JPH09310141A - 押出し性に優れた構造材料用高強度Al−Zn−Mg系合金押出し形材及びその製造方法 - Google Patents
押出し性に優れた構造材料用高強度Al−Zn−Mg系合金押出し形材及びその製造方法Info
- Publication number
- JPH09310141A JPH09310141A JP8146597A JP14659796A JPH09310141A JP H09310141 A JPH09310141 A JP H09310141A JP 8146597 A JP8146597 A JP 8146597A JP 14659796 A JP14659796 A JP 14659796A JP H09310141 A JPH09310141 A JP H09310141A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- extrusion
- weight
- strength
- temperature
- profile
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Extrusion Of Metal (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 同じ形状で鋼材に替えて使用できる高強度ア
ルミ合金製の押出し形材を得る。 【解決手段】 このAl−Zn−Mg系合金押出し形材
は、Zn,Mg,Cu,Si,Fe,Zr,Ti,Bを
含み、T(℃)=651−4.5×%Zn−17×%M
g−18×%Cuで定義される溶融開始温度Tが595
℃以上となるように成分設計された組成をもつ。微細化
剤添加後120分以内にDC鋳造し、加熱速度200℃
/時以下,高温保持420〜520℃×1〜24時間、
冷却速度100℃/時以上の均質化処理を施し、加熱速
度200℃/分以上,予熱430〜520℃×1分〜1
時間,押出し直後の形材表面温度500〜565℃,プ
レス端焼入れの形材冷却速度50℃/分以上の条件下で
押出し、次いで80〜110℃×2〜12時間及び14
0〜180℃×4〜12時間の二段時効を施すことによ
り製造される。
ルミ合金製の押出し形材を得る。 【解決手段】 このAl−Zn−Mg系合金押出し形材
は、Zn,Mg,Cu,Si,Fe,Zr,Ti,Bを
含み、T(℃)=651−4.5×%Zn−17×%M
g−18×%Cuで定義される溶融開始温度Tが595
℃以上となるように成分設計された組成をもつ。微細化
剤添加後120分以内にDC鋳造し、加熱速度200℃
/時以下,高温保持420〜520℃×1〜24時間、
冷却速度100℃/時以上の均質化処理を施し、加熱速
度200℃/分以上,予熱430〜520℃×1分〜1
時間,押出し直後の形材表面温度500〜565℃,プ
レス端焼入れの形材冷却速度50℃/分以上の条件下で
押出し、次いで80〜110℃×2〜12時間及び14
0〜180℃×4〜12時間の二段時効を施すことによ
り製造される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建材,車両等の構造材
として使用され、押出し性に優れた高強度Al−Zn−
Mg系合金押出し形材及びその製造方法に関する。
として使用され、押出し性に優れた高強度Al−Zn−
Mg系合金押出し形材及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】軽量化を図るため、従来の鋼材に替えて
アルミ材を構造材料に使用する傾向が強まっている。ア
ルミ材を構造材として使用するためには、押出し加工に
よって複雑な断面形状が得られ、且つ剛性を考慮した設
計が可能となるアルミ合金が必要とされる。一般的な構
造材料用の押出しアルミ合金であるA7003,7NO
1等では、強度設計の基準となるF値(建材に関する基
準法で規定されている設計基準強度:引張強さ×0.8
又は耐力の小さい方の値)がSS490に比較して劣る
ため、十分な軽量化が図られていないのが現状である。
アルミ材を構造材料に使用する傾向が強まっている。ア
ルミ材を構造材として使用するためには、押出し加工に
よって複雑な断面形状が得られ、且つ剛性を考慮した設
計が可能となるアルミ合金が必要とされる。一般的な構
造材料用の押出しアルミ合金であるA7003,7NO
1等では、強度設計の基準となるF値(建材に関する基
準法で規定されている設計基準強度:引張強さ×0.8
又は耐力の小さい方の値)がSS490に比較して劣る
ため、十分な軽量化が図られていないのが現状である。
【0003】強度,靭性等を改善するため、従来から種
々の提案がされている。たとえば、特開昭62−636
41号公報では、Siを低減しFeを積極的に添加する
ことにより押出し材の集合組織を抑制し、強度,靭性等
を改善している。特開平3−122243号公報では、
Zn−Mg系の微細析出物によって強度を向上させると
共に、Fe添加により材料組織を微細化して耐応力腐食
割れ性を向上させている。特開平6−212338号公
報では、時効処理後に押出し方向に揃った繊維状組織が
形成されるように、合金成分,均質化処理,押し出し,
時効処理等を特定することにより、強度及び成形性を改
善している。
々の提案がされている。たとえば、特開昭62−636
41号公報では、Siを低減しFeを積極的に添加する
ことにより押出し材の集合組織を抑制し、強度,靭性等
を改善している。特開平3−122243号公報では、
Zn−Mg系の微細析出物によって強度を向上させると
共に、Fe添加により材料組織を微細化して耐応力腐食
割れ性を向上させている。特開平6−212338号公
報では、時効処理後に押出し方向に揃った繊維状組織が
形成されるように、合金成分,均質化処理,押し出し,
時効処理等を特定することにより、強度及び成形性を改
善している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の高強度
を示すA7075系を初めとするアルミニウム合金は、
押出し時の押出し速度が約1m/分と非常に低く、生産
性が悪い。その結果、製造コストを上昇させる原因とな
る。本発明は、このような問題を解消すべく案出された
ものであり、従来の高強度アルミニウム合金では得られ
ていない高い押出し速度で押し出すことができ、しかも
鋼材SS490の構造設計値以上の強度を示すアルミニ
ウム合金押出し形材を得ることを目的とする。
を示すA7075系を初めとするアルミニウム合金は、
押出し時の押出し速度が約1m/分と非常に低く、生産
性が悪い。その結果、製造コストを上昇させる原因とな
る。本発明は、このような問題を解消すべく案出された
ものであり、従来の高強度アルミニウム合金では得られ
ていない高い押出し速度で押し出すことができ、しかも
鋼材SS490の構造設計値以上の強度を示すアルミニ
ウム合金押出し形材を得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の構造材料用高強
度Al−Zn−Mg系合金押出し形材は、その目的を達
成するため、Zn:6.0〜7.0重量%,Mg:0.
9〜1.3重量%,Cu:0.1〜0.4重量%,S
i:0.05〜0.2重量%,Fe:0.1〜0.4重
量%,Zr:0.05〜0.25重量%,Ti:0.0
05〜0.1重量%,B:0.001〜0.01重量%
を含み、T(℃)=651−4.5×%Zn−17×%
Mg−18×%Cuで定義される溶融開始温度Tが59
5℃以上となるように成分設計された組成をもち、鋳塊
の均質化処理中に析出するAl−Zr系化合物が0.0
5μm以下のサイズに規制されていることを特徴とす
る。この押出し形材は、前述した組成をもつAl−Zn
−Mg系合金を微細化剤添加後120分以内にDC鋳造
し、加熱速度200℃/時以下,高温保持420〜52
0℃×1〜24時間、冷却速度100℃/時以上の均質
化処理を施し、加熱速度200℃/分以上,予熱430
〜520℃×1分〜1時間,押出し直後の形材表面温度
500〜565℃,プレス端焼入れの形材冷却速度50
℃/分以上の条件下で押出し、次いで80〜110℃×
2〜12時間及び140〜180℃×4〜12時間の二
段時効を施すことにより製造される。
度Al−Zn−Mg系合金押出し形材は、その目的を達
成するため、Zn:6.0〜7.0重量%,Mg:0.
9〜1.3重量%,Cu:0.1〜0.4重量%,S
i:0.05〜0.2重量%,Fe:0.1〜0.4重
量%,Zr:0.05〜0.25重量%,Ti:0.0
05〜0.1重量%,B:0.001〜0.01重量%
を含み、T(℃)=651−4.5×%Zn−17×%
Mg−18×%Cuで定義される溶融開始温度Tが59
5℃以上となるように成分設計された組成をもち、鋳塊
の均質化処理中に析出するAl−Zr系化合物が0.0
5μm以下のサイズに規制されていることを特徴とす
る。この押出し形材は、前述した組成をもつAl−Zn
−Mg系合金を微細化剤添加後120分以内にDC鋳造
し、加熱速度200℃/時以下,高温保持420〜52
0℃×1〜24時間、冷却速度100℃/時以上の均質
化処理を施し、加熱速度200℃/分以上,予熱430
〜520℃×1分〜1時間,押出し直後の形材表面温度
500〜565℃,プレス端焼入れの形材冷却速度50
℃/分以上の条件下で押出し、次いで80〜110℃×
2〜12時間及び140〜180℃×4〜12時間の二
段時効を施すことにより製造される。
【0006】
【作用】一般構造用圧延鋼材SS490の設計強度値を
満足するためには、最低保証値として360N/mm2
以上の引張強さ且つ285N/mm2 以上の0.2%耐
力が必要である。更に、製造コストの面から、7000
系の合金であっても、押出し性の良好な6000系の6
061合金に匹敵する押出し性をもつことが要求され
る。このような前提で、本発明者等は、SS490と同
じ形状でアルミニウム合金押出し材の時効処理材と置き
替えるべく、時効処理後の強度が引張強さ430N/m
m2 以上,0.2%耐力380N/mm2 以上で、且つ
6061合金と同等の押出し速度で押し出すことができ
る材料を調査・研究した。その結果、合金成分を特定す
ると共に、T(℃)=651−4.5×%Zn−17×
%Mg−18×%Cuで定義される溶融開始温度Tが5
95℃以上となるように成分調整するとき、強度及び押
出し性の双方に優れたアルミニウム合金押出し形材が得
られることを見い出した。押出し性については、ピック
アップ,肌荒れ,テアリング等の欠陥が表面に発生しな
い押出し形材が得られる限界押出し速度を判定基準とし
た。因みに、6061合金と同等以上の押出し速度と
は、形材の形状によっても異なるが、たとえば高さ15
0mm,幅50mm,肉厚2mmの中空矩形状ホロー材
では8m/分以上の押出し速度である。
満足するためには、最低保証値として360N/mm2
以上の引張強さ且つ285N/mm2 以上の0.2%耐
力が必要である。更に、製造コストの面から、7000
系の合金であっても、押出し性の良好な6000系の6
061合金に匹敵する押出し性をもつことが要求され
る。このような前提で、本発明者等は、SS490と同
じ形状でアルミニウム合金押出し材の時効処理材と置き
替えるべく、時効処理後の強度が引張強さ430N/m
m2 以上,0.2%耐力380N/mm2 以上で、且つ
6061合金と同等の押出し速度で押し出すことができ
る材料を調査・研究した。その結果、合金成分を特定す
ると共に、T(℃)=651−4.5×%Zn−17×
%Mg−18×%Cuで定義される溶融開始温度Tが5
95℃以上となるように成分調整するとき、強度及び押
出し性の双方に優れたアルミニウム合金押出し形材が得
られることを見い出した。押出し性については、ピック
アップ,肌荒れ,テアリング等の欠陥が表面に発生しな
い押出し形材が得られる限界押出し速度を判定基準とし
た。因みに、6061合金と同等以上の押出し速度と
は、形材の形状によっても異なるが、たとえば高さ15
0mm,幅50mm,肉厚2mmの中空矩形状ホロー材
では8m/分以上の押出し速度である。
【0007】以下、本発明のアルミニウム合金押出し形
材の合金成分,含有量,製造条件等について説明する。 Zn:6.0〜7.0重量% 主としてMgと結合し、二段時効で析出するη’−Mg
Zn2 化合物及びAl,Mgと結合し時効析出するAl
−Mg−Zn系化合物による析出硬化作用で材料強度を
向上させる。このような作用は、6.0重量%以上のZ
n含有量で顕著になる。しかし、7.0重量%を超える
多量のZnが含まれると、耐応力腐食割れ性及び耐食性
が劣化する。しかも、押出し時にビレットの溶融開始温
度の低下を招き、押出し材に肌荒れ等の欠陥が発生し、
製品品質を低下させる。 Mg:0.9〜1.3重量% 固溶体を強化すると共に、二段時効時にMg−Zn系又
はAl−Mg−Zn系化合物として析出し、析出硬化に
より強度が向上する。Mgによる析出硬化作用は、0.
9重量%以上のMg含有量で顕著になる。しかし、1.
3重量%を超える多量のMg含有量では、熱間変形抵抗
値が上昇し、押出し時のビレット溶融開始温度の低下を
招き、良好な製品を得るためには押出し速度を遅くせざ
るを得ない。
材の合金成分,含有量,製造条件等について説明する。 Zn:6.0〜7.0重量% 主としてMgと結合し、二段時効で析出するη’−Mg
Zn2 化合物及びAl,Mgと結合し時効析出するAl
−Mg−Zn系化合物による析出硬化作用で材料強度を
向上させる。このような作用は、6.0重量%以上のZ
n含有量で顕著になる。しかし、7.0重量%を超える
多量のZnが含まれると、耐応力腐食割れ性及び耐食性
が劣化する。しかも、押出し時にビレットの溶融開始温
度の低下を招き、押出し材に肌荒れ等の欠陥が発生し、
製品品質を低下させる。 Mg:0.9〜1.3重量% 固溶体を強化すると共に、二段時効時にMg−Zn系又
はAl−Mg−Zn系化合物として析出し、析出硬化に
より強度が向上する。Mgによる析出硬化作用は、0.
9重量%以上のMg含有量で顕著になる。しかし、1.
3重量%を超える多量のMg含有量では、熱間変形抵抗
値が上昇し、押出し時のビレット溶融開始温度の低下を
招き、良好な製品を得るためには押出し速度を遅くせざ
るを得ない。
【0008】Cu:0.1〜0.4重量% 強度の向上及び耐食性の改善に有効な合金元素であり、
二段時効時にS’−CuMgAl又はAl−Cu系の化
合物を形成し、析出硬化によって強度が向上する。この
ような作用は、0.1重量%以上のCu含有量で顕著に
なる。しかし、0.4重量%を超えるCu含有量では、
押出し時のビレットの溶融開始温度の低下及び熱間変形
抵抗値の上昇を招き、良品を得るために押出し速度を遅
くすることが要求される。また、Cu含有量の増加に伴
って、耐食性も低下する。 Si:0.05〜0.2重量% Feと結合し、微細なAl−Fe−Si系化合物を形成
することによって、押出し材の再結晶粒の粗大化を抑制
し、強度を向上させる合金元素である。このような作用
は、0.05重量%以上のSi含有量で顕著になる。し
かし、0.2重量%を超える多量のSiが含まれると、
MgZn2 のMgがMg2 Siとして消費される。Mg
Zn2 に比較してMg2 Siによる強度上昇が小さいた
め、多量のSi含有は却って強度を低下させる原因とな
る。
二段時効時にS’−CuMgAl又はAl−Cu系の化
合物を形成し、析出硬化によって強度が向上する。この
ような作用は、0.1重量%以上のCu含有量で顕著に
なる。しかし、0.4重量%を超えるCu含有量では、
押出し時のビレットの溶融開始温度の低下及び熱間変形
抵抗値の上昇を招き、良品を得るために押出し速度を遅
くすることが要求される。また、Cu含有量の増加に伴
って、耐食性も低下する。 Si:0.05〜0.2重量% Feと結合し、微細なAl−Fe−Si系化合物を形成
することによって、押出し材の再結晶粒の粗大化を抑制
し、強度を向上させる合金元素である。このような作用
は、0.05重量%以上のSi含有量で顕著になる。し
かし、0.2重量%を超える多量のSiが含まれると、
MgZn2 のMgがMg2 Siとして消費される。Mg
Zn2 に比較してMg2 Siによる強度上昇が小さいた
め、多量のSi含有は却って強度を低下させる原因とな
る。
【0009】Fe:0.1〜0.4重量% 微細なAl−Fe系化合物やAl−Fe−Si系化合物
を形成し、押出し加工中に生じる再結晶粒界の移動をピ
ンニングし、再結晶粒の粗大化を防止することによって
強度を向上させる。Feの作用は0.1重量%以上の含
有量で顕著になるが、0.4重量%を超える多量のFe
が含まれると粗大なAl−Fe−Si系化合物が生成
し、押出し材の表面に肌荒れ等が発生し易くなる。 Zr:0.05〜0.25重量% ビレットを均質化処理するときの昇温速度は、Al−Z
r系化合物を微細均一に析出させるため200℃/時以
下とする。そして、420〜520℃×1〜24時間の
高温保持中に核が成長し、サブミクロンサイズ(0.0
5μm以下)のAl−Zr系化合物(Al3 Zr)がで
きる。このAl−Zr系化合物が押出し中の再結晶化を
防止することにより、押出し材に繊維状の組織を形成さ
せ、強度及び耐応力腐食割れ性を向上させる。このよう
な作用は、0.05重量%以上のZrが含まれると顕著
になる。しかし、0.25重量%を超える多量のZrが
含まれると、粗大なAl−Zr系化合物の生成により押
出し材に表面欠陥が発生し易くなる。Zrと同様に押出
し時の再結晶化を抑制する作用を呈する合金元素とし
て、Mn及びCrがある。しかし、MnやCrによりZ
rと同等の再結晶抑制効果を得ようとすると押出し圧力
が上昇し、高い押出し速度が得られない。また、Mn,
Cr添加は、Zrに比較してプレス端焼入れ感受性が高
くなり、焼入れ効果が薄められる。このようなことか
ら、本発明では、Mn及びCrを添加することなく、Z
r添加によって押出し中の再結晶化を抑制している。
を形成し、押出し加工中に生じる再結晶粒界の移動をピ
ンニングし、再結晶粒の粗大化を防止することによって
強度を向上させる。Feの作用は0.1重量%以上の含
有量で顕著になるが、0.4重量%を超える多量のFe
が含まれると粗大なAl−Fe−Si系化合物が生成
し、押出し材の表面に肌荒れ等が発生し易くなる。 Zr:0.05〜0.25重量% ビレットを均質化処理するときの昇温速度は、Al−Z
r系化合物を微細均一に析出させるため200℃/時以
下とする。そして、420〜520℃×1〜24時間の
高温保持中に核が成長し、サブミクロンサイズ(0.0
5μm以下)のAl−Zr系化合物(Al3 Zr)がで
きる。このAl−Zr系化合物が押出し中の再結晶化を
防止することにより、押出し材に繊維状の組織を形成さ
せ、強度及び耐応力腐食割れ性を向上させる。このよう
な作用は、0.05重量%以上のZrが含まれると顕著
になる。しかし、0.25重量%を超える多量のZrが
含まれると、粗大なAl−Zr系化合物の生成により押
出し材に表面欠陥が発生し易くなる。Zrと同様に押出
し時の再結晶化を抑制する作用を呈する合金元素とし
て、Mn及びCrがある。しかし、MnやCrによりZ
rと同等の再結晶抑制効果を得ようとすると押出し圧力
が上昇し、高い押出し速度が得られない。また、Mn,
Cr添加は、Zrに比較してプレス端焼入れ感受性が高
くなり、焼入れ効果が薄められる。このようなことか
ら、本発明では、Mn及びCrを添加することなく、Z
r添加によって押出し中の再結晶化を抑制している。
【0010】Ti:0.005〜0.1重量% 鋳塊の結晶粒微細化に有効な合金成分であり、鋳造割れ
を防止し、熱間変形抵抗値を下げ、押出し速度を高める
作用を呈する。このような作用は、0.005重量%以
上のTi含有量で顕著になる。しかし、0.1重量%を
超える多量のTiが含まれると、Al−Ti系の粗大な
粒子が生成され、押出し時に形材の表面欠陥が発生し易
くなる。Tiの作用は、Bとの複合添加によって更に高
められる。 B:0.001〜0.01重量% Tiと同様に鋳塊の結晶粒を微細化し、鋳造割れを防止
する作用を呈する。このような作用は、0.001重量
%以上のB含有量で顕著になる。しかし、0.1重量%
を超える多量のBが含まれると、Al−B系やTi−B
系の粗大な粒子を生成し、押出し時に形材の表面欠陥が
発生し易くなる。
を防止し、熱間変形抵抗値を下げ、押出し速度を高める
作用を呈する。このような作用は、0.005重量%以
上のTi含有量で顕著になる。しかし、0.1重量%を
超える多量のTiが含まれると、Al−Ti系の粗大な
粒子が生成され、押出し時に形材の表面欠陥が発生し易
くなる。Tiの作用は、Bとの複合添加によって更に高
められる。 B:0.001〜0.01重量% Tiと同様に鋳塊の結晶粒を微細化し、鋳造割れを防止
する作用を呈する。このような作用は、0.001重量
%以上のB含有量で顕著になる。しかし、0.1重量%
を超える多量のBが含まれると、Al−B系やTi−B
系の粗大な粒子を生成し、押出し時に形材の表面欠陥が
発生し易くなる。
【0011】溶融開始温度:T≧595℃ 一般的には、素材温度が高くなるほど押出し速度を高く
設定できる。しかし、素材温度が高いとき、押出し中に
発生した加工熱で更に昇温した素材の表面が部分的に溶
融することがある。この状態で押出された形材には、ピ
ックアップ,肌荒れ,テアリング等の表面欠陥が発生し
易い。そこで、本発明者等は、これら表面欠陥を抑制す
べく、且つ高強度が得られるAl−Zn−Mg合金系で
合金設計を検討した結果、T(℃)=651−4.5×
%Zn−17×%Mg−18×%Cuで定義される溶融
開始温度Tを595℃以上に調整するとき、表面性状が
良好な押出し形材が大きな押出し速度で得られることを
見い出した。本発明では、溶融開始温度の式を次のよう
に定めた。表1に示す12種類のAl合金ビレット及び
これ以外に8種類のビレットを鋳造し、サンプルを切り
出した。各サンプルの溶融開始温度を、示差走査熱量計
(DSC)で測定したDCS曲線から求めた。そして、
直線回帰式により、得られた溶融開始温度と添加元素及
びその添加量との関係を求めた。回帰分析の結果、Y
軸、すなわち温度軸の切片は651℃であり、X軸の各
成分に対する係数はZnが−4.5,Mgが−1.7,
Cuが−18であった。このように変数をZn,Cu,
Mgに特定することにより、相関係数の高い回帰式が得
られる。各成分は、析出強化及び組織強化の作用を呈す
る。組織強化は、Zrの添加によって行われ、押出し材
に安定して繊維状組織が形成される値に添加量が定めら
れる。一方、析出強化を狙ってMg,Zn,Cuを増量
すると、合金の溶融開始温度が低下する。試験の結果、
溶融開始温度の低い合金ほど限界の押出し速度が低下
し、押出し生産性も劣る傾向にあることを把握した。そ
こで、高強度及び優れた押出し性を呈する合金は、成分
設計する際に溶融開始温度に注目し、表1に示す実験結
果からCu,Zn,Mg量に依存している計算上の溶融
開始温度を595℃以上に規定する。溶融開始温度が5
95℃に達しないと、表面性状の良好な押出し材を得る
ためには、一般的な押出し用合金である6061合金に
比較して押出し速度を著しく下げなければならず、製造
コストが上昇することになる。一方、本発明で規定した
溶融開始温度の計算式をCu,Zn,Mg量が満足する
とき、溶融開始温度が595℃以上の合金となり、60
61合金と同等又はそれ以上の押出し速度で押し出すこ
とができる。Zn,Mg,Cuは、マトリックス中に固
溶する元素であることから、添加量の増加に従ってマト
リックスの溶融開始温度を降下させる方向に働く。すな
わち、溶融開始温度の計算式で係数がマイナスとなる。
一方、Fe,Zr,Ti,Bは、マトリックス中に析出
する元素であることから、添加量の如何は溶融開始温度
に影響を及ぼさない。マトリックスに固溶する合金成分
であるSiは、溶融開始温度を低下する方向に作用する
ものの、本発明の合金系では添加量が少なく且つFeと
化合物を生成してしまうので、溶融開始温度に実質的な
影響を及ぼさない。
設定できる。しかし、素材温度が高いとき、押出し中に
発生した加工熱で更に昇温した素材の表面が部分的に溶
融することがある。この状態で押出された形材には、ピ
ックアップ,肌荒れ,テアリング等の表面欠陥が発生し
易い。そこで、本発明者等は、これら表面欠陥を抑制す
べく、且つ高強度が得られるAl−Zn−Mg合金系で
合金設計を検討した結果、T(℃)=651−4.5×
%Zn−17×%Mg−18×%Cuで定義される溶融
開始温度Tを595℃以上に調整するとき、表面性状が
良好な押出し形材が大きな押出し速度で得られることを
見い出した。本発明では、溶融開始温度の式を次のよう
に定めた。表1に示す12種類のAl合金ビレット及び
これ以外に8種類のビレットを鋳造し、サンプルを切り
出した。各サンプルの溶融開始温度を、示差走査熱量計
(DSC)で測定したDCS曲線から求めた。そして、
直線回帰式により、得られた溶融開始温度と添加元素及
びその添加量との関係を求めた。回帰分析の結果、Y
軸、すなわち温度軸の切片は651℃であり、X軸の各
成分に対する係数はZnが−4.5,Mgが−1.7,
Cuが−18であった。このように変数をZn,Cu,
Mgに特定することにより、相関係数の高い回帰式が得
られる。各成分は、析出強化及び組織強化の作用を呈す
る。組織強化は、Zrの添加によって行われ、押出し材
に安定して繊維状組織が形成される値に添加量が定めら
れる。一方、析出強化を狙ってMg,Zn,Cuを増量
すると、合金の溶融開始温度が低下する。試験の結果、
溶融開始温度の低い合金ほど限界の押出し速度が低下
し、押出し生産性も劣る傾向にあることを把握した。そ
こで、高強度及び優れた押出し性を呈する合金は、成分
設計する際に溶融開始温度に注目し、表1に示す実験結
果からCu,Zn,Mg量に依存している計算上の溶融
開始温度を595℃以上に規定する。溶融開始温度が5
95℃に達しないと、表面性状の良好な押出し材を得る
ためには、一般的な押出し用合金である6061合金に
比較して押出し速度を著しく下げなければならず、製造
コストが上昇することになる。一方、本発明で規定した
溶融開始温度の計算式をCu,Zn,Mg量が満足する
とき、溶融開始温度が595℃以上の合金となり、60
61合金と同等又はそれ以上の押出し速度で押し出すこ
とができる。Zn,Mg,Cuは、マトリックス中に固
溶する元素であることから、添加量の増加に従ってマト
リックスの溶融開始温度を降下させる方向に働く。すな
わち、溶融開始温度の計算式で係数がマイナスとなる。
一方、Fe,Zr,Ti,Bは、マトリックス中に析出
する元素であることから、添加量の如何は溶融開始温度
に影響を及ぼさない。マトリックスに固溶する合金成分
であるSiは、溶融開始温度を低下する方向に作用する
ものの、本発明の合金系では添加量が少なく且つFeと
化合物を生成してしまうので、溶融開始温度に実質的な
影響を及ぼさない。
【0012】鋳造:微細化剤添加後120分以内にDC
鋳造 以上のように成分調整されたアルミニウム合金は、脱ガ
ス,脱滓後、常法に従ってDC鋳造される。DC鋳造
は、十分な微細化作用を得るためTi,B,Ti−B等
の微細化剤添加から120分までの期間に実施される。
120分以上経過した時点で鋳造すると、結晶核の沈降
や化学的変化に起因して所与の微細化効果が十分発揮さ
れず、鋳造割れが発生し易くなる。
鋳造 以上のように成分調整されたアルミニウム合金は、脱ガ
ス,脱滓後、常法に従ってDC鋳造される。DC鋳造
は、十分な微細化作用を得るためTi,B,Ti−B等
の微細化剤添加から120分までの期間に実施される。
120分以上経過した時点で鋳造すると、結晶核の沈降
や化学的変化に起因して所与の微細化効果が十分発揮さ
れず、鋳造割れが発生し易くなる。
【0013】均質化処理:DC鋳造で得られたビレット
の均質化処理は、ビレット中の主添加成分であるMg,
Zn,Cuの偏析を均質化し、押出し中に肌荒れが発生
することを防止する。均質化処理によりMg,Zn,C
u等が適正なサイズに析出するので、押出し後のプレス
端焼入れも容易になる。また、均質化処理は、Al−Z
r系化合物を再結晶の抑制に有効なサブミクロンサイズ
(0.05ミクロン以下)で析出させるように条件設定
される。すなわち、ビレットの昇温速度を200℃/時
以下とすることにより、Zrの析出核の分布がコントロ
ールされ、Al−Zr系化合物(Al3 Zr)がサブミ
クロンサイズで均質に析出する。Mg,Zn,Cuの偏
析の均質化及びサブミクロンサイズでのAl−Zr系化
合物の析出のためには、420〜520℃×1〜12時
間の均質化処理が好適である。420℃未満の均質化温
度や1時間に達しない保持時間では、主溶質成分の均質
化が十分でなく、押出し中の肌荒れが発生し易く、強度
不足の原因ともなる。他方、保持温度が520℃を超え
ると、Al−Zr系の析出物が粗大化し、再結晶抑制の
効果を得ることができない。また、24時間を超える保
持時間では、生産性に支障を来し、コスト的に問題があ
る。均質化処理の保持を終了したビレットは冷却され
る。この冷却過程でAl−Cu系,Zn−Mg系,Al
−Zn−Mg系等の化合物を押出し加工時に再固溶させ
ることが可能な約1μm以下のサイズに析出させるた
め、100℃/時以上の冷却速度で強制空冷する。この
とき、冷却速度が100℃/時未満であると析出物が粗
大になり、押出し中に肌荒れを発生し易い。
の均質化処理は、ビレット中の主添加成分であるMg,
Zn,Cuの偏析を均質化し、押出し中に肌荒れが発生
することを防止する。均質化処理によりMg,Zn,C
u等が適正なサイズに析出するので、押出し後のプレス
端焼入れも容易になる。また、均質化処理は、Al−Z
r系化合物を再結晶の抑制に有効なサブミクロンサイズ
(0.05ミクロン以下)で析出させるように条件設定
される。すなわち、ビレットの昇温速度を200℃/時
以下とすることにより、Zrの析出核の分布がコントロ
ールされ、Al−Zr系化合物(Al3 Zr)がサブミ
クロンサイズで均質に析出する。Mg,Zn,Cuの偏
析の均質化及びサブミクロンサイズでのAl−Zr系化
合物の析出のためには、420〜520℃×1〜12時
間の均質化処理が好適である。420℃未満の均質化温
度や1時間に達しない保持時間では、主溶質成分の均質
化が十分でなく、押出し中の肌荒れが発生し易く、強度
不足の原因ともなる。他方、保持温度が520℃を超え
ると、Al−Zr系の析出物が粗大化し、再結晶抑制の
効果を得ることができない。また、24時間を超える保
持時間では、生産性に支障を来し、コスト的に問題があ
る。均質化処理の保持を終了したビレットは冷却され
る。この冷却過程でAl−Cu系,Zn−Mg系,Al
−Zn−Mg系等の化合物を押出し加工時に再固溶させ
ることが可能な約1μm以下のサイズに析出させるた
め、100℃/時以上の冷却速度で強制空冷する。この
とき、冷却速度が100℃/時未満であると析出物が粗
大になり、押出し中に肌荒れを発生し易い。
【0014】押出し加工:押出しに際して、ビレット
は、昇温速度200℃/分以上で予熱温度430〜52
0℃に加熱される。このときの加熱手段には、たとえば
インダクションヒーティングを使用した急速加熱が採用
される。昇温速度が200℃/分未満であると、組織内
でサブミクロンサイズに析出したAl−Zr系化合物が
粗大化し、再結晶化抑制作用が小さくなる。微細に析出
したAl−Zr系化合物が分散している状態で押し出す
ためには、比較的低温で短時間の予熱処理、すなわち4
30〜520℃×1分〜1時間の予熱処理を施すことが
好ましい。520℃を超える予熱温度では、押出し時の
素材温度が高くなりすぎ、Al−Zr系化合物が粗大化
し、押出し時の再結晶抑制効果が損なわれる。また、加
工熱によって素材温度が押出し中に565℃を超える虞
れもあり、肌荒れが発生し易くなる。しかし、430℃
に達しない予熱温度では押出し圧力が上昇し、押出しが
困難になる。また、押出し中にZn−Mg系化合物を十
分に固溶させることが重要である。この点、保持時間が
1分に達しない場合や、430℃未満の温度では形材の
温度が十分に上がらず、ビレットの冷却時に析出したZ
n−Mg系化合物が固溶し切れず、時効処理による強度
向上効果が小さくなる。また、1時間を超える予熱処理
は、経済的でない。
は、昇温速度200℃/分以上で予熱温度430〜52
0℃に加熱される。このときの加熱手段には、たとえば
インダクションヒーティングを使用した急速加熱が採用
される。昇温速度が200℃/分未満であると、組織内
でサブミクロンサイズに析出したAl−Zr系化合物が
粗大化し、再結晶化抑制作用が小さくなる。微細に析出
したAl−Zr系化合物が分散している状態で押し出す
ためには、比較的低温で短時間の予熱処理、すなわち4
30〜520℃×1分〜1時間の予熱処理を施すことが
好ましい。520℃を超える予熱温度では、押出し時の
素材温度が高くなりすぎ、Al−Zr系化合物が粗大化
し、押出し時の再結晶抑制効果が損なわれる。また、加
工熱によって素材温度が押出し中に565℃を超える虞
れもあり、肌荒れが発生し易くなる。しかし、430℃
に達しない予熱温度では押出し圧力が上昇し、押出しが
困難になる。また、押出し中にZn−Mg系化合物を十
分に固溶させることが重要である。この点、保持時間が
1分に達しない場合や、430℃未満の温度では形材の
温度が十分に上がらず、ビレットの冷却時に析出したZ
n−Mg系化合物が固溶し切れず、時効処理による強度
向上効果が小さくなる。また、1時間を超える予熱処理
は、経済的でない。
【0015】押出し直後の形材は、Mg,Zn,Cuを
固溶状態で保持するために500〜565℃の温度範囲
に制御することが好ましい。このときの形材温度が50
0℃未満であると、押出し圧力が上昇し、十分な押出し
速度が得られない。また、本発明に従ったアルミニウム
合金では溶融開始温度を595℃以上に設定しているの
で、通常の7000系合金よりも高温で押し出せる。そ
の分、熱間変形抵抗が小さくなり、押出し速度が上昇す
る。しかし、本発明者等による実験結果から、溶融開始
温度よりも30℃以下で押し出さないと、押出し形材の
表面が荒れる傾向が顕在化することが解明された。した
がって、押出し直後の形材表面温度の上限を565℃に
設定した。500〜565℃の表面温度をもって押し出
されてくる形材は、押出しダイスの出口付近ですぐに強
制冷却され、焼入れされる。このとき、Zn,Mg,C
u等を過飽和固溶体とするため、強制空冷,水−空気の
混合吹付け,水の吹付け等によって50℃/分以上の速
度で冷却する。固溶したZn,Mg,Cu等は、後続す
る時効処理工程で析出し部材強度を向上させる。50℃
/分未満の冷却速度では、時効処理前にMg−Zn系化
合物等の析出が開始され、後の時効処理時に粗大析出物
となり、部材の強度が低下する。このプレス端焼入れ
は、押出し材のT6処理における溶体化→水焼入れの効
果を兼ねている。そのため、本発明に従うとき溶体化→
水焼入れの処理が不要になり、押し出された形材をその
まま時効処理することができる。
固溶状態で保持するために500〜565℃の温度範囲
に制御することが好ましい。このときの形材温度が50
0℃未満であると、押出し圧力が上昇し、十分な押出し
速度が得られない。また、本発明に従ったアルミニウム
合金では溶融開始温度を595℃以上に設定しているの
で、通常の7000系合金よりも高温で押し出せる。そ
の分、熱間変形抵抗が小さくなり、押出し速度が上昇す
る。しかし、本発明者等による実験結果から、溶融開始
温度よりも30℃以下で押し出さないと、押出し形材の
表面が荒れる傾向が顕在化することが解明された。した
がって、押出し直後の形材表面温度の上限を565℃に
設定した。500〜565℃の表面温度をもって押し出
されてくる形材は、押出しダイスの出口付近ですぐに強
制冷却され、焼入れされる。このとき、Zn,Mg,C
u等を過飽和固溶体とするため、強制空冷,水−空気の
混合吹付け,水の吹付け等によって50℃/分以上の速
度で冷却する。固溶したZn,Mg,Cu等は、後続す
る時効処理工程で析出し部材強度を向上させる。50℃
/分未満の冷却速度では、時効処理前にMg−Zn系化
合物等の析出が開始され、後の時効処理時に粗大析出物
となり、部材の強度が低下する。このプレス端焼入れ
は、押出し材のT6処理における溶体化→水焼入れの効
果を兼ねている。そのため、本発明に従うとき溶体化→
水焼入れの処理が不要になり、押し出された形材をその
まま時効処理することができる。
【0016】時効処理:80〜110℃×2〜12時間
及び140〜180℃×4〜12時間の二段時効 時効処理では、押出し加工後のプレス端焼入れ処理で得
た過飽和固溶体にMg−Zn系化合物を析出硬化させる
ことにより部材強度を向上させる。本発明においては、
1段目で均一微細に析出させ、二段目で強度向上に有効
な中間相に成長させる二段時効によって硬化性を高め
る。時効処理における加熱速度及び冷却速度は、特に制
限されるものではなく、通常の方法で加熱又は冷却され
る。1段目の加熱温度が80℃未満又は保持時間が2時
間未満では、核生成が不十分となり、二段目の時効で十
分に成長しない。逆に110℃を超える加熱温度では、
Mg−Zn系化合物が粗大に析出し、二段時効による十
分な硬化が得られない。二段目の加熱温度が130℃に
達しないと、12時間を超える時効処理時間が必要にな
り、生産性が悪くなる。しかし、180℃を超える加熱
温度では、析出物が粗大に成長し、時効硬化性が低下す
る。
及び140〜180℃×4〜12時間の二段時効 時効処理では、押出し加工後のプレス端焼入れ処理で得
た過飽和固溶体にMg−Zn系化合物を析出硬化させる
ことにより部材強度を向上させる。本発明においては、
1段目で均一微細に析出させ、二段目で強度向上に有効
な中間相に成長させる二段時効によって硬化性を高め
る。時効処理における加熱速度及び冷却速度は、特に制
限されるものではなく、通常の方法で加熱又は冷却され
る。1段目の加熱温度が80℃未満又は保持時間が2時
間未満では、核生成が不十分となり、二段目の時効で十
分に成長しない。逆に110℃を超える加熱温度では、
Mg−Zn系化合物が粗大に析出し、二段時効による十
分な硬化が得られない。二段目の加熱温度が130℃に
達しないと、12時間を超える時効処理時間が必要にな
り、生産性が悪くなる。しかし、180℃を超える加熱
温度では、析出物が粗大に成長し、時効硬化性が低下す
る。
【0017】
【実施例】表1に示す組成をもつ溶湯を脱ガス・脱滓
し、Ti−B系の微細化材を添加した後、1時間経過し
た時点で直径254mmのビレットに鋳造した。このビ
レットを100℃/時の加熱速度で昇温し、470℃×
12時間の均質化処理を施し、冷却速度200℃/時で
強制空冷した。ビレットからサンプルを採取し、溶融開
始温度を示差走査熱量計で測定した。本発明に従ってT
(℃)=651−4.5×%Zn−17×%Mg−18
×%Cuで算出した溶融開始温度の計算値を、実測値と
比較して表1に併せ示す。表1にみられるように、計算
値と実測値との差は0〜2℃であり、回帰分析で求めた
設計上の計算値が実測値と高い一致性を示していること
が判る。
し、Ti−B系の微細化材を添加した後、1時間経過し
た時点で直径254mmのビレットに鋳造した。このビ
レットを100℃/時の加熱速度で昇温し、470℃×
12時間の均質化処理を施し、冷却速度200℃/時で
強制空冷した。ビレットからサンプルを採取し、溶融開
始温度を示差走査熱量計で測定した。本発明に従ってT
(℃)=651−4.5×%Zn−17×%Mg−18
×%Cuで算出した溶融開始温度の計算値を、実測値と
比較して表1に併せ示す。表1にみられるように、計算
値と実測値との差は0〜2℃であり、回帰分析で求めた
設計上の計算値が実測値と高い一致性を示していること
が判る。
【0018】
【0019】得られたビレットを600mmの長さに切
断し、インダクションヒータで480℃に加熱した。こ
のときの加熱速度は、240℃/分であった。ビレット
を480℃に3分保持した後、図1に示す高さ50m
m,幅150mm,肉厚2mmの中空矩形状のホロー材
を押し出した。押出し直後の形材は、表面温度が520
〜560℃であった。表面温度の変動は、限界押出し速
度が異なることに起因し、押出し速度が大きなものほど
表面温度が高くなっていた。押し出された形材に対し、
押出しダイスの出口付近でファンにより冷気を吹き付け
強制空冷した。このときの冷却速度は、約70℃/分で
あった。得られた押出し形材に90℃×8時間+150
℃×8時間の二段時効処理を施した。時効処理後の形材
から材料試験用サンプルを切り出し、引張強さ,0.2
%耐力,伸び等の機械的性質を測定した。また、表面肌
荒れが発生するまで押出し速度を上昇し、その最高速度
を限界押出し速度として測定した。調査結果を表2に示
す。
断し、インダクションヒータで480℃に加熱した。こ
のときの加熱速度は、240℃/分であった。ビレット
を480℃に3分保持した後、図1に示す高さ50m
m,幅150mm,肉厚2mmの中空矩形状のホロー材
を押し出した。押出し直後の形材は、表面温度が520
〜560℃であった。表面温度の変動は、限界押出し速
度が異なることに起因し、押出し速度が大きなものほど
表面温度が高くなっていた。押し出された形材に対し、
押出しダイスの出口付近でファンにより冷気を吹き付け
強制空冷した。このときの冷却速度は、約70℃/分で
あった。得られた押出し形材に90℃×8時間+150
℃×8時間の二段時効処理を施した。時効処理後の形材
から材料試験用サンプルを切り出し、引張強さ,0.2
%耐力,伸び等の機械的性質を測定した。また、表面肌
荒れが発生するまで押出し速度を上昇し、その最高速度
を限界押出し速度として測定した。調査結果を表2に示
す。
【0020】
【0021】表2にみられるように、本発明に従った試
験番号1〜4では、引張強さが430N/mm2 以上,
0.2%耐力が380N/mm2 以上と機械的特性に優
れ、且つ限界押出し速度8m/分以上の高速押出しが可
能であった。これに対し、試験番号5ではZn含有量が
少ないことから強度が不足し、試験番号6ではMg含有
量が少ないことから強度が不足していた。試験番号7で
は、Cr,Mn添加で押出し圧力が上り、押出し速度を
上げることができず、途中で押出しを中止した。試験番
号8は、Mg含有量が多いため溶融開始温度が低く、表
面肌荒れが発生し易く、また押出し圧力も増加した。そ
のため。押出し速度を上げることができなかった。試験
番号9は、Zn含有量が多いため溶融開始温度が低く、
表面肌荒れとなるため押出し速度が不十分であった。試
験番号10は、Zr無添加のため押出し時に再結晶が発
達し、強度が不足していた。試験番号11は、Cu含有
量が多いため溶融開始温度が低く、形材表面が肌荒れ
し、十分な押出し速度が得られなかった。試験番号12
は、Cr,Mnが添加されていることから押出し圧力が
高く、押出し速度を上げることができず、途中で押出し
を中止した。
験番号1〜4では、引張強さが430N/mm2 以上,
0.2%耐力が380N/mm2 以上と機械的特性に優
れ、且つ限界押出し速度8m/分以上の高速押出しが可
能であった。これに対し、試験番号5ではZn含有量が
少ないことから強度が不足し、試験番号6ではMg含有
量が少ないことから強度が不足していた。試験番号7で
は、Cr,Mn添加で押出し圧力が上り、押出し速度を
上げることができず、途中で押出しを中止した。試験番
号8は、Mg含有量が多いため溶融開始温度が低く、表
面肌荒れが発生し易く、また押出し圧力も増加した。そ
のため。押出し速度を上げることができなかった。試験
番号9は、Zn含有量が多いため溶融開始温度が低く、
表面肌荒れとなるため押出し速度が不十分であった。試
験番号10は、Zr無添加のため押出し時に再結晶が発
達し、強度が不足していた。試験番号11は、Cu含有
量が多いため溶融開始温度が低く、形材表面が肌荒れ
し、十分な押出し速度が得られなかった。試験番号12
は、Cr,Mnが添加されていることから押出し圧力が
高く、押出し速度を上げることができず、途中で押出し
を中止した。
【0022】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明のAl−
Zn−Mg系合金押出し形材は、各合金成分の組成を調
整すると共に、T(℃)=651−4.5×%Zn−1
7×%Mg−18×%Cuで定義される溶融開始温度T
が595℃以上となるように合金設計し、鋳造条件,ビ
レットの均質化処理条件,押出し条件及び時効条件を適
切に調整することにより、鋼材SS490並の構造材が
得られる。そのため、同じ形状で鋼材に替えてアルミ材
を使用でき、各種機器,構造体の大幅な軽量化が可能と
なる。また、押出し直後にプレス端焼入れすることによ
り、押出し材の溶体化及びその後の水焼入れ工程が省略
され、製造コストの低減が図られる。
Zn−Mg系合金押出し形材は、各合金成分の組成を調
整すると共に、T(℃)=651−4.5×%Zn−1
7×%Mg−18×%Cuで定義される溶融開始温度T
が595℃以上となるように合金設計し、鋳造条件,ビ
レットの均質化処理条件,押出し条件及び時効条件を適
切に調整することにより、鋼材SS490並の構造材が
得られる。そのため、同じ形状で鋼材に替えてアルミ材
を使用でき、各種機器,構造体の大幅な軽量化が可能と
なる。また、押出し直後にプレス端焼入れすることによ
り、押出し材の溶体化及びその後の水焼入れ工程が省略
され、製造コストの低減が図られる。
【図1】 本発明実施例で得られた押出し形材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 神尾 一 静岡県庵原郡蒲原町蒲原1丁目34番1号 日本軽金属株式会社グループ技術センター 内
Claims (2)
- 【請求項1】 Zn:6.0〜7.0重量%,Mg:
0.9〜1.3重量%,Cu:0.1〜0.4重量%,
Si:0.05〜0.2重量%,Fe:0.1〜0.4
重量%,Zr:0.05〜0.25重量%,Ti:0.
005〜0.1重量%,B:0.001〜0.01重量
%を含み、T(℃)=651−4.5×%Zn−17×
%Mg−18×%Cuで定義される溶融開始温度Tが5
95℃以上となるように成分設計された組成をもち、鋳
塊の均質化処理中に析出するAl−Zr系化合物が0.
05μm以下のサイズに規制されている押出し性に優れ
た構造材料用高強度Al−Zn−Mg系合金押出し形
材。 - 【請求項2】 請求項1記載の組成をもつAl−Zn−
Mg系合金を微細化剤添加後120分以内にDC鋳造
し、加熱速度200℃/時以下,高温保持420〜52
0℃×1〜24時間、冷却速度100℃/時以上の均質
化処理を施し、加熱速度200℃/分以上,予熱430
〜520℃×1分〜1時間,押出し直後の形材表面温度
500〜565℃,プレス端焼入れの形材冷却速度50
℃/分以上の条件下で押出し、次いで80〜110℃×
2〜12時間及び140〜180℃×4〜12時間の二
段時効を施す構造材料用高強度Al−Zn−Mg系合金
押出し形材の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8146597A JPH09310141A (ja) | 1996-05-16 | 1996-05-16 | 押出し性に優れた構造材料用高強度Al−Zn−Mg系合金押出し形材及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8146597A JPH09310141A (ja) | 1996-05-16 | 1996-05-16 | 押出し性に優れた構造材料用高強度Al−Zn−Mg系合金押出し形材及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09310141A true JPH09310141A (ja) | 1997-12-02 |
Family
ID=15411329
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8146597A Pending JPH09310141A (ja) | 1996-05-16 | 1996-05-16 | 押出し性に優れた構造材料用高強度Al−Zn−Mg系合金押出し形材及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09310141A (ja) |
Cited By (26)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2000047789A1 (en) * | 1999-02-12 | 2000-08-17 | Norsk Hydro Asa | Aluminium alloy containing magnesium and silicon |
| JP2000328210A (ja) * | 1999-03-17 | 2000-11-28 | Nippon Light Metal Co Ltd | 断面形状が安定し機械的性質が良好なアルミニウムの略中空材の製造方法及び押出形材 |
| JP2003525347A (ja) * | 1999-09-10 | 2003-08-26 | カール クラマー | 金属プレスボルトを熱処理する方法 |
| JP2007119904A (ja) * | 2005-09-27 | 2007-05-17 | Aisin Keikinzoku Co Ltd | 衝撃吸収性及び耐応力腐食割れ性に優れた高強度アルミニウム合金押出材及びその製造方法 |
| WO2008005852A3 (en) * | 2006-06-30 | 2008-04-17 | Alcan Rolled Products Ravenswood Llc | High strength, heat treatable al-zn-mg aluminium alloy |
| WO2008123184A1 (ja) * | 2007-03-26 | 2008-10-16 | Aisin Keikinzoku Co., Ltd. | 7000系アルミニウム合金押出材及びその製造方法 |
| WO2009031460A1 (ja) * | 2007-09-06 | 2009-03-12 | Aisin Keikinzoku Co., Ltd. | 耐衝撃割れ性に優れたアルミニウム合金押出材及び耐衝撃吸収部材 |
| JP2010275611A (ja) * | 2009-05-29 | 2010-12-09 | Aisin Keikinzoku Co Ltd | 耐scc性に優れる7000系アルミニウム合金押出材及びその製造方法 |
| JP2011144396A (ja) * | 2010-01-12 | 2011-07-28 | Kobe Steel Ltd | 耐応力腐食割れ性に優れた高強度アルミニウム合金押出材 |
| JP2011241449A (ja) * | 2010-05-18 | 2011-12-01 | Aisin Keikinzoku Co Ltd | 高強度7000系アルミニウム合金押出材 |
| JP2013100604A (ja) * | 2012-12-27 | 2013-05-23 | Kobe Steel Ltd | 耐応力腐食割れ性に優れたバンパーレインフォース用高強度アルミニウム合金押出材 |
| US8876993B2 (en) | 2011-03-16 | 2014-11-04 | Kobe Steel, Ltd. | Method for manufacturing an extruded material of heat treatment type Al—Zn—Mg series aluminum alloy |
| WO2017006816A1 (ja) * | 2015-07-08 | 2017-01-12 | 日本軽金属株式会社 | 陽極酸化皮膜を有する外観品質に優れたアルミニウム合金押出材及びその製造方法 |
| WO2017006490A1 (ja) * | 2015-07-08 | 2017-01-12 | 日本軽金属株式会社 | 陽極酸化皮膜を有する外観品質に優れたアルミニウム合金押出材及びその製造方法 |
| WO2018100867A1 (ja) * | 2016-11-30 | 2018-06-07 | アイシン軽金属株式会社 | 押出材用アルミニウム合金及びそれを用いた押出材並びに押出材の製造方法 |
| JP2019039042A (ja) * | 2017-08-25 | 2019-03-14 | アイシン軽金属株式会社 | 押出成形用のアルミニウム合金及びそれを用いた押出材の製造方法 |
| JP2019206748A (ja) * | 2018-05-23 | 2019-12-05 | アイシン軽金属株式会社 | 高強度アルミニウム合金押出材の製造方法 |
| JP2020125524A (ja) * | 2019-02-06 | 2020-08-20 | アイシン軽金属株式会社 | アルミニウム合金部材の製造方法 |
| CN113857401A (zh) * | 2021-09-05 | 2021-12-31 | 桂林理工大学 | 一种Al-Zn-Mg-Sc合金硬盘盒体等温挤压工艺 |
| CN114107769A (zh) * | 2021-11-29 | 2022-03-01 | 浙江康帕斯流体技术股份有限公司 | 一种高强高延展率铝合金材料及其制备方法 |
| CN114277291A (zh) * | 2021-12-24 | 2022-04-05 | 东北轻合金有限责任公司 | 一种航空航天用Al-Zn-Mg-Cu系铝合金挤压材及其制备方法 |
| WO2022181306A1 (ja) * | 2021-02-25 | 2022-09-01 | アイシン軽金属株式会社 | 高強度で耐scc性及び焼入れ性に優れるアルミニウム合金押出材の製造方法 |
| CN115074586A (zh) * | 2022-07-07 | 2022-09-20 | 深圳市逸昊金属材料研发有限公司 | 一种高强韧压铸铝合金及其半固态复合挤压铸造工艺 |
| US20220364213A1 (en) * | 2020-02-04 | 2022-11-17 | Aisin Keikinzoku Co., Ltd. | Method for Producing Aluminum Alloy Extrusion |
| CN115449652A (zh) * | 2022-08-04 | 2022-12-09 | 广东伟业铝厂集团有限公司 | 一种新能源汽车异型多腔体底盘型材及其制备方法 |
| WO2025263139A1 (ja) * | 2024-06-21 | 2025-12-26 | 株式会社神戸製鋼所 | アルミニウム合金押出材 |
-
1996
- 1996-05-16 JP JP8146597A patent/JPH09310141A/ja active Pending
Cited By (39)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2000047789A1 (en) * | 1999-02-12 | 2000-08-17 | Norsk Hydro Asa | Aluminium alloy containing magnesium and silicon |
| AU764946B2 (en) * | 1999-02-12 | 2003-09-04 | Norsk Hydro Asa | Aluminium alloy containing magnesium and silicon |
| JP2000328210A (ja) * | 1999-03-17 | 2000-11-28 | Nippon Light Metal Co Ltd | 断面形状が安定し機械的性質が良好なアルミニウムの略中空材の製造方法及び押出形材 |
| JP2003525347A (ja) * | 1999-09-10 | 2003-08-26 | カール クラマー | 金属プレスボルトを熱処理する方法 |
| US8105449B2 (en) | 2005-09-27 | 2012-01-31 | Aisin Keikinzoku Co., Ltd. | High-strength aluminum alloy extruded product with excellent impact absorption and stress corrosion cracking resistance and method of manufacturing the same |
| JP2007119904A (ja) * | 2005-09-27 | 2007-05-17 | Aisin Keikinzoku Co Ltd | 衝撃吸収性及び耐応力腐食割れ性に優れた高強度アルミニウム合金押出材及びその製造方法 |
| WO2008005852A3 (en) * | 2006-06-30 | 2008-04-17 | Alcan Rolled Products Ravenswood Llc | High strength, heat treatable al-zn-mg aluminium alloy |
| JP2009542912A (ja) * | 2006-06-30 | 2009-12-03 | アルカン ロールド プロダクツ−レイヴンズウッド,エルエルシー | 熱処理可能な高強度アルミニウム合金 |
| US8357249B2 (en) | 2006-06-30 | 2013-01-22 | Constellium Rolled Products Ravenswood, Llc | High strength, heat treatable aluminum alloy |
| CN101479397B (zh) | 2006-06-30 | 2013-03-13 | 肯联铝业轧制品-雷文斯伍德有限公司 | 高强度、可热处理的Al-Zn-Mg铝合金 |
| WO2008123184A1 (ja) * | 2007-03-26 | 2008-10-16 | Aisin Keikinzoku Co., Ltd. | 7000系アルミニウム合金押出材及びその製造方法 |
| JP5588170B2 (ja) * | 2007-03-26 | 2014-09-10 | アイシン軽金属株式会社 | 7000系アルミニウム合金押出材及びその製造方法 |
| EP2141253A4 (en) * | 2007-03-26 | 2014-03-12 | Aisin Keikinzoku Co Ltd | EXTRUDATE OF 7000 ALUMINUM ALLOY AND MANUFACTURING METHOD THEREFOR |
| WO2009031460A1 (ja) * | 2007-09-06 | 2009-03-12 | Aisin Keikinzoku Co., Ltd. | 耐衝撃割れ性に優れたアルミニウム合金押出材及び耐衝撃吸収部材 |
| JP2010275611A (ja) * | 2009-05-29 | 2010-12-09 | Aisin Keikinzoku Co Ltd | 耐scc性に優れる7000系アルミニウム合金押出材及びその製造方法 |
| JP2011144396A (ja) * | 2010-01-12 | 2011-07-28 | Kobe Steel Ltd | 耐応力腐食割れ性に優れた高強度アルミニウム合金押出材 |
| JP2011241449A (ja) * | 2010-05-18 | 2011-12-01 | Aisin Keikinzoku Co Ltd | 高強度7000系アルミニウム合金押出材 |
| US8876993B2 (en) | 2011-03-16 | 2014-11-04 | Kobe Steel, Ltd. | Method for manufacturing an extruded material of heat treatment type Al—Zn—Mg series aluminum alloy |
| JP2013100604A (ja) * | 2012-12-27 | 2013-05-23 | Kobe Steel Ltd | 耐応力腐食割れ性に優れたバンパーレインフォース用高強度アルミニウム合金押出材 |
| WO2017006816A1 (ja) * | 2015-07-08 | 2017-01-12 | 日本軽金属株式会社 | 陽極酸化皮膜を有する外観品質に優れたアルミニウム合金押出材及びその製造方法 |
| WO2017006490A1 (ja) * | 2015-07-08 | 2017-01-12 | 日本軽金属株式会社 | 陽極酸化皮膜を有する外観品質に優れたアルミニウム合金押出材及びその製造方法 |
| JP6119937B1 (ja) * | 2015-07-08 | 2017-04-26 | 日本軽金属株式会社 | 陽極酸化皮膜を有する外観品質に優れたアルミニウム合金押出材及びその製造方法 |
| CN107735503A (zh) * | 2015-07-08 | 2018-02-23 | 日本轻金属株式会社 | 具有阳极氧化皮膜的外观品质优良的铝合金挤出材料及其制造方法 |
| WO2018100867A1 (ja) * | 2016-11-30 | 2018-06-07 | アイシン軽金属株式会社 | 押出材用アルミニウム合金及びそれを用いた押出材並びに押出材の製造方法 |
| JP2018090839A (ja) * | 2016-11-30 | 2018-06-14 | アイシン軽金属株式会社 | 押出材用アルミニウム合金及びそれを用いた押出材並びに押出材の製造方法 |
| JP2019039042A (ja) * | 2017-08-25 | 2019-03-14 | アイシン軽金属株式会社 | 押出成形用のアルミニウム合金及びそれを用いた押出材の製造方法 |
| JP2019206748A (ja) * | 2018-05-23 | 2019-12-05 | アイシン軽金属株式会社 | 高強度アルミニウム合金押出材の製造方法 |
| JP2020125524A (ja) * | 2019-02-06 | 2020-08-20 | アイシン軽金属株式会社 | アルミニウム合金部材の製造方法 |
| US20220364213A1 (en) * | 2020-02-04 | 2022-11-17 | Aisin Keikinzoku Co., Ltd. | Method for Producing Aluminum Alloy Extrusion |
| WO2022181306A1 (ja) * | 2021-02-25 | 2022-09-01 | アイシン軽金属株式会社 | 高強度で耐scc性及び焼入れ性に優れるアルミニウム合金押出材の製造方法 |
| CN113857401A (zh) * | 2021-09-05 | 2021-12-31 | 桂林理工大学 | 一种Al-Zn-Mg-Sc合金硬盘盒体等温挤压工艺 |
| CN113857401B (zh) * | 2021-09-05 | 2023-05-05 | 桂林理工大学 | 一种Al-Zn-Mg-Sc合金硬盘盒体等温挤压工艺 |
| CN114107769A (zh) * | 2021-11-29 | 2022-03-01 | 浙江康帕斯流体技术股份有限公司 | 一种高强高延展率铝合金材料及其制备方法 |
| CN114277291A (zh) * | 2021-12-24 | 2022-04-05 | 东北轻合金有限责任公司 | 一种航空航天用Al-Zn-Mg-Cu系铝合金挤压材及其制备方法 |
| CN115074586A (zh) * | 2022-07-07 | 2022-09-20 | 深圳市逸昊金属材料研发有限公司 | 一种高强韧压铸铝合金及其半固态复合挤压铸造工艺 |
| CN115074586B (zh) * | 2022-07-07 | 2024-05-14 | 深圳市逸昊金属材料研发有限公司 | 一种高强韧压铸铝合金及其半固态复合挤压铸造工艺 |
| CN115449652A (zh) * | 2022-08-04 | 2022-12-09 | 广东伟业铝厂集团有限公司 | 一种新能源汽车异型多腔体底盘型材及其制备方法 |
| WO2025263139A1 (ja) * | 2024-06-21 | 2025-12-26 | 株式会社神戸製鋼所 | アルミニウム合金押出材 |
| JP2026002628A (ja) * | 2024-06-21 | 2026-01-08 | 株式会社神戸製鋼所 | アルミニウム合金押出材 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH09310141A (ja) | 押出し性に優れた構造材料用高強度Al−Zn−Mg系合金押出し形材及びその製造方法 | |
| JPH10219381A (ja) | 耐粒界腐食性に優れた高強度アルミニウム合金およびその製造方法 | |
| JP7318274B2 (ja) | Al-Mg-Si系アルミニウム合金冷延板及びその製造方法並びに成形用Al-Mg-Si系アルミニウム合金冷延板及びその製造方法 | |
| JP2004084058A (ja) | 輸送機構造材用アルミニウム合金鍛造材の製造方法およびアルミニウム合金鍛造材 | |
| JP2011144396A (ja) | 耐応力腐食割れ性に優れた高強度アルミニウム合金押出材 | |
| JPH108172A (ja) | 押出し性に優れた構造材料用高強度Al−Mg−Si系合金及び押出し形材の製造方法 | |
| US5540791A (en) | Preformable aluminum-alloy rolled sheet adapted for superplastic forming and method for producing the same | |
| JP2004315938A (ja) | 輸送機構造材用アルミニウム合金鍛造材およびその製造方法 | |
| JP2000212673A (ja) | 耐応力腐食割れ性に優れた航空機ストリンガ―用アルミニウム合金板およびその製造方法 | |
| JPH10152762A (ja) | Di加工性に優れるアルミニウム合金硬質板の製造方法 | |
| JPH10317114A (ja) | 空気焼入れ性が良好な中強度Al−Mg−Si系合金押出し形材の製造方法 | |
| JP3324444B2 (ja) | 曲げ加工性に優れたアルミニウム押出し形材の製造方法 | |
| JP2931538B2 (ja) | 曲げ加工性に優れたバンパー用高強度アルミニウム合金材およびその製造方法 | |
| CN116761904A (zh) | 铝合金挤压材料的制造方法 | |
| JPH04353A (ja) | 加工用Al―Cu系アルミニウム合金鋳塊の熱処理法およびこれを用いた押出材の製造法 | |
| JP4169941B2 (ja) | 曲げ加工性に優れるアルミニウム合金押出形材およびその製造方法 | |
| JP2001032031A (ja) | 耐応力腐食割れ性に優れた構造材用アルミニウム合金板 | |
| JP4996853B2 (ja) | 高温高速成形用アルミニウム合金材及びその製造方法、並びにアルミニウム合金成形品の製造方法 | |
| JP3550944B2 (ja) | 寸法精度に優れた高強度6000系アルミ合金押出し材の製造方法 | |
| JP2000160272A (ja) | プレス成形性に優れたAl合金板 | |
| JP5166702B2 (ja) | 塗装焼付け硬化性に優れた6000系アルミニウム押出材及びその製造方法 | |
| JP3260227B2 (ja) | 結晶粒制御により成形性及び焼付硬化性に優れたAl−Mg−Si系合金板及びその製造方法 | |
| JP3006446B2 (ja) | 熱処理型薄肉アルミニウム押出し形材及びその製造方法 | |
| JP3550943B2 (ja) | 寸法精度に優れた6000系アルミ合金押出し材の製造方法 | |
| JP2009185388A (ja) | 外観品質の優れたAl−Mg−Si系アルミニウム合金冷間鍛造品 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |