JPH09313802A - 精留塔 - Google Patents
精留塔Info
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- JPH09313802A JPH09313802A JP13734796A JP13734796A JPH09313802A JP H09313802 A JPH09313802 A JP H09313802A JP 13734796 A JP13734796 A JP 13734796A JP 13734796 A JP13734796 A JP 13734796A JP H09313802 A JPH09313802 A JP H09313802A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 容積が小さくかつ製造コストが安価な再生器
を有する精留塔を提供する。 【解決手段】 下部に再生器が設けられるとともにその
上方部に回収部および濃縮部が設けられた精留塔本体の
上記再生器を、内部に加熱蒸気の供給通路23が形成され
た複数個の伝熱プレート部材24が一定間隔で配置された
プレート式の熱交換部2で構成し、上記伝熱プレート部
材24の上方に、多数の分散孔32が穿設されるとともに断
面形状が波形の凹凸部が形成された分散板31を配置した
ものである。
を有する精留塔を提供する。 【解決手段】 下部に再生器が設けられるとともにその
上方部に回収部および濃縮部が設けられた精留塔本体の
上記再生器を、内部に加熱蒸気の供給通路23が形成され
た複数個の伝熱プレート部材24が一定間隔で配置された
プレート式の熱交換部2で構成し、上記伝熱プレート部
材24の上方に、多数の分散孔32が穿設されるとともに断
面形状が波形の凹凸部が形成された分散板31を配置した
ものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、石油、アルコー
ル、ベンゼンなどの物質の蒸留操作を行うための精留
塔、特にその下部に設けられた再生器に関するものであ
る。
ル、ベンゼンなどの物質の蒸留操作を行うための精留
塔、特にその下部に設けられた再生器に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、図9に示すように、精留塔101
は、下部に加熱用の蒸気管102が挿入されたシェルア
ンドチューブ式の再生器(リボイラーという)103が
設けられるとともにその上方部に回収部104および濃
縮部105が設けられた精留塔本体106と、この精留
塔本体106の回収部104と濃縮部105との間に接
続されて原液を供給する原液供給配管107と、この精
留塔本体106の頂部から原液のガスを取り出すととも
に途中に凝縮器108が設けられ、さらにこの凝縮器1
08で得られた留出液を還流する還流管109が設けら
れた留出液取出配管部110と、上記再生器103から
缶出液を取り出す缶出液取出配管111とから構成され
ている。
は、下部に加熱用の蒸気管102が挿入されたシェルア
ンドチューブ式の再生器(リボイラーという)103が
設けられるとともにその上方部に回収部104および濃
縮部105が設けられた精留塔本体106と、この精留
塔本体106の回収部104と濃縮部105との間に接
続されて原液を供給する原液供給配管107と、この精
留塔本体106の頂部から原液のガスを取り出すととも
に途中に凝縮器108が設けられ、さらにこの凝縮器1
08で得られた留出液を還流する還流管109が設けら
れた留出液取出配管部110と、上記再生器103から
缶出液を取り出す缶出液取出配管111とから構成され
ている。
【0003】そして、上記回収部104と濃縮部105
とには、例えばそれぞれ所定の理論段数分の充填物が配
置され、例えばそれぞれの理論段数を3段、4段とする
と、1段当たりの充填物の高さが500mmであるた
め、濃縮部105の高さ(L1)が1500mm、回収
部104の高さ(L3 )が2000mmとなる。
とには、例えばそれぞれ所定の理論段数分の充填物が配
置され、例えばそれぞれの理論段数を3段、4段とする
と、1段当たりの充填物の高さが500mmであるた
め、濃縮部105の高さ(L1)が1500mm、回収
部104の高さ(L3 )が2000mmとなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、回収部1
04と濃縮部105とには充填物が複数段でもって配置
されるため、どうしても精留塔本体106が高くなり、
製造コストが高くなるとともに建屋自体が高くなってし
まうという問題がある。
04と濃縮部105とには充填物が複数段でもって配置
されるため、どうしても精留塔本体106が高くなり、
製造コストが高くなるとともに建屋自体が高くなってし
まうという問題がある。
【0005】また、再生器103もシェルアンドチュー
ブ式のため、容積的にも大きくなり、したがって大きい
設置スペースを必要とするという問題があった。そこ
で、本発明は、容積が小さくかつ製造コストが安価な再
生器を有する精留塔を提供することを目的とする。
ブ式のため、容積的にも大きくなり、したがって大きい
設置スペースを必要とするという問題があった。そこ
で、本発明は、容積が小さくかつ製造コストが安価な再
生器を有する精留塔を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の第1の手段は、下部に再生器が設けられる
とともにその上方部に回収部および濃縮部が設けられた
精留塔本体の上記再生器を、内部に加熱流体が供給され
る複数個の伝熱プレート部材が一定間隔で配置されたプ
レート式、またはこれら伝熱プレート部材間に形成され
る原液落下通路にフィンが設けられたプレートフィン式
の熱交換部で構成し、上記伝熱プレート部材の上方に、
多数の分散孔が穿設されるとともに断面形状が波形また
は矩形の凹凸部が形成された分散板を配置した精留塔で
ある。
め、本発明の第1の手段は、下部に再生器が設けられる
とともにその上方部に回収部および濃縮部が設けられた
精留塔本体の上記再生器を、内部に加熱流体が供給され
る複数個の伝熱プレート部材が一定間隔で配置されたプ
レート式、またはこれら伝熱プレート部材間に形成され
る原液落下通路にフィンが設けられたプレートフィン式
の熱交換部で構成し、上記伝熱プレート部材の上方に、
多数の分散孔が穿設されるとともに断面形状が波形また
は矩形の凹凸部が形成された分散板を配置した精留塔で
ある。
【0007】また、本発明の第2の手段は、上記第1の
手段の精留塔において、分散板の凹凸部のピッチを、伝
熱プレート部材の配置ピッチと同一にするとともに、凹
凸部の谷部が伝熱プレート部材の一方の側面の上端縁に
沿うようにかつ接近する位置となるように分散板を配置
したものである。
手段の精留塔において、分散板の凹凸部のピッチを、伝
熱プレート部材の配置ピッチと同一にするとともに、凹
凸部の谷部が伝熱プレート部材の一方の側面の上端縁に
沿うようにかつ接近する位置となるように分散板を配置
したものである。
【0008】また、本発明の第3の手段は、上記第1の
手段の精留塔において、分散板の凹凸部のピッチを、隣
接する谷部が伝熱プレート部材の両側面の上端縁にそれ
ぞれ沿うように設定するとともに、この谷部が伝熱プレ
ート部材の上端縁に接近する位置となるように分散板を
配置したものである。
手段の精留塔において、分散板の凹凸部のピッチを、隣
接する谷部が伝熱プレート部材の両側面の上端縁にそれ
ぞれ沿うように設定するとともに、この谷部が伝熱プレ
ート部材の上端縁に接近する位置となるように分散板を
配置したものである。
【0009】また、本発明の第4の手段は、上記第1の
手段の精留塔において、分散板を、その凹凸部である山
部および谷部が伝熱プレート部材の上端縁に沿うように
配置するとともに、分散板の凹凸部のピッチを、伝熱プ
レート部材の原液落下通路の上方に少なくとも一組の山
部および谷部が位置するように設定したものである。
手段の精留塔において、分散板を、その凹凸部である山
部および谷部が伝熱プレート部材の上端縁に沿うように
配置するとともに、分散板の凹凸部のピッチを、伝熱プ
レート部材の原液落下通路の上方に少なくとも一組の山
部および谷部が位置するように設定したものである。
【0010】また、本発明の第5の手段は、上記第1な
いし4の手段のいずれかの精留塔において、複数個の分
散板を、それぞれの凹凸部が互いに直交するように積層
させたものである。
いし4の手段のいずれかの精留塔において、複数個の分
散板を、それぞれの凹凸部が互いに直交するように積層
させたものである。
【0011】上記の各構成によると、再生器の熱交換部
に、プレート式またはプレートフィン式の伝熱プレート
部材を使用したので、シェルアンドチューブ式のものよ
りも、単位体積当たりの伝熱面積が非常に広くなり熱交
換部をコンパクトにすることができ、しかも再生器で回
収部の機能を発揮させることができるので、回収部にお
ける充填物の必要高さを低くすることができ、したがっ
て精留塔全体の高さも低くすることができる。
に、プレート式またはプレートフィン式の伝熱プレート
部材を使用したので、シェルアンドチューブ式のものよ
りも、単位体積当たりの伝熱面積が非常に広くなり熱交
換部をコンパクトにすることができ、しかも再生器で回
収部の機能を発揮させることができるので、回収部にお
ける充填物の必要高さを低くすることができ、したがっ
て精留塔全体の高さも低くすることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の精留塔における第
1の実施の形態を、図1〜図3に基づき説明する。
1の実施の形態を、図1〜図3に基づき説明する。
【0013】図1に示すように、精留塔1は、下部に熱
交換部2が配置された再生器(リボイラー)3が設けら
れるとともにその上方部に回収部4および濃縮部5が設
けられた精留塔本体6と、上記精留塔本体6の回収部4
と濃縮部5との間に接続されて原液を精留塔本体6内に
供給するための原液供給配管7と、この精留塔本体6の
頂部から原液のガスを取り出すとともに途中に凝縮器8
が設けられ、さらにこの凝縮器8で得られた留出液を還
流する還流管9が設けられた留出液取出配管部10と、
上記再生器3から缶出液を取り出す缶出液取出配管11
とから構成されている。
交換部2が配置された再生器(リボイラー)3が設けら
れるとともにその上方部に回収部4および濃縮部5が設
けられた精留塔本体6と、上記精留塔本体6の回収部4
と濃縮部5との間に接続されて原液を精留塔本体6内に
供給するための原液供給配管7と、この精留塔本体6の
頂部から原液のガスを取り出すとともに途中に凝縮器8
が設けられ、さらにこの凝縮器8で得られた留出液を還
流する還流管9が設けられた留出液取出配管部10と、
上記再生器3から缶出液を取り出す缶出液取出配管11
とから構成されている。
【0014】上記再生器3内に配置された熱交換部2と
しては、例えばプレートフィン式のものが使用されてい
る。すなわち、図2および図3に示すように、一対の伝
熱板21,21とこれら伝熱板21,21の上下部を閉
塞する閉塞板22とから構成されるとともに、これら両
伝熱板21,21間に加熱流体通路例えば加熱蒸気通路
23が形成されてなる上下方向の伝熱プレート部材24
が複数個所定ピッチP 1 で互いに平行に配置され、そし
てこれら伝熱プレート部材24,24間に原液供給通路
である原液落下通路25が形成され、またこの原液落下
通路25には、波形状のフィン26が配置されている。
しては、例えばプレートフィン式のものが使用されてい
る。すなわち、図2および図3に示すように、一対の伝
熱板21,21とこれら伝熱板21,21の上下部を閉
塞する閉塞板22とから構成されるとともに、これら両
伝熱板21,21間に加熱流体通路例えば加熱蒸気通路
23が形成されてなる上下方向の伝熱プレート部材24
が複数個所定ピッチP 1 で互いに平行に配置され、そし
てこれら伝熱プレート部材24,24間に原液供給通路
である原液落下通路25が形成され、またこの原液落下
通路25には、波形状のフィン26が配置されている。
【0015】このフィン26は、幅が狭くされた小フィ
ン26aがその波の屈曲方向を水平方向とし、各隣接す
る小フィン26a同士で山部と谷部との位置がずれるよ
うに位相をずらして取り付けられている。なお、伝熱プ
レート部材24内の加熱蒸気通路23にフィン26を設
けてもよい。
ン26aがその波の屈曲方向を水平方向とし、各隣接す
る小フィン26a同士で山部と谷部との位置がずれるよ
うに位相をずらして取り付けられている。なお、伝熱プ
レート部材24内の加熱蒸気通路23にフィン26を設
けてもよい。
【0016】また、上記伝熱プレート部材24の上部に
は、波形状に形成された分散板31が水平方向で設置さ
れている。この分散板31は、多数の分散孔32が一定
間隔毎に穿設された多孔板が、伝熱プレート部材24の
配設ピッチP1 と同じピッチP2 で波形状にされた構成
とされ、またその谷部31aが原液落下通路25の一方
の開口縁、すなわち伝熱プレート部材24の一方の側面
の上端縁に沿って接近する位置となるように、分散板3
1が固定される。なお、図1に示すように、この伝熱プ
レート部材24の加熱蒸気通路23には、加熱流体とし
て加熱蒸気(スチーム)を供給する加熱蒸気供給配管1
2が接続されている。
は、波形状に形成された分散板31が水平方向で設置さ
れている。この分散板31は、多数の分散孔32が一定
間隔毎に穿設された多孔板が、伝熱プレート部材24の
配設ピッチP1 と同じピッチP2 で波形状にされた構成
とされ、またその谷部31aが原液落下通路25の一方
の開口縁、すなわち伝熱プレート部材24の一方の側面
の上端縁に沿って接近する位置となるように、分散板3
1が固定される。なお、図1に示すように、この伝熱プ
レート部材24の加熱蒸気通路23には、加熱流体とし
て加熱蒸気(スチーム)を供給する加熱蒸気供給配管1
2が接続されている。
【0017】以下、上記構成における作用について説明
する。なお、精留塔自体の作用については省略し、本説
明においては、再生器3の部分の作用についてだけ説明
する。
する。なお、精留塔自体の作用については省略し、本説
明においては、再生器3の部分の作用についてだけ説明
する。
【0018】すなわち、再生器3に配置された伝熱プレ
ート部材24に形成された加熱蒸気通路23内に、加熱
用蒸気(スチーム)が供給されている状態において、原
液供給配管7から精留塔本体6内に供給された原液は、
回収部4を経て、再生器3に落下する。この落下した原
液は、まず分散板31により均一に分散されて原液落下
通路25内を流下する。
ート部材24に形成された加熱蒸気通路23内に、加熱
用蒸気(スチーム)が供給されている状態において、原
液供給配管7から精留塔本体6内に供給された原液は、
回収部4を経て、再生器3に落下する。この落下した原
液は、まず分散板31により均一に分散されて原液落下
通路25内を流下する。
【0019】この時、伝熱プレート部材24内の加熱蒸
気通路23内を流れる加熱用蒸気により原液が加熱され
て蒸発される。この蒸発した原液ガスは、原液落下通路
25内を上昇し(向流型になっている)、分散板31の
山部31bに形成された分散孔32を介して、上方の回
収部4および濃縮部5を経て留出液取出配管部10に至
り、ここで凝縮器8により凝縮されて留出液として取り
出されるとともに、その一部は精留塔本体6内に還流さ
れる。
気通路23内を流れる加熱用蒸気により原液が加熱され
て蒸発される。この蒸発した原液ガスは、原液落下通路
25内を上昇し(向流型になっている)、分散板31の
山部31bに形成された分散孔32を介して、上方の回
収部4および濃縮部5を経て留出液取出配管部10に至
り、ここで凝縮器8により凝縮されて留出液として取り
出されるとともに、その一部は精留塔本体6内に還流さ
れる。
【0020】上記構成によれば、多孔板を波形状に形成
した分散板31を配置した簡単な構成で、原液を均一に
分散させて伝熱プレート部材24側に供給することがで
き、したがって原液のガス化を効率良く行わせることが
できる。
した分散板31を配置した簡単な構成で、原液を均一に
分散させて伝熱プレート部材24側に供給することがで
き、したがって原液のガス化を効率良く行わせることが
できる。
【0021】すなわち、この熱交換部2で蒸留作用が行
われるため、回収部4の機能が発揮されることになる。
このプレートフィン式の熱交換部2による蒸留効果(精
留効果)が、例えば充填物の理論段数で3段分に相当
し、したがって回収部4での充填高さ(L2 )は、1段
(4段−3段)となり、500mm程度の高さで済む。
われるため、回収部4の機能が発揮されることになる。
このプレートフィン式の熱交換部2による蒸留効果(精
留効果)が、例えば充填物の理論段数で3段分に相当
し、したがって回収部4での充填高さ(L2 )は、1段
(4段−3段)となり、500mm程度の高さで済む。
【0022】回収部4と濃縮部5における充填物の量、
すなわち回収部4と濃縮部5における充填物の高さ(L
2 ,L1 )で換算すれば、従来の場合に比べて、下記
式で示される割合Rとなる。
すなわち回収部4と濃縮部5における充填物の高さ(L
2 ,L1 )で換算すれば、従来の場合に比べて、下記
式で示される割合Rとなる。
【0023】 R=(L1 +L2 )/(L1 +L3 )・・・・ 式中、L3 は従来の回収部における充填物の高さを示
す。具体的数値を代入すると、 R=(1500+500)/(1500+2000) =0.57 となり、約40%のコストダウンとなる。
す。具体的数値を代入すると、 R=(1500+500)/(1500+2000) =0.57 となり、約40%のコストダウンとなる。
【0024】また、精留塔本体6の高さを、充填物の高
さで比較した場合でも、下記式に示す高さHだけ低く
なる。 H=L3 −L2 ・・・・ 具体的数値を代入すると、 H=2000−500 =1500mm となり、1500mm程度、その高さが低くなる。
さで比較した場合でも、下記式に示す高さHだけ低く
なる。 H=L3 −L2 ・・・・ 具体的数値を代入すると、 H=2000−500 =1500mm となり、1500mm程度、その高さが低くなる。
【0025】さらには、再生器3自体が、シェルアンド
チューブ式のものよりもコンパクトになるので、液体の
ホールド量も減り、製造コストの低減化およびランニン
グコストの低減化を図ることができる。
チューブ式のものよりもコンパクトになるので、液体の
ホールド量も減り、製造コストの低減化およびランニン
グコストの低減化を図ることができる。
【0026】なお、上記熱交換部2としては、フィンの
ないプレート式であってもよい。次に、本発明の第2の
実施の形態について説明する。この第2の実施の形態に
おける再生器の分散板は、第1の実施の形態における分
散板の凹凸部のピッチを変更したものである。
ないプレート式であってもよい。次に、本発明の第2の
実施の形態について説明する。この第2の実施の形態に
おける再生器の分散板は、第1の実施の形態における分
散板の凹凸部のピッチを変更したものである。
【0027】図4に示すように、この第2の実施の形態
における分散板41は、隣接する両谷部41aが原液落
下通路25の両開口縁に沿って、すなわち伝熱プレート
部材24の両側面の上端縁に沿って接近するように形成
されて配置されており、例えば伝熱プレート部材24の
直ぐ上方には、山部41bが位置し、谷部41aが位置
しないようにされている。
における分散板41は、隣接する両谷部41aが原液落
下通路25の両開口縁に沿って、すなわち伝熱プレート
部材24の両側面の上端縁に沿って接近するように形成
されて配置されており、例えば伝熱プレート部材24の
直ぐ上方には、山部41bが位置し、谷部41aが位置
しないようにされている。
【0028】したがって、原液落下通路25の上方に位
置するこれら谷部41a間のピッチP3 と、これに隣接
する伝熱プレート部材24の上方に位置する谷部41a
間のピッチP4 とが異なるように設定され、しかも隣接
するピッチ同士の和P5 (P 3 +P4 =P5 )が伝熱プ
レート部材24の配設ピッチP1 と同一となるように設
定されている。
置するこれら谷部41a間のピッチP3 と、これに隣接
する伝熱プレート部材24の上方に位置する谷部41a
間のピッチP4 とが異なるように設定され、しかも隣接
するピッチ同士の和P5 (P 3 +P4 =P5 )が伝熱プ
レート部材24の配設ピッチP1 と同一となるように設
定されている。
【0029】このため、分散板41の谷部41aが伝熱
プレート部材24の両側面にそれぞれ接近して配置され
ることから、原液の加熱を効率良く行わせることができ
るので、蒸留効果(熱効率)を向上させることができ
る。
プレート部材24の両側面にそれぞれ接近して配置され
ることから、原液の加熱を効率良く行わせることができ
るので、蒸留効果(熱効率)を向上させることができ
る。
【0030】次に、本発明の第3の実施の形態について
説明する。図5に示すように、本第3の実施の形態にお
ける分散板51においては、谷部51a(または山部5
1b)のピッチP6 が等間隔にされるとともに、その谷
部51aと山部51bとを伝熱プレート部材24の上端
縁(伝熱面の幅方向)に沿うように配置したもので、分
散板51における凹凸部のピッチP6 を、伝熱プレート
部材24間の原液落下通路25の幅Bの2倍以下、すな
わちP6 <2Bとなるように設定して、原液落下通路2
5の幅B内の上方に谷部51aと山部51bとが少なく
とも1組以上位置するようにされている。
説明する。図5に示すように、本第3の実施の形態にお
ける分散板51においては、谷部51a(または山部5
1b)のピッチP6 が等間隔にされるとともに、その谷
部51aと山部51bとを伝熱プレート部材24の上端
縁(伝熱面の幅方向)に沿うように配置したもので、分
散板51における凹凸部のピッチP6 を、伝熱プレート
部材24間の原液落下通路25の幅Bの2倍以下、すな
わちP6 <2Bとなるように設定して、原液落下通路2
5の幅B内の上方に谷部51aと山部51bとが少なく
とも1組以上位置するようにされている。
【0031】したがって、原液落下通路25に滴下され
る原液および原液落下通路25から上昇される原液ガス
をスムースにかつ均一に通過させることができる。次
に、本発明の第4の実施の形態について説明する。
る原液および原液落下通路25から上昇される原液ガス
をスムースにかつ均一に通過させることができる。次
に、本発明の第4の実施の形態について説明する。
【0032】図6に示すように、本第4の実施の形態に
おける分散板61は、第1の実施の形態における分散板
の凹凸部の形状を、波形状ではなく、矩形状にしたもの
である。すなわち、この分散板61は、多孔板を、断面
がU字形状の部分が交互に繰り返されて矩形状の凹凸部
としたものである。この場合も、第1の実施の形態と同
様の効果が得られる。
おける分散板61は、第1の実施の形態における分散板
の凹凸部の形状を、波形状ではなく、矩形状にしたもの
である。すなわち、この分散板61は、多孔板を、断面
がU字形状の部分が交互に繰り返されて矩形状の凹凸部
としたものである。この場合も、第1の実施の形態と同
様の効果が得られる。
【0033】次に、本発明の第5の実施の形態について
説明する。図7に示すように、本第5の実施の形態にお
ける分散板71は、第2の実施の形態における分散板の
凹凸部を、第4の実施の形態と同様に、U字形状が繰り
返されて構成される矩形状にしたものであり、やはり第
2の実施の形態と同様の効果を発揮し得る。
説明する。図7に示すように、本第5の実施の形態にお
ける分散板71は、第2の実施の形態における分散板の
凹凸部を、第4の実施の形態と同様に、U字形状が繰り
返されて構成される矩形状にしたものであり、やはり第
2の実施の形態と同様の効果を発揮し得る。
【0034】次に、本発明の第6の実施の形態について
説明する。図8に示すように、本第6の実施の形態にお
ける分散板81は、第1の実施の形態における分散板3
1を2枚、それぞれの凹凸部の屈曲方向が互いに直交す
るように、すなわち谷部31a(または山部31b)が
互いに直交するように積層して配置したものであり、こ
の場合には、分散板31による原液の分散効果を一層向
上させることができる。勿論、2個以上の分散板31を
積層することもでき、また第2〜第5の実施の形態で説
明した分散板を、互いに直交するように積層して配置す
るようにしても良い。
説明する。図8に示すように、本第6の実施の形態にお
ける分散板81は、第1の実施の形態における分散板3
1を2枚、それぞれの凹凸部の屈曲方向が互いに直交す
るように、すなわち谷部31a(または山部31b)が
互いに直交するように積層して配置したものであり、こ
の場合には、分散板31による原液の分散効果を一層向
上させることができる。勿論、2個以上の分散板31を
積層することもでき、また第2〜第5の実施の形態で説
明した分散板を、互いに直交するように積層して配置す
るようにしても良い。
【0035】
【発明の効果】以上のように本発明の各構成によると、
再生器の熱交換部に、プレート式またはプレートフィン
式の構造を採用したので、シェルアンドチューブ式のも
のよりも、単位体積当たりの伝熱面積が非常に広くな
り、熱交換部をコンパクトにすることができ、しかも再
生器で回収部の機能を発揮させることができるので、回
収部における充填物の必要高さを低くすることができ、
したがって精留塔全体の高さも低くすることができ、ひ
いては製造コストの低減化を図ることができる。
再生器の熱交換部に、プレート式またはプレートフィン
式の構造を採用したので、シェルアンドチューブ式のも
のよりも、単位体積当たりの伝熱面積が非常に広くな
り、熱交換部をコンパクトにすることができ、しかも再
生器で回収部の機能を発揮させることができるので、回
収部における充填物の必要高さを低くすることができ、
したがって精留塔全体の高さも低くすることができ、ひ
いては製造コストの低減化を図ることができる。
【0036】また、凹凸形状の分散板を設けているの
で、原液を谷部の分散孔から均一に伝熱プレート部材側
に供給するとともに、伝熱プレート部材により加熱され
て蒸発された原液のガスを山部の分散孔から上方に導く
ようにしたので、極めて簡単な構成で、効率良く原液の
ガス発生を行うことができる。
で、原液を谷部の分散孔から均一に伝熱プレート部材側
に供給するとともに、伝熱プレート部材により加熱され
て蒸発された原液のガスを山部の分散孔から上方に導く
ようにしたので、極めて簡単な構成で、効率良く原液の
ガス発生を行うことができる。
【0037】また、分散板の凹凸部のピッチを、伝熱プ
レート部材間に形成される原液落下通路の幅内の上方に
少なくとも一組の山部と谷部とが位置するように設定し
たので、原液落下通路に滴下される原液を均一に分散で
きるとともに、原液のガスを確実に上方に導くことがで
きる。
レート部材間に形成される原液落下通路の幅内の上方に
少なくとも一組の山部と谷部とが位置するように設定し
たので、原液落下通路に滴下される原液を均一に分散で
きるとともに、原液のガスを確実に上方に導くことがで
きる。
【0038】さらに、凹凸形状の分散板の谷部を、伝熱
プレート部材の側面の上端縁に接近させて配置するよう
にしたので、原液を伝熱プレート部材の伝熱面に効果的
に分散流下させることができ、したがって原液の加熱効
率を向上させることができる。
プレート部材の側面の上端縁に接近させて配置するよう
にしたので、原液を伝熱プレート部材の伝熱面に効果的
に分散流下させることができ、したがって原液の加熱効
率を向上させることができる。
【0039】さらには、分散板を積層することにより、
原液を、より均一に分散させることができる。
原液を、より均一に分散させることができる。
【図1】本発明の第1の実施の形態における精留塔の概
略構成を示す断面図である。
略構成を示す断面図である。
【図2】同精留塔の再生器における熱交換部の要部斜視
図である。
図である。
【図3】同精留塔の再生器における熱交換部の要部断面
図である。
図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態における熱交換部の
要部断面図である。
要部断面図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態における熱交換部の
要部断面図である。
要部断面図である。
【図6】本発明の第4の実施の形態における熱交換部の
要部断面図である。
要部断面図である。
【図7】本発明の第5の実施の形態における熱交換部の
要部断面図である。
要部断面図である。
【図8】本発明の第6の実施の形態における熱交換部の
要部斜視図である。
要部斜視図である。
【図9】従来例における精留塔の概略構成を示す断面図
である。
である。
1 精留塔 2 熱交換部 3 再生器 4 回収部 5 濃縮部 6 精留塔本体 7 原液供給配管 23 加熱蒸気通路 24 伝熱プレート部材 25 原液落下通路 26 フィン 31 分散板 31a 谷部 31b 山部 41 分散板 41a 谷部 41b 山部 51 分散板 51a 谷部 51b 山部 61 分散板 71 分散板 81 分散板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平中 幸男 大阪府大阪市中央区平野町4丁目1−2 大阪瓦斯株式会社内 (72)発明者 幡中 宣夫 大阪府大阪市中央区平野町4丁目1−2 大阪瓦斯株式会社内 (72)発明者 堀江 哲次 兵庫県尼崎市扶桑町1番10号 住友精密工 業株式会社内 (72)発明者 岩田 克雄 兵庫県尼崎市扶桑町1番10号 住友精密工 業株式会社内 (72)発明者 矢野 猛 大阪府大阪市此花区西九条5丁目3番28号 日立造船株式会社内 (72)発明者 岩本 皓夫 大阪府大阪市此花区西九条5丁目3番28号 日立造船株式会社内 (72)発明者 古藤 匡人 大阪府大阪市此花区西九条5丁目3番28号 日立造船株式会社内 (72)発明者 藤田 優 大阪府大阪市此花区西九条5丁目3番28号 日立造船株式会社内
Claims (5)
- 【請求項1】下部に再生器が設けられるとともにその上
方部に回収部および濃縮部が設けられた精留塔本体の上
記再生器を、内部に加熱流体が供給される複数個の伝熱
プレート部材が一定間隔で配置されたプレート式、また
はこれら伝熱プレート部材間に形成される原液落下通路
にフィンが設けられたプレートフィン式の熱交換部で構
成し、上記伝熱プレート部材の上方に、多数の分散孔が
穿設されるとともに断面形状が波形または矩形の凹凸部
が形成された分散板を配置したことを特徴とする精留
塔。 - 【請求項2】分散板の凹凸部のピッチを、伝熱プレート
部材の配置ピッチと同一にするとともに、凹凸部の谷部
が伝熱プレート部材の一方の側面の上端縁に沿うように
かつ接近する位置となるように分散板を配置したことを
特徴とする請求項1記載の精留塔。 - 【請求項3】分散板の凹凸部のピッチを、隣接する谷部
が伝熱プレート部材の両側面の上端縁にそれぞれ沿うよ
うに設定するとともに、この谷部が伝熱プレート部材の
上端縁に接近する位置となるように分散板を配置したこ
とを特徴とする請求項1記載の精留塔。 - 【請求項4】分散板を、その凹凸部である山部および谷
部が伝熱プレート部材の上端縁に沿うように配置すると
ともに、分散板の凹凸部のピッチを、伝熱プレート部材
の原液落下通路の上方に少なくとも一組の山部および谷
部が位置するように設定したことを特徴とする請求項1
記載の精留塔。 - 【請求項5】複数個の分散板を、それぞれの凹凸部が互
いに直交するように積層させたことを特徴とする請求項
1ないし4のいずれかに記載の精留塔。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13734796A JPH09313802A (ja) | 1996-05-31 | 1996-05-31 | 精留塔 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13734796A JPH09313802A (ja) | 1996-05-31 | 1996-05-31 | 精留塔 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09313802A true JPH09313802A (ja) | 1997-12-09 |
Family
ID=15196530
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13734796A Pending JPH09313802A (ja) | 1996-05-31 | 1996-05-31 | 精留塔 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09313802A (ja) |
-
1996
- 1996-05-31 JP JP13734796A patent/JPH09313802A/ja active Pending
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20060710 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060718 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20061114 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |