JPH09308157A - 電気機器の固定子 - Google Patents

電気機器の固定子

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JPH09308157A
JPH09308157A JP12464096A JP12464096A JPH09308157A JP H09308157 A JPH09308157 A JP H09308157A JP 12464096 A JP12464096 A JP 12464096A JP 12464096 A JP12464096 A JP 12464096A JP H09308157 A JPH09308157 A JP H09308157A
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JP
Japan
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magnetic pole
slot
stator
insulating material
pole piece
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Application number
JP12464096A
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English (en)
Inventor
Osamu Sakurai
修 桜井
Jiyunki Miyoshi
順基 三好
Kenji Hara
健治 原
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TEC CORP
Original Assignee
TEC CORP
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、積層鉄心に巻装された固定子巻線
と磁極との絶縁を確実にした電気機器の固定子を提供す
ることにある。 【解決手段】積層鉄心1からなりヨーク部2に先端両側
に磁極片4が設けられた複数の磁極3を互いに離間させ
て円形状に配列して形成するとともに、互いに隣接する
磁極3と前記ヨーク部2と前記隣接する磁極3の互いに
対向する磁極片4とによって形成されたスロット5内に
前記磁極3に巻装される固定子巻線20を収納した電気
機器の固定子において、前記磁極片4aの互いに対向す
る側面4aを絶縁材で被覆することにより、固定子巻線
20と磁極3の磁極片4との沿面距離Lを大きく形成し
て固定子巻線20と磁極片4との絶縁を確実した電気機
器の固定子。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電動機等の電気
機器の固定子に係り、特に固定子巻線と磁極との絶縁性
を向上させることに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電動機等の電気機器に使用される
固定子の積層鉄心には固定子巻線が施されているもので
あるが、この固定子巻線は図11に示すようにしてなさ
れている。すなわち固定子の積層鉄心100の互いに隣
接する磁極101間に設けられたスロット102内に薄
いシート状のスロット絶縁部材104を配設して磁極1
01を絶縁して固定子巻線103を巻回し、さらに巻回
した固定子巻線103と前記磁極101の先端部に設け
た磁極片101aとの絶縁を確実にするために楔105
を挿入しているものである。そして、前記磁極101に
巻回する固定子巻線103の巻き数が多くなればなるほ
どこの固定子巻線103と前記磁極片101aの端部と
の沿面距離が取れなくなりつまり小さくなることから、
前記楔105は固定子巻線103と磁極片101aの絶
縁を確実にするうえから欠くことができないものであ
る。そして、この楔105の挿入は組立工数の増加を伴
うとともに場合によっては挿入時に固定子巻線103の
絶縁被覆を傷付つけるという事態が発生する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したように従来の
電気機器の固定子の積層鉄心100は固定子巻線103
を施すために固定子巻線103と磁極101の磁極片1
01aとの絶縁を確実にすために楔105をスロット1
02内に挿入する構造となっていることから、その組立
工数が多く結果として生産性が悪くなるという問題があ
る。また、楔105をスロット102内に挿入する際に
場合によっては固定子巻線103の被覆を損傷し絶縁不
良を生じるという問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は上記事情に鑑
みてなされたものであり、請求項1記載の発明は、積層
鉄心からなりヨーク部に先端両側に磁極片が設けられた
複数の磁極を互いに離間させて円形状に配列して形成す
るとともに、互いに隣接する磁極と前記ヨーク部と前記
隣接する磁極の互いに対向する磁極片とによって形成さ
れたスロット内に前記磁極に巻装される固定子巻線を収
納した電気機器の固定子において、前記スロットおよび
前記磁極片の互いに対向する側面を絶縁材で被覆した電
気機器の固定子としたものてある。
【0005】このように構成した請求項1記載の発明
は、磁極に設けた磁極片の互いに対向する側面を絶縁材
で被覆するようにしたことから、巻線と前記磁極片との
沿面距離が大きくできるため巻線と前記磁極片との絶縁
を確実にできるという作用を有するものである。また、
磁極片の互いに対向する側面を絶縁材で被覆したことに
よりスロット内の巻線収納容積を大きくできるという作
用を有するものである。
【0006】ま請求項2記載の発明は、積層鉄心からな
りヨーク部に先端両側に磁極片が設けられた複数の磁極
を互いに離間させて円形状に配列して形成するととも
に、互いに隣接する磁極と前記ヨーク部と前記隣接する
磁極の互いに対向する磁極片とによって形成されたスロ
ット内に前記磁極に巻装される固定子巻線を収納した電
気機器の固定子において、前記磁極の先端両側に設けた
磁極片のスロット側の面を先端部に向かうにつれて肉薄
に形成するとともに前記スロットおよび磁極片の互いに
対向する側面の少なくともスロット側の一部を絶縁材で
被覆した電気機器の固定子としたものである。
【0007】このように構成した請求項2記載の発明
は、磁極の先端両側に設けた磁極片のスロット側の面を
先端部に向かうにつれて肉薄とするとともに絶縁材で被
覆するようにしため、スロット内の巻線収納容積を大き
くできるという作用を有するものである。また、磁極片
の互いに対向する側面の少なくともスロット側の一部を
被覆する構成としたことから、巻線と前記磁極片との沿
面距離が大きくできるため巻線と前記磁極片との絶縁を
確実にできるという作用を有するものである。
【0008】また、請求項3記載の発明は、請求項1ま
たは請求項2記載における磁極片の先端部に形成した絶
縁材の互いに対向する面を固定子の中心を通る法線に対
して平行とした電気機器の固定子としたものである。
【0009】このように構成した請求項3記載の発明
は、請求項1および請求項2記載の発明の作用に加え
て、磁極片の先端部に形成した絶縁材の互いに対向する
面を固定子の中心を通る法線に対して平行としたことか
ら、磁極間の間隙を大きくできるという作用を有するも
のである。このことによって、巻線を自動巻線機により
行う場合は、自動巻線機のノズルの通過を容易とするこ
とができるという利点がある。
【0010】また、請求項4記載の発明は、積層鉄心か
らなりヨーク部に先端両側に磁極片が設けられた複数の
磁極を互いに離間させて円形状に配列して形成するとと
もに、互いに隣接する磁極と前記ヨーク部と前記隣接す
る磁極の互いに対向する磁極片とによって形成されたス
ロット内に前記磁極に巻装される固定子巻線を収納した
電気機器の固定子において、前記磁極の先端両側に設け
た磁極片のスロット側の面を先端部に向かうにつれて肉
薄に形成するとともに前記磁極片の互いに対向する側面
のスロット側と反対側の一部を非被覆面とし、この非被
覆面を除く前記互いに対向する側面およびスロットを絶
縁材で被覆した電気機器の固定子としたものである。
【0011】このように構成した請求項4記載の発明
は、磁極の先端両側に設けた磁極片のスロット側の面を
先端部に向かうにつれて肉薄とするとともに絶縁材で被
覆するようにしたため、スロット内の巻線収納容積を大
きくできるという作用を有するものである。また、磁極
片の互いに対向する側面の少なくともスロット側の一部
を被覆する構成としたことから、巻線と前記磁極片との
沿面距離が大きくできるため巻線と前記磁極片との絶縁
を確実にできるという作用を有するものである。また、
磁極片の互いに対向する側面のスロット側とは反対側の
一部を非被覆面としたことから絶縁材を積層鉄心に一体
成型により形成する場合においては、この非被覆面を成
型型の合わせ面とすることができ、絶縁材の肉厚の遍肉
を防止できるとともに、磁極面側への合成樹脂の漏れを
防止できるという作用を有するものである。
【0012】
【発明の実施の形態】つぎに、この発明の実施の形態を
図1ないし図7に基づいて説明する。
【0013】電気機器の固定子は積層鉄心1およびこの
積層鉄心1に巻装された固定子巻線20等から構成され
ているものであり、図1(A)は積層鉄心1の平面図で
あり、図(B)は積層鉄心1の側面図である。前記積層
鉄心1はケイ素鋼板等を打ち抜いて形成した固定子鉄心
1aを所定数積層して図1(B)に示すように形成され
ている。そして、この積層鉄心1は円形状のヨーク部2
とこのヨーク部2に互いに離間するとともに円形状に配
列された複数の磁極3(図1では6個)が形成されてお
り、また、前記磁極3の先端部にはその両端を側方に延
出して形成された磁極片4が形成され、これら磁極片4
の両端の互いに隣接する対向面4aは所定距離離間させ
て間隙Gが形成されている。そして、前記ヨーク部2、
磁極3および磁極片4によって囲まれてスロット5が形
成されている。
【0014】そして、前記のように構成された積層鉄心
1に巻線を施す場合は、前記スロット5を絶縁材として
のスロット絶縁部材10で覆ってつまり被覆した後にな
されるものである。そして、図2(A)ないし(C)は
積層鉄心1に前記スロット絶縁部材10を被覆した状態
を示したものであり、図2(A)はその上面図であり、
図2(B)は側面図であり、図2(C)は下面図であ
る。
【0015】この実施の形態におけるスロット絶縁材1
0は積層鉄心1に耐熱性のある合成樹脂によって一体成
型により被覆した場合であり、また、スロット絶縁材1
0の両端つまり積層鉄心1の両端面側に設けた巻線収納
部10a、10bを一体に形成したものである。なお、
スロット絶縁材10はこの実施の形態のように積層鉄心
1に一体成型により被覆するのではなく、あらかじめ積
層鉄心10の前記スロット5を被覆する形状に合わせて
成型しておき、この成型したスロット絶縁材を前記スロ
ット5を覆うようにつまり被覆するように嵌合させる構
成としてもよいものであり、この場合はスロット絶縁材
は積層鉄心1の両端面側からそれぞれ嵌合できるように
2分割して構成する。
【0016】そして、図2において積層鉄心1の上部に
位置する部分つまり一方の巻線収納部10aの構造は図
2(A)、(B)ないし図4に示すように構成されい
る。すなわち、外周部には環状壁11が形成され、ま
た、この環状壁11の内側の前記磁極片4の部位にこの
環状壁11と所定距離離間して形成された複数突起(図
では6個)12が形成されている。また、この突起12
と前記環状壁11とは図4に示すように前記磁極3の上
面を絶縁するように設けられた絶縁壁13で連結されて
いる。そして、前記突起12、前記環状壁11および連
結壁13とで形成された溝は巻線収納溝14となってい
る。なお、前記突起12は互いに対向する対向壁12
a、12bが形成され、この対向壁12aと12bとの
間には固定子巻線20の端部20aを通す溝12cとな
っている。
【0017】また、図2において積層鉄心1の下部に位
置する部分つまり他方の巻線収納部10bの構造は、図
2、(B)、(C)および図5、図6に示すように、外
周部に環状壁15が形成され、また、この環状壁15の
内側の前記磁極片4の部位にこの環状壁15と所定距離
離間して形成された複数突起(図では6個)16が形成
されている。また、この突起16と前記環状壁15とは
図5、図6に示すように前記磁極3の上面を絶縁するよ
うに設けられた絶縁壁17で連結されている。そして、
前記突起16、前記環状壁15および連結壁17とで形
成された溝は巻線収納溝18となっている。
【0018】そして、前記磁極片4の互いに隣接する対
向側面4aには図7に示すように、スロット5側と反対
側の一部を除いてその側面を覆ってつまり被覆してスロ
ット絶縁材10が設けられている。このことにより前記
磁極片4の側面4aと前記スロット5内に巻回された巻
線20との間の距離つまり沿面距離Lを大きくすること
ができることから、磁極片4つまり前記側面4aの非被
覆面部4aと巻線20との絶縁が確実にできるものであ
る。したがって従来のように楔を必要としないものであ
る。また、前記スロット絶縁材10を前記磁極片4の側
面4aを覆うように設けたことから、この側面4aに形
成されるスロット絶縁材10の被覆の厚み分だけ前記ス
ロット5内の磁極3の両側に形成される巻線収納部21
は大きく形成できることから、スロット内への固定子巻
線20の巻き数を多くできるものである。また、前記磁
極片4の側面4aのスロット5側と反対側の一部にスロ
ット絶縁材10によって被覆されない非被覆面4bが設
けられ、この非被覆面4bは積層鉄心1にスロット絶縁
材10を一体成型する際の成型金型の合わせ面となって
おり、このことによって成型時に型が位置決めされてず
れることがなく成型によって被覆されるスロット絶縁材
10の肉厚を確実に均一にできるととも磁極片4の内面
つまり図示しない回転子との対向面にスロット絶縁材1
0である合成樹脂が漏れて流れ込むことを確実に防止で
きるものである。
【0019】また、前記磁極片4の側面4aに設けたス
ロット絶縁材10の側面18aは積層鉄心1の中心Oか
ら隣接する磁極片4、4の側面4a、4a間の中点を通
る法線にHに対して平行に形成されている。このことに
より、互いに対向する前記側面18a、18a間に形成
される間隙G1は大きく形成できるとことから、自動巻
線機により積層鉄心1に固定子巻線20を巻く場合に
は、自動巻線機のノズルの通過を良好になすことができ
るものである。また、スロット絶縁材10の側面18a
は積層鉄心1の中心Oから隣接する磁極片4、4の側面
4a、4a間の中点を通る法線Hに対して平行に形成す
ることにより、前記巻線収納部21も大きく形成できる
ものである。つまり、磁極片4の側面4aに設けたスロ
ット絶縁材10の側面18aを積層鉄心1の中心Oから
隣接する磁極片4、4の側面4a、4a間の中点を通る
法線Hに対して平行に形成した場合は、巻線収納部21
を大きく形成できるとともに、前記間隙G1を大きくで
きることから自動巻線機を使用する場合のノズルの通過
を良好にできるという利点を同時に達成できるものであ
る。
【0020】なお、磁極片4の側面4aに設けるスロッ
ト絶縁材10を図7に二点鎖線で示すようにその先端部
を互いに接近せさるように形成した場合は、さらに巻線
収納部21を大きく形成できるとともに沿面距離を大き
く形成できるという利点がある。
【0021】上記のように積層鉄心1の磁極3の磁極片
4の互いに隣接する対向側面4aを覆ってスロット絶縁
材10によって被覆することにより、前記磁極片4の側
面4aと前記スロット5内に巻回された巻線20との間
の距離つまり沿面距離Lを大きくすることができること
から、磁極片4つまり前記側面4aと巻線20との絶縁
が確実にでき、したがって、従来用いられている楔を不
要とすることができるものである。また、前記スロット
絶縁材10を前記磁極片4の側面4aを覆うように設け
たことから、この側面4aに形成されるスロット絶縁部
材10の被覆の厚み分だけ前記スロット5内に形成され
る巻線収納部21を大きく形成できることから、スロッ
ト5内への固定子巻線20の巻き数を多くできるもので
ある。また、前記磁極片4の側面4aのスロット5側と
反対側の一部に非被覆部分4bを設けたことにより積層
鉄心1にスロット絶縁材10を一体成型する際の成型金
型の型合わせ面とすることができ、スロット絶縁材10
の肉厚を確実に均一にできるととも磁極片4の内面つま
り図示しない回転子との対向面にスロット絶縁材10で
ある合成樹脂が漏れて流れ込むことを確実に防止できる
ものである。
【0022】なお、上記実施の形態においては、磁極片
4の側面4aの一部をスロット絶縁10で覆わない非被
覆面4bを設ける構成としたが、これは図8に示すよう
に磁極片4の側面4aの全面を覆うようにしてもよいも
のである。このようにした場合には磁極片4と固定子巻
線20との沿面距離Lをさらに大きくでき絶縁をより確
実にできるという利点がある。また、このように磁極片
4の側面4aの全面を覆うようにする場合は、成型金型
の合わせ面は任意に定めればよく、また、上述したよう
にスロット絶縁材10は積層鉄心1に一体成型により被
覆するのではなく、あらかじめ成型したスロット絶縁材
を用いるようにすれば、成型金型の合わせ面についての
考慮をする必要はないものである。
【0023】また、磁極片4の側面4aの全面を覆うよ
うにする場合においても、スロット絶縁材10の側面1
8bは積層鉄心1の中心Oから隣接する磁極片4、4の
側面4a、4a間の中点を通る法線Hに対して平行に形
成することにより、巻線収納部21を大きく形成できる
とともに、自動巻線機を使用する場合のノズルの通過を
良好にできるという利点を同時に達成できるものであ
る。また、磁極片4の側面4aに設けるスロット絶縁材
10を図8に二点鎖線で示すようにその先端部を互いに
接近せさるように形成した場合は、さらに巻線収納部2
1を大きく形成できるとともに沿面距離をさらに大きく
形成できるという利点がある。
【0024】また、上記実施の形態においては、磁極3
の磁極片4の周方向に沿う幅を一定としたが、これは図
9に示すように磁極片4の両側端部を、スロット側から
先端部に向かって傾斜するように削りつまり削除して先
端部に向けて先細状に形成し、前記削除した部分にスロ
ット絶縁材を充填つまり被覆するようにしてもよい。こ
のようにした場合は図7、図8に示した場合のように磁
極4の側面4aにスロット絶縁材10を形成しなくと
も、前記削除した部分に充填されたスロット絶縁材10
の厚みが大きくなることから磁極片4の両端4dからの
沿面距離Lを大きくとれるため、磁極片4の内面つまり
回転子との対向面の面積を大きくできるという利点があ
る。この場合もスロット絶縁材10の側面18cは積層
鉄心1の中心Oから隣接する磁極片4、4の側面4a、
4a間の中点を通る法線Hに対して平行に形成すること
により、巻線収納部21も大きく形成できるとともに、
前記側面18c、18c間の間隙G1を大きくできるた
め、自動巻線機を使用する場合のノズルの通過を良好に
できるという利点を同時に達成できるものである。ま
た、磁極片4の側面に設けるスロット絶縁材10を図9
に二点鎖線で示すようにその先端部を互いに接近せさる
ように形成した場合は、さらに巻線収納部21を大きく
形成できるとともに沿面距離Lを大きく形成できるとい
う利点がある。
【0025】また、この場合は磁極片4の側面4dをス
ロット絶縁部材で覆わない非被覆面として、この側面4
dを成型金型の合わせ面としているものである。
【0026】また、図9の場合はスロット側から先端部
に向かって傾斜するように削り先端部に向けて先細状に
形成しているが、この傾斜角度を図10に示すように緩
やかつまり磁極片4の基部側から傾斜させるとともにそ
の先端部をより先細状に形成してもよい。このように構
成した場合は、図10に二点鎖線で示すようにスロット
絶縁10を被覆して磁極片4の側面4aに設けられるス
ロット絶縁材10によって形成される沿面距離L1を図
9と同一とした場合、図9に示す場合に比べてさらに巻
線収納部21を大きく形成できるという利点がある。こ
の場合もスロット絶縁材10の側面18cは積層鉄心1
の中心Oから隣接する磁極片4、4の側面4a、4a間
の中点を通る法線Hに対して平行に形成することによ
り、巻線収納部21も大きく形成できるとともに、前記
間隙G1を大きく形成できるため自動巻線機を使用する
場合のノズルの通過を良好にできるという利点を同時に
達成できるものである。また、磁極片4の側面4aに設
けるスロット絶縁材10を図10に二点鎖線で示すよう
にその先端部を互いに接近せさるように形成した場合
は、さらに巻線収納部21を大きく形成できるとともに
沿面距離を大きく形成できるという利点がある。
【0027】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、磁極に設けた磁
極片の互いに対向する側面を絶縁材で被覆するようにし
たことから、巻線と前記磁極片との沿面距離を大きくす
ることができるため固定子巻線と前記磁極片との絶縁を
確実にできるという効果を有するものである。また、磁
極片の互いに対向する側面を絶縁材で被覆したことによ
りスロット内の巻線収納部を大きくできるという効果を
有するものである。
【0028】また、請求項2記載の発明は、磁極の先端
両側に設けた磁極片のスロット側の面を先端部に向かう
につれて肉薄とするとともに絶縁材によって被覆するよ
うにしため、スロット内の巻線収納部を大きくできると
いう効果を有するものである。また、磁極片の互いに対
向する側面の少なくともスロット側の一部を被覆する構
成としたことから、巻線と前記磁極片との沿面距離が大
きくできるため巻線と前記磁極片との絶縁を確実にでき
るという効果を有するものである。
【0029】また、請求項3記載の発明は、請求項1ま
たは請求項2記載における磁極片の先端部に形成した絶
縁材の互いに対向する面を積層鉄心の中心を通る法線に
対して平行としたことから、請求項1および請求項2記
載の発明の効果に加えて、磁極間の間隙を大きくできる
という効果を有するものである。このことによって、固
定子巻線を自動巻線機により巻く場合は、自動巻線機の
ノズルの通過を容易とすることができるという効果を有
するものである。
【0030】また、請求項4記載の発明は、磁極の先端
両側に設けた磁極片のスロット側の面を先端部に向かう
につれて肉薄とするとともに絶縁材によって被覆するよ
うにしたため、スロット内の巻線収納部を大きくできる
という効果を有するものである。また、磁極片の互いに
対向する側面の少なくともスロット側の一部を被覆する
構成としたことから、巻線と前記磁極片との沿面距離が
大きくできるため巻線と前記磁極片との絶縁を確実にで
きるという効果を有するものである。また、磁極片の互
いに対向する側面のスロット側とは反対側の一部を非被
覆面としたことから絶縁材を積層鉄心に一体成型により
形成する場合における、成型金型の合わせ面とすること
ができ、絶縁材の肉厚の遍肉を防止できるとともに、磁
極面側への合成樹脂の漏れを防止できるという効果を有
するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す電気機器の固定子の
積層鉄心の図で、(A)はその平面図、(B)は側面図
である。
【図2】上記実施の形態の積層鉄心の図で、(A)は上
面図、(B)は側面図、(C)は下面図である。
【図3】上記実施の形態の絶縁材の部分断面図。
【図4】上記実施の形態の絶縁材の部分断面図(図2
(A)のX−X線での断面図)。
【図5】上記実施の形態の絶縁材の部分断面図。
【図6】上記実施の形態の絶縁材の部分断面図(図2
(C)のY−Y線での断面図)。
【図7】上記実施の形態の磁極片の構成を示す部分図。
【図8】上記実施の形態の磁極片の他の実施の形態を示
す図。
【図9】上記実施の形態の磁極片の他の実施の形態を示
す図。
【図10】上記実施の形態の磁極片の他の実施の形態を
示す図。
【図11】従来の固定子を示す部分図。
【符号の説明】
1 固定子の積層鉄心 2 ヨーク部 3 磁極 4 磁極片 4a 磁極片の側面 5 スロット 10 スロット絶縁材(絶縁材) 20 固定子巻線 L 沿面距離

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】積層鉄心からなりヨーク部に先端両側に磁
    極片が設けられた複数の磁極を互いに離間させて円形状
    に配列して形成するとともに、互いに隣接する磁極と前
    記ヨーク部と前記隣接する磁極の互いに対向する磁極片
    とによって形成されたスロット内に前記磁極に巻装され
    る固定子巻線を収納した電気機器の固定子において、前
    記スロットおよび前記磁極片の互いに対向する側面を絶
    縁材で被覆したことを特徴とする電気機器の固定子。
  2. 【請求項2】積層鉄心からなりヨーク部に先端両側に磁
    極片が設けられた複数の磁極を互いに離間させて円形状
    に配列して形成するとともに、互いに隣接する磁極と前
    記ヨーク部と前記隣接する磁極の互いに対向する磁極片
    とによって形成されたスロット内に前記磁極に巻装され
    る固定子巻線を収納した電気機器の固定子において、前
    記磁極の先端両側に設けた磁極片のスロット側の面を先
    端部に向かうにつれて肉薄に形成するとともに前記スロ
    ットおよび磁極片の互いに対向する側面の少なくともス
    ロット側の一部を絶縁材で被覆したことを特徴とする電
    気機器の固定子。
  3. 【請求項3】前記磁極片の先端部に形成した絶縁材の互
    いに対向する面を固定子の中心を通る法線に対して平行
    としたことを特徴とする請求項1または請求項2記載の
    電気機器の固定子。
  4. 【請求項4】積層鉄心からなりヨーク部に先端両側に磁
    極片が設けられた複数の磁極を互いに離間させて円形状
    に配列して形成するとともに、互いに隣接する磁極と前
    記ヨーク部と前記隣接する磁極の互いに対向する磁極片
    とによって形成されたスロット内に前記磁極に巻装され
    る固定子巻線を収納した電気機器の固定子において、前
    記磁極の先端両側に設けた磁極片のスロット側の面を先
    端部に向かうにつれて肉薄に形成するとともに前記磁極
    片の互いに対向する側面のスロット側と反対側の一部を
    非被覆面とし、この非被覆面を除く前記互いに対向する
    側面およびスロットを絶縁材で被覆したことを特徴とす
    る電気機器の固定子。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009022141A (ja) * 2007-07-13 2009-01-29 Nidec Sankyo Corp アクチュエータ

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