JPH09313417A - ワイピングクロス - Google Patents
ワイピングクロスInfo
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Abstract
ガラス面上の汚れを容易に除去することができるワイピ
ングクロスを提供する。 【解決手段】 まず、繊度2デニール、繊維長51mm
のポリプロピレン繊維と繊度6デニール、繊維長64m
mのポリプロピレン繊維を重量比40:60の割合で混
綿し、カード法によってウエブを形成した。次に、ニー
ドルパンチ法によってウエブ中の繊維同士を互いに絡ま
せることにより、目付50g/m2 、厚さ約1mmの不
織布を作製した。軟質線条体1を形成する合成重合体と
して、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合
体樹脂を用いた。線径が0.8mm、ショアA硬度が4
0、曲げ弾性率が100kg/cm2 の軟質線条体1
を、平行光線透過率が約77%となるようにループ状に
薄手布帛2に接着させた。
Description
床面及び家具、ガラス面の清掃に使用されるワイピング
クロスに関する。
機に代わって不織布からなる清掃用シートを用いた清掃
用具が使用されている。また、家具やガラスを磨くため
のワイパーにも不織布が使用されている。それらに使用
されている不織布としては、床面清掃用のものが特開平
5−56902号、特開平5−192285号、特開平
7−184815号等の各公報に開示されており、ま
た、家具、ガラス、OA機器を清掃するものが特開平3
−30744号等の各公報に開示されている。
の絡合によって形成されている不織布の表面状態を利用
し、床や畳の上に落ちている綿ぼこり、糸屑、髪の毛、
食べこぼしのくず等をからみ取って清掃するものであ
る。また、家具やガラス面等の磨きワイパーは、不織布
の構成繊維として分割型複合繊維を使用し、繊維断面の
鋭角部分を利用してガラス表面等の汚れを除去するもの
である。
清掃に都合よく使用することができる。また、作業棒
(長手把手)の先端に設けた平板状の支持具に上記清掃
用シートを装着した清掃用具ば、電気掃除機のような重
量感や騒音もなく、快適に清掃を行うことができるもの
である。
ートは、カーペットのような毛羽の多い床面のごみは取
ることができない。毛羽にからんでいる綿ぼこりや髪の
毛は不織布の表面の繊維ではからみ取ることができない
からである。また、磨きワイパーでは、木製の床面、ガ
ラス面、家具表面等に強固にこびり付いた汚れを取るた
めに何回も擦らねばならず、その結果、汚れは落ちても
家具に傷が付くことがあった。
決するためになされたものであり、カーペット上のほこ
りや強固にこびり付いたガラス面上の汚れを容易に除去
することができるワイピングクロスを提供することを目
的とする。
め、本発明に係るワイピングクロスの構成は、薄手布帛
と、前記薄手布帛の少なくとも一面に接着された軟質線
条体とを備えたものである。このワイピングクロスの構
成によれば、カーペット等の表面の毛羽にからみ付いて
いる綿ぼこり、糸屑、髪の毛、食べこぼしのくず等を軟
質線条体で掻き取り、これを薄手布帛の表面で保持する
ことができる。このように本発明のワイピングクロスを
用いれば、毛羽の多いカーペット上のほこりを容易に除
去することができる。また、木製の床面、ガラス面、家
具表面等に強固にこびり付いた汚れも数回こするだけで
容易に除去することができる。
線条体が、直径0.1〜2mm、ショアA型硬度30〜
80、曲げ弾性率10〜5000kg/cm2 の合成重
合体であるのが好ましい。この好ましい例によれば、家
具等の表面に傷を付けることなく、容易に塵埃を掻き出
して保持することのできるワイピングクロスを実現する
ことができる。また、この場合には、合成重合体が、オ
レフィン系重合体及びスチレン系重合体からなる群から
選ばれる少なくとも1つであるのが好ましい。ここで、
オレフィン系重合体とは、ポリプロピレン、ポリエチレ
ン等をいい、スチレン系重合体とは、スチレンの単独重
合体、もしくはスチレンとスチレン以外の他のモノマー
との共重合体をいう。この好ましい例によれば、軟質線
条体の表面摩擦力が大きくなるために、埃を引っ掻けて
とらえることができると共に、こびり付いている汚れを
剥離させて取ることができる。この場合にはさらに、ス
チレン系重合体がスチレン−ブタジエン系共重合体であ
るのが好ましい。この好ましい例によれば、スチレン−
ブタジエン系共重合体は結晶性が小さいために、所望の
硬度、曲げ弾性率を有する軟質線条体を容易に得ること
ができる。
線条体が薄手布帛上に占める割合が2〜40%であるの
が好ましい。この好ましい例によれば、容易に塵埃を掻
き出して保持することのできるワイピングクロスを実現
することができる。
布帛が、織物及び不織布からなる群から選ばれる1つで
あるのが好ましい。この好ましい例によれば、軟質線条
体によって集められた埃や汚れを布帛表面の羽毛で保持
することができる。
線条体の一部が薄手布帛に接着されずに浮き上がってい
るのが好ましい。この好ましい例によれば、毛足の長い
カーペットでも容易に清掃することができる。
をさらに具体的に説明する。本発明のワイピングクロス
は、カーペット等の表面の毛羽にからみ付いている綿ぼ
こり、糸屑、髪の毛、食べこぼしのくず等を軟質線条体
で掻き取り、これを薄手布帛の表面で保持して清掃する
ものである。また、木製床面、ガラス面等に強固にこび
り付いた食べもの屑なども軟質線条体でこすり取り、薄
手布帛の表面にとらえることができる。このように、軟
質線条体はあたかも消しゴムのような働きをする。
しては、ポリプロピレン、ポリエチレン等のポリオレフ
ィン系重合体、スチレン−ブタジエン−スチレンブロッ
ク共重合体、スチレン−エチレン・ブチレン−スチレン
ブロック共重合体、スチレン−エチレン・プロピレンブ
ロック共重合体等の熱可塑性合成重合体がある。これら
の熱可塑性合成重合体の一種もしくは二種以上を混合又
は複合して、溶融紡糸すれば、軟質線条体が得られる。
中でもスチレン−ブタジエン系共重合体からなる結晶性
の小さい合成重合体を用いれば、所望の硬度、曲げ弾性
率を有する軟質線条体を容易に得ることができる。
であり、好ましくは0.3〜1.5mm、さらに好まし
くは0.5〜1.0mmである。軟質線条体の直径が
0.1mm未満の場合には、強固にこびり付いた汚れを
剥離させて取ることが困難である。また、軟質線条体の
直径が2mmを超える場合には、汚れを剥離させる力が
強くなりすぎるため、清掃物が例えば家具のような塗り
物である場合に、塗りの表面を傷付けるおそれがある。
に30〜80であり、好ましくは40〜60である。ま
た、軟質線条体の曲げ弾性率は一般に10〜5000k
g/cm2 であり、好ましくは500〜2000kg/
cm2 である。軟質線条体のショアA型硬度が30未
満、曲げ弾性率が10kg/cm2 未満の場合には、軟
質線条体が軟らかくなりすぎて塵埃を掻き出すことがで
きず、十分な清掃機能を発揮することができない。ま
た、軟質線条体のショアA型硬度が80よりも大きく、
曲げ弾性率が5000kg/cm2 を超える場合には、
軟質線条体の剛性が大きくなりすぎるために、塵埃を掻
き出すことはできるが、ワイピングクロスが柔軟に伸縮
できないために、掻き出された塵埃を保持することが困
難となる。さらに、この場合には、木質床面、家具等の
表面に傷を付けてしまうという不都合も生じる。
ニルタイル板及びループパイルカーペットに対する軟質
線条体の摩擦係数は一般に0.6以上であり、好ましく
は1.0〜1.5である。尚、この摩擦係数は後述する
方法によって測定される。
接着される。このように構成を備えたワイピングクロス
の平行光線透過率は一般に60〜98%であり、好まし
くは70〜85%である。ここで、平行光線透過率と
は、軟質線条体が薄手布帛上に占める割合を表すために
設けた値である。すなわち、ワイピングクロスの所定面
積に平行光線を照射した場合に、その平行光線が軟質線
条体に邪魔されずに直接薄手布帛に達する面積の割合で
ある。従って、平行光線透過率が60〜98%といった
場合には、軟質線条体が薄手布帛上に占める割合が2〜
40%であることを意味する。
%未満の場合には、軟質線条体の量が多すぎるために、
塵埃を掻き出すことはできるが、薄手布帛の露出面が少
ないために、塵埃を拭き取り保持することは困難であ
る。一方、ワイピングクロスの平行光線透過率が98%
を超える場合には、軟質線条体の量が少なくなるので、
塵埃を掻き出すことが困難となる。
み計PEACOCK MODELH(商品名、株式会社
尾崎製作所製)による測定値が0.1〜3mm程度のも
のである。
をからめ取って保持することができることから、密度の
小さいメッシュ状のものを用いるのが好ましい。また、
パイル状のものを使用することもできる。
い。不織布は長繊維又は短繊維によって構成されてお
り、ニードルパンチ法、スパンボンド法、メルトブロー
法、スパンレース法等の方法によって作製される。尚、
薄手布帛を構成する繊維素材は特に限定されない。一般
に布帛に使用されているポリプロピレン、ポリエチレ
ン、ナイロン6、ポリエステル等の合成繊維、又は木
綿、ビスコースレーヨン等のセルロース系繊維、及びこ
れらを混綿したものを使用することができる。合成繊維
の場合には、繊度が10デニールよりも細かいのが好ま
しい。
0〜200g/m2 であり、好ましくは30〜150g
/m2 、さらに好ましくは30〜70g/m2 である。
不織布は、軟質線条体が掻き出した塵埃を表面の繊維で
からめ取って、保持する働きをするため、繊維の絡合の
程度が比較的ゆるいものが好ましい。具体的には、上記
目付の範囲のもので、厚さが0.1〜3mmのものが好
ましく、さらには0.5〜1mm程度のものが好まし
い。
業を行う時には、清掃床面と軟質線条体との間に強い摩
擦力が作用するため、薄手布帛は、その影響で強い引っ
張り力を受けることになる。軟質線条体は、薄手布帛の
寸法安定のための補強材としても働くが、薄手布帛が不
織布の場合には伸びが生じやすいので、別に他の補強材
を用いて薄手布帛を補強してもよい。補強材としては、
スパンボンド不織布や多数の孔部を有するフィルム、又
は網状物等を使用することができる。補強材と不織布と
は、熱接着や繊維の交絡等の手段によって一体化させれ
ばよいが、中でも高圧水流によって不織布の構成繊維を
補強材に交絡させる方法を用いるのが好ましい。
接着することができる。まず、軟質線条体のみを、所定
の平行光線透過率が得られるように平面網状に成形す
る。次いで、平面網状に成形した軟質線条体を薄手布帛
に積層し、加熱加圧して両者を一体化する。また、薄手
布帛を搬送体によって移動させながら、その上方から軟
質線条体を溶融紡糸して薄手布帛上に落下させる方法も
ある。この場合、紡糸ノズルを揺動させれば、軟質線条
体が薄手布帛上に均一にループ状に載置されるので好ま
しい。
イピングクロスについて説明する。図1は本発明に係る
ワイピングクロスの一例を示す斜視図、図2は図1のI
−I線拡大断面図である。図1に示すように、軟質線条
体1は、薄手布帛2上を任意の曲線を描きながら長手方
向(矢印の方向)に連続して接着されている。軟質線条
体1は、薄手布帛2の面上に平行光線透過率が60〜9
8%となるように接着されている。すなわち、軟質線条
体1が薄手布帛2上に占める面積の割合は40〜2%で
ある。
帛2上でほぼ一定の厚み、すなわち軟質線条体1の線径
にほぼ等しい厚みを有している。図3は本発明に係るワ
イピングクロスの他の例を示す断面図である。図3に示
すように、軟質線条体1は、その一部が山部3となって
おり、この山部3は薄手布帛に接着されていない。すな
わち、軟質線条体1の一部は薄手布帛2に接着されずに
浮き上がった状態にされている。山部3の高さは、軟質
線条体1の直径の1.5〜5倍程度が好ましい。
らに詳細に説明する。
た合成繊維からなる不織布を用意した。
ポリプロピレン繊維と繊度6デニール、繊維長64mm
のポリプロピレン繊維を重量比40:60の割合で混綿
し、紡績用カードを用いて(カード法)繊維シート(ウ
エブ)を形成した。次いで、ニードルパンチ法によって
ウエブ中の繊維同士を互いに絡ませることにより、目付
50g/m2 、厚さ約1mmの不織布を作製した。
は、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体
樹脂を用いた。上記した薄手布帛と合成重合体を用い
て、図1、図2に示すワイピングクロスを図4に示す装
置により、以下のようにして作製した。
5上に導き、エンドレスベルト5の上方に配置された紡
糸ノズル6から上記スチレン−ブタジエン−スチレンブ
ロック共重合体樹脂を溶融紡糸した軟質線条体1を落下
させた。これにより、軟質線条体1がループ形状を描き
ながら薄手布帛2の上に載置された。次いで、軟質線条
体1が固化する前に、紡糸ノズル6の後方に設けられた
押圧ローラ7によって押圧し、軟質線条体1を薄手布帛
2に接着させた。このとき、軟質線条体1同士が重なり
合っている部分も相互に接着させた。
100g/m2 、厚みが約1.5mmであった。また、
軟質線条体1は、線径が0.8mm、ショアA硬度が4
0、曲げ弾性率が100kg/cm2 であった。また、
この接着物の平行光線透過率は約77%であった。
の大きさに裁断し、ワイピングクロス(A)を得た。比
較例1として、市販の不織布製床面清掃用のワイピング
クロス(B)を用意した。このワイピングクロス(B)
は、以下のようにして作製される。まず、繊度1.5デ
ニール、繊維長38mmのポリエステル繊維と繊度1.
5デニール、繊維長51mmのレーヨン繊維を重量比5
0:50の割合で混綿し、カード法によって目付85g
/m2 のウエブを形成する。次いで、このウエブに多孔
性フィルムを積層し、高圧水流処理を施して不織布を作
製する。次いで、この不織布を20cm×20cmの大
きさに裁断し、ワイピングクロス(B)を作製する。
(B)を用い、木製の床、ビニルタイル製の床、ポリプ
ロピレン繊維製のループパイルカーペット床に対して、
それぞれ90cm×90cmの清掃試験を行った。この
清掃試験に際しては、対象となる各床の上に、長さ1〜
10mmの繊維屑5g、長さ約5〜50mmの人の毛髪
5g及び食パン屑5gを散布した。
り付けられた20cm×15cmの平板に、上記2種類
のワイピングクロス(A)、(B)を装着し、前記長手
把手を持って各床面を清掃した。清掃は、平板の自重に
よってワイピングクロス(A)、(B)を床面に押圧
し、20cm×50cmの同一箇所を2回往復摺動させ
て行った。
下のようにして作製した不織布を用いた。まず、ポリプ
ロピレンとポリエチレンテレフタレートをそれぞれクサ
ビ型断面形状に持つ16分割型複合繊維100%を用
い、カード法によってウエブを形成した。次いで、ウエ
ブに高圧水流を噴射し、複合繊維の約75%を分離分割
すると同時に、繊維を絡合させて目付85g/m2 の不
織布を得た。
により同じ合成重合体(スチレン−ブタジエン−スチレ
ンブロック共重合体樹脂)を用いた軟質線条体(線径
0.8mm、ショアA硬度40、曲げ弾性率100kg
/cm2 )と一体化し、20cm×20cmの大きさに
裁断してワイピングクロス(C)を作製した。このワイ
ピングクロス(C)の平行光線透過率は90%であっ
た。
大きさ20cm×20cmのワイピングクロス(D)を
用意した。上記2種類のワイピングクロス(C)、
(D)を用いてガラス面の清掃を行った。この場合、清
掃前のガラス面は、肉と野菜の煮汁を塗布して完全に乾
燥させている。ワイピングクロス(C)、(D)を手に
持ち、通常のガラスを磨く程度の力でこすって清掃し
た。
た場合には、同一箇所を3〜5回こするだけで、汚れが
完全に除去され、曇りのないガラス面が得られた。一
方、比較例2のワイピングクロス(D)を使った場合に
は、10回こすっても、こびり付いた油汚れを除去する
ことはできなかった。
部が薄手布帛2に接着されていないワイピングクロスを
用意した。薄手布帛としては、上記実施例1と同じ不織
布を用いた。軟質線条体1としては、上記実施例1と同
じスチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体樹
脂を用いた(線径0.8mm、ショアA硬度40、曲げ
弾性率100kg/cm2 )。
130g/m2 、軟質線条体1の山部3を含む厚みが3
mmであった。また、この接着物の平行光線透過率は約
65%であった。
の大きさに裁断し、ワイピングクロス(E)を得た。比
較のために、上記実施例1で使用したものと同じ市販の
不織布製のワイピングクロス(B)を用意した。
(B)を用いて、毛足約20mmのウィルトンカーペッ
トの清掃を行った。この場合、ウィルトンカーペット
(90cm×90cm)の上には、長さ1〜10mmの
繊維屑5g、長さ約5〜50mmの人毛5g及び食パン
屑5gが散布されている。
り付けられた20cm×15cmの平板に、上記2種類
のワイピングクロス(E)、(B)を装着し、前記長手
把手を持ってウィルトンカーペット面を清掃した。清掃
は、ほぼ平板の自重によってワイピングクロス(E)、
(B)を床面に押圧し、20cm×50cmの同一箇所
を2回往復摺動させて行った。その結果、本実施例のワ
イピングクロス(E)を使った場合には、散布された塵
埃がほぼ完全になくなった。しかし、市販のワイピング
クロス(B)を使った場合には、散布された塵埃の半分
以上が残った。特に、市販のワイピングクロス(B)を
使った場合には、ウィルトンカーペットの毛足の底の塵
埃は全く取れていなかった。
方法について説明する。このようなワイピングクロスは
図5に示す製造装置によって作製することができる。軟
質線条体1は、搬送機4のエンドレスベルト5上に設け
られた成型板8上に紡糸ノズル6から紡出される。成型
板8は、図6の一部を切り欠いた斜視図に示すように、
表面に凸部9と凹部10を備えている。このため、軟質
線条体1は、ループ形状を描きながらこの凹凸の形状に
従って上下方向にも屈曲しつつ成型板8上に載置され
る。次いで、軟質線条体1が固化する前に、上方から薄
手布帛2が供給されて重合し、同時に薄手布帛2が押圧
ローラ7によって押圧されて、軟質線条体1が薄手布帛
2に接着される。このとき、成型板8上の凸部9に紡出
された軟質線条体1は薄手布帛2に押圧されて接着さ
れ、凹部10に紡出された軟質線条体1は薄手布帛2に
接着されずに山部3となる。
するワイピングクロスの製造方法について説明する。こ
のようなワイピングクロスは図7に示す製造装置によっ
て作製することができる。
ルト5上に設けられた成型板(図示せず)上に紡糸ノズ
ル6から紡出される。次いで、軟質線条体1が固化する
前に、上方から薄手布帛2が供給されて重合し、同時に
薄手布帛2が押圧ローラ7によって押圧されて、軟質線
条体1が薄手布帛2に接着される。次いで、片面に軟質
線条体1が接着された薄手布帛2は接着面が上面となる
ように別の搬送機4−Aに導かれる。次いで、別の軟質
線条体1−Aが、搬送機4−Aのエンドレスベルト5−
A上に設けられた成型板(図示せず)上に紡糸ノズル6
−Aから紡出され、同時に薄手布帛2が押圧ローラ7に
よって押圧されて、軟質線条体1−Aが薄手布帛2の下
面に接着する。以上の工程により、軟質線条体1、1−
Aが両面に接着されたワイピングクロスが得られる。
れば、軟質線条体1、1−Aともに全体が薄手布帛2に
接着されたワイピングクロスが得られる。また、成型板
がともに図6に示すような凸部9と凹部10を備えた形
状であれば、軟質線条体1、1−Aともに薄手布帛2に
接着していない山部3を有するワイピングクロスが得ら
れる。さらに、成型板の一方が平坦な形状、他方が凸部
9と凹部10を備えた形状であれば、表裏面に異なる形
状の軟質線条体を有するワイピングクロスが得られる。
の軟質線条体によって清掃面との摩擦が大きくなるため
に、塵埃を容易に清掃面から剥離して薄手布帛の表面の
繊維にからめ取ることが可能となる。
率98%のものを測定試料とした場合、その表面の清掃
面(ガラス面)に対する摩擦係数は0.6以上であるの
が好ましい。摩擦係数の測定は次の方法による。
置し、試料の上に5cm×5cmで150gr(N)の
重錘を乗せた状態で試料を水平方向に引っ張り、試料が
動き出すときに要する最大の力(Fgr)を測定した。
平板としては、ガラス板、アクリル板、木製板、ビニル
タイル板、ループパイルカーペットを用いた。このうち
木製板、ビニルタイル板、ループパイルカーペットは、
上記実施例1の清掃試験で使用したものと同一である。
試料としては、清掃試験の実施例1、2、比較例1、2
で使用したものの他に、比較例1と同様の方法で作製し
たレーヨン不織布(繊度1.5デニール、繊維長51m
m、目付80g/m2 )を比較例3、アクリル繊維不織
布(繊度1.5デニール、繊維長38mm、目付80g
/m2 )を比較例4とした。下記(表2)に、試料が動
き出すときに要する最大の力(Fgr)の測定結果を示
す。
方向に引っ張る力Fとの間には、摩擦係数をμとして、
μ=F/Nの関係が成立する。μを下記(表3)にまと
める。
(軟質線条体を備えていないもの)の場合には、試料表
面の清掃面(ガラス面等)に対する摩擦係数が0.6未
満であるのに対し、上記実施例1、2(軟質線条体を備
えているもの)の場合には、試料表面の清掃面(ガラス
面等)に対する摩擦係数が0.6以上となる。このた
め、軟質線条体を備えた本発明のワイピングクロスを使
用すれば、塵埃を容易に清掃面から剥離して薄手布帛の
表面の繊維にからめ取ることが可能となる。
ピングクロスによれば、カーペット等の表面の毛羽にか
らみ付いている綿ぼこり、糸屑、髪の毛、食べこぼしの
くず等を軟質線条体で掻き取り、これを薄手布帛の表面
で保持することができる。このように本発明のワイピン
グクロスを用いれば、毛羽の多いカーペット上のほこり
を容易に除去することができる。また、木製の床面、ガ
ラス面、家具表面等に強固にこびり付いた汚れも数回こ
するだけで容易に除去することができる。
視図である。
断面図である。
製造装置を示す概略図である。
製造装置を示す概略図である。
製造装置の一部品である成型板の一部を切り欠いて示し
た斜視図である。
製造装置の他の例を示す概略図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 薄手布帛と、前記薄手布帛の少なくとも
一面に接着された軟質線条体とを備えたワイピングクロ
ス。 - 【請求項2】 軟質線条体が、直径0.1〜2mm、シ
ョアA型硬度30〜80、曲げ弾性率10〜5000k
g/cm2 の合成重合体である請求項1に記載のワイピ
ングクロス。 - 【請求項3】 合成重合体が、オレフィン系重合体及び
スチレン系重合体からなる群から選ばれる少なくとも1
つである請求項2に記載のワイピングクロス。 - 【請求項4】 スチレン系重合体がスチレン−ブタジエ
ン系共重合体である請求項3に記載のワイピングクロ
ス。 - 【請求項5】 軟質線条体が薄手布帛上に占める割合が
2〜40%である請求項1に記載のワイピングクロス。 - 【請求項6】 薄手布帛が、織物及び不織布からなる群
から選ばれる1つである請求項1に記載のワイピングク
ロス。 - 【請求項7】 軟質線条体の一部が薄手布帛に接着され
ずに浮き上がっている請求項1に記載のワイピングクロ
ス。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8133084A JPH09313417A (ja) | 1996-05-28 | 1996-05-28 | ワイピングクロス |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8133084A JPH09313417A (ja) | 1996-05-28 | 1996-05-28 | ワイピングクロス |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09313417A true JPH09313417A (ja) | 1997-12-09 |
Family
ID=15096485
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8133084A Pending JPH09313417A (ja) | 1996-05-28 | 1996-05-28 | ワイピングクロス |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09313417A (ja) |
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1996
- 1996-05-28 JP JP8133084A patent/JPH09313417A/ja active Pending
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