JPH09308523A - スェード調シート及びその製造方法 - Google Patents

スェード調シート及びその製造方法

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JPH09308523A
JPH09308523A JP15312896A JP15312896A JPH09308523A JP H09308523 A JPH09308523 A JP H09308523A JP 15312896 A JP15312896 A JP 15312896A JP 15312896 A JP15312896 A JP 15312896A JP H09308523 A JPH09308523 A JP H09308523A
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JP
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suede
polyurethane
sheet
substrate
sheet according
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JP15312896A
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English (en)
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Taichi Tachibana
太一 橘
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DAIICHI LACE KK
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DAIICHI LACE KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】目詰まりがなく、かつ化粧料の保持能力が優
れ、しかも表面が均一なスェード調シートを提供するこ
と、およびそのようなスェード調シートであって、かつ
極薄のものの取得を可能とするスェード調シートの製造
方法を提供すること。 【解決手段】基材上に形成せしめた孔径が5μ〜100
μの無数の細孔を有するポリウレタン湿式凝固膜層をそ
の一部を基材上に残し、かつ層破壊を伴って剥離せしめ
てなるスェード調シートである。また、基材上に、粒子
径が5μ〜100μであって水に可溶でポリウレタンの
使用溶媒に不溶の物質をポリウレタン100重量部に対
して1〜60重量部添加してなるポリウレタン溶液を塗
布し、湿式凝固した後、生成した湿式凝固膜を基材表面
上に薄膜を残した状態で剥離することを特徴とするスェ
ード調シートの製造方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スェード調シート
及びその製造方法に関し、詳しくは化粧用パフ素材とし
て好適に使用され得る、ポリウレタンからなり、好まし
くは厚さが150μ〜600μであるスェード調シート
及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、化粧用パフ素材として使用される
スェード調シートの製造方法として、ポリウレタン溶液
を湿式凝固せしめて得たポリウレタンシートの表皮層を
研磨してその表面をスェード調にする方法が知られてい
る。しかしながら、この方法は、研磨の際研磨屑がポリ
ウレタンシートの表面の多孔層に詰まってしまうという
欠点を有する。また、化粧料の保持能力にも問題があ
る。さらには、研磨作業のために、一定以上の厚さが必
要なため薄いスェード調シートを得ることが難しいとい
う欠点も有する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の課題
は、従来品及び従来方法の欠点のないスェード調シート
及びその製造方法を提供せんするものである。さらに詳
しくは、本発明の課題は、目詰まりがなく、かつ化粧料
の保持能力が優れ、しかも表面が均一なスェード調シー
トを提供せんとするものであり、そのようなスェード調
シートであって、かつ極薄のものの取得を可能とするス
ェード調シートの製造方法を提供せんするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らの検討によれ
ば、かかる本発明の課題は、下記の構成による本発明に
よって工業的に有利に達成された。
【0005】[1]基材上に形成せしめた孔径が5μ〜
100μの無数の細孔を有するポリウレタン湿式凝固膜
層をその一部を基材上に残し、かつ層破壊を伴って剥離
せしめてなるスェード調シート。
【0006】[2]厚さが150μ〜600μであるこ
とを特徴とする上記[1]記載のスェード調シート。
【0007】[3]基材がポリエステルフィルムである
ことを特徴とする上記[1]および[2]記載のスェー
ド調シート。
【0008】[4]基材上に、粒子径が5μ〜100μ
であって水に可溶でポリウレタンの使用溶媒に不溶の物
質をポリウレタン100重量部に対して1〜60重量部
添加してなるポリウレタン溶液を塗布し、湿式凝固した
後、生成した湿式凝固膜を基材表面上に薄膜を残した状
態で剥離することを特徴とするスェード調シートの製造
方法。
【0009】[5]粒子径が5μ〜100μであって水
に可溶でポリウレタンの使用溶媒に不溶の物質が水溶性
高分子、無機塩および多糖類から選ばれたものであるこ
とを特徴とする上記[4]のスェード調シートの製造方
法。
【0010】[6]水溶性高分子がポリビニルアルコー
ルもしくはカルボキシメチルセルロースであることを特
徴とする上記[5]のスェード調シートの製造方法。
【0011】[7]無機塩がボウ硝、重曹および食塩か
ら選ばれたものであることを特徴とする上記[5]のス
ェード調シートの製造方法。
【0012】[8]多糖類がショ糖であることを特徴と
する上記[5]のスェード調シートの製造方法。
【0013】[9]基材がポリエステルフィルム、ポリ
エステル繊維からなる織物もしくは不織布であることを
特徴とする上記[4]〜[8]に記載のスェード調シー
トの製造方法。
【0014】[10]表面部分に上記[1]〜[3]の
スェード調シートを用いてなる化粧用パフ。
【0015】本発明によれば、スェード面を有するシー
トをポリウレタンの湿式凝固法で製造するに当たり、基
材上に塗布するポリウレタン溶液に無機塩、水溶性高分
子、及び多糖類等の粒子径が5μ〜100μであって水
に可溶でポリウレタンの使用溶媒に不溶の物質を分散さ
せることによって、得られるポリウレタン微多孔層に大
きな空間が空き、基材に接する微多孔層の層壁が薄く、
細くなり、その部分が破壊されやすくなるので、シート
を基材から剥がすときに基材にポリウレタンの薄膜が残
り易くなると同時に剥がし易くなる。かくして、本発明
によれば、目詰まりがなく、かつ化粧料の保持能力が優
れ、しかも表面が均一なスェード調シートが提供される
のである。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明で使用されるポリウレタン
は、その種類を問わない。たとえば、ポリエーテル系ポ
リウレタン、ポリエステル系ポリウレタンおよびポリカ
ーボネート系ポリウレタン等が挙げられる。勿論、共重
合ポリウレタンおよび2種以上のポリウレタンの混合物
も使用可能である。ポリウレタン溶液を調整するための
溶媒も特に制限はないが、ジメチルホルムアミドが好ま
しく用いられる。
【0017】本発明において、基材としては、各種のフ
ィルム、織物、編物および不織布が使用される。なかで
も、ポリエステルフィルム特にポリエチレンテレフタレ
ートフィルム、ポリエステル繊維特にポリエチレンテレ
フタレート繊維からなる織物、編物および不織布が好ま
しく使用される。
【0018】本発明において、水に可溶でポリウレタン
の使用溶媒に不溶の物質としては、ボウ硝、重曹、及び
食塩等の無機塩、ポリビニルアルコール、カルボキシメ
チルセルロース等の水溶性高分子、及びショ糖等の多糖
類が使用出来る。水溶性高分子が好ましく使用される。
この物質は、粒子径が5μ〜100μである必要があ
る。この粒子径が5μ未満であると、本発明の所望の効
果を期待し難くなるので好ましくない。また、この粒子
径が100μを超えると得られるシートに大きすぎる空
孔が生じシートの形態安定性が悪くなり好ましくない。
【0019】本発明において、かかる物質の添加量は、
ポリウレタン100重量部に対して1〜60重量部であ
る必要がある。この添加量が1重量部未満である場合
は、ポリウレタン微多孔層に大きな空間が空かないため
基材に接する微多孔層の層壁が厚くなり基材からシート
が均一に剥がれず、また剥がしにくくなるので、好まし
くない。反対にこの添加量が60重量部を超えた場合
は、ポリウレタン微多孔層に大きな空間が多く空き過ぎ
る結果、ポリウレタン樹脂の基材に対する接着力が低下
し湿式凝固中にポリウレタン樹脂が剥がれ落ちてしまう
ので、好ましくない。
【0020】
【実施例】以下に実施例により本発明を具体的に説明す
るが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0021】[実施例1]〜[実施例3]及び[比較
例] ポリエチレンテレフタレートフィルムに表1に示した4
種類の配合のポリウレタン溶液を各640g/m2 の割
合でコーティングし、ジメチルホルムアミドを10重量
%含有した水溶液を凝固液とする浴槽中に30℃にて5
分間浸漬してポリウレタン塗布液を湿式凝固させ、さら
に10分間水洗し、140℃にて熱風乾燥した。得られ
たポリウレタンシートをポリエチレンテレフタレートフ
ィルムから剥がして4種類のポリウレタンシートを作っ
た。(それぞれ比較例、実施例1〜3に対応する。) ポリエチレンテレフタレートフィルム及び配合に使用し
た化合物の具体的な品名は、次のとおりである。なお、
表1中の添加剤とあるのは、整泡剤、発泡剤、沈降防止
剤、酸化防止剤および顔料からなる。
【0022】ポリウレタンエレストマー:大日本インキ
化学工業株式会社製の“CRISVON” MP−10
5 水溶性高分子A(PVA):クラレ株式会社製の“クラ
レボール” PVA−205S 水溶性高分子A(CMC):第一工業製薬株式会社製の
“セロゲン”PR ポリエチレンテレフタレートフィルム:ユニチカ株式会
社製の厚み125μのもの これら実施例1〜3及び比較例のポリウレタンシートの
剥離状況を表2に示した。
【0023】
【表1】
【0024】
【表2】
【0025】表2から明らかなように、実施例1〜3に
よって得られたポリウレタンシートは、剥離面が平滑性
良好である。しかもスェード調表面を有していた。一
方、比較例のポリウレタンシートは剥離具合が不良であ
って、剥離面の平滑性も劣っていた。
【0026】[実施例4]基材をポリエチレンテレフタ
レートフィルムからポリエチレンテレフタレート繊維の
不織布に変更した以外は実施例1と全く同様にして、ポ
リウレタンシートを作った。これは、平滑なスェード調
表面を持ったポリウレタンシートであった。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、目詰まりがなく、かつ
化粧料の保持能力が優れ、しかも表面が均一なスェード
調シートが提供された。したがって、このスェード調シ
ートは、たとえば、化粧用パフ素材として極めて優れた
有用性を発揮するものである。また、本発明によれば、
かかるスェード調シートを取得するための新規で有用な
製造方法が提供された。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基材上に形成せしめた孔径が5μ〜100
    μの無数の細孔を有するポリウレタン湿式凝固膜層をそ
    の一部を基材上に残し、かつ層破壊を伴って剥離せしめ
    てなるスェード調シート。
  2. 【請求項2】厚さが150μ〜600μであることを特
    徴とする請求項1記載のスェード調シート。
  3. 【請求項3】基材がポリエステルフィルムであることを
    特徴とする請求項1または2記載のスェード調シート。
  4. 【請求項4】基材上に、粒子径が5μ〜100μであっ
    て水に可溶でポリウレタンの使用溶媒に不溶の物質をポ
    リウレタン100重量部に対して1〜60重量部添加し
    てなるポリウレタン溶液を塗布し、湿式凝固した後、生
    成した湿式凝固膜を基材表面上に薄膜を残した状態で剥
    離することを特徴とするスェード調シートの製造方法。
  5. 【請求項5】粒子径が5μ〜100μであって水に可溶
    でポリウレタンの使用溶媒に不溶の物質が水溶性高分
    子、無機塩および多糖類から選ばれたものであることを
    特徴とする請求項4記載のスェード調シートの製造方
    法。
  6. 【請求項6】水溶性高分子がポリビニルアルコールもし
    くはカルボキシメチルセルロースであることを特徴とす
    る請求項5記載のスェード調シートの製造方法。
  7. 【請求項7】無機塩がボウ硝、重曹および食塩から選ば
    れたものであることを特徴とする請求項5記載のスェー
    ド調シートの製造方法。
  8. 【請求項8】多糖類がショ糖であることを特徴とする請
    求項5記載のスェード調シートの製造方法。
  9. 【請求項9】基材がポリエステルフィルム、ポリエステ
    ル繊維からなる織物もしくは不織布であることを特徴と
    する請求項4〜8のいずれかに記載のスェード調シート
    の製造方法。
  10. 【請求項10】表面部分に請求項1〜3のいずれかに記
    載のスェード調シートを用いてなる化粧用パフ。
JP15312896A 1996-05-23 1996-05-23 スェード調シート及びその製造方法 Pending JPH09308523A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005312798A (ja) * 2004-04-30 2005-11-10 Komatsu Seiren Co Ltd 化粧用スポンジとその製造方法
JP2019208745A (ja) * 2018-06-01 2019-12-12 ジェイエルコンビ カンパニー リミテッド 化粧用パフ

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