JPH09315536A - プラスチック製コンベアベルト及びこれを使用したコンベア装置 - Google Patents
プラスチック製コンベアベルト及びこれを使用したコンベア装置Info
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- JPH09315536A JPH09315536A JP8166536A JP16653696A JPH09315536A JP H09315536 A JPH09315536 A JP H09315536A JP 8166536 A JP8166536 A JP 8166536A JP 16653696 A JP16653696 A JP 16653696A JP H09315536 A JPH09315536 A JP H09315536A
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Abstract
錆の発生もないコンベアを提供する。 【解決手段】 長さ方向の端部に、巾方向に開口した連
結孔を有するベルト構成単位片を、長さ方向に連結孔を
連通させて組み合わせて巾方向の両端部に配置し、組み
合わせ部に形成される共通孔にロッドを挿通して結合
し、それぞれのベルト構成単位片をロッドを軸に回動自
在に連結してエンドレス状とし巾方向に配列されたベル
ト構成単位片の間をロッドで形成したコンベアベルトに
おいて、ベルト構成単位片が、プラスチックで形成され
た単位片であり、ロッドが、金属棒状体を芯部とし、そ
の周囲をプラスチックで形成した鞘部となした芯鞘構造
のロッドであることを特徴とするプラスチック製コンベ
アベルトと、該プラスチック製コンベアベルトとスプロ
ケットを組み合わせたコンベア装置である。
Description
ABS樹脂等のプラスチックで製造したコンベアベルト
及びこのコンベアベルトの製造方法及びこのコンベアベ
ルトを使用したコンベア装置に関する。
は織製した織物状のものや、織物に樹脂をコーティング
したもの、スパイラル線材を組み合わせたもの、スパイ
ラル線材とロッドを組み合わせたもの、ベルト構成単位
片にロッドを挿通して順次連結させたもの、ロッドの端
部間を互いに順次巻き付けて連結させたもの等、色々な
ものがあって、それぞれの利点、欠点により用途に合わ
せて多種多様に使用されている。板をU字型に屈曲させ
たベルト構成単位片の連結孔にロッドを挿通して形成し
たものや、ロッドの端部間を順次互いに巻き付けて連結
させたものは、搬送面がロッドで形成されているため、
大きな空間が得られやすく、洗浄性が良好である。した
がって、冷却、乾燥、洗浄等の用途に広く使用されてい
る。また、ロッドにスプロケットの歯を噛み合わせるこ
とができるのでスプロケット駆動が可能という利点があ
る。スプロケット駆動とすると、スリップが発生するこ
とがなく、ベルトに大きな張力を掛けることなく駆動で
き、ロール等のコンベア装置の強度を大きくする必要が
ないという利点がある。
や製作性、使用における耐蝕性等の面からステンレス等
の金属の材質が使用されることが多かった。搬送面の強
度を確保するため、ロッドやベルト構成単位片の材質は
ほとんどの場合ステンレス等の金属が使用されており、
板が屈曲した構造のベルト構成単位片を使用する場合
や、ロッドの端部間を順次巻き付けて連結させて形成さ
せる場合には、屈曲時や巻き付け時に、その形状に塑性
変形する材質である必要があるため、金属が使用されて
いた。金属性のコンベアベルトは、強度は優れている
が、非常に重く、取付、取り外し、修理等の取扱が悪い
という欠点があった。ステンレスを用いても錆の発生を
完全に防止できなかった。また、製作する際に、ロッド
の抜けを防止するためにロッド1本ごとを、溶接したり
引掛けたり曲げたりして止めなくてはならず、非常に手
間がかかるという欠点があった。
題点に鑑み、重量が軽く、取扱が容易で、錆の発生しな
い、製造が簡単なコンベアベルト及びこれを使用したコ
ンベア装置を提供するものである。
有するベルト構成単位片を、長さ方向に連結孔を連通さ
せて組み合わせて巾方向の両端部に配置し、組み合わせ
部に形成される共通孔にロッドを挿通して結合し、それ
ぞれのベルト構成単位片をロッドを軸に回動自在に連結
してエンドレス状とし巾方向に配列されたベルト構成単
位片の間をロッドで形成したコンベアベルトにおいて、
ベルト構成単位片が、プラスチックで形成されたベルト
構成単位片であり、ロッドが、金属棒状体を芯部とし、
その周囲をプラスチックで形成した鞘部とした芯鞘構造
のロッドであることを特徴とするプラスチック製コンベ
アベルト。 2. ベルト構成単位片とロッドの連結が、ロッドの端
部近傍にほぼ構成単位片の連結孔の長さと同じか2倍の
長さの間隔をおいて設けた2個の凸起の端部側の凸起
を、ロッドの挿入時に凸起と連結孔の一方または両方を
弾性変形させて挿入して連結孔の外側に突き出し、外側
の凸起と内側の凸起でベルト構成単位片を回動自在に挾
持した連結である、1項に記載されたプラスチック製コ
ンベアベルト。 3. ベルト構成単位片とロッドの連結が、ロッドの端
部近傍にほぼ構成単位片の連結孔の長さと同じ間隔をお
いて設けた3個の凸起の外側の、凸起をロッドの挿入時
に凸起と連結孔の一方または両方を弾性変形させて挿入
して外側のベルト構成単位片の外側に突出し、中央の凸
起を弾性変形させて内側のベルト構成単位片の外側に突
き出し、外側の構成単位片を外側凸起と中央凸起で、内
側ベルト構成単位片を中央凸起と内側凸起で夫々挾持し
た連結である、1項に記載されたプラスチック製コンベ
アベルト。 4. ロッドの端部近傍に設けた2個または3個の凸起
が、ロッドの外周面の円周方向に延びる列状の凸起であ
る、1項ないし3項のいずれか1項に記載されたプラス
チック製コンベアベルト。 5. ロッドの端部を小径として段差を設け、小径部に
段差部からほぼベルト構成単位片の連結孔の長さの間隔
をおいて凸起を設置し、該凸起をロッドの挿入時に凸起
と連結孔の一方または両方を弾性変形させて挿入して連
結孔の外側に突き出し、外側の凸起と段差部の間でベル
ト構成単位片を回動自在に挾持した、1項に記載された
プラスチック製コンベアベルト。 6. ロッドの外側の凸起より先端には連結する他のベ
ルト構成単位片の連結孔に挿入する挿入端部が設けられ
ている、1項ないし5項のいずれか1項に記載されたプ
ラスチック製コンベアベルト。 7. ベルト構成単位片とロッドの連結が、ベルト構成
単位片の連結孔に設けた凸部とロッドの挿入部に設けた
凹部の嵌合による回動自在の連結である、1項に記載さ
れたプラスチック製コンベアベルト。 8. ベルト構成単位片とロッドの連結が、ベルト構成
単位片の連結孔に設けた凹部とロッドの挿入部に設けた
凸部の嵌合による回動自在の連結である、1項に記載さ
れたプラスチック製コンベアベルト。 9. ベルト構成単位片の連結孔に設けた凹部が連続状
であり、ロッドに設けた凸部が不連続状である、7項ま
たは8項に記載されたプラスチック製コンベアベルト。 10. ベルト構成単位片の連結孔に設けた凸部が不連
続状であり、ロッドに設けた凹部が連続状である、7項
または8項に記載されたプラスチック製コンベアベル
ト。 11. ベルト構成単位片の連結孔に挿通したロッドの
外側端部には連結する他のベルト構成単位片の連結孔に
挿入する挿入端部が配設されている、9項または10項
に記載されたプラスチック製コンベアベルト。 12. ベルト構成単位とロッドの連結が、ベルト構成
単位片の連結孔に、ベルト構成単位片の連結孔より直径
の大きいロッドの端部から少し中央側に形成した連結孔
の直径以下の環状の溝部を、ロッド端部を連結孔に挿入
しロッド端部と連結孔の一方または両方を弾性変形させ
て連結孔と溝部を嵌合させた連結である、1項に記載さ
れたプラスチック製コンベアベルト。 13. 溝部が構成単位片の1個と嵌合する巾を有する
溝である、12項に記載されたプラスチック製コンベア
ベルト。 14. 溝部が構成単位片の2個と嵌合する巾を有する
溝である、12項に記載されたプラスチック製コンベア
ベルト。 15. ロッドの溝部の外側段差部からロッドの外側先
端に向かって直径を小さくしたロッドである、12項な
いし14項のいずれか1項に記載されたプラスチック製
コンベアベルト。 16. ロッドの溝部の外側段差部からロッドの外側先
端に向かって直径を小さくしたロッドの先端に長さ方向
に切り割りを配置したロッドである、12項ないし15
項のいずれか1項に記載されたプラスチック製コンベア
ベルト。 17. ベルト構成単位片の連結孔に、該孔と側面の表
面とに続く切り欠きを配設したベルト構成単位片であ
る、1項ないし16項のいずれか1項に記載されたプラ
スチック製コンベアベルト。 18. ベルト構成単位片とロッドの鞘部が異なるプラ
スチック材で形成された、1項ないし17項のいずれか
1項に記載されたプラスチック製コンベアベルト。 19. ベルト構成単位片がポリアセタール樹脂で形成
され、ロッドの鞘部がABS樹脂で形成された、1項な
いし18項のいずれか1項に記載されたプラスチック製
コンベアベルト。 20. 構成単位片が連結孔を設けた一対の矩形状の連
結片と、この連結片を接合する接合片からなり、連結片
は接合片によりその厚み分左右にずれて接合された長さ
方向の断面がクランク形状であって、ロッドにより連結
されて、配列した構成単位片の外側面が平面を形成す
る、1項ないし19項のいずれか1項に記載されたプラ
スチック製コンベアベルト。 21. 1項ないし20項のいずれか1項に記載された
プラスチック製コンベアベルトとベルトのロッドに噛み
合うスプロケットとからなるコンベア装置。 22. ベルト構成単位片の連結孔にロッドを、ロッド
と連結孔の一方または両方を弾性変形させつつ所定の嵌
合位置まで押し込んで、嵌合させることを特徴とずるプ
ラスチック製コンベアベルトの製造方法。」に関する。
片をプラスチック材で形成し、ロッドを芯部が金属材で
鞘部がプラスチック材の芯鞘構造としたことである。ほ
とんどの材質がプラスチックであるため、軽量で取扱が
容易であり、錆の発生もない。また、金属性の重いベル
トを使用する場合と比較すると、ロールやフレーム等の
コンベア装置の強度もそれ程強くする必要はないため、
軽量で小型化することができる。従来の重く駆動が困難
であったコンベアベルトと異なり巾の広く長いコンベア
ベルトも容易に駆動することができる。さらに、ロッド
が芯鞘構造で、芯部が金属で形成されているため、軽量
であるが曲げ強度が高く、搬送面の強度も十分に確保さ
れる。
連結孔とロッドとを、嵌合により結合することによっ
て、連結孔へのロッドの挿通は勿論のこと、ベルト構成
単位片とロッドとの巾方向の移動防止をも同時に行うこ
とである。ベルト構成単位片とロッドとは、ロッドを軸
にして回動自在である。従来は挿通した後、溶接するこ
とによって行っていた。
連結孔にロッドを挿入して回動自在に連結してエンドレ
スとしたことである。ベルト構成単位片とロッドは、ロ
ッドの両端部近傍にほぼ構成単位片の厚さの間隔を置い
て2つの凸起を設け、外側の凸起をロッドの挿入時に凸
起と連結孔の一方または両方を弾性変形させて挿入して
内側のベルト構成単位片の連結孔の外側に突き出し、外
側の凸起と内側の凸起の間でベルト構成単位片を挾持し
回動自在に連結できる。この場合はロッドの外側の凸起
より先端側に連結する他のベルト構成単位片の外側に位
置する連結孔に挿入する挿入端部を設けなければならな
い。外側の凸起と内側の凸起の間隔を構成単位片2個分
の厚さとし、外側の凸起と内側の凸起の間で2個の構成
単位片を挾持することもできる。
を置いて3個設けて、ロッドの挿入時に外側の凸起を弾
性変形させて外側ベルト構成単位片の外側に、中央の凸
起を内側のベルト構成単位片の外側に突き出し、外側の
構成単位片を外側凸起と中側凸起で挾持し、内側の構成
単位片を中側凸起と内側凸起で挾持することができる。
周方向に伸びる列状の凸起とすることもできる。ロッド
に設ける内側の凸起の代わりに、ロッドの挿入部分を小
径としてロッドの中央部分との間に段差を形成し、この
段差部を内側凸起として用いることも出来る。この場
合、ロッドの先端側に形成ずる凸起は1個または2個と
なる。
設けた凸部または凹部と、ロッドに設けた凹部または凸
部をロッドを連結孔に挿入して凸部や凹部を弾性変形さ
せて連結することもできる。例えば、ベルト構成単位片
の連結孔の内周面に円周方向に連続する凸部を形成し、
ロッドの外周面に円周方向に不連続な凸部を形成すると
よい。必ずしも凸部を不連続に形成する必要はないが、
不連続に形成したほうが、嵌合させ易さ、回転のスムー
ズさの点において有利である。また、これとは逆に、ベ
ルト構成単位片の連結孔の内周面に円周方向に不連続な
凸部を形成し、ロッドの外周面に円周方向に連続する凹
部を形成してもよい。この場合もロッドと外側と内側の
両方のベルト構成単位片と連結してもよく、内側の単位
片と連結してもよい。凸部は不連続状でも連続状でもよ
い。
部からやや中央側に形成したベルト構成単位片の厚みと
ほぼ同じ巾の溝部を設けロッドを連結孔に押し込んでこ
の溝部に連結孔を嵌合させることもできる。溝部の巾を
ベルト構成単位片の2個と嵌合する巾とすれば外側と内
側のベルト構成単位片と同時に連結できる。ロッドの先
端を直径を小さくすると押し込み易くなるが、さらに先
端に切り割りを入れると押し込みが容易になる。
設けた凸起、凸部段差部の径が最も大きく、次いで連結
孔の径が中間であり、ロッドの径が連結孔の内径より小
となっている。ベルト構成単位とロッド鞘部のプラスチ
ック材を異なる硬さのプラスチック材質で形成すると、
嵌合時に凸部等が欠けたりする事故がなくなって望まし
い。柔らかい材質の方が圧縮変形するからである。ベル
ト構成単位片とロッドと、どちらを硬い材質で、どちら
を柔らかい材質で形成するかは特に限定されないが、ロ
ッドの強度を向上させるため、ロッドに硬い材質を使用
するのが望ましい。例えば、ベルト構成単位片をポリア
セタール樹脂で形成し、ロッドの鞘部をABS樹脂で形
成するのである。
の連結部材と、この連結部材を接合する斜形部材からな
り、連結部材は斜形部材によりその厚み分左右にずれて
接合された長さ方向の断面がクランク形状とすると順次
外側面が平面となるように連結することができ、各構成
単位片は一端をロッドの凸起等により挾持して連結され
ると他端は挾持連結でなくても連結される利点がある。
即ち、連結孔1個分の間隔で2列形成し、内側に位置す
る1個のベルト構成単位片の移動を防止することで、結
果的に2個のベルト構成単位片の移動を防止することが
できる。
欠きを入れるとロッドに弾性変形させてはめ込むことが
できる。このコンベアベルトは巾方向の両端部でベルト
構成単位片を連結したロッドの中間部がコンベアベルト
のベルト部分を形成するので、このロッドにスプロケッ
トを嵌合させることができる。
ルト構成単位片の連結孔とロッドとの所定の嵌合位置
に、連結孔の弾性変形である撓み広がりとロッドの弾性
変形である圧縮縮みを利用して嵌合させることである。
すなわち、連結孔とロッドとは、実際の寸法のままで
は、嵌合させることができないが、嵌合位置に向かって
圧力をかけて押し込むことによって、弾性変形を発生さ
せて嵌合位置に嵌合させるのである。勿論、所定位置に
嵌合した時点では弾性変形は回復しており、また、ロッ
ドとベルト構成単位片との嵌合部間には隙間があって、
回動自在となっている。
がなく、ワンタッチで組み立てできるのである。修理も
同様に簡単である。例えば、1本のロッドが破損したと
しても、分解して破損したロッドのみを新品のロッドに
容易に交換し、修理することができる。これは、ロッド
とベルト構成単位片とプラスチックで形成されているか
ら可能である。すなわち、プラスチックは、弾性変形の
限界が大きく、ある程度の強度、硬さ、剛性があり、摩
擦係数が小さい、という性質が重要なのである。金属で
は、弾性変形する範囲が小さいために、はめ合わせるこ
とが困難であり永久変形を生じ易い。また、大きく弾性
変形する材質でも、強度や剛性がなければ連結部の強度
が弱くて使用できない。また、摩擦係数が大きいもの
は、押し込み難く、はめ合わせることが困難であり、た
とえはめ合わせることができても、ロッドとベルト構成
単位片とがスムーズに回転できないため使用できない。
柔らかいゴム等は好ましくないのである。
の凸部を圧縮させつつ押し込み、ベルト構成単位片を凸
部の上を通過させて連結させるのである。弾性変形させ
る必要量を、どの程度に設定するかは、連結孔やロッド
の直径、プラスチックの諸物性や、嵌合させるために押
し込む力、嵌合部の強度をどの程度にするかによって、
適宜決定すればよい。最も内側の列の凸部については、
ベルト構成単位片を内側に移動するのを保持するのみ
で、ベルト構成単位片を通過させる必要はないので、径
は連結孔が通過できない大きさであれば自由に設定でき
る。
されず、例えば、個々の連結孔用に2列ずつ合計3列或
いは4列形成してもよいし、連結孔2個分の間隔、すな
わち共通孔の間隔で2列形成してもよい。ベルト構成単
位片の形状については、長さ方向に2箇所、巾方向に貫
通する連結孔が形成され、長さ方向に順次組み合わせて
共通孔を形成できる形状であればよい。また、ロッドの
間に補助ロッドを配置したり、ロッド間にスパイラル線
材を掛け渡すことも可能である。搬送面を細かくできる
ため、細かい搬送物を搬送する場合に有効である。
ア装置としては、本発明のコンベアベルトをロール間等
に掛け渡して使用していればよく、そのほかは特に限定
されないが、ロッドのピッチと噛み合うスプロケットで
駆動させるとスリップが発生せず好ましい。このような
コンベア装置は、大きな空間を得ることができ、洗浄、
乾燥、冷却等の用途に広く利用できる。例えば、パンの
冷却用コンベアに好適である。
る。
す平面図であり、1はコンベアベルト、2はベルト構成
単位片である。ベルト構成単位片は、長さ方向に設けら
れた一対の矩形状の連結片17とこの連結片を巾方向に
厚み分ずらして接合する接合片18とからなり、長さ方
向の断面がクランク状となっている。連結片には連結孔
が配設されている。このベルト構成単位片を長さ方向に
組み合わせて配列する。この実施例では、ベルト構成単
位片2として、クランク型に屈曲した形状のベルト構成
単位片を使用した。このベルト構成単位片2を長さ方
向、図面では上下に組み合わせて、コンベアベルト1を
形成する。本実施例では、上側連結片がベルト内側に、
下側連結片がベルト外側になるように配置して、下側連
結片を次のベルト構成単位片の上側連結片と組み合わせ
たが、これに限定されるものではなく、上側連結片を外
側に、下側連結片を内側に組み合わせてもよい。ベルト
構成単位片2の内側に屈曲した上側連結片には上側連結
孔3aが形成され、外側に屈曲した下側連結片には下側
連結孔3bが形成されており、上部のベルト構成単位片
の下側連結孔3bと次のベルト構成単位片の下側連結片
の連結孔3aとが組み合わされて共通孔が形成される。
この共通孔にロッド4が挿通され、連結されている。ロ
ッド4は金属棒の芯部5とプラスチックの鞘部6で形成
されている。また、本実施例ではベルト構成単位片2と
ロッド4との離脱防止と位置の維持を、ロッドに設けた
連結孔より径の大きい凸起を弾性変形させて連結孔に押
し込んで嵌合させることによって行っている。接着等に
よっても接合できるが、本実施例のように押し込んで嵌
合すれば、ワンタッチでできるため組み立てが簡単で望
ましい。
拡大図である。説明のため図面の上側のベルト構成単位
片を2a、下側のベルト構成単位片を2bとした。ロッ
ドの外周面の円周方向に外側の凸起7aと内側の凸起7
bの2列形成し、外側の凸起7aを弾性変形させて連結
孔3aに押し込み凸起7aと7bの間でベルト構成単位
片2bの上側連結片を挾持している。凸起の直径は連結
孔の直径より大きい。このように連結させるには、ま
ず、ロッド4を下側のベルト構成単位片2bの上側連結
孔3aに挿入する。当然、凸部7aの部分で連結孔が当
たってしまうが、構わずに押し込む。すなわち、上側連
結孔3aの内面で外側の凸部7aを圧縮させつつ、上側
連結孔3aが外側の凸部7a上を通過して、外側の凸部
7aと内側の凸部7bの間にベルト構成単位片が嵌合す
るまで押し込むのである。圧縮された外側の凸部7aは
上側連結孔3aを通過した後は、連結孔より大きいもの
との直径に回復して、ベルト構成単位片の上側連結孔3
aの外側への移動を防止する。すなわち、外側の凸部7
aの圧縮変形は弾性変形である。勿論、連結孔が圧縮変
形してもよく、両方が圧縮変形してもよい。本実施例で
は、下側のベルト構成単位片2bの上側連結孔3aのみ
を嵌合させて、上側のベルト構成単位片2aの下側連結
孔3bはロッド4に挿通させただけであるが、同様にし
て上側のベルト構成単位片2aの上側連結孔が次のロッ
ドと嵌合されているため、移動は発生しない。したがっ
て、クランク状のベルト構成単位片を用いると1個の連
結孔を連結するたけで、結果的に2個のベルト構成単位
片の移動を防止することができ、外側の凸部7a上を連
結孔が通過する回数を1回で済ますことができる利点が
ある。外側の凸部7aは弾性回復するとは言っても、通
過させる回数が多いと、どうしてもつぶれが発生する危
険性があるため、変形回数が少ないほうが好ましい。
部の平面図であり、図4はその断面図である。ロッドの
外周面の円周方向に外側の凸起7aと内側の凸起7bが
形成されている。端部から外側の凸起7aまでと、外側
の凸起7aから内側の凸起7bまでの間隔は、連結孔の
長さと等しいか、それより少し長い間隔とする。外側の
凸起7aの直径の大きさと巾は、凸起の高さと巾、すな
わち弾性変形させる量をどの程度にするかによって決定
される。前述したように、凸起が圧縮された後、回復し
てベルト構成単位片の外側への移動が防止できるよう
に、連結孔の大きさ、ロッドの直径、プラスチックの諸
物性、押し込む力、連結部の強度をどの程度にするか等
を考慮して決定する。本実施例では、ロッドの直径と連
結孔の直径を等しく6mmとしたのに対して、外側の凸
起7aの直径を6.4mmとした。凸起の高さは0.2
mmである。巾は0.2mmとした。内側の凸起7bの
直径、巾についてはベルト構成単位片の内側への移動を
防止するのみで、連結孔を通過させることはないので、
大きく設定しても構わない。本実施例では直径を7m
m、巾0.5mmとした。勿論、ロッドを軸にしてベル
ト構成単位片が自由に回動可能でなくてはならない。ま
た、ロッド径については、連結孔よりも小さくすること
もできる。
の直径が等しく、これにより大きい外側の凸起7aと、
さらに大きい内側の凸起7bが形成されているのが理解
できる。また、ロッドが芯部5と鞘部6からなる芯鞘構
造であることも理解できる。芯部の直径は、搬送面の強
度を確保するように、ロッド径やロッド長、搬送物の重
量を考慮して決定するが、本実施例では、ロッド長を6
00mmとしたのに対して、芯部をステンレス材質で直
径2mmとした。
本実施例では、下側連結孔3bを多少長孔とした。ベル
ト構成単位とロッドを順次組み合わせて無端状に形成す
る場合、最後に下側連結孔をロッドに挿入することにな
るが、どうしてもロッドを湾曲させながら挿入しなくて
はならない。本実施例のように最後のベルト構成単位片
の下側連結孔を長孔にするとロッドの挿入が容易になる
という利点がある。
る。本実施例では、ロッドの外側の凸起と内側の凸起の
間に下側ベルト構成単位片の上側連結孔と下側連結孔の
両方を挾持させている。このように挾持することにより
下側連結孔をも強力に保持できる。
る。本実施例では、中央の凸起7cと内側凸起7bの間
に上側連結孔を連結させて、外側の凸起7aと中央の凸
起7cの下側連結孔を連結させている。下側連結孔をも
強力に保持でき、凸起7cによりベルト構成単位片同志
の摩耗を防止できる。また、本実施例では断面クランク
状の構成単位片ではなく、断面が長方形の構成単位片を
使用した。ベルトの外側面を平面にすることはできない
が構成単位片の製造が簡単であり、また片方の連結孔を
長孔にしなくても連結ができる利点がある。
る。本実施例では、ロッド端部に小径部8を設けた段付
きロッドとし、その段部9でベルト構成単位片の内側へ
の移動を防止した。下側ベルト構成単位片はロッドの凸
起と段差部で挾持される。
る。本実施例では、ベルト構成単位片の連結孔の内周面
に円周方向に連続する凹部11を形成し、ロッドの外周
面に円周方向に不連続な凸部を形成し、これらの凹凸を
嵌合させた。必ずしも凹部を不連続に形成する必要はな
いが、不連続に形成したほうが、嵌合させ易さ、回動の
スムーズさの点において有利である。
合部の平面図である。ロッドの外周面に円周方向に不連
続な凸部10が形成されていることが理解できる。図1
1は図9に示した実施例のベルト構成単位片の嵌合部の
断面図である。ベルト構成単位片の連結孔の内周面に円
周方向に連続する凹部11が形成されていることが理解
できる。
る。本実施例では、ロッドの端部から少し内側に、ベル
ト構成単位片の連結孔より少し直径の小さい環状溝部1
2を形成し、この環状溝部12と連結孔を連結させた。
外側の肩部13aと内側の肩部13bでベルト構成単位
片を挾持して該単位片の移動を防止する。また、本実施
例では、ロッドを、環状溝部の外側の肩部13aから最
端部14に向かって直径を小さくし、最端部の直径を連
結孔の直径より小さく形成することにより、連結孔に対
するロッド端部の押し込みを容易にした。また、ロッド
端部から環状溝部の外側の肩部付近までの深さの、直径
方向の切り割り溝15を形成しているため、押し込み時
に、この溝15が収縮して、より嵌合しやすく形成され
ている。
嵌合部の平面図である。ロッドが、環状溝部の外側の肩
部13aから最端部14に向かって直径を小さく、最端
部の直径が連結孔の直径より小さく形成されているこ
と、ロッド端部から環状溝部の外側の肩部付近までの深
さの、直径方向の切り割り溝15が形成されていること
が理解できる。
る。本実施例も前実施例と同様、環状溝部12と連結孔
を連結させる実施例であるが、本実施例は、ベルト構成
単位片の連結孔に側面の表面に続く切り欠き部16を形
成し、切り欠き部からロッドを押し込んで切り欠き部を
弾性変形させ嵌合させる。この場合、本実施例のよう
に、上側連結孔と下側連結孔の切り欠き部の位置が上下
逆になるようにすると、ロッドが外れ難く好適である。
また、本実施例は切り欠き部からロッドを押し込むため
片方の連結孔を長孔にしなくても連結ができる利点があ
る。図15は図14に示した実施例のベルト構成単位片
の側面図である。連結孔に、切り欠き部が形成されてい
ることが理解できる。なお、本実施例ではベルト構成単
位片はポリアセタール樹脂でロッドの芯部はステンレス
で、鞘部はABS樹脂で形成した。勿論、これに限定さ
れるものではなくベルト構成単位片とロッド鞘部はプラ
スチック材で、ロッドの芯部は金属で形成すれば特に問
題はないが、本実施例のようにベルト構成単位片とロッ
ド鞘部とを、異なるプラスチック材で形成すると摩耗し
にくいという利点がある。ベルト構成単位片、ロッド
は、例えば成型で製造できる。本実施例は2面スライド
方式で成型した。
ように、重量が軽く、取扱が容易で、洗浄性がよく、錆
が発生せず、製造がワンタッチででき、簡単である。
である。
面図である。
図である。
合部の断面図である。
面図である。
側面図である。
Claims (22)
- 【請求項1】 長さ方向の端部に、巾方向に開口した連
結孔を有するベルト構成単位片を、長さ方向に連結孔を
連通させて組み合わせて巾方向の両端部に配置し、組み
合わせ部に形成される共通孔にロッドを挿通して結合
し、それぞれのベルト構成単位片をロッドを軸に回動自
在に連結してエンドレス状とし巾方向に配列されたベル
ト構成単位片の間をロッドで形成したコンベアベルトに
おいて、ベルト構成単位片が、プラスチックで形成され
たベルト構成単位片であり、ロッドが、金属棒状体を芯
部とし、その周囲をプラスチックで形成した鞘部とした
芯鞘構造のロッドであることを特徴とするプラスチック
製コンベアベルト。 - 【請求項2】 ベルト構成単位片とロッドの連結が、ロ
ッドの端部近傍にほぼ構成単位片の連結孔の長さと同じ
か2倍の長さの間隔をおいて設けた2個の凸起の端部側
の凸起を、ロッドの挿入時に凸起と連結孔の一方または
両方を弾性変形させて挿入して連結孔の外側に突き出
し、外側の凸起と内側の凸起でベルト構成単位片を回動
自在に挾持した連結である、請求項1に記載されたプラ
スチック製コンベアベルト。 - 【請求項3】 ベルト構成単位片とロッドの連結が、ロ
ッドの端部近傍にほぼ構成単位片の連結孔の長さと同じ
間隔をおいて設けた3個の凸起の外側の凸起をロッドの
挿入時に凸起と連結孔の一方または両方を弾性変形させ
て挿入して外側のベルト構成単位片の外側に突出し、中
央の凸起を弾性変形させて内側のベルト構成単位片の外
側に突き出し、外側の構成単位片を外側凸起と中央凸起
で、内側ベルト構成単位片を中央凸起と内側凸起で夫々
挾持した連結である、請求項1に記載されたプラスチッ
ク製コンベアベルト。 - 【請求項4】 ロッドの端部近傍に設けた2個または3
個の凸起が、ロッドの外周面の円周方向に延びる列状の
凸起である、請求項1ないし3のいずれか1項に記載さ
れたプラスチック製コンベアベルト。 - 【請求項5】 ロッドの端部を小径として段差を設け、
小径部に段差部からほぼベルト構成単位片の連結孔の長
さの間隔をおいて凸起を設置し、該凸起をロッドの挿入
時に凸起と連結孔の一方または両方を弾性変形させて挿
入して連結孔の外側に突き出し、外側の凸起と段差部の
間でベルト構成単位片を回動自在に挾持した、請求項1
に記載されたプラスチック製コンベアベルト。 - 【請求項6】 ロッドの外側の凸起より先端には連結す
る他のベルト構成単位片の連結孔に挿入する挿入端部が
設けられている、請求項1ないし5のいずれか1項に記
載されたプラスチック製コンベアベルト。 - 【請求項7】 ベルト構成単位片とロッドの連結が、ベ
ルト構成単位片の連結孔に設けた凸部とロッドの挿入部
に設けた凹部の嵌合による回動自在の連結である、請求
項1に記載されたプラスチック製コンベアベルト。 - 【請求項8】 ベルト構成単位片とロッドの連結が、ベ
ルト構成単位片の連結孔に設けた凹部とロッドの挿入部
に設けた凸部の嵌合による回動自在の連結である、請求
項1に記載されたプラスチック製コンベアベルト。 - 【請求項9】 ベルト構成単位片の連結孔に設けた凹部
が連続状であり、ロッドに設けた凸部が不連続状であ
る、請求項7または8に記載されたプラスチック製コン
ベアベルト。 - 【請求項10】 ベルト構成単位片の連結孔に設けた凸
部が不連続状であり、ロッドに設けた凹部が連続状であ
る、請求項7または8に記載されたプラスチック製コン
ベアベルト。 - 【請求項11】 ベルト構成単位片の連結孔に挿通した
ロッドの外側端部には連結する他のベルト構成単位片の
連結孔に挿入する挿入端部が配設されている、請求項9
または10に記載されたプラスチック製コンベアベル
ト。 - 【請求項12】 ベルト構成単位とロッドの連結が、ベ
ルト構成単位片の連結孔に、ベルト構成単位片の連結孔
より直径の大きいロッドの端部から少し中央側に形成し
た連結孔の直径以下の環状の溝部を、ロッド端部を連結
孔に挿入しロッド端部と連結孔の一方または両方を弾性
変形させて連結孔と溝部を嵌合させた連結である、請求
項1に記載されたプラスチック製コンベアベルト。 - 【請求項13】 溝部が構成単位片の1個と嵌合する巾
を有する溝である、請求項12に記載されたプラスチッ
ク製コンベアベルト。 - 【請求項14】 溝部が構成単位片の2個と嵌合する巾
を有する溝である、請求項12に記載されたプラスチッ
ク製コンベアベルト。 - 【請求項15】 ロッドの溝部の外側段差部からロッド
の外側先端に向かって直径を小さくしたロッドである、
請求項12ないし14のいずれか1項に記載されたプラ
スチック製コンベアベルト。 - 【請求項16】 ロッドの溝部の外側段差部からロッド
の外側先端に向かって直径を小さくしたロッドの先端に
長さ方向に切り割りを配置したロッドである、請求項1
2ないし15のいずれか1項に記載されたプラスチック
製コンベアベルト。 - 【請求項17】 ベルト構成単位片の連結孔に、該孔と
側面の表面とに続く切り欠きを配設したベルト構成単位
片である、請求項1ないし16のいずれか1項に記載さ
れたプラスチック製コンベアベルト。 - 【請求項18】 ベルト構成単位片とロッドの鞘部が異
なるプラスチック材で形成された、請求項1ないし17
のいずれか1項に記載されたプラスチック製コンベアベ
ルト。 - 【請求項19】 ベルト構成単位片がポリアセタール樹
脂で形成され、ロッドの鞘部がABS樹脂で形成され
た、請求項1ないし18のいずれか1項に記載されたプ
ラスチック製コンベアベルト。 - 【請求項20】 構成単位片が連結孔を設けた一対の矩
形状の連結片と、この連結片を接合する接合片からな
り、連結片は接合片によりその厚み分左右にずれて接合
された長さ方向の断面がクランク形状であって、ロッド
により連結されて、配列した構成単位片の外側面が平面
を形成する、請求項1ないし19のいずれか1項に記載
されたプラスチック製コンベアベルト。 - 【請求項21】 請求項1ないし20のいずれか1項に
記載されたプラスチック製コンベアベルトとベルトのロ
ッドに噛み合うスプロケットとからなるコンベア装置。 - 【請求項22】 ベルト構成単位片の連結孔にロッド
を、ロッドと連結孔の一方または両方を弾性変形させつ
つ所定の嵌合位置まで押し込んで、嵌合させることを特
徴とするプラスチック製コンベアベルトの製造方法。
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