JPH09311565A - 管状フィルム及びその製造方法、画像形成装置用定着フィルム並びに定着装置 - Google Patents

管状フィルム及びその製造方法、画像形成装置用定着フィルム並びに定着装置

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JPH09311565A
JPH09311565A JP12360096A JP12360096A JPH09311565A JP H09311565 A JPH09311565 A JP H09311565A JP 12360096 A JP12360096 A JP 12360096A JP 12360096 A JP12360096 A JP 12360096A JP H09311565 A JPH09311565 A JP H09311565A
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film
tubular
cylindrical member
sheet
producing
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JP12360096A
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Inventor
Kazutaka Takeuchi
一貴 竹内
Hiroyuki Arakawa
啓之 荒川
Shoichi Shimura
正一 志村
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 膜厚の均一性が優れた高精度で安価な管状フ
ィルムを提供する。 【解決手段】 円柱型部材に熱可塑性シート状フィルム
を巻き付け、該フィルムの巻き始め部と巻き終わり部と
を重ね合わせ、次いで該フィルムの外側に管状型部材を
嵌め合わせ、該フィルムを加熱して前記重ね合わせ部を
接合することによって前記シート状フィルムを管状フィ
ルムにする方法であって、円柱型部材を管状型部材から
脱離する際に前記フィルムが円柱型部材側に付随するよ
うに前記フィルムに熱収縮率の比較的大きい材料を用
い、且つ円柱型部材の外表面の十点平均粗さRzが3μ
m以下であることを特徴とする管状フィルムの製造方
法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、管状フィルム及び
その製造方法、画像形成装置用定着フィルム、定着装
置、画像形成装置、搬送用ベルト、搬送装置、並びに密
閉包体用フィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、管状フィルムの製造方法として
は、 i)インフレーション法に代表される押出熱溶融成形
法、 ii)樹脂またはその前駆体を溶融状態にし、管状型の内
面あるいは外面上に諸定量塗布し、脱溶媒処理(必要に
応じては熱処理)した後に剥離を行うキャスト法などが
知られている。また、 iii)シート状フィルムを芯体に巻きつけてシート両端
を溶着して中空管状体の内面にライニングする方法が特
開昭63−34120号、特開昭63−34121号公
報などに提案されている。さらに、 iv)先に本出願人が提案した特願平6−273615号
に示したように、シート状フィルムをその巻き始め部と
巻き終わり部とを重ね合わせるように円柱型部材に巻き
付け、この巻き付けたフィルムの外側に管状型部材を嵌
め合わせ、その後全体を加熱して前記フィルムの重ね合
わせ部を接合することによって前記シート状フィルムを
管状フィルムにする方法がある。
【0003】上記方法(iv)においては、円柱型部材の
熱膨張係数を管状型部材の熱膨張係数より大きくするこ
とにより、加熱時に両者の隙間が狭まり、フィルムを重
ね合わせた部分の段差が消去でき、全周にわたって膜厚
の均一化が図れるとともに、その隙間を制御することに
よって全体の膜厚を任意に制御することも可能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の押出熱溶成形法(i)においては、インフレーショ
ン法等により製造した管状フイルムを、図10に示す画
像形成装置等の定着装置用フィルムとして使用した場
合、成形におけるフィルムの巻き取り時に管状フィルム
が潰れる不都合が生じる。
【0005】また、キャスト法(ii)に関しては、均一
な厚みのフィルムを得るために溶液の濃度管理や乾燥雰
囲気の調整、さらに乾燥工程での溶媒処理等を行わなけ
ればならず、コスト的にも問題がある。
【0006】前記の中空管状体内面にライニングする方
法(iii)においては、厚みの均一なライニング層を得
ることが可能であるが、管状フイルムを中空管状体内面
から離脱する場合、中空管状体内面との密着が強く、脱
離することが困難であった。
【0007】また、前記(iv)の方法においては、加熱
時に、管状型部材の内表面と円柱型部材の外表面に、そ
の間にあるシート状フィルムを介して大きな圧力がかか
るため、その表面特性は、管状フィルムの型からの脱離
(離型性)に大きく影響を及ぼす。特に表面租さの影響
は大きく、表面租さが大きい程大きなアンカー効果を生
じ、離型が困難になる。
【0008】さらに、円柱型部材と管状型部材との隙間
が狭いため、シート状フィルムをその隙間に設置するこ
とが困難であった。また、その狭い隙間に見合った薄肉
のフィルムしか設置できないため、厚みのある管状フィ
ルム、特に厚さ300μm以上の管状フィルムを製造す
ることは困難であった。
【0009】そこで本発明の第1の目的は、膜厚の均一
性が優れた高精度で安価な管状フィルムを提供すること
である。
【0010】本発明の第2の目的は、厚みがあり且つ膜
厚の均一性が優れた高精度で安価な管状フィルムを提供
することである。
【0011】本発明の第3の目的は、膜厚の均一性が優
れ高精度な管状フィルムを低コストで作製可能な生産性
の高い製造方法を提供することである。
【0012】本発明の第4の目的は、管状フイルムの膜
厚寸法を任意に設定でき所望の膜厚の管状フィルム、特
に厚みのある管状フィルムを生産性良く形成可能な製造
方法を提供することである。
【0013】本発明の第5の目的は、トナー画像の定着
時のオフセットなどの問題を生じない高精彩な面像を形
成できる定着フィルム、該フィルムを用いた定着装置、
及び該定着装置を備えた画像形成装置を提供することで
ある。
【0014】本発明の第6の目的は、精密部品を所定位
置に高精度の位置精度を保証して搬送可能な搬送用ベル
ト、該ベルトを用いた搬送装置を提供することである。
【0015】本発明の第7の目的は、物品を包装・収納
するための密閉包体用フィルムに好適な管状フイルムを
提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の目
的を達成するために種々の検討を重ねた結果、本発明を
完成した。
【0017】第1の発明は、円柱型部材に熱可塑性シー
ト状フィルムを巻き付け、該フィルムの巻き始め部と巻
き終わり部とを重ね合わせ、次いで該フィルムの外側に
管状型部材を嵌め合わせ、少なくとも該フィルムを加熱
して前記重ね合わせ部を接合することによって前記シー
ト状フィルムを管状フィルムにする方法であって、前記
円柱型部材の外表面の十点平均粗さRzが3μm以下で
あることを特徴とする管状フィルムの製造方法に関す
る。
【0018】第2の発明は、円柱型部材に熱可塑性シー
ト状フィルムを巻き付け、該フィルムの巻き始め部と巻
き終わり部とを重ね合わせ、次いで該フィルムの外側に
管状型部材を嵌め合わせ、少なくとも該フィルムを加熱
して前記重ね合わせ部を接合することによって前記シー
ト状フィルムを管状フィルムにする方法であって、円柱
型部材を管状型部材から脱離する際に前記フィルムが円
柱型部材側に付随するように前記フィルムに熱収縮率の
比較的大きい材料を用い、且つ円柱型部材の外表面の十
点平均粗さRzが3μm以下であることを特徴とする管
状フィルムの製造方法に関する。
【0019】第3の発明は、円柱型部材に熱可塑性シー
ト状フィルムを巻き付け、該フィルムの巻き始め部と巻
き終わり部とを重ね合わせ、次いで該フィルムの外側に
管状型部材を嵌め合わせ、少なくとも該フィルムを加熱
して前記重ね合わせ部を接合することによって前記シー
ト状フィルムを管状フィルムにする方法であって、円柱
型部材を管状型部材から脱離する際に前記フィルムが円
柱型部材側に付随するように、前記フィルムに熱収縮率
の比較的小さい材料を用い且つ円柱型部材の外表面の十
点平均粗さRzを管状型部材の内表面の十点平均粗さR
z以上とし、さらに円柱型部材の外表面の十点平均粗さ
Rzが3μm以下であることを特徴とする管状フィルム
の製造方法に関する。
【0020】第4の発明は、円柱型部材に熱可塑性シー
ト状フィルムを巻き付け、該フィルムの巻き始め部と巻
き終わり部とを重ね合わせ、次いで該フィルムの外側に
管状型部材を嵌め合わせ、少なくとも該フィルムを加熱
して前記重ね合わせ部を接合することによって前記シー
ト状フィルムを管状フィルムにする方法であって、円柱
型部材を管状型部材から脱離する際に前記フィルムが円
柱型部材側に付随するように前記フィルムに熱収縮率の
比較的大きい材料を用い、且つ円柱型部材の外表面にメ
ッキを施し該メッキ表面の十点平均粗さRzが5μm以
下であることを特徴とする管状フィルムの製造方法に関
する。
【0021】第5の発明は、円柱型部材に熱可塑性シー
ト状フィルムを巻き付け、該フィルムの巻き始め部と巻
き終わり部とを重ね合わせ、次いで該フィルムの外側に
管状型部材を嵌め合わせ、少なくとも該フィルムを加熱
して前記重ね合わせ部を接合することによって前記シー
ト状フィルムを管状フィルムにする方法であって、円柱
型部材を管状型部材から脱離する際に前記フィルムが円
柱型部材側に付随するように、前記フィルムに熱収縮率
の比較的小さい材料を用い且つ円柱型部材の外表面の十
点平均粗さRzを管状型部材の内表面の十点平均粗さR
z以上とし、さらに円柱型部材の外表面にメッキを施し
該メッキ表面の十点平均粗さRzが5μm以下であるこ
とを特徴とする管状フィルムの製造方法に関する。
【0022】第6の発明は、管状型部材の内表面の十点
平均粗さRzが5μm以下である第1〜第5のいずれか
の発明の管状フィルムの製造方法に関する。
【0023】第7の発明は、管状型部材の内表面にメッ
キを施し該メッキ表面の十点平均粗さRzが7μm以下
である第1〜第5のいずれかの発明の管状フィルムの製
造方法に関する。
【0024】第8の発明は、メッキが、無電解ニッケル
又はハードクロムである第4、第5又は第7の発明の管
状フィルムの製造方法。
【0025】第9の発明は、シート状フィルム及び型部
材全体を加熱し、且つ、円柱型部材の熱膨張係数が管状
型部材の熱膨張係数より大きいことを特徴とする第1〜
第8のいずれかの発明の管状フィルムの製造方法に関す
る。
【0026】第10の発明は、シート状フィルム及び型
部材全体を加熱し、且つ、円柱型部材の熱膨張係数が管
状型部材の熱膨張係数より大きく、その差が5.0×1
-6(/℃)以上であることを特徴とする第1〜第8の
いずれかの発明の管状フィルムの製造方法に関する。
【0027】第11の発明は、管状型部材の熱膨張係数
が1.5×10-5(/℃)未満である第9又は第10の
発明の管状フィルムの製造方法に関する。
【0028】第12の発明は、円柱型部材の熱膨張係数
が1.5×10-5(/℃)以上である第9、第10又は
第11の発明の管状フィルムの製造方法に関する。
【0029】第13の発明は、管状型部材に、ステンレ
ス鋼、インバー材(Fe−Ni含有合金)又はオーステ
ナイト系Ni−Co合金鋳鉄を用いる第1〜第12のい
ずれかの発明の管状フィルムの製造方法に関する。
【0030】第14の発明は、円柱型部材に、フッ素樹
脂、アルミニウム又はステンレス鋼を用いる第1〜第1
3のいずれかの発明の管状フィルムの製造方法に関す
る。
【0031】第15の発明は、第1〜第14のいずれか
の発明の方法で製造された管状フィルムに関する。
【0032】第16の発明は、第1〜第14のいずれか
の発明の方法で製造された管状フィルムからなる画像形
成装置用定着フィルムに関する。
【0033】第17の発明は、第1〜第14のいずれか
の発明の方法で製造された管状フィルムと加圧ローラと
の間に画像転写材を通過させて画像の定着を行なう定着
装置に関する。
【0034】第18の発明は、第17の発明の定着装置
を備えた画像形成装置に関する。
【0035】第19の発明は、第1〜第14のいずれか
の発明の方法で製造された管状フィルムからなる搬送用
ベルトに関する。
【0036】第20の発明は、第1〜第14のいずれか
の発明の方法で製造された管状フィルムからなる搬送用
ベルトを用いた搬送装置に関する。
【0037】第21の発明は、第1〜第14のいずれか
の発明の方法で製造された管状フィルムからなる密閉包
体用フィルムに関する。
【0038】本発明において、「管状フィルム」とは、
シート状・平面状部材の端部が接続された任意の形成物
であり、管状、ループ状、環状、リング状、筒状、輪
状、中空状等の形成物を包含する。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態を挙げて
本発明を詳細に説明する。
【0040】実施形態1 図1〜9に本実施形態の製造方法の説明図を示す。
【0041】図中、1はフィルム(3)を巻き付ける心
棒としての円柱型部材であり、本実施形態においては中
実棒部材を使用した。2は中空部を有した管状型部材で
あり、前記円柱型部材を挿通する内径を有している。
【0042】目的とする管状フィルムの内径に応じてシ
ート状フィルムの寸法を選定し、また、それに応じて円
柱型部材(1)と管状型部材(2)のサイズを選定す
る。
【0043】シート状フィルム(3)として熱可塑性材
料、本実施形態ではポリエーテルエーテルケトン(PE
EK)を縦×横の寸法79.0mm×300mmのシート状
に切断したものを用意した。なお、シート状フィルムの
膜厚は50μmのものを用いた。
【0044】円柱型部材(1)には熱膨張係数2.4×
10-5(/℃)のアルミニウムを、管状型部材(2)に
は熱膨張係数1.2×10-5(/℃)のステンレス鋼を
使用した。円柱型部材(1)の直径寸法は24.00m
m、長さは330mmとした。管状型部材(2)の内径寸
法は24.20mm、外径寸法は30.00mm、長さは3
30mmとした。円柱型部材の外表面の表面粗さRz(以
下「Rz」という。)は2.6μm、管状型部材の内表
面のRzは2.7μmとした。
【0045】円柱型部材と管状型部材の寸法は、後述す
る加熱工程での加熱の際、370℃の時に、円柱型部材
の直径と管状型部材の内径との寸法差が100μmにな
るように予め設計した。
【0046】まず、図1に示すように、円柱型部材
(1)の外周面に前記の用意したシート状フィルム
(3)をその両端部が図2のように重なり合うように巻
き付ける。次に、円柱型部材に巻き付けたフィルムを図
4に示すように管状型部材(2)の中空部内に挿入す
る。そして、円柱型部材、フイルム及び管状型部材を加
熱炉内に設置して加熱する。加熱条件は、加熱温度37
0±5℃、加熱時間30分とした。加熱時間はフィルム
材料の溶融温度とフィルムの熱劣化性を考慮して決定す
る。
【0047】上記加熱工程における加熱炉内の構造を図
5に示す。図5において、加熱炉の不図示のベース上に
支持台(53)を固定し、この支持台上にヒータ(5
2)を配置し、このヒ−タの内側のスペース(51)に
前記の被加熱体(円柱型部材、フィルム、管状型部材)
を配置する。ヒータは不図示の温度制御手段により温度
制御が行われる。
【0048】以上の加熱炉内での加熱工程において、被
加熱体である円柱型部材、フィルム及び管状型部材は図
6(a)〜(c)に示すように変化する。
【0049】まず、図6(a)に示すように、円柱型部
材に巻き付けられたフイルム(3)は、円柱型部材
(1)と管状型部材(2)との隙間において両端3a、
3bが重ね合わせ部を形成している。円柱型部材の直径
と管状型部材の内径との寸法差は200μmであり、図
中の隙間L1は100μmである。
【0050】この状態から、加熱によって、円柱型部
材、フイルム及び管状型部材のそれぞれの温度が上昇す
る。円柱型部材と管状型部材はそれぞれの熱膨張係数に
応じて膨張し始め、フィルムは温度上昇につれて軟化し
始める。円柱型部材と管状型部材は温度上昇につれて膨
張し始めるが、円柱型部材のアルミニウムの熱膨張係数
が管状型部材のステンレスの熱膨張係数より大きいの
で、円柱型部材の直径と管状型部材の内径との寸法差は
初期の加熱前の状態の寸法差より小さくなってくる。す
なわち、図6(a)の隙間L1が図6(b)の隙間L2
と狭くなっていく。
【0051】さらに円柱型部材と管状型部材との隙間の
狭まりとともに、間に挟まれたフィルムは軟化が進行
し、フイルムの両端部3a、3bの重ね合わせ部は互い
に溶着して接合状態になる(図6(c))。その際、円
柱型部材と管状型部材との隙間L3は最終的に所望のフ
イルム厚と同じになり膜厚が全周にわたり均一化され
る。
【0052】加熱時間30分の経過後、加熱を止めて冷
却工程に移行する。冷却工程での冷却は、加熱の停止後
自然冷却状態にして円柱型部材、フィルム及び管状型部
材を放冷してもよいが、冷却時間の短縮のために急冷し
てもよい。本実施形態では、図7に示すように、冷却槽
(71)内の冷却水(72)に潰けて、350℃/分の
冷却速度で冷却し、全体が室温になったところでフィル
ムの離型工程に移った。
【0053】次に、管状フィルムを離型する工程、及び
離型する際に要する離型力の測定について説明する。
【0054】工程A:円柱型部材を管状型部材から脱離
する。この時に要する力を離型力Aとする。図8は、円
柱型部材にフィルムが付随して取り出される状態を示し
ている。
【0055】工程B:円柱型部材の外表面または管状型
部材の内表面に付着しているフィルムを離型する。この
時に要する力を離型力Bとする。図9は、円柱型部材に
付着したフィルムを離型する状態を示している。なお、
部材4は離型されたフィルムを補助する支柱である。
【0056】PEEK等の熱収縮率が比較的大きい材料
を用いた場合、上記の離型工程において離型力Aと離型
力Bの関係が離型力A<離型力Bのとき、工程Aにおい
て、フイルムは図8のように円柱型部材に付随して出て
くる。一方、離型力A>離型力Bの場合は、フイルムは
管状型部材に付着したまま残る。
【0057】本実施形態において離型力A及びBを測定
するとA=0.8kg、B=15.0kgであった。
【0058】円柱型部材と管状型部材との間のフイルム
を取り出す離型工程において、フイルムが接している両
表面(円柱型部材の外表面と管状型部材の内表面)のR
zを3μm以下としたため、フィルムの両型からの離型
が容易であった。
【0059】また、取り出されたフイルムは管状(円筒
状)に仕上がっており、最初のシ−ト状フィルムの重ね
合わせ部3a、3bも奇麗に接合されていた。
【0060】本発明に使用できるフィルム材料は、熱可
塑性樹脂材料であればどのような材料でも使用可能であ
り、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリメチルペンテ
ン−1、ポリスチレン、ポリアミド、ポリカーボネー
ト、ポリサルホン、ポリアリレート、ポリエチレンテレ
フタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリフェニ
レンサルファイド(PPS)、ポリエーテルサルフォン
(PES)、ポリエーテルニトリル、熱可塑性ポリイミ
ド系材料、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、
サーモトロピック液晶ポリマー、ポリアミド酸などが挙
げられる。
【0061】また、上記樹脂材料に、耐熱性の補強や導
電性・熱伝導性等の付与などの目的で有機・無機系の徴
粉末の少なくとも1種を配合したフィルム、或いはあら
ゆる倍率で延伸強化したフイルム等も使用できる。有機
系の微粉末としては、縮合型ポリイミト粉末等が挙げら
れ、無機系の微粉末としては、カーボンブラック粉末、
酸化マグシウム粉末、フッ化マグネシウム粉末、酸化珪
素粉末、酸化アルミニウム粉末、窒化ホウ素粉末、窒化
アルミニウム粉末、酸化チタン粉末等の無機球状徴粒
子、炭素繊維、ガラス繊維等の繊維状粒子、6チタン酸
カリウム、8チタン酸カリウム、炭化珪素、窒化珪素等
のウィスカー状粉末などのあらゆる形状、大きさの微粉
末が適用可能である。またこれら徴粉末の配合量として
は総合量でベース樹脂に対して5〜70重量%にするこ
とが適当である。
【0062】上記フィルム材料については、管状フィル
ムの肉厚の均一性の確保のため且つ管状型部材との離型
を容易にするため、熱収縮率が0.05〜5.0%の範
囲内の材料を使用することが好ましい。本発明におい
て、熱収縮率の比較的大きい材料としては、例えば、熱
収縮率1.1%のPEEK、熱収縮率3.5%のPPS
等の結晶性樹脂などが挙げられる。一方、熱収縮率の比
較的小さい材料としては、例えば、ガラスフィラーを含
有した熱収縮率0.6%のPEEK、熱収縮率0.1%
のPES、熱収縮率0.17%のポリイミド、熱収縮率
0.4〜0.64%のアラミド等が挙げられる。
【0063】次に、上記方法により製造した管状フイル
ムの使用形態について説明する。上記方法により製造さ
れた管状フィルムは、最外層にフッ素樹脂等でコーティ
ングを施すなどして、画像形成装置(LBE、レーザー
ビームプリンタ等)の定着装置用の定着フィルム(10
1)として使用することができる。
【0064】図10において、101は本実施形態の管
状フイルム(定着フイルム)である。102は定着フィ
ルムの加熱用ヒータであり、該ヒータはヒータホルダ
(103)に保持されている。104はステー部材であ
り略U字形状に形成されている。定着フィルムはステー
部材(104)とヒータホルダー(103)の外周面に
嵌め込むように組み込まれている。105は加圧ローラ
であり不図示の駆動手段により駆動される。
【0065】上記の定着装置は図10に示すように、定
着フィルムと加圧ローラとの間に画像を形成するトナー
(107)を担持した紙等の画像転写材(106)を搬
送挿通させて、ヒータから受けた定着フィルムの熱をト
ナーの伝達するとともに、トナーを紙の上に加圧・加熱
により定着させる。本実施形態の定着フィルムはフィル
ムの膜厚寸法の均一性の精度が非常に高いことと、シー
ト状フイルムの重ね合わせ部分の膜厚寸法も他の部分と
同等であり、フィルムからトナーへの熱伝達が不均一に
行われることがなく高画質な画像を形成でき、オフセッ
トも起きなかった。
【0066】比較例1(実施形態1との比較) 円柱型部材の外表面のRzを3.3μm、管状型部材の
内表面のRzを3.2μmとした以外は、実施形態1と
同様な円柱型部材、フィルム及び菅状型部材を用いて管
状フィルムを製造した。
【0067】離型力A=1.5kg、離型力B=20.
0kgであった。この離型力は、実施形態1のものと比
較してA、B共に大きく、フィルムの離型の際にフィル
ムに20kgの負荷がかかる。この負荷は、樹脂フィル
ムの引っ張り強度以上になる可能性があり、フィルムの
破壊(破断)が発生する原因となる。例えば、フィルム
の引っ張り強度を5kg/mm2とすると、実施形態1及
び比較例1の系ではフイルムの断面積≒3.6mm2であ
るため、耐離型力は5×3.6=18kgである。従っ
て、この場合、離型力は18kg未満であることが望ま
しく、20kgであるとフィルムの破断が生じる。
【0068】実施形態2 本実施形態の特徴は、円柱型部材の外表面または管状型
部材の内表面のRzを極力小さく制御することにより、
管状フィルムの離型性を格段に向上したことにある。
【0069】円柱型部材にはアルミニウムを、管状型部
材にはインバー材(Fe−36Ni合金)を使用した。
円柱型部材の熱膨張係数は2.4×10-5(/℃)であ
り、管状型部材の熱膨張係数は5.0×10-6(/℃)
である。円柱型部材の直径と管状型部材の内径の寸法設
定は、両者を370℃に加熱した時の寸法差が100μ
mになるように設定した。また、円柱型部材の外表面の
Rzは0.45μm、管状型部材の内表面のRzは0.
40μmとした。シート状フイルムは、厚さ50μmの
PEEKを実施形態1と同様な寸法に切断したものを用
いた。
【0070】このシート状フィルムを用いて実施形態1
と同様な方法により、フィルムの肉厚寸法が50±5μ
mの管状フィルムを得た。管状フイルムの離型力を測定
したところ、離型力A=0.5kg、離型力B=7.5
kgであった。このように円柱型部材の外表面と管状型
部材の内表面のRzを共に0.5μm未満としたことに
よって、管状フィルムの離型性が格段に良くなった。
【0071】実施形態3 本実施形態の特徴は、熱収縮率の比較的小さい樹脂をフ
ィルムに用いた場合において、得られる管状フイルムの
型への密着度合いを自由に制御してフィルムを所望の型
(円柱部材)へ密着させて取り出すことにより、離型工
程における操作性を向上することにある。
【0072】円柱型部材にはアルミニウムを、管状型部
材にはインバー材(Fe−36Ni合金)を使用した。
円柱型部材の熱膨張係数は2.4×10-5(/℃)であ
り、管状型部材の熱膨張係数は5.0×10-6(/℃)
である。円柱型部材の直径と管状型部材の内径の寸法設
定は、両部材を300℃に加熱した時の寸法差が100
μmになるように設定した。また、円柱型部材の外表面
のRzは2.0μm、管状型部材の内表面のRzは1.
0μmとした。シート状フイルムは、厚さ50μmのポ
リエーテルサルホン(PES)を実施形態1と同様の寸
法に切断したものを用いた。なお、PESの熱収縮率
は、PEEKのそれに比べかなり小さい。すなわち、得
られるPES製の管状フィルムは、円柱型部材の外表面
および管状型部材の内表面への未着度合いが、よりその
表面粗さに支配される。
【0073】このシート状フィルムを用いて、300℃
で加熱した以外は実施形態1と同様な方法により、フィ
ルムの肉厚寸法が50±5μmの管状フィルムを得た。
【0074】円柱型部材の外表面のRzを2.0μm、
管状型部材の内表面のRzを1.0μmとしたことによ
り、管状フィルムの離型工程において、フィルムと円柱
型部材とのアンカー効果がフィルムと管状型部材とのそ
れよりも大きくなる。これによりフィルムと円柱型部材
との密着力が、フイルムと管状型部材との密着力より強
くなる。よって、フィルムは円柱型部材に付随して出て
くることになり、フィルムの離型が容易になった。な
お、円柱型部材からフィルムを離型する方が、管状型部
材からフィルムを離型するよりも容易である。また、得
られた管状フイルムの離型力を測定したところ、離型力
A=8.5kg、離型力B=10.5kgであった。
【0075】以上のように、フィルムの熱収縮率の比較
的小さい樹脂をフィルムに用いた場合は、円柱型部材の
外表面のRzを管状型部材の内表面のRz以上の値にす
ることによって、離型工程の操作性を向上させることが
できる。
【0076】比較例2(実施形態3との比較) 円柱型部材の外表面のRzを1.0μm、管状型部材の
内表面のRzは2.0μmとし、離型工程の操作が異な
る以外は実施形態3と同様な方法で管状フィルムを製造
した。
【0077】離型工程において、円柱型部材と管状型部
材を脱離した際、管状フイルムは管状型部材の内面に付
着していた。次いで、管状型部材から管状フィルムの離
型を実施したところ、管状フィルムの端部を保持するこ
とが困難であり、管状フイルムの端面が破断してしまっ
た。なお、離型力を測定したところ、離型力A=9.0
kg、離型力B=10.0kgであった。
【0078】以上のように、円柱型部材の外表面のRz
を管状型部材の内表面のRzより小さくしたことによ
り、離型工程おいて管状型部材からフィルムを離型しな
ければならなくなり、その離型の困離性から、得られる
管状フィルムの良品率を低下させることになった。
【0079】実施形態4 本実施形態の特徴は、円柱型部材の内表面および管状型
部材の外表面上にメッキ処理を施すことにより、管状フ
ィルムの離型性を向上したことにある。
【0080】円柱型部材には熱膨張係数2.4×10-5
(/℃)のアルミニウムを、管状型部材には熱膨張係数
1.2×10-5(/℃)のステンレス鋼を使用した。円
柱型部材の直径と管状型部材の内径の寸法設定は、実施
形態1と同様であり、両部材を370℃に加熱した時の
寸法差が100μmになるように設定した。
【0081】また、円柱型部材の外表面(1a)及び管
状型部材の内表面(2a)には、それぞれ無電解化学ニ
ッケルメッキ処理を施し、厚み10μmのメッキを形成
した(図11、図12)。円柱型部材の外表面のRzは
4.5μm、管状部材の内表面のRzは4.0μmとし
た。
【0082】実施形態1と同様なPEEKからなるシー
ト状フィルムを用い、実施形態1と同様な方法によって
厚さ50±5μmの管状フィルムを得た。この管状フイ
ルムの離型力を測定したところ、離型力A=0.4k
g、離型力B=14.0kgであった。
【0083】このように円柱型部材の外表面と管状型部
材の内表面を共にメッキ処理(化学ニッケル処理)を施
したことにより、そのRzが3μmを超えても(但し
5.0μm末満)、メッキ処理なしでRzが3μm以下
の場合と同様の離型効果が得られる。
【0084】なお、本実施形態と同様な系で、化学ニッ
ケルメッキの替わリにハードクロムメッキ処理を施して
も同様の効果を示した。
【0085】比較例3(実施形態4との比較) 円柱型部材の外表面のRzを5.5μm、管状型部材の
内表面のRzを6.0μmとした以外は、実施形態4と
同様にして管状フィルムを製造した。離型力を測定をし
たところ、離型力A=0.3kg、離型力B=21.0
kgであった。
【0086】このように、メッキ処理を施した系におい
てもフイルムが密着する表面のRzを5μm以上とする
と、離型力が大きくなり、得られる管状フィルムの破壊
(破断)が発生しやすくなる。
【0087】実施形態5 本実施形態の特徴は、円柱型部材の外表面または管状型
部材の内表面にメッキ処理を施し、且つ、その表面粗さ
をRz=0.5μm未満としたことにより管状フィルム
の離型性を格段に向上させたことにある。
【0088】円柱型部材の外表面および管状型部材の内
表面に、無電解化学ニッケルメッキ処理を施して厚み2
0μmのメッキを形成し、円柱型部材の外表面のRz及
び管状型部材の内表面のRzをいずれも0.4μmとし
た以外は実施形態4と同様にして厚さ50±5μmの管
状フィルムを製造した。
【0089】得られた管状フィルムの離型力を測定した
ところ、離型力A=0.4kg、離型力B=5.0kg
であった。
【0090】このように円柱型部材の外表面と管状型部
材の内表面を共にメッキ処理(化学ニッケル処理)を施
し且つそのRzを0.5μm末満としたことにより、得
られた管状フィルムの離型性は格段に向上し、離型工程
の作業性が増し、良品率もほぼ100%となった。
【0091】以上の実施形態1〜5及び比較例1〜3に
ついて、フィルムの材料、メッキの有無、熱膨張係数、
Rz、離型力および離型の具合を表1にまとめた。な
お、離型の具合については、極めて良好を「◎」、良好
を「○」、フィルムが破断した場合を「×」とした。
【0092】
【表1】実施形態6 円柱型部材には熱膨張係数が1.5×10-5(/℃)の
ステンレス鋼を、管状型部材には熱膨張係数が8.0×
10-6(/℃)のインバー材(Fe−36Ni合金)を
使用した。また、円柱型部材の直径寸法を24.00m
m、管状型部材の内径寸法を24.16mmとし、両部
材を370度に加熱したときに円柱型部材の直径と管状
型部材の内径との寸法差が100μmになるように設定
した。その他は、実施形態1と同様にして管状フィルム
を製造した。
【0093】このように円柱型部材と管状型部材との熱
膨張係数の差が大きいため、円柱型部材の直径と管状型
部材の内径との寸法差を160μmに設定でき、シート
フィルムの設置が格段に容易になった。さらに、円柱型
部材の管状型部材からの脱離も容易に行うことができ
た。
【0094】実施形態7 円柱型部材には熱膨張係数が2.4×10-5(/℃)の
ステンレス鋼を、管状型部材には熱膨張係数が5.0×
10-6(/℃)のスーパーインバー材(Fe−32Ni
−5Co合金)を使用した。また、円柱型部材の直径寸
法を24.00mm、管状型部材の内径寸法を24.2
6mmとし、両部材を370度に加熱したときに円柱型
部材の直径と管状型部材の内径との寸法差が100μm
になるように設定した。その他は、実施形態1と同様に
して管状フィルムを製造した。
【0095】このように円柱型部材と管状型部材との熱
膨張係数の差が大きいため、円柱型部材の直径と管状型
部材の内径との寸法差を260μmに設定でき、シート
状フィルムの設置が格段に容易になった。さらに、円柱
型部材の管状型部材からの脱離も容易に行うことができ
た。
【0096】実施形態8 円柱型部材には熱膨張係数が10.0×10-5(/℃)
のポリテトラフルオロエチレン(PTFE)樹脂を、管
状型部材には熱膨張係数が5.0×10-6(/℃)のノ
ビナイト(榎本鉄工所製、オーステナイト系Ni−Co
合金鋳鉄)を使用した。円柱型部材の直径寸法を24.
00mm、管状型部材の内径寸法を24.97mmと
し、両部材を290℃に加熱したときに円柱型部材の直
径と管状型部材の内径との寸法差が800μmになるよ
うに設定した。その他は、実施形態1と同様にして管状
フィルムを製造した。なお、冷却工程では270℃/分
の速度で冷却した。
【0097】このようにすることで従来の製造方法では
得られなかった厚み400±40μmの管状フィルムが
得られた。
【0098】比較例4 円柱型部材には熱膨張係数が1.4×10-5(/℃)の
ステンレス鋼を用い、管状型部材には熱膨張係数が1.
0×10-5(/℃)のインバー材(Fe−36Ni合
金)を用いた。
【0099】このとき、円柱型部材の直径寸法を24.
00mmに設定し、所望の温度(370℃)に加熱した
ときに所望の寸法差(100μm)になるように管状型
部材の内径寸法を24.13mmに設定した。
【0100】しかし、この場合、管状型部材の内径寸法
と円柱型部材の直径寸法との寸法差130μm(常温)
では、厚さ50μmのシート状フィルムを、その端部を
重ね合わせて巻き付けることができない。
【0101】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、管状型部材の内表面および円柱型部材の外表面
のRzの制御やメッキ処理によって、製造時における管
状フィルムの離型性を向上させたり、任意の型へ付着さ
せて取り出したりすることが可能になる。また、メッキ
処理を施した場合は、メッキ処理をしない場合よりも大
きいRz(5μm以下)でも十分な離型性を得ることが
できる。
【0102】本発明の製造方法によれば、型部材のサイ
ズと型部材間の熱膨張係数の差を制御することによっ
て、任意の形状の管状フィルムはもちろん、フィルムの
接合が良好に行われ全体的に均一な膜厚を有する高精度
な管状フィルムを得ることができる。
【0103】さらに、型部材間の熱膨張係数の差を制御
することによって、型部材間の寸法差を大きくするがで
きるため、シート状のフィルムを容易に型部材間の隙間
に設置でき、型部材同士の離脱も容易になり、さらには
従来製造できなかった厚みのある管状フィルムを製造す
ることが可能になる。
【0104】以上により、フィルムの設置や離型工程の
操作性が格段に向上するとともに良品率も向上したた
め、生産性が高くなり低コストで管状フィルムを製造で
きる。さらに、所望のサイズ・形状を有し均一な膜厚を
有した高精度な管状フィルムを提供することができる。
【0105】さらに、本発明の上記管状フィルムは、画
像形成装置に具備される定着装置の定着フィルムとして
使用することにより、オフセットを防止でき、優れた画
質の画像を形成することができる。
【0106】また、画像形成装置その他一般用途の搬送
用ベルトや密閉包体としても、安価に所望の厚みのもの
が得られ、低コスト化・軽量化・省エネ化などの優れた
機能を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製造方法における、円柱型部材にシー
ト状フイルムを巻き付けた状態の説明図である。
【図2】本発明の製造方法における、円柱型部材に巻き
付けたシート状フイルムの両端の重ね合わせ部分の要部
断面図である。
【図3】本発明の製造方法に用いる管状型部材の斜視図
である。
【図4】本発明の製造方法における、円柱型部材にシー
ト状フイルムを巻き付け、その外側に管状型部材を嵌め
合わせた状態の部分斜視図である。
【図5】本発明の製造方法の加熱工程における加熱炉内
の説明図(縦断面図)である。
【図6】本発明の製造方法の加熱工程における過熱状態
の説明図である。
【図7】本発明の製造方法の冷却工程の説明図である。
【図8】本発明の製造方法の離型工程の説明図である。
【図9】本発明の製造方法の離型工程の説明図である。
【図10】本発明の管状フィルム(定着フィルム)を備
えた定着装置の説明図である。
【図11】本発明の製造方法における、円柱型部材にシ
ート状フイルムを巻き付けた状態の説明図である。
【図12】本発明の製造方法に用いる管状型部材の斜視
図である。
【符号の説明】
1 円柱型部材 1a 円柱型部材のメッキ領域 2 管状型部材 2a 管状型部材のメッキ領域 3 シート状フィルム 3a、3b フィルム端部 4 支柱 51 スペース 52 ヒータ 53 支持台 71 冷却槽 72 冷却水 101 定着フィルム 102 ヒータ 103 ヒータホルダ 104 ステー部材 105 加圧ローラ 106 画像転写材 107 トナー L1、L2、L3 円柱型部材と管状型部材との隙間

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円柱型部材に熱可塑性シート状フィルム
    を巻き付け、該フィルムの巻き始め部と巻き終わり部と
    を重ね合わせ、次いで該フィルムの外側に管状型部材を
    嵌め合わせ、少なくとも該フィルムを加熱して前記重ね
    合わせ部を接合することによって前記シート状フィルム
    を管状フィルムにする方法であって、前記円柱型部材の
    外表面の十点平均粗さRzが3μm以下であることを特
    徴とする管状フィルムの製造方法。
  2. 【請求項2】 円柱型部材に熱可塑性シート状フィルム
    を巻き付け、該フィルムの巻き始め部と巻き終わり部と
    を重ね合わせ、次いで該フィルムの外側に管状型部材を
    嵌め合わせ、少なくとも該フィルムを加熱して前記重ね
    合わせ部を接合することによって前記シート状フィルム
    を管状フィルムにする方法であって、円柱型部材を管状
    型部材から脱離する際に前記フィルムが円柱型部材側に
    付随するように前記フィルムに熱収縮率の比較的大きい
    材料を用い、且つ円柱型部材の外表面の十点平均粗さR
    zが3μm以下であることを特徴とする管状フィルムの
    製造方法。
  3. 【請求項3】 円柱型部材に熱可塑性シート状フィルム
    を巻き付け、該フィルムの巻き始め部と巻き終わり部と
    を重ね合わせ、次いで該フィルムの外側に管状型部材を
    嵌め合わせ、少なくとも該フィルムを加熱して前記重ね
    合わせ部を接合することによって前記シート状フィルム
    を管状フィルムにする方法であって、円柱型部材を管状
    型部材から脱離する際に前記フィルムが円柱型部材側に
    付随するように、前記フィルムに熱収縮率の比較的小さ
    い材料を用い且つ円柱型部材の外表面の十点平均粗さR
    zを管状型部材の内表面の十点平均粗さRz以上とし、
    さらに円柱型部材の外表面の十点平均粗さRzが3μm
    以下であることを特徴とする管状フィルムの製造方法。
  4. 【請求項4】 円柱型部材に熱可塑性シート状フィルム
    を巻き付け、該フィルムの巻き始め部と巻き終わり部と
    を重ね合わせ、次いで該フィルムの外側に管状型部材を
    嵌め合わせ、少なくとも該フィルムを加熱して前記重ね
    合わせ部を接合することによって前記シート状フィルム
    を管状フィルムにする方法であって、円柱型部材を管状
    型部材から脱離する際に前記フィルムが円柱型部材側に
    付随するように前記フィルムに熱収縮率の比較的大きい
    材料を用い、且つ円柱型部材の外表面にメッキを施し該
    メッキ表面の十点平均粗さRzが5μm以下であること
    を特徴とする管状フィルムの製造方法。
  5. 【請求項5】 円柱型部材に熱可塑性シート状フィルム
    を巻き付け、該フィルムの巻き始め部と巻き終わり部と
    を重ね合わせ、次いで該フィルムの外側に管状型部材を
    嵌め合わせ、少なくとも該フィルムを加熱して前記重ね
    合わせ部を接合することによって前記シート状フィルム
    を管状フィルムにする方法であって、円柱型部材を管状
    型部材から脱離する際に前記フィルムが円柱型部材側に
    付随するように、前記フィルムに熱収縮率の比較的小さ
    い材料を用い且つ円柱型部材の外表面の十点平均粗さR
    zを管状型部材の内表面の十点平均粗さRz以上とし、
    さらに円柱型部材の外表面にメッキを施し該メッキ表面
    の十点平均粗さRzが5μm以下であることを特徴とす
    る管状フィルムの製造方法。
  6. 【請求項6】 管状型部材の内表面の十点平均粗さRz
    が5μm以下である請求項1〜5のいずれか1項に記載
    の管状フィルムの製造方法。
  7. 【請求項7】 管状型部材の内表面にメッキを施し該メ
    ッキ表面の十点平均粗さRzが7μm以下である請求項
    1〜5のいずれか1項に記載の管状フィルムの製造方
    法。
  8. 【請求項8】 メッキが、無電解ニッケル又はハードク
    ロムである請求項4、5又は7記載の管状フィルムの製
    造方法。
  9. 【請求項9】 シート状フィルム及び型部材全体を加熱
    し、且つ、円柱型部材の熱膨張係数が管状型部材の熱膨
    張係数より大きいことを特徴とする請求項1〜8のいず
    れか1項に記載の管状フィルムの製造方法。
  10. 【請求項10】 シート状フィルム及び型部材全体を加
    熱し、且つ、円柱型部材の熱膨張係数が管状型部材の熱
    膨張係数より大きく、その差が5.0×10 -6(/℃)
    以上であることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1
    項に記載の管状フィルムの製造方法。
  11. 【請求項11】 管状型部材の熱膨張係数が1.5×1
    -5(/℃)未満である請求項9又は10記載の管状フ
    ィルムの製造方法。
  12. 【請求項12】 円柱型部材の熱膨張係数が1.5×1
    -5(/℃)以上である請求項9、10又は11記載の
    管状フィルムの製造方法。
  13. 【請求項13】 管状型部材に、ステンレス鋼、インバ
    ー材(Fe−Ni含有合金)又はオーステナイト系Ni
    −Co合金鋳鉄を用いる請求項1〜12のいずれか1項
    に記載の管状フィルムの製造方法。
  14. 【請求項14】 円柱型部材に、フッ素樹脂、アルミニ
    ウム又はステンレス鋼を用いる請求項1〜13のいずれ
    か1項に記載の管状フィルムの製造方法。
  15. 【請求項15】 請求項1〜14のいずれか1項に記載
    の方法で製造された管状フィルム。
  16. 【請求項16】 請求項1〜14のいずれか1項に記載
    の方法で製造された管状フィルムからなる画像形成装置
    用定着フィルム。
  17. 【請求項17】 請求項1〜14のいずれか1項に記載
    の方法で製造された管状フィルムと加圧ローラとの間に
    画像転写材を通過させて画像の定着を行なう定着装置。
  18. 【請求項18】 請求項17記載の定着装置を備えた画
    像形成装置。
  19. 【請求項19】 請求項1〜14のいずれか1項に記載
    の方法で製造された管状フィルムからなる搬送用ベル
    ト。
  20. 【請求項20】 請求項1〜14のいずれか1項に記載
    の方法で製造された管状フィルムからなる搬送用ベルト
    を用いた搬送装置。
  21. 【請求項21】 請求項1〜14のいずれか1項に記載
    の方法で製造された管状フィルムからなる密閉包体用フ
    ィルム。
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