JPH09307584A - 電子メールシステム - Google Patents

電子メールシステム

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JPH09307584A
JPH09307584A JP8118989A JP11898996A JPH09307584A JP H09307584 A JPH09307584 A JP H09307584A JP 8118989 A JP8118989 A JP 8118989A JP 11898996 A JP11898996 A JP 11898996A JP H09307584 A JPH09307584 A JP H09307584A
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Norio Tagawa
典生 田川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 窓口アドレスに対して送られたメールを複数
の担当者に転送した後、メールを読んだり返事を出した
担当者の管理が可能な電子メールシステムを提供する。 【解決手段】 メーリングリストサーバ23が、メーリ
ングリストに送られて来たメール21に対して必要なヘ
ッダを付加した後に、そのメッセージ25をメンバ28
にあててメールサーバ34,35に転送し、その、メッ
セージを受信したメールサーバ34,35は、メンバ2
8がメールを読んだ時に前述の付加されたヘッダを参照
し、通知アドレス27にメッセージが読まれたこと及び
返事が送信されたことをメールメッセージとして送る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、分散ホストを相互
接続して構成されるネットワーク技術に関し、詳細に
は、ネットワーク上における電子メールの配送システム
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子メールによるユーザサポート
窓口を設ける場合、メールアドレスとして代表アドレス
を設け、このアドレスに来たメールを複数の担当者に転
送する形で運用することが一般的である。そして、分散
ホストを相互接続して構成される広域ネットワーク上の
メールシステムでは、各担当者のメールボックスが複数
のメールサーバ上にある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、複数の
担当者にメールを転送した場合、誰がそのメールを読ん
だか、あるいは誰が返事を出したか等を管理する必要が
ある場合、一台のホストで集中してメールを管理するシ
ステムではメールシステム自体にその機能を組み込むこ
とにより対応可能であるが、分散ホストによる広域ネッ
トワークにおいては、複数のメールサーバにメールが送
られるため、この情報を得ることが困難であった。
【0004】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、窓口アドレスに対して送られた
メールを複数の担当者に転送した後、どの担当者がその
メールを読んだか、さらにはどの担当者がそのメールに
対して返事を出したかといった点を管理可能な電子メー
ルシステムを提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
になされた本発明の電子メールシステムは、図1に例示
するように、基本構成として、分散ホストを相互接続し
て構成されるネットワーク上の分散ホストの一つとして
メールの送受信を行なう第1メールサービス手段及び同
じくメールの送受信を行なう第2メールサービス手段
と、ネットワークに接続されたユーザインターフェース
手段との3つの手段を備えており、2つのメールサービ
ス手段が、さらに以下のように構成されている。
【0006】すなわち、前記第1メールサービス手段
は、メールの送受信を行なう第1のメール配送手段と、
制御用の付加情報をメールメッセージに付加するヘッダ
付加手段と、特定のメッセージが受取り人に読まれたこ
とを示す既読情報を記憶する第1の記憶手段とを備えて
いる。
【0007】また、前記第2メールサービス手段は、メ
ールの送受信を行なう第2のメール配送手段と、このメ
ール配送手段によって受信されたメールを保持する第2
の記憶手段と、前記受信メールが前記ユーザインターフ
ェース手段によって読み出される際に、前記第1メール
サービス手段により付加されたヘッダ情報に従って、既
読通知を発信する既読通知手段とを備えている。
【0008】本発明の電子メールシステムによれば、第
1メールサービス手段により付加されたヘッダに従っ
て、第2メールサービス手段が既読情報を第1メールサ
ービス手段に送信することにより、第1メールサービス
手段上で、メールの既読/未読の管理が容易に行なえ
る。そのため、窓口アドレスに対して送られたメールを
複数の担当者に転送した後、どの担当者がそのメールを
読んだかを管理することが容易にできる。
【0009】また、請求項2に示すように、上述の構成
に加え、第1メールサービス手段又は第2メールサービ
ス手段の少なくともいずれか一方は、第1メールサービ
ス手段によって付加されたヘッダ情報を用いて特定のメ
ールに対する返信のメッセージを認識し、返信通知を発
信する返信通知手段を備え、さらに、第1メールサービ
ス手段がこの返信通知情報を第1の記憶手段に保持して
おくよう構成することも考えられる。
【0010】この場合には、第1メールサービス手段に
より付加されたヘッダに従って、第1メールサービス手
段又は第2メールサービス手段が特定のメールに対する
返信のメッセージを認識することが可能であり、このヘ
ッダの内容に従って返信通知を第1メールサービス手段
に送信することによって、第1メールサービス手段上で
特定のメールに対する返信がなされたか否かが容易に管
理できる。そのため、上述の複数担当者に転送した後で
どの担当者がそのメールを読んだかに加えて、さらに、
どの担当者がそのメールに対して返事を出したかを管理
することが容易にできる。なお、返信通知のみの管理は
現実的でない。それは、メールを読んだ結果として返信
を実行するからである。
【0011】また、請求項3に示すように、ユーザイン
ターフェース手段が、第2メールサービス手段からメッ
セージを読み出す際に、第1メールサービス手段によっ
て付加されたヘッダ情報に従って既読通知情報を発信す
る既読通知手段と、読み出したメールに対する返信の際
に、第1メールサービス手段によって付加された情報に
従って返信通知を発信する返信通知手段との2つの手段
の内の少なくともいずれか一方を備えるようにしてもよ
い。
【0012】この場合には、第1メールサービス手段に
より付加されたヘッダに従って、ユーザインターフェー
ス手段においても既読情報及び返信情報の少なくとも一
方を第1メールサービス手段に通知することが可能であ
り、この情報を用いることで第1メールサービス手段で
は、さらにきめ細かくメッセージが管理することができ
る。
【0013】そしてまた、請求項4に示すように、第1
メールサービス手段が、受信したメール中のコマンドを
認識し、そのコマンドに従って第1の記憶手段中の既読
情報及び返信情報をメール差し出し人に返信するコマン
ド実行手段を備えるようにしてもよい。この場合には、
第1メールサービス手段にメールによるコマンド実行手
段が用意されているので、問い合わせのメールを第1メ
ールサービス手段に送れば、容易に既読情報及び返信情
報を入手できることとなる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。本実施形態の電子メールシ
ステムは、図3に示す分散ネットワーク上のメールシス
テムとして実現される。このシステムは、ネットワーク
31に接続された複数のサーバ23,32,33,3
4,35と、端末36から構成されている。なお、図3
では複数のサーバとして、1台のメーリングリストサー
バ23と1台の中継サーバ(D)33と、3台のメール
サーバ(A,B,C)32,34,35とが示されてい
る。以下の説明では、これらをまとめて指す場合には単
に「サーバ」と呼び、区別して指す場合には個別名(メ
ールサーバA等)で示すこととする。
【0015】メールメッセージは、各サーバ23,3
2,33,34間でやり取りされ、各利用者(メンバ
A,B,C)37,38,39は、端末36を介してア
クセスすることでメールの送受信を行なう。本発明の基
礎となるのは、このシステム上で動作するメーリングリ
ストであるので、以下の説明に先だって、このメーリン
グリストについて説明する。
【0016】メーリングリストとは、図4の概念図に示
すように、複数のユーザ46,47,48(メーリング
リストのメンバと呼び、ここではそれぞれA,B,Cで
示す。なお、図4では概念説明のために用いたものであ
り、図3のメンバとの対応は取っていない。)に対して
代表となるメールアドレス(以下、代表アドレスと呼
ぶ。)41を用意し、その代表アドレス41に来たメー
ルを、登録されているメンバ(A,B,C)47,4
8,49に転送するしくみである。
【0017】例えば、[support@def.hi
j]という代表アドレス41を持つメーリングリスト
に、メンバとしてA〜Cの3人のメールアドレスが登録
されている場合には、この代表アドレス[suppor
t@def.hij]にメールが来ると、配送システム
42はメンバリスト44から各メンバ(A〜C)のメー
ルアドレスを取り出し、そのリスト中の全メンバにメー
ルを配送する。
【0018】メーリングリストの基本機能は、このよう
に、複数のユーザに対する代表アドレスを提供するとい
うことであるが、その他に、以下の〜の機能があ
る。 アーカイブ機能…メーリングリストに送られて来たメ
ールを、メッセージ保存部43にファイルとして保存す
る。
【0019】ヘッダの書き換え…メーリングリストに
送られて来たメールに通し番号を振ったり、返事を書く
場合の返事のあて先として、元の発信人個人のアドレス
ではなく、メーリングリストのアドレスになるようなヘ
ッダを付加する。 メールによるコマンドの実行…メーリングリストにメ
ールでコマンドを送ると、コマンド実行部45はコマン
ドに従って、アーカイブされたメールをメッセージ保存
部43から取り出したり、メンバリスト44を変更する
ことによりメンバの登録、削除を行なう。
【0020】さて、図3に示す本実施形態の分散ネット
ワークにおけるメーリングリストでは、メーリングリス
トのプログラムが動作しているメーリングリストサーバ
23と、各担当者のメールの受け取り先となっているメ
ールサーバ(B,C)34,35は、異なるホストであ
る。
【0021】そのため、メーリングリストをユーザサポ
ート窓口に利用した場合、メーリングリストサーバ23
から各担当者のメールサーバ(B,C)34,35にメ
ールは送れても、メールサーバ(B,C)34,35内
部の情報は利用できない。そのため、どの担当者がメー
ルを読んだか、また、どの担当者が返事を出したかはメ
ーリングリストサーバ23では管理できなかった。
【0022】本電子メールシステムの目的は、この様な
場合に誰がメールを読んだか、そして返事を出したかを
管理できるようにすることでであり、その具体的な実現
方法を以下に詳細に説明する。本実施形態においては、
図2の機能構成図に示すように、メーリングリストサー
バ23が、メーリングリストに送られて来たメール21
に対して必要なヘッダを付加した後に、そのメッセージ
25をメンバ28にあててメールサーバ34,35に転
送することと、メールを受信したメールサーバ34,3
5が、メーリングリストのメンバ28がメールを読んだ
時にメーリングリストサーバ23によって付加されたヘ
ッダを参照し、通知アドレス27にメッセージが読まれ
たこと及び返事が送信されたことをメールメッセージと
して送る点が特徴となっている。
【0023】従って、本実施形態においては、メーリン
グリストサーバ23と、既読/返信情報を送信するメー
ルサーバ34,35の二つが、主要な要素となってい
る。次に、この二つの要素の構成を示す。まず、メーリ
ングリストサーバ23について説明する。
【0024】メーリングリストサーバ23は本発明にお
ける「第1メールサービス手段」に相当し、周知のコン
ピュータを中心として構成され、主たる動作はそのコン
ピュータ上で動作するプログラムとして実現されてい
る。その構成は、図5に示すように、「ヘッダ付加手
段」や「返信通知手段」に相当するメッセージ管理部5
3を処理機能の中心とし、ネットワークインターフェー
ス51から受信したメールを「第1のメール配送手段」
に相当するメール配送部52を経由して受け取り、ヘッ
ダの付加55などの処理を行った後、メーリングリスト
の各参加メンバに対してメッセージを送ることができる
ようにされている。各メールは、メール配送部52によ
って各メンバに対応した送り先サーバが決定され、ネッ
トワークインターフェス51によって送信される。ま
た、メッセージ管理部53では、メンバの管理56やヘ
ッダの解析57等も行なわれる。
【0025】各メンバ及びメッセージに関する情報は、
「第1の記憶手段」に相当する記憶装置54に保持され
ており、メッセージ管理部53からの指示に従って、読
み出し変更が行われる。また、記憶装置54中には、メ
ッセージの内容及びメッセージが各メンバによって読み
出されたかを示す既読情報と、返事が出されたかを示す
返信通知情報が記憶されている。
【0026】この記憶装置54の記憶内容を図6に示
す。受信したメッセージは、全てmessagesディ
レクトリ61中にファイル62の形で記憶される。各メ
ッセージは受信順の番号(0001,0002,……)
が付けられ、その番号がファイル名となっている。ま
た、メンバのアドレスを保持しているメンバリストは、
各メンバのメールアドレスを列挙したmembersフ
ァイル63の形で保持されている。
【0027】本発明の特徴である既読情報や返信情報
は、この記憶装置54においてはusersディレクト
リ64内の、さらに各メンバ毎に作られたユーザディレ
クトリ65中に保持される。このユーザディレクトリ6
5中に、既読情報を示すreadファイル66と、re
plyファイル67を用意し、このファイルに既読及び
返信を行なったメッセージの番号(0001,0002
等)を記録する。
【0028】次に、メールサーバ32,34,35につ
いて説明する。なお、本実施形態においては、メールサ
ーバ32,34,35の内、メンバ(B,C)38,3
9に接続されているメールサーバ(B,C)34,35
が本発明における「第2メールサービス手段」に相当す
る。
【0029】メールサーバ32,34,35は、送られ
て来たメールメッセージをネットワークインターフェー
ス71を介して取得し、「第2のメール配送手段」に相
当するメール配送部72によって送信先を決定する。こ
の送信先が当該メールサーバ32,34,35上のユー
ザの場合は、そのメッセージを「第2の記憶手段」に相
当する記憶装置74中に保存し、後にユーザが端末36
(図3参照)から当該メールサーバ32,34,35に
アクセスして、そのメールを読む。
【0030】また、送信先が、他のメールサーバ32,
34,35である場合は、メール配送部72によって再
送信先が決定され、ネットワークインターフェース71
を介して他のメールサーバ32,34,35に転送され
る。また、「既読通知手段」や「返信通知手段」に相当
するメッセージ管理部73では、メッセージ中のヘッダ
を処理するためのヘッダ処理75や、新たなメッセージ
を作成するためのメッセージ生成76等も行われる。こ
の電子メールシステムで扱うメッセージのフォーマット
やメッセージの転送プロトコルとしては、インターネッ
ト等で既に利用されている周知のものを用いればよく、
本案の特徴ではないので、ここでの説明を省略する。
【0031】さて、次に本実施形態の利用例の状況を説
明する。図3に示す分散ネットワーク上のメールシステ
ムにおいて、メーリングリストサーバ23上でメーリン
グリストプログラムが動作しており、メーリングリスト
名として、[support@def.hij]という
アドレスが割り当てられている。また、メンバとして、
2つのメールサーバ(B,C)34,35上のユーザが
登録されている。また、メールサーバ(A)32上に
は、メンバではないユーザ(A)37が接続されてい
る。
【0032】さて、このシステムで、「ユーザ(A)3
7からメーリングリストにメールが出され、そのメール
がメンバ(B,C)38,39に転送される。その後、
メンバ(C)39がメールを読み、ユーザ(A)37に
返事を書く。その後、メンバ(B)38がメールを読
み、返事が出されたかどうかを確認するため、メーリン
グリストサーバ23に問い合わせのメールを出し、その
返事を受け取る」という状況を想定して以下の説明を進
める。
【0033】まず、ユーザ(A)37がメーリングリス
トに対してメールを送信する。この時には、メールサー
バ(A)32を介してメーリングリストサーバ23にメ
ッセージが送られる。メーリングリストサーバ23で
は、このメールのあて先が、メーリングリストあてであ
るので、そのメーリングリストを各メンバ(B,C)3
8,39に配送する。
【0034】このときのメーリングリストサーバ23で
の処理手順を図9のフローチャートを参照して説明す
る。最初のステップ801(以下ステップをSで示
す。)にてメーリングリストサーバ23のメッセージ管
理部53がメールを受け取ると、メッセージに番号を付
け(S802)、記憶装置54中に保存する(S80
3)。メッセージは、この番号を名前とするファイルと
して記憶される。
【0035】次に、メッセージ管理部53は、送られて
来たメッセージにヘッダを追加する(S804)。ヘッ
ダには、メーリングリストの名前や、[From:]ヘ
ッダなどの一般的なヘッダがあるが、本案の場合には、
既読・返信の連絡先を示す[X−notify−rec
eive−reply:]ヘッダを付加することが特徴
となっている。このヘッダには、図8に示すように、メ
ンバがメールを読んだり返事をした際に、そのことを通
知する先のメールアドレス91が入っている。
【0036】このアドレスとしては、当該メーリングリ
ストのサーバで、メーリングリストのアドレス名とは異
なる名前が用いられる。本実施形態では、例えば[su
pport−notify@def.hij]になる。
次に、メッセージ管理部53は記憶装置54からメンバ
リスト63(図6参照)を取り出し(S805)、リス
ト中の全メンバに対して、前述のヘッダを追加したメッ
セージを送信する(S806,S807)。
【0037】メーリングリストサーバ23から送信され
たメールは、各メンバのサーバに送られる。メッセージ
が各メンバのサーバに届いた後、メンバ(C)39がメ
ールを読むためにメールサーバ(C)35にアクセスす
ると、そのメールサーバ(C)35では、図10に示す
処理を実行する。
【0038】端末36からアクセス待ち(S1001)
の後、ユーザ名を特定し(S1002)、ユーザあてメ
ッセージがあった場合には(S1003:YES)、そ
のユーザへのメッセージを取り出す(S1004)。そ
して、そのメッセージ中のヘッダをチェックして既読通
知要求ヘッダ[X−notify−receive−r
eply:]があれば(S1005:YES)、そのヘ
ッダから通知先を取り出し(S1006)、そのアドレ
スに対してメールが読まれたことを示す既読通知メール
を送信する(S1007)。また、同時に、このメール
の[Message−ID:]ヘッダに入っているメッ
セージIDと、[X−notify−receive−
reply:]のヘッダ対を保存しておく(S100
8)。これは、後述する返信通知のためである。
【0039】その後、端末36側にメッセージを送信す
る(S1009)。この処理をユーザあての全てのメッ
セージについて行なう(S1003)。なお、この既読
通知のメールは、図8に示す[Subject:]ヘッ
ダ93に、「Read メッセージ番号(←図8では0
006) メンバのメールアドレス」が入っているだけ
で本文のないメールである。
【0040】このメールは、メーリングリストサーバ2
3に転送される。メーリングリストサーバ23内のメッ
セージ管理部53(図5参照)はこのメールを受け取る
と、既読情報を更新する。メッセージ管理部53は、
[X−notify−receive−reply:]
ヘッダ91を持つメッセージを受信したとき、該当する
メンバのユーザディレクトリ65中のreadファイル
66(図6参照)にメッセージ番号を追加する。
【0041】さて、次にメンバ(C)39が受信したメ
ールに対して返事を出す場合の動作について説明する。
既読通知については、メールサーバ32,34,35側
だけで処理が可能であるが、返信通知については、返信
のメールがどのメールに対する返事であるかを直接知る
ことができない。そこで、本実施形態においては、次の
3つの方法を用意し、適宜選択して使用する。
【0042】1つ目の方法は、端末36上で動作するメ
ールユーザインターフェースプログラム(以下、「メー
ラー」と呼ぶ。)に返信確認メールを出す機能を追加す
ることで実現する。メーラーを用いて返事を出す際に、
元のメールに[X−notify−receive−r
eply:]ヘッダが含まれていた場合、その内容を用
いて、返信メールを出す時、同時に返信確認メールをメ
ーリングリストサーバ23に対して送ることで返信の確
認ができる。
【0043】この方法では、メンバが使用する端末36
上のメーラー全てにこの機能を持たせることが必要とな
るが、返信先によらず、全ての返信メールをチェックす
ることが可能である。2つ目の方法は、返信通知機能を
端末36ではなく、メールサーバ32,34,35に組
み込む方法である。この方法では、全ての端末36に機
能を追加する必要はなくなる。この第2の方法では、返
信メールに一般的に含まれている[Reference
s:]ヘッダをメールサーバ32,34,35側でチェ
ックして返信メールであることを検出し、返信通知メー
ルを出す。一般的に、メーラーが返信を行なう際には、
元のメールの[Message−ID:]ヘッダの内容
を[References:]ヘッダとして付加するの
で、これを利用して、返信通知の必要なメールであるか
をチェックする。
【0044】この第2の方法の詳細を以下に示す。これ
までにも述べたように、メンバ38,39がメールサー
バ34,35からメールを読み出す際に、メールサーバ
34,35側では、[Message−ID:]ヘッダ
と、[X−notify−receive−repl
y:]ヘッダの対をメールサーバ34,35内部の記憶
装置74(図7参照)に記憶しておく。
【0045】メンバ(B,C)38,39が、このメー
ルに対して返信し、その返信メールがメールサーバ3
4,35に送られると、メールサーバ34,35は、図
11に示す返信通知処理を実行する。まずメールメッセ
ージを受信し(S1101)、その受信したメールメッ
セージに対して、その返信メールの[Referenc
es:]ヘッダをチェックする(S1102)。ヘッダ
が存在すれば(S1103:YES)、メールサーバ3
4,35内に保存されているメッセージから上述のヘッ
ダ対を取り出し(S1104)、[Message−I
D:]ヘッダと、返信メールの[Reference
s:]ヘッダとを比較する(S1105)。
【0046】そして、一致するものがあった場合は(S
1106:YES)、そのメールに対する返信であると
判断して、[Message−ID:]と対で保持して
いる[X−notify−receive−repl
y:]の内容を取り出し(S1109)、そのアドレス
に返信通知メールを送信する(S1110)。その後、
通常通りメールメッセージを返信先に送信する(S11
08)。なお、ヘッダ対が一致していない場合には(S
1106:NO)、全てのヘッダ対についての比較が終
了するまで実行し(S1107)、それでも一致するも
のがない場合は(S1107:YES)、S1108へ
移行する。
【0047】一般に、ユーザ38,39がメールを出す
場合は、メールサーバ34,35を経由するので、この
第2の方法でも、返信のあて先によらず返信チェックが
可能である。また、この方式は、各メンバ38,39に
対応するメールサーバ34,35上だけでなく、メーリ
ングリストサーバ23でも実現可能である。従って、3
つ目の方法としては、メーリングリストサーバ23上で
上記の方法を用いることが考えられる。メーリングリス
トでは、メーリングリストから各メンバに対して送られ
たメールに対する返信もメーリングリストにすることが
一般的である。これは、メーリングリストに来たメール
は全メンバに転送されるので、それに対する返事もメー
リングリストのメンバ全てに送ることが自然なためであ
る。
【0048】そのため、メーリングリストサーバ23で
は、メンバに転送するメッセージの[Reply−T
o:]ヘッダに、メーリングリスト自身のアドレスを入
れている。そのため、メーリングリストからのメッセー
ジに対して返信を行なった場合、その返信メールは、差
し出し人あてではなく、メーリングリストあてとなる。
そして、メーリングリストのメンバ全員が返事を受け取
れるようになっている。従って、メーリングリストあて
のメールに対する返事は、メーリングリストサーバ23
を経由するので、メーリングリストサーバで上記の[R
eferences:]ヘッダをチェックすることによ
り、返信通知が行なえる。この方法では、メーリングリ
ストあてでないメールについては返信はチェックできな
いが、全ての処理をメーリングリストサーバで行なえる
ので、実現が容易である。
【0049】ところで、これまでの手順によって、メー
リングリストサーバ23上にはメールが読まれたかどう
かを示す既読情報と返信されたかどうかを示す返信通知
情報が保持されている。そのため、次に、メンバBが確
認のためこの情報を取り出す手順について説明する。
【0050】メーリングリストに対して、通常のメール
を送るのではなく、特別な動作をさせるためには、コマ
ンドメールと呼ばれるメールをメーリングリストに対し
て送ることにより実現されている。既読/返信の確認に
ついても、このコマンドメールを用いる。コマンド・メ
ールにはいくつかの方式があるが、ここでは、メールの
ヘッダにコマンドを記入する方法を用いる。
【0051】このときに送られるコマンドは、返信通知
のチェックであることを示す文字列と、返信通知情報の
チェック対象となるメッセージの番号を[X−ML−C
ommand:]ヘッダ92(図8参照)に入れたもの
である。例えば、「X−ML−Command: ch
eck reply 20」というメールをメーリング
リストに送信すると、メーリングリストプログラムがコ
マンドを実行し、その結果をコマンドメールの発信者に
返送する。
【0052】この手順を図12のフローチャートを参照
して説明する。メーリングリストサーバ23がコマンド
メールを受信すると、その[X−ML−comman
d:]ヘッダ92(図8参照)からコマンドを取り出す
(S1201)。次にこのコマンドがcheckコマン
ドであるかどうかを調べる(S1202)。ここでは、
checkコマンド以外の場合は、そのコマンドに対応
した適宜しかるべき処理を行なう(S1211)ものと
して、その詳しい内容の説明は省略する。
【0053】一方、checkコマンドの場合は(S1
202:YES)、そのコマンドが既読通知である「r
ead」であるか(S1203)、返信通知である「r
eply」であるか(S1204)に従って、処理を振
り分ける。返信通知のreplyの場合(S1204:
YES)、[X−ML−Command:]ヘッダ92
からメッセージ番号を取り出し(S1205)、この番
号が各メンバのディレクトリ中のreplyファイル6
7(図6参照)にあるかどうかサーチする(S120
6)。もし、番号がreplyファイル67中にあれ
ば、そのメンバが返信メールを出したことになるので、
そのユーザ名を結果とする(S1208)。そして、全
てのメンバについて上記のチェックが終了すると(S1
209:YES)、結果をコマンド・メールの送信者に
返信する。
【0054】一方、既読通知のreadの場合(S12
03:YES)は、S1212〜S1216の処理を実
行するが、これは上記replyの場合のS1205〜
S1209の処理と同様なので、詳しい説明は省略す
る。そして、この場合も、全てのメンバについてチェッ
クが終了すると(S1216:YES)、結果をコマン
ドメールの送信者に返信して本処理を終了する。これで
メールを読んだメンバのリストが得られる。
【0055】なお、この図12のフローチャートが本発
明の「コマンド実行手段」としての処理の実行に相当す
る。このように、本電子メールシステムを用いること
で、これまで不可能であった分散メールシステム上での
既読、返信の確認が可能となり、メッセージの管理をき
め細かく行なうことができる。そのため、窓口アドレス
に対して送られたメールを複数の担当者に転送した後、
どの担当者がそのメールを読んだか、そしてどの担当者
がそのメールに対して返事を出したかを管理することが
容易にできる。
【0056】また、全ての操作をメールにより行なえる
ので、ユーザが特別な装置・ソフトウェアを準備する必
要がなく、実現が容易である。以上、本発明はこのよう
な実施例に何等限定されるものではなく、本発明の主旨
を逸脱しない範囲において種々なる形態で実施し得る。
【0057】例えば、上記実施形態においては、端末3
6側では返信情報のみを扱っていたが、既読通知につい
ても端末36側でヘッダを見て送信することができる。
もちろん、この場合は、全ての端末36にそのための処
理が必要である。また、メーリングリストのシステムに
限らず、受信側のメールサーバに既読通知の機能があれ
ば、発信者が直接ヘッダを付加することで、既読情報を
得ることが可能である。
【0058】また、このシステムでは、既読情報を保持
しているが、実際には、メンバは全てのメールを読むは
ずなので、既読情報ではなく、未読情報を保持する方が
利用の上では便利である。また、実際に運用する場合に
は、管理用にいくつかの処理の追加が望まれる。たとえ
ば、前記既読情報及び返信情報は、増える一方なので、
定期的に消す必要がある。そのためには、メッセージに
含まれている[Date:]ヘッダを記録しておき、こ
の日付からある一定の期間を過ぎた既読情報や、返信情
報に用いる[Message−ID:]ヘッダ、及び
[X−notify−receive−reply:]
ヘッダの対を消すことにより対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の構成を例示する説明図である。
【図2】 本発明の実施形態の概要を示す機能構成図で
ある。
【図3】 本発明が実現される分散ネットワーク上の電
子メールシステムの概略構成図である。
【図4】 メーリングリストの概念説明図である。
【図5】 メーリングリストサーバの概略構成図であ
る。
【図6】 メーリングリストサーバの記憶装置の内容を
示す説明図である。
【図7】 メールサーバの概略構成図である。
【図8】 メールのヘッダの概略構成図である。
【図9】 メーリングリストの基本処理手順を示すフロ
ーチャートである。
【図10】 メールサーバにて実行される既読通知処理
手順を示すフローチャートである。
【図11】 メールサーバにて実行される返信通知処理
手順を示すフローチャートである。
【図12】 メーリングリストサーバにて実行されるコ
マンドメールの処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
23…メーリングリストサーバ 31…ネット
ワーク 32…メールサーバA 33…中継サ
ーバD 34…メールサーバB 35…メール
サーバC 36…端末 37…ユーザ
A 38…メンバB 39…メンバ
C 51…ネットワークインターフェース 52…メール
配送部 53…メッセージ管理部 54…記憶装
置 71…ネットワークインターフェース 72…メール
配送部 73…メッセージ管理部 74…記憶装

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分散ホストを相互接続して構成されるネ
    ットワークにおける前記分散ホストとして構成され、メ
    ールの送受信を行なう第1メールサービス手段及び同じ
    くメールの送受信を行なう第2メールサービス手段と、 前記ネットワークに接続され、前記第2メールサービス
    手段からメールを読み出すユーザインターフェース手段
    とを備えた電子メールシステムにおいて、 前記第1メールサービス手段は、 メールの送受信を行なう第1のメール配送手段と、制御
    用の付加情報をメールメッセージに付加するヘッダ付加
    手段と、特定のメッセージが受取り人に読まれたことを
    示す既読情報を記憶する第1の記憶手段とを備え、 前記第2メールサービス手段は、 メールの送受信を行なう第2のメール配送手段と、この
    メール配送手段によって受信されたメールを保持する第
    2の記憶手段と、前記受信メールが前記ユーザインター
    フェース手段によって読み出される際に、前記第1メー
    ルサービス手段により付加されたヘッダ情報に従って、
    既読通知を発信する既読通知手段とを備えることを特徴
    とする電子メールシステム。
  2. 【請求項2】 前記第1メールサービス手段又は前記第
    2メールサービス手段の少なくともいずれか一方は、前
    記第1メールサービス手段によって付加されたヘッダ情
    報を用いて特定のメールに対する返信のメッセージを認
    識し、返信通知を発信する返信通知手段を備え、 さらに、前記第1メールサービス手段は、この返信通知
    情報を前記第1の記憶手段に保持しておくよう構成され
    ていることを特徴とする請求項1に記載の電子メールシ
    ステム。
  3. 【請求項3】 前記ユーザインターフェース手段は、 前記第2メールサービス手段からメッセージを読み出す
    際に前記第1メールサービス手段によって付加されたヘ
    ッダ情報に従って前記既読通知情報を発信する既読通知
    手段、及び、前記読み出したメールに対する返信の際に
    前記第1メールサービス手段によって付加された情報に
    従って前記返信通知を発信する返信通知手段の少なくと
    もいずれか一方を備えることを特徴とする請求項1又は
    2に記載の電子メールシステム。
  4. 【請求項4】 前記第1メールサービス手段は、 前記受信したメール中のコマンドを認識し、そのコマン
    ドに従って前記第1の記憶手段中の既読情報及び返信情
    報をメール差し出し人に返信するコマンド実行手段を備
    えることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の
    電子メールシステム。
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