JPH0931187A - 触媒組成物 - Google Patents

触媒組成物

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JPH0931187A
JPH0931187A JP8191030A JP19103096A JPH0931187A JP H0931187 A JPH0931187 A JP H0931187A JP 8191030 A JP8191030 A JP 8191030A JP 19103096 A JP19103096 A JP 19103096A JP H0931187 A JPH0931187 A JP H0931187A
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JP8191030A
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English (en)
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Neil A Cooley
アンドリュー クーリー ニール
Evert Jan Ditzel
ジャン ディッツェル エバート
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BP Chemicals Ltd
Original Assignee
BP Chemicals Ltd
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F15/00Compounds containing elements of Groups 8, 9, 10 or 18 of the Periodic Table
    • C07F15/0006Compounds containing elements of Groups 8, 9, 10 or 18 of the Periodic Table compounds of the platinum group
    • C07F15/006Palladium compounds
    • C07F15/0066Palladium compounds without a metal-carbon linkage
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F9/00Compounds containing elements of Groups 5 or 15 of the Periodic Table
    • C07F9/02Phosphorus compounds
    • C07F9/28Phosphorus compounds with one or more P—C bonds
    • C07F9/46Phosphinous acids [R2POH], [R2P(= O)H]: Thiophosphinous acids including[R2PSH]; [R2P(=S)H]; Aminophosphines [R2PNH2]; Derivatives thereof
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G67/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming in the main chain of the macromolecule a linkage containing oxygen or oxygen and carbon, not provided for in groups C08G2/00 - C08G65/00
    • C08G67/02Copolymers of carbon monoxide and aliphatic unsaturated compounds

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポリケトン類の製造に使用される触媒組成物
を提供する。 【解決手段】 この触媒組成物は、(a) 第VIII族金
属給源、(b) 式(I)の化合物 A2 PR1 PA2 (I) (式中の各Aは個々にヒドロカルビル基、またはB基を
示し、BはPA2 部分のリンに窒素、硫黄、または酸素
を介して直接結合するものであり、R1 は二価の有機基
を示し、但し、それぞれのリンに結合する二つのA基の
少なくとも一つがB基を示す。)、および、(c) 助
触媒を共に反応させることにより製造される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、触媒組成物に関
し、さらに、このような触媒組成物の存在下で一または
それ以上のオレフィン類と一酸化炭素の混合物を重合す
ることにより、オレフィンと一酸化炭素のコポリマーを
製造する方法に関する。とりわけ、本発明は、新規な化
合物およびこのような方法の触媒へのこれらの使用に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般式:
【0003】
【化1】
【0004】(式中、R基は独立的に水素又はヒドロカ
ルビル基であり、nは少なくとも1であり、mは大きな
整数である)で表されるオレフィン類と一酸化炭素の線
状交互コポリマー類の製造は、米国特許第3694412 号明
細書から知られている。このような線状交互コポリマー
(以下ポリケトン類と称する)は、米国特許第3694412
号明細書によれば、一つ又はそれ以上のオレフィン類と
一酸化炭素の混合物をハロゲン化パラジウムのアリール
ホスフィン錯体と不活性溶媒の存在下に重合させること
により調製される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、米国特
許第3694412 号明細書に記載の方法は、高温高圧におい
てさえ反応が遅い。
【0006】米国特許第 3694412号明細書に記載の方法
の改善方法が、ヨーロッパ特許出願第181014号明細書お
よび第 0121965号明細書に記載されている。その後、こ
の重合方法の速度は、パラジウム触媒を、特に二座ホス
フィン及び、pKa が2未満(水溶液中で測定)のカルボ
ン酸のアニオンと共に使用することによりかなり増大で
きることが見出された。使用できるアニオンの例には、
トリクロロアセテート、ジクロロアセテート、テトラフ
ルオロボレート、ヘキサフルオロホスフェート、および
p-トルエンスルホネートが含まれ、このようなアニオン
は、それぞれ、トリクロロ酢酸、ジクロロ酢酸、テトラ
フルオロホウ酸、ヘキサフルオロリン酸およびp-トルエ
ンスルホン酸の共役アニオンである。
【0007】より最近のヨーロッパ特許出願第222454号
公報は、 pKaが5未満(18℃において水溶液中で測
定)であるいずれの酸も使用出来ることを示唆してい
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】今や、ヨーロッパ特許出
願第121965号公報に記載されたような二座ジホスフィン
を使用する代わりに、新規なホスフィン配位子を基礎と
するポリケトン類の製造のための触媒系、とりわけパラ
ジウム触媒系を用いることが出来ることを見出した。
【0009】本発明によれば、(a) 第VIII族金属給
源、(b) 式(I)の化合物 A2 PR1 PA2 I (式中の各Aはそれぞれ個々にヒドロカルビル基、また
は、B基であって、BはPA2 部分のリンに窒素、硫
黄、または酸素を介して直接結合するものであり、R1
は、それぞれのリンに結合する二つのA基の少なくとも
一つがB基であるという条件で、二価の有機基であ
る)、かつ、(c) 助触媒を共に反応させることによ
り、製造される触媒組成物を提供する。
【0010】本発明は、更に、上記したような触媒組成
物の存在下において一酸化炭素と、一種またはそれ以上
のオレフィンの混合物を重合させることにより、ポリケ
トン類を製造する方法を提供する。
【0011】ポリケトンという用語は、ここでは一種ま
たはそれ以上のオレフィン類と一酸化炭素のコポリマー
を意味するものとする。このような物質の理想化された
構造は、オレフィンと一酸化炭素のユニットが厳密に交
互する一、二又は三次元の網目から成るものであろう。
本発明に従って製造されたポリケトン類は、この理想化
された構造に相当するとは言え、大部分はこの構造に相
当するが、相当するポリオレフィンの少量の部分(すな
わち10wt%まで)を含む物質もまた前記定義の内にある
ものとする。
【0012】上記触媒組成物は、(a)第VIII族金属給
源、(b)上記した式(I)を有する化合物、および
(c)助触媒を、共に反応させることにより、それ自体
で製造される。
【0013】成分(a)に関しては、これは第VIII族金
属給源であり、この第VIII族金属は、鉄、コバルト、ニ
ッケル、ルテニウム、ロジウム、パラジウム、オスミウ
ム、イリジウム並びに白金である。第二列の第VIII族金
属類(すなわちルテニウム、ロジウム、パラジウム)が
好適であり、とりわけパラジウムが好適である。
【0014】成分(b)は、式I A2 PR1 PA2 I (式中の各Aはそれぞれ個々にヒドロカルビル基、また
は、BがPA2 部分のリンと窒素、硫黄、または酸素を
介して直接結合するものであるB基であり、R1 は、そ
れぞれのリンに結合する二つのA基の少なくとも一つが
B基であるという条件で、二価の有機基である)の化合
物である。
【0015】Aがヒドロカルビル基であるときには、こ
れは例えば置換された又は置換されないアルキル、シク
ロアルキル又はアリール基、好ましくはアリール基、例
えばフェニル又はメトキシフェニルであり、R1 は二価
の有機基、例えば-(CR2 3 ) n - であり、ここでR
2 およびR3 は個々に水素原子又はC1 〜C6 のアルキ
ル基であって、それぞれのCR2 3 基は同じか又は異
なることができ、かつnは1から6までの整数である
が、R2 およびR3 はそれぞれ水素原子であって、nは
1から6までの整数、好適には1から4までの整数であ
るのが好ましく、より好適にはnは3である。R1 は芳
香族基、例えばフェニル基又はナフチル基であることが
出来、好適には隣接原子を介してリン原子に結合する。
【0016】それぞれのリン原子に結合する二つのA基
のうちの少なくとも一つは、B基である。B基は、PA
2 部分のリンと窒素、硫黄、または酸素を介して直接結
合するものである。B基は、例えば、−OR、−SRま
たはNR2 であることが出来、ここでRは水素原子又は
ヒドロカルビル基であり、例えば置換された又は置換さ
れないアルキル、シクロアルキル又はアリール基、好適
にはアルキル基例えばC1 〜C6 アルキルであり、好適
にはメチル又はエチルである。B基が−NR2であると
きには、Rは好適にはC1 〜C6 アルキル、例えばメチ
ル又はエチルであり、二つのR基は交互に窒素原子と共
に複素環、例えばピロール環を形成することが出来る。
【0017】助触媒である成分(c)に関しては、これ
は配位しないか又は弱い配位であるかのいずれかのアニ
オン給源とすることが出来る。このようなアニオンは、
適切には、例えば pKaが6未満、好適には2未満である
強酸(例えばHBF4 、HPF6 、HSbF6 、パラト
ルエンスルホン酸)の共役塩基である。或いはまた、前
記助触媒はヒドロカルビルホウ素化合物、例えばアルキ
ルホウ素又はアリールホウ素化合物であることが出来
る。とりわけ、ヒドロカルビルホウ素化合物は、式BX
YZのルイス酸であることができ、ここでX、Yおよび
Zの少なくとも一つは一価のヒドロカルビル基である。
X、Y又はZのいずれか一つが一価のヒドロカルビル基
であるときには、例えばC1 〜C6 のアルキル基のよう
なアルキル基、又は例えば置換された又は置換されない
フェニル基のようなアリール基、例えばC6 5 又はC
6 5 が適切である。他の適切な一価のヒドロカルビル
基は、p-Hal C6 4 (ここでHal はF、Cl 、Br
)、m,m-C6 3 (CF3 2、CF3 、およびC2
5 である。基X、Y及びZの二つ又は三つは、それぞれ
一緒に二又は三価の基を形成することができる。X、Y
及びZの少なくとも一つは一価のヒドロカルビル基であ
るが、X、Y及びZの少なくとも二つは、好適には三つ
が、各々一価のヒドロカルビル基であるのが好ましい。
このようなルイス酸の適切な例は、BMe 3 、BEt
3 、B(C6 5 3 、B[mm-(CF3 ) 26 3
3 、B(メシチル)3 、B(p-Hal C6 4 3 (ここ
でHal はF、Cl 、Br )、B(m-CF3 6 4 3
およびB(C6 5 3 、好適にはB(p-Hal C
6 4 3 およびB(C6 5 3 である。X、Yおよ
びZの一つかそれ以上がヒドロカルビル基ではないとき
には、OH、OR又はハロゲン化物基が適切であり、好
適には例えばフッ化物、塩化物又は臭化物、とりわけフ
ッ化物のようなハロゲン化物基である。X、Y、Zの一
つがヒドロカルビル基以外の基である化合物の例は、R
がヒドロカルビル基である式RB(OH)2 のホウ酸で
あり、例えばPh B(OH)2 、およびヒドロカルビル
1,3,2-ベンゾジオキサボロールである。
【0018】本発明で使用出来る他の適切なヒドロカル
ビルホウ素化合物は、式MBR4 のボレート塩であり、
ここでMはアルカリ金属、例えばLi 、Na であり、R
はヒドロカルビル基、例えばC6 5 、C6 5 および
置換された類似物である。適切な化合物の例は、Li B
(C6 5 4 またはNa B(C6 5 4 であること
が出来る。
【0019】ヒドロカルビルホウ素化合物を用いるとき
には、例えばルイス酸BXYZを、第VIII族金属:ホウ
素比が10:1〜1:200、好適には1:1〜1:1
00の、より好適には1:5〜1:70の、例えば1:
50の範囲にあるような量で、反応媒体に添加する。
【0020】第VIII族金属がパラジウムであるときに
は、パラジウムの給源は、簡単な無機又は有機塩、例え
ばハロゲン化物、硝酸塩、およびカルボン酸塩、並びに
有機金属および配位錯体が含まれる。いくつかの場合に
は、配位錯体の適当な選択により、パラジウムおよび式
Iの化合物を、単独の存在として添加することが可能で
ある。
【0021】例えば式II L2 Pd (P- P) II (式中各Lは個々に一座配位子又は一緒の場合L2 は二
座配位子であり、P- Pは式I、A2 PR1 PA2 の化
合物であり、ここでAおよびR1 は上記に指定した意味
である。)の新規な化合物は、成分(c)の助触媒と共
に使用することが出来る。式IIのLは、代表的にはハロ
ゲン化物基又はカルボキシレート配位子、例えばCH3
COO又はCF3 COOである。本発明はさらに他の観
点で、上記のような式IIの化合物を提供する。
【0022】前記助触媒が、非配位又は弱配位のアニオ
ン給源であるときには、カウンターアニオンとして個々
の化合物に取り込むことも可能である。
【0023】例えば、式III の新規な化合物を用いるこ
とが可能である。
【0024】 [L2 Pd (P- P)](A1 ) 2 III
【0025】ここでLおよびP- Pは上記の式IIに指定
したのと同じ意味であり、かつA1 は非配位又は弱配位
のアニオンである。Lは、好適には2電子ドナー配位
子、例えばH2 O、ROH(式中Rはヒドロカルビル
基、例えばMe 、Ph である。)、R2 CO(式中Rは
個々にヒドロカルビル基、例えばMe である。)であ
る。Lは代表的にはベンゾニトリルである。式III の化
合物の例は、[(ベンゾニトリル)2 Pd ( P- P)]( B
4 ) 2 であり、式中P- PはPh P( NEt 2 )(CH
2 ) 3 P( NEt 2 ) Ph である。
【0026】本発明は更なる観点で、式III の化合物を
提供する。
【0027】或いはまた、前記アニオンは、塩又はこれ
の共役酸の形態で、第VIII族金属および式Iの化合物と
共に使用することが出来、後者の二つは単一の独立の化
合物として添加するか、又は二つの成分として添加する
かどちらかである。
【0028】いずれの第VIII族金属給源も用いることが
出来るが、強く配位している配位子を有する金属錯体を
用いるときには、このような配位子を確実に除去するこ
とが必要とされ得る。このような錯体の例は、酢酸基が
パラジウムに結合している酢酸パラジウムである。この
ような場合、酢酸基は上記の成分(c)を、例えば非配
位又は弱配位のアニオンの共役酸として添加することに
より除去することが出来る。この理由は、このような共
役酸が酢酸基をプロトン化する結果、これらの除去を引
き起こすからである。
【0029】ハロゲン化金属、例えばハロゲン化パラジ
ウムを用いる場合(ハロゲン化物アニオンもパラジウム
に強く結合する。)に有用な他のやり方は、非配位又は
弱配位アニオンのタリウム又は銀の塩を使用することで
ある。このような場合には、複分解反応が起こり、不溶
性のハロゲン化銀又はハロゲン化タリウムが沈澱し、こ
れは濾過により除去することが出来る。
【0030】次に重合反応への供給原料を考慮すれば、
一酸化炭素の任意の給源を用いることが出来ると信じら
れる。従って、前記一酸化炭素は窒素、不活性ガスおよ
び10%までの水素を含むことが出来る。
【0031】理論上は任意のオレフィンを用いることが
出来るが、最良の反応速度が得られるのは、エチレンま
たはエチレンと少なくとも一種の他のオレフィンの混合
物、例えばエチレン/プロピレン等を用いる時である。
エチレンの不存在下で得られる低い速度は、この方法が
エチレン供給原料の場合だけ使用できることを示すもの
と解釈されるべきではなく、この理由は、例えばプロピ
レン、4-メチルペンテン-1- スチレン、アクリレート、
および酢酸ビニル等の他のオレフィンすべてが、ある程
度まで反応にあずかるからである。好適なポリケトン類
は、エチレン、プロピレンおよび一酸化炭素のターポリ
マーであり:これらの状況下でオレフィンはエチレンと
プロピレンの混合物である。
【0032】前記触媒組成物は、気相又は液相のいずれ
においても使用することが出来る。液相の用語にはポリ
ケトン生成物が反応溶媒に不溶性であるスラリー相も含
まれるものと理解されるべきである。
【0033】重合方法を液相中で行うときには、この重
合方法は、用いる条件下で化学的に不活性で前記触媒が
可溶性である溶媒中で実施するのが適切である。好まし
い溶媒の例には、アルコール類、例えばメタノール、エ
タノールおよびプロパノール、エーテル類、グリコール
類、グリコールエーテル類並びに塩素化溶媒、例えばク
ロロホルムおよびジクロロメタンが含まれる。好適な溶
媒は、メタノール、エトキシエタノール、クロロホルム
又はジクロロメタン、とりわけジクロロメタンである。
或いはまた、脂肪族三級アルコールが使用出来、三級ブ
タノールが好適である。これは溶媒として単独で、また
は例えばケトン類のような非プロトン性の溶媒と組み合
わせて使用出来る。好適な溶媒系は三級ブタノール/ア
セトン混合物である。
【0034】前記重合方法は20℃から150℃まで、
好適には50℃から120℃までの範囲の温度、および
(例えば1から100bar までの)高圧において実施す
るのが適切である。気体の過圧は適切には一酸化炭素、
またはオレフィンが反応条件下において気体であれば一
酸化炭素とオレフィンである。前記重合方法の操作はバ
ッチ式または連続的のどちらも可能である。
【0035】
【実施例】本発明を次の実施例を参照して説明する。
【0036】(実施例1)Ph P( NEt 2 )(CH2 )
3 P( NEt 2 ) Ph を、以下のように調製した。
【0037】PCl 3 (15cm3 、0.171mol )の
ジメチルエーテル(50cm3 )溶液を、既知の手順(パ
ウウェル J、ロフ A、ワング F;オルガノメタリ
ックス 1992年、第11巻、第2289頁)により
調製したPh P( Li )(CH2 ) 3 P( Li ) Ph
(6.756g、24.8mmol)のジエチルエーテル
(100cm3 )懸濁液に、−78℃において、10分間
で添加した。この反応混合物を、30分間攪拌し、次い
で周囲温度まで加温した。更に30分間攪拌した後、こ
の反応混合物を濾過し、濾液から揮発成分を蒸発させ、
淡黄色の油状物としてPh P( Cl )( CH2 ) 3 P(
Cl)Ph を得た。このPh P( Cl )( CH2) 3 P(
Cl)Ph をジエチルエーテル(50cm3 )に再溶解し、
−78℃に冷却した。ジエチルアミン(15cm3 、0.
415mol )を添加し、この反応混合物を濾過して揮発
成分は蒸発させた。得られた油状物を、クーゲルローア
ー装置で短路真空蒸留することにより精製して無色の油
状物としてPh P( NEt 2 )(CH2 ) 3 P( NEt
2 ) Ph (1.4763g、3.67mmol)を得た。
31P[1 H ]NMR(CD2 Cl 2 )=56.3、5
6.6ppm 。
【0038】(実施例2)Ph P( NC4 4 )(C
2 ) 3 P( NC4 4 ) Ph を、以下の相違点を除い
て、実施例1に記載した手順と同様にして調製した。
【0039】Ph P( Li )(CH2 ) 3 P( Li ) Ph
(10.383g、38.2mmol)を用いた。トリエチ
ルアミン(5cm3 、35.9mmol)およびピロール
(2.15cm3 、31.0mmol)をジエチルアミンの代
わりに用いた。生成物は蒸留により精製しなかった。代
わりに、粗生成物をトルエン(50cm3 )に溶解し、シ
リカ(2cmx2cm、70−260mm)を通して濾過し
た。トルエンを減圧下で除去し、針状結晶としてPh P
( NC4 4 )(CH2 ) 3 P( NC4 4 ) Ph (2.
04g、5.2mmol)を得た。31P[ 1 H ]NMR(C
2 Cl 2 )=45.4ppm 。
【0040】(実施例3)一酸化炭素/エテンコポリマ
ーを、以下のように調製した。
【0041】ジクロロメタン(90cm3 )を、窒素下
で、300cm3 のオートクレーブに充填した。その後、
オートクレーブ内容物を、一酸化炭素とエテンの1:1
の混合物で30bar Gに加圧し、かつ70度まで加熱し
た。トリス(ペンタフルオロフェニル)ボラン(0.0
8g、0.16mmol)のジクロロメタン(10cm3 )溶
液を導入し、引き続いて、実施例1のように調製したP
h P( NEt 2 )(CH2) 3 P( NEt 2 ) Ph (0.
0075g、0.019mmol)および酢酸パラジウム
(0.0038g、0.016mmol)をジクロロメタン
(10cm3 )中に含むプロ触媒溶液を導入した。圧力
を、1:1の一酸化炭素/エテンの添加により50bar
Gに調整し、この圧力を、所望に応じて前述の気体混合
物を添加することにより保持した。3時間後、この圧力
を放出し、反応を室温に冷却した。ポリマーを濾過によ
り収集し、減圧下で乾燥させた。10.953gのコポ
リマーが得られた。
【0042】(実施例4)一酸化炭素/エテンコポリマ
ーを、以下の相違点を除いて、実質的に実施例3に記載
した手順と同様の手順を用いて調製した。
【0043】プロ触媒溶液は実施例3のように調製した
Ph P( NC4 4 ))( CH2 ) 3P( NC4 4 ) Ph
(0.0082g、0.021mmol)および酢酸パラ
ジウム(0.0043g、0.019mmol)をジクロロ
メタン(10cm3 )中に含んで成るものであった。反応
時間は6.25時間であった。5.648gのコポリマ
ーが生成した。
【0044】(実施例5)一酸化炭素/エテン/プロペ
ンターポリマーを、以下の相違点を除いて、一酸化炭素
/エテンコポリマーのために実施例3に記載した手順と
実質的に同様の手順で調製した。
【0045】オートクレーブに、最初にジクロロメタン
(90cm3 )およびプロペン(25g、0.59mol )
を充填した。プロ触媒溶液は、実施例1で調製したPh
P(NEt 2 )(CH2 ) 3 P( NEt 2 ) Ph (0.0
081g、0.020mmol)および酢酸パラジウム
(0.0041g、0.018mmol)をジクロロメタン
(10cm3 )中に含んで成るものであった。反応時間は
3.25時間であった。4.00gのターポリマーが生
成した。13C−NMR分析は、ポリマーが、一酸化炭素
中に起こるユニットと、全ユニットの8.1%からなる
プロペン中に起こるユニットとを交互に含んでいる線状
ポリマーであることを示した。
【0046】(実施例6)一酸化炭素/エテン/プロペ
ンターポリマーを、以下の相違点を除いて実施例5に記
載した手順と実質的に同様の手順で調製した。
【0047】プロ触媒溶液は、実施例2に記載したよう
に調製したPh P( NC4 4 )(CH2 ) 3 P( NC4
4 ) Ph (0.0077g、0.020mmol)および
酢酸パラジウム(0.0040g、0.018mmol)を
ジクロロメタン(10cm3 )中に含んで成るものであっ
た。反応時間は3.0時間であった。1.635gのタ
ーポリマーが生成した。13C−NMR分析は、ポリマー
が、一酸化炭素中に起こるユニットと、全ユニットの
7.3%から成るプロペン中に起こるユニットとを交互
に含む線状ポリマーであることを示した。
【0048】(実施例7(比較例))一酸化炭素/エテ
ン/プロペンターポリマーを、以下の相違点を除き、実
施例5に詳細に記載した手順と実質的に同様の手順で調
製した。
【0049】プロ触媒溶液は、実施例2に記載したよう
に調製したPh 2 P( CH2 ) 3 PPh 2 (0.007
4g、0.018mmol)および酢酸パラジウム(0.0
040g、0.018mmol)をジクロロメタン(10cm
3 )中に含んで成るものであった。反応時間は2.8時
間であった。7.960gのターポリマーが生成した。
13C−NMR分析は、ポリマーが、一酸化炭素中に起こ
るユニットと、全ユニットの6.6%からなる、プロペ
ン中に起こるユニットとを交互に含む線状ポリマーであ
ることを示した。
【0050】(実施例8)[ Pd { Ph P( NEt 2 )
(CH2 ) 3 P( NEt 2 ) Ph }(Ph CN )2 ][ BF
4 ] 2 を以下のように調製した。
【0051】実施例1に記載したように調製したPh P
( NEt 2 )(CH2 ) 3 P( NEt2 ) Ph (0.96
88g、2.41mmol)、および(cis,cis-1,5-シクロ
オクタジエン )パラジウム(II)クロリド(0.6721
g、2.35mmol)(アルドリッチ ケミカル社製)
を、共にジクロロメタン(10cm3 )に溶解して、橙色
の溶液を得た。この溶液にジエチルエーテル(90c
m3 )を加えて橙色の油状物を得、母液をデカントし、
残留する溶媒を減圧下で除去して橙色の固体を得た。橙
色の固体をジクロロメタン(20cm3 )およびベンゾニ
トリル(5cm3 )に、再度溶解した。銀のテトラフルオ
ロボレート(0.9331g、4.78mmol)を添加す
るとすぐに白色沈澱が得られた。1時間攪拌した後、こ
の反応混合物を濾過して、ジエチルエーテル(100cm
3 )を濾液に加えた。得られた油状物をデカントするこ
とにより単離し、ジクロロメタン(20cm3 )に再度溶
解した。この溶液をシーライトプラグを通して濾過し、
ジエチルエーテル(100cm3 )を加えた。デカント
し、引き続き残留する溶媒を除去することにより、[ P
d {Ph P( NEt 2 )(CH2 ) 3 P( NEt 2 ) Ph }
(Ph CN )2 ] [ BF4 ]2 の黄色の微結晶(0.97
38g、1.10mmol)を得た。31P[ 1 H ]NMR
(CD2 Cl 2 ):δ(ppm )=61.0、61.3;
1H NMR(CD2Cl 2 ):δ(ppm )=0.9−
1.4(m、CH3 、12H)、2.0−2.8(m、
CH2 、6H)、3.42および3.20(m、NCH
2 、8H)、7.0−8.2(m、Ph 、20H)。
【0052】(実施例9)一酸化炭素/エテン/プロペ
ンターポリマーを、以下の相違点を除き、実施例5に詳
細に記載した手順と実質的に同様の手順で調製した。
【0053】オートクレーブに、最初にジクロロメタン
(90cm3 )およびプロペン(14.6g、0.348
mol )で充填した。トリ(4-クロロフェニル)ボラン
(0.1101g、0.319mmol)を、トリス(ペン
タフルオロフェニル)ボランの代わりに用いた。プロ触
媒溶液は、実施例8におけるように調製した[ Pd { P
h P( NEt 2 )(CH2 ) 3 P( NEt 2 ) Ph }(Ph
CN )2 ] [ BF4 ] 2(0.0450g、0.05mmo
l)をジクロロメタン(10cm3 )中に含んで成るもの
であった。反応時間は3.00時間であった。29.4
gのターポリマーが生成した。13C−NMR分析は、ポ
リマーが、一酸化炭素中に起こるユニットと、全ユニッ
トの5.1%から成る、プロペン中に起こるユニットと
を交互に含む線状ポリマーであることを示した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 エバート ジャン ディッツェル イギリス国、デーエヌ14 7イーダブリュ ー、ノース ハムバーサイド、グール、ハ ウデン、ブーズゲート ドライブ 46番

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a) 第VIII族金属給源、(b) 次
    式(I)の化合物 A2 PR1 PA2 (I) (式中の各Aは個々にヒドロカルビル基、またはB基を
    示し、BはPA2 部分のリンに窒素、硫黄、または酸素
    を介して直接結合するものであり、R1 は、二価の有機
    基を示し、但しそれぞれのリンに結合する二つのA基の
    少なくとも一つがB基を示す)、および、(c) 助触
    媒を共に反応させることにより製造されることを特徴と
    する触媒組成物。
  2. 【請求項2】 第VIII族金属がパラジウムであることを
    特徴とする請求項1記載の触媒組成物。
  3. 【請求項3】 BはそれぞれのR基が個々にC1 〜C6
    のアルキル基であるNR2 基であることを特徴とする請
    求項1または2に記載の触媒組成物。
  4. 【請求項4】 それぞれのR基がエチル基であることを
    特徴とする請求項3記載の触媒組成物。
  5. 【請求項5】 助触媒が弱配位又は非配位のアニオンの
    給源であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一
    つの項に記載の触媒組成物。
  6. 【請求項6】 助触媒がヒドロカルビルホウ素化合物で
    あることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つの項
    に記載の触媒組成物。
  7. 【請求項7】 ヒドロカルビルホウ素化合物が、XYお
    よびZがそれぞれ個々に一価のヒドロカルビル基である
    式BXYZの化合物であることを特徴とする請求項6記
    載の触媒組成物。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか一つの項に記載
    の触媒組成物の存在下で一酸化炭素と少なくとも一種の
    オレフィンを接触させることから成るポリケトン類の製
    造方法。
  9. 【請求項9】 一酸化炭素をエチレンおよび少なくとも
    一種の他のオレフィンと重合させることを特徴とする請
    求項8記載のポリケトン類の製造方法。
  10. 【請求項10】 次式II: L2 Pd (P- P) II (式中の各Lは個々に一座配位子又は一緒の場合L2
    二座配位子を示し、P-Pは式I、請求項1に記載のA
    2 PR1 PA2 の化合物である。)で表されることを特
    徴とする化合物。
  11. 【請求項11】 次式III : [L2 Pd (P- P)](A1 ) 2 III (式中のLおよびP- Pは請求項10に指定したもので
    あり、かつA1 は弱配位又は非配位のアニオンであ
    る。)で表されることを特徴とする化合物。
  12. 【請求項12】 式IV: Ph P( R)(CH2 ) 3 P( R )Ph IV (式中の各R基が同じものを示すか又はNEt 2 又はN
    4 4 のいずれかを示す。)で表されることを特徴と
    する化合物。
JP8191030A 1995-07-21 1996-07-19 触媒組成物 Pending JPH0931187A (ja)

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