JPH09308009A - ハイブリッド車両の制御装置 - Google Patents
ハイブリッド車両の制御装置Info
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Abstract
源として備えており、そのエンジンおよび電動モータの
作動状態が異なる複数の運転モードで走行するととも
に、変速比を変更可能な自動変速機がそのエンジンおよ
び電動モータと駆動輪との間に配設されているハイブリ
ッド車両において、運転モードの切換えと自動変速機の
変速とが連続的に行われることを防止する。 【解決手段】 アップシフトと運転モードの切換えとが
時間的に近接して行われる場合は、モード切換えタイミ
ング制御手段に対応するステップSA3、SA4、SA
6において、アップシフトのイナーシャ相中に運転モー
ドを切り換える。また、ダウンシフトと運転モードの切
換えとが時間的に近接して行われる場合は、モード切換
えタイミング制御手段に対応するステップSA3、SA
5、SA6において、ダウンシフトの変速終了前の所定
期間内に運転モードを切り換える。
Description
制御装置に係り、特に、運転モードの切換え時や自動変
速機の変速時のショックを低減する技術に関するもので
ある。
と、電気エネルギーで作動する電動モータとを車両走行
時の動力源として備えており、そのエンジンおよび電動
モータの作動状態が異なる複数の運転モードで走行する
とともに、変速比を変更可能な自動変速機がそのエンジ
ンおよび電動モータと駆動輪との間に配設されているハ
イブリッド車両が、例えば特開平7−67208号公報
等に記載されている。上記運転モードとしては、エンジ
ンのみを動力源として走行するエンジン運転モードや、
電動モータのみを動力源として走行するモータ運転モー
ド、エンジンおよび電動モータの両方を動力源として走
行するエンジン・モータ運転モードなどがあり、例えば
車速(または動力源回転速度)およびアクセル操作量を
パラメータとする動力源マップ等の予め定められたモー
ド切換え条件に従って切り換えられるようになっている
のが普通である。自動変速機の変速比についても、例え
ば車速およびアクセル操作量をパラメータとする変速マ
ップ等の予め定められた変速条件に従って変更されるよ
うになっているのが普通である。
ードの切換え制御および自動変速機の変速制御が互いに
独立に行われると、それ等のモード切換え制御および変
速制御が時間的に近接して行われる場合があるが、モー
ド切換えや変速時にはトルク変動に起因して多少のショ
ック(車両の駆動力変動)を伴うのが普通であるため、
それ等が時間的に近接して行われるとショックが続いて
運転者に違和感を生じさせる可能性があった。
もので、その目的とするところは、運転モードの切換え
と自動変速機の変速とが連続的に行われることを防止す
ることにある。
めに、第1発明は、(a) 燃料の燃焼によって作動するエ
ンジンと、電気エネルギーで作動する電動モータとを車
両走行時の動力源として備えており、そのエンジンおよ
び電動モータの作動状態が異なる複数の運転モードで走
行するとともに、変速比を変更可能な自動変速機がその
エンジンおよび電動モータと駆動輪との間に配設されて
いる一方、(b) 前記複数の運転モードを予め定められた
モード切換え条件に従って切り換えるモード切換え手段
と、(c)前記自動変速機の変速比を予め定められた変速
条件に従って変更する変速手段とを有するハイブリッド
車両の制御装置において、(d) 前記変速手段によるアッ
プシフトと前記モード切換え手段による運転モードの切
換えとが時間的に近接して行われる場合は、そのアップ
シフトのイナーシャ相中にその運転モードを切り換える
モード切換えタイミング制御手段を設けたことを特徴と
する。
するエンジンと、電気エネルギーで作動する電動モータ
とを車両走行時の動力源として備えており、そのエンジ
ンおよび電動モータの作動状態が異なる複数の運転モー
ドで走行するとともに、変速比を変更可能な自動変速機
がそのエンジンおよび電動モータと駆動輪との間に配設
されている一方、(b) 前記複数の運転モードを予め定め
られたモード切換え条件に従って切り換えるモード切換
え手段と、(c) 前記自動変速機の変速比を予め定められ
た変速条件に従って変更する変速手段とを有するハイブ
リッド車両の制御装置において、(d) 前記変速手段によ
るダウンシフトと前記モード切換え手段による運転モー
ドの切換えとが時間的に近接して行われる場合は、その
ダウンシフトの変速終了前の所定期間内にその運転モー
ドを切り換えるモード切換えタイミング制御手段を設け
たことを特徴とする。
においては、アップシフトのイナーシャ相中すなわち一
般に変速に伴うトルク変動が生じる期間内に運転モード
が切り換えられるため、モード切換えおよび変速に起因
するトルク変動が略同時に発生させられるようになり、
ショックが続いて運転者に違和感を生じさせることが回
避される。
おいても、ダウンシフトの変速終了前の所定期間内すな
わち一般に変速に伴うトルク変動が生じる期間内に運転
モードが切り換えられるため、モード切換えおよび変速
に起因するトルク変動が略同時に発生させられるように
なり、ショックが続いて運転者に違和感を生じさせるこ
とが回避される。
動力源の回転数を低下させる変速で、ダウンシフトは変
速比を大きくして動力源の回転数を高くする変速であ
る。
チにより動力伝達を接続、遮断することによって動力源
を切り換える切換タイプや、遊星歯車装置などの合成、
分配機構によってエンジンおよび電動モータの出力を合
成したり分配したりするミックスタイプ、電動モータを
補助的に使うアシストタイプなど、エンジンと電動モー
タとを車両走行時の動力源として備えている種々のタイ
プのハイブリッド車両に適用され得る。複数の運転モー
ドは、例えばエンジンのみを動力源として走行するエン
ジン運転モードや、電動モータのみを動力源として走行
するモータ運転モードなどで、モード切換え条件は、例
えば車速およびアクセル操作量をパラメータとする動力
源マップなどによって定められる。
などの油圧式係合手段によって変速比が異なる複数の変
速段に切り換えられる遊星歯車式、平行2軸式などの有
段自動変速機が好適に用いられるが、ベルト式やトロイ
ダル型などの無段変速装置を採用することもできる。変
速条件は、例えば車速およびアクセル操作量をパラメー
タとする変速マップなどによって定められる。
ダウンシフト)とモード切換え手段による運転モードの
切換えとが時間的に近接して行われる場合とは、変速判
断が為された後に実際に変速するための出力(変速出
力)が行われる前、或いはアップシフトのイナーシャ相
が始まる前までや、ダウンシフトの変速終了前の所定期
間の前までに、モード切換え判断が為された場合などで
ある。アクセル操作量や車速の変化速度、変化量が大き
い場合も変速の可能性が高いため、モード切換え判断が
為されても変速と近接していると判断し、モード切換え
を延期して変速と同時にモード切換えを行うようにする
ことが望ましい。
段は、総てのアップシフトで運転モードの切換えタイミ
ングを制御するものであっても良いが、例えばクラッチ
ツウクラッチ変速や直接圧制御が行われる変速、動力源
から車輪側へ動力伝達が行われるパワーオン時のアップ
シフトなど、変速ショックを生じ易い特定の変速時のみ
に運転モードの切換えタイミングを制御するものでも良
い。モード切換えについても、必ずしも総ての種類のモ
ード切換え時に本制御を実施する必要はなく、例えばシ
ョックを生じ易い特定のモード切換え時だけ本制御を実
施するようにしても良い。
段は、総てのダウンシフトで運転モードの切換えタイミ
ングを制御するものであっても良いが、例えばクラッチ
ツウクラッチ変速や直接圧制御が行われる変速、動力源
から車輪側へ動力伝達が行われるパワーオン時のダウン
シフトなど、変速ショックを生じ易い特定の変速時のみ
に運転モードの切換えタイミングを制御するものでも良
い。モード切換えについても、必ずしも総ての種類のモ
ード切換え時に本制御を実施する必要はなく、例えばシ
ョックを生じ易い特定のモード切換え時だけ本制御を実
施するようにしても良い。また、パワーオンダウンシフ
トでも、特にアクセル操作量の変化速度が大きい場合
は、運転者は速やかな駆動力の増大を望んでいるため、
直ちに運転モードが切り換えられるようにすることが望
ましいなど、種々の態様が可能である。
えタイミング制御手段は、モード切換えに起因するトル
ク変動と変速に起因するトルク変動とが略重複して発生
するようにモード切換えのタイミングを制御するための
もので、第2発明の変速終了前の所定期間は、変速の種
類やアクセル操作量などをパラメータとして設定するこ
とが望ましい。
細に説明する。図1は、本発明の一実施例である制御装
置を備えているハイブリッド車両のハイブリッド駆動装
置10の骨子図である。
10はFR(フロントエンジン・リヤドライブ)車両用
のもので、燃料の燃焼によって作動する内燃機関等のエ
ンジン12と、電気エネルギーによって作動する電動モ
ータとしてのモータジェネレータ14と、シングルピニ
オン型の遊星歯車装置16と、自動変速機18とを車両
の前後方向に沿って備えており、出力軸19から図示し
ないプロペラシャフトや差動装置などを介して左右の駆
動輪(後輪)へ駆動力を伝達する。
する合成分配機構で、モータジェネレータ14と共に電
気式トルコン24を構成しており、そのリングギヤ16
rは第1クラッチCE1 を介してエンジン12に連結さ
れ、サンギヤ16sはモータジェネレータ14のロータ
軸14rに連結され、キャリア16cは自動変速機18
の入力軸26に連結されている。また、サンギヤ16s
およびキャリア16cは第2クラッチCE2 によって連
結されるようになっている。
トルク変動を抑制するためのフライホイール28および
スプリング、ゴム等の弾性部材によるダンパ装置30を
介して第1クラッチCE1 に伝達される。第1クラッチ
CE1 および第2クラッチCE2 は、何れも油圧アクチ
ュエータによって係合、解放される摩擦式の多板クラッ
チである。
ブプラネタリギヤユニットから成る副変速機20と、単
純連結3プラネタリギヤトレインから成る前進4段、後
進1段の主変速機22とを組み合わせたものである。
オン型の遊星歯車装置32と、油圧アクチュエータによ
って摩擦係合させられる油圧式のクラッチC0 、ブレー
キB 0 と、一方向クラッチF0 とを備えて構成されてい
る。
ニオン型の遊星歯車装置34、36、38と、油圧アク
チュエータによって摩擦係合させられる油圧式のクラッ
チC 1 , C2 、ブレーキB1 ,B2 ,B3 ,B4 と、一
方向クラッチF1 ,F2 とを備えて構成されている。
ルブSL1〜SL4の励磁、非励磁により油圧回路44
が切り換えられたり、シフトレバーに機械的に連結され
たマニュアルシフトバルブによって油圧回路44が機械
的に切り換えられたりすることにより、クラッチC0 ,
C1 ,C2 、ブレーキB0 ,B1 ,B2 ,B3 ,B4が
それぞれ係合、解放制御され、図3に示されているよう
にニュートラル(N)と前進5段(1st〜5th)、
後進1段(Rev)の各変速段が成立させられる。
ルコン24は、中心線に対して略対称的に構成されてお
り、図1では中心線の下半分が省略されている。
チの欄の「○」は係合、「●」は図示しないシフトレバ
ーがエンジンブレーキレンジ、たとえば「3」、
「2」、及び「L」レンジ等の低速レンジへ操作された
場合に係合、そして、空欄は非係合を表している。
Rev、及びエンジンブレーキレンジは、シフトレバー
に機械的に連結されたマニュアルシフトバルブによって
油圧回路44が機械的に切り換えられることによって成
立させられ、前進変速段の1st〜5thの相互間の変
速はソレノイドバルブSL1〜SL4によって電気的に
制御される。
thとなるに従って段階的に小さくなり、4thの変速
比i4 =1であり、5thの変速比i5 は、副変速機2
0の遊星歯車装置32のギヤ比をρ(=サンギヤの歯数
ZS /リングギヤの歯数ZR<1)とすると1/(1+
ρ)となる。
車装置36、38のギヤ比をそれぞれρ2 、ρ3 とする
と1−1/ρ2 ・ρ3 である。図3は各変速段の変速比
の一例を示したものである。
れるようにハイブリッド制御用コントローラ50及び自
動変速制御用コントローラ52を備えている。これらの
コントローラ50、52は、CPUやRAM、ROM等
を有するマイクロコンピュータを備えて構成され、それ
ぞれ図2のようにアクセル操作量θAC等の各種の情報を
読み込むと共に、予め設定されたプログラムに従って信
号処理を行う。
コントローラ50によってスロットル弁開度や燃料噴射
量、点火時期などが制御されることにより、運転状態に
応じて出力が制御される。
すようにM/G制御器(インバータ)56を介してバッ
テリー等の蓄電装置58に接続されており、ハイブリッ
ド制御用コントローラ50により、その蓄電装置58か
ら電気エネルギーが供給されて所定のトルクで回転駆動
される回転駆動状態と、回生制動(モータジェネレータ
14自体の電気的な制動トルク)によりジェネレータと
して機能して蓄電装置58に電気エネルギーを充電する
充電状態と、ロータ軸14rが自由回転することを許容
する無負荷状態とに切り換えられる。
ラッチCE2 は、ハイブリッド制御用コントローラ50
により電磁弁等を介して油圧回路44が切り換えられる
ことにより、係合或いは解放状態が切り換えられる。
ントローラ52によって前記ソレノイドバルブSL1〜
SL4、リニアソレノイドバルブSLU、SLT、SL
Nの励磁状態が制御され、油圧回路44が切り換えられ
たり油圧制御が行われることにより、運転状態に応じて
変速段が切り換えられる。
は、例えば本願出願人が先に出願した特願平7−294
148号に記載されているように、図5に示すフローチ
ャートに従って図6に示す9つの運転モードの1つを選
択し、その選択したモードでエンジン12及び電気式ト
ルコン24を作動させる。本制御作動は前記モード切換
え手段に対応している。
には、エンジントルクTE 、モータトルクTM 、エンジ
ン回転数NE 、モータ回転数NM 、車速V(自動変速機
18の出力軸回転数NO に対応)、アクセル操作量
θAC、自動変速機18の入力軸回転数NI 、蓄電装置5
8の蓄電量SOC、ブレーキのON、OFF、シフトレ
バーの操作レンジに関する情報が、種々の検出手段など
から供給されるようになっている。
開度や燃料噴射量などから求められ、モータトルクTM
はモータ電流などから求められ、蓄電量SOCはモータ
ジェネレータ14がジェネレータとして機能する充電時
のモータ電流や充電効率などから求められる。
始動要求があったか否かを、例えばエンジン12を動力
源として走行したり、エンジン12によりモータジェネ
レータ14を回転駆動して蓄電装置58を充電したりす
るために、エンジン12を始動すべき旨の指令があった
か否かを判断する。
モード9を選択する。モード9は、図6から明らかなよ
うに第1クラッチCE1 を係合(ON)し、第2クラッ
チCE2 を係合(ON)し、モータジェネレータ14に
より遊星歯車装置16を介してエンジン12を回転駆動
すると共に、燃料噴射などのエンジン始動制御を行って
エンジン12を始動する。
変速機18をニュートラルにして行われ、モード1のよ
うに第1クラッチCE1 を解放したモータジェネレータ
14のみを動力源とする走行時には、第1クラッチCE
1 を係合すると共に走行に必要な要求出力以上の出力で
モータジェネレータ14を作動させ、その要求出力以上
の余裕出力でエンジン12を回転駆動することによって
行われる。
動変速機18をニュートラルにしてモード9を実行する
ことも可能である。このようにモータジェネレータ14
によってエンジン12が始動させられることにより、始
動専用のスタータ(電動モータなど)が不要となり、部
品点数が少なくなって装置が安価となる。
合、すなわちエンジン始動要求がない場合には、ステッ
プS3を実行することにより、制動力の要求があるか否
かを、例えばブレーキがONか否か、シフトレバーの操
作レンジがLや2などのエンジンブレーキレンジ(低速
変速段のみで変速制御を行うと共にエンジンブレーキや
回生制動が作用するレンジ)で、且つアクセル操作量θ
ACが0か否か、或いは単にアクセル操作量θACが0か否
か、等によって判断する。
4を実行する。ステップS4では、蓄電装置58の蓄電
量SOCが予め定められた最大蓄電量B以上か否かを判
断し、SOC≧BであればステップS5でモード8を選
択し、SOC<BであればステップS6でモード6を選
択する。最大蓄電量Bは、蓄電装置58に電気エネルギ
ーを充電することが許容される最大の蓄電量で、蓄電装
置58の充放電効率などに基づいて例えば80%程度の
値が設定される。
は、図6に示されるように第1クラッチCE1 を係合
(ON)し、第2クラッチCE2 を係合(ON)し、モ
ータジェネレータ14を無負荷状態とし、エンジン12
を停止状態すなわちスロットル弁を閉じると共に燃料噴
射量を0とするものであり、これによりエンジン12の
引き擦り回転による制動力、すなわちエンジンブレーキ
が車両に作用させられ、運転者によるブレーキ操作が軽
減されて運転操作が容易になる。また、モータジェネレ
ータ14は無負荷状態とされ、自由回転させられるた
め、蓄電装置58の蓄電量SOCが過大となって充放電
効率等の性能を損なうことが回避される。
6から明らかなように第1クラッチCE1 を解放(OF
F)し、第2クラッチCE2 を係合(ON)し、エンジ
ン12を停止し、モータジェネレータ14を充電状態と
するもので、車両の運動エネルギーでモータジェネレー
タ14が回転駆動されることにより、蓄電装置58を充
電するとともにその車両にエンジンブレーキのような回
生制動力を作用させるため、運転者によるブレーキ操作
が軽減されて運転操作が容易になる。
ンジン12が遮断されているため、そのエンジン12の
引き擦りによるエネルギー損失がないとともに、蓄電量
SOCが最大蓄電量Bより少ない場合に実行されるた
め、蓄電装置58の蓄電量SOCが過大となって充放電
効率等の性能を損なうことがない。
合、すなわち制動力の要求がない場合にはステップS7
を実行し、エンジン発進が要求されているか否かを、例
えばモード3などエンジン12を動力源とする走行中の
車両停止時か否か、すなわち車速V=0か否か等によっ
て判断する。
S8を実行する。ステップS8ではアクセルがONか否
か、すなわちアクセル操作量θACが略零の所定値より大
きいか否かを判断し、アクセルONの場合にはステップ
S9でモード5を選択し、アクセルがONでなければス
テップS10でモード7を選択する。
は、図6から明らかなように第1クラッチCE1 を係合
(ON)し、第2クラッチCE2 を解放(OFF)し、
エンジン12を運転状態とし、モータジェネレータ14
の回生制動トルクを制御することにより、車両を発進さ
せるものである。
ギヤ比をρE とすると、エンジントルクTE :遊星歯車
装置16の出力トルク:モータトルクTM =1:(1+
ρE):ρE となるため、例えばギヤ比ρE を一般的な
値である0.5程度とすると、エンジントルクTE の半
分のトルクをモータジェネレータ14が分担することに
より、エンジントルクTE の約1.5倍のトルクがキャ
リア14cから出力される。
クの(1+ρE )/ρE 倍の高トルク発進を行うことが
できるのである。また、モータ電流を遮断してモータジ
ェネレータ14を無負荷状態とすれば、ロータ軸56が
逆回転させられるだけでキャリア14cからの出力は0
となり、車両停止状態となる。
発進クラッチおよびトルク増幅装置として機能するので
あり、モータトルク(回生制動トルク)TM を0から徐
々に増大させて反力を大きくすることにより、エンジン
トルクTE の(1+ρE )倍の出力トルクで車両を滑ら
かに発進させることができるのである。
大トルクの略ρE 倍のトルク容量のモータジェネレー
タ、すなわち必要なトルクを確保しつつできるだけ小型
で小容量のモータジェネレータ14が用いられており、
装置が小型で且つ安価に構成される。
大に対応して、スロットル弁開度や燃料噴射量を増大さ
せてエンジン12の出力を大きくするようになってお
り、反力の増大に伴うエンジン回転数NE の低下に起因
するエンジンストール等を防止している。
図6から明らかなように第1クラッチCE1 を係合(O
N)し、第2クラッチCE2 を解放(OFF)し、エン
ジン12を運転状態とし、モータジェネレータ14を無
負荷状態として電気的にニュートラルとするもので、モ
ータジェネレータ14のロータ軸14rが逆方向へ自由
回転させられることにより、自動変速機18の入力軸2
6に対する出力が零となる。これにより、モード3など
エンジン12を動力源とする走行中の車両停止時に一々
エンジン12を停止させる必要がないとともに、前記モ
ード5のエンジン発進が実質的に可能となる。
合、すなわちエンジン発進の要求がない場合にはステッ
プS11を実行し、要求出力Pdが予め設定された第1
判定値P1以下か否かを判断する。要求出力Pdは、走
行抵抗を含む車両の走行に必要な出力で、アクセル操作
量θACやその変化速度、車速V(出力回転数NO )、自
動変速機18の変速段などに基づいて、予め定められた
データマップや演算式などにより算出される。
を動力源として走行する中負荷領域とモータジェネレー
タ14のみを動力源として走行する低負荷領域の境界値
であり、エンジン12による充電時を含めたエネルギー
効率を考慮して、排出ガス量や燃料消費量などができる
だけ少なくなるように実験等によって定められている。
すなわち要求出力Pdが第1判定値P1以下の場合に
は、ステップS12で蓄電量SOCが予め設定された最
低蓄電量A以上か否かを判断し、SOC≧Aであればス
テップS13でモード1を選択する。一方、SOC<A
であればステップS14でモード3を選択する。
動力源として走行する場合に蓄電装置58から電気エネ
ルギーを取り出すことが許容される最低の蓄電量であ
り、蓄電装置58の充放電効率などに基づいて例えば7
0%程度の値が設定される。
うに第1クラッチCE1 を解放(OFF)し、第2クラ
ッチCE2 を係合(ON)し、エンジン12を停止し、
モータジェネレータ14を要求出力Pdで回転駆動させ
るもので、モータジェネレータ14のみを動力源として
車両を走行させる。
れてエンジン12が遮断されるため、前記モード6と同
様に引き擦り損失が少なく、自動変速機18を適当に変
速制御することにより効率の良いモータ駆動制御が可能
である。
1判定値P1以下の低負荷領域で且つ蓄電装置58の蓄
電量SOCが最低蓄電量A以上の場合に実行されるた
め、エンジン12を動力源として走行する場合よりもエ
ネルギー効率が優れていて燃費や排出ガスを低減できる
とともに、蓄電装置58の蓄電量SOCが最低蓄電量A
より低下して充放電効率等の性能を損なうことがない。
図6から明らかなように第1クラッチCE1 および第2
クラッチCE2 を共に係合(ON)し、エンジン12を
運転状態とし、モータジェネレータ14を回生制動によ
り充電状態とするもので、エンジン12の出力で車両を
走行させながら、モータジェネレータ14によって発生
した電気エネルギーを蓄電装置58に充電する。エンジ
ン12は、要求出力Pd以上の出力で運転させられ、そ
の要求出力Pdより大きい余裕動力分だけモータジェネ
レータ14で消費されるように、そのモータジェネレー
タ14の電流制御が行われる。
れた場合、すなわち要求出力Pdが第1判定値P1より
大きい場合には、ステップS15において、要求出力P
dが第1判定値P1より大きく第2判定値P2より小さ
いか否か、すなわちP1<Pd<P2か否かを判断す
る。
力源として走行する中負荷領域とエンジン12およびモ
ータジェネレータ14の両方を動力源として走行する高
負荷領域の境界値であり、エンジン12による充電時を
含めたエネルギー効率を考慮して、排出ガス量や燃料消
費量などができるだけ少なくなるように実験等によって
予め定められている。
プS16でSOC≧Aか否かを判断し、SOC≧Aの場
合にはステップS17でモード2を選択し、SOC<A
の場合には前記ステップS14でモード3を選択する。
でSOC≧Aか否かを判断し、SOC≧Aの場合にはス
テップS19でモード4を選択し、SOC<Aの場合に
はステップS17でモード2を選択する。
うに第1クラッチCE1 および第2クラッチCE2 を共
に係合(ON)し、エンジン12を要求出力Pdで運転
し、モータジェネレータ14を無負荷状態とするもの
で、エンジン12のみを動力源として車両を走行させ
る。
よび第2クラッチCE2 を共に係合(ON)し、エンジ
ン12を運転状態とし、モータジェネレータ14を回転
駆動するもので、エンジン12およびモータジェネレー
タ14の両方を動力源として車両を高出力走行させる。
値P2以上の高負荷領域で実行されるが、エンジン12
およびモータジェネレータ14を併用しているため、エ
ンジン12およびモータジェネレータ14の何れか一方
のみを動力源として走行する場合に比較してエネルギー
効率が著しく損なわれることがなく、燃費や排出ガスを
低減できる。また、蓄電量SOCが最低蓄電量A以上の
場合に実行されるため、蓄電装置58の蓄電量SOCが
最低蓄電量Aより低下して充放電効率等の性能を損なう
ことがない。
めると、蓄電量SOC≧Aであれば、Pd≦P1の低負
荷領域ではステップS13でモード1を選択してモータ
ジェネレータ14のみを動力源として走行し、P1<P
d<P2の中負荷領域ではステップS17でモード2を
選択してエンジン12のみを動力源として走行し、P2
≦Pdの高負荷領域ではステップS19でモード4を選
択してエンジン12およびモータジェネレータ14の両
方を動力源として走行する。
dが第2判定値P2より小さい中低負荷領域でステップ
S14のモード3を実行することにより蓄電装置58を
充電するが、要求出力Pdが第2判定値P2以上の高負
荷領域ではステップS17でモード2が選択され、充電
を行うことなくエンジン12により高出力走行が行われ
る。
<P2の中負荷領域で且つSOC≧Aの場合、或いはP
d≧P2の高負荷領域で且つSOC<Aの場合に実行さ
れるが、中負荷領域では一般にモータジェネレータ14
よりもエンジン12の方がエネルギー効率が優れている
ため、モータジェネレータ14を動力源として走行する
場合に比較して燃費や排出ガスを低減できる。
タ14およびエンジン12を併用して走行するモード4
が望ましいが、蓄電装置58の蓄電量SOCが最低蓄電
量Aより小さい場合には、上記モード2によるエンジン
12のみを動力源とする運転が行われることにより、蓄
電装置58の蓄電量SOCが最低蓄電量Aよりも少なく
なって充放電効率等の性能を損なうことが回避される。
部分、即ち、運転モードの切換えと自動変速機18の変
速とが連続的に行われることを防止するための制御作動
について、図7のフローチャートに基づいて説明する。
尚、本実施例において、ステップSA3〜SA6が前記
モード切換えタイミング制御手段に対応しており、前記
ハイブリッド制御用コントローラ50によって実行され
る。また、ステップSA2が前記変速手段に対応してお
り、自動変速制御用コントローラ52によって実行され
る。
ブリッド制御用コントローラ50により、図5の運転モ
ード判断サブルーチンにおいて運転モードを切り換える
旨の判断が行われたか否かが判断される。この判断が否
定された場合は、本ルーチンは終了させられるが、この
判断が肯定された場合には、続くステップSA2の判断
が実行される。
ル操作量θAC及び車速Vをパラメータとして予め設定さ
れた変速マップにおける所定の変速線を、現時点の車両
の走行状態が横切ったか否かが判断される。
合は、ステップSA3において、アップシフト変速が行
われたか否かが、例えば上記変速マップに基づいて判断
される。
合は、続くステップSA4において、アップシフト変速
のイナーシャ相が開始されたか否かが判断される。この
判断は、入力軸回転数センサにより検出される入力軸回
転数NI の変化や、タイマにより計測される変速開始か
らの経過時間などに基づいて判断される。尚、図8に、
アップシフト時の入力軸回転数NI 及び出力トルクの変
化を例示するタイムチャートが表されている。
合は、ステップSA6において、ハイブリッド制御用コ
ントローラ50により、図5の運転モード判断サブルー
チンの判断結果に従って運転モードの切換えが実行され
る。
れた場合は、続くステップSA5において、ダウンシフ
ト時の変速終了前の所定期間TD 内に入ったか否かが判
断される。この判断は、入力軸回転数センサにより検出
される入力軸回転数NI が、所定値NIS(変速終了時の
入力軸回転数NI から実験等によって求められる上記所
定期間TD 内の入力軸回転数NI の変化量ΔNI を引い
た値)と一致したか否かを判断したり、或いはタイマな
どによって変速開始からの経過時間を計測することによ
り行われる。上記所定期間TD は、変速の種類やアクセ
ル操作量θACなどをパラメータとして設定されていても
よい。尚、図9に、ダウンシフト時の入力軸回転数NI
及び出力トルクの変化を例示するタイムチャートが表さ
れている。
れた場合は、ステップSA7において、アクセル操作量
θACの変化率の大きさや、車速Vの変化などから変速の
発生が近いか否かが判断される。この判断が否定された
場合は、ステップSA6が実行される。
された場合は、ステップSA8において、ハイブリッド
制御用コントローラ50により、図5の運転モード判断
サブルーチンの判断結果に従う運転モードの切換えが延
期される。
フト時のイナーシャ相中すなわち一般に変速に伴うトル
ク変動が生じる期間内に運転モードが切り換えられるた
め、モード切換えおよび変速に起因するトルク変動が略
同時に発生させられるようになり、ショックが続いて運
転者に違和感を生じさせることが回避される。
の変速終了前の所定期間TD 内すなわち一般に変速に伴
うトルク変動が生じる期間内に運転モードが切り換えら
れるため、モード切換えおよび変速に起因するトルク変
動が略同時に発生させられるようになり、ショックが続
いて運転者に違和感を生じさせることが回避される。
詳細に説明したが、本発明はその他の態様においても適
用される。
段および前進5段の変速段を有する自動変速機18が用
いられていたが、図10に示されるように、前記副変速
機20を省略して前記主変速機22のみから成る自動変
速機18を採用し、図11に示されるように前進4段お
よび後進1段で変速制御を行うようにすることも可能で
ある。
いて、その他種々の態様で適用され得るものである。
ハイブリッド車両のハイブリッド駆動装置の構成を説明
する骨子図である。
制御系統を説明する図である。
要素の作動を説明する図である。
式トルコンとの接続関係を説明する図である。
説明するフローチャートである。
の作動状態を説明する図である。
フローチャートである。
ードの切換えと、入力軸回転数NI 及び出力トルクとの
関係を例示するタイムチャートである。
ードの切換えと、入力軸回転数NI 及び出力トルクとの
関係を例示するタイムチャートである。
置の構成を説明する骨子図である。
係合要素の作動を説明する図である。
手段) 52:自動変速制御用コントローラ ステップSA2:変速手段 ステップSA3〜SA6:モード切換えタイミング制御
手段
Claims (2)
- 【請求項1】 燃料の燃焼によって作動するエンジン
と、電気エネルギーで作動する電動モータとを車両走行
時の動力源として備えており、該エンジンおよび電動モ
ータの作動状態が異なる複数の運転モードで走行すると
ともに、変速比を変更可能な自動変速機が該エンジンお
よび電動モータと駆動輪との間に配設されている一方、 前記複数の運転モードを予め定められたモード切換え条
件に従って切り換えるモード切換え手段と、 前記自動変速機の変速比を予め定められた変速条件に従
って変更する変速手段とを有するハイブリッド車両の制
御装置において、 前記変速手段によるアップシフトと前記モード切換え手
段による運転モードの切換えとが時間的に近接して行わ
れる場合は、該アップシフトのイナーシャ相中に該運転
モードを切り換えるモード切換えタイミング制御手段を
設けたことを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。 - 【請求項2】 燃料の燃焼によって作動するエンジン
と、電気エネルギーで作動する電動モータとを車両走行
時の動力源として備えており、該エンジンおよび電動モ
ータの作動状態が異なる複数の運転モードで走行すると
ともに、変速比を変更可能な自動変速機が該エンジンお
よび電動モータと駆動輪との間に配設されている一方、 前記複数の運転モードを予め定められたモード切換え条
件に従って切り換えるモード切換え手段と、 前記自動変速機の変速比を予め定められた変速条件に従
って変更する変速手段とを有するハイブリッド車両の制
御装置において、 前記変速手段によるダウンシフトと前記モード切換え手
段による運転モードの切換えとが時間的に近接して行わ
れる場合は、該ダウンシフトの変速終了前の所定期間内
に該運転モードを切り換えるモード切換えタイミング制
御手段を設けたことを特徴とするハイブリッド車両の制
御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11732096A JP3520664B2 (ja) | 1996-05-13 | 1996-05-13 | ハイブリッド車両の制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11732096A JP3520664B2 (ja) | 1996-05-13 | 1996-05-13 | ハイブリッド車両の制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09308009A true JPH09308009A (ja) | 1997-11-28 |
| JP3520664B2 JP3520664B2 (ja) | 2004-04-19 |
Family
ID=14708838
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11732096A Expired - Fee Related JP3520664B2 (ja) | 1996-05-13 | 1996-05-13 | ハイブリッド車両の制御装置 |
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|---|---|
| JP (1) | JP3520664B2 (ja) |
Cited By (13)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1996
- 1996-05-13 JP JP11732096A patent/JP3520664B2/ja not_active Expired - Fee Related
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