JPH09309866A - β−(メタ)アクリロイロキシ−アルキルアミン誘導体及びその重合物、並びに海生生物付着防止剤 - Google Patents
β−(メタ)アクリロイロキシ−アルキルアミン誘導体及びその重合物、並びに海生生物付着防止剤Info
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- JPH09309866A JPH09309866A JP12706796A JP12706796A JPH09309866A JP H09309866 A JPH09309866 A JP H09309866A JP 12706796 A JP12706796 A JP 12706796A JP 12706796 A JP12706796 A JP 12706796A JP H09309866 A JPH09309866 A JP H09309866A
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Abstract
(57)【要約】
【解決手段】 一般式(I):
【化1】
〔式中、R1 は水素原子又は炭素数1〜4の低級アルキ
ル基を示し、R1 が水素原子のときR2 は−[(C
H2 )n NH]m H(nは1〜4の整数、mは1〜5の
整数)を、R1 が炭素数1〜4の低級アルキル基のとき
R2 は炭素数1〜4の低級アルキル基を示し、R3 は炭
素数8〜28のアルキル基、R4 は水素原子又はメチル
基を示す〕で表わされるβ−(メタ)アクリロイロキシ
−アルキルアミン誘導体を提供する。 【効果】 漁網用、塗料用の海生生物付着防止剤として
海生付着生物による障害を極めて効率よく防止すること
ができる。
ル基を示し、R1 が水素原子のときR2 は−[(C
H2 )n NH]m H(nは1〜4の整数、mは1〜5の
整数)を、R1 が炭素数1〜4の低級アルキル基のとき
R2 は炭素数1〜4の低級アルキル基を示し、R3 は炭
素数8〜28のアルキル基、R4 は水素原子又はメチル
基を示す〕で表わされるβ−(メタ)アクリロイロキシ
−アルキルアミン誘導体を提供する。 【効果】 漁網用、塗料用の海生生物付着防止剤として
海生付着生物による障害を極めて効率よく防止すること
ができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、β−(メタ)ア
クリロイロキシ−アルキルアミン誘導体及びその重合
物、並びに海生生物付着防止剤に関する。更に詳しく
は、この発明は、海生の付着生物が漁網、船底、海水取
水路壁等に付着するのを長期間にわたって防止するため
の安定な海生生物付着防止剤に関する。
クリロイロキシ−アルキルアミン誘導体及びその重合
物、並びに海生生物付着防止剤に関する。更に詳しく
は、この発明は、海生の付着生物が漁網、船底、海水取
水路壁等に付着するのを長期間にわたって防止するため
の安定な海生生物付着防止剤に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】近年、
養殖漁業や海洋施設の建設が盛んになり、海生付着生物
の棲息域が拡大の一途をたどっている。このため、船舶
の底部や水中構築物、養殖網、ブイあるいは定置網等
は、海水中で長期間保持されるため、フジツボやカサネ
カンザシ,ムラサキイガイ等の付着生物が多く付着し、
これらによって種々の障害を引き起こしている。
養殖漁業や海洋施設の建設が盛んになり、海生付着生物
の棲息域が拡大の一途をたどっている。このため、船舶
の底部や水中構築物、養殖網、ブイあるいは定置網等
は、海水中で長期間保持されるため、フジツボやカサネ
カンザシ,ムラサキイガイ等の付着生物が多く付着し、
これらによって種々の障害を引き起こしている。
【0003】従来より、漁網、船底、海水取水路などに
付着生物が付着しこれによる悪影響が生じるのを防ぐた
め、海生生物の付着防止剤が種々提案され、実用化され
ている。例えば、有機スズ化合物、有機又は無機の銅系
化合物や有機塩素系化合物等の有効成分と特定のアクリ
ル酸系ポリマーを含有する付着防止剤が提案されてい
る。しかし、これらの有効成分は、海洋汚染の問題が生
じるほど毒性が強く、生体に蓄積する性質を持ってい
る。このため、特に養殖業において食用の養殖生物を扱
う場合には、人体への影響が危惧されるとともに、付着
防止剤を直接取り扱う作業者への影響も危惧される。
付着生物が付着しこれによる悪影響が生じるのを防ぐた
め、海生生物の付着防止剤が種々提案され、実用化され
ている。例えば、有機スズ化合物、有機又は無機の銅系
化合物や有機塩素系化合物等の有効成分と特定のアクリ
ル酸系ポリマーを含有する付着防止剤が提案されてい
る。しかし、これらの有効成分は、海洋汚染の問題が生
じるほど毒性が強く、生体に蓄積する性質を持ってい
る。このため、特に養殖業において食用の養殖生物を扱
う場合には、人体への影響が危惧されるとともに、付着
防止剤を直接取り扱う作業者への影響も危惧される。
【0004】安全性を高めるために、上記毒性の強い化
合物の代わりにポリイソシアナート化合物やカルボキシ
ル基とキレート化できる金属化合物を用いた付着防止剤
が提案されている。しかし、これら安全性の高い付着防
止剤は、長期にわたる付着防止効果が十分とは言えなか
った。そこで、低毒性であり生分解性の良好な特定の高
級脂肪族アミン化合物と特定のカルボキシル基含有共重
合物とからなる膜形成剤とを含有してなる付着防止剤が
提案されている(特開平1−103672号、特開平3
−252462号及び特開平3−252463号公報参
照)。
合物の代わりにポリイソシアナート化合物やカルボキシ
ル基とキレート化できる金属化合物を用いた付着防止剤
が提案されている。しかし、これら安全性の高い付着防
止剤は、長期にわたる付着防止効果が十分とは言えなか
った。そこで、低毒性であり生分解性の良好な特定の高
級脂肪族アミン化合物と特定のカルボキシル基含有共重
合物とからなる膜形成剤とを含有してなる付着防止剤が
提案されている(特開平1−103672号、特開平3
−252462号及び特開平3−252463号公報参
照)。
【0005】しかし、高級脂肪族アミン化合物とカルボ
キシル含有重合物との反応生成物による付着防止剤で
は、ポリカルボン酸系共重合物がアミン化合物を固定化
する力が弱いためアミン化合物の溶出量を充分に調節で
きず、漁網、船底、海水取水路等に塗布することにより
長期間海水に浸漬した場合、浸漬直後のアミン化合物の
溶出量が大となり、時間の経過とともに溶出量が減少す
る傾向にあった。このため、付着生物が少ない海域にお
いてはかなりの期間、付着防止効果を持続するものの、
高温水域や付着生物が多い海域においての長期間(たと
えば6ヶ月)の付着防止効果は、まだ充分満足できるも
のではなかった。その上より広範囲の生物スペクトラム
を持たせるために、N−フェニルマレイミド化合物、3
−イソチアゾロン誘導体,テトラアルキルチウラム系化
合物等の公知の有効成分と高級脂肪族アミン化合物との
配合を検討したが、両者を有機溶媒中で混合すると反応
してゲル化したり、結晶物が析出したり、また有害なガ
スが発生したりして、製品の長期保存性が悪く、その上
付着防止効力も著しく低下した。そこで、安全性が高
く、しかも長期間にわたり付着防止効果が持続する付着
防止剤が望まれていた。
キシル含有重合物との反応生成物による付着防止剤で
は、ポリカルボン酸系共重合物がアミン化合物を固定化
する力が弱いためアミン化合物の溶出量を充分に調節で
きず、漁網、船底、海水取水路等に塗布することにより
長期間海水に浸漬した場合、浸漬直後のアミン化合物の
溶出量が大となり、時間の経過とともに溶出量が減少す
る傾向にあった。このため、付着生物が少ない海域にお
いてはかなりの期間、付着防止効果を持続するものの、
高温水域や付着生物が多い海域においての長期間(たと
えば6ヶ月)の付着防止効果は、まだ充分満足できるも
のではなかった。その上より広範囲の生物スペクトラム
を持たせるために、N−フェニルマレイミド化合物、3
−イソチアゾロン誘導体,テトラアルキルチウラム系化
合物等の公知の有効成分と高級脂肪族アミン化合物との
配合を検討したが、両者を有機溶媒中で混合すると反応
してゲル化したり、結晶物が析出したり、また有害なガ
スが発生したりして、製品の長期保存性が悪く、その上
付着防止効力も著しく低下した。そこで、安全性が高
く、しかも長期間にわたり付着防止効果が持続する付着
防止剤が望まれていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の発明者らは、
この観点より、付着防止効果の長期持続性について研究
した結果、新規なβ−(メタ)アクリロイロキシ−アル
キルアミン誘導体を有効成分として配合した付着防止剤
が、長期間にわたり持続的に付着防止効果を発揮するこ
とを見出し、この発明を完成させた。
この観点より、付着防止効果の長期持続性について研究
した結果、新規なβ−(メタ)アクリロイロキシ−アル
キルアミン誘導体を有効成分として配合した付着防止剤
が、長期間にわたり持続的に付着防止効果を発揮するこ
とを見出し、この発明を完成させた。
【0007】かくして、この発明によれば、一般式
(I):
(I):
【0008】
【化2】
【0009】〔式中、R1 は水素原子又は炭素数1〜4
の低級アルキル基を示し、R1 が水素原子のときR2 は
−[(CH2 )n NH]m H(nは1〜4の整数、mは
1〜5の整数)を、R1 が炭素数1〜4の低級アルキル
基のときR2 は炭素数1〜4の低級アルキル基を示し、
R3 は炭素数8〜28のアルキル基、R4 は水素原子又
はメチル基を示す〕で表わされるβ−(メタ)アクリロ
イロキシ−アルキルアミン誘導体が提供される。
の低級アルキル基を示し、R1 が水素原子のときR2 は
−[(CH2 )n NH]m H(nは1〜4の整数、mは
1〜5の整数)を、R1 が炭素数1〜4の低級アルキル
基のときR2 は炭素数1〜4の低級アルキル基を示し、
R3 は炭素数8〜28のアルキル基、R4 は水素原子又
はメチル基を示す〕で表わされるβ−(メタ)アクリロ
イロキシ−アルキルアミン誘導体が提供される。
【0010】また、この発明によれば、前記誘導体を重
合させて得られ、重量平均分子量(ポリスチレンを標準
としたゲル浸透クロマトグラフィー分析、以下GPCと
略記)が10,000〜1,000,000である重合
物が提供される。
合させて得られ、重量平均分子量(ポリスチレンを標準
としたゲル浸透クロマトグラフィー分析、以下GPCと
略記)が10,000〜1,000,000である重合
物が提供される。
【0011】更にまた、この発明によれば、前記誘導体
とエチレン性不飽和単量体とを共重合させて得られ、重
量平均分子量(GPC)が10,000〜1,000,
000である共重合物が提供される。
とエチレン性不飽和単量体とを共重合させて得られ、重
量平均分子量(GPC)が10,000〜1,000,
000である共重合物が提供される。
【0012】また、この発明によれば、前記誘導体、重
合物もしくは共重合物を有効成分とする海生生物付着防
止剤が提供される。
合物もしくは共重合物を有効成分とする海生生物付着防
止剤が提供される。
【0013】
【発明の実施の形態】この発明のβ−(メタ)アクリロ
イロキシ−アルキルアミン誘導体は、一般式(I)で表
わされる。式中、R1 及びR2 の炭素数1〜4の低級ア
ルキル基としては、直鎖又は分枝鎖のアルキル基を挙げ
ることができる。具体的には、メチル、エチル、プロピ
ル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec-ブチル、
tert-ブチル等が挙げられ、中でもメチル及びエチルが
より好ましい。また、R3 の炭素数8〜28の低級アル
キル基としては、直鎖又は分枝鎖のアルキル基を挙げる
ことができ、直鎖のアルキル基が好ましい。具体的に
は、オクチル、ノニル、デシル、ウンデシル、ドデシ
ル、トリデシル、テトラデシル、ペンタデシル、ヘキサ
デシル、ヘプタデシル、オクタデシル、ノナデシル、イ
コシル、ヘニコシル、ドコシル、トリコシル、テトラコ
シル、ペンタコシル、ペンタコシル、ヘキサコシル、ヘ
プタコシル、オクタコシル等が挙げられ、中でもドデシ
ル、テトラデシル、ヘキサデシル及びオクタデシルが好
ましい。また、これらのアルキル基は2種以上混合され
ていてもよい。
イロキシ−アルキルアミン誘導体は、一般式(I)で表
わされる。式中、R1 及びR2 の炭素数1〜4の低級ア
ルキル基としては、直鎖又は分枝鎖のアルキル基を挙げ
ることができる。具体的には、メチル、エチル、プロピ
ル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec-ブチル、
tert-ブチル等が挙げられ、中でもメチル及びエチルが
より好ましい。また、R3 の炭素数8〜28の低級アル
キル基としては、直鎖又は分枝鎖のアルキル基を挙げる
ことができ、直鎖のアルキル基が好ましい。具体的に
は、オクチル、ノニル、デシル、ウンデシル、ドデシ
ル、トリデシル、テトラデシル、ペンタデシル、ヘキサ
デシル、ヘプタデシル、オクタデシル、ノナデシル、イ
コシル、ヘニコシル、ドコシル、トリコシル、テトラコ
シル、ペンタコシル、ペンタコシル、ヘキサコシル、ヘ
プタコシル、オクタコシル等が挙げられ、中でもドデシ
ル、テトラデシル、ヘキサデシル及びオクタデシルが好
ましい。また、これらのアルキル基は2種以上混合され
ていてもよい。
【0014】一般式(I)で表わされるβ−(メタ)ア
クリロイロキシ−アルキルアミン誘導体の具体例として
は、N,N−ジメチル−β−アクリロイロキシドデシル
アミン、N,N−ジメチル−β−アクリロイロキシテト
ラデシルアミン、N,N−ジメチル−β−アクリロイロ
キシヘキサデシルアミン、N,N−ジメチル−β−アク
リロイロキシオクタデシルアミン、N,N−ジメチル−
β−アクリロイロキシ−アルキル(ドデシル=55%,
テトラデシル=45%)アミン、N,N−ジメチル−β
−アクリロイロキシ−アルキル(ヘキサデシル=57
%,オクタデシル=43%)アミン;N,N−ジエチル
−β−アクリロイロキシドデシルアミン、N,N−ジエ
チル−β−アクリロイロキシテトラデシルアミン、N,
N−ジエチル−β−アクリロイロキシヘキサデシルアミ
ン、N,N−ジエチル−β−アクリロイロキシオクタデ
シルアミン、N,N−ジエチル−β−アクリロイロキシ
−アルキル(ドデシル=55%,テトラデシル=45
%)アミン、N,N−ジエチル−β−アクリロイロキシ
−アルキル(ヘキサデシル=57%,オクタデシル=4
3%)アミン;N,N−ジメチル−β−メタクリロイロ
キシドデシルアミン、N,N−ジメチル−β−メタクリ
ロイロキシテトラデシルアミン、N,N−ジメチル−β
−メタクリロイロキシヘキサデシルアミン、N,N−ジ
メチル−β−メタクリロイロキシオクタデシルアミン、
N,N−ジメチル−β−メタクリロイロキシ−アルキル
(ドデシル=55%,テトラデシル=45%)アミン、
N,N−ジメチル−β−メタクリロイロキシ−アルキル
(ヘキサデシル=57%,オクタデシル=43%)アミ
ン;N,N−ジエチル−β−メタクリロイロキシドデシ
ルアミン、N,N−ジエチル−β−メタクリロイロキシ
テトラデシルアミン、N,N−ジエチル−β−メタクリ
ロイロキシヘキサデシルアミン、N,N−ジエチル−β
−メタクリロイロキシオクタデシルアミン、N,N−ジ
エチル−β−メタクリロイロキシ−アルキル(ドデシル
=55%,テトラデシル=45%)アミン、N,N−ジ
エチル−β−メタクリロイロキシ−アルキル(ヘキサデ
シル=57%,オクタデシル=43%)アミンが挙げら
れる。
クリロイロキシ−アルキルアミン誘導体の具体例として
は、N,N−ジメチル−β−アクリロイロキシドデシル
アミン、N,N−ジメチル−β−アクリロイロキシテト
ラデシルアミン、N,N−ジメチル−β−アクリロイロ
キシヘキサデシルアミン、N,N−ジメチル−β−アク
リロイロキシオクタデシルアミン、N,N−ジメチル−
β−アクリロイロキシ−アルキル(ドデシル=55%,
テトラデシル=45%)アミン、N,N−ジメチル−β
−アクリロイロキシ−アルキル(ヘキサデシル=57
%,オクタデシル=43%)アミン;N,N−ジエチル
−β−アクリロイロキシドデシルアミン、N,N−ジエ
チル−β−アクリロイロキシテトラデシルアミン、N,
N−ジエチル−β−アクリロイロキシヘキサデシルアミ
ン、N,N−ジエチル−β−アクリロイロキシオクタデ
シルアミン、N,N−ジエチル−β−アクリロイロキシ
−アルキル(ドデシル=55%,テトラデシル=45
%)アミン、N,N−ジエチル−β−アクリロイロキシ
−アルキル(ヘキサデシル=57%,オクタデシル=4
3%)アミン;N,N−ジメチル−β−メタクリロイロ
キシドデシルアミン、N,N−ジメチル−β−メタクリ
ロイロキシテトラデシルアミン、N,N−ジメチル−β
−メタクリロイロキシヘキサデシルアミン、N,N−ジ
メチル−β−メタクリロイロキシオクタデシルアミン、
N,N−ジメチル−β−メタクリロイロキシ−アルキル
(ドデシル=55%,テトラデシル=45%)アミン、
N,N−ジメチル−β−メタクリロイロキシ−アルキル
(ヘキサデシル=57%,オクタデシル=43%)アミ
ン;N,N−ジエチル−β−メタクリロイロキシドデシ
ルアミン、N,N−ジエチル−β−メタクリロイロキシ
テトラデシルアミン、N,N−ジエチル−β−メタクリ
ロイロキシヘキサデシルアミン、N,N−ジエチル−β
−メタクリロイロキシオクタデシルアミン、N,N−ジ
エチル−β−メタクリロイロキシ−アルキル(ドデシル
=55%,テトラデシル=45%)アミン、N,N−ジ
エチル−β−メタクリロイロキシ−アルキル(ヘキサデ
シル=57%,オクタデシル=43%)アミンが挙げら
れる。
【0015】また、一般式(I)でR1 が水素原子の場
合、R2 は−[(CH2 )n NH] m H(nは1〜4の
整数、mは1〜5の整数)で表される置換分であっても
よい。この置換分としては、例えば、エチレンアミル、
ジエチレンジアミル、トリエチレントリアミル、テロラ
エチレンテトラミル、ペンタエチレンペンタミル等が挙
げられる。この置換分を有する化合物としては、例え
ば、β−メタクリロイロキシ−アルキル(ドデシル=5
5%,テトラデシル=45%)エチレンジアミン、β−
メタクリロイロキシ−アルキル(ヘキサデシル=57
%,オクタデシル=43%)エチレンジアミンが挙げら
れる。
合、R2 は−[(CH2 )n NH] m H(nは1〜4の
整数、mは1〜5の整数)で表される置換分であっても
よい。この置換分としては、例えば、エチレンアミル、
ジエチレンジアミル、トリエチレントリアミル、テロラ
エチレンテトラミル、ペンタエチレンペンタミル等が挙
げられる。この置換分を有する化合物としては、例え
ば、β−メタクリロイロキシ−アルキル(ドデシル=5
5%,テトラデシル=45%)エチレンジアミン、β−
メタクリロイロキシ−アルキル(ヘキサデシル=57
%,オクタデシル=43%)エチレンジアミンが挙げら
れる。
【0016】一般式(I)で表わされるβ−(メタ)ア
クリロイロキシ−アルキルアミン誘導体としては、上記
化合物の中で、N,N−ジメチル−β−メタクリロイロ
キシ−アルキル(ドデシル=55%,テトラデシル=4
5%)アミン、N,N−ジメチル−β−メタクリロイロ
キシ−アルキル(ヘキサデシル=57%,オクタデシル
=43%)アミン、N,N−ジメチル−β−アクリロイ
ロキシ−アルキル(ドデシル=55%,テトラデシル=
45%)アミン、N,N−ジエチル−β−メタクリロイ
ロキシ−アルキル(ヘキサデシル=57%,オクタデシ
ル=43%)アミン、β−メタクリロイロキシ−アルキ
ル(ヘキサデシル=57%,オクタデシル=43%)エ
チレンジアミンが好ましい。
クリロイロキシ−アルキルアミン誘導体としては、上記
化合物の中で、N,N−ジメチル−β−メタクリロイロ
キシ−アルキル(ドデシル=55%,テトラデシル=4
5%)アミン、N,N−ジメチル−β−メタクリロイロ
キシ−アルキル(ヘキサデシル=57%,オクタデシル
=43%)アミン、N,N−ジメチル−β−アクリロイ
ロキシ−アルキル(ドデシル=55%,テトラデシル=
45%)アミン、N,N−ジエチル−β−メタクリロイ
ロキシ−アルキル(ヘキサデシル=57%,オクタデシ
ル=43%)アミン、β−メタクリロイロキシ−アルキ
ル(ヘキサデシル=57%,オクタデシル=43%)エ
チレンジアミンが好ましい。
【0017】この発明のβ−(メタ)アクリロイロキシ
−アルキルアミン誘導体は、公知の反応工程を用いて合
成することができる。例えば、β−ヒドロキシアルキル
−アミンを合成し、得られたβ−ヒドロキシアルキル−
アミンと(メタ)アクリル酸クロリドとを反応させるこ
とにより得られる。β−ヒドロキシアルキル−アミン
は、例えば、不活性溶媒中、温和な条件下でα−オレフ
ィンに有機過酸又はその他の過酸化物を反応させ、α−
オレフィンエポキサイドを得、このα−オレフィンエポ
キサイドにアルキルアミンを反応させて得ることができ
る。ここで、不活性溶媒としてはベンゼン、クロロホル
ム、四塩化炭素等が挙げらる。有機過酸又はその他の過
酸化物としては、過安息香酸、過酢酸、過蟻酸、過フタ
ル酸、過プロピオン酸、過酪酸、トリフルオロ過酢酸が
挙げられ、過安息香酸、過酢酸が好ましく用いられる。
以下にβ−ヒドロキシジメチルアミンの例を示す。
−アルキルアミン誘導体は、公知の反応工程を用いて合
成することができる。例えば、β−ヒドロキシアルキル
−アミンを合成し、得られたβ−ヒドロキシアルキル−
アミンと(メタ)アクリル酸クロリドとを反応させるこ
とにより得られる。β−ヒドロキシアルキル−アミン
は、例えば、不活性溶媒中、温和な条件下でα−オレフ
ィンに有機過酸又はその他の過酸化物を反応させ、α−
オレフィンエポキサイドを得、このα−オレフィンエポ
キサイドにアルキルアミンを反応させて得ることができ
る。ここで、不活性溶媒としてはベンゼン、クロロホル
ム、四塩化炭素等が挙げらる。有機過酸又はその他の過
酸化物としては、過安息香酸、過酢酸、過蟻酸、過フタ
ル酸、過プロピオン酸、過酪酸、トリフルオロ過酢酸が
挙げられ、過安息香酸、過酢酸が好ましく用いられる。
以下にβ−ヒドロキシジメチルアミンの例を示す。
【0018】まず、不活性溶媒中、温和な条件下でα−
オレフィンと過酢酸とを反応させ、精製して下記式のα
−オレフィンエポキサイドを得る。
オレフィンと過酢酸とを反応させ、精製して下記式のα
−オレフィンエポキサイドを得る。
【0019】
【化3】
【0020】(式中、Rは水素原子又はメチル基を示
す) 次いで、不活性溶媒の存在下、得られたα−オレフィン
エポキサイドにジメチルアミンを反応させ、脱溶媒して
下記式のβ−ヒドロキシジメチルアミンを得る。
す) 次いで、不活性溶媒の存在下、得られたα−オレフィン
エポキサイドにジメチルアミンを反応させ、脱溶媒して
下記式のβ−ヒドロキシジメチルアミンを得る。
【0021】
【化4】
【0022】(式中、Rは水素原子又はメチル基を示
す) 更に、得られたβ−ヒドロキシアルキル−アミンと(メ
タ)アクリル酸クロリドとを反応させ、目的のβ−(メ
タ)アクリロイロキシ−アルキルアミン誘導体を得る。
この際の反応温度は、合成に用いられる溶媒により適宜
設定されるが、15〜70℃、好ましくは20〜40℃
である。得られた誘導体は、前記反応後、沈殿物を濾別
し、濾液を9%無水炭酸ナトリウム水溶液等で洗浄、硫
酸マグネシウム等で乾燥し、重合防止のためにヒドロキ
ノンモノエチルエーテル等を少量添加した後、溶媒を除
去して得る。
す) 更に、得られたβ−ヒドロキシアルキル−アミンと(メ
タ)アクリル酸クロリドとを反応させ、目的のβ−(メ
タ)アクリロイロキシ−アルキルアミン誘導体を得る。
この際の反応温度は、合成に用いられる溶媒により適宜
設定されるが、15〜70℃、好ましくは20〜40℃
である。得られた誘導体は、前記反応後、沈殿物を濾別
し、濾液を9%無水炭酸ナトリウム水溶液等で洗浄、硫
酸マグネシウム等で乾燥し、重合防止のためにヒドロキ
ノンモノエチルエーテル等を少量添加した後、溶媒を除
去して得る。
【0023】この発明の他の観点によれば、一般式
(I)で表されるβ−(メタ)アクリロイロキシ−アル
キルアミン誘導体を重合させて得られ、重量平均分子量
(GPC)が10,000〜1,000,000である
重合物が提供される。また、前記誘導体とエチレン性不
飽和単量体とを共重合させて得られ、重量平均分子量
(GPC)が10,000〜1,000,000である
共重合物が提供される。
(I)で表されるβ−(メタ)アクリロイロキシ−アル
キルアミン誘導体を重合させて得られ、重量平均分子量
(GPC)が10,000〜1,000,000である
重合物が提供される。また、前記誘導体とエチレン性不
飽和単量体とを共重合させて得られ、重量平均分子量
(GPC)が10,000〜1,000,000である
共重合物が提供される。
【0024】前記誘導体は、それ自身重合させることが
でき、またエチレン性不飽和単量体と共重合させること
もできる。エチレン性不飽和単量体とは、該誘導体と共
重合可能であれば特に限定はされない。この単量体の具
体例としては、メチルメタクリレート、エチルメタクリ
レート、 tert-ブチルメタクリレート、2−エチルヘキ
シルメタクリレート、ラウリルメタクリレート、ステア
リルメタクリレート、エチルアクリレート、n-ブチルア
クリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、ラウリ
ルアクリレート、ステアリルアクリレート、シクロヘキ
シルアクリレート等の(メタ)アクリルエステル系の不
飽和単量体;2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−
ヒドロキシプロピルアクリレート、ジエチレングリコー
ルモノアクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレ
ート、2−ヒドロキシプロピルメタクリレート等のヒド
ロキシ低級アルキル(メタ)アクリレート;その他(メ
タ)アクリル酸、クロトン酸、ビニル安息香酸、α−シ
アノアクリル酸、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸等
の親水性不飽和単量体;スチレン、α−メチルスチレ
ン、ブタジエン、ビニルトルエン、塩化ビニル、塩化ビ
ニリデン、酢酸ビニル、ビニルブチレート、メチルビニ
ルエーテル、オクチルビニルエーテル、アクリロニトリ
ル、メタクリロニトリル、アクリルアミド、メタクリル
アミド等が挙げられる。上記単量体の中で(メタ)アク
リル酸及びそのエステル、並びにスチレンが好ましい。
上記誘導体及び単量体としては、それぞれ1つの化合物
が単独で用いられてもよく、2つ以上の化合物が併用さ
れてもよい。
でき、またエチレン性不飽和単量体と共重合させること
もできる。エチレン性不飽和単量体とは、該誘導体と共
重合可能であれば特に限定はされない。この単量体の具
体例としては、メチルメタクリレート、エチルメタクリ
レート、 tert-ブチルメタクリレート、2−エチルヘキ
シルメタクリレート、ラウリルメタクリレート、ステア
リルメタクリレート、エチルアクリレート、n-ブチルア
クリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、ラウリ
ルアクリレート、ステアリルアクリレート、シクロヘキ
シルアクリレート等の(メタ)アクリルエステル系の不
飽和単量体;2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−
ヒドロキシプロピルアクリレート、ジエチレングリコー
ルモノアクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレ
ート、2−ヒドロキシプロピルメタクリレート等のヒド
ロキシ低級アルキル(メタ)アクリレート;その他(メ
タ)アクリル酸、クロトン酸、ビニル安息香酸、α−シ
アノアクリル酸、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸等
の親水性不飽和単量体;スチレン、α−メチルスチレ
ン、ブタジエン、ビニルトルエン、塩化ビニル、塩化ビ
ニリデン、酢酸ビニル、ビニルブチレート、メチルビニ
ルエーテル、オクチルビニルエーテル、アクリロニトリ
ル、メタクリロニトリル、アクリルアミド、メタクリル
アミド等が挙げられる。上記単量体の中で(メタ)アク
リル酸及びそのエステル、並びにスチレンが好ましい。
上記誘導体及び単量体としては、それぞれ1つの化合物
が単独で用いられてもよく、2つ以上の化合物が併用さ
れてもよい。
【0025】単量体の使用割合は、誘導体と単量体との
合計重量100重量%に対して、0〜90重量%の範囲
で必要に応じて用いられる。この割合が上記範囲内であ
れば、有効な海生生物付着防止効果が得られるので好ま
しい。また、重合物の重量平均分子量(GPC)は、1
0,000〜1,000,000、好ましくは20,0
00〜600,000であり、共重合物の重量平均分子
量(GPC)は、10,000〜1,000,000、
好ましくは20,000〜600,000である。重量
平均分子量がそれぞれ上記範囲であれば、海水中で被覆
剤の形態を維持でき、適度の粘度で塗布作業性の良好な
被覆剤が得られる。
合計重量100重量%に対して、0〜90重量%の範囲
で必要に応じて用いられる。この割合が上記範囲内であ
れば、有効な海生生物付着防止効果が得られるので好ま
しい。また、重合物の重量平均分子量(GPC)は、1
0,000〜1,000,000、好ましくは20,0
00〜600,000であり、共重合物の重量平均分子
量(GPC)は、10,000〜1,000,000、
好ましくは20,000〜600,000である。重量
平均分子量がそれぞれ上記範囲であれば、海水中で被覆
剤の形態を維持でき、適度の粘度で塗布作業性の良好な
被覆剤が得られる。
【0026】この発明における重合物及び共重合物は、
重合開始剤を用いて公知の方法により溶液中での重合や
塊状重合等の方法により行うことができる。その際使用
される溶媒としては、水;メチルアルコール、エチルア
ルコール、ブタノール等のアルコール類;エチレングリ
コールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノ
エチルエーテル、ジオキサン等のエーテル類;トルエ
ン、キシレン、エチルベンゼン、メチルナフタレン等の
芳香族炭化水素類;酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステ
ル類;アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソアミ
ルケトン等のケトン類等が挙げられる。
重合開始剤を用いて公知の方法により溶液中での重合や
塊状重合等の方法により行うことができる。その際使用
される溶媒としては、水;メチルアルコール、エチルア
ルコール、ブタノール等のアルコール類;エチレングリ
コールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノ
エチルエーテル、ジオキサン等のエーテル類;トルエ
ン、キシレン、エチルベンゼン、メチルナフタレン等の
芳香族炭化水素類;酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステ
ル類;アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソアミ
ルケトン等のケトン類等が挙げられる。
【0027】重合開始剤としては、過硫酸アンモニウム
や過硫酸ナトリウム等の過硫酸塩;ベンゾイルパーオキ
サイド、t−ブチルパーオキサイド、ラウロイルパーオ
キサイド等のパーオキサイド;クメンハイドロパーオキ
サイド等のハイドロパーオキサイド;アゾビスイソブチ
ロニトリル、アゾビスイソフタロニトリル、アゾビスジ
メチルバレロニトリル等の脂肪族アゾ化合物等を用いる
ことができる。重合温度は用いられる溶媒や重合開始剤
により適宜設定されるが、通常40〜120℃、好まし
くは45〜80℃範囲内で設定される。
や過硫酸ナトリウム等の過硫酸塩;ベンゾイルパーオキ
サイド、t−ブチルパーオキサイド、ラウロイルパーオ
キサイド等のパーオキサイド;クメンハイドロパーオキ
サイド等のハイドロパーオキサイド;アゾビスイソブチ
ロニトリル、アゾビスイソフタロニトリル、アゾビスジ
メチルバレロニトリル等の脂肪族アゾ化合物等を用いる
ことができる。重合温度は用いられる溶媒や重合開始剤
により適宜設定されるが、通常40〜120℃、好まし
くは45〜80℃範囲内で設定される。
【0028】更に、この発明の他の観点によれば、前記
誘導体、重合物もしくは共重合物を有効成分とする海生
生物付着防止剤が提供される。この発明の海生生物付着
防止剤は、通常、前記のようにして得られた重合物を、
塗布作業性を改良するための適当な溶媒に溶解し溶液の
形で調製される。溶媒としては、メチルアルコール、エ
チルアルコール、キシレン、トルエン、シクロヘキサノ
ン、灯油、メチルイソブチルケトン、酢酸ブチル、ジメ
チルホルムアミド、ナフサ、エチレングリコールモノエ
チルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテ
ル(PGM)等があげられるが、これ以外にも塗料の分
野で用いられる種々の溶媒及び添加剤が使用でき、若干
の水が含まれていても差し支えない。
誘導体、重合物もしくは共重合物を有効成分とする海生
生物付着防止剤が提供される。この発明の海生生物付着
防止剤は、通常、前記のようにして得られた重合物を、
塗布作業性を改良するための適当な溶媒に溶解し溶液の
形で調製される。溶媒としては、メチルアルコール、エ
チルアルコール、キシレン、トルエン、シクロヘキサノ
ン、灯油、メチルイソブチルケトン、酢酸ブチル、ジメ
チルホルムアミド、ナフサ、エチレングリコールモノエ
チルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテ
ル(PGM)等があげられるが、これ以外にも塗料の分
野で用いられる種々の溶媒及び添加剤が使用でき、若干
の水が含まれていても差し支えない。
【0029】漁網用海生生物付着防止剤として使用する
場合は、有効成分を固形分濃度で20〜99重量%、好
ましくは25〜95重量%程度となるようにするのが海
生生物付着防止、成膜性、膜強度等の点で好ましく、網
への密着性や、網のこわばり等を改良する場合は、フタ
ル酸ジオクチル、アジピン酸ジオクチル、リン酸トリク
レジル、トリオクチルホスフェート、ポリブテン等を配
合するとよい。漁網への適用は、常法、例えば浸漬法等
が用いられる。
場合は、有効成分を固形分濃度で20〜99重量%、好
ましくは25〜95重量%程度となるようにするのが海
生生物付着防止、成膜性、膜強度等の点で好ましく、網
への密着性や、網のこわばり等を改良する場合は、フタ
ル酸ジオクチル、アジピン酸ジオクチル、リン酸トリク
レジル、トリオクチルホスフェート、ポリブテン等を配
合するとよい。漁網への適用は、常法、例えば浸漬法等
が用いられる。
【0030】前記誘導体、重合物もしくは共重合物は、
塗布形態に製剤化した塗料として用いることができる。
この海生生物付着防止塗料として使用する場合は、有効
成分を固形分濃度で20〜99重量%、好ましくは25
〜95重量%程度配合し適当な溶媒に溶解し、顔料、可
塑剤、界面活性剤、塗膜調整ビヒクル等を配合して塗料
を調製する。顔料としては、タルク、チタン白、黄鉛、
紺青、ベンガラ、フタロシアニンブルー等が挙げられ
る。可塑剤としては、フタル酸ジオクチル、フタル酸ジ
アジペート、アジピン酸ジオクチル、リン酸トリクレジ
ル、トリオクチルホスフェート、流動パラフィン等が挙
げられる。なお、塗膜強度等を調整する場合のビヒクル
としては、ロジン、ボイル油、塩化ゴム、ポリブテン、
塩化ビニル樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、クマロ
ン樹脂等が挙げられる。塗料として用いる場合は、ハケ
塗り、ローラ塗り、スプレー法等で行なう。
塗布形態に製剤化した塗料として用いることができる。
この海生生物付着防止塗料として使用する場合は、有効
成分を固形分濃度で20〜99重量%、好ましくは25
〜95重量%程度配合し適当な溶媒に溶解し、顔料、可
塑剤、界面活性剤、塗膜調整ビヒクル等を配合して塗料
を調製する。顔料としては、タルク、チタン白、黄鉛、
紺青、ベンガラ、フタロシアニンブルー等が挙げられ
る。可塑剤としては、フタル酸ジオクチル、フタル酸ジ
アジペート、アジピン酸ジオクチル、リン酸トリクレジ
ル、トリオクチルホスフェート、流動パラフィン等が挙
げられる。なお、塗膜強度等を調整する場合のビヒクル
としては、ロジン、ボイル油、塩化ゴム、ポリブテン、
塩化ビニル樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、クマロ
ン樹脂等が挙げられる。塗料として用いる場合は、ハケ
塗り、ローラ塗り、スプレー法等で行なう。
【0031】更に、この発明の海生生物付着防止剤には
必要に応じて、銅粉、亜酸化銅、ロダン銅、ナフテン酸
銅、オレイン酸銅、ジメチルジチオカルバミン酸塩、テ
トラエチルチウラムジスルフィド、ジンクピリチオン、
4,5−ジクロロ−2−n−オクチル−4−イソチアゾ
リン−3−オン、2−チオシアノメチルチオベンゾチア
ゾール、テトラクロロイソフタロニトリル、2,3−ジ
クロロ−2,6−ジエチルフェニルマレイミド、ピリジ
ントリフェニルボラン;N,N−ジメチル−β−ヒドロ
アルキルアミン、牛脂アルキルジメチルアミン、牛脂ア
ルキルプロピレンジアミン、牛脂アルキルジプロピレン
トリアミン、牛脂アルキルトリプロピレンテトラミン等
の高級脂肪族アルキルアミン(炭素数8〜22)等の公
知の付着防止有効成分を適宜併用することができる。
必要に応じて、銅粉、亜酸化銅、ロダン銅、ナフテン酸
銅、オレイン酸銅、ジメチルジチオカルバミン酸塩、テ
トラエチルチウラムジスルフィド、ジンクピリチオン、
4,5−ジクロロ−2−n−オクチル−4−イソチアゾ
リン−3−オン、2−チオシアノメチルチオベンゾチア
ゾール、テトラクロロイソフタロニトリル、2,3−ジ
クロロ−2,6−ジエチルフェニルマレイミド、ピリジ
ントリフェニルボラン;N,N−ジメチル−β−ヒドロ
アルキルアミン、牛脂アルキルジメチルアミン、牛脂ア
ルキルプロピレンジアミン、牛脂アルキルジプロピレン
トリアミン、牛脂アルキルトリプロピレンテトラミン等
の高級脂肪族アルキルアミン(炭素数8〜22)等の公
知の付着防止有効成分を適宜併用することができる。
【0032】
(誘導体の合成) 合成例1 N,N−ジメチル−β−メタクリロイロキシ−アルキル
(ドデシル=55%,テトラデシル=45%)アミン
(化合物1) 無水炭酸ナトリウム2.65g含有のジクロロメタン7
7.74ミリリットルに、N,N−ジメチル−β−ヒド
ロキシ−アルキル(ドデシル=55%、テトラデシル=
45%)アミン(ダイセル化学工業社製、オキシアミン
DML)5.35gとメタクリル酸クロライド4.02
gを添加し、室温で48時間撹拌した。撹拌終了後、5
時間還流を行った。次いで、沈殿物を濾別し、濾液を9
%無水炭酸ナトリウム水溶液で3回洗浄した。洗浄後、
硫酸マグネシウムで乾燥し、ヒドロキノンモノエチルエ
ーテルを2滴加えた後、溶媒を除去し、目的の化合物
3.83g(収率58%)を得た。
(ドデシル=55%,テトラデシル=45%)アミン
(化合物1) 無水炭酸ナトリウム2.65g含有のジクロロメタン7
7.74ミリリットルに、N,N−ジメチル−β−ヒド
ロキシ−アルキル(ドデシル=55%、テトラデシル=
45%)アミン(ダイセル化学工業社製、オキシアミン
DML)5.35gとメタクリル酸クロライド4.02
gを添加し、室温で48時間撹拌した。撹拌終了後、5
時間還流を行った。次いで、沈殿物を濾別し、濾液を9
%無水炭酸ナトリウム水溶液で3回洗浄した。洗浄後、
硫酸マグネシウムで乾燥し、ヒドロキノンモノエチルエ
ーテルを2滴加えた後、溶媒を除去し、目的の化合物
3.83g(収率58%)を得た。
【0033】この化合物は淡黄色油状物で、以下の分析
データが得られた。13 C−NMR(CDCl3:22.4MHz )δ:13.84,1
8.08,22.42,25.00,29.09,2
9.26,29.35,29.41,31.68,3
2.55,45.38,62.14,71.72,12
4.89,136.40,166.65(71.72は
β位の炭素に帰属) IR(NaCl)波数:1718cm-1(エステルの吸
収)
データが得られた。13 C−NMR(CDCl3:22.4MHz )δ:13.84,1
8.08,22.42,25.00,29.09,2
9.26,29.35,29.41,31.68,3
2.55,45.38,62.14,71.72,12
4.89,136.40,166.65(71.72は
β位の炭素に帰属) IR(NaCl)波数:1718cm-1(エステルの吸
収)
【0034】合成例2 N,N−ジメチル−β−メタクリロイロキシ−アルキル
(ヘキサデシル=57%、オクタデシル=43%)アミ
ン(化合物2) 無水炭酸ナトリウム2.65g含有のジクロロメタン7
7.74ミリリットルに、N,N−ジメチル−β−ヒド
ロキシ−アルキル(ヘキサデシル=57%、オクタデシ
ル=43%)アミン(ダイセル化学工業社製、オキシア
ミンDMN)6.53gとメタクリル酸クロライド4.
02gを添加し、室温で48時間撹拌した。撹拌終了
後、5時間還流を行った。次いで、沈殿物を濾別し、濾
液を9%無水炭酸ナトリウム水溶液で3回洗浄した。洗
浄後、硫酸マグネシウムで乾燥し、ヒドロキノンモノエ
チルエーテルを2滴加えた後、溶媒を除去し、目的の化
合物3.44g(収率43%)を得た。
(ヘキサデシル=57%、オクタデシル=43%)アミ
ン(化合物2) 無水炭酸ナトリウム2.65g含有のジクロロメタン7
7.74ミリリットルに、N,N−ジメチル−β−ヒド
ロキシ−アルキル(ヘキサデシル=57%、オクタデシ
ル=43%)アミン(ダイセル化学工業社製、オキシア
ミンDMN)6.53gとメタクリル酸クロライド4.
02gを添加し、室温で48時間撹拌した。撹拌終了
後、5時間還流を行った。次いで、沈殿物を濾別し、濾
液を9%無水炭酸ナトリウム水溶液で3回洗浄した。洗
浄後、硫酸マグネシウムで乾燥し、ヒドロキノンモノエ
チルエーテルを2滴加えた後、溶媒を除去し、目的の化
合物3.44g(収率43%)を得た。
【0035】この化合物は淡黄色油状物で、以下の分析
データが得られた。13 C−NMR(CDCl3:22.4MHz )δ:13.90,1
8.14,22.52,25.09,29.20,2
9.50,31.77,32.61,45.61,6
2.44,71.96,124.80,136.52,
166.77(71.96はβ位の炭素に帰属) IR(NaCl)波数:1716cm-1(エステルの吸
収)
データが得られた。13 C−NMR(CDCl3:22.4MHz )δ:13.90,1
8.14,22.52,25.09,29.20,2
9.50,31.77,32.61,45.61,6
2.44,71.96,124.80,136.52,
166.77(71.96はβ位の炭素に帰属) IR(NaCl)波数:1716cm-1(エステルの吸
収)
【0036】合成例3 N,N−ジメチル−β−アクリロイロキシ−アルキル
(ドデシル=55%、テトラデシル=45%)アミン
(化合物3) 無水炭酸ナトリウム2.65g含有のジクロロメタン7
7.74ミリリットルに、N,N−ジメチル−β−ヒド
ロキシ−アルキル(ドデシル=55%、テトラデシル=
45%)アミン(ダイセル化学工業社製、オキシアミン
DML)5.35gとアクリル酸クロライド3.48g
を添加し、室温で48時間撹拌した。撹拌終了後、5時
間還流を行った。次いで、沈殿物を濾別し、濾液を9%
の無水炭酸ナトリウム水溶液で3回洗浄した。洗浄後、
硫酸マグネシルムで乾燥し、ヒドロキノンモノエチルエ
ーテルを2滴加えた後、溶媒を除去し、目的の化合物
3.35g(収率51%)を得た。
(ドデシル=55%、テトラデシル=45%)アミン
(化合物3) 無水炭酸ナトリウム2.65g含有のジクロロメタン7
7.74ミリリットルに、N,N−ジメチル−β−ヒド
ロキシ−アルキル(ドデシル=55%、テトラデシル=
45%)アミン(ダイセル化学工業社製、オキシアミン
DML)5.35gとアクリル酸クロライド3.48g
を添加し、室温で48時間撹拌した。撹拌終了後、5時
間還流を行った。次いで、沈殿物を濾別し、濾液を9%
の無水炭酸ナトリウム水溶液で3回洗浄した。洗浄後、
硫酸マグネシルムで乾燥し、ヒドロキノンモノエチルエ
ーテルを2滴加えた後、溶媒を除去し、目的の化合物
3.35g(収率51%)を得た。
【0037】この化合物は淡黄色油状物で、以下の分析
データが得られた。13 C−NMR(CDCl3:22.4MHz )δ:13.84,2
2.46,25.09,29.12,29.29,3
1.71,32.55,62.71,71.93,12
8.79,129.87,165.55(71.93は
β位の炭素に帰属) IR(NaCl)波数:1725cm-1(エステルの吸
収)
データが得られた。13 C−NMR(CDCl3:22.4MHz )δ:13.84,2
2.46,25.09,29.12,29.29,3
1.71,32.55,62.71,71.93,12
8.79,129.87,165.55(71.93は
β位の炭素に帰属) IR(NaCl)波数:1725cm-1(エステルの吸
収)
【0038】合成例4 N,N−ジエチル−β−メタクリロイロキシ−アルキル
(ヘキサデシル=57%、オクタデシル=43%)アミ
ン(化合物4) 無水炭酸ナトリウム2.65g含有のジクロロメタン7
7.74ミリリットルに、N,N−ジエチル−β−ヒド
ロキシ−アルキル(ヘキサデシル=57%、オクタデシ
ル=43%)アイン(ダイセル化学工業社製、オキシア
ミンDEN)7.15gとメタクリル酸クロライド4.
02gを添加し、室温で48時間撹拌した。撹拌終了
後、5時間還流を行った。次いで、沈殿物を濾別し、濾
液を9%の無水炭酸ナトリウム水溶液で3回洗浄した。
洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥し、ヒドロキノンモノ
エチルエーテルを2滴加えた後、溶媒を除去し、目的の
化合物3.44g(収率40%)を得た。
(ヘキサデシル=57%、オクタデシル=43%)アミ
ン(化合物4) 無水炭酸ナトリウム2.65g含有のジクロロメタン7
7.74ミリリットルに、N,N−ジエチル−β−ヒド
ロキシ−アルキル(ヘキサデシル=57%、オクタデシ
ル=43%)アイン(ダイセル化学工業社製、オキシア
ミンDEN)7.15gとメタクリル酸クロライド4.
02gを添加し、室温で48時間撹拌した。撹拌終了
後、5時間還流を行った。次いで、沈殿物を濾別し、濾
液を9%の無水炭酸ナトリウム水溶液で3回洗浄した。
洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥し、ヒドロキノンモノ
エチルエーテルを2滴加えた後、溶媒を除去し、目的の
化合物3.44g(収率40%)を得た。
【0039】この化合物は淡黄色油状物で、以下の分析
データが得られた。13 C−NMR(CDCl3:22.4MHz )δ:11.72,1
3.87,18.14,22.52,25.18,2
9.20,29.35,29.53,31.77,3
2.52,47.61,55.97,72.61,12
4.56,136.67,167.77(72.61は
β位の炭素に帰属) IR(NaCl)波数:1716cm-1(エステルの吸
収)
データが得られた。13 C−NMR(CDCl3:22.4MHz )δ:11.72,1
3.87,18.14,22.52,25.18,2
9.20,29.35,29.53,31.77,3
2.52,47.61,55.97,72.61,12
4.56,136.67,167.77(72.61は
β位の炭素に帰属) IR(NaCl)波数:1716cm-1(エステルの吸
収)
【0040】合成例5 β−メタクリロイロキシ−アルキル(ヘキサデシル=5
7%、オクタデシル=43%)エチレンジアミン(化合
物5) 無水炭酸ナトリウム2.65g含有のジクロロメタン7
7.74ミリリットルに、β−ヒドロキシ−アルキル
(ヘキサデシル=57%、オクタデシル=43%)エチ
レンジアミン(ダイセル化学工業社製、ロードポール2
N)6.86gとメタクリル酸クロライド4.02gを
添加し、室温で48時間撹拌した。撹拌終了後、5時間
還流を行った。次いで、沈殿物を濾別し、濾液を9%の
無水炭酸ナトリウム水溶液で3回洗浄した。洗浄後、硫
酸マグネシウムで乾燥し、ヒドロキノンモノエチルエー
テルを2滴加えた後、溶媒を除去し、目的の化合物1.
07g(収率13%)を得た。
7%、オクタデシル=43%)エチレンジアミン(化合
物5) 無水炭酸ナトリウム2.65g含有のジクロロメタン7
7.74ミリリットルに、β−ヒドロキシ−アルキル
(ヘキサデシル=57%、オクタデシル=43%)エチ
レンジアミン(ダイセル化学工業社製、ロードポール2
N)6.86gとメタクリル酸クロライド4.02gを
添加し、室温で48時間撹拌した。撹拌終了後、5時間
還流を行った。次いで、沈殿物を濾別し、濾液を9%の
無水炭酸ナトリウム水溶液で3回洗浄した。洗浄後、硫
酸マグネシウムで乾燥し、ヒドロキノンモノエチルエー
テルを2滴加えた後、溶媒を除去し、目的の化合物1.
07g(収率13%)を得た。
【0041】この化合物は淡黄色半固形物で、以下の分
析データが得られた。13 C−NMR(CDCl3:22.4MHz )δ:13.81,1
8.05,18.26,22.40,29.09,2
9.41,31.65,48.36,53.16,5
4.89,71.69,125.60,135.86,
168.38(71.69はβ位の炭素に帰属) IR(NaCl)波数:1717cm-1(エステルの吸
収)
析データが得られた。13 C−NMR(CDCl3:22.4MHz )δ:13.81,1
8.05,18.26,22.40,29.09,2
9.41,31.65,48.36,53.16,5
4.89,71.69,125.60,135.86,
168.38(71.69はβ位の炭素に帰属) IR(NaCl)波数:1717cm-1(エステルの吸
収)
【0042】合成例6 N,N−ジメチル−β−メタクリロイロキシ−ドデシル
アミン(化合物6) 無水炭酸ナトリウム2.65g含有のジクロロメタン7
7.74ミリリットルに、N,N−ジメチル−β−ヒド
ロキシ−ドデシルアミン5.05gとメタクリル酸クロ
ライド4.02gを添加し、室温で48時間撹拌した。
撹拌終了後、5時間還流を行った。次いで、沈殿物を濾
別し、濾液を9%の無水炭酸ナトリウム水溶液で3回洗
浄した。洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥し、ヒドロキ
ノンモノエチルエーテルを2滴加えた後、溶媒を除去
し、目的の化合物4.12g(収率63%)を得た。
アミン(化合物6) 無水炭酸ナトリウム2.65g含有のジクロロメタン7
7.74ミリリットルに、N,N−ジメチル−β−ヒド
ロキシ−ドデシルアミン5.05gとメタクリル酸クロ
ライド4.02gを添加し、室温で48時間撹拌した。
撹拌終了後、5時間還流を行った。次いで、沈殿物を濾
別し、濾液を9%の無水炭酸ナトリウム水溶液で3回洗
浄した。洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥し、ヒドロキ
ノンモノエチルエーテルを2滴加えた後、溶媒を除去
し、目的の化合物4.12g(収率63%)を得た。
【0043】この化合物は淡黄色油状物で、以下の分析
データが得られた。13 C−NMR(CDCl3:22.4MHz )δ:13.87,1
8.14,22.49,25.09,29.15,2
9.32,29.47,31.74,32.55,4
5.73,62.53,72.08,124.77,1
36.55,166.77(72.08はβ位の炭素に
帰属) IR(NaCl)波数:1718cm-1(エステルの吸
収) 尚、原料であるN,N−ジメチル−β−ヒドロキシ−ド
デシルアミンは、N,N−ジメチル−β−ヒドロキシ−
アルキル(ドデシル=55%,テトラデシル=45%)
アミン(ダイセル化学工業社製、オキシアミンDML)
の蒸溜により得た。
データが得られた。13 C−NMR(CDCl3:22.4MHz )δ:13.87,1
8.14,22.49,25.09,29.15,2
9.32,29.47,31.74,32.55,4
5.73,62.53,72.08,124.77,1
36.55,166.77(72.08はβ位の炭素に
帰属) IR(NaCl)波数:1718cm-1(エステルの吸
収) 尚、原料であるN,N−ジメチル−β−ヒドロキシ−ド
デシルアミンは、N,N−ジメチル−β−ヒドロキシ−
アルキル(ドデシル=55%,テトラデシル=45%)
アミン(ダイセル化学工業社製、オキシアミンDML)
の蒸溜により得た。
【0044】(重合物の製造)実施例として合成例の化
合物を用いて、重合物を作った。 重合物a 攪拌器、温度計、還流管及び窒素導入管を備えた300
ミリリットルのセパラブルフラスコに、化合物1を35
g加え、更にキシレン55gを加えて窒素置換しながら
撹拌し水浴で70℃に加熱した。1時間撹拌後、重合開
始剤アゾビスイソブチロニトリル0.2gを溶解したキ
シレン10gを再度窒素置換しながら滴下し、反応容器
の温度を水浴で70℃に保持した。5時間撹拌後、重合
物aを得た。得られた重合物aの重量平均分子量は、ポ
リスチレンを標準としたゲル浸透クロマトグラフィー分
析(GPC)で、100,000であった。その結果を
表1に示す。
合物を用いて、重合物を作った。 重合物a 攪拌器、温度計、還流管及び窒素導入管を備えた300
ミリリットルのセパラブルフラスコに、化合物1を35
g加え、更にキシレン55gを加えて窒素置換しながら
撹拌し水浴で70℃に加熱した。1時間撹拌後、重合開
始剤アゾビスイソブチロニトリル0.2gを溶解したキ
シレン10gを再度窒素置換しながら滴下し、反応容器
の温度を水浴で70℃に保持した。5時間撹拌後、重合
物aを得た。得られた重合物aの重量平均分子量は、ポ
リスチレンを標準としたゲル浸透クロマトグラフィー分
析(GPC)で、100,000であった。その結果を
表1に示す。
【0045】
【表1】
【0046】表1中、重合体製造に用いたエチレン性不
飽和単量体の欄の略号は以下の通りである。 BA : n-ブチルアクリレート 2EHA : 2−エチルヘキシルアクリレート MMA : メチルメタクリレート MA : メタクリル酸 AA : アクリル酸 ST : スチレン
飽和単量体の欄の略号は以下の通りである。 BA : n-ブチルアクリレート 2EHA : 2−エチルヘキシルアクリレート MMA : メチルメタクリレート MA : メタクリル酸 AA : アクリル酸 ST : スチレン
【0047】重合物b〜c 化合物1の代わりに化合物3又は5を用い、表1の重合
割合とする以外は重合物aと同様にして、重合物b〜c
を得た。
割合とする以外は重合物aと同様にして、重合物b〜c
を得た。
【0048】重合物d 攪拌器、温度計、還流管及び窒素導入管を備えた300
ミリリットルのセパラブルフラスコに化合物2を4g、
更にキシレン50gを加えた。次いで、n−ブチルアク
リレート22g、メチルメタクリレート14gを徐々に
滴下した。滴下終了後、窒素置換しながら撹拌し水浴で
70℃に加温した。1時間撹拌後、重合開始剤アゾビス
イソブチロニトリル0.2gを溶解したキシレン10g
を再度窒素置換しながら滴下し、反応容器の温度を水浴
で70℃に保持した。5時間撹拌後、重合物dを得た。
得られた重合物dの重量平均分子量は、GPCで、25
0,000であった。その結果を表1に示す。
ミリリットルのセパラブルフラスコに化合物2を4g、
更にキシレン50gを加えた。次いで、n−ブチルアク
リレート22g、メチルメタクリレート14gを徐々に
滴下した。滴下終了後、窒素置換しながら撹拌し水浴で
70℃に加温した。1時間撹拌後、重合開始剤アゾビス
イソブチロニトリル0.2gを溶解したキシレン10g
を再度窒素置換しながら滴下し、反応容器の温度を水浴
で70℃に保持した。5時間撹拌後、重合物dを得た。
得られた重合物dの重量平均分子量は、GPCで、25
0,000であった。その結果を表1に示す。
【0049】重合物e〜f 化合物2の代わりに化合物4又は1を用い、表1の重合
割合とする以外は重合物dと同様にして、重合物e〜f
を得た。比較例としてこの発明の化合物を用いないで、
重合物を作った。
割合とする以外は重合物dと同様にして、重合物e〜f
を得た。比較例としてこの発明の化合物を用いないで、
重合物を作った。
【0050】重合物g〜h 合成例の化合物を用いず、表1の重合割合とする以外は
重合物dと同様にして、重合物e〜fを得た。
重合物dと同様にして、重合物e〜fを得た。
【0051】(化合物の海生生物殺菌能力試験)ムラサ
キイガイのアンボ期幼生をプランクトンネットにより採
取し、これに対する各化合物の殺菌有効性を次の手順で
試験した。即ち、シャーレ(口径90mm×高さ15m
m)に、表2の所定濃度になるように試験液の加えた濾
過海水30ミリリットルを入れた。その中に肉厚ガラス
管(口径60mm×高さ15mm)の片方にミューラー
ガーゼNXXX−25を張り付けた器具を入れた。次い
でムラサキイガイのアンボ期幼生を10個体入れた。
このシャーレを22±1℃恒温槽内に6時間放置した
後、濾過海水に替えて、更に恒温槽内で24時間放置し
た後、顕微鏡下で遊泳幼生を計数して、試験液による効
力を判定した。結果を表2に示す。表中、遊泳幼生個体
数が0のときは幼生が全部死滅したことを示す。
キイガイのアンボ期幼生をプランクトンネットにより採
取し、これに対する各化合物の殺菌有効性を次の手順で
試験した。即ち、シャーレ(口径90mm×高さ15m
m)に、表2の所定濃度になるように試験液の加えた濾
過海水30ミリリットルを入れた。その中に肉厚ガラス
管(口径60mm×高さ15mm)の片方にミューラー
ガーゼNXXX−25を張り付けた器具を入れた。次い
でムラサキイガイのアンボ期幼生を10個体入れた。
このシャーレを22±1℃恒温槽内に6時間放置した
後、濾過海水に替えて、更に恒温槽内で24時間放置し
た後、顕微鏡下で遊泳幼生を計数して、試験液による効
力を判定した。結果を表2に示す。表中、遊泳幼生個体
数が0のときは幼生が全部死滅したことを示す。
【0052】
【表2】
【0053】尚、試験液の調整は、化合物5部をメタノ
ール90部とノニオン系界面活性(三洋化成工業社製、
イオネットT−80)5部で製剤化し、濾過海水で希釈
して試験液とした。
ール90部とノニオン系界面活性(三洋化成工業社製、
イオネットT−80)5部で製剤化し、濾過海水で希釈
して試験液とした。
【0054】(重合物の海生生物付着防止能力試験)各
重合物の海生生物付着防止能力を次の手順で試験した。
即ち、試験網にはポリエチレン製(100本、4節、4
0cm×60cm)の養殖用網を用いた。この試験網を
重合物を含有する配合組成物に浸漬し、網に重合物を付
着させ、3日間風乾させた。そして、5月から7月の3
ヵ月間、自然湾内(試験地:三重県方座浦湾)の筏より
海面下1.0〜1.5mの深さに吊るして、カサネカン
ザシや他の付着生物に対する付着防止能力を3ヵ月後に
観察した。表3に配合組成物の配合割合を、表4にその
試験結果を示す。表4には各付着生物の付着面積割合
(%)と全付着生物の重量(湿重量)とを示す。
重合物の海生生物付着防止能力を次の手順で試験した。
即ち、試験網にはポリエチレン製(100本、4節、4
0cm×60cm)の養殖用網を用いた。この試験網を
重合物を含有する配合組成物に浸漬し、網に重合物を付
着させ、3日間風乾させた。そして、5月から7月の3
ヵ月間、自然湾内(試験地:三重県方座浦湾)の筏より
海面下1.0〜1.5mの深さに吊るして、カサネカン
ザシや他の付着生物に対する付着防止能力を3ヵ月後に
観察した。表3に配合組成物の配合割合を、表4にその
試験結果を示す。表4には各付着生物の付着面積割合
(%)と全付着生物の重量(湿重量)とを示す。
【0055】
【表3】
【0056】
【表4】
【0057】(塗料の海生生物付着防止能力試験)塗料
の海生生物付着防止能力を次の手順で試験した。即ち、
試験板として硬質塩ビ板(7cm×20cm)を用い
た。この試験板に表5の所定の配合割合で塗料形態に製
剤化した塗料を、塗布量が1.5〜2.0kg/m2 と
なるように2回塗布した。そして、5月より1年間、自
然湾内(試験地:三重県方座浦湾)の筏より海面下1.
5〜2.0mの深さに吊るして、フジツボやカサネカン
ザシの付着生物に対する付着防止能力を6ヵ月後と12
ヵ月後に観察した。表5に塗料製剤例を、表6にその試
験結果を示す。表6には試験板に対する全付着生物の付
着面積割合(%)と各付着生物の付着面積割合(%)を
示す。
の海生生物付着防止能力を次の手順で試験した。即ち、
試験板として硬質塩ビ板(7cm×20cm)を用い
た。この試験板に表5の所定の配合割合で塗料形態に製
剤化した塗料を、塗布量が1.5〜2.0kg/m2 と
なるように2回塗布した。そして、5月より1年間、自
然湾内(試験地:三重県方座浦湾)の筏より海面下1.
5〜2.0mの深さに吊るして、フジツボやカサネカン
ザシの付着生物に対する付着防止能力を6ヵ月後と12
ヵ月後に観察した。表5に塗料製剤例を、表6にその試
験結果を示す。表6には試験板に対する全付着生物の付
着面積割合(%)と各付着生物の付着面積割合(%)を
示す。
【0058】
【表5】
【0059】
【表6】
【0060】
【発明の効果】この発明のβ−(メタ)アクリロイロキ
シ−アルキルアミン誘導体及びその重合物、並びに共重
合物は、海生の付着生物が漁網、船底、海水取水路壁等
に付着するのを長期間にわたって防止するための安定な
海生生物付着防止剤を提供し、漁網付着防止剤用、付着
防止塗料用として海生付着生物による障害を極めて効率
よく防止することができる。
シ−アルキルアミン誘導体及びその重合物、並びに共重
合物は、海生の付着生物が漁網、船底、海水取水路壁等
に付着するのを長期間にわたって防止するための安定な
海生生物付着防止剤を提供し、漁網付着防止剤用、付着
防止塗料用として海生付着生物による障害を極めて効率
よく防止することができる。
Claims (7)
- 【請求項1】 一般式(I): 【化1】 〔式中、R1 は水素原子又は炭素数1〜4の低級アルキ
ル基を示し、R1 が水素原子のときR2 は−[(C
H2 )n NH]m H(nは1〜4の整数、mは1〜5の
整数)を、R1 が炭素数1〜4の低級アルキル基のとき
R2 は炭素数1〜4の低級アルキル基を示し、R3 は炭
素数8〜28のアルキル基、R4 は水素原子又はメチル
基を示す〕で表わされるβ−(メタ)アクリロイロキシ
−アルキルアミン誘導体。 - 【請求項2】 N,N−ジメチル−β−メタクリロイロ
キシ−アルキル(ドデシル=55%,テトラデシル=4
5%)アミン、N,N−ジメチル−β−メタクリロイロ
キシ−アルキル(ヘキサデシル=57%,オクタデシル
=43%)アミン、N,N−ジメチル−β−アクリロイ
ロキシ−アルキル(ドデシル=55%,テトラデシル4
5%)アミン、N,N−ジエチル−β−メタクリロイロ
キシ−アルキル(ヘキサデシル57%,オクタデシル=
43%)アミン及びβ−メタクリロイロキシ−アルキル
(ヘキサデシル=57%,オクタデシル=43%)エチ
レンジアミンから少なくとも1種選択される請求項1記
載の誘導体。 - 【請求項3】 請求項1の誘導体の重合物であり、重量
平均分子量(ポリスチレンを標準としたゲル浸透クロマ
トグラフィー分析)が10,000〜1,000,00
0である重合物。 - 【請求項4】 請求項1の誘導体とエチレン性不飽和単
量体との共重合物であり、重量平均分子量(ポリスチレ
ンを標準としたゲル浸透クロマトグラフィー分析)が1
0,000〜1,000,000である共重合物。 - 【請求項5】 エチレン性不飽和単量体が、(メタ)ア
クリル酸及びそのエステル、並びにスチレンから少なく
とも1種選択される請求項4記載の共重合物。 - 【請求項6】 請求項1又は2の誘導体もしくは請求項
3の重合物又は請求項4の共重合物を有効成分とする海
生生物付着防止剤。 - 【請求項7】 塗布形態に製剤化されてなる請求項6記
載の海生生物付着防止剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12706796A JPH09309866A (ja) | 1996-05-22 | 1996-05-22 | β−(メタ)アクリロイロキシ−アルキルアミン誘導体及びその重合物、並びに海生生物付着防止剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12706796A JPH09309866A (ja) | 1996-05-22 | 1996-05-22 | β−(メタ)アクリロイロキシ−アルキルアミン誘導体及びその重合物、並びに海生生物付着防止剤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09309866A true JPH09309866A (ja) | 1997-12-02 |
Family
ID=14950773
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12706796A Pending JPH09309866A (ja) | 1996-05-22 | 1996-05-22 | β−(メタ)アクリロイロキシ−アルキルアミン誘導体及びその重合物、並びに海生生物付着防止剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09309866A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1245558A1 (en) * | 2001-03-27 | 2002-10-02 | Bayer Aktiengesellschaft | Alkylamine derivates as anti-fouling agents |
| JP2019094494A (ja) * | 2016-11-25 | 2019-06-20 | 学校法人早稲田大学 | 重合体、樹脂組成物、防汚塗料組成物、重合体の製造方法、塗膜の表面にカルバメートを安定化する構造を生成する方法、塗膜の表面にカルバメートを安定化する構造を再生する方法 |
-
1996
- 1996-05-22 JP JP12706796A patent/JPH09309866A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1245558A1 (en) * | 2001-03-27 | 2002-10-02 | Bayer Aktiengesellschaft | Alkylamine derivates as anti-fouling agents |
| JP2019094494A (ja) * | 2016-11-25 | 2019-06-20 | 学校法人早稲田大学 | 重合体、樹脂組成物、防汚塗料組成物、重合体の製造方法、塗膜の表面にカルバメートを安定化する構造を生成する方法、塗膜の表面にカルバメートを安定化する構造を再生する方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060418 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060822 |