JPH0930781A - ウインチのドラムロック安全装置及びその制御方法 - Google Patents

ウインチのドラムロック安全装置及びその制御方法

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JPH0930781A
JPH0930781A JP20041795A JP20041795A JPH0930781A JP H0930781 A JPH0930781 A JP H0930781A JP 20041795 A JP20041795 A JP 20041795A JP 20041795 A JP20041795 A JP 20041795A JP H0930781 A JPH0930781 A JP H0930781A
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JP
Japan
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winch
drum
lock
detector
lever
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Application number
JP20041795A
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English (en)
Inventor
Kinya Mori
欣哉 森
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Komatsu Ltd
Komatsu MEC Corp
Original Assignee
Komatsu Ltd
Komatsu MEC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ウインチのドラムロック装置がロック状態の
ときに、ブーム及びウインチの誤操作によってドラムロ
ック装置等が損傷することを防止する。 【構成】 ウインチ操作方向検出器43aと、起伏操作
方向検出器63aと、伸縮操作方向検出器73aと、ウ
インチドラム10の巻下げ方向の回転を機械的に係止さ
せるドラムロック装置とを有するクレーンのウインチの
ドラムロック安全装置において、ドラムロック装置のロ
ック状態を検出するロック状態検出器37と、この状態
信号がロック状態である場合に各操作方向検出器43
a、63a、73aのいずれかからの信号がウインチ巻
下げ方向のとき、アンロード指令を出力する制御装置7
と、この指令により油圧ポンプからウインチモータ1
1、起伏シリンダ67及び伸縮シリンダ77への吐出圧
をアンロードするアンロード弁81とを備えている。ま
た、上記ロック状態である場合にウインチ巻上げ方向信
号を入力したとき低圧リリーフ指令を出力する制御装置
7と、この指令によりウインチ巻上げ回路を低圧にする
低圧リリーフ手段55とを備えた方が望ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、クレーンのウインチの
ドラムロック安全装置に係わり、特に、ドラムロック状
態でウインチ及びクレーンを誤操作した時にウインチ装
置が損傷することを防止する安全装置に関する。
【0002】
【従来の技術】吊り荷の落下防止のために、一般的にク
レーンはウインチのドラムロック装置を備えている。以
下、図4から図5に基づいて、一般的な移動式クレーン
の場合における従来のドラムロック装置について説明す
る。図4は、従来のドラムロック装置を説明する概要図
である。移動式クレーン1は、下部走行体2の上方に鉛
直方向の軸を中心に旋回自在な上部旋回体3を備え、上
部旋回体3上に起伏自在及び伸縮自在なブーム4を有し
ている。また、上部旋回体3上に走行用とブーム4の操
作用を共用する運転室5を備えている。
【0003】ブーム4の先端には吊り荷用の主巻フック
25を備え、主巻フック25はワイヤロープ12の巻上
げ及び巻下げによって上昇及び下降する。機種によって
は、主巻フック25の他に補巻フック26を有している
ものもある。以下の説明は主巻フックに関して行なう
が、補巻フックに関しても同様である。
【0004】主巻フック25と反対側のワイヤロープ1
2の端部は、ブーム4の先端に設けられたロードシーブ
20及びアイドラシーブ21、ブーム4の上面に設けら
れたガイドローラ22、及びブーム4の後端部に設けら
れたガイドシーブ23を介して、主巻用のウインチドラ
ム10に導かれている。ウインチドラム10は上部旋回
体3の後端部に配設されており、ウインチモータ11の
回転によってワイヤロープ12の巻上げ及び巻下げを行
なう。
【0005】ワイヤロープ12の巻上げ及び巻下げの操
作は、運転室5内に設置されたウインチ操作レバー(図
示せず)によって行う。このウインチ操作レバーを中立
位置にすると、ウインチモータ11の回転が停止する。
よって、主巻フック25に荷を吊っている状態でウイン
チ操作レバーを中立位置にして置くと吊り荷の停止状態
を保持できるが、通常、吊り荷の落下防止の安全のため
にドラムロック装置を備えている。これは、運転室5内
に設置されたドラムロックレバー15をロック位置にす
ると、ウインチドラム10の巻胴のフランジ部に設けた
ラチェット13にロックプレート14が噛み合わさり、
これによってウインチドラム10の巻下げ方向の回転を
機械的に防止するものである。ドラムロックレバー15
は、主巻用と補巻用とがある。
【0006】図5はドラムロックレバー15、ウインチ
ドラム10のラチェット13及びロックプレート14等
のドラムロック装置の詳細図であり、以下図5に基づい
て説明する。図ではドラムロックレバー15を上下方向
に操作する例を示しており、ドラムのロック位置を15
a、ロック解除位置を15bで表している。ドラムロッ
クレバー15にはドラムロックケーブル16の一端が接
続され、その他端はロックプレート14の一端に接続さ
れている。ロックプレート14はその中間部に回動中心
14cを有していて、この回動中心14cの回りに回動
自在になっている。ロックプレート14の他端側は、ウ
インチドラム10のラチェット13に噛み合うような形
状を有している。
【0007】ドラムロックレバー15をロック位置15
aに操作すると、ドラムロックケーブル16が押され、
これに伴いロックプレート14は回動中心14cの回り
に回動してロック位置14aになる。このとき、ロック
プレート14はウインチドラム10のラチェット13に
噛み合い、ウインチドラム10が巻下げ方向へ回転する
のを防止する。ただしこの状態では、ラチェット13の
構造の働きによってウインチドラム10が巻上げ方向へ
回転することは自在である。
【0008】また、ドラムロック状態からロック解除す
るときは、一旦巻上げ操作をしてウインチドラム10を
回転させ、ラチェット13とロックプレート14との間
に隙間をつけてから、ドラムロックレバー15をロック
解除位置15bに操作する必要がある。この操作によ
り、ドラムロックケーブル16が引っ張られ、これに伴
いロックプレート14が回動中心14cの回りに回動し
てロック解除位置14bになる。よって、ウインチドラ
ム10は巻下げ方向へ回転可能となる。
【0009】このようにして、オペレータがドラムロッ
クレバー15を操作することにより、吊り荷の落下防止
のためのドラムロック及びロック解除が容易にできる。
また、主巻フック25を使用しないとき、例えば移動式
クレーンで路上を走行するとき等には、主巻フック25
がむやみに振れて他の機器等を損傷しないように、フッ
ク25を格納状態にしておく。この格納状態では、例え
ば上部旋回体3の前端部に設けられたフック固定輪27
に主巻フック25を係合させて固定し、これを保持して
いる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の移動式クレーンにおいて、ウインチ巻下げ作業中に
オペレータが誤ってドラムロックレバー15をロック位
置15aに操作した場合、回転中のウインチドラム10
が突然、機械的にロックされる。このため、ウインチド
ラム10に衝撃力が加わり、ウインチドラム10のラチ
ェット13及びロックプレート14が損傷することがあ
る。また、ワイヤロープ12には急停止時の衝撃力が過
大な張力としてかかるので、ワイヤロープ12が徐々に
劣化したり、最悪時はワイヤロープ12が破断して吊り
荷の落下等の事故が発生する危険性がある。
【0011】逆に、ドラムロックレバー15をロック位
置15aにしたままで、ウインチを巻下げ方向に操作し
たり、又は、ブーム4を操作することによってウインチ
巻下げ操作と同等になるような場合にも、上記と同様に
ウインチドラム10やワイヤロープ12に過大な力が加
わる。
【0012】また、主巻フック25の前記格納状態にお
いては、通常、ドラムロックレバー15をロック位置1
5aにしておく場合が多い。このフック格納状態のまま
ウインチを巻上げしたり、ブーム4を起こし又は延ばし
たりすると、ワイヤロープ12に必要以上の過大な張力
が発生するときがある。このために、ロードシーブ20
等のシーブやガイドローラ、フック固定輪27部を損傷
させる危険性がある。さらに、ドラムロック装置に無理
な力がかかり、上記同様にウインチドラム10のラチェ
ット13及びロックプレート14が損傷する危険性があ
る。
【0013】本発明は、上記従来の問題点を解決するた
めに、ウインチのドラムロック装置のロック状態と、ウ
インチ及びブームの操作方向との関連性の許容条件を考
慮し、ロック状態のときにウインチ及びブームの誤操作
によってドラムロック装置、ワイヤロープ及びシーブ等
のウインチ装置が損傷することを防止できるウインチの
ドラムロック安全装置及びその制御方法を提供すること
を目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明に係わるウインチ
のドラムロック制御方法は、ウインチドラムの巻下げ方
向の回転を機械的に係止するドラムロック機構を有する
クレーンのウインチのドラムロック安全装置の制御方法
において、ドラムロック機構の作動を検出すると共に、
ウインチ及び/又はブームの操作方向を検出し、ロック
機構が係止状態にあるときにはウインチドラムを巻下げ
方向に回転させるウインチ及び/又はブームの操作は非
操作とする制御方法としている。
【0015】本発明に係わるウインチのドラムロック安
全装置は、ウインチドラム10を回転させるウインチモ
ータ11を操作するウインチ操作レバー43の操作方向
を検出するウインチ操作方向検出器43aと、ブームの
起伏シリンダ67を操作する起伏操作レバー63の操作
方向を検出する起伏操作方向検出器63aと、ブームの
伸縮シリンダ77を操作する伸縮操作レバー73の操作
方向を検出する伸縮操作方向検出器73aとを有し、か
つ、ウインチドラム10の巻下げ方向の回転を機械的に
係止させるドラムロック装置を有するクレーンのウイン
チのドラムロック安全装置において、ドラムロック装置
のロック状態を検出するロック状態検出器37と、ロッ
ク状態検出器37からの状態信号がロック状態である場
合にウインチ操作方向検出器43a、起伏操作方向検出
器63a及び伸縮操作方向検出器73aのいずれかから
の操作方向信号がウインチドラム10を巻下げ方向に回
転させる方向であるとき、アンロード指令を出力する制
御装置7と、このアンロード指令を入力したら油圧ポン
プからウインチモータ11、起伏シリンダ67及び伸縮
シリンダ77への吐出圧をアンロードするアンロード弁
81とを備えている。
【0016】また、上記のウインチのドラムロック安全
装置は、ウインチ操作レバー43の操作方向を検出する
ウインチ操作方向検出器43aと、油圧ポンプから吐出
された圧油の方向と流量をウインチ操作レバー43の操
作量に応じて制御するウインチ用方向切換弁41と、方
向切換弁41によって制御され、ウインチドラム10を
回転させるウインチモータ11と、ウインチドラム10
の巻下げ方向の回転を機械的に係止させるドラムロック
装置とを有するクレーンのウインチのドラムロック安全
装置において、ドラムロック装置のロック状態を検出す
るロック状態検出器37と、ロック状態検出器37から
の状態信号がロック状態である場合にウインチ操作方向
検出器43aからウインチ巻上げ方向信号を入力したと
き、ウインチ巻上げ回路の低圧リリーフ指令を出力する
制御装置7と、この低圧リリーフ指令を入力したら方向
切換弁41とウインチモータ11との間のウインチ巻上
げ回路を低圧にする低圧リリーフ手段55とを備えた方
が望ましい。
【0017】上記のウインチのドラムロック安全装置
は、前記ロック状態検出器37は、ウインチドラム10
の巻下げ方向の回転を機械的に係止させる操作を行なう
ためのドラムロックレバー15の操作位置を検出するド
ラムロックレバー位置検出器31と、ドラムロックレバ
ー15の操作によってウインチドラム10の巻下げ方向
の回転を機械的に係止するロックプレート14の位置を
検出するロックプレート位置検出器32とからなり、か
つ、前記制御装置7は、ドラムロックレバー位置検出器
31及びロックプレート位置検出器32からの両位置信
号が一致しないときに、異常検出信号を出力しても良
い。
【0018】
【作用】ドラムロック装置がウインチドラムのロック状
態になっていて、かつ、ウインチドラムを巻下げ方向に
回転させるようなウインチ操作及びブームの起伏、伸縮
操作を行なったときは、油圧ポンプからの吐出圧をアン
ロードする。これにより、ウインチ及びブームの各作業
機は作動できないので、ドラムロック装置、ワイヤロー
プ等に過大な力が加わらない。よって、各ウインチ装置
が損傷することを防止できる。
【0019】また、ドラムロック装置がウインチドラム
のロック状態になっていて、かつ、ウインチドラムを巻
上げ方向に回転させるようなウインチ操作を行なったと
きは、ウインチ巻上げ回路を低圧にする。これにより、
ウインチモータの回転トルクが小さくなるので、フック
格納状態で誤って巻上げ操作をしても、ワイヤロープの
張力が過大にならない。よって、フック固定部、ワイヤ
ロープ及び各シーブ等に過大な力が加わらなくなり、各
ウインチ装置が損傷することを防止できる。
【0020】ドラムロック装置のロック状態検出器を、
ドラムロックレバー位置検出器及びロックプレート位置
検出器から構成する場合、ドラムロックレバー位置検出
器及びロックプレート位置検出器からの両位置信号が一
致しないときは異常と見做すことによって、安全装置の
信頼性を向上できる。
【0021】
【実施例】以下に、図1から図3に基づいて実施例を説
明する。図1は、本実施例を表す制御回路ブロック図で
ある。従来同様にドラムロックレバー15を運転室内に
設け、このドラムロックレバー15の操作位置を検出す
るドラムロックレバー位置検出器31を設ける。本実施
例ではドラムロックレバー15の操作は、図示するよう
にその中間部を支点にしてロック位置15a及びロック
解除位置15bに傾斜するようになっている。ドラムロ
ックレバー15の端部にドラムロックケーブル16の一
端が接続されていて、その操作によってドラムロックケ
ーブル16の一端を引っ張ったり押したりできるように
構成されている。尚、ドラムロックレバー15はこれに
限定されずに、従来と同様に上下方向に操作するもので
も良い。
【0022】ドラムロックケーブル16の他端は、ロッ
クプレート14の一端部に接続される。ドラムロックレ
バー15の操作で、ロックプレート14はその中間部に
ある回動中心14cの回りに回動する。これに伴い、ロ
ックプレート14の他端部がウインチドラム10のラチ
ェット13に噛み合ってウインチドラム10をロックし
たり、ラチェット13から外れてロック解除したりす
る。また、ロックプレート14がロック位置14aか又
はロック解除位置14bかを検出するロックプレート位
置検出器32を設ける。
【0023】ドラムロックレバー位置検出器31及びロ
ックプレート位置検出器32は、例えばリミットスイッ
チや近接スイッチ等で構成しても良い。これらの位置検
出信号は、制御装置7に入力される。尚、本実施例では
上記のように、ドラムロック装置のロック状態検出器3
7をドラムロックレバー位置検出器31及びロックプレ
ート位置検出器32から構成しているが、いずれか一方
のみで構成しても良い。
【0024】ドラムロックレバー15の近傍に、ドラム
ロックレバー遮断装置33を設ける。これは、所定の条
件を満足しないときはドラムロックレバー15をロック
解除位置15bからロック位置15aに操作できないよ
うにするものである。本実施例ではドラムロックレバー
遮断装置33に油圧シリンダを使用しており、この油圧
シリンダが伸長したときそのロッド側がドラムロックレ
バー15のロック解除位置15bとロック位置15aと
の間に挿入されるようになっている。以後、この油圧シ
リンダを油圧シリンダ33と呼ぶ。尚、油圧シリンダ3
3はヘッド側にバネを有しており、ボトム側に流入する
圧油がこのバネを縮小させながら油圧シリンダ33は伸
長するものであるが、本発明はこの構造の油圧シリンダ
に限定されない。
【0025】方向切換弁34は、ドラムロックレバー遮
断用の油圧シリンダ33への圧油流入方向をオン/オフ
制御するソレノイド弁である。方向切換弁34の入力ポ
ートは油圧ポンプ35に接続され、その出力ポートは油
圧シリンダ33のボトム側に接続される。また、方向切
換弁34の圧油戻りポートはタンク36に接続される。
操作ソレノイド部34cには、制御装置7から出力され
るオン/オフ切り換え信号が接続される。
【0026】ウインチドラム10は、両方向回転可能な
油圧モータで構成したウインチモータ11によって回転
する。ウインチモータ11は、方向切換弁41によって
流量制御されて回転数制御される。油圧ポンプ44から
吐出された圧油が、管路45を経由して方向切換弁41
の入力ポートに接続され、方向切換弁41の出力ポート
が管路46及び管路47を介してウインチモータ11に
接続される。また、管路47にはチェック弁48及びカ
ウンタバランス弁49が挿入されており、チェック弁4
8はウインチモータ11の巻上げ方向の回転時に圧油を
通過させ、カウンタバランス弁49は巻下げ方向の回転
時に圧油を通過させるようになっている。方向切換弁4
1の操作部41d及び操作部41eには、操作弁42か
らの油圧信号が接続される。
【0027】操作弁42はウインチ操作レバー43によ
って操作され、油圧ポンプ35からのパイロット油圧信
号をウインチ操作レバー43の操作量に応じた圧力のパ
イロット油圧信号に制御して方向切換弁41の操作部4
1d及び操作部41eへ導く。ウインチ操作レバー43
を操作すると、操作弁42は、油圧ポンプ35からのパ
イロット油圧信号の入力ポートと方向切換弁41の操作
部41d又は操作部41eへの出力ポートとの間を常時
遮断状態に付勢するバネ力に抗して、上記入力ポートと
出力ポートとを連通させるようになっている。また、ウ
インチ操作レバー43はその操作方向が巻上げ方向か又
は巻下げ方向かを検出するウインチ操作方向検出器43
aを有し、ウインチ操作方向検出器43aは操作方向信
号を制御装置7に出力する。
【0028】管路47の途中には、ウインチ巻上げ回路
の低圧リリーフ手段55を設ける。すなわち、管路47
は途中で管路52を通じて分岐し、さらに管路52は切
換弁50を介して低圧リリーフ弁51に接続される。切
換弁50の操作部50cには、制御装置7からの低圧リ
リーフ信号が接続される。切換弁50は、この低圧リリ
ーフ信号が入力されてないときは50b位置に切り換わ
って管路52を低圧リリーフ弁51に連通し、また低圧
リリーフ信号が入力されたときは50a位置に切り換わ
って管路52からの圧油を内蔵されたチェック弁によっ
て遮断する。低圧リリーフ弁51は、ウインチモータ1
1の通常の作動時圧力よりも低い圧力で連通するように
リリーフ圧力値が設定されており、リリーフした油はタ
ンク36へドレーンされる。
【0029】ブーム4を起伏させる起伏シリンダ67
は、方向切換弁61によって流量制御されて起伏速度が
制御されるものである。油圧ポンプ64から吐出された
圧油が管路65を経由して方向切換弁61の入力ポート
に接続され、方向切換弁61の出力ポートが管路66及
び管路68を介してそれぞれ起伏シリンダ67のボトム
側及びヘッド側に接続される。方向切換弁61の操作部
61d及び操作部61eには、操作弁62からのパイロ
ット油圧信号が接続される。
【0030】操作弁62は起伏操作レバー63によって
操作され、油圧ポンプ35からのパイロット油圧信号を
起伏操作レバー63の操作量に応じた圧力のパイロット
油圧信号に制御して方向切換弁61の操作部61d及び
操作部61eへ導く。起伏操作レバー63を操作する
と、操作弁62は、油圧ポンプ35からのパイロット油
圧信号の入力ポートと方向切換弁61の操作部61d又
は操作部61eへの出力ポートとの間を常時遮断状態に
付勢するバネ力に抗して、上記入力ポートと出力ポート
とを連通させるようになっている。また、起伏操作レバ
ー63は、その操作方向が起こし方向か又は伏せ方向か
を検出する起伏操作方向検出器63aを有し、起伏操作
方向検出器63aは操作方向信号を制御装置7に出力す
る。
【0031】ブーム4を伸縮させる伸縮シリンダ77
は、方向切換弁71によって流量制御されて伸縮速度が
制御されるものである。油圧ポンプ64から吐出された
圧油が管路65から分岐した管路75を経由して方向切
換弁71の入力ポートに接続され、方向切換弁71の出
力ポートが管路76及び管路78を介してそれぞれ伸縮
シリンダ77のボトム側及びヘッド側に接続される。方
向切換弁71の操作部71d及び操作部71eには、操
作弁72からのパイロット油圧信号が接続される。
【0032】操作弁72は伸縮操作レバー73によって
操作され、油圧ポンプ35からのパイロット油圧信号を
伸縮操作レバー73の操作量に応じた圧力のパイロット
油圧信号に制御して方向切換弁71の操作部71d及び
操作部71eへ導く。伸縮操作レバー73を操作する
と、操作弁72は、油圧ポンプ35からのパイロット油
圧信号の入力ポートと方向切換弁71の操作部71d又
は操作部71eへの出力ポートとの間を常時遮断状態に
付勢するバネ力に抗して、上記入力ポートと出力ポート
とを連通させるようになっている。また、伸縮操作レバ
ー73はその操作方向が伸ばし方向か又は縮め方向かを
検出する伸縮操作方向検出器73aを有し、伸縮操作方
向検出器73aは操作方向信号を制御装置7に出力す
る。
【0033】上記管路45は途中で管路82に分岐し、
チェック弁83及び管路86を介してアンロード弁81
の入力ポートに接続される。また、管路65及び管路7
5は、その共通管路65の途中で管路84に分岐し、チ
ェック弁85を介して管路86に合流し、上記と同様の
アンロード弁81の入力ポートに接続される。アンロー
ド弁81の出力ポートは、タンク36に接続されてい
る。アンロード弁81は、81a位置にあるときは入力
ポートと出力ポートとを連通し、81b位置にあるとき
は内蔵するチェック弁で入力ポートと出力ポート間を遮
断する。アンロード弁81の操作部81cには、制御装
置7からの切換制御信号が接続される。尚、チェック弁
83及びチェック弁85は、管路82及び管路84から
の圧油が合流点の管路86を経由してお互いに逆流しな
いようにするものである。
【0034】ウインチ操作方向検出器43a、起伏操作
方向検出器63a及び伸縮操作方向検出器73aは、例
えば電気的にリミットスイッチで構成し、巻上げ方向か
又は巻下げ方向に操作された時にそれぞれの方向に対応
して動作する信号を出力するようにしても良い。あるい
は、油圧的に方向切換弁41の操作部41d又は操作部
41eへのパイロット油圧信号の圧力をそれぞれ圧力ス
イッチで検出し、操作方向に対応して動作する圧力スイ
ッチの信号を出力しても良い。
【0035】制御装置7は、例えばマイクロコンピュー
タ(以後、CPUと呼ぶ)を中核に用いたマイクロコン
ピュータシステムで構成している。すなわち制御装置7
は、CPUの他に、システムの実行プログラムを記憶す
るROM、制御のためのデータや演算結果を記憶するR
AM、外部との入出力のための入出力インターフェース
部等を備えているものである。
【0036】警報ブザー8はウインチ安全装置が異常検
出したときにオペレータに知らせるもので、制御装置7
からの警報出力信号によって作動する。
【0037】次に、上記回路における作動について説明
する。いま、方向切換弁34の操作ソレノイド部34c
には油圧シリンダ33のオフ指令が制御装置7から入力
されているものとする。このとき、方向切換弁34は切
換位置34aにあり、油圧ポンプ35からの圧油は遮断
され、油圧シリンダ33のボトム側の油をタンク36へ
ドレーンさせている。よって、ヘッド側のバネの拡張力
によって油圧シリンダ33は縮小し、ドラムロックレバ
ー15の切換えが可能である。
【0038】また、切換弁50の操作部50cには制御
装置7から低圧リリーフ信号が入力されていないものと
する。すなわち、切換弁50は50a位置にあって管路
52からの圧油は遮断されており、低圧リリーフ弁51
は作動していない。そして、アンロード弁81の操作部
81cにも制御装置7からアンロード信号が入力されて
いないものとし、アンロード弁81は81b位置にあっ
て管路82及び管路84を経由した管路86からの圧油
は遮断されているものとする。
【0039】ドラムロックレバー15をロック解除位置
15bに操作すると、ロックプレート14はロック解除
位置14bに回動する。このとき、ウインチドラム10
は回転自在な状態になり、ウインチモータ11の正逆回
転によって回転可能となる。また、ドラムロックレバー
位置検出器31及びロックプレート位置検出器32は、
それぞれロック解除位置信号を制御装置7に出力する。
【0040】ウインチ操作レバー43を巻上げ方向に操
作すると、操作弁42は油圧ポンプ35からのパイロッ
ト油圧信号の入力ポートと方向切換弁41の操作部41
dへの出力ポートとの間を常時遮断状態に付勢するバネ
力に抗して、この入力ポートと出力ポートとを連通させ
る。このとき、ウインチ操作レバー43の操作量に応じ
た圧力のパイロット油圧信号が操作部41dへ出力され
る。よって、方向切換弁41は41a位置に切り換わ
り、油圧ポンプ44から吐出された圧油が管路45を介
して方向切換弁41に導かれ、ウインチ操作レバー43
の操作量に応じた流量の圧油がチェック弁48及び管路
47を介してウインチモータ11に流入し、ウインチモ
ータ11から流出した戻り油は管路46及び方向切換弁
41を介してタンク36にドレーンされる。このように
して、ウインチモータ11はウインチ操作レバー43の
操作量に応じた速度で巻上げ方向に回転し、ウインチド
ラム10はウインチワイヤ12を巻き上げる。また、ウ
インチ操作方向検出器43aからは巻上げ方向信号が出
力され、制御装置7に入力される。
【0041】また、ウインチ操作レバー43を巻下げ方
向に操作すると、同様にして、操作弁42は常時遮断状
態に付勢するバネ力に抗して、油圧ポンプ35からのパ
イロット油圧信号の入力ポートと方向切換弁41の操作
部41eへの出力ポートとを連通させる。このとき、ウ
インチ操作レバー43の操作量に応じた圧力の油圧信号
が操作部41eへ出力される。よって、方向切換弁41
は41c位置に切り換わり、油圧ポンプ44から吐出さ
れた圧油が管路45を介して方向切換弁41に導かれ、
ウインチ操作レバー43の操作量に応じた流量の圧油が
管路46を介してウインチモータ11に流入し、ウイン
チモータ11から流出した戻り油は管路47、カウンタ
バランス弁49及び方向切換弁41を介してタンク36
にドレーンされる。このようにして、ウインチモータ1
1はウインチ操作レバー43の操作量に応じた速度で巻
下げ方向に回転し、ウインチドラム10はウインチワイ
ヤ12を巻き下げる。また、ウインチ操作方向検出器4
3aからは巻下げ方向信号が出力され、制御装置7に入
力される。
【0042】ウインチ操作レバー43を中立位置に戻す
と、操作弁42は上記バネ力によって油圧ポンプ35か
らのパイロット油圧信号の入力ポートと方向切換弁41
の操作部41d又は操作部41eへの出力ポートとの間
が遮断される。よって、方向切換弁41は中立位置41
bに切り換わり、ウインチモータ11への圧油流入及び
ウインチモータ11からの圧油流出が遮断され、ウイン
チモータ11の回転が停止する。このとき、カウンタバ
ランス弁49によってウインチモータ11の巻下げ方向
の油の流れが完全に遮断されるので、吊り荷の自然落下
が防止される。また、ウインチ操作方向検出器43aか
らの巻上げ方向信号及び巻下げ方向信号は出力されなく
なる。
【0043】切換弁50の操作部50cに制御装置7か
ら低圧リリーフ信号が出力されると、切換弁50は50
b位置に切り換わり、管路47の圧油が管路52及び切
換弁50を介して低圧リリーフ弁51に導かれる。よっ
て、ウインチ操作レバー43の巻上げ操作時に管路47
の圧油が低圧リリーフ弁51に導かれ、その時の回路圧
が通常の作動時より低圧に設定された回路圧に抑えられ
る。
【0044】ドラムロックレバー15をロック位置15
aに操作すると、ロックプレート14はロック位置14
aに回動する。このとき、ロックプレート14とラチェ
ット13とが噛み合ってウインチドラム10は巻下げ方
向には回転できなくなる。また、ドラムロックレバー位
置検出器31及びロックプレート位置検出器32は、そ
れぞれロック位置信号を制御装置7に出力する。
【0045】また、ドラムロックレバー15がロック解
除位置15bにある時、制御装置7が方向切換弁34の
操作ソレノイド部34cに油圧シリンダ33のオン指令
を出力すると、方向切換弁34は切換位置34bに切り
換わる。このとき、油圧ポンプ35からの圧油は方向切
換弁34を介して油圧シリンダ33のボトム側へ流入す
る。油圧シリンダ33はヘッド側のバネの拡張力に抗し
て伸長し、ドラムロックレバー15はロック位置15a
に切り換えられなくなる。
【0046】ブームの起伏操作レバー63を伏せ方向に
操作すると、操作弁62は油圧ポンプ35からのパイロ
ット油圧信号の入力ポートと方向切換弁61の操作部6
1dへの出力ポートとの間を常時遮断状態に付勢するバ
ネ力に抗して、この入力ポートと出力ポートとを連通さ
せる。このとき、起伏操作レバー63の操作量に応じた
圧力のパイロット油圧信号が操作部61dへ出力され
る。よって、方向切換弁61は61a位置に切り換わ
り、油圧ポンプ64から吐出された圧油が管路65を介
して方向切換弁61に導かれ、起伏操作レバー63の操
作量に応じた流量の圧油が管路68を介して起伏シリン
ダ67のヘッド側に流入し、起伏シリンダ67のボトム
側から流出した戻り油は管路66及び方向切換弁61を
介してタンク36にドレーンされる。このようにして、
起伏シリンダ67は起伏操作レバー63の操作量に応じ
た速度で縮小し、ブーム4を伏せる。また、起伏操作方
向検出器63aからは伏せ方向信号が出力され、制御装
置7に入力される。
【0047】また、起伏操作レバー63を起こし方向に
操作すると、同様にして、起伏操作レバー63の操作量
に応じた圧力のパイロット油圧信号が方向切換弁61の
操作部61eへ導かれる。よって、方向切換弁61は6
1c位置に切り換わり、油圧ポンプ64から吐出された
圧油が管路65を介して方向切換弁61に導かれ、起伏
操作レバー63の操作量に応じた流量の圧油が管路66
を介して起伏シリンダ67のボトム側に流入し、起伏シ
リンダ67のヘッド側から流出した戻り油は管路68及
び方向切換弁61を介してタンク36にドレーンされ
る。このようにして、起伏シリンダ67は起伏操作レバ
ー63の操作量に応じた速度で伸長し、ブーム4を起こ
す。また、起伏操作方向検出器63aからは起こし方向
信号が出力され、制御装置7に入力される。
【0048】起伏操作レバー63を中立位置に戻すと、
操作弁62は油圧ポンプ35からのパイロット油圧信号
の入力ポートと方向切換弁61の操作部61d又は操作
部61eへの出力ポートとの間が上記バネ力によって遮
断される。よって、方向切換弁61は中立位置61bに
切り換わり、起伏シリンダ67への圧油流入及び起伏シ
リンダ67からの圧油流出が遮断され、起伏シリンダ6
7の縮小及び伸長動作が停止する。また、起伏操作方向
検出器63aからの伏せ方向信号及び起こし方向信号は
出力されなくなる。
【0049】ブームの伸縮操作レバー73を縮め方向に
操作すると、操作弁72は油圧ポンプ35からのパイロ
ット油圧信号の入力ポートと方向切換弁71の操作部7
1dへの出力ポートとの間を常時遮断状態に付勢するバ
ネ力に抗して、この入力ポートと出力ポートとを連通さ
せる。このとき、伸縮操作レバー73の操作量に応じた
圧力のパイロット油圧信号が操作部71dへ出力され
る。よって、方向切換弁71は71a位置に切り換わ
り、油圧ポンプ64から吐出された圧油が管路75を介
して方向切換弁71に導かれ、伸縮操作レバー73の操
作量に応じた流量の圧油が管路78を介して伸縮シリン
ダ77のヘッド側に流入し、伸縮シリンダ77のボトム
側から流出した戻り油は管路76及び方向切換弁71を
介してタンク36にドレーンされる。このようにして、
伸縮シリンダ77は伸縮操作レバー73の操作量に応じ
た速度で縮小し、ブーム4を縮める。また、伸縮操作方
向検出器73aからは縮め方向信号が出力され、制御装
置7に入力される。
【0050】また、伸縮操作レバー73を伸ばし方向に
操作すると、同様にして、伸縮操作レバー73の操作量
に応じた圧力のパイロット油圧信号が方向切換弁71の
操作部71eへ導かれる。よって、方向切換弁71は7
1c位置に切り換わり、油圧ポンプ64から吐出された
圧油が管路75を介して方向切換弁71に導かれ、伸縮
操作レばー73の操作量に応じた流量の圧油が管路76
を介して伸縮シリンダ77のボトム側に流入し、伸縮シ
リンダ77のヘッド側から流出した戻り油は管路78及
び方向切換弁71を介してタンク36にドレーンされ
る。このようにして、伸縮シリンダ77は伸縮操作レバ
ー73の操作量に応じた速度で伸長し、ブーム4を伸長
する。また、伸縮操作方向検出器73aからは伸ばし方
向信号が出力され、制御装置7に入力される。
【0051】伸縮操作レバー73を中立位置に戻すと、
操作弁72は油圧ポンプ35からのパイロット油圧信号
の入力ポートと方向切換弁71の操作部71d又は操作
部71eへの出力ポートとの間が上記バネ力によって遮
断される。よって、方向切換弁71は中立位置71bに
切り換わり、伸縮シリンダ77への圧油流入及び伸縮シ
リンダ77からの圧油流出が遮断され、伸縮シリンダ7
7の縮小及び伸長動作が停止する。また、伸縮操作方向
検出器73aからの縮め方向信号及び伸ばし方向信号は
出力されなくなる。
【0052】また、アンロード弁81の操作部81cに
制御装置7からアンロード信号が出力されると、アンロ
ード弁81は81a位置に切り換わり、管路86がタン
ク36に連通される。このとき、管路45の圧油は管路
82、チェック弁83及び管路86を経由してタンク3
6にドレーンされるので、油圧ポンプ44からの圧油が
ウインチモータ11へ供給されなくなる。よって、ウイ
ンチ操作レバー43を巻上げ又は巻下げ操作しても、ウ
インチモータ11は回転しない。
【0053】また、上記同様にして、管路65の圧油は
管路84、チェック弁85及び管路86を経由してタン
ク36にドレーンされるので、油圧ポンプ64からの圧
油が起伏シリンダ67及び伸縮シリンダ77へ供給され
なくなる。よって、起伏操作レバー63又は伸縮操作レ
バー73を操作しても、起伏シリンダ67及び伸縮シリ
ンダ77は作動しない。
【0054】次に、上記構成における、本発明に係わる
ドラムロック安全装置の制御装置7の異常検出フローを
説明する。異常検出のための判定条件は、クレーンの機
械的な構造が異なる機種等によってそれぞれ異なるが、
図2はその判定条件の一実施例を表で表している。図2
において、○は同時操作をしても問題のない条件、×は
同時操作をした場合問題がある危険な条件を表してい
る。制御装置7は、この判定条件に基づいて異常検出を
行なう。
【0055】図3は、図2の判定条件に基づく異常検出
フローチャートの例を示しており、以下図3に基づいて
説明する。尚、以下のフロー処理は、制御装置7のCP
Uが所定の周期毎に行なうものとする。 (ステップ101)ドラムロックレバー位置検出器31
からの位置信号を入力してドラムロックレバー15はオ
ン(ロック状態)か否かを判断し、オンのときはステッ
プ102へ、オフのときはステップ103へ進む。 (ステップ102)ロックプレート位置検出器32から
の位置信号を入力してロックプレート14はオン(ロッ
ク状態)か否かを判断し、オンのときはステップ105
へ進み、オフのときはステップ104へ進む。
【0056】(ステップ103)ロックプレート位置検
出器32からの位置信号を入力してロックプレート14
はオフ(ロック解除状態)か否かを判断し、オフのとき
はステップ111へ進み、オンのときはステップ104
へ進む。 (ステップ104)ドラムロックレバー15の位置とロ
ックプレート14の位置とが一致してないので異常と判
断し、警報ブザー8によって異常を知らせる。その後、
ステップ105へ進む。
【0057】(ステップ105)ウインチ操作方向検出
器43aから操作方向信号を入力し、操作方向が「巻上
げ」のときはステップ106へ進み、「巻下げ」のとき
はステップ109へ進み、「中立位置」のときはステッ
プ107へ進む。 (ステップ106)ウインチ油圧回路の切換弁50に低
圧リリーフ指令を出力して50b位置に切り換え、低圧
リリーフ弁51を作動させてウインチモータ11の作動
圧を低圧にする。その後、ステップ107へ進む。
【0058】(ステップ107)起伏操作方向検出器6
3aから操作方向信号を入力し、操作方向が「伏せ」の
ときはステップ109へ進み、そうでないときはステッ
プ108へ進む。 (ステップ108)伸縮操作方向検出器73aから操作
方向信号を入力し、操作方向が「伸ばし」のときはステ
ップ109へ進み、そうでないときはエンドに進んで処
理を終了する。
【0059】(ステップ109)図2の判定条件に従っ
て異常と判定し、警報ブザー8によって異常を知らせ、
ステップ110へ進む。 (ステップ110)アンロード弁81にアンロード指令
を出力し、81a位置に切り換える。これによって、油
圧ポンプ44からの圧油及び油圧ポンプ64からの圧油
がそれぞれウインチモータ11、起伏シリンダ67及び
伸縮シリンダ77へ供給されなくなる。従って、ウイン
チモータ11、起伏シリンダ67及び伸縮シリンダ77
の作動は停止する。その後、エンドへ進み処理終了す
る。
【0060】(ステップ111)ウインチ油圧回路の切
換弁50への低圧リリーフ指令出力をオフして50a位
置に切り換え、ウインチモータ11の作動圧を通常値に
戻す。その後、ステップ112へ進む。 (ステップ112)ウインチ操作方向検出器43aから
操作方向信号を入力し、操作方向が「巻下げ」のときは
ステップ113へ進み、そうでないときはステップ11
4へ進む。
【0061】(ステップ113)ドラムロックレバー遮
断用油圧シリンダ33をオンに(遮断状態に)し、ドラ
ムロックレバー15がオフ(ロック解除位置)からオン
(ロック位置)にならないようにする。その後、ステッ
プ112へ戻ってウインチ巻下げ操作が完了するまで待
つ。 (ステップ114)ドラムロックレバー遮断用油圧シリ
ンダ33をオフして遮断状態を解除し、処理を終了す
る。
【0062】以上の処理フローに従って制御すると、次
のようになる。ドラムロックレバー15及びロックプレ
ート14の少なくともいずれかがロック位置にある場
合、ステップ105、107及び108において、図2
で示された判定条件に基づいてウインチ及びブームの操
作方向がウインチ装置に損傷を与える方向か否かをチェ
ックする。異常検出したときは、ステップ109で警報
を出すと共に、ステップ110でアンロード指令を出力
して作業機の作動を停止させる。
【0063】また、ステップ105においてはウインチ
巻上げ操作か否かをチェックし、ウインチ巻上げ操作の
ときは低圧リリーフ指令を出力してウインチ回路を低圧
にし、巻上げ開始時にワイヤロープにかかる張力を小さ
くする。そして、ドラムロックレバー15及びロックプ
レート14がロック解除位置になったら、ステップ11
1にて低圧リリーフ指令をオフしてウインチ回路を通常
の作動圧に戻し、所定のウインチ操作が可能となる。
【0064】この後、ウインチ巻下げ操作を行ったとき
はステップ112からステップ113へ進んでドラムロ
ックレバー遮断装置33をオン(遮断状態)にする。こ
れによって、ウインチ巻下げ操作中にドラムロックレバ
ー15をロック位置15aにすることを防止する。ウイ
ンチ巻下げ操作が完了したときは、ステップ114にて
ドラムロックレバー遮断装置33をオフ(遮断状態を解
除)にする。
【0065】また、ドラムロックレバー15の操作位置
とロックプレート14の位置とが一致してないときは、
ステップ104で異常警報を出力してオペレータに対し
て異常への対応を促す。
【0066】ドラムロック装置のロック状態検出器37
をドラムロックレバー位置検出器31及びロックプレー
ト位置検出器32のいずれか一方から構成した場合は、
両位置信号が一致しているかをチェックする必要は無く
なる。このとき、上記フローチャートのステップ101
においては、ロック状態検出器37より入力してロック
状態か否かを判断し、ロック状態のときはステップ10
5へ進み、そうでないときはステップ111へ進むよう
にすれば良い。このようにすると、これまでの説明での
作用及び効果は変わらない。
【0067】尚、これまでの説明では、ウインチ巻下げ
操作中にウインチドラムがロックしないように、ドラム
ロックレバー遮断装置33を設けている。しかしなが
ら、これは本発明の主旨ではなく、ロックプレート14
がロック解除位置14bからロック位置14aにならな
いようにするロックプレート遮断装置(図示せず)を設
けても良く、このときの作用及び効果は変わらない。
【0068】
【発明の効果】ドラムロック装置がロック状態になって
いて、かつ、ウインチドラムを巻下げ方向に回転させる
ようなウインチ操作及びブームの起伏、伸縮操作を行な
ったときは、油圧ポンプからの吐出圧をアンロードする
ようにした。この結果、作業機は作動できないので、ド
ラムロック装置、ワイヤロープ等に過大な力が加わらな
い。よって、各装置が損傷することを防止できる。
【0069】また、ドラムロック装置がロック状態にな
っていて、かつ、ウインチドラムを巻上げ方向に回転さ
せるようなウインチ操作を行なったときは、ウインチ巻
上げ回路が低圧になるようにした。したがって、ワイヤ
ロープの張力が過大にならないので、フック格納状態で
フック固定部、ワイヤロープ及び各シーブ等に過大な力
が加わらない。よって、同様に各装置が損傷することを
防止できる。
【0070】ドラムロック装置のロック状態検出器を、
ドラムロックレバー位置検出器及びロックプレート位置
検出器から構成する場合、ドラムロックレバー位置検出
器及びロックプレート位置検出器からの両位置信号が一
致しないときは異常と見做すことによって、安全装置の
信頼性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を表す制御回路ブロック図であ
る。
【図2】本発明の実施例を表す制御装置の異常検出の判
定条件の例を示す。
【図3】本発明の実施例を表す制御装置の異常検出フロ
ーチャートの例を示す。
【図4】従来のドラムロック装置を説明する概要図であ
る。
【図5】従来のドラムロック装置の詳細説明図である。
【符号の説明】
1…移動式クレーン、2…下部走行体、3…上部旋回
体、4…ブーム、5…運転室、7…制御装置、8…警報
ブザー、10…ウインチドラム、11…ウインチモー
タ、12…ワイヤロープ、13…ラチェット、14…ロ
ックプレート、15…ドラムロックレバー、16…ドラ
ムロックケーブル、20…ロードシーブ、21…アイド
ラシーブ、22…ガイドローラ、23…ガイドシーブ、
25…主巻フック、26…補巻フック、27…フック固
定輪、31…ドラムロックレバー位置検出器、32…ロ
ックプレート位置検出器、33…ドラムロックレバー遮
断装置、34…方向切換弁、35…油圧ポンプ、36…
タンク、37…ロック状態検出器、41…方向切換弁、
42…操作弁、43…ウインチ操作レバー、43a…ウ
インチ操作方向検出器、44…油圧ポンプ、45,4
6,47…管路、48…チェック弁、49…カウンタバ
ランス弁、50…切換弁、51…低圧リリーフ弁、52
…管路、55…低圧リリーフ手段、61…方向切換弁、
62…操作弁、63…起伏操作レバー、63a…起伏操
作方向検出器、64…油圧ポンプ、65,66…管路、
67…起伏シリンダ、68…管路、71…方向切換弁、
72…操作弁、73…伸縮操作レバー、73a…伸縮操
作方向検出器、75,76…管路、77…伸縮シリン
ダ、78…管路、81…アンロード弁、82…管路、8
3…チェック弁、84…管路、85…チェック弁、86
…管路。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウインチドラムの巻下げ方向の回転を機
    械的に係止するドラムロック機構を有するクレーンのウ
    インチのドラムロック安全装置の制御方法において、ド
    ラムロック機構の作動を検出すると共に、ウインチ及び
    /又はブームの操作方向を検出し、ロック機構が係止状
    態にあるときにはウインチドラムを巻下げ方向に回転さ
    せるウインチ及び/又はブームの操作は非操作とするこ
    とを特徴とするウインチのドラムロック安全装置の制御
    方法。
  2. 【請求項2】 ウインチドラム(10)を回転させるウイン
    チモータ(11)を操作するウインチ操作レバー(43)の操作
    方向を検出するウインチ操作方向検出器(43a) と、ブー
    ムの起伏シリンダ(67)を操作する起伏操作レバー(63)の
    操作方向を検出する起伏操作方向検出器(63a) と、ブー
    ムの伸縮シリンダ(77)を操作する伸縮操作レバー(73)の
    操作方向を検出する伸縮操作方向検出器(73a) とを有
    し、かつ、ウインチドラム(10)の巻下げ方向の回転を機
    械的に係止させるドラムロック装置を有するクレーンの
    ウインチのドラムロック安全装置において、 ドラムロック装置のロック状態を検出するロック状態検
    出器(37)と、 ロック状態検出器(37)からの状態信号がロック状態であ
    る場合にウインチ操作方向検出器(43a) 、起伏操作方向
    検出器(63a) 及び伸縮操作方向検出器(73a) のいずれか
    からの操作方向信号がウインチドラム(10)を巻下げ方向
    に回転させる方向であるとき、アンロード指令を出力す
    る制御装置(7) と、 このアンロード指令を入力したら油圧ポンプからウイン
    チモータ(11)、起伏シリンダ(67)及び伸縮シリンダ(77)
    への吐出圧をアンロードするアンロード弁(81)とを備え
    たことを特徴とするウインチのドラムロック安全装置。
  3. 【請求項3】 ウインチ操作レバー(43)の操作方向を検
    出するウインチ操作方向検出器(43a) と、油圧ポンプか
    ら吐出された圧油の方向と流量をウインチ操作レバー(4
    3)の操作量に応じて制御するウインチ用方向切換弁(41)
    と、方向切換弁(41)によって制御され、ウインチドラム
    (10)を回転させるウインチモータ(11)と、ウインチドラ
    ム(10)の巻下げ方向の回転を機械的に係止させるドラム
    ロック装置とを有するクレーンのウインチのドラムロッ
    ク安全装置において、 ドラムロック装置のロック状態を検出するロック状態検
    出器(37)と、 ロック状態検出器(37)からの状態信号がロック状態であ
    る場合にウインチ操作方向検出器(43a) からウインチ巻
    上げ方向信号を入力したとき、ウインチ巻上げ回路の低
    圧リリーフ指令を出力する制御装置(7) と、 この低圧リリーフ指令を入力したら方向切換弁(41)とウ
    インチモータ(11)との間のウインチ巻上げ回路を低圧に
    する低圧リリーフ手段(55)とを備えたことを特徴とする
    ウインチのドラムロック安全装置。
  4. 【請求項4】 前記ロック状態検出器(37)は、 ウインチドラム(10)の巻下げ方向の回転を機械的に係止
    させる操作を行なうためのドラムロックレバー(15)の操
    作位置を検出するドラムロックレバー位置検出器(31)
    と、 ドラムロックレバー(15)の操作によってウインチドラム
    (10)の巻下げ方向の回転を機械的に係止するロックプレ
    ート(14)の位置を検出するロックプレート位置検出器(3
    2)とからなり、かつ、前記制御装置(7) は、 ドラムロックレバー位置検出器(31)及びロックプレート
    位置検出器(32)からの両位置信号が一致しないときに、
    異常検出信号を出力することを特徴とする請求項2又は
    3に記載のウインチのドラムロック安全装置。
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