JPH09314347A - シーム溶接線自動倣い装置 - Google Patents
シーム溶接線自動倣い装置Info
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- JPH09314347A JPH09314347A JP13399096A JP13399096A JPH09314347A JP H09314347 A JPH09314347 A JP H09314347A JP 13399096 A JP13399096 A JP 13399096A JP 13399096 A JP13399096 A JP 13399096A JP H09314347 A JPH09314347 A JP H09314347A
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Landscapes
- Butt Welding And Welding Of Specific Article (AREA)
- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 シーム溶接に必要な高価な倣い治具や、ワー
クを支持するロボット用の複雑なプログラム等を不要化
すること。 【解決手段】 任意水平方向の移動を許容するが水平旋
回方向の動きは拘束する燃料タンク2のスライド支持手
段としてのXYテーブル50と、XYテーブル50の移
動許容方向と直交する方向に主軸を有する倣い制御軸8
2とを上下に重ね合わせる。XYテーブル50または倣
い制御軸82のいずれか一方にシーム溶接される部分を
有する燃料タンク2を支持する専用治具6を取り付け
る。倣い制御軸82の回転によって燃料タンク2におけ
る溶接線の形成方向を変更制御する。倣い制御軸82
は、専用治具6に取付けたテンプレート84と基準部材
92との間隔を検出する測距センサ94の出力に基づき
行なう。燃料タンク2の凸部96溶接時はコイルばね7
4と脚部75によって燃料タンク2の揺動を許容する。
クを支持するロボット用の複雑なプログラム等を不要化
すること。 【解決手段】 任意水平方向の移動を許容するが水平旋
回方向の動きは拘束する燃料タンク2のスライド支持手
段としてのXYテーブル50と、XYテーブル50の移
動許容方向と直交する方向に主軸を有する倣い制御軸8
2とを上下に重ね合わせる。XYテーブル50または倣
い制御軸82のいずれか一方にシーム溶接される部分を
有する燃料タンク2を支持する専用治具6を取り付け
る。倣い制御軸82の回転によって燃料タンク2におけ
る溶接線の形成方向を変更制御する。倣い制御軸82
は、専用治具6に取付けたテンプレート84と基準部材
92との間隔を検出する測距センサ94の出力に基づき
行なう。燃料タンク2の凸部96溶接時はコイルばね7
4と脚部75によって燃料タンク2の揺動を許容する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はシーム溶接線自動倣
い装置に係り、特に鞍型の燃料タンクの周縁部を上下一
対の電極輪で挟んでシーム溶接する際に、燃料タンクを
水平方向の直交2方向で無負荷フローティング状態で支
持しつつ、燃料タンクの周縁部における電極輪の溶接軌
跡の修正を、燃料タンクを水平旋回調節させ、かつ、鞍
型凸部を溶接可能とするためにワークを揺動可能に支持
した自動倣い装置に関する。
い装置に係り、特に鞍型の燃料タンクの周縁部を上下一
対の電極輪で挟んでシーム溶接する際に、燃料タンクを
水平方向の直交2方向で無負荷フローティング状態で支
持しつつ、燃料タンクの周縁部における電極輪の溶接軌
跡の修正を、燃料タンクを水平旋回調節させ、かつ、鞍
型凸部を溶接可能とするためにワークを揺動可能に支持
した自動倣い装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図9に示すように、燃料タンク2は板金
プレスにて成形した上ハーフ2aと下ハーフ2bからな
る。燃料タンク2を製作するには、これら上ハーフ2a
と下ハーフ2bを重ね合わせ、相互に重なった周縁フラ
ンジ部4をスポット溶接にて複数箇所仮止めし、こうし
て出来た一体形の燃料タンク2を専用治具6の上にセッ
トし、燃料タンク2の上面をクランプ8にて押圧してC
型アーム10に支持する。C型アーム10は、固定壁1
2から水平方向に延びるアイアンマン14と呼ばれる水
平方向に屈曲自在のアームの先端に支持されている。こ
のアイアンマン14は、少なくとも2つのアーム部材1
4a,14bが垂直軸を有するヒンジ16を介して水平
に延ばされたもので、燃料タンク2を水平任意方向に軽
い力で移動可能に支持する。専用治具6とクランプ8
は、それぞれ自由回転軸18,20にてC型アーム10
に連結され、下部の自由回転軸18には倣い治具22が
取り付けられている。この倣い治具22は、燃料タンク
2の平面形状の縮小相似形に近い小型プレート24の下
面に複数の被ガイドピン26を突設したもので、この被
ガイドピン26の一つが支持アーム28を介して固定壁
30に固定されたレール32によって直線的にガイドさ
れるようになっている。
プレスにて成形した上ハーフ2aと下ハーフ2bからな
る。燃料タンク2を製作するには、これら上ハーフ2a
と下ハーフ2bを重ね合わせ、相互に重なった周縁フラ
ンジ部4をスポット溶接にて複数箇所仮止めし、こうし
て出来た一体形の燃料タンク2を専用治具6の上にセッ
トし、燃料タンク2の上面をクランプ8にて押圧してC
型アーム10に支持する。C型アーム10は、固定壁1
2から水平方向に延びるアイアンマン14と呼ばれる水
平方向に屈曲自在のアームの先端に支持されている。こ
のアイアンマン14は、少なくとも2つのアーム部材1
4a,14bが垂直軸を有するヒンジ16を介して水平
に延ばされたもので、燃料タンク2を水平任意方向に軽
い力で移動可能に支持する。専用治具6とクランプ8
は、それぞれ自由回転軸18,20にてC型アーム10
に連結され、下部の自由回転軸18には倣い治具22が
取り付けられている。この倣い治具22は、燃料タンク
2の平面形状の縮小相似形に近い小型プレート24の下
面に複数の被ガイドピン26を突設したもので、この被
ガイドピン26の一つが支持アーム28を介して固定壁
30に固定されたレール32によって直線的にガイドさ
れるようになっている。
【0003】各被ガイドピン26は、図10に示すよう
に燃料タンク2のコーナ部の曲率中心を通る垂直線と整
合して配設されている。図示の燃料タンク2は4つのコ
ーナ部R1〜R4を有し、これらコーナ部R1〜R4と
対応する小型プレート24の下面位置に合計4つの被ガ
イドピン26(26a〜26d)が突設されている。
に燃料タンク2のコーナ部の曲率中心を通る垂直線と整
合して配設されている。図示の燃料タンク2は4つのコ
ーナ部R1〜R4を有し、これらコーナ部R1〜R4と
対応する小型プレート24の下面位置に合計4つの被ガ
イドピン26(26a〜26d)が突設されている。
【0004】レール32は図11(A)のように矩形断
面の溝を有する後端閉塞、前端開放の樋状をなし、レー
ル32の後端部と中間部の一側面には2箇所に入口3
4,36が切り欠かれ、これら2つの入口34,36の
いずれかから被ガイドピン26がレール32内に入るよ
うになっている。入口34,36の下框には図11
(C)のように下部をばね38にて支持され上部が斜面
状に形成された昇降可能なストッパピン40が配設さ
れ、いったんレール32内に入った被ガイドピン26が
外に出ないようになっている。また、レール32の前端
部の片側内側面には図11(B)のようにストッパブロ
ック42が固設され、レール32内を前進してきた被ガ
イドピン26をこのストッパブロック42に当接させて
いったん停止させ、この状態で電極輪46の送り作用で
小型プレート24が矢印方向に90°旋回すると、被ガ
イドピン26の切欠き部27がストッパブロック42に
正対して被ガイドピン26の通過が許容されるようにな
っている。
面の溝を有する後端閉塞、前端開放の樋状をなし、レー
ル32の後端部と中間部の一側面には2箇所に入口3
4,36が切り欠かれ、これら2つの入口34,36の
いずれかから被ガイドピン26がレール32内に入るよ
うになっている。入口34,36の下框には図11
(C)のように下部をばね38にて支持され上部が斜面
状に形成された昇降可能なストッパピン40が配設さ
れ、いったんレール32内に入った被ガイドピン26が
外に出ないようになっている。また、レール32の前端
部の片側内側面には図11(B)のようにストッパブロ
ック42が固設され、レール32内を前進してきた被ガ
イドピン26をこのストッパブロック42に当接させて
いったん停止させ、この状態で電極輪46の送り作用で
小型プレート24が矢印方向に90°旋回すると、被ガ
イドピン26の切欠き部27がストッパブロック42に
正対して被ガイドピン26の通過が許容されるようにな
っている。
【0005】従来の燃料タンク2のシーム溶接方法は、
燃料タンク2を以上のように支持した状態で、燃料タン
ク2の周縁フランジ部4をシーム溶接機の上下一対の電
極輪46,46の間に挟み、電極輪46を回転させつつ
両電極輪46間に通電して互いに当接した周縁フランジ
部4を抵抗溶接していた。燃料タンク2は、図10のよ
うにその周縁フランジ部4の直線部L1をシーム溶接し
ているときは姿勢を変えずに前進する。このとき、被ガ
イドピン26aはレール32内を前端部に向かって移動
する。しかし、電極輪46が周縁フランジ部4のコーナ
部R1に到達すると、被ガイドピン26の移動がストッ
パブロック42にて阻止され、このため燃料タンク2は
被ガイドピン26を中心として電極輪46の送り作用で
生じる水平回転モーメントにて矢印方向に回転する。電
極輪46がコーナ部R1を回り終わった時、すなわち燃
料タンク2が90°回転し終わった時、別の被ガイドピ
ン26bが入口36からレール32内に入り、燃料タン
ク2の周縁フランジ部4の直線部L2が前記と同様に電
極輪46によってシーム溶接される。この直線部L2が
溶接されると、続いてコーナ部R2が電極輪46によっ
てシーム溶接され、その後被ガイドピン26cが入口3
4からレール32内に入って直線部L3が電極輪46に
よってシーム溶接される。
燃料タンク2を以上のように支持した状態で、燃料タン
ク2の周縁フランジ部4をシーム溶接機の上下一対の電
極輪46,46の間に挟み、電極輪46を回転させつつ
両電極輪46間に通電して互いに当接した周縁フランジ
部4を抵抗溶接していた。燃料タンク2は、図10のよ
うにその周縁フランジ部4の直線部L1をシーム溶接し
ているときは姿勢を変えずに前進する。このとき、被ガ
イドピン26aはレール32内を前端部に向かって移動
する。しかし、電極輪46が周縁フランジ部4のコーナ
部R1に到達すると、被ガイドピン26の移動がストッ
パブロック42にて阻止され、このため燃料タンク2は
被ガイドピン26を中心として電極輪46の送り作用で
生じる水平回転モーメントにて矢印方向に回転する。電
極輪46がコーナ部R1を回り終わった時、すなわち燃
料タンク2が90°回転し終わった時、別の被ガイドピ
ン26bが入口36からレール32内に入り、燃料タン
ク2の周縁フランジ部4の直線部L2が前記と同様に電
極輪46によってシーム溶接される。この直線部L2が
溶接されると、続いてコーナ部R2が電極輪46によっ
てシーム溶接され、その後被ガイドピン26cが入口3
4からレール32内に入って直線部L3が電極輪46に
よってシーム溶接される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のシーム溶接線自
動倣い装置では、燃料タンク2の種類ごとに専用治具6
と倣い治具22が必要なため、燃料タンク2を形状変更
する度に専用治具6と倣い治具22を新規に製作しなけ
ればならず、特に倣い治具22の製作は多額の費用と長
期製作期間とを必要としていた。
動倣い装置では、燃料タンク2の種類ごとに専用治具6
と倣い治具22が必要なため、燃料タンク2を形状変更
する度に専用治具6と倣い治具22を新規に製作しなけ
ればならず、特に倣い治具22の製作は多額の費用と長
期製作期間とを必要としていた。
【0007】そこで、倣い治具22を使用せずにロボッ
トで燃料タンク2を支持し、電極輪46によるシーム溶
接の進行に合わせて燃料タンク2を送り制御して燃料タ
ンク2の周縁フランジ部4に所期の溶接線を得る研究が
なされている(特開平7−241684号など参照)。
トで燃料タンク2を支持し、電極輪46によるシーム溶
接の進行に合わせて燃料タンク2を送り制御して燃料タ
ンク2の周縁フランジ部4に所期の溶接線を得る研究が
なされている(特開平7−241684号など参照)。
【0008】しかし、電極輪46によるシーム溶接の進
行状況をリアルタイムで正確に把握することはきわめて
困難である。これは、燃料タンク2の周縁フランジ部4
に板厚のバラツキが存在すること、また電極輪46間の
通電による周縁フランジ部4の軟化、さらには電極輪4
6の磨耗等が発生することから、周縁フランジ部4を走
る電極輪46の回転数と、周縁フランジ部4の実際の送
り距離とが一致せず、送り距離は時々刻々微妙に変動す
るためである。ロボットによる燃料タンク2の送り制御
にはティーチングによる方法や、電極輪46による燃料
タンク2の周縁フランジ部の送り速度ないし送り距離を
正確かつリアルタイムで把握してフィードバック制御す
る方法等が考えられるが、前述のように周縁フランジ部
4の送り速度が時々刻々と変動する状況下では、ロボッ
トの制御がとても間に合わない。また溶接線が正規の軌
跡からいったん外れてしまった場合にこれを迅速に元に
戻す制御が容易でなく、制御遅れに起因する誤差が蓄積
される傾向があり、この結果溶接不良を起こしやすいと
いう問題があった。
行状況をリアルタイムで正確に把握することはきわめて
困難である。これは、燃料タンク2の周縁フランジ部4
に板厚のバラツキが存在すること、また電極輪46間の
通電による周縁フランジ部4の軟化、さらには電極輪4
6の磨耗等が発生することから、周縁フランジ部4を走
る電極輪46の回転数と、周縁フランジ部4の実際の送
り距離とが一致せず、送り距離は時々刻々微妙に変動す
るためである。ロボットによる燃料タンク2の送り制御
にはティーチングによる方法や、電極輪46による燃料
タンク2の周縁フランジ部の送り速度ないし送り距離を
正確かつリアルタイムで把握してフィードバック制御す
る方法等が考えられるが、前述のように周縁フランジ部
4の送り速度が時々刻々と変動する状況下では、ロボッ
トの制御がとても間に合わない。また溶接線が正規の軌
跡からいったん外れてしまった場合にこれを迅速に元に
戻す制御が容易でなく、制御遅れに起因する誤差が蓄積
される傾向があり、この結果溶接不良を起こしやすいと
いう問題があった。
【0009】また、燃料タンク2周りのスペースを有効
に利用するため、燃料タンク2の下面を鞍の下面のよう
に窪ませ、ここにデファレンシャルを挿通配置すること
があるが、このような鞍型燃料タンクでは周縁フランジ
部4が部分的に大きな上向き凸となるので、従来の平面
のみを対象としたシーム溶接の技術では対応できない。
に利用するため、燃料タンク2の下面を鞍の下面のよう
に窪ませ、ここにデファレンシャルを挿通配置すること
があるが、このような鞍型燃料タンクでは周縁フランジ
部4が部分的に大きな上向き凸となるので、従来の平面
のみを対象としたシーム溶接の技術では対応できない。
【0010】そこで、周縁フランジ部の凸部では燃料タ
ンクを凸部の曲率中心に配置した回動軸の周りに回動さ
せつつシーム溶接することで、鞍型燃料タンクのシーム
溶接も可能にした技術が提案されている(特公平7−7
5779号)。
ンクを凸部の曲率中心に配置した回動軸の周りに回動さ
せつつシーム溶接することで、鞍型燃料タンクのシーム
溶接も可能にした技術が提案されている(特公平7−7
5779号)。
【0011】しかし、この技術では曲率の異なる凸部に
対応するためには燃料タンクを支持する専用治具を大幅
に改造しなければならない。
対応するためには燃料タンクを支持する専用治具を大幅
に改造しなければならない。
【0012】本発明の目的は、従来の倣い治具による溶
接線の倣い機構の考え方や、ロボットの数値制御に依存
した燃料タンク2の送り制御の考え方を完全に捨て、ま
ったく新たな発想、すなわち、シーム溶接の作業者が目
視で溶接線を確認しつつ燃料タンク2を送る作業内容を
機械的に置き換え、もって高価な倣い治具やロボット用
の複雑なプログラムの作成、およびロボットの面倒なテ
ィーチング作業等を不要化し、さらに鞍型ワークの溶接
にも簡単に対応可能とすることにある。
接線の倣い機構の考え方や、ロボットの数値制御に依存
した燃料タンク2の送り制御の考え方を完全に捨て、ま
ったく新たな発想、すなわち、シーム溶接の作業者が目
視で溶接線を確認しつつ燃料タンク2を送る作業内容を
機械的に置き換え、もって高価な倣い治具やロボット用
の複雑なプログラムの作成、およびロボットの面倒なテ
ィーチング作業等を不要化し、さらに鞍型ワークの溶接
にも簡単に対応可能とすることにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の倣い装置は、燃
料タンクを水平方向に回転調節することで電極輪による
溶接線を制御可能なことに着目しており、その原理を図
1〜図3により説明する。図1は3枚の水平なプレート
48a〜48cを上下方向に重ねたXYテーブル50で
あって、下から1枚目と2枚目のプレート48a,48
bの間と、下から2枚目と3枚目のプレート48b,4
8cの間に、それぞれ第1および第2直動ガイド52,
54が配設されている。これら第1および第2直動ガイ
ド52,54は、プレート48a〜48c相互を直線方
向にスライド可能とするもので、下段の第1直動ガイド
52と上段の第2直動ガイド54とは互いに直交して配
設されている。すなわち、第1直動ガイド52がX方向
直動ガイドであり、第2直動ガイド54がY方向直動ガ
イドである。
料タンクを水平方向に回転調節することで電極輪による
溶接線を制御可能なことに着目しており、その原理を図
1〜図3により説明する。図1は3枚の水平なプレート
48a〜48cを上下方向に重ねたXYテーブル50で
あって、下から1枚目と2枚目のプレート48a,48
bの間と、下から2枚目と3枚目のプレート48b,4
8cの間に、それぞれ第1および第2直動ガイド52,
54が配設されている。これら第1および第2直動ガイ
ド52,54は、プレート48a〜48c相互を直線方
向にスライド可能とするもので、下段の第1直動ガイド
52と上段の第2直動ガイド54とは互いに直交して配
設されている。すなわち、第1直動ガイド52がX方向
直動ガイドであり、第2直動ガイド54がY方向直動ガ
イドである。
【0014】XYテーブル50の上面又は下面には倣い
制御軸56が配設されている。図2ではXYテーブル5
0の下面に倣い制御軸56が配設されていると考える。
この倣い制御軸56は回転角を精密制御可能なモータの
回転軸であり、例えばステップモータやサーボモータの
回転軸である。そして、この倣い制御軸56の下端に板
金2枚重ねの被溶接ワーク58が支持されていると考え
る。
制御軸56が配設されている。図2ではXYテーブル5
0の下面に倣い制御軸56が配設されていると考える。
この倣い制御軸56は回転角を精密制御可能なモータの
回転軸であり、例えばステップモータやサーボモータの
回転軸である。そして、この倣い制御軸56の下端に板
金2枚重ねの被溶接ワーク58が支持されていると考え
る。
【0015】このような被溶接ワーク58の支持状態で
ワーク周縁部(燃料タンクの周縁フランジ部4に相当す
る)を電極輪46で挟み、電極輪46を回転させてワー
ク周縁部をシーム溶接する。この際、倣い制御軸56を
正逆方向いずれかに回転させると、電極輪46に対する
被溶接ワーク58の向きが変わる。これを電極輪46側
から見れば、電極輪46の進行方向が変わったことにな
る。図3は倣い制御軸56の回転方向と電極輪46の進
行方向との関係を例示したもので、電極輪46が被溶接
ワーク58の周縁部の直線部を進行している時(図3の
A点)に倣い制御軸を時計方向に回転調節すると、電極
輪46が被溶接ワーク58の内側にずれて進行する。ま
た電極輪46がコーナ部に近付いた時(図3のB点)に
倣い制御軸56を時計方向に90°回転調節すると、電
極輪46が進行方向に向かって左側に90°でカーブを
切る。これが本発明の溶接線の制御原理である。
ワーク周縁部(燃料タンクの周縁フランジ部4に相当す
る)を電極輪46で挟み、電極輪46を回転させてワー
ク周縁部をシーム溶接する。この際、倣い制御軸56を
正逆方向いずれかに回転させると、電極輪46に対する
被溶接ワーク58の向きが変わる。これを電極輪46側
から見れば、電極輪46の進行方向が変わったことにな
る。図3は倣い制御軸56の回転方向と電極輪46の進
行方向との関係を例示したもので、電極輪46が被溶接
ワーク58の周縁部の直線部を進行している時(図3の
A点)に倣い制御軸を時計方向に回転調節すると、電極
輪46が被溶接ワーク58の内側にずれて進行する。ま
た電極輪46がコーナ部に近付いた時(図3のB点)に
倣い制御軸56を時計方向に90°回転調節すると、電
極輪46が進行方向に向かって左側に90°でカーブを
切る。これが本発明の溶接線の制御原理である。
【0016】なお、従来の燃料タンク2はアイアンマン
14で支持されていたが、このアイアンマン14では倣
い制御軸56の回転反力を支持することができないか
ら、図1のようなXYテーブル50か、もしくはこれと
同等の機能を有するスライド支持手段が必要である。プ
レート48a〜48c相互間に公知の各種リンク機構や
自在継手を配設することより、XYテーブル50と同様
に回転反力を支持しつつ水平方向に移動自在にワークを
支持する構成が実現可能である。
14で支持されていたが、このアイアンマン14では倣
い制御軸56の回転反力を支持することができないか
ら、図1のようなXYテーブル50か、もしくはこれと
同等の機能を有するスライド支持手段が必要である。プ
レート48a〜48c相互間に公知の各種リンク機構や
自在継手を配設することより、XYテーブル50と同様
に回転反力を支持しつつ水平方向に移動自在にワークを
支持する構成が実現可能である。
【0017】以上の溶接線の制御はミシンによる布地の
送り作業をイメージすると分かりやすい。ミシンの送り
方向は常に真直ぐであるが、布地を水平方向に旋回させ
て針に送られる布地の角度を変えることにより縫目方向
が変わる。この時のミシンのテーブルと布地との間の滑
りを与えるものが本発明のXYテーブルに相当する。ま
た、布地を旋回させる手の働きが本発明の倣い制御軸に
相当する。
送り作業をイメージすると分かりやすい。ミシンの送り
方向は常に真直ぐであるが、布地を水平方向に旋回させ
て針に送られる布地の角度を変えることにより縫目方向
が変わる。この時のミシンのテーブルと布地との間の滑
りを与えるものが本発明のXYテーブルに相当する。ま
た、布地を旋回させる手の働きが本発明の倣い制御軸に
相当する。
【0018】本発明に係る溶接線自動倣い装置は前述の
溶接線の制御原理を応用したものであって、任意水平方
向の移動を許容するが水平旋回方向の動きは拘束するス
ライド支持手段と、前記スライド支持手段の移動許容方
向と直交する方向に主軸を有する倣い制御軸とを上下に
重ね合わせ、前記スライド支持手段または倣い制御軸の
いずれか一方を揺動可能な揺動支持手段を介して基礎床
面で支持すると共に、他方に、シーム溶接される部分を
有するワークを支持する専用治具を取り付け、前記ワー
クのシーム溶接予定線と実際の溶接線前端との偏差を検
出するセンサを配設し、前記センサからの出力に基づき
前記偏差をゼロにすべく前記倣い制御軸を回転制御する
制御手段を配設した。
溶接線の制御原理を応用したものであって、任意水平方
向の移動を許容するが水平旋回方向の動きは拘束するス
ライド支持手段と、前記スライド支持手段の移動許容方
向と直交する方向に主軸を有する倣い制御軸とを上下に
重ね合わせ、前記スライド支持手段または倣い制御軸の
いずれか一方を揺動可能な揺動支持手段を介して基礎床
面で支持すると共に、他方に、シーム溶接される部分を
有するワークを支持する専用治具を取り付け、前記ワー
クのシーム溶接予定線と実際の溶接線前端との偏差を検
出するセンサを配設し、前記センサからの出力に基づき
前記偏差をゼロにすべく前記倣い制御軸を回転制御する
制御手段を配設した。
【0019】前記スライド支持手段は、3層プレートの
上下2つの間隙に第1直動ガイドと第2直動ガイドを互
いに交差して配設したXYテーブルを使用できる。
上下2つの間隙に第1直動ガイドと第2直動ガイドを互
いに交差して配設したXYテーブルを使用できる。
【0020】揺動支持手段は、スライド支持手段と基礎
床面との間に配設されスライド支持手段から上方の荷重
を支持するばねと、スライド支持手段の揺動方向をシー
ム溶接機の上下一対の電極輪を共通に含む垂直面内に規
制する屈曲自在な脚部とで構成できる。
床面との間に配設されスライド支持手段から上方の荷重
を支持するばねと、スライド支持手段の揺動方向をシー
ム溶接機の上下一対の電極輪を共通に含む垂直面内に規
制する屈曲自在な脚部とで構成できる。
【0021】シーム溶接予定線と実際の溶接線前端との
偏差を検出するため、ワークの溶接予定線と同一または
相似の輪郭を有するテンプレートを専用治具にワークと
整合させて取り付けると共に、シーム溶接機の上下一対
の電極輪の軸線を共通に含む垂直面内であってテンプレ
ートの輪郭と対向する位置に基準部材を固定的に配設
し、テンプレートの輪郭と基準部材との隙間距離を検出
する測距センサを配設する。そして、測距センサからの
出力に基づき、シーム溶接をする間前記隙間距離が一定
となるように前記倣い制御軸を回転制御する。
偏差を検出するため、ワークの溶接予定線と同一または
相似の輪郭を有するテンプレートを専用治具にワークと
整合させて取り付けると共に、シーム溶接機の上下一対
の電極輪の軸線を共通に含む垂直面内であってテンプレ
ートの輪郭と対向する位置に基準部材を固定的に配設
し、テンプレートの輪郭と基準部材との隙間距離を検出
する測距センサを配設する。そして、測距センサからの
出力に基づき、シーム溶接をする間前記隙間距離が一定
となるように前記倣い制御軸を回転制御する。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に本発明の一実施形態を図に
基づいて説明する。図4に示すように、基礎床面70の
上に基礎プレート72が配設され、この基礎プレート7
2の上方に前後左右4本のコイルばね74を介してXY
テーブル50が配設されている。このXYテーブル50
は前述したものと同様であって、下から一枚目のプレー
ト48aがコイルばね74の上端に固定されている。X
Yテーブル50の下部四隅と基礎プレート72との間に
は、中間が左右方向に屈曲自在な脚部75が配設され、
この脚部75によってXYプレート50の揺動方向が図
示左右方向、すなわちシーム溶接機の電極輪46の側面
を共通に含む垂直面方向(図5の矢印方向)に規制され
ている。
基づいて説明する。図4に示すように、基礎床面70の
上に基礎プレート72が配設され、この基礎プレート7
2の上方に前後左右4本のコイルばね74を介してXY
テーブル50が配設されている。このXYテーブル50
は前述したものと同様であって、下から一枚目のプレー
ト48aがコイルばね74の上端に固定されている。X
Yテーブル50の下部四隅と基礎プレート72との間に
は、中間が左右方向に屈曲自在な脚部75が配設され、
この脚部75によってXYプレート50の揺動方向が図
示左右方向、すなわちシーム溶接機の電極輪46の側面
を共通に含む垂直面方向(図5の矢印方向)に規制され
ている。
【0023】XYテーブル50の上面には倣い制御軸8
2が配設されている。この倣い制御軸82は、回転角度
を精密制御可能なステップモータやサーボモータ等の回
転軸である。そして倣い制御軸82の上端に専用治具6
が固定され、この専用治具6の上に燃料タンク2が位置
決め固定されている。この燃料タンク2は、下面中央が
鞍の下面のように窪んでおり、この窪んだ部分に自動車
のデファレンシャル等を挿通配置するようにしている。
2が配設されている。この倣い制御軸82は、回転角度
を精密制御可能なステップモータやサーボモータ等の回
転軸である。そして倣い制御軸82の上端に専用治具6
が固定され、この専用治具6の上に燃料タンク2が位置
決め固定されている。この燃料タンク2は、下面中央が
鞍の下面のように窪んでおり、この窪んだ部分に自動車
のデファレンシャル等を挿通配置するようにしている。
【0024】前記XYテーブル50は、任意水平方向の
移動を許容するが水平旋回方向の動きは拘束するもので
あれば他の機構に置き換えることが可能であり、例えば
図6(A)のように上下のプレート48d,48e間に
自在継手76を配設したもの、または図6(B)のよう
に上下プレート48f,48gの間に平行リンク機構7
8を水平に配設し、平行リンク78の一端78aを下側
のプレート48fに連結し、他端78bを上側のプレー
ト48gの下面に形成した溝部80にスライド自在に係
合させたものなどで代替可能である。
移動を許容するが水平旋回方向の動きは拘束するもので
あれば他の機構に置き換えることが可能であり、例えば
図6(A)のように上下のプレート48d,48e間に
自在継手76を配設したもの、または図6(B)のよう
に上下プレート48f,48gの間に平行リンク機構7
8を水平に配設し、平行リンク78の一端78aを下側
のプレート48fに連結し、他端78bを上側のプレー
ト48gの下面に形成した溝部80にスライド自在に係
合させたものなどで代替可能である。
【0025】専用治具6の下部には図5のようにテンプ
レート84が固定されている。このテンプレート84は
燃料タンク2の周縁フランジ部4の溶接予定線の輪郭と
相似縮小形の輪郭を有するプレートで構成され、燃料タ
ンク2と整合して、すなわち対応する辺々が同じ方向を
向くように水平に配設されている。
レート84が固定されている。このテンプレート84は
燃料タンク2の周縁フランジ部4の溶接予定線の輪郭と
相似縮小形の輪郭を有するプレートで構成され、燃料タ
ンク2と整合して、すなわち対応する辺々が同じ方向を
向くように水平に配設されている。
【0026】一方、図7のようにシーム溶接機44の本
体から固定アーム90が延在し、この固定アーム90の
先端に基準部材92が取り付けられている。この基準部
材92は、図8のように上下一対の電極輪46の軸線を
共通に含む垂直面内に位置し、かつ、図7のようにテン
プレート84の輪郭に対向させられている。固定アーム
90の先端の基準部材92の近傍には、測距センサ94
が取り付けられている。この測距センサ94はテンプレ
ート84の輪郭と基準部材92との間の隙間距離を測定
するものである。
体から固定アーム90が延在し、この固定アーム90の
先端に基準部材92が取り付けられている。この基準部
材92は、図8のように上下一対の電極輪46の軸線を
共通に含む垂直面内に位置し、かつ、図7のようにテン
プレート84の輪郭に対向させられている。固定アーム
90の先端の基準部材92の近傍には、測距センサ94
が取り付けられている。この測距センサ94はテンプレ
ート84の輪郭と基準部材92との間の隙間距離を測定
するものである。
【0027】次に、燃料タンク2のシーム溶接を倣い制
御軸82の制御と共に説明する。倣い制御軸82を回転
させずに燃料タンク2の周縁フランジ部4をシーム溶接
すると、溶接線は基本的に直線となるが、このままでは
周縁フランジ部4の厚みのバラツキや凹凸等による溶接
線の誤差を修正できない。溶接線前端が溶接予定線から
ずれると、基準部材92とテンプレート84の輪郭との
間隔が広狭いずれかに変化する。これを測距センサ94
が検出して間隔の広狭変化を元に戻すように倣い制御軸
82を回転制御する。また、燃料タンク2の周縁フラン
ジ部4のコーナ部の溶接も、倣い制御軸82の回転によ
りなされる。すなわち、電極輪46がコーナ部の溶接開
始点を通過すると同時に、テンプレート84の輪郭と基
準部材92との間隔が広がるが、測距センサ94はこの
間隔の広がりの程度を連続的に検出し、広がりを元に戻
すように倣い制御軸82が図示しない制御手段によって
回転される。
御軸82の制御と共に説明する。倣い制御軸82を回転
させずに燃料タンク2の周縁フランジ部4をシーム溶接
すると、溶接線は基本的に直線となるが、このままでは
周縁フランジ部4の厚みのバラツキや凹凸等による溶接
線の誤差を修正できない。溶接線前端が溶接予定線から
ずれると、基準部材92とテンプレート84の輪郭との
間隔が広狭いずれかに変化する。これを測距センサ94
が検出して間隔の広狭変化を元に戻すように倣い制御軸
82を回転制御する。また、燃料タンク2の周縁フラン
ジ部4のコーナ部の溶接も、倣い制御軸82の回転によ
りなされる。すなわち、電極輪46がコーナ部の溶接開
始点を通過すると同時に、テンプレート84の輪郭と基
準部材92との間隔が広がるが、測距センサ94はこの
間隔の広がりの程度を連続的に検出し、広がりを元に戻
すように倣い制御軸82が図示しない制御手段によって
回転される。
【0028】電極輪46が周縁フランジ部4の上向き凸
部96を溶接する時、電極輪46の位置は不変であるか
ら燃料タンク2の方が少し下降すると共に、電極輪46
に挟まれた部分は常に水平になろうとするから燃料タン
ク2が左右方向に傾動する。このような燃料タンク2の
上下動と左右傾動は、コイルばね74と脚部75によっ
て許容されるので、電極輪46ないし燃料タンク2に無
理な力が作用することはない。
部96を溶接する時、電極輪46の位置は不変であるか
ら燃料タンク2の方が少し下降すると共に、電極輪46
に挟まれた部分は常に水平になろうとするから燃料タン
ク2が左右方向に傾動する。このような燃料タンク2の
上下動と左右傾動は、コイルばね74と脚部75によっ
て許容されるので、電極輪46ないし燃料タンク2に無
理な力が作用することはない。
【0029】なお、倣い制御軸82の制御は、前述のテ
ンプレート84、基準部材92および測距センサ94以
外でも可能であって、一般的には、燃料タンク2のシー
ム溶接予定線と実際の溶接線前端との偏差を検出するセ
ンサと、このセンサからの出力に基づき前記偏差をゼロ
にすべく倣い制御軸82を回転制御する制御手段があれ
ばよい。
ンプレート84、基準部材92および測距センサ94以
外でも可能であって、一般的には、燃料タンク2のシー
ム溶接予定線と実際の溶接線前端との偏差を検出するセ
ンサと、このセンサからの出力に基づき前記偏差をゼロ
にすべく倣い制御軸82を回転制御する制御手段があれ
ばよい。
【0030】前述の測距センサ94は、テンプレート8
4と基準部材92との間隔を検出するが、これはシーム
溶接予定線と実際の溶接線前端との偏差を検出すること
と同義である。従って、測距センサ94に代えて、燃料
タンク2の溶接線前端の位置を直接的に検出するセンサ
を使用することも可能である。
4と基準部材92との間隔を検出するが、これはシーム
溶接予定線と実際の溶接線前端との偏差を検出すること
と同義である。従って、測距センサ94に代えて、燃料
タンク2の溶接線前端の位置を直接的に検出するセンサ
を使用することも可能である。
【0031】以上、本発明の一実施例につき説明した
が、本発明は前記実施例に限定されることなく種々の変
形が可能である。例えば、コイルばね74と脚部75に
よる揺動支持手段は、機能的に等価な他の揺動支持手段
に置き換え可能である。一例として、液体槽に浮体を浮
かべ、この浮体の移動方向をガイド部材によって適宜規
制し、浮体上にスライド支持手段と倣い制御軸を配設す
る構造が提案される。
が、本発明は前記実施例に限定されることなく種々の変
形が可能である。例えば、コイルばね74と脚部75に
よる揺動支持手段は、機能的に等価な他の揺動支持手段
に置き換え可能である。一例として、液体槽に浮体を浮
かべ、この浮体の移動方向をガイド部材によって適宜規
制し、浮体上にスライド支持手段と倣い制御軸を配設す
る構造が提案される。
【0032】また前記実施例では倣い制御軸82を上側
に、XYテーブル50を下側に配置したが、この逆にX
Yテーブル50を上側に、倣い制御軸82を下側に配置
し、XYテーブル50の上面に専用治具6を固定しても
よい。
に、XYテーブル50を下側に配置したが、この逆にX
Yテーブル50を上側に、倣い制御軸82を下側に配置
し、XYテーブル50の上面に専用治具6を固定しても
よい。
【0033】
【発明の効果】本発明は前述の如く、倣い制御軸の回転
だけでワークに対する溶接線の形成方向を制御するよう
にしたので、従来の高価な倣い治具やロボット使用の場
合の複雑なプログラムなどが一切不要となり、大きな合
理化効果を発揮できる。また、スライド支持手段と倣い
制御軸を採用したから、揺動支持手段によって鞍型ワー
クのシーム溶接にも簡単に対応可能となり、特に揺動支
持手段は鞍型ワークの曲率半径等が変わっても基本的に
専用治具を交換せずに対応可能であるから、回動軸周り
に燃料タンクを回動させて鞍型燃料タンクをシーム溶接
する従来方式に比べて設備的に有利であり、かつ、曲率
が連続的に変化する周縁フランジ部を有するユニーク形
状の燃料タンクも容易に製作できる。
だけでワークに対する溶接線の形成方向を制御するよう
にしたので、従来の高価な倣い治具やロボット使用の場
合の複雑なプログラムなどが一切不要となり、大きな合
理化効果を発揮できる。また、スライド支持手段と倣い
制御軸を採用したから、揺動支持手段によって鞍型ワー
クのシーム溶接にも簡単に対応可能となり、特に揺動支
持手段は鞍型ワークの曲率半径等が変わっても基本的に
専用治具を交換せずに対応可能であるから、回動軸周り
に燃料タンクを回動させて鞍型燃料タンクをシーム溶接
する従来方式に比べて設備的に有利であり、かつ、曲率
が連続的に変化する周縁フランジ部を有するユニーク形
状の燃料タンクも容易に製作できる。
【図1】XYテーブルの斜視図。
【図2】溶接輪と倣い制御軸との関係を示す斜視図。
【図3】溶接線の倣い制御を示すワークの平面図。
【図4】本発明のシーム溶接線自動倣い装置の斜視図。
【図5】本発明のシーム溶接線自動倣い装置の正面図。
【図6】(A)はスライド支持手段の他の実施形態の側
面図、(B)はスライド支持手段のさらに他の実施形態
の斜視図。
面図、(B)はスライド支持手段のさらに他の実施形態
の斜視図。
【図7】テンプレートと測距センサの側面図。
【図8】電極輪と測距センサの正面図。
【図9】従来の溶接線倣い制御装置の側面図。
【図10】燃料タンクの平面図。
【図11】(A)はレールの斜視図、(B)はレール前
端部の平面図、(C)はレール後端部の縦断面図。
端部の平面図、(C)はレール後端部の縦断面図。
2 燃料タンク 6 専用治具 44 シーム溶接機 46 電極輪 50 XYテーブル 70 基礎床面 74 コイルばね 82 倣い制御軸 84 テンプレート 90 固定アーム 92 基準部材 94 測距センサ 96 上向き凸部
Claims (4)
- 【請求項1】 任意水平方向の移動を許容するが水平旋
回方向の動きは拘束するスライド支持手段と、前記スラ
イド支持手段の移動許容方向と直交する方向に主軸を有
する倣い制御軸とを上下に重ね合わせ、 前記スライド支持手段または倣い制御軸のいずれか一方
を揺動可能な揺動支持手段を介して基礎床面で支持する
と共に、他方に、シーム溶接される部分を有するワーク
を支持する専用治具を取り付け、 前記ワークのシーム溶接予定線と実際の溶接線前端との
偏差を検出するセンサを配設し、 前記センサからの出力に基づき前記偏差をゼロにすべく
前記倣い制御軸を回転制御する制御手段を配設したこと
を特徴とするシーム溶接線自動倣い装置。 - 【請求項2】 前記スライド支持手段が、3層プレート
の上下2つの間隙に第1直動ガイドと第2直動ガイドが
互いに交差して配設されたXYテーブルであることを特
徴とする請求項1記載のシーム溶接線自動倣い装置。 - 【請求項3】 前記揺動支持手段を、前記スライド支持
手段と基礎床面との間に配設されスライド支持手段から
上方の荷重を支持するばねと、スライド支持手段の揺動
方向をシーム溶接機の上下一対の電極輪を共通に含む垂
直面内に規制する屈曲自在な脚部とで構成したことを特
徴とする請求項1記載のシーム溶接線自動倣い装置。 - 【請求項4】 前記ワークの溶接予定線と同一または相
似の輪郭を有するテンプレートを前記専用治具に前記ワ
ークと整合させて取り付けるとともに、シーム溶接機の
上下一対の電極輪の軸線を共通に含む垂直面内であって
前記テンプレートの輪郭と対向する位置に基準部材を固
定的に配設し、前記テンプレートの輪郭と基準部材との
隙間距離を検出する測距センサを配設し、シーム溶接を
する間前記隙間距離が一定となるように前記倣い制御軸
を回転制御するようにしたことを特徴とする請求項1記
載のシーム溶接線自動倣い装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13399096A JP3421939B2 (ja) | 1996-05-28 | 1996-05-28 | シーム溶接線自動倣い装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13399096A JP3421939B2 (ja) | 1996-05-28 | 1996-05-28 | シーム溶接線自動倣い装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09314347A true JPH09314347A (ja) | 1997-12-09 |
| JP3421939B2 JP3421939B2 (ja) | 2003-06-30 |
Family
ID=15117815
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13399096A Expired - Fee Related JP3421939B2 (ja) | 1996-05-28 | 1996-05-28 | シーム溶接線自動倣い装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3421939B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014176887A (ja) * | 2013-03-15 | 2014-09-25 | Honda Motor Co Ltd | シーム溶接装置 |
| CN111702254A (zh) * | 2020-06-28 | 2020-09-25 | 浙江协力机械工具有限公司 | 具有监控功能的数控卧式带锯床 |
-
1996
- 1996-05-28 JP JP13399096A patent/JP3421939B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014176887A (ja) * | 2013-03-15 | 2014-09-25 | Honda Motor Co Ltd | シーム溶接装置 |
| CN111702254A (zh) * | 2020-06-28 | 2020-09-25 | 浙江协力机械工具有限公司 | 具有监控功能的数控卧式带锯床 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3421939B2 (ja) | 2003-06-30 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20030331 |
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