【0081】この時、搬送波中心周波数は、所定の伝送
帯域Wを最大伝送波数:4の2倍数である8で等分割し
た分割点の位置のいずれかに設定される。f0〜f6と
Wの間には第1の実施例で説明したものと同様な関係が
ある。
【0082】ここで、本実施例における具体的な多重化
例を示す。 (1)多重化出力のデータレートが標準レートR1 の場
合 ・(1/4)R1 のレートの低画質複合データを4個、
すなわち4画像を伝送 ・(1/2)R1 の複合データを1個と、1/4R1 の
複合データを2個の、計3画像を伝送 ・(1/2)R1 の複合データを2個、すなわち2画像
を伝送 ・R1 のレートの標準画質複合データを1個、すなわち
1画像を伝送 この時の搬送波中心周波数は、上述のようにf1,f
2,f3,f4が選択できる。 (2)多重化出力のデータレートが2R1 の場合 ・(1/2)R1 のレートの低画質複合データを4個、
すなわち4画像を伝送 ・R1 標準画質複合データを1個と、(1/2)R1 の
複合データを2個の、計3画像を伝送 ・R1 標準画質複合データを2個、すなわち2画像を伝
送 ・(3/2)R1 のレートの高画質複合データを1個
と、(1/2)R1 の低画質複合データ1個の、計3画
像を伝送 ・2R1 のレートの高画質複合データを1個、すなわち
1画像を伝送 この時の搬送波中心周波数は、上述のようにf5,f6
が選択できる。 (3)多重化出力のデータレートが3R1 の場合 ・R1 の標準画質複合データを2個と、(1/2)R1
のレートの低画質複合データを2個の、計4画像を伝送 ・(3/2)R1 のレートの高画質複合データを1個
と、(1/2)R1 の低画質複合データ3個の、計4画
像を伝送 ・R1 の標準画質複合データを1個と、(1/2)R1
のレートの低画質複合データを1個、(3/2)R1 の
高画質複合データ1個の、計3画像を伝送 ・R1 の複合データを3個、すなわち3画像を伝送 ・(3/2)R1 の高画質複合データを2個、すなわち
2画像を伝送 ・2R1 のレートの高画質複合データを1個と、R1 の
標準画質複合データ1個の、計2画像を伝送 ・3R1 のレートの高画質複合データを1個、すなわち
1画像を伝送 この時の搬送波中心周波数は、上述のようにf2,f3
が選択できる。 (4)多重化出力のデータレートが4R1 の場合 ・(3/2)R1 のレートの高画質復号データを2個
と、(1/2)R1 の低画質復号データ2個の、計4画
像を伝送 ・R1 の標準画質復号データを2個と、(1/2)R1
のレートの低画質複合データを1個、(3/2)R1 の
高画質複合データ1個の、計4画像を伝送 ・R1 の標準画質複合データを4個、すなわち4画像を
伝送 ・2R1 のレートの高画質複合データ1個と、R1 の標
準画質複合データ2個の、計3画像を伝送 ・2R1 の高画質複合データを2個、すなわち2画像を
伝送 ・4R1 のレートの高画質複合データを1個、すなわち
1画像を伝送 この時の搬送波中心周波数は、上述のようにf0とな
る。
【0083】このように、複数の画質モードを持つ画像
データ符号化部を含む複合データ符号化部の出力を複数
個多重できる多重化部8を備える構成にすることによ
り、所定の伝送帯域を有効に利用することが可能とな
る。
【0084】尚、本実施例では、多重化部8から多重数
を認識するためのデータ及び複合データ符号化部のデー
タレートに関するデータが周波数変換部11に入力され
ている。
【0085】以上説明したように、本発明によれば、搬
送波中心周波数を図6に示すような規則性のある周波数
配置にすることによって、他局の発信周波数選択に与え
る制限を最小限に抑え、且つ、複数の画質モードの組み
合わせにより伝送用途に応じたきめ細かい画質が決定が
でき、帯域の有効利用を図ることが可能になる。
【0086】受信側については第1の実施例で説明した
構成と同様であるので説明を省略する。
【0087】尚、本発明はその精神又は主要な特徴から
逸脱することなく、他のいろいろな形で実施することが
できる。従って、上述したように前述の実施例はあらゆ
る点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならな
い。
【0088】また、特許請求の範囲の均等範囲に属する
変形や変更はすべて本発明の範囲内のものである。
【0089】
【発明の効果】以上説明したように本願発明によれば、
搬送波中心周波数を多重化されるデータ数に応じて設定
するので、帯域を有効に利用することができ、多局の発
信周波数選択に与える制限を最小限に抑えることができ
るので、複数局での利用が容易になる。
【0090】また、本願発明によれば、1搬送波で異な
る画質の複数番組が伝送でき、多様な番組構成が可能と
なり、複数搬送波を発信するためのハードが削除できる
効果も得られる。
【0091】また、本願発明によれば、変調部入力レー
トに規則性をもたらしているので、受信側における復調
回路の伝送クロック再生回路において、ハードを削減す
ることができる。
【0092】また、本願発明によれば、画像データを符
号化する際の量子化パラメータを前記画像データを複数
に分割したブロック毎に画像データの特徴を隣接ブロッ
クの特徴を考慮して判断して決定しているので、良好な
画像品質を再現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる第1の実施例の画像データ伝送
装置のブロック図である。
【図2】本発明にかかる第1の実施例の送信信号周波数
配置図である。
【図3】本発明にかかる実施例の画像データ符号化部の
ブロック図である。
【図4】本発明にかかる実施例の量子化補助パラメータ
の生成過程のクラス番号を示す図である。
【図5】本発明にかかる第2の実施例の画像データ伝送
装置のブロック図である。
【図6】本発明にかかる第2の実施例の送信信号周波数
配置図である。
【図7】従来のデジタルSNGの送信部のブロック図で
ある。
【図8】従来の送信信号周波数配置例を示す図である。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の情報データを入力可能な入力手段
    と、 前記入力手段によって入力された複数の情報データを多
    重化する多重化手段と、 前記多重化手段によって多重化された情報データによっ
    て搬送波をデジタル変調する変調手段と、 前記多重化手段によって多重化される情報データ数に応
    じて前記搬送波の中心周波数を設定する設定手段とを有
    することを特徴とする情報データ伝送システム。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記情報データは画
    像データであり、前記入力手段は前記画像データを圧縮
    符号化する符号化手段を含むことを特徴とする情報デー
    タ伝送システム。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記符号化手段は前
    記画像データをブロック化するブロック化手段と、前記
    ブロック毎に画像の特徴を抽出する抽出手段と、前記抽
    出手段の出力に応じてブロック毎に前記画像データを量
    子化する量子化手段を含むことを特徴とする情報データ
    伝送システム。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記抽出手段は注目
    ブロックに隣接するブロックの特徴を用いて前記注目ブ
    ロックの前記量子化手段の量子化パラメータを決定する
    ことを特徴とする情報データ伝送システム。
  5. 【請求項5】 請求項1において、前記変調手段は前記
    多重化手段によって多重化された情報データを所定の帯
    域W内にてデジタル変調し、前記所定の帯域W,帯域内
    最大搬送波数Lとした場合、前記搬送波の中心周波数は
    前記Wを2Lで等分割した分割点の位置のいずれかに設
    定されることを特徴とする情報データ伝送システム。
  6. 【請求項6】 請求項5において、前記変調手段は、多
    重化された情報データ数nとした場合、1波あたりの最
    小の伝送レートのn倍のレートで動作することを特徴と
    する情報データ伝送システム。
  7. 【請求項7】 符号化された複数の画像データを所定の
    伝送帯域W内にてデジタル伝送する情報データ伝送シス
    テムにおいて、 複数の画像データを符号化する複数の符号化手段と、 前記複数の符号化手段によって符号化された複数の画像
    データを多重化し、前記所定の伝送帯域に対し、予め定
    められた帯域内最大搬送波数Lにて規定されるW/Lの
    帯域内で伝送可能な多重化データのビットレートRのK
    倍(1≦K≦L:整数)の多重化データを出力する多重
    化手段と、 前記多重化データによって搬送波をデジタル変調する変
    調手段とを有し、 前記符号化手段の出力レートを前記ビットレートRの1
    /L倍からL倍の範囲内で設定できることを特徴とする
    情報データ伝送システム。
  8. 【請求項8】 請求項7において、前記情報データ伝送
    システムは更に前記搬送波の中心周波数を前記Kに応じ
    て設定する周波数変換手段を有することを特徴とする情
    報データ伝送システム。
  9. 【請求項9】 請求項7において、前記変調手段は、1
    波あたりの最小の伝送レートのK倍で動作することを特
    徴とする情報データ伝送システム。
  10. 【請求項10】 請求項7において、前記符号化手段は
    前記画像データをブロック化するブロック化手段と、前
    記ブロック毎に画像の特徴を抽出する抽出手段と、前記
    抽出手段の出力に応じてブロック毎に前記画像データを
    量子化する量子化手段を含むことを特徴とする情報デー
    タ伝送システム。
  11. 【請求項11】 請求項10において、前記抽出手段は
    注目ブロックに隣接するブロックの特徴を用いて前記注
    目ブロックの前記量子化手段の量子化パラメータを決定
    することを特徴とする情報データ伝送システム。
  12. 【請求項12】 画像データを入力する入力手段と、 前記画像データをブロック化するブロック化手段と、 前記ブロック化手段によってブロック化されたブロック
    毎に画像データの特徴を抽出する抽出手段と、 注目ブロックの画像データを、前記抽出手段の抽出結果
    と前記注目ブロックに隣接したブロックとに応じて量子
    化する量子化手段と、 前記量子化手段によって量子化された画像データを符号
    化する符号化手段とを有することを特徴とする符号化装
    置。
  13. 【請求項13】 請求項12において、前記画像符号化
    装置は更に符号化された画像データを一時的に記憶する
    記憶手段を有し、前記量子化手段は前記記憶手段の充足
    度に応じて画像データを量子化することを特徴とする符
    号化装置。
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