JPH09309015A - 切りかす受けカバーを備えた穿孔具 - Google Patents

切りかす受けカバーを備えた穿孔具

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JPH09309015A
JPH09309015A JP8131548A JP13154896A JPH09309015A JP H09309015 A JPH09309015 A JP H09309015A JP 8131548 A JP8131548 A JP 8131548A JP 13154896 A JP13154896 A JP 13154896A JP H09309015 A JPH09309015 A JP H09309015A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 壁材や天井材等の被穿孔体に対して透孔を穿
孔する場合に、穿孔作業中に切りかすの飛び散る防止が
でき、透孔を穿設した後、穿孔具を被穿孔体から離して
も或いは穿孔具を傾けても、内部に収容された切りかす
のこぼれ落ち防止ができ、そして、切りかすを確実に破
棄できる穿孔具を提供すること。 【解決手段】被穿孔体に対して透孔10を穿設する穿孔
具20であって、該透孔10の周縁に端面が当接するカ
バー体7と、該カバー体7の内側に収容されこのカバー
体7の端面より前方に向けて回転しながら突出させ、前
記透孔10を被穿孔体に対して穿孔する穿孔刃4とを有
し、前記カバー体7に切りかすを捕集し収納し得るスク
ラップ キャッチャー7hが設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は被穿孔体に対して透
孔を穿設する穿孔具に関するものであり、特には、透孔
を被穿孔体に対して穿孔する際に産生される切りかすの
飛び散り、及び切りかすのこぼれ落ちを防止ができる切
りかす受けカバーを備えた穿孔具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、被穿孔体に対して透孔を穿設
する際に発生する切りかすの飛散防止用のカバー体を設
けた多種多様の穿孔具が開発され広く市販されている。
【0003】一方、天井材や壁材等の被穿孔体に透孔を
穿孔する際に産生する切りかすを受けるカバー体を設け
た穿孔具として、例えば実公昭61−28653号公報
に記載の穿孔具が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、実公昭61
−28653号公報に記載の穿孔具に代表される従来の
切りかすを受けるカバー体を設けた穿孔具にあっては、
天井材のような水平方向の被穿孔体に対して透孔を穿孔
する場合や、例えば立設する壁の壁裏に配置された配線
ボックスの前面を壁表に臨ませるため壁材に対して透孔
を穿孔する場合には、穿孔作業中は切りかすを飛び散ら
せることなく穿設作業を行うことができるものの、透孔
を穿設した後、穿孔具を被穿孔体から離すと、或いは穿
孔具を傾けると、カバー体の内部に収容された切りかす
はこのカバー体からこぼれ落ちてしまうという不具合が
あった。
【0005】本発明は上記の点に鑑みなされたものであ
って、特には、被穿孔体に対して透孔を穿設する穿孔具
であって、該透孔の周縁に端面が当接するカバー体と、
該カバー体の内側に収容されこのカバー体の端面より前
方に向けて回転しながら突出させ、前記透孔を被穿孔体
に対して穿孔する穿孔刃とを有し、前記カバー体に切り
かすを捕集し収納し得るスクラップ キャッチャーを設
けたことを特徴とする切りかす受けカバーを備えた穿孔
具、を提供することをその目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め請求項1の発明の要旨とするところは、被穿孔体に対
して透孔を穿設する穿孔具であって、該透孔の周縁に端
面が当接するカバー体と、該カバー体の内側に収容され
このカバー体の端面より前方に向けて回転しながら突出
させ、前記透孔を被穿孔体に対して穿孔する穿孔刃とを
有し、被穿孔体に対して透孔を穿設する際に発生する切
りかすを捕集しこぼれ落ちないように収納し得るスクラ
ップ キャッチャーを前記カバー体に設けたことを特徴
とする切りかす受けカバーを備えた穿孔具にあり、この
切りかす受けカバーを備えた穿孔具は、作業現場におい
て、壁材に透孔を穿設する際に発生する切りかすをスク
ラップ キャッチャーに回収でき、切りかすが飛び散っ
て一面に散逸することを防止できる。
【0007】また、穿孔具を壁表から離しても、カバー
体の内部に捕集された切りかすを収納したままの状態で
保持できるから、このカバー体からこぼれ落ちてしまう
ことがない。
【0008】請求項2の発明の要旨とするところは、前
記カバー体に、前記スクラップ キャッチャーに捕集さ
れ収納された切りかすを排出するための排出口が形成さ
れ、該排出口に蓋部材を開閉自在に備えたことを特徴と
する請求項1に記載の切りかす受けカバーを備えた穿孔
具にあり、この切りかす受けカバーを備えた穿孔具は、
請求項1に記載の切りかす受けカバーを備えた穿孔具の
作用に加えて、壁材や天井材等のような被穿設体に透孔
を穿設する際に産生され前記スクラップ キャッチャー
内に捕集され収納された切りかすを排出口を介して適宜
簡単に排除でき、作業現場が汚れない。
【0009】請求項3の発明の要旨とするところは、前
記カバー体に、前記スクラップ キャッチャーに捕集さ
れ収納された切りかすを排出するための排出口が形成さ
れ、該排出口にこの排出口を覆う排出体を着脱自在に備
えたことを特徴とする請求項1に記載の切りかす受けカ
バーを備えた穿孔具にあり、この切りかす受けカバーを
備えた穿孔具は、請求項1又は2に記載の切りかす受け
カバーを備えた穿孔具の作用に加えて、前記排出体の内
面に、スクラップキャッチャー内に捕集され収納された
切りかすを集めることができ、この排出体を切りかすの
こぼれ落ちを防止しつつ取り外すことができ、そして、
切りかすを確実に排除できる。
【0010】請求項4の発明の要旨とするところは、前
記スクラップ キャッチャーの開口端にテーパー状の切
りかす落し込み面が形成されていることを特徴とする請
求項1〜3のいずれかに記載の切りかす受けカバーを備
えた穿孔具にあり、請求項1〜3のいずれかに記載の切
りかす受けカバーを備えた穿孔具の作用に加えて、壁材
に透孔を穿設する際に産生される切りかすを、スクラッ
プ キャッチャーの開口端の周りに溜ることなく、この
スクラップ キャッチャーに向けて確実に移動させると
ともに内部に落し込むことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施例に基づいて
説明する。図1は本発明の一実施例の切りかす受けカバ
ーを備えた穿孔具20の一部破断正面図、図2は同じく
一部破断側面図である。
【0012】図に示すように、この穿孔具20は、回転
駆動工具に先端が着脱自在に取付され該回転駆動工具に
より回転駆動する回転軸1と、該回転軸1に一端が着脱
自在に止着され壁材に穿設する透孔の穿孔中心の位置を
提供するセンター軸2と、前記透孔の穿孔中心の位置と
同心状の中心貫通孔が形成され該中心貫通孔に前記回転
軸1の下方が着脱自在に挿嵌され、かつ前記中心貫通孔
より所定の間隔離間した相対向する両側に取り付けた刃
体ブラケット3を介して止着せしめた穿孔刃4を有する
回転体5とからなる本体ブロック6と、側壁面に切りか
すの排出口7aが形成された前記回転体5の全体を覆う
カップ状の脚7bと、該脚7bの上部に一体形成され前
記回転軸1が挿通される挿通孔7cを設けた筒状部7d
と、切りかすを捕集し収納し得るスクラップ キャッチ
ャー7iと、前記排出口7aの全体を覆うように着脱自
在に装着できる排出体7eと、からなるカバー体7と、
該カバー体7の上面に固設され前記本体ブロック6の移
動距離を制限する切込み深さ調節装置12と、を具備す
る構成からなるものである。
【0013】前記回転軸1は、回転駆動工具に着脱自在
に取付可能な把持部1aと、該把持部1aから延び先端
を開口する円筒状の空間を有するハウジング1bとを一
体に備え、回転軸1の下部軸心に後述するセンター軸2
に形設された被取着部2aに挿脱自在に挿入可能な取着
部1cが形設されている。また、前記ハウジング1b内
には、弾発力によりセンター軸2を突出方向に向けて常
時付勢するとともに、弾発力に抗してハウジング1bの
内方に没入可能とするコイルスプリング(弾性体)1d
が内装されている。このスプリング1dは、一端をハウ
ジング1bの内底面に弾支し、他端をセンター軸2に形
成された被取着部2aに弾支せしめている。
【0014】前記センター軸2は、一端に前記ハウジン
グ1bに形成された取着部1cと対応する形状に形成さ
れた被取着部2aが形設されており、該被取着部2aに
前記回転軸2に形設された取着部1cが挿脱自在に取り
付けされ、ストッパーリング(着脱手段)2bにより回
転軸1に対して空転するよう止着できるようになってお
り、また、前記センター軸2の他端に尖端2cが一体形
成され、該尖端2cを被穿孔体の表面に進入させること
ができるようになっている。すなわち、このセンター軸
2は、前記回転軸1に取り付けられ空転可能であり、前
記回転軸1内に内装されたコイルスプリング1dの復元
力により突出方向に付勢されているものの、本発明の穿
孔具20の全体を被穿孔体に向けて押し付けると、前記
尖端2cを被穿孔体の表面に進入させそのままの状態で
センター軸2をスプリングの1d弾発力に抗して回転軸
1の内方に向けて独立して没入させることができ、前記
尖端2cは被穿孔体の表面に進入させ、被穿孔体に穿設
する透孔の穿孔中心の位置がずれないようにズレ防止と
して機能するようになっている。
【0015】前記回転体5には、前記中心貫通孔より所
定の間隔離間した相対向する両側の位置にそれぞれナッ
ト形状に形成された固着部が形成され該固着部に刃体ブ
ラケット6をボルト止めできるようになっている。
【0016】前記刃体ブラケット6は略直方体形状に一
体形成されており、外側の側壁に雌ネジが螺刻され該雌
ネジに螺着せしめたボルト11のボルト頭と刃体ブラケ
ット6の側壁との間に穿孔刃4を挟持させるようになっ
ている。刃体ブラケット6の中央部には長い貫通孔が形
成され該貫通孔を貫通して備えたボルトの先端部を前記
ナット形状に形成された固着部に螺着することにより、
前記回転体の両側に固定するようになっている。但し、
回転体に取付ける刃体ブラケットの形状や数量等を限定
するものではなく、各穿孔刃が前記センター軸の中心を
中心として同一の円軌跡を描くように固定されていれば
よく、これらは適宜設計変更可能であることは云うまで
もないことである。穿孔刃は、その刃先がV字形状に形
成されていると、壁材を穿設する際の切れ味が良好であ
るから好ましい。
【0017】次に、前記カバー体7を説明する。図3は
カバー体7の外観を示す全体斜視図、図4は同じく一部
破断要部側面図、図5は底面図である。図において、カ
バー体7は、側壁面に切りかすの排出口7aを有し前記
回転体5の全体を覆うカップ状の脚7bと、該脚7bの
上部に一体形成され前記回転軸1が挿通される挿通孔7
cを設けた筒状部7dと、切りかすを捕集し収納し得る
スクラップ キャッチャー7hと、前記排出口7aの周
縁部に形成された係止部7gを介してその全体を覆うよ
うに着脱自在に係止せしめる排出体7eと、を具備する
構成からなる。
【0018】前記カップ状の脚7bは、壁材や天井材等
のような被穿孔体に対して穿孔される透孔の周縁にこの
脚の端面7fを当接させそのままの状態でカバー体7の
端面より後方から前方に向けて穿孔刃4を回転させつつ
突出させ透孔を穿設する際に発生する切りかすの飛び散
りを防止できるように機能するものであればよく、そし
て、前記排出体7eは、透孔を穿設する際に発生する切
りかすの飛び散りを防止できるように機能するととも
に、前記スクラップ キャッチャー7h内に捕集され収
納された切りかすをこの排出口7eを介して簡単に排除
できるように機能するものであればよい。
【0019】なお、前記スクラップ キャッチャー7h
の開口端にテーパー状の落し込み面が形成されている
と、被穿孔体に透孔を穿設する際に産生される切りかす
を、スクラップ キャッチャー7hの開口端の周りに溜
ることなくスクラップ キャッチャー7hに向けて確実
に移動させ、スクラップ キャッチャー7h内に落し込
むことができるから、特に好ましい。
【0020】また、前記排出体7eは塵取りの塵受部の
ような形状に形成されていると、この排出体の内面に切
りかすをすべて集めることができ、切りかすのこぼれ落
ちを防止しつつこの排出体7eを取り外すことができ、
そして、切りかすを確実に排除できるから、極めて好適
である。
【0021】前記切込み深さ調節装置12は、本願出願
人が出願した実公昭59−43045号公報に記載の
「回転切削工具における切込み深さ調節装置」を援用す
るものであり、内周面に軸方向へ螺旋状に斜面を形成下
円筒筒の下部に脚を備えた本体の筒状部に回転自在に外
嵌するとともに、上部に軸方向へ摺動自在に内装された
摺動子を筒状体から突出させて回転筒の螺旋状の斜面に
対応させた構成からなるものである。
【0022】次に、本実施例に基づく穿孔具20の作用
を説明する。図6乃至図8は、本実施例に基づく穿孔具
20によって、壁裏に配置された配線ボックス9の一側
の略全体を壁表に臨ませるため、前面に立設された壁材
8に透孔10を穿設する場合を例として、透孔10の穿
設方法を説明するための説明図であり、当該穿孔具10
は上部を省略するとともに簡略化して示してある。
【0023】上述したように、前記回転軸1の把持部1
aは、図示しないハンディタイプの回転駆動工具におけ
るチャッキング部に把持され、該回転駆動工具により回
転駆動される。回転軸1は、壁材に穿設する透孔10と
同心状に設けたボデーの中心貫通孔に挿通され着脱自在
に固着されるとともに、該ボデーには前記中心貫通孔か
ら所定の距離離間した両側の相対向する位置に、穿孔刃
4が取り付けられた刃体ブラケット3が着脱自在に固着
されているから、前記回転軸1の駆動回転により、これ
らは一体的となって回転するようになっている。従っ
て、各穿孔刃4はいずれも前記センター軸2の中心を中
心として同一の円軌跡を描かせながら回転でき、また、
センター軸2と刃体ブラケット3との間の距離は自在に
設定できるから、口径の異なる透孔を穿設できる。
【0024】まず、図6に示すように、壁裏に配置され
た配線ボックスの偏心位置に設けられ予め金属箔や磁石
が備えられた被探知部9dを、壁表から探知可能な探知
具13によって探知し、被探知部9dの探知された位置
に前記センター軸2の先端に備えられた尖端2cを押し
当てると、該尖端2cは、壁材8の表面に進入して突き
刺さり、透孔の中心位置を固定する位置決めとして機能
する。すなわち、センター軸2のセンターが位置ズレす
るすることがなく、精度よく透孔10を透設できる。
【0025】ついで、図7に示すように、穿孔具の全体
を壁材8に向けて押し付けると、前記ハウジング1b内
にコイルスプリング(弾性体)1dが内装され、センタ
ー軸2突出方向に向けて常時付勢されているものの、尖
端2cを壁材8の表面に進入させたままの状態でセンタ
ー軸2をスプリング1dの弾発力に抗してハウジング1
bの内方に没入させることができ、透孔の周縁外側に対
応する位置にカバー体7の周端を当接できる。なお、こ
の時には、各穿孔刃4は被穿孔体に当接できないよう適
宜調整された位置に固着されているから、壁材8に穿孔
刃4が当たることがない。穿孔具の全体を壁材8に向け
てさらに押し付けると、尖端2cを被穿孔体の表面に進
入させたままの状態でセンター軸2をスプリング1dの
弾発力に抗してハウジング1bの内方にさらに没入させ
ることができ、前記穿孔刃4のすべてを壁材8に当接で
きる。
【0026】ついで、前記スクラップ キャッチャー7
hを下方に配置させた状態で前記ハンディタイプの回転
駆動工具を回転駆動されながら穿孔具20の全体をさら
に壁材8に向けて押し続けると、前記尖端2cを壁材8
の表面に進入させたままの状態で穿孔刃4のみを前進さ
せることができ、図8に示すように、穿孔刃4によって
壁材8に透孔10を穿設でき、壁裏に配置された配線ボ
ックスの一側の一部を壁表に臨ませることができる。
【0027】この時、前記カバー体7の全体が壁材8に
透孔10を穿設する際に発生する切りかすの飛び散りを
防止しつつ前記スクラップ キャッチャー7hに切りか
すを捕集し収納させながら透孔10を穿設できる。特
に、従来の穿孔具とは異なり、穿孔作業を終了後におい
て、図9に示すように、前記スクラップ キャッチャー
7hを下方に配置させると、又は、下端全周にスクラッ
プ キャッチャー7hが設けられた図示しない穿孔具に
あっては、当該スクラップ キャッチャー7hに捕集さ
れた切りかすをそのまま収納した状態で保持できるか
ら、被穿孔体から穿孔具20を離しても、穿孔具20を
傾けても、ついで穿孔具20を傾けたまま搬送しても、
スクラップ キャッチャー7hに収納された切りかすが
こぼれ落ちることがなく、そして、カバー体7に設けた
排出口7aを介して適宜取り出し破棄できる。
【0028】穿孔を終えた時点でセンター軸2に設けた
尖端2cが中心孔に突き刺さった形で切抜き廃材が残る
から、この切抜き廃材はこの尖端2cに突き刺さった状
態で透孔10から脱し、破棄できる。
【0029】ところで、上述した実施例の穿孔具20
は、本発明の一実施の態様を述べたものであり、本発明
の「切りかす受けカバーを備えた穿孔具」とは、要する
処、透孔の周縁に端面が当接するカバー体7と、該カバ
ー体7の内側に収容されこのカバー体7の端面より前方
に向けて回転しながら突出させ、前記透孔10を被穿孔
体に対して穿孔する穿孔刃4と、を有し、前記カバー体
7に、切りかすを捕集し収納し得るスクラップ キャッ
チャー7hを設けたところに特徴を有する穿孔具のすべ
てを指し示すものである。
【0030】したがって、本発明を実施する場合には、
本発明の要旨を越えない範囲で様々な設計変更が可能で
あり、例えば、前記排出口7aの周縁部に形成された係
止部7gを介して排出体7eを着脱自在に係止せしめと
いう構成に代えて、前記排出口7aの周縁部にこの排出
口の全面を覆う形状に形成された蓋部材を枢支させ又は
スライドさせ開閉自在とした構成であってもよい(図示
しない)。前記カップ状の脚7b、排出体7e、或いは
蓋部材の大きさ、形状、材質など、及び、前記排出口7
aの大きさ、形状などはいずれも適宜設計変更できる事
項である。
【0031】すなわち、本発明の切りかす受けカバーを
備えた穿孔具は、従来のカバーを備えた穿孔具とは異な
り、まず、透孔を穿設する場合において、被穿孔体が水
平方向から垂直方向に至る様々な角度に傾設されていて
も、切りかすが飛び散って一面に散逸することを防止で
き、そして、透孔を穿設した後において、被穿孔体から
穿孔具を離しても、スクラップ キャッチャーに捕集さ
れた切りかすを収納したままの状態で保持でき切りかす
のこぼれ落ち防止が図れ、切りかすをスクラップ キャ
ッチャーに収納したまま回収できる。
【0032】そして、特に、請求項3に記載の切りかす
受けカバーを備えた穿孔具は、塵取りの塵受部のような
形状に形成された排出体が着脱自在に装着されているも
のであり、切りかすが飛び散って一面に散逸することを
防止でき、図9に示すように、前記排出体の内面にスク
ラップ キャッチャーに捕集された切りかすを集めるこ
とができ、この排出体を切りかすのこぼれ落ちを防止し
つつ取り外すことができ、そして、切りかすを確実に排
除できる。
【0033】最後に、上述した本発明の穿孔具の使用方
法も様々な態様があり、例えば図10に示すように、前
面を覆う壁材に透孔を直接穿設することにより、壁裏に
配置されていたケーブルとか、或いはケーブルに接続さ
れた配線器具などを壁表に引っ張り出して壁表に臨ま
せ、配線器具取付枠を介在させて壁材に固定することが
できる。
【0034】
【発明の効果】請求項1の切りかす受けカバーを備えた
穿孔具は、カバー体にスクラップ キャッチャーが設け
てあるから、作業現場において、被穿孔体に透孔を穿設
する際にでる切りかすをスクラップ キャッチャーに回
収でき、切りかすが飛び散って一面に散逸することを防
止できる。また、穿孔具を被穿孔体から離しても、カバ
ー体の内部に捕集された切りかすを収容したままの状態
で保持できるから、このカバー体からこぼれ落ちてしま
うことがない。
【0035】請求項2の切りかす受けカバーを備えた穿
孔具は、前記カバー体に、前記スクラップ キャッチャ
ーに捕集され収納された切りかすを排出するための排出
口が形成され、該排出口に蓋部材を開閉自在に備えられ
ているから、この切りかす受けカバーを備えた穿孔具
は、請求項1に記載の切りかす受けカバーを備えた穿孔
具の作用効果に加えて、被穿孔体に透孔を穿設する際に
産生されスクラップ キャッチャー内に捕集された切り
かすを排出口を介して適宜簡単に排除でき、作業現場が
汚れない。
【0036】請求項3の切りかす受けカバーを備えた穿
孔具は、前記カバー体に、前記スクラップ キャッチャ
ーに捕集され収納された切りかすを排出するための排出
口が形成され、該排出口にこの排出口を覆う排出体を着
脱自在に備えられているから、この切りかす受けカバー
を備えた穿孔具は、請求項1又は2に記載の切りかす受
けカバーを備えた穿孔具の作用効果に加えて、スクラッ
プ キャッチャー内に捕集され収納された切りかすを排
出体の内面に集め、切りかすの落ちこぼれを防止しつつ
この排出体を取り外し、そのままの状態で切りかすを確
実に排除できる。
【0037】請求項4の切りかす受けカバーを備えた穿
孔具は、スクラップ キャッチャーの開口端にテーパー
状の切りかす落し込み面が形成されているから、請求項
1〜3のいずれかに記載の切りかす受けカバーを備えた
穿孔具の作用効果に加えて、被穿孔体に透孔を穿設する
際に産生される切りかすを、スクラップ キャッチャー
の開口端の周りに溜ることなく、スクラップ キャッチ
ャーに向けて確実に移動させ、スクラップ キャッチャ
ー内に落し込むことができ、透孔の穿孔作業性に優れ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施例の穿孔具を示す一部
を破断した正面図である。
【図2】図2は図1の穿孔具を示す一部を破断した側面
図である。
【図3】図3はカバー体の外観を示す全体斜視図であ
る。
【図4】図3は図3のカバー体を示す一部破断した要部
側面図である。
【図5】図5は図3のカバー体の底面図である。
【図6】図6、配線ボックスの被探知部と対応する部分
を、被穿孔体の表側から探知具によって探知している状
態を示す縦断面図である。
【図7】図7は、穿孔具を用いて、配線ボックスの被探
知部と対応する位置を穿孔中心とする透孔を被穿孔体に
対して穿孔している状態を示す縦断面図である。
【図8】図8は、被穿孔体に対して透孔を穿設した後、
被探知部を折取っている状態を示す縦断面図である。な
お、着脱自在に掛止する再利用タイプのものである場合
には、配線ボックスから取り外して再利用する。
【図9】図9は、スクラップ キャッチャーに捕集し収
納させた切りかすを排出体側に集めた状態を示す要部説
明図であり、この後、排出体は切りかすとともに取り外
され、破棄される。
【図10】図10は、実施例の穿孔具の使用に関する他
の実施態様を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…回転軸 1a…把持部 1b…ハウジング 1c…取着部 1d…スプリング(弾性体) 2…センター軸 2a…被取着部 2b…ストッパーリング(着脱手段) 2c…尖端 3…刃体ブラケット 3a…雌ネジ 3b…貫通孔 4…穿孔刃 5…回転体 6…本体ブロック 7…カバー体 7a…排出口 7b…脚 7c…挿通孔 7d…筒状部 7e…排出体 7f…周縁 7g…係止部 7h…スクラップ キャッチャー 7i…落し込み面 8…壁材 9…配線ボックス 9a…配線ボックス本体 9b…位置決め部 9c…ボス体 9d…被探知部 10…透孔 11…ボルト 12…切込み深さ調節装置 13…探知具 14…切りかす 15a…配線器具取付枠 15b…配線器具 20…穿孔具

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被穿孔体に対して透孔を穿設する穿孔具で
    あって、 該透孔の周縁に端面が当接するカバー体と、該カバー体
    の内側に収容されこのカバー体の端面より前方に向けて
    回転しながら突出させ、前記透孔を被穿孔体に対して穿
    孔する穿孔刃とを有し、 被穿孔体に対して透孔を穿設する際に発生する切りかす
    を捕集しこぼれ落ちないように収納し得るスクラップ
    キャッチャーを前記カバー体に設けたことを特徴とする
    切りかす受けカバーを備えた穿孔具。
  2. 【請求項2】前記カバー体に、前記スクラップ キャッ
    チャーに捕集され収納された切りかすを排出するための
    排出口が形成され、該排出口に蓋部材を開閉自在に備え
    たことを特徴とする請求項1に記載の切りかす受けカバ
    ーを備えた穿孔具。
  3. 【請求項3】前記カバー体に、前記スクラップ キャッ
    チャーに捕集され収納された切りかすを排出するための
    排出口が形成され、該排出口にこの排出口を覆う排出体
    を着脱自在に備えたことを特徴とする請求項1に記載の
    切りかす受けカバーを備えた穿孔具。
  4. 【請求項4】前記スクラップ キャッチャーの開口端に
    テーパー状の切りかす落し込み面が形成されていること
    を特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の切りかす
    受けカバーを備えた穿孔具。
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