JPH09308274A - 振動モーター - Google Patents
振動モーターInfo
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- JPH09308274A JPH09308274A JP8120225A JP12022596A JPH09308274A JP H09308274 A JPH09308274 A JP H09308274A JP 8120225 A JP8120225 A JP 8120225A JP 12022596 A JP12022596 A JP 12022596A JP H09308274 A JPH09308274 A JP H09308274A
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- JP
- Japan
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- vibration
- elastic body
- vibration motor
- phase difference
- motor
- Prior art date
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- General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)
- Apparatuses For Generation Of Mechanical Vibrations (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は定在波型振動モーターに関し、該モ
ーターでは共振点付近で回転方向が変化する問題があ
る。 【解決手段】 本発明は、上記モーターに対してインダ
クタンスを介して駆動信号を印加し、このインダクタン
ス値を屈曲振動と縦振動のそれぞれの駆動電圧に対する
電流の位相との間の位相差がπを越えない様な値に設定
し、駆動効率を向上させたものである。
ーターでは共振点付近で回転方向が変化する問題があ
る。 【解決手段】 本発明は、上記モーターに対してインダ
クタンスを介して駆動信号を印加し、このインダクタン
ス値を屈曲振動と縦振動のそれぞれの駆動電圧に対する
電流の位相との間の位相差がπを越えない様な値に設定
し、駆動効率を向上させたものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は定在波により駆動力
を得る定在波型振動モータ、特にその駆動回路に関する
ものである。
を得る定在波型振動モータ、特にその駆動回路に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】最近、注目を集めている進行波型振動モ
ータは、周知のように低速駆動が容易で高トルクが得ら
れるという特徴を有しており、既に光学機器等の分野に
おいて商品化されている。
ータは、周知のように低速駆動が容易で高トルクが得ら
れるという特徴を有しており、既に光学機器等の分野に
おいて商品化されている。
【0003】この振動モータは、一般的に数十〜数百ボ
ルトの電圧を圧電振動体に印加する必要があるので、印
加電圧をコイル等のインダクタンス素子を用いて昇圧
し、これを駆動電圧としている。
ルトの電圧を圧電振動体に印加する必要があるので、印
加電圧をコイル等のインダクタンス素子を用いて昇圧
し、これを駆動電圧としている。
【0004】この手法は、専ら進行波型振動モータにお
いてのみ用いられているものであり、仮に定在波型振動
モータに用いても印加電圧の昇圧という目的になるだろ
う。しかしながら、本出願人の検討の結果、コイル等の
インダクタンス素子の選定の方法によっては、新たな効
果を得られることがわかった。
いてのみ用いられているものであり、仮に定在波型振動
モータに用いても印加電圧の昇圧という目的になるだろ
う。しかしながら、本出願人の検討の結果、コイル等の
インダクタンス素子の選定の方法によっては、新たな効
果を得られることがわかった。
【0005】そこで、以下にその効果について定在波型
振動モータの従来例を踏まえながら説明する。
振動モータの従来例を踏まえながら説明する。
【0006】従来、定在波振動を利用した振動モータと
して、弾性体に発生した定在波を用いる定在波型振動モ
ータが知られている。これは、弾性体に一体的に設けた
振動素子に特定周波数の電圧を印加することで、弾性体
に屈曲振動と縦振動を励起させ、弾性体、あるいは振動
素子に設けた運動抽出体を介して駆動力を得るものであ
る。
して、弾性体に発生した定在波を用いる定在波型振動モ
ータが知られている。これは、弾性体に一体的に設けた
振動素子に特定周波数の電圧を印加することで、弾性体
に屈曲振動と縦振動を励起させ、弾性体、あるいは振動
素子に設けた運動抽出体を介して駆動力を得るものであ
る。
【0007】図7を用いて定在波型振動モータの駆動原
理について簡単に説明する。図7において、71は弾性
部材からなる弾性体、72a、72bは弾性体71に縦
振動と屈曲振動を励起させるための電気−機械エネルギ
ー変換素子としての圧電振動体で矢印は分極方向を示し
ている。73a、73bは弾性体71に一体的に設けら
れた運動抽出体、74a、74b、74c、74dは圧
電振動体72a、72bに特定周波数の電圧を印加する
ための電極、75は移動体である。また、76は移動体
75を運動抽出体73a、73bに所定の押圧力で押圧
するための押圧バネ、77は押圧バネ76の押圧力によ
って発生する押圧バネ76と移動体75との摩擦力を低
減するためのベアリングである。
理について簡単に説明する。図7において、71は弾性
部材からなる弾性体、72a、72bは弾性体71に縦
振動と屈曲振動を励起させるための電気−機械エネルギ
ー変換素子としての圧電振動体で矢印は分極方向を示し
ている。73a、73bは弾性体71に一体的に設けら
れた運動抽出体、74a、74b、74c、74dは圧
電振動体72a、72bに特定周波数の電圧を印加する
ための電極、75は移動体である。また、76は移動体
75を運動抽出体73a、73bに所定の押圧力で押圧
するための押圧バネ、77は押圧バネ76の押圧力によ
って発生する押圧バネ76と移動体75との摩擦力を低
減するためのベアリングである。
【0008】前述のような構成において、電極74aと
74dに対して74bと74cに互いに90°位相の異
なる特定周波数の電圧(図中では、sin、cosと記
載)を印加すると、圧電振動体72a、72bはその駆
動周波数で伸縮を繰り返す。この圧電振動体72a、7
2bの伸縮によって、弾性体71に縦振動と屈曲振動が
励起され、さらにはこれらの合成振動により運動抽出体
73a、73bはそれぞれ同方向に回転する楕円運動を
行う。そこで、この運動抽出体73a、73bに移動体
75を押圧バネ76で押圧接触させれば、移動体75は
例えば矢印方向に移動する。
74dに対して74bと74cに互いに90°位相の異
なる特定周波数の電圧(図中では、sin、cosと記
載)を印加すると、圧電振動体72a、72bはその駆
動周波数で伸縮を繰り返す。この圧電振動体72a、7
2bの伸縮によって、弾性体71に縦振動と屈曲振動が
励起され、さらにはこれらの合成振動により運動抽出体
73a、73bはそれぞれ同方向に回転する楕円運動を
行う。そこで、この運動抽出体73a、73bに移動体
75を押圧バネ76で押圧接触させれば、移動体75は
例えば矢印方向に移動する。
【0009】尚、図では屈曲振動は4次モード、縦振動
は1次モードとしたが、駆動力を得られればこれに限る
ものではない。
は1次モードとしたが、駆動力を得られればこれに限る
ものではない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、定在
波型振動モータは二つの振動モード(従来例では屈曲振
動と縦振動としたが、これに限るものではない)をある
駆動周波数で同時に共振させるため、二つの振動モード
の共振周波数がほぼ一致するような形状とする必要があ
る。
波型振動モータは二つの振動モード(従来例では屈曲振
動と縦振動としたが、これに限るものではない)をある
駆動周波数で同時に共振させるため、二つの振動モード
の共振周波数がほぼ一致するような形状とする必要があ
る。
【0011】しかしながら、形状そのものは機械加工で
高精度にできても、材料の有する異方性や、弾性体と圧
電振動素子とを一体化する際の接着剤の厚みのバラツ
キ、接着剤の硬化条件による硬化後の硬さのバラツキ等
により、図9に示すように二つの振動モードの共振周波
数をほぼ一致させることは非常に困難である。なお、図
9は、図7に示した定在波型振動モータを図8に示すよ
うな等価回路に置き換え、そのアドミッタンス特性の絶
対値|Y|を表したものである。図9において、91は
屈曲振動のアドミッタンスの絶対値|Y1 |、92は縦
振動のアドミッタンスの絶対値|Y2 |を表す。屈曲振
動のアドミッタンスの絶対値|Y1 |は周波数f1 で極
大値をとり、縦振動のアドミッタンスの絶対値|Y2 |
は周波数f2 で極大値を取る。
高精度にできても、材料の有する異方性や、弾性体と圧
電振動素子とを一体化する際の接着剤の厚みのバラツ
キ、接着剤の硬化条件による硬化後の硬さのバラツキ等
により、図9に示すように二つの振動モードの共振周波
数をほぼ一致させることは非常に困難である。なお、図
9は、図7に示した定在波型振動モータを図8に示すよ
うな等価回路に置き換え、そのアドミッタンス特性の絶
対値|Y|を表したものである。図9において、91は
屈曲振動のアドミッタンスの絶対値|Y1 |、92は縦
振動のアドミッタンスの絶対値|Y2 |を表す。屈曲振
動のアドミッタンスの絶対値|Y1 |は周波数f1 で極
大値をとり、縦振動のアドミッタンスの絶対値|Y2 |
は周波数f2 で極大値を取る。
【0012】図10は、図8に示した等価回路の電圧に
対する電流の位相特性を示したものである。図10にお
いて、93は屈曲振動の位相特性θ1 (f)、94は縦
振動の位相特性θ2 (f)を表す。そして、このような
共振特性を有する定在波型振動モータは、図11に示す
ように二つの振動モードそれぞれの電圧に対する電流の
位相θ1 (f)93及びθ2 (f)94から導かれる縦
振動と屈曲振動の電流の位相差dθ(f)95(θ1
(f)−θ2 (f))が二つの共振周波数の間で180
degを越える。尚、図11は図10の等価回路での位
相特性に対して実際上のモータで屈曲振動と縦振動が9
0degの位相差を有する点を考慮して図10の特性か
ら90deg位相シフトした実際上の特性を示すもので
ある。その結果、二つの共振周波数の間と、その前後の
周波数とでは、振動子に発生する楕円運動の回転方向が
異なり、図12に示すように推力(速度)の得られる駆
動可能な周波数範囲が狭くなってしまい、また効率も悪
くなるという問題があった。
対する電流の位相特性を示したものである。図10にお
いて、93は屈曲振動の位相特性θ1 (f)、94は縦
振動の位相特性θ2 (f)を表す。そして、このような
共振特性を有する定在波型振動モータは、図11に示す
ように二つの振動モードそれぞれの電圧に対する電流の
位相θ1 (f)93及びθ2 (f)94から導かれる縦
振動と屈曲振動の電流の位相差dθ(f)95(θ1
(f)−θ2 (f))が二つの共振周波数の間で180
degを越える。尚、図11は図10の等価回路での位
相特性に対して実際上のモータで屈曲振動と縦振動が9
0degの位相差を有する点を考慮して図10の特性か
ら90deg位相シフトした実際上の特性を示すもので
ある。その結果、二つの共振周波数の間と、その前後の
周波数とでは、振動子に発生する楕円運動の回転方向が
異なり、図12に示すように推力(速度)の得られる駆
動可能な周波数範囲が狭くなってしまい、また効率も悪
くなるという問題があった。
【0013】そこで、発明の目的は、駆動周波数範囲の
広い、しかも高効率な定在波型振動モータを提供するこ
とにある。
広い、しかも高効率な定在波型振動モータを提供するこ
とにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本出願に係る発明の目的
を実現する構成は、弾性体に振動体を一体的に設け、前
記振動体に特定周波数の電圧を印加することで、弾性体
に第一の振動とこれを直行する第二の振動を励起させ、
これらの合成振動を弾性体、または振動体に設けた運動
抽出体を介して駆動力として得る定在波型振動モータに
おいて、振動体に特定周波数の電圧を印加する駆動用電
極にインダクタンス素子を直列に接続し、その際の超音
波モータの等価回路における二つの振動モードそれぞれ
の電圧に対する電流の位相θ1 (f)及びθ2 (f)か
ら導かれる位相差dθ(f)が所定範囲に入るようにイ
ンダクタンス素子をセットしたもので、従来の定在波型
振動モータに比べ駆動周波数範囲が広がり、高効率な定
在波型振動モータが実現できる。
を実現する構成は、弾性体に振動体を一体的に設け、前
記振動体に特定周波数の電圧を印加することで、弾性体
に第一の振動とこれを直行する第二の振動を励起させ、
これらの合成振動を弾性体、または振動体に設けた運動
抽出体を介して駆動力として得る定在波型振動モータに
おいて、振動体に特定周波数の電圧を印加する駆動用電
極にインダクタンス素子を直列に接続し、その際の超音
波モータの等価回路における二つの振動モードそれぞれ
の電圧に対する電流の位相θ1 (f)及びθ2 (f)か
ら導かれる位相差dθ(f)が所定範囲に入るようにイ
ンダクタンス素子をセットしたもので、従来の定在波型
振動モータに比べ駆動周波数範囲が広がり、高効率な定
在波型振動モータが実現できる。
【0015】又、請求項1の本発明は、弾性体に電気−
機械エネルギー変換素子部を配し、該変換素子部に対し
て周波信号を印加させ、弾性体に第一の振動と該第一の
振動に直行する第二の振動を励起させ、これらの合成振
動にて駆動力を得る、振動モーターにおいて、前記弾性
体に対して前記周波信号を印加する電極に対して直列に
インダクタンス素子を接続するとともに、該インダクタ
ンス素子の値として、前記振動モーターの等価回路にお
ける前記第一の振動と第二の振動のそれぞれの駆動電圧
に対する電流の位相θ1 (f)及びθ2 (f)との位相
差dθ(f)=θ1 (f)−θ2 (f)が−π/2<d
θ(f)<π/2又はdθ(f)<π/2を満たす値に
設定した振動モーターを提供して上記の目的を達成する
ものである。
機械エネルギー変換素子部を配し、該変換素子部に対し
て周波信号を印加させ、弾性体に第一の振動と該第一の
振動に直行する第二の振動を励起させ、これらの合成振
動にて駆動力を得る、振動モーターにおいて、前記弾性
体に対して前記周波信号を印加する電極に対して直列に
インダクタンス素子を接続するとともに、該インダクタ
ンス素子の値として、前記振動モーターの等価回路にお
ける前記第一の振動と第二の振動のそれぞれの駆動電圧
に対する電流の位相θ1 (f)及びθ2 (f)との位相
差dθ(f)=θ1 (f)−θ2 (f)が−π/2<d
θ(f)<π/2又はdθ(f)<π/2を満たす値に
設定した振動モーターを提供して上記の目的を達成する
ものである。
【0016】請求項2の本発明は、弾性体に電気−機械
エネルギー変換素子部を配し、該変換素子部に対して周
波信号を印加させ、弾性体に第一の振動と該第一の振動
に直行する第二の振動を励起させ、これらの合成振動に
て駆動力を得る、振動モーターにおいて、前記弾性体に
対して前記周波信号を印加する電極に対して直列にイン
ダクタンス素子を接続するとともに、該インダクタンス
素子の値として、前記振動モーターの前記第一の振動と
第二の振動の位相差を考慮した際の、前記第一の振動と
第二の振動のそれぞれの駆動電圧に対する電流の位相θ
1 (f)及びθ2 (f)との位相差dθ(f)=θ1
(f)−θ2 (f)が−a−π/2<dθ(f)<π/
2+a又はdθ(f)<π/2+a(aは第一の振動と
第二の振動の位相差)を満たす値に設定した振動モータ
ー提供して請求項1と同様に上記の目的を達成するもの
である。
エネルギー変換素子部を配し、該変換素子部に対して周
波信号を印加させ、弾性体に第一の振動と該第一の振動
に直行する第二の振動を励起させ、これらの合成振動に
て駆動力を得る、振動モーターにおいて、前記弾性体に
対して前記周波信号を印加する電極に対して直列にイン
ダクタンス素子を接続するとともに、該インダクタンス
素子の値として、前記振動モーターの前記第一の振動と
第二の振動の位相差を考慮した際の、前記第一の振動と
第二の振動のそれぞれの駆動電圧に対する電流の位相θ
1 (f)及びθ2 (f)との位相差dθ(f)=θ1
(f)−θ2 (f)が−a−π/2<dθ(f)<π/
2+a又はdθ(f)<π/2+a(aは第一の振動と
第二の振動の位相差)を満たす値に設定した振動モータ
ー提供して請求項1と同様に上記の目的を達成するもの
である。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に本発明に係る振動モーター
を説明する。図1は、本発明に係るモーターの回路図で
ある。図1において、1は弾性部材からなる弾性体、2
a、2bは弾性体1に縦振動と屈曲振動を励起させるた
めの電気−機械エネルギー変換素子としての圧電もしく
は電歪振動体で分極は図7に示した分極処理がなされて
いる。4a、4b、4c、4dは圧電もしくは電歪振動
体2a、2bに特定周波数の電圧を印加するための電極
である。尚、弾性体1と圧電もしくは電歪振動体2a、
2bとは、接着剤等により結合状態にあり、振動子3を
形成する。また、5は特定周波数の電圧を発生するため
の発振器、6は90deg移相器、7および8は増幅器
である。また、図1に示したように本モータは2相駆動
であり、各相に加えられる交番電圧の位相が90deg
移相器で±90degずれる以外は第1相4a、4dと
第2相間4b、4cとで差はない。
を説明する。図1は、本発明に係るモーターの回路図で
ある。図1において、1は弾性部材からなる弾性体、2
a、2bは弾性体1に縦振動と屈曲振動を励起させるた
めの電気−機械エネルギー変換素子としての圧電もしく
は電歪振動体で分極は図7に示した分極処理がなされて
いる。4a、4b、4c、4dは圧電もしくは電歪振動
体2a、2bに特定周波数の電圧を印加するための電極
である。尚、弾性体1と圧電もしくは電歪振動体2a、
2bとは、接着剤等により結合状態にあり、振動子3を
形成する。また、5は特定周波数の電圧を発生するため
の発振器、6は90deg移相器、7および8は増幅器
である。また、図1に示したように本モータは2相駆動
であり、各相に加えられる交番電圧の位相が90deg
移相器で±90degずれる以外は第1相4a、4dと
第2相間4b、4cとで差はない。
【0018】図2は、図1の振動モータを等価回路で表
したものである。超振動モータの等価回路は、機械的共
振部分のRLC直列回路(抵抗値R1 の等価抵抗11、
自己インダクタンスL1 の等価コイル12、静電容量C
1 の等価コンデンサ13)と、並列に接続された振動子
1の固有静電容量Cd のコンデンサ14より構成されて
いる。さらに、15は振動モータの等価回路に直列に接
続されたコイル等のインダクタンス素子Le である。
尚、等価回路における振動モータの機械的共振部分のR
LC直列回路部分R1 、L1 、C1 は屈曲振動と縦振動
とでは異なる値をとる。
したものである。超振動モータの等価回路は、機械的共
振部分のRLC直列回路(抵抗値R1 の等価抵抗11、
自己インダクタンスL1 の等価コイル12、静電容量C
1 の等価コンデンサ13)と、並列に接続された振動子
1の固有静電容量Cd のコンデンサ14より構成されて
いる。さらに、15は振動モータの等価回路に直列に接
続されたコイル等のインダクタンス素子Le である。
尚、等価回路における振動モータの機械的共振部分のR
LC直列回路部分R1 、L1 、C1 は屈曲振動と縦振動
とでは異なる値をとる。
【0019】図3は、図2に示した振動モータの等価回
路からそのアドミッタンス特性の絶対値|Y|を表した
ものである。図3において、16は屈曲振動のアドミッ
タンスの絶対値|Y1 |、17は縦振動のアドミッタン
スの絶対値|Y2 |を表す。屈曲振動のアドミッタンス
の絶対値|Y1 |は周波数f′1 で極大値をとり、縦振
動のアドミッタンスの絶対値|Y2 |は周波数f′2 で
極大値をとる。これらは何れも、振動モータに直列に接
続されたインダクタンスLe の影響で図に示したはじめ
の機械的共振周波数より低い周波数となる。
路からそのアドミッタンス特性の絶対値|Y|を表した
ものである。図3において、16は屈曲振動のアドミッ
タンスの絶対値|Y1 |、17は縦振動のアドミッタン
スの絶対値|Y2 |を表す。屈曲振動のアドミッタンス
の絶対値|Y1 |は周波数f′1 で極大値をとり、縦振
動のアドミッタンスの絶対値|Y2 |は周波数f′2 で
極大値をとる。これらは何れも、振動モータに直列に接
続されたインダクタンスLe の影響で図に示したはじめ
の機械的共振周波数より低い周波数となる。
【0020】図4は、図2に示した等価回路の電圧に対
する電流の位相特性を示したものである。図において、
18は屈曲振動の位相特性θ1 (f)、19は縦振動の
位相特性θ2 (f)を表す。
する電流の位相特性を示したものである。図において、
18は屈曲振動の位相特性θ1 (f)、19は縦振動の
位相特性θ2 (f)を表す。
【0021】図5は、図11と同様に実際のモーターで
は屈曲振動が縦振動に対して90degの位相差を有す
ることを考慮して屈曲振動の位相特性θ1 (f)と縦振
動の位相特性θ2 (f)から各振動間の位相差dθ
(f)を示したものである。図において、20は位相差
dθ(f)を表す。図5からわかるように、各振動の共
振点付近では位相差dθ(f)が180degを越える
周波数帯域がない。一般に、移動体の速度は弾性体の屈
曲振動と縦振動の瞬時値に比例し、屈曲振動と縦振動の
振幅の瞬時値は振動子を構成する圧電体に流れる電流に
比例するので、これは振動の共振点付近では振動子に発
生する楕円運動の回転方向が変わらないことを示す。
は屈曲振動が縦振動に対して90degの位相差を有す
ることを考慮して屈曲振動の位相特性θ1 (f)と縦振
動の位相特性θ2 (f)から各振動間の位相差dθ
(f)を示したものである。図において、20は位相差
dθ(f)を表す。図5からわかるように、各振動の共
振点付近では位相差dθ(f)が180degを越える
周波数帯域がない。一般に、移動体の速度は弾性体の屈
曲振動と縦振動の瞬時値に比例し、屈曲振動と縦振動の
振幅の瞬時値は振動子を構成する圧電体に流れる電流に
比例するので、これは振動の共振点付近では振動子に発
生する楕円運動の回転方向が変わらないことを示す。
【0022】次に、図6はこの場合の推力(速度)特性
を示したものである。振動モータに直列に接続されたイ
ンダクタンスLe の影響で、駆動電圧が一定で電流がイ
ンダクタンスLe のない従来に比べ大幅に大きくなるの
で、推力も大幅に大きくなる。しかも、共振点付近では
振動子に発生する楕円運動の回転方向が変わらないの
で、従来の超音波モータのように共振点より低い駆動周
波数において急激に動作が不安定になったり、最悪の場
合突然動作を停止したりといった現象が緩和している。
を示したものである。振動モータに直列に接続されたイ
ンダクタンスLe の影響で、駆動電圧が一定で電流がイ
ンダクタンスLe のない従来に比べ大幅に大きくなるの
で、推力も大幅に大きくなる。しかも、共振点付近では
振動子に発生する楕円運動の回転方向が変わらないの
で、従来の超音波モータのように共振点より低い駆動周
波数において急激に動作が不安定になったり、最悪の場
合突然動作を停止したりといった現象が緩和している。
【0023】この様に、インダクタンスLe の値を上記
のモーターの等価回路での屈曲振動の位相差特性と縦振
動の位相差特性の位相差dθ(f)を−π/2<dθ
(f)<π/2又はdθ(f)<π/2となる様に設定
することで、共振点付近での回転方向の変更などを防止
できる。なお、上記の位相差は等価回路での位相差で表
しているが、実際のモーターでは屈曲振動と縦振動の位
相差が90degあるので上記の位相差dθ(f)とし
ては、実際上のモーターでは、この屈曲振動と縦振動の
位相差を考慮して−π<dθ(f)<π又はdθ(f)
<πとなる様に設定することとなる。
のモーターの等価回路での屈曲振動の位相差特性と縦振
動の位相差特性の位相差dθ(f)を−π/2<dθ
(f)<π/2又はdθ(f)<π/2となる様に設定
することで、共振点付近での回転方向の変更などを防止
できる。なお、上記の位相差は等価回路での位相差で表
しているが、実際のモーターでは屈曲振動と縦振動の位
相差が90degあるので上記の位相差dθ(f)とし
ては、実際上のモーターでは、この屈曲振動と縦振動の
位相差を考慮して−π<dθ(f)<π又はdθ(f)
<πとなる様に設定することとなる。
【0024】また、屈曲振動と縦振動の位相差が90d
egとなる理由は、電気−機械エネルギー変換素子に対
して90deg位相異なる信号を印加しているためであ
り、上記の変換素子に対して90deg以外の位相差信
号を印加した場合は、屈曲振動と縦振動の位相差が90
degではなくなるのでこの場合は、上記位相差dθ
(f)を−a−π/2<dθ(f)<π/2+a又はd
θ(f)<π/2+a(aは屈曲と縦振動の位相差)に
設定すれば良い。
egとなる理由は、電気−機械エネルギー変換素子に対
して90deg位相異なる信号を印加しているためであ
り、上記の変換素子に対して90deg以外の位相差信
号を印加した場合は、屈曲振動と縦振動の位相差が90
degではなくなるのでこの場合は、上記位相差dθ
(f)を−a−π/2<dθ(f)<π/2+a又はd
θ(f)<π/2+a(aは屈曲と縦振動の位相差)に
設定すれば良い。
【0025】尚、本実施例では、弾性体に発生させる振
動モードを屈曲振動と縦振動としたが、駆動力が得られ
ればこれに限るものではない。
動モードを屈曲振動と縦振動としたが、駆動力が得られ
ればこれに限るものではない。
【0026】
【発明の効果】以上の様に請求項1の発明によれば、共
振周波数の付近でも回転方向が変化することなく駆動さ
せることができ、駆動周波数範囲が広がり、高効率に振
動モーターを提供できる。請求項2の発明によれば、請
求項1と同様に高効率な振動モーターを提供できる。
振周波数の付近でも回転方向が変化することなく駆動さ
せることができ、駆動周波数範囲が広がり、高効率に振
動モーターを提供できる。請求項2の発明によれば、請
求項1と同様に高効率な振動モーターを提供できる。
【図1】本発明に係る定在波型振動モータの駆動回路を
示す回路図。
示す回路図。
【図2】本発明に係る定在波型振動モータの一つの振動
モードを示す等価回路図。
モードを示す等価回路図。
【図3】図2に示した定在波型振動モータのアドミッタ
ンス特性を示す図。
ンス特性を示す図。
【図4】図2に示した定在波型振動モータの位相特性を
示す図。
示す図。
【図5】図2に示した定在波型振動モータの位相差特性
を示す図。
を示す図。
【図6】図2に示した定在波型振動モータの推力特性を
示す図。
示す図。
【図7】定在波型振動モータの構成要素を説明する図。
【図8】従来の定在波型振動モータの一つの振動モード
を示す等価回路図。
を示す等価回路図。
【図9】図8に示した定在波型振動モータのアドミッタ
ンス特性を示す図。
ンス特性を示す図。
【図10】図8に示した定在波型振動モータの位相特性
を示す図。
を示す図。
【図11】図8に示した定在波型振動モータの位相差特
性を示す図。
性を示す図。
【図12】図8に示した定在波型振動モータの推力特性
を示す図。
を示す図。
1 弾性体 2a、2b 圧電振動体 3 振動子 4a、4b、4c、4d 電極 5 発振器 6 90°移相器 7、8 増幅器 9、10 インダクタンス素子
Claims (5)
- 【請求項1】 弾性体に電気−機械エネルギー変換素子
部を配し、該変換素子部に対して周波信号を印加させ、
弾性体に第一の振動と該第一の振動に直行する第二の振
動を励起させ、これらの合成振動にて駆動力を得る、振
動モーターにおいて、 前記弾性体に対して前記周波信号を印加する電極に対し
て直列にインダクタンス素子を接続するとともに、該イ
ンダクタンス素子の値として、前記振動モーターの等価
回路における前記第一の振動と第二の振動のそれぞれの
駆動電圧に対する電流の位相θ1 (f)及びθ2 (f)
との位相差dθ(f)=θ1 (f)−θ2 (f)が−π
/2<dθ(f)<π/2又はdθ(f)<π/2を満
たす値に設定したことを特徴とする振動モーター。 - 【請求項2】 弾性体に電気−機械エネルギー変換素子
部を配し、該変換素子部に対して周波信号を印加させ、
弾性体に第一の振動と該第一の振動に直行する第二の振
動を励起させ、これらの合成振動にて駆動力を得る、振
動モーターにおいて、 前記弾性体に対して前記周波信号を印加する電極に対し
て直列にインダクタンス素子を接続するとともに、該イ
ンダクタンス素子の値として、前記振動モーターの前記
第一の振動と第二の振動の位相差を考慮した際の、前記
第一の振動と第二の振動のそれぞれの駆動電圧に対する
電流の位相θ1 (f)及びθ2 (f)との位相差dθ
(f)=θ1 (f)−θ2 (f)が−a−π/2<dθ
(f)<π/2+a又はdθ(f)<π/2+a(aは
第一の振動と第二の振動の位相差)を満たす値に設定し
たことを特徴とする振動モーター。 - 【請求項3】 前記第一の振動は屈曲振動であり、第二
の振動は縦振動である請求項1または請求項2に記載の
振動モーター。 - 【請求項4】 弾性体の一方の面に第一と第二の電気−
機械エネルギー変換素子部を配し、他方の面に第三と第
四の電気−機械エネルギー変換素子部を第一と第三の素
子部が対向し、第二と第四の素子部が対向する様に配す
るとともに、第一と第四の素子部に第一の周波信号を印
加し、第二と第三の素子部に第一の周波信号に対して位
相が異なる周波信号を印加する請求項3に記載の振動モ
ーター。 - 【請求項5】 前記第一の振動と第二の振動の位相差a
は90度である請求項2に記載の振動モーター。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8120225A JPH09308274A (ja) | 1996-05-15 | 1996-05-15 | 振動モーター |
| US08/855,607 US5955819A (en) | 1996-05-15 | 1997-05-13 | Standing-wave vibration motor |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8120225A JPH09308274A (ja) | 1996-05-15 | 1996-05-15 | 振動モーター |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09308274A true JPH09308274A (ja) | 1997-11-28 |
Family
ID=14780979
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8120225A Withdrawn JPH09308274A (ja) | 1996-05-15 | 1996-05-15 | 振動モーター |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09308274A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002078165A1 (en) * | 2001-03-27 | 2002-10-03 | Seiko Epson Corporation | Piezoelectric actuator and its drive circuit |
| CN101872016A (zh) * | 2009-03-31 | 2010-10-27 | 株式会社电装 | 超声波传感器 |
| CN109693914A (zh) * | 2017-10-20 | 2019-04-30 | 昕芙旎雅有限公司 | 振动系统的控制装置以及工件搬送装置 |
-
1996
- 1996-05-15 JP JP8120225A patent/JPH09308274A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002078165A1 (en) * | 2001-03-27 | 2002-10-03 | Seiko Epson Corporation | Piezoelectric actuator and its drive circuit |
| US6841919B2 (en) | 2001-03-27 | 2005-01-11 | Seiko Epson Corporation | Piezoactuator and drive circuit therefor |
| USRE40709E1 (en) | 2001-03-27 | 2009-05-12 | Seiko Epson Corporation | Piezoactuator and drive circuit therefor |
| CN101872016A (zh) * | 2009-03-31 | 2010-10-27 | 株式会社电装 | 超声波传感器 |
| CN109693914A (zh) * | 2017-10-20 | 2019-04-30 | 昕芙旎雅有限公司 | 振动系统的控制装置以及工件搬送装置 |
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| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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