JPH09310420A - コンクリート打ち継ぎ部の止水工法 - Google Patents
コンクリート打ち継ぎ部の止水工法Info
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- JPH09310420A JPH09310420A JP15187896A JP15187896A JPH09310420A JP H09310420 A JPH09310420 A JP H09310420A JP 15187896 A JP15187896 A JP 15187896A JP 15187896 A JP15187896 A JP 15187896A JP H09310420 A JPH09310420 A JP H09310420A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 先打ちコンクリートと後打ちコンクリートと
の打ち継ぎ部に介在させる止水用ホースの処理を容易に
する。 【解決手段】 先打ちコンクリートと後打ちコンクリー
トとの打ち継ぎ面に、一方向へ曲折し難い止水材注入用
ホースを敷設し、このホースに注入材を充填することに
よって打ち継ぎ面の止水を図る工法において、発泡性注
入材を注入して前記ホース内の内圧を継続的に高め、止
水材の一部をホースの側面から打ち継ぎ面に漏出せし
め、打ち継ぎ部の密実充填を行うことができるように
し、前記ホースの端部に接続具を配設することにより、
止水材の片押し又は片止め並びに前記ホースの連結を行
うようにした。
の打ち継ぎ部に介在させる止水用ホースの処理を容易に
する。 【解決手段】 先打ちコンクリートと後打ちコンクリー
トとの打ち継ぎ面に、一方向へ曲折し難い止水材注入用
ホースを敷設し、このホースに注入材を充填することに
よって打ち継ぎ面の止水を図る工法において、発泡性注
入材を注入して前記ホース内の内圧を継続的に高め、止
水材の一部をホースの側面から打ち継ぎ面に漏出せし
め、打ち継ぎ部の密実充填を行うことができるように
し、前記ホースの端部に接続具を配設することにより、
止水材の片押し又は片止め並びに前記ホースの連結を行
うようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、先打ちコンクリ
ートと後打ちコンクリートの打ち継ぎ部の密着性を高め
るとともに、前記打ち継ぎ部の水平方向又は上下方向の
コーナー部に対しても止水材注入用ホースを安定した状
態で配設することができるようにしたコンクリート打ち
継ぎ部の止水工法に関するものである。
ートと後打ちコンクリートの打ち継ぎ部の密着性を高め
るとともに、前記打ち継ぎ部の水平方向又は上下方向の
コーナー部に対しても止水材注入用ホースを安定した状
態で配設することができるようにしたコンクリート打ち
継ぎ部の止水工法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば床面を形成するために水平状にコ
ンクリートを打設し、その後壁面を形成するために前記
床面をなすコンクリートに対して垂直状にコンクリート
を打設することは、当技術分野では日常的であるとこ
ろ、前記コンクリート打設の前後の順により、床面のコ
ンクリートが先打ちコンクリートとなり、壁面のコンク
リートが後打ちコンクリートとなる。また相隣接する壁
面や柱等の構造物全般にわたるコンクリート打設におい
ても同様である。
ンクリートを打設し、その後壁面を形成するために前記
床面をなすコンクリートに対して垂直状にコンクリート
を打設することは、当技術分野では日常的であるとこ
ろ、前記コンクリート打設の前後の順により、床面のコ
ンクリートが先打ちコンクリートとなり、壁面のコンク
リートが後打ちコンクリートとなる。また相隣接する壁
面や柱等の構造物全般にわたるコンクリート打設におい
ても同様である。
【0003】そしてこのような先打ちコンクリートと後
打ちコンクリートとは、打設における時間差があるため
又は打ち継ぎ部にはコンクリートの連行空気や施工の不
良、誤差により発生するジャンカ等により、その密着化
(水密化)を図ることが困難な場合があり、これが特に
地下階等の構造にあっては、湧水の浸入の原因となるた
め、前記双方のコンクリート層の合端は止水処理を施す
必要が生じているのである。
打ちコンクリートとは、打設における時間差があるため
又は打ち継ぎ部にはコンクリートの連行空気や施工の不
良、誤差により発生するジャンカ等により、その密着化
(水密化)を図ることが困難な場合があり、これが特に
地下階等の構造にあっては、湧水の浸入の原因となるた
め、前記双方のコンクリート層の合端は止水処理を施す
必要が生じているのである。
【0004】そのための手段として、例えば実用新案登
録第3011894号公報に示されているような複数の
注入路を平行に形成した比較的扁平なホース本体の設置
面に、スポンジ状吸収体を前記ホース本体と平行するよ
うに配設するとともに、前記ホース本体に極小排出孔を
形成した止水用ホースが知られている。そしてこのホー
ス本体の前記注入路に非発泡性の合成樹脂で形成した止
水材を高圧力で注入し、もって前記ホース本体を膨化せ
しめ、前記先打ちコンクリートと後打ちコンクリートの
空隙を充満化させようとしているのである。
録第3011894号公報に示されているような複数の
注入路を平行に形成した比較的扁平なホース本体の設置
面に、スポンジ状吸収体を前記ホース本体と平行するよ
うに配設するとともに、前記ホース本体に極小排出孔を
形成した止水用ホースが知られている。そしてこのホー
ス本体の前記注入路に非発泡性の合成樹脂で形成した止
水材を高圧力で注入し、もって前記ホース本体を膨化せ
しめ、前記先打ちコンクリートと後打ちコンクリートの
空隙を充満化させようとしているのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが前記ホース本
体の下面にスポンジ状吸収体を配設してあるため、ホー
ス本体の極小排出孔から排出した止水材は前記吸収体に
吸収され、かつこの吸収体によって維持されるために適
宜な厚さの止水層が形成されるとともに、それ以上流動
することがないため、いわば際限なく流動することはな
かったものの、前記公報記載のものにあっては、使用す
る注入材が前記のように非発泡性のものであるために、
ホース本体の膨化を図るためには、注入圧のみに期待さ
れており、したがって前記打ち継ぎ部の密着性を実現す
ることに困難なこともあった。
体の下面にスポンジ状吸収体を配設してあるため、ホー
ス本体の極小排出孔から排出した止水材は前記吸収体に
吸収され、かつこの吸収体によって維持されるために適
宜な厚さの止水層が形成されるとともに、それ以上流動
することがないため、いわば際限なく流動することはな
かったものの、前記公報記載のものにあっては、使用す
る注入材が前記のように非発泡性のものであるために、
ホース本体の膨化を図るためには、注入圧のみに期待さ
れており、したがって前記打ち継ぎ部の密着性を実現す
ることに困難なこともあった。
【0006】また前記ホース本体は、塩化ビニルによっ
て扁平状に形成されており、しかもこのホース本体には
例えば3本の注入路を有するため、幅方向への曲折は無
理であり、これを無理に折り曲げようとすると、その曲
折部が設置面から浮き上がったりすることになり、また
このように浮き上がりを防止するために他の治具を用い
て先打ちコンクリート面に強固に固定すると、本体直線
となる部分に捩じれ又は浮き上がり等の変形が生じる
等、結果的にはコーナー部における曲折処理はほとんど
不可能となっていた。
て扁平状に形成されており、しかもこのホース本体には
例えば3本の注入路を有するため、幅方向への曲折は無
理であり、これを無理に折り曲げようとすると、その曲
折部が設置面から浮き上がったりすることになり、また
このように浮き上がりを防止するために他の治具を用い
て先打ちコンクリート面に強固に固定すると、本体直線
となる部分に捩じれ又は浮き上がり等の変形が生じる
等、結果的にはコーナー部における曲折処理はほとんど
不可能となっていた。
【0007】さらにこれに使用されていた止水材として
は、すべて発泡しない合成樹脂を使用していたため、こ
れをホース本体中に注入してもホース本体の膨張圧が注
入圧以上に高くならず、かつこの止水材がホース本体か
ら前記極小排出孔を経由して外部に漏出したとしても、
コンクリート打ち継ぎ部において同様であり、したがっ
て密着化(水密化)を図ることが困難であったのであ
る。
は、すべて発泡しない合成樹脂を使用していたため、こ
れをホース本体中に注入してもホース本体の膨張圧が注
入圧以上に高くならず、かつこの止水材がホース本体か
ら前記極小排出孔を経由して外部に漏出したとしても、
コンクリート打ち継ぎ部において同様であり、したがっ
て密着化(水密化)を図ることが困難であったのであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこでこの発明に係るコ
ンクリート打ち継ぎ部の止水工法は前記の課題を解決す
るために、先打ちコンクリートと後打ちコンクリートと
の打ち継ぎ面に、一方向へ曲折し難い止水材注入用ホー
スを敷設し、この止水材注入用ホースに注入材を充填す
ることによって前記打ち継ぎ面の止水を図るようにした
コンクリート打ち継ぎ面の止水工法において、発泡性注
入材を注入して前記止水材注入用ホース内の内圧を継続
的に高めるとともに、止水材の一部を止水材注入用ホー
スの側面から打ち継ぎ面に漏出せしめ、前記打ち継ぎ部
の密実充填を行うことができるようにし、かつ前記止水
材注入用ホースの端部に接続具を配設することにより、
止水材の片押し又は片止め並びに止水材注入用ホースの
連結を行うようにしたものである。
ンクリート打ち継ぎ部の止水工法は前記の課題を解決す
るために、先打ちコンクリートと後打ちコンクリートと
の打ち継ぎ面に、一方向へ曲折し難い止水材注入用ホー
スを敷設し、この止水材注入用ホースに注入材を充填す
ることによって前記打ち継ぎ面の止水を図るようにした
コンクリート打ち継ぎ面の止水工法において、発泡性注
入材を注入して前記止水材注入用ホース内の内圧を継続
的に高めるとともに、止水材の一部を止水材注入用ホー
スの側面から打ち継ぎ面に漏出せしめ、前記打ち継ぎ部
の密実充填を行うことができるようにし、かつ前記止水
材注入用ホースの端部に接続具を配設することにより、
止水材の片押し又は片止め並びに止水材注入用ホースの
連結を行うようにしたものである。
【0009】
【作用】すなわちこの発明にあっては、注入材の注入圧
に加え、注入材自体の発泡性を利用して止水材注入用ホ
ースを膨化せしめるとともに、このホースの周囲に漏出
する注入材によりホースを打ち継ぎ間の密着性を図り、
かつ前記打ち継ぎ部のコーナー等においては接続具によ
りホースを連結し、もって安定した状態で敷設すること
ができるのである。
に加え、注入材自体の発泡性を利用して止水材注入用ホ
ースを膨化せしめるとともに、このホースの周囲に漏出
する注入材によりホースを打ち継ぎ間の密着性を図り、
かつ前記打ち継ぎ部のコーナー等においては接続具によ
りホースを連結し、もって安定した状態で敷設すること
ができるのである。
【0010】
【発明の実施の形態】次にこの発明に係るコンクリート
打ち継ぎ部の止水工法の実施の形態を図面に基づいて述
べると、1は3本の注入路2を平行に形成した比較的扁
平なホース本体であり、このホース本体1の前記注入路
2は平時においてはホース本体1の両端に開口してある
とともに、ホース本体1の全周には2〜3mm程度の長
さのスリット3(極小排出孔)を複数形成してある。ま
たこのホース本体1は塩化ビニルによって形成してある
が、これに類似する材料に代えることも可能である。
打ち継ぎ部の止水工法の実施の形態を図面に基づいて述
べると、1は3本の注入路2を平行に形成した比較的扁
平なホース本体であり、このホース本体1の前記注入路
2は平時においてはホース本体1の両端に開口してある
とともに、ホース本体1の全周には2〜3mm程度の長
さのスリット3(極小排出孔)を複数形成してある。ま
たこのホース本体1は塩化ビニルによって形成してある
が、これに類似する材料に代えることも可能である。
【0011】4はホース本体1の設置面(図3に図示す
るところによれば下面)に接着等により配設したスポン
ジ状吸収体であり、このスポンジ状吸収体4は連続気泡
に形成してあるとともに、ホース本体1と略同一の幅と
適度な厚さをもって形成されている。
るところによれば下面)に接着等により配設したスポン
ジ状吸収体であり、このスポンジ状吸収体4は連続気泡
に形成してあるとともに、ホース本体1と略同一の幅と
適度な厚さをもって形成されている。
【0012】これに対して接続具本体5も、塩化ビニル
等によって方形状に形成してあり、かつ注入路2’を形
成してある。尚、前記接続具本体5は、その取り扱い勝
手を向上せしめるために、ホース本体1に比し若干硬め
の材料を用いることがあり、そのためABS、ナイロ
ン、ポリプロピレン等を利用することもある。
等によって方形状に形成してあり、かつ注入路2’を形
成してある。尚、前記接続具本体5は、その取り扱い勝
手を向上せしめるために、ホース本体1に比し若干硬め
の材料を用いることがあり、そのためABS、ナイロ
ン、ポリプロピレン等を利用することもある。
【0013】6はホース本体1の注入路2に挿入可能な
ジョイント部であり、したがってホース本体1の注入路
2が3本である場合は、ジョイント部6も3本となり、
互いに対応する雌雄の関係を形成してある。そして接続
具本体5に形成する前記注入路2’は、接続具本体5の
内部において共通する1個、すなわち、中空状に形成
し、ジョイント部6においては、このジョイント部6を
ノズル状に形成することにより構成されている。
ジョイント部であり、したがってホース本体1の注入路
2が3本である場合は、ジョイント部6も3本となり、
互いに対応する雌雄の関係を形成してある。そして接続
具本体5に形成する前記注入路2’は、接続具本体5の
内部において共通する1個、すなわち、中空状に形成
し、ジョイント部6においては、このジョイント部6を
ノズル状に形成することにより構成されている。
【0014】またこの接続具本体5においても長さが2
〜3mm程度のスリット3’形状の極小排出孔が複数形
成されているとともに、このスリット3’も少なくとも
設置面側に形成することはもとより、他の面に形成する
こともあるのである。尚、接続具本体5を前記のように
硬めの材料を用いて形成した場合において、前記極小排
出孔をスリット3’形状とした場合は、前記止水材が内
圧の如何にかかわらずスリット3’から漏出しにくいこ
ともあり得るため、前記極小排出孔を円形に形成するこ
ともある。
〜3mm程度のスリット3’形状の極小排出孔が複数形
成されているとともに、このスリット3’も少なくとも
設置面側に形成することはもとより、他の面に形成する
こともあるのである。尚、接続具本体5を前記のように
硬めの材料を用いて形成した場合において、前記極小排
出孔をスリット3’形状とした場合は、前記止水材が内
圧の如何にかかわらずスリット3’から漏出しにくいこ
ともあり得るため、前記極小排出孔を円形に形成するこ
ともある。
【0015】さらに接続具本体5の設置面にもスポンジ
状吸収体4’を配設してあるとともに、このスポンジ状
吸収体4’も連続気泡に形成し、かつ接着剤等を用いて
接着してある。尚、この接続具本体5は、2本のホース
本体1を連結するために使用する以外に、1本のホース
本体1の端部に連結することにより、いわゆる片押し又
は片止め用として用いることもできる。
状吸収体4’を配設してあるとともに、このスポンジ状
吸収体4’も連続気泡に形成し、かつ接着剤等を用いて
接着してある。尚、この接続具本体5は、2本のホース
本体1を連結するために使用する以外に、1本のホース
本体1の端部に連結することにより、いわゆる片押し又
は片止め用として用いることもできる。
【0016】7は接続具本体5に形成した止水材注入口
であり、この止水材注入口7は、全ての止水材注入口7
に形成してもよいが、この接続具本体5を用いて連結さ
れる止水用ホースによって形成される1回路中において
用いられる複数の接続具本体5中の唯一の接続具本体5
にのみ形成される場合もある。すなわち、複数本の止水
用ホースを連結するために用いる複数の接続具本体5中
には、前記止水材注入口7を有するものを少なくとも1
個用いればよいのである。
であり、この止水材注入口7は、全ての止水材注入口7
に形成してもよいが、この接続具本体5を用いて連結さ
れる止水用ホースによって形成される1回路中において
用いられる複数の接続具本体5中の唯一の接続具本体5
にのみ形成される場合もある。すなわち、複数本の止水
用ホースを連結するために用いる複数の接続具本体5中
には、前記止水材注入口7を有するものを少なくとも1
個用いればよいのである。
【0017】尚、以上のように形成されている接続具本
体5においてジョイント部6及び止水材注入口7を含む
全体の形状は、接続具本体5を使用する場所に適合する
形状に形成する必要があり、図4に示すように例えばL
字状又はT字状等がある。すなわち同図において(イ)
は止水用ホースの端部に使用するに適したもの、(ロ)
はコーナー部において2本の止水用ホースを連結するに
適したもの、(ハ)は2本の止水用ホースを直線状に連
結するに適したもの、(ニ)はコーナー部において2本
の止水用ホースを上下方向に連結するに適したものをそ
れぞれ示してある。
体5においてジョイント部6及び止水材注入口7を含む
全体の形状は、接続具本体5を使用する場所に適合する
形状に形成する必要があり、図4に示すように例えばL
字状又はT字状等がある。すなわち同図において(イ)
は止水用ホースの端部に使用するに適したもの、(ロ)
はコーナー部において2本の止水用ホースを連結するに
適したもの、(ハ)は2本の止水用ホースを直線状に連
結するに適したもの、(ニ)はコーナー部において2本
の止水用ホースを上下方向に連結するに適したものをそ
れぞれ示してある。
【0018】しかして先打ちコンクリートの打設及び養
生が完了した後、後打ちコンクリートの打設の前に、後
打ちコンクリートの打設位置に止水用ホースを敷設す
る。この場合、止水用ホースは、単に当該位置に置くの
みでもよいが、不慮の位置ずれを防止するため及びこれ
を上下方向(縦方向)に敷設する場合は、当該位置に固
定する必要がある。また止水用ホースを敷設する場合
は、先打ちコンクリートにスポンジ状吸収体4が面する
ように位置関係を特定するものとする。
生が完了した後、後打ちコンクリートの打設の前に、後
打ちコンクリートの打設位置に止水用ホースを敷設す
る。この場合、止水用ホースは、単に当該位置に置くの
みでもよいが、不慮の位置ずれを防止するため及びこれ
を上下方向(縦方向)に敷設する場合は、当該位置に固
定する必要がある。また止水用ホースを敷設する場合
は、先打ちコンクリートにスポンジ状吸収体4が面する
ように位置関係を特定するものとする。
【0019】尚、止水用ホースの固定方法は、図5
(イ)に示すように、例えばL字状に形成した釘8の一
部を先打ちコンクリート層に打ち込むとともに、前記釘
8の他の部分において止水用ホースを支持する方法、又
は同図(ロ)に示すように略S字状に形成した金網9に
よって止水用ホースを被覆せしめつつ、この金網9の一
部を釘8’によって固定し、全体として止水用ホースを
支持する方法がある。
(イ)に示すように、例えばL字状に形成した釘8の一
部を先打ちコンクリート層に打ち込むとともに、前記釘
8の他の部分において止水用ホースを支持する方法、又
は同図(ロ)に示すように略S字状に形成した金網9に
よって止水用ホースを被覆せしめつつ、この金網9の一
部を釘8’によって固定し、全体として止水用ホースを
支持する方法がある。
【0020】このように止水用ホースを敷設する前又は
後に、この止水用ホースを接続具本体5を介して連結す
るのであるが、止水用ホースのホース本体1の端部に開
口されている注入路2に接続具本体5のジョイント部6
を強固に挿入することによって、各止水用ホースを連結
することができるのである。
後に、この止水用ホースを接続具本体5を介して連結す
るのであるが、止水用ホースのホース本体1の端部に開
口されている注入路2に接続具本体5のジョイント部6
を強固に挿入することによって、各止水用ホースを連結
することができるのである。
【0021】ここにおいて使用する接続具本体5は、使
用される位置において適するものを図4に示すものから
選択して使用すればよく、かつこの接続具本体5もスポ
ンジ状吸収体4’が設置面に向くように位置決めするこ
とは止水用ホースの敷設と同様である。
用される位置において適するものを図4に示すものから
選択して使用すればよく、かつこの接続具本体5もスポ
ンジ状吸収体4’が設置面に向くように位置決めするこ
とは止水用ホースの敷設と同様である。
【0022】その後、後打ちコンクリートを打設するこ
とになるが、この打設が終了した後、接続具本体5の止
水材注入口7から止水材を注入する。するとこの止水材
は接続具本体5の注入路2’を経由してホース本体1の
注入路2に注入され、全注入路2,2’を満たすことに
なる。止水材を注入する際には、適度の圧を必要とする
が、止水材の一部はホース本体1及び接続具本体5に形
成したスリット3,3’(極小排出孔)から外部に漏出
するとともに、スポンジ状吸収体4,4’に含浸するこ
とになり、かつこのスポンジ状吸収体4,4’をしてこ
のスポンジ状吸収体4,4’外への移動を規制する。
とになるが、この打設が終了した後、接続具本体5の止
水材注入口7から止水材を注入する。するとこの止水材
は接続具本体5の注入路2’を経由してホース本体1の
注入路2に注入され、全注入路2,2’を満たすことに
なる。止水材を注入する際には、適度の圧を必要とする
が、止水材の一部はホース本体1及び接続具本体5に形
成したスリット3,3’(極小排出孔)から外部に漏出
するとともに、スポンジ状吸収体4,4’に含浸するこ
とになり、かつこのスポンジ状吸収体4,4’をしてこ
のスポンジ状吸収体4,4’外への移動を規制する。
【0023】また、ここにおいて用いる止水材は、発泡
合成樹脂を使用(注入)し、ホース本体を均一かつ十分
に膨張せしめ、発泡合成樹脂が硬化した後は、膨張した
状態が残存した状態の止水コアを形成するようにするも
のであり、そのためには発泡性樹脂(プラスチックフォ
ーム)であればその種類(一液性、二液性)を問わない
が、発泡ウレタン樹脂、発泡フェノール樹脂、発泡イソ
シアヌレート樹脂、発泡エポキシ樹脂等が特に適してい
る。
合成樹脂を使用(注入)し、ホース本体を均一かつ十分
に膨張せしめ、発泡合成樹脂が硬化した後は、膨張した
状態が残存した状態の止水コアを形成するようにするも
のであり、そのためには発泡性樹脂(プラスチックフォ
ーム)であればその種類(一液性、二液性)を問わない
が、発泡ウレタン樹脂、発泡フェノール樹脂、発泡イソ
シアヌレート樹脂、発泡エポキシ樹脂等が特に適してい
る。
【0024】また、使用する発砲樹脂の一般的性質とし
ては、その使用上の制約から、粘度が50〜500CP
S以下、反応開始(注入)後の硬化時間が1〜30時
間、発泡倍率が5以下が望ましく、かつ一液性(水と反
応して発泡する)の樹脂が好ましい。
ては、その使用上の制約から、粘度が50〜500CP
S以下、反応開始(注入)後の硬化時間が1〜30時
間、発泡倍率が5以下が望ましく、かつ一液性(水と反
応して発泡する)の樹脂が好ましい。
【0025】前記止水材として、親水性ウレタン樹脂
(トリオジェクトU 株式会社小野田製、一液性、発泡
剤は水)及び二液性ウレタン樹脂(シンエイマスター株
式会社製、二液性、非発泡、混合率1:1)を使用した
ものは、下記の性状を有していた。
(トリオジェクトU 株式会社小野田製、一液性、発泡
剤は水)及び二液性ウレタン樹脂(シンエイマスター株
式会社製、二液性、非発泡、混合率1:1)を使用した
ものは、下記の性状を有していた。
【0026】
【0027】また前記一液性の樹脂について、膨張圧の
経時変化は図6の通りであり、また引張強度は9kgf
/cm2 程度、伸び率は200%程度であった。さら
に、コンクリートとの付着強さは、7kgf/cm2
(材料破断)程度であった。
経時変化は図6の通りであり、また引張強度は9kgf
/cm2 程度、伸び率は200%程度であった。さら
に、コンクリートとの付着強さは、7kgf/cm2
(材料破断)程度であった。
【0028】
【発明の効果】前記のようにこの発明に係るコンクリー
ト打ち継ぎ部の止水工法によれば、先打ちコンクリート
と後打ちコンクリートとの打ち継ぎ面に、一方向へ曲折
し難い止水材注入用ホースを敷設し、この止水材注入用
ホースに注入材を充填することによって前記打ち継ぎ面
の止水を図るようにしたコンクリート打ち継ぎ面の止水
工法において、発泡性注入材を注入して前記止水材注入
用ホース内の内圧を継続的に高めるとともに、止水材の
一部を止水材注入用ホースの側面から打ち継ぎ面に漏出
せしめ、前記打ち継ぎ部の密実充填を行うことができる
ようにし、かつ前記止水材注入用ホースの端部に接続具
を配設することにより、止水材の片押し又は片止め並び
に止水材注入用ホースの連結を行うので、注入材の注入
圧に加えて、注入材自体の発泡性を利用して止水材注入
用ホースを膨化せしめるとともに、このホースの周囲に
漏出する注入材によりホースを打ち継ぎ間の密着性を図
り、かつ前記打ち継ぎ部のコーナー等においては接続具
によりホースを連結し、もって安定した状態で敷設する
ことができるという効果を有するのである。
ト打ち継ぎ部の止水工法によれば、先打ちコンクリート
と後打ちコンクリートとの打ち継ぎ面に、一方向へ曲折
し難い止水材注入用ホースを敷設し、この止水材注入用
ホースに注入材を充填することによって前記打ち継ぎ面
の止水を図るようにしたコンクリート打ち継ぎ面の止水
工法において、発泡性注入材を注入して前記止水材注入
用ホース内の内圧を継続的に高めるとともに、止水材の
一部を止水材注入用ホースの側面から打ち継ぎ面に漏出
せしめ、前記打ち継ぎ部の密実充填を行うことができる
ようにし、かつ前記止水材注入用ホースの端部に接続具
を配設することにより、止水材の片押し又は片止め並び
に止水材注入用ホースの連結を行うので、注入材の注入
圧に加えて、注入材自体の発泡性を利用して止水材注入
用ホースを膨化せしめるとともに、このホースの周囲に
漏出する注入材によりホースを打ち継ぎ間の密着性を図
り、かつ前記打ち継ぎ部のコーナー等においては接続具
によりホースを連結し、もって安定した状態で敷設する
ことができるという効果を有するのである。
【図1】(イ)はこの発明に係るコンクリート打ち継ぎ
部の止水工法の一実施例を概念的に示す平面図、(ロ)
は(イ)のA−A線断面図である。
部の止水工法の一実施例を概念的に示す平面図、(ロ)
は(イ)のA−A線断面図である。
【図2】(イ)この発明に用いる接続具の一実施例を示
す斜視図、(ロ)は(イ)のB−B線断面図である。
す斜視図、(ロ)は(イ)のB−B線断面図である。
【図3】コンクリート打ち継ぎ部止水用ホースの斜視図
である。
である。
【図4】(イ)乃至(ニ)はこの発明に用いる接続具の
異なる形状の例を示す平面図(イ乃至ハ)及び斜視図
(ニ)である。
異なる形状の例を示す平面図(イ乃至ハ)及び斜視図
(ニ)である。
【図5】コンクリート打ち継ぎ部止水用ホースの固定方
法を示す斜視図であり、(イ)は釘を用いたもの、
(ロ)は金網を用いたものを示してある。
法を示す斜視図であり、(イ)は釘を用いたもの、
(ロ)は金網を用いたものを示してある。
【図6】コンクリート打ち継ぎ部に使用する止水材とし
て一液性の親水性ウレタン樹脂とした場合の膨張圧の経
時変化を示す表である。
て一液性の親水性ウレタン樹脂とした場合の膨張圧の経
時変化を示す表である。
a ホース b,b’ 注入路 c 接続具 d 先打ちコンクリート e 後打ちコンクリート 1 ホース本体 2,2’ 注入路 3,3’ スリット 4,4’ スポンジ状吸収体 5 接続具本体 6 ジョイント部 7 止水材注入口 8,8’ 釘 9 金網
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 斉藤 仁 千葉県千葉市若葉区御成台3−10−3 (72)発明者 天沼 邦一 神奈川県横浜市戸塚区原宿町252−20 (72)発明者 根本 徹 神奈川県高座郡寒川町宮山1232−14 (72)発明者 神山 行男 埼玉県川口市元郷5丁目3番25号
Claims (1)
- 【請求項1】 先打ちコンクリートと後打ちコンクリー
トとの打ち継ぎ面に、一方向へ曲折し難い止水材注入用
ホースを敷設し、この止水材注入用ホースに注入材を充
填することによって前記打ち継ぎ面の止水を図るように
したコンクリート打ち継ぎ面の止水工法において、発泡
性注入材を注入して前記止水材注入用ホース内の内圧を
継続的に高めるとともに、止水材の一部を止水材注入用
ホースの側面から打ち継ぎ面に漏出せしめ、前記打ち継
ぎ部の密実充填を行うことができるようにし、かつ前記
止水材注入用ホースの端部に接続具を配設することによ
り、止水材の片押し又は片止め並びに止水材注入用ホー
スの連結を行うようにしたことを特徴とするコンクリー
ト打ち継ぎ部の止水工法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15187896A JPH09310420A (ja) | 1996-05-24 | 1996-05-24 | コンクリート打ち継ぎ部の止水工法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15187896A JPH09310420A (ja) | 1996-05-24 | 1996-05-24 | コンクリート打ち継ぎ部の止水工法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09310420A true JPH09310420A (ja) | 1997-12-02 |
Family
ID=15528187
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15187896A Pending JPH09310420A (ja) | 1996-05-24 | 1996-05-24 | コンクリート打ち継ぎ部の止水工法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09310420A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007320347A (ja) * | 2006-05-30 | 2007-12-13 | Hino Motors Ltd | 車両用ホイールパーキングブレーキ装置 |
| CN104652815A (zh) * | 2015-02-10 | 2015-05-27 | 中国十七冶集团有限公司 | 一种厨卫间止水反梁浇筑的施工方法 |
| JP2019143350A (ja) * | 2018-02-20 | 2019-08-29 | 株式会社竹中工務店 | 圧入工法 |
| KR20230168751A (ko) * | 2022-06-08 | 2023-12-15 | 대룡공업주식회사 | 그라우팅 재료 주입용 지수판 및 그 연결부재 |
-
1996
- 1996-05-24 JP JP15187896A patent/JPH09310420A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007320347A (ja) * | 2006-05-30 | 2007-12-13 | Hino Motors Ltd | 車両用ホイールパーキングブレーキ装置 |
| CN104652815A (zh) * | 2015-02-10 | 2015-05-27 | 中国十七冶集团有限公司 | 一种厨卫间止水反梁浇筑的施工方法 |
| JP2019143350A (ja) * | 2018-02-20 | 2019-08-29 | 株式会社竹中工務店 | 圧入工法 |
| KR20230168751A (ko) * | 2022-06-08 | 2023-12-15 | 대룡공업주식회사 | 그라우팅 재료 주입용 지수판 및 그 연결부재 |
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