JPH09311344A - 画像表示装置 - Google Patents

画像表示装置

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JPH09311344A
JPH09311344A JP6130097A JP6130097A JPH09311344A JP H09311344 A JPH09311344 A JP H09311344A JP 6130097 A JP6130097 A JP 6130097A JP 6130097 A JP6130097 A JP 6130097A JP H09311344 A JPH09311344 A JP H09311344A
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JP
Japan
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counter substrate
substrate
array
array substrate
frame
Prior art date
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Pending
Application number
JP6130097A
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English (en)
Inventor
Atsuko Iida
敦子 飯田
Akira Konno
晃 金野
Masayuki Saito
雅之 斉藤
Miki Mori
三樹 森
Yumi Fukuda
由美 福田
Tatsuaki Uchida
竜朗 内田
Takeshi Miyagi
武史 宮城
Yukio Kizaki
幸男 木崎
Masaki Atsuta
昌己 熱田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 非表示領域が表示面に存在されるのを皆無も
しくは最小として大画面化を達成した画像表示装置を提
供するものである。 【解決手段】 透光性基材の両面に透明導電材料からな
る共通電極をそれぞれ形成した対向基板;透光性基材上
に半導体素子および信号線が形成されたアレイ基板であ
って、複数の前記アレイ基板は前記対向基板の両面に前
記各アレイ基板端部の表示領域が前記対向基板を挟んで
互いに向い合うように配置される;前記対向基板と前記
各アレイ基板との間隙にそれぞれ介在される透光性樹脂
からなる枠状シール部材;および前記枠状シール部材で
囲まれた前記対向基板と前記各アレイ基板との空間にそ
れぞれ封入される液晶;を具備したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像表示装置に関
し、特に対向基板とアレイ基板との配置を改良した画像
表示装置に係わる。
【0002】
【従来の技術】従来の画像表示装置は、例えば図24に
示すように透光性基材1上の片面に透明導電材料からな
る共通電極2が形成された対向基板3と、透光性基材4
上に半導体素子及びその信号線5が形成されたアレイ基
板6との間隙に枠状シール部材7を形成し、この枠状シ
ール部材7内に液晶8を封入した構造を有する。前記対
向基板3とアレイ基板6との間には、それらの間隙を一
定に保つために、平均粒径の揃った樹脂ビーズようなス
ペーサ9を適量散布している。図23に示す画像表示装
置において、大面積の透光性基材上で微細な半導体素子
を高精度に形成してアレイ基板を作製することは製造装
置の関係から制約を受け、結果的に画像表示装置の大画
面化を図ることが困難であった。
【0003】このようなことから、図25に示すように
対向電極3の共通電極2形成面に例えば2つのアレイ基
板6a、6bを隣接して配置し、それらの間隙に枠状シ
ール部材7a、7bをそれぞれ形成し、これらの枠状シ
ール部材7a、7b内に液晶8a、8bをそれぞれ封入
して大面積の画像表示装置を実現することが行われてい
る。しかしながら、図25に示す構造の画像表示装置に
おいては図26に示すようにアレイ基板の隣接する枠状
シール部材7a、7bの端部およびそれらの間の隙間に
よる非表示領域10が表示領域11a、11bを二分割
するように不可避的に存在する。このため、従来の画像
表示装置では大面積化の実現が困難であるという問題が
あった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、非表示領域
が表示面に存在されるのを皆無もしくは最小として大画
面化を達成した画像表示装置を提供しようとするもので
ある。
【0005】本発明は、非表示領域が表示面に存在され
るのを皆無もしくは最小として大画面化を達成し、かつ
平面的に見て内側に位置するアレイ基板の信号線を外部
に容易に引き回すことが可能な画像表示装置を提供しよ
うとするものである。
【0006】本発明は、非表示領域が表示面に存在され
るのを皆無もしくは最小として大画面化を達成し、平面
的に見て内側に位置するアレイ基板の信号線を外部に容
易に引き回すことが可能で、かつ信号線の引き回しに伴
う画質の低下を防止した画像表示装置を提供しようとす
るものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる画像表示
装置は、透光性基材の両面に透明導電材料からなる共通
電極をそれぞれ形成した対向基板;透光性基材上に半導
体素子および信号線が形成されたアレイ基板であって、
複数の前記アレイ基板は前記対向基板の両面に前記各ア
レイ基板端部の表示領域が前記対向基板を挟んで互いに
向い合うように配置される;前記対向基板と前記各アレ
イ基板との間隙にそれぞれ介在される透光性樹脂からな
る枠状シール部材;および前記枠状シール部材で囲まれ
た前記対向基板と前記各アレイ基板との空間にそれぞれ
封入される液晶;を具備したことを特徴とするものであ
る。
【0008】本発明に係わる別の画像表示装置は、透光
性基材の両面に透明導電材料からなる共通電極が形成さ
れた対向基板;透光性基材上に半導体素子および信号線
が形成されたアレイ基板であって、複数の前記アレイ基
板は前記対向基板の両面に前記各アレイ基板端部の表示
領域が前記対向基板を挟んで互いに向い合うように配置
される;前記アレイ基板を挟んで反対側の前記対向基板
の面に形成された前記アレイ基板の前記信号線を引き回
すための複数の接続線;前記対向基板と前記各アレイ基
板との間隙にそれぞれ介在された透光性を有する樹脂か
らなる枠状シール部材;および前記枠状シール部材で囲
まれた前記対向基板と各アレイ基板との空間にそれぞれ
封入される液晶;を具備したことを特徴とするものであ
る。
【0009】本発明に係わるさらに別の画像表示装置
は、透光性基材の両面に透明導電材料からなる共通電極
をそれぞれ形成した対向基板;透光性基材上に半導体素
子および信号線が形成されたアレイ基板であって、複数
の前記アレイ基板は前記対向基板の両面に前記各アレイ
基板端部の表示領域が前記対向基板を挟んで互いに向い
合うように配置される;前記アレイ基板を挟んで反対側
の前記対向基板の面に絶縁層を挟んで配置された前記ア
レイ基板の信号線を引き回すための少なくとも1層の接
続線;前記アレイ基板近傍の前記接続線部分に介装され
た信号補正用回路;前記対向基板と前記各アレイ基板と
の間隙にそれぞれ介在される透光性樹脂からなる枠状シ
ール部材;および前記枠状シール部材で囲まれた前記対
向基板と前記各アレイ基板との空間にそれぞれ封入され
る液晶;を具備したことを特徴とするものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係わる画像表示装
置を詳細に説明する。
【0011】本発明に係わる画像表示装置は、例えばガ
ラスからなる透光性基材の両面に例えばITOのような
透明導電材料からなる共通電極がそれぞれ形成された対
向基板と、例えばガラスからなる透光性基材上に薄膜ト
ランジスタのような半導体素子および一部が例えばIT
Oのような透明導電材料からなる信号線が形成された複
数のアレイ基板とを備える。前記各アレイ基板は、前記
対向基板の両面に前記対向基板を挟んで前記各アレイ基
板端部の表示領域が互いに向い合うように配置されてい
る。つまり、前記各アレイ基板は前記対向基板の両面に
表示面から見た時に前記対向基板を挟んで前記アレイ基
板端部の表示領域が互いに一部が重なり合うように隣接
して配置されている。透光性樹脂からなる枠状シール部
材は、前記対向基板と前記各アレイ基板との間隙に介在
されている。液晶は、前記枠状シール部材で囲まれた前
記対向基板と前記各アレイ基板の空間内に封入されてい
る。
【0012】前記透光性樹脂としては、例えばエポキシ
樹脂等を用いることができる。特に、500nmから8
00nmの波長の透過率が80%以上である透光性樹脂
が好ましい。このような透光性樹脂としては、前記透光
性の他に耐熱性の優れたベンゾシクロブタン(BCB)
樹脂、パーフルオロシクロブタン(PFCB)樹脂等を
挙げることができる。
【0013】前記対向基板と前記各アレイ基板との間隙
には、平均粒径の揃った樹脂ビーズようなスペーサを均
一に散布することを許容する。このようなスペーサは、
例えば例えばシリカ、ガラス、スチレン樹脂のような光
吸収率が30%以下である低光吸収材料から作られるこ
とが好ましい。
【0014】前述した本発明に係わる画像表示装置の製
造方法を以下に説明する。
【0015】まず、例えばガラスからなる透光性基材の
両面に例えばITOのような透明導電材料からなる共通
電極をそれぞれ形成して対向基板を作製する。また、例
えばガラスからなる透光性基材上に例えば薄膜トランジ
スタのような半導体素子および一部が例えばITOのよ
うな透明導電材料からなる信号線を形成することにより
アレイ基板を複数枚作製する。
【0016】次いで、前記各アレイ基板の半導体素子形
成面周縁に透光性樹脂を塗布し、未硬化の枠状シール部
材を形成する。つづいて、前記対向電極に前記各アレイ
基板を前記対向基板を挟んで前記アレイ基板の表示領域
が互いに向い合うように前記未硬化の枠状シール部材を
介して配置する。ひきつづき、前記対向基板と各アレイ
基板との間にスペーサを介在させて間隙を保ちながら前
記未硬化の枠状シール部材内に液晶を注入し、注入口を
樹脂で塞いで液晶を封入した後、加熱処理して前記未硬
化の枠状シール部材を硬化することにより画像表示装置
を製造する。
【0017】なお、前述した画像表示装置の製造におい
て透光性樹脂からなる枠状シール部材をアレイ基板に形
成したが、対向基板の所定領域に枠状シール部材を形成
してもよい。
【0018】本発明に係わる画像表示装置において、前
記アレイ基板を挟んで反対側の前記対向基板の面に透光
性基材、つまり補助透光性基材を前記アレイ基板と面一
となるように配置し、かつ前記対向基板と前記透光性基
材の間に透光性を有するスペーサを介在することを許容
する。
【0019】以上説明した本発明に係わる画像表示装置
は、複数のアレイ基板を対向基板の両面に前記対向基板
を挟んで前記アレイ基板端部の表示領域が互いに向い合
うように配置する。つまり、前記各アレイ基板を前記対
向基板の両面に表示面から見た時に前記対向基板を挟ん
で前記アレイ基板端部の表示領域が互いに一部重なり合
うように隣接して配置している。また、前記対向基板と
各アレイ基板との間隙に透光性樹脂からなる枠状シール
部材が形成され、このシール部で囲まれた前記対向基板
と前記アレイ基板の間に液晶が封入された構造を有す
る。
【0020】このような構成の画像表示装置は、表示面
側に位置するアレイ基板の表示領域の周辺に非表示領域
となる枠状シール部材が存在しても、前記対向基板を挟
んで前記表示面と反対側にもう一方のアレイ基板を互い
に表示領域端部が重なるように配置される。また、前記
対向基板および枠状シール部材はいずれも透光性を有す
る。その結果、表示面側に位置するアレイ基板の非表示
領域として働く枠状シール部材にも前記対向基板に前記
シール部と投影的に重ねて配置されたもう一方のアレイ
基板の表示領域が表示される。つまり、表示面側に位置
するアレイ基板の前記枠状シール部材の表示性を前記も
う一方のアレイ基板の表示領域により補償することがで
きる。したがって、非表示領域が表示面に存在されるの
を皆無、もしくは問題の無い程度に縮小することが可能
となり、大画面の画像表示装置を容易に実現することが
できる。
【0021】また、BCB樹脂のような500nmから
800nmの波長の透過率が80%以上である透光性樹
脂により枠状シール部材を形成することによって、枠状
シール部材での透過性をより向上できる。また、前記B
CB樹脂からなる枠状シール部材は未硬化後に硬化させ
ることにより前記対向基板とアレイ基板を強固に密着で
きる。その結果、前記枠状シール部材の幅を1mm以下
に狭くしても前記対向基板とアレイ基板とを良好に接合
できる。このため、表示面において前記枠状シール部材
の透過性を向上できると共にその面積を縮小して表示性
をより向上できる。
【0022】次に、本発明に係わる別の画像表示装置を
詳細に説明する。
【0023】この画像表示装置は、例えばガラスからな
る透光性基材の両面に例えばITOのような透明導電材
料からなる共通電極がそれぞれ形成された対向基板と、
例えばガラスからなる透光性基材上に薄膜トランジスタ
のような半導体素子および一部が例えばITOのような
透明導電材料からなる信号線が形成された複数のアレイ
基板とを備える。前記各アレイ基板は、前記対向基板の
両面に前記対向基板を挟んで前記アレイ基板端部の表示
領域が互いに向い合うように配置されている。つまり、
前記各アレイ基板は前記対向基板の両面に表示面から見
た時に前記対向基板を挟んで前記アレイ基板端部の表示
領域が互いに一部が重なり合うように隣接して配置され
ている。前記アレイ基板の前記信号線を引き回すための
複数の接続線は、前記アレイ基板を挟んで反対側の前記
対向基板の面に形成されている。透光性を有する樹脂か
らなる枠状シール部材は、前記対向基板と前記各アレイ
基板との間隙に介在されるている。液晶は、前記枠状シ
ール部材で囲まれた前記対向基板と前記各アレイ基板と
空間内に封入されている。
【0024】前記接続線は、例えば前記対向基板の前記
透明基材上に形成されている。また、前記接続線は、前
記対向基板上に絶縁層を挟んで配置された少なくとも1
層の配線層により形成されることを許容する。
【0025】前記透光性樹脂としては、例えばエポキシ
樹脂等を用いることができる。特に、500nmから8
00nmの波長の透過率が80%以上である透光性樹脂
が好ましい。このような透光性樹脂としては、前記透光
性の他に耐熱性の優れたベンゾシクロブタン(BCB)
樹脂、パーフルオロシクロブタン(PFCB)樹脂等を
挙げることができる。
【0026】前記透光性を有する樹脂として、透光性の
異方性導電樹脂を用い、この異方性導電樹脂からなる枠
状シール部材により前記対向基板上の接続線と前記各ア
レイ基板の信号線とを電気的に接続することを許容す
る。前記透光性の異方性導電樹脂としては、例えばエポ
キシ樹脂を主成分とする紫外線硬化樹脂でITO膜で表
面コートされたミクロンオーダの微細な樹脂ビーズを分
散させたもの等を用いることができる。
【0027】前記対向基板上の接続線と前記各アレイ基
板の信号線は、例えば前記対向基板と前記各アレイ基板
との間隙の周辺部に配置されたAu、Al、Al合金か
らなる複数の導電粒子またはAu、Al、Al合金から
なる複数の導電突起片により接続することを許容する。
前記各導電粒子または前記各導電突起片は、前記枠状シ
ール部材内に配置されることを許容する。
【0028】前記対向基板と前記各アレイ基板との間隙
には、平均粒径の揃った樹脂ビーズようなスペーサを均
一に散布することを許容する。このようなスペーサは、
例えばシリカ、ガラス、スチレン樹脂のような光吸収率
が30%以下である低光吸収材料から作られることが好
ましい。
【0029】次に、前述した本発明に係わる別の画像表
示装置、例えば異方性導電樹脂で対向基板の接続線とア
レイ基板の信号線を電気的に接続した画像表示装置、の
製造方法を以下に説明する。
【0030】まず、例えばガラスからなる透光性基材の
両面に例えばITOのような透明導電材料からなる共通
電極をそれぞれ形成して対向基板を作製する。つづい
て、後述するアレイ基板を挟んで反対側の前記透光性基
材の面に接続線を形成する。
【0031】また、例えばガラスからなる透光性基材上
に例えば薄膜トランジスタのような半導体素子および一
部が例えばITOのような透明導電材料からなる信号線
を形成することによりアレイ基板を複数作製する。
【0032】次いで、前記各アレイ基板の半導体素子形
成面周縁に異方性導電樹脂からなる枠状シール部材を形
成する。この異方性導電樹脂は、例えばエポキシ樹脂を
主成分とする紫外線硬化樹脂にITO膜で表面コートさ
れた樹脂ビーズからなる平均粒径5μm程度の微細な導
電性粒子を分散させた組成を有する。つづいて、前記対
向電極に前記各アレイ基板をそれらの枠状シール部材が
前記対向電極に当接するように配置する。同時に前記各
アレイ基板を前記対向基板を挟んで前記アレイ基板の表
示領域が互いに向い合うように配置する。この時、前記
各アレイ基板の異方性導電樹脂からなる前記枠状シール
部材により前記対向基板上の接続線と前記アレイ基板の
信号線とを電気的に接続する。ひきつづき、前記枠状シ
ール部材内に液晶を注入した後、注入口を樹脂で塞いで
液晶を封入することにより画像表示装置を製造する。な
お、前記対向基板と各アレイ基板との間に予め例えば球
状の透光性樹脂からなる球状のスペーサを介在させて前
記対向基板と前記アレイ基板の間隙を保ちながら前記液
晶を前記枠状シール部材に注入してもよい。
【0033】以上説明した本発明に係わる別の画像表示
装置は、複数のアレイ基板を対向基板の両面に前記対向
基板を挟んで前記アレイ基板端部の表示領域が互いに向
い合うように配置する。つまり、前記各アレイ基板を前
記対向基板の両面に表示面から見た時に前記対向基板を
挟んで前記アレイ基板端部の表示領域が互いに一部重な
り合うように隣接して配置している。また、前記アレイ
基板を挟んで反対側の前記対向基板には前記アレイ基板
の信号線を引き回すための接続線が形成されている。さ
らに、前記対向基板と各アレイ基板との間隙に透光性樹
脂からなる枠状シール部材が形成され、このシール部で
囲まれた前記対向基板と前記アレイ基板の間に液晶が封
入された構造を有する。
【0034】このような構成の画像表示装置は、前述し
た画像表示装置と同様、非表示領域が表示面に存在され
るのを皆無、もしくは問題の無い程度に縮小することが
可能となり、大画面の画像表示装置を容易に実現するこ
とができる。
【0035】また、前記アレイ基板の信号線に前記対向
基板上の接続線を電気的に接続することによって、平面
的に見てアレイ基板で囲まれた内側に位置するアレイ基
板でも、このアレイ基板に隣接する前記対向基板領域上
の接続線を通して外部に電気的に引き回すことができる
ため、アレイ基板で囲まれた内側に位置するアレイ基板
も良好に駆動することができる。
【0036】したがって、対向基板の両面に複数のアレ
イ基板を表示面から見た時に前記対向基板を挟んで前記
アレイ基板端部の表示領域が互いに一部重なり合うよう
に隣接して配置し、かつ前記対向基板の接続線と前記ア
レイ基板の信号線を電気的に接続することによって、駆
動系統に支障を来すことなく複数のアレイ基板の貼り合
わせが可能になり、大画面の画像表示装置を容易に実現
することができる。
【0037】前記アレイ基板の信号線と前記対向基板上
の接続線との電気的な接続は、例えば前記アレイ基板周
縁に配置した複数の導電粒子や導電突起片により行うこ
とが可能である。特に、異方性導電樹脂からなる枠状シ
ール部材、または透明樹脂からなる枠状シール部材内に
配置した導電粒子や導電突起片により前記信号線と接続
線を電気的に接続すれば、接続領域の配置に伴う表示面
の面積縮小を解消することが可能になる。
【0038】また、BCB樹脂のような500nmから
800nmの波長の透過率が80%以上である透光性樹
脂により枠状シール部材を形成することによって、枠状
シール部材での透過性をより向上できる。また、前記B
CB樹脂からなる枠状シール部材は未硬化後に硬化させ
ることにより前記対向基板とアレイ基板を強固に密着で
きる。その結果、前記枠状シール部材の幅を1mm以下
に狭くしても前記対向基板とアレイ基板とを良好に接合
できる。このため、表示面において前記枠状シール部材
の透過性を向上できると共にその面積を縮小して表示性
をより向上できる。
【0039】さらに、前記接続線を絶縁層を挟んで配置
された少なくとも1層の配線層により形成する場合、前
記絶縁層をBCB樹脂のような500nmから800n
mの波長の透過率が80%以上である透光性樹脂から作
ることが可能である。このようなBCB樹脂からなる絶
縁層に接続線(多層配線領域)を配置することによっ
て、前記多層配線領域が位置する表示領域での透過性よ
り改善することが可能になる。また、前記BCB樹脂は
比誘電率が3.5以下であるため、前記接続線(多層配
線領域)での信号波形の劣化や遅延を防ぐことが可能に
なる。その結果、表示面の大型化に伴って信号線の引き
回しが長くなることによる弊害を抑制できる。
【0040】次に、本発明に係わるさらに別の画像表示
装置を詳細に説明する。
【0041】この画像表示装置は、例えばガラスからな
る透光性基材の両面に例えばITOのような透明導電材
料からなる共通電極がそれぞれ形成された対向基板と、
例えばガラスからなる透光性基材上に薄膜トランジスタ
のような半導体素子および信号線が形成されたアレイ基
板とを備える。前記各アレイ基板は、前記対向基板の両
面に前記対向基板を挟んで前記アレイ基板端部の表示領
域が互いに向い合うように配置されている。つまり、前
記各アレイ基板は前記対向基板の両面に表示面から見た
時に前記対向基板を挟んで前記アレイ基板端部の表示領
域が互いに一部が重なり合うように隣接して配置されて
いる。前記アレイ基板を挟んで反対側の前記対向基板の
面には、絶縁層を挟んで前記アレイ基板の信号線を引き
回すための少なくとも1層の接続線が形成されている。
信号補正回路は、前記アレイ基板近傍の前記接続線部分
に介装されている。さらに、前記対向基板と各アレイ基
板との間隙に透光性樹脂からなる枠状シール部材が形成
され、このシール部で囲まれた前記対向基板と前記アレ
イ基板の間に液晶が封入された構造を有する。
【0042】前記透光性樹脂としては、例えばエポキシ
樹脂等を用いることができる。特に、500nmから8
00nmの波長の透過率が80%以上である透光性樹脂
が好ましい。このような透光性樹脂としては、前記透光
性の他に耐熱性の優れたベンゾシクロブタン(BCB)
樹脂、パーフルオロシクロブタン(PFCB)樹脂等を
挙げることができる。
【0043】前記透光性を有する樹脂として、透光性の
異方性導電樹脂を用い、この異方性導電樹脂からなる枠
状シール部材により前記対向基板上の接続線と前記各ア
レイ基板の信号線とを電気的に接続することを許容す
る。前記透光性の異方性導電樹脂としては、例えばエポ
キシ樹脂を主成分とする紫外線硬化樹脂でITO膜で表
面コートされたミクロンオーダの微細な樹脂ビーズを分
散させたもの等を用いることができる。
【0044】前記対向基板上の接続線と前記各アレイ基
板の信号線は、例えば前記対向基板と前記各アレイ基板
との間隙の周辺部に配置されたAu、Al、Al合金か
らなる複数の導電粒子またはAu、Al、Al合金から
なる複数の導電突起片により接続することを許容する。
前記各導電粒子または前記各導電突起片は、前記枠状シ
ール部材内に配置されることを許容する。
【0045】前記対向基板と前記各アレイ基板との間隙
には、平均粒径の揃った樹脂ビーズようなスペーサを均
一に散布することを許容する。このようなスペーサは、
例えばシリカ、ガラス、スチレン樹脂のような光吸収率
が30%以下である低光吸収材料から作られることが好
ましい。
【0046】以上説明した本発明に係わるさらに別の画
像表示装置は、複数のアレイ基板を対向基板の両面に前
記対向基板を挟んで前記アレイ基板端部の表示領域が互
いに向い合うように配置する。つまり、前記各アレイ基
板を前記対向基板の両面に表示面から見た時に前記対向
基板を挟んで前記アレイ基板端部の表示領域が互いに一
部重なり合うように隣接して配置している。また、前記
アレイ基板を挟んで反対側の前記対向基板の面には、絶
縁層を挟んで前記アレイ基板の信号線を引き回すための
少なくとも1層の接続線が形成され、かつ信号補正回路
は前記アレイ基板近傍の前記接続線部分に介装されてい
る。さらに、前記対向基板と各アレイ基板との間隙に透
光性樹脂からなる枠状シール部材が形成され、このシー
ル部で囲まれた前記対向基板と前記アレイ基板の間に液
晶が封入された構造を有する。
【0047】このような構成の画像表示装置は、前述し
た画像表示装置と同様、非表示領域が表示面に存在され
るのを皆無、もしくは問題の無い程度に縮小することが
可能となり、大画面の画像表示装置を容易に実現するこ
とができる。
【0048】また、前記アレイ基板の信号線に前記対向
基板上の接続線を電気的に接続することによって、平面
的に見てアレイ基板で囲まれた内側に位置するアレイ基
板でも、このアレイ基板に隣接する前記対向基板領域上
の接続線を通して外部に電気的に引き回すことができる
ため、アレイ基板で囲まれた内側に位置するアレイ基板
も良好に駆動することができる。前記信号線で引き回さ
れた信号波形は、アレイ基板近傍に形成された信号補正
用回路によって補正される、例えば増幅されるため、ア
レイ基板の複数枚の貼り合わせにより引き回し配線が長
くなっても所期の波形を有する信号によってアレイ基板
を駆動することができる。
【0049】したがって、対向基板の両面に複数のアレ
イ基板を表示面から見た時に前記対向基板を挟んで前記
アレイ基板端部の表示領域が互いに一部重なり合うよう
に隣接して配置し、かつ前記対向基板の接続線と前記ア
レイ基板の信号線を電気的に接続することによって、駆
動系統に支障を来すことなく複数のアレイ基板の貼り合
わせが可能になり、大画面で良好な画質を有する画像表
示装置を容易に実現することができる。
【0050】前記アレイ基板の信号線と前記対向基板上
の接続線(配線領域)との電気的な接続は、例えば前記
アレイ基板周縁に配置した複数の導電粒子や導電突起片
により行うことが可能である。特に、異方性導電樹脂か
らなる枠状シール部材、または透明樹脂からなる枠状シ
ール部材内に配置した導電粒子や導電突起片により前記
信号線と接続線を電気的に接続すれば、接続領域の配置
に伴う表示面の面積縮小を解消することが可能になる。
【0051】また、前記接続線として配線層が配置され
る絶縁層を500nmから800nmの波長の透過率が
80%以上である透光性樹脂から作ることが可能であ
る。このようなBCB樹脂からなる絶縁層に接続線(多
層配線領域)を配置することによって、前記多層配線領
域が位置する表示領域での透過性より改善することが可
能になる。また、前記BCB樹脂は比誘電率が3.5以
下であるため、前記接続線(多層配線領域)での信号波
形の劣化や遅延を防ぐことが可能になる。その結果、表
示面の大型化に伴って信号線の引き回しが長くなること
による弊害を抑制できる。
【0052】さらに、BCB樹脂のような500nmか
ら800nmの波長の透過率が80%以上である透光性
樹脂により枠状シール部材を形成することによって、枠
状シール部材での透過性をより向上できる。また、前記
BCB樹脂からなる枠状シール部材は未硬化後に硬化さ
せることにより前記対向基板とアレイ基板を強固に密着
できる。その結果、前記枠状シール部材の幅を1mm以
下に狭くしても前記対向基板とアレイ基板とを良好に接
合できる。このため、表示面において前記枠状シール部
材の透過性を向上できると共にその面積を縮小して表示
性をより向上できる。
【0053】以下に、本発明の好ましい実施例を図面を
参照して詳細に説明する。
【0054】(実施例1)図1の(a)、(b)は、本
発明の実施例1の画像表示装置の製造工程を示す概略断
面図、図2は得られた画像表示装置の平面図である。
【0055】まず、例えばガラスからなる厚さ0.7m
mの透光性基材21の両面にスパッタ法で厚さ300n
mのITO膜をそれぞれ成膜した。このITO膜上にロ
ールコータによるレジスト塗布、写真蝕刻法によるレジ
ストパターンの形成した。このレジストパターンをマス
クとして前記ITO膜の選択的エッチングを行うことに
よって、前記透光性基材21の両面に電極パターン(共
通電極)22を形成して対向基板23を作製した。
【0056】また、例えばガラスからなる厚さ0.7m
mの透光性基材24の片面にスパッタ法で厚さ300n
mのITOを成膜した。このITO膜上にロールコータ
によるレジスト塗布、写真蝕刻法によるレジストパター
ンの形成した。このレジストパターンをマスクとした前
記ITO膜の選択的エッチングを行うことによって、前
記透光性基材24の片面に信号線パターン25を形成
し、さらに半導体素子としてのポリシリコンゲート型T
FT(図示せず)を形成して2枚のアレイ基板26a、
(26b)を作製した。
【0057】次いで、前記対向基板23表面上にディス
ペンサを用いて、エポキシ樹脂を主成分とする紫外線硬
化樹脂を塗布し、80℃で仮乾燥することにより前記対
向基板23の端部側に液晶注入用開口部を有する未硬化
の矩形枠状シール部材27aを形成した。つづいて、前
記未硬化の枠状シール部材27aで囲まれた前記対向基
板23表面上にスチレン樹脂からなる平均粒径5μmの
スペーサ28aを散布し、前記枠状シール部材27aお
よび前記スペーサ28a上に予め作製した前記一方のア
レイ基板26aを位置合わせした。ひきつづき、前記ア
レイ基板26a側から紫外線を照射して紫外線硬化樹脂
からなる前記未硬化の枠状シール部材27aを硬化し
た。硬化後の前記枠状シール部材27aは、厚さ5μ
m、平均幅30μmで、その透過率が可視の波長領域に
亘って90%以上であった。前記枠状シール部材27a
の開口部を通して液晶29aを注入した後、同様な紫外
線硬化性樹脂で前記開口部を塞いで前記液晶29aを封
入した。このような工程により図1の(a)に示すよう
に表面側表示領域30aを作製した。
【0058】次いで、前記アレイ基板26aと反対側の
前記対向基板23の裏面上に、前述した表示領域30a
の作製と同様な工程で液晶注入用開口部を有する未硬化
の枠状シール部材27bを形成し、この枠状シール部材
27bで囲まれた前記対向基板23裏面上に透光性樹脂
からなる平均粒径5μmのスペーサ28bを散布した。
前記枠状シール部材27bおよび前記スペーサ28b上
に、予め作製した前記他方のアレイ基板26bを位置合
わせし、前記アレイ基板26b側から紫外線を照射して
紫外線硬化樹脂からなる前記未硬化の枠状シール部材2
7bを硬化した。硬化後の前記枠状シール部材27b
は、厚さ5μm、平均幅30μmで、その透過率が可視
の波長領域に亘って90%以上であった。ひきつづき、
前記枠状シール部材27bの開口部を通して液晶29b
を注入した後、同様な紫外線硬化性樹脂で前記開口部を
塞いで前記液晶29bを封入した。このような工程によ
り図1Bに示すように裏面側表示領域30bを作製し、
画像表示装置を製造した。
【0059】本実施例1に係わる画像表示装置は、図1
の(b)および図2に示すように厚さ0.7mmの透光
性基材21の両面に厚さ300nmのITO共通電極2
2が形成された対向基板23と、厚さ0.7mmの透光
性基材24片面上にポリシコンゲート型TFT(図示せ
ず)および厚さ300nmのITO信号線25を形成し
たアレイ基板26a、26bとを備える。前記各アレイ
基板26a、26bは、前記対向基板23の両面に前記
対向基板23を挟んで前記アレイ基板26a、26b端
部の表示領域が互いに向い合うように配置されている。
つまり、表示面から見た時、前記各アレイ基板26a、
26bは前記対向基板23を挟んで一部が互いに重なる
ように隣接して配置されている。前記対向基板23と各
アレイ基板26a、26bとの間隙には、スペーサ28
a、28bがそれぞれ介在されていると共に透光性樹脂
からなる枠状シール部材27a、27bがそれぞれ形成
されている。前記対向基板23、アレイ基板26aおよ
び枠状シール部材27aで囲まれた空間には、液晶29
aが封入されている。また、前記対向基板23、アレイ
基板26bおよび枠状シール部材27bで囲まれた空間
には液晶29bが封入されている。
【0060】このような構成の画像表示装置は図1の
(b)および図2に示すように表示面から見た時、対向
基板23を挟んだ隣り合ったアレイ基板26a、26b
は一部が互いに重複するように配置され、各表示領域3
0a、30b間に位置する一方の枠状シール部材27a
は他方のアレイ基板26bの表示領域30bにより補わ
れて、他方の枠状シール部材27bは一方のアレイ基板
26aの表示領域30aにより補われる。このため、表
示可能領域を2つのアレイ基板26a、26bを配置し
た領域(図2中、A1 ×B1 )に対応した大画面化を実
現することができる。
【0061】なお、表示領域内には各表示領域30a、
30b間に位置する枠状シール部材27a、27bが存
在するが、前記枠状シール部材27a、27bを可視の
波長領域において透光性を有する材料から形成すること
によって、反対側のアレイ基板が作る表示領域で補うこ
とができるため、表示領域内に非表示領域が形成される
のを皆無にすることができる。
【0062】(実施例2)図3は、本発明の実施例2に
おける画像表示装置を示す概略断面図である。なお、前
述した実施例1で説明した図1の(b)と同様な部材は
同符号を付して説明を省略する。
【0063】実施例2の画像表示装置は、図3に示すよ
うに透光性を有する補助基板31a、31bが対向基板
23の表裏面に配置されている。前記補助基板31a
は、前記対向基板23の表面に前記アレイ基板26aと
隣接すると共に、前記アレイ基板26aと面一になるよ
うに透光性樹脂からなる枠状シール部材27およびスチ
レン樹脂からなる球状スペーサ28を介して固定されて
いる。前記補助基板31bは、前記対向基板23の裏面
にアレイ基板26bと隣接すると共に、前記アレイ基板
26bと面一になるように透光性樹脂からなる枠状シー
ル部材27およびスチレン樹脂からなる球状スペーサ2
8を介して固定されている。
【0064】このような構成によれば、前述した実施例
1と同様、表示領域内に非表示領域が形成されない大面
積の画像表示装置を実現できる。
【0065】また、補助基板31a、31bの配置によ
り、対向基板23の表裏面にアレイ基板26a、26b
をずらして配置することに伴う段差を解消できるため、
高強度の画像表示装置を実現できる。
【0066】なお、実施例2の画像表示装置において表
面側のアレイ基板26aおよび補助基板31aの表面に
薄い金属酸化膜または樹脂膜を反射防止層として形成
し、乱反射による見え難さを防止してもよい。
【0067】(実施例3)図4は、本発明の実施例3に
おける画像表示装置を示す概略断面図である。なお、前
述した実施例1で説明した図1の(b)と同様な部材は
同符号を付して説明を省略する。
【0068】実施例3の画像表示装置は、図4に示すよ
うに例えば可視領域の波長において反射率40〜90%
の反射板32a,32bが表面側のアレイ基板26aに
対応する対向基板23の裏面部分および裏面側のアレイ
基板26bの透光性基材24上にそれぞれ配置されてい
る。
【0069】このような構成によれば、前述した実施例
1と同様、表示領域内に非表示領域が形成されない大面
積の画像表示装置を実現できる。
【0070】また、反射板32a、32bの配置によ
り、高コントラスト比を有する画像表示装置を実現でき
る。
【0071】(実施例4)図5は、本発明の実施例4に
おける画像表示装置を示す概略断面図である。なお、前
述した実施例1で説明した図1の(b)と同様な部材は
同符号を付して説明を省略する。
【0072】実施例4の画像表示装置は、図5に示すよ
うに透光性を有する補助基板31a、31bが対向基板
23の表裏面に配置されている。前記補助基板31a
は、前記対向基板23の表面にアレイ基板26aと隣接
すると共に、前記アレイ基板26aと面一になるように
透光性樹脂からなる枠状シール部材27およびスチレン
樹脂からなる球状スペーサ28を介して固定されてい
る。前記補助基板31bは、前記対向基板23の裏面に
アレイ基板26bと隣接すると共に、前記アレイ基板2
6bと面一になるように透光性樹脂からなる枠状シール
部材27およびスチレン樹脂からなる球状スペーサ28
を介して固定されている。さらに、例えば可視領域の波
長において反射率40〜90%の反射板32は、前記裏
面側のアレイ基板26bの透光性基材24および前記裏
面側の補助基板31b上に配置されている。
【0073】このような構成によれば、前述した実施例
1と同様、表示領域内に非表示領域が形成されない大面
積の画像表示装置を実現できる。
【0074】また、補助基板31a、31bの配置によ
り、対向基板23の表裏面にアレイ基板26a、26b
をずらして配置することに伴う段差を解消できるため、
高強度の画像表示装置を実現できる。さらに反射板32
を配置することによって、高コントラスト比を有する画
像表示装置を実現できる。
【0075】(実施例5)図6は本発明の実施例5にお
ける画像表示装置の表示領域を模式的に示した図であ
る。
【0076】図6に示すように中央に位置するアレイ基
板26a は、図示しない対向基板の表面側に配置されて
いる。2枚のアレイ基板26b1、26b2は、図示しない
対向基板の裏面に表示面から見た時、前記表面側のアレ
イ基板26a の左右端に重なるように隣接して配置され
ている。前記対向基板と各アレイ基板26a 、26b1
26b2との間隙には、スペーサがそれぞれ介在されてい
ると共に透光性樹脂からなる枠状シール部材27がそれ
ぞれ形成されている。前記対向基板、アレイ基板26a
および枠状シール部材で囲まれた空間には、液晶が封入
されている。また、前記対向基板、アレイ基板26b1
26b2および枠状シール部材27で囲まれた空間には液
晶がそれぞれ封入されている。
【0077】このような構成によれば、図6中のA2 ×
2 に相当する表示領域を有する大面積の画像表示装置
を実現できる。なお、表示領域内に枠状シール部材27
が含まれているが、可視の波長領域において透光性を有
する樹脂からなる枠状シール部材27を用いることによ
り、反対側のアレイ基板が作る表示領域で補うことがで
きるため、表示領域内に非表示領域が形成されるのを皆
無にすることができる。
【0078】(実施例6)図7は、本発明の実施例6に
おける画像表示装置の表示領域を模式的に示した図であ
る。
【0079】図7に示すように右上がり方向の対角線上
に位置する2枚のアレイ基板26a1、26a2は、図示し
ない対向基板の表面側にそれぞれ配置されている。左上
がり方向の対角線上に位置する2枚のアレイ基板2
b1、26b2のうち上側のアレイ基板26b1は、図示し
ない対向基板の裏面に表示面から見た時、その右辺およ
び下辺が右上がり方向の対角線上に位置する前記表面側
のアレイ基板26a1、26a2に重なるように隣接して配
置されている。左上がり方向の対角線上に位置する2枚
のアレイ基板26b1、26b2のうち下側のアレイ基板2
b2は、図示しない対向基板の裏面に表示面から見た
時、その左辺および上辺が右上がり方向の対角線上に位
置する前記表面側のアレイ基板26a1、26a2に重なる
ように隣接して配置されている。前記対向基板と各アレ
イ基板26a1、26a2、26b1、26b2との間隙には、
スペーサがそれぞれ介在されていると共に透光性樹脂か
らなる枠状シール部材27がそれぞれ形成されている。
前記対向基板、アレイ基板26a1、26a2および枠状シ
ール部材で囲まれた空間には、液晶がそれぞれ封入され
ている。また、前記対向基板、アレイ基板26b1、26
b2および枠状シール部材27で囲まれた空間には液晶が
それぞれ封入されている。
【0080】このような構成によれば、図7中のA3 ×
3 に相当する表示領域を有する大面積の画像表示装置
を実現できる。ただし、図示しない対向基板を挟んで枠
状シール部材27同士が重なる中央付近が非表示領域と
なる。この場合、対向基板の一方の側で、例えばガラス
からなる透光性基材端面の切り出し精度を±10μm程
度として、隣接する枠状シール27同士の間隙をなくし
た場合でも、枠状シール部材27の幅をSとすると、2
S×2Sの面積を持つ非表示領域が表示領域内に存在す
ることになる。アレイ基板1枚当たりの表示領域の上限
を例えば30インチ角とすると、実施例7の画像表示装
置の表示領域は60インチ角程度の大型となり、このよ
うなな大型画面では1画素当たりの大きさが1mm角程
度でも十分に鮮明な画像が得られる。したがって、前記
寸法の画素で構成された画像表示装置の場合には枠状シ
ール部材27の幅Sが50μm程度でも、非表示領域は
100μm角〜120μm角で1画素当たりの1.4%
程度の面積にしか相当せず、画像表示の観点から問題な
い大きさである。
【0081】なお、前記実施例1〜6の画像表示装置に
おいて、アレイ基板に形成されるポリシリコンTFT半
導体素子が形成される絶縁層をBCB樹脂前駆体溶液の
塗布、硬化により形成してもよい。このようなBCB樹
脂からなる絶縁層は500〜800nmの波長域の透過
率が98%と高い透過性を有するため、前記TFT半導
体素子での表示性を改善することが可能になる。
【0082】また、前記枠状シール部材はエポキシ樹脂
に代えてBCB樹脂により枠状シール部材を形成しても
よい。このような枠状シール部材は、例えばBCB樹脂
前駆体溶液を対向基板またはアレイ基板に塗布、乾燥し
て未硬化の枠状シール部材を形成し、対向基板とアレイ
基板とを前記未硬化の枠状シール部材で張り合わせた
後、250℃、1時間、さらに350℃、30分間のベ
ークを行うことにより形成される。ベーク後のBCB樹
脂からなる枠状シール部材は、500〜800nmの波
長域の透過率が95%と高い透過性を有する。このよう
な枠状シール部材を有する画像表示装置は、表示面に位
置する前記枠状シール部材での透過性をより向上でき
る。しかも、前記BCB樹脂からなる枠状シール部材は
未硬化後に硬化させることにより前記対向基板とアレイ
基板を強固に密着できる。その結果、前記枠状シール部
材の幅を1mm以下に狭くしても前記対向基板とアレイ
基板とを良好に接合できる。このため、表示面において
前記枠状シール部材の透過性を向上できると共にその面
積を縮小して表示性をより向上できる。
【0083】(実施例7)図の(a)〜(c)は、本発
明の実施例7における画像表示装置の製造工程を示す概
略断面図、図9は得られた画像表示装置の部分切欠斜視
図である。
【0084】まず、例えばガラスからなる厚さ0.7m
mの透光性基材41の両面にスパッタ法で厚さ300n
mのITO膜をそれぞれ成膜した。このITO膜上にロ
ールコータによるレジスト塗布、写真蝕刻法によるレジ
ストパターンを形成した。このレジストパターンをマス
クとした前記ITO膜の選択的エッチングを行うことに
よって図8の(a)に示すように前記透光性基材41の
両面に電極パターン(共通電極)42およびX方向に延
びる複数の接続線43、Y方向に延びる複数の接続線
(図示せず)をそれぞれ形成して対向基板44を作製し
た。
【0085】また、例えばガラスからなる厚さ0.7m
mの透光性基材45の片面にスパッタ法で厚さ300n
mのITOを成膜した。このITO膜上にロールコータ
によるレジスト塗布、写真蝕刻法によるレジストパター
ンを形成した。このレジストパターンをマスクとした前
記ITO膜の選択的エッチングを行うことによって前記
透光性基材45の片面にX方向に延びる複数の信号線4
6、Y方向に延びる複数の信号線(図示せず)を形成
し、さらに半導体素子としてのポリシリコンゲート型T
FT(図示せず)を形成して3枚のアレイ基板47a1
47a2、(47b)をそれぞれ作製した。
【0086】次いで、前記対向基板44表面上にディス
ペンサを用いて、異方性導電樹脂を塗布し、80℃で仮
乾燥することにより前記対向基板44の端部側に液晶注
入用開口部を有する未硬化の矩形枠状シール部材4
a1、48a2をそれぞれ形成した。なお、前記異方性導
電樹脂はエポキシ樹脂を主成分とする紫外線硬化樹脂に
表面がITO膜でコートされた樹脂ビーズからなる平均
粒径5μm程度の微細な導電性粒子を分散した組成を有
する。つづいて、前記枠状シール部材48a1、48a2
囲まれた前記対向基板44表面上にスチレン樹脂からな
る平均粒径5μmの球状スペーサ49a1、49a2をそれ
ぞれ散布し、前記枠状シール部材48a1、48a2および
前記スペーサ49a1、49a2上に予め作製した前記2つ
のアレイ基板47a1、47a2をそれぞれ位置合わせし
た。ひきつづき、前記アレイ基板47a1、47a2側から
紫外線を照射して未硬化の前記枠状シール部材48a1
48a2を硬化した。硬化後の前記枠状シール部材4
a1、48a2は、厚さ5μm、平均幅30μmで、その
透過率が可視の波長領域に亘って82%以上であった。
また、アレイ基板47a1、47a2上の複数の信号線46
と前記対向基板44上の複数の接続線43とが前記異方
性導電樹脂からなる枠状シール部材48a1、48a2によ
りそれぞれ接続された。この接続抵抗は、1信号線当た
り30mΩであり、電気的に良好な接続が得られた。こ
の後、前記枠状シール部材48a1、48a2の開口部を通
して液晶50a1、50a2をそれぞれ注入した後、同様な
紫外線硬化性樹脂で前記開口部を塞いで前記液晶5
a1、50a2を封入した。このような工程により図8の
(b)に示すように表面側表示領域51a1、51a2を作
製した。
【0087】次いで、前記アレイ基板47a1、47a2
反対側の前記対向基板44の裏面上に、前述した表面側
表示領域51a1、51a2の作製と同様な工程で透光性を
有する異方性導電樹脂からなり、液晶注入用開口部を有
する未硬化の枠状シール部材48b を形成した。この枠
状シール部材48b で囲まれた前記対向基板44裏面上
に透明樹脂からなる平均粒径5μmの球状スペーサ49
b を散布し、前記枠状シール部材48b および前記スペ
ーサ49b 上に予め作製した前記アレイ基板47b を位
置合わせした。前記アレイ基板47b 側から紫外線を照
射して紫外線硬化型の前記異方性導電樹脂からなる前記
枠状シール部材48b を硬化した。硬化後の前記枠状シ
ール部材48b は、厚さ5μm、平均幅30μmで、そ
の透過率が可視の波長領域に亘って82%以上であっ
た。また、アレイ基板47b 上の複数の信号線46と前
記対向基板44上の複数の接続線43とが前記異方性導
電樹脂からなる枠状シール部材48b によりそれぞれ接
続された。この接続抵抗は、1信号線当たり30mΩで
あり、電気的に良好な接続が得られた。ひきつづき、前
記枠状シール部材48b の開口部を通して液晶50b
注入した後、同様な紫外線硬化性樹脂で前記開口部を塞
いで前記液晶50b を封入した。このような工程により
図8の(c)に示すように裏面側表示領域51b が作製
され、画像表示装置が製造された。
【0088】本実施例7に係わる画像表示装置は、図8
の(c)および図9に示すように厚さ0.7mmの透光
性基材41の両面に厚さ300nmのITO共通電極4
2および複数の接続線43が形成された対向基板44
と、厚さ0.7mmの透光性基材45の片面上にポリシ
コンゲート型TFT(図示せず)および厚さ300nm
の複数のITO信号線46が形成されたアレイ基板47
a1、47a2、47b とを備える。前記2つのアレイ基板
47a1、47a2は、前記対向基板44の表面に所定の間
隔をあけて配置され、かつ前記アレイ基板47b は前記
対向基板44の裏面に前記アレイ基板47b の両端部が
前記対向基板44を挟んで前記表面側の各アレイ基板4
a1、47a2の対向する端部と向い合うように配置され
ている。つまり、表面側のアレイ基板47a1、47a2
裏面側のアレイ基板47b は表示面から見た時、表面側
のアレイ基板47a1、47a2の対向する端部と裏面側の
アレイ基板47b の両端部が前記対向基板44を挟んで
重なるように隣接して配置されている。
【0089】スペーサ49a1、49a2は、前記対向基板
44と各アレイ基板47a1、47a2との間隙にそれぞれ
介在されている。また、微細な導電性粒子を含む透光性
を有する異方性導電樹脂からなる矩形枠状シール部材4
a1、48a2は前記対向基板44と各アレイ基板4
a1、47a2との間隙にそれぞれ形成され、前記枠状シ
ール部材48a1、48a2により前記アレイ基板47a1
47a2上の複数の信号線46と前記対向基板44上の複
数の接続線43とをそれぞれ接続している。つまり、前
記異方性導電樹脂からなる枠状シール部材48a1、48
a2は、前記アレイ基板47a1、47a2上の複数の信号線
46と前記対向基板44上の複数の接続線43との当接
部分においてその厚さ方向に導電性を示し、厚さ方向と
直角方向(対向電極44の面方向)への導電性を示さな
い。このため、前記枠状シール部材48a1、48a2は前
記当接部分のみで導電性を示し、前記アレイ基板4
a1、47a2上の複数の信号線46と前記対向基板44
上の複数の接続線43とをそれぞれ独立して接続するこ
とが可能になる。液晶50a1、50a2は、前記枠状シー
ル部材48a1、48a2で囲まれた前記対向基板44とア
レイ基板47a1、47a2との空間ないにそれぞれ封入さ
れている。
【0090】スペーサ49b は、前記対向基板44とア
レイ基板47b との間隙に介在されている。微細な導電
性粒子を含む透光性を有する異方性導電樹脂からなる枠
状シール部材48b は、前記対向基板44とアレイ基板
47b との間隙に形成され、前記枠状シール部材48b
により前記アレイ基板47b 上の複数の信号線46と前
記対向基板44上の複数の接続線43とを接続してい
る。また、液晶50b は枠状シール部材48b で囲まれ
た前記対向基板44とアレイ基板47b 都の空間ないに
封入されている。
【0091】このような構成の画像表示装置は、図8の
(c)および図9に示すように表示面から見た時、対向
基板23を挟んで隣り合ったアレイ基板47a1、47a2
とアレイ基板47b はそれらの端部が互いに重複するよ
うに配置されている。表面側表示領域51a1、51a2
裏面側表示領域52b の間に位置する表面側の枠状シー
ル部材48a1、48a2は、裏面側のアレイ基板47b
表示領域51b により補われる。裏面側の枠状シール部
材48b は、表面側のアレイ基板47a1、47a2の表示
領域51a1、51a2により補われる。このため、表示可
能領域を3つのアレイ基板47a1、47a2、47b を配
置した領域に対応した大画面化が実現される。
【0092】なお、表示領域内には表面側表示領域51
a1、51a2と裏面側表示領域51bの間に位置する枠状
シール部材48a1、48a2、48b が存在するが、前記
枠状シール部材48a1、48a2、48b を可視の波長領
域において透光性を有する異方性導電樹脂から形成する
ことによって、互いに対向するアレイ基板が作る表示領
域で補うことができるため、表示領域内に非表示領域が
形成されるのを皆無にすることができる。
【0093】また、液晶50a1、50a2の封止を兼ねる
前記異方性導電樹脂からなる枠状シール部材48a1、4
a2を前記対向基板44と表面側のアレイ基板47a1
47a2との間隙にそれぞれ形成することにより、前記ア
レイ基板47a1、47a2上の複数の信号線46と前記対
向基板44上の複数の接続線43とをそれぞれ接続して
いる。液晶50b の封止を兼ねる異方性導電樹脂からな
る枠状シール部材48b は、前記対向基板44と裏面側
のアレイ基板47b との間隙に形成することにより、前
記アレイ基板47b 上の複数の信号線46と前記対向基
板44上の複数の接続線43とを接続している。このた
め、前記対向基板44上の接続線43により端部で前記
アレイ基板47a1、47a2、47b を駆動することが可
能な画像表示装置を実現することができる。
【0094】図10は、実施例7の構造を有するアレイ
基板9枚(表面側5枚、裏面側4枚)の配置と信号線の
取り出し例を示した平面図である。このような構成の画
像表示装置において、4隅に位置する表面側のアレイ基
板471 〜474 はXY方向に延びる複数の信号線をそ
れぞれ端部から取り出される。中央に位置するアレイ基
板475 は、このアレイ基板475 の左側および下側の
対向基板の空きスペースにそれぞれ配置されたX方向お
よびY方向に延びる複数の接続線を通って端部へ引き回
される。その結果、複数枚のアレイ基板を対交差部に張
り合わせても全てのアレイ基板を良好に駆動することが
可能になる。
【0095】(実施例8)図11は、本発明の実施例8
における画像表示装置を示す概略断面図である。なお、
前述した実施例7で説明した図8の(c)および図9と
同様な部材は同符号を付して説明を省略する。
【0096】例えば厚さ500nmのSiO2 からなる
絶縁層52a は、表面側のアレイ基板47a1、47a2
に位置する対向基板44の共通電極42部分上に被覆さ
れている。複数の接続線53a は、前記絶縁層52a
に形成されている。微細な導電性粒子が分散された透光
性を有する異方性導電樹脂からなる枠状シール部材48
a1、48a2は、前記対向基板44と各アレイ基板4
a1、47a2との間隙にそれぞれ形成され、前記アレイ
基板47a1、47a2上の複数の信号線46と前記対向基
板44の絶縁層52a 上の複数の接続線53a とをそれ
ぞれ接続している。また、例えば厚さ500nmのSi
2 からなる絶縁層52b は裏面側のアレイ基板47b
の両端部に位置する対向基板44の共通電極42部分上
にそれぞれ被覆されている。複数の接続線53b は、前
記絶縁層52b 上にそれぞれを形成されている。微細な
導電性粒子を含む透光性で異方性導電樹脂からなる枠状
シール部材48b は、前記対向基板44と各アレイ基板
47b との間隙に形成され、前記アレイ基板47b 上の
複数の信号線46と前記対向基板44の絶縁層52b
の複数の接続線53b とをそれぞれ接続している。
【0097】このような構成によれば、表示領域内に非
表示領域が形成されず、表示可能領域を3つのアレイ基
板47a1、47a2、47b を配置した領域に対応した大
画面の画像表示装置を実現できる。
【0098】また、前記アレイ基板47a1、47a2上の
複数の信号線46と前記対向基板44の絶縁層52a
の複数の接続線53a とは異方性導電樹脂からなる枠状
シール部材48a1、48a2により接続され、かつ前記ア
レイ基板47b 上の複数の信号線46と前記対向基板4
4の絶縁層52b 上の複数の接続線53b とは、異方性
導電樹脂からなる枠状シール部材48b により接続され
ている。その結果、前記対向基板44上の接続線5
a 、53b により端部から前記アレイ基板47a1、4
a2、47b を駆動することが可能な画像表示装置を実
現することができる。
【0099】(実施例9)図12は、本発明の実施例9
における画像表示装置を示す概略断面図である。なお、
前述した実施例7で説明した図8の(c)および図9と
同様な部材は同符号を付して説明を省略する。
【0100】実施例9の画像表示装置は、図12に示す
ように例えばガラスからなる補助基板61a が対向基板
44の表面にアレイ基板47a1、47a2と隣接すると共
に、前記アレイ基板47a1、47a2と面一になるように
スチレン樹脂からなる球状スペーサ49を介して固定さ
れている。例えばガラスからなる補助基板61b1、61
b2は、前記対向基板44の裏面にアレイ基板47b と隣
接すると共に、前記アレイ基板47b と面一になるよう
にスチレン樹脂からなる球状スペーサ62を介して固定
されている。
【0101】このような構成によれば、前述した実施例
7と同様、表示領域内に非表示領域が形成されない大面
積の画像表示装置を実現できる。また、内側に位置する
アレイ基板でも端部からの駆動が可能な画像表示装置を
実現することができる。
【0102】さらに補助基板61a 、61b1、61b2
配置により、対向基板44の表裏面にアレイ基板4
a1、47a2、47b をずらして配置することに伴う段
差を解消できるため、高強度の画像表示装置を実現でき
る。
【0103】なお、実施例9の画像表示装置において表
示側のアレイ基板47a1、47a2および補助基板61a
の表面に薄い金属酸化膜または樹脂膜を反射防止層とし
て形成し、乱反射による見え難さを防止してもよい。
【0104】(実施例10)図13は、本発明の実施例
10における画像表示装置を示す概略断面図である。な
お、前述した実施例7で説明した図8の(c)および図
9と同様な部材は同符号を付して説明を省略する。
【0105】実施例10の画像表示装置は、図13に示
すように例えばガラスからなる補助基板61a が対向基
板44の表面にアレイ基板47a1、47a2と隣接すると
共に、前記アレイ基板47a1、47a2と面一になるよう
にスチレン樹脂からなる球状スペーサ49を介して固定
されている。例えばガラスからなる補助基板61b1、6
b2は、前記対向基板44の裏面にアレイ基板47b
隣接すると共に、前記アレイ基板47b と面一になるよ
うにスチレン樹脂からなる球状スペーサ62を介して固
定されている。反射板63は、前記対向基板44裏面側
のアレイ基板47b の透光性基材45上および裏面側の
前記補助基板61b1、61b2にわたって配置されてい
る。
【0106】このような構成によれば、前述した実施例
7と同様、表示領域内に非表示領域が形成されない大面
積の画像表示装置を実現できる。また、内側に位置する
アレイ基板でも端部からの駆動が可能な画像表示装置を
実現することができる。
【0107】さらに補助基板61a 、61b1、61b2
配置により、対向基板44の表裏面にアレイ基板4
a1、47a2、47b をずらして配置することに伴う段
差を解消できるため、高強度の画像表示装置を実現でき
る。
【0108】さらに、反射板63の配置により、高コン
トラスト比を有する画像表示装置を実現できる。
【0109】(実施例11)図14の(a)〜(c)
は、本発明の実施例11における画像表示装置の製造工
程を示す概略断面図、図15は得られた画像表示装置の
部分切欠斜視図である。
【0110】まず、例えばガラスからなる厚さ0.7m
mの透光性基材71の両面にスパッタ法で厚さ300n
mのITO膜をそれぞれ成膜して共通電極72を有する
対向基板73を形成した。つづいて、共通電極72上に
感光性BCB樹脂前駆体溶液をロールコータにより全面
塗布した。この塗膜を80℃20分で仮キュアした後、
マスクを通して紫外線を照射し、有機系専用現像液(ダ
ウケミカル社製商品名;DS−2100)で不要部分を
除去して所望の樹脂パターンを形成した。この樹脂パタ
ーンを250℃で1時間ベークし、さらに350℃で3
0分ベークすることにより、厚さ1μmで、500nm
から800nmの波長の透過率が98%の第1絶縁層7
4を形成した。この絶縁層74上にスパッタ法によりM
o膜およびAl膜を連続して成膜した後、これらの金属
膜をパターニングすることによりX方向の端部に突起電
極接続部を有するX方向の第1接続線75を形成した。
この接続線75を含む前記第1絶縁層74上に、前記第
1絶縁層74と同様な方法によりBCB樹脂からなる第
2絶縁層76を形成した。さらに、前記第2絶縁層76
上に前記X方向の接続線75と同様な方法によりY方向
の端部に突起電極接続部を有するY方向の第2接続線7
7を形成し、図14の(a)に示すように多層配線領域
78aを形成した。前記対向基板73の裏面に前述した
多層配線領域78aと同様な工程により多層配線領域7
8bを形成した。なお、前記多層配線領域78a、78
bは前記対向基板73の表裏面に同時に形成してもよ
い。
【0111】次いで、例えばガラスからなる厚さ0.7
mmの透光性基材79の片面に前記第1絶縁層と同様な
方法によりBCB樹脂からなる絶縁層(図示せず)を形
成した後、スパッタ法で厚さ300nmのITOを成膜
した。このITO膜上にロールコータによるレジスト塗
布、写真蝕刻法によるレジストパターンを形成した。こ
のレジストパターンをマスクとした前記ITO膜の選択
的エッチングを行うことによって前記透光性基材79の
片面の絶縁層上にX方向に延びる複数の信号線80、Y
方向に延びる複数の信号線(図示せず)を形成し、さら
に半導体素子としてのポリシリコンゲート型TFT(図
示せず)を形成して予め複数枚のアレイ基板81a1、8
a2、(81b )をそれぞれ作製した。つづいて、前記
各アレイ基板81a1、81a2、(81b )の各X方向、
Y方向の信号線の端部に25μm×25μmで、高さ4
μmのAuボールバンプからなる複数の突起電極82を
それぞれ形成した。前記突起電極82は、先端が円錐形
状をなす。ひきつづき、前記対向基板73の前記第1絶
縁層74端部領域に位置するX方向の接続線75部分お
よび前記第2絶縁層76端部領域に位置するY方向の接
続線77部分に、BCB樹脂前駆体溶液をディスペンサ
を用いて塗布し、80℃、20分の仮キュアを施すこと
により図14の(b)に示すように幅50μmの未硬化
の枠状シール部材83を形成した。なお、この未硬化の
枠状シール部材83には後述する液晶を封入するための
開口部(図示せず)が形成されている。
【0112】次いで、前記未硬化の枠状シール部材83
より前記アレイ基板側に位置する前記対向基板73上に
平均粒径5μmの樹脂ビーズからなるスペーサ84を散
布した。、前記対向基板73の表面側にアレイ基板81
a1、81a2をそれらの突起電極82が前記未硬化の枠状
シール部材83に対向するように位置合わせした後、前
記対向基板73にアレイ基板81a1、81a2を圧着し
た。この時、アレイ基板81a1、81a2の突起電極82
は、未硬化で柔軟性を有するBCB樹脂からなる枠状シ
ール部材83内に食い込み、前記対向基板73上のX、
Y方向の接続線75、77の電極取出部と接触して電気
的な接続がなされる。つづいて、250℃、1時間、さ
らに350℃、30分のベークを行うことにより、前記
BCB樹脂からなる枠状シール部材83を硬化されて前
記アレイ基板81a1、81a2を前記対向基板73に機械
的に固定した。同時に、Auボールバンプからなる突起
電極82と、前記多層配線領域78aのY方向の接続線
77最上層のAl膜(図示せず)とが固相拡散反応が進
行し、電気的にも信頼性の高い良好な接続が確保され
た。ベーク後の前記枠状シール部材83は、500nm
から800nmの波長の透過率が95%であった。ひき
つづき、枠状シール部材83に予め設けてあった開口部
(図示せず)から液晶85を注入し、前記開口部にBC
B樹脂前駆体を充填した後、250℃で1時間ベークし
て硬化させた。なお、必要に応じて前記開口部のBCB
樹脂充填物をベークする際、選択的に加熱ヘッドを接触
させ、局所的に加熱して前記BCB樹脂充填物を硬化さ
せてもよい。ベーク後のBCB樹脂充填物は、500n
mから800nmの波長の透過率が85%であった。前
記対向基板73の裏面にも前述したアレイ基板81a1
81a2と同様な方法によりアレイ基板81b を固定し
た。このような工程により図14の(c)および図15
に示す画像表示装置を製造した。
【0113】本実施例11の画像表示装置は、図14の
(c)および図15に示すように厚さ0.7mmの透光
性基材71の両面に厚さ300nmのITO共通電極7
2が形成された対向基板73と、厚さ0.7mmの透光
性基材79の片面のBCB樹脂からなる絶縁層(図示せ
ず)にポリシコンゲート型TFT(図示せず)およびX
方向の信号線80およびY方向の信号線(図示せず)が
形成されたアレイ基板81a1、81a2、81b とを備え
る。前記2つのアレイ基板81a1、81a2は、前記対向
基板73の表面に所定の間隔をあけて配置され、かつ前
記アレイ基板81b は前記対向基板73の裏面に前記ア
レイ基板81b の両端部が前記対向基板73を挟んで前
記表面側の各アレイ基板81a1、81a2の対向する端部
と向い合うように配置されている。つまり、表面側のア
レイ基板81a1、81a2と裏面側のアレイ基板81b
表示面から見た時、表面側のアレイ基板81a1、81a2
の対向する端部と裏面側のアレイ基板81b の両端部が
前記対向基板73を挟んで重なるように隣接して配置さ
れている。
【0114】多層配線領域78aは、前記裏面側のアレ
イ基板81b を挟んで前記対向基板73の反対側の共通
電極72面に配置されている。前記多層配線領域78a
500nmから800nmの波長の透過率が80%以上
のBCB樹脂からなる第1、第2の絶縁層74、76
と、前記第1絶縁層74上に配置された複数のX方向接
続線75と、前記第2絶縁層76上に配置された複数の
Y方向接続線77とを備えている。500nmから80
0nmの波長の透過率が80%以上のBCB樹脂からな
る枠状シール部材83は、前記対向基板73と各アレイ
基板81a1、81a2、81a3との間隙にそれぞれ形成さ
れている。前記各アレイ基板81a1、81a2、81a3
形成された複数のAuバンプからなる突起電極82は、
前記枠状シール部材83内に位置し、前記多層配線領域
78aの第1、第2の接続線75、77に接続されてい
る。スペーサ84は、前記対向基板73と各アレイ基板
81a1、81a2との間隙にそれぞれ介在されている。液
晶85は、前記枠状シール部材83で囲まれた前記対向
基板73とアレイ基板81a1、81a2との空間内にそれ
ぞれ封入されている。
【0115】また、前記対向基板73の裏面側には前述
した表面側と同様にアレイ基板81b が枠状シール部材
83により固定されている。前記アレイ基板81b に形
成された複数のAuバンプからなる突起電極82は、前
記枠状シール部材83内に位置し、前記多層配線領域7
8bの第1、第2の接続線75、77に接続されてい
る。スペーサ84は、前記対向基板73と前記アレイ基
板81b との間隙にそれぞれ介在されている。液晶85
は、前記枠状シール部材83で囲まれた前記対向基板7
3と前記アレイ基板81b との空間内にそれぞれ封入さ
れている。
【0116】このような構成によれば、表示面から見た
時、対向基板73を挟んで隣り合ったアレイ基板8
a1、81a2とアレイ基板81b はそれらの端部が互い
に重複するように配置されている。表面側の枠状シール
部材83は、裏面側のアレイ基板81b の表示領域によ
り補われる。裏面側の枠状シール部材83は、表面側の
アレイ基板81a1、81a2の表示領域により補われる。
また、多層配線領域78a、78bを構成する第1、第
2の絶縁層74、74b、各アレイ基板81a1、8
a2、81b の絶縁層(図示せず)および枠状シール部
材83がいずれも500nmから800nmの波長の透
過率が80%以上の透光性樹脂(例えばBCB樹脂;透
過率95%以上)により形成されている。その結果、表
示領域内に非表示領域が形成されず、表示可能領域を複
数のアレイ基板を配置した領域に対応した大画面の画像
表示装置を実現できる。
【0117】表面側のアレイ基板81a1、81a2のX方
向に延びる複数の信号線80は、前記対向基板73上の
多層配線領域78aのX方向に延びる複数の第1接続線
75に突起電極82を通して接続されて引き回され、Y
方向に延びる複数の信号線80´は、前記対向基板73
上の多層配線領域78aのY方向に延びる複数の第2接
続線77に突起電極82を通して接続されて引き回され
る。裏面側のアレイ基板81b のX、Y方向に延びる複
数の信号線も同様に多層配線領域78bの第1、第2の
接続線75、77によりそれぞれ引き回される。
【0118】したがって、前記対向基板73の両面に配
置された第1絶縁層74上のX方向の第1接続線75お
よび前記対向基板73上に配置された第2絶縁層76上
のY方向の第2接続線77により端部から前記表面側の
アレイ基板81a1、81a2および裏面側のアレイ基板8
b を駆動することが可能な画像表示装置を実現するこ
とができる。
【0119】また、複数の突起電極82を枠状シール部
材83内に埋め込むことによって、対向基板73と各ア
レイ基板81a1、81a2、81b との間に封入する液晶
85の封入面積を拡大することが可能になる。
【0120】図16は、実施例11の構造を有するアレ
イ基板25枚(表面側13枚、裏面側12枚)の配置と
信号線の取り出し例を示した平面図である。
【0121】このような構成の画像表示装置において、
表面側のアレイ基板811 〜8113のXY方向に延びる
複数の信号線はいずれも実線の矢印で示す図示しない対
向基板上の第1絶縁層上のX方向に延びる複数の接続線
と点線の矢印で示す対向基板の第2絶縁層上のY方向に
延びる複数の接続線とに接続できる。このため、前記表
面側のアレイ基板811 〜8113が周辺、内側等のいず
れに位置しようとも、前記X方向およびY方向の接続線
を通って端部へ引き回して駆動することができる。
【0122】(実施例12)図17の(a)〜(c)お
よび図18の(d)、(e)は、本発明の実施例12に
おける画像表示装置の製造工程を示す概略断面図、図1
9は画像表示装置に組み込まれる信号補正用回路を示す
断面図、図20は図19の平面図、図21は図20のX
XI−XXI線に沿う断面図である。
【0123】(i) まず、例えばガラスからなる厚さ0.
7mmの透光性基材101の両面にスパッタ法で厚さ3
00nmのITO膜をそれぞれ成膜して共通電極102
を有する対向基板103を形成した。つづいて、前記対
向基板103の片側の共通電極102上に感光性BCB
樹脂前駆体溶液をロールコータにより全面塗布した。こ
の塗膜を80℃20分で仮キュアした後、マスクを通し
て紫外線を照射し、有機系専用現像液(ダウケミカル社
製商品名;DS−2100)で不要部分を除去して所望
の樹脂パターンを形成した。この樹脂パターンを250
℃で1時間ベークし、さらに350℃で30分ベークす
ることにより、厚さ1μmで、500nmから800n
mの波長の透過率が98%の第1絶縁層104を形成し
た。この絶縁層104上にスパッタ法によりAl膜を成
膜した後、このAl膜をパターニングすることにより上
面形状がU字形のゲート電極105を形成した。前記ゲ
ート電極105を含む第1絶縁層にスパッタ法によりS
iO2 膜を成膜し、パターニングすることにより前記ゲ
ート電極105を含む前記第1絶縁層104周囲にゲー
ト絶縁膜106を形成した。前記ゲート絶縁膜106を
含む前記第1絶縁層104上に低温CVD法によりアモ
ルファスシリコン膜を成膜し、パターニングし、さらに
p型、n型の不純物をイオン注入することにより前記U
字形のゲート電極105の分岐された2箇所に対応する
前記ゲート絶縁膜106上にp型活性層1071 、n型
活性層1072 をそれぞれ形成した。前記ゲート電極1
05上の前記ゲート絶縁膜106を選択的にエッチング
除去してコンタクトホール108を開孔した。全面にス
パッタ法によりAl膜を成膜した後、このAl膜をパタ
ーニングすることにより図17の(a)、図19〜図2
1に示すように前記コンタクトホール108を通して前
記ゲート電極105に接続されるY方向入力配線10
9、前記活性層1071 、1072 の対向する端部にそ
れぞれ重なるように配置されたY方向引き回し配線11
0、この引き回し配線110を中心にして前記活性層1
071 、1072 の反対側の端部にそれぞれ重なるよう
に配置された電源線111、112を形成した。なお、
前記入力配線109の左端および前記引き回し線110
の右端には後述するスルホールと接続されるパッド部が
それぞれ形成されている。このような前記ゲート電極1
05、ゲート絶縁膜106、活性層1071 、1072
および電源線111、112により信号補正用回路11
3が構成される。また、前記工程により前記第1絶縁層
104上に前記入力配線109および引き回し配線11
0がそれぞれ複数形成され、これらの入力配線109お
よび引き回し配線110に対応して前記信号補正用回路
113が前記絶縁層104上に複数形成される。
【0124】(ii)次いで、図17の(b)に示すように
前記信号補正用回路113を含む前記第1絶縁層104
上に前記第1絶縁層104と同様な方法によりBCB樹
脂からなる第2絶縁層114を形成した。さらに、前記
第2絶縁層114上に前述したのと同様な方法によりX
方向入力配線(図示せず)、X方向引き回し配線11
5、および信号補正用回路(図示せず)を形成した。ま
た、前記第2絶縁層114に前記Y方向入力配線109
および前記Y方向引き回し配線110のパッド部とそれ
ぞれ接続されるAlからなる第1スルホール116を形
成した。
【0125】次いで、前記信号補正用回路を含む前記第
2絶縁層114上に前記第1絶縁層104と同様な方法
によりBCB樹脂からなる第3絶縁層117を形成し
た。前記第3絶縁層117に前記スルホール116、前
記X方向入力配線(図示せず)および前記X方向引き回
し配線115のパッド部と接続されるAlからなる第2
スルホール118をそれぞれ形成した。このような第1
〜第3の絶縁層104、114、117、Y方向入力配
線109、Y方向引き回し配線110、信号補正用回路
113、X方向入力配線(図示せず)、X方向引き回し
配線115、信号補正用回路(図示せず)を有する多層
配線領域119aが作製される。つづいて、前記多層配
線領域119aの前記各第2スルホール118の露出部
を含む前記第3絶縁層117上にBCB樹脂前駆体溶液
をディスペンサを用いて塗布し、80℃、20分の仮キ
ュアを施すことにより図17の(c)に示すように幅5
0μmの未硬化の枠状シール部材120をそれぞれ形成
した。なお、前記枠状シール部材120はその1つの辺
が前記多層配線領域119aの4つの辺にそれぞれ配置
される形成される。つまり、1つの前記多層配線領域1
19aに対して4つの枠状シール部材120が配置され
る。また、前記未硬化の枠状シール部材120には後述
する液晶を封入するための開口部(図示せず)が形成さ
れている。
【0126】(iii) 次いで、前記対向基板103の裏面
側に前記 (i)〜(ii)と同様な方法により図18の(d)
に示すように多層配線領域119bを作製した後、幅5
0μmの未硬化の枠状シール部材120を形成した。
【0127】(iv)次いで、例えばガラスからなる厚さ
0.7mmの透光性基材121の片面に前述した第1絶
縁層104と同様な方法によりBCB樹脂からなる絶縁
層(図示せず)を形成した後、スパッタ法で厚さ300
nmのITOを成膜した。このITO膜上にロールコー
タによるレジスト塗布、写真蝕刻法によるレジストパタ
ーンを形成した。このレジストパターンをマスクとした
前記ITO膜の選択的エッチングを行うことによって前
記透光性基材121の片面の絶縁層上にY方向に延びる
複数の信号線122、X方向に延びる複数の信号線(図
示せず)を形成し、さらに半導体素子としてのポリシリ
コンゲート型TFT(図示せず)を形成して予め複数枚
のアレイ基板123a1、123a2、(123b )をそれ
ぞれ作製した。つづいて、FIG.17Eに示すように
前記各アレイ基板123a1、123a2、(123b )の
各X方向、Y方向の信号線の端部に直径約4μmのAu
ボールからなる複数の突起電極124をそれぞれ形成し
た。
【0128】(v) 次いで、前記対向基板103上に平均
粒径5μmのスチレン樹脂からなるスペーサ125を散
布した。前記対向基板103の表面側にアレイ基板12
a1、123a2をそれらの突起電極124が前記多層配
線領域119aの未硬化の枠状シール部材120に対向
するように位置合わせした後、前記対向基板103にア
レイ基板123a1、123a2を圧着した。この時、アレ
イ基板123a1、123a2の突起電極124は、未硬化
で柔軟性を有するBCB樹脂からなる枠状シール部材1
20内に食い込み、前記多層配線領域119aの第2ス
ルホール118と接触して電気的な接続がなされる。つ
づいて、250℃、1時間、さらに350℃、30分の
ベークを行うことにより、前記BCB樹脂からなる枠状
シール部材120を硬化されて前記アレイ基板12
a1、123a2を前記対向基板103上の多層配線領域
119aに機械的に固定した。同時に、Auボールから
なる突起電極124と前記多層配線領域119のAlか
らなる前記各第2スルホール118とが固相拡散反応が
進行し、電気的にも信頼性の高い良好な接続が確保され
た。ベーク後の前記枠状シール部材120は、500n
mから800nmの波長の透過率が95%であった。ひ
きつづき、枠状シール部材120に予め設けた開口部
(図示せず)から液晶126を注入し、前記開口部にB
CB樹脂前駆体を充填した後、250℃で1時間ベーク
して硬化させた。ベーク後のBCB樹脂充填物は、50
0nmから800nmの波長の透過率が95%であっ
た。前記対向基板103の裏面にも前述したのと同様な
方法によりアレイ基板81b を固定した。このような工
程により図18の(f)に示す画像表示装置を製造し
た。
【0129】本実施例11の画像表示装置は、図18の
(f)に示すように厚さ0.7mmの透光性基材101
の両面に厚さ300nmのITO共通電極102が形成
された対向基板103と、厚さ0.7mmの透光性基材
121の片面のBCB樹脂からなる絶縁層(図示せず)
にポリシコンゲート型TFT(図示せず)およびY方向
の信号線122およびX方向の信号線(図示せず)が形
成されたアレイ基板123a1、123a2、123b とを
備える。前記2つのアレイ基板123a1、123a2は、
前記対向基板103の表面に所定の間隔をあけて配置さ
れ、かつ前記アレイ基板123b は前記対向基板103
の裏面に前記アレイ基板123b の両端部が前記対向基
板103を挟んで前記表面側の各アレイ基板123a1
123a2の対向する端部と向い合うように配置されてい
る。つまり、表面側のアレイ基板123a1、123a2
裏面側のアレイ基板123b は表示面から見た時、表面
側のアレイ基板123a1、123a2の対向する端部と裏
面側のアレイ基板123bの両端部が前記対向基板10
3を挟んで重なるように隣接して配置されている。
【0130】多層配線領域119aは、前記裏面側のア
レイ基板123b を挟んで前記対向基板103の反対側
の共通電極102面に配置されている。前記多層配線領
域119aは、500nmから800nmの波長の透過
率が80%以上のBCB樹脂からなる第1〜第3の絶縁
層104、114、117と、前記第1絶縁層104上
に形成されたY方向入力配線109、Y方向引き回し配
線110および信号補正用回路113と、前記第2絶縁
層114上に形成されたX方向入力配線(図示せず)、
X方向引き回し配線115、信号補正用回路(図示せ
ず)とを備えている。
【0131】前記第1絶縁層104に形成された信号補
正用回路113は、前述した図19〜図21に示すよう
に前記第1絶縁層104上に形成され、前記入力用配線
109がコンタクトホール108を通して接続されるU
字形のゲート電極105と、前記U字形のゲート電極1
05の分岐された2箇所にゲート絶縁膜106を介して
配置され、Y方向引き回し配線110が対向する端部に
それぞれ重なるように配置されたp型活性層1071
よびn型活性層1072 と、前記引き回し配線110を
中心にして前記活性層1071 、1072 の反対側の端
部にそれぞれ重なるように配置された電源線111、1
12とから構成されている。前記信号補正用回路113
において、p型活性層1071 に重なる電源線111に
プラス電圧、前記n型活性層1072 に重なる電源線1
12にマイナス電圧を印加した状態で前記入力配線10
9から所定の電圧が前記コンタクトホール108を通し
て前記ゲート電極105に加わると、2つの前記活性層
1071 、1072 に跨がって配置された前記引き回し
配線110から増幅された電圧が出力される。このよう
な信号補正用回路113の等価回路を図22に示す。な
お、前記第2絶縁層114に形成された信号補正用回路
(図示せず)も前述した図19〜図21と同様な構成を
有する。
【0132】500nmから800nmの波長の透過率
が80%以上のBCB樹脂からなる枠状シール部材12
0は、前記多層配線領域119aと各アレイ基板123
a1、123a2との間隙にそれぞれ配置されている。前記
各アレイ基板123a1、123a2に形成された複数のA
uボールからなる突起電極124は、前記枠状シール部
材120内に位置し、前記多層配線領域119aの第2
スルホール118に接続されている。前記アレイ基板1
23a1に近接し、X方向に配列される前記第2スルホー
ル118は、前記第1スルホール116を通して前記Y
方向入力配線109に接続されている。前記アレイ基板
123a2に近接し、X方向に配列される前記第2スルホ
ール118は、前記第1スルホール116を通して前記
Y方向引き回し配線110に接続されている。図18の
(f)の紙面手前に配置されるアレイ基板(図示せず)
に近接し、Y方向に配列される前記第2スルホール(図
示せず)は、前記第2絶縁層114上のX方向入力配線
(図示せず)に接続されている。図18の(f)の紙面
奥に配置されるアレイ基板(図示せず)に近接し、Y方
向に配列される前記第2スルホール(図示せず)は、前
記第2絶縁層114上のX方向引き回し配線115に接
続されている。
【0133】例えばスチレン樹脂からなるスペーサ12
5は、前記対向基板103と各アレイ基板123a1、1
23a2との間隙にそれぞれ介在されている。液晶126
は、前記枠状シール部材120で囲まれた前記対向基板
103とアレイ基板123a1、123a2との空間内にそ
れぞれ封入されている。
【0134】また、前記対向基板103の裏面側には前
述した表面側と同様にアレイ基板123b が枠状シール
部材120により固定されている。前記アレイ基板12
bに形成された複数のAuボールからなる突起電極1
24は、前記枠状シール部材120内に位置し、前記多
層配線領域119bの第2スルホール118にそれぞれ
接続されている。スペーサ125は、前記対向基板10
3と前記アレイ基板123b との間隙にそれぞれ介在さ
れている。液晶126は、前記枠状シール部材120で
囲まれた前記対向基板103と前記アレイ基板123b
との空間内に封入されている。
【0135】このような構成によれば、表示面から見た
時、対向基板103を挟んで隣り合ったアレイ基板12
a1、123a2とアレイ基板123b はそれらの端部が
互いに重複するように配置されている。表面側の枠状シ
ール部材120は、裏面側のアレイ基板123b の表示
領域により補われる。裏面側の枠状シール部材120
は、表面側のアレイ基板123a1、123a2の表示領域
により補われる。また、多層配線領域119a、119
bを構成する第1〜第3の絶縁層104、114、11
7、各アレイ基板123a1、123a2、123b の絶縁
層(図示せず)および枠状シール部材120はいずれも
500nmから800nmの波長の透過率が80%以上
の透光性樹脂(例えばBCB樹脂;透過率95%以上)
により形成されている。その結果、表示領域内に非表示
領域が形成されず、表示可能領域を複数のアレイ基板を
配置した領域に対応した大画面の画像表示装置を実現で
きる。
【0136】また、表面側のアレイ基板123a1、12
a2のY方向に延びる複数の信号線122は、前記突起
電極124および前記多層配線領域119aの第2、第
1のスルホール118、116を通して接続された複数
のY方向入力配線109、信号補正回路113およびY
方向引き回し配線110により引き回される。また、前
記各アレイ基板123a1、123a2のX方向に延びる複
数の信号線(図示せず)は、前記突起電極124および
前記多層配線領域119aの前記第2スルホール118
を通して接続される複数のX方向入力配線(図示せ
ず)、信号補正回路(図示せず)およびX方向引き回し
配線115により引き回される。裏面側のアレイ基板8
b のX、Y方向に延びる複数の信号線も同様に多層配
線領域119bの各配線によりそれぞれ引き回される。
【0137】図23に16枚(表面側8枚、裏面側8
枚)のアレイ基板の信号線(Y方向のみ)の引き回しを
模式的に示す。すなわち、対向基板の表面側に配置され
る複数のアレイ基板1231 、1233 、1236 、1
238 、1239 、12311、12314、12316およ
び裏面側に配置される複数のアレイ基板1232 、12
4 、1235 、1237 、12310、12312、12
13、12315の周辺には、Y方向ドライバ回路127
およびX方向ドライバ回路128が配置されている。例
えばY方向ドライバ回路127からの信号線122は、
アレイ基板に接続され、かつアレイ基板の信号線は対向
基板上の多層配線領域を経由して別のアレイ基板に接続
される。このような構成において、例えばアレイ基板1
233 の信号線122は多層配線領域の入力配線109
および信号補正用回路113を通して引き回し配線11
0に接続される。このため、前記Y方向ドライバ回路1
27のドライバ信号は、信号線122から前記信号補正
用回路113で増幅されて引き回し配線110を伝播さ
せることができる。その結果、複数のアレイ基板123
1 〜12316を対向基板に配置することにより引き回し
配線が長くなっても所期の波形を有する信号によって各
アレイ基板を駆動することが可能な画像表示装置を実現
することができる。
【0138】また、複数の突起電極124を枠状シール
部材120内に埋め込むことによって、対向基板103
と各アレイ基板123a1、123a2、123b との間に
封入される液晶126の封入面積を拡大することが可能
になる。
【0139】なお、前述した実施例7〜12ではアレイ
基板上の信号線と対向基板上の信号線との電気的接続
は、透光性を有する異方性導電樹脂からなる枠状シール
部材や突起電極により行ったが、これに限定されない。
例えば、ポリエステルフィルムに例えば厚み300nm
の短冊状のITO電極を形成した透光性を有するフレキ
配線板を用いてアレイ基板上の信号線と対向基板上の信
号線との電気的接続を行ってもよい。
【0140】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、複
数枚のアレイ基板を対向電極の両面に配置すると共に非
表示領域を皆無もしくは最小とした大画面の画像表示装
置を提供することができる。
【0141】また本発明によれば、複数枚のアレイ基板
を対向電極の両面に配置すると共に非表示領域を皆無も
しくは最小とし、さらに平面的に見て内側に位置するア
レイ基板の信号線を外部に容易に引き回すことが可能な
大画面の画像表示装置を提供することができる。
【0142】さらに本発明によれば、非表示領域が表示
面に存在されるのを皆無もしくは最小として大画面化を
達成し、平面的に見て内側に位置するアレイ基板の信号
線を外部に容易に引き回すことが可能で、かつ信号線の
引き回し配線の電圧を補正、例えば増幅して良好な画質
を有する画像表示装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における画像表示装置の製造
工程を示す概略断面図。
【図2】本発明の実施例1により製造された画像表示装
置の平面図。
【図3】本発明の実施例2における画像表示装置を示す
概略断面図。
【図4】本発明の実施例3における画像表示装置を示す
概略断面図。
【図5】本発明の実施例4における画像表示装置を示す
概略断面図。
【図6】本発明の実施例5における画像表示装置の表示
領域を模式的に示す図。
【図7】本発明の実施例6における画像表示装置の表示
領域を模式的に示す図。
【図8】本発明の実施例7における画像表示装置の製造
工程を示す概略断面図。
【図9】本発明の実施例7により得られた画像表示装置
の部分切欠斜視図。
【図10】本発明の実施例7の構造を有するアレイ基板
の配置と信号線の取り出しを模式的に示す図。
【図11】本発明の実施例8における画像表示装置を示
す概略断面図。
【図12】本発明の実施例9における画像表示装置を示
す概略断面図。
【図13】本発明の実施例10における画像表示装置を
示す概略断面図。
【図14】本発明の実施例11における画像表示装置の
製造工程を示す断面図。
【図15】実施例11により得られた画像表示装置の部
分切欠斜視図。
【図16】本発明の実施例11の構造を有するアレイ基
板の配置と信号線の取出しを模式的に示す図。
【図17】本発明の実施例12における画像表示装置の
製造工程を示す断面図。
【図18】本発明の実施例12における画像表示装置の
製造工程を示す断面図。
【図19】本発明の実施例12の多層配線領域に形成さ
れる信号補正用回路を示す断面図。
【図20】図19の信号補正用回路を示す平面図。
【図21】図20のXXI −XXI 線に沿う断面図。
【図22】図19の信号補正用回路の回路図。
【図23】図19の信号補正用回路を有する液晶表示装
置の駆動系を模式的に示す図。
【図24】従来の画像表示装置を示す概略断面図。
【図25】従来の2枚のアレイ基板を用いて大画面化し
た画像表示装置を示す概略断面図。
【図26】従来の大画面化した画像表示装置の問題点を
説明するための平面図。
【符号の説明】
21、24、41、45、71、79、101、12
1、…透光性基材、 22、42、72、102…共通電極、 23、44、73、103…対向基板、 25、46、80、122…信号線、 26、26a、26b、26a 、26a1、26a2、26
b1、26b2、47a1、47a2、47a3、47b 、471
〜4713、81a1、81a2、81b 、811 〜8113
123a1、123a2、123b …アレイ基板、 27a、27b、48a1、48a2、48b 、58a1、5
a2、58b 、83、120…枠状シール部、 29a、29b、50a1、50a2、50b 、85、12
6…液晶、 31a、31b、61a 、61b1、61b2…補助基板、 32a、32b、63…反射板、 113…信号補正用回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森 三樹 神奈川県横浜市磯子区新磯子町33番地 株 式会社東芝生産技術研究所内 (72)発明者 福田 由美 神奈川県横浜市磯子区新磯子町33番地 株 式会社東芝生産技術研究所内 (72)発明者 内田 竜朗 神奈川県横浜市磯子区新磯子町33番地 株 式会社東芝生産技術研究所内 (72)発明者 宮城 武史 神奈川県横浜市磯子区新磯子町33番地 株 式会社東芝生産技術研究所内 (72)発明者 木崎 幸男 神奈川県横浜市磯子区新磯子町33番地 株 式会社東芝生産技術研究所内 (72)発明者 熱田 昌己 神奈川県横浜市磯子区新磯子町33番地 株 式会社東芝生産技術研究所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透光性基材の両面に透明導電材料からな
    る共通電極をそれぞれ形成した対向基板;透光性基材上
    に半導体素子および信号線が形成されたアレイ基板であ
    って、複数の前記アレイ基板は前記対向基板の両面に前
    記各アレイ基板端部の表示領域が前記対向基板を挟んで
    互いに向い合うように配置される;前記対向基板と前記
    各アレイ基板との間隙にそれぞれ介在される透光性樹脂
    からなる枠状シール部材;および前記枠状シール部材で
    囲まれた前記対向基板と前記各アレイ基板との空間にそ
    れぞれ封入される液晶;を具備したことを特徴とする画
    像表示装置。
  2. 【請求項2】 透光性基材の両面に透明導電材料からな
    る共通電極が形成された対向基板;透光性基材上に半導
    体素子および信号線が形成されたアレイ基板であって、
    複数の前記アレイ基板は前記対向基板の両面に前記各ア
    レイ基板端部の表示領域が前記対向基板を挟んで互いに
    向い合うように配置される;前記アレイ基板を挟んで反
    対側の前記対向基板の面に形成された前記アレイ基板の
    前記信号線を引き回すための複数の接続線;前記対向基
    板と前記各アレイ基板との間隙にそれぞれ介在された透
    光性を有する樹脂からなる枠状シール部材;および前記
    枠状シール部材で囲まれた前記対向基板と各アレイ基板
    との空間にそれぞれ封入される液晶;を具備したことを
    特徴とする画像表示装置。
  3. 【請求項3】 透光性基材の両面に透明導電材料からな
    る共通電極をそれぞれ形成した対向基板;透光性基材上
    に半導体素子および信号線が形成されたアレイ基板であ
    って、複数の前記アレイ基板は前記対向基板の両面に前
    記各アレイ基板端部の表示領域が前記対向基板を挟んで
    互いに向い合うように配置される;前記アレイ基板を挟
    んで反対側の前記対向基板の面に絶縁層を挟んで配置さ
    れた前記アレイ基板の信号線を引き回すための少なくと
    も1層の接続線;前記アレイ基板近傍の前記接続線部分
    に介装された信号補正用回路;前記対向基板と前記各ア
    レイ基板との間隙にそれぞれ介在される透光性樹脂から
    なる枠状シール部材;および前記枠状シール部材で囲ま
    れた前記対向基板と前記各アレイ基板との空間にそれぞ
    れ封入される液晶;を具備したことを特徴とする画像表
    示装置。
JP6130097A 1996-03-18 1997-03-14 画像表示装置 Pending JPH09311344A (ja)

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