JPH0931470A - コークス炉用石炭の事前処理方法 - Google Patents
コークス炉用石炭の事前処理方法Info
- Publication number
- JPH0931470A JPH0931470A JP17742095A JP17742095A JPH0931470A JP H0931470 A JPH0931470 A JP H0931470A JP 17742095 A JP17742095 A JP 17742095A JP 17742095 A JP17742095 A JP 17742095A JP H0931470 A JPH0931470 A JP H0931470A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coal
- coke oven
- classification
- dryer
- particle size
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Coke Industry (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 コークス炉に装入する石炭の乾燥機出口石炭
の分級操作において、分級率を目標値に合わせる方法を
提供する。 【解決手段】 コークス炉用炭の乾燥機出口後の分級操
作において、実績分級率を計測し、予め定めた目標分級
率との差異によって乾燥機出口石炭水分又は乾燥機に供
給する原料石炭の粉砕粒度及び分級粒子径を制御するこ
とを特徴とする。
の分級操作において、分級率を目標値に合わせる方法を
提供する。 【解決手段】 コークス炉用炭の乾燥機出口後の分級操
作において、実績分級率を計測し、予め定めた目標分級
率との差異によって乾燥機出口石炭水分又は乾燥機に供
給する原料石炭の粉砕粒度及び分級粒子径を制御するこ
とを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コークス炉用石炭
を乾燥し分級してコークス炉に装入するコークス炉用石
炭の事前処理方法に関するものである。
を乾燥し分級してコークス炉に装入するコークス炉用石
炭の事前処理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】炭化室へ装入する石炭充填密度を高めて
緻密で強度の高い良品質のコークスを、少ないエネルギ
ーで且つコークス炉内での在炉時間を短縮して効率良く
製造する為に、事前に乾燥し付着水分を低減して装入す
る技術は既に提案されている。しかし、この乾燥石炭を
コークス炉に搬送する過程で、発塵が増加する問題があ
る。
緻密で強度の高い良品質のコークスを、少ないエネルギ
ーで且つコークス炉内での在炉時間を短縮して効率良く
製造する為に、事前に乾燥し付着水分を低減して装入す
る技術は既に提案されている。しかし、この乾燥石炭を
コークス炉に搬送する過程で、発塵が増加する問題があ
る。
【0003】此のため、搬送工程での発塵防止法として
乾燥機の後に分級機を設け、発塵し易い微粉炭と発塵し
ない粗粒炭とに分級する分級機を設ける方法が、提案さ
れ実施されてきた。
乾燥機の後に分級機を設け、発塵し易い微粉炭と発塵し
ない粗粒炭とに分級する分級機を設ける方法が、提案さ
れ実施されてきた。
【0004】特開昭59−4680号公報では、二重構
造の回転流動型乾燥分級機中で原料石炭を乾燥し、微粉
部分を分離して塊成化し、残りの粗粒炭部分に戻すこと
により装入炭調整の作業を容易にし装入炭の調整をおこ
なうことが開示されている。また、特開平1−2526
94号公報では、石炭を平均水分含有量2.0〜5.0
%の範囲に初期乾燥させた後、熱風を吹き込みながら微
粉部と粗粒部とに分級し、微粉部分のみを更に水分含有
量2.0%以下に乾燥して塊成化し、その後粗粒炭と合
流させてコークス炉に搬送することが開示されている。
造の回転流動型乾燥分級機中で原料石炭を乾燥し、微粉
部分を分離して塊成化し、残りの粗粒炭部分に戻すこと
により装入炭調整の作業を容易にし装入炭の調整をおこ
なうことが開示されている。また、特開平1−2526
94号公報では、石炭を平均水分含有量2.0〜5.0
%の範囲に初期乾燥させた後、熱風を吹き込みながら微
粉部と粗粒部とに分級し、微粉部分のみを更に水分含有
量2.0%以下に乾燥して塊成化し、その後粗粒炭と合
流させてコークス炉に搬送することが開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上の技術は、いずれ
も発塵防止又は/及び微粉炭部分のコークス化性を高め
ることを目的としているが、いずれも石炭水分を目標水
分に乾燥した後、特定の目標粒径に分級してその粒径以
下の微粉を回収して塊成化する技術である。
も発塵防止又は/及び微粉炭部分のコークス化性を高め
ることを目的としているが、いずれも石炭水分を目標水
分に乾燥した後、特定の目標粒径に分級してその粒径以
下の微粉を回収して塊成化する技術である。
【0006】しかしながら、分級操作において石炭層内
を充分に揉みほぐす作用が働かない重量分級機の場合、
供給石炭の配合による粒度分布変動や水分偏析が存在す
ることに起因して、水分乾燥のし易い微粉炭部分は低水
分となり、粗粒炭部分は高水分となって擬似粒子の崩壊
が安定しなくなる。また分級粒子径をある目的値に決め
た場合、Allenの終末速度式に則って分級機ガス流
速を一定に設定する。故に原料石炭の粒子径分布及び水
分のロット内ばらつきにより、分級率を一定に制御でき
なくなる。
を充分に揉みほぐす作用が働かない重量分級機の場合、
供給石炭の配合による粒度分布変動や水分偏析が存在す
ることに起因して、水分乾燥のし易い微粉炭部分は低水
分となり、粗粒炭部分は高水分となって擬似粒子の崩壊
が安定しなくなる。また分級粒子径をある目的値に決め
た場合、Allenの終末速度式に則って分級機ガス流
速を一定に設定する。故に原料石炭の粒子径分布及び水
分のロット内ばらつきにより、分級率を一定に制御でき
なくなる。
【0007】また、石炭の配合やロットによって粒度分
布が変動するが、乾燥機出口の石炭水分値を1%〜6%
の範囲のある値で一定に保持しようとすると、分級後の
微粉炭量は一定にならず、分級率は変動することにな
る。
布が変動するが、乾燥機出口の石炭水分値を1%〜6%
の範囲のある値で一定に保持しようとすると、分級後の
微粉炭量は一定にならず、分級率は変動することにな
る。
【0008】分級率が変動すると、塊成化の為の粘結剤
添加量や塊成化設備の能力を余裕をもって設定しなけれ
ばならなくなる。また、分級率が変化すると粘結剤との
混練設備への石炭供給量が変動することとなるが、混練
装置の特性からすると、これに供給する石炭量は一定の
重量速度であることが望ましく、添加混練設備の能力に
対して、供給炭量が多くても少なくても混練性が変化す
る(図3)ことが混練機の一般的特性である。
添加量や塊成化設備の能力を余裕をもって設定しなけれ
ばならなくなる。また、分級率が変化すると粘結剤との
混練設備への石炭供給量が変動することとなるが、混練
装置の特性からすると、これに供給する石炭量は一定の
重量速度であることが望ましく、添加混練設備の能力に
対して、供給炭量が多くても少なくても混練性が変化す
る(図3)ことが混練機の一般的特性である。
【0009】更に、装入嵩密度は、装入石炭の粒子径分
布により影響を受け、粒度分布及び混合する造粒物の比
率が変動すると変化する(図2)特性があるが、分級量
が変動すると、粘結剤を添加混練して構成する擬似造粒
物量が変動することになり、コークス炉への石炭装入嵩
密度を高め、コークス品質を安定的に高める目的が確保
されない結果となる。
布により影響を受け、粒度分布及び混合する造粒物の比
率が変動すると変化する(図2)特性があるが、分級量
が変動すると、粘結剤を添加混練して構成する擬似造粒
物量が変動することになり、コークス炉への石炭装入嵩
密度を高め、コークス品質を安定的に高める目的が確保
されない結果となる。
【0010】操業上は、発塵やキャリーオーバーを抑
え、且つコークス品質を安定させることが1つの目標で
あり、その手段として乾燥炭水分を低減させることに加
え、微粉炭分級率を調整し混練物量比を安定させる課題
がある。
え、且つコークス品質を安定させることが1つの目標で
あり、その手段として乾燥炭水分を低減させることに加
え、微粉炭分級率を調整し混練物量比を安定させる課題
がある。
【0011】本発明は、それらの操業上の課題をコーク
ス品質面及びコークス炉操業の副産物であるタールの自
己完結型リサイクル操業という概念に基づきながら、解
決する方法を提供するものである。即ち、コークス品質
ばらつきを抑え、分級微粉炭量を目標値に合わせ、混練
機に対する石炭供給量をあらかじめ想定した目標量に制
御し粘結剤による擬似粒子量を一定にする方法を提供す
るものである。
ス品質面及びコークス炉操業の副産物であるタールの自
己完結型リサイクル操業という概念に基づきながら、解
決する方法を提供するものである。即ち、コークス品質
ばらつきを抑え、分級微粉炭量を目標値に合わせ、混練
機に対する石炭供給量をあらかじめ想定した目標量に制
御し粘結剤による擬似粒子量を一定にする方法を提供す
るものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するため、 (1)コークス炉用原料石炭を乾燥した後、分級して微
粉炭と粗粒炭にし、該微粉炭に添加剤を加えて混練した
後に該粗粒炭と混合してコークス炉に装入するコークス
炉用石炭の事前処理方法において、乾燥機への投入熱量
により乾燥機出口の乾燥炭中の含水率を調節して、該乾
燥炭の分級率を設定値に保持することを特徴とするコー
クス炉用石炭の事前処理方法である。
決するため、 (1)コークス炉用原料石炭を乾燥した後、分級して微
粉炭と粗粒炭にし、該微粉炭に添加剤を加えて混練した
後に該粗粒炭と混合してコークス炉に装入するコークス
炉用石炭の事前処理方法において、乾燥機への投入熱量
により乾燥機出口の乾燥炭中の含水率を調節して、該乾
燥炭の分級率を設定値に保持することを特徴とするコー
クス炉用石炭の事前処理方法である。
【0013】(2)また、コークス炉用原料石炭を乾燥
し、乾燥機出口の石炭含水率を1.0%から6.0%と
した後、分級して微粉炭と粗粒炭にし、該微粉炭に添加
剤を加えて混練した後に該粗粒炭と混合してコークス炉
に装入するコークス炉用石炭の事前処理方法において、
乾燥機出口の石炭含水率を1.0%〜6.0%とする際
に、原料石炭の粉砕粒度を調節して、該乾燥炭の分級率
を設定値に保持することを特徴とするコークス炉用石炭
の事前処理方法である。
し、乾燥機出口の石炭含水率を1.0%から6.0%と
した後、分級して微粉炭と粗粒炭にし、該微粉炭に添加
剤を加えて混練した後に該粗粒炭と混合してコークス炉
に装入するコークス炉用石炭の事前処理方法において、
乾燥機出口の石炭含水率を1.0%〜6.0%とする際
に、原料石炭の粉砕粒度を調節して、該乾燥炭の分級率
を設定値に保持することを特徴とするコークス炉用石炭
の事前処理方法である。
【0014】(3)更に、コークス炉用原料石炭を乾燥
し、乾燥機出口の石炭含水率を1.0%から6.0%と
した後、気流分級して微粉炭と粗粒炭にし、該微粉炭に
添加剤を加えて混練した後に該粗粒炭と混合してコーク
ス炉に装入するコークス炉用石炭の事前処理方法におい
て、乾燥機出口の石炭含水率を1.0%〜6.0%とす
る際に、気流分級機のガス流速を調節して、該乾燥炭の
分級率を設定値に保持することを特徴とするコークス炉
用石炭の事前処理方法である。
し、乾燥機出口の石炭含水率を1.0%から6.0%と
した後、気流分級して微粉炭と粗粒炭にし、該微粉炭に
添加剤を加えて混練した後に該粗粒炭と混合してコーク
ス炉に装入するコークス炉用石炭の事前処理方法におい
て、乾燥機出口の石炭含水率を1.0%〜6.0%とす
る際に、気流分級機のガス流速を調節して、該乾燥炭の
分級率を設定値に保持することを特徴とするコークス炉
用石炭の事前処理方法である。
【0015】ここで、乾燥炭の分級率は、乾燥機出口の
乾燥炭総重量に対する分級後の微粉炭重量の比を示す。
乾燥炭総重量に対する分級後の微粉炭重量の比を示す。
【0016】また、微粉炭とは、分級する目的により若
干異なるものであるが粒径が0.05〜0.5mmを境
にしてそれ以下の粒径の石炭を言い、粗粒炭とは前記微
粉炭を除いた残りの乾燥炭である。
干異なるものであるが粒径が0.05〜0.5mmを境
にしてそれ以下の粒径の石炭を言い、粗粒炭とは前記微
粉炭を除いた残りの乾燥炭である。
【0017】
【作用】以下、本発明による石炭の乾燥方法を作用と共
に詳細に説明する。
に詳細に説明する。
【0018】コークス炉の乾留時間を短縮するためコー
クス炉用原料石炭の付着水分を1.0〜6.0%に乾燥
する必要がある。ここで、付着水分が6.0%超では乾
留時間短縮効果が小さく、コークス炉用原料石炭の付着
水分を6%以下に低減すると、付着水分の低下に従い擬
似粒子化していた微粉炭が付着力を失い、ばらばらに遊
離した状態になる。付着水分を1.0%未満に低減する
と、該乾燥石炭をコークス炉に向けて搬送する間に輸送
装置から発塵が著しく、環境上大きな問題となる。
クス炉用原料石炭の付着水分を1.0〜6.0%に乾燥
する必要がある。ここで、付着水分が6.0%超では乾
留時間短縮効果が小さく、コークス炉用原料石炭の付着
水分を6%以下に低減すると、付着水分の低下に従い擬
似粒子化していた微粉炭が付着力を失い、ばらばらに遊
離した状態になる。付着水分を1.0%未満に低減する
と、該乾燥石炭をコークス炉に向けて搬送する間に輸送
装置から発塵が著しく、環境上大きな問題となる。
【0019】一般的に−0.1mm以下の微粉炭は、粗
粒炭に比較して石炭性状の面で流動性が劣り、石炭のベ
ルトコンベア等による搬送中の発塵要因となる。また−
0.3mm以下の微粉炭は、炭化室に装入する際に発生
ガスに同伴されて副産物であるタール中に混入し、ター
ル性状を悪化させる現象を惹起(これを一般にキャリー
オーバーと言う)したり、炭化室内石炭層の装入嵩密度
を低くする欠点がある。結果として、コークス品質が低
下するが、これらの欠点を回避するための方法として、
乾燥機を出た石炭を流動層分級機にかけて微粉炭及び粗
粒炭に分級し、微粉炭を塊成化する技術が提案されてい
る。
粒炭に比較して石炭性状の面で流動性が劣り、石炭のベ
ルトコンベア等による搬送中の発塵要因となる。また−
0.3mm以下の微粉炭は、炭化室に装入する際に発生
ガスに同伴されて副産物であるタール中に混入し、ター
ル性状を悪化させる現象を惹起(これを一般にキャリー
オーバーと言う)したり、炭化室内石炭層の装入嵩密度
を低くする欠点がある。結果として、コークス品質が低
下するが、これらの欠点を回避するための方法として、
乾燥機を出た石炭を流動層分級機にかけて微粉炭及び粗
粒炭に分級し、微粉炭を塊成化する技術が提案されてい
る。
【0020】石炭は、山元で採炭した時の方法や硬さ、
割れ易さ、生成過程に起因する微細亀裂など炭種毎の特
性により真の粒子径分布は異なる。真の粒子径は、水分
を完全に乾燥し付着水分0%(絶乾時)で充分に揉みほ
ぐした状態での粒度測定の場合に判明する粒子径である
が、付着水分が残存している場合には、微粉部分が擬似
粒子化し、大きな粒子の周囲に付着していたり、微粉炭
同士が凝集して見掛け上大きな粒子を形成している。
割れ易さ、生成過程に起因する微細亀裂など炭種毎の特
性により真の粒子径分布は異なる。真の粒子径は、水分
を完全に乾燥し付着水分0%(絶乾時)で充分に揉みほ
ぐした状態での粒度測定の場合に判明する粒子径である
が、付着水分が残存している場合には、微粉部分が擬似
粒子化し、大きな粒子の周囲に付着していたり、微粉炭
同士が凝集して見掛け上大きな粒子を形成している。
【0021】銘柄、採炭法、ロット、粉砕等のハンドリ
ング履歴の同一な炭種の場合、水分状態によってその凝
集状態は殆ど決定される。
ング履歴の同一な炭種の場合、水分状態によってその凝
集状態は殆ど決定される。
【0022】ある粒子径を境に分級しようとする場合、
石炭の付着水分値によって分級率はほぼ規定されること
になる(図4)。
石炭の付着水分値によって分級率はほぼ規定されること
になる(図4)。
【0023】コークス炉に装入する原料石炭において
は、付着水分値によって粒子径分布は概略推定できるも
のであるが、多くの履歴の異なる銘柄を配合しているこ
とから、その精度は単一銘柄の場合に比較して相当に劣
ることとなる。
は、付着水分値によって粒子径分布は概略推定できるも
のであるが、多くの履歴の異なる銘柄を配合しているこ
とから、その精度は単一銘柄の場合に比較して相当に劣
ることとなる。
【0024】前記の、乾燥機を出たコークス炉に装入す
る原料石炭を流動層分級機にかけて微粉炭及び粗粒炭に
分級する場合、あらかじめ分級粒子径の目標を設定して
おくと石炭付着水分によって該分級率はほぼ決めること
ができる。
る原料石炭を流動層分級機にかけて微粉炭及び粗粒炭に
分級する場合、あらかじめ分級粒子径の目標を設定して
おくと石炭付着水分によって該分級率はほぼ決めること
ができる。
【0025】従来、分級機の目標分級粒子径は、発塵防
止の観点で0.3mmと決められたり、配合炭の流動性
が不足傾向の時は粘結剤を多めに添加する為0.5mm
で分級したり、キャリーオーバー抑制や装入嵩密度の観
点から決められることが多い。が一方、これらの対策と
して粘結剤や添加物を添加混練する設備能力面からの制
約や、混練物を配合した場合の装入炭嵩密度や品質効果
から分級率を優先的に規定する場合が実操業においては
ある。
止の観点で0.3mmと決められたり、配合炭の流動性
が不足傾向の時は粘結剤を多めに添加する為0.5mm
で分級したり、キャリーオーバー抑制や装入嵩密度の観
点から決められることが多い。が一方、これらの対策と
して粘結剤や添加物を添加混練する設備能力面からの制
約や、混練物を配合した場合の装入炭嵩密度や品質効果
から分級率を優先的に規定する場合が実操業においては
ある。
【0026】乾燥石炭重量に対する微粉炭重量の比であ
る分級率は、分級機での運転条件と石炭条件によりほぼ
決定されるものである。分級率に影響する運転条件とし
ては、気流分級機の場合は分級機へ供給する流動ガス量
つまり分級部ガス流速がある。分級部ガス流速を調整す
ることにより供給石炭の付着水分や粒子径分布が変化す
る状態でも分級率を一定に制御することができるが分級
率が±5%以上変動する場合は、気流分級機の流動ガス
の調整では分級粒子の変化量が大きくなりすぎ好ましく
ない。
る分級率は、分級機での運転条件と石炭条件によりほぼ
決定されるものである。分級率に影響する運転条件とし
ては、気流分級機の場合は分級機へ供給する流動ガス量
つまり分級部ガス流速がある。分級部ガス流速を調整す
ることにより供給石炭の付着水分や粒子径分布が変化す
る状態でも分級率を一定に制御することができるが分級
率が±5%以上変動する場合は、気流分級機の流動ガス
の調整では分級粒子の変化量が大きくなりすぎ好ましく
ない。
【0027】石炭条件とは、粒子径、採炭方法、洗炭方
法、銘柄による真比重などの特性や付着水分状態等であ
る。採炭作業における調整は、ユーザーであるコークス
工場での操業において行うことは不可能であり、操業条
件として分級率を調整できる因子は、石炭の粉砕粒度分
布及び水分値である。
法、銘柄による真比重などの特性や付着水分状態等であ
る。採炭作業における調整は、ユーザーであるコークス
工場での操業において行うことは不可能であり、操業条
件として分級率を調整できる因子は、石炭の粉砕粒度分
布及び水分値である。
【0028】本発明の分級に用いる分級機としては、揉
み洗い効果を期待できる点で気流式分級機が好ましく、
分級機に供給するガス量は、目標分級粒子径が決まると
計算上分級ガス流速が決まる為、あらかじめ設定した一
定量を分級部に送入しておく。実績分級率は分級機出口
微粉炭又は粗粒炭量を計量して算出して、目標分級率と
実績分級率の差異により、乾燥機への投入熱量により乾
燥機出口石炭中の含水率を調整し、分級率を目標値に制
御することができる。
み洗い効果を期待できる点で気流式分級機が好ましく、
分級機に供給するガス量は、目標分級粒子径が決まると
計算上分級ガス流速が決まる為、あらかじめ設定した一
定量を分級部に送入しておく。実績分級率は分級機出口
微粉炭又は粗粒炭量を計量して算出して、目標分級率と
実績分級率の差異により、乾燥機への投入熱量により乾
燥機出口石炭中の含水率を調整し、分級率を目標値に制
御することができる。
【0029】石炭水分値で調整する場合、微粉炭分級率
を高める場合には水分を低減し、粒子表面の付着水分に
よる擬似粒子を崩壊する。分級率を低める場合には、石
炭水分を高める調整をする。粉砕粒度はコークス品質を
考慮して設定しているものであり、特に銘柄別粉砕をし
ている場合等は原炭粒度分布は変化させない方が良い。
を高める場合には水分を低減し、粒子表面の付着水分に
よる擬似粒子を崩壊する。分級率を低める場合には、石
炭水分を高める調整をする。粉砕粒度はコークス品質を
考慮して設定しているものであり、特に銘柄別粉砕をし
ている場合等は原炭粒度分布は変化させない方が良い。
【0030】石炭水分を変化させると、コークス炉内に
装入された後の乾留熱量が増減し、更に乾留所要時間及
びコークス炉温調整等が必要となり、操業しにくくなる
場合がある。
装入された後の乾留熱量が増減し、更に乾留所要時間及
びコークス炉温調整等が必要となり、操業しにくくなる
場合がある。
【0031】そこで、石炭の粉砕粒子径で調整する場合
には、粉砕を強化して粒度分布のピークを微粉側にする
と分級率は上昇し、粉砕を弱くして粒度分布のピークを
粗粒側にすると分級率は低下する。
には、粉砕を強化して粒度分布のピークを微粉側にする
と分級率は上昇し、粉砕を弱くして粒度分布のピークを
粗粒側にすると分級率は低下する。
【0032】粒度分布調整法と水分調整法は、周囲の設
備条件や操業条件全体から選定するべきものである。
備条件や操業条件全体から選定するべきものである。
【0033】
【実施例1】本発明の実施例を図により詳細に説明す
る。
る。
【0034】図1において、原料石炭は水分7〜12%
の湿炭状態のまま既に配合され、石炭乾燥機1に投入さ
れる。乾燥機1の形式は多くのものが考案されており、
1kg/cm2 以上の圧力を持つ蒸気により間接加熱で
乾燥する方法、高い顕熱を持つ燃焼排ガスにより石炭に
直接接触で加熱乾燥する方法、煙道排ガスなどの排熱利
用により乾燥する方法等が知られている。
の湿炭状態のまま既に配合され、石炭乾燥機1に投入さ
れる。乾燥機1の形式は多くのものが考案されており、
1kg/cm2 以上の圧力を持つ蒸気により間接加熱で
乾燥する方法、高い顕熱を持つ燃焼排ガスにより石炭に
直接接触で加熱乾燥する方法、煙道排ガスなどの排熱利
用により乾燥する方法等が知られている。
【0035】ここでの乾燥機は、水分10%の配合炭1
00t/h(湿炭ベース)を乾燥機出口水分3.8〜
6.5%迄乾燥する能力を持つ加熱管内石炭通過式の回
転式乾燥機を用いた。この出口石炭は、コークス炉への
搬送中に発塵が激しいこと、コークス炉炭化室に装入す
る際の微粉炭の発生ガスへの同伴(一般にキャリーオー
バーという)を抑制する為、及びそれらの原因となる微
粉炭部分に粘結剤を添加して混練し擬似造粒化させるこ
とにより石炭のコークス化性を改善する為に、微粉炭と
粗粒炭に分級する工程に入る。
00t/h(湿炭ベース)を乾燥機出口水分3.8〜
6.5%迄乾燥する能力を持つ加熱管内石炭通過式の回
転式乾燥機を用いた。この出口石炭は、コークス炉への
搬送中に発塵が激しいこと、コークス炉炭化室に装入す
る際の微粉炭の発生ガスへの同伴(一般にキャリーオー
バーという)を抑制する為、及びそれらの原因となる微
粉炭部分に粘結剤を添加して混練し擬似造粒化させるこ
とにより石炭のコークス化性を改善する為に、微粉炭と
粗粒炭に分級する工程に入る。
【0036】分級機は、サイクロンやサイクロン型分級
機等の慣性力を利用した方法やルーバー式の様な重力分
級する方法及び流動化による重力分級機がある。擬似粒
子を粒径によって精密に分級する為にここでは流動浮上
式(流動層式)分級機を用いた。
機等の慣性力を利用した方法やルーバー式の様な重力分
級する方法及び流動化による重力分級機がある。擬似粒
子を粒径によって精密に分級する為にここでは流動浮上
式(流動層式)分級機を用いた。
【0037】微粉炭と粘結剤との混練機は、水平軸のパ
ドル撹拌式を用いたがこの混練機は機内への石炭滞留量
レベルによって混練性が変化する特性を持ち、19〜2
1t/hの供給量において良好な混練性を示す。
ドル撹拌式を用いたがこの混練機は機内への石炭滞留量
レベルによって混練性が変化する特性を持ち、19〜2
1t/hの供給量において良好な混練性を示す。
【0038】目標分級粒子径は、微粉炭による前記マイ
ナス効果を排除する為に、0.3mmに設定した。目標
分級率は、コーク品質要求と配合する炭種の関係により
或いは許容できる発塵レベルにより、あるいは粘結剤の
混練造粒設備の能力又は混合特性などにより10%から
40%の範囲内で設定するが、ここでは設備能力と品質
効果を考慮し、更に粘結剤混練機の混練性能の高く維持
できる範囲の操業を狙い、ここでは20%を目標分級率
とした。
ナス効果を排除する為に、0.3mmに設定した。目標
分級率は、コーク品質要求と配合する炭種の関係により
或いは許容できる発塵レベルにより、あるいは粘結剤の
混練造粒設備の能力又は混合特性などにより10%から
40%の範囲内で設定するが、ここでは設備能力と品質
効果を考慮し、更に粘結剤混練機の混練性能の高く維持
できる範囲の操業を狙い、ここでは20%を目標分級率
とした。
【0039】該分級した微粉炭に対して粘結剤を6%〜
20%添加すると、発塵もキャリーオーバーも抑制で
き、コークス品質効果も発揮するが、10%以上添加す
ると効果が大きい。本例では12%添加して混練及び擬
似造粒化した。
20%添加すると、発塵もキャリーオーバーも抑制で
き、コークス品質効果も発揮するが、10%以上添加す
ると効果が大きい。本例では12%添加して混練及び擬
似造粒化した。
【0040】この造粒化を石炭に混合する場合、擬似造
粒物量によって炭化室に装入した際の装入嵩密度が変化
する。従って、粘結剤混練による擬似造粒物の量を一定
に制御することが必要であるが、分級粒径を一定のまま
分級率つまり微粉炭量を調整する手段として乾燥機を出
た石炭水分を抑制する方法を選定した。
粒物量によって炭化室に装入した際の装入嵩密度が変化
する。従って、粘結剤混練による擬似造粒物の量を一定
に制御することが必要であるが、分級粒径を一定のまま
分級率つまり微粉炭量を調整する手段として乾燥機を出
た石炭水分を抑制する方法を選定した。
【0041】以下に具体的水分制御の方法を説明する。
【0042】分級機で分級された石炭の内、微粉炭はバ
グフィルターにより捕捉し混練機に送入し、粗粒炭はそ
のままベルトコンベアにてコークス炉に向け搬送する。
この両者をベルトスケールによって秤量し、微粉炭及び
粗粒炭の分級率を計算する。石炭の水分及び粒径はロッ
ト内でばらついており、特に水分偏析・粒度偏析がある
と分級率が変動する。本例では、目標分級率は20%と
設定しており、計算した実績分級率との差異により乾燥
機出口水分を調整した。
グフィルターにより捕捉し混練機に送入し、粗粒炭はそ
のままベルトコンベアにてコークス炉に向け搬送する。
この両者をベルトスケールによって秤量し、微粉炭及び
粗粒炭の分級率を計算する。石炭の水分及び粒径はロッ
ト内でばらついており、特に水分偏析・粒度偏析がある
と分級率が変動する。本例では、目標分級率は20%と
設定しており、計算した実績分級率との差異により乾燥
機出口水分を調整した。
【0043】本試験結果では、100t/hの原料炭供
給に対して、乾燥機出口平均水分目標を4.6%に設定
し、分級粒子径0.3mmに相当するガス流速を与えて
分級機した。これに対して実績の微粉炭分級率は15%
から23%で変動した。この要因は供給原炭の粒度分布
と考えられたが、乾燥機の水分調整を施すことにし、乾
燥機加熱用の蒸気圧力を調整する方法をとった。この石
炭ロットでの石炭水分と分級率を、1例として図示する
と図5の様な関係があったが、分級率が変動したため次
の様なアクションをとった。分級率が15%に低下した
時には水分値を4.0%に、分級率が23%に増加した
時には水分値を5.2%に調整するアクションをとっ
た。蒸気によるアクションは数10秒の時間遅れはあっ
たものの、分級率変動を抑制する効果を発揮し、18%
から21%の変動幅に縮小した。
給に対して、乾燥機出口平均水分目標を4.6%に設定
し、分級粒子径0.3mmに相当するガス流速を与えて
分級機した。これに対して実績の微粉炭分級率は15%
から23%で変動した。この要因は供給原炭の粒度分布
と考えられたが、乾燥機の水分調整を施すことにし、乾
燥機加熱用の蒸気圧力を調整する方法をとった。この石
炭ロットでの石炭水分と分級率を、1例として図示する
と図5の様な関係があったが、分級率が変動したため次
の様なアクションをとった。分級率が15%に低下した
時には水分値を4.0%に、分級率が23%に増加した
時には水分値を5.2%に調整するアクションをとっ
た。蒸気によるアクションは数10秒の時間遅れはあっ
たものの、分級率変動を抑制する効果を発揮し、18%
から21%の変動幅に縮小した。
【0044】その結果、混練造粒物の配合量が安定し、
コークス炉への装入嵩密度は0.76±0.02t/m
3 のばらつきがあったものが、ほぼ0.76t/m3 に
調整できた。
コークス炉への装入嵩密度は0.76±0.02t/m
3 のばらつきがあったものが、ほぼ0.76t/m3 に
調整できた。
【0045】
【実施例2】上記実施例の中で、分級率変動に対して乾
燥機出口水分は一定のまま、乾燥機に投入する供給石炭
の粉砕粒度の調整を行なった。
燥機出口水分は一定のまま、乾燥機に投入する供給石炭
の粉砕粒度の調整を行なった。
【0046】粒度分布が細かい場合には、石炭の水分含
有率が同一であっても、擬似粒子化せずに遊離した状態
にある微粉炭量が多くなり、分級機にかけた場合に遊離
微粉炭が捕捉されることから、分級率が高くなる。
有率が同一であっても、擬似粒子化せずに遊離した状態
にある微粉炭量が多くなり、分級機にかけた場合に遊離
微粉炭が捕捉されることから、分級率が高くなる。
【0047】一方粒度分布が粗い場合、擬似粒子化して
いる微粉炭比率が高くなり、分級機での同一ガス量での
分級率が低下する。ここでの実施例においては、乾燥機
に投入される前段階で投入する石炭の粉砕機がある。こ
の粒度管理は、通常3mm下78%〜80%にて管理し
ているが、このハンマークラッシャー式粉砕機の回転数
を実績分級率によりフィードバック制御することとし
た。粉砕機運転による分級率の変化の1例を図6に示し
た。分級率目標を20%とし、乾燥機出口水分は4%に
調整した。この操業において、実績分級率は、30分間
平均値で±3%の幅で変動したが、これに対して分級率
が低下した時に粉砕を強化し3mm下比率を2%高める
操作を行い、一方分級率が上昇した時に3mm下比率を
1.5%下げる様に粉砕機回転数を低下させる操業を行
った結果、実績分級率は20%±1%に安定制御ができ
るようになった。その結果、タール混練性のばらつきも
減少し安定した擬似造粒物が得られ装入嵩密度が目標と
した0.76t/m3 に制御することが可能になった。
いる微粉炭比率が高くなり、分級機での同一ガス量での
分級率が低下する。ここでの実施例においては、乾燥機
に投入される前段階で投入する石炭の粉砕機がある。こ
の粒度管理は、通常3mm下78%〜80%にて管理し
ているが、このハンマークラッシャー式粉砕機の回転数
を実績分級率によりフィードバック制御することとし
た。粉砕機運転による分級率の変化の1例を図6に示し
た。分級率目標を20%とし、乾燥機出口水分は4%に
調整した。この操業において、実績分級率は、30分間
平均値で±3%の幅で変動したが、これに対して分級率
が低下した時に粉砕を強化し3mm下比率を2%高める
操作を行い、一方分級率が上昇した時に3mm下比率を
1.5%下げる様に粉砕機回転数を低下させる操業を行
った結果、実績分級率は20%±1%に安定制御ができ
るようになった。その結果、タール混練性のばらつきも
減少し安定した擬似造粒物が得られ装入嵩密度が目標と
した0.76t/m3 に制御することが可能になった。
【0048】
【実施例3】実施例1の中で、分級率変動に対して乾燥
機に投入する供給石炭の粉砕粒度を一定に保持し、乾燥
機出口水分は一定のまま、分級粒子径を変化させる方法
を採用した。
機に投入する供給石炭の粉砕粒度を一定に保持し、乾燥
機出口水分は一定のまま、分級粒子径を変化させる方法
を採用した。
【0049】石炭の含水率や粒子径分布が同一であって
も分級率が変動することはある。分級ガスの湿度や温度
などによる場合と分級機内部の材料疲労による部分変形
やガス吹き出し孔の変形・詰まり等に起因することがあ
る。日常の操業において、それらの変動を原因から改善
することは設備運転を止められない制約で不可能な場合
がある。この様な状況下で分級率を調整する場合は、分
級粒子径を操業の許容できる範囲で変動させることもで
きる。具体的には、分級機に送入するガス流速即ちガス
量を増減することによるものである。
も分級率が変動することはある。分級ガスの湿度や温度
などによる場合と分級機内部の材料疲労による部分変形
やガス吹き出し孔の変形・詰まり等に起因することがあ
る。日常の操業において、それらの変動を原因から改善
することは設備運転を止められない制約で不可能な場合
がある。この様な状況下で分級率を調整する場合は、分
級粒子径を操業の許容できる範囲で変動させることもで
きる。具体的には、分級機に送入するガス流速即ちガス
量を増減することによるものである。
【0050】実施例1では、0.3mmを分級点として
20%の分級率を目標にしたが、100t/hの原料炭
供給に対して微粉炭分級率が15〜23%で変動した。
分級粒子径による分級率変化の1例を図7に示した。目
標分級粒子径に±0.03mm程度幅を持たせ、分級率
が低下した時は0.33mmで分級させるように供給ガ
ス量を増加した。一方分級率が高く振れた場合には、分
級粒子径を下げる調整をガス量減少により行った。この
操業において、実績分級率は、20%±1%に安定制御
ができるようになった。許容する分級粒子径は目的によ
り変化するものであり、発塵防止の場合には集塵機設備
が充分備えられている場合0.1mmまで下げることが
できるが、キャリーオーバー防止の場合には0.2mm
を下限することが有効である。また粘結剤量が少ない操
業条件では粒子径が大きくなると造粒しにくい不具合が
できるので、分級する上限粒子径も限定されることがあ
る。
20%の分級率を目標にしたが、100t/hの原料炭
供給に対して微粉炭分級率が15〜23%で変動した。
分級粒子径による分級率変化の1例を図7に示した。目
標分級粒子径に±0.03mm程度幅を持たせ、分級率
が低下した時は0.33mmで分級させるように供給ガ
ス量を増加した。一方分級率が高く振れた場合には、分
級粒子径を下げる調整をガス量減少により行った。この
操業において、実績分級率は、20%±1%に安定制御
ができるようになった。許容する分級粒子径は目的によ
り変化するものであり、発塵防止の場合には集塵機設備
が充分備えられている場合0.1mmまで下げることが
できるが、キャリーオーバー防止の場合には0.2mm
を下限することが有効である。また粘結剤量が少ない操
業条件では粒子径が大きくなると造粒しにくい不具合が
できるので、分級する上限粒子径も限定されることがあ
る。
【0051】以上の実施例1から実施例3において、分
級微粉炭へ添加する粘結剤としてタールを用いたが、両
者とも分級微粉炭に対して12%添加する方法をとっ
た。
級微粉炭へ添加する粘結剤としてタールを用いたが、両
者とも分級微粉炭に対して12%添加する方法をとっ
た。
【0052】タール添加は、流動性の低い石炭のコーク
ス化性を高める効果の有ることは既に広く知られてお
り、分級微粉炭に対して一定量添加する方法の他に、分
級率に関係無く原料石炭量に対して一定量添加する方法
もある。
ス化性を高める効果の有ることは既に広く知られてお
り、分級微粉炭に対して一定量添加する方法の他に、分
級率に関係無く原料石炭量に対して一定量添加する方法
もある。
【0053】また、粘結剤として、タール滓や昇温軟化
させ流動性を高めたピッチなども有効である。また、排
油でもコークス品質改善効果は小さいが使用することが
できる。
させ流動性を高めたピッチなども有効である。また、排
油でもコークス品質改善効果は小さいが使用することが
できる。
【0054】実施した試験操業の中で、非微粘炭を多く
配合して原料石炭の粒度分布のロット内ばらつきが大き
い条件下では、水分調整のみでは制御できず、その場合
には水分及び粒度分布の両者を調整する方法が有効であ
った。
配合して原料石炭の粒度分布のロット内ばらつきが大き
い条件下では、水分調整のみでは制御できず、その場合
には水分及び粒度分布の両者を調整する方法が有効であ
った。
【0055】
【発明の効果】前記の実施例から明らかな様に、本発明
は粉砕して乾燥したコークス炉用装入石炭を、発塵やキ
ャリーオーバーを抑制し同時に石炭のコークス化性を向
上させる目的で、微粉炭部分のみ分級し粘結剤と混練し
造粒する工程において、分級する粒子径を一定にしたま
ま分級率を一定に制御する為に、原料石炭の乾燥水分及
び/又は粉砕粒度をフィードバック制御するものであ
る。
は粉砕して乾燥したコークス炉用装入石炭を、発塵やキ
ャリーオーバーを抑制し同時に石炭のコークス化性を向
上させる目的で、微粉炭部分のみ分級し粘結剤と混練し
造粒する工程において、分級する粒子径を一定にしたま
ま分級率を一定に制御する為に、原料石炭の乾燥水分及
び/又は粉砕粒度をフィードバック制御するものであ
る。
【0056】また、原料石炭の乾燥水分及び/又は粉砕
粒度を一定に保持したまま、分級率を一定制御する方法
として分級粒子径を変化調整するものである。
粒度を一定に保持したまま、分級率を一定制御する方法
として分級粒子径を変化調整するものである。
【0057】本発明方法は、分級機の運転条件や目標分
級粒子径を操業条件を見極めながら設定し、供給石炭の
性状変動を吸収する技術であり、発塵抑制性・キャリー
オーバー抑制を目標レベルに維持した状態でコークス化
性を高めることができるものであり、操業上大きな効果
をもたらす技術である。
級粒子径を操業条件を見極めながら設定し、供給石炭の
性状変動を吸収する技術であり、発塵抑制性・キャリー
オーバー抑制を目標レベルに維持した状態でコークス化
性を高めることができるものであり、操業上大きな効果
をもたらす技術である。
【図1】乾燥機と流動層分級機の構成を示す図。
【図2】混練造粒物混合率と装入嵩密度の関係を示す
図。
図。
【図3】混練機への供給量炭量と混練性(−0.1mm
残存量)の関係を示す図。
残存量)の関係を示す図。
【図4】石炭付着水分による粒子量比率を示す図。
【図5】実施例1における微粉炭分級率と石炭水分の関
係を示す図。
係を示す図。
【図6】実施例2における微粉炭分級率と分級粒子径の
関係を示す図。
関係を示す図。
【図7】実施例3における微粉炭分級率と分級粒子径の
関係を示す図。
関係を示す図。
1…乾燥機 2…流動層分級
機 3…集塵機 4…捕集した微
粉炭輸送設備 5…微粉炭計量器 6…分級された
粗粒炭 7…粗粒炭計量器
機 3…集塵機 4…捕集した微
粉炭輸送設備 5…微粉炭計量器 6…分級された
粗粒炭 7…粗粒炭計量器
Claims (3)
- 【請求項1】 コークス炉用原料石炭を乾燥した後、分
級して微粉炭と粗粒炭にし、該微粉炭に添加剤を加えて
混練した後に該粗粒炭と混合してコークス炉に装入する
コークス炉用石炭の事前処理方法において、乾燥機への
投入熱量により乾燥機出口の乾燥炭中の含水率を調節し
て、該乾燥炭の分級率を設定値に保持することを特徴と
するコークス炉用石炭の事前処理方法。 - 【請求項2】 コークス炉用原料石炭を乾燥し、乾燥機
出口の石炭含水率を1.0%から6.0%とした後、分
級して微粉炭と粗粒炭にし、該微粉炭に添加剤を加えて
混練した後に該粗粒炭と混合してコークス炉に装入する
コークス炉用石炭の事前処理方法において、乾燥機出口
の石炭含水率を1.0%〜6.0%とする際に、原料石
炭の粉砕粒度を調節して、該乾燥炭の分級率を設定値に
保持することを特徴とするコークス炉用石炭の事前処理
方法。 - 【請求項3】 コークス炉用原料石炭を乾燥し、乾燥機
出口の石炭含水率を1.0%から6.0%とした後、気
流分級して微粉炭と粗粒炭にし、該微粉炭に添加剤を加
えて混練した後に該粗粒炭と混合してコークス炉に装入
するコークス炉用石炭の事前処理方法において、乾燥機
出口の石炭含水率を1.0%〜6.0%とする際に、気
流分級機のガス流速を調節して、該乾燥炭の分級率を設
定値に保持することを特徴とするコークス炉用石炭の事
前処理方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17742095A JPH0931470A (ja) | 1995-07-13 | 1995-07-13 | コークス炉用石炭の事前処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17742095A JPH0931470A (ja) | 1995-07-13 | 1995-07-13 | コークス炉用石炭の事前処理方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0931470A true JPH0931470A (ja) | 1997-02-04 |
Family
ID=16030622
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17742095A Pending JPH0931470A (ja) | 1995-07-13 | 1995-07-13 | コークス炉用石炭の事前処理方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0931470A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11246865A (ja) * | 1998-03-05 | 1999-09-14 | Nippon Steel Chem Co Ltd | コークス用原料炭の事前処理法及びコークスの製造方法 |
| KR20010063736A (ko) * | 1999-12-24 | 2001-07-09 | 이구택 | 석탄 건조공정에서 발생되는 미분탄의 응집방법 |
-
1995
- 1995-07-13 JP JP17742095A patent/JPH0931470A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11246865A (ja) * | 1998-03-05 | 1999-09-14 | Nippon Steel Chem Co Ltd | コークス用原料炭の事前処理法及びコークスの製造方法 |
| KR20010063736A (ko) * | 1999-12-24 | 2001-07-09 | 이구택 | 석탄 건조공정에서 발생되는 미분탄의 응집방법 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP5365226B2 (ja) | 焼結鉱凝結材の整粒方法 | |
| EP1044731B1 (en) | Fluidized bed-carrying drying classifier | |
| AU746076B2 (en) | Method and apparatus for drying coal | |
| JP5741246B2 (ja) | コークス炉装入炭の製造方法及びコークスの製造方法 | |
| JP6226749B2 (ja) | コークス用石炭乾燥装置および乾燥方法 | |
| EP0026918A1 (en) | Granulation process | |
| US4093425A (en) | Process for preparing coal briquettes for coke and apparatus for the process | |
| US3896557A (en) | Process for drying and stabilizing coal | |
| JPH0931470A (ja) | コークス炉用石炭の事前処理方法 | |
| JP6489092B2 (ja) | 焼結鉱の製造方法および焼結鉱の製造設備列 | |
| JPH10287882A (ja) | コークス製造用原料炭の事前処理方法及びコークスの製造法 | |
| JP4896571B2 (ja) | コークス用石炭の事前処理方法 | |
| JP6741393B2 (ja) | 流動床装置及びこれを用いた石炭の乾燥分級方法 | |
| JP4804887B2 (ja) | 焼結原料の事前処理方法及び事前処理装置 | |
| JP4087982B2 (ja) | 燃焼性に優れた焼結用原料の造粒方法 | |
| JP2002194408A (ja) | 反応炉内吹込み用微粉炭の製造方法 | |
| JP7371766B2 (ja) | 焼結鉱の製造方法 | |
| JPH06238184A (ja) | 竪形ミルの出炭量制御装置 | |
| JPH10183136A (ja) | コークス製造用原料炭の事前処理方法及びコークスの製造方法 | |
| JPH10130653A (ja) | コークス用原料炭の事前処理方法及びコークスの製造方法 | |
| JP3849286B2 (ja) | コークス用原料炭の前処理方法 | |
| JP2001072982A (ja) | コークス用石炭の事前処理方法 | |
| JPH11246865A (ja) | コークス用原料炭の事前処理法及びコークスの製造方法 | |
| JP2003226879A (ja) | コークス炉装入用石炭の粒度調整方法 | |
| CA1185432A (en) | System for coal blowing in iron oxide reducing kilns |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20021029 |