JPH0931299A - プロピレン重合体組成物およびその製造方法 - Google Patents
プロピレン重合体組成物およびその製造方法Info
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- JPH0931299A JPH0931299A JP12213495A JP12213495A JPH0931299A JP H0931299 A JPH0931299 A JP H0931299A JP 12213495 A JP12213495 A JP 12213495A JP 12213495 A JP12213495 A JP 12213495A JP H0931299 A JPH0931299 A JP H0931299A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 剛性、及び表面硬度等の機械的特性に優れ、
しかも、耐衝撃性に優れるプロピレン重合体組成物を提
供する。 【構成】 エチレン含量が0.3〜10重量%のエチレ
ン−プロピレンブロック共重合体成分と、アイソタクチ
ックペンタッド分率が0.90以上である高分子量プロ
ピレン重合体成分とより実質的になり、全組成におい
て、分子量5000000以上の重合体の割合が1〜1
0重量%、分子量10000以下の重合体の割合が10
重量%以下で、且つメルトフローレートが0.3〜50
g/10分であるプロピレン重合体組成物。
しかも、耐衝撃性に優れるプロピレン重合体組成物を提
供する。 【構成】 エチレン含量が0.3〜10重量%のエチレ
ン−プロピレンブロック共重合体成分と、アイソタクチ
ックペンタッド分率が0.90以上である高分子量プロ
ピレン重合体成分とより実質的になり、全組成におい
て、分子量5000000以上の重合体の割合が1〜1
0重量%、分子量10000以下の重合体の割合が10
重量%以下で、且つメルトフローレートが0.3〜50
g/10分であるプロピレン重合体組成物。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規なポリプロピレン
重合体組成物に関する。詳しくは、エチレン−プロピレ
ンブロック共重合の有する優れた耐衝撃性を維持しなが
ら、剛性等の機械的特性及び表面硬度が著しく改良され
た成形体を与えるプロピレン重合体組成物およびその製
造方法を提供するものである。
重合体組成物に関する。詳しくは、エチレン−プロピレ
ンブロック共重合の有する優れた耐衝撃性を維持しなが
ら、剛性等の機械的特性及び表面硬度が著しく改良され
た成形体を与えるプロピレン重合体組成物およびその製
造方法を提供するものである。
【0002】
【従来の技術】エチレン−プロピレンブロック共重合体
は、耐衝撃性に優れ自動車外装、内装用途、コンテナ容
器などに使用されている。しかしながら剛性、表面硬度
が劣る欠点があり、改良が望まれている。
は、耐衝撃性に優れ自動車外装、内装用途、コンテナ容
器などに使用されている。しかしながら剛性、表面硬度
が劣る欠点があり、改良が望まれている。
【0003】従来、かかるエチレン−プロピレンブロッ
ク共重合体の剛性、表面硬度を改良する方法として様々
な方法が用いられてきた。
ク共重合体の剛性、表面硬度を改良する方法として様々
な方法が用いられてきた。
【0004】例えば、(1)エチレン−プロピレンブロ
ック共重合体に無機系充填材を配合した組成物が挙げら
れる。該無機系充填材としては、例えば、タルク、マイ
カ、ガラス繊維、炭酸カルシウムなどがある。
ック共重合体に無機系充填材を配合した組成物が挙げら
れる。該無機系充填材としては、例えば、タルク、マイ
カ、ガラス繊維、炭酸カルシウムなどがある。
【0005】また、(2)エチレン−プロピレンブロッ
ク共重合体に結晶化核剤を添加した組成物が挙げられ
る。該結晶化核剤としては、例えば、安息香酸アルミニ
ウム塩、有機リン酸ナトリウム塩、ソルビトール系誘導
体などがある。
ク共重合体に結晶化核剤を添加した組成物が挙げられ
る。該結晶化核剤としては、例えば、安息香酸アルミニ
ウム塩、有機リン酸ナトリウム塩、ソルビトール系誘導
体などがある。
【0006】更に、(3)エチレン−プロピレンブロッ
ク共重合体に通常の分子量を有するプロピレン単独重合
体を混合した組成物が知られている。
ク共重合体に通常の分子量を有するプロピレン単独重合
体を混合した組成物が知られている。
【0007】更にまた、(4)特公平4−6725号公
報に提案されるように、エチレン−プロピレンブロック
共重合体を直列に連結した4基以上の重合槽で多段重合
する方法によって得られた組成物が挙げられる。即ち、
かかる組成物は、その際直列に連結した4基以上の重合
槽のうち3基以上でプロピレンの重合を連続して行った
後、4基目以降の重合槽でエチレン−プロピレンランダ
ム共重合体を行うことによって得られる。
報に提案されるように、エチレン−プロピレンブロック
共重合体を直列に連結した4基以上の重合槽で多段重合
する方法によって得られた組成物が挙げられる。即ち、
かかる組成物は、その際直列に連結した4基以上の重合
槽のうち3基以上でプロピレンの重合を連続して行った
後、4基目以降の重合槽でエチレン−プロピレンランダ
ム共重合体を行うことによって得られる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記
(1)の組成物は、無機系充填材との混合により剛性が
改良されるが、エチレン−プロピレンブロック共重合体
の特長の1つである軽量性が損なわれ、また耐衝撃性が
低くなる。金属系充填材との混合も同様の欠点がある。
(1)の組成物は、無機系充填材との混合により剛性が
改良されるが、エチレン−プロピレンブロック共重合体
の特長の1つである軽量性が損なわれ、また耐衝撃性が
低くなる。金属系充填材との混合も同様の欠点がある。
【0009】また、(2)の組成物においては、結晶化
核剤を配合する欠点として耐衝撃性の低下、成形収縮率
の増大がある。
核剤を配合する欠点として耐衝撃性の低下、成形収縮率
の増大がある。
【0010】更に、(3)の組成物は、通常の分子量の
プロピレン単独重合体との混合物は、剛性の改良は達成
されるものの、耐衝撃性は低下する。また、比較的高分
子量のプロピレン単独重合体との混合物は、耐衝撃性を
維持したまま剛性を向上することはできるが、エチレン
−プロピレンブロック共重合体との混合が均一でなく、
フローマーク、ブツによる外観不良が発生する。また混
合不良によりボイドに類似した欠陥が生じる場合もあ
り、このような場合耐衝撃性が大きく低下する。
プロピレン単独重合体との混合物は、剛性の改良は達成
されるものの、耐衝撃性は低下する。また、比較的高分
子量のプロピレン単独重合体との混合物は、耐衝撃性を
維持したまま剛性を向上することはできるが、エチレン
−プロピレンブロック共重合体との混合が均一でなく、
フローマーク、ブツによる外観不良が発生する。また混
合不良によりボイドに類似した欠陥が生じる場合もあ
り、このような場合耐衝撃性が大きく低下する。
【0011】更にまた、上記(4)によれば、剛性およ
び耐熱性に優れ、耐衝撃性の良好なエチレン−プロピレ
ンブロック共重合体を得ることができるが、直列に連結
した重合槽でプロピレンの多段重合を行うため、各段で
生成するプロピレン重合体の分子量に大きな差をつける
ことが困難である。そのため、剛性及び表面硬度の改良
に関与する高分子量の重合体と、流動性に関与する重合
体とを好適な割合で有するものが得られ難いと共に、多
段重合によって生成する低分子量の重合体の割合が多く
なり、特に表面硬度の改良において不十分である。
び耐熱性に優れ、耐衝撃性の良好なエチレン−プロピレ
ンブロック共重合体を得ることができるが、直列に連結
した重合槽でプロピレンの多段重合を行うため、各段で
生成するプロピレン重合体の分子量に大きな差をつける
ことが困難である。そのため、剛性及び表面硬度の改良
に関与する高分子量の重合体と、流動性に関与する重合
体とを好適な割合で有するものが得られ難いと共に、多
段重合によって生成する低分子量の重合体の割合が多く
なり、特に表面硬度の改良において不十分である。
【0012】そこで、本発明の目的は、エチレン−プロ
ピレンブロック重合体が本来有する優れた耐衝撃性を維
持または更に向上し、しかも、剛性および表面硬度を改
良した成形材料を提供することにある。
ピレンブロック重合体が本来有する優れた耐衝撃性を維
持または更に向上し、しかも、剛性および表面硬度を改
良した成形材料を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題について鋭意研究を重ねた結果、エチレン−プロピレ
ンブロック共重合体に特定の特性を有する高分子量プロ
ピレン重合体を配合した組成物が、該エチレン−プロピ
レンブロック共重合体の本来有する優れた耐衝撃性を維
持または更に向上し、しかも、剛性および表面硬度の改
良効果に優れた組成物となり得ることをを見い出し、本
発明を完成するに至った。
題について鋭意研究を重ねた結果、エチレン−プロピレ
ンブロック共重合体に特定の特性を有する高分子量プロ
ピレン重合体を配合した組成物が、該エチレン−プロピ
レンブロック共重合体の本来有する優れた耐衝撃性を維
持または更に向上し、しかも、剛性および表面硬度の改
良効果に優れた組成物となり得ることをを見い出し、本
発明を完成するに至った。
【0014】即ち、本発明は、エチレン含量が0.3〜
10重量%のエチレン−プロピレンブロック共重合体成
分と、アイソタクチックペンタッド分率が0.90以上
である高分子量プロピレン重合体成分とより実質的にな
り、全組成において、分子量5000000以上の重合
体の割合が1〜10重量%、分子量10000以下の重
合体の割合が10重量%以下で且つメルトフローレート
が0.3〜50g/10分であることを特徴とするプロ
ピレン重合体組成物である。
10重量%のエチレン−プロピレンブロック共重合体成
分と、アイソタクチックペンタッド分率が0.90以上
である高分子量プロピレン重合体成分とより実質的にな
り、全組成において、分子量5000000以上の重合
体の割合が1〜10重量%、分子量10000以下の重
合体の割合が10重量%以下で且つメルトフローレート
が0.3〜50g/10分であることを特徴とするプロ
ピレン重合体組成物である。
【0015】本発明のプロピレン重合体組成物は、エチ
レン含量が0.3〜10重量%のエチレン−プロピレン
ブロック共重合体成分と、アイソタクチックペンタッド
分率が0.90以上である高分子量プロピレン重合体成
分とより成る。
レン含量が0.3〜10重量%のエチレン−プロピレン
ブロック共重合体成分と、アイソタクチックペンタッド
分率が0.90以上である高分子量プロピレン重合体成
分とより成る。
【0016】本発明において、エチレン−プロピレンブ
ロック共重合体成分は、核磁気共鳴分光装置(以後NM
Rと略)で測定したエチレン含量が0.3〜10重量%
であり、好ましくは0.5〜8重量%のエチレン−プロ
ピレンブロック共重合体によって構成される。該エチレ
ン含量が0.3重量%未満では、プロピレン重合体組成
物の成形体の耐衝撃性が劣り、また、10重量%を越え
ると剛性、表面硬度に優れた成形体を与えるプロピレン
重合体組成物を得ることができない。
ロック共重合体成分は、核磁気共鳴分光装置(以後NM
Rと略)で測定したエチレン含量が0.3〜10重量%
であり、好ましくは0.5〜8重量%のエチレン−プロ
ピレンブロック共重合体によって構成される。該エチレ
ン含量が0.3重量%未満では、プロピレン重合体組成
物の成形体の耐衝撃性が劣り、また、10重量%を越え
ると剛性、表面硬度に優れた成形体を与えるプロピレン
重合体組成物を得ることができない。
【0017】上記エチレン含量が0.3〜10重量%の
エチレン−プロピレンブロック共重合体は、公知の如何
なる方法で製造されたものでも良い。一般には、チ−グ
ラ−型重合触媒を始め、その改良触媒を用いる種々の重
合方法によって製造することができる。具体的には、触
媒として、従来知られているチタン化合物と有機アルミ
ニウム化合物を組み合わせて使用できるし、また、必要
に応じて種々のエステル、エ−テル、および有機ケイ素
化合物等の電子供与体と組み合わせることもできる。重
合様式は連続式、及びバッチ式のいずれでも良く、ヘプ
タン等の溶液中で行われる溶液重合、プロピレン自身を
溶媒とするスラリ−重合、又は気相重合であっても良
い。重合は通常0℃〜100℃の温度範囲で、プロピレ
ン、エチレン及び水素を供給して重合を行い、所定の重
合を終えた後、イソプロピルアルコ−ル等で重合を停止
させる。重合装置は、1基の重合槽でエチレン−プロピ
レンランダム共重合体とプロピレン重合体を逐次重合す
る装置、あるいは2基以上の重合槽を直列に連結した装
置において、最初の重合槽でエチレン−プロピレンラン
ダム共重合体を重合後、活性を保持する触媒とエチレン
−プロピレンランダム共重合体を次の重合槽に移送し、
引き続きプロピレン重合体を重合する装置等、特に制限
はない。
エチレン−プロピレンブロック共重合体は、公知の如何
なる方法で製造されたものでも良い。一般には、チ−グ
ラ−型重合触媒を始め、その改良触媒を用いる種々の重
合方法によって製造することができる。具体的には、触
媒として、従来知られているチタン化合物と有機アルミ
ニウム化合物を組み合わせて使用できるし、また、必要
に応じて種々のエステル、エ−テル、および有機ケイ素
化合物等の電子供与体と組み合わせることもできる。重
合様式は連続式、及びバッチ式のいずれでも良く、ヘプ
タン等の溶液中で行われる溶液重合、プロピレン自身を
溶媒とするスラリ−重合、又は気相重合であっても良
い。重合は通常0℃〜100℃の温度範囲で、プロピレ
ン、エチレン及び水素を供給して重合を行い、所定の重
合を終えた後、イソプロピルアルコ−ル等で重合を停止
させる。重合装置は、1基の重合槽でエチレン−プロピ
レンランダム共重合体とプロピレン重合体を逐次重合す
る装置、あるいは2基以上の重合槽を直列に連結した装
置において、最初の重合槽でエチレン−プロピレンラン
ダム共重合体を重合後、活性を保持する触媒とエチレン
−プロピレンランダム共重合体を次の重合槽に移送し、
引き続きプロピレン重合体を重合する装置等、特に制限
はない。
【0018】また、本発明において、高分子量プロピレ
ン重合体成分は、NMRで測定したアイソタクチックペ
ンタッド分率が0.90以上、好ましくは0.93以上
の高分子量プロピレン重合体により構成される。該高分
子量プロピレン重合体のアイソタクチックペンタッド分
率が0.90未満である場合、剛性および表面硬度の高
い成形体を与えるプロピレン重合体組成物を得ることが
できない。
ン重合体成分は、NMRで測定したアイソタクチックペ
ンタッド分率が0.90以上、好ましくは0.93以上
の高分子量プロピレン重合体により構成される。該高分
子量プロピレン重合体のアイソタクチックペンタッド分
率が0.90未満である場合、剛性および表面硬度の高
い成形体を与えるプロピレン重合体組成物を得ることが
できない。
【0019】上記高分子量プロピレン重合体は、プロピ
レン単独重合体であることが好ましいが、1重量%以下
で他のα−オレフィンが共重合成分として含まれていて
もよい。かかる他のα−オレフィンとしては、例えば、
エチレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン等
を挙げることができる。共重合体としては、プロピレン
−エチレンランダム共重合体、プロピレン−1−ブテン
ランダム共重合体等の二元ランダム共重合体、エチレン
−プロピレン−1−ブテンランダム共重合体等の三元ラ
ンダム共重合体などを挙げることができる。
レン単独重合体であることが好ましいが、1重量%以下
で他のα−オレフィンが共重合成分として含まれていて
もよい。かかる他のα−オレフィンとしては、例えば、
エチレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン等
を挙げることができる。共重合体としては、プロピレン
−エチレンランダム共重合体、プロピレン−1−ブテン
ランダム共重合体等の二元ランダム共重合体、エチレン
−プロピレン−1−ブテンランダム共重合体等の三元ラ
ンダム共重合体などを挙げることができる。
【0020】本発明に使用される高分子量プロピレン重
合体はどのような方法によって得ても良いが、チタン化
合物および有機アルミニウム化合物の存在下でプロピレ
ンの重合を行うことが好ましい。
合体はどのような方法によって得ても良いが、チタン化
合物および有機アルミニウム化合物の存在下でプロピレ
ンの重合を行うことが好ましい。
【0021】上記のチタン化合物は、α−オレフィンの
重合に使用されることが公知の化合物を何ら制限なく用
いることができる。中でもチタン、マグネシウムおよび
ハロゲンを成分とする触媒活性の高いチタン化合物が好
ましく、特に、ハロゲン化チタン、特に四塩化チタンを
種々のマグネシウム化合物に担持させたものが好まし
い。
重合に使用されることが公知の化合物を何ら制限なく用
いることができる。中でもチタン、マグネシウムおよび
ハロゲンを成分とする触媒活性の高いチタン化合物が好
ましく、特に、ハロゲン化チタン、特に四塩化チタンを
種々のマグネシウム化合物に担持させたものが好まし
い。
【0022】上記有機アルミニウム化合物は、オレフィ
ンの重合に使用されることが公知の化合物が何ら制限な
く採用される。
ンの重合に使用されることが公知の化合物が何ら制限な
く採用される。
【0023】前記製造方法において、得られる高分子量
プロピレン重合体のアイソタクチックペンタッド分率の
さらなる向上のため、エーテル、アミン、アミド、含硫
黄化合物、ニトリル、カルボン酸、酸アミド、酸無水
物、酸エステル、アルコキシケイ素化合物などの電子供
与体を用いることが好ましく、中でもアルコキシケイ素
化合物が特に好ましい。
プロピレン重合体のアイソタクチックペンタッド分率の
さらなる向上のため、エーテル、アミン、アミド、含硫
黄化合物、ニトリル、カルボン酸、酸アミド、酸無水
物、酸エステル、アルコキシケイ素化合物などの電子供
与体を用いることが好ましく、中でもアルコキシケイ素
化合物が特に好ましい。
【0024】本発明のプロピレン重合体組成物は、前記
エチレン−プロピレンブロック共重合体成分と高分子量
プロピレン重合体制分とより成る全組成において、ゲル
パーミエーションクロマトグラフィー(以後GPCとも
いう)で測定した分子量5000000以上の重合体の
割合が1〜10重量%、好ましくは1.1〜8重量%で
あることが重要である。即ち、分子量5000000以
上の重合体の割合が1重量%未満であると、プロピレン
重合体組成物より得られる成形体の剛性、表面硬度、お
よび耐衝撃性等の改良効果が充分でなく、本発明の目的
を達成することができない。また、分子量500000
0以上の重合体の割合が10重量%を超えるとプロピレ
ン重合体組成物より得られる成形体にフローマークやブ
ツなど外観不良が発生し、また、成形時の流動性も低下
する。
エチレン−プロピレンブロック共重合体成分と高分子量
プロピレン重合体制分とより成る全組成において、ゲル
パーミエーションクロマトグラフィー(以後GPCとも
いう)で測定した分子量5000000以上の重合体の
割合が1〜10重量%、好ましくは1.1〜8重量%で
あることが重要である。即ち、分子量5000000以
上の重合体の割合が1重量%未満であると、プロピレン
重合体組成物より得られる成形体の剛性、表面硬度、お
よび耐衝撃性等の改良効果が充分でなく、本発明の目的
を達成することができない。また、分子量500000
0以上の重合体の割合が10重量%を超えるとプロピレ
ン重合体組成物より得られる成形体にフローマークやブ
ツなど外観不良が発生し、また、成形時の流動性も低下
する。
【0025】上記分子量5000000以上の重合体の
割合は、主として、高分子量プロピレン重合体の重量平
均分子量、分子量分布及び配合量によって調節すること
ができる。
割合は、主として、高分子量プロピレン重合体の重量平
均分子量、分子量分布及び配合量によって調節すること
ができる。
【0026】また、プロピレン重合体組成物は、GPC
で測定した分子量が10000以下のプロピレン重合体
の割合が10重量%以下、好ましくは8重量%以下であ
ることが重要である。即ち、分子量10000以下の重
合体の割合が10重量%を越えるとプロピレン重合体組
成物の成形体の表面硬度が低下し、耐傷つき性が低下す
るばかりでなく、得られる成形体の耐衝撃性等の機械的
特性も低下する。
で測定した分子量が10000以下のプロピレン重合体
の割合が10重量%以下、好ましくは8重量%以下であ
ることが重要である。即ち、分子量10000以下の重
合体の割合が10重量%を越えるとプロピレン重合体組
成物の成形体の表面硬度が低下し、耐傷つき性が低下す
るばかりでなく、得られる成形体の耐衝撃性等の機械的
特性も低下する。
【0027】上記分子量10000以下の重合体の割合
は、高分子量プロピレン重合体及びエチレン−プロピレ
ンブロック共重合体に由来する低分子量成分の量によっ
て変化するため、それぞれの重合体としてかかる範囲の
分子量のものが少ない高分子量プロピレン重合体及びエ
チレン−プロピレンブロック共重合を使用することが最
も好ましい。
は、高分子量プロピレン重合体及びエチレン−プロピレ
ンブロック共重合体に由来する低分子量成分の量によっ
て変化するため、それぞれの重合体としてかかる範囲の
分子量のものが少ない高分子量プロピレン重合体及びエ
チレン−プロピレンブロック共重合を使用することが最
も好ましい。
【0028】なお、低分子量性分を上記範囲を超えて含
有する組成物は、該低分子量成分を適当な溶媒、例え
ば、n−ヘキサン、n−ブタン等の炭化水素系溶媒によ
り洗浄除去して前記組成とすることも可能であるが、エ
チレン−プロピレンブロック共重合体の共重合部分の溶
出を招き、耐衝撃性が低下する傾向がある。
有する組成物は、該低分子量成分を適当な溶媒、例え
ば、n−ヘキサン、n−ブタン等の炭化水素系溶媒によ
り洗浄除去して前記組成とすることも可能であるが、エ
チレン−プロピレンブロック共重合体の共重合部分の溶
出を招き、耐衝撃性が低下する傾向がある。
【0029】さらに、本発明のプロピレン重合体組成物
は、メルトフローレートが0.3〜50g/10分、好
ましくは0.5〜40g/10分である。該メルトフロ
ーレートが0.3g/10分未満では流動性が低く、成
形体、特に大型成形体の射出成形が困難であり、また、
50g/10分を越えると表面硬度、耐衝撃性に優れた
成形体を与えるプロピレン重合体組成物を得ることが困
難となる。
は、メルトフローレートが0.3〜50g/10分、好
ましくは0.5〜40g/10分である。該メルトフロ
ーレートが0.3g/10分未満では流動性が低く、成
形体、特に大型成形体の射出成形が困難であり、また、
50g/10分を越えると表面硬度、耐衝撃性に優れた
成形体を与えるプロピレン重合体組成物を得ることが困
難となる。
【0030】上記メルトフローレートの調節は、構成エ
チレン−プロピレンブロック共重合体と高分子量プロピ
レン重合体がそれぞれ有する重量平均分子量、Mw/M
n及びその配合割合を変えることによって行うことがで
きる。
チレン−プロピレンブロック共重合体と高分子量プロピ
レン重合体がそれぞれ有する重量平均分子量、Mw/M
n及びその配合割合を変えることによって行うことがで
きる。
【0031】本発明のプロピレン重合体組成物の製造方
法は特に制限されないが、最も好適な方法を例示すれ
ば、エチレン含量が0.3〜10重量%、重量平均分子
量が100000〜800000で、且つMw/Mnが
2〜10であるエチレン−プロピレンブロック共重合体
と、アイソタクチックペンタッド分率が0.90以上、
重量平均分子量が1000000以上、Mw/Mnが1
0〜60、分子量5000000以上の重合体の割合が
3重量%以上で、且つ分子量が10000以下の重合体
の割合が10重量%以下の高分子量プロピレン重合体と
を混合する方法が挙げられる。
法は特に制限されないが、最も好適な方法を例示すれ
ば、エチレン含量が0.3〜10重量%、重量平均分子
量が100000〜800000で、且つMw/Mnが
2〜10であるエチレン−プロピレンブロック共重合体
と、アイソタクチックペンタッド分率が0.90以上、
重量平均分子量が1000000以上、Mw/Mnが1
0〜60、分子量5000000以上の重合体の割合が
3重量%以上で、且つ分子量が10000以下の重合体
の割合が10重量%以下の高分子量プロピレン重合体と
を混合する方法が挙げられる。
【0032】本発明に用いるエチレン−プロピレンブロ
ック共重合体は、前記したようにエチレン含量が0.3
〜10重量%であると共に、重量平均分子量が1000
00〜800000、好ましくは120000〜700
000で、且つMw/Mnが2〜10、好ましくは、4
〜8のものが使用される。
ック共重合体は、前記したようにエチレン含量が0.3
〜10重量%であると共に、重量平均分子量が1000
00〜800000、好ましくは120000〜700
000で、且つMw/Mnが2〜10、好ましくは、4
〜8のものが使用される。
【0033】かかるエチレン−プロピレンブロック共重
合体の重量平均分子量が800000より高い場合は、
得られるプロピレン重合体組成物の流動性が低くなり、
成形体、特に大型成形体を射出成形で得る用途において
使用が困難となる。一方、該エチレン−プロピレンブロ
ック共重合体の重量平均分子量が100000より小さ
い場合、得られるプロピレン重合体組成物の低分子重合
体の量が増加し、分子量10000以下の重合体の量が
増加し、該プロピレン重合体組成物を使用して得られる
成形体の耐衝撃性、表面硬度の改良効果が得られない。
合体の重量平均分子量が800000より高い場合は、
得られるプロピレン重合体組成物の流動性が低くなり、
成形体、特に大型成形体を射出成形で得る用途において
使用が困難となる。一方、該エチレン−プロピレンブロ
ック共重合体の重量平均分子量が100000より小さ
い場合、得られるプロピレン重合体組成物の低分子重合
体の量が増加し、分子量10000以下の重合体の量が
増加し、該プロピレン重合体組成物を使用して得られる
成形体の耐衝撃性、表面硬度の改良効果が得られない。
【0034】また、エチレン−プロピレンブロック共重
合体のMw/Mnが2より小さいものは製造上困難であ
るばかりでなく、高分子量ポリプロピレンとの混合にお
いて、相溶性が低下して表面高度の向上効果が充分に得
られない。一方、エチレン−プロピレンブロック共重合
体のMw/Mnが10を越えた場合は、得られるプロピ
レン重合体組成物の低分子重合体の量が増加し、分子量
10000以下の重合体の量が増加し、該プロピレン重
合体組成物を使用して得られる成形体の耐衝撃性、表面
硬度の改良効果が充分得られない。
合体のMw/Mnが2より小さいものは製造上困難であ
るばかりでなく、高分子量ポリプロピレンとの混合にお
いて、相溶性が低下して表面高度の向上効果が充分に得
られない。一方、エチレン−プロピレンブロック共重合
体のMw/Mnが10を越えた場合は、得られるプロピ
レン重合体組成物の低分子重合体の量が増加し、分子量
10000以下の重合体の量が増加し、該プロピレン重
合体組成物を使用して得られる成形体の耐衝撃性、表面
硬度の改良効果が充分得られない。
【0035】上記エチレン−プロピレンブロック共重合
体のメルトフローレートは、0.3〜60g/10分、
好ましくは0.5〜50g/10分の範囲であることが
特に好ましい。
体のメルトフローレートは、0.3〜60g/10分、
好ましくは0.5〜50g/10分の範囲であることが
特に好ましい。
【0036】また、本発明に用いる高分子量プロピレン
重合体は、アイソタクチックペンタッド分率が0.90
以上であると共に、重量平均分子量が1000000以
上、好ましくは1100000以上、Mw/Mnが10
〜60、さらに好ましくは12〜50であり、且つ分子
量5000000以上の重合体の割合が3重量%以上、
好ましくは4〜15重量%で、且つ分子量が10000
以下の重合体の割合が10重量%以下、好ましくは8重
量%以下のものが使用される。
重合体は、アイソタクチックペンタッド分率が0.90
以上であると共に、重量平均分子量が1000000以
上、好ましくは1100000以上、Mw/Mnが10
〜60、さらに好ましくは12〜50であり、且つ分子
量5000000以上の重合体の割合が3重量%以上、
好ましくは4〜15重量%で、且つ分子量が10000
以下の重合体の割合が10重量%以下、好ましくは8重
量%以下のものが使用される。
【0037】即ち、高分子量プロピレン重合体の重量平
均分子量が1000000より小さい場合、得られるプ
ロピレン重合体組成物の分子量5000000以上の重
合体の割合を前記範囲に調節することが困難であり、該
プロピレン重合体組成物によって得られる成形体の剛
性、表面硬度の改良効果を十分に発揮することが困難と
なる。高分子量ポリプロピレン重合体の重量平均分子量
の上限は特に制限されないが、一般に、4000000
程度、特に好ましくは3000000である。
均分子量が1000000より小さい場合、得られるプ
ロピレン重合体組成物の分子量5000000以上の重
合体の割合を前記範囲に調節することが困難であり、該
プロピレン重合体組成物によって得られる成形体の剛
性、表面硬度の改良効果を十分に発揮することが困難と
なる。高分子量ポリプロピレン重合体の重量平均分子量
の上限は特に制限されないが、一般に、4000000
程度、特に好ましくは3000000である。
【0038】また、高分子量プロピレン重合体のMw/
Mnが10未満では、前記エチレン−プロピレンブロッ
ク共重合体との混合における相溶性が充分でなく、プロ
ピレン重合体組成物より得られる成形体において剛性の
改良効果が不十分であり、また、成形体にフローマー
ク、ブツなどの外観不良が発生する。
Mnが10未満では、前記エチレン−プロピレンブロッ
ク共重合体との混合における相溶性が充分でなく、プロ
ピレン重合体組成物より得られる成形体において剛性の
改良効果が不十分であり、また、成形体にフローマー
ク、ブツなどの外観不良が発生する。
【0039】一方、Mw/Mnが60を越えると分子量
が低い重合体の割合が大きくなりすぎ、得られるプロピ
レン重合体組成物において、分子量10000以下の重
合体の量が増加し、これを使用して得られる成形体の耐
衝撃性、表面硬度の改良効果が充分得られない。
が低い重合体の割合が大きくなりすぎ、得られるプロピ
レン重合体組成物において、分子量10000以下の重
合体の量が増加し、これを使用して得られる成形体の耐
衝撃性、表面硬度の改良効果が充分得られない。
【0040】上記高分子量プロピレン重合体において、
分子量5000000以上の重合体が3重量%より少な
い場合は、プロピレン重合体組成物の成形体の剛性、表
面硬度の改良が十分でない。また、該分子量50000
00以上の重合体は、多過ぎても成形体にフローマーク
やブツなどの外観不良が発生し易くなるため、上記の好
ましい範囲内のものを使用することが好ましい。
分子量5000000以上の重合体が3重量%より少な
い場合は、プロピレン重合体組成物の成形体の剛性、表
面硬度の改良が十分でない。また、該分子量50000
00以上の重合体は、多過ぎても成形体にフローマーク
やブツなどの外観不良が発生し易くなるため、上記の好
ましい範囲内のものを使用することが好ましい。
【0041】また、上記高分子量プロピレン重合体にお
いて、分子量が10000以下の重合体が10重量%を
越えると、得られるプロピレン重合体組成物の成形体の
表面硬度が低下する。
いて、分子量が10000以下の重合体が10重量%を
越えると、得られるプロピレン重合体組成物の成形体の
表面硬度が低下する。
【0042】上記高分子量プロピレン重合体の好ましい
態様として、GPCで測定した分子量分布曲線の形状
は、明確に識別できる2つ以上の山の形状を呈さないこ
とが、成形品のフローマークおよびブツを少なくするた
めに好ましい。ここで分子量分布曲線が明確に識別でき
る2つ以上の山を呈すとは、横軸を常用対数で表す分子
量、縦軸をプロピレン重合体の溶出量とした曲線におい
て、ある任意のピークとこれに隣接する同等もしくは小
さい他のピークの間に、他のピーク高さの0.8倍以下
の高さの谷の部分が存在することをいう。
態様として、GPCで測定した分子量分布曲線の形状
は、明確に識別できる2つ以上の山の形状を呈さないこ
とが、成形品のフローマークおよびブツを少なくするた
めに好ましい。ここで分子量分布曲線が明確に識別でき
る2つ以上の山を呈すとは、横軸を常用対数で表す分子
量、縦軸をプロピレン重合体の溶出量とした曲線におい
て、ある任意のピークとこれに隣接する同等もしくは小
さい他のピークの間に、他のピーク高さの0.8倍以下
の高さの谷の部分が存在することをいう。
【0043】上記高分子量プロピレン重合体のメルトフ
ローレートは、特に、0.01〜1g/10分、好まし
くは0.05〜0.8g/10分であることが、成形体
へのフローマーク、ブツの発生を防止し、且つ剛性、表
面硬度を十分に改良するために好ましい。
ローレートは、特に、0.01〜1g/10分、好まし
くは0.05〜0.8g/10分であることが、成形体
へのフローマーク、ブツの発生を防止し、且つ剛性、表
面硬度を十分に改良するために好ましい。
【0044】前記した高分子量プロピレン重合体の製造
方法において、上記特性を有する重合体を得るための方
法は、公知の方法が特に制限なく採用される。
方法において、上記特性を有する重合体を得るための方
法は、公知の方法が特に制限なく採用される。
【0045】例えば、重合時には分子量調節剤を用いる
ことができる。分子量調節剤の例としては水素がある。
分子量調節剤の添加方法は、本発明のポリプロピレンの
重合開始時、あるいは、低分子量ポリプロピレンの重合
開始時に、1度で全量を添加する方法、一定の時間内に
徐々に添加してゆく方法、あるいは一定時間毎に階段状
に添加量を増やす方法など、特に制限はなく、添加量は
気相中の水素濃度が0〜60モル%となる範囲内である
ことが好ましい。
ことができる。分子量調節剤の例としては水素がある。
分子量調節剤の添加方法は、本発明のポリプロピレンの
重合開始時、あるいは、低分子量ポリプロピレンの重合
開始時に、1度で全量を添加する方法、一定の時間内に
徐々に添加してゆく方法、あるいは一定時間毎に階段状
に添加量を増やす方法など、特に制限はなく、添加量は
気相中の水素濃度が0〜60モル%となる範囲内である
ことが好ましい。
【0046】また、高分子量プロピレン重合体の重合
は、1基の重合器、或いは直列に連結する2基以上の重
合器において、バッチ式あるいは連続式で行うことが可
能であるが、バッチ式の方が比較的分子量の高いプロピ
レン重合体と、比較的分子量の低いプロピレン重合体の
分子量に大きく差をつけることができるため好ましい。
は、1基の重合器、或いは直列に連結する2基以上の重
合器において、バッチ式あるいは連続式で行うことが可
能であるが、バッチ式の方が比較的分子量の高いプロピ
レン重合体と、比較的分子量の低いプロピレン重合体の
分子量に大きく差をつけることができるため好ましい。
【0047】また、高分子量プロピレン重合体の重合
は、スラリー重合、バルク重合、あるいは気相重合など
の方法が何ら制限なく用いられる。
は、スラリー重合、バルク重合、あるいは気相重合など
の方法が何ら制限なく用いられる。
【0048】重合条件は特に限定されず、重合温度、重
合圧力、重合時間は上記高分子量プロピレン重合体を得
るように適宜制御すれば良い。
合圧力、重合時間は上記高分子量プロピレン重合体を得
るように適宜制御すれば良い。
【0049】上述したエチレン−プロピレンブロック共
重合体と高分子量ポリプロピレンとの混合割合は、前記
プロピレン重合体組成物の組成となるように、両者を適
宜混合すればよいが、一般には、エチレン−プロピレン
ブロック共重合体100重量部に対して、高分子量プロ
ピレン重合体を10〜200重量部、好ましくは15〜
150重量部を混合して本発明のプロピレン重合体組成
物を構成することが好ましい。
重合体と高分子量ポリプロピレンとの混合割合は、前記
プロピレン重合体組成物の組成となるように、両者を適
宜混合すればよいが、一般には、エチレン−プロピレン
ブロック共重合体100重量部に対して、高分子量プロ
ピレン重合体を10〜200重量部、好ましくは15〜
150重量部を混合して本発明のプロピレン重合体組成
物を構成することが好ましい。
【0050】また、エチレン−プロピレンブロック共重
合体と高分子量プロピレン重合体の混合方法は、如何な
るものであっても良い。例えば、エチレン−プロピレン
ブロック共重合体と高分子量プロピレン重合体をヘンシ
ェルミキサ等でブレンドする方法、押出機により溶融混
練する方法、あるいは重合器内で直接重合組成物とする
方法などが挙げられる。
合体と高分子量プロピレン重合体の混合方法は、如何な
るものであっても良い。例えば、エチレン−プロピレン
ブロック共重合体と高分子量プロピレン重合体をヘンシ
ェルミキサ等でブレンドする方法、押出機により溶融混
練する方法、あるいは重合器内で直接重合組成物とする
方法などが挙げられる。
【0051】本発明のプロピレン重合体組成物には、そ
の特性を著しく阻害しない範囲で、従来用いられている
熱安定剤、耐侯安定剤、結晶化核剤、充填材、顔料、お
よび滑剤などの添加剤を添加することができる。
の特性を著しく阻害しない範囲で、従来用いられている
熱安定剤、耐侯安定剤、結晶化核剤、充填材、顔料、お
よび滑剤などの添加剤を添加することができる。
【0052】また、本発明のプロピレン重合体組成物
は、射出成形、押出成形、圧縮成形などの各種の成形法
により種々の形状を有する成形品にすることができる
が、特に射出成形に使用した場合、顕著な効果を発揮す
る。
は、射出成形、押出成形、圧縮成形などの各種の成形法
により種々の形状を有する成形品にすることができる
が、特に射出成形に使用した場合、顕著な効果を発揮す
る。
【0053】本発明によって提供される高分子量ポリプ
ロピレン、即ち、前記したように、アイソタクチックペ
ンタッド分率が0.90以上、重量平均分子量1000
000以上、Mw/Mnが10〜60、分子量5000
000以上の重合体の割合が3重量%以上で且つ分子量
が10000以下の重合体の割合が10重量%以下であ
る高分子量プロピレン重合体は、特に、エチレン−プロ
ピレンブロック共重合体の表面硬度および剛性の改質剤
として極めて有用である。
ロピレン、即ち、前記したように、アイソタクチックペ
ンタッド分率が0.90以上、重量平均分子量1000
000以上、Mw/Mnが10〜60、分子量5000
000以上の重合体の割合が3重量%以上で且つ分子量
が10000以下の重合体の割合が10重量%以下であ
る高分子量プロピレン重合体は、特に、エチレン−プロ
ピレンブロック共重合体の表面硬度および剛性の改質剤
として極めて有用である。
【0054】
【発明の効果】本発明のプロピレン重合体組成物は、得
られる成形体の剛性、表面硬度、および耐衝撃性等の機
械的特性に優れ、しかも、フローマークおよびブツが無
く、流動性の良好なものである。従って、本発明のプロ
ピレン重合体組成物は、通常の射出成形機、および押出
成形機等での成形が容易であり、機械的強度が必要なロ
ーラー、パイプやプロペラ等の機械部品、タイミングギ
ヤー、インナーパネル等の自動車部品、および各種ハウ
ジング材として用いることができる。
られる成形体の剛性、表面硬度、および耐衝撃性等の機
械的特性に優れ、しかも、フローマークおよびブツが無
く、流動性の良好なものである。従って、本発明のプロ
ピレン重合体組成物は、通常の射出成形機、および押出
成形機等での成形が容易であり、機械的強度が必要なロ
ーラー、パイプやプロペラ等の機械部品、タイミングギ
ヤー、インナーパネル等の自動車部品、および各種ハウ
ジング材として用いることができる。
【0055】
【実施例】以下、本発明を実施例、及び比較例を掲げて
説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるもの
ではない。
説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるもの
ではない。
【0056】実施例に先だって、実施例で用いた測定方
法について説明する。
法について説明する。
【0057】(1)エチレン含量 FT−NMRの270MHzの装置を用い測定した。エ
チレン含量は、ポリマー(Polymer)第29巻
(1988年)1848頁に記載される方法でピークの
帰属を行った後、マクロモレキュールズ(Macrom
olecules)第10巻(1977年)773頁に
記載された方法により算出した。
チレン含量は、ポリマー(Polymer)第29巻
(1988年)1848頁に記載される方法でピークの
帰属を行った後、マクロモレキュールズ(Macrom
olecules)第10巻(1977年)773頁に
記載された方法により算出した。
【0058】(2)アイソタクチックペンタッド分率 FT−NMRの270MHzの装置を用い測定した。ア
イソタクチックペンタッド分率は、マクロモレキュール
ズ(Macromolecules)第8巻(1975
年)697頁に記載される方法でピークの帰属を行った
後、マクロモレキュールズ(Macromolecul
es)第6巻(1973年)925頁に記載される方法
により算出した。
イソタクチックペンタッド分率は、マクロモレキュール
ズ(Macromolecules)第8巻(1975
年)697頁に記載される方法でピークの帰属を行った
後、マクロモレキュールズ(Macromolecul
es)第6巻(1973年)925頁に記載される方法
により算出した。
【0059】(3)プロピレン重合体の平均分子量の測
定 使用装置および測定条件は、ウォータース社製GPC−
150C型、温度135℃、溶媒オルトジクロロベンゼ
ン、使用カラムは東ソー製TSK GMH6−HT、ゲ
ルサイズ10〜15μmであった。そして、分子量の標
準試料として重量平均分子量が950、2900、1
万、5万、49.8万、270万、675万、2060
万の単分散ポリスチレンを用い分子量の較正を行った。
定 使用装置および測定条件は、ウォータース社製GPC−
150C型、温度135℃、溶媒オルトジクロロベンゼ
ン、使用カラムは東ソー製TSK GMH6−HT、ゲ
ルサイズ10〜15μmであった。そして、分子量の標
準試料として重量平均分子量が950、2900、1
万、5万、49.8万、270万、675万、2060
万の単分散ポリスチレンを用い分子量の較正を行った。
【0060】(4)Mw/Mn GPCで測定した重量平均分子量(Mw)、および数平
均分子量(Mn)の比を求めた。
均分子量(Mn)の比を求めた。
【0061】(5)分子量5000000以上および分
子量10000以下のプロピレン重合体の割合の測定 ウォータース社製GPC−150C型で測定して求めた
分子量分布曲線を積分した曲線より求めた。
子量10000以下のプロピレン重合体の割合の測定 ウォータース社製GPC−150C型で測定して求めた
分子量分布曲線を積分した曲線より求めた。
【0062】(6)曲げ弾性率 型締力150トンの射出成形機を使用し、加熱シリンダ
温度220℃にて、128mm×12.7mm×3.1
mmの試験片を作製し、ASTM:D−790に準じ2
3℃における曲げ弾性率を測定した。
温度220℃にて、128mm×12.7mm×3.1
mmの試験片を作製し、ASTM:D−790に準じ2
3℃における曲げ弾性率を測定した。
【0063】(7)表面硬度 JIS:K5401に規定される試験機を用い、荷重1
00gで曲げ試験片について鉛筆引っかき硬度を測定し
た。
00gで曲げ試験片について鉛筆引っかき硬度を測定し
た。
【0064】(8)アイゾット衝撃値 型締力150トンの射出成形機を使用し、加熱シリンダ
温度220℃にて、ノッチ入りの試験片を作製し、AS
TM:D256に準じ23℃にて測定した。
温度220℃にて、ノッチ入りの試験片を作製し、AS
TM:D256に準じ23℃にて測定した。
【0065】(9)面衝撃強度 型締力150トンの射出成形機を使用し、加熱シリンダ
温度220℃にて、100×100×t2mmの平板試
験片を作製し、JIS:K7211に準じ、先端半径7
mm、重量1000gの重錘による50%破壊高さを測
定した。なお亀裂の発生は破壊と判定した。
温度220℃にて、100×100×t2mmの平板試
験片を作製し、JIS:K7211に準じ、先端半径7
mm、重量1000gの重錘による50%破壊高さを測
定した。なお亀裂の発生は破壊と判定した。
【0066】(10)熱変形温度 曲げ試験片について、ASTM:D−648に準じ0.
45MPa荷重での熱変形温度を測定した。
45MPa荷重での熱変形温度を測定した。
【0067】(11)フローマーク 曲げ弾性率の測定に用いた試験片を肉眼観察し、以下の
3段階評価を行った。 ○:フローマークが殆ど見られない。 △:フローマークが若干見られる。 ×:フローマークが多く見られる。
3段階評価を行った。 ○:フローマークが殆ど見られない。 △:フローマークが若干見られる。 ×:フローマークが多く見られる。
【0068】(12)ブツ 曲げ弾性率の測定に用いた試験片を肉眼観察し、以下の
3段階評価を行った。 ○:ブツが殆ど見られない。 △:ブツが若干見られる。 ×:ブツが多く見られる。
3段階評価を行った。 ○:ブツが殆ど見られない。 △:ブツが若干見られる。 ×:ブツが多く見られる。
【0069】実施例1 エチレン−プロピレンブロック共重合体(C)は(株)
トクヤマ製ブロックPP(グレード名:MS684S)
を用い、そのエチレン含量およびメルトフローレートを
表1に示した。高分子量プロピレン重合体(K)は特願
平6−136007号公報に記載されている方法に準じ
重合を行った。得られた高分子量プロピレン重合体のア
イソタクチックペンタッド分率、重量平均分子量および
Mw/Mn、分子量5000000以上の重合体の割合
および分子量1000〜10000の重合体の割合を表
2に示した。次にエチレン−プロピレンブロック共重合
体100重量部、高分子量プロピレン重合体30重量部
をヘンシェルミキサーでドライブレンド後、加熱シリン
ダ温度230℃の押出機で溶融混練して、プロピレン重
合体組成物を得た。プロピレン重合体組成物の分子量5
000000以上の重合体の割合および分子量が100
00以下の重合体の割合、さらにメルトフローレートを
表3に示した。このプロピレン重合体組成物を用いて、
曲げ試験片および平板の作製のため射出成形を行った。
得られた試験片の曲げ弾性率、アイゾット衝撃値、面衝
撃強度、熱変形温度、および表面硬度を表3に示した。
また曲げ試験片についてフローマークおよびブツを判定
した結果を表3に示した。
トクヤマ製ブロックPP(グレード名:MS684S)
を用い、そのエチレン含量およびメルトフローレートを
表1に示した。高分子量プロピレン重合体(K)は特願
平6−136007号公報に記載されている方法に準じ
重合を行った。得られた高分子量プロピレン重合体のア
イソタクチックペンタッド分率、重量平均分子量および
Mw/Mn、分子量5000000以上の重合体の割合
および分子量1000〜10000の重合体の割合を表
2に示した。次にエチレン−プロピレンブロック共重合
体100重量部、高分子量プロピレン重合体30重量部
をヘンシェルミキサーでドライブレンド後、加熱シリン
ダ温度230℃の押出機で溶融混練して、プロピレン重
合体組成物を得た。プロピレン重合体組成物の分子量5
000000以上の重合体の割合および分子量が100
00以下の重合体の割合、さらにメルトフローレートを
表3に示した。このプロピレン重合体組成物を用いて、
曲げ試験片および平板の作製のため射出成形を行った。
得られた試験片の曲げ弾性率、アイゾット衝撃値、面衝
撃強度、熱変形温度、および表面硬度を表3に示した。
また曲げ試験片についてフローマークおよびブツを判定
した結果を表3に示した。
【0070】比較例1 実施例1におけるエチレン−プロピレンブロック共重合
体(C)に高分子量プロピレン重合体を混合せずに、曲
げ試験片および平板の作製のため射出成形を行った。得
られた試験片の曲げ弾性率、アイゾット衝撃値、面衝撃
強度、熱変形温度、および表面硬度を表3に示した。ま
た曲げ試験片についてフローマークおよびブツを判定し
た結果を表3に示した。
体(C)に高分子量プロピレン重合体を混合せずに、曲
げ試験片および平板の作製のため射出成形を行った。得
られた試験片の曲げ弾性率、アイゾット衝撃値、面衝撃
強度、熱変形温度、および表面硬度を表3に示した。ま
た曲げ試験片についてフローマークおよびブツを判定し
た結果を表3に示した。
【0071】比較例2 実施例1におけるプロピレン重合体組成物とメルトフロ
ーレートが同等のエチレン−プロピレンブロック共重合
体(H)((株)トクヤマ製ブロックPP(グレード
名:MS750))にて、曲げ試験片および平板の作製
のため射出成形を行った。得られた試験片の曲げ弾性
率、アイゾット衝撃値、面衝撃強度、熱変形温度、およ
び表面硬度を表3に示した。また曲げ試験片についてフ
ローマークおよびブツを判定した結果を表3に示した。
ーレートが同等のエチレン−プロピレンブロック共重合
体(H)((株)トクヤマ製ブロックPP(グレード
名:MS750))にて、曲げ試験片および平板の作製
のため射出成形を行った。得られた試験片の曲げ弾性
率、アイゾット衝撃値、面衝撃強度、熱変形温度、およ
び表面硬度を表3に示した。また曲げ試験片についてフ
ローマークおよびブツを判定した結果を表3に示した。
【0072】比較例3 実施例1におけるエチレン−プロピレンブロック共重合
体を用いずに、高分子量プロピレン重合体(K)のみに
ついて、曲げ試験片および平板の作製のため射出成形を
行った。得られた試験片の曲げ弾性率、アイゾット衝撃
値、面衝撃強度、熱変形温度、および表面硬度を表3に
示した。また曲げ試験片についてフローマークおよびブ
ツを判定した結果を表3に示した。
体を用いずに、高分子量プロピレン重合体(K)のみに
ついて、曲げ試験片および平板の作製のため射出成形を
行った。得られた試験片の曲げ弾性率、アイゾット衝撃
値、面衝撃強度、熱変形温度、および表面硬度を表3に
示した。また曲げ試験片についてフローマークおよびブ
ツを判定した結果を表3に示した。
【0073】実施例2、比較例4 実施例1におけるエチレン−プロピレンブロック共重合
体(C)を表1に示すエチレン−プロピレンブロック共
重合体(B)((株)トクヤマ製ブロックPP(グレー
ド名:RS525))、あるいは(A)((株)トクヤ
マ製ホモPP(グレード名:MJ160))に代えたこ
と以外は、実施例1と同様な方法にてプロピレン重合体
組成物を得た。得られたプロピレン重合体組成物の曲げ
弾性率、アイゾット衝撃値、面衝撃強度、熱変形温度、
および表面硬度を表3に示した。また曲げ試験片につい
てフローマークおよびブツを判定した結果を表3に示し
た。
体(C)を表1に示すエチレン−プロピレンブロック共
重合体(B)((株)トクヤマ製ブロックPP(グレー
ド名:RS525))、あるいは(A)((株)トクヤ
マ製ホモPP(グレード名:MJ160))に代えたこ
と以外は、実施例1と同様な方法にてプロピレン重合体
組成物を得た。得られたプロピレン重合体組成物の曲げ
弾性率、アイゾット衝撃値、面衝撃強度、熱変形温度、
および表面硬度を表3に示した。また曲げ試験片につい
てフローマークおよびブツを判定した結果を表3に示し
た。
【0074】実施例3、比較例5 実施例1における高分子量プロピレン重合体(K)を表
2に示した高分子量プロピレン重合体(M)あるいは
(L)に代え、エチレン−プロピレンブロック共重合体
100重量部と高分子量プロピレン組成物70重量部
を、実施例1と同様な方法にて溶融混練しプロピレン重
合体組成物を得た。得られたプロピレン重合体組成物の
曲げ弾性率、アイゾット衝撃値、面衝撃強度、熱変形温
度、および表面硬度を表3に示した。またフローマーク
およびブツを判定した結果を表3に示した。
2に示した高分子量プロピレン重合体(M)あるいは
(L)に代え、エチレン−プロピレンブロック共重合体
100重量部と高分子量プロピレン組成物70重量部
を、実施例1と同様な方法にて溶融混練しプロピレン重
合体組成物を得た。得られたプロピレン重合体組成物の
曲げ弾性率、アイゾット衝撃値、面衝撃強度、熱変形温
度、および表面硬度を表3に示した。またフローマーク
およびブツを判定した結果を表3に示した。
【0075】実施例4〜5、比較例6〜7 実施例1におけるエチレン−プロピレンブロック共重合
体(C)および高分子量プロピレン重合体(K)の混合
組成を表3に示すものに代えた以外は、実施例1と同様
な方法にてプロピレン重合体組成物を得た。得られたプ
ロピレン重合体組成物の曲げ弾性率、アイゾット衝撃
値、面衝撃強度、熱変形温度、および表面硬度を表3に
示した。またフローマークおよびブツを判定した結果を
表3に示した。
体(C)および高分子量プロピレン重合体(K)の混合
組成を表3に示すものに代えた以外は、実施例1と同様
な方法にてプロピレン重合体組成物を得た。得られたプ
ロピレン重合体組成物の曲げ弾性率、アイゾット衝撃
値、面衝撃強度、熱変形温度、および表面硬度を表3に
示した。またフローマークおよびブツを判定した結果を
表3に示した。
【0076】実施例6 エチレン−プロピレンブロック共重合体(F)100重
量部と高分子量プロピレン重合体(O)100重量部を
用いた以外は、実施例1と同様な方法にてプロピレン重
合体組成物を得た。得られたプロピレン重合体組成物の
曲げ弾性率、アイゾット衝撃値、面衝撃強度、熱変形温
度、および表面硬度を表3に示した。またフローマーク
およびブツを判定した結果を表3に示した。
量部と高分子量プロピレン重合体(O)100重量部を
用いた以外は、実施例1と同様な方法にてプロピレン重
合体組成物を得た。得られたプロピレン重合体組成物の
曲げ弾性率、アイゾット衝撃値、面衝撃強度、熱変形温
度、および表面硬度を表3に示した。またフローマーク
およびブツを判定した結果を表3に示した。
【0077】実施例7 実施例1における高分子量プロピレン重合体(K)を表
2に示す高分子量プロピレン重合体(T)に代え、さら
にエチレン−プロピレンブロック共重合体との混合組成
を表3に示す条件に代えた以外は、実施例1と同様な方
法にてプロピレン重合体組成物を得た。得られたプロピ
レン重合体組成物の曲げ弾性率、アイゾット衝撃値、面
衝撃強度、熱変形温度、および表面硬度を表3に示し
た。またフローマークおよびブツを判定した結果を表3
に示した。
2に示す高分子量プロピレン重合体(T)に代え、さら
にエチレン−プロピレンブロック共重合体との混合組成
を表3に示す条件に代えた以外は、実施例1と同様な方
法にてプロピレン重合体組成物を得た。得られたプロピ
レン重合体組成物の曲げ弾性率、アイゾット衝撃値、面
衝撃強度、熱変形温度、および表面硬度を表3に示し
た。またフローマークおよびブツを判定した結果を表3
に示した。
【0078】実施例8〜10、比較例8〜9 実施例1における高分子量プロピレン重合体(K)を表
2に示す各種の高分子量プロピレン重合体(O)、
(Q)、(R)、(N)、あるいは(P)に代えた以外
は、実施例1と同様な方法にてプロピレン重合体組成物
を得た。得られたプロピレン重合体組成物の曲げ弾性
率、アイゾット衝撃値、面衝撃強度、熱変形温度、およ
び表面硬度を表3に示した。またフローマークおよびブ
ツを判定した結果を表3に示した。
2に示す各種の高分子量プロピレン重合体(O)、
(Q)、(R)、(N)、あるいは(P)に代えた以外
は、実施例1と同様な方法にてプロピレン重合体組成物
を得た。得られたプロピレン重合体組成物の曲げ弾性
率、アイゾット衝撃値、面衝撃強度、熱変形温度、およ
び表面硬度を表3に示した。またフローマークおよびブ
ツを判定した結果を表3に示した。
【0079】実施例11 実施例1におけるエチレン−プロピレンブロック共重合
体(C)を表1に示すエチレン−プロピレンブロック共
重合体(E)((株)トクヤマ製ブロックPP(グレー
ド名:MS835))に代え、混合組成をエチレン−プ
ロピレンブロック共重合体100重量部に対し高分子量
プロピレン重合体15重量部に代えた以外は実施例1と
同様な方法にてプロピレン重合体組成物を得た。得られ
たプロピレン重合体組成物の曲げ弾性率、アイゾット衝
撃値、面衝撃強度、熱変形温度、および表面硬度を表3
に示した。またフローマークおよびブツを判定した結果
を表3に示した。
体(C)を表1に示すエチレン−プロピレンブロック共
重合体(E)((株)トクヤマ製ブロックPP(グレー
ド名:MS835))に代え、混合組成をエチレン−プ
ロピレンブロック共重合体100重量部に対し高分子量
プロピレン重合体15重量部に代えた以外は実施例1と
同様な方法にてプロピレン重合体組成物を得た。得られ
たプロピレン重合体組成物の曲げ弾性率、アイゾット衝
撃値、面衝撃強度、熱変形温度、および表面硬度を表3
に示した。またフローマークおよびブツを判定した結果
を表3に示した。
【0080】実施例12 実施例1で用いたエチレン−プロピレンブロック共重合
体(C)を100重量部に、過酸化物として1,3−ビ
ス−(t−ブチルパーオキシイソプロピル)ベンゼンを
0.03重量部添加し、220℃の押出機で溶融混練を
行い、メルトフローレートが55g/10分のエチレン
−プロピレンブロック共重合体(F)を得た。このエチ
レン−プロピレンブロック共重合体(F)を用いた以外
は実施例1と同様な方法にて、プロピレン重合体組成物
を得た。得られたプロピレン重合体組成物の曲げ弾性
率、アイゾット衝撃値、面衝撃強度、熱変形温度、およ
び表面硬度を表3に示した。またフローマークおよびブ
ツを判定した結果を表3に示した。
体(C)を100重量部に、過酸化物として1,3−ビ
ス−(t−ブチルパーオキシイソプロピル)ベンゼンを
0.03重量部添加し、220℃の押出機で溶融混練を
行い、メルトフローレートが55g/10分のエチレン
−プロピレンブロック共重合体(F)を得た。このエチ
レン−プロピレンブロック共重合体(F)を用いた以外
は実施例1と同様な方法にて、プロピレン重合体組成物
を得た。得られたプロピレン重合体組成物の曲げ弾性
率、アイゾット衝撃値、面衝撃強度、熱変形温度、およ
び表面硬度を表3に示した。またフローマークおよびブ
ツを判定した結果を表3に示した。
【0081】比較例10 エチレン−プロピレンブロック共重合体(D)を表1に
示すエチレン含量およびメルトフローレートとなるよう
に、実施例1でのエチレン−プロピレンブロック共重合
体と同様な方法で製造した。エチレン−プロピレンブロ
ック共重合体(C)に代えてエチレン−プロピレンブロ
ック共重合体(D)を用いた以外は実施例1と同様な方
法でプロピレン重合体組成物を得た。得られたプロピレ
ン重合体組成物の曲げ弾性率、アイゾット衝撃値、面衝
撃強度、熱変形温度、および表面硬度を表3に示した。
またフローマークおよびブツを判定した結果を表3に示
した。
示すエチレン含量およびメルトフローレートとなるよう
に、実施例1でのエチレン−プロピレンブロック共重合
体と同様な方法で製造した。エチレン−プロピレンブロ
ック共重合体(C)に代えてエチレン−プロピレンブロ
ック共重合体(D)を用いた以外は実施例1と同様な方
法でプロピレン重合体組成物を得た。得られたプロピレ
ン重合体組成物の曲げ弾性率、アイゾット衝撃値、面衝
撃強度、熱変形温度、および表面硬度を表3に示した。
またフローマークおよびブツを判定した結果を表3に示
した。
【0082】比較例11 実施例10で用いた過酸化物の添加量をエチレン−プロ
ピレンブロック共重合体100重量部に対し0.05重
量部添加した以外は、実施例10と同様な方法にてメル
トフローレートが68g/10分のエチレン−プロピレ
ンブロック共重合体(G)を得た。このエチレン−プロ
ピレンブロック共重合体(G)を用いた以外は、実施例
1と同様な方法にて、プロピレン重合体組成物を得た。
得られたプロピレン重合体組成物の曲げ弾性率、アイゾ
ット衝撃値、面衝撃強度、熱変形温度、および表面硬度
を表3に示した。またフローマークおよびブツを判定し
た結果を表3に示した。
ピレンブロック共重合体100重量部に対し0.05重
量部添加した以外は、実施例10と同様な方法にてメル
トフローレートが68g/10分のエチレン−プロピレ
ンブロック共重合体(G)を得た。このエチレン−プロ
ピレンブロック共重合体(G)を用いた以外は、実施例
1と同様な方法にて、プロピレン重合体組成物を得た。
得られたプロピレン重合体組成物の曲げ弾性率、アイゾ
ット衝撃値、面衝撃強度、熱変形温度、および表面硬度
を表3に示した。またフローマークおよびブツを判定し
た結果を表3に示した。
【0083】比較例12 実施例1における高分子量プロピレン重合体(K)を表
2に示す高分子量プロピレン重合体(S)に代え、さら
にエチレン−プロピレンブロック共重合体との混合組成
を表3に示す条件に代えた以外は、実施例1と同様な方
法にてプロピレン重合体組成物を得た。得られたプロピ
レン重合体組成物の曲げ弾性率、アイゾット衝撃値、面
衝撃強度、熱変形温度、および表面硬度を表3に示し
た。またフローマークおよびブツを判定した結果を表3
に示した。
2に示す高分子量プロピレン重合体(S)に代え、さら
にエチレン−プロピレンブロック共重合体との混合組成
を表3に示す条件に代えた以外は、実施例1と同様な方
法にてプロピレン重合体組成物を得た。得られたプロピ
レン重合体組成物の曲げ弾性率、アイゾット衝撃値、面
衝撃強度、熱変形温度、および表面硬度を表3に示し
た。またフローマークおよびブツを判定した結果を表3
に示した。
【0084】
【表1】
【0085】
【表2】
【0086】
【表3】
Claims (3)
- 【請求項1】エチレン含量が0.3〜10重量%のエチ
レン−プロピレンブロック共重合体成分と、アイソタク
チックペンタッド分率が0.90以上である高分子量プ
ロピレン重合体成分とよりなり、全組成において、分子
量5000000以上の重合体の割合が1〜10重量
%、分子量10000以下の重合体の割合が10重量%
以下で且つメルトフローレートが0.3〜50g/10
分であるプロピレン重合体組成物。 - 【請求項2】エチレン含量が0.3〜10重量%、重量
平均分子量が100000〜800000で、且つ重量
平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)との比(M
w/Mn)が2〜10であるエチレン−プロピレンブロ
ック共重合体と、アイソタクチックペンタッド分率が
0.90以上、重量平均分子量が1000000以上、
重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)との比
(Mw/Mn)が10〜60、分子量5000000以
上の重合体の割合が3重量%以上で、且つ分子量が10
000以下の重合体の割合が10重量%以下の高分子量
プロピレン重合体とを混合することを特徴とする請求項
1記載のプロピレン重合体組成物の製造方法。 - 【請求項3】アイソタクチックペンタッド分率が0.9
0以上、重量平均分子量1000000以上、重量平均
分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)との比(Mw/
Mn)が10〜60、分子量5000000以上の重合
体の割合が3重量%以上、分子量が10000以下の重
合体の割合が10重量%以下の高分子量プロピレン重合
体よりなる表面硬度改質剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12213495A JPH0931299A (ja) | 1995-05-16 | 1995-05-22 | プロピレン重合体組成物およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11669095 | 1995-05-16 | ||
| JP7-116690 | 1995-05-16 | ||
| JP12213495A JPH0931299A (ja) | 1995-05-16 | 1995-05-22 | プロピレン重合体組成物およびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0931299A true JPH0931299A (ja) | 1997-02-04 |
Family
ID=26454975
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12213495A Pending JPH0931299A (ja) | 1995-05-16 | 1995-05-22 | プロピレン重合体組成物およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0931299A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1026184A1 (en) * | 1999-02-05 | 2000-08-09 | Grand Polymer Co., Ltd. | Polypropylene block-copolymer resin and process for producing it |
| JP2023070921A (ja) * | 2021-11-10 | 2023-05-22 | 住友化学株式会社 | 車両用ワイヤーハーネスのコネクター |
| WO2023090767A1 (ko) * | 2021-11-22 | 2023-05-25 | 롯데케미칼 주식회사 | 장쇄 분지를 가지는 폴리프로필렌 수지 조성물 |
-
1995
- 1995-05-22 JP JP12213495A patent/JPH0931299A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6306973B1 (en) | 1999-02-04 | 2001-10-23 | Grand Polymer Co. Ltd. | Polypropylene block-copolymer resin and process for producing it |
| EP1026184A1 (en) * | 1999-02-05 | 2000-08-09 | Grand Polymer Co., Ltd. | Polypropylene block-copolymer resin and process for producing it |
| JP2023070921A (ja) * | 2021-11-10 | 2023-05-22 | 住友化学株式会社 | 車両用ワイヤーハーネスのコネクター |
| WO2023090767A1 (ko) * | 2021-11-22 | 2023-05-25 | 롯데케미칼 주식회사 | 장쇄 분지를 가지는 폴리프로필렌 수지 조성물 |
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